JP2014527785A5 - 端末の立ち上がり周期を調整する方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

端末の立ち上がり周期を調整する方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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本発明は、通信用途の分野に関し、特に、端末の立ち上がり周期(wake-up period)を調整する方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関する。
無線端末(例えば、移動電話、データカード又はタブレットコンピュータ)がネットワークと通信する場合、無線端末は、アイドル状態と接続状態との間を切り替えることがある。無線端末の電気エネルギー消費を低減するため、無線端末がアイドル状態にある場合、無線端末は、しばしば間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)方法でページングチャネルを受信する。無線端末は、サービングセルが存在する位置の標準に従って各DRX周期(DRX period)のページング機会に立ち上がり(この時点で無線端末の立ち上がり周期はDRX周期である)、ページングチャネルを通じてネットワーク側デバイスにより配信されたページングメッセージを受信する。受信したページングメッセージが処理される必要がない場合(例えば、ページングメッセージが同じページンググループの他の無線端末に対して送信される場合)、無線端末は、ページング機会が終了した後にスリープになる。受信したページングメッセージが処理される必要がある場合(例えば、ページングメッセージが無線端末自体に対するものである場合)、無線端末は、メッセージを処理するためにアイドル状態から接続状態に切り替わる。一方、無線端末は、ページングメッセージ以外の他のメッセージ(例えば、いくつかの制御チャネル又は現在のページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージ)も受信することがある。図1は、無線端末がアイドル状態にある場合の時系列である。
従来技術では、様々なネットワークでDRX周期を判定する方法が異なる。例えば、中国のGSM(登録商標)システムでは、DRX周期は通常ではネットワーク側により470ms又は940msに設定される。WCDMA(登録商標)システムでは、DRX周期は通常ではネットワーク側により640msに設定される。CDMAシステム及びLTEシステムでは、DRX周期はそのサービス状況に従ってネットワーク側との交渉を通じてしばしば無線端末により判定される。
DRX周期を判定する前述の方法から、移動端末が適切にDRX周期を調整できないことが分かる。ネットワークがページングメッセージ配信中にページング再送信を採用する場合であっても、すなわち、複数回の同じページングメッセージの配信中に、移動端末は、ネットワーク側により判定されたDRX周期に従って依然として立ち上がる。これは、不要な電力消費を生じることがある。
本発明の実施例は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスの特性に従って立ち上がり周期を適応的に調整し得るような、端末の立ち上がり周期を調整する方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体を提供し、これにより、不要な電力消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。
本発明の第1の態様によれば、端末の立ち上がり周期を調整する方法は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定し、ページングメッセージが再送信された場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを含み、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。
第1の態様の第1の可能な実装方法では、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、特に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定することであり、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得することは、特に、ページングメッセージが再送信された取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用することであり、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することは、特に、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整することである。
第1の態様の第1の可能な実装方法と組み合わせて、第1の態様の第2の可能な実装方法では、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定することを含む。
第1の態様の第1の可能な実装方法と組み合わせて、第1の態様の第3の可能な実装方法では、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けることを含む。
第1の態様の第2又は第3の可能な実装方法と組み合わせて、第1の態様の第4の可能な実装方法では、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄することを含む。
第1の態様の4の可能な実装方法と組み合わせて、第1の態様の第5の可能な実装方法では、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄した後に、この方法はまた、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を1だけ増加し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが受信された後に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けることを含む。
第1の態様の第6の実装方法では、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、特に、端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ただし、Mは1より大きい整数であり、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得することは、特に、ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用することであり、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することは、特に、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整することであり、ただし、N≦Xである。
第1の態様及び第1の態様の第1から第7の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第1の態様の第8の可能な実装方法では、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、この方法はまた、予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じなかった場合に、待機が終わった後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを含む。
第1の態様及び第1の態様の第1から第8の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第1の態様の第9の可能な実装方法では、この方法はまた、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断することを含む。
本発明の第2の態様によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、第1の態様及び第1の態様の第1から第9の実装方法のいずれか1つにおける端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを含む。
本発明の第3の態様によれば、装置は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定するように構成された判定ユニットと、ページングメッセージが再送信されたと判定ユニットが判定した場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように構成された調整ユニットとを含み、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。
第3の態様の第1の可能な実装方法では、判定ユニットは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第1のサブユニットを含み、調整ユニットは、ページングメッセージが再送信された取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整するように特に構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法と組み合わせて、第3の態様の第2の可能な実装方法では、第1のサブユニットは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される。
第3の態様の第1の可能な実装方法と組み合わせて、第3の態様の第3の可能な実装方法では、第1のサブユニットは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けるように更に構成される。
第3の態様の第2又は第3の可能な実装方法と組み合わせて、第3の態様の第4の可能な実装方法では、第1のサブユニットは、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄するように更に構成される。
第3の態様の4の可能な実装方法と組み合わせて、第3の態様の第5の可能な実装方法では、第1のサブユニットは、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが破棄された後に、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を1だけ増加し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが受信された後に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるように更に構成される。
第3の態様及び第3の態様の第1から第5の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第3の態様の第6の実装方法では、判定ユニットはまた、端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第2のサブユニットを含み、ただし、Mは1より大きい整数であり、調整ユニットは、ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整するように特に構成され、ただし、N≦Xである。
第3の態様及び第3の態様の第1から第7の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第3の態様の第8の可能な実装方法では、調整ユニットは、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じなかった場合に、待機が終わった後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように更に構成される。
第3の態様及び第3の態様の第1から第8の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第3の態様の第9の可能な実装方法では、調整ユニットは、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するように更に構成される。
本発明の第4の態様によれば、端末は、少なくとも1つのプロセッサを含み、少なくとも1つのプロセッサは、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定し、ページングメッセージが再送信された場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように構成され、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。
本発明の第4の態様の第1の可能な実装方法では、端末はまた、端末が調整前の各立ち上がり周期に立ち上がったときに、ネットワーク側デバイスにより配信されたメッセージを受信するように構成された受信機を含む。
第4の態様及び第4の態様の第1の可能な実装方と組み合わせて、第4の態様の第2の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ページングメッセージが再送信された取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整するように特に構成される。
第4の態様の第2の可能な実装方法と組み合わせて、第4の態様の第3の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに受信機が他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される。
第4の態様の第2の可能な実装方法と組み合わせて、第4の態様の第4の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに受信機が他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けるように更に構成される。
第4の態様の第3又は第4の可能な実装方法と組み合わせて、第4の態様の第5の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信機が受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄するように更に構成される。
第4の態様の5の可能な実装方法と組み合わせて、第4の態様の第6の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが破棄された後に、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を1だけ増加し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが受信された後に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるように更に構成される。
第4の態様及び第4の態様の第1から第6の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第4の態様の第7の実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、受信機が端末の調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ただし、Mは1より大きい整数であり、ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整するように更に構成され、ただし、N≦Xである。
第4の態様及び第4の態様の第1から第8の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第4の態様の第9の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じなかった場合に、待機が終わった後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように更に構成される。
第4の態様及び第4の態様の第1から第9の可能な実装方法のいずれか1つと組み合わせて、第4の態様の第10の可能な実装方法では、少なくとも1つのプロセッサは、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するように更に構成される。
本発明の第5の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のコンピュータプログラムを格納するように構成され、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、第1の態様及び第1の態様の第1から第9の実装方法のいずれか1つにおける端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを含む。
前述の対策から分かるように、本発明の実施例で提供される方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体によれば、ネットワークが現在の位置エリアにおいてページングメッセージを再送信したか否かが識別される。ページングメッセージが再送信された場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔及びページングメッセージ再送信された回数Rが取得され、端末の立ち上がり周期は、ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍(2≦N≦R)に調整される。これにより、ネットワーク側デバイスが現在の位置エリアにおいてページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側により設定されたDRX周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。
端末がアイドルモードにあるときの時系列 無線通信システムの概略構成図 本発明の実施例1に従って端末の立ち上がり周期を調整する方法の概略フローチャート 本発明の実施例2に従って端末の立ち上がり周期を調整する方法の概略フローチャート 本発明の実施例3に従って端末の立ち上がり周期を調整する方法の概略フローチャート ステップ501の第1の実装方法の概略フローチャート ステップ501の第2の実装方法の概略フローチャート 本発明の実施例6による装置の第1の実装方法の概略構成図 本発明の実施例6による装置の第2の実装方法の概略構成図 本発明の実施例6による装置の第7の実装方法の概略構成図 本発明の実施例7による端末の概略構成図 本発明の実施例による移動電話の概略構成図
本発明の実施例で提供される方法、装置、端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体によれば、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信する機構を有する場合、端末は、依然としてネットワークにより設定されたDRX周期に従って立ち上がる必要はなくなり、ページングメッセージの再送信の状態に従って、端末の立ち上がり時間も対応して調整され得る。これにより、端末の不要な立ち上がりの回数を低減し、端末の電力消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。添付図面を参照して、特定の実装方法について以下に説明する。
本発明の実施例は、DRX周期を使用する様々な無線通信システム(例えば、GSMシステム、WCDMAシステム、CDMAシステム及びLTEシステム)に適用可能であり、また、DRX周期を使用する様々な有線通信ネットワークにも適用可能である。以下の実施例は、説明のために無線通信ネットワークを例に挙げる。
次の実施例では、端末の立ち上がり周期が調整される前に、ネットワーク側デバイスにより配信されたメッセージは、端末が調整前の各立ち上がり周期に立ち上がったときに端末により受信され、端末の立ち上がり周期が調整された後に、ネットワーク側デバイスから配信されたメッセージは、端末がそれぞれの調整された立ち上がり周期に立ち上がったときに端末により受信される点に留意すべきである。
<実施例1>
図3は、本発明の実施例1による方法のフローチャートである。図3に示す端末の立ち上がり周期を調整する方法は、以下のステップを含む。
ステップ301の実行は、様々な条件で起動(トリガー)される点に留意すべきである。例えば、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末が開始した場合、及び端末の立ち上がり周期を前に調整するために使用された方法が動作した後に起動されてもよく(詳細については次の実施例に参照が行われる)、ユーザ等により入力された命令を通じて起動されてもよい。
ステップ302:ページングメッセージが再送信された場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する(ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである)。
ステップ302において、ページングメッセージが再送信された時間間隔は、ネットワーク側デバイスがページングメッセージを送信した時間と、ネットワーク側デバイスがページングメッセージを再び送信した時間との間の時間間隔を示す。例えば、端末が端末の第1の立ち上がり周期に立ち上がったときにネットワーク側デバイスがページングメッセージaを配信し、端末が端末の第2の立ち上がり周期に立ち上がったときにネットワーク側デバイスがページングメッセージaを再び配信した場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔は、端末の1つの立ち上がり周期である。端末が端末の第iの立ち上がり周期に立ち上がったときにネットワーク側デバイスがページングメッセージaを再び配信した場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔は、端末のi-1の立ち上がり周期である。“端末の立ち上がり周期”は調整されるため、区別を容易にするため、調整前の“端末の立ち上がり周期”はまた、“調整前の立ち上がり周期”とも呼ばれる。
本発明の実施例における端末の立ち上がり周期は、端末のDRX周期である。調整前の立ち上がり周期は、端末が属するネットワーク側デバイスにより判定されてもよく、ネットワーク側デバイス及び端末により交渉を通じて判定されてもよく、ステップ302に従って前に調整された立ち上がり周期でもよい。例えば、中国のGSMシステムでは、DRX周期は通常ではネットワーク側により470ms又は940msに設定される。WCDMAシステムでは、DRX周期は通常ではネットワーク側により640msに設定される。CDMAシステム及びLTEシステムでは、DRX周期は無線端末のそのサービス状況に従ってネットワーク側デバイスとの交渉を通じてしばしば無線端末により判定される。調整前の立ち上がり周期を取得する特定の方法は、本発明の限定を構成しない。
この実施例では、端末がネットワーク側デバイスにより送信されたページングメッセージを繰り返し受信した場合(すなわち、端末が存在するネットワークが現在の位置エリアにおいて1つの同じページングメッセージを1回より多く配信した場合)、ページングメッセージが再送信された回数Rと、ページングメッセージが再送信された時間間隔とに従って、端末の立ち上がり周期は、ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整される。ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。Nの値は、ネットワーク側デバイスがページングメッセージを繰り返し送信した回数に従って判定され、Nの選択は、次の実施例で詳細に示される。
実施例1で提供される端末の立ち上がり周期を調整する方法では、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを繰り返し送信したことが識別された場合、端末の立ち上がり周期は、ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整され、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。これにより、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側デバイスにより設定された立ち上がり周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。
或いは、実施例1の他の実装方法では、ステップ301及び302に加えて、端末の立ち上がり周期を調整する方法は、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期を調整する進行中の処理を中断することを更に含む。このステップは、端末の立ち上がり周期が常に端末が現在存在する位置エリアの性能に一致することを確保する。端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期を調整するか否か及びどのように調整するかは、新たな位置エリアの性能に依存する。
或いは、実施例1の更に他の実装方法では、ステップ301及び302に加えて、端末の立ち上がり周期を調整する方法は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信しなかったと判定された場合、端末の立ち上がり周期を変更しないままにすることを更に含む。このステップは、端末の立ち上がり周期が現在の位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信する場合にのみ調整されることを可能にする。このことは、端末の立ち上がり周期の不適切な調整のために、端末がページングメッセージを失う状況を回避する。
或いは、実施例1の更に他の実装方法では、ステップ301及び302に加えて、ページングメッセージが再送信された場合、端末の立ち上がり周期がページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整される前に、端末の立ち上がり周期を調整する方法はまた、中断イベントが予め設定された時間に生じたか否かを判定し、中断イベントが生じなかった場合、待機が終了した後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを更に含む。ここでの中断イベントは、特に、端末にあり、端末の立ち上がり周期が格納されるレイヤ1層(すなわち、物理レイヤ)の構成を要求するイベント(例えば、端末のサービス接続の確立又は端末によるセル再選択)でもよい。このステップは、レイヤ1層(すなわち、物理レイヤ)の同時の構成により生じる衝突を回避し、これにより、端末の他の動作に影響を与えることなく、端末の立ち上がり周期を調整する方法の安定性を向上させる。
<実施例2>
図4は、本発明の実施例2に従って端末の立ち上がり周期を調整する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを特に含む。
ステップ401:端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定する。ただし、Mは整数であり、M>1である。Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ステップ402に進む。X=1である場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ステップ403に進む。
ステップ401は、ステップ301と同じ条件で起動される。これらは再びここで説明しない。この実施例では、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、特に、端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、Xが1に等しい場合、ページングメッセージが送信されなかったと判定することである。
Mの値は、2以上の整数であり、Mの値が大きいほど、ネットワーク側によりページングメッセージを送信する実際の周期が検出される可能性が高くなる。しかし、Mの値が大きいほど、検出に必要な時間も長くなる。従って、Mは、一般的には適切な数(例えば、5より大きくない整数)に調整される。例えば、Mの値が6であり、端末の6つの連続する立ち上がり周期rに端末が立ち上がるときにそれぞれ受信したページングメッセージがa、a、b、b、b及びcである場合(a、b及びcはそれぞれ異なるページングメッセージを表す)、ネットワーク側デバイスがページングメッセージを繰り返す回数は2又は3であり、その最大回数(すなわち、Xの値)は3である。
この時点で、ページングメッセージが再送信される時間間隔は、調整前の立ち上がり周期と等しく、ページングメッセージが再送信された回数は、R=X=3であり、従って、端末の立ち上がり周期は、調整前の立ち上がり周期の2倍又は3倍に調整されてもよい。
同じページングメッセージは、特に完全に同じ種類及び内容を有するページングメッセージを示す。ページングメッセージの種類は、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)、PTSMI(Packet Switch Domain Temporary Mobile Subscriber Identity)及びIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を含む。対応して、ページングメッセージの内容は、それぞれTMSI番号(4バイト)、PTMSI番号(4バイト)及びIMSI番号(8バイト)である。端末により受信されたページングメッセージは、他の端末に対するものでもよく、自分に対するものでもよい。端末が他の端末のページングメッセージを受信した場合、メッセージは、ステップ401における判定のために記録される。この端末のページングメッセージが受信された場合、端末は、ページングメッセージを直接処理し、従来技術のように対応する接続状態に入ってもよく、ページングメッセージを一時的に処理せず、その代わりにステップ401における判定のために受信したページングメッセージをまず記録し、後に受信したページングメッセージを処理してもよい(例えば、ネットワーク側デバイスにより送信されたメッセージが次の立ち上がり周期に受信されるまで待機する又は他の時点まで待機する)。
ステップ403:調整前の立ち上がり周期を変更しないままにする。
同じページングメッセージが調整前のM個の連続した立ち上がり周期に連続して受信されない場合、すなわち、X=1である場合、調整前の立ち上がり周期は、この時点で変更されず、処理はステップ401に進む。或いは、X=1である場合、調整前の立ち上がり周期はまた、一時的に変更されず、ステップ401が実行された回数がカウントされる。ステップ401が実行された回数が予め設定された値より大きくない場合、ステップ401に戻り、ステップ401が実行された回数が予め設定された値(例えば、10回)より大きい場合、調整前の立ち上がり周期は、端末が新たな位置エリアに入ったという他の起動条件又は端末が再起動したという他の起動条件が満たされない限り、もはや調整されない。
ステップ405:端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整する。ただし、N≦Xである。
端末が存在するネットワークが現在の位置エリアでページングメッセージを再送信する場合(すなわち、X>1)、端末の立ち上がり周期が調整前の立ち上がり周期のN倍に調整される前に、端末の立ち上がり周期を調整する方法はまた、ステップ402(予め設定された時間を待機し、予め設定された時間に中断イベントが生じたか否かを判定する)を含む。そうでない場合、待機が終了した後にステップ405(端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整する)に進む。中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整することを更に含む。ただし、Nの値は、2≦N≦Xという条件を満たす。ここでの中断イベントは、特に、端末にあり、端末の立ち上がり周期が格納されるレイヤ1層(すなわち、物理レイヤ)の構成を要求するイベント(例えば、端末のサービス接続の確立又は端末によるセル再選択)でもよい。レイヤ1層(すなわち、物理レイヤ)の同時の構成により生じる衝突を回避するために、端末の立ち上がり周期を調整する動作は、予め設定された時間だけ遅延する必要があり、端末の立ち上がり周期を調整する動作は、中断イベントが終了した後に実行される。端末の立ち上がり周期を調整する動作は、5秒又は他の適切な期間に設定されてもよい。
ステップ402及び404は任意選択であり、省略されてもよい。言い換えると、ステップ401においてページングメッセージが再送信されたと判定された場合、ステップ405は、直接実行されてもよい。ステップ401〜405を実行する処理において、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期を調整する進行中の方法は中断される。ここでの中断の後に、端末は、現在の位置エリアにおいてもはや端末の立ち上がり周期を調整しなくてもよく、端末の立ち上がり周期を調整することを再開してもよい(すなわち、ステップ401から実行を再開する)。
実施例2で提供される端末の立ち上がり周期を調整する方法によれば、端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かが判定され、そうである場合、端末の立ち上がり周期は調整前の立ち上がり周期の整数倍に調整される。ただし、整数はX以下である。これにより、ネットワーク側デバイスが現在の位置エリアにおいてページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側デバイスにより設定された立ち上がり周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。一方、端末の立ち上がり周期が調整される前の予め設定された時間の待機のため、端末の立ち上がり周期を調整することにより生じ得る衝突が回避され、調整する方法の安定性が改善され、端末の他の動作が影響を受けなくなる。
<実施例3>
図5aは、本発明の実施例3に従って端末の立ち上がり周期を調整する方法のフローチャートである。この方法は、以下のステップを特に含む。
ステップ501:端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ステップ502に進む。
ステップ501は、ステップ301及びステップ401と同じ条件で起動される。これらは再びここで説明しない。この実装方法では、ネットワーク側デバイスがページングメッセージを何回再送信したかは検出されず、ネットワーク側デバイスがページングメッセージ2回連続して配信したか否か(すなわち、1つの同じページングメッセージを調整前の2つの連続した立ち上がり周期に配信したか否か)のみが判定される。これは、ページングメッセージが再送信された回数Rが2以上であるか否かと、ページングメッセージが再送信された時間間隔が調整前の1つの立ち上がり周期であるか否かとを判定することに等しい。
図5bは、ステップ501の第1の実装方法の概略フローチャートである。ステップ501の第1の実装方法は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ステップ502に進み、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定することを特に含む。
図5cは、ステップ501の第2の実装方法の概略フローチャートである。ステップ502の第2の実装方法は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ステップ502に進み、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで(次にステップ502に進む)又はページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けることを特に含む。
ステップ501の2つの実装方法では、ページングメッセージが再送信されなかったと判定された場合、端末の立ち上がり周期は調整されず、調整前の立ち上がり周期が変更されないままになる。
ステップ501の第2の実装方法では、不正確な判定を回避するため、ページングメッセージが異なると判定された回数がカウントされる。ネットワークにより配信されたページングメッセージが連続してa、a、b、b、c及びcであり、判定のために選択された調整前の2つの連続した立ち上がり周期が第2のページングメッセージaが受信されたときの調整前の立ち上がり周期及び第1のメッセージbが受信されたときの調整前の立ち上がり周期である場合、また、比較が1回のみ実行される場合、ネットワークがページングメッセージを再送信しなかったと不正確に判定される可能性がある。或いは、ページングメッセージが異なるという結論が、第2のメッセージaが受信されたときの調整前の立ち上がり周期と、第1のメッセージbが受信されたときの調整前の立ち上がり周期との比較を通じて得られた後に、判定結果が得られるまで、すなわち、ページングメッセージが再送信されたと最終的に判定されるまで、又はページングメッセージが再送信されなかったと最終的に判定されるまで、第1のメッセージbが受信されたときの調整前の立ち上がり周期及び第2のメッセージbが受信されたときの調整前の立ち上がり周期が次に比較される。
或いは、ステップ501の2つの実装方法で、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージは破棄される。
或いは、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが破棄された後に、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を記録し、記録された回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合(例えば、10回に設定される)、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、記録された回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、端末が次の2つのDRX周期に立ち上がったときに同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けることが更に含まれる。
以下は、状況による特定の説明を行う。ステップ501が調整前の第Y(Yはいずれかの正の整数)の立ち上がり周期に実行され始めることを仮定する。
端末がY回目に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信し、端末がY+1回目に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、2つのページングメッセージが同じであるか否かが判定される。2つのページングメッセージが同じである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定され、処理はステップ502に進む。2つのページングメッセージが異なる場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定される、或いは、第1のカウンタが1だけ増加する。第1のカウンタが第1の予め設定された回数に到達していない場合、端末が調整前の第Y+2の立ち上がり周期に立ち上がったときにネットワークにより配信されたメッセージが受信され続け、端末が第Y+1回目及び第Y+2回目に立ち上がったときに同じメッセージが受信されたか否かが判定される。特定の判定方法は、端末がY回目及びY+1回目に立ち上がったときに実行される判定と同じであり、ここでは再び繰り返されない。第1のカウンタが第1の予め設定された回数に到達した場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定される。
端末がY回目に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信し、端末がY+1回目に立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、端末は、ページングメッセージがアイドルであることを示すメッセージを破棄し、第2のカウンタが1だけ増加する。第2のカウンタが第2の予め設定された回数に到達していない場合、第Y+2の周期及び第Y+3の周期の立ち上がりの間にネットワークにより配信されたメッセージが受信され続け、第Y+2回目及び第Y+3回目の立ち上がりの間に同じページングメッセージが受信されたか否かが判定される。特定の判定方法は、端末がY回目及びY+1回目に立ち上がったときに実行される判定と同じであり、ここでは再び繰り返されない。第2のカウンタが第2の予め設定された回数に到達した場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定される。
端末がY回目に立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、端末は、ページングメッセージがアイドルであることを示すメッセージを破棄し、第2のカウンタが1だけ増加する。第2のカウンタが第2の予め設定された回数に到達していない場合、第Y+1の周期及び第Y+2の周期の立ち上がりの間にネットワークにより配信されたメッセージが受信され続け、第Y+1回目及び第Y+2回目の立ち上がりの間に同じページングメッセージが受信されたか否かが判定される。特定の判定方法は、端末がY回目及びY+1回目に立ち上がったときに実行される判定と同じであり、ここでは再び繰り返されない。第2のカウンタが第2の予め設定された回数に到達した場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定される。
この実施例では、同じページングメッセージは、特に完全に同じ種類及び内容を有するページングメッセージを示す。ページングメッセージの種類は、TMSI、PTSMI及びIMSIを含む。対応して、ページングメッセージの内容は、それぞれTMSI番号(4バイト)、PTMSI番号(4バイト)及びIMSI番号(8バイト)である。端末により受信されたページングメッセージは、他の端末に対するものでもよく、自分に対するものでもよい。端末が他の端末のページングメッセージを受信した場合、これらのメッセージは、ステップ501における判定のために記録される。この端末のページングメッセージが受信された場合、端末は、ページングメッセージを直接処理し、従来技術のように対応する接続状態に入ってもよく、ページングメッセージを一時的に処理せず、その代わりにステップ501における判定のために受信したページングメッセージをまず記録し、後に受信したページングメッセージを処理してもよい(例えば、ネットワーク側デバイスにより送信されたメッセージが次の立ち上がり周期に受信されるまで待機する又は他の時点まで待機する)。
ステップ505:端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整する。
ステップ505では、端末の立ち上がり周期は、端末が自分のページングメッセージを失わないように、調整前の立ち上がり周期の2倍に調整される。一方、端末がページングメッセージに応答する速度は、大きく影響を受けず、ユーザ経験は影響を受けない。
ステップ502及び504の説明は、ステップ402及び404の説明と同じであり、ここでは再び繰り返されない点に留意すべきである。ステップ502及び504は任意選択であり、省略されてもよい。すなわち、ステップ501においてページングメッセージが再送信されたと判定された後に、処理はステップ505に進む。ステップ501〜505を実行する間に、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期を調整する進行中の方法は中断される。ここでの中断の後に、端末は、新たな位置エリアにおいてもはや端末の立ち上がり周期を調整しなくてもよく、端末の立ち上がり周期を調整することを再開してもよい(すなわち、ステップ501から実行を再開する)。
実施例3で提供される端末の立ち上がり周期を調整する方法によれば、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスが2つの連続した周期に同じページングメッセージを配信したか否かが判定され、そうである場合、端末の立ち上がり周期は、調整前の立ち上がり周期の2倍に調整される。これにより、端末が存在する位置エリアがページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側デバイスにより設定された立ち上がり周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、端末の待機時間を延ばす。一方、端末がページングメッセージに応答する速度は、大きく影響を受けず、ユーザ経験は影響を受けない。他の態様では、端末の立ち上がり周期が調整される前の予め設定された時間の待機のため、端末の立ち上がり周期を調整することにより生じ得る衝突が回避される。更に他の態様では、ページングチャネルがアイドルであるときにページングメッセージが再送信されるか否かを正確に判定する際の失敗も回避される。
或いは、実施例1〜実施例3での端末の立ち上がり周期を調整する様々な方法に基づいて、端末の立ち上がり周期がページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整される前に、端末の立ち上がり周期を調整する方法は、ネットワーク側デバイスに対して端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを許可するように要求するために使用される要求メッセージを、ネットワーク側デバイスに送信し、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答が受信された場合、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、そうでない場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断し、調整前の立ち上がり周期を変更しないままにすることを更に含む。ネットワーク側デバイスからの許可を要求する対策において、ネットワーク側デバイスは、端末の立ち上がり周期が調整されていることを学習してもよく、調整が実行されるべきか否かを制御してもよい。
実施例1〜実施例3での端末の立ち上がり周期を調整する方法は、“予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じたか否かを判定する”処理(ステップ402及び404又はステップ502及び504)を更に含んでもよい点に留意すべきである。ネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理は、“予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じたか否かを判定する”処理の前、且つ、ページングメッセージが再送信されたと判定された後でもよい。ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答が受信された場合、“予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じたか否かを判定する”処理が実行され、そうでない場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整は中断され、調整前の立ち上がり周期が変更しないままにされる。或いは、ネットワーク側デバイスから許可を要求する処理は、ページングメッセージが再送信されたと判定された後、且つ、“予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じたか否かを判定する”処理の後に実行されてもよい。
<実施例4>
本発明の実施例は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、実施例1〜実施例3での端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを含む。この方法は、ここでは再び繰り返されない。
<実施例5>
本発明の実施例5は、1つ以上のコンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。1つ以上のコンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、実施例1〜実施例3での端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを含む。この方法は、ここでは再び繰り返されない。記憶媒体は、ROM/RAM、磁気ディスク又は光ディスクでもよい。
<実施例6>
本発明の実施例は、端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するように構成された装置を更に提供する。
図6aは、本発明の実施例6による装置の第1の実装方法の概略構成図である。この装置は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定するように構成された判定ユニット601と、ページングメッセージが再送信されたと判定ユニットが判定した場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように構成された調整ユニット602とを含み、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。
装置の第1の実装方法では、端末が存在する位置エリアがページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側デバイスにより設定された立ち上がり周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、待機時間を延ばす。
図6bに示すように、装置の第2の実装方法では、装置の第1の実装方法に基づいて、判定ユニット601は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第1のサブユニット6011を含む。調整ユニット602は、ページングメッセージが再送信された取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整するように特に構成される。
装置の第2の実装方法では、装置の第1の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末の立ち上がり周期が調整前の立ち上がり周期の2倍に調整されるため、端末は、端末のページングメッセージを失わない。一方、端末がページングメッセージに応答する速度は、大きく影響を受けず、ユーザ経験は影響を受けない。
装置の第3の実装方法では、装置の第2の実装方法に基づいて、第1のサブユニット6011は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される。
装置の第4の実装方法では、装置の第2の実装方法に基づいて、第1のサブユニットは、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数を超えた場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けるように更に構成される。
装置の第5の実装方法では、装置の第3の実装方法又は第4の実装方法に基づいて、第1のサブユニット6011は、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄するように更に構成される。
装置の第6の実装方法では、第5の実装方法に基づいて、第1のサブユニット6011は、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが破棄された後に、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を1だけ増加し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが受信された後に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるように更に構成される。
図6cに示すように、装置の第7の実装方法では、第1〜第6の実装方法に基づいて、判定ユニット601は、端末が端末の調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第2のサブユニット6012を更に含み、ただし、Mは1より大きい整数である。調整ユニットは、ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整するように特に構成され、ただし、N≦Xである。
装置の第9の実装方法では、第1〜第8の実装方法に基づいて、調整ユニット602は、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じなかった場合に、待機が終わった後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように更に構成される。
装置の第9の実装方法では、装置の第1〜第8の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末の立ち上がり周期が調整される前の予め設定された時間の待機のため、端末の立ち上がり周期を調整することにより生じ得る衝突が回避される。
装置の第10の実装方法では、第1〜第9の実装方法に基づいて、調整ユニット602は、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するように更に構成される。
装置の第10の実装方法では、装置の第1〜第9の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末の立ち上がり周期の調整は、端末が現在存在する位置エリアの性能に常に一致するように可能になる。これは、周期及び性能が一致しない場合に、端末がページングメッセージを失う状況を回避する。
本発明の実施例1〜実施例3での端末のページング周期を調整する方法の様々な説明は、装置の第1〜第10の実装方法にも適用可能であり、これらはここで再び繰り返されない。
或いは、装置の第1〜第10の実装方法に基づいて、装置は、送信ユニットと受信ユニットとを更に含んでもよい。送信ユニットは、ネットワーク側デバイスに対して端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを許可するように要求するために使用される要求メッセージを、ネットワーク側デバイスに送信するように構成される。受信ユニットは、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信するように構成される。調整ユニット602は、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信ユニットが受信した場合、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、そうでない場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断し、調整前の立ち上がり周期を変更しないままにするように更に構成される。ネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理において、ネットワーク側デバイスは、端末の立ち上がり周期が調整されていることを学習してもよく、調整が実行されるべきか否かを制御してもよい。
ネットワーク側デバイスからの許可を要求する対策が装置の第9及び第10の実装方法と組み合わされた場合、送信ユニット及び受信ユニットがネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理をまず完了し、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信ユニットが受信したことを調整ユニットが判定した後に、予め設定された時間を待機する処理が実行されてもよい点に留意すべきである。或いは、調整ユニットが予め設定された時間を待機する処理をまず実行し、送信ユニット及び受信ユニットがネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理をまず完了し、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信ユニットが受信したことを調整ユニットが判定した後に、端末の立ち上がり周期が調整される。
端末の第1の実装方法では、端末は、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定し、ページングメッセージが再送信された場合、ページングメッセージが再送信された時間間隔と、ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように構成される少なくとも1つのプロセッサ701を含む。ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。
端末の第1の実装方法では、端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを繰り返し送信することが識別された場合、端末の立ち上がり周期は、ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整される。ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである。これにより、端末が存在する位置エリアがページングメッセージを再送信する性能を有する場合、端末は、依然としてネットワーク側デバイスにより設定された立ち上がり周期に従って立ち上がる必要はなくなるため、端末の電気エネルギー消費を低減し、待機時間を延ばす。
端末の第2の実装方法では、端末の第1の実装方法に基づいて、図7に示すように、端末は、端末が調整前の各立ち上がり周期に立ち上がったときに、ネットワーク側デバイスにより配信されたメッセージを受信するように構成された受信機702を更に含む。
端末の第3の実装方法では、端末の第2の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ページングメッセージが再送信された取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整することように特に構成される。
端末の第3の実装方法では、端末の第1の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末の立ち上がり周期が調整前の立ち上がり周期の2倍に調整されるため、端末は自分のページングメッセージを失わない。一方、端末がページングメッセージに応答する速度は、大きく影響を受けず、ユーザ経験は影響を受けない。
端末の第4の実装方法では、端末の第3の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに受信機が他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される。
端末の第5の実装方法では、端末の第3の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに受信機が他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信したページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、そうである場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きくない場合、ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けるように更に構成される。
端末の第6の実装方法では、端末の第4及び第5の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信機が受信した場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを破棄するように更に構成される。
端末の第7の実装方法では、端末の第6の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが破棄された後に、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数を1だけ増加し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された閾値より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きくない場合、ページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージが受信された後に、端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるように更に構成される。
端末の第8の実装方法では、端末の第1〜第7の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、受信機が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、ページングメッセージが再送信されたと判定し、ただし、Mは1より大きい整数であり、ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用し、端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整するように更に構成され、ただし、N≦Xである。
端末の第10の実装方法では、端末の第1〜第9の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、予め設定された時間を待機し、中断イベントが予め設定された時間に生じなかった場合に、待機が終わった後に、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、中断イベントが予め設定された時間に生じた場合、中断イベントが生じた時間から、予め設定された時間を再び待機し、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように更に構成される。
端末の第10の実装方法では、端末の第1〜第9の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末の立ち上がり周期が調整される前の予め設定された時間の待機のため、端末の立ち上がり周期を調整することにより生じ得る衝突が回避される。
端末の第11の実装方法では、端末の第1〜第10の実装方法に基づいて、少なくとも1つのプロセッサ701は、端末が新たな位置エリアに入った場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するように更に構成される。
端末の第11の実装方法では、端末の第1〜第10の実装方法の技術的効果が実装され得ることを除いて、端末のページング周期の調整は、端末が現在存在する位置エリアの性能に常に一致するように可能になる。これは、周期及び性能が一致しない場合に、端末がページングメッセージを失う状況を回避する。
本発明の実施例1〜実施例3での端末のページング周期を調整する方法の様々な説明は、端末の第1〜第11の実装方法にも適用可能であり、これらはここで再び繰り返されない。
或いは、端末の第1〜第11の実装方法に基づいて、端末は、ネットワーク側デバイスに対して端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することを許可するように要求するために使用される要求メッセージを、ネットワーク側デバイスに送信するように構成された送信機を更に含んでもよい。受信機が含まれない実装方法に基づいて、端末は、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信するように構成された受信機を更に含む。受信機が含まれる実装方法に基づいて、受信機は、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信するように構成される。受信機が含まれるか否かに拘らない実装方法に基づいて、プロセッサ880は、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信機702が受信した場合、端末の立ち上がり周期をページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、そうでない場合、端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断し、調整前の立ち上がり周期を変更しないままにするように更に構成される。ネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理において、ネットワーク側デバイスは、端末の立ち上がり周期が調整されていることを学習してもよく、調整が実行されるべきか否かを制御してもよい。
ネットワーク側デバイスからの許可を要求する対策が装置の第10及び第11の実装方法と組み合わされた場合、送信機及び受信機がネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理をまず完了し、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信ユニットが受信したことをプロセッサが判定した後に、予め設定された時間を待機する処理が実行されてもよい点に留意すべきである。或いは、プロセッサが予め設定された時間を待機する処理をまず実行し、送信機及び受信機がネットワーク側デバイスからの許可を要求する処理をまず完了し、ネットワーク側デバイスにより送信されて調整が許可されたことを示す応答を受信ユニットが受信したことをプロセッサが判定した後に、端末の立ち上がり周期が調整される。

Claims (22)

  1. 端末の立ち上がり周期を調整する方法であって、
    端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定するステップと、
    ページングメッセージが再送信された場合、前記ページングメッセージが再送信された時間間隔と、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するステップと
    を有し、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである方法。
  2. 端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、特に、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定することであり、
    前記ページングメッセージが再送信された時間間隔と、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得することは、特に、前記ページングメッセージが再送信された前記取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用することであり、
    前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することは、特に、前記端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整することである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信した前記ページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、
    そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定し、
    そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定することを有する、請求項2に記載の方法。
  4. 端前記末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、
    前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信した前記ページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、
    そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定し、
    そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、前記異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、前記異なるという判定の回数が前記第1の予め設定された回数より大きくない場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、前記端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、前記端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けることを有する、請求項2に記載の方法。
  5. 前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定することは、
    前記端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを破棄することを更に有する、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを破棄した後に、前記方法は、
    前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数を1だけ増加するステップと、
    前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するステップと、
    前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数が前記第2の予め設定された回数より大きくない場合、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージが受信された後に、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるステップと
    を更に有する、請求項5に記載の方法。
  7. 端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、特に、前記端末が調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定し、ただし、Mは1より大きい整数であり、
    前記ページングメッセージが再送信された時間間隔と、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得することは、特に、前記ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、前記ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用することであり、
    前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整することは、特に、前記端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整することであり、ただし、N≦Xである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定することは、Xが1に等しい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定することを更に有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、前記方法は、
    予め設定された時間を待機するステップと、
    中断イベントが前記予め設定された時間に生じなかった場合に、前記待機が終わった後に、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するステップと、
    中断イベントが前記予め設定された時間に生じた場合、前記中断イベントが生じた時間から、前記予め設定された時間を再び待機し、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するステップと
    を更に有する、請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記端末が新たな位置エリアに入った場合、前記端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するステップを更に有する、請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の方法。
  11. コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
  12. 端末が存在する位置エリアにおいてネットワーク側デバイスがページングメッセージを再送信したか否かを判定するように構成された判定ユニットと、
    ページングメッセージが再送信されたと前記判定ユニットが判定した場合、前記ページングメッセージが再送信された時間間隔と、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとを取得し、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように構成された調整ユニットと
    を有し、ただし、Nは整数であり、2≦N≦Rである装置。
  13. 前記判定ユニットは、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し、そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第1のサブユニットを有し、
    前記調整ユニットは、前記ページングメッセージが再送信された前記取得された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、前記ページングメッセージが再送信された回数Rとして2を使用し、前記端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期の2倍に調整するように特に構成される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1のサブユニットは、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信した前記ページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、
    そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定し、
    そうでない場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1のサブユニットは、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に立ち上がったときに他の端末のページングメッセージを受信した場合、この2回の立ち上がりの間に受信した前記ページングメッセージが同じであるか否かを判定するための比較を実行し、
    そうである場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定し、
    そうでない場合、異なるという判定の回数を1だけ増加し、前記異なるという判定の回数が第1の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、前記異なるという判定の回数が前記第1の予め設定された回数より大きくない場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定されるまで、又は、ページングメッセージが再送信されなかったと判定されるまで、前記端末が前の比較の間に調整前の2つの連続した立ち上がり周期のうち後者で立ち上がったときに受信したページングメッセージと、前記端末が調整前の次の立ち上がり周期で立ち上がったときに受信したページングメッセージとが同じであるか否かを判定し続けるように更に構成される、請求項13に記載の装置。
  16. 前記第1のサブユニットは、前記端末が調整前のいずれかの立ち上がり周期で立ち上がったときにページングチャネルがアイドルであることを示すメッセージを受信した場合、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを破棄するように更に構成される、請求項14又は15に記載の装置。
  17. 前記第1のサブユニットは、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージが破棄された後に、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数を1だけ増加し、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数が第2の予め設定された回数より大きい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定し、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージを受信した回数が前記第2の予め設定された回数より大きくない場合、前記ページングチャネルがアイドルであることを示す前記メッセージが受信された後に、前記端末が調整前の2つの連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを受信したか否かを判定し続けるように更に構成される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記判定ユニットはまた、前記端末が前記端末の調整前のM個の連続した立ち上がり周期に同じページングメッセージを連続して受信した最大回数Xが1より大きいか否かを判定し、Xが1より大きい場合、前記ページングメッセージが再送信されたと判定するように構成された第2のサブユニットを更に有し、ただし、Mは1より大きい整数であり、
    前記調整ユニットは、前記ページングメッセージが再送信された時間間隔として、調整前の立ち上がり周期を使用し、前記ページングメッセージが再送信された回数RとしてXを使用し、前記端末の立ち上がり周期を調整前の立ち上がり周期のN倍に調整するように特に構成され、ただし、N≦Xである、請求項12ないし17のうちいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記第2のサブユニットは、Xが1に等しい場合、ページングメッセージが再送信されなかったと判定するように更に構成される、請求項18に記載の装置。
  20. 前記調整ユニットは、
    前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整する前に、予め設定された時間を待機し、
    中断イベントが前記予め設定された時間に生じなかった場合に、前記待機が終わった後に、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整し、
    中断イベントが前記予め設定された時間に生じた場合、前記中断イベントが生じた時間から、前記予め設定された時間を再び待機し、前記端末の立ち上がり周期を前記ページングメッセージが再送信された時間間隔のN倍に調整するように更に構成される、請求項12ないし19のうちいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記調整ユニットは、前記端末が新たな位置エリアに入った場合、前記端末の立ち上がり周期の進行中の調整を中断するように更に構成される、請求項12ないし20のうちいずれか1項に記載の装置。
  22. 1つ以上のコンピュータプログラムを格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記1つ以上のコンピュータプログラムは、コンピュータプログラムがコンピュータで実行された場合、請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載の端末の立ち上がり周期を調整する方法を実行するために使用されるプログラムコードを有するコンピュータ可読記憶媒体。
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