JP2014525690A - Fddscellの肯定/否定応答伝送のためのpdsch割当て標示情報 - Google Patents

Fddscellの肯定/否定応答伝送のためのpdsch割当て標示情報 Download PDF

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Abstract

ピコネットワークノードは、SCellを通じて物理下りリンク共有チャネルPDSCHサブフレームの割当てをUEに送信する。この割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの数を示す制御信号を有する。ピコネットワークノードは、割当て済み下りリンクサブフレームの各々を通じてデータをUEに送信する。UEは、ピコネットワークノードとは同一の場所に設置されていないマクロネットワークノードのPCellに対しても更に構成される。UEは、制御信号から割当てられるPDSCHサブフレームの数を決定し、割当て済みPDSCHサブフレームの見逃しの有無を検出するために、受信したPDSCHサブフレームに関する決定済みの数を調べる。実施形態によっては、制御信号は割当て標示情報として割当て済み下りリンクサブフレーム毎に2ビットを有する。【選択図】図4

Description

本発明は概して、キャリアアグリゲーション構成のような、ユーザ装置と通信する二つ以上のセルを有する無線ネットワークでのシグナリングに関し、より具体的には、無線リソースのスケジューリングおよび肯定/否定応答に関連するシグナリング制御に関する。
背景
本節では、特許請求の範囲にて記載される本発明の背景や関連について説明する。本明細書は追求されうる概念を含むこともあるが、予め着想・実装・記述されてきたものを必ずしも含むものではない。したがって、本願中で特段の指示がない限り、本節で記述される内容は、本願の明細書および特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、本節に組込むことで先行技術と認定されないものである。
本出願の明細書および/または添付の図面にて使用される略語の定義は次の通りである。
3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project)
ACK:肯定応答
BLER:ブロックエラー比またはブロックエラーレート
CA:キャリアアグリゲーション
CSI:チャネル状態情報
DCI:下りリンク制御情報
DL:下りリンク(UEに向かうネットワーク)
DTX:不連続送信
eNB:EUTRAN基地局
EUTRAN:進化型UTRAN(evolved UTRAN(またはLTE,LTE-A))
LTE/LTE-A:ロング・ターム・エボリューション(long term evolution)/ロング・ターム・エボリューション・アドバンスド(long term evolution-advanced)
MME:モビリティ・マネジメント・エンティティ
NACK:否定応答
Node B:基地局
PAI:PDSCH割当て標示情報
PCell:一次セル/一次コンポーネントキャリア
PDCCH:物理下り制御チャネル
PDSCH:物理下り共有チャネル
PRB:物理リソースブロック
PUSCH:物理上り共有チャネル
RF:無線周波数
SCell:二次セル/二次コンポーネントキャリア
SPS:半持続的スケジューリング
TPC:送信電力制御
UCI:上りリンク制御情報
UE:ユーザ装置
UL:上りリンク(UEからのネットワーク)
UTRAN:ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(universal terrestrial radio access network)
LTEシステムは、高いデータレートと低いレイテンシーによって、少ないコストで非常に高度なサービスを提供できる。LTEや他のセルラー無線システムでは、基地局(LTEではeNode BまたはeNBと呼ばれる)はPDCCHでシグナリングを行う。移動端末(UE)に割当てられるPDSCHおよびPUSCHに時間周波数リソース(物理リソースブロック)が割当てられる。こうしたスケジューリング技術により、プリコーディング伝送のような高度な多アンテナ技術と下りリンク共有データチャネルに対する多入出力(multiple-input/multiple-output)制御が可能になる。
LTEは異種ネットワーク(HetNetと呼ばれる)であり、異なる出力レベルで動作する従来の基地局とは別のアクセスノードが存在する。例えば、トラフィックを解放できる従来の(マクロ)eNBに対して、ピコノードまたはフェムトノードとも呼ばれるプライベートで動作するノードがある。また、カバレッジの空洞を埋めるリモート無線ヘッドやリピータ,eNBが制御し、eNBと同様に動作する中継ノードも存在する。ただし中継ノードは、親eNBが割当てる自身の無線リソースの一部を使用する。
LTE-A(3GPPリリース11で発表)は、キャリアアグリゲーションを用いる異種ネットワークを実装し、異なる周波数帯に亘る二つ以上のコンポーネントキャリアが同一のシステムに集められる。例として、5つのコンポーネントキャリアをまとめて100MHzのシステム帯域全体をカバーし、所定のUEは、これらのコンポーネントキャリアのうち2つを自身に対するアクティブキャリアとして持つことができる。各UEは常に一つのPCellと一つ以上のSCellを有する。これらは、認可スペクトルや産業科学医療用バンド(Industrial, Scientific and Medical (ISM) band)等の無認可スペクトル上にあってもよい。所定のSCellは、(3GPPリリース8と下位互換性を持つように)完全なデータチャネルおよび制御チャネルを有してもよく、(拡張キャリアと呼ばれる)データチャネルのみを使用してもよい。
LTE-Aの異種ネットワークでは、図1で示すように、同一UEがPCellでマクロeNB、SCellでピコeNBとそれぞれ通信していてもよい。こうしたサイトの間でキャリアアグリゲーションを実装するために、複数のコンポーネントキャリアが、下りリンクで複数のサイトから、上りリンクで複数のサイトに、それぞれ伝送される。サイト内CAでは、動的マルチレイヤのトラフィックステアリングまたはオフローディングが提供され、二つ以上のセルまたは伝送ポイントの重複カバレッジでのデータレートを高め、ハンドオーバーのオーバーヘッドを減らすことができる。こうしたマクロセル/ピコセルの使用は、UEが二つのコンポーネントキャリアで構成される際の最も典型的なシナリオとして予想される。
サイト間CAの場合、UEはPCellおよびSCellに関連するUCIを送信する必要がある。こうして例えば、各セルの定期的なCSIを報告したり、PCellのPDSCHおよびSCellのPDSCHにそれぞれスケジュールされたリソースに関するACK/NACKをフィードバックしたり、スケジュール要求を送信したりする。UEが上りリンク制御情報を上りリンクの両キャリアに同時送信する(デュアルキャリアUCI伝送とよばれる)場合、UEの出力制約に加えてUEからeNBまでの大きな経路損失のために、送信済みUCIで高いBLERが引き起こされる可能性がある。これにより、ACK-NACK間およびNACK-ACK間送信でそれぞれの1%,0.1%と設定される目標BLERの保証要求を満たすことは困難になる。
以下で開示される種々の例示的実施形態は、ネットワークとUEが前述の(またはその他の)BLER目標要求を満たせる制御シグナリングで、特にシングルキャリアUCI伝送シナリオでの制御シグナリングに向けられている。
ある例示的無線環境およびLTE無線システムに本発明を実装するために関連する論理チャネルを示すブロック図であり、典型的なサイト間CA(マクロセル-ピコセルの場合)の図である。
PCellおよびSCellの各々にあるDLをULサブフレームにマッピングする方法を示す。UEが二つのULキャリア間の時間ドメインを入れ替え、対応する下りリンクサブフレームに対するACK/NACKを送信する方法が示されている。
SCellのPDSCHに配置された各サブフレームに対応するPDSCH割当て標示情報に関する3通りの実施例を示す。例示的実施形態に従って、UEはこれらの標示情報を用いて見逃しSCHサブフレームが存在するかを検出し、ACK/NACKビットを適切に生成する。
本発明の例示的実施形態に従う、方法と装置が実行する動作とを示すフロー図である。また、本発明の例示的実施形態を具現化したコンピュータプログラムの実行結果であって、UEおよび無線ネットワークのそれぞれの視点からの結果も示している。 本発明の例示的実施形態に従う、方法と装置が実行する動作とを示すフロー図である。また、本発明の例示的実施形態を具現化したコンピュータプログラムの実行結果であって、UEおよび無線ネットワークのそれぞれの視点からの結果も示している。
以下で詳述する本発明の例示的実施形態を実装するのに適する、種々電子デバイス/装置を示す略ブロック図である。
摘要
本発明の第1の例示的側面では、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。前記少なくとも一つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも一つのプロセッサと共に、前記装置に、少なくとも、受信した制御信号から、UEに割当てられる、多重化ウインドウ内の下りリンクサブフレームの数を決定することと;前記多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの何れかが見逃されているか否かを検出するために、前記多重化ウインドウ内で受信した下りリンクサブフレームに関する前記決定した数を調べることと;を実行させるように構成される。この場合、前記制御情報および前記対応する下りリンクサブフレームはSCellを通じてピコeNBから受信され、UEは、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても構成される。
本発明の第2の例示的側面では、受信した制御信号から、UEに割当てられる、多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームの数を決定することと;前記多重化ウインドウ内の割当て済み下りリンクサブフレームの何れかが見逃されているか否かを検出するために、前記多重化ウインドウ内で受信した下りリンクサブフレームに関する前記決定した数を調べることと;
を含む方法が提供される。この場合も、前記制御情報および前記対応する下りリンクサブフレームはSCellを通じてピコeNBから受信され、UEは、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても構成される。
本発明の第3の例示的側面では、プログラム命令を格納するコンピュータ可読メモリであって、少なくとも一つのプロセッサによって実行されると動作を遂行し、前記動作は:
受信した制御信号から、UEに割当てられる、多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームの数を決定することと;前記多重化ウインドウ内の割当て済み下りリンクサブフレームの何れかが見逃されているか否かを検出するために、前記多重化ウインドウ内で受信した下りリンクサブフレームに関する前記決定した数を調べることと;
を含む、コンピュータ可読メモリが提供される。この実施形態でも、前記制御情報および前記対応する下りリンクサブフレームはSCellを通じてピコeNBから受信され、UEは、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても構成される。
本発明の第4の例示的側面では、ピコeNBから二次セルを通じて下りリンクサブフレームの割当てをユーザ装置に送信することであって、前記割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済み下りリンクPDSCHサブフレームの数を示す制御信号を更に含む、前記送信することと;前記ピコeNBから前記割当て済み下りリンクサブフレームの各々を通じて前記UEにデータを送信することと;
を含む方法が提供される。この場合ユーザ装置は、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても更に構成される。
本発明の第5の例示的側面では、少なくとも一つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリとを備える装置が提供される。前記少なくとも一つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも一つのプロセッサと共に、前記装置に、少なくとも、二次セルを通じて下りリンクサブフレームの割当てをユーザ装置に送信することであって、前記割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済み下りリンクサブフレームの数を示す制御信号を更に含む、前記送信することと;前記割当て済み下りリンクサブフレームの各々を通じて前記ユーザ装置にデータを送信することと;
を実行させるように構成される。この場合ユーザ装置は、前記装置とは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても更に構成される。
本発明の第6の例示的側面では、プログラム命令を格納するコンピュータ可読メモリであって、少なくとも一つのプロセッサによって実行されると動作を遂行し、前記動作は:
ピコeNBから二次セルを通じて下りリンクサブフレームの割当てをユーザ装置に送信することであって、前記割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済み下りリンクサブフレームの数を示す制御信号を更に含む、前記送信することと;前記ピコeNBから前記割当て済み下りリンクサブフレームの各々を通じて前記ユーザ装置にデータを送信することと;
を含む、コンピュータ可読メモリが提供される。この場合ユーザ装置は、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても更に構成される。
詳細な説明
デュアルキャリアUCI伝送は、マクロeNBおよびピコeNB間にX2インタフェースがあるので、一見したところ、UEに、サイトの一方に対して全てのACK/NACKを送信させるだけで、前項の背景で詳述したBLER目標を満たせそうである。しかしその場合、他方のサイトに関するUCIが、X2インタフェースを介してそのサイトに転送される必要がある。特に、こうしたX2転送による遅延は約20ミリ秒にもなり得るため、高速無線リソース管理には採用できない。種々のUCIはPCellとSCellとで別々にシグナリングされる必要がある。UEは、二つのコンポーネントキャリア間を時分割多重化方式で切替えて、各セルにUCIを送信できる。
こうした時分割切替えは図2に例示されている。ここで複数のサブフレームにある「X」は、該サブフレームでUCI伝送が実行されないことを示す。これは、デュアルキャリアUCI伝送に対してシングルキャリアUCI伝送とよばれる。シングルキャリアUCI伝送に対するサイト間キャリアアグリゲーションの場合、時間ドメインで二つのコンポーネントキャリア間を切替えてPCellとSCellのACK/NACKビットが送信されるため、コンポーネントキャリアのULサブフレームの一部は、UCIを送信するために利用することができない。
こうした例は図2で示される。PCellでUEがサブフレーム2および3でPDSCHを受信する場合、UEは通常、上りリンクサブフレーム6および7に対応するACK/NACKをそれぞれフィードバックする。これらは、現行のLTEリリース8,9,および10に従って、破線で示すようにマッピングされる。しかし、シングルキャリアUCI伝送に対しては、上りリンクサブフレーム6および7はPCellのUCI送信用に占有することができない。そのため、サブフレーム2および3のPDSCHに対応するACK/NACKは、図2の実線で示すように上りリンクサブフレーム8にマッピングされて一緒に送信される。こうしたシングルキャリアUCIのシナリオでは、SCellでも同様に、PDSCHサブフレーム0および1から破線で示すような従来のマッピングでUCIをULサブフレーム4および5で送信することもできない。そのため、これらの代わりに実線のようにマッピングされるULサブフレーム6によって、対応するACK/NACKが送信される。
図2は、各セルにおいて、ULサブフレーム数がマッピングするDLサブフレーム数よりも少なく、各セルにおける一つのULサブフレームが同一セルにある複数のDLサブフレームに対応する複数のACK/NACKビットを有してもよいことを示している。単一のULサブフレームにマップする複数のDLサブフレームが連続したDLサブフレームであるように構成することは有益である。こうした多対1マッピングを有するLTEの時間ドメイン分割では、ある所定のDL割当て標示情報に特化した下りリンク制御情報に含まれる、2ビット分の下りリンク割当て標示情報が存在する。LTEの周波数ドメイン分割では、DL・UL間で1対1マッピングしか存在しないため、こうしたフィールドは存在しない。しかし周波数ドメイン分割において、PDSCHサブフレームの一つに割当てがあることをUEがPDCCHで正しく読取らない場合は、こうした多対1マッピングによって、UEが割当てDLサブフレームを見逃していたかをeNBが認識する必要がなくなる。したがって、シングルキャリアベースのサイト間キャリアアグリゲーションが、LTEの周波数ドメイン分割に従って動作するUEに導入される。これにより、一つのULサブフレームで送信される複数のACK/NACKビットを対応する複数のDLサブフレームにマッピングして、UEが何れかのDLサブフレームを見逃していたかをUEとeNBが識別できるようになる。これは、PDSCHが割当てられたが正しく受信していないことをUEが識別してNACKを送信することとは異なる。そのような場合、UEは自身にPDSCHが割当てられたことすら認識できず、その結果UEはACK/NACKを送信することはない。そのためeNBは、ACK/NACKが送信されていない理由を知る由も無い。以下で詳述する例示的実施形態によって、こうした割当て済み下りリンクサブフレームの見逃しがあるかをeNBが検出することができ、UEがULで送信するACK/NACKビット総数に影響を及ぼす。
現行のLTEは、所定のUEに対してPCellと全てのSCellとが同一eNBとして構成される、協働サイト・キャリアアグリゲーション(co-site carrier aggregation)をサポートするのみである(3GPP TS 36.213 v10.2.0等を参照されたい)。そのため、例えば図2を参照すると、UEがサブフレームnで下りリンクPDSCHを受信する場合、UEはサブフレームn+4で対応するACK/NACKを送信する。これは1対1マッピングであり、eNBは、見逃しDLサブフレームがある場合に、マッピング済みULサブフレームにACKとNACKの何れも受け取らないかどうかで識別できる。従来のLTEでは、サイト間キャリアアグリゲーションを用いる周波数ドメイン分割に対しては、サイト間キャリアアグリゲーションが「多DLサブフレーム」対「1ULサブフレーム」のマッピングを用いるため、eNBは見逃しDLサブフレームの存在を知る術がない。
図2を参照して前述したように、こうしたシナリオでは、同一UEからのACK/NACKビットを同時に二つのコンポーネントキャリアで伝えることができない。したがって、一例示的実施形態では、UEに割当てられ、単独のULサブフレームで送信される各ACK/NACKに対するDLサブフレームは、全て一つにグループ化される。以下、このグループ化されたものを多重化ウインドウとよぶ(図3を参照されたい)。所定の多重化ウインドウのどのサブフレームがUEに割当てられるかをUEに通知するために、eNBは割当て標示の形式で下りリンク制御標示情報を送信する。以下の実施例では、UEに割当てたDLサブフレームの各々に対して2ビットを用いる。ある実施形態では、SCellのPDSCHが、ピコeNBがSCell自身を通じて送信した割当てによって承認される。ピコeNBもまた、同じSCellを通じてこの割当て標示情報をPDCCHでUEに送信する。以下で詳述するように、UEは、割当てられたPDSCHでのDLサブフレームの一つを見逃していたかを、受信した割当て標示情報から検出できる。
一例示的実施形態では、所定の多重化ウインドウに対して割当て標示情報で使用されるビットは、LTEの従来の実装で用いられるTPCビットから再利用される。TPCビットはUEがPUCCHで送信する際の信号出力制御調整に用いられる。特定の実施形態では、下りリンクPDSCHサブフレームの見逃しの有無を検出するためのこうしたTPCビットの再利用は、具体的にはSCellの1/1A/1B/1D/2/2A/2C等の如何なるDCIフォーマットに対してでもよい。これは、少なくとも前述の周波数ドメイン分割のシナリオではSCellで用いられるPUCCHが存在しないため、可能である(例えば、3GPP TS 36.213 Rel-10 v10.2.0を参照されたい)。そして、前述の再利用は、LTEシステムの周波数ドメイン分割実装に関して、上りリンクの出力制御には何の影響も及ぼさない。
一例示的実施形態では、(図3ではDLサブフレームにそれぞれ割当てられたPAIとして示される)PDSCH割当て標示情報は、前述の多重化ウインドウ内のPDSCHの累計数を示し、サブフレームからサブフレームへと更新される。この例示的実施形態では、PDSCHサブフレーム毎のPAI値は0から多重化ウインドウのサイズより1だけ小さい数(window size -1)までである。多重化ウインドウはPDSCHの連続するサブフレームにだけかかっている。こうしてUEは、PDSCHサブフレームに対応するPDCCHに含まれる受信済みPAIの全てが連続した順序であることを確認できる。連続していない場合、どの下りリンクサブフレームが見逃されているかをUEは識別することになる。
周波数ドメイン分割において、下りリンク制御情報に含まれる所定のPAIの2ビットが取り得る4通りの異なる値とその意味を定義する特定の実施例を下表に示す。ただし、こうした実施例に限定されるものではない。この実施例では、各DLサブフレームPAIに対して4ビットおよび2ビットの多重化ウインドウを用いるが、本発明はこれらに限定されるものではない。下表では所定の2ビットPAI値に対して複数のフレーム番号を重複させて使用し、一つの多重化ウインドウで最大9DLサブフレームまでサポートできる(何故なら、eNBは送信するPDSCHサブフレームの数を識別できるからである)。
Figure 2014525690
図3では上表の構成が仮定されており、一つの多重化ウインドウに対して四つのDL PDSCHサブフレームだけ使用されている。図3の上段には、UEが受信する割当て標示情報が示され、上表から三つのPAIビット値は(0, 0),(1, 0),(1, 1)である。これらを図3の上段で示すように、SCellの多重化ウインドウ350のDLサブフレームにマッピングする。マッピングされたサブフレームはサブフレーム300,302,303として示されている。(上表から得られる)PAI値0,2,3は連続していないため、UEは、DLサブフレーム割当てが一つ見逃されていることを識別する。そして、DLサブフレームへのPAIマッピングから、割当て済みPDSCHサブフレームがサブフレーム301であることを識別する。この見逃した割当ては、同一の多重化ウインドウ350内に存在し、PUSCHでACK/NACKを送信するタイミングをUEに伝える不連続送信(DTX)期間にマッピングされる。この多重化ウインドウ350では4DLサブフレームがスケジュールされているため、このウインドウからマッピングされるPUSCHの単独ULサブフレームでULをシグナリングするために、UEは四つのACK/NACKビットを生成する。これらACK/NACKビットは単独コードワードとしてまたは空間ドメインで束ねた後の何れかで生成される。三つのACKと一つのNACKを仮定した場合、サブフレーム301がUEによって見逃されたのか、単に正しくデコードされなかったのかをeNBは識別できない。しかし、(図1の環境下におけるピコeNB12である)eNBはNACKを受信したDLサブフレーム301を転送するだけなので、そのことは問題にならない。
図3の中段に示す例は、UEが受信する割当て標示情報で、PAIビット値が(0,0),(0, 1),(1, 0)である例を示す。PAI値はそれぞれ0,1,2である。多重化ウインドウ360の最後のDLサブフレームは、PAI値=2に対応するサブフレーム313である。PAI値は連続であるため、UEは、この多重化ウインドウ360で自身にスケジュールされているのはサブフレーム310,311,313のみであることを識別する。そして、この多重化360にあるサブフレーム312は、eNBによってこのUEには割当てられないだけである。よって単独コードワードまたは空間ドメインで束ねた後で生成される場合、UEは三つのACK/NACKビットを生成し、SCellのPUSCHを通じて、この多重化ウインドウ360からマッピングする単独ULサブフレームでこれらACK/NACKビット送信する。
図3の下段に示す最後の例は、UEが受信する割当て標示情報で、前述の第2段の例のようにPAIビット値が(0,0),(0, 1),(1, 0)である例を示す。同様にこの例でもPAI値は0,1,2で連続である。しかし第2段とは異なり、第3段では、UEが受信したPAIの最大値が多重化ウインドウ370の最後のDLサブフレーム323にマッピングされていない。そのため、最後のサブフレーム323がUEにスケジュールされたものかどうかがUEには識別できない。UEはサブフレーム320,321,322に対応する連続したPAI値を有するため、これらのDLサブフレームが全て自身に割当てられたものと識別する可能性がある。しかし、残った最後のサブフレーム323が見逃しサブフレームなのか、自身に割当てられないものなのかをUEは識別できない。
前述のような実施例における(ピコ)eNBとUEとの間での誤認識を避けるために、ある実施形態では、多重化ウインドウ370の最終サブフレーム323をDTXにマッピングし、単独コードワードまたは空間ドメインで束ねた後で四つのACK/NACKビットを生成できる。UEがサブフレーム320,321,322の各々に対してACKを送信し、見逃されたのかスケジュールされていないのかが明確でない最終サブフレーム323に対してのみNACKを送信すると仮定した場合、(ピコ)eNBが最終サブフレーム323をこのUEに割当てていなかった場合はNACKを無視し、(ピコ)eNBが最終サブフレーム323をこのUEに割当てていた場合は最終サブフレーム323を再送する。図3の下段の例が起きる確率は1%程しかないが、無線システムの高い信頼性(低いBLER)のために、こうした状況も解決される必要がある。
一例示的実施形態の一般的なステップは、図1のノード識別子を用いて以下で詳述する。
a) マクロeNB14はサイト間キャリアアグリゲーションで構成される場合、RRCシグナリングでUE10に通知する。
b) ピコeNB12はSCellのPDSCHを送信し、多重化ウインドウ内での現在のPDSCHサブフレーム番号に従って、対応するPDCCHに含まれるPAIとしてTPCビットを再利用する。現在のPDSCHサブフレーム番号は0から(window size-1)である。前述の実施例のように、このPDCCHはSCellのみスケジュールし、ピコeNB12によってSCellで送信される。
c) UE10はこのPDCCHを受信し、DL許可メッセージが含まれているかの検出を試みる。検出できた場合、UE10はPAI値を読取り、SCellの対応するPDSCHの受信を試みる。
d) 続いてUE10は、現在の多重化ウインドウ内の受信済みPAI値を全てソートし、PAIに対応するサブフレームが見逃されているかを検出し、見逃しDLサブフレームをDTXにマッピングする。
e) UE10は、定義済みのACK/NACKコードブックサイズに従って、多重化ウインドウ内のACK/NACKビットを生成し、それらをSCellのPUSCHを通じてピコeNB12に送信する。
前述の例示的実施形態を詳述する、本発明の複数の例示的実施形態では、次の技術的特徴が提供される。それは、一つの多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームをPAIからマッピングすることであり、これにより、UEがPDSCHサブフレームの見逃しの有無を容易に検出できる。前述したTPCビットを再利用する特定の実施形態では、従来のLTEと比べて下りリンク制御情報のサイズが増加しないが、上りリンク出力制御においても影響を及ぼさない。
図4および5は、特定の実施形態においてUEおよび(ピコ)eNBがそれぞれ実行する動作を示すフロー図である。まず、UEの観点から図4を検討する。ブロック402でUE10は、制御信号から、UEに割当てられる、多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームの数を決定する。次にブロック404で、UEに割当てられる多重化ウインドウ内の下りリンクサブフレームの見逃しの有無を検出するために、UEが多重化ウインドウ内で順番に受信したPDSCHサブフレームに関する決定済みの数を調べる。
ブロック404では、制御信号と下りリンクサブフレームとがSCellを通じてピコネットワークノードから受信され、ユーザ装置が、ピコネットワークノードとは同一の場所に設置されていないマクロネットワークノードのPCellに対しても構成されることに留意されたい。
図4の他の部分は、ブロック402および404に対する変更や実装の詳細を記述している。こうした他の機能ブロックは、独立して実装されてもよく、その他の特定の実施形態を規定するために組合せられてもよい。ブロック406は、ブロック402の制御信号をUEがPDCCHを通じて受信することを単に記述している。
ブロック408は、図3で示した特定の実施形態を更に特定している。ブロック408では、ブロック402の制御信号が複数の割当て標示情報を含むことと、別々の割当て標示情報の各々を多重化ウインドウ内の対応するPDSCHサブフレームにマッピングするように、ブロック404での調べることが実装されることとが特定されている。そしてブロック408では次の追加ステップが加わる:ACKおよびNACKを送信すること;UEがSCellを通じて単独上りリンクサブフレームでピコeNBに以下を送信する:a)多重化ウインドウ内で受信し、正しくデコードされたPDSCHサブフレームの各々に対するACK;b)多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームであって、見逃されていたとUEが検出したもの、またはUEが受信したが、適切なデコードに失敗したものであるPDSCHサブフレームに対するNACK。図4では特定されていないが、図3の実施例において、ブロック410で記載した個別の割当て標示情報の各々が厳密に2ビットであり、単独上りリンクサブフレームがPUSCH上にあってもよい。ある実施形態では、PUCCH出力制御用としてDCIに含まれるTPCビットを再利用して、この2ビットが取得されてもよい。別の実施形態では、この2ビットが新たにDCIに追加されてもよい。
次に図5に移る。図5は、前述の例示的実施形態に従ってピコeNBが実行する例示的方法および動作を示すフロー図である。ブロック502では、ピコeNBがSCellを通じてUEにDLサブフレームの割当てを送信する。この割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの数を示す制御信号を更に含む。ブロック504で、割当て済みPDSCHサブフレームの各々を通じてピコeNBからUEにデータが送信される。この場合UEは、ピコeNBとは同一の場所に設置されていないマクロeNBのPCellに対しても更に構成されている。
ブロック506では、図3に関連して前述した実施例が要約されている。割当て済みPDSCHサブフレームの数を示す制御信号は複数の割当て標示情報(PAI等)を含み、その各々は多重化ウインドウ内の対応する割当て済みPDSCHサブフレームにマッピングする。これらの実施例では、割当て標示情報の各々は厳密に2ビットである。
ブロック508では、DLサブフレームの割当てと制御信号がSCellのPDCCHを通じて送信される、前述の実施例が要約されている。
図4および5で示したような本発明の実施形態や前述した形態は、有形で具現化したソフトウェアやハードウェア,アプリケーションロジック,またはこれらの組合せとして実装されてもよい。ある例示的実施形態においては、アプリケーションロジック、ソフトウェア、または命令セットは、コンピュータ読み取り可能な標準的な媒体のいずれかに保持される。図4および5に示す方法は、ハードウェア要素,プロセッサで実行される有形で具現化したソフトウェア,またはこれらの組合せを介して実行されてもよい。コンピュータ可読命令のプログラムは、図6を参照して以下で詳述するMEM等のコンピュータ可読メモリに具現化されてもよい。
次に図6を参照する。図6は、本発明の例示的実施形態を実行するのに適する種々の電子デバイスと装置の簡易ブロック図を示す。図6において、無線ネットワークは無線リンク15A,15Bを介して装置が通信するのに適している。例えば、UE10として前述した無線通信装置は、マクロeNB14である、図6の実施例で示される第1ネットワークアクセスに加え、LTEまたはLTE-Aネットワーク用として示される第2ネットワークアクセスも介して通信する。eNB12,14間にはX2インタフェース18Aもある。無線ネットワークはネットワーク制御要素16を備えてもよい。ネットワーク制御要素16は、LTEシステムで既知のサービングゲートウェイ(serving gateway)S-GW機能を有し、電話回線および/または(インターネット等のデータ通信ネットワークといった別のネットワークとの接続を提供する移動管理エンティティMMEでもよい。
UE10は次のものを備える:コンピュータまたはデータプロセッサ(DP)10A等のコントローラ;コンピュータ命令のプログラム(PROG)10Cを有形に格納するコンピュータ可読メモリ(MEM)10B;一つ以上のアンテナ10Fを介してeNB12,14と双方向無線通信するための、一つ以上の適合する無線(RF)送信機10Dおよび受信機10E。UE10は10Gで示す機能であって、前述の実施例で詳述したように、受信済みPAIをSCellにおけるPUSCHのDLサブフレームにマッピングし、UEに割当てるDLサブフレームの見逃しの有無を決定するための機能を有する。
ピコeNBも次のものを備える:コンピュータまたはデータプロセッサ(DP)12A等のコントローラ;コンピュータ命令のプログラム(PROG)12Cを有形に格納するコンピュータ可読メモリ(MEM)12B;一つ以上のアンテナ12Fを介してUE10と通信するための、一つ以上の適合するRF送信機12Dおよび受信機12E。ピコeNB12はブロック12Gで示す機能であって、ブロック10Gで示すUEの機能と同様に、PAIと所定のフレームでUEに割当てられるPDSCHのサブフレームとをマッピングする機能を有する。こうした機能は、ピコeNB12がSCellを通じて送信するPDCCHによってSCellのDLサブフレームが割当てられる場合に、ピコeNBが必要とする。
マクロeNB14も次のものを備える:コンピュータまたはデータプロセッサ(DP)14A等のコントローラ;コンピュータ命令のプログラム(PROG)14Cを有形に格納するコンピュータ可読メモリ(MEM)14B;一つ以上のアンテナ14Fを介してUE10と通信するための、一つ以上の適合するRF送信機14Dおよび受信機14E。マクロeNB14はブロック14Gで示す機能であって、ブロック10Gで示すUEの機能と同様に、PAIと所定のフレームでUEに割当てられるPDSCHのサブフレームとをマッピングする機能を有する。加えて、マクロeNB14は(X1インタフェースとして示される)データ/制御経路18Bを介して接続されている。
MME/S-GW16も次のものを備える:コンピュータまたはデータプロセッサ(DP)16A等のコントローラ;コンピュータ命令のプログラム(PROG)16Cを格納するコンピュータ可読メモリ(MEM)16B。MME/S-GW16はインターネット等の更なるネットワークに接続されてもよい。
本願で記載する技術は、UE10やeNB12,14の一方または両方に搭載のメモリ内で具現化されるコンピュータプログラム(それぞれPROG10C,12C,14C等)として単独で実装されてもよいものと理解されよう。または、(一つ以上のプロセッサで実行される)具現化したコンピュータプログラムコードと、メモリ領域,データプロセッサ,バッファ,インタフェース等を含む種々のハードウェア、または(大規模集積回路等のような)ハードウェア全体との組合せであってもよい。さらに、送信機および受信機10D/E,12D/E,14D/Eも、ローカルな技術環境に適したあらゆるタイプの無線通信インタフェースを用いて実装されてもよい。例えば、個別の送信機や受信機,送受信機,またはこれらの組合せ等を用いて実装されてもよい。
一般に、UE10の様々な実施形態は以下のものを含んでもよい:携帯電話,無線通信機能を備える携帯情報端末(PDA),無線通信機能を備えるポータブルコンピュータ,無線通信機能を備える、デジタルカメラ等の撮像装置,無線通信機能を備えるゲーム機器,無線通信機能を備える音楽格納・再生装置,無線インターネットアクセスとブラウジング可能なインターネット装置,以上の機能の組合せを備えるポータブルユニットまたは装置。ただし、これらに限定されない。
コンピュータ可読MEM10B,12B,14Bは、ローカルな技術環境に適したあらゆるタイプのものであってよい。例えば、半導体ベースのメモリデバイス,フラッシュメモリ,磁気メモリデバイス・システム,光学式メモリデバイス・システム,固定式・移動式メモリ等の様々な適合するデータ格納技術を用いて実装されてもよい。DP10A,12A,14Aは、ローカルな技術環境に適したあらゆるタイプのものであってよく、非限定的な例として、一つ以上の汎用コンピュータ,特定用途向けコンピュータ,マイクロプロセッサ,デジタル信号プロセッサ(DSP),マルチコアプロセッサ・アーキテクチャに基づくプロセッサを含んでもよい。
本発明の様々な態様が独立請求項に記載されているが、前述の実施形態からの特定事項の他の組合せ、および/または独立請求項の特定事項を備える従属請求項を、請求項に明記された単なる組合せとは別に、本発明の他の態様が備えてもよい。
前述の通り、本発明の例示的実施形態が説明されてきたが、これらの記述を限定的な意味で見るべきでないことにも留意されたい。それよりも、添付の特許請求の範囲に定義される発明の範囲を逸脱することなしに、様々な変化や修正が存在する。

Claims (20)

  1. 少なくとも一つのプロセッサと;
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリと;
    を備える装置であって、前記少なくとも一つのメモリおよび前記プログラムコードが、前記少なくとも一つのプロセッサと共に、前記装置に、少なくとも、
    制御信号から、ユーザ装置に割当てられる、多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームの数を決定することと;
    前記多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの何れかが見逃されているか否かを検出するために、前記多重化ウインドウ内で受信したPDSCHサブフレームに関する前記決定した数を調べることと;
    を実行させるように構成され、前記制御信号および対応するPDSCHサブフレームは、二次セルSCellを通じてピコネットワークノードから受信され、前記ユーザ装置は、前記ピコネットワークノードとは同一の場所に設置されていないマクロネットワークノードの一次セルPCellに対しても構成される、装置。
  2. 前記制御信号は、物理下りリンク制御チャネルPDCCHで受信される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御信号は複数の割当て標示情報を含み、
    前記多重化ウインドウ内で受信したPDSCHサブフレームに関する前記決定した数を調べることは、前記割当て標示情報の各々を前記多重化ウインドウ内の対応するPDSCHサブフレームにマッピングすることを含み、
    前記少なくとも一つのメモリおよび前記プログラムコードが、前記少なくとも一つのプロセッサと共に、前記装置に、前記SCellを通じて単独上りリンクサブフレームで:
    前記多重化ウインドウ内で受信し、正しくデコードされたPDSCHサブフレームの各々に対する肯定応答と;
    前記多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームであって、見逃されていたと検出された、または正しくデコードされなかった、前記割当て済みPDSCHサブフレームの何れかに対する否定応答と;
    を更に送信させるように構成される、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記個別の割当て標示情報の各々は厳密に2ビットであり、前記単独上りリンクサブフレームは物理上りリンク共有チャネルにある、請求項3に記載の装置。
  5. 前記2ビットは、物理上りリンク制御チャネルPUCCHの出力制御用の下りリンク制御情報DCIに含まれる送信出力制御TPCビットの再利用によって取得される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記2ビットは、下りリンク制御情報DCIに新たに追加されて取得される、請求項4に記載の装置。
  7. 前記装置はユーザ装置を含む、請求項1に記載の装置。
  8. 制御信号から、ユーザ装置に割当てられる、多重化ウインドウ内のPDSCHサブフレームの数を決定することと;
    前記多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの何れかが身のがされているか否かを検出するために、前記多重化ウインドウ内で受信したPDSCHサブフレームに関する前記決定した数を調べることと;
    を含み、前記制御信号およびPDSCHサブフレームは、二次セルSCellを通じてピコネットワークノードから受信され、前記ユーザ装置は、前記ピコネットワークノードとは同一の場所に設置されていないマクロネットワークノードの一次セルPCellに対しても構成される、方法。
  9. 前記制御信号は、物理下りリンク制御チャネルPDCCHで受信される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記制御信号は複数の割当て標示情報を含み、
    前記多重化ウインドウ内で受信したPDSCHサブフレームに関する前記決定した数を調べることは、前記割当て標示情報の各々を前記多重化ウインドウ内の対応するPDSCHサブフレームにマッピングすることを含み、
    前記方法は、前記SCellを通じて単独上りリンクサブフレームで:
    前記多重化ウインドウ内で受信し、正しくデコードされたPDSCHサブフレームの各々に対する肯定応答と;
    前記多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームであって、見逃されていたと検出された、または正しくデコードされなかった、前記割当て済みPDSCHサブフレームの何れかに対する否定応答と;
    を更に送信することを含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記個別の割当て標示情報の各々は厳密に2ビットであり、前記単独上りリンクサブフレームは物理上りリンク共有チャネルにある、請求項10に記載の方法。
  12. 前記2ビットは、物理上りリンク制御チャネルPUCCHの出力制御用の下りリンク制御情報DCIに含まれる送信出力制御TPCビットの再利用によって取得される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記2ビットは、下りリンク制御情報DCIに新たに追加されて取得される、請求項11に記載の方法。
  14. ユーザ装置で実行される、請求項8に記載の方法。
  15. 少なくとも一つのプロセッサと;
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも一つのメモリと;
    を備える装置であって、前記少なくとも一つのメモリおよび前記プログラムコードが、前記少なくとも一つのプロセッサと共に、前記装置に、少なくとも、
    二次セルSCellを通じて物理下りリンク共有チャネルPDSCHサブフレームの割当てをユーザ装置に送信することであって、前記割当ては、多重化ウインドウ内の割当て済みPDSCHサブフレームの数を示す制御信号を更に含む、前記送信することと;
    前記割当て済みPDSCHサブフレームの各々を通じて前記ユーザ装置にデータを送信することと;
    を実行させるように構成され、前記ユーザ装置は、前記装置とは同一の場所に設置されていないマクロネットワークノードの一次セルPCellに対しても更に構成される、装置。
  16. 前記装置はピコeNBである、請求項15に記載の装置。
  17. 前記制御信号は複数の割当て標示情報を含み、前記複数の割当て標示情報の各々は、多重化ウインドウ内の対応する割当て済みPDSCHサブフレームにマッピングする、請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記個別の割当て標示情報の各々は厳密に2ビットであって、前記2ビットは、物理上りリンク制御チャネルPUCCHの出力制御用の下りリンク制御情報DCIに含まれる送信出力制御TPCビットの再利用によって取得される、請求項17に記載の装置。
  19. 前記個別の割当て標示情報の各々は厳密に2ビットであって、前記2ビットは、下りリンク制御情報DCIに新たに追加されて取得される、請求項17に記載の装置。
  20. 前記PDSCHサブフレームの割当ておよび前記制御信号は、前記SCellの物理下りリンク制御チャネルPDCCHで送信され、前記SCellのPDSCHでデータが送信される、請求項17に記載の装置。
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