JP2014533473A - 制御チャネル要素の割り当て装置および方法 - Google Patents

制御チャネル要素の割り当て装置および方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、制御チャネル要素(CCE)割り当て方法を提供する。この方法は、スケジューリング対象エンティティのそれぞれからフィードバックされたチャネル品質インジケータ(CQI)に応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを決定する工程と、優先度に基づいて全てのスケジューリング対象エンティティをリストの中にソートする工程と、遡及的メカニズムを用いて、それぞれにおいてスケジューリング対象エンティティが(CCE)候補を先取りしている、少なくとも2つの(CCE)割り当てパターンを取得する工程と、取得した少なくとも2つの(CCE)割り当てパターンから、(CCE)候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大の(CCE)割り当てパターンを選択する工程と、選択した(CCE)割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに割り当てる工程とを有する。

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、制御チャネル要素(CCE)をユーザ装置(UE)に割り当てる方式に関する。
LTEにおいて、CCEは、PDCCHチャネルの基本単位であり、UEにDLデータを受信するように、およびULデータを送信するように指示するDCIを搬送するために使用される。CCEは、LTEの伝送にとって非常に重要である。いったんUEがCCEを利用できない、見逃す、または誤って解釈すると、そのUEがデータを送信または受信できなくなり、対応する無線リソースが無駄になるだけでなく、他のUEの伝送もまた影響を受けることになる。
特定のUEに関するCCEの位置は、eNBとUEの両方において、パラメータ(RNTI、サブフレーム、アグリゲーションレベル)を用いるLTE標準の公知の式に従い、サブフレーム毎に動的に算出されるので、UEは、eNBからの事前通知なしに、わずかな一定回数(通常44回)の盲目的な試みで、そのCCEを自動的に見つけることができる。リンクアダプテーションをサポートするために、複数の基本CCE単位(1CCE=9REG=9×4RE=36RE)が、様々なUE無線状態に適応するための符号化率に基づいて、4つのレベル(CCE−1、CCE−2、CCE−4、およびCCE−8)に一緒に集約されてもよい。
式に従って算出される異なるUEのCCEの位置は、通常互いに重なり合う。UE間の競合を減少させるために、各UEは、アグリゲーションレベルのそれぞれにおいて1つ以上のCCE候補を有する。CCE割り当て方式は、他のUEのCCE割り当てと競合することなく、各UEにその候補の中からCCE位置を選択させるものである。
場合によっては、その選択の仕方にかかわらず、幾つかのUE(たいてい優先度の低いUE)が、そのCCE割り当てを行うことができない状況が常に存在する。しかし、理想的なCCE割り当て方式は、相互に競合することを避けるために、各UEに対するCCE候補を注意深く選択して、できるだけ多くのUEをPDCCHチャネルに収容するものである。
異なるUEのCCEリソース間で競合しないことに加えて、アルゴリズムは、試行回数、費用時間、および消費電力などを含む他の幾つかの制約を有する。そういうわけで、本発明の目的は、ある種の制約のもとで、きるだけ多くのUEがその希望しているCCEリソースを得ることができるように、各UEに対する候補グループの中からCCEの位置をどのように選択するかというやりがいのあるものである。
本発明の第1の態様は、制御チャネル要素(CCE)割り当て方法を提供する。この方法は、スケジューリング対象エンティティのそれぞれからフィードバックされたチャネル品質インジケータ(CQI)に応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを決定する工程と、優先度に基づいて全てのスケジューリング対象エンティティをリストの中でソートする工程と、遡及的メカニズムを用いて、それぞれスケジューリング対象エンティティがCCE候補を仮占有(先取り)している、少なくとも2つのCCE割り当てパターンを取得する工程と、取得した少なくとも2つのCCE割り当てパターンからCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大であるCCE割り当てパターンを選択する工程と、選択したCCE割り当てパターンに基づいて、スケジューリング対象エンティティにCCEを割り当てる工程とを備える。
一実施形態における取得工程は、ソートリストの中のスケジューリング対象エンティティのそれぞれに関して、ソートリストから現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティを取得し、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの、ソートリスト内で先に処理対象となったスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、かつ、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティが利用できる1つ以上のアイドルCCE候補から成る、アイドルCCE候補リストを取得する工程と、この現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対するアイドルCCE候補が存在する場合、そのアイドルCCE候補を先取りし、ソートリストの中で次の処理対象であるスケジューリング対象エンティティに進む工程と、この現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対するアイドルCCE候補が存在しない場合、スケジューリング対象エンティティのそれぞれがCCE候補を先取りしているCCE割り当てパターンを記憶し、その前に処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティに戻り、当該その前に処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中の次のアイドルCCE候補から処理を続行し、スケジューリングされたエンティティの全てがCCE候補を先取りしたか、または実行制限時間に達したら、取得工程を終了する工程を備えていてもよい。
別の実施形態においては、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストは、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて決定されたアグリゲーションレベルのCCE候補と、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルのCCE候補との両方を含んでもよい。
別の実施形態においては、決定工程は、スケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベル、およびスケジューリング対象エンティティのアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルを決定する工程と、それぞれのアグリゲーションレベルに関連する電力を決定する工程とをさらに備えていてもよく、選択工程は、取得した少なくとも2つのCCE割り当てパターンの中から、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大で、かつ先取りされたCCE候補の総電力消費が最小のCCE割り当てパターンを選択する工程をさらに備えていてもよい。
あるいは、別の実施形態においては、決定工程は、スケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベル、およびスケジューリング対象エンティティのアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルを決定する工程と、それぞれのアグリゲーションレベルに関連する電力を決定する工程とをさらに備えていてもよく、選択工程は、取得した少なくとも2つのCCE割り当てパターンの中から、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大で、かつ先取りされたCCE候補の電力分散が最も均一なCCE割り当てパターンを選択する工程をさらに備えていてもよい。
別の実施形態においては、アイドルCCE候補リストの中のアイドルCCE候補が、所定のインパクトルール(影響ルール)に基づいてソートされ、アイドルCCE候補は、影響の少ない方から大きい方へ順に先取りされる。
さらにこの実施形態において、所定の影響ルールは、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティまでの有効距離を減算した後に生き残った少なくとも1つの残存候補を有する下位の最低優先度の以降にスケジューリング対象エンティティを有するアイドルCCE候補が、影響が小さいCCE候補であるという、影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルールであり、以降にスケジューリング対象エンティティから現在スケジューリングされているエンティティまでの有効距離は、後続のエンティティと競合するアイドルCCE候補を有する後続のスケジューリング対象エンティティのさらに後にスケジューリング対象エンティティ数である。
別の実施形態におけるCCE割り当て方法は、選択したCCE割り当てパターンを所定の期間キャッシュする工程をさらに備えていてもよい。
さらにこの実施形態において、CCE割り当て方法は、ソート工程後に、キャッシュしたCCE割り当てパターンをスケジューリング対象エンティティのソートリストと照合する工程と、キャッシュしたCCE割り当てパターンが一致する場合、一致するキャッシュしたCCE割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに割り当ててCCE割り当て方法を終了する工程と、キャッシュしたCCE割り当てパターンが一致しない場合、次のステップに進む工程とをさらに備えていてもよい。
本開示の第2の態様は、制御チャネル要素(CCE)割り当て装置を提供する。この装置は、スケジューリング対象エンティティのそれぞれからフィードバックされたチャネル品質インジケータ(CQI)に応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを決定するように構成された決定部と、優先度に基づいて全てのスケジューリング対象エンティティをリストの中にソートするように構成されたエンティティソート部と、遡及的メカニズムを用いて、それぞれにおいてスケジューリング対象エンティティがCCE候補を先取りしている、少なくとも2つのCCE割り当てパターンを取得するように構成された割り当てパターン取得部と、取得した少なくとも2つのCCE割り当てパターンの中から、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大のCCE割り当てパターンを選択するように構成された割り当てパターン選択部と、選択したCCE割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに割り当てるように構成された割り当て部とを備える。
一実施形態においては、割り当てパターン取得部は、ソートリストの中のスケジューリング対象エンティティのそれぞれに関して、ソートリストから現在スケジューリングするエンティティを取得し、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの、ソートリスト内でその前に処理対象となっているスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティが利用できる1つ以上のアイドルCCE候補から成る、アイドルCCE候補リストを取得し、この現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対するアイドルCCE候補が存在する場合、アイドルCCE候補を先取りし、ソートリストの中でその次の処理対象であるスケジューリング対象エンティティに進み、この現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対するアイドルCCE候補が存在しない場合、スケジューリング対象エンティティのそれぞれがCCE候補を先取りしているCCE割り当てパターンを記憶し、その前のスケジューリング対象エンティティに戻り、その前のスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストの中の次のアイドルCCE候補から続行し、スケジューリング対象エンティティの全てがCCE候補を先取りしたか、または実行制限時間に達したら、割り当てパターン取得部の動作を終了するようにさらに構成されている。
別の実施形態においては、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストは、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて決定されたアグリゲーションレベルのCCE候補と、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルのCCE候補との両方を含む。
別の実施形態においては、割り当てパターン取得部は、所定の影響ルールに基づいてアイドルCCE候補リストの中のアイドルCCE候補をソートし、影響の小さい方から大きい方へ順にアイドルCCE候補を先取りするようにさらに構成されている。
別の実施形態においては、CCE割り当て装置は、選択したCCE割り当てパターンを所定の期間キャッシュするように構成された割り当てパターンキャッシュ部をさらに備えていてもよい。
さらにこの実施形態における割り当てパターンキャッシュ部は、キャッシュしたCCE割り当てパターンをスケジューリング対象エンティティのソートリストと照合するようにさらに構成され、割り当て部は、キャッシュしたCCE割り当てパターンが一致する場合、一致するキャッシュしたCCE割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに割り当てるようにさらに構成されている。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点については、添付図と併せて、本発明の非限定の実施形態についての以下の詳細説明を読むことにより明らかになる。
既存のCCE割り当ての実施を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態によるCCE割り当て方法を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態によるCCE割り当て装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるCCE割り当て方法を示すフロー図である。 本発明の第3の実施形態によるCCE割り当て方法の一部を示すフロー図である。 4つのデータ構造と、2分木で使用されるそれらのデータ構造間の対応関係とを示す図である。 CCEビットマップと様々なアグリゲーションレベルのCCE候補との関係を示す図である。 候補比較ルーチンのフロー図である。 影響評価ルーチのフロー図である。 本発明の第4の実施形態によるCCE割り当て方法の一部を示すフロー図である。 B+ツリーおよび割り当てパターンの2種類のデータ構造と、それらの関係とを一緒に示す図である。 キャッシュ検索ルーチンのフロー図である。 互いを区別するためにそれぞれが異なる形状の線で示される6つの異なる入力RNTIのリストを提供するB+ツリーの検索シナリオの概略図である。 キャッシュ挿入ルーチンのフロー図である。 キャッシュ削除ルーチンのフロー図である。 本発明の第4の実施形態によるCCE割り当て装置を示すブロック図である。 TTI毎にDLの8つのUEおよびULの8つのUEをスケジューリングするシミュレーションシナリオを示す概略図である。
全ての図を通して、同じまたは類似の要素またはステップは、同じまたは類似の参照記号によって識別されている。
以下、本発明の実施形態について、図面に従って説明する。以下の説明においては、幾つかの特定の実施形態を、説明のためだけに使用しているが、本発明に対する何らかの制限と理解することなく、その例と理解されたい。本発明の理解をあいまいにする恐れはあるが、従来の構造また構成についての説明は省略する。
CCEの割り当ては、各サブフレーム(通常1ms)内に終了する必要があるので、CCE割り当て方式の実行時間は、それより短い間隔内に制限する必要がある。現在行われているCCE割り当ての実施は、非常に簡単であり、以下に述べる線状の調査方法を採用している。
図1は、既存のCCE割り当ての実施を示すフロー図である。図1を参照すると、この実施は、次のステップを有する。
■ステップS100:スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルが、そのCQIフィードバックに応じて決定される。
■ステップS102:スケジューリング対象エンティティの全てが、優先度の高い方から低い方へ順にソートされる。
■ステップS104〜S114:ソートされたリストから、スケジューリング対象エンティティが取得され(S106)、決定されたアグリゲーションレベル内のスケジューリング対象エンティティのCCE候補のそれぞれが、アイドルCCE位置が見つかるまで試みられ(S108〜S112、S110:NO)、次いで手順は、ソートされたリストの中の次のエンティティにさらに進む(S114)。スケジューリングされているエンティティの全ての候補が他の候補と競合する場合(S108:YES)、そのエンティティはスキップされ、ソートされたリストの中の次のエンティティが試みられる(S114)。
しかし、上記の既存の実施例は、以下の問題点を有する。
1.最善の解決手段が選択されない。
所与のスケジューリング対象エンティティ(UE)に関して、既存の実施は、そのCCE候補を閲覧し、いったんアイドルCCE候補を見つけると直ぐにその位置を占有し、次にスケジューリング対象エンティティを試みる。実際のところ、最初に見つけたアイドル位置は、以降にスケジューリングされるより多くのエンティティと同時にかち合い、そうしてそれらのエンティティがCCEリソースを取得するのを妨げる恐れがあるので、最善の位置ではないことがある。これに反して、他のアイドル候補を選択すると、かち合いが少なくなることがある。
最善のCCE位置を容易に算出する公知の式はない。さらに、最善のCCE位置は現在のエンティティに関連しているだけでなく、それ後続のエンティティも考慮する必要がある。発明者は、実行可能な方法が、CCE候補について見せかけの占有および測定をして、全ての候補の中から、スケジューリング対象エンティティのほとんどを収容できる最善の候補を見つけることであることを発見した。そのような目的を達成するためには、遡及的メカニズムを導入する方がよい。
2.CCE候補の調査の順番がランダムである。
次に、特定のスケジューリング対象エンティティにおいて候補を試みる順番は、アイドル候補を見つけるまでランダムである。しかし実際には、候補の順序は、その相対的重要性を有する。例えば、ある候補に関しては、いったんその候補が占有されると、以降の多くのエンティティのCCE候補を妨げるが、別の候補に関しては、わずかしかまたは全く競合しないことがある。競合が最小となる候補を占有すると、よりよい効果を達成し得る。従って、候補の順番を適切に決めることは、より良いCCE割り当て計画をより迅速に見つける役に立つことがある。
3.1つのCCEアグリゲーションレベルしか試みられない。
CQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルだけが試みられ、他のより高いアグリゲーションレベルは無視される。この理由は、より低いアグリゲーションレベルのCCEを見つけることができない場合、より高いレベルのCCEもまた得られないに違いないという想定に基づいているからである。
実際のところ、上記の想定は、正しくないことがある。異なるアグリゲーションレベルのCCEの位置は、互いに少しも関係がないからである。あるレベルのCCEプールが枯渇しても、他のレベルはそうなってはいないかもしれない。従って、決定されたレベルで失敗した場合に、より高いアグリゲーションレベルのCCEを試みられるようにする方がよい(より低いアグリゲーションレベルは、無線環境のせいで調査する必要がない)。
4.CCEが競合すること以外の要因が無視される。
既存の実施は、CCEリソースどうしのかち合いのみを考慮し、CCEにおける電力消費などの他の制約については気にしていない。このCCEにおける電力消費は、割り当てられたCCEが他のどれとも競合しない場合でさえ、割り当てられたCCEが1つのタイムスロットに余りにも多く位置している場合に、そのタイムスロットの総電力が最大送信電力を超えかねないという別の問題を招くおそれがある。また、総電力が制限を超えない場合でさえ、PDCCHシンボル間の不均一な電力分散は、RF送信機の性能劣化も引き起こす。従って、電力消費も考慮する方がよい。
従って、本発明は、少なくとも次の技術的問題を解決することを目的としている。
PDCCH内のCCEを取得することが、UEをスケジューリングする前提条件である。残念ながら、所与のUEに対して、各アイドルCCEを自由に割り当てることはできず、幾つかの候補の中からのみ選択することができる。それらの予め定められたCCE候補が、他のUEによって全て占有されていると、PDCCHの中に他のアイドルCCEが依然として残っていても、UEをスケジューリングすることはできない。
従って、PDCCHの中にどのようにしてできるだけ多くのUEを収容するかは、1つのTTIの中に同時にスケジューリングされるUE数を直接決定する非常に重要な目標になっている。異なるUEのCCE候補は互いに重なり合うことがあるので、候補は、非常に注意深く選択されなければならない。そうでないと、1つのUEの不適切なCCEの選択が以降のUEを妨げることがあり、CCEリソースをLTE全体の性能の隘路にしてしまう。
PDCCHの中にUEを最も多く収容する目標を達成する、各UEに対するCCE位置を正確に算出する公知の式は、一見したところないようである。複数のUE間で様々な候補を試行することにより、最善の選択パターンを取得することができる。すなわち、CCEを割り当てられるUE数に関して最善、または総電力消費に関して最善、または電力分散の均一さに関して最善、またはこれらの事項の任意の適切な組み合わせ、の1つのCCE割り当てパターンを得ることができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態として、遡及的メカニズムを採用しているCCE割り当て方式を提供する。
この実施形態によれば、各割り当てパターンは、1群のUEのCCEの位置から成る。CCE割り当てパターンのセットの中から最善のパターンを選択するために、遡及的メカニズムを導入する。この遡及的メカニズムは、所与のUEに対してアイドル候補を仮に割り当てて試み、全てのUEがそれぞれのCCEを得るまで、またはアイドルCCEが残っていなくなるまで、次のUEのCCEの選択について調査するためにさらなるレベルに進み、次いでその次のアイドル候補を試みるために上位のUEレベルに戻り、次いで再び下る。
最初に入手できるCCEパターンを見つけるだけの簡単なCCE検索方式と異なり、遡及的メカニズムは、最も多くのUEを有する最善のパターンをその中から見つけることができる全ての可能なCCE選択パターンを列挙することができる。
図2は、本発明の第1の実施形態による、CCE割り当て方法を示すフロー図である。
図2を参照すると、CCE割り当て方法は繰り返し手順を採用している。各繰り返しは、1回の調査試行を表し、このことは、調査試行回数がせいぜいスケジューリング対象エンティティの数に等しくなることを意味する。CCE割り当て方法は、次のステップの1つ以上を含んでもよい。
■ステップS100:スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルが、そのCQIフィードバックに応じて決定される。
■ステップS102:全てのスケジューリング対象エンティティは、例えば優先度の高い方から低い方へ順に、リストの中にソートされる。
■ステップS204:スケジューリング対象エンティティの全てから成るリストの最後に到達したかどうかを判定する。NOの場合は、手順はステップS205に進む。YESの場合は、1つのCCE割り当てパターンが取得されていることを意味し、このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティによるCCE候補の先取りを意味する(ここで、スケジューリング対象エンティティの全ては、それぞれが先取りしたCCE候補を有する)。手順は、このCCE割り当てパターンを最善のCCE割り当てパターンとして記憶(S223)してから、ステップS224に進む。
■ステップS206:ソートリストから1つのエンティティが得られ、このエンティティのアイドルCCE候補リストが得られる。アイドルCCE候補リストは、その前のスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティが利用できるアイドルCCE候補から成る。
■ステップS208およびS210:この現在スケジューリングされているエンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在スケジューリングされているエンティティに対するアイドルCCE候補が存在する場合(S208:NO)、このアイドルCCE候補は先取りされる(すなわち、仮に占有され、後で割り当てられる)。手順は、次にスケジューリング対象エンティティにさらに移り(S210)、次いでステップS204に進む。
■ステップS216およびS218:この現在スケジューリングされているエンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在スケジューリングされているエンティティに対するアイドルCCE候補が存在しない場合(S208:YES)、1つのCCE割り当てパターンが取得されていることを意味し、このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティによるCCE候補の先取りを示す(ここで、ソートリストの中で現在スケジューリングされているエンティティより前の処理対象として位置している全てのスケジューリング対象エンティティは、それぞれが先取りしたCCE候補を有する)。ステップS216において、このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティの数に関して最善の記憶されているCCE割り当てパターンと比べられる。このCCE割り当てパターンのCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が、記憶された最善のCCE割り当てパターンの数より多い場合(S216:YES)、このCCE割り当てパターンは、記憶された最善のCCE割り当てパターンとして記憶され、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンを置換する(S218)。次いで手順は、ステップS220に進む。そうではなく、このCCE割り当てパターンのCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が、記憶された最善のCCE割り当てパターンの数より多くない場合(S216:NO)、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンは、変更されないままであり、手順は、直接ステップS220に進む。
■ステップS220およびS222:現在スケジューリングされているエンティティがスケジューリング対象エンティティの全てから成るリストの先頭になっているか、または幾つかの制約(実行時間など)が満足されているかどうかが判定される(S220)。YESの場合(S220:YES)、手順はステップS224に進む。そうでなければ(S220:NO)、手順は、前にスケジューリングしていたエンティティに戻って、前にスケジューリングしていたエンティティのCCE候補リストの中の次のCCE候補から続行され(S222、S208)、次いで手順は、ステップS210およびS204を経て、現在スケジューリングされているエンティティに移り、前の動作を再度繰り返す。
ここで、反復遡及的メカニズムは、ステップのシーケンスS208→S216→S220→S222→S208によって導入されている。
■ステップS224:記憶されている最善のCCE割り当てパターンに従って、CCEがスケジューリング対象エンティティに割り当てられ、本発明のこの実施形態によるCCE割り当て方法は終了する。
上記のように、CCE割り当て手順に遡及的メカニズムが導入され、その結果、スケジューリング対象エンティティの数に関して最善のCCE割り当てパターンを見つけることができる。
ステップS206において、現在処理対象となっているエンティティのアイドルCCE候補リストには、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補のみを含んでいるかもしれないことに留意されたい。好ましくは、現在のエンティティのアイドルCCE候補リストは、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補だけでなく、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補もまた含んでもよい。アイドルCCE候補リストが、決定されたアグリゲーションレベルとそれより高いレベルの両方のアイドルCCE候補を含む場合は、決定されたレベルで失敗した場合に、より高いアグリゲーションレベルのCCEを試みることができるようになる。
図3は、本発明の第1の実施形態によるCCE割り当て装置を示すブロック図である。
図3に示すように、本発明の第1の実施形態によるCCE割り当て装置3000は、決定部3100、エンティティソート部3200、割り当てパターン取得部3300、割り当てパターン選択部3400、および割り当て部3500の1つ以上を有する。
決定部3100は、スケジューリング対象エンティティのそれぞれからフィードバックされたCQIに応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを決定するように構成されている(図2のステップS100)。
エンティティソート部3200は、優先度に基づいて、例えば優先度の高い方から低い方へ順に、スケジューリング対象エンティティの全てをリストの中でソートするように構成されている(図2のステップS102)。
割り当てパターン取得部3300は、遡及的メカニズムを用いて、それぞれにおいてスケジューリング対象エンティティがCCE候補を先取りしている、利用可能なCCE割り当てパターンを取得するように構成されている(図2のステップS208→S216→S220→S222→S208)。
例えば、割り当てパターン取得部3300は、ソートリストの中のスケジューリング対象エンティティのそれぞれに関して、ソートリストから現在スケジューリングするエンティティを得て、現在スケジューリングされているエンティティの、ソートリストの中で前に位置しているスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、現在スケジューリングされているエンティティが利用可能である1つ以上のアイドルCCE候補から成るアイドルCCE候補リストを得て(図2のステップS206)、現在スケジューリングされているエンティティに対するアイドルCCE候補が、この現在スケジューリングされているエンティティのアイドルCCE候補リストに存在する場合、アイドルCCE候補を先取りして、ソートリストの中で次のスケジューリング対象エンティティに移る(図2のステップS210)、現在スケジューリングされているエンティティに対するアイドルCCE候補が、この現在スケジューリングされているエンティティのアイドルCCE候補リストに存在しない場合、それぞれのスケジューリング対象エンティティがCCE候補を先取りしているCCE割り当てパターンを記憶し、前にスケジューリングしていたエンティティに戻り、前にスケジューリングしていたエンティティのアイドルCCE候補リストの中の次のアイドルCCE候補から続行し(図2のステップS222、S208)、スケジューリング対象エンティティの全てがCCE候補を先取りしたか、または実行時間制限に達したら(図2のステップS220)、割り当てパターン取得部3300の動作を終わらせるように構成されている。
図2のステップS206と同様に、現在のエンティティのアイドルCCE候補リストは、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補のみを有してもよい。好ましくは、現在のエンティティのアイドルCCE候補リストは、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補だけでなく、現在のエンティティのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルのアイドルCCE候補もまた含んでもよい。アイドルCCE候補リストが決定されたアグリゲーションレベルとそれより高いレベルの両方のアイドルCCE候補を含む場合は、決定されたレベルで失敗した場合に、より高いアグリゲーションレベルのCCEを試みることができるようになる。
割り当てパターン選択部3400は、取得された少なくとも2つのCCE割り当てパターンの中から、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大であるCCE割り当てパターンを選択するように構成されている(図2のステップS216およびS218)。
割り当て部3500は、選択されたCCE割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに割り当てるように構成されている(図2のステップS224)。
本発明の第1の実施形態によれば、遡及的メカニズムによって、スケジューリング対象エンティティ(たいていUE)がCCE候補を先取りしている少なくとも2つのCCE割り当てパターンを取得することができ、取得したこれら2つのCCE割り当てパターンの中から、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大のCCE割り当てパターンを選択する。従って、本技術は、簡単な既存の方式よりCCE候補により高い適応性を与える。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態として、CCEにおける電力消費の制約についてさらに考慮する。本発明の第1の実施形態と比べて、幾つかの小さな変更だけが必要である。従って、第1の実施形態と類似のステップおよびコンポーネントは、同じ参照番号で示し、その詳細説明は、明快にするために省略する。
上述のように、ここでは、スケジューリング対象エンティティは、そのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルのCCE候補だけでなく、決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルのCCE候補も選択することができる。アグリゲーションレベルが高いほど電力消費が大きいことを意味するので、CCEにおける電力消費の制約を考慮する。
CCEは、最終的にPDCCHシンボル範囲の全体に分散されるので、特定のCCEにおける電力消費も異なるシンボルに広げられる。候補の選択中に電力を調査しない場合、割り当てられたCCEのほとんどが、特定のシンボルに集約されて、送信電力の上限を超える恐れがある。
図4は、本発明の第2の実施形態によるCCE割り当て方法を示すフロー図である。
図4を参照すると、CCE割り当て方法は、次のステップの1つ以上を有してもよい。
■ステップS400:スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルがそのCQIフィードバックに応じて決定され、そのCQIフィードバックに基づいて決定されたアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルも決定され、それぞれのアグリゲーションレベルに関連する電力が決定される。
■ステップS102:第1の実施形態と同じ。
■ステップS404:スケジューリング対象エンティティの全てから成るリストの最後に到達したかどうかが判定され、NOの場合は、手順はステップS205に進み、YESの場合は、1つのCCE割り当てパターンが取得されていることを意味する。このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティによるCCE候補の先取り(ここで、全てのスケジューリング対象エンティティは、それぞれが先取りしたCCE候補を有する)に加えて、これらの先取りしたCCE候補の電力消費および/または電力分散も示す。手順は、比較のためにステップS416に進む。
■ステップS206、S208およびS210:第1の実施形態と同じ。
■ステップS416およびS218:この現在スケジューリングされているエンティティのアイドルCCE候補リストの中に、現在スケジューリングされているエンティティに対するアイドルCCE候補が存在しない場合(S208:YES)、1つのCCE割り当てパターンが取得されていることに加えて、これらの先取りされたCCE候補の電力消費および/または電力分散も取得されていることも意味する。このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティによるCCE候補の先取り(ここで、ソートリストの中で現在スケジューリングされているエンティティの前に位置するスケジューリング対象エンティティの全ては、それぞれが先取りしたCCE候補を有する)を示す。ステップS416において、このCCE割り当てパターンは、スケジューリング対象エンティティの数、電力消費のトータルおよび/または電力分散に関して、記憶されている最善のCCE割り当てパターンと比較される。このCCE割り当てパターンのCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が、記憶された最善のCCE割り当てパターンのスケジューリング対象エンティティの数より多い場合(S416:YES)、このCCE割り当てパターンは、記憶された最善のCCE割り当てパターンとして記憶され、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンを置換する(S218)。次いで、手順はステップS220に進む。このCCE割り当てパターンのCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が記憶されている最善のCCE割り当てパターンの数より少ない場合(S416:NO)、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンは変更されないままである。手順は、ステップS220に直接進む。このCCE割り当てパターンのCCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が記憶されている最善のCCE割り当てパターンの数に等しい場合、これら2つのCCE割り当てパターンの総電力消費および/または電力分散が評価される。例えば、このCCE割り当てパターンの総電力消費が記憶されている最善のCCE割り当てパターンの総電力消費より少ない場合(S416:YES)、このCCE割り当てパターンは、記憶された最善のCCE割り当てパターンとして記憶され、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンを置換する(S218)。次いで手順は、ステップS220に進む。このCCE割り当てパターンの総電力消費が記憶されている最善のCCE割り当てパターンの総電力消費より少なくない場合(S416:NO)、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンは変更されないままである。手順は、ステップS220に直接進む。また別の例として、このCCE割り当てパターンの電力分散が、記憶されている最善のCCE割り当てパターンの電力分散より均一である場合(S416:YES)、このCCE割り当てパターンは、記憶された最善のCCE割り当てパターンとして記憶され、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンを置換する(S218)。次いで手順は、ステップS220に進む。このCCE割り当てパターンの電力分散が、記憶されている最善のCCE割り当てパターンの電力分散より均一でない場合(S416:NO)、前に記憶された最善のCCE割り当てパターンは変更されないままである。手順は、ステップS220に直接進む。
■ステップS220、S222およびS224:第1の実施形態と同じ。
各繰り返し回の終わりにおけるパターンの評価に関して、
[1]どのPDCCHシンボルの総電力も最大送信電力を超えないように、スケジューリング対象エンティティの割り当てられた数が同じ場合において、最小の総電力消費について、および/または
[2]スケジューリング対象エンティティの割り当てられた数が同じおよび/または総電力消費が同じ場合において、最も均一(最小平均二乗偏差)な電力分散について
電力消費が考慮されてもよい。
本発明の第2の実施形態によるCCE割り当て装置は、本発明の第1の実施形態のユニットと類似のユニットを有するが、その中に幾つかの小さな変更が行われている。例えば、決定部3100は、スケジューリング対象エンティティからフィードバックされたCQIに応じて、スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベル、およびスケジューリング対象エンティティのアグリゲーションレベルより高いアグリゲーションレベルを決定し、それぞれのアグリゲーションレベルに関連する電力を決定するようにさらに構成されており(図4のステップS400)。割り当てパターン選択部3400は、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が同じく最大であるCCE割り当てパターンから、先取りCCE候補の総電力消費(トータルでの消費電力)が最小および/または先取りCCE候補の電力分散が最も均一なCCE割り当てパターンを選択するようにさらに構成されている(図4のステップS416)。他のユニットは、第1の実施形態のユニットと同一であり、それ故、その詳細説明は、簡潔かつ明快にするために省略する。
本発明の第2の実施形態によれば、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数だけでなく、それぞれのCCE割り当てパターンの電力消費/電力分散も考慮される。
<第3の実施形態>
理論上は、第1及び第2の実施形態の遡及的メカニズムは、最善の結果を必ず得ることができるであろうが、たいてい時間がかかる。場合によっては、可能なCCE選択パターンの全てから成るセットは非常に大きいので、限られた時間間隔(<1ms)内にセットの全てを列挙することは非常に難しくなる。
上述のように、最善のパターンを見つけるために、遡及的メカニズムは、各エンティティに対して利用可能なあらゆる候補を調査する必要がある。N個のエンティティがあり、それぞれがM個のCCE候補を有すると想定すると、最大試行回数は、最大でMになり、従って、実行時間の制約内に全ての試行を終えることは非常に難しい。
スケジューリング対象エンティティ間のCCE候補の重なり合う関係を注意深く分析することにより、それらのCCE候補は、後続のエンティティに対する影響効果が異なることが分かった。最善のパターンをできるだけ早く見つけることができるようにするためには、影響の小さい候補を影響の大きい候補より先に調査する方がよい。
従って、所与のUEレベルのアイドルCCE候補リストの中での候補の調査順序は、ある種の基準に基づいて、好ましくは以降のUEへの影響が最小になるように、注意深く選択する必要がある。例えば、ある候補が他のUEと重なり合わない場合、そのCCEの割り当ては他のUEに負の影響を及ぼすことなく、もう1つのUEをPDCCHに加えるので、その候補は、優先度が高く選択されてもよい。
上記を考慮すると、本発明の実施形態に予測メカニズムが導入されてもよい。
図5は、本発明の第3の実施形態によるCCE割り当て方法の一部を示すフロー図である。
第3の実施形態は、ステップS206とS208の間にステップS507を挿入することによって、第1または第2の実施形態に組み込まれてもよい。他のステップは、第1または第2の実施形態のステップと同一または類似しており、従って、その詳細説明は簡潔にするために省略する。
新しく追加されたステップS507において、アイドルCCE候補は、所定のインパクトルール(影響ルール)に基づいてソートされる。
例として、本発明の第3の実施形態においては、アイドルCCE候補をソートするために4つの影響ルールを導入している。
●インパクト(影響)を受けるスケジューリング対象エンティティ最小化ルール
UEに対するk番目の候補CCEは、次の基準に従って選択される。
Figure 2014533473
上式において、I(CCE)=ΣJ=i+1UE|UEの候補はCCEに重なる。
影響を及ぼす後続のエンティティの数が最小のCCE候補が選択される。例えば、CCE候補が以降にスケジューリング対象エンティティのどれとも競合しない場合、最善の選択であるはずである。
●残存CCE候補最大化ルール
UEに対するk番目の候補CCEは、次の基準に従って選択される。
Figure 2014533473
上式において、S(CCE)=min(Numidle_CCE J=i+1(UE))|UEの候補はCCEに重なる。
1番目の影響を受けるスケジューリング対象エンティティ最小ルールには欠点がある。例えば、スケジューリングされているエンティティが、2つのアイドルCCE候補を有し、その中の一方は、以降の他の2つのエンティティと競合するが、この2つのエンティティは、競合候補を除いても、より長く残存するCCE候補を両方とも残している。しかしそれに対して、他方のアイドルCCE候補は、以降の1つのエンティティのみに影響を及ぼすが、このエンティティはアイドルCCE候補を1つしか有さない。前にスケジューリング対象エンティティによって、この唯一のアイドルCCE候補がいったん占有されると、以降のそのエンティティは、そのCCEを得られない。
従って、影響を受けるエンティティの数が最小と比べて、影響を受けるエンティティの残存CCE候補数(Numidle_CCE))の方が、影響効果をより正確に示す。
●影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度ルール
UEに対するk番目の候補は、次の基準に従って選択される。
Figure 2014533473
上式において、D(CCE)=Prioritymin([Numidle_CCE j=i+1(UE)−(j−i)]>0|UEの候補はCCEに重なる。
さらに考慮すると、残存CCE候補最大ルールにはやはり問題があることを見つけることができる。例えば、i番目のエンティティが、2つの候補を有し、その第1の候補は、アイドル候補が1つしかない(i+1)番目のエンティティに影響を及ぼし、その第2の候補は、アイドル候補が2つだけある(i+3)番目のエンティティに影響を及ぼす。上記の残存CCE候補最大ルールによれば、第2の候補が、より高い優先度で選択される。しかし、スケジューリング対象エンティティは、優先度順にCCEリソースを割り当てられるので、手順がi番目から(i+3)番目のエンティティに進むとき、(i+1)番目と(i+2)番目のエンティティが、それらのCCEリソースを既に得ており、それらの候補も、(i+3)番目のエンティティ2つの候補を妨げることがある。そのような場合においては、残存CCE候補最大ルールに反して、第1の候補が、よりよい代替であることがある。
従って、残存CCE候補数だけでなく、現在のエンティティと影響を受けるエンティティとの距離(j−i)も考慮されるべきである。いったん残存CCE候補数が距離に余裕ができないと、影響を受けるエンティティは、CCEを得ることができない最初のエンティティになることがあり、予測は停止されるべきである。CCEの取得に失敗する最初のスケジューリング対象エンティティには、最低の優先度(最遠距離)(Prioritymin))の候補が、選択されるべきである。
●影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルール
UEに対するk番目の候補CCEは、次の基準に従って選択される。
Figure 2014533473
上式において、DI(CCE)=Prioritymin([Numidle_CCE j=i+1(UE)−ΣUEj]>0)|UEの候補がCCEに重なる。
Figure 2014533473
ここでUEの候補はUEの候補に重なる。
実際のところ、影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度ルールは、i番目と(i+3)番目のエンティティの間のパスに沿った全てのエンティティが、(i+3)番目のエンティティと重なり合う候補を常に有するという想定を課しているので、残存候補数は、距離の減算後に調査する必要がある。しかし、ほとんどの場合、この想定は厳しすぎ、パスに沿った全てのエンティティが(i+3)番目のエンティティと候補を重ね合わせることは、ほとんど不可能である。
精度を向上させるためには、ルールは、パスに沿った全てのエンティティが、(i+3)番目のエンティティと重なり合う候補を有するかどうかを調査する必要がある。重なり合う候補がある場合、距離は有効であり(すなわち、有効距離)、手順は次のエンティティに進む。そうでない場合、距離は無効であり、残存候補数から引かれるべきでない。
距離の概念のほかに、別のパラメータ「調査ステップ」(例えば、デフォルトとして3の場合、jはi+1からi+3までであることを意味する)が、評価に導入される。いわゆる調査ステップは、現在のエンティティと影響を受けるエンティティとの最大距離、すなわち、jがi+1からi+(調査ステップ)までであることを示す。調査ステップ外のエンティティに関しては、そのような長い距離にわたる影響評価は少しも正しくないことがあり、予測手順における正しくない評価はむしろ精度を下げるので、もはや考慮しない。
それ故、CCE候補ソートステップS507において、所与のCCE候補の影響効果を評価する必要がある。これに関して、まず、影響を受けるエンティティを取得する必要がある。しかし、影響を受けるエンティティの取得は、他の多くのエンティティがあり、それらのエンティティのそれぞれが多くのCCE候補を有するので、CCEの重なりを調査するほど容易ではない。任意の1つの候補が所与のCCE候補と重なる限り、エンティティは、影響を受けると評価される。全てのエンティティの中を1つずつ探して重なりを調査するのは、もちろん時間がかかるタスクであり、できるだけ少なくなるように避けるべきである。
<2分木>
例えば、前述の4つの影響ルールのいずれか1つを実施するための一例として、2分木構造を採用する。
CCE−nは2つのCCE−(n−1)に分割することができるので、CCE−iを2分木に関連付けるのは道理にかなっている。このツリーは、ルートとしてのCCE−8からリーフとしてのCCE−1まで最大で4層であり、その中の各ツリーノードは、対応するアグリゲーションレベルおよびCCE位置において、優先度の高い方から低い方へ順に、全てのCCE候補を結び付ける外部リストを有する。影響を受けるエンティティグループを取得する必要があるとき、他の全てのエンティティを探索する必要はない。代わりに、次の3ステップを行う必要があるに過ぎない。
1.同じアグリゲーションレベルの他の全ての候補を含む外部リストを探す。
2.より高いアグリゲーションレベルの全ての候補を含む親ノードの外部リストを探す。
3.より低いアグリゲーションレベルの全ての候補を含む全ての子ノードの外部リストを探す。
従って、2分木は、実際のところ、エンティティグループ全体を複数のサブグループに分割する。サブグループのそれぞれは、CCE−8によってカバーされる。2分木構造を介することにより、グループ全体の代わりにエンティティグループのサブセットを探す必要があるだけになる。影響を受けるエンティティの取得は、ステップS507で頻繁に使用されるので、一回の実行における性能の改善は、全体の性能を大いに改善することができる。
図6Aは、4つのデータ構造と、2分木で使用されるそれらデータ構造間の対応関係を示す。
1.ツリーノード
影響を受けるエンティティを探すために使用される2分木の内部ノード。
●親
親ノードを指す。
●左子
左子ノードを指す。
●右子
右子ノードを指す。
●外部
外部候補リストを指す。
●最善の候補
現在選択されている最善のCCE候補を指す。
●CCE位置
現在のノードが参照するCCEの開始位置。
●アグリゲーションレベル
現在のノードが参照するアグリゲーションレベル(CCE−1からCCE−8)。
2.CCE候補
公知の式から算出されるCCE候補。
●前
外部リスト内のその前の候補を指す。
●次
外部リスト内のその後の候補を指す。
●エンティティ
そのCCE候補を所有しているスケジューリング対象エンティティを指す。
●CCE位置
現在のノードが参照するCCEの開始位置。
●アグリゲーションレベル
現在のノードが参照するアグリゲーションレベル(CCE−1からCCE−8)。
3.スケジューリング対象エンティティ
基本的なスケジューリングされる単位、たいていはUEを指す。
●RNTI
無線ネットワーク一時インジケータ。
●優先度
スケジューリング対象エンティティの優先度。
●候補
公知の式によって算出された一連のCCE候補。
●キャッシュ次
現在スケジューリングされているエンティティに属する最初のB+ツリーノードを指す。
●キャッシュ前
現在スケジューリングされているエンティティに属する最後のB+ツリーノードを指す。
CCEビットマップ
ビットマップ:各ビットはCCEの占有状態を示す。
図6Bは、CCEビットマップと様々なアグリゲーションレベルのCCE候補との関係を示す。
図6Bに示すように、CCE の円は、矩形によって示されるCCE候補の外部リストの先頭と末尾を指す2点を有する2分木内部ノードを表す。同じリストに関連しているCCE候補は、異なるエンティティからのものでもよいが、全てがPDCCHの同じCCE位置を指している。下の配列は、ビットマップを指し、各ビットは単一のCCEユニット(36RE)を表し、従って1バイト(8ビット)はCCEに相当する。いったんCCEユニットが占有されると、対応するビットは1に設定され、そうでないと0にクリアされる。
候補比較ルーチン
2分木に基づいて、例えば、CCE候補ソートステップS507は、2候補毎の比較を採用することによって実施されてもよい。
入力:
候補IおよびJ。
出力:
1は、候補Iが候補Jより与える影響が大きいことを意味する。
0は、それらが同じ影響効果を有することを意味する。
−1は、候補Iが候補Jより与える影響が小さいことを意味する。
所与のエンティティに関して、候補比較ルーチンは、CCE候補占有の決定を行い、さらに調査を続ける。候補の選択の仕方は、影響評価ルーチン(図7のS703)から戻されるそれぞれの影響要因の比較に基づく。
例として上記4つの影響評価ルールも用いて、候補比較ルーチンは、以下のように動作する。
1.影響を受けるエンティティ数最小
影響を与えるエンティティの数が最小のCCE候補を選択する。
2.残存候補数最大
影響を与えるエンティティの中で、残存CCE候補数が最大のエンティティが存在するCCE候補を選択する。
3.エンティティ最低優先度
影響を与えるエンティティの中に、直接相対距離を減算後に少なくとも1つの残存候補を有する最低優先度のエンティティが存在するCCE候補を選択する。
4.エンティティ最低優先度改善
調査ステップ内の影響を与えるエンティティの中で、有効相対距離を減算後に少なくとも1つの残存候補を有する最低優先度のエンティティが存在するCCE候補を選択する。
4つの要因は、2つの候補の後続のエンティティに対する影響効果の比較において考慮され、次の優先度を有する。
△最初に影響を受けるエンティティの優先度(要因Oに反映される)
いわゆる最初に影響を受けるエンティティは、有効/直接相対距離の減算後に残存候補が無い最初のエンティティを意味する。言い換えると、この最初に影響を受けるエンティティは、CCEを得ることに失敗する最初のエンティティであってもよい。優先度は、ソートリストのインデックスのまさに逆である。従って、最初に影響を受けるエンティティの優先度が低ければ低いほど、多くのエンティティにCCEを割り当てることができる。
△最初に影響を受けるエンティティの残存係数(要因Mに反映される)
残存係数は、残存候補の値−有効距離と定義される。影響評価ルーチン(図7のS703)から戻される最初に影響を受けるエンティティの残存係数は、0または負であってもよい。
△電力消費(要因Pに反映される)
CCE候補による電力消費。電力が小さければ小さいほど良い選択である。
○電力の平均二乗偏差(要因MSDに反映される)
PDCCHシンボル間の電力消費分散。より低いMSDは、より均一な電力分散を意味し、もちろん良い。
図7は、候補比較ルーチンのフロー図を示す。
ステップS701において、影響ルールの1つ(例えば、エンティティの最低優先度改善)が選択される。
ステップS703において、候補IおよびJの影響要因を得るために、候補IおよびJに関してそれぞれ影響評価ルーチン(後で詳細に説明)が呼び出される。影響要因には、最初に影響を受けるエンティティの優先度、最初に影響を受けるエンティティの残存係数、電力消費および/または電力の平均二乗偏差の1つ以上を含んでもよい。
ステップS705〜S711において、上記4つの影響要因が、優先順に考慮される。
1つのTTI内で同時にスケジューリング対象エンティティの数は多くない方がよいので、この優先度は、QoS性能に影響を及ぼす要点になる。優先度の高いエンティティは、優先度の低いエンティティよりスケジューリングされるように最善を尽くすことが期待される。2つのCCE割り当てパターンの間で、一方のパターンが他方より優先度の高い最初に影響を受けるエンティティを有する場合、優先度の低いエンティティをより多く収容できる場合でさえ、そのパターンは避けるべきである。従って、最初に影響を受けるエンティティの優先度が最初の考慮点である(S705)。それでは均衡が破れない場合(S705:=)、次の要因を考慮する必要がある。
上述のように、最初に影響を受けるエンティティは、残存係数が0か負であるエンティティである。残存係数が0より大きいときは、エンティティがCCEを得ることができるはずであると保証することができ、そうでないときは、厳密には正しくないことがある。実際のところ、残存係数は、値が0または負のとき、CCEの取得成功の可能性があることをまさに示す。小さい残存係数は、CCE取得の可能性が低いことを意味する。従って、2つのCCEが影響を受ける同じエンティティを指している場合、最初に影響を受けるエンティティの残存係数を調査する必要がある(S707)。一方のCCE候補の残存係数が0に達しており、他方は−1の場合、最初に影響を受けるエンティティは、前の方のCCEパターンにおいてCCEを得る可能性が高いので、前の方が選択される。
上記2つのルールとも均衡を破ることができない場合、特別な点が補助要因として考慮される。電力消費が最小かつ最も均一なパターンがもちろん選択される(S709およびS711)。
上記の比較S705〜711を用いて、手順が、ステップS720で出力「−1」を得ると、好ましくは後で、候補Iが選択されるはずである。あるいは、ステップS730で出力「1」を得ると、好ましくは後で、候補Jが選択されるはずである。あるいは、出力「0」を得ると、候補IとJのどちらかが、同じ優先度で選択されてもよい。
影響評価ルーチン
入力
CCE候補のポインタ(例えば、候補比較ルーチンの「I」および「J」)。
出力
1.最初に影響を受けるエンティティの影響要因M
影響要因Mは、次のように定義される。
影響要因=残存アイドル候補数−最初に影響を受けるエンティティまでの有効距離
2.最初に影響を受けるエンティティの逆順数O
影響を受けるエンティティがないか、または影響を受ける全てのエンティティの影響要因Mが0より大きい場合、O=0をリターンする(返す)。
以下、影響評価ルーチンの詳細説明について、影響評価ルーチン(図7のS703)のフロー図を示す図8を参照して行う。
ステップS801において、手順は、所与のCCE候補から外部リストに沿って閲覧して、出会った候補のエンティティのそれぞれに関して、ビットマップにビットを設定する。
ステップS803において、手順は、現在のツリーノードから各親ツリーノードに向かって上方に進み、現在のエンティティより優先度が低いエンティティに関してのみビットを設定することだけは別にして、上記の閲覧ステップS801を繰り返す。
ステップS805において、手順は、現在のツリーノードから、各サブツリーノードに向けて下り、現在のエンティティより優先度が低いエンティティに関してのみビットを設定することだけは別にして、上記の閲覧ステップS801を繰り返す。
ステップS807において、手順は、調査ステップ範囲内のビットマップを調査する。ビットセットがない場合、所与のCCE候補によって影響を受けるエンティティがないことを意味し、手順は直ぐに影響要因0を返す。ビットセットがある場合、手順は次のステップに進む。
ステップS809において、手順は、調査ステップ内の影響を受けるエンティティを閲覧して、それらの残存CCE候補数を調査する。
ステップS811において、候補数が少しもない場合、そのエンティティで調査を停止する必要があることを意味しており、手順は、影響要因およびそのエンティティの逆数として0を返す。候補数がある場合、手順は、ステップS813に進む。
これまで、調査されるエンティティが、依然として幾つかのアイドル候補を有することを意味している。しかし、アイドル候補が、中間エンティティの候補によって妨げられることがあるので、調査試行が調査されるエンティティに進むとき、そのようなアイドル候補がもはや入手可能でないことがある。従って、それを調整するために、依然としてさらなるステップに進む必要がある。
ステップS813において、手順は、言及されたエンティティと現在調査されているエンティティとの間のパスに沿った各中間エンティティを閲覧する。中間エンティティが調査されているエンティティのアイドル候補と重なり合うアイドル候補を有する場合(S814:YES)、ステップS815において残存候補数を1だけ減少して、手順は、ステップS811に戻る。そうでない場合、手順は、残存候補数を減少することなく、直接ステップS811に進む。
再びステップS811において、算出結果が0以下である場合、調査されるエンティティがアイドル候補を有していないかもしれないことを意味しており、手順は直ぐに終了する。そうでない場合、手順は、ステップS813に進んで、次の中間エンティティから続行する。
本発明の第3の実施形態によるCCE割り当て装置は、本発明の第1/第2の実施形態のユニットと類似のユニットを有するが、その中に幾つかの小さな変更が行われている。例えば、割り当てパターン取得部3300は、所定の影響ルールに基づいて、アイドルCCE候補リストの中のアイドルCCE候補をソートし、影響が小さい方から大きい方へ順にアイドルCCE候補を先取りするようにさらに構成されている(図5のステップS507)。他のユニットは、第1/第2の実施形態のユニットと同一であるので、その詳細説明は、簡潔かつ明快にするために省略する。
本発明の第3の実施形態によれば、アイドルCCE候補は、影響が小さい方から大きい方へ試行される。それ故、少なくともこの実施形態は、最善のCCE割り当てパターンをできるだけ早く見つけることができる可能性が大きい。
<第4の実施形態>
CCE割り当て効率をさらに向上させるために、各サブフレームの履歴上最善のパターンを記録するキャッシュメカニズムを採用してもよい。CCE割り当て方法は、開始されると、まず入力UEリストを有するキャッシュを探す。UEリストが既存の記録と完全に一致する場合、遡及的割り当て方法を一切行わないで、最善のパターンを直ぐに返すことができる。UEリストがフレーム期間(10ms)よりはるかに長く存在し得ることを考慮すると、キャッシュがヒットする確率は比較的高く、キャッシュのオーバヘッドの増加を超える価値がある。
図9は、本発明の第4の実施形態によるCCE割り当て方法の一部を示すフロー図である。
第4の実施形態は、ステップS102とS204の間にステップS903を挿入することによって、第1または第3の実施形態に組み込まれてもよい。他のステップは、第1または第3の実施形態のステップと同一または類似しており、それ故、その詳細説明は簡潔にするために省略する。第4の実施形態は、ステップS102とS404の間にステップS903を挿入することによって、第2または第3の実施形態にも組み込まれてもよい。他のステップは、第1または第3の実施形態のステップと同一または類似しており、それ故、その詳細説明は簡潔にするために省略する。
新しく追加されたステップS903において、キャッシュされている最善のCCE割り当てパターンが、ステップS102において取得されたスケジューリング対象エンティティのソートリストと照合される。キャッシュされている最善のCCE割り当てパターンが一致する場合(S903:YES)、CCEは、一致するキャッシュされた最善のCCE割り当てパターンに基づいて、スケジューリング対象エンティティに割り当てられ(S224)、CCE割り当て方法は終了する。キャッシュされた最善のCCE割り当てパターンが一致しない場合(S903:NO)、手順は、ステップS204またはステップS404に進み、第1、第2または第3の実施形態のCCE割り当て方法が行われる。
上記の照合のために、最善のCCE割り当てパターンは、最善のCCE割り当てパターンの選択後(例えば、図2または4の割り当てステップS224の前または後)、キャッシュ/記憶されてもよい。明快かつ簡潔にするために、このキャッシュステップは、図に示していない。
LTE標準においては、CCE候補は、RNTIおよびサブフレーム番号を考慮している式によって算出され、それに応じて、CCE割り当てパターンは、RNTIのリストおよびサブフレーム番号に基づいて決定される。エンティティリスト(RNTIのリスト)およびサブフレームがキャッシュされた記録と一致し得る限り、CCE割り当て方法を再度実行することなく、キャッシュされた結果を再使用することができる。
しかし、前の結果をキャッシュすることは難しいことがある。その理由は次の通りである。
●検索ンデックスは、単一のRNTIではなくベクトル(RNTIのリスト)である。リストの順と全く同じに全てのRNTIが完全に一致する必要があり、このことは、ベクトルインデックスの生成を難しくする。
●ベクトル長(スケジューリング対象エンティティの数)および調査深度(TTI当たりスケジューリング対象エンティティ数)は、大きいことがあり(ベクトル長は1000のことがあり、深さは32のことがある)、迅速にアクセスするために(アレイなどの)静的なデータ構造(少なくとも1000×32×10アレイ要素)が採用される場合、総メモリ消費は比較的大きくなる。(リンクリストなどの)動的データ構造が採用される場合、あまり大きいメモリを消費する必要はないが、それに応じて検索効率も悪化することがある。メモリ消費と性能との均衡点をどのように達成するかが、やりがいのある目標になる。
ここで、各サブフレームに関して、別の種類のツリー構造(B+ツリー)を採用する。このツリー構造は、一方において動的メモリを使用して、余り多くのメモリを占有せず、他方においてB+ツリー自体は、各ノードが複数の子ノードを有する複数のフォークツリーである。そのような親−子関係は、リストの中のエンティティの順序をまさに示す。いったんツリーのルートを利用可能にできると、子ブランチに沿ってさらに下って、入力リストの次のエンティティに関して調査される次のエンティティを得ることができる。この子が依然として一致する場合、さらに下る。そうでない場合、一致するノードが見つかるまで、または一致するツリーノードが全くなくなるまで兄弟リストに沿ってその次の兄弟の子ツリーノードを調査する。
B+ツリーにおいて、いったん完全にマッチするパスが見つかると、入力エンティティリストに対応する最善のCCE割り当てパターンを有する、リーフノードに関連している外部データ構造が常にある。一致したパターンは、CCE割り当て手順を再度実行することなく、直接返すことができる。UEが少しであり、スケジューリングされるリストの順序がゆっくり変更される場合に関しては、上記のキャッシュヒット率は比較的高く、それに応じて実行効率も高くなる。
図10は、B+ツリーおよび割り当てパターンの2種類のデータ構造と、それらの関係とを一緒に示す。
1.B+ツリーノード:B+ツリーの内部キャッシュノードの機能を果たす。
●タイプ:
ノードのタイプ(通常、リーフ、兄弟)。
●子/外部:
リーフノードに関する外部割り当てパターン構造を指す。そうでなければ、その子のB+ツリーノードを指す。
●兄弟次:
兄弟リストの中の次のノードを指す。
●親/兄弟前:
最初の兄弟に関してはその親ノードを指す。それ以外に関しては、兄弟リストの中の前のノードを指す。
●RNTI:
入力パラメータに関して調査するために使用される、現在のB+ツリーノードが参照するスケジューリング対象エンティティ。
●キャッシュ次:
スケジューリングされる同じエンティティに属する次のB+ツリーノードを指し、スケジューリング対象エンティティが除かれると直ぐにキャッシュからの記録の削除を促進する。
●キャッシュ前:
スケジューリングされる同じエンティティに属する前のB+ツリーノードを指し、スケジューリング対象エンティティが除かれると直ぐにキャッシュからの記録の削除を促進する。
2.割り当てパターン:特定のサブフレームにおいて、スケジューリング対象エンティティから成るリストにインデックスが付けられている1つの特定のCCE割り当てパターン。
●CCEセレクタ
それぞれが2片の情報を有する、一種類の特定のCCE割り当てパターンを記録するためのアレイである。
1片の情報は、スケジューリング対象エンティティのインデックスであり、他方は、そのエンティティ内の対応するCCE候補のインデックスである。記録を使用して、CCE割り当て装置は、CCE割り当て方法を再度実行することなく、CCE割り当て結果を直接帰すことができる。
B+ツリーに基づいて、照合ステップS903は、以下に述べるキャッシュ検索ルーチンによって実施されてもよい。
キャッシュ検索ルーチン
入力:
CCEの割り当てを要求するエンティティリスト。
サブフレーム番号。
出力:
成功の場合、ポインタを割り当てパターン構造に返す。
不成功の場合、ポインタを新しく挿入されるノードが付加されるB+ツリーノードに返すか、または空値を返す、並びにリストの中の最初に一致しないエンティティのインデックスを返す。
以下、キャッシュ検索ルーチンの詳細説明について、キャッシュ検索ルーチンのフロー図を示す図11を参照して行う。
ステップS1101において、サブフレームに従ってB+ツリーのルートが得られる。B+ツリーが空(NULL)である場合、ルーチンは直ぐに復帰し(S1103:YES、S1105)、代わりに遡及的CCE割り当て方法が実行されるべきである。そうでない場合(S1103:NO)、ステップS1107に進む。
入力RNTIリストの最後に到達していない場合(S1107:NO)、次のRNTIが得られる(S1111)。
現在のB+ツリーノードが空でない場合(S1113:YES)、現在のRNTIを現在のB+ノードキーと比較するかどうかが判定される(S1115)。空である場合(S1113:NO)、ルーチンは、後の挿入動作のために、その親のB+ノードを戻して終了する(S1117)。
現在のRNTIを現在のB+ノードキーと比較する場合(S1115:YES)、その子ノードに移動し続ける。そうでない場合(S1115:NO)、ルーチンは、兄弟リストに沿ってその兄弟を調査し続ける(S1119、S1121、S1115)。
現在のRNTIが兄弟リストの中で一致する場合(S1115:YES)、ルーチンは、兄弟ノードが見つけられなくなるまで(S1119:NO)、依然として兄弟ノードの下のその子ノードに移動し続ける(S1123)。ルーチンは、後で遡及的割り当て方法から戻される最善のCCEパターンの挿入のために使用される前のB+ツリーノードを返す。
上記ステップは、エンティティリストの最後に到達するまで繰り返され、リーフノードからの割り当てパターン構造が戻される(S1109)。
図12は、B+ツリー検索シナリオの概略図を示し、このシナリオでは、互いに区別するために、それぞれが異なる形状の線で示されている6つの異なる入力RNTIのリストを提供する。TTI〜TTI10は10個のサブフレームの配列であり、各TTIは、RNTIの要素のそれぞれがB+ツリーを指すRNTIの配列を有する。B+ツリーの検索が必要であるたびに、まず、現在のサブフレーム番号のインデックスが付いている配列からB+ツリーのルートを取って来る必要がある。B+ツリーは、ルートからリーフまで複数の層を有し、層のそれぞれは兄弟リストによって構築されている。対応する点線は、ルートからリーフまでの異なる検索パスを指し、下部の凡例は、個別の入力RNTIリストに関する検索パスに沿ったRNTIのシーケンスを示す。
キャッシュ検索ルーチンにおける上記検索のために、最善のCCE割り当てパターンの選択後、このCCE割り当てパターンは、次のキャッシュ挿入ルーチンによってキャッシュされてもよい。
キャッシュ挿入ルーチン
入力:
CCE割り当て方法の実行からの割り当てパターン構造。
キャッシュ検索ルーチンの先の呼び出しから得たB+ツリーノードのポインタ。
リストの中の最初に一致しないエンティティのインデックス。
出力:
成功または不成功。
以下、キャッシュ検索ルーチンの詳細説明について、キャッシュ挿入ルーチンのフロー図を示す図13を参照して行う。
ステップS1301において、CCEを首尾よく得た最後のエンティティが求められる。この最後のエンティティは、B+ツリーのリーフである。
ステップS1303において、前のキャッシュ検索ルーチンは、2つの異なる場合に失敗することがある。一方は兄弟リスト上の失敗で、他方は子ノードを求めるうえでの失敗であり、現在の状況がどちらの場合であるかが判定される。
前の場合(S1303:兄弟)に関しては、最初に一致しないエンティティは、まず兄弟リストに挿入される必要があり(S1307)、次いでルーチンは次のステップS1305に進む。後の場合(S1303:親)に関しては、ルーチンは直接次のステップS1305に進む。
次いで、ルーチンは、エンティティリスト(S1305)を細かく調べる。後続のエンティティのそれぞれに関して、新しいB+ツリーノードが作成され(S1311)、CCEリソースに首尾よく割り当てられている最後のエンティティに出会うと、前のノードの子ノードとして結び付けられる(S1309、S1320)。
ステップS1307またはS1311においてノード作成に失敗すると、ルーチンは失敗する(S1330)。
留意する必要があることは、B+ツリーノードを作成するとき、B+ツリーに結び付けられる必要があるだけでなく、後にエンティティを解放するために使用される、対応するエンティティのキャッシュリストにも結び付けられる必要があるということである。その理由は、エンティティが解放されるとき、エンティティは複数のB+ツリーの中に存在していることがあり、その対応する全てのB+ノードも解放される必要があるからである。対応する全てのB+ノードは、迅速に見つけられるように、エンティティ内の別のリストに結び付けられる。
スケジューリング対象エンティティが解放される必要があるとき、対応するB+ツリーノードがキャッシュから除かれてもよい。この除去手順は、次のキャッシュ削除ルーチンによって実施されてもよい。
キャッシュ削除ルーチン
入力:
B+ツリーノードへのポインタ。
次の値を有する動作フラグ。
0:子ノードと親ノードの両方を考慮する。
1:親ノードを気にしない。
2:子ノードを気にしない。
出力:
該当なし。
エンティティが削除されると、その全てのB+ツリーノードは、全て解放される必要がある。さらに、それらのB+ノードを含む検索パスは、もはや有効ではなく、同様に解放される必要がある。従って、その全ての子ノードは、回収される必要があり、その親ノードは、他の兄弟がない場合、同様に回収されてもよい。コードを簡潔にするために、手順は、繰り返しの実施を採用している。
デッドループを避けるために、どんな種類の動作を行う必要があるかを示すためにAction(動作)というパラメータを導入する。サブツリーノードを削除するためにその子ノードに対してキャッシュ削除ルーチンを再帰的に呼び出すとき、呼び出しが下流で行われるので、動作1(親を気にしない)を使用する必要がある。親ノードを削除するためにその親ノードに対してキャッシュ削除ルーチンを再帰的に呼び出すとき、呼び出しが上流で行われるので、動作2(子を気にしない)を使用する必要がある。
ツリーノードを解放するときに留意する必要があることは、B+ツリーから切り離すだけでなく、対応するエンティティのキャッシュリストからも切り離す必要があるということである(B+ノードの挿入のまさに逆)。
以下、キャッシュ検索ルーチンの詳細説明について、キャッシュ挿入ルーチンのフロー図を示す図14を参照して行う。
ステップS1401において、現在削除されるノードが兄弟リストの先頭であるかどうかが調査される。NOの場合、まだ他の兄弟があることを意味しており、削除されるノードを兄弟リストから切り離し(S1402)てから、ルーチンはステップS1407に進む。YESの場合、ステップS1403に進む。
ステップS1403において、削除されるノードが他の兄弟ノードを有するか調査される。NOの場合、他の兄弟がないことを意味しており、ステップS1407とS1411の両方に進む。YESの場合、削除されるノードを、兄弟リストから切り離し(S1405)てから、ルーチンは、ステップS1407に進む。
ステップS1407においては、入力動作フラグが調査される。それが0または1である場合、依然としてその全ての子ノードを削除する必要があることを意味しており、1に設定された動作フラグを用いて再びキャッシュ削除ルーチンを呼び出す(親を削除しない。それらの親は、ちょうど今削除されているノードであり、削除されているからである)(S1409)。そうでない場合、ルーチンは何もしないで、直ぐに復帰する。
ルーチンがステップS1411に入ると、現在削除されているノードはそれ以上に他の兄弟がないことを意味しており、その子を全て削除する必要があるだけでなく、その親にもそれ以上に兄弟がない場合、その親を削除するために上方へ進む必要がある。従って、一方において、1に設定された動作フラグを用いてキャッシュ削除ルーチンを呼び出す必要があり(S1407)、他方において、動作フラグが0または2であるかどうかを調査する(S1411)。YESである場合、その親ノードを削除する必要があることを意味しており、ルーチンはステップS1413に進む。NOの場合、ルーチンは何もしないで、直ぐに復帰する。
ステップS1413においては、その親が存在するか調査される。YESである場合、2に設定された動作フラグを用いて、キャッシュ削除ルーチンを呼び出す(子を削除しない。その子は、現在削除されているノードであり、解放されているからである)(S1415)。NOである場合、B+ツリーのルートに到達しており、RNTIキャッシュがクリアされ(S1417)、ルーチンは終了する。
図15は、本発明の第4の実施形態によるCCE割り当て装置を示すブロック図である。
図15に示すように、本発明の第4の実施形態によるCCE割り当て装置5000は、エンティティソート部3200、割り当てパターン取得部3300、割り当てパターン選択部3400、および割り当て部3500に接続された割り当てパターンキャッシュ部5600を導入している点で、図3に示すCCE割り当て装置3000とは異なる。
割り当てパターンキャッシュ部5600は、所定の時間、例えば10分間、割り当てパターン選択部3400が選択したCCE割り当てパターンをキャッシュするように構成されている。
割り当てパターンキャッシュ部5600は、キャッシュしたCCE割り当てパターンを、エンティティソート部3200が取得したスケジューリング対象エンティティのソートリストと照合するようにさらに構成されている(図9のステップS903)。キャッシュしたCCE割り当てパターンが一致する場合、割り当てパターンキャッシュ部5600は、第1、第2または第3の実施形態に従ってCCE割り当て手順を実行することなく、一致するキャッシュしたCCE割り当てパターンに基づいて、CCEをスケジューリング対象エンティティに直接割り当てるように、割り当て部3500に指示する。キャッシュしたCCE割り当てパターンが一致しない場合、割り当てパターンキャッシュ部5600は、第1、第2または第3の実施形態などに従ってCCE割り当てパターンを取得するように、割り当てパターン取得部3300に指示する。
本発明の第4の実施形態によれば、取得されたCCE割り当てパターンは、フレーム期間に比べて長い期間キャッシュされる。キャッシュされたCCE割り当てパターンを用いることにより、繰り返しの割り当て手順の多くが節減され、それ故、割り当て方法の効率を向上することができる。
<シミュレーション>
図16は、1群のUEがそれぞれのCCEリソースを首尾よく割り当てられる最善のCCEパターンを示す概略図である。この最善のパターンが遡及的割り当て方法における最初の調査パスではないのは明らかなので、遡及的メカニズムがCCE割り当てに導入されない場合、最善の結果は得られない。
ところで、図は、予測メカニズムにおける「影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルール」の利点を示すことができる。予測作業の詳細を説明するために、1番目のエンティティを例に取る。概略図から、1番目のエンティティは2つのCCE候補を有する。どちらのCCE候補をまず試みるべきかを決定するとき、「影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルール」を適用する。
1番目のCCE候補に関しては、その最初に影響を受けるエンティティは、UE(残存CCE数−有効相対距離は、ゼロ以下である)であり、その残存CCE数は1に過ぎず、中間の3つのUEは、全てUEと重なり合うので、有効距離は3であり、残存係数は、1−3=−2である。
2番目のCCE候補に関しては、その最初に影響を受けるエンティティは、やはりUEであり、その残存CCE数は2であり(その最初の2つのCCE候補は、UEの2番目のCCEと重ならない)、中間の3つのUEは、やはりUEと重なり合うので、有効距離は同様に3であり(しかし実際には、3つのUEは、全てがUEに影響を与えあるわけではない。このことは、予測が必ずしも正確ではないことも意味しており、調査ステップを制限する必要がある)、残存係数は、2−3=−1である。
「影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルール」によれば、最大の残存係数を有するCCEである2番目のCCEが、最初に試みられる。最後に、CCE割り当て方法は、全てのUEがCCEリソースを割り当てることができること、すなわち最善のCCEパターンを見つけ出せるので、1番目のCCE候補をもはや試みる必要はない。(第1の実施形態などの)予測のない通常の遡及的割り当て方法と比べて、(第3の実施形態などの)予測のある遡及的割り当て方法は、より短い時間しか費やさないで、より良い結果を達成することができる。
上記のCCE割り当て方式について、次のパラメータを用いてシミュレーションする。
1.帯域幅:20M
2.CFI=3シンボル
3.TTI毎にDLにおいて8UEおよびULにおいて8UEをスケジューリングする
4.平均性能を測定するために、上記の構成を用いてCCE割り当て手順を10000回行う。
表1は、シミュレーション結果を示す。
Figure 2014533473
ほとんどの場合に、CCE割り当て方式は、実行時間0.2139msを掛けて16(8DL+8UL)のスケジューリング対象エンティティの全てをPDCCHに収容するのに、96.33%の成功率を達成している。
要するに、ほとんどのUEは、約0.2msの実行時間後に、CCEリソースを得ることができる。
これまでの説明は、本発明の好ましい実施形態を挙げているに過ぎず、本発明を制限する意図は全くない。従って、本発明の精神および原理内において行われる、全ての変更、置換、改善などは、本発明の範囲に包含されるものである。
<略語集>
CCE 制御チャネル装置(Control Channel Equipment)
CFI 制御フォーマット識別子(Control Format Identifier)
CQI チャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator)
DCI ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information)
DL ダウンリンク(Downlink)
eNB 進化型ノードB(evolved Node B)
LTE ロングタームエボリューション(Long Term Evolution)
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel)
PRB 物理無線ブロック(Physical Radio Block)
RE リソース要素(Resource Element)
REG リソース要素グループ (Resource Element Group)
RNTI 無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier)
TTI 送信時間間隔(Transmission Time Interval)
UE ユーザ装置(User Equipment)
UL アップリンク(Uplink)

Claims (15)

  1. 制御チャネル要素(CCE)の割り当て方法であって、
    各スケジューリング対象エンティティからフィードバックされるチャネル品質インジケータ(CQI)に応じて前記各スケジューリング対象エンティティのアグリゲーションレベルを決定する決定ステップと、
    優先度に基づいてリスト内で前記スケジューリング対象エンティティのすべてをソートするソートステップと、
    前記スケジューリング対象エンティティによってそれぞれ先取りされているCCE候補を有する少なくとも2つのCCE割り当てパターンを、遡及的メカニズムを使用して取得する取得ステップと、
    前記取得された少なくとも2つのCCE割り当てパターンから、CCE割り当て候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大となるCCE割り当てパターンを選択する選択ステップと、
    前記選択されたCCE割り当てパターンに基づいて前記スケジューリング対象エンティティに対してCCEを割り当てる割り当てステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記取得ステップは、
    前記ソートされたリストにおいて前記スケジューリング対象エンティティのそれぞれに対して、
    前記ソートされたリストから現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティを取得し、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストであって、前記ソートされたリストにおいて前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、かつ、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対して利用可能な1つ以上のアイドルCCE候補からなるアイドルCCE候補リストを取得し、
    前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのためのアイドルCCE候補が、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストの中に存在している場合、当該アイドルCCE候補を先取りし、前記ソートされたリストにおいて次の処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに移動し、
    前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのためのアイドルCCE候補が、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストの中に1つも存在しない場合、スケジューリング対象エンティティのそれぞれによって先取りされているCCE候補とともにCCE割り当てパターンを記憶し、前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティに戻り、当該前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストにおいて次のアイドルCCE候補リストから続行し、
    前記スケジューリング対象エンティティのすべてがCCE候補を先取りするか、または、実行時間制限に達すると、前記取得するステップを終了する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  3. 前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストは、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定された前記アグリゲーションレベルのCCE候補と、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定された前記アグリゲーションレベルよりも高いアグリケーションレベルのCCE候補との双方を有していることを特徴とする請求項2に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  4. 前記決定ステップは、前記スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを、当該スケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定するとともに、当該スケジューリング対象エンティティの当該アグリゲーションレベルよりも高いアグリゲーションレベルを決定し、前記アグリゲーションレベルのそれぞれの関連した電力を決定するステップとを含み、
    前記選択ステップは、前記取得された少なくとも2つのCCE割り当てパターンから、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大で、かつ、前記先取りされているCCE候補のトータルでの電力消費が最小のCCE割り当てパターンを選択するステップを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  5. 前記決定ステップは、前記スケジューリング対象エンティティのそれぞれのアグリゲーションレベルを、当該スケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定するとともに、当該スケジューリング対象エンティティの当該アグリゲーションレベルよりも高いアグリゲーションレベルを決定し、前記アグリゲーションレベルのそれぞれの関連した電力を決定するステップを含み、
    前記選択ステップは、前記取得された少なくとも2つのCCE割り当てパターンから、CCE候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大で、かつ、前記先取りされているCCE候補の電力分布が最も均一なCCE割り当てパターンを選択するステップを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  6. 前記アイドルCCE候補リストにおいて前記アイドルCCE候補が予め定められたインパクトルールに基づいてソートされており、前記アイドルCCE候補はインパクトが低いものから高いものへと順番に先取りされることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  7. 前記予め定められたインパクトルールは、影響を受けるスケジューリング対象エンティティの最低優先度改善ルールであって、前記現在処理対象のスケジューリング対象エンティティに対する有効距離を減算した後で生き残った少なくとも1つのCCE候補を有しているインパクトのあるエンティティについての最低優先度の前記アイドルCCE候補が、最もインパクトを受けないものとして認識されるルールであり、前記現在処理対象のスケジューリング対象エンティティと後続のスケジューリング対象エンティティとの間の前記有効距離は、探索のステップ内で前記後続のスケジューリング対象エンティティとアイドルCCE候補が重複している中間のスケジューリング対象エンティティの数として定義されることを特徴とする請求項6に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  8. 予め定められた時間にわたって前記選択されたCCE割り当てパターンをキャッシュするステップをさらに有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  9. 前記ソートステップの後に、
    前記キャッシュされているCCE割り当てパターンを、スケジューリング対象エンティティのソートされたリストと照合するステップと、
    前記キャッシュされているCCE割り当てパターンが一致すると、当該一致したキャッシュされているCCE割り当てパターンに基づいて前記スケジューリング対象エンティティに対してCCEを割り当て、前記割り当て方法を終了するステップと、
    前記キャッシュされているCCE割り当てパターンが1つも一致しなければ、後続のステップに進むステップと
    を有することを特徴とする請求項8に記載の制御チャネル要素の割り当て方法。
  10. 制御チャネル要素(CCE)の割り当て装置であって、
    各スケジューリング対象エンティティからフィードバックされるチャネル品質インジケータ(CQI)に応じて前記各スケジューリング対象エンティティのアグリゲーションレベルを決定するように構成された決定部と、
    優先度に基づいてリスト内で前記スケジューリング対象エンティティのすべてをソートするように構成されたエンティティソート部と、
    前記スケジューリング対象エンティティによってそれぞれ先取りされているCCE候補を有する少なくとも2つのCCE割り当てパターンを、遡及的メカニズムを使用して取得する割り当てパターン取得部と、
    前記取得された少なくとも2つのCCE割り当てパターンから、CCE割り当て候補を先取りしているスケジューリング対象エンティティの数が最大となるCCE割り当てパターンを選択する割り当てパターン選択部と、
    前記選択されたCCE割り当てパターンに基づいて前記スケジューリング対象エンティティに対してCCEを割り当てる割り当て部と
    を有することを特徴とする制御チャネル要素の割り当て装置。
  11. 前記割り当てパターン取得部は、
    前記ソートされたリストにおいて前記スケジューリング対象エンティティのそれぞれに対して、
    前記ソートされたリストから現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティを取得し、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのアイドルCCE候補リストであって、前記ソートされたリストにおいて前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティによって先取りされておらず、かつ、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに対して利用可能な1つ以上のアイドルCCE候補からなるアイドルCCE候補リストを取得し、
    前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのためのアイドルCCE候補が、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストの中に存在している場合、当該アイドルCCE候補を先取りし、前記ソートされたリストにおいて次の処理対象となっているスケジューリング対象エンティティに移動し、
    前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティのためのアイドルCCE候補が、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストの中に1つも存在しない場合、スケジューリング対象エンティティのそれぞれによって先取りされているCCE候補とともにCCE割り当てパターンを記憶し、前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティに戻り、当該前の処理対象となっていたスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストにおいて次のアイドルCCE候補リストから続行し、
    前記スケジューリング対象エンティティのすべてがCCE候補を先取りするか、または、実行時間制限に達すると、前記割り当てパターン取得部の動作を終了する
    ように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の制御チャネル要素の割り当て装置。
  12. 前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティの前記アイドルCCE候補リストは、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定された前記アグリゲーションレベルのCCE候補と、前記現在処理対象となっているスケジューリング対象エンティティからフィードバックされた前記CQIに応じて決定された前記アグリゲーションレベルよりも高いアグリケーションレベルのCCE候補との双方を有していることを特徴とする請求項11に記載の制御チャネル要素の割り当て装置。
  13. 前記割り当てパターン取得部は、前記アイドルCCE候補リストにおいて前記アイドルCCE候補を予め定められたインパクトルールに基づいてソートし、前記アイドルCCE候補をインパクトが低いものから高いものへと順番に先取りするように構成されていることを特徴とする請求項11または12に記載の制御チャネル要素の割り当て装置。
  14. 予め定められた時間にわたって前記選択されたCCE割り当てパターンをキャッシュする割り当てパターンキャッシュ部さらに有することを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載の制御チャネル要素の割り当て装置。
  15. 前記割り当てパターンキャッシュ部は、前記キャッシュされているCCE割り当てパターンを、スケジューリング対象エンティティのソートされたリストと照合するように構成されており、
    前記割り当て部は、前記キャッシュされているCCE割り当てパターンが一致すると、当該一致したキャッシュされているCCE割り当てパターンに基づいて前記スケジューリング対象エンティティに対してCCEを割り当てるように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の制御チャネル要素の割り当て装置。
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