図面全体を通して、特に指定のない限り、同じ参照番号および文字が、例示される実施形態の類似の特徴、要素、構成要素、または部分を示すために使用される。さらに、ここで、開示される主題は、図を参照して詳細に説明されるが、説明は、例証となる実施形態と関連してそのように説明される。
開示される主題は、プロバイダによりカバーされる患者の処方製品に対する医学的指示/処方を容易にする技法に関する。開示される主題の目的および利点が示され、以下の説明から明らかになるであろう。開示される主題の他の利点が、本明細書およびその特許請求の範囲で、ならびに添付の図面から詳細に指摘される方法、装置、およびデバイスにより実現され、達成されるであろう。
時として、患者が健康管理プロバイダ(HCP)(たとえば、医師、臨床看護師など)を訪問し、相談しており、健康管理プロバイダが処方製品(たとえば、処方薬)および/またはサービス(たとえば、処置、専門医への照会)を患者に処方/指示するとき、患者の保険プロバイダは、処方製品またはサービスの費用の一部またはすべての支払いをすることに合意する前に、処方製品またはサービスの事前承諾を必要とする場合がある。必要な承諾を保険プロバイダから得るために、健康管理プロバイダは、事前定義フォーム、たとえば事前承諾フォームに記入、署名し、フォームを患者の保険プロバイダに送信する必要がある場合がある。承諾フォームは、患者、処方製品および/またはサービス、ならびに健康管理プロバイダに関するさまざまな情報用フィールドを含んでもよい。このとき、保険プロバイダは、承諾フォームで提出された情報に基づき、処方された製品および/またはサービスの代金を支払っても構わないかどうかを判断してもよい。保険プロバイダは、処方製品および/またはサービスの事前承諾を承認する場合、それに応答して給付金の承認を送信してもよい。
本明細書で開示される主題によれば、プロバイダによりカバーされる患者の処方製品に対する医学的指示/処方を容易にするシステムが、一般に、処方製品のための複数の事前定義フォームを記憶するための少なくとも1つのメモリデバイスを含む。複数の事前定義フォームは、複数のプロバイダに対応することができる。システムは、処方製品に関する処方製品情報、および患者に関する患者受入情報を受信するための受信機を含む。患者受入情報は、患者のプロバイダ情報を備える。受信機は、給付金検証リクエストに応答して、患者に関連する給付金要約をさらに受信する。システムは、患者受入情報に基づき、給付金検証リクエストを送信するための送信機、および患者の給付金検証リクエストを生成するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサはまた、少なくとも患者プロバイダ情報に基づき、事前定義フォームのうち1つを選択するように、ユーザ受入情報に基づき、選択された事前定義フォームの少なくとも1つのフィールドに設定するように、および設定された事前定義フォームをリリーズして、医療を容易にするように構成される。
開示される主題によれば、プロバイダによりカバーされる患者の処方製品に対する医学的指示/処方を容易にする方法が、一般に、処方製品のための複数の事前定義フォーム、複数のプロバイダに対応する複数の事前定義フォームを中に記憶した少なくとも1つのメモリを提供するステップを含む。方法は、患者のプロバイダ情報、および処方製品に関する処方製品情報を備える患者受入情報を受信するステップと、プロセッサにより、患者受入情報に基づき、患者に対する給付金検証リクエストを生成するステップとを含む。給付金検証リクエストに基づき、給付金要約が得られることができる。プロセッサにより、事前定義フォームのうち1つが、少なくとも患者プロバイダ情報および給付金要約に基づき選択されることができ、患者情報に基づき、選択された事前定義フォームの少なくとも1つのフィールドに設定されることができる。方法は、選択された事前定義フォームで、患者への処方製品の医学的指示/処方を容易にするステップを含む。
別個の図を通して、類似の参照番号が同一の、または機能的に類似する要素を指す添付図面が、さまざまな実施形態をさらに例示し、かつ開示される主題によるさまざまな原理および利点をすべて説明するのに役立つ。限定のためではなく説明および例示のために、図1および図2を参照して、開示される主題による、プロバイダによりカバーされる患者の処方製品に対する医学的指示/処方を容易にする方法およびシステムの代表的実施形態について以下で説明される。わかりやすくするために、方法およびシステムが同時に、互いに関連して説明され、図2に例示される方法の参照番号が、括弧()付きでつけられ、図1に描かれるシステムの参照が、括弧なしで行われる。
本明細書で具体化されるように、例示として、図1および図2を参照して、プロバイダ40によりカバーされる患者の処方製品に対する医学的指示/処方を容易にする技法が、「処方マネージャ」10の使用を含むことができる。処方マネージャ10は、少なくとも1つのメモリデバイス20と、少なくとも1つのプロセッサとを含むことができる。たとえば、処方マネージャ10は、たとえば図3に描かれ、以下でより詳細に説明されるように、1つまたは複数のコンピュータシステム(スタンドアロンのコンピュータ、サーバ、サーバクラスタ、分散コンピューティングシステム、クラウドベースのコンピューティングシステムなど)上に実装されることができる。
代表的な一実施形態では、処方マネージャ10は、たとえば、いくつかのウェブページ(たとえば、画面)を含む、対応するウェブサイトをホスティングするウェブベースのソフトウェアアプリケーションとして実装されることができる。ウェブベースのソフトウェアは、たとえばマークアップ言語、たとえばHTML、XMLなどを使用して、ユーザインタフェースをウェブブラウザに送信することができ、たとえばHTTPS、POST、および/またはGETリクエストを使用して、ウェブブラウザと通信することができることを当業者は認識されよう。さらに、ウェブベースのソフトウェアは、1つまたは複数のウェブサービスとして実装されることができ、REST、JSONなどを利用することができることを当業者は認識されよう。ソフトウェアアプリケーションは、非一時的コンピュータ可読媒体、たとえば、CD−ROM、DVD、磁気ディスク、ROM、RAMなどに記憶されることができ、ソフトウェアアプリケーションの命令が、処方マネージャ10の1つまたは複数のプロセッサに連結されたメモリの中に読み込まれることができる。実行されたとき、ソフトウェアは特定の機能をプロセッサに実行させるよう命令することができる。わかりやすくするために、本明細書で以下に説明されるように、処方マネージャ10の機能は、一般に、処方マネージャ10のプロセッサが機能を実行させるように構成されていると詳述することなく、説明されてもよい。代わりに、処方マネージャ10は、本願で開示される主題を実装するためのソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて、配線により接続された回路で実装されることができる。したがって、本願で開示される主題の実装形態は、ハードウェアとソフトウェアの任意の特定の組合せに、このようなハードウェアおよびソフトウェアが本明細書で開示される方法を実行させるように構成されるという前提で、限定されない。
本明細書で具体化されるように、処方マネージャ10は、処方製品の医学的指示または処方を容易にする。すなわち、たとえば、以下でより詳細に説明されるように、処方マネージャ10は、健康管理プロバイダにより患者に処方製品を処方する工程を容易にすることができ、この工程は、給付金検証、事前承諾、ならびに/または医学的指示/処方の生成および/もしくは送信を容易にするステップを含むことができる。代わりに、処方マネージャ10は、処方製品の支払いの承認を容易にすることができ、たとえば、事前承諾を容易にするステップ、および/または処方製品の払い戻しの承認を容易にするステップを含む。本明細書で開示されるように、処方製品は、医療用製品、医療サービス、または医療用製品の投与を含むことができるが、これらに限定されない。たとえば、処方製品は、医療用製品、たとえば、薬剤、製薬、生物学的薬剤、医療デバイスとすることができる。さらに、または代わりに、処方製品は、たとえば、注入トレーニング、眼の検査、背骨のアラインメントなどの医療サービスとすることができる。さらに、または代わりに、処方製品は、たとえば、健康管理プロバイダの事務所での生物学的薬剤の注入などの、医療用製品の投与とすることができる。本明細書で開示されるとき、「医学的指示/処方」は、たとえば、制御された薬剤の処方、または処置の医学的指示など、処方を必要としないものの、処方および医学的指示のいずれか、または両方を含むことができる。限定するためではなく、わかりやすくするために、以下の説明は、主に処方の工程を参照して行われる。しかしながら、以下の処方に関する説明は、医学的指示に同様に適用可能とすることができることを当業者は認識されよう。システムは、1つの特定の処方製品および/または医学的指示だけを容易にする、またはさらに説明されるように、システムに記憶された数から処方製品および/または指示を選択することが可能になるように構成されることができる。
処方マネージャ10は、たとえば、複数のプロバイダ40により必要とされるような処方製品および/またはサービスの事前定義フォームを管理することができる。たとえば、処方マネージャ10は、複数の保険プロバイダ40に対応する許諾フォームのリストを維持することができる。さらに、または代わりに、処方マネージャ10は、異なる処方製品および/またはサービスに対して、異なる健康管理プロバイダにより使用される事前定義フォームのリストを維持することができる。このような事前定義フォームは、少なくとも1つのメモリデバイス20に、電子的フォーマットで(Adobeポータブルドキュメントフォーマット(PDF)ファイルとして)記憶されることができる。
処方マネージャ10は、(たとえば、1つまたは複数の適切に構成されたプロセッサを使って)ある種の患者受入情報の獲得(21)を管理することができる。処方マネージャ10は、ある種の情報を、たとえば、処方製品に関する処方製品情報、患者に関する患者受入情報(たとえば、プロバイダ情報を含む)、および給付金検証要約を受信する受信機を含むことができる。処方マネージャ10はまた、ある種の情報、たとえば、給付金検証リクエストを送信する送信機を含むことができる。たとえば、代表的な一実施形態では、処方マネージャ10は、ネットワーク、たとえば、インターネットまたはイントラネットに接続されることができ、送信機および受信機は、ネットワークを介して通信するように適合された1つまたは複数のネットワークインタフェースカードを含むことができる。このように、送信機および受信機は、たとえば、健康管理プロバイダおよび/または患者により動作させられることができるユーザデバイス60と通信することができる。さらに、送信機および受信機は、1つまたは複数のプロバイダ40、処方製品販売者50、および/または給付金検証者30と通信することができる。さらに、または代わりに、送信機および受信機は、データを提供する、および/またはデータを受信し、表示するように適合されたハードウェアと通信するための入力ポートおよび出力ポートを含むことができる。たとえば、キーボードおよび表示デバイスが、処方マネージャ10にローカルに連結されることができる。本明細書で開示されるとき、「送信する」および「受信する」という用語は、任意の電子的通信手段を含むことができ、たとえば、TCP/IP、UDP、HTTP、ファクシミリなどを含む。同様に、「送信機」および「受信機」という用語は、電子的情報を送信または受信するように構成された任意のデバイス、たとえば、ネットワークインタフェースカード(NIC)、ファックス装置などを含むことができる。
処方マネージャ10はまた、(たとえば、1つまたは複数の適切に構成されたプロセッサで)患者に対する給付金の検証(31)(給付金検証リクエストの生成、および給付金検証要約の獲得を含む)を管理することができる。処方マネージャ10の1つまたは複数のプロセッサは、少なくとも患者受入情報に基づき患者に対する給付金検証リクエストを生成するように構成されることができる。たとえば、給付金検証リクエストは、経歴、プロバイダ情報、診断情報、および受信機(たとえば、ユーザデバイス60による)に送信される(受信される)ものだけでなく、受信機により受信される必要のない外部情報源からの情報に基づき生成されることができる。たとえば、ある種の患者受入情報が、少なくとも1つのメモリデバイス20に記憶されることができる。さらに、代表的な一実施形態では、給付金検証リクエストは、同じく受信機により受信される、および/または少なくとも1つのメモリデバイス20に記憶されることができる、処方製品に関する処方製品情報に基づき生成されることができる。代表的な一実施形態では、給付金検証リクエストは、給付金検証者30に送信されることができる。給付金検証者30は、患者に権利がある給付金の要約を1つまたは複数の患者プロバイダ40に提供することができる任意のエンティティを含むことができる。たとえば、給付金検証者30は、患者に関する給付金検証要約を独立に生成することができる「薬局給付金マネージャ」または「専門薬局サービスプロバイダ」(集合的に本明細書では「薬局受信者」と呼ばれることができる)を含むことができる。給付金検証要約は、処方マネージャ10の受信機に送信される(受信機により受信される)ことができる。
処方マネージャ10は、(たとえば、1つまたは複数の適切に構成されたプロセッサで)患者に対するある種の所定のフォーム、たとえば事前承諾フォームの選択、設定、およびリリーズ(51)を管理することができる。処方マネージャ10の1つまたは複数のプロセッサは、患者プロバイダ情報(患者受入情報に含まれることができる)に基づき事前定義フォームのうち1つを選択し、かつユーザ受入情報に基づき、選択された事前定義フォームの少なくとも1つのフィールドに設定するように構成されることができる。たとえば、プロセッサは、患者の保険プロバイダにより必要とされる適切な事前承諾フォームを選択し、かつ患者受入情報に対応するフィールドに自動的にするように構成されることができる。代表的な一実施形態では、処方マネージャ10は、たとえばユーザデバイス60との間で、追加の患者情報のリクエストを送信し、かつ追加の患者情報を受信するようにさらに構成されることができる。たとえば、追加の患者情報は、選択された事前定義フォームに必要であるが、患者受入情報、または処方製品情報に含まれない情報を含むことができる。
1つまたは複数のプロセッサは、設定された事前定義フォームをリリーズして、患者への処方製品の医学的指示/処方を容易にするように構成されることができる。たとえば、設定された事前定義フォームは、患者の保険プロバイダ40にリリーズされることができる。代わりに、設定された事前定義フォームは、給付金検証者30にリリーズされることができ、給付金検証者30は、代表的な一実施形態では、設定された事前定義フォームを患者の保険プロバイダ40にさらにリリーズすることができる。
代表的な一実施形態では、処方マネージャ10は、(たとえば、1つまたは複数の適切に構成されたプロセッサで)患者に対する処方製品の処方文書または医学的指示文書の生成(41)および送信(61)を管理することができる。たとえば、1つまたは複数のプロセッサは、医師の署名を受信し、かつ処方製品情報に基づき処方文書または医学的指示を生成するように構成されることができる。さらに、1つまたは複数のプロセッサは、生成された処方文書を、たとえば処方製品販売者50に送信するように送信機に命令することができる。さらに、代表的な一実施形態では、処方マネージャ10は、以下でより詳細に説明されるように、ある種の処方後の工程(71)を、たとえば、患者の処方の状態をモニタするステップ、またはある種の追加の、または補助的な特徴を患者に提供するステップを管理することができる。
限定のためではなく例示のために、図3を参照して、処方マネージャ10の追加実施形態、または代替実施形態について以下で説明される。
図3Aを参照すると、本明細書で「サーバシステム」112と呼ばれる、処方マネージャの代表的な一実施形態が、データベースサーバ116と、アプリケーションまたはトランザクションサーバ124と、ウェブサーバ126と、ファックスサーバ128と、ディレクトリサーバ130と、メールサーバ132をさらに含むことができる。記憶デバイス134が、データベースサーバ116およびディレクトリサーバ130に連結されることができる。サーバ116、124、126、128、130、および132は、ローカルエリアネットワーク(LAN)内で連結されることができる。複数のクライアントサブシステム(クライアントシステム114とも呼ばれる)が、サーバシステム112に接続されることができる。たとえば、クライアントサブシステム114は、健康管理プロバイダまたは患者により動作させられることができるユーザデバイス60を含むことができる。さらに、または代わりに、クライアントサブシステム114は、給付金検証者30により動作させられるコンピュータデバイスを含むことができる。代表的な一実施形態では、クライアントシステム114は、ウェブブラウザを含むコンピュータとすることができ、その結果、サーバシステム112は、インターネットまたはイントラネットを使用してクライアントシステム114にアクセス可能である。代表的な一実施形態では、クライアントシステム114は、タブレットコンピューティングデバイスまたは任意の適切な携帯型コンピューティングデバイス、たとえば、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、携帯電話などである。
クライアントシステム114は、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)などのネットワーク、ダイヤルイン接続、ケーブルモデム、セルラーネットワーク、および特殊な高速ISDN回線を含む、多くのインタフェースを通してインターネットに相互接続されることができる。クライアントシステム114は、インターネットに相互接続できる任意のデバイスとすることができ、ウェブベースの電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、または他のウェブベースの接続可能装置を含む。
データベースサーバ116が、以下でより詳細に説明されるように、さまざまな事柄に関する情報を含むメモリデバイス、記憶デバイス、またはデータベース(たとえば、記憶デバイス134)に接続されることができる。本明細書で具体化されるように、例示として、集中データベースがサーバシステム112上に記憶され、クライアントシステム114の1つを通してサーバシステム112にログオンすることによりアクセスされることができる。代替の一実施形態では、データベースが、サーバシステム112から遠隔で記憶され、集中化されなくてもよい。データベースは、患者データ、健康管理プロバイダ(HCP)データ、健康保険会社データ、薬局データ、フォーム、システム使用データ、監査証跡データなどを記憶することができる。
限定のためではなく例示のために、図3Bは、サーバシステム112の代表的サーバアーキテクチャを描く。サーバシステム112は、セキュリティ機器および/またはソフトウェアの集合を通してインターネットまたは他のネットワークに接続されることができる。代表的な一実施形態では、集合は、脅威マネージャ160と、1対のファイアウォール162Aおよび162B(集合的にファイアウォール機器162)と、1対の負荷分散装置164Aおよび164B(集合的に負荷分散装置164)とを含むことができる。脅威マネージャ160は、サーバシステム112に脆弱性評価および侵入検出を提供することができる。脅威マネージャ160は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの形で実装されることができる。ファイアウォール162は、一般に、合法の通信が通過するのを許可しながら、許可されていないアクセスからサーバシステム112を保護する1組の規則に基づき、ネットワーク送信を許可または拒否する。ファイアウォール162は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの形で実装されることができる。負荷分散装置164は、システム112の構成要素間でトラフィックのバランスを保ち、作業負荷を共有するのを容易にすることができる。負荷分散装置164は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの形で実装されることができる。
1対のデジタル署名機器166Aおよび166B(集合的にデジタル署名機器166)が、サーバシステム112の保護された側に接続されることができる。デジタル署名機器166は、本明細書で開示されるシステムにデジタル署名取込みおよびセキュリティ能力を提供することができる。デジタル署名機器166は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せの形で実装されることができる。例示される実施形態では、サーバシステム112は、4つのアプリケーションサーバ124A、124B、124C、および124D(集合的にサーバ124)と、2つのデータベースサーバ116Aおよび116B(集合的にサーバ116)と、トレーニングサーバ168とをさらに含む。サーバ116A、124A、および124Bは、第1のハイパーバイザ170Aにより仮想化されたサーバである。同様に、サーバ116B、124C、124D、および168は、第2のハイパーバイザ170Bにより仮想化されたサーバである。他の実施形態では、サーバ116、124、および170は、別個の物理的サーバマシンである。
図3Cは、サーバコンピュータデバイス275の、たとえば(図1に示されるような)サーバシステム112および処方マネージャ10の代表的構成を示す。サーバコンピュータデバイス275は、データベースサーバ116と、トランザクションサーバ124と、ウェブサーバ126と、ファックスサーバ128と、ディレクトリサーバ130と、メールサーバ132とを含むことができるが、これらに限定されない。
サーバコンピュータデバイス275は、命令を実行するプロセッサ280を含む。命令は、たとえばメモリエリア285に記憶されることができる。プロセッサ280は、1つまたは複数の処理ユニットを(たとえば、マルチコア構成で)含むことができる。
プロセッサ280は、送信機および受信機、すなわち、通信インタフェース290に動作可能に連結されることができ、その結果、サーバコンピュータデバイス275は、遠隔デバイス、たとえば、コンピュータデバイス202または他のサーバコンピュータデバイス275と通信することができる。たとえば、通信インタフェース290は、インターネットを介してクライアントシステム114からリクエストを受信することができる。
プロセッサ280はまた、少なくとも1つのメモリに、たとえば記憶デバイス134に動作可能に連結されることができる。記憶デバイス134は、データを記憶する、および/または取り出すのに適した任意のコンピュータにより動作させられるハードウェアとすることができる。代表的な一実施形態では、記憶デバイス134は、サーバコンピュータデバイス275の中に一体化される。たとえば、サーバコンピュータデバイス275は、1つまたは複数のハードディスクドライブを記憶デバイス134として含むことができる。他の実施形態では、記憶デバイス134は、サーバコンピュータデバイス275の外部にあり、複数のサーバコンピュータデバイス275によりアクセスされることができる。たとえば、記憶デバイス134は、複数の記憶ユニットを、たとえばハードディスクまたはソリッドステートディスクをRAID(redundant array of inexpensive disks)構成で含むことができる。記憶デバイス134は、ストレージエリアネットワーク(SAN)および/またはネットワーク接続ストレージ(NAS)システムを含むことができる。
代表的な一実施形態では、プロセッサ280は、ストレージインタフェース295を介して記憶デバイス134に動作可能に連結されることができる。ストレージインタフェース295は、プロセッサ280に記憶デバイス134へのアクセスを提供することができる任意の構成要素とすることができる。ストレージインタフェース295は、たとえば、ATA(Advanced Technology Attachment)アダプタ、シリアルATA(SATA)アダプタ、SCSI(Small Computer System Interface)アダプタ、RAIDコントローラ、SANアダプタ、ネットワークアダプタ、および/またはプロセッサ280に記憶デバイス134へのアクセスを提供する任意の構成要素を含むことができる。
メモリエリア210および285は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、たとえばダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)と、読出し専用メモリ(ROM)と、消去可能プログラム可能読出し専用メモリ(EPROM)と、電気的消去プログラム可能読出し専用メモリ(EEPROM)と、不揮発性RAM(NVRAM)とを含むことができるが、これらに限定されない。上記のメモリタイプは、代表的なものでしかなく、したがって、コンピュータプログラムの記憶のために使用可能なメモリのタイプに関して限定していない。
ユーザデバイス60の追加実施形態または代替実施形態が、限定のためではなく例示のために、図4を参照して、以下で説明される。
図4は、ユーザ201により動作させられるユーザデバイス202の、たとえば、クライアントシステム114(図3に示されている)およびユーザデバイス60(図1に示されている)の代表的構成を示す。ユーザデバイス202は、たとえば、処方マネージャ10と通信状態にある任意のデバイスとすることができる。
コンピュータデバイス202は、命令を実行するプロセッサ205を含むことができる。代表的な一実施形態では、実行可能な命令がメモリ210に記憶される。プロセッサ205は、1つまたは複数の処理ユニットを(たとえば、マルチコア構成で)含むことができる。メモリエリア210は、情報が、たとえば、実行可能な命令および/または他のデータが、記憶され、取り出されることができるようになる任意のデバイスとすることができる。メモリエリア210は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
コンピュータデバイス202はまた、情報をユーザ201に提示するための少なくとも1つの媒体出力構成要素215を含むことができる。媒体出力構成要素215は、情報をユーザ201に伝達することができる任意の構成要素、たとえば、ビデオアダプタおよび/またはオーディオアダプタとすることができる。出力アダプタが、プロセッサ205に動作可能に連結され、出力デバイスに、たとえば、表示デバイス(たとえば、液晶表示装置(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)表示装置、陰極線管(CRT)、または「電子インク」表示装置)および/またはオーディオ出力デバイス(たとえば、スピーカまたはヘッドホン)に動作可能に連結されることができる。
代表的な一実施形態では、コンピュータデバイス202は、たとえば、キーボード、スキャナ、ポインティングデバイス、マウス、スタイラス、タッチパネル(たとえば、タッチパッドまたはタッチスクリーン)、ジャイロスコープ、加速度計、位置検出器、カメラ、またはオーディオ入力デバイスなどの、ユーザ201からの入力を受信するための入力デバイス220を含む。タッチスクリーンなどの単一構成要素が、媒体出力構成要素215の出力デバイスと、入力デバイス220の両方として機能することができる。さらに、コンピュータデバイス202は、ユーザ201からの入力を受信するための2つ以上の入力デバイス220を含むことができる。たとえば、コンピュータデバイスは、キーボードと、タッチパネルと、スキャナの組合せを含むことができる。
コンピュータデバイス202はまた、サーバシステム112(たとえば、処方マネージャ10)などの遠隔デバイスと通信可能に連結された通信インタフェース225を含むことができる。通信インタフェース225は、たとえば、有線または無線のネットワークアダプタ、または携帯電話ネットワーク(たとえば、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、符号分割多元接続(CDMA)、3G、4G、またはブルートゥース)もしくは他の移動データネットワーク(たとえば、WIMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))で使用するための無線データトランシーバを含むことができる。
メモリエリア210に記憶されているのが、たとえば、媒体出力構成要素215を介してユーザ201にユーザインタフェースを提供し、任意選択で、入力デバイス220から入力を受信し、処理するためのコンピュータ可読命令である。ユーザインタフェースが、他の可能性の中でも、ウェブブラウザと、クライアントアプリケーションとを含んでもよい。ウェブブラウザにより、ユーザ201などのユーザが、典型的にはサーバシステム112からのウェブページまたはウェブサイト上に埋め込まれた媒体および他の情報を表示し、対話することが可能になる。クライアントアプリケーションにより、ユーザ201が、サーバシステム112によるサーバアプリケーションと対話することができるようになる。
ユーザデバイス50の追加実施形態または代替実施形態が、限定のためではなく例示のために、図5を参照して、以下で説明される。
図5は、たとえば、クライアントシステム114(図3に示されている)およびユーザデバイス60(図1に示されている)として動作可能な、健康管理プロバイダ(「HCP」)により使用されるための代表的ユーザデバイスを描く。本明細書で具体化されるように、例示として、コンピューティングデバイス502は、表示装置506およびキーボード508を含むことができる。本明細書で遠隔入力コンピュータともばれるコンピューティングデバイス502は、命令を実行するプロセッサ(図示されていない)を含む。代表的な一実施形態では、実行可能な命令がメモエリア(図示されていない)に記憶される。限定のためではなく例のために、コンピューティングデバイス502、すなわちタブレットコンピューティングデバイスであって、表示装置506が、ユーザに画像およびデータを表示し、かつユーザが表示装置506で触れることによりユーザ(またはユーザにより制御された、スタイラスなどの道具)から入力を受信するように動作可能なタッチスクリーン表示デバイスであるコンピューティングデバイス502。付属のキーボードを含むのではなく、コンピューティングデバイス502は、表示装置506上に表示された仮想キーボードを含むことができる。代表的な一実施形態では、コンピューティングデバイス502は、一体化された物理的キーボードを含むのではなく、たとえば機械的接続、無線接続を介すなどして物理的キーボードに接続可能である。さらに、代表的な一実施形態では、コンピューティングデバイス502は、物理的キーボードを含む、または物理的キーボードに結合可能であり、仮想キーボードを含む。コンピューティングデバイス502は、サーバシステム112などの遠隔デバイスと通信可能に連結された少なくとも1つの通信インタフェース(図示されていない)を含む。通信インタフェースは、たとえば、有線もしくは無線のネットワークアダプタ、または携帯電話ネットワーク(たとえば、GSM(Global System for Mobile communications)、3G、4G、またはブルートゥース)もしくは他の移動データネットワーク(たとえば、WIMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))で使用するための無線データトランシーバを含んでもよい。さらに、コンピューティングデバイス502は、2つ以上の通信インタフェースを、たとえば、有線ネットワークアダプタ、ならびに無線ネットワークアダプタおよび/または無線データトランシーバを含むことができる。
さらに、または代わりに、例示のために、ユーザデバイス(ユーザデバイス、たとえば7340など)が、一緒に連結されたコンピュータ502と、スキャナ504とを含むことができる。ノートブックコンピュータ502などのコンピュータが、表示装置506と、キーボード508とを含む。本明細書で開示されるように、例示として、表示装置506は、ユーザがたとえば指またはスタイラスで表示装置506に触れたときに、ユーザ(たとえば、健康管理プロバイダ)からの入力を検出することができるタッチ感知デバイス(たとえば、タッチスクリーン)であってもよい。たとえば、ユーザは、タッチ感知表示装置506上のユーザインタフェース構成要素を1回または2回タップして、その構成要素を選択する、または起動させることができる。ユーザはタッチ感知表示装置506上のユーザインタフェース構成要素を2本の指でピンチオープンまたはピンチクローズして、その構成要素をズームイン、もしくはズームアウト、またはオープン、もしくはクローズしてもよい。ユーザは、タッチ感知表示装置506にわたりスワイプして(たとえば、左、右、上、または下にスワイプして)、一連のユーザインタフェース構成要素を見ることができる。本明細書で開示されるように、例示として、ユーザは、タッチ感知表示装置506上で(たとえば、スタイラスまたは指で)自分の名前を署名し、ユーザの署名は、電子的フォーマットの形で(たとえば、画像として)取り込まれ、記憶されることができる。さらに、ユーザは、キーボード508を使用して(たとえば、文字をタイプして)、ノートブックコンピュータ502に入力を提供することができる。
本明細書で開示されるように、例示として、ノートブックコンピュータ502上にウェブブラウザがインストールされ、実行されることができる。健康管理プロバイダは、ウェブブラウザを使用して、処方マネージャ7310にアクセスすることができる。この場合、処方マネージャ7310は、ウェブベースのアプリケーション(たとえば、いくつかのウェブページを含むウェブサイト)を実装することができ、健康管理プロバイダは、ウェブブラウザでウェブサイトの正しいURL(uniform resource locator)を入力することにより、処方マネージャ7310に対応するウェブサイトにアクセスしてもよい。ノートブックコンピュータ502と処方マネージャ7310の間で送信される情報は、たとえば、患者のプライバシを保護するために、安全なネットワーク接続上で暗号化され、送信されることができる。
たとえば、図5Bを参照すると、HCPシステム500が、コンピューティングデバイス502と、スキャニングデバイス504とを含むことができる。スキャニングデバイス504は、データ(たとえば、画像)をコンピューティングデバイス502に送信するために、コンピューティングデバイス502に通信可能に連結されることができる。スキャニングデバイス504は、スキャニング窓510の近傍に置かれた項目をスキャンする、または画像化するように動作可能であってもよい。代表的な一実施形態では、スキャニングデバイス504および/またはユーザデバイス500は(単独で、または集合的に)、メモリデバイスに記憶された命令などにより、スキャンされた画像に対してOCRを行い、認識された文字をコンピューティングデバイス502に送信するように構成されることができる。本明細書で説明されるように、スキャニングデバイス504は、たとえば、ライセンス、医療保険証、処方給付金カードなどのような患者識別文書をスキャンするために使用されることができる。
代表的な一実施形態では、図5Aを参照すると、コンピューティングデバイス502は、任意選択でカメラ524を含むタブレットコンピューティングデバイスである。代表的な一実施形態では、表示装置522は、ユーザに画像およびデータを表示し、かつユーザが表示装置522で触れることによりユーザ(またはユーザにより制御された、スタイラスなどの道具)から入力を受信するように動作可能なタッチスクリーン表示デバイスである。代わりに、例示のために、タブレット520は、カードスキャナ(たとえば、図5のスキャナ504)に連結されることができる。タッチ感知表示装置522は、たとえば指またはスタイラスで表示装置522にユーザが触れたときに、ユーザ(たとえば、健康管理プロバイダ)からの入力を検出することができる。本明細書で開示されるように、例示として、ユーザは、タッチ感知表示装置522上で(たとえば、スタイラスまたは指で)自分の名前を署名することができ、ユーザの署名は、電子的フォーマットの形で(たとえば、画像として)取り込まれ、記憶されることができる。さらに、または代わりに、事前に取り込まれた署名が、データストアから取り出されることができる。例示のために、カメラ524は、対象の、たとえば患者の識別カード、運転免許証、または保険証(複数可)のデジタル写真を撮るために使用されることができる。たとえば、患者または健康管理プロバイダは、カメラ524の前でカードを保持し、制御ボタンを押すことができる。代わりに、例示のために、タブレット520に連結されたカードスキャナが、図5に関連して上記で説明されたように、カードをスキャンするために使用されることができる。タブレット520上で実行されるソフトウェアとして実装されたOCRまたは画像認識技法が、カード上に提供された情報を抽出し、情報を電子的フォーマットに変換し、情報を個々のフィールドに記憶するのに役立つことができる。
代表的な一実施形態では、コンピューティングデバイス502は、電子署名を取り込むように構成される。コンピューティングデバイス502は、電子署名の取込みが望まれるとき、表示装置506上の署名ブロックを表示するように構成される。ユーザ、たとえば、HCPは、タッチスクリーンのスタイラスを利用して、表示装置506上の署名ブロック内に自分の署名を行うことができる。代表的な一実施形態では、ユーザの署名は、電子的フォーマットの形で(たとえば、画像として)取り込まれ、記憶されることができる。さらに、本明細書で具体化されるように、たとえば、電子署名の使用を許可しない管轄区では、HCPは、可視媒体筆記用具、たとえば、インクペン、鉛筆、マーカなどを使用して、印刷されたフォーム上で自分の署名を行うことができる。他の実施形態では、HCPは、印刷されたフォームを表示装置506で整列させ、可視媒体筆記用具だけでなく電子的筆記用具も含む特殊な書込デバイスを使用して、印刷されたフォーム上に自分の署名を行うことができ、その結果、物的署名に加えて、電子署名がシステムにより取り込まれる。このような実施形態では、目に見える物理的な、手書きの署名が、印刷されたフォーム上に得られ、コンピューティングデバイス502は、物理的な、手書きの署名のデジタル表現を電子署名としてほぼ同時に取り込む。代表的な一実施形態では、コンピューティングデバイス502は、表示装置506に対して紙のフォームを整列させる方法をユーザに指示するレジストレーションマークを表示する。さらに、スキャニングデバイス504は、さらに、または代わりに、コンピューティングデバイス502に類似する手法で電子署名を取り込むように構成されることができる。さらに、HCPにより動作させられるユーザデバイスシステム500は、本明細書で説明されるように、手書きの署名のデジタル表現を取り込むように本明細書に述べられているように動作可能な、別個の署名取込みデバイス(図示されていない)を含むことができる。他の実施形態では、HCPは、スキャニングデバイスまたはデジタル取込みデバイス、たとえばデジタルカメラを利用して、自分の物理的署名の画像を取り込むことができる。次いで、取り込まれた画像は、さまざまな送信手段によってシステムに送信されることができる。
コンピューティングデバイス502は、コンピューティングデバイス502およびHCPユーザデバイスシステム500が、一般に、本明細書で説明される医学的処置調整システムおよび方法に従って機能できるようにするユーザインタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、メモリデバイスに記憶されることができる、および/または遠隔に(サーバシステム112上などに)記憶され、ウェブブラウザを介すなどしてコンピューティングデバイス502によりアクセスされることができる。さらに、代表的コンピューティングデバイス502が、ユーザインタフェースに入力されたデータをコンピューティングデバイス502のメモリデバイスに記憶することができる、および/または入力データを遠隔に、たとえばデータベースに記憶することができる。
限定のためではなく例示のために、図6を参照して、上記で説明された技法の追加実施形態または代替実施形態について以下で詳細に説明される。
図6は、健康管理プロバイダが自分の患者に処方する製品またはサービスに対する保険承諾を、健康管理プロバイダおよび健康管理プロバイダの患者が得るのを容易にするように動作可能な代表的システム7300を示す。代表的な一実施形態では、システム7300は、保険プロバイダにより必要とされる処方製品および/またはサービスの承諾フォームを管理し、かつ保険プロバイダから処方製品および/またはサービスの承諾を得るために必要なフォームに健康管理プロバイダが記入するのに役立つ処方マネージャ7310を含むことができる。たとえば、限定することなく、処方マネージャ7310は、異なる処方製品および/またはサービスに対して、異なる保険プロバイダにより必要とされる、または異なる健康管理プロバイダにより使用される承諾フォームのリストを維持することができる。これらの承諾フォームは、必要に応じて更新されることができる(たとえば、新規フォームが追加されることができる、既存のフォームが修正されることができる、期限切れのフォームが削除されることができるなど)。たとえば、紙のフォーマットの保険承諾フォームが、(たとえば、文書スキャナを使用して)スキャンされ、(たとえば、光学式文字認識(OCR)プログラムを使用して)記入することが可能なフォームに変換され、記憶されることができる。さらに、または代わりに、システム7300、およびより具体的には処方マネージャ7310は、さまざまな保険プロバイダと通信可能に、または電子的にリンクされることができ、保険プロバイダは、それぞれのフォームをシステム7300の中に電子的にアップロードし、更新することができる。必要なときには、処方マネージャ7310は、特定の処方製品および/またはサービスに対する、特定の保険プロバイダにより必要とされる、適切なフォームを選択し、利用可能な、または処方マネージャ7310により得られた情報に基づき、選択されたフォーム内のフィールドに記入し、完成したフォームを見直しおよび署名のために健康管理プロバイダに送信することができる。
さらに、例示のために、処方マネージャ7310は、健康管理プロバイダが自分の患者の処方を管理するのに役立つことができる。たとえば、健康管理プロバイダが、完成した保険承諾フォームを処方マネージャ7310から受信後、ある期間、完成した保険承諾フォームを見直し、署名しない場合、処方マネージャ7310は、健康管理プロバイダにリマインダを送信することができる。処方マネージャ7310は、特定の処方が調合されたとき、健康管理プロバイダに通知することができる。例示のために、処方マネージャ7310は、患者が患者の処方を使用するのに役立つことができる。たとえば、処方マネージャ7310は、処方薬の服用方法に関する指示書(たとえば、ビデオまたはオーディオによる指示)、処方薬の起こり得る副作用に関連するFAQ(frequently asked question)および回答などを提供することができる。さらに、処方マネージャ7310は、患者の処方の状態(たとえば、患者の処方が受け取られる、または出荷される準備ができているかどうか、患者の処方が拒否されたかどうか、または健康管理プロバイダが処方/承諾工程を完了していないかどうか)を示す通知を患者に提供することができる。
本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310は、自分のユーザが比較的容易に、処方マネージャ7310により提供されるさまざまな機能にアクセスすることができるように、ユーザインタフェースを実装することができる。ユーザインタフェースは、任意の数の画面を含むことができる。例示のために、ユーザインタフェースは、いくつかのウェブページ(たとえば、画面)を含む、対応するウェブサイトをホスティングするウェブベースのソフトウェアアプリケーションとして実装された、ウェブベースのユーザインタフェースとすることができる。たとえば、健康管理プロバイダまたは患者は、ユーザデバイス上で実行されているウェブブラウザを使用して、対応するウェブサイトにアクセスすることができる。
さらに、処方マネージャ7310は、上記でより詳細に説明されたように、1つまたは複数のコンピュータシステム(たとえば、サーバ)上に実装されることができる。(上記でより詳細に説明された)図3は、処方マネージャ7310を実装するために使用されることができる代表的サーバを示す。処方マネージャ7310により実行される動作または機能は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、かつコンピュータシステム上で実行されることができるコンピュータソフトウェアとして実装されることができる。本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310は、さまざまなタイプのユーザ(たとえば、医師、看護師、事務所職員、患者、薬剤師など)を有することができる。処方マネージャ7310により実行される機能の中には、一般に、すべてのタイプのユーザに適用可能とすることができるものがあるが、一方、他の機能は特定のタイプのユーザに適用可能とすることができる(たとえば、製品またはサービスの処方に関連する機能は、具体的には医師に適用可能とすることができる)。
本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310は、各データストア7312に記憶された情報が処方マネージャ7310にアクセス可能となるように、1つまたは複数のデータストア7312を含む、または1つまたは複数のデータストア7312に通信可能にリンクされることができる。データストア7312は、任意の適用可能な情報を記憶するために使用されることができる。たとえば、図1を参照して上記で説明されたように、保険承諾フォームは電子的フォーマット(たとえば、PDF、テキスト、拡張可能なマーク付け言語(XML)、バイナリデータ、コンマ区切りデータ、または任意の他の適用可能な電子的フォーマット)の形でデータストア7312に記憶されることができる。他の情報、たとえば、患者に関する情報(たとえば、患者の記録、たとえば、名前、住所、病歴、保険プロバイダ、または患者に関する同様のことなどの)、健康管理プロバイダに関する情報(たとえば、名前、業務分野、専門、病院または医療施設の提携先、または健康管理プロバイダに関する同様のこと)、または処方製品またはサービスに関する情報(たとえば、推奨される投薬量、起こり得る副作用、処置手順、製造業者、または処方製品に関する同様のこと)もまたデータストア7312に記憶されることができる。データストア7312は、任意の適用可能なタイプの記憶デバイス、たとえば内部もしくは外部のドライブ、またはネットワークドライブとすることができる。本明細書で開示されるように、例示として、データストア7312は、電子医療記録システム(electronic medical record system、EMR)をさらに含むことができる。EMRは、患者データを、たとえば、医療記録、検査結果などを含むことができ、このようなデータは、本明細書で企図されるように、処方マネージャ7310と共有されることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、ユーザデバイス7340は、健康管理プロバイダと関連づけられることができる。健康管理プロバイダは、ユーザデバイス7340を介して処方マネージャ7310にアクセスすることができる。さらに、患者は、健康管理プロバイダを訪問している間、健康管理プロバイダからの同意を得て、同じくユーザデバイス7340を介して処方マネージャ7310にアクセスすることができる。たとえば、健康管理プロバイダまたは患者は、ユーザデバイス7340を使用して処方マネージャ7310に患者情報を送信することができる。健康管理プロバイダは、特定の製品またはサービスを患者に処方し、ユーザデバイス7340を使用して処方マネージャ7310に処方を伝達することができる。処方製品またはサービスに対して保険承諾フォームが必要とされる場合、健康管理プロバイダがフォーム見直し、署名することができるように、処方マネージャ7310は、処方製品またはサービスに対する、完成した保険承諾フォームをユーザデバイス7340に送信することができる。例示のために、健康管理プロバイダは、処方マネージャ7310に対してアカウントを有することができる。健康管理プロバイダと関係のある情報(たとえば、患者、処方、未決定の保険承諾フォーム、リマインダなど)が、健康管理プロバイダのアカウントに含まれることができる。健康管理プロバイダは、処方マネージャ7310に対して自分のアカウントにログインして、利用可能な情報を見直し、他の関連活動を行うことができる。
限定のためではなく例示のために、ユーザデバイス7340は、携帯型デバイス、たとえば、タブレットまたはノートブックコンピュータまたはスマート電話とすることができ、さまざまなセンサを含むことができる。ユーザデバイス7340は、ネットワークへの無線接続を介して(たとえば、健康管理プロバイダの事務所で利用可能なWi−Fiまたは3Gまたは4G接続を使用して)コンピュータネットワークまたは通信ネットワーク上で処方マネージャ7310と通信することができる。ユーザデバイス7340と処方マネージャ7310の間で送信される情報は、(たとえば、患者のプライバシを保護するために)暗号化され、任意選択で、(たとえば、データサイズを低減するために)圧縮されることができる。本明細書で開示されるように、例示として、ユーザデバイス7340は、電子メール(email)、テキスト、ファックス、および/または電子データを特定のemailアドレス、ファックス番号、および/またはデータストア(たとえば、データストア7312)に送信することができる。電子式ファックスを送信する場合、ユーザデバイス7340は電話回線に接続されることができる。電話回線上で特定のファックス番号にファックスを送信するために、ユーザデバイス7340上にファックスソフトウェアアプリケーションがインストールされ、実行されることができる。代わりに、電子式ファックスは、コンピュータネットワーク上で送信されることができ、この場合、電話回線は必要ない。
本明細書で開示されるように、例示として、上記で指摘されたように、処方マネージャは、ウェブベースのアプリケーションとして実装されることができ、ユーザデバイス7340は、処方マネージャにアクセスし、かつユーザインタフェースを表示するためのウェブブラウザを含むことができる。さらに、上記で指摘されたように、スキャナ504は、さまざまなタイプのカードを、たとえば、患者の識別カード、運転免許証、または保険証をスキャンすることができるカードスキャナとすることができる。スキャナ504は、このようなカード上の情報(たとえば、患者の名前、住所、生年月日、性別、運転免許証または識別番号、保険プロバイダ、保険番号など)を取り込むことができる。例示のために、患者のカードをスキャンすることにより取り込まれた情報は、個々のフィールドに記憶されることができ、各フィールドが、フィールド名およびフィールド値を有することができる。たとえば、「John Smith」という患者では、この名前用フィールドが存在することができ、フィールド名は「患者の名前」であり、フィールド値は「John Smith」である。John Smithの生年月日用の第2のフィールドが存在することができ、フィールド名が「患者の生年月日」であり、フィールド値が「1971年6月15日」である。John Smithの保険プロバイダ用の第3のフィールドが存在することができ、フィールド名が「保険プロバイダ」であり、フィールド値が「Blue Shield of California」である。John Smithの保険番号用の第4のフィールドが存在することができ、フィールド名が「保険番号」であり、フィールド値が「54917850」である。
さらに、上記で説明されたようにユーザデバイス7340により取り込まれた各情報を表現するデータは、固有識別子でタグをつけられることができる。たとえば、患者の名前が、その識別子として「F−Name」でタグをつけられることができ、患者の名字がその識別子として「L−Name」でタグをつけられることができる。保険承諾フォームがシステム7300に追加されたとき、フォーム内部のフィールドが、これらの固有の識別子で同様にタグをつけられることができる。したがって、データが(たとえば、ユーザデバイス7340により)取り込まれた、またはデータストアから(たとえば、データストア7312から)取り出されたとき、各承諾フォーム内部の、タグをつけられたフィールドに、必要なデータが自動的に設定されることができる。例示のために、システム7300は技術的ユーザインタフェースを含むことができ、新しく更新されたフォームが、(たとえば、システム管理者またはシステムユーザにより)データタグを含むように編集されることができ、それにより、システム7300および保険承諾フォームを最新に保つ能力が追加される。
本明細書で具体化されるように、スキャンされたカードの画像から情報を抽出するために、OCR技法が使用されることができる。OCR機能を実装するソフトウェアが存在することができる。いくつかの事例では、OCRソフトウェアは、ノートブックコンピュータ502の一部であり、ノートブックコンピュータ502上で実行されることができる。他の事例では、OCRソフトウェアは、スキャナ504の一部であり、スキャナ504上で実行されることができる。さらに、患者または健康管理プロバイダは、スキャンされた情報を見直し、必要に応じて個々のフィールド値を手作業で入力または訂正する(たとえば、キーボード508を使用してノートブックコンピュータ502の中に情報をタイプする)ことができる。
さらに、ユーザデバイス7350が患者と関連づけられることができる。患者は、ユーザデバイス7350を介して処方マネージャ7310にアクセスすることができる。例示のために、患者は、処方マネージャ7310に対するアカウントを有することができる。患者は、ユーザデバイス7350を使用して、自分のアカウントにログインし、自分の処方製品またはサービスに関する情報を見直すことができる。たとえば、患者は、ユーザデバイス7350にインストールされ、実行されているウェブブラウザを使用して、処方マネージャ7310に対応するウェブサイトにアクセスすることができる。
ユーザデバイス7350は、タブレットもしくはノートブックコンピュータもしくは携帯電話などの携帯型デバイス、またはデスクコンピュータなどの据え付け型のデバイスとすることができる。ユーザデバイス7350は、ネットワークへの無線接続(たとえば、WiFi、3G、4G)または有線接続(たとえば、イーサネット(登録商標))を介してコンピュータネットワークまたは通信ネットワーク上で処方マネージャ7310と通信することができる。ユーザデバイス7350と処方マネージャ7310の間で送信される情報は、(たとえば、患者のプライバシを保護するために)暗号化され、任意選択で、(たとえば、データサイズを低減するために)圧縮されることができる。
本明細書で具体化されるように、システム7300は、1つまたは複数の処方製品販売者7320(たとえば、処方薬を販売するための薬局)を含むことができる。さらに、または代わりに、本明細書で開示されるように、例示として、システム7300は、1つまたは複数の処方サービスプロバイダ7330(たとえば、特定の分野で健康管理サービスを提供する専門医、たとえば、心臓専門医または脳外科医)を含むことができる。健康管理プロバイダは、必要に応じて、ユーザデバイス7340を介して、処方製品販売者7320および/または処方サービスプロバイダ7330と通信することができる。たとえば、健康管理プロバイダは、処方製品販売者7320または処方サービスプロバイダ7330に電子メール(email)またはファックスを送信することができる。処方製品販売者7320または処方サービスプロバイダ7330、インターネットにアクセスするために、および任意選択で、他のエンティティと通信する(たとえば、emailを送信および受信する)ために、ユーザデバイス(図示されていない)と、たとえばネットワークに接続されたコンピューティングデバイスと関連づけられることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、患者の記録を記憶するための1つまたは複数のデータストア7360が存在することができる(たとえば、電子医療記録システム)。データストア7360は、システム7300の一部とすることができる、またはそうすることができない。たとえば、データストア7360は、処方サービスプロバイダ7330と関連づけられることができ、この場合、データストア7360は、システム7300の一部とすることができる。代わりに、データストア7360は独立したサードパーティ(たとえば、病院)と関連づけられることができ、この場合、データストア7360は、システム7300の一部とすることができない。いくつかの事例では、処方マネージャ7310は、でデータストア7360にアクセスして、患者の情報(たとえば、医療記録)を取り出すことが可能とすることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、患者は、1つまたは複数の保険プロバイダ7370を有することができる。いくつかの事例では、患者が保険プロバイダ7370を1つだけ有することができる。他の事例では、患者が複数の保険プロバイダ7370(たとえば、主プロバイダおよび1つまたは複数の副プロバイダもしくは補助的プロバイダ)を有することができる。処方製品販売者7320または処方サービスプロバイダ7330は、任意の適用可能な手段(たとえば、電話、ファックス、emailなど)により患者の各保険プロバイダ7370と通信して、(たとえば、健康管理プロバイダにより)患者に処方された製品またはサービスに対して各保険プロバイダ7370から承諾を得ることができる。
保険プロバイダ7370は、システム7300の一部ではない、1つまたは複数の指定された処方製品販売者7380および/または処方サービスプロバイダ7390を有することができることがある。この場合、処方された製品またはサービスの代金を保険プロバイダ7370が支払うことに合意するように、患者は、保険プロバイダ7370と関連づけられた処方製品販売者(複数可)7380または処方サービスプロバイダ(複数可)7390から、処方された製品またはサービスを得る必要がある。
本明細書で開示されるように、例示として、適用可能である限り、システム7300(たとえば、システム7300の動作および機能)は医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act、HIPAA)の要件を満たす。たとえば、ある種のタイプの情報が、HIPAA要件または他の機密性の懸念により特定の当事者(たとえば、処方製品製造業者またはサービスプロバイダ)にアクセス可能であるべきではない場合、システム7300は、このタイプの情報を特定の当事者がアクセスすることができないことを保証する情報統制手段または情報保護手段を実装することができる。他の例として、患者のプライバシを保護するために、コンピュータネットワークまたは通信ネットワーク(たとえば、インターネット)上で送信された情報、たとえば、処方マネージャ7310とユーザデバイス7340または7350の間で送信された情報が暗号化されることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、システム7300を使用するために、健康管理プロバイダは、最初に(たとえば、対応するウェブサイトで)処方マネージャ7310に対してユーザアカウントを登録し、確立する必要がある。アカウントが確立されると、健康管理プロバイダに関する情報が、健康管理プロバイダのアカウントで、処方マネージャ7310に対して記憶されることができる。例示のために、健康管理プロバイダのユーザアカウントは、固有ユーザ名で識別され、アカウントにログインするために使用されることができるパスワードにより保護されることができる。さらに、健康管理プロバイダのユーザアカウントは、任意の数の、権限のあるユーザを有することができる。一例として、医師用に確立されたアカウントが、アカウントユーザの1人として医師を有することができる。医師用に確立されたアカウントはまた、このアカウントの他の、権限のあるアカウントユーザとして医師のために働いている看護師または事務所職員を有することができる。看護師または事務所職員は、アカウントにログインし、許可を得て、医師の監督の下で、さまざまな活動を行うことができる。他の例として、同じクリニックを共有している複数の医師およびその職員メンバが、単一のユーザアカウントを確立し、共有することができる。例示のために、アカウントを管理する責任のある、指定されたユーザ(たとえば、アカウント管理者)が存在することができる。管理者は、アカウントと関連づけられた情報を修正することが可能とすることができる。
開示される主題の他の態様によれば、処方マネージャ7310により提供されるユーザインタフェースは、アカウント登録工程を通して、健康管理プロバイダまたは指定されたアカウント管理者を誘導するために、健康管理プロバイダと関連づけられたユーザデバイス(たとえば、ユーザデバイス7340)でアクセス可能な一連の画面(たとえば、ウェブページ)を含むことができる。さまざまな画面で、健康管理プロバイダは、健康管理プロバイダのアカウントで、処方マネージャ7310に対して記憶されるべきさまざまなタイプの情報を入力することができる。たとえば、図10〜図20は、処方マネージャ7310に対してユーザアカウントを登録し、確立する(11)ように健康管理プロバイダを誘導するための、代表する一連の画面を示し、これらの画面は、たとえば、HCPに関する情報を、たとえば、名前、提携先、場所、職員、および電子署名情報を記入するステップを含むことができる。さらに、図25〜図30は、(たとえば、カードスキャナを含むユーザデバイス7340を使用して)患者の受入工程(21)を行うときに、必要な患者情報を自動的に抽出するために、患者のカードをスキャンするように健康管理プロバイダを誘導するための画面の例を示す。さらに、以下でより詳細に説明されるように、給付金検証(31)および事前承諾(51)が行われることができ、一連の画面を介して医学的指示/処方が生成され(41)、送信される(61)ことができる。
限定のためではなく例示のために、次に、本明細書で開示される処方製品の医学的指示および/または処方を容易にするための方法のさまざまな追加実施形態および代替実施形態について詳細に説明する。上記で指摘されたように、処方マネージャは、患者に対する処方製品の医学的指示/処方を容易にすることができ、これは、患者、HCP、および/または他のサードパーティ、たとえば給付金検証者30などに対して、ユーザアカウントをセットアップするステップ(11)を含むことができる。患者受入情報が受信される(21)ことができ、給付金検証(31)および事前承諾(51)が行われることができ、医学的指示/処方が生成され(41)、送信される(61)ことができる。
上記で指摘されたように、(たとえば、限定することなく、10、7310、および112として図で描かれる、処方マネージャのさまざまな実施形態を含む)処方マネージャは、単独で、または(たとえば、限定することなく、60、500、522、および114として図で描かれる、ユーザデバイスのさまざまな実施形態を含む)1つもしくは複数のユーザデバイスと組み合わせて、システムのさまざまなユーザに対するアカウント情報を管理する(11)ことができる。システムの異なるユーザが、ある種のカテゴリのアカウントを有することができる。たとえば、HCPはHCPアカウントを有することができ、管理者は管理者アカウントを有することができ、患者は患者アカウントを有することができ、ある種の給付金検証者(たとえば、薬局受信者など)がアカウントを有することができる。このように、各当事者が、たとえば、本明細書で説明される1つまたは複数のユーザデバイスを通して、本明細書で開示されるシステムにアクセスすることができる。
図10〜図20は、たとえば、HCPに関する情報、たとえば、名前、提携先、場所、職員、および電子署名情報を記入するステップを含むことができる、処方マネージャ7310でユーザアカウントを登録し、確立する(11)よう健康管理プロバイダを誘導するための一例の一連の画面を示す。例示のために、健康管理プロバイダのアカウントにおける情報が、その関連性に基づき、カテゴリに編成され、表示されることができる。たとえば、図10に示される「マイプロファイル」タブ1002から、健康管理プロバイダは、自分の名前、ユーザ名、パスワード、および連絡先情報(たとえば、電話番号)を記入することができる。代わりに、アカウントの管理者が、タブ1002を通して自分の情報を記入することができる。図11に示される「サービスの場所」タブ1100から、健康管理プロバイダは、自分が提携させられる施設、または自分の事務所の場所を記入することができる。図12および図13に示される「HCPプロファイル」タブ1200から、健康管理プロバイダ(たとえば、医師、看護師)である、アカウントの権限を与えられたユーザが表示され、記入されることができる。図14および図15に示される「事務所職員プロファイル」タブ1400から、職員である、アカウントの権限を与えられたユーザが表示され、記入されることができる。図16および図17で示される「関連づけ」タブ1600から、健康管理プロバイダの関連づけが表示され、記入されることができる。図19および図20に示される「署名」タブ1804から、健康管理プロバイダは、自分のアカウントで、またはユーザデバイス7340上で記憶された電子署名を有することができる。そうするためには、健康管理プロバイダは、たとえばスタイラスを使用して、ユーザデバイス7340のタッチスクリーン上に自分の名前を署名することができる。
本明細書で開示されるように、例示として、システム7300を使用するために、患者が、最初に(たとえば、対応するウェブサイトで)処方マネージャ7310に対してユーザアカウントを登録し、確立する(11)必要があるとすることができる。アカウントが確立されると、患者に関する情報が、患者のアカウントで、処方マネージャ7310に対して記憶されることができる。例示のために、患者のユーザアカウントは、固有ユーザ名で識別され、パスワードにより保護されることができる。
患者が、(たとえば、患者に関連づけられたユーザデバイス7350を使用して)独力で、処方マネージャ7310に対してユーザアカウントを登録することができる、または健康管理プロバイダを訪問したときに(たとえば、健康管理プロバイダの事務所で、健康管理プロバイダに関連づけられたユーザデバイス7340を使用して)、そうすることができる。たとえば、患者が健康管理プロバイダを訪問しており、健康管理プロバイダが、保険承諾を必要とする患者に対して製品またはサービスを処方することを決定したとき、患者が処方マネージャ7310に対してユーザアカウントをまだ有しない場合で、かつ患者が合意した場合、健康管理プロバイダは、このとき、患者の受入工程(21)を開始し、ユーザデバイス7340を使用して、処方マネージャ7310の中に患者の情報を入力することができる。これにより、患者の記録が処方マネージャ7310で確立させられる。例示のために、受入工程が完了すると、ユーザアカウントが患者に対して確立される。
図73は、典型的には、HCPシステム500の表示装置506(図5に示されている)上に表示される代表的HCP登録ウィンドウ600のスクリーンショットである。他の実施形態では、HCP登録ウィンドウ600は、任意の他の適切な表示デバイス上に、たとえば、クライアントシステム114上の表示デバイス、ワークステーション138、140、142、146、および154、携帯型デバイス158などの上に表示されることができる。登録ウィンドウ600は、連絡先情報ウィンドウ602と、事務所情報ウィンドウ604と、ログイン情報ウィンドウ606とを含む。本明細書で開示されるシステムの代表的な一実施形態でHCPを登録するためには、医師の連絡先情報(たとえば、名前、ライセンス番号など)が連絡先情報ウィンドウ602で記入され、事務所情報(たとえば、名前、住所など)が事務所情報ウィンドウ604で記入され、ログイン情報(たとえば、ユーザ名、パスワードなど)がログイン情報ウィンドウ606で記入される。関係のある情報が記入されると、本明細書で開示されるシステムにHCPを登録するために、提出ボタン608が選択されることができる。本明細書で具体化されるように、本明細書で開示されるシステムへの登録は、代表的HCPシステム500を使用して行われる。他の実施形態では、本明細書で開示されるシステムへの登録は、ポータル機能を介するなどして、HCPシステム500から別個に行われる。
図74A〜図74Eは、本開示のシステムおよび方法に従って実装された、本明細書で開示されるシステムに関連する代表的ユーザインタフェースの概略マップ700を示す。図74Bは、管理者用の代表的ユーザインタフェースの図を描く。経路702上で、管理者は、いくつかの管理オプションを提示される。図10〜図17は、経路702に沿ったウィンドウのスクリーンショットである。
図10は、管理者プロファイルウィンドウ1000のスクリーンショットである。管理者プロファイルウィンドウ1000は、現在ログインされている管理者に関する、一般的なプロファイル情報を表示する。管理者は、業務の1つもしくは複数の部分(すべてを含む)に関して、本明細書で具体化されるシステムを運営するように権限を与えられた業務管理者、および/または1人または複数の業務管理者に対して、プロファイル、認証情報などの設定を含む1つもしくは複数の業務全体に関して、本明細書で開示されるシステムを運営するように権限を与えられたシステム管理者とすることができる。プロファイル情報は、ユーザのプロファイル情報を更新/変更するために、編集され、保存されることができる。プロファイルウィンドウ1000は、プロファイルタブ1002を選択することにより、管理者によりいつでも表示されることができる。ユーザが、プロファイルタブ1002以外のタブを選択した場合、以下で説明されるように、異なるウィンドウが表示される。
サービスの場所タブ1004を選択することにより、図11に示されるサービスの場所(LOS)ウィンドウ1100が表示される。LOSウィンドウ1100は、1つまたは複数の施設に関する情報を表示する。したがって、たとえば、2つ以上の事務所を含む医療業務が、LOSウィンドウ1100に記憶され、表示された各施設名、住所、電話番号、ファックス番号などを有することができる。代表的な一実施形態では、記憶された情報は、本明細書で開示されるシステムにより1つまたは複数のフォームに設定するために使用される。
図12および図13は、HCPプロファイルタブ1006を選択することによりアクセス可能なHCPウィンドウ1200のスクリーンショットである。HCPウィンドウ1200は、1つまたは複数のHCPに関する情報を表示する。この情報は、HCPウィンドウ1200に要約フォームの形で提示される。より詳細な情報が、本明細書で開示されるシステムの中にすでに記入されたHCPに対して編集される、および/または本明細書で開示されるシステムに新規HCPを追加するときに記入されることができる。図13は、たとえば、名前、住所、LOS、仕事および携帯の電話番号、専門、ライセンス番号などを含む、記入されることができる、HCPに関する詳細な情報を示すために、新規HCPを追加することを選択することにより展開されたHCPウィンドウ1200のスクリーンショットである。既存のHCPを選択し、かつHCPプロフィルの編集を選択することにより、本明細書で開示されるシステムの代表的な一実施形態ですでに記入されたHCPに対して、HCPウィンドウ1200から、同じ情報が編集されることができる。
事務所職員プロファイルタブ1008を選択することにより、HCP職員メンバのプロファイルもまた、管理者により見られ、作成され、編集されることができる。この選択により、図14および図15に示される職員プロファイルウィンドウ1400にアクセスできる。要約した職員プロファイル情報が職員プロファイルウィンドウ1400に表示される。より詳細な情報が、本明細書で開示されるシステムの中にすでに入力された職員に対して編集される、および/またはシステムに新規職員メンバを追加するときに記入されることができる。図15は、たとえば、名前、住所、emailアドレス、仕事の電話番号、および携帯電話番号を含む、記入されることができる職員メンバに関する詳細な情報を示すために、新規事務所職員メンバを追加するために選択することにより展開された職員プロファイルウィンドウ1400のスクリーンショットである。既存の事務所職員メンバを選択し、かつプロファイルの編集を選択することにより、システムにすでに記入された事務所職員メンバに対して、職員プロファイルウィンドウ1400から、同じ情報が編集されることができる。
関連づけタブ1010を選択することにより、業務内部の関連づけが見られ、追加され、および/または編集されることができる。業務内部の関連づけは、どの職員メンバが、どの業務場所で、どのHCPと作業するかを含む。関連づけタブ1010を選択することにより、図16および図17に示される関連づけウィンドウ1600にアクセスできる。要約した関連づけ情報が関連づけウィンドウ1600に表示される。より詳細な情報が編集される、および/または新しく記入されることができる。図17は、新規関連づけの追加を選択することにより展開された関連づけウィンドウ1600のスクリーンショットである。展開された関連づけウィンドウ1600から、管理者は、事務所職員メンバを選択し、どの場所(複数可)でどの職員メンバが作業するかを選択し、職員メンバが作業するHCP(複数可)を選択することができる。既存の事務所職員メンバを選択し、かつ関連づけの編集を選択することにより、関連づけがすでに記入された事務所職員メンバに対して、関連づけウィンドウ1600から、同じ情報が編集されることができる。
上記で指摘されたように、図73は代表的HCP登録ウィンドウである。ユーザは、登録されたHCPまたは事務所の職員メンバであるとき、管理者に提示されたのと異なるユーザへのオプションを提示されることができる。一般に、ユーザは、ユーザのプロファイルに対する(図74Cに示される)プロファイル経路704を下方に進む、(図74Cに示される)ダッシュボード経路706に進む、または(図74Dに示される)新規患者経路708に進むオプションを提示される。各経路704〜708の中には、HCPだけによりアクセス可能なページがあり、事務所職員だけにアクセス可能なページがあり、職員およびHCPによりアクセス可能なページがある。図18〜図20は、ユーザがHCPとしてログインしたときの、プロファイル経路704に沿ったウィンドウの一部のスクリーンショットであり、一方、図21は、ユーザが事務所職員メンバとしてログインしたときの、経路704に沿ったウィンドウのスクリーンショットである。
図18は、ユーザがプロファイルボタン1802を選択したときに、本明細書で開示されるシステムのHCPユーザに表示されるHCPプロファイルウィンドウ1800のスクリーンショットである。HCPプロファイルウィンドウ1800は、ログインしたHCPに関する情報を表示する。情報は、たとえば、名前、住所、LOS、DEA番号、パスワード、仕事および携帯の電話番号、専門、ライセンス番号などを含む。情報は、HCPにより編集されてもよい、および/またはシステムの中にまだ記入されていないとき、記入されてもよい。代表的な一実施形態では、関連づけられた事務所職員およびLOSの情報が、HCPにより編集されなくてもよく、プロファイルウィンドウ1800上でHCPに表示されだけである。このような情報の変更および記入が、管理者により行われることができる。
署名タブ1804を選択することにより、ユーザは、図19に示される署名ウィンドウ1900にアクセスすることができる。署名ウィンドウ1900から、ユーザは、たとえば、薬局照会、処方文書、およびPAフォームを含む、本明細書で開示されるシステムを使用して作成された文書に添付されてもよい電子署名を見る、および/または作成することができる。本明細書で使用されるとき、電子署名は、手書きの署名の電子的表現である。現在記憶されている電子署名が、適用可能である場合、署名ウィンドウ1900に表示される。ユーザは、初めて、または現在保存されている署名を置換するために、新規署名を作成することを望む場合、署名を取り込むことを選択し、署名ウィンドウ1900の上に、図20に示されるポップアップウィンドウ2000が出現する。次いで、ユーザは、たとえば、表示装置506上で、タッチスクリーンスタイラスを利用して、システムにより取り込むために自分の署名を物理的に行うことができる。他の実施形態では、ユーザは、別個の署名取込みデバイス上で物理的に署名することができる、および/またはタッチスクリーンスタイラス以外のデバイスを使用して署名することができる。取り込まれた署名は、ポップアップウィンドウ2000に表示される。ポップアップウィンドウ2000に表示された、取り込まれた署名は、受け入れられ、保存されてもよい、またはユーザは署名を消去し、自分の署名を再度取り込むことができる。他の実施形態では、ユーザは、デジタルカメラなどのデジタルイメージングデバイスを使用して署名を取込み、取り込まれた署名画像をシステムにアップロードすることができる。
図21は、ユーザがプロファイルボタン1802を選択したときに、システムの職員ユーザに表示される職員プロファイルウィンドウ2100のスクリーンショットである。職員プロファイルウィンドウ2100は、ログインした職員メンバに関する情報を表示する。情報は、たとえば、名前、ユーザID、パスワード、emailアドレス、仕事および携帯の電話番号、LOS、関連づけられたHCP、職員メンバが書類に署名する権限を与えられているHCPなどを含む。情報は、職員メンバにより編集される、および/またはシステムの中にまだ記入されていないとき、記入されることができる。代表的な一実施形態では、関連づけられたHCP、LOS情報、および職員メンバが署名する権限を与えられているHCPは、職員メンバにより編集されなくてもよく、プロファイルウィンドウ2100上で職員メンバに表示されるだけである。このような情報の変更および記入が、管理者により行われる。限定のためではなく例示のために、図75は、本開示のシステムおよび方法に従って実装された、本明細書で開示されるシステムに関連する代表的ユーザインタフェースの他の代表的概略マップを示す。
上記で指摘されたように、(たとえば、限定することなく、10、7310、および112として図で描かれる、処方マネージャのさまざまな実施形態を含む)処方マネージャはまた、単独で、または(たとえば、限定することなく、60、500、522、および114として図で描かれる、ユーザデバイスのさまざまな実施形態を含む)1つもしくは複数のユーザデバイスと組み合わせて、ある種の患者情報の獲得(「患者受入」)(21)を管理することができる。
本明細書で開示されるように、例示として、患者の記録またはアカウントを確立する(11)ために、「患者受入」(21)と呼ばれることができる、患者に関するさまざまなタイプの情報が必要とされることができる。患者情報は、たとえば、限定することなく、名前、住所、性別、生年月日、社会保障番号、保険プロバイダ、保険番号、好ましい薬局、好ましい健康管理施設(たとえば、病院またはクリニック)、かかりつけの医師の名前など含むことができる。必要な患者情報を得る方法がさまざまある。一例として、患者が、健康管理プロバイダを訪問しているときに(たとえば、ユーザデバイス7340を使用して患者の受入工程を健康管理プロバイダに行わせる)、処方マネージャ7310に対してアカウントを確立したいと仮定する。ユーザデバイス7340がカードスキャナを含む場合、患者の運転免許証、識別カード、および/または保険証(複数可)が(たとえば、カードの表および/もしくは裏、または両側を)スキャンされ、患者の情報が、(たとえば、OCRを使用して)スキャンされた画像から自動的に抽出されることができる。他の例として、ユーザデバイス7340がカメラを含む場合、患者の運転免許証、患者の識別カード、のデジタル写真(たとえば患者の顔)、および/または保険証(複数可)が得られることができ、患者の情報が、(たとえば、画像認識を使用して)デジタル写真から自動的に抽出されることができる。本明細書で使用されるとき、「スキャニングデバイス」という用語は、たとえば、カードスキャナなどの光学スキャナだけでなく、デジタル写真を獲得するのに適したカメラを指すことができる。このようなスキャニングデバイスは、特定のユーザデバイス(たとえば、ユーザデバイス7340)に直接連結される必要がないことを当業者は認識されよう。たとえば、スキャニングデバイスは、スキャンされた画像を送信するためにユーザデバイス7340に連結されることができる、任意の適切なコンピューティングデバイスまたはプロセッサに連結されることができる。第3の例として、患者の情報は、(たとえば、仮想または物理的なキーボードを使用して)ユーザデバイス7340の中に手作業でタイプされることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310により提供されるユーザインタフェースは、患者受入工程(21)を通して健康管理プロバイダを誘導する、またはアカウント登録工程を通して患者を誘導する、ユーザデバイス(たとえば、ユーザデバイス7340または7350)でアクセス可能な一連の画面(たとえば、ウェブページ)を含むことができる。さまざま画面で、健康管理プロバイダまたは患者は、患者のアカウントで、処方マネージャ7310で保存される、または患者の記録(複数可)をそこに(たとえば、データストア7360に)保存されるようにEMRに送信される、さまざまなタイプの情報を入力することができる。
図25〜図30は、(たとえば、カードスキャナを含むユーザデバイス7340を使用して)患者の受入工程を行っているときに、必要な患者情報を自動的に抽出するために、健康管理プロバイダを誘導して、患者の識別文書をスキャンする画面の例を示す。たとえば、健康管理プロバイダは、図25に示される「スキャン」アイコン2504を起動させて、カードスキャニング工程を開始することができる。図26では、アイコン2602および2604が、健康管理プロバイダを誘導して、患者の運転免許証の表と裏の両方をスキャンすることができる。図28および図29では、健康管理プロバイダは、患者の医療保険証または処方カードの表および/もしくは裏、または両側をスキャンするように誘導されることができる。これらのカードから抽出された情報は、患者の情報と関係がある、図25に示されるさまざまなフィールド2502、および図28に示されるフィールド2802に自動的に設定する(すなわち、記入する)ために使用されることができる。患者は、個々のフィールド値を見直して、スキャンされたカードの画像から情報が正しく抽出されたことを確かめ、必要なときに、任意のフィールド値を手作業で訂正することができる。
患者の情報がユーザデバイス7340の中に記入されると、ユーザデバイス7340は、患者の情報を暗号化し、処方マネージャ7310に送信することができる。処方マネージャ7310は、さらに、患者のアカウントを作成し、患者の情報をアカウントに(たとえば、データストア7312に)記憶する。情報は、本明細書で開示されるように、暗号化されたフォーマットで記憶されることができ、表示または処理の目的で一時的に復号されることができる。患者は、アカウントに関連づけられたユーザ名およびパスワードを使用して、将来、自分のアカウントでログインすることができる。さらに、健康管理プロバイダは、(たとえば、図22に示される画面2202から)自分自身のアカウントにより患者の情報にアクセスすることができる。
限定のためではなく、例示のために、次に、患者が健康管理プロバイダ(たとえば、医師、看護師、または他のタイプの医療専門家)を訪問しており、健康管理プロバイダが患者に処方薬(すなわち、処方製品)、たとえば、Abbott Biotechnology Ltdにより開発および製造されたヒュミラ(HUMIRA)(R)を処方すること、または患者に他の健康管理プロバイダ(すなわち処方サービス)、たとえば専門医を照会することを決定する状況が参照され、これは、本明細書で開示されるシステムおよび方法によりサポートされる。健康管理プロバイダは、システムおよび方法を利用して、必要なときに、処方製品またはサービスに対して、患者の保険プロバイダから承諾を得ることができる。
上記で説明されたように、本明細書で開示されるように、例示として、システム7300を利用するために、健康管理プロバイダも、患者も、処方マネージャ7310に対して自分のそれぞれのユーザアカウントを確立する必要がある。特定の製品またはサービスを患者に処方することを決定すると、健康管理プロバイダは、処方マネージャ7310に対して自分のアカウントでログインすることができる。そうするために、健康管理プロバイダは、たとえば、ユーザデバイス7340を使用して、ログイン画面(たとえば、処方マネージャ7310に対応するウェブサイトにあるログインウェブページ)にアクセスし、アカウントに関連づけられた自分のユーザ名およびパスワードを提供することができる。処方マネージャ7310により提供されたウェブベースのユーザインタフェースの一部とすることができるログイン画面の一例800が図8に示されている。自分のアカウントにログインすると、健康管理プロバイダは、処方マネージャ7310により実装され、サポートされた機能にアクセスして、さまざまな患者看護活動を行うことができる。患者に関しては、この場合も、患者が、健康管理プロバイダを訪問している時点に、処方マネージャ7310に対してアカウントをまだ有しない場合、健康管理プロバイダは、自分自身のアカウントにログインし、次いで、患者のユーザアカウントを確立するために必要とされる患者受入工程を行うことができる。一方、患者がシステム7300の中にすでに入力されており、処方マネージャ7310に対してユーザアカウントを有する場合、患者受入工程を行う必要がない。代わりに、本明細書で開示されるように、例示として、健康管理プロバイダは、自分自身のアカウントでログインし、自分のアカウントにより(たとえば、図22の画面2202から)患者の情報を取り出し、患者について処方マネージャ7310に記憶された情報を検証することができる。
本明細書で具体化されるように、健康管理プロバイダがシステム7300で患者をブラウズし、検索することができるようにするために、処方マネージャ7310のウェブベースのユーザインタフェースの一部として処方マネージャ7310により画面(たとえば、ウェブページ)が提供されることができる。図22は、患者情報画面2202の一例を示す。この場合、受入工程が進行中である患者がエリア2204に列挙されることができる。未決定の照会を有する患者が、エリア2206に列挙されることができる。さらに、健康管理プロバイダは、テキストフィールド2210に患者の名前を入力することによりと、特定の患者を検索することができる。システム7300内の患者の記録が見つかると、健康管理プロバイダは、処方工程を続けることができる。限定のためではなく例示のために、図22Bは、開示される主題の一実施形態による署名要件を含む他の代表的患者情報画面を示す。
本明細書で開示されるように、例示として、健康管理プロバイダは、ユーザデバイス7340を使用して、処方された製品またはサービスに関する情報を入力することができる。例示のために、画面は、健康管理プロバイダを誘導して、処方情報を入力するために、処方マネージャ7310のウェブベースのユーザインタフェースの一部として、処方マネージャ7310により画面が提供されることができる。図30〜図35は、健康管理プロバイダを誘導して、ユーザデバイス7340で処方情報を入力する画面の例を示す。たとえば、健康管理プロバイダは、図30に示される画面3000から、患者に対する「サービスの場所」および「HCPの名前」(すなわち、健康管理プロバイダの名前)を選択する。これは、健康管理プロバイダ自身の事務所の場所および名前とすることができる。図31に示される画面3100から、健康管理プロバイダは、患者の診断結果、および患者に処方される特定の製品またはサービスをタイプインする、または事前に確立されたリスト(たとえば、プルダウンメニュー)から選択することができる。システムおよび方法は、処方された製品1つだけをサポートするように、またはいくつかの処方された異なる製品から選択することができるように構成されることができる。健康管理プロバイダが患者に薬剤を処方する場合、推奨される投薬量が図32および図33に示される画面3100上に表示されることができる。健康管理プロバイダは、推奨される投薬量を選択する、または推奨される投薬量をオーバーライドして、異なる投薬量を記入することができる。同様に、薬剤投与を行う、推奨される回数が、図33に示される画面3100上に表示されることができ、健康管理プロバイダはこの回数を、オーバーライドするように選べば、オーバーライドすることができる。図31に示される画面3100上に安全性について考慮すべき点が表示されることができる。健康管理プロバイダは、薬剤投与の形態(たとえば、丸剤、注入など)を選択、または指定することができる。健康管理プロバイダは、これが患者に新規に処方される薬剤投与であるか、継続的処方であるか、患者が中断後に薬剤投与を再開しているかどうかを指定することができる。患者は、健康管理プロバイダを通して、患者が薬剤を購入し、受け取ることができる好ましい薬局を選択することができる。健康管理プロバイダは、患者に専門医を紹介する場合、専門医の名前および場所、専門医の業務分野、または患者に必要な処置を指定することができる。さらに、薬局または専門医が患者と連絡をとってもよいように(たとえば、いつ薬剤を受け取りに行ってもいいか、または専門医との予約をいつに設定するか)、患者は、1つまたは複数の電話番号(たとえば図35に示されるように)または他の連絡先情報(たとえば、emailアドレス)を提供することができる。
例示のために、健康管理プロバイダは、患者の処置に関連する可能性がある任意選択のサービスについて患者と話し合うことができる。この場合も、このような話し合いを通して健康管理プロバイダを誘導するために、処方マネージャ7310により画面が提供されることができる。図36〜図40は、任意選択のサービスについて患者と話し合うよう健康管理プロバイダを誘導する画面の例を示す。たとえば、画面は、図36に示されるように、患者に特別に利用可能な、または関係がある、これらの任意選択のサービス(たとえば、患者に処方された薬剤の製造会社により提供される製品サポートサービス)を表示することができる。患者は、図40に示されるように、ユーザデバイス7340を使用して、健康管理プロバイダの助けを借りて、特定のサービスを選択し、契約を結び、図39に示されるように、これらのサービスにより必要とされる所要の内容を与えることができる。代表的な一実施形態では、任意の数の段階で、誘導画面を介して、任意選択のサービスが話し合われる、および/または表示されることができる。たとえば、任意選択のサービスは、以下でより詳細に説明されるように、処方情報の記入後、処方文書または医学的指示文書の生成および/または送信の前または後、給付金検証および/または事前承諾の前または後に話し合われることができる。
いくつかの事例では、健康管理プロバイダは、患者がユーザデバイス7340の中に直接情報を記入できるようにすることができる。たとえば、図35に示される画面3500から、患者は、自分の連絡先情報(たとえば、電話番号)を記入することができる。患者は、処方薬を得るのに好ましい特定の薬局を選択することができる。所望であれば、健康管理プロバイダがユーザデバイス7340を患者に手渡すとき、患者はセキュリティ手段としてある種の画面からロックアウトされ得る。たとえば、患者は、健康管理プロバイダが患者に処方薬およびその投薬量を指定する画面にアクセスすることができなくなり得る。これにより、患者が自分で処方薬の投薬量を変更する(たとえば、増やす)、または薬剤投与を変更する、または他の薬剤投与を追加するのを防止する。例示のために、ユーザデバイス7340上にボタンが存在する、または起動されると、ある種の画面がさらにアクセスされるのをロックするアイコンが画面のうち1つに含まれることができる。ユーザデバイス7340を患者に手渡す前に、健康管理プロバイダはボタンまたはアイコンを起動させることができる。患者がユーザデバイス7340を健康管理プロバイダに戻すと、健康管理プロバイダは、(たとえば、ユーザデバイス7340にユーザ名およびパスワードを入力することにより)これらの画面のロックを解除することができる。
図7を参照すると、本明細書で開示されるように、例示として、7411で、ユーザデバイス7340は、健康管理プロバイダにより、および任意選択で患者により、ユーザデバイス7340の中に記入された、患者に関する情報(たとえば、患者の名前、保険番号、またはユーザ名)、健康管理プロバイダに関する情報(たとえば、健康管理プロバイダの名前またはユーザ名)、および処方製品またはサービスに関する情報を含むことができるすべての情報を収集することができる。7413で、ユーザデバイス7340は、任意選択で、情報を暗号化し、(たとえば、HTTPS接続を通して)情報を処方マネージャ7310に送信することができる。たとえば、健康管理プロバイダは、画面の1つに表示された「提出」ボタンをクリックして、ユーザデバイス7340に、情報を処方マネージャ7310に送信を開始させることができる。
限定のためではなく例示のために、図24〜図43を参照して、本明細書で開示されるシステムの代表的な一実施形態を使用する新規患者受入について説明される。この工程は、HCP、職員メンバ、またはHCPと1人または複数の職員メンバの組合せにより行われることができる。それに応じて、図24〜図43では、特に指定がない限り、ユーザがHCPまたは職員メンバとすることができる。
最初に、図24を参照すると、ユーザが新規患者ボタン2400を選択したとき、新規患者ページ2402が表示される。新規患者ページ2402は、患者情報タブ2404と、保険情報タブ2406と、HCP情報タブ2408と、診断情報タブ2410と、患者連絡先情報タブ2412と、HCPの決定および署名タブ2414とを含む。これら6つのタブは、新規患者受入工程の6つのステップに適用可能なウィンドウにアクセスする。代表的な一実施形態では、(図5に示される)コンピューティングデバイス502が第1の入力モードに入る。第1の入力モードでは、コンピューティングデバイス502は、HCPにより記入されたデータを受信する。限定のためではなく例示のために、図24Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的患者情報画面を示す。
患者情報タブ2404を選択することにより、図25に示される患者情報ウィンドウ2500がオープンする。患者情報ウィンドウ2500は、患者情報(たとえば、名前、住所など)用フィールド2502を含む。情報は、たとえば、キーボード508および/またはタッチスクリーンディスプレイ506を使用して、患者情報ウィンドウ2500の中に手作業で入力されることができる。代わりに、または追加で、ユーザは、患者識別文書、たとえば、運転免許証をスキャンして情報を獲得し、かつ情報をフィールド2502に設定するように選択することができる。ユーザがスキャンボタン2504を選択したとき、図26に示されるスキャニングポップアップ2600が患者情報ウィンドウ2600の上に表示される。スキャニングポップアップ2600は、たとえば、スキャニングデバイス504を使用して、識別文書をスキャンする方法をユーザに指示する。ユーザは、スキャニングデバイス504上に文書を置き、表スキャンボタン2602および裏スキャンボタン2604を選択することにより、識別文書の表および裏をスキャンする。代表的実施形態では、スキャニングデバイス504は、スキャンされた識別文書の画像(複数可)をコンピューティングデバイス502に配送する。コンピューティングデバイス502は、識別文書の画像からフィールド2406に必要な情報のために、スキャンされた画像に対して光学式文字認識を行う。他の実施形態では、システムの異なる構成要素、たとえば、スキャニングデバイス504が、光学式文字認識を行う。さらに、または代わりに、情報は、光学式文字認識以外により抽出されることができる。たとえば、代表的な一実施形態では、バーコード、または他の視覚的データ符号化要素が、システムにより読み取られる。さらに他の実施形態では、識別文書内の非視覚的データ記憶要素、たとえば、磁気ストライプ、RFIDチップなどが、患者情報を抽出するために読み取られる。抽出された情報は、フィールド2502に自動的に設定するために、本明細書で開示されるシステムの代表的な一実施形態と共に使用される。代表的な実施形態では、システムは、取り込まれた識別文書の画像を記憶し、患者情報ウィンドウ2500に画像のうち1つまたは複数を表示する。さらに他の実施形態では、情報は、電子医療記録システムからシステムの中にインポートされることができる。
患者プロファイルがシステム内にすでに存在する患者情報を、手作業であれ、IDスキャンを介してであれ、ユーザが記入しようと試みる場合、複製プロファイルポップアップ2700が表示される。既存の患者プロファイルの識別情報がポップアップ2700に表示される。ユーザは、識別された患者プロファイルを使用する、または既存のプロファイルを無視して、引き続き新規患者プロファイル作成するように選択することができる。
ユーザが、保険情報タブ2406を選択する、または患者情報ウィンドウ2500から継続することを選択するとき、図28に示されるように、保険ウィンドウ2800が表示される。保険ウィンドウ2800は、本明細書で保険データとも呼ばれる患者の保険情報用フィールド2802を含む。より具体的には、保険ウィンドウ2800は、処方保険情報、医療保険情報、および処方保護プラン情報用フィールドを含む。すべての患者がすべてのタイプの保険を有するわけではなく、一部の患者が、特定のタイプの保険のうち2つ以上を有することができる。情報は、たとえば、キーボード508および/またはタッチスクリーンディスプレイ506を使用して、保険ウィンドウ2800の中に手作業で入力されることができる。代わりに、または追加で、ユーザは、保険識別文書(複数可)をスキャンして情報を獲得し、かつ情報をフィールド2802に設定するように選択することができる。患者識別文書のスキャニングと同様に、ユーザが保険識別文書をスキャンするように選択するとき、図29に示されるスキャニングポップアップ2900が保険情報ウィンドウ2800の上に表示される。スキャニングポップアップ2900は、たとえば、スキャニングデバイス504を使用して、特定の識別文書をスキャンする方法をユーザに指示する。ユーザは、スキャニングポップアップ2900により指示されるように、識別文書の表および裏をスキャンする。代表的な実施形態では、スキャニングデバイス504は、スキャンされた識別文書の画像(複数可)をコンピューティングデバイス502に配送する。コンピューティングデバイス502は、画像からフィールド2802に必要な情報のために、スキャンされた画像に対して光学式文字認識を行う。他の実施形態では、システムの異なる構成要素、たとえば、スキャニングデバイス504が、光学式文字認識を行う。さらに、所望であれば、情報は、光学式文字認識以外により抽出されることができる。たとえば、代表的な一実施形態では、バーコード、QRコード(登録商標)、または他の視覚的データ符号化要素が、システムにより読み取られる。さらに他の実施形態では、識別文書内の非視覚的データ記憶要素、たとえば、磁気ストライプ、RFIDチップなどが、患者情報を抽出するために読み取られる。抽出された情報は、フィールド2802に自動的に設定するために、システムにより使用されることができる。代表的な実施形態では、システムは、取り込まれた識別文書の画像を記憶し、保険ウィンドウ2800に画像のうち1つまたは複数を表示する。
次に進むように選択することにより、図30に示されるように、HCP情報ウィンドウ3000が表示される。ユーザは、プルダウンメニューから、サービスの場所、および患者のHCPを選択することができる。選択が行われた後、選択されたHCPの詳細な情報がHCP情報ウィンドウ3000に表示される。
図31は、ユーザが、HCP情報ウィンドウ3000から次に進むよう選択した後に表示される診断結果ウィンドウ3100のスクリーンショットである。情報、たとえば、処方されるべき薬剤に関する指示、安全性について考慮すべき点などが、診断結果ウィンドウ3100に表示される。また、薬剤に関する完全な処方情報へのリンク3102が表示される。代表的な実施形態では、処方するHCPの専門が、HCPのプロファイルに基づき、プルダウンメニュー3104で事前に選択される。他の実施形態では、専門が事前に選択されず、ユーザは、プルダウンメニュー3104から専門を選択しなければならない。代表的な実施形態では、プルダウンメニュー3104で利用可能な専門は、処方されるべき薬剤が処方される専門に限定される。他の実施形態では追加の専門が利用可能であってもよい、および/または特定のHCPの専門が、選択のために利用可能な専門だけであってもよい。図32〜図34では、説明のためだけに専門としてリウマチが選択され、代表的な実施形態をリウマチに限定することは意図されない。HCPの専門が選択された後、診断結果ウィンドウ3100は、図32に示されるように展開される。患者の診断結果が、薬剤が処方されてもよい診断結果のリスト3200から選択される。図33に示されるように、ユーザは、プルダウンメニュー3202から投薬方式を選択し、本明細書で開示されるシステムは、選択された診断結果および投薬方式に対して医薬品の詳細を設定することができる。例示的実施形態では、送達デバイスとも呼ばれる、利用可能な投薬方式が、注射器およびインジェクションペンを含む。他の実施形態では、任意の他の適切な投薬方式が、選択可能および/または挿入可能である場合がある。適切な投薬方式は、たとえば、注入ポンプ、インジェクションペン、注射器、丸剤、カプセル、座薬、摂取可能な液体、局所適用(クリーム、ローション、パッチなどを含む)、ポンプ、装着可能ポンプなどを含むことができる。代表的な実施形態では、ユーザは、処方された製品に対して使用回数を記入する。他の実施形態では、使用回数は、患者データ、選択された投薬、および/または選択された診断結果に基づき、システムにより選択されることができる。ユーザはまた、プルダウンメニュー3300から、処方されるべき量を選択し、処方されるべき再調剤の回数をボックス3302に挿入する。限定のためではなく例示のために、図33Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的な診断情報画面を示す。
システムのある種の実施形態が、特定の事例/患者の詳細に基づき、重要な情報をユーザに通知する、追加情報を要求する、および/またはユーザに利用可能なオプションを制限する。このような制限のトリガは、処方されている特定の医薬品に基づき変わることができる。トリガは、たとえば、患者の年齢、患者の体重、患者の成人/若年状態などを含む。たとえば、患者のプロファイルおよび/または診断結果に基づき、患者が若年であると判断されたとき、システムは、追加情報、たとえば患者の体重を要求する。特定の情報は、処方されている特定の医薬品に基づき変わることができる。代表的な実施形態では、システムは、若年に医薬品を処方するための示唆および/または要件に基づき、ユーザに利用可能な処方オプションを制限する。他の実施形態では、および/または他の医薬品については、システムは、利用可能な処方オプションを制限することなくユーザに警告することができる、ユーザに警告しなくてもよい、および/または他の利用可能なオプションを制限することなく処方オプションを示唆してもよい。
所望であれば、システムは、列挙された診断結果以外の診断結果をユーザが記入することを許可することができる。図34に示されるように、ユーザが診断結果として「その他」を選択したとき、診断結果ウィンドウ3100の上にポップアップウィンドウ3400が表示され、承認された指示については薬剤の処方情報を参照するようにユーザに忠告する。代表的な実施形態では、ポップアップウィンドウ3400をクローズした後、ユーザは、「その他」の診断結果を記入し、次に進むことができる。他の実施形態では、システムは、診断結果ウィンドウ3100に列挙された以外の診断結果の記入を禁止することができる。同様に、ユーザが、選択可能な投薬選択肢のうち1つ以外の投薬を記入するように選択したとき、ポップアップウィンドウ(示されていない)が、承認された投薬については薬剤の処方情報を参照するようにユーザに警告する。代表的な実施形態では、ポップアップウィンドウをクローズした後、ユーザは、「その他」の投薬を記入し、次に進むことができる。他の実施形態では、システムは、診断結果ウィンドウ3100に列挙された以外の投薬の記入を禁止することができる、またはユーザに警告を提供することができない。
本明細書で具体化されるように、いくつかの医薬品および/または専門に関連して、処方が製品の新規処方であるか、継続的処方であるかに応じて、異なる指示、要件、投薬などが存在してもよい。たとえば、専門がリウマチである場合、本明細書で開示されるシステムは、ドロップダウンを提供して、新規、継続という選択肢のうち一方を選ぶことができる。本明細書で開示されるシステムは、処方製品が処方されている診断結果を選択するためのオプションを提供することができる。診断結果は、専門、医薬品などに応じて変わることができる。たとえば、リウマチの専門では、システムの実施形態が、複数選択チェックボックスを使用して、「慢性関節リウマチ(714.0)」、「乾癬性関節炎(696.0)」、「多関節若年性製特発性関節炎[JIA](714.30)」、「強直性脊椎炎(720.0)」、および「その他(コードを含む):_____」という診断結果オプションを選択するオプションを提供することができる。
さらに、患者の年齢が、指示、処方要件、投薬などに影響を及ぼす可能性がある。たとえば、システムは、「多関節若年性製特発性関節炎[JIA](714.30)」が選択された場合、ユーザが任意の他の診断結果情報を選択することを防止することができる。診断結果が多関節若年性製特発性関節炎[JIA](714.30)である場合、システムは、ユーザが患者の体重をポンドで記入するように促すことができる。診断結果が多関節JIAであり、患者の体重が15kg(33ポンド)から<30kg(66ポンド)の間であり、患者が4歳以上である場合、投薬および回数が、自動的に設定され、編集可能とすることができない。量および再調剤の回数がユーザにより選択可能とすることができる。ユーザが「任意の他の投薬」チェックボックスを選択した場合、システムは、「承認された投薬計画については、[処方製品の名前]処方情報を参照してください。完全な処方情報についてはこちらをクリックしてください」と明言する警告メッセージ付きのポップアップを表示することができる。完全な処方情報リンクをクリックすると、完全な処方情報への外部リンクが、新規ウィンドウにオープンされることができる。ユーザがポップアップでOKを選択した場合、システムはポップアップをクローズし、ユーザが任意の他の投薬を記入することができるようにすることができる。システムは、データベース内に、照会にオフラベルとしてフラグを立てることができる。ユーザが次に進むボタンをクリックした場合、システムは照会を保存することができる。システムは、必須フィールドが記入されていることをチェックし、照会状態を「患者受入−進行中」として保持することができる。
さらに、または代わりに、たとえば、ユーザが、体重が≧30kg(66ポンド)であると記入し、診断結果が、慢性関節リウマチ、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、または多関節JIAである場合、本明細書で開示されるシステムは、投薬方式を選択するようにユーザを促すことができる。システムは、適用可能な投薬方式を備える必須ドロップダウンを提供することができる。利用可能な投薬方式は、処方されている特定の薬剤に応じて変わることができ、注射器、ペン、錠剤、液体などのうち1つまたは複数を含むことができる。投薬方式が選択された後、システムは投薬および回数に自動的に設定することができる。フィールドはユーザによる編集を許さない。量および再調剤の回数がユーザにより選択可能とすることができる。ユーザが「任意の他の投薬」チェックボックスを選択した場合、システムは上記で説明されたように、完全な処方情報への外部リンクを含む警告メッセージ付きのポップアップを表示することができ、上記で説明されたように次に進むことができる。
さらに、本明細書で具体化されるように、ユーザが診断結果情報を完成する前に他のヘッダを選択した場合、システムは動作を確認するために、ポップアップをユーザに提供することができる。ポップアップは、たとえば、「はい」および「いいえ」ボタン付きの「照会情報を保存する」と読み取ることができる。ユーザがはいのボタンをクリックした場合、システムは、ユーザにより記入された情報を保存し、照会の状態を「患者受入−進行中」として保持することができる。ユーザがいいえのボタンをクリックした場合、システムは、情報を保存することなくセッションを終了することができる。
図35は、ユーザが診断結果ウィンドウ3100から次に進んだ後に表示される患者連絡先情報ウィンドウ3500のスクリーンショットである。患者連絡先情報ウィンドウ3500の中には、患者の電話番号および代わりの電話番号が記入される。代表的な一実施形態では、電話番号の1つまたは複数は、システムに記憶された患者情報、たとえば患者のプロファイルに基づき事前に書き込まれる。
代表的な実施形態では、ユーザは、任意選択で、システムを使用して、患者連絡先情報ウィンドウを完成した後、処方されている医薬品に関連する任意選択のサービスに関する情報を表示することができる。他の実施形態では、任意選択のサービス情報が、異なる工程段階で提示されることができる。図36は、ユーザが患者と任意選択のサービスについて話し合う次の画面を使用したいかどうか尋ねる選択画面を示す。他の実施形態が、患者と任意選択のサービス情報について話し合うかどうかに関するオプションをユーザに提示することなく図37に直接進むが、患者は、どんな任意選択のサービスも受け入れるまたは検討することを断ることができる。図37〜図40は、患者が見直しおよび完成するための任意選択のサービスページのスクリーンショットである。患者がさまざまな任意選択のサービスページを完成し、見直す間の期間が、患者対話期間と呼ばれることができる。代表的な実施形態では、患者対話期間中に、(図5に示される)コンピューティングデバイス502は、コンピューティングデバイス502がHCPにより記入されたデータを表示するのを禁止された、患者対話モードとも呼ばれる第2のモードに入る。それに応じて、患者はHCPにより記入された機密の、および/または医療用の情報を見ることができない。
図36で、ユーザが患者と任意選択のサービスについて話し合うことを選択したとき、(図37に示される)ウェルカムページ3700が患者に対して表示される。ウェルカムページ3700は、次ページの目的に関して簡潔に説明する、すなわち、任意選択のサービスを患者に提供し、患者が任意選択のサービスの見直しおよび/または契約を結ぶことを開始するかどうかを選択することができるようにする。
図38は、ウェルカムページ3700上で開始することを選択した後に、患者に示される任意選択のサポートサービスプログラムに関する代表的情報ページ3800のスクリーンショットである。他の実施形態では他の任意選択のサービスが、追加で、または代わりに、患者に提示されることができる。情報ページ3800は、サポートサービスプログラムから受け取られることができる利益を含み、患者に処方された薬剤に関する追加情報へのリンク3802を提供する。利益は、たとえば、登録された看護師による医薬品のトレーニング、注射器および/または他の医療用品目の廃棄、継続的情報サービス、ならびに医薬品に関して質問するための、登録された看護師への営業時間外のアクセスを含むことができる。限定のためではなく例示のために、図78は、開示される主題の一実施形態による代表的な看護師注入トレーニングリクエストのフォームを示す。
ユーザがサポートサービスプログラムに登録することを選ぶ場合、情報ページ3800の上に、図39に示される同意ポップアップ3900が表示される。同意ポップアップ3900は、サポートサービスを提供するサードパーティへの健康情報の開示を患者が同意または拒否することができるようにする。限定のためではなく例示のために、図39Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的な同意ポップアップを示す。患者が開示に同意した場合、図40に示されるように、システムは、患者に対するサポートサービスプログラムの署名契約ページ4000を表示する。代表的な実施形態では、患者情報フィールド4002の少なくとも一部が、上記で説明されたように、作成された患者のプロファイル情報に基づき、システムにより事前に書き込まれる。システムにより収集されたのではなく、サポートサービスプログラムへの登録に必要な追加情報が、患者により手作業で記入される。所望であれば、サポートサービスプログラムへの登録は、システムの外部で、たとえば、サポートサービスグループのウェブサイトを通して行われる。このような実施形態では、システムは、別個のウィンドウ、プログラム、タブなどに適切な登録ページをオープンすることができる、または登録ページがシステム内部に統合されたように見えるように、システム内部に登録ページをオープンすることができる。
代表的な実施形態では、患者に処方された医薬品の製造業者により、任意選択のサービスが提供される。他の実施形態では、1つまたは複数のサードパーティにより提供されるサービスが、追加で、または代わりに、システムを使用して患者に提供されることができる。
どんな所望の任意選択のサービスも登録完了した後に、またはこのようなどんなサービスの登録も拒否した後に、受入工程がHCPまたは事務所職員ユーザで再開される。受入工程を継続するために、HCPまたは事務所職員ユーザは、患者対話期間が終了したことを示す。代表的な実施形態では、ユーザは、自分のユーザ名およびパスワードを再記入して、任意選択のサービスを患者が見直すことを常に把握し続ける必要がある。図41は、次に表示されるHCPの決定および署名ウィンドウ4100のスクリーンショットである。ユーザは、確認セクション4102でHCPに関するある種の情報が正しいことを確認する。ユーザはまた、患者の任意の既知の薬剤アレルギーをアレルギーセクション4104に記入することができる。処理セクション4106で、ユーザは、代用を可能にするかどうかを選択することができる。さらに、ユーザは、作成されている処方が保持される、すなわち調合されないこと、および処方に基づき給付金検証だけが行われるよう選択することができる。他の任意選択のサービスもまた、処理セクション4106で選択されることができる。たとえば、医薬品が注入可能な薬剤である代表的な実施形態では、ユーザは、任意選択で、登録された看護師による患者の注入トレーニングを要求することができる。
上記で説明されたように、患者受入手順が、各ステップに対して1組の画面に分割された、いくつかの別個のステップを含むことができ、「患者情報」、「保険情報」、「HCP情報」、「診断結果情報」、「患者の連絡先情報」、および「HCPの決定および署名」という一般的カテゴリを含む。代わりに、患者受入手順は、より少ない数の別個のステップにグループ化されることができる。たとえば、患者受入は、「患者情報」、「保険情報」、「HCP情報」、および「診断結果情報」という一般的カテゴリに分割されることができる。この代替実施形態では、4つの別個のステップが、上記で説明された実施形態で獲得されたのと同じ情報の獲得を含むことができる。さらに、医学的指示/処方の生成に関連して以下でより詳細に説明されるように、代表的な一実施形態では、HCPの署名は、患者受入と同時に必要とされるわけではない。
上記で指摘されたように、(たとえば、限定することなく、10、7310、および112として図で描かれる、処方マネージャのさまざまな実施形態を含む)処方マネージャはまた、単独で、または(たとえば、限定することなく、60、500、522、および114として図で描かれる、ユーザデバイスのさまざまな実施形態を含む)1つもしくは複数のユーザデバイスと組み合わせて、給付金の検証(31)を管理することができる。たとえば、給付品検証リクエストが、患者受入(21)中に獲得された情報に基づき生成されることができ、処方情報を含む。システムは、処方照会付き、またはなしで、給付金検証リクエストの形で、「給付金検証者」に情報をルーティングすることができる。代表的な一実施形態では、たとえば、給付金検証(31)は、処方文書または医学的指示文書の生成(41)前に行われることができる。ある種の実施形態では、医学的指示/処方文書は、本明細書で説明されるように、給付金検証工程の少なくとも一部分の前に生成されることができる。
代表的な一実施形態では、「給付金検証者」は「薬局受信者」とすることができる。薬局受信者は、たとえば、給付金検証リクエストを含む、HCPにより提出された情報を受信することができる。たとえば、代表的な一実施形態では、薬局受信者は、1つまたは複数のユーザデバイスを介して処方マネージャにアクセスして、HCPにより提出された情報を受信することができる。代わりに、処方マネージャは、たとえば、ファックス、安全なemailなどを介して、情報を薬局受信者に送信することができる。薬局受信者は、たとえば、ライセンスを受けた薬局(ライセンスを受けた薬局が処方を調合する薬局であっても、なくても)、薬局サービス会社、薬局サポート会社、および/または薬局仲介者とすることができる。薬局受信者は、給付金を検証し、代表的な一実施形態では、どんな事前承諾(PA)要件も識別することができる。薬局受信者は、本明細書で開示される医学的処置調整システムを介して、HCPに給付金検証要約(および代表的な一実施形態では、患者の保険業者により必要とされる適切なPAフォーム)を電子的に提供することができる。医学的処置調整システムは、給付金検証および/またはPAフォームの利用可能性をHCPに通知するように構成されることができる。このような通知は、email通知、SMSテキスト通知、アイコン、警報、電話の呼出し、または医学的処置調整システム内部の状態の変化からなる優先的選択のフォームの形とすることができる。PAフォームは、PAフォームをHCPに利用可能にする任意の適切な方法により、HCPに提供されることができる。たとえば、PAフォームは、システム内にPAフォームを置き、かつPAフォームを患者、HCP、および/もしくは出来事に関連づけることにより、ならびに/またはPAフォームをHCPによりダウンロードされるように利用可能にすることにより、薬局受信者に関連づけられたコンピューティングデバイスからHCPに関連づけられたコンピューティングデバイスに送信することにより、利用可能にされることができる。さらに、本明細書で具体化されるように、異なるエンティティが、本明細書で説明される仕事を行うことができる。たとえば、一方の薬局受信者が、給付金検証を行うことができ、一方では、第2のエンティティが任意の必要なPAを識別することができる。
本明細書で具体化されるように、薬局受信者は、給付金検証要約を生成して、患者の保険プロバイダにより患者に提供される給付金を要約することができる。要約は、控除免責金額(複数可)、自己負担分金額、有効期間の範囲、3カ月供給処方がカバーされ、適用可能な控除免責金額または自己負担分額であるかどうか、オンラインおよび/またはメール指示処方の利用の可能性、保険プロバイダの好ましい、および/または必須の薬局、事前承諾の継続期間、処方の期間制限、処方を調合する薬局の制約、および/または患者の保険の担保範囲に関連する他の関連情報を含むことができるが、これらに限定されない。給付金検証要約に含まれる情報は、保険プロバイダが薬局受信者に提供する情報の量に基づき変わることができる。代表的な一実施形態では、薬局受信者は、可能である場合には、給付金検証要約を生成し、給付金検証要約をHCPまたは患者に送信する。他の実施形態では、給付金検証要約は生成されなくてもよい。さらに、本明細書で具体化されるように、異なるエンティティが、本明細書で説明される仕事を行うことができる。たとえば、一方の薬局受信者が、給付金検証を行うことができ、一方では、第2の薬局受信者が任意の必要なPAを識別することができる。
本明細書でさらに具体化されるように、HCPおよび/または患者は、たとえば、email通知、SMSテキスト通知、アイコン、警報、電話の呼出し、またはシステム内部の状態の変化などを介して、給付金検証要約および/またはPAフォームの利用の可能性について通知されることができる。図22に戻り参照すると、本明細書で具体化されるように、PAフォームおよび/または給付金検証(BV)要約が、提出された照会に応答して、薬局受信者(複数可)からいつ受信されたかを、未処理の照会セクション2206内部の事例の状態が示す。さらに、PAフォームが受信されたが、まだ完成していない事例に対する未処理の照会セクション2206の未決定の措置の列は、以下でより詳細に説明されるように、未決定の措置が、PAフォームを記入することであることを示す。
図51〜図64は、給付金検証リクエストウィンドウ5100のさまざまな代表的タブのスクリーンショットを含む。給付金検証リクエストウィンドウ5100は、ユーザが新規患者を登録した後、またはユーザが既存の患者を選択した後に、ユーザに提示されることができる。給付金検証リクエストウィンドウ5100は、患者情報タブ5102と、保険情報タブ5104と、診断結果情報タブ5106と、トレーニング/サポートタブ5108と、同意タブ5110とを含む。同意タブ5110は、図61および図62に示されるように、患者の同意タブ5112と、医者の同意タブ5114とをさらに含む。
すべての情報が給付金検証リクエストウィンドウ5100の中に入力され、患者および医者が同意フォーム5120および5122を作り上げると、ユーザは、提出ボタン5130を選択することができる。提出ボタン5130を選択することにより、ライセンスを受けた薬局および/または同等のプロバイダに給付金検証リクエストを送信する。給付金検証リクエストは、給付金検証リクエストウィンドウ5100の情報を含む。図63に示されるように、給付金検証リクエストウィンドウ5100はまた、医者情報タブ5160を含むことができる。医者情報タブは、医者情報、および医者の署名のための署名スペース5162だけでなく、提出ボタン5130も含む。提出ボタン5130が選択された後、図64に示されるように、提出確認5170が表示される。
図65は、給付金検証リクエストを受信したときに薬局受信者により見られる、給付金検証ウィンドウ6500のスクリーンショットである。ユーザが見て、給付金検証情報(たとえば、控除免責金額、現金支払費用など)を給付金検証タブ6502の中に入力することができる。文書追加ボタン6504を選択することにより、ユーザは、HCPに送信するために、適切な事前承諾(PA)フォームを添付することができる。所望である、および/または適切な場合、本明細書で開示されるシステムは、給付金検証リクエスト内の情報のうち少なくとも一部に基づき、適切なPAフォームを自動的に識別し、添付することができる。給付金検証情報が入力され、適切なPAフォームが添付されると、ユーザが、PA提出ボタン6506を選択し、PAフォームがHCPに送信される。代表的な一実施形態では、HCPに送信されるPAフォームは、データベース、たとえば、データベース20(図1に示される)に記憶された複数のPAフォームから選択される。異なる保険プロバイダが、典型的には異なる別個のPAフォームを有するので、各PAフォームが、異なる保険プロバイダに関連づけられることができる。
限定のためではなく例示のために、図79〜図81は、本明細書で開示されるシステムに給付金検証者がアクセスすることに関連する、給付金検証者(たとえば、薬局受信者)のための代表的な画面を示す。図79は、開示される主題の一実施形態による代表的なダッシュボード画面を示す。図80は、開示される主題の一実施形態に従って、PAフォームを選択するための代表的な画面を示す。図81は、開示される主題に従って、薬局の詳細を記入するための代表的な画面を示す。
上記で指摘されたように、(たとえば、限定することなく、10、7310、および112として図で描かれる、処方マネージャのさまざまな実施形態を含む)処方マネージャは、単独で、または(たとえば、限定することなく、60、500、522、および114として図で描かれる、ユーザデバイスのさまざまな実施形態を含む)1つもしくは複数のユーザデバイスと組み合わせて、患者のためのある種の所定のフォーム、たとえば、事前承諾フォームの選択、設定、およびリリーズ(51)を管理することができる。
本明細書で開示されるように、例示として、ユーザデバイス7340から情報を受信すると、処方マネージャ7310は、任意選択で、情報を復号することができる。7421で、処方マネージャ7310は、処方製品またはサービスに対する1つまたは複数の保険承諾フォームを選択するだけでなく、保険プロバイダ(複数可)により必要とされる、従われるべき手順を決定して、事前承諾を得ることができる。異なる保険プロバイダまたは健康管理プロバイダが、異なる処方製品またはサービスに対して異なる承諾フォームおよび/または手順を使用することがある。処方マネージャ7310は、たとえば、製品またはサービスを処方する健康管理プロバイダの識別、健康管理プロバイダが提携した施設(たとえば、病院またはクリニック)、患者に処方された製品またはサービスのタイプ、または患者の保険プロバイダに基づき、処方マネージャ7310に記憶された承諾フォームから、特定の処方製品またはサービスに対して適切な承諾フォームを選択することができる。本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310は、7413でユーザデバイス7340から送信された情報から、必要とされる情報の一部を決定することができる。たとえば、健康管理プロバイダおよび患者の識別、ならびに患者に処方された製品またはサービスのタイプは、7413でユーザデバイス7340から受信された情報から抽出されることができる。さらに、処方マネージャ7310は、健康管理プロバイダおよび患者のユーザアカウントに記憶された情報から、必要とされる情報の一部を取り出すことができる。たとえば、健康管理プロバイダが提携した施設は、健康管理プロバイダのアカウントから、または7413でユーザデバイス7340により送信された情報から取り出されることができる。患者の保険プロバイダは、患者の識別に基づき決定された患者のアカウントから取り出されることができる。
患者が複数の保険プロバイダを有する場合、各保険プロバイダが、自分自身の承諾フォームおよび/または手順を必要とすることができる。本明細書で具体化されるように、処方マネージャ7310は、処方マネージャ7310に対して記憶された承諾フォームから、複数の保険承諾フォーム(たとえば、患者の各保険プロバイダに1つ)を選択することができる。
各保険承諾フォームが任意の数のフィールドを含むことができ、各フィールドが、書き込まれる必要がある異なる情報に対応する。本明細書で開示されるように、例示として、7423で、処方製品またはサービスに対して選択された各承諾フォームに対して、処方マネージャ7310は、処方マネージャ7310に対する健康管理プロバイダのユーザアカウントおよび患者のユーザアカウントからの情報、ユーザデバイス7340から受信された情報、処方された製品の製造業者または販売者により提供される情報、または処方サービスプロバイダにより提供される情報を含むことができる、処方マネージャ7310に利用可能な情報に基づき、フォーム内の必要なフィールドに自動的に記入することができる。さらに、処方マネージャ7310は、電子医療記録システムにアクセスすることができる場合、電子医療記録システムから関係のある情報(たとえば、患者の記録)を取り出すことができる。
図43は、保険承諾フォーム例のページを示す。たとえば、フォームは、患者の情報に関するセクション、健康管理プロバイダの(すなわち、処方者の)情報に関するセクション、患者の保険情報に関するセクション、および処方された製品またはサービスに関連する2つのセクションを含むことができる。各セクションが、いくつかのフィールドを含むことができる。たとえば、「患者情報」セクションの下には、患者の名前、ミドルネームのイニシャル、名字、生年月日、性別、住所、電話番号、および薬剤アレルギーに対応するフィールドが存在する。「保険情報」セクションの下には、患者の主保険および副情報、たとえば、電話番号、カード保有者識別番号、グループ番号、保険契約者名などに対応するフィールドが存在する。これらのフィールドに書き込むために必要な情報は、データストア(たとえば、データストア7312および/またはデータストア7360)から、たとえば、患者のユーザアカウント、または電子医療記録システムからの患者の記録、または7413でユーザデバイス7340から受信された情報から取り出されることができる。次いで、情報は、システム7300により(たとえば、具体的には処方マネージャ7310により)承諾フォームの中に自動的に設定される。(たとえば、複数の保険プロバイダに対応する)複数の承諾フォームの場合、処方マネージャ7310は、(たとえば、各承諾フォームの)適切なフィールドに自動的に設定することができる。さらに、健康管理プロバイダ(すなわち、処方者)、患者の診断結果、処方薬などに関連するフィールドが存在する。これらのフィールドに記入するために必要な情報は、たとえば、健康管理プロバイダのユーザアカウント、または7413でユーザデバイス7340から受信された情報、または薬剤の製造業者または販売者により供給された情報から取り出されることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、7425で、1つまたは複数の保険承諾フォームの記入がなされると、処方マネージャ7310は、任意選択で、(たとえば、患者のプライバシ保護のために)フォーム(複数可)を暗号化し、完成したフォーム(複数可)を、健康管理プロバイダに関連づけられたユーザデバイス7340に送信することができる。必要に応じて、保険承諾フォーム(複数可)が選択されることができ、患者が依然として健康管理プロバイダに相談している間に、完成したフォーム(複数可)を健康管理プロバイダが受信することができるように、十分な時間がたった後に、完成したフォーム(複数可)がユーザデバイス7340に返送されることができる。この場合、健康管理プロバイダは、必要に応じて、患者とフォーム(複数可)を見直し、フォーム(複数可)署名することができる。またあるときには、完成したフォーム(複数可)は、患者が健康管理プロバイダに相談した後に(たとえば、数時間、または1日以内に)ユーザデバイス7340に返送されることができる。さらに、処方マネージャ7310は、各承諾フォームが完全に記入がなされ、フォームに記入された情報の綴りが適切である、または正しいことを保証するために、品質/綴りチェックを行うことができる。7416で、HCPは、たとえば、「保存」ボタンをクリックすることにより、設定された保険承諾フォームを保存することができ、このとき、事前承諾フォームがデータストア7312に保存されることができる。
本明細書で開示されるように、例示として、7415で、完成したフォームが、見直しおよび署名のために、ユーザデバイス7340上で健康管理プロバイダに提示されることができる。完成した保険承諾フォームを見直すために、健康管理プロバイダは、自分のアカウントで処方マネージャ7310にログインすることができる。(すなわち、さまざまな患者に処方された製品またはサービスに対応する)すべての未決定の保険承諾フォームが、健康管理プロバイダのアカウントで探し出されることができる。健康管理プロバイダは、見直しおよび署名のために、特定の保険承諾フォームを選択することができる。
例示のために、処方マネージャ7310のユーザインタフェースの一部として、見直しおよび署名の工程を通して健康管理プロバイダを誘導する画面が処方マネージャ7310により提供されることができる。たとえば、図42は、完成した保険承諾フォームの中に(たとえば、健康管理プロバイダのアカウントで、またはユーザデバイス7340上に記憶された)電子署名を挿入するために、健康管理プロバイダがユーザ名およびパスワードを記入することができる画面の一例を示す。管轄区(たとえば、州)が保険承諾フォームに電子署名が使用されるのを許可しないことがある。このような場合、健康管理プロバイダは、フォームの物理的コピーを印刷し、紙の上でフォームに署名する必要がある場合がある。
本明細書で開示されるように、例示として、7417で、健康管理プロバイダは、署名された保険承諾フォームを処方製品販売者7320(たとえば、患者により選択された薬局)または処方サービスプロバイダ7330に送信することができる。任意選択で、健康管理プロバイダは、署名された保険承諾フォームと一緒に、他の関係がある文書、たとえば、患者のカルテを送信することができる。フォーム、および任意選択で追加文書が、任意の適用可能な手段を使用して、たとえば、ファックスまたはemailを介して送信されることができる。
例示のために、処方マネージャ7310のユーザインタフェースの一部として、署名された保険承諾フォームを適切な受信者に送信するように健康管理プロバイダを誘導する画面が、処方マネージャ7310により提供されることができる。図46〜図47は、署名された保険承諾フォームをファックスするように健康管理プロバイダを誘導する画面の例を示す。たとえば、図46に示される画面4600から、健康管理プロバイダは、必要に応じて、署名された保険承諾フォームと一緒に送信されることができる1つまたは複数の追加文書を指定することができる。図47に示される画面4700から、健康管理プロバイダは、署名されたフォームおよび追加文書をファックスするための受信者(たとえば、薬局または保険プロバイダ)のファックス番号を記入することができる。
たとえば、健康管理プロバイダが、処方薬に対する、完成した、署名された承諾フォームを、システム7300の一部である薬局(すなわち、処方製品販売者7320)または保険プロバイダに送信する状況が参照される。このとき、本明細書で具体化されるように、例示として、薬局は、承諾フォームを患者の保険プロバイダに送付することができる。患者の保険プロバイダが処方薬を承認する場合、保険プロバイダは、薬局に承認を通知することができる。次いで、薬局は、処方を調合し、患者が薬局で薬剤を受け取ることができるように、患者に連絡することができる(たとえば、患者により提供された電話番号を使用して患者に電話をかける、または処方マネージャ7310を通して患者に通知する)。
患者の保険プロバイダが、システム7300の一部ではない、指定された薬局(すなわち処方製品販売者7380)を有することができることがある。しかしながら、患者が保険プロバイダから支払給付金を受け取るためには、患者は、保険プロバイダが指定した薬局から実際の薬剤を得る必要がある場合がある。この場合、保険プロバイダが、システム7300の一部である1つの薬局または保険プロバイダ(すなわち、処方製品販売者7320)から処方および/または承諾フォームを受け取ったとしても、患者の保険プロバイダは、システム7300の一部ではない他の薬局(たとえば、保険プロバイダ自身が指定した薬局)に承認を送信することができる。次いで、保険プロバイダが指定した薬局は、処方を調合し、患者に通知することができる。患者の保険プロバイダが薬剤の代金を支払うことを患者が望む場合、患者は、保険プロバイダが指定した薬局で薬剤を受け取る必要がある場合がある。当然のことながら、患者には自分で処方の代金を支払うという選択肢が常にあり、この場合、患者は、どの薬局から薬剤を購入するかを自由に選ぶことができる。
代表的な実施形態では、事前承認(51)は、処方文書または医学的指示文書の生成(41)前に行われることができる。ある種の実施形態では、医学的指示/処方文書は、本明細書で説明されるように、事前承諾工程の少なくとも一部分の前に生成されることができる。
さらに、代表的な一実施形態では、処方マネージャ(たとえば、処方マネージャ10または7310)の1つまたは複数のプロセッサが、上記で説明されたように、適切な事前承諾フォームを自動的に選択するように構成されることができる。代わりに、代表的な一実施形態では、事前承諾フォームは、処方マネージャ10を使用して、(たとえば、薬局受信者などの)給付金検証者により選択されることができる。代表的な一実施形態では、給付金検証者による事前承諾フォームの選択は、本明細書で開示されるように、一連の画面により誘導されることができる。たとえば、給付金検証者は、システム7300にログインすることができ、処方マネージャは、患者プロバイダ情報に基づき事前承諾フォームを選択するためのユーザインタフェースを提供することができる。
たとえば、限定することなく、照会および処方フォームが薬局受信者に提出された後、薬局受信者は、患者の保険給付金を検証することができ、任意の事前承諾(PA)要件を識別する。所望であれば、薬局受信者は、処方に対する試験請求を準備し、患者の保険プロバイダに提出する。試験請求は、処方製品に対する、完成した処方フォーム、および支払いの宣告をするリクエストを含むことができる。請求が拒否された場合、薬局受信者は、請求がなぜ拒否されたかを判断する。詳細には、薬局受信者は、保険プロバイダからの事前承諾が必要であるかどうかを判断する。事前承諾が必要である場合、薬局受信者は、患者の保険プロバイダに対する正しいPAフォームを決定する。他の実施形態では、薬局受信者は、試験請求を提出することなく、保険プロバイダと直接連絡をとって、保険プロバイダの請求要件、正しいPAフォーム(適用可能な場合)、保険プロバイダにより患者に提供される給付金などを決定することができる。さらに他の実施形態では、特定の保険プロバイダの1つまたは複数の正しいPAフォーム(複数可)を識別するデータ、保険プロバイダにより提供される特定のプランに関する給付金および要件のデータなどが、正しいPAフォームであるPAフォームが必要であるかどうか、および/または保険プロバイダにより患者に提供される給付金を自動的に決定するために使用されることができる。たとえば、保険プロバイダは、試験請求に対する応答で拒否の理由を示すことができ、PAフォームは拒否の理由に基づき選択されることができる。
システムに正しいフォームがすでに含まれている場合、システムは、正しいPAフォームを患者のHCPに自動的に提供する。代表的な実施形態では、PAフォームは、複数のデータフィールドを含む電子的PAフォームである。正しいPAフォームがシステムに含まれていない場合、薬局受信者は、たとえば、システム内の他のフォームと同じ文書タイプ、たとえばポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書を有するフォームのバージョンを作成し、PAフォーム上のフィールドをシステムで利用可能なデータにマッピングして、システムによるPAフォームの自動的設定を許可することにより、PAフォームをシステムに含める準備をする。次いで、準備されたPAフォームは、たとえば、PAフォームをサーバ、たとえば、サーバコンピュータデバイス275に記憶することにより、システムの中にロードされる。PAフォームは、PAフォームをHCPに利用可能にする任意の適切な手段により、HCPに提供されることができる。代表的な実施形態では、薬局受信者は、特定の患者、およびフォームが適用される事例にフォームを関連づけることにより、システムを介して正しいPAフォームをHCPに利用可能にする。他の実施形態では、薬局受信者は、電子的送信を介して、たとえば、安全なemailもしくはSFTP(secure file transfer protocol)を介して、または他の送信、たとえば、ファクシミリ送信を介して、HCPに送信することにより、フォームをHCPによりダウンロードされるように利用可能にすることにより、PAフォームをHCPに送信することができる。
本明細書で開示されるように、HCPに送信されることができる、少なくともいくつかのPAフォームが、処理デバイス、たとえば、コンピューティングデバイス502が、タグをつけられたフィールドに自動的に設定することができるようにする少なくとも1つの電子的に「タグをつけられた」フィールドを含む。PAフォームに自動的に設定するために使用されるデータは、患者情報(たとえば、名前、住所など)、医者の連絡先情報(たとえば、名前、ライセンス番号など)、(図51に示される)給付金検証リクエストウィンドウ5100の中に入力された情報、事務所情報(たとえば、名前、住所)、患者の保険情報(たとえば、会社、プラン番号など)、および/またはPAフォームのフィールドに関係する任意の他の情報を含むことができる。
PAフォームがHCPに提供された後(たとえば、HCPが処方マネージャを介してPAフォームにアクセスした後)、HCPは、必要なデータをPAフォームに手作業で設定する、すでに提供された情報をシステムがフォームに自動的に設定できるようにする、またはシステムがPAフォームの他の部分に自動的に設定することができるようにしながら、PAフォームのいくつかの部分に手作業で設定することができる。HCPは、たとえば、研究室の結果、以前の処置、または以前の処方を含む追加の医療情報を提供することにより、システムにより自動的に設定されなくてもよい任意のフィールドを手作業で完成することができる。特定のPAフォームで必要である場合、HCP、および具体的には処方者が、PAフォームに電子的に署名する。例示的実施形態では、電子署名は、HCPによる物理的署名のデジタル表現である。電子署名は、医者が特定のPAフォームに署名しているときに取り込まれることができる、またはすでに取り込まれていてもよい。医者の電子署名がすでに取り込まれていた場合、医者は、既存の電子署名をPAフォームに添付して、フォームに署名する要件を満たすことができる。所望であれば、既存の電子署名を添付するには、たとえば、ユーザIDおよびパスワードの再記入により、医者の識別の確認を必要とすることができる。さらに、所望であれば、1人または複数の事務所職員メンバが、PAフォームに医者の既存の電子署名を添付する権限を与えられることができる。事務所職員メンバの識別およびこのメンバが署名を添付する権限の確認は、添付を許可する前に行われることができる。
このとき、医学的処置調整システムは、HCPがPAフォームを保険業者に提出することができるようにする。PAフォームは、保険業者により維持されるシステムに直接、電子的に送信される、保険業者のファックス装置に送信される、安全なemailで保険業者に送信される、または任意の他の適切な送信方法で保険業者に送信されることができる。代表的な一実施形態では、PAフォームは、デジタルフォーマットで提出される。たとえば、PAフォームは、電子的PA(ePA)標準フォーマットで提出されることができる。上述のように、医学的処置調整システムは、工程中に患者オプトインのために患者に利用可能な任意選択のサービスを提示する。患者が、これらのサポートサービスのうち1つまたは複数に参加することに合意した場合、このようなサービスを提供する、薬剤製造業者を含むサードパーティが、患者に積極的に連絡をとって、経済的援助オプション、トレーニング、教育、またはサポートオプションについて話し合うことができる。連絡は、医者の事務所で最初に関与した数時間以内に行われることができる。オプトインした患者によって決まる、話し合いを誘導する情報が、医学的処置調整システムによりサービスプロバイダに送信される。代表的な一実施形態では、典型的にはPAフォーム上に含まれるPA情報が、フォーム以外のフォーマットで保険業者に送信される。さらに、所望であれば、PAフォームおよび/またはPA情報は、電子データ交換またはウェブサービスを使用して送信される。
代表的な一実施形態では、図44を参照すると、ダッシュボードウィンドウ2202でPAフォームに書き込むことを選択することにより、図44に示されるように、PAウィンドウ4400がオープンされる。PAウィンドウ4400は、PAフォームウィンドウ4404内に薬局受信者から受信されたPAフォーム4402を表示する。PAフォーム4402は、フィールド、たとえば患者の名前、患者の住所、HCPの名前、HCPの住所、および診断結果を選択し、フィールドに所望の値をタイプすることにより情報が記入されることができる、記入式フォームである。代表的な実施形態では、PAフォームは、書込ボタン4406を選択することにより、追加で、または代わりに書き込まれることができる。書込ボタン4406が選択された場合、PAフォーム4402のフィールドは、上記で説明されたように、本明細書で開示されるシステムにより、システム100で集められた、適切な情報を設定されることができる。具体的には、システムは、PAフォーム4402内の1つまたは複数のデータフィールドを識別することができ、記憶された患者および/または保険のデータの対応するデータフィールドを、識別されたデータフィールドにマッピングし、マッピングを使用して、識別されたデータフィールドに、記憶された患者および/または保険のデータを設定する。PAフォーム4402は、フォームに自動的に設定することにより部分的に完成され、かつ手作業で部分的に記入されることができる、システムにより自動的に完全に記入されることができる、または手作業で完全に記入されることができる。代表的な一実施形態では、システム、またはPAフォーム自体は、情報が欠けているPAフォームデータフィールドを示して、PAフォームを完成するためにこのようなデータが必要であることをユーザに警告することができる。さらに、代表的な一実施形態では、システムは、必要なデータフィールドがすべて完成されるまで、PAフォームを保存および/または提出するのを禁止することができる。PAフォーム4402は、HCPまたは権限が与えられた職員メンバにより署名ボタン4408を選択すること、および図41を参照して上記で説明されたように署名を添付することにより署名されることができる。代表的な一実施形態では、HCPは、HCPの手書きの署名のすでに記憶された電子的表現を添付する代わりに、PAフォーム4402が完成した時点でHCPの手書きの署名の電子的表現を作成することができる。限定のためではなく例示のために、図44Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的なPA画面を示す。
受入詳細ウィンドウ4410が、患者の名前、処方されている薬剤、診断結果、患者の保険プロバイダ、およびHCPの名前を含む、特定の事例に対する情報の要約を表示する。これらの項目の各々が、追加の詳細を見るために選択可能である。たとえば、ユーザが患者の名前を選択した場合、PAウィンドウ4400の上に、図45に示される患者情報ウィンドウ4500が表示される。患者情報ウィンドウ4500は、患者に関する追加の詳細、たとえば、性別、生年月日、住所、および患者の識別文書のスキャンされた画像を含む。限定のためではなく例示のために、図45Bおよび図45Cは、開示される主題の一実施形態による他の代表的な患者情報ウィンドウを示す。
ユーザは、PAフォームに加えて、患者の処方を調合する、患者の保険プロバイダおよび/または薬局に追加の関係文書を提出することを望む場合、新規文書を文書ウィンドウ4412に追加することを選択することにより提出することができる。この選択により、図46に示される文書追加ウィンドウ4600がオープンし、文書追加ウィンドウ4600で、ユーザは、追加文書、たとえば、研究室の結果、給付金検証要約、追加メモ、および/または診断結果の裏付けなどを配置することができる。選択された文書は、PAフォーム4402と一緒に提出する用意として、文書ウィンドウ4412に追加される。限定のためではなく例示のために、図46Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的な文書追加ウィンドウを示す。
ユーザは、PAフォーム4402を保険プロバイダに送信する準備ができたとき、(図44に示される)ファックスボタン4414を選択し、それにより、図47に示される文書をファックスするウィンドウ4700をオープンする。限定のためではなく例示のために、図47Bは、開示される主題の一実施形態による他の代表的な、文書をファックスするウィンドウを示す。代表的な一実施形態では、システムに記憶された、および/またはユーザにより記入された連絡先情報を使用して、PAフォームおよび関連する文書が、処方を調合するために、ファクシミリ送信により、保険プロバイダ、および患者の好ましい、または指定された薬局に送信される。他の実施形態では、PAフォームおよび文書は、たとえば、安全なemail、直接の電子的送信、郵送のための印刷などによることを含む他の手段により、薬局および保険会社の一方または両方に送信される。所望であれば、典型的にはPAフォーム上に含まれるPA情報が、フォーム以外のフォーマットで保険業者に送信される。さらに、所望であれば、PAフォーム、PA情報、および/または追加文書は、電子データ交換またはウェブサービスを使用して送信される。さらに、所望であれば、典型的には追加文書に含まれる情報(たとえば、研究所の結果、給付金検証要約、追加メモ、および/または診断結果の裏付け)は、文書以外のフォーマットで保険業者に送信される、および/または電子データ交換またはウェブサービスを使用して送信される。
さらに、PAフォームおよび追加文書は、患者の記録の中に含めるために、電子医療記録システムに送信されることができる。文書をファックスするウィンドウ4700は、患者の保険プロバイダの名前、および保険プロバイダのファックス番号を表示する。代表的な一実施形態では、ユーザは、どの文書を保険プロバイダに送信すべきかを選択することができる。文書ウィンドウ4412に含まれるすべての文書が、保険プロバイダに送信するための選択のために文書をファックスするウィンドウ4700に表示される。他の実施形態では、1つまたは複数の文書が、保険プロバイダに送信するために事前に選択される、および/または必須とすることができる。文書をファックスするウィンドウ4700はまた、処方を調合するための、患者の好ましい薬局の名前およびファックス番号を表示する。代表的な実施形態では、処方およびPAフォームを含む、文書ウィンドウ4412に含まれるすべての文書が薬局に送信される。他の実施形態では、電子処方を含む、1つまたは複数の文書が、薬局に任意選択で送信するために選択可能とすることができる。ユーザが送信ボタン4702を選択したとき、選択された文書は、本明細書で開示されるシステムの代表的な一実施形態により、文書をファックスするウィンドウ4700に列挙されたファックス番号で、患者の保険会社にファックスされ、文書のすべてがまた、列挙されたファックス番号で、調合する薬局に送信される。代表的な一実施形態に関連して、1つまたは複数の文書が、給付金検証者(たとえば、薬局受信者)、支払人(たとえば、保険プロバイダ)、または処方製品販売者(たとえば、薬局)に(たとえば、ファックスを介して)電子的に送信されたとき、文書は、たとえば、業務もしくは処方者の名前、住所、電話、および/またはファックスに関する情報を含めることにより、HCP業務に起因すると識別されることができる。たとえば、ファックスを介して送信されたとき、業務名およびファックス番号がファックスのヘッダに出現する。
上記で指摘されたように、代表的な一実施形態では、(たとえば、限定することなく、10、7310、および112として図に描かれている処方マネージャのさまざまな実施形態を含む)処方マネージャが、単独で、または(たとえば、限定することなく、60、500、522、および114として図で描かれる、ユーザデバイスのさまざまな実施形態を含む)1つまたは複数のユーザデバイスと組み合わせて、患者の処方製品に対する医学的指示/処方文書の生成(41)および実行(61)を管理することができる。たとえば、本明細書で開示されるように、医学的指示/処方文書の生成(41)は、患者受入情報および医学的指示/処方情報のうち少なくとも一部分に基づく、処方製品に対する医学的指示/処方文書の生成を含むことができる。すなわち、たとえば、医学的指示/処方文書は、個々に、または集合的に、患者受入情報の一部分、および/または処方情報の一部分に基づき生成されることができる。代表的な一実施形態では、患者受入情報は、処方文書の生成に必要なもの以外の情報を含むことができ、そのようなものとして、患者受入情報のサブセットが使用されることができる。
さらに、代表的な一実施形態では、医学的指示/処方の生成(41)は、処方文書の生成(すなわち、処方製品販売者、たとえば、薬局から処方製品を獲得するために使用されることができる、医者により署名された文書)を含むことができる。代わりに、医学的指示/処方の生成(41)は、医学的指示の生成(すなわち、医療用製品の投与の医療サービスの提供、投与、実行などのための、健康管理プロバイダによる指示)を含むことができる。たとえば、健康管理プロバイダの施設内で医療用製品(患者が処方製品販売者から医療用製品を獲得する場合に処方が必要となる製品とすることができるが、そうである必要はない)の投与を提供する医学的指示が生成されることができる。
代表的な一実施形態では、医学的指示/処方の実行(61)は、処方製品プロバイダ(たとえば、薬局)への、または患者のプロバイダ(たとえば保険プロバイダ)への、処方文書の送信を含むことができる。同様に、医学的指示/処方の実行(61)は、医療サービスプロバイダ、健康管理プロバイダ(たとえば、医療用製品の投与のため)、処方製品プロバイダ(たとえは、薬局、たとえば、処方製品が処方を必要としない場合)、および/または患者のプロバイダ(たとえば、保険プロバイダ)への、医学的指示文書の送信を含むことができる。さらに、医学的指示/処方の実行(61)は、医療用製品の投与、または医療サービスの提供を含むことができる。たとえば、医学的指示/処方の実行は、生物学的薬剤の注入を含むことができる。上記で指摘されたように、本明細書で使用されるとき、「送信」(または「送信する」)という用語は、たとえば、ファックス、email、1つまたは複数のユーザデバイスによる電子的アクセス、HTTPS送信などによる、任意の電子的送信手段を含むことができる。
次に、限定のためではなく実施例および例示のために、処方製品のための処方の生成に関連して、開示される主題によるある種の代表的な実施形態について説明される。しかしながら、以下の説明により、同様な手法で医学的指示の生成および実行を可能にすることができ、そのようなものとして、本願で開示される主題が、処方製品の生成および送信に限定されるべきではないことを当業者は認識されよう。
処方製品の処方を完成するために、HCPの署名が必要とされることができる。代表的な一実施形態では、すでに作成された(さらに、本明細書で説明された)HCPの電子署名が、処方を完成するために添付されることができる。他の実施形態では、HCPの署名は、HCPの手書きの署名の電子的表現を同時に取り込むことにより添付されることができる。代表的な一実施形態では、本明細書で開示されるシステムの、ログインしたユーザがHCPである場合、ユーザは、HCPの電子署名を添付することができる。代表的な一実施形態では、ユーザがHCPの代わりに署名する権限を与えられている職員メンバである場合、ユーザは、HCPの電子署名を添付することができる。HCPの署名を添付することを選択すると、ユーザは、自分のログイン認証情報、すなわち、ユーザ名およびパスワードを再記入する必要がある可能性がある。HCPの決定および署名ウィンドウ4100の上に、図42に示される認証ポップアップ4200が表示されることができる。ユーザは、正しくない認証情報を記入した、またはHCPに代わって署名する権限を与えられていない場合、HCPの署名を添付することができないようにされる。ユーザが、正しいログイン認証情報を記入し、HCPに代わって署名する権限を与えられている場合、HCPの署名が添付され、完全な処方および照会は、薬局受信者に提出する準備ができている。
HCPの決定および署名ウィンドウ4100から、ユーザは、照会および処方フォームを見る、および/または提出することができる。図43は、照会および完成した処方フォーム4300の一例の最初のページである。図43ではフォームの情報フィールドのすべてが空欄で示されているが、実際の使用では、処方マネージャ(たとえば、処方マネージャ10、7310、12など)、または代わりに、ユーザデバイス(たとえば、ユーザデバイス60、7340、または500など)が、(提供可能である場合には)HCPの署名を添付することを含み、すべてのフィールドに、上記で説明されたように生成された、および/または収集された情報を設定することができる。代表的な一実施形態では、照会および処方フォーム4300は、追加情報、たとえば、患者の保険証(複数可)のスキャンされた画像を含むことができる。他の実施形態では、照会および処方フォーム4300は、より多くの、またはより少ない情報を含むことができる。さらに、照会および処方フォーム4300に含まれる特定のフォーマットおよび情報が、たとえば、照会および処方フォーム4300が送信される薬局受信者の要件および/または所望のフォーマットに基づき、変えられることができる。
ユーザが、照会および処方フォーム4300を薬局受信者に提出することを選択したとき、およびその場合、照会および処方フォーム4300は、薬局受信者に送信されることができる。本明細書で具体化されるように、例示として、照会および処方フォーム4300は、ネットワークを介して、たとえば、インターネットを介して薬局受信者に電子的に送信されることができる。他の実施形態では、照会および処方フォーム4300は、任意の適切な送信により、たとえば、ファクシミリ送信、安全なemail送信への添付、無線ネットワークを介した電子的送信、ローカルエリアネットワークを介した送信によることを含み、送信される、ファックスされる、または印刷され郵送されるなどとすることができる。代表的な一実施形態に関連して、処方フォームが、給付金検証者(たとえば、薬局受信者)、支払人(たとえば、保険プロバイダ)、または処方製品販売者(たとえば、薬局)に(たとえば、ファックスを介して)送信されたとき、文書は、たとえば、業務または処方者の名前、住所、電話に関する情報、および/またはファックスの情報を含めることにより、HCP業務に起因すると識別されることができる。たとえば、ファックスを介して送信されたとき、業務名およびファックス番号がファックスのヘッダに出現する。
限定のためではなく例示のために、図76は、開示される主題の一実施形態による他の処方画面を示す。
本明細書で開示されるように、例示として、処方マネージャ7310は、健康管理プロバイダおよび患者に役立つ追加機能を実装し、サポートすることができる。例示のために、患者が、処方された製品またはサービスを受け取ったとき(たとえば、薬局が処方薬を調合し、患者により処方薬が受け取られた、または他の方法で患者に提供された(たとえば、郵送された)、または患者が専門医に相談した、または処方された処置を受けた)とき、対応する処方製品販売者7320(たとえば、薬局)または対応する処方サービスプロバイダ7330(たとえば、専門医)が、この情報を処方マネージャ7310に示すことができる(たとえば、適切なユーザデバイスを使用して、対応するウェブサイトにアクセスする)。処方マネージャ7310は、次に、患者の処方が調合されたことを健康管理プロバイダがわかるように、健康管理プロバイダのユーザアカウントで情報を更新することができる。
例示のために、健康管理プロバイダが、完成したフォームにしばらく(たとえば、数日)署名しなかった場合、処方マネージャ7310は、フォームを見直し、署名するように健康管理プロバイダにリマインダを送信することができる。リマインダは、任意の適用可能なフォーマットとすることができる。たとえば、処方マネージャ7310は、email、テキストメッセージ、音声メッセージ(たとえば、自動化された電話の呼出しによる)などとして、健康管理プロバイダにリマインダを送信することができる。健康管理プロバイダが何日か自分のアカウントにログインしない場合でさえ、即座にリマインダされるように、これらのリマインダの一部は、これらのリマインダを受信するために、処方マネージャ7310に対して自分のアカウントに健康管理プロバイダが実際にログインする必要がない。
例示のために、健康管理プロバイダは、自分のアカウントにログインしたとき、自分の患者の保険承諾フォームすべての、現在の状態を見ることができる。視覚的指示(たとえば、異なる色)が、異なる状態の承諾フォームと関連づけられることができる。たとえば、保険承諾フォームは、数日間署名されなかった場合、黄色で表示されることができる。しかしながら、フォームが1週間以上署名されなかった場合、このフォームは、赤色で表示されることができる。一方、保険承諾フォームがすでに署名され、適切な受信者に送信された場合、このフォームは、緑色で表示されることができる。
例示のために、患者は、処方マネージャ7310に対して自分のアカウントにログインしたとき、図52に示されるように、処方マネージャ7310のユーザインタフェースの一部として処方マネージャ7310により提供される画面により、自分の処方に関連する情報を見直し、追加のサポートおよびサービスに署名契約することができる。たとえば、図53は、患者が自己注射に関するトレーニングビデオを見ることができる画面の一例を示す。図54〜図60は、患者が処置情報、処方薬を投与するためのトレーニングなどを受けることができるように、任意選択のサービスに署名契約するように患者を誘導する一連の画面を示す。患者は、これらのサービスを受けるために、追加情報を提供し、(たとえば、図57および図59に示されるような)さまざまなタイプのコンテンツを与える必要がある可能性がある。
例示のために、新規薬剤が臨床試験を受けており、患者の状態を処置するとき、処方マネージャ7310は、患者が患者のアカウントでログインしたとき、新規薬剤に関する情報を患者に示すことができる。適切な場合には、患者は、臨床試験に参加したいかどうか尋ねられることができ、参加したい場合、臨床試験に署名契約し、必要な情報を入力するように患者を誘導する画面が提供されることができる。
患者は、一方の居住(または作業)場所から他の居住(または作業)場所に移動することができることがある。前者の場所に居住している間、患者は、処方製品またはサービスを得るための好ましい場所として、すぐ近くの薬局またはクリニックを選択していた可能性がある。新しい場所に移動した後、すでに選択された薬局またはクリニックは、患者にとってもはや都合がよくない可能性があり、患者は、処方製品またはサービスを得るための好ましい場所として、患者の新しい居住場所の近傍の、新しい薬局またはクリニックを選択することができる。例示のために、患者は、処方マネージャ7310に対して自分のアカウントにログインし、自分の住所を更新することができる。患者はまた、新しい薬局またはクリニックを、自分の好ましい薬局またはクリニックとして選択することができる。例示のために、処方マネージャ7310は、患者の健康管理プロバイダに患者の居住地移動について通知することができる。所望であれば、患者の同意があれば、処方マネージャ7310は、患者の現在の処方および保険の承認を、新しく選択された薬局またはクリニックに転送することができる(たとえば、新しく選択された薬局またはクリニックもまた、システム7300の一部である場合)。さらに、または代わりに、処方マネージャ7310は、処方マネージャ7310の中に記入された、患者の住所変更に基づき、最も近い利用可能な、承認された薬局またはHCPを選択するように患者を促すことができる。限定のためではなく例示のために、図77は、開示される主題の一実施形態による、患者の詳細に対して行われた変更の通知を含む画面を示す。
図22および図23は、(図74Cに示される)ダッシュボード経路706に沿ったページのスクリーンショットである。ユーザがダッシュボードボタン2200を選択したとき、ダッシュボードウィンドウ2202が表示されることができる。ダッシュボードウィンドウ2202は、ユーザが関連づけられた、本明細書で開示されるシステムの中に記入された事例の状態に関する全体的情報を表示することができる。受入セクション2204が、受入手順が開始されたが、この事例に対して、システム内で照会にまだ進んでいない患者を表示する。受入セクション2204は、患者の名前、事例が作成された日付、事例の状態、および事例が最後に更新されて以来経過した時間長を表示する。代表的な実施形態では、経過した時間長は、最後の更新以来経過した時間の長さを迅速に示すことが可能になるように色分けされている。したがって、たとえば、経過時間は、ほとんど時間が経過していない事例では緑色に彩色され、所定の結果日数より長く経過した事例では黄色に彩色され、第2の(そしてより大きな)所定の経過日数を超えて経過した事例では赤色に彩色されてもよい。他の実施形態では、他の色彩設計が使用されてもよい。
未処理の照会セクション2206が、未処理の照会が存在する患者を表示することができる。未処理の照会セクション2206は、患者の名前、事例が作成された日付、事例の状態、および事例が最後に更新されて以来経過した時間長を表示する。未処理の照会セクション2206はまた、ユーザが注意する必要がある任意の未決定の措置を表示することができる。ユーザは、完了させたいと望む未決定の措置に対するボタンを選択することにより、未決定の措置をダッシュボードから完了させることを選択することができる。代表的な実施形態では、最後の更新以来の経過時間長が、最後の更新以来の時間を迅速に識別できるように色分けされる。したがって、たとえば、経過時間は、ほとんど時間が経過していない事例では緑色に彩色され、所定の日数より長く経過した事例では黄色に彩色され、第2の(そしてより大きな)所定の日数を超えて経過した事例では赤色に彩色されることができる。他の実施形態では、他の色彩設計が使用されてもよい。
完了セクション2208が、ユーザが関連づけられた、完了した事例を識別することができる。完了セクション2208は、患者の名前、事例が作成された日付、および事例の状態を表示する。
ダッシュボードウィンドウ2202から、ユーザは、検索ボックス2210を使用して、患者を検索するように選択することができる。ユーザは、完全なまたは部分的な患者情報、たとえば、名字、または固有の患者識別子、たとえば、ID番号、運転免許証番号、保険番号を、検索ボックス2210の中に記入してもよく、システムは、システム内でユーザが関連づけられた、マッチする患者をすべて応答する。システムは、ユーザが関連づけられていない、マッチする患者を応答しない(たとえば、システムは、検索ボックス2210に記入された検索語にマッチする他の業務の患者を応答しない)。代表的な実施形態では、システムは、HCPが責任を負う、または職員メンバが関連づけられたHCPが責任を負う患者だけを応答する。他の実施形態では、システムは、検索基準にマッチする業務の任意のHCPに関連づけられた患者すべてに対する検索結果を返す。
ユーザはまた、ダッシュボードウィンドウ2202から要約ダッシュボードを見ることを選択することができる。要約を見るリンク2212を選択することにより、図23に示されるように、ダッシュボードウィンドウ2202の上に、ダッシュボード要約2300が表示される。ダッシュボード要約2300は、照会工程の各ステップにおける照会数および処理時間の要約を提示する。他の実施形態では、ダッシュボード要約2300は、別個のフォームとして表示されてもよく、ダッシュボードウィンドウ2202にオーバーレイしていなくてもよい。
代表的な一実施形態では、PAフォームおよび関係文書が患者の保険プロバイダおよび薬局に提出された後、ユーザは、処方の状態をモニタし続けて、保険プロバイダの承認が受信され、処方が調合されたかどうか、およびいつかを判断することができる。代表的な一実施形態では、保険プロバイダは、事前承諾が与えられたことを示す電子的確認メッセージを送信する。それに応じて、システムは、PAフォームが保険プロバイダに送信されたときから、電子的確認メッセージが保険プロバイダから受信されたときまでの間の期間を表す未決期間を追跡することができる。未決期間および/または関連する測定基準が、(図5に示される)コンピューティングデバイス502上に表示されることができる。同様に、薬局は、処方が調合される、または調合されたことを示す電子的確認メッセージを送信することができる。処方が調合された後、事例の状態は、システム内で、より具体的には、(図22に示される)ダッシュボードウィンドウ2202内で完了するよう更新されることができる。さらに、代表的な一実施形態では、他の状態更新が利用可能とすることができる。たとえば、事例が、必要な事前承認を保険プロバイダが提供したことを示すように更新される、患者により処方が実際に調合されたことを示すように更新されるなどとすることができる。他の実施形態では、PAフォームおよび関係書類が患者の保険プロバイダおよび薬局に送信されたときに、事例が完了することができる。代表的な一実施形態では、薬局受信者が、患者の事例をモニタし、処方の状態が確認されると、患者の事例を完了することができる。システムは、さらに、電子医療記録システムに通信可能に連結されることができ、患者の医療記録の中に記憶し、含めるために、更新および文書が電子医療記録システムに送信される。
システムは、本明細書で説明される処方および履行工程に関するデータを、患者以外の他の特定の目的のために記憶することができる。データは、患者識別情報を取り去られたフォームで記憶されることができる。たとえば、照会を薬局受信者に提出してから給付金検証および/またはPAフォームが戻るまでの間の経過時間が、患者特有の情報を含めることなく各事例に対して記憶されることができる。工程の他の時間間隔すべてに関するデータ、たとえば、PAフォームを受信してから完成したPAフォームを保険プロバイダに提出するまでの間、PAフォームを保険プロバイダに提出してからPAが承認されるまでの間の時間間隔、PAが承認されてから処方が調合されるまでの間の時間などのデータ。データは、複数のHCP、HCP業務、薬局受信者、および/または調合する薬局にわたり収集される、および解析されることができる。しかしながら、このようなデータは、HCP、保険プロバイダ、薬局受信者、および/または調合する薬局に関して一般化されていない場合がある(すなわち、このようなデータは、識別情報を含む場合がある)ので、データは、たとえば、システムでそれぞれの仕事を完了する際のさまざまなHCP、薬局受信者、および/または調合する薬局の注意を判断するために、さらに解析されることができる。他の実施形態では、システムにより生成されたデータは、違った形で、および/または異なる目的で解析されることができる。所望であれば、HCPは、一般化されたデータ、および/またはこのような解析の結果にアクセスすることができる。
次に、限定のためではなく例示のために、本明細書で開示されるシステムおよび方法の代替実施形態または追加実施形態が、図66〜図71を参照して説明される。
図66〜図71は、開示される本主題による医学的処置調整システム6600の態様の構成図である。図66〜図71では、システム6600は、本明細書でDRUGCOと呼ばれる製薬会社により製造された、本明細書でDRUG(H)と呼ばれる医薬品の処方を調整するために使用される。1つまたは複数の薬局受信者が、本明細書でPHARMACOと呼ばれることがある。DRUG(H)に関連づけられた任意選択のサポートサービス、たとえば、トレーニング、情報、経済的支援などを提供するためのサポートサービスグループが、myDRUGという名前で呼ばれる。
医学的処置調整システム6600は、処方情報の獲得を自動化して、承認を加速し、より高い精度を保証し、重要な組込サービスに患者を接続する技術基盤である。システム6600は、HCPの事務所の中に、薬局に、保険プロバイダおよび/または他のサードパーティ、たとえば、医薬品製造会社に広がるように、互いにネットワーク接続され通信状態にあるいくつかのコンピューティングデバイスを含む。
医学的処置調整システム6600は、たとえば、管理された薬剤の投与および自己注射ができる患者の能力を含む、管理された薬剤に関連する患者サービスについて患者が認識するのを容易にするように構成される。医学的処置調整システム6600により、管理された薬剤の製造業者は、新規患者と連絡をとり、患者のインフォームドコンセントを伴い、処方保護(Prescription Protection、PP)、注入指示サービス、および他のmyDRUGサービスを含むサービスの認識と使用の両方を改善することが可能になる。
医学的処置調整システム6600は、コンピュータタブレット、キーボード、および光学スキャナデバイスを含む。ハードウェアは、薬剤製造業者と業務の間で、ユーザの合意の下で医者の事務所に設置される。さまざまな実施形態では、この基盤は、健康管理プロバイダ(HCP)および患者が、有効な処方、事前承諾、および薬剤製造業者からの安全な組込サービスに対する患者の同意を完了するために必要なすべてのデータを記入することができるようになるウェブベースのソフトウェアプログラムを排他的に実行する。医学的処置調整システム6600は、健康管理プロバイダが、すでに記入されたデータを再利用して、HCP運用の能率化を可能にする、一体化されたデータ収集システムを提供する。すべてのシステムは、プライバシを保証し、すべての薬局の要件を満たすために、HIPAA検証される。
図67は、開示される主題の代表的な一実施形態による医学的処置調整システム6600を使用する患者受入工程6700の流れ図である。代表的実施形態では、工程6700は、運転免許証もしくは他の識別、および/または保険証から患者情報を取り込むように構成される。
図68は、患者がmyDRUGサービスにオプトインし、医学的処置調整システム6600を使用して患者の署名を獲得することができるようになるステップを示す、患者オプトイン工程の流れ図である。
図69は、医学的処置調整システム6600を使用して、給付金検証(BV)、および紙の処方および/または電子処方(E−Prescription)のデジタルレンダリングを生成するように構成された工程の流れ図である。代表的な実施形態では、事例の情報および患者署名工程が完了したとき、処方者が事例に署名して、BVを生成する。代表的な一実施形態では、署名されたBVが、紙の処方および/または電子処方のデジタルレンダリングである、またはこれを含み、患者が選んだ薬局に送付される。
図70は、事前承諾(PA)工程7000の流れ図であり、事前承諾フォームに記入して、PAフォームを保険会社にファックスするステップを伴うステップを示す。BV提出後、医学的処置調整システム6600は、BVおよび正式なPAフォームを送り返す。事務所職員はすでに記入されたデータを、PAフォームに設定してもよい。
図71は、施設、職員メンバ、および医者を医学的処置調整システム6600の中に登録する、管理者活動の流れ図である。各施設に対して一度この流れに従う。
代表的システム6600は、任意の特定の処方製品またはサービスで使用されることができる。さらに、医学的処置調整システム6600は、いくつかの異なる処方製品またはサービスと一緒に使用されることができる。このような実施形態では、ユーザが、どの薬剤システム6600が使用されているか、すなわち、どの製品またはサービスが処方または指示されているかを、各段階で選択することができる。
本明細書で具体化されるように、医学的処置調整システム6600は、電子処方、事前承認、および患者組込サービスにより提供されるサービスを統合することができ、事務手続きの低減、および信頼できるPAフォームの完成という利益をクリニックに提供することにより、患者組込率を改善する。医学的処置調整システム6600により、myDRUGプログラムへのより高い患者オプトインを可能にし、その結果、薬局での処方放棄が減り、トレーニングおよびフォローアップにより患者の応諾および一貫性が改善され、適切な開始投与量の使用が増加する。
図に描かれ、本明細書で説明される代表的なスクリーンショットは、限定するためではなく例示のために提供されていることを当業者は認識されよう。それに応じて、同様のスクリーンショットの順序およびグルーピングは、必要に応じて修正されることができる。限定のためではなく例示のために、参照により全体が本明細書に組み入れられる、米国特許仮出願第61/712,153号明細書の図82〜図260は、開示される主題の代表的な一実施形態による代替のスクリーンショットを提供する。
本開示は、処方製品の医学的指示/処方を容易にする、および/または調整するためのシステムおよび方法を含む、ある種の代表的な実施形態に適用されるとして説明される。本明細書で使用されるとき、医学的処置は、処方を必要とし、かつ保険プロバイダからの事前承諾をさらに必要とする場合がある患者に提供される任意の医療用製品および/または医療サービスを含むことができるが、これに限定されない。したがって、医学的処置は、薬剤、医薬品、医療用デバイス、医学的治療、物理的治療、医療用具などを含んでもよい。さらに、本明細書で使用されるとき、医学的指示/処方は、指示、リクエスト、命令、および/または医学的処置の推奨を含むことができる。本明細書で説明されるシステムおよび方法は、一般に、処方製品の医学的指示/処方を容易にするステップ、および/または調整するステップに関するが、開示される主題の特定の実施形態が、総称的にアダリムマブとしても知られる、ヒュミラ(R)製品として知られる処方薬の処方に関連して使用されることができる(ヒュミラは、Abbott Biotechnology Ltd.、Hamilton、Bermudaの登録商標である)。たとえば、指示、診断結果、医者の専門、投薬、送達経路などが、本明細書で、患者に対するヒュミラ(R)製品の処方、および事前承諾の取得に関して説明される。しかしながら、本明細書で説明されるシステムおよび工程はまた、他の処方薬を含む、任意の他の医学的処置と共に使用されてもよく、ヒュミラ(R)製品と一緒に使用するように限定されるわけではない。
本明細書で説明されるような、本願で開示される主題の実施形態は、医学的処置管理方法およびシステムに関する。説明される方法およびシステムは、医学的処置、たとえば医療サービスおよび/または医療用製品を容易にする、調整する、または管理するために使用されることができる。本明細書で使用されるとき、医療的処置は、任意の適切な医療サービスまたは医療用製品を含む。医療用製品は、患者の医学的処置の過程で患者により使用されても、消費されてもよい物理的デバイスを含む。医療サービスは、処置、たとえば、限定することなくカウンセリングの役割を果たす医療用デバイスまたはスタンドアロンのサービスの供給および運用をサポートする活動を含む。医療サービスは、たとえば、医療用製品、医薬品、および/または医学的処置に関連する1つまたは複数のサービスを含んでもよい。さらに、医療サービスはまた、一般に、特定の製薬および/または健康管理に関連する教育および/またはトレーニングを容易にするために使用されてもよい。
本明細書で説明される方法およびシステムは、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの組合せもしくはサブセットを含むコンピュータプログラミングまたはエンジニアリング技法を使用して実装されてもよく、技術的効果が、(a)患者に対する医薬品の完成した処方フォームを含む、健康管理プロバイダ(HCP)からの患者データ、および患者の保険プロバイダを識別する保険データを受信するステップ、(b)患者データおよび保険データをメモリデバイス内部に記憶するステップ、(c)患者による医薬品に対する請求をカバーする前提条件として、処方に対する事前承諾を保険プロバイダが必要としていることを判断するステップ、(d)処方に対する事前承諾を要求するために、保険プロバイダにより必要とされる現在の電子的事前承諾フォームを決定するステップ、および(e)決定された事前承諾フォームをHCPに送信するステップであって、HCPは、決定された事前承諾フォーム内部に含まれる少なくとも1つのデータフィールドに、メモリデバイス内部に記憶された患者データを自動的に設定することにより、決定された事前承諾フォームを完成するように促され、HCPにより完成された、決定された事前承諾フォームを保険プロバイダに送信するステップのうち少なくとも1つを含んでもよい。
ある種の代表的システムが、処方情報、HCP情報、保険情報、および/または患者情報の取込みを自動化して、処方承認の加速を容易にするための健康管理プロバイダ(HCP)技術基盤を備える。システムの他の特徴が、より高い精度の情報、および処方された薬に関連する任意選択のサービス、または処置の代金を支払う際に患者の支援に利用可能であってもよい経済的サービスに患者を結びつける能力を含む。
本明細書で使用されるとき、HCPは、医療サービスを提供する、または有効な処方を生成する人を含み、エンティティ、たとえば、1人または複数の医師を含む医療業務を含む。HCP情報は、識別情報を、たとえば、名前、住所、電話番号、ライセンス番号、およびHCPに関連するDEA番号、HCPの従業員、ならびにHCPに関連づけられた他のことを含んでもよい。保険情報は、保険会社、および/または保険会社により発行された保険証券に関する情報を含んでもよく、たとえば、保険業者の名前、住所、および連絡先情報、被保険者の名前、保険証券番号(複数可)、控除免責金額、および自己負担分を含む。患者情報は、患者に関して識別する個人情報、たとえば、名前、住所、電話番号、emailアドレス、運転免許証番号、および社会保障番号を含んでもよい。
特に指定がない限り、本明細書で説明される機能は、コンピュータ可読メモリに記憶され、かつ1つまたは複数のプロセッサベースのシステム上で実行される、実行可能コードおよび命令により実行されてもよい。しかしながら、状態機械、および/または有線接続された電子回路もまた利用されることができる。さらに、本明細書で説明される例示的工程に関して、すべての工程状態が達成される必要もなく、状態が例示された順序で行われる必要もない。
本明細書で使用されるとき、プロセッサという用語は、中央処理装置、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、縮小命令セット回路(reduced instruction set circuit、RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理回路、および本明細書で説明される機能を実行することができる任意の他の回路またはプロセッサを指す。
前述の仕様に基づき認識されるように、本開示の上述の実施形態は、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの任意の組合せもしくはサブセットを含む、コンピュータプログラミングまたはエンジニアリング技法を使用して実装されてもよく、技術的効果が、患者に対する医薬品の処方を備える患者データ、および患者の保険プロバイダの識別を受信すること、処方が調合されてもよいとする前に、患者の保険プロバイダからの事前承諾が必要であるかどうかを判断すること、および患者の保険プロバイダからの事前承諾が必要である場合に、事前承諾フォームを患者の健康管理プロバイダに提供することのうち1つまたは複数である。コンピュータ可読コード手段を有する、このように得られた任意のプログラムが、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体内部で具体化されても、提供されてもよく、それにより、本開示の説明された実施形態に従うコンピュータプログラム製品、すなわち、製造物を作る。コンピュータ可読媒体は、たとえば、固定(ハード)ドライブ、ディスケット、光ディスク、磁気テープ、読出し専用メモリ(ROM)などの半導体メモリ、および/または任意の送信/受信媒体、たとえば、インターネット、または他の通信ネットワークもしくはリンクであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータコードを含む製造物は、一方の媒体から直接コードを実行することにより、コードを一方の媒体から他の媒体にコピーすることにより、またはコードをネットワーク上で送信することにより作られてもよい、および/または使用されてもよい。
本明細書で説明されるシステムおよび方法は、任意の薬剤、医薬品または医薬品サービス、医療用デバイスと共に、および/または処方、たとえば、医療手順の指示などを必要としても、しなくてもよい任意の他の製品またはサービスと共に、同様に使用されることができることを理解されたい。
本明細書では、単数で記載された、「a」または「an」という語に先行される要素またはステップが、排除が明示的に記載されている場合を除いて、複数の要素またはステップを排除しないと理解されたい。さらに、「一実施形態(one embodiment)」という参照が、記載された特徴を同じく組み入れる追加実施形態の存在を排除すると解釈されることは意図されない。
本明細書では、「または(or)」は、他の方法で明示的に示されない、または文脈により他の方法で示されない限り、包括的であり、排他的ではない。したがって、本明細書では、「AまたはB」は、他の方法で明示的に示されない、または文脈により他の方法で示されない限り、「A、B、または両方」を意味する。さらに、「および(and)」は、他の方法で明示的に示されない、または文脈により他の方法で示されない限り、結合と個々別々の両方である。したがって、本明細書では、「AおよびB」は、他の方法で明示的に示されない、または文脈により他の方法で示されない限り、「AおよびB、結合してまたは個々別々に」を意味する。
本開示は、当業者が理解する、本明細書の実施形態例に対するすべての変更形態、置換形態、変形形態、代替形態、および修正形態を包含する。さらに、特許請求の範囲では、特定の機能を実行するように適合された、配置された、能力のある、構成された、可能にされた、動作可能な、または作用する装置もしくはシステム、または装置もしくはシステムの構成要素への参照は、装置もしくはシステム、または装置もしくはシステムの構成要素、またはこの特定の機能が起動される、スイッチを入れられる、またはアンロックされようとなかろうと、この装置、システム、または構成要素がそのように適合され、配置され、能力があり、構成され、可能にされ、動作可能であり、作用する限り、この装置、システム、構成要素を包含する。
さらに、本開示は、特定の構成要素、要素、機能、動作、またはステップを含むとして本明細書でそれぞれの実施形態について説明し、例示するが、これらの実施形態のいずれも、当業者が理解する、本明細書のいずれかで説明される、または例示される構成要素、要素、機能、動作、またはステップのいずれかの任意の組合せまたは並べ換えを含んでもよい。