JP2014532818A - ベルトファスナ及びそれを備えた保護ヘルメットのあご紐 - Google Patents

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Abstract

本発明のベルトファスナ(20)は、2つのベルト端部(10a、10b)を互いに解除可能に締結するためのベルトファスナであって、ハウジング(30)と、前記ハウジング内にクリップ嵌入可能なプラグ(40)とを含む。本発明のベルトファスナは、前記2つのベルト端部に所定の引張負荷が作用した場合に前記2つのベルト端部間の締結が解除される安全ファスナである。フィンガーフラップ(44)が、前記プラグの前側端部(42)にヒンジ結合されている。前記フィンガーフラップは、ばね(50)によって、前記プラグの外側に向かう方向に予負荷が加えられている。前記フィンガーフラップは、該フラップを前記ボルトに取り付ける位置とは反対側に、ハウジングの係止面(67)と互いに係止する係止面(47)を有している。前記両係止面は、0?以外の或る角度α(例えば20?)で前側に傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、2つのベルト端部を解除可能に締結するためのベルトファスナに関し、より詳細には、前記2つのベルト端部の一方に結合可能なまたは結合されたハウジングと、前記2つのベルト端部の他方に結合可能なまたは結合され、かつ前記ハウジング内にクリップ嵌入可能なプラグとを含むベルトファスナに関する。
さらに、本発明は、そのようなベルトファスナを備えた、保護ヘルメットのあご紐に関する。
このタイプのファスナ及びそれを備えたあご紐が、後述する特許文献1(DE 20 2007 017 686 U1)に開示されている。
欧州規格FprEN397(最終案2011年6月)によれば、あご紐は、あごの下にかけてヘルメットの支持を強化するストラップと理解されている。この規格によれば、あご紐取付具、すなわち、あご紐をヘルメットに取り付けるための器具は、例えば、この目的のためにあご紐の両端に取り付けられた部品と、あご紐が取り付けられるヘルメットシェルまたは支持手段の一部とを含む。さらに、この規格によれば、ヘルメットシェルまたは支持手段は、あご紐を備えているか、またはあご紐を取り付けるための器具を備えていなければならない。ヘルメットに取り付けられるあご紐は、ヘルメットシェルまたは支持手段に取り付ける必要がある。
欧州規格FprEN12492:2011(D)は、作業中にヘルメットが何かに引っかかったときに、あご紐がヘルメット着用者の首を絞めてしまう危険性があるという想定に基づいている。そのため、前記規格は、あご紐に特定の引張力が作用したときに、あご紐によって保持されているヘルメットが脱げるように、あご紐またはその取付具若しくは支持手段が機能を停止する(あご紐の締結を解除する)ことを義務付けている。そのため、保護ヘルメットの安全試験においては、あご紐についても規定の試験が行われる。このために、特定の直径を有する2つの剛性円筒状ロールを含むあご紐フレーム(あごシミュレータ)が、試験装置上に配置される。既知の可変負荷を前記あごシミュレータに加え、その後、前記あごシミュレータの変位を測定する。前記負荷は、前記支持手段の機能停止の結果として前記あごシミュレータが解放されるまで、(500±50)N/分の速度で線形的に増加させる。これらの値は、登山者用ヘルメットの試験に関連している。前述した欧州規格FprEN397に関連する産業用安全ヘルメットにおいては、前記試験用あごは、あご紐取付具による締結が解除されることにより、少なくとも150Nの力、最大で250Nの力で解放される必要がある。この試験の目的のために、産業用安全ヘルメットを試験用頭部に装着し、あご紐に引張力を加える。適切な試験用頭部を含む試験装置において、試験用あごに150Nの引張力を加える。前記引張力は、その後、試験あごが前記取付具の機能停止によって解放されるまで、(20±2)N/分で増加させる。
出願人の知識によれば、産業界では、あご紐試験は、今までは無頓着に扱われていた。しかしながら、将来はあご紐に関する検査基準の順守に関する厳しい検査がなされるであろうという証拠がある。そして、このことは、保護ヘルメットに関連する事故の処理における第三者賠償責任保険によるさらなる検討を提供するであろう。適用可能な従来技術、特に特許文献では、あご紐取付具またはヘルメット支持手段が、あご紐に特定の引張負荷が作用したときに締結が解除されるように作製された例は発見することができない。
特許文献2(DE 296 08 345 U1)は、産業用、火災安全及び災害管理のために特別に設計され、かつファスナを備えたあご紐を含むヘルメットに関する。長さが調節可能であり、かつ互いに係合可能なラグ及びマッシュルームヘッド状のコーンを含むファスナを備えたあご紐を含む保護ヘルメットに関する特許文献3(DE 87 14 490 U1)についても同じことが当てはまる。
上述した特許文献1は、あご紐に特定の引張負荷が作用したときに、あご紐の取付具または支持手段による締結が解除されるという示唆は含んでいない。あご紐のサイドストラップは、今日幅広く使用されている着脱容易キャッチと呼ばれる手段によって、互いに締結することができる。着脱容易キャッチの基本設計は、例えば、特許文献4(EP 0 815 761 B1)に開示されている。着脱容易キャッチでは、係止表面領域は、ファスナの互いに対向する狭い側面に配置された2つのフィンガーフラップの頂部、底部及び外面の周りに均等に分布している。この均等な分布により、ファスナの高い係止及び支持力が実現される。このことの全ては、ファスナに高負荷が作用したときに、ファスナの解放を防止するという目的に適合する。
装着者を負傷または過大応力から保護するために、締結解除するかまたは装着者から外れるように構成された他の種類の安全装置も存在する。これらには、例えば、ドッグカラー、学生かばんまたはバックパックのストラップ、靴のストラップ、スキーウェアまたはスキー用品のストラップなどが含まれる。加えて、すでに数回上述した特許文献1または4のあご紐では、あご紐の締結及び締結解除は困難である。その理由は、この公知のあご紐のファスナは、該ファスナの狭い側壁に設けられたフィンガーフラップを含んでおり、ファスナ及びプラグの締結を完全に解除するためには、保護ヘルメットの着用者が前記クラップを2本の指で同時に圧力を加えながら操作する必要があるためである。さらに、あごひげを生やした人があご紐を締める場合、ファスナを締結するときに、あごひげの毛及び/または頬の皮膚が絡まるという不都合がある。さらに、あご紐を締結または締結解除する人間が手袋を着用している場合は、この公知の着脱容易キャッチを操作することは困難である。
加えて、公知のファスナでは、フィンガーフラップの機能停止が自由な期間は限られている。その理由は、フィンガーフラップはプラグと一体的に形成された部品であり、それをプラグへ取り付ける位置でその狭い側壁に設けられた指開口部内にプラグをクリッキングするのに必要なばね力を印加する必要があるためである。前記期間は、材料の疲労及び劣化により、単純に制限される。その上、温度変化も、公知のファスナのフィンガーフラップの機能に影響を及ぼす。
最後に、あご紐に、横方向の引張力が作用した場合、横方向の引張力によりフィンガーフラップが塞がれ、指によって加えられた圧力によってフィンガーフラップを押し下げることができなくなるので、指の圧力によってファスナの締結を解除することができないという状況が生じる。
上述した公知のファスナの特徴は、前記ファスナが、規格に定められたヘルメット着用者の首を絞める危険性の低減に対する寄与に不適切であることを示す。そのため、公知のあご紐を使用する場合は、ヘルメット着用者の首を絞める危険性がある場合に、あご紐によって適切な位置に保持されたヘルメットが脱げるようにし、あご紐の取付具または支持手段が実質的に機能を停止する必要がある。しかしながら、上記に説明したように、従来技術は、意図的な機能停止のための改善策は提供していない。
さらに、公知のあご紐には、取付具または支持手段の機能停止が、時期尚早に、すなわち、着用者の首を絞める危険性が存在しない場合でも起こり得るという問題がある。機能停止が起こった場合、ヘルメット装着者がヘルメットを時期尚早に失い、ヘルメットを装着していない頭部に障害物が衝突するという事故が生じるおそれがある。したがって、着用者の首を絞める危険性が時期尚早に発生する危険を防ぐために、ヘルメットの脱離が許容差範囲に収まることを確実にする必要がある。この点に関しても、従来技術は、改善策を何も提示していない。
その上、例えば、保護ヘルメットまたは他の任意の種類の安全器具の着用者の性別、体重、年齢に応じて、機能停止を引き起こす負荷についての閾値を選択する必要がある。本発明は、上記の要求を満たすことを目的とする。
独国特許第DE 20 2007 017 686 U1号明細書 独国特許第DE 296 08 345 U1号明細書 独国特許第DE 87 14 490 U1号明細書 欧州特許第EP 0 815 761 B1号明細書
そのため、本発明の目的は、上述した問題点を解決し、予め定められた引張負荷があご紐またはベルト端部に作用したときに、ヘルメットの支持若しくは取付手段または一般的にはストラップギアの締結が解除されること、あるいはヘルメット着用者からヘルメットが簡単な方法で脱離することを確実にすることにある。
本発明によれば、この目的は、2つのベルト端部に対してあるいはハウジング及びプラグに対して特定の引張負荷が作用した場合に前記2つのベルト端部間の締結が解除される安全ファスナとして設計することにより、導入部で説明される種類のファスナに基づいて解決される。
本発明による解決策は、ファスナを、特定の引張負荷が作用したときに締結が解除される安全ファスナとして設計することにより、保護ヘルメットの支持手段が、ヘルメット装着者からヘルメットが簡単かつ安全な様態で脱離すること、あるいは任意の種類のベルトまたはストラップギアの締結が解除されることを確実にする。
本発明の好適な実施形態は、従属クレームの内容を構成する。
本発明によるベルトファスナの一実施形態では、ハウジング内にクリップ嵌入可能なプラグは、前記プラグの前側端部に設置されたボルトと、前記プラグとは別体をなし、前記プラグの幅広面の1つに配置され、かつ前記ボルトにヒンジ結合されたフィンガーフラップとを含む。前記フィンガーフラップは、指での操作のための幅広面を提供する前記幅広面の全体を実質的に占めており、このことにより、手袋を装着している場合でも、一本の指で問題なく操作することができる。本発明のベルトファスナを締結状態にしたとき、本発明のベルトファスナの前記ハウジングの反対側の幅広面は、本発明のベルトファスナの装着者に面する。このことにより、前記ファスナのための支持体を構成し、1本指での操作を可能な状態にし、それと同時に、皮膚及び/またはひげの毛が絡まる危険性が排除される。
本発明によるベルトファスナのさらなる実施形態では、前記フィンガーフラップは、別個のばねによって、前記フィンガーフラップを前記プラグの外側へ突出させる方向に予負荷が加えられている(予付勢されている)。前記別個のばね、言い換えれば、前記プラグとは別個に製造されたばねは、材料、構造、及びばね力に関しては、前記プラグの材料及びデザインとは独立して設計されており、そのため、特定の予負荷の大きさの独立的な選択が可能となる。また、このことにより、安全ファスナの締結を解除するための引張力の特定値の選択が可能となる。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記フィンガーフラップが前記プラグの外側へ突出する位置は、前記フィンガーフラップに設けられた突出部と前記プラグに設けられた突出部との相互係止によって規定される。本発明のこの実施形態では、前記フィンガーフラップの初期位置は、前記フィンガーフラップが初期位置から離れるとすぐに、再現可能な方法で、本発明のベルトファスナの締結解除が開始されるように規定される。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記ばねは1以上の脚ばねであり、前記ボルトを取り囲むように配置され、かつ該脚ばねの両自由端が前記フィンガーフラップ及びプラグ本体部によって支持されている。このような1以上の脚ばねは、前記フィンガーフラップ及びプラグ本体部に作用するレバーとしての役割を果たす脚部が大きな長さを有しており、かつ最小限のスペースしか必要としないので、特に適切なデザインを有している。これは、前記フィンガーフラップ及びプラグ本体部間に前記プラグの挿入方向に対して垂直をなす方向に配置された別のばね(例えば圧縮コイルばね)では容易に達成することができない大きな力の生成を可能にする。ばねのパラメータを変更することにより、簡単な方法で、本発明のベルトファスナの締結を解除する特定の引張力を設定することができる。
しかしながら、脚ばねの代わりに、他の任意のばね、例えば、ばね鋼から製作されたV字状の重ね板ばねを使用してもよいことに留意されたい。ばね鋼は、プラスチックまたは同様のものから製作されたばねとは対照的に、様々な温度でばね力が変化する傾向が低いという利点がある。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記フィンガーフラップは、該フラップ前記ボルトに取り付ける位置とは反対側の端部に、前記プラグを前記ハウジングに挿入したときに、前記ハウジングの幅広面に形成された指開口部に形成された係止面と互いに係止する係止面を有する。これらの2つの係止面の相互係止により、本発明のベルトファスナは締結状態に保たれる。前記ハウジングの幅広面に形成された指開口部は、前記フィンガーフラップの大きな面積の設計と一致しており、一本指で圧力を加えることによる本発明のベルトファスナの操作を可能にする。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記2つの係止面は、前記プラグの挿入方向に対する垂線に対して、0°以外の或る角度(α)をなして前側に傾斜している。
前記係止面の傾斜角度は、前記2つのベルト端部に対してあるいは前記ハウジング及びプラグに対して作用したときに本発明のベルトファスナの締結を解除する特定の引張負荷の選択を可能にする。前記係止面の傾斜角度は、前記引張負荷が特定の大きさに達したときにのみ、前記フィンガーフラップが前記ハウジングの前記指開口部の内側に向かって旋回して前記プラグ内に入るように選択される。前記フィンガーフラップの前記係止面は、最終的には、前記指開口部の前記係止面から離間し、それにより、前記プラグが前記ハウジングから引き出されることが可能となる。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記傾斜角度は20°である。実際には、傾斜角度の適切な値は、20°未満の或る値から、20°よりも大きい或る値までの範囲である。20°の値は、実験により求めた。また、実験により、10°の傾斜角度も適切であり得るが、その場合は、本発明のベルトファスナの締結を解除するためには、より大きな引張負荷を必要とすることが分かった。傾斜角度の変更により、標準規格が要求する、保護ヘルメットのあご紐の支持または取付手段、すなわちストラップ取付具を機能停止にする引張力の値を設定するための微細な調節が可能となる。この微細な調整は、あご紐またはストラップギアが雨水や汗へ接触し、湿潤性によって前記摩擦が変化した場合でも、前記係止面間の摩擦作用を考慮して所望の引張力の値に到達することを可能にする。
本発明によるベルトファスナの別の実施形態では、前記2つの係止面は、上面図において、すなわち、前記フィンガーフラップ及びハウジングを上側から見た場合に、凸状または凹状に湾曲している。つまり、前記フィンガーフラップの係止面は、前記指開口部の係止面の曲率半径よりも小さい曲率半径を有している。その結果、前記2つの係止面は、互いに線接触する。前記2つの係止面の線接触は、通常は、前記両係止面の中央においてなされるが、前記2つのベルト端部に横方向の引張力が作用した場合、線接触の位置は、引張方向に応じて外側に向かって変位する。前記両係止面の相互線接触が減少すると、摩擦力が大幅に減少する。また、前記線接触は、ばね力に応じて摩擦の効果がさらに減少するように、可能性のある最大ばね力の選択を可能にする。前記2つの係止面が、互いに相補的になるように湾曲している場合は、大幅に大きい摩擦が生成されるであろう。導入部で説明した従来技術では、このことを目的としている。その理由は、公知の着脱容易キャッチは、負荷が増加した場合、締結解除に抵抗するべく締結力が増加するように構成されているからである。したがって、前記従来技術では、フィンガーフラップ及びハウジングの係止面の傾斜は、挿入方向に対して前方に傾斜するのではなく、挿入方向に対して後方に傾斜するように設計されている。
以下、次の図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明による、ベルトストラップの2つの端部を互いに連結するためのベルトファスナの好ましい実施形態の縦断面図であり、連結状態を示している。 図1に示したベルトファスナの斜視側面図である。 図2に示したベルトファスナの縦断面図である 図1に示したベルトファスナの上面図である。 図1に示したベルトファスナのプラグの上面図である。 図1に示したベルトファスナのハウジングを詳細に示す斜視図である。 図1に示したベルトファスナのプラグを詳細に示す斜視図である。
図1〜7は、ベルトファスナ20を示す。ベルトファスナ20には、ストラップまたはベルト10の2つの端部10a、10bが取り付けられる。ストラップ10は、保護ヘルメットの支持手段の一部として形成され得る。ベルトファスナ20は、ハウジング30と、ハウジング30内にクリップ嵌入(einclipbaren)可能なプラグ40とを含む。ストラップ10及びベルトファスナ20の縦断面図を示す図1では、プラグ40はハウジング30内に挿入されており、下記に詳述する方法で互いに係合または係止されている。図2は、図1に示したストラップ10及びベルトファスナ20の斜視側面図である。図4は、図1に示したストラップ10及びベルトファスナ20の上面図である。図5は、図1に示したベルトファスナ20のプラグ40の上面図である。図6は、図1に示したベルトファスナ20のハウジング30の斜視図である。図3は、図2に示したベルトファスナの縦断面図である。図7は、図1に示したプラグ40の斜視図である。
図1〜5を参照して、プラグ40は、その幅広面の1つ(図5では、観察者に向いている幅広面)に設けられたフィンガーフラップ44を含む。図1、3及び7に見ることができるように、フィンガーフラップ44は、プラグ40の前側端部42に配置されたボルト48にヒンジ結合されている。図示されていないが、ボルト48は、プラグ40の本体部49に一体的に形成された2つのベアリングブロックに回転不能に支持されている。この目的のために、ボルト48は、前記ベアリングブロックに適合する力のみを有する。フィンガーフラップ44は、別個の部品、すなわち、プラグ40とは別体をなす部品である。フィンガーフラップは別個に製作され、ボルト48を用いて、プラグ40の本体部49に旋回可能に取り付けられる。挿入方向、すなわち、プラグ40をハウジング30内に挿入する方向は、図1では矢印46で示されている。図1では、プラグ40は、プラグ40の前側端部42が図1の左側にくるように、ハウジング30に右側から左側へ挿入される。挿入されたプラグ40がハウジング内で過剰なクリアランスを有しないように、ハウジング30の内部は、プラグ40の外形と一致するように構成される。
ボルト48の周囲にばね50が配置されている。本明細書で説明及び図示する実施形態のベルトファスナ20では、ばね50は、その脚部51、52の自由端が互いに対して離間する方向に変位しようとするように構成された脚ばね(キックばね)である。図1に最も良く見ることができるように、ばね50は、ボルト48を取り囲んでおり、ばね50の脚部51、52の自由端が、フィンガーフラップ44及びプラグ40の本体部49に設けられた突起部41a及び41bによってそれぞれ支持されている。このようにして、フィンガーフラップ44は、ばね50によって、フィンガーフラップ44を、プラグ40、より正確に言えばプラグ40の本体部49の外側へ突出させる方向に予負荷が加えられている。フィンガーフラップ44のこの位置は、図1、3及び7に示されている。図3の斜視断面図では、ばね50が2本脚ばねであることを見ることができる。2本脚ばねは、1本脚ばねよりも大きい力を生成することができる。図1を参照して、フィンガーフラップ44が、プラグ40またはその本体部49の外側へ突出する位置は、プラグ40の本体部49に設けられた突出部43及びフィンガーフラップ44に設けられた突出部45の相互係止によって規定される。突出部43及び突出部45の相互係止によって、ボルト48を中心にした脚ばね50の反時計方向の旋回は制限される。ばね50の材料及び脚の数を選択することにより、ばね50からフィンガーフラップ44の突出部43に加えられる力を選択することができる。
締結力に必要なテンションを提供する任意のばねを、ばね50として選択することができる。そのため、脚ばねの代わりに、圧縮ばね、重ね板ばね、弾性プラスチック部品、重ね板カーボンばね、カーボン製コイルばね、または他の任意の種類のばねを用いることができる。本明細書で説明する実施形態では、2本脚ばねは、高合金鋼から製作されている。そのため、ばね特性は、−30℃〜+40℃の温度範囲では実質的に変化しない。フィンガーフラップ44及びプラグ40の両部品は、別個のダイカスト部品として製造される。その後、前記両部品を、ばね50を組み込みながら、ボルト48を用いて一体化させる。ばね50のこのデザインは、上述した温度範囲にわたって、導入部で説明した従来技術のような、プラスチックプラグと一体的に成形され、該プラグにプラスチックブリッジのみによって結合されたプラスチックばねよりも、より一定的な特性を提供する。しかしながら、脚ばねの代わりに、プラグ40の本体部49とフィンガーフラップ44との間に、圧縮ばねを、挿入方向46に対して垂直をなす方向に配置してもよい。図示した本実施形態で用いられるばね50は、大きな増大させた力を提供する長いレバーアームを介して、フィンガーフラップに作用する。
フィンガーフラップ44は、該フラップをボルト48に取り付ける端部とは反対側の端部に係止面47を有する。係止面47は、図1に示すようにプラグ40をハウジング30内に挿入したときに、ハウジング30の幅広面に形成された指開口部60の係止面67と互いに係止する。指開口部60は、ハウジング30を詳細に示す斜視図である図6に最も良く見ることができる。2つの係止面47、67は、プラグ40の挿入方向に対して前側(挿入方向側)に傾斜するように形成されている。図示した実施形態では、2つの係止面47、67は両方とも、ベルトファスナ20の縦断面に示した、プラグ40の挿入方向を示す矢印線46に対する垂線70に対して、約20°の傾斜角度αをなしている。傾斜角度αは、所望する力に応じて選択される。角度αを大きくすると、ベルトファスナ20の締結を自動的に解除するために必要とされる、ベルトの2つの端部10a、10nに加えられる引張力は小さくなる。
一方、ベルトファスナ20の締結を手動で解除する場合、指開口部60を介して指でフィンガーフラップ44を押圧し、ばね50の力に抗してフィンガーフラップ44を図1に示した位置からプラグ40内へ押し込む。このことにより、ベルトファスナの締結を手動で解除することができる。
断面においては、すなわち、挿入方向46に対して実質的に横方向では、ハウジング30及びプラグ40はそれぞれ実質的に平坦な矩形形状を有している。ハウジング30及びプラグ40は、それらの矩形状の側壁の1つに、指開口部60及びフィンガーフラップ44がそれぞれ延在するように形成されている。別の言い方をすると、図5及び6によく見えるように、フィンガーフラップ44は、プラグ40の本体部49の幅広面の1つに設けられており、指開口部60は、ハウジング60の幅広面の1つに設けられている。
図1によれば、2つの係止面47、67は、上面図において、すなわち、上から見た場合に、凸状または凹状に湾曲している。図6または7に示すように、フィンガーフラップ44の係止面47は、指開口部60の係止面47の曲率半径Rよりも小さい曲率半径Rを有している。曲率半径R及びRは、図6または7に示されている。このデザインにより、係止面47、67は、図1〜4に示すように互いに隣接したときは、互いに面接触ではなく線接触をなす。ベルト端部10a、10bに引張負荷が、挿入方向46と同一線上で加えられた場合、前記線接触の接触線は、挿入方向46及び垂線70も存在するフィンガーフラップ44及びハウジング30の横断面中央に存在する。引張負荷が、挿入方向46に対して斜めに加えられた場合、接触線は、引っ張り方向に応じて、図4において、上向きまたは下向きに変位する。
ベルトファスナ20は、ストラップ10に特定の引張負荷が作用したときにベルト端部10a、10b間の締結を解除する安全ファスナとして設計されているので、角度αは、ストラップ10に特定の引張負荷が作用したときに、係止面47、67を互いに対して押圧する力が大きくなり、最終的には、挿入方向に対して垂直に作用する力成分がフィンガーフラップ44に作用し、それによってフィンガーフラップ44をプラグ40の内側に向けて変位させることができるように選択される。係止面47及び67が互いに離間すると、すなわち、フィンガーフラップ44が(図1では、指開口部60の右側で)プラグ40の内側に向かって十分に変位すると、プラグ40は、ストラップ10に依然として作用している引張負荷によってハウジング30から引き出される。このようにして、ストラップ10に特定の引張負荷が作用したときに、ベルトファスナ20の締結は自動的に解除される。これが、本明細書で、安全ファスナと呼ぶ理由である。
保護ヘルメットのあご紐(両方とも図示しない)が、本発明によるベルトファスナを備えることができる。この場合、ヘルメットの内面またはヘルメットの支持手段へのあご紐の取り付け位置は、変更する必要はない。ヘルメットの脱離は、本発明によるベルトファスナの締結解除によってのみ行うことができる。したがって、あご紐に特定の引張負荷が作用したときに、ヘルメットが脱げるようにすることができる。
10 ストラップ
10a ベルト端部
10b ベルト端部
20 ベルトファスナ
30 ハウジング
40 プラグ
41a 突起部
41b 突起部
42 前側端部
43 突出部
44 フィンガーフラップ
45 突出部
46 挿入方向
47 係止面
48 ボルト
49 本体部
50 ばね
51 脚部
52 脚部
60 指開口部
67 係止面
70 垂線
α 傾斜角度

Claims (10)

  1. 2つのベルト端部を互いに解除可能に締結するためのベルトファスナであって、
    前記2つのベルト端部の一方に結合可能なまたは結合されたハウジングと、
    前記2つのベルト端部の他方に結合可能なまたは結合され、かつ前記ハウジング内にクリップ嵌入可能なプラグとを含み、
    前記2つのベルト端部に対してあるいは前記ハウジング及び前記プラグに対して特定の引張負荷が作用した場合に前記2つのベルト端部間の締結が解除される安全ファスナとして構成したことを特徴とするベルトファスナ。
  2. 請求項1に記載のベルトファスナであって、
    前記ハウジング内にクリップ嵌入される前記プラグが、
    前記プラグの前側端部に設置されたボルトと、
    前記プラグとは別体をなし、前記プラグの幅広面の1つに配置され、かつ前記ボルトにヒンジ結合されたフィンガーフラップとを含むことを特徴とするベルトファスナ。
  3. 請求項2に記載のベルトファスナであって、
    前記プラグが、別個のばねをさらに含み、
    前記フィンガーフラップが、前記ばねによって、前記フィンガーフラップを前記プラグの外側へ突出させる方向に予負荷が加えられていることを特徴とするベルトファスナ。
  4. 請求項3に記載のベルトファスナであって、
    前記フィンガーフラップが前記プラグの外側へ突出する位置が、前記プラグの本体部に設けられた突出部と前記フィンガーフラップに設けられた突出部との相互係止によって規定されることを特徴とするベルトファスナ。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載のベルトファスナであって、
    前記ばねが1以上の脚ばねであり、前記ボルトを取り囲むように配置され、かつ該脚ばねの両自由端が前記フィンガーフラップ及び前記プラグの本体部によって支持されていることを特徴とするベルトファスナ。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項に記載のベルトファスナであって、
    前記フィンガーフラップが、該フラップを前記ボルトに取り付ける位置とは反対側の端部に、前記プラグを前記ハウジングに挿入したときに、前記ハウジングの幅広面に形成された指開口部に形成された係止面と互いに係止する係止面を有していることを特徴とするベルトファスナ。
  7. 請求項6に記載のベルトファスナであって、
    前記2つの係止面が、前記プラグの挿入方向に対する垂線に対して、0°以外の或る角度をなして前側に傾斜していることを特徴とするベルトファスナ。
  8. 請求項7に記載のベルトファスナであって、
    前記傾斜角度が20°であることを特徴とするベルトファスナ。
  9. 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のベルトファスナであって、
    前記フィンガーフラップの前記係止面が、前記指開口部の前記係止面の曲率半径よりも小さい曲率半径を有するように、前記2つの係止面が凸状または凹状に湾曲していることを特徴とするベルトファスナ。
  10. 保護ヘルメットのあご紐であって、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のベルトファスナを備えることを特徴とするあご紐。
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