JP2014533240A - 生物材料の凍結乾燥球形ペレットを調製する方法 - Google Patents
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Abstract
生物材料の凍結乾燥ペレットを調製する方法が記載される。該ペレットは、実質的に球形を有し、所望の生物材料の液体組成物の液滴を平坦なソリッド表面、特に、凹みが全くない表面で凍結させること、この後に凍結液滴を凍結乾燥することにより調製される。これらの方法は、高濃度の所望の生物材料、特に治療的タンパク質またはワクチンを有し、バイアル中で調製される凍結乾燥粉末ケーキより速い再構成時間を有する凍結乾燥ペレットを調製するのに有用である。【選択図】図1
Description
本発明は、タンパク質などの生物材料の凍結乾燥ペレットを調製する方法、特に、形が球形であり、速い再構成時間を有する生物材料の凍結乾燥ペレットを調製する方法に関する。
細胞、タンパク質およびワクチンなどの生物材料は、生物材料を含有する液体組成物のアリコートを凍結乾燥して保存されることが多い。凍結乾燥工程は、液体試料を凍結させるステップを含み、液体試料は次いで、凍結試料中の氷が水蒸気に直接変化する、または昇華するように真空に晒される。氷の除去後、試料温度は徐々に上昇し(依然として真空下中で)、水が試料の残りの非氷相から脱着される。
生物材料の凍結乾燥ケーキは、適切な安定剤を含む緩衝液(すなわち、「製剤」)中に典型的には存在する生物材料の所望の量をガラス容器に等分すること、次いで、生物材料を含有するガラス容器を冷却、凍結、アニーリング、1次乾燥および2次乾燥のステップにかけることにより調製される。乾燥生物材料を含有するガラス容器は、典型的には、室温または冷蔵状態下で長期間保存される。生物材料を含有する乾燥製剤は、典型的には、液体、通常は水をガラス容器に添加して再構成される。治療およびワクチンとしての使用を意図された生物材料を凍結乾燥するのに使用されるガラス容器には、典型的には、ガラスバイアルおよび二重チャンバー注射装置(一方のチャンバーが凍結乾燥ケーキを含有し、他方のチャンバーが再構成液を含有する)が含まれた。
球状に形成されたペレット(すなわちビーズ)の形態で生物材料を凍結乾燥する方法も記載されている。これらの方法において、生物材料の個々の試料は、所望の数の乾燥試料をガラスバイアルなどの貯蔵容器に入れる前に凍結され、乾燥される。歴史的に、これらの方法は、(a)所望の量の生物材料を含有する液体組成物のアリコートを液体窒素などの冷却剤の容器に分注し、生物材料と冷却剤との直接接触をもたらすステップ、および/または(b)生物材料を含有する液体組成物のアリコートを冷却されたソリッドなプレート上に存在する凹みに分注し、凍結されるまで凹みがアリコートを含有するステップのどちらかに因った。機械加工された凹みを有するプレートの使用は、凹みの壁からペレットを剥離するための自動システムの使用をしばしば必要とすることも注意されるべきである。さらに、液体アリコートの含有を凹みに依存することは、アリコートおよび得られるペレットのサイズに対する容量制限をもたらす。ダイおよびパンチ法(die and punch method)と呼ばれ、密閉金型および圧縮力を使用して凍結ペレットを得る別のアプローチは、複雑な組立設計、凹みからの流体構成物の漏出、およびダイまたはパンチのどちらかへのペレットの固着に悩まされる。
本発明は、生物材料の流体製剤の乾燥ペレット(湿度<5%)を調製する方法、該方法を用いて調製される乾燥ペレット、およびこの使用に関する。
本方法は、実質的に球形を有する少なくとも1つの液体液滴を、ソリッドおよび平坦な表面(すなわち、いかなる試料ウェルまたは凹みも欠いている)に分注するステップと、液滴を低温物質と接触させることなく液滴を該表面で凍結させるステップと、凍結液滴を凍結乾燥して実質的に形が球形である乾燥ペレットを作製するステップとを含む。方法は、所望の数の液滴をソリッドな平面に同時に分注すること、液滴を凍結させること、および凍結液滴を凍結乾燥することにより、複数の乾燥ペレットを調製するためにハイスループットモードで使用することができる。タンパク質治療薬などの高濃度の生物材料を有する液体製剤から本発明の方法により調製されるペレットは、ガラス容器中で同じ容量の液体製剤を凍結および凍結乾燥して調製される単一の凍結乾燥ケーキより速い再構成時間を有する一連の乾燥ペレットに合体できることが、驚くべきことに見出された。
本発明の1つの実施形態において、ソリッドな平面は、金属プレートの上面を−90℃以下の温度で維持するように適合されたヒートシンクと物理的に接触している底面を含む、金属プレートの上面である。金属プレートの上面は、液体製剤の凝固点よりはるかに低いため、液滴の底面が金属プレートの上面と接触すると瞬時に、液滴は本質的に凍結する。
別の実施形態において、ソリッドな平面は疎水性であり、分注ステップ中に0℃より上で維持される薄膜の上面を含む。分注された液滴は、製剤の凍結温度より低い温度に薄膜を冷却して凍結される。
本発明はまた、上記金属プレートまたは疎水性の薄膜実施形態のどちらかを用いて調製される、実質的に形が球形である少なくとも1つの乾燥ペレットを含む容器にも関する。1つの実施形態において、生物材料はタンパク質治療薬であり、容器は一連の乾燥ペレットを含む。
さらに別の実施形態において、本発明は、実質的に形が球形である少なくとも2つの乾燥ペレットを含む容器を含み、2つの乾燥ペレットの一方は第1の生物材料を含み、他方の乾燥ペレットは、第1の生物材料と異なる第2の生物材料を含み、容器中の乾燥ペレットの各々は、(a)実質的に球形を有する液滴を金属プレートに分注すること(金属プレートは、表面と接触している時に分注された液滴が凍結するように、−90℃以下の温度で維持されるソリッドおよび平坦な表面を含む)、(b)凍結液滴を凍結乾燥して実質的に球形を有する乾燥ペレットを作製すること、および(c)乾燥ペレットを容器に入れることにより調製される。1つの実施形態において、第1および第2の生物材料は、多成分ワクチンの異なる成分を含む。
本発明による生物材料の乾燥ペレットを作製する方法は、生物材料を含む液体組成物(液体タンパク質製剤など)のアリコートを分注チップに充填するステップと、液滴が分注されている間も無傷なままであるような方法で、該アリコートをソリッドな平面に分注するステップとを含む。用語「ソリッドな平面(solid, flat surface)」は、凹みまたはウェルがないことを意味する。本発明において有用な分注チップには、図1に示されているような円形の開口端、および先の尖った開口端を有するものが含まれる。複数の乾燥ペレットは、液体組成物の所望の数のアリコートをマルチチャンネルピペッターに同時に充填して、同時に調製することができる。
1つの実施形態において、ソリッドな平面は金属プレートの上面であり、−90℃以下の温度で維持される。本発明の幾つかの実施形態において、金属プレートの温度は−150℃以下、または−180℃以下である。他の実施形態において、プレートの温度は、約−90℃から約−130℃、約−110℃から約−150℃、約−150℃から約−195℃、または−180℃から約−196℃の範囲内である。金属プレートは、金、銀、ステンレス鋼、アルミニウムまたは銅などの伝導性の不活性金属を含む。好ましい実施形態において、金属プレートはアルミニウムからなる。別の好ましい実施形態において、プレートはステンレス鋼である。幾つかの実施形態において、金属プレートは形が長方形であり、1つの好ましい実施形態において、長方形プレートの寸法は、10インチ長×7インチ幅×0.4インチ厚である。
金属プレートの低温温度は、金属プレートの底面をヒートシンクと物理的に接触させて維持される。1つの好ましい実施形態において、ヒートシンクは、温度伝導性金属からなる複数のフィンを含む。幾つかの実施形態において、フィンは、金属プレートの底面に沿って約0.25インチ間隔で配置され、各フィンは、少なくとも約1インチの長さを有する。10インチ×7インチプレートに対し、ヒートシンクは、30個の1インチ長のフィンを好ましくは含む。
フィンは、当技術分野でよく知られている数多くのアプローチのいずれかを用いて、例えば、金属ねじ、溶接、低温接着剤(cryoglue)による接着を用いて、金属プレートの底部に物理的に連結することができる。このような実施形態において、用語「底面」は、複数のフィンに物理的に連結されたプレートの表面を意味する。あるいは、金属プレートおよびヒートシンクは、単一の金属ブロックから製作することができ、このような場合、当業者は、金属プレートの底面およびヒートシンクが同じ機能的特徴の、およびこれにより互いに物理的に接触している部分を形成することを理解するであろう。
単一の金属ブロックから製作され、本発明において有用であるヒートシンクの例は、図1に図示されている。このプレートは、液体窒素などの液体冷却剤を含有する金属貯留槽の最上部の上にある金属プレートの底面と一端が物理的に接触している複数の金属フィンを含む。ヒートシンクにおいて使用され得る他の液体冷却剤には、液体プロパン、イソペンタン/ヘキサン混合物、アルゴンおよびHFE−7100が含まれる。金属フィンおよび貯留槽は、好ましくは、プレートに使用されるのと同じ伝導性金属製である。類似のヒートシンクは、例えば、M&M Metals、1305W Crosby Road、Carrollton、TXから商業的に購入されてもよい。
別の実施形態において、ソリッドな平面は疎水性であり、分注ステップ中に0℃より上で、および好ましくは4℃から25℃の間で維持される。疎水性表面は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン等の化学的に不活性なプラスチックを含んでもよい。疎水性表面は、異なる材料に結合されてもよく、または疎水性材料(例えば、PTFE、ポリプロピレン)を用いて作製された薄膜の上面を単純に含んでもよい。液体液滴を凍結するために、分注された液滴を含有する膜は、生物材料を含む液体組成物の凝固点より低い温度、および好ましくは該凝固点より低い約5℃から25℃の温度に冷却される。
分注ステップ中に液体液滴を無傷に維持することが重要である。液滴が低温金属表面(すなわち、−90℃以下)に分注される場合、これを達成する1つの方法は、液滴のいずれかの部分が依然としてチップ中にある間は液滴が凍結するのを防ぎ、ならびに例えば図1に示されているように、分注された液滴と金属プレートの上面および分注チップの底部との同時の接触を維持する分注速度、および分注チップの上面と底部の間の距離(「間隔距離」)で液滴を分注することである。これは、低温金属表面と接触している時に液滴が底部から上に凍結することを可能にする。
分注速度および間隔距離は、液体液滴の容量および分注チップの開口端の形状に依存し、実験的に容易に決定することができる。例えば250ulビーズに対し、この速度は0.2秒から3.0秒の範囲であり得る。同様に例えば100ulビーズに対し、分注速度は0.1秒から2秒の範囲であり得る。好ましい実施形態において、分注速度は、それぞれ、約3ml/分から約75ml/分、約5ml/分から約75ml/分、約3ml/分から約60ml/分、約20ml/分から約75ml/分、20ml/分から約60ml/分の範囲内である。50および20マイクロリットル液滴を調製するのに適切な分注速度は、溶質濃度が低い(5%)組成物の4.5ml/分であり、溶質濃度が高い(25%)組成物に対しては9ml/分である。
代替の実施形態において、間隔距離(すなわち、分注チップの開口端と上面の間の)は十分に高いため、分注された液滴は低温金属プレートの上面とのみ接触する。液滴の無傷さおよび球形を維持するために、金属表面の温度は、表面に触れている時に液体液滴の瞬間凍結を確保する−150℃より十分に低く維持される。間隔距離は、分注されたアリコートの容量に依存するであろうが、通常は少なくとも1cmである。
液体液滴が疎水性表面に分注される場合、液滴は典型的には、液滴が表面に触れている時に無傷のままとなるアリコートの容量を選択することにより実質的に球形で無傷に維持される。
好ましい実施形態において、1または複数の分注チップは、分注速度および間隔距離を制御できる自動分注装置に連結される。自動分注装置の例には、Biomek(登録商標)FX Liquid Handling SystemおよびTecanにより製造されたピペッターが含まれる。
幾つかの実施形態において、方法は、乾燥ペレットの再構成時間を測定するステップをさらに含む。用語「再構成時間」は、乾燥ペレット(すなわち、本発明により調製された)または凍結乾燥ケーキを完全に溶解して透明な再構成液体製剤を作製するのに必要とされる時間を指す。
ペレットは凍結された後、凍結乾燥チャンバーに入れられ、凍結乾燥される。本発明において有用な典型的な凍結乾燥サイクルのステップは、充填、アニーリング、凍結、および1回または複数回の乾燥ステップを含む。幾つかの実施形態において、乾燥ステップ(複数可)は0℃より上で行われる。好ましい凍結乾燥サイクルは、乾燥液滴を崩壊温度より低く保ち、凍結液滴の実質的に同じ形状およびサイズの、ならびに約0.1%から約10%、約0.1%から約6%、約0.1%から約3%または0.5%から約5%の含水量を有する乾燥ペレットをもたらすであろう。凍結乾燥サイクルの例が以下に示される。
凍結乾燥パラメータI
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:30℃/0.65/1350/30mTorr
2次乾燥:30℃/0.65/270分/255mTorr
凍結乾燥パラメータII
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:15℃/0.65/1590分/30mTorr
2次乾燥:30℃/0.65/300分/255mTorr
凍結乾燥パラメータIII
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:15℃/0.65/28時間/30mTorr
2次乾燥:15℃/0.65/5時間/210mTorr
凍結乾燥パラメータI
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:30℃/0.65/1350/30mTorr
2次乾燥:30℃/0.65/270分/255mTorr
凍結乾燥パラメータII
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:15℃/0.65/1590分/30mTorr
2次乾燥:30℃/0.65/300分/255mTorr
凍結乾燥パラメータIII
充填:−45℃/0.5/15分
アニーリング:−20℃/0.5/60分
凍結:−45℃/0.5/75分
1次乾燥:15℃/0.65/28時間/30mTorr
2次乾燥:15℃/0.65/5時間/210mTorr
凍結乾燥の完了後、乾燥ペレットは、大量貯蔵用の容器に入れられてもよく、または所望の最終使用容器に等分されてもよい。大量貯蔵容器には、例えば、プラスチックトレー、金属トレー、瓶、フォイルバッグ等が含まれる。所望の最終使用容器は、再構成のための液体を容器(例えばバイアル)に直接受け取るように構成されてもよく、または二重チャンバーカートリッジペン装置、二重チャンバーフォイルパック、2つ以上のチャンバーを備えるプラスチックチューブなどの市販の二重チャンバー容器であってもよく、ペレット中の治療薬またはワクチンの投与直前に2つ以上の成分を容易に混合するように設計されてもよい。あるいは、最終使用容器は、所望の数のペレットの除去を可能にするように適合されてもよく(例えば、ビーズディスペンサーなど)、除去されたペレットは次いで、別個の容器で液体により再構成される。
本発明の方法は、サイトカイン、酵素および抗体などの治療的タンパク質のほか、ペプチドおよびタンパク質などワクチンにおいて使用される抗原物質を含む、さまざまな生物材料の乾燥ペレットを調製するのに利用することができる。生物材料は、典型的には、液体製剤の貯蔵中のほか、凍結および凍結乾燥ステップ中ならびに凍結および凍結乾燥ステップ後に、生物材料に安定性を与える1つまたは複数の成分も含有する液体組成物中にある。この液体組成物は、本明細書において、「液体製剤」、「医薬組成物」、「ワクチン組成物」、および「ワクチン製剤」とも呼ばれる。必要に応じて含まれ得る追加の成分には、医薬的に許容される賦形剤、添加剤、希釈剤、緩衝液、糖、アミノ酸(グリシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニンまたはリジンなど)、キレート剤、界面活性剤、ポリオール、充填剤、安定剤、抗凍結剤、凍結乾燥保護剤(lyoprotectant)、可溶化剤、乳化剤、塩、補助剤、張度増強剤(アルカリ金属ハロゲン化物、好ましくは塩化ナトリウムまたは塩化カリウム、マンニトール、ソルビトールなど)、送達ビヒクルおよび抗菌性保存剤が含まれる。医薬製剤のための許容される製剤成分は、使用される投与量および濃度でレシピエントに無毒である。
幾つかの実施形態において、ペレットを調製するのに使用される組成物中の総賦形剤濃度は、グリセロールおよびソルビトールなどの可塑化効果を有する、重量基準(w/w)で50%以下の賦形剤を含む。このような賦形剤は、この後の処理作業にとって望ましくない特徴である壊れやすいまたは海綿状の乾燥ペレットをもたらす。当業者は、可塑化効果を有する他の賦形剤を容易に特定することができる。他の実施形態において、ペレットは、少なくとも5%溶質濃度w/wを有する組成物から調製される。
本発明者らは、本明細書において、組成物中の少量(例えば、5マイクログラム濃度)のポリブレンでさえ、凍結中または凍結後に砕けるペレットをもたらすことを驚くべきことに発見したため、ウイルス抗原およびタンパク質を製造するための細胞培養において典型的には使用されるポリブレンなどのカチオン性ポリマーの包含は、回避されるべきである。
本発明の方法は、高濃度の治療抗体(例えば50mg/ml以上)を有し、3分未満、好ましくは2分未満の再構成時間を有する液体製剤から乾燥ペレットを調製するのに特に有用である。乾燥ペレットは、典型的には、室温(例えば、25℃)で少なくとも1カ月間、好ましくは室温(例えば、25℃)で少なくとも6カ月間安定である。再構成すると、該製剤は、静脈内、筋肉内、腹腔内または皮下注射などの非経口投与に適している。
本発明の方法はまた、高い溶質濃度、例えば、20%を超える濃度を有する組成物から乾燥球形ペレットを調製するのにも特に有用である。このような組成物は、高濃度の糖および他の安定剤、例えば、スクロース、トレハロース、スクロース/トレハロース混合物、マンニトール、デキストロース、デキストラン、およびこのような糖の混合物を有してもよい。溶質濃度が高い組成物は、妥当な凍結乾燥サイクルを有する満足のいく乾燥生成物を得ることが難しいため、バイアル中で凍結乾燥された生成物においては典型的には使用されない。しかし、以下に示されるように、本明細書に記載された方法を用いた凍結球形液滴は、溶質濃度が低いまたは高い、およびバイアル中で行われる場合より短い凍結乾燥サイクルを用いて乾燥された組成物を含む、種々のタイプの組成物から調製することができる。
本発明の方法により調製された乾燥ペレットは、各ペレットを調製するのに使用される液滴の容量、および単回もしくは複数回投与量容器または送達装置に添加されるペレットの数を選択することにより、さまざまな投与量サイズに容易に組み込むことができる。また、本発明は、1つの生物材料を含む乾燥ペレットが、異なる生物材料を含む乾燥ペレットと単一容器中で併用される、併用治療生成物または併用免疫原性生成物の調製も容易に可能にする。例えば、異なる抗原組成物(麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、および水痘など)から調製されたペレットが、多成分ワクチンを得るために単一容器中で併用され得る。これは、異なる抗原が再構成まで別個のままであることを可能にし、ワクチンの保管期間を向上させることができる。同様に、併用生成物は、別個の抗原を含むペレットおよびアジュバントを含むペレットを含有することができる。別の例は、タンパク質を含むペレットとペプチドを含むペレットとの併用であろう。
以下の実施例の全てにおいて、試験組成物の凍結液滴は、図1に示されたものと極めて類似した金属プレート/ヒートシンク器具を用いて調製された。金属プレート/ヒートシンクは、10インチ長×7インチ幅×0.4インチ厚の大きさのアルミニウム製であり、平坦な上面および底面を有し、これに対して垂直に約0.25インチ間隔で配置された30個の1インチ長のフィンを備えた。フィンは、金属プレート/ヒートシンクを支えるのに十分な大きさのアルミニウム貯留槽またはスタイロフォーム貯留槽に含有された液体窒素に浸された。
(実施例1)
IgG1抗体を含む乾燥ペレットの調製
本発明のこの方法は、IgG抗体を100mg/mlで用いて実証した。該抗体を100mg/mlで含む液体抗体組成物を調製し、この組成物の凍結液滴は、さまざまなサイズのアリコートを表面温度≦−100℃を有するソリッドな平坦な金属プレートにピペッティングして得た。4つの異なるサイズのペレットは、20〜22ul、25ul、50ulおよび100ulの液体抗体組成物を低温プレートに等分して得た。凍結液滴を凍結乾燥し、次いで貯蔵のためガラスバイアルに入れた。対照として、同じ液体抗体組成物のさまざまな容量(0.25 ml、0.5ml、1mlおよび1.5ml)を3mlガラスバイアルに入れ、凍結乾燥した。乾燥ペレット中の同じ量の抗体と比較した、乾燥ペレットを再構成するのに必要とされる時間を、再構成容量のSWFI(滅菌水(Sterile Water for Injection))の添加で始まり、ガラスバイアル中の全ての乾燥ペレットまたは凍結乾燥ケーキの完全な溶解(目視検査により判定した)で終わるストップウォッチを用いて測定した。再構成時間は、各々100ulの5個のペレットまたは各々50ulの10個のペレットを含むバイアルについて示す。比較目的のため、0.5ml(プレ凍結乾燥)一杯量(fill)での凍結乾燥ケーキの再構成時間も測定した。結果を以下の表1に示す。
IgG1抗体を含む乾燥ペレットの調製
本発明のこの方法は、IgG抗体を100mg/mlで用いて実証した。該抗体を100mg/mlで含む液体抗体組成物を調製し、この組成物の凍結液滴は、さまざまなサイズのアリコートを表面温度≦−100℃を有するソリッドな平坦な金属プレートにピペッティングして得た。4つの異なるサイズのペレットは、20〜22ul、25ul、50ulおよび100ulの液体抗体組成物を低温プレートに等分して得た。凍結液滴を凍結乾燥し、次いで貯蔵のためガラスバイアルに入れた。対照として、同じ液体抗体組成物のさまざまな容量(0.25 ml、0.5ml、1mlおよび1.5ml)を3mlガラスバイアルに入れ、凍結乾燥した。乾燥ペレット中の同じ量の抗体と比較した、乾燥ペレットを再構成するのに必要とされる時間を、再構成容量のSWFI(滅菌水(Sterile Water for Injection))の添加で始まり、ガラスバイアル中の全ての乾燥ペレットまたは凍結乾燥ケーキの完全な溶解(目視検査により判定した)で終わるストップウォッチを用いて測定した。再構成時間は、各々100ulの5個のペレットまたは各々50ulの10個のペレットを含むバイアルについて示す。比較目的のため、0.5ml(プレ凍結乾燥)一杯量(fill)での凍結乾燥ケーキの再構成時間も測定した。結果を以下の表1に示す。
[表1]再構成時間。10個の20μl球体/バイアルとして列挙された形態は、バイアルが、20μl抗体組成物を用いて調製された10個の乾燥ペレットを含有したことを意味する。同様に、20個の50μl球体/バイアルとして列挙された形態は、バイアルが、50μl抗体組成物を用いて調製された20個の乾燥ペレットを含有したことを意味する。得られた凍結乾燥ケーキ/ペレットも、外観、含水量分析および吸光測定により特徴付けた。
表1に見られるように、乾燥ペレットは、当量の抗体を含有する凍結乾燥ケーキより大幅に少ない時間で完全に溶解された。凍結乾燥ケーキ形態と対比した乾燥ペレット形態のより速い再構成時間も、図4Aおよび4Bに示された写真から明らかである。
(実施例2)
融合タンパク質を含む乾燥ペレットの調製
本発明の方法を、25mg/mlのTNFRII−Fc融合タンパク質を含む液体組成物に適用した。該組成物は、ヒトIgG1のFc成分のコード配列に融合された可溶性ヒト組織壊死因子受容体2のコード配列を有する組換えDNAの発現により作製した。該組成物はまた、滅菌水、pH 7.4中に40mg/mlマンニトール、10mg/mlスクロース、および1.2mg/mlトロメタミンも含有した。
融合タンパク質を含む乾燥ペレットの調製
本発明の方法を、25mg/mlのTNFRII−Fc融合タンパク質を含む液体組成物に適用した。該組成物は、ヒトIgG1のFc成分のコード配列に融合された可溶性ヒト組織壊死因子受容体2のコード配列を有する組換えDNAの発現により作製した。該組成物はまた、滅菌水、pH 7.4中に40mg/mlマンニトール、10mg/mlスクロース、および1.2mg/mlトロメタミンも含有した。
各50μLの液滴を、5mlシリンジおよび18G1針で組み立てられたKDS Legato(商標)200ポンプの開始/停止機能を用いて、約−190℃の表面温度を有する金属プレート/ヒートシンク器具のソリッドな平坦な上面に分注した。凍結ドロップル(droples)を、上記凍結乾燥パラメータIIに類似した凍結乾燥サイクルを用いて、単層形式で凍結乾燥した。凍結乾燥ペレットおよびケーキを、冷凍下(2〜8℃)で2週間保存し、次いで溶解度および抗体安定性に関連する他の特徴について評価した。
融合タンパク質の安定性に対するこの工程の効果を評価するために、乾燥ペレットを1ml滅菌水、0.9%ベンジルアルコール中で再構成し、融合タンパク質の熱変性を示差走査熱量測定(DSC)および円二色性(CD)分光法により測定した。同じ液体組成物の非凍結乾燥試料を対照として使用した。CD融解は、波長217nm、傾斜率1C/分、温度範囲20〜95℃で、1cm石英キュベットを用いて自動Peltier 6セルチェンジャー中の試料で行った。
DSC結果は、再構成製剤中の融合タンパク質のアンフォールディングの開始温度および中点転移温度が、出発液体製剤中の融合タンパク質のものと類似していることを示した(試験した全ての製剤について、Tm1約77℃およびTm2約88℃)。同様に、シグナルを温度傾斜中に217nmで測定した場合、CDにより判定したアンフォールディング温度は、出発液体試料と再構成試料の間で有意に異ならなかった(Tm約65.5℃)。
Claims (17)
- 生物材料を含む液体組成物を含有する容器を提供するステップと、
ソリッドおよび平坦である上面と、金属プレートの上面を−90℃以下の温度で維持するように適合されたヒートシンクと物理的に接触している底面とを含む金属プレートを提供するステップと、
前記金属プレートの上面と分注チップの開口端の間に少なくとも0.1cmの間隙がある、液体液滴を分注するように構成された開口端、および前記容器に連結されたもう一方の端を有する前記分注チップを、前記金属プレートの上面の上に配置するステップと、
単一の液滴が前記上面で接触および凍結する時、実質的に球形を有する単一の液滴として前記液滴を維持する方法で、前記液体組成物のアリコートを、単一の液滴として前記分注チップの前記開口端を通じて前記金属プレートの前記上面に分注するステップと、
凍結液滴を凍結乾燥して実質的に球形の乾燥ペレットを作製するステップと
を含む、生物材料の凍結乾燥ペレットを調製する方法。 - 前記分注が、前記チップ中の前記アリコートのいかなる部分の凍結も防ぎ、ならびに前記プレートに触れている前記液滴表面が凍結されるまで、前記分注された液滴と前記金属プレートの前記上面および前記分注チップの前記開口端との同時の接触を維持する速度および間隔距離で行われる、請求項1に記載の方法。
- 前記分注速度が、約3ml/分から約75ml/分、約5ml/分から約75ml/分、約3ml/分から約60ml/分、約20ml/分から約75ml/分、および約20ml/分から約60ml/分からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
- 前記アリコートが250μlであり、前記分注速度が約5ml/分から約75ml/分の間である、または前記アリコートが100μlであり、前記分注速度が約3ml/分から約60ml/分の間である、請求項2に記載の方法[追加のアリコートは50μlまたは20μlであり、現在の分注情報である]。
- 前記金属プレートの上面温度が−150℃より低く、前記分注チップの前記開口端と前記金属プレートの前記上面の間の前記間隔距離が、0.1cmから0.5cmの間、または0.1cmから1cmの間、または0.1cmから0.75cmの間である、請求項1に記載の方法。
- 前記金属プレートの表面温度が、約−180℃から約−196℃の間、または約−180℃から約−273℃の間である、請求項5に記載の方法。
- 前記ヒートシンクが、第1およびセンド(send)の端部を有する、前記金属プレートに対して垂直に配列された複数の金属フィンを含み、各フィンの前記第1の端部が前記金属プレートの前記底面に触れており、各フィンの前記第2の端部が液体窒素に浸されている、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
- 前記生物材料が、少なくとも50mg/mlまたは約100mg/mlの前記液体組成物中の濃度での精製抗体、ワクチン、融合タンパク質、ポリペプチド、およびペプチドからなる群から選択される、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
- 前記液体組成物が、重量基準で少なくとも25の総溶質濃度を含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
- 前記凍結乾燥ペレットの再構成時間を測定するステップをさらに含む、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
- 請求項1から10のいずれかに記載の方法により調製された少なくとも1つの凍結乾燥ペレットを含有する容器。
- 前記凍結乾燥ペレットが、3分未満または2分未満または1分未満の再構成時間を有する、請求項11に記載の容器。
- 前記容器がガラスバイアルである、請求項11または12に記載の容器。
- 前記容器が第1および第2のコンパートメントを含み、前記少なくとも1つの凍結乾燥ペレットが前記第1のコンパートメントに存在し、再構成液体が前記第2のコンパートメントに存在する、請求項11または12に記載の容器。
- 前記凍結乾燥ペレットが、TNFRII−Fc融合タンパク質を含み、ならびに滅菌水、pH7中、25mg/mlのTNFRII−Fc融合タンパク質、40mg/mlマンニトール、10mg/mlスクロース、および1.2mg/mlトロメタミンを含む液体組成物から調製される、請求項11から14のいずれかに記載の容器。
- 2つの乾燥ペレットの一方が第1の生物材料を含み、他方の乾燥ペレットが前記第1の生物材料と異なる第2の生物材料を含み、容器中の前記乾燥ペレットの各々が、請求項1から10のいずれかに記載の方法により調製される、実質的に形が球形である少なくとも2つの乾燥ペレットを含む容器。
- 各前記第1および第2の生物材料が多成分ワクチンの成分である、請求項16に記載の容器。
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