JP2014531950A - 足の陥入爪を矯正するデバイスおよび足の陥入爪を美容矯正する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1、図2、図3および図4に図示している第1の実施形態に係る陥入爪を矯正するデバイスは、第1の支持部102を有するベース101を備え、第1の支持部102には、足の指を押圧する2つのネジ111、112と、摺動可能且つ旋回可能な2つのフック131、132とが設けられている。フック131、132は、フック固定ネジ135、136によって押圧される球体形状の結合部133、134に配置され固定されている。足の指を押圧するネジ111、112およびフック131、132は、支持部102に設けられている、爪を押圧するレバー121に対して対称的に配置されている。爪を押圧するレバー121は、支持部102の軸上に旋回可能に配置されており、押圧力は、爪に対する押圧を制御するネジ123によって制御される。さらに、爪を押圧するネジ111、112と、足の指との間には、弾性パッド114が配置されている。ベース101はさらに、ヘラ用の第2の支持部103を備える。第2の支持部103は、第1の支持部102の反対側に設けられる。第2の支持部103は、取り付けネジ105によって組み合わせられる2つの部材を有し、両者間にヘラ141が摺動可能且つ旋回可能に設けられている。ヘラ141は、ヘラ固定ネジ145によって締め付けられている球体形状の結合部143に固定されている。ヘラ145のハンドル146は、粗い面を持つ。
図5に示す第2の実施形態に係る陥入爪を矯正するデバイスは、第1の支持部202を有するベース201を備える。第1の支持部202には、足の指を押圧する2つのネジ211、212と、摺動可能且つ旋回可能な2つのフック231、232とが設けられている。足の指を押圧するネジ211、212およびフック231、232は、爪を押圧するレバー221に対して対称的に配置されており、レバー221もまた支持部202に設けられている。ヘラ用の第2の支持部203は、第1の支持部202の反対側に設けられている。第2の支持部203には、ヘラ固定ネジ245、246によって締め付けられる球体形状の結合部243、244に摺動可能且つ旋回可能に設けられている爪を持ち上げるヘラ241、242が設けられている。押圧レバー221は、支持部202において、レバー押圧ネジ233によって締め付けられる球体形状の結合部222に設けられている。ソフトパッド、例えば、直径が約2cmのフェルト製の円形のパッドを、足の指に対して加えられる点状の圧力を制限するべく、足の指を押圧するネジ211、212と、足の指との間に挿入することができる。
第3の実施形態に係る陥入爪を矯正するデバイスを図11に示す。当該デバイスは、平坦なベース301を有する直方体形状のフレームを備える。当該フレームは、ベース301に取り付けられている4つの垂直棒351で構成されている支持部302を形成している。垂直棒351は、上部で2つの水平棒354および2つの上部ガイド352に結合されている。側方ガイド353は、2つの隣接する垂直棒351に取り付けられている。中央上部ガイド355は、2つの上部水平棒354に設けられている。ガイド353、352および355は、内部に開口360が形成されている。支持部302において、上部中央ガイド355の開口360には、足指固定手段311および爪押圧手段321がベースに向かって設けられている。上部中央ガイド355の開口360には、爪の前方エッジを持ち上げるための摺動可能且つ旋回可能なヘラ341が配置されている。上部ガイド352には、爪の側方エッジを持ち上げるためのフック331が摺動可能および旋回可能に設けられている。さらに、側方ガイド353には、足の指を固定するための手段311がさらに2つ取り付けられている。足指固定手段311、ヘラ341およびフック331の位置は、固定ピン370によって固定する。持ち上げるためのヘラ341のハンドルに沿って、開口360が一列に設けられている。
全ての実施形態は以下のような共通の特徴を持つ。
ベース101、201、301に対して足の指を固定するための手段111、112、211、212、311
レバー431等、ベース101、201、301に向かって爪の中央部分を押圧する手段121、221、321
フック421または屈曲ヘラ411、412の形状を持つ、爪の側方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段131、132、231、232、331
爪の前方を持ち上げるべくヘラ401−403の形状を持つ、爪の前方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段141、241、242、341
陥入爪の矯正は以下のように実施される。足の指(または手の指)をデバイス内に置いた後、足指押圧手段111、112、211、212、311によって指を固定し、手段121、221、321によってベースに向かって爪を押圧する。次に、爪の側方エッジを操作する。例えば、陥入爪の側方エッジをフック131、132、231、232、331によって持ち上げる。これに代えて、炎症の場合には、爪の側方エッジに沿った皮膚を、屈曲ヘラによって離すように屈曲させる。次に、1つのヘラ141、341または2つのヘラ241、242を用いて、爪を適切な形状に整形するべく、爪の前方を持ち上げる。続いて、爪を硬化性材料でコーティングして、硬化性材料を硬化させる。硬化性材料としては、爪への接着性が非常に高く硬度が高いことから、アクリルを利用するのが好ましい。アクリルは、厚みが最高1mmの層として塗布されることが好ましい。他の硬化性材料、例えば、硬化性ゲル等を用いることもできる。本発明の第2の実施形態に係るデバイスにおいてフックおよびヘラで整形しアクリルでコーティングした爪を、図10に概略的に示す。続いて、爪を研削によって処理する。硬化性材料の層は、爪を正しい形状に維持し、陥入することなく成長させる。爪が成長するにつれて、硬化性材料の層と共に爪の前方部分をファイリングすることができる。爪の終端部分は、硬化した硬化性材料の層が存在せず、前方に成長する前方部分によって適切に整形される。爪全体が成長した後で爪を前方で適切に短くすると、多くの場合、爪は正しい形状を持つようになる。
[項目1]
足の指の爪の陥入爪を矯正するデバイスであって、
ベースを備え、
前記ベース上には、
前記ベースに対して前記足の指を固定する手段と、
前記爪の中央部分を前記ベースに向かって押圧する手段と、
前記爪の側方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段と、
前記爪の前方部分において操作する摺動旋回可能手段と
が設けられているデバイス。
[項目2]
前記ベース上に設けられている2つの対向する支持部を備え、
前記2つの対向する支持部のうち第1の支持部には、前記足の指を押圧する2つのネジ、および、前記爪の前記側方エッジにおいて操作する2つの摺動旋回可能ツールが設けられており、
前記2つのネジおよび前記2つの摺動旋回可能ツールは、前記爪を押圧するレバーに対して対称になるように配置されており、
前記2つの対向する支持部のうち第2の支持部は、前記爪の前方部分において操作する旋回摺動可能ツールを有する請求項1に記載のデバイス。
[項目3]
前記爪を押圧するための前記レバーは、前記第1の支持部に旋回可能に設けられており、前記押圧する力は、前記爪への前記押圧を制御するネジによって調整可能である請求項2に記載のデバイス。
[項目4]
前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に保持されている請求項2または3に記載のデバイス。
[項目5]
前記爪の前記前方部分において操作する前記摺動旋回可能手段は、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に保持されている請求項1から4の何れか1項に記載のデバイス。
[項目6]
前記第2の支持部は、ネジによって結合される2つの部品を有する請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
[項目7]
前記足の指を固定する手段と、前記足の指との間には、弾性パッドが配置されている請求項1から6の何れか1項に記載のデバイス。
[項目8]
前記第2の支持部には、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に摺動可能且つ旋回可能に、前記爪の前方を持ち上げるための2つのヘラが配置されている請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
[項目9]
前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧する前記手段は、前記第1の支持部において、ネジによって固定される球体形状の結合部に設けられているレバーの形状を持つ請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
[項目10]
前記ベースは、足の支持部を形成するプレートに設けられている請求項1から9の何れか1項に記載のデバイス。
[項目11]
前記ベースに沿って、前記プレートの溝に配置される突起が形成されている請求項10に記載のデバイス。
[項目12]
前記足の指を固定する前記手段は、前記足の指を前記ベースに向かって押圧するネジの形状を持つ請求項1から11の何れか1項に記載のデバイス。
[項目13]
前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、前記爪の前記側方エッジを持ち上げるフックの形状を持つ
請求項1から12の何れか1項に記載のデバイス。
[項目14]
前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、側爪郭の皮膚から離れるように屈曲させる屈曲ヘラの形状を持つ請求項1から13の何れか1項に記載のデバイス。
[項目15]
前記爪の前記前方部分において操作する前記摺動旋回可能手段は、前記爪の前方エッジを持ち上げるヘラの形状を持つ請求項1から14の何れか1項に記載のデバイス。
[項目16]
前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧する前記手段は、レバーの形状を持つ請求項1から15の何れか1項に記載のデバイス。
[項目17]
陥入爪を矯正するデバイスを用いて足の指の爪の陥入爪を美容矯正する方法であって、
前記デバイスは、
ベースに対して前記足の指を固定する手段と、
前記ベースに向かって前記爪の中央部分を押圧する手段と、
前記爪の側方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段と、
前記爪の前方部分において操作する摺動旋回可能手段と
を備え、
前記足の指を固定し、
前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧し、
前記爪および爪郭の皮膚の少なくとも一方を所望の形状に整形し、
前記爪を硬化性材料の層でコーティングし、
前記硬化性材料を硬化させ、
前記足の指を前記デバイスから取り外す、方法。
Claims (17)
- 足の指の爪の陥入爪を矯正するデバイスであって、
ベースを備え、
前記ベース上には、
前記ベースに対して前記足の指を固定する手段と、
前記爪の中央部分を前記ベースに向かって押圧する手段と、
前記爪の側方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段と、
前記爪の前方部分において操作する摺動旋回可能手段と
が設けられているデバイス。 - 前記ベース上に設けられている2つの対向する支持部を備え、
前記2つの対向する支持部のうち第1の支持部には、前記足の指を押圧する2つのネジ、および、前記爪の前記側方エッジにおいて操作する2つの摺動旋回可能ツールが設けられており、
前記2つのネジおよび前記2つの摺動旋回可能ツールは、前記爪を押圧するレバーに対して対称になるように配置されており、
前記2つの対向する支持部のうち第2の支持部は、前記爪の前方部分において操作する旋回摺動可能ツールを有する請求項1に記載のデバイス。 - 前記爪を押圧するための前記レバーは、前記第1の支持部に旋回可能に設けられており、前記押圧する力は、前記爪への前記押圧を制御するネジによって調整可能である請求項2に記載のデバイス。
- 前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に保持されている請求項2または3に記載のデバイス。
- 前記爪の前記前方部分において操作する前記摺動旋回可能手段は、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に保持されている請求項1から4の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記第2の支持部は、ネジによって結合される2つの部品を有する請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記足の指を固定する手段と、前記足の指との間には、弾性パッドが配置されている請求項1から6の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記第2の支持部には、固定ネジによって締め付け可能な球体形状の結合部に摺動可能且つ旋回可能に、前記爪の前方を持ち上げるための2つのヘラが配置されている請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧する前記手段は、前記第1の支持部において、ネジによって固定される球体形状の結合部に設けられているレバーの形状を持つ請求項2から4の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記ベースは、足の支持部を形成するプレートに設けられている請求項1から9の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記ベースに沿って、前記プレートの溝に配置される突起が形成されている請求項10に記載のデバイス。
- 前記足の指を固定する前記手段は、前記足の指を前記ベースに向かって押圧するネジの形状を持つ請求項1から11の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、前記爪の前記側方エッジを持ち上げるフックの形状を持つ
請求項1から12の何れか1項に記載のデバイス。 - 前記爪の前記側方エッジにおいて操作する前記摺動旋回可能手段は、側爪郭の皮膚から離れるように屈曲させる屈曲ヘラの形状を持つ請求項1から13の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記爪の前記前方部分において操作する前記摺動旋回可能手段は、前記爪の前方エッジを持ち上げるヘラの形状を持つ請求項1から14の何れか1項に記載のデバイス。
- 前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧する前記手段は、レバーの形状を持つ請求項1から15の何れか1項に記載のデバイス。
- 陥入爪を矯正するデバイスを用いて足の指の爪の陥入爪を美容矯正する方法であって、
前記デバイスは、
ベースに対して前記足の指を固定する手段と、
前記ベースに向かって前記爪の中央部分を押圧する手段と、
前記爪の側方エッジにおいて操作する摺動旋回可能手段と、
前記爪の前方部分において操作する摺動旋回可能手段と
を備え、
前記足の指を固定し、
前記爪の前記中央部分を前記ベースに向かって押圧し、
前記爪および爪郭の皮膚の少なくとも一方を所望の形状に整形し、
前記爪を硬化性材料の層でコーティングし、
前記硬化性材料を硬化させ、
前記足の指を前記デバイスから取り外す、方法。
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