すべての図面で、同参照番号は、同じ、同様のまたは対応する特徴または機能を示す。
本発明の基本的理念は、隣接するセルMBMSサービス情報を効率的に転送し、現在のシステム・アーキテクチャ設計原理を保持し、MBMSをサポートしないユーザ端末への影響を少なくするように、ユーザ端末がキャンプしている基地局のセルの少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に通知する解決法を設計することである。
本発明の具体的な実施形態が、図を参照して詳細に説明される。
図1は、本発明が実装され得る環境を概略的に示す。
図1に示すように、環境100は複数のセルを備え、エリア1の印のあるセルはMBSFN(マルチキャスト・ブロードキャスト単一周波数ネットワーク)エリア1に属し、エリア2の印のあるセルはMBSFNエリア2に属し、エリア3の印のあるセルはMBSFNエリア3に属し、残りのセルはいずれのMBSFNエリアにも属さない。対応するMBMSサービス伝送が、それぞれ、MBSFNエリア1、MBSFNエリア2、およびMBSFNエリア3内で実行される。
図1から分かるように、UE110がキャンプしているソース・セルは、いずれのMBSFNエリアにも属せず、すなわち、UE110がキャンプしているソース・セルは、MBMSサービス伝送を有さない。それの6つの隣接するセルで、隣接するセル1はいずれのMBSFNエリアにも属さず、隣接するセル2はMBSFNエリア1に属し、隣接するエリア3はMBSFNエリア1に属し、隣接するセル4はMBSFNエリア3に属し、隣接するセル5はMBSFNエリア1およびMBSFNエリア2に属し、隣接するセル6はMBSFNエリア2に属す。さらに、一般性を失うことなく、MBSFNエリア1は周波数1で動作し、MBSFNエリア2は周波数1で動作し、MBSFNエリア3は周波数2で動作すると仮定される。
もちろん、UE110がキャンプしているソース・セルもまたMBMSサービス伝送を有し得ることが、当業者には理解されよう。さらに、UE110はMBMSをサポートするユーザ端末であり、MBMSをサポートしないおよび図1に示されないユーザ端末もまた、UE110がキャンプしているソース・セルにキャンプしていることが仮定される。
一般性を失うことなく、本発明の説明において、基地局は、セルと1対1の関係にあり、すなわち、1つのセルは基地局を1つのみ有し、1つの基地局は1つのセルにのみ供する。さらに、一般性を失うことなく、本発明の説明において、基地局はeNB(evolved NodeB、進化型ノードB)であると仮定される。
隣接するセル間で、より具体的には、隣接するセルの対応する基地局間で、情報、たとえばMBMSサービス情報が、ワイヤードおよび/またはワイヤレスのバックホール・リンクを介して交換され得る。
本発明において、システム情報ブロック(SIB)で、基地局は、そこにキャンプしているユーザ端末に基地局のセルの少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を通知する。
本発明の一実施形態によれば、前述のシステム情報ブロックは、基地局が少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に通知するために新たに定義されるシステム情報ブロックである。システム情報ブロック(SIB)は、SIB13に対して独立することができ、MBMSをサポートするUEのみがそれの受信に関与することになる。したがって、この新しいタイプのSIBはまた、MBMSサービス伝送が存在しないセル内で送信され得る。一基準によれば、SIB13の更新通知は、値タグに関連する。SIB13が変わるとき、システム内のUEは、システム内のすべてのUEに影響を及ぼすことになる、システム情報変更指示方法を介するSIB13変更が、MBMSをサポートするUEのみではなく、MBMSをサポートしないUEにも影響を及ぼすことを通知される。
本発明の一実施形態で、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、セル識別子と、セル識別子によって識別されるセルによってサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
MBMSサービス識別子は、ネットワーク内のMBMSサービスの唯一の識別子である。UEまたは基地局は、MBMSサービス識別子を介して異なるMBMSサービスを区別することができる。したがって、それの隣接するセルがそれの対象のMBMSサービスを有するかどうかを検査するUEに関して、MBMSサービス識別子情報を使用すれば既に十分である。別の態様で、セルは、複数の隣接するセルを有することがあり、したがって、隣接するセル識別子情報が異なる隣接するセルを区別するために必要とされる。
この新たに定義されるSIBは、SystemInformationBlockTypeXと名付けられ得る。この新たに定義されるSystemInformationBlockTypeXの構造は、以下のコードによって示すことができる:
ここで、physCellIdは隣接するセルの識別子を示し、mbms−ServiceIdListは、対応する識別子によって識別される隣接するセル内でサポートされるMBMSサービスの識別子のリストを示す。
本発明の別の実施形態によれば、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、搬送周波数と、搬送周波数でサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
この場合、ユーザ端末は、各搬送周波数でのMBMSサービスの識別子のリストを通知される。したがって、UEは、それによってサポートされる周波数でそれの興味のあるMBMSサービスが存在するかどうかを検査することができる。
その場合、この新たに定義されるSystemInformationBlockTypeXの構造は、以下のコードによって示すことができる:
ここで、cellFrequecnyは隣接するセルの搬送周波数を示し、異なる隣接するセルは異なる周波数でまたは同じ周波数で動作することが可能であり、mbms−ServiceIdListは対応する搬送周波数でサポートされるMBMSサービスの識別子のリストを示す。
この新たに定義されるSystemInformationBlockTypeXの伝送機構は、現在の他のタイプのSIBの伝送機構と同じである。SystemInformationBlockTypeXの伝送は、SIB1によってスケジュールされる必要があり、MBMSをサポートするUEは、それがSystemInformationBlockTypeXに興味があり、それを受信することを望む場合、SystemInformationBlockTypeXをどこで見つけるかを知り得る。
基地局の少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、変化し得る、たとえば、対応する隣接するセルが、1つのMBMSサービスを増やすまたは1つのMBMSサービスをキャンセルする。
したがって、基地局は、それのユーザ端末(複数可)にSystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を指示し、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の特定の変更をユーザ端末(複数可)に通知する必要がある。
新たに定義されたSystemInformationBlockTypeXの変更を可能にするために、具体的に、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更は、MBMSをサポートせず、新たに定義されたSIBの変更を不必要に通知されないUEに影響を及ぼさず、本発明の一実施形態で、新たに定義されたSIBの更新通知は値タグに関連せず、したがって、新たに定義されたSIBの変更はMBMSをサポートするUEにのみ通知される。
本発明の一実施形態で、基地局は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1C内のビットをすべてゼロに設定することによって、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に指示する。
現在、DCIフォーマット1Cは、基地局がMBMS一地点対多地点制御チャネル(MCCH)メッセージの変更をUEに通知するために使用される。
M−RNTI(MBMS無線ネットワーク一時識別子)を有するDCIフォーマット1Cは、どのMBSFNエリアのMCCHメッセージが変わるかを通知し、対応するMCCHメッセージを更新することをUEに要求するために使用される。
現在、DCI編成1Cは8ビットを有する。各ビットは、対応するMBSFNエリアのMCCHメッセージが変わるかどうかを反映する。したがって、対応するMBSFNエリアのMCCHメッセージが変わる場合、DCI編成1C内の8ビット内の対応するビットが1にセットされ、たとえば、「01001000」は、2つのMBSFNエリアのMCCHメッセージが変わり、変更を受けるMBSFNエリアの索引は第2および第5であることを指示する。
MBSFNエリアのどのMCCHメッセージも変わらない場合、そのような通知は生じないことになる。すなわち、MCCHメッセージが変わる場合、すべてのこれらの8ビットがゼロ値である事例は現れないことになる。したがって、DCIフォーマット1C内のビットのすべてのゼロ値は、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に指示するために使用され得る。
MBMSをサポートするおよびMBMSサービス伝送を有するセルの基地局にキャンプしているUEに関して、それの基地局は、前述のMCCHメッセージ変更通知の機会(すなわち、時間)と周期を送信することができるので、基地局は、前述のMCCHメッセージ変更通知の機会および周期を知る。したがって、前述のMCCHメッセージ変更通知の機会が来るときには必ず、基地局はDCIフォーマット1C内の8ビットがすべてゼロであるかどうかを判定する。DCIフォーマット1C内の8ビットがすべてゼロであると判定されるとき、基地局は、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報が変わると判定し、次のシステム情報修正周期で、変更されたSystemInformationBlockTypeXを読み取って、少なくとも1つの隣接するセルについての新しいマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を取得する。
MBMSをサポートするおよびMBMSサービス伝送のないセルの基地局にキャンプしているUEに関して、原則として、任意の関連するMBMSサービス情報およびそれの関連する構成情報は、セル内で送信されず、したがって、UEは前述のMCCHメッセージ変更通知の機会および周期を知らない。
したがって、MBMSをサポートするおよびMBMSサービス伝送のないセルの基地局にキャンプしているUEにSystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期を通知するための機構が必要とされる。
本願の一実施形態によれば、基地局は、システム情報ブロック(SIB)13を介して通知構成情報をユーザ端末に送信することができ、通知構成情報は、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される。たとえば、SIB13内の「MBMS−NotificationConfig」情報要素および「MBSFN−AreaInfo」情報要素の「MBSFN−AreaInfo」内の「mcch−ModificationPeriod」が、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期を定義するために使用される。SIB13内の他の情報は、デフォルト値を使用することができ、MBMSサービス伝送を有さないセルについては意味をなさない。この実施形態は、MBMSサービス伝送を有さないセルについて、SIB13はまた、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために送信される必要があることを意味する。
本発明の別の実施形態によれば、通知構成情報はまた、SystemInformationBlockTypeXに含まれてもよく、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される。
この実施形態は、現在のMBMS構成情報伝送原理に完全に準拠し、すなわち、MBMSサービス伝送を有するセルのみが、MBMS構成情報伝送、たとえば、SIB13およびMCCHメッセージの伝送を有し得る。
本発明の一実施形態で、SystemInformationBlockTypeXに含まれる通知構成情報は、SIB13内の通知構成情報と同様である。
以下のコードは、本実施形態による通知構成情報を有するSystemInformationBlockTypeXの構造を示す:
ここで、notificationConfigは、変更の通知の機会を示し、mcch−ModificationPeriodは、変更の通知の周期を示す。
本発明の別の実施形態で、SystemInformationBlockTypeXに含まれる通知構成情報は、アイドル・モードのUEをページングするためにおよびシステム情報変更のために使用されるページング機会と同様であるが、新しいRNTIは、2つのページングを区別するために使用され得る。
以下のコードは、本実施形態による通知構成情報を有するSystemInformationBlockTypeXの構造を示す:
ここで、notificationCycleは、通知のサイクル長を定義し、nCは、通知フレームおよび通知機会を導出するために使用される。
通知フレームおよび通知機会は、MBMS周波数層でMBMSサービスIDまたはMBMSサービスのグループの要求を満たすことができる。たとえば、UEが1つの特定のサービスを受信することに関心がある場合、UEは、特定のサービスの通知機会をリッスンするだけでよい。同様に、UEが特定のMBMS周波数に関心がある場合、UEは、特定のMBMS周波数の通知機会をリッスンするだけでよい。
通知構成情報を取得した後、MBMSサービス伝送を有さない基地局のセルにキャンプしているUEは、前述のように、通知機会が来たときに、DCIフォーマット1C内の8ビットがすべてゼロであるかどうかを判定する。DCIフォーマット1C内の8ビットがすべてゼロであると判定されたとき、UEは、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報が変わると判定し、次のシステム情報修正周期で、変更されたSystemInformationBlockTypeXを読み取って、少なくとも1つの隣接するセルについての新しいマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を取得する。
本発明の前述の実施形態によれば、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更の通知および伝送は、非値タグ方式で実行され、したがって、MBMSをサポートしないUEは影響を受けない。
図2は、本発明の一実施形態による、基地局のセルの隣接するセルについてのMBMSサービス情報をUEとUEがキャンプしている基地局との間で送信する方法の流れ図である。UEは、たとえば、図1に示すようなUE110である。
第1に、ステップS201で、基地局は、システム情報ブロック13を介して、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される通知構成情報をユーザ端末に送信する。
もちろん、SystemInformationBlockTypeXが前述の通知構成情報を含む場合に、ステップS201は、MBMSサービス伝送を有さないセル内では必要とされないことが、当業者には理解されよう。
次いで、ステップS202で、SystemInformationBlockTypeXで、基地局は、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に送信する。
ステップS203で、ユーザ端末UEは、SystemInformationBlockTypeXを受信した後に、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を読み取り、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについての読み取られたマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を記憶する。
その後、ステップS204で、基地局は、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更に関して学習する。したがって、ステップS205で、基地局は、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更の通知時に、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1C内のビットをすべてゼロに設定することによって、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に指示する。
ステップS206で、ユーザ端末は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1C内のビットがすべてゼロに設定されたと判定し、それによって、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報が変わると判定する。
ステップS207で、次のシステム情報修正周期で、基地局は、少なくとも1つの隣接するセルについての更新されたマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に送信するために、変更されたSystemInformationBlockTypeXをユーザ端末に送信する。
ステップS208で、更新されたSystemInformationBlockTypeXを受信した後、ユーザ端末は、SystemInformationBlockTypeXに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについての更新されたマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を読み取り、少なくとも1つの隣接するセルについての読み取られた更新されたマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を記憶する。
状況に応じて、ステップS204〜S208は、何回も実行することができる。
図3は、本発明の一実施形態による、基地局のセルの少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を基地局にキャンプしているユーザ端末に通知するための基地局のブロック図を概略的に示す。
図3に示すように、基地局300は、システム情報ブロック(SIB)で、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に送信するように構成された第1の送信モジュール310を備える。
本発明の一実施形態によれば、システム情報ブロックは、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に通知するために新しく定義されたシステム情報ブロックである。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、セル識別子と、セル識別子によって識別されるセルによってサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、搬送周波数と、搬送周波数でサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
本発明の一実施形態によれば、基地局300は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1C内のビットをすべてゼロに設定することによってシステム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に指示するように構成された、指示モジュール320を備える。
本発明の一実施形態によれば、基地局300は、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に通知するために、システム情報ブロックの更新されたエディションをユーザ端末に送信するように構成された、第2の送信モジュール330を備える。
本発明の一実施形態によれば、基地局300は、システム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される通知構成情報を、システム情報ブロック13を介してユーザ端末に送信するように構成された、第3の送信モジュール340を備える。
本発明の一実施形態によれば、システム情報ブロックは、システム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される通知構成情報をさらに備える。
図4は、本発明の一実施形態による、基地局のセルの少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末がキャンプしている基地局から受信するためのユーザ端末のブロック図を概略的に示す。
図4に示すように、ユーザ端末400は、システム情報ブロック(SIB)で、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報を基地局から受信するように構成された、第1の受信モジュール410を備える。
本発明の一実施形態によれば、システム情報ブロックは、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報をユーザ端末に通知するために新たに定義されるシステム情報ブロックである。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、セル識別子と、セル識別子によって識別されるセルによってサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報は、搬送周波数と、搬送周波数でサポートされるMBMSサービスの識別子のリストとを備える。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末400は、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1C内のビットがすべてゼロに設定されているかどうかを判定することによって、システム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報が変わるかどうかを判定するように構成された、判定モジュール420を備える。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末400は、システム情報ブロックの更新されたエディションを基地局から受信して、少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更をユーザ端末に通知するように構成された、第2の受信モジュール430を備える。
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末400は、システム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される通知構成情報を、システム情報ブロック13を介して基地局から受信するように構成された、第3の受信モジュール440を備える。
本発明の一実施形態によれば、システム情報ブロックは、システム情報ブロックに含まれる少なくとも1つの隣接するセルについてのマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)サービス情報の変更を通知するための機会および周期をユーザ端末に通知するために使用される通知構成情報をさらに備える。
本発明をさらに分かりやすくするために、前述の説明は、当業者に知られていて、本発明の実装のために必須であり得るいくつかのより具体的な技術的詳細を省略していることに留意されたい。
本発明は前述のステップに限定されず、本発明はさらに、前述のステップの組合せ、または、それらの順番の交換などを含むことが、当業者にはさらに理解されよう。本発明の最終的な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
したがって、好ましい実施形態の選択および記載は、本発明の原理および実際の適用例をよりよく説明することを目的とし、本発明の趣旨を逸脱することなしにそれを当業者が理解することを可能にすることを目的とし、すべての修正形態および変更形態は、添付の特許請求の範囲によって限定されるものとして、本発明の保護範囲内にある。