次に、図示の例示的な実施形態を参照し、それらの実施形態を説明するために特定の用語が本明細書に使用される。しかしながら、それによって本発明の範囲が限定されるものではないないことが理解されよう。
本発明を開示し説明する前に、本発明は、本明細書において開示される特定の構造、プロセスステップ、又は材料に限定されるものではなく、当業者なら認識されるようにそれらの同等物に及ぶことを理解すべきである。本明細書で用いられている用語は、特定の実施例だけを説明するために使用され、限定するものではないことも理解されるべきである。異なる図面内の同じ参照番号は同じ要素を表す。流れ図及びプロセスに与えられている数字は、ステップ及び動作を説明するのを明瞭にするために提供され、必ずしも特定の順序又はシーケンスを示すものではない。
(例示的な実施形態) 最初に技術実施形態の概要が以下に提供され、次いで特定の技術実施形態が後でさらに詳細に説明される。この最初の概要は、読者が技術をより迅速に理解するのを助けるためのものであるが、技術の重要な特徴又は本質的な特徴を特定するためのものではなく、特許請求された主題の範囲を限定するためのものでもない。
アップリンク(UL)ジョイント受信(JR)多地点協調(CoMP)では、無線媒体のブロードキャスト性を利用することにより、非CoMP動作に比べて顕著な性能向上を達成することができる。しかしながら、各協働リンクは、各協働リンクの経路損失がサービングリンクより大きくなりうるので、サービングセルへのリンクより低い信号品質を有する可能性がある。したがって、CoMPセットの(複数の)協働レシーバへの追加の(複数の)リンクのチャネル推定(CE)品質は、協働により顕著な向上を得るために有益となりうる。例えば、協働セルkへのリンクのCE性能は、隣接セル内の他の無線装置(例えば、UE)からのアップリンク復調基準信号(DM−RS)伝送を除けば、協働セルk内でサーブされる1つ又は複数の無線装置(例えば、UE)のDM−RS伝送によって深刻な影響を受ける可能性がある。本明細書では、UEは単一のUE又は複数のUEを指すことができる。したがって、UL CoMPからのさらなる利点が、CoMPセット内の異なるセルに属する無線装置からのDM−RS伝送間のより良い直交性により、又は、エリア分割利得のより良い実現により達成されうる(例えば、以下で説明するCoMPシナリオ4において)。本明細書では、CoMPセットはUL CoMP協働セットを指すことができる。
UL CoMP協働セットは、無線装置(例えば、UE)からのデータ受信を対象とすることができる点セットを含むことができる。UL CoMP協働セットは、無線装置からのサウンディング基準信号(SRS)伝送(例えば、周期的SRS伝送)に基づいてスケジューリングするためのチャネル推定(CE)を行う点セットを含むことができる。点セットは、CoMPリソース管理(CRM)セットに対する無線装置のフィードバックに基づくノード(例えばeNB)によって、又は複数点における(例えば、受信点)UL内のSRS伝送に基づく測定によって決定することができる。CRMセットは、定義されていれば、CSI−RSベースの受信信号測定がそのために無線装置によって行われ報告されうるチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースのセットを含むことができる。このような長期測定結果は、すぐ近くの点に関する情報を伝達してUL CoMP協働セットを決定する際にノード(又はコアネットワーク)を支援するために、無線装置によって報告されうる。SRS伝送は、ネットワークが潜在RPでUL信号品質を測定することができるように構成することができる。測定情報は、UL CoMP協働セットのUL信号品質を決定するために使用される場合があり、その場合、CRMセットは、特に無線装置に対して定義されない又は信号で送られない場合がある。CoMPシグナリングフレームワーク内で、UL CoMP協働セットはUE固有と見なすことができ、無線リソース制御(RRC)又は媒体アクセス制御(MAC)シグナリングによって半静的に又は動的に設定又は変更されてもよい。
CoMP受信点(RP)セットは、無線装置(例えば、UE)からデータを能動的に受信する点セットとすることができる。CoMP RPセットは、UL CoMP協働セットのサブセットとすることができる。JRでは、CoMP RPセットは、UL CoMP協働セットからの多点を含むことができる。CoMP RPセットの構成は、ノード(例えば、eNB)でのULスケジューリング決定に応じてサブフレームの時間尺度によって異なることがある。UL CoMP協働セットと同様に、CoMP RPセットはUE固有と見なすことができる。
UL DM−RSシーケンスを多地点協調(CoMP)セット内の無線装置に効率的に割り当てると、CoMPセット内の異なるセルに属する無線装置からのDM−RS伝送間の直交性を改善するか、又はより高いエリア分割利得をもたらすことができる(例えば、下記のCoMPシナリオ4において)。UL DM−RSシーケンスは、種々のUL DM−RSパラメータ(例えば、シーケンス初期化シード、ベースシーケンス、巡回シフト(CS)、又は直交カバーコード(OCC)に関する情報)を選択することによって割り当てることができる。本明細書では、CSは、単一のCS又は複数のCSを指すことができる。DM−RSベースシーケンスの割当てはセル固有とすることができ、その場合、セル内のPUSCH伝送のためにスケジューリングされるマルチユーザマルチ入力マルチ出力(MU−MIMO)無線装置に同じベースシーケンス及び異なる巡回シフト(CS)を割り当てられて、セル内の無線装置からの同時DM−RS伝送間に直交性を提供することができる。異なるDM−RSベースシーケンスが隣接セルに割り当てられたときに、UL CoMPシステム内のセル間無線装置からのDM−RS伝送間に低相関(例えば、より大きい干渉又はより小さい直交性)が生じる可能性がある。異なるベースシーケンスを有する無線装置は、同じベースシーケンス及び異なるCSを有する無線装置より小さい直交性(例えば、大きい干渉)を有する可能性がある。しかしながら、マクロセル及びマクロセルカバレッジエリア内のLPNが共通物理セルID(PCI)を共有することができる、CoMPシナリオ4におけるようないくつかの展開では、CE性能の向上が、エリア分割利得を利用すること、及び、異なるDM−RSベースシーケンスを互いに幾何学的に分離されうるノードに関連するUEに割り当てることにより干渉平均化を改善することによって達成されうる。
系統的なUE固有のDM−RSシーケンス割当方法により異なるCSを有する同じベースシーケンスを無線装置用の協働セルに割り当てることにより、同じセル内のサービングリンクの良好なCE性能を維持しながら、協働リンクのCE品質の顕著な改善が達成される(すなわち、1つのセル内の無線装置からCoMPセット内の別の協働セルまでのチャネル)。
図1は、マクロノード310と複数の低電力ノード(LPN)320、322、324及び326とを有する異種ネットワーク(HetNet)を示している。マクロノードは、X2インタフェース又は光ファイバ接続を用いて帰路リンク316を介して各LPNに接続することができる。図1は、LPN(例えば、遠隔無線ヘッド(RRH))がマクロノード(例えば、eNB)とは異なるセル識別子(ID)を有しているシナリオ3のCoMP構成、又は、LPNがマクロノードと同じセルID(例えば、CID)を有しているシナリオ4のCoMP構成を示している。「セル」という用語は本明細書で使用されうるが、セルは、CoMPセットがマクロノード及び同じセルIDを共有する複数のLPN(例えば、無線装置の観点から同じ物理レイヤセル識別情報又は物理セル識別情報(PCI)
)を含みうるCoMPシナリオ4のようなシナリオに適用することもできる。本明細書では、「セル」は、「点」(例えば、受信点)又は「ノード」を指すことができ、「ホームセル」は、「アップリンク関連点」(例えば、無線装置が、無線装置のダウンリンク関連点とは異なるUL伝送用の点に関連することができる)を指すことができる。一実施例では、UL CoMP協働セットはDL CoMP協働セットとは異なることがある。
図1では、第1の無線装置330は、ネットワーク内のセル(例えば、ノード)に関連して説明されうる。例えば、CoMPセットは、4つのセル310、320、322及び324(例えばノード)を含むことができる。第1の無線装置330は、ホームセル320(例えば、ホームノード)へのホームリンク340と協働サーブドセル322(例えば、協働サーブドノード)への協働リンク342と協働サーブドセル310(例えば、協働サーブドノード)への協働リンク344とを含む3本の受信点リンクを有することができる。一実施例では、ホームセルへのリンクは最強の信号電力を供給することができる。第2の無線装置338は、第1の無線装置のホームセル320へのホームリンク348を有することができる。ホームセルは、協働サーブドセル322内の他の無線装置332(例えば、第3の無線装置)へのリンク352(例えば、スケジュール済み無線装置用)を提供するとともに、協働サーブドセル324(例えば、協働サーブドノード)内の他の無線装置334(例えば、第4の無線装置)へのリンクを提供することもできる。無線装置(例えば、第1の無線装置)の協働サーブドセルは、無線装置(例えば、第1の無線装置)のホームセルによって協働サーブされるスケジュール済み無線装置(例えば、第3の無線装置)を有するCoMPセット内のセル(例えば、ノード322及び324)を含むことができる。無線装置(例えば、第1の無線装置330)の協働サービングセルは、無線装置(例えば、第1の無線装置)のCoMP RPセットに属するセル(例えば、ノード310及び322)を含むことができ、協働サービングセルは無線装置のホームセル(例えば、ノード320)とは異なることができる。ネットワーク内のセル(例えば、ノード326)は、第1の無線装置のCoMP RPセット内になくてもよい。
第3の無線装置332の観点から、第3の無線装置は、ホームセル322(例えば、ホームノード)へのホームリンク350と協働サービングセル320(例えば、協働サービングノード)への協働リンク352とを含む2本の受信点リンクを有することができる。第5の無線装置328は、第3の無線装置のホームセル322へのホームリンク358を有することができる。第4の無線装置334は、第4の無線装置の観点から、第4の無線装置のホームセル324へのホームリンク360と協働サービングセル320への協働リンク362とを有することができる。別の実施例では、セル(例えば、ノード326)へのホームリンク370を有する第6の無線装置336は、第6の無線装置のCoMP RPセット内の1つのセル(例えば、ノード326)を含むことができ、あるいは無線装置336はUL CoMP用に構成されていなくてもよい。
UE固有のDM−RSシーケンス割当に再び言及すると、異なるCSを有する同じベースシーケンスを協働セルに割り当てるためにネットワーク用のベースシーケンス計画を実施することができる。UE固有のDM−RSシーケンス割当の場合、ネットワーク内の各セル用に単一ベースシーケンスを確保する代わりに、各CoMPセット用にN個のベースシーケンスからなるセットを確保することができる。Nの値は、CoMPセットの各セル内に考慮されるMU−MIMO無線装置(例えば、UE)の最大数と各ベースシーケンスに利用できるCSの総数との和に依存することができる。例えば、各セル内のスケジュールされている最大2つのUEと各ベースシーケンスに利用できる最大8つのCSとを考えてみる。したがって、CoMPセットが、HetNet(例えば、最大10個のUE)に対して1つのマクロセル及び4つの低電力ノード(LPN)を含むように定義された実施例では、CoMPセット当たりNが2に等しいとすることができる数(例えば、N=2)のベースシーケンス(すなわち、CoMPセット内の10個のUEに対して、2個のベースシーケンス×各ベースシーケンスに利用できる8個のCS=16個の利用できるシーケンス)を確保することができ、それにより、この実施例によって示されているように、単一マクロセルカバレッジエリアに対応することができる。ベースシーケンスの数は下記式によって決定することができる。すなわち、ベースシーケンスの数×各ベースシーケンスに利用できるCSの数≧ネットワークエリア内の無線装置の数、で決定することができる。利用できるCSの数は、最小CS間隔及びベースシーケンスの長さに基づいて異なることができる。
図2は、UE固有の復調基準信号(DM−RS)シーケンスを割り当てるプロセスを示し、このプロセスは、ベースシーケンス及びCSをネットワーク及び/又はCoMPセット内の各無線装置(例えば、UE)に割り当てることを含むことができる。CoMPセット情報から、各CoMPセットUEに対する受信点(RP)リンクの数を決定することができる202。CoMPセット内のUEを受信点(RP)へのリンクの数に従って降順にソートしてリスト(例えば、RPリンクリスト)にすることができる204。RPリンクリストから最上位の未割当UE(例えば、次の最上位の未割当UE)を選択することができる206。未割当UEは、ベースシーケンス及び/又はCS割当なしのUEとすることができる。別の実施例(図示せず)では、CoMPセット内のUEをRPリンクの数に従って昇順にソートしてリストにすることができ、そのリストから最下位の未割当UEを選択することができる。
図2を再び参照すると、ベースシーケンス(CoMPセット用に確保されたベースシーケンスのプールから)及びCSを選択済み未割当UEに割り当てることができる208。次いで、同じセル(例えば、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEのホームセル)内の残りの未割当UEを長期チャネル電力利得(UE又はSRS測定結果からのRSRPタイプのフィードバック)の降順に基づいてソートしてリスト(例えば、電力利得リスト)にすることができる(図2には示されていないステップ)。電力利得リストは、セルごとに作りかつ使用することができる(例えば、協働サーブされる、特定のホームセル内のUE、あるいは協働サービングセルをCoMPセット全体にわたるグローバルな電力利得リストとは対照的に特定セル内の相対チャネル電力利得に基づいてソートすることができる)。ホームセル内の電力利得リストから最上位の未割当UEを選択することができ(図2には示されていないステップ)、その場合、最上位の未割当UEは最大長期チャネル電力利得を有するUEである。次に、同じセル内に未割当UEが存在する場合、同じセル内の未割当UEを決定することができる210(すなわち、電力利得リスト内に未割当UEがある場合)。別の実施例では、同じセル内の残りの未割当UEをチャネル経路損失値の昇順に基づいて(例えば、UE又はSRS測定結果からのRSRPタイプのフィードバックに基づいて)ソートして第2のリスト(例えば、電力利得リスト)にすることができる。ホームセル内の電力利得リストから最上位の未割当UEを選択することができ、その場合、最上位の未割当UEは最小チャネル経路損失値を有するUEである。
ステップ208で割り当てられたUEのホームセル内の電力利得リスト内に次の未割当UEが存在する場合、同じベースシーケンス及び異なる巡回シフト(CS)を、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEのホームセル(例えば、同じセル)内の次の未割当UEに割り当てることができる212。別のCSが利用できる場合214、ホームセルUEが割り当てられるまで、同じセル(例えば、ホームセル)内の電力利得リスト内の次の未割当UE210に、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCS212をチャネル電力の降順に割り当てることができる。別のCSが利用できない場合214、ホームセル内の次の未割当UEに新規の(例えば、異なる)ベースシーケンス及びCSを割り当てることができる208。
ステップ208でDM−RSベースシーケンス及びCSを割り当てられたRPリストの最上位UE用の協働サーブドセルを選択することができる。この選択は、最上位UE用の複数のかかる協働サーブドセルが存在する(例えば、協働サーブドセルが各協働サーブドセル内の未割当UEの昇順に選択されうる)ときに、特定の基準に従うことができる。選択された協働サーブドセル内の未割当UEがステップ208で割り当てられたUE内に存在する場合216、協働サーブドセル内の未割当UEは、同じベースシーケンスで利用できるCS(例えば、残されたCS)の数が、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEのサービングセル(例えば、ホームセル)によって協働サーブされる協働サーブドセル内の未割当UEの数以上であるときに218、DM−RSシーケンスの割当て用に選択されうる。次いで、協働サーブドセル内のUEをソートして電力利得リストにすることができ、電力利得リストから最上位の未割当UEを選択することができる。選択された未割当UEには、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSを割り当てることができる212。別のCSが利用できる場合214、同じセル210(例えば、協働サーブドセル)の電力利得リスト内の次の未割当UEには、協働サーブドセルUEが割り当てられるまで、ステップ208でベースシーケンスを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSをチャネル電力の降順に割り当てることができる212。
未割当UEが、ステップ208で割り当てられたUEの選択済み協働サーブドセル内に存在する場合216、ステップ208で割り当てられたUE(例えば、最上位UE)と同じベースシーケンスで利用できるCSの数が協働サーブドセル内の未割当UEの数未満であるときに218、RPリンクリストから次の最上位の未割当UEに新規の(例えば、異なる)ベースシーケンス及びCSを割り当てることができる208。上述したプロセスは、ホームセルが次の最上位UEのサービングセルである状態で再び繰り返すことができる。
ステップ216及びステップ218を再び参照すると、未割当UEがホームセル内又はステップ208で割り当てられたUEの複数の協働サーブドセル内に存在しない場合(例えば、すべてのホームセルUE及び協働サーブドセルが割り当てられている場合)、ステップ208で割り当てられたUE用の協働サービングセルを選択することができる。この選択は、最上位UE用の複数のかかる協働サービングセルが存在する(例えば、協働サービングセルを各協働サービングセル内の未割当UEの昇順に選択することができる)ときに、特定の基準に従うことができる。未割当UEがステップ208で割り当てられたUEの選択済み協働サービングセル内に存在する場合220、同じベースシーケンスで利用できるCSの数が、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEの協働サーブドセル内の未割当UEの数以上であるときに222、協働サービングセル内の未割当UEをDM−RSシーケンスの割当てに選択することができる。次いで、協働サービングセル内のUEをソートして電力利得リストにすることができ、電力利得リストから最上位の未割当UEを選択することができる。選択された未割当UEには、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCS212を割り当てることができる。別のCSが利用できる場合214、同じセル210(例えば、協働サービングセル)の電力利得リスト内の次の未割当UEには、協働サービングセル内の未割当UEにDM−RSベースシーケンス及びCSを割り当てられるまで、ステップ208でベースシーケンスを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSをチャネル電力の降順に割り当てることができる212。
未割当UEがホームセル内又はステップ208で割り当てられたUEの複数の協働サーブドセル内に存在しない場合(例えば、すべてのホームセルUE及び協働サーブドセルが割り当てられている場合)、ステップ208で割り当てられたUE(例えば、最上位UE)と同じベースシーケンスで利用できるCSの数が協働サービングセル内の未割当UEの数未満であるときに222、RPリンクリストから次の最上位の未割当UEに新規の(例えば、異なる)ベースシーケンス及びCSを割り当てることができる208。上述したプロセスは、ホームセルが次の最上位UEのサービングセルである状態で再び繰り返すことができる。DM−RSシーケンスを割り当てられた各UEをリスト(例えば、RPリンクリスト及び電力利得リスト)から除去することができる。
ステップ220を再び参照すると、ホームセルUE、協働サーブドUE、及び協働サービングセルUEに、ステップ208で割り当てられたUEと同じベースシーケンスが割り当てられている場合かつ/又はときに、RPリンクリストから別の未割当UEを決定することができる224。さらなる未割当UEがリストにもう載っていないとき224、UL CoMPセット用に構成されるDM−RSシーケンス割当プロセスは、DM−RSシーケンスが再び割り当てられるまで停止することができる226。別の未割当UEがリストにまだ載っている場合224、RPリンクリストの次の最上位の未割当UEをCoMP UEであると確認することができる228。この実施形態では、CoMP UEは、複数のノードへのRPリンクを有するUEとすることができる。別の実施例では、CoMP UEは、CoMP RPセット内に少なくとも2つのセルを含むことができる。
選択済み次の最上位の未割当UEがCoMP UEではない場合228、かつCSがベースシーケンスにまだ利用することができ、残されたCS(例えば、利用できるCS)の数が選択済み次の最上位の未割当UEのホームセル内の未割当UEの数以上である場合232、選択済み次の最上位の未割当UEには、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCS212を割り当てることができる。残りのホームUEには、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSをチャネル電力の降順に割り当てることができる212。選択済み次の最上位の未割当UEがCoMP UEではない場合228、かつ残されたCS(例えば、利用できるCS)の数が選択済み次の最上位の未割当UEのホームセル内の未割当UEの数未満である場合232、選択済み次の最上位の未割当UEには、新規の(例えば、異なる)ベースシーケンス及びCSを割り当てることができる208。
選択済み次の最上位の未割当UEがCoMP UEである場合228、かつCSがベースシーケンスにまだ利用することができ、残されたCS(例えば、利用できるCS)の数が選択済み次の最上位の未割当UEのCoMPセット内の未割当UEの数以上である場合230、選択済み次の最上位の未割当UEには、ステップ208でベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSを割り当てることができる212。CoMPセット内の残りの未割当UEには、ベースシーケンス及びCSを割り当てられたUEと同じベースシーケンス及び異なるCSを割り当てて212、ステップ212からステップ226までたどることができる。選択済み次の最上位の未割当UEがCoMP UEである場合228、かつ残されたCS(例えば、利用できるCS)の数が選択済み次の最上位の未割当UEのCoMPセット内の未割当UEの数未満である場合230、選択済み次の最上位の未割当UEには、新規の(例えば、異なる)ベースシーケンス及びCSを割り当てることができる208。
CoMPセット内のスケジュール済みUE用のベースシーケンス及びCSが決定されると、スケジューリング及び/又は割当決定が、UE固有のRRCシグナリングによってUEに半静的に送信されてもよく、あるいは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって又は半静的なRRCシグナリングとPDCCHを通る動的なシグナリングとを組み合わせることによって搬送されるアップリンクに関連したダウンリンク制御情報(DCI)で動的に送信されてもよい。図2の流れ図は変更することができ、リスト(例えば、RPリンクリスト又は電力利得リスト)は並べ替えることができ、あるいは、異なる優先順位付けを有するとともに、サービングリンク及び協働リンク用の信頼できるCE性能を確保するために、他のULパラメータに基づいて新規リストを使用することもできる。
PCI
からDM−RSシーケンスを導出するのではなく、仮想セル識別子(VCID)を使用してDM−RSベースシーケンスを導出することができる。DM−RSベースシーケンスは、アップリンクチャネル(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH))に含めることができる。一実施例では、DM−RSは、図3に示されているように、一般的なロングタームエボリューション(LTE)のフレーム構造を用いて、ノード(例えば、eNodeB)と無線装置(例えば、UE)との間のアップリンク伝送において物理(PHY)レイヤ上で伝送される無線フレーム構造の要素を表すことができる。LTEのフレーム構造が示されているが、IEEE802.16規格(WiMax)、IEEE802.11規格(WiFi)、又はSC−FDMAもしくはOFDMAを用いる別のタイプの通信規格向けのフレーム構造が使用されてもよい。
図3は、アップリンク無線フレーム構造を示している。この実施例では、制御情報又はデータを伝送するために使用される信号の無線フレーム100は、10ミリ秒(ms)の時間の長さTfを有するように構成することができる。各無線フレームは、それぞれの長さが1msの10個のサブフレーム110iにセグメント化又は分割することができる。各サブフレームは、それぞれが0.5msの時間の長さTslotを有する2つのスロット120a及び120bにさらに細分することができる。無線装置及びノードによって使用されるコンポーネントキャリア(CC)用の各スロットが、CC周波数帯域に基づいて複数のリソースブロック(RB)130a、130b、130i、130m、及び130nを含むことができる。各RB(物理RB又はPRB)130iは、12〜15kHzのサブキャリア136(周波数軸上)及びサブキャリア当たり6個もしくは7個のSC−FDMAシンボル132を含むことができる。RBは、短い又は通常の巡回プレフィックスが用いられる場合、7個のSC−FDMAシンボルを使用することができる。RBは、拡張巡回プレフィックスが用いられる場合、6個のSC−FDMAシンボルを使用することができる。リソースブロックは、短い又は通常の巡回プレフィックスを用いて84個のリソースエレメント(RE)140iにマッピングすることができ、あるいはリソースブロックは、拡張巡回プレフィックスを用いて72個のRE(図示せず)にマッピングすることができる。REは、1つのサブキャリア(すなわち、15kHz)146に1つのSC−FDMAシンボル142の単位とすることができる。各REは、4相位相シフトキーイング(QPSK)変調の場合、2ビット150a及び150bの情報を伝送することができる。各RE内のより多数のビットを伝送する16直交振幅変調(QAM)又は64QAMや各RE内のより少数のビット(単一ビット)を伝送する2相シフトキーイング(BPSK)変調などの他のタイプの変調が使用されてもよい。RBは、無線装置からノードまでのアップリンク伝送用に構成することができる。
基準信号は、リソースブロック内のリソースエレメントを通じてSC−FDMAシンボルによって伝送することができる。基準信号(又はパイロット信号もしくはトーン)は、タイミングを同期させるため、チャネル及び/又はチャネル内のノイズを推定するため、などの様々な理由で使用される既知信号とすることができる。基準信号は、無線装置及びノードによって受信及び送信することができる。異なるタイプの基準信号(RS)をRBに使用することができる。例えば、LTEシステムでは、アップリンク基準信号タイプは、サウンディング基準信号(SRS)及びUE固有の基準信号(UE固有のRSもしくはUE−RS)又は復調基準信号(DM−RS)を含むことができる。
記載されているUE固有のDM−RSシーケンス割当プロセスは、ベースシーケンス及びCSを割り当てる系統的な方法を提供することができ、この方法は、セル内のMU−MIMO UEからのDM−RS伝送間の直交性を確保することによりサービングリンク(例えば、ホームリンク)の良好なCE性能を維持しながら、DM−RS伝送のより良いセル間直交化又はより良いエリア分割利得(例えば、前述したようなCoMPシナリオ4において)により協働リンク(すなわち、一方のセル内のUEからCoMPセット内の別の協働セルまでのチャネル)のCE品質を大幅に改善することができる。いくつかの実施例では、CoMPセットが、MU−MIMOを有する多数のセルで構成することができる。同じベースシーケンス及び異なるCSをCoMPセット内のすべてのUEに割り当てることは不可能かもしれない、というのは、DM−RSシーケンス間の直交性を達成するために使用されうる限られた数のCSが利用できるかもしれないからである。記載されているUE固有のDM−RSシーケンス割当は、セル固有のDM−RSベースシーケンス割当の基づく代替DM−RSシーケンス割当プロセス又は単一セルの非CoMP DM−RSシーケンス割当プロセスに比べて、サービングリンクと協働リンクの両方の信頼できるCE性能を改善することができる。同じベースシーケンス及び異なるCSをCoMPセット内のUEに割り当てることが実行可能となりうる、CoMPセット内に少数のセル及び/又は少数のUEを有するネットワークでは、記載されているUE固有のDM−RSシーケンス割当は、ネットワークに効率的かつ/又は最適なDM−RSシーケンス割当を自動的に提供することができる。一実施例では、記載されているUE固有のDM−RSシーケンス割当は、CoMP構成と非CoMP構成の両方に割当を提供することができる。
図4の流れ図に示されているように、別の実施例は、アップリンク(UL)多地点協調(CoMP)を支援するために復調基準信号(DM−RS)シーケンスのユーザ端末(UE)固有の割当てを行う方法500を提供する。方法は機械上で命令として実行されてもよく、その場合、命令は少なくとも1つのコンピュータ可読媒体又は少なくとも1つの非一時的機械可読記憶媒体に含められる。方法は、ブロック510のように、CoMPセット内の複数のUEの各UEに対する受信点(RP)リンクの数に従ってアップリンク伝送(例えば、PUSCH伝送)のためにスケジュールされる複数のUEをソートしてリストにする動作を含む。ブロック520のように、DM−RSベースシーケンス及び巡回シフト(CS)をリストからの最上位UEに割り当てる動作であって、最上位UEが最多数のRPリンクを有する動作が続く。方法の次の動作は、ブロック530のように、DM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEと同じセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることであって、各DM−RSベースシーケンスが複数のCSを含むこと、とすることができる。方法は、ブロック540のように、DM−RSベースシーケンスの異なるCSが最上位UEの協働サーブドセル内の各未割当UEに利用できるときに、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることであって、最上位UEの協働サーブドセルが、最上位UEのホームセルによって協働サーブされるスケジュール済みUEを有するCoMPセット内のセルであること、をさらに含むことができる。
一実施例では、復調基準信号(DM−RS)シーケンス割当装置が、アップリンク(UL)多地点協調(CoMP)を支援するために使用されうる。DM−RSシーケンス割当装置は、図4に示されている方法の動作を実施するように考えることができる。
図5は、ノード710及び無線装置720の一実施例を示している。ノードは、無線広帯域ネットワーク内の無線装置と通信するように構成することができる。無線装置は、トランシーバモジュール722及び処理モジュール724を含むことができる。ノード710(又は進化型パケットコア(EPC)もしくはコアネットワーク(CN)[図示せず])は、DM−RSシーケンス割当装置712を含むことができる。DM−RSシーケンス割当装置は、ソーティングモジュール714及びDM−RSシーケンス割当モジュール716を含むことができる。ソーティングモジュールは、CoMPセット内の複数のUEの各UEに対する受信点(RP)リンクの数に従って複数のUEをソートしてリストにするように構成することができる。DM−RSシーケンス割当モジュールは、DM−RSベースシーケンス及びCSをリストの最上位UEに割り当てるように構成することができる。最上位UEは、最多数のRPリンクを有することができる。DM−RSシーケンス割当モジュールは、DM−RSベースシーケンスの異なる巡回シフト(CS)が利用できるときに、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEと同じセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるように、かつDM−RSベースシーケンスの異なるCSが最上位UEの協働サーブドセル内の各UEに利用できるときに、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる。各DM−RSベースシーケンスは、複数のCSを含むことができる。最上位UEの協働サーブドセルは、最上位UEのホームセルによって協働サーブされるスケジュール済みUEを有するCoMPセット内のセルとすることができる。
DM−RSベースシーケンスの異なるCSが最上位UEの協働サーブドセル内の各UEに利用できないときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSをリストの次の最上位UEに割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSをリストの次の最上位UEに割り当てるようにさらに構成することができる)。次の最上位UEは、リストにある残りのUEからの最多数のRPリンクを有することができる。異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンスの異なる巡回シフト(CS)を次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なる巡回シフト(CS)を次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。次の最上位UEの協働サーブドセルは、次の最上位UEのホームセルによって協働サーブされるスケジュール済みUEを有するCoMPセット内のセルとすることができる。
別の実施例では、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを複数の未割当UEに繰り返し割り当てる動作は、各UEからUEの対応するホームセルへの長期チャネル電力利得又は実質的に同等の測定基準(例えば、各UEからホームセルへの基準信号受信電力(RSRP))の降順に基づく。ソーティングモジュールは、DM−RSシーケンス割当モジュールが新規DM−RSベースシーケンスの異なるCSを繰り返し割り当てる前に、各UEからUEの対応するホームセルへの長期チャネル電力利得又は実質的に同等の測定基準の降順に基づいて複数の未割当UEをソートするようにさらに構成することができる。
別の構成では、方法は、CoMPセット用に、N個のDM−RSベースシーケンスからなるセットを確保することをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、CoMPセット用にN個のDM−RSベースシーケンスからなるセットを確保するようにさらに構成することができる)。Nは、少なくとも、CoMPセット内の協調スケジュール済みUEの最大数を各DM−RSベースシーケンスに利用できるCSの数で除した値以上である整数を表すことができる。N個のDM−RSベースシーケンスのセットは、CoMPセット内のセルの物理セル識別子(PCI)によって生成されたDM−RSベースシーケンスを含むことができる。方法は、DM−RSベースシーケンス及びCSがUEに割り当てられたときに、リストからUEを除去することをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュール又はソーティングモジュールは、DM−RSベースシーケンス及びCSがUEに割り当てられたときに、リストからUEを除去するようにさらに構成することができる)。
別の実施例では、DM−RSベースシーケンスの異なるCSが最上位UEの協働サービングセル内の各UEに利用できないときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSをリストの次の最上位UEに割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSをリストからの次の最上位UEに割り当てるようにさらに構成することができる)。UEの協働サービングセルは、UEのCoMP RPセットに属するセルとすることができ、UEのホームセルとは異なることができる。次の最上位UEは、リストにある残りのUEからの最多数のRPリンクを有することができる。異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンスの異なる巡回シフト(CS)を次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なる巡回シフト(CS)を次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEの協働サーブドセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。次の最上位UEの協働サーブドセルは、次の最上位UEのホームセルによって協働サーブされるスケジュール済みUEを有するCoMPセット内のセルとすることができる。別の実施例では、DM−RSベースシーケンスの異なるCSが最上位UEの協働サービングセル内の各UEに利用できるときに、方法は、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEの協働サービングセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを最上位UEの協働サービングセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。UEの協働サービングセルは、UEのCoMP RPセットに属するセルであり、UEのホームセルとは異なる。
別の構成では、方法は、リストから次の最上位UEを選択することをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、リストから次の最上位UEを選択するようにさらに構成することができる)。次の最上位UEは、リストにある残りのUEからの最多数のRPリンクを有する。DM−RSベースシーケンスの異なるCSがCoMPセット内の各残りの未割当UEに利用できるとき、かつ次の最上位UEが次の最上位UEのCoMP RPセット内に少なくとも2つのセルを有するときに、方法は、DM−RSベースシーケンスの異なるCSをCoMPセット内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、DM−RSベースシーケンスの異なるCSをCoMPセット内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。DM−RSベースシーケンスの異なるCSがCoMPセット内の各残りの未割当UEに利用できないとき、かつ次の最上位UEが次の最上位UEのCoMP RPセット内に少なくとも2つのセルを有するときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSを次の最上位UEに割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンス及びCSを次の最上位UEに割り当てるようにさらに構成することができる)。異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内、次の最上位UEの協働サーブドセル内、次いで次の最上位UEの協働サービングセル内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内、次の最上位UEの協働サーブドセル内、次いで次の最上位UEの協働サービングセル内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。
別の構成では、方法は、リストから次の最上位UEを選択することをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、リストから次の最上位UEを選択するようにさらに構成することができる)。次の最上位UEは、リストにある残りのUEからの最多数のRPリンクを有する。DM−RSベースシーケンスの異なるCSがホームセル内の各未割当UEに利用できるとき、かつ次の最上位UEが次の最上位UEのCoMP RPセット内にただ1つのセルを有する又は次の最上位UEがUL CoMP用に構成されていないときに、方法は、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、DM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内の複数の未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。DM−RSベースシーケンスの異なるCSが次の最上位UEのホームセル内の各未割当UEに利用できないときに(次の最上位UEが、次の最上位UEのCoMP RPセット内にただ1つのセルを有するか又はUL CoMP用に構成されていないときを含む)、方法は、新規DM−RSベースシーケンス及びCSを次の最上位UEに割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、新規DM−RSベースシーケンス及びCSを次の最上位UEに割り当てるようにさらに構成することができる)。新規DM−RSベースシーケンスの異なるCSが利用できるときに、方法は、新規DM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内、次の最上位UEの協働サーブドセル内、次いで次の最上位UEの協働サービングセル内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てることをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当モジュールは、異なるDM−RSベースシーケンスの異なるCSを次の最上位UEのホームセル内、次の最上位UEの協働サーブドセル内、次いで次の最上位UEの協働サービングセル内の複数の残りの未割当UEに繰り返し割り当てるようにさらに構成することができる)。
一実施例では、DM−RSベースシーケンスは、仮想セル識別子(VCID)に基づいて決定又は生成することができる。各DM−RSベースシーケンス用のCSの数は、アップリンクに関連したダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットのCS選択を示すために使用される特定のビット数によって決定される数以下とすることができる。方法は、DM−RSベースシーケンス及びCSをCoMPセット内の特定のUE用の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に適用することをさらに含むことができる(あるいは、DM−RSシーケンス割当装置又はノードは、DM−RSベースシーケンス及びCSをCoMPセット内の特定のUE用の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に適用するようにさらに構成することができる)。DM−RSシーケンス割当装置は、進化型パケットコア(EPC)、コアネットワーク(CN)、又はノードに含められることができる。ノードは、基地局(BS)、NodeB(NB)、進化型NodeB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、又は遠隔無線ユニット(RRU)を含むことができる。BBU、RHH、RRE、又はRRUは、集中型、協働、又はクラウド無線アクセスネットワーク(C−RANまあはCRAN)の特徴とすることができる。ノードは、マクロノード、低電力ノード(LPN)、マクロ進化型NodeB(マクロeNB)、マイクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、又はホームeNB(HeNB)を含むことができる。
一実施例では、無線装置720のトランシーバモジュール722は、VCID及びCSに関連した情報を受信し、RCCシグナリング、MACシグナリング、PDCCHによって搬送されるDCI、又はこれらのシグナリング方法の任意組合せによってDM−RSベースシーケンス及びCSを決定することができる。処理モジュール724は、ベースシーケンス、CS、及び他の関連ホッピングパターン情報を用いてDM−RSシーケンスを生成することができる。トランシーバモジュールは、生成されたDM−RSでPUSCHを伝送することができる。
無線装置は、無線ローカリエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、又は無線広域ネットワーク(WWAN)に接続するように構成されたユーザ端末(UE)又は移動局(MS)を含むことができる。狭帯域幅無線装置は、アンテナ、タッチ感応ディスプレイ画面、スピーカ、マイクロホン、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、不揮発性メモリポート、又はこれらの構成要素を組み合わせたものを含むことができる。狭帯域幅無線装置は、マシンタイプ通信(MTC)装置のクラスに属することができる。
図6は、ユーザ端末(UE)、移動局(MS)、移動無線装置、移動通信装置、タブレット、受話器などの無線装置、又は他のタイプの移動無線装置の一実施例の説明図を提供する。無線装置は、マクロノードや低電力ノード(LPN)などのノード、又は基地局(BS)、進化型NodeB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、中継局(RS)、無線機器(RE)などの送信局、あるいは他のタイプの無線広域ネットワーク(WWAN)アクセスポイントと通信するように構成された1つ又は複数のアンテナを含むことができる。無線装置は、3GPP LTE、WiMAX、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、及びWiFiを含む少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信するように構成することができる。無線装置は、それぞれの無線通信規格用の別々のアンテナ又は複数の無線通信規格用の共用アンテナを用いて通信することができる。無線装置は、無線ローカリエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、及び/又はWWAN内で通信することができる。
図6は、無線装置からの音声入出力に使用されうる1つのマイクロホン及び1つ又は複数のスピーカの説明図も提供する。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの他のタイプのディスプレイ画面でよい。ディスプレイ画面はタッチ画面として構成することができる。タッチ画面は、容量性、抵抗性、又は他のタイプのタッチ画面技術を使用することができる。処理能力及び表示能力を与えるためにアプリケーションプロセッサ及びグラフィックスプロセッサを内部メモリに結合することができる。ユーザにデータ入力/出力オプションを提供するために不揮発性メモリポートを使用することもできる。不揮発性メモリポートは、無線装置のメモリ能力を拡張するために使用されてもよい。追加のユーザ入力を提供するために、キーボードが無線装置と一体化さてれもよく、又は無線装置に無線で接続されてもよい。仮想キーボードがタッチ画面を用いて提供されてもよい。
様々な技術、又は特定の態様もしくはそれらの態様の各部分は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読記憶媒体などの有形媒体、又は他の機械可読記憶媒体で具現化されるプログラムコード(すなわち、命令)の形をとることができ、プログラムコードは、コンピュータなどの機械にロードされこの機械によって実行されたときに、機械は、様々な技法を実施するための装置になる。プログラマブルコンピュータ上でプログラムコードを実行する場合、計算装置は、プロセッサ、プロセッサによって読取り可能な記憶媒体(揮発性及び不揮発性メモリ及び/又は記憶要素を含む)、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置を含むことができる。揮発性及び不揮発性メモリ及び/又は記憶要素は、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、光学式ドライブ、磁気ハードドライブ、又は電子データを保存するための他の媒体でよい。ノード及び無線装置は、トランシーバモジュール、カウンタモジュール、処理モジュール、及び/又はクロックモジュールもしくはタイマモジュールを含んでいてもよい。本明細書に記述されている様々な技法を実施又は利用することができる1つ又は複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、再利用可能な制御部などを使用することができる。この種のプログラムは、コンピュータシステムと通信するために、高水準の手続きプログラミング言語又はオブジェクト指向プログラミング言語で実施されてもよい。しかしながら、上記のプログラムは、所望であればアセンブリ言語又は機械言語で実施されてもよい。いずれにせよ、言語は、コンパイル言語又はインタプリタ言語でもよく、ハードウェア実装と組み合わされてもよい。
本明細書に記載されている機能ユニットの多くは、それらの機能ユニットの実装の独立性をより具体的に強調するために、モジュールと表示されていることが理解されるべきである。例えば、モジュールは、カスタムVLSI回路もしくはゲートアレイ、論理チップやトランジスタなどの既製の半導体、又はその他の個別構成要素を備えるハードウェア回路として実装されてもよい。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブル論理装置などのプログラマブルハードウェア装置に実装されてもよい。
モジュールは、様々なタイプのプロセッサによって実行されるソフトウェアに実装されてもよい。実行可能コードの特定モジュールは、例えば、例えばオブジェクト、手順又は関数として構成されうるコンピュータ命令の1つ又は複数の物理ブロック又は論理ブロックを備えることができる。しかしながら、特定モジュールの実行ファイルは、物理的に一緒に配置される必要はなく、異なる場所に保存される異種命令を含むことができ、これらの異種命令は、論理的に一緒に結合されたときに、モジュールを構成し、モジュールに対する定められた目的を達成する。
実際、実行可能コードのモジュールは、単一の命令又は多数の命令でよく、複数の異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラムの間に、かつ複数のメモリ装置にわたって分散されていてもよい。同様に、オペレーショナルデータが、本明細書ではモジュール内に特定され図示されることがあり、任意の適当な形で具現化され、任意の適当なタイプのデータ構造内に構成されてもよい。オペレーショナルデータは、単一のデータセットとして収集されてもよく、又は異なる記憶装置にわたって、を含む異なる場所にわたって分散されてもよく、単にシステム又はネットワーク上の電子信号として少なくとも部分的に存在していてもよい。モジュールは受動的又は能動的であり、所望の機能を実行するように動作可能なエージェントを含むことができる。
本明細書を通じて「一実施例」への言及は、その実施例に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通じて様々な所で「一実施例では(in an example)」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態に言及しているとは限らない。
本明細書では、複数のアイテム、構造要素、構成要素、及び/又は材料が、便宜のために共通のリスト内に提示されていることがある。しかしながら、これらのリストは、リストの各部材が別個で固有の部材として個々に識別されたかのように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の部材は、相反する指示なしに、もっぱら共通グループ内のそれらの部材の表現に基づいて同じリストの他の部材の事実上の同等物と解釈されるべきでない。加えて、本発明の様々な実施形態及び実施例は、それらの様々な構成要素の代替物とともに本明細書において言及されることがある。そのような実施形態、実施例、及び代替物は、互いに事実上の同等物と解釈されるべきではなく、本発明の個別かつ自律的な表現と見なされるべきであることが理解されよう。
さらに、記載されている特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施形態において任意の適当な態様で組み合わされてもよい。以下の説明では、本発明の諸実施形態の十分な理解を与えるために、レイアウト実施例、距離、ネットワーク実施例などの多くの特定の詳細が提供される。しかしながら、当業者なら、本発明が、特定の詳細のうちの1つ又は複数を用いずに、あるいは他の方法、構成要素、レイアウトなどを用いて実施されうることを認識するであろう。他の例では、周知の構造、材料、又は動作が、本発明の諸態様を分かりにくくするのを回避するために、詳細には示されていないか又は記述されていない。
上記の諸実施例は、1つ又は複数の特定の応用例における本発明の原理を例示したものであるが、発明的才能を行使せずにかつ本発明の原理及び概念から逸脱することなく、実施の形態、使用法及び詳細の多くの変更がなされうることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、下記の特許請求の範囲による場合を除いて、限定されるものではない。