JP2014525645A - コードレス電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するためのコネクタ部(204)に関する。コネクタ部(204)は、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立したコネクタ部同士が組み合わさると、機器コネクタ部の電気終端とコネクタ部(204)の対応する電気接点(112’、114’ 116)との間の電気接続を確立する種類のものである。コネクタ部(204)は、電気接点(112’、114’ 116)が主電源ケーブル(106)の各導体(120、122、118)に永久取り付けされているサブアセンブリを備える。永久取り付けの箇所が、プラスチック・オーバーモールディングにより保護され得る。
【選択図】図6b
【選択図】図6b
Description
本発明は、液体加熱装置などのコードレス電気機器用のコードレス電気コネクタに関する。
昨今、電気湯沸かし器などの液体加熱装置の多くは、主電源(mains supply)に接続するための基部と、基部と結合し、そこから電力を受け取る取り外し可能なコードレス機器とを備えたコードレスタイプである。多くのコードレス電気機器は、いわゆる360度コネクタ、すなわち、双方の相対角度方向に関係なく、電力基部ユニットに設けられた対応する基部コネクタ部と係合可能な機器コネクタ部を備える。コードレスコネクタは、基本的な電力接続に関して、2個または3個の電気端子(例えば、ライブ、ニュートラル、および任意でアース)、例えばストリックスP72(Strix P72)を備え、追加的な電気/データ接続に関して、更に多くの端子、例えばストリックスP76(Strix P76)を備え得る。コードレスコネクタシステムの例は、本願出願人が発行した出願、国際公開第95/08204号パンフレットおよび国際公開第01/28294号パンフレットに記載されている。具体的には、機器コネクタ部は、1つ以上の環状端子を備えたオスコネクタ部の形状を採り、基部コネクタ部は、1つ以上の対応する環状凹部を備えたメスコネクタ部の形状を採り得る。
コードレスコネクタに加え、電気湯沸かし器またはお湯差し(hot water jug)は、一般に容器基部の電気加熱素子に電気接続された制御部を備える。制御部は、容器内の液体が沸騰すると、コードレスコネクタを介する加熱器への電力供給を切断して沸騰を中止するように動作し得る。同様に、制御部は、加熱器が安全動作温度を超えた場合に電力供給を切断する過熱機能を提供できる。
一般的なコードレスコネクタシステムにおいて、銀コーティングまたは銀先端の二組の接点が存在する。一組の接点は、制御部と機器コネクタ部の電気端子との間に設けられ、他方の組の接点は、基部コネクタ部に設けられる。銅合金リーフスプリングが、回路の一部として電流を流しながらコードレスコネクタの電力回路を確立または遮断する接点用の可動マウントとして、通常採用される。一般に、制御部におけるリーフスプリングは、容器内の液体が沸騰した場合または加熱器が過熱した場合に動作する感熱バイメタルアクチュエータにより、プッシュロッドを介して作用する。通常、基部コネクタ部の接点はリーフスプリング上に装着されるため、2つの部品が係合するとオス機器コネクタ部の端子と弾性的に結合する。
本発明の目的は、改良されたコードレスコネクタおよび改良されたコードレス電気機器を提供することである。
本発明は、第一の態様によると、基部ユニットから分離可能な機器ユニットを備えたコードレス電気機器を提供する。前記基部ユニットは、前記機器ユニットがコードレス電気コネクタを介して載置されると前記機器ユニットに電力を供給し、前記コネクタは、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、前記機器ユニットを前記基部ユニットに載置することを可能にする種類のものである。前記コードレスコネクタは、前記基部ユニットの対応するコネクタ部と係合して前記対応するコネクタ部の電気接点と電気接続を確立する電気端子を有する前記機器ユニットにおけるコネクタ部を備える。前記基部コネクタ部は電源ケーブルと一体化され、前記接点は前記電源ケーブルの導体に接続され、前記電源ケーブルおよび前記基部コネクタ部は、前記接点を収容する単一のプラスチックまたはプラスチック部として一体成形されている。
電源ケーブルを基部コネクタ部またはコネクタの少なくとも主要部分と一体成形することにより、製造時に必要な成形工数を削減し、且つ、成形プラスチック部によりもたらされる保護を用いて、電気接続を更に強固にできることが理解されよう。また、単一のプラスチック成形部は、電源ケーブル用に別個のファスナを必要とすることなく基部ユニットに嵌合されるため、電力基部ユニットの組立も簡略化され得る。一体成形部は、単一の組立工程で、基部ユニットに便利にスナップ嵌合され得る。基部コネクタ部の蓋等の他の構成要素も、例えばスナップ嵌合を用いて主要成形部に取り付けられ得る。蓋は、(露出した)ライブ部へのアクセスを防ぐ安全機能を提供できる。
コードレス電気機器は、コードレス電気コネクタに接続される電気加熱素子を備えた液体加熱装置であることが好ましい。コードレス電気コネクタは、加熱素子用の制御部と相互作用し得る、または、その一部として設けられ得る。具体的には、機器部のコネクタ部は、別個または異なる構成要素である必要はなく、単に基部コネクタ部の接点と電気接続を確立する制御部品から構成され得る。実際には、機器の電気端子は、基部コネクタ部の固定接点とスイッチング装置(switching arrangement)を形成できるよう可動式であることが具体的に考えられる。
電気加熱素子は、一般に、装置内の加熱される液体と良好な熱接触をするように配置される。電気加熱素子は、例えば液体加熱装置の基部の加熱板下面に浸漬または装着される被覆加熱素子(いわゆる床下加熱器)、または、厚膜加熱素子を備え得る。
上述された利点は、機器自体の性質によるものではないことが理解されよう。従って、本発明は、以下にも適用される。コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するための基部コネクタ部であって、前記コネクタ部は分離可能であり、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記基部コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立される。前記基部コネクタ部は電源ケーブルと一体化され、前記コネクタ部の前記電気接点は前記電源ケーブルの導体に接続され、前記電源ケーブルおよび前記基部コネクタ部は、前記接点を収容する単一のプラスチックまたはプラスチック部として一体成形されている。
基部コネクタ部は、相対角度方向に実質的に関係なく、基部コネクタ部と制御部との電気接続を可能にする種類のコネクタ、いわゆる360度コネクタである。しかしながら、いくつかの実施形態において、コネクタは、機器部の方向に対して完全な360度を可能としない場合もあり得る。その場合でも、コネクタは、相対角度方向に実質的に関係なく、例えば345度以上の範囲に亘る電気接続を可能にする。
更に、基部コネクタ部と電源ケーブルとを一体化することにより、機器における電気接続を更に強固にするだけでなく、電力基部ユニットに含まれる別部品の数を削減し、潜在的に材料節減を図ることができることも理解されよう。従来のように、基部ユニット用の電源ケーブルに自身が接続された別個のリーフスプリングに基部コネクタ部の電気接点を装着する代わりに、電源ケーブルの導体に直接接続された接点部材の表面によって各接点を設けてもよい。電源ケーブルとの一体成形体により、そのような接続を保護することができる。従って、一組の実施形態において、各電気接点は、接点表面と、電源ケーブルの導体に接続された本体とを有する一体型接点部材を備える。
基部コネクタ部が電源ケーブルと一体成形された場合、電気接点は従来のリーフスプリングを介して電源ケーブルの導体と接続可能になるが、この構成は成形を複雑化するであろう。なぜなら、接点がリーフスプリングに装着された場合、接点の動きを収容するための内部空間を形成しなければならないからである。従って、接点、より厳密には接点部材の本体は、電源ケーブルの導体と静的な接続(static connection)を有することが更に好ましい。このような静的な接続は、コネクタの動作、すなわち接点表面における電流のスイッチングを妨げず、且つ、接続を更に耐久性のあるものにする利点があるプラスチック成形体により封じ込め(encapsulate)得る。リーフスプリングなどの可動部品を省くことにより、材料費を節約できるだけでなく、部品数を削減して信頼性を向上させることができる。単純なスペード端子またはブレード(「ファストン(Faston)」)コネクタを代わりに用いてもよい。しかしながら、これらの利点は、中間コネクタを省くことにより増幅される。従って、更に好適な一組の実施形態において、接点、より厳密には接点部材の本体は、電源ケーブルの導体と直接接続される。これにより、基部ユニットにおける電気接続の信頼性(integrity)は更に向上する。
電源ケーブルの導体に対する電気接点の直接接続は、永久取り付け(permanent attachment)を含むことが好ましい。永久取り付けは、一体成形体の一部によって保護され得る。例えば、電気接点は、接点部材を備えてもよく、当該接点部材は導体の末端に機械的に取り付けられ、且つ、その後、接点表面を露出しながら取り付け箇所を保護するように、少なくとも部分的に一体成形体により封じ込められる。本願出願人は、電源ケーブルの導体と基部コネクタ部の電気接点との間の永久取り付けの利点は、ケーブルおよび接点を一体的なサブアセンブリとして共に設けることができる点であると認識している。そのようなサブアセンブリは、例えば様々なコードレス機器用の様々なコネクタの製造に用いられ得る。
この特徴は、電源ケーブルと基部コネクタ部とが一体成形されているか否かに関わらず、それ自体が新規性および進歩性を有すると考えられる。従って、本発明は、第二の態様によると、コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するためのコネクタ部用の、主電源ケーブルと電気接点とを備えたサブアセンブリを提供する。前記コネクタ部は分離可能であり、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立され、前記サブアセンブリにおいて、前記電気接点は、前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされている。
コネクタ部用のサブアセンブリを一体化することは有利である。なぜなら、主電源の違いによって異なる国々で使用される機器に対し、同じコネクタ部が採用されないであろうからである。例えば、欧州における主電力は通常230Vであり、中国では220Vである。一方、アメリカ合衆国では僅か120Vであり、日本では僅か100Vである。アメリカ合衆国または日本での使用向けに定格された液体加熱機器のコネクタは、中国または欧州での使用向けに定格された液体加熱機器のコネクタと比べて、同じ出力で遥かに多くの電流を流す。1500Wの機器には、中国では同じ出力で僅か6.5Aが流れ込むのに比べ、日本では15Aの電流が流れ込む。コネクタ部の電気接点を、電流向けに任意に設計することができる。例えば、意図された電力供給および所定電流での使用においてコネクタが安全であることを確保しつつ必要な銀の量を最小限に抑えるために、1つ以上の接点表面の銀層の厚さを選択してもよい。主電源ケーブルの導体に永久取り付けされた電気接点を備える一体サブアセンブリにより、コネクタの残りの部分の設計またはそれに伴う更なる製造工程に関係なく、接点を電源から流れ込む電流に確実に整合させることができる。
本発明の本態様は、以下にも適用される。コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するためのコネクタ部であって、前記コネクタ部は分離可能であり、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立され、前記コネクタ部は、主電源ケーブルと前記電気接点とを含むサブアセンブリを備え、前記電気接点は、前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされている。他の態様において、本発明は、そのようなコネクタ部を製造する方法にも適用される。
そのようなサブアセンブリは、主電源用のコードレスコネクタの製造に新たなアプローチを提供することが理解されよう。従来、コードレスコネクタまたは少なくともその基部コネクタ部は、特定の国で使用される際に、所定電流向けに定格された主電源ケーブルに取り付けられる一般的な商品として製造される。一般に、スペード端子、圧着コネクタ(crimp-on connector)または「ファストン」タブコネクタを使用して、基部コネクタ部の電気接点を保持するするリーフスプリングを、主電源ケーブルの導体に取り外し可能に取り付ける。しかしながら、このアプローチでは、接点が例えば日本またはアメリカの主電源に接続された機器において高電流を安全に流せるように、コネクタの電気接点を多くの用途向けに過剰設計する必要がある。そうでなければ、例えば6.5Aの一電源ケーブル用に設計された電気接点が、より高電流を流すための安全性限界の範囲内にない場合に、15A用に定格された電源ケーブルとともに組み立てられる可能性がある。コネクタ部の組立前に、サブアセンブリにおいて主電源ケーブルと電気接点とを一体化することにより、電気接点または少なくともその接点表面に用いられる材料を、主電力ケーブルを介して供給される電流に整合させることができる。主電源ケーブルの定格電圧は、90V以上、好ましくは、100V、110V、120V、220V、230V、240V、または250V以下である。このような定格電圧は、例えば携帯電話やノート型パソコンといった電池を含む機器に電力を供給するケーブルの定格電圧と比べて非常に高い。しかしながら、このようなケーブルにより供給される電流は機器の出力に依存するため、コードレス機器のコネクタを供給される電流に整合させることは有利である。
上述のように、好ましくは、各電気接点は、接点表面と電源ケーブルの導体に永久取り付けされた本体とを有する一体型接点部材を備える。取り付け箇所は、例えば接点表面から遠い側の接点部材の一端に設けられ得る。これにより、取り付け箇所を電気接続箇所から容易に隔離することができる。コネクタ部の接点は、端点接点(end-point contact)であること、すなわち、環状リングなどのような延設された表面接点(extended surface contact)ではなく、導体の遠位端に対応する接点と係合するように適合させた端点接点表面を提供することが好ましい。コネクタ部は、ライブ極およびニュートラル極の両方用の端点接点を含むことが好ましい。
接点が主電源ケーブルと整合されることによる利点を活用するために、少なくともライブ電気接点の接点表面の銀層の厚さは、電源ケーブルが供給する電流によって選択されることが好ましい。例えば、銀層の厚さは、(i)1〜5μm;(ii)5〜10μm;(iii)10〜20μm;(iv)20〜30μm;(v)30〜40μm;(vi)40〜50μm;(vii)50〜100μm;(viii)100〜200μm;(ix)200〜300μm;または(x)300μm超の1つ以上から選ばれ得る。銀層、特に薄層は、銀材料を接点部材の表面にめっきまたはコーティングすることにより塗布され得る。しかしながら、端点接点表面を設けるために、より厚みのある銀層(例えば250〜400μm)を先端材料として塗布してもよい。接点表面を設けるために、電気接点がバイメタル接点部材(例えば、銀層を有する銅ピン)を含んでもよい。
永久取り付けにより、当然のことながら、回復不可能な損傷や破壊を生じさせることなく、電気接点を電源ケーブルの各導体から取り外すことはできない。このような永久取り付けは、圧着コネクタまたは「ファストン」タブコネクタといった、一端が電力ケーブルの導体に取り付けられ、他端に電気接点の1つを保持するリーフスプリングが取り外し可能に取り付けられる通常の取り付け手段とは異なる。このような非永久取り付け手段は、一般に、製造工程中に必要に応じて電気接点を追加または取り外して、同じ電源ケーブルが異なるコードレスコネクタと使用可能になるように設けられる。しかしながら、従来の非永久取り付けから生じる問題は、特定の電源ケーブルの定格電流に適さない電気接点が取り付けられ得ることである。別の問題は、非永久取り付け近くの電力ケーブルの端部を、例えばコネクタ部を保持する電力基部ユニットの真下でつづら折り構造(serpentine configuration)に巻くなどして、引っ張りから保護する必要があることである。これにより、導体はケーブルにかかる力によって不意に電気接点から引き離されない。本発明の本態様の利点は、電源ケーブルの導体が電気接点から引き離される可能性を永久取り付けが取り除くため、つづら折り構造を設けることなく、電源ケーブルをコネクタ部から一直線に引き出すことができる点である。これにより、機器に必要な電源ケーブルの長さを短くして更に材料費を削減することができる。
本発明の第2の態様は、以下にも適用される。基部ユニットから分離可能な機器ユニットを備えたコードレス電気機器であって、前記基部ユニットは、前記機器ユニットがコードレス電気コネクタを介して載置されると前記機器ユニットに電力を供給し、前記コネクタは、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、前記機器ユニットを前記基部ユニットに載置することを可能にする種類のものである。前記コードレスコネクタは、上記のような対応するコネクタ部と係合して前記基部ユニットの電気接点と電気接続を確立する電気端子を有する前記機器ユニットにおけるコネクタ部を備える。
本発明の第1の態様と関連する上記の様々な特徴は、本発明の第2の態様によるサブアセンブリ、コネクタ部および/または機器に等しく適用され得る。従って、電気接点と電源ケーブルの各導体との間の永久取り付けは弾性的な取り付けであり、好ましくは、接点は導体に対して静的(static)な取り付けを有する。これにより、オーバーモールディング(overmolding)を用いた接点の保護が容易になる。一方で、電源ケーブルの各導体に対する電気接点の永久取り付けは、例えば、別個の接点装着部材、或いは溶接またはそれらの間に取り付けられたリーフスプリングを用いた間接的な取り付けであってもよい。好ましくは、接点(またはその接点部材)は、電源ケーブルの導体に直接的に永久的に取り付けられる。
任意の適した手段により、電気接点を電源ケーブルの各導体に永久取り付けしてもよい。一組の実施形態において、接点は導体に対して、例えば、溶接、はんだ付けまたは蝋付けされ得る。また接点は導体に対して、接着取り付けされ得る。優れた電気伝導性を持つことから、電気接点または接点部材を銅から形成することが望ましい。しかしながら、銅材料の使用には2つの大きな不都合がある。第一に、銅は非常に酸化しやすい。銅接点または銅接点部材を銅導体に取り付けた場合、酸化銅が取り付け箇所に形成される恐れがある。酸化銅は不良の導電体であり、境界面に酸化銅が蓄積すると、急激な劣化と電気不良を引き起こし得る。酸化銅の初期層は取り付け箇所で自己発熱を引き起こすため、酸化物は更に蓄積する。第二に、銅は柔らかい材料であり、加工硬化するものの、純粋な形態では比較的低い温度で結晶状態にアニール化する。酸化層の蓄積を防ぐため、2つの銅部品を取り付ける(例えば、気密接合)際は、高圧を維持する必要がある。しかしながら、銅は本来柔らかいため、必要な高圧を維持することは不適切である。従って、接点または接点部材の取り付け部分に、ニッケルめっきした軟鋼などの代替材料が用いられることが一般的である。ニッケルめっきは、取り付け箇所に耐酸化性を提供し、鋼は、温度の範囲に亘って機械的強度を提供する。
好ましい一組の実施形態において、接点またはその接点部材は、機械的変形、例えば圧着により導体に永久取り付けされることによって気密な接続を形成している。そのような永久接続または他の永久取り付け手段は、一体成形体、例えば、取り付け箇所を覆うプラスチック・オーバーモールディング(plastics overmoulding)により保護されてもよい。オーバーモールディングは、銅部材が銅導体に取り付けられた際、取り付け箇所の酸化を防ぐ効果がある。一組の実施形態において、電気接点の取り付け箇所は、例えば、接点表面は露出されたままで、ケーブルのプラスチック被覆が、少なくとも導体の一部と、これに永久取り付けされた接点または接点部材の一部との周りに成形された状態で、電源ケーブルと一体成形体を共有してもよい。このような成形サブアセンブリは、接点用のハウジングを提供するコネクタ部に組み込まれ、好ましくは接点表面への直接的なアクセスを防止する。しかしながら、上述のように、少なくともいくつかの実施形態において、一体成形体が接点を収容する単一のプラスチック部を備えるように、電源ケーブルはコネクタ部(またはその一部)と一体成形されてもよい。
本願出願人は、導体に対する接点またはその接点部材の進化した永久取り付け方法を考案した。好ましくは、接点は、導体の端部を収容するための内部穴を有する部材を備える。接点部材および導体の両方を、銅から形成してもよい。半径方向の力を加えて2つの部品を圧着することにより、接点部材は変形し、導体周りにリング状の材料が形成される。接点部材が変形した時に材料の軸方向の広がりが促進されるように、内部穴は、好ましくは穴に向かって半径方向に突出する2、3個以上の突起部を形成するように圧着される。導体周りの連続したリング状の変形材料により、気密接続を形成するのに十分な、上昇した表面圧力がもたらされる。従って、銅酸化の危険性は、ニッケルめっき部材を追加する費用をかけなくても低下する。更に、このような構成における必要な円周方向応力(hoop stress)は、従来のFクリンプまたはオープンバレルアタッチメントを用いて同等の圧力をもたらす場合と比較して、非常に低い。
永久取り付けがオーバーモールディングされるか否かに関わらず、この特徴は、それ自体が新規性および進歩性を有すると考えられる。従って、更なる態様によると、本発明は、コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するためのコネクタ部用の、導電体と電気接点とを備えたサブアセンブリを提供する。前記電気接点は、一端に接点表面を有し、他端に内部穴を有する接点部材を備え、前記導体は、前記内部穴に挿入され、且つ、前記導体の周りに前記接点部材に対する永久気密取り付けを有する。本発明の本態様は、基部コネクタ部ではなく、コードレス電気機器またはその制御部に設けられたコネクタ部の導体に対する接点の取り付けにおいても同様に用いられ得る。気密取り付けは、特に電気接点および/または導体を銅から作った場合の酸化防止には十分であるが、好ましくは取り付け箇所をプラスチック材料でオーバーモールディングすることにより、酸化の可能性は更に排除されるであろう。
1組の実施形態において、ライブ接点およびニュートラル接点は静的な接続を有し、一方、アース接点はリーフスプリングを備え得る。好ましくは、少なくともライブ接点およびニュートラル接点は、一体成形部により収容される。アース接点を一体成形ハウジング内に収容することも可能であるが、一組の実施形態において、アース接点は一体成形ハウジングから突出する。突出したアース接点は、成形作業を複雑化させることなく、リーフスプリングにより接続され得る。なぜなら、ハウジングの外周部は、金型ツールにおけるシャットオフの構成(shut-off features)を利用可能であるからである。
例えば、GB1113780.9からの優先権も主張している出願人の同時係属出願に記載されているように、上記静的接点は、スイッチレバーに装着された可動接点部材を備える機器コネクタ部の電気端子との係合においても理想に適ったものである。
上述したように、コネクタ部用の一体サブアセンブリにおいて電源ケーブルに電気接点(またはその接点部材)を永久取り付けすることの利点は、コネクタ部の残りの部分の設計や製造に自由度を残しつつも、サブアセンブリが機能的に重要なコネクタの構成要素を固定することである。これは、コネクタ部用のハウジングの選択において柔軟性があることを意味する。ハウジングを、例えば外部干渉からの電気接点の保護に関する特定地域の安全基準(local safety standards)に基づき設計してもよい。それに加え、またはその代わりに、異なる成形工程をハウジングに用いてもよい。一体成形体を用いて接点の電源ケーブルの導体に対する永久取り付けを保護する場合、必ずしも同じ成形作業で形成される必要のない別個のハウジングを用いることにより、コネクタ部の異なる部分ごとに適したプラスチックを容易に選択することができる。特に、特定の国々において、会社のロゴや他の記章をハウジングにエンボス加工または成形することは好都合である。これにより、低品質なコピーがリスクをもたらす区域において、消費者は安心を得ることができる。また別個のハウジングを用いることにより、特定の機器(例えば、電力基部ユニット)に合わせて成形体に色を与える実用的なルートが確立される。
好ましくは、コネクタ部は、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、機器コネクタ部の電気終端とコネクタ部の電気接点との接触を可能にする電気接点用のハウジングを備える。コネクタ部は、ハウジングをサブアセンブリと一体成形することにより、または別個のハウジングをサブアセンブリに取り付けることにより製造され得る。
ハウジングがサブアセンブリの一部として形成されるか、別個のものとして設けられるかに関わらず、接点ハウジングの保護機能は重要なものである。本願出願人は、上記に定義した発明の態様のいずれかによると、水が電気接点から外部にかけて連続するウエットブリッジ(wet bridge)を形成することを防ぐ助けとなる、コネクタ部の接点ハウジングに関するいくつかの新規な特徴を考案した。後述するこのような特徴は、接点が電源ケーブルの導体に静的および/または直接的に取り付けされた場合に特に重要になり得る。つまり、コネクタ部の高さを、従来のコネクタ設計と比較して低くし得ることを意味する。電気接点と電気接点を外部環境から隔離するハウジングとの距離を短くすればするほど、コネクタ部に撥ねかかる水がライブ接点に亘って橋をかけ、感電死を引き起こす危険性が高くなる。電気接点からハウジング外部までの最小距離は、一般に、3mmである。
本発明の実施形態において、コネクタ部またはそのサブアセンブリは、各電気接点の上方に、対応する電気端子をコネクタ部に通し、且つ、電気接点との係合を可能にする開口部を有する接点ハウジングを備える。好ましくは、開口部は、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、電気端子とコネクタ部の対応する接点とが電気接続を確立できるように配置される。従って、接点ハウジングは、最大360度の接続を提供し得る。
一組の実施形態において、開口部は下方へ垂れ下がるリップ部(downwardly depending lip)を備える。この特徴は、開口部に流れ込んで下方の接点への橋渡しをする水を、リップ部で確実に液滴にする効果がある。これは、例えば3mm以上の液滴にかかる重力の影響に対して、表面張力は、ウエットブリッジを維持するのに十分なほど大きくないからである。これにより、液滴はリップ部から引き離され、好ましくは開口部の周りを周方向に流れる。下方へ垂れ下がるリップ部は、開口部を取り囲む(circumscribe)ドライゾーンをハウジング内に形成することが好ましい。これにより、水が内面に亘って連続的に広がり、間接的な経路を通って電気接点に到達することを防止することができる。すなわち、電気トラッキングのための経路がない。代わりに、周りのドライゾーンは、電気トラッキングを起こし得ないブリッジを提供する。これは、コネクタ部が塩水で濡れた場合、IEC規格60335−2−15、第15.102条項に概説されている、家庭用及び類似用途の電気機器の安全性のための耐湿性能試験に合格するにあたって、特に重要となり得る。これらの特徴は、ライブ接点および/またはニュートラル接点の両方の開口部に適用され得る。
一組の実施形態において、開口部は電気接点の周方向に延び、接点から離間したハウジング内部の集液面につながっている。このように、開口部に流れ込んだ水または形成された液滴は、集液面に集められ、接点から隔離され得る。集液面は、排水口を備え得る。排水口は、水をハウジングの外部に導くように配置され得る。集液面とつながる開口部は、環状を有し得る。この特徴は、円弧状またはリング状の端子をニュートラル接点と係合させることを可能にするニュートラル接点用の環状開口部に特に適している。
上記一組の実施形態のいずれかまたは両方に適用可能な別の特徴は、特定のまたは各開口部に接続されている液体ガイド面である。ハウジングの開口部は、開口部から半径方向に離隔するように延びる連続面(例えば、ハウジングの下側の表面)に接続され得る。これにより、開口部に侵入する液体は、当該面に沿って流れて開口部下方の電気接点から半径方向に離隔するように動く。この特徴は、下方へ垂れ下がるリップ部または周方向に離間した集液面の代わりに、またはそれに加えて設けられ得る。例えば、開口部をリップ部と共に設けて液滴の形成を促進したり、開口部を半径方向に離隔するように延びる下面に接続して、液滴にならない液体を接点から離隔するように流したりしてもよい。そのような液体は、半径方向に導かれると同時に、ハウジング内の集液および排水箇所に向かって周方向にも導かれ得る。
上述した本発明の様々な態様および実施形態の全てにおいて、電気接点は、ライブ接点、ニュートラル接点、および任意でアース接点を含み得る。ライブ接点表面および/またはニュートラル接点表面は、例えば銅から作られる直立ピンの形を採る接点部材により保持され得る。接点表面、または少なくともライブ接点表面に、コーティング、めっき、または銀の表面層を設けて、電気接続箇所の伝導性や信頼性を向上させてもよい。コネクタ部が、常にライブ接点で電気接続を確立および遮断することを目的とした機器部および制御部と用いられるように設計されている場合、銀層または少なくとも銀の薄層をニュートラル接点の接点表面に設けなくてもよい。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態を単なる例示として説明する。添付図面において、
図1は、実施形態1にかかる電気コネクタ部を備えたコードレス電気機器用の電力基部ユニットの斜視図であり、
図2は、図1に示された電力基部ユニットの一部断面図であり、
図3は、図2の断面図の分解拡大図であり、
図4は、図1〜図3に示された成形コネクタ部の分解斜視図であり、
図5は、実施形態2にかかる電気コネクタ部の分解斜視図であり、
図6aは、図5に示されたコネクタ部の拡大図であり、図6bは、図6aの拡大図の断面図であり、
図7aは、接点部材に対する導体の取り付けを示し、図7bは、接点部材の詳細を示す。
図1は、実施形態1にかかる電気コネクタ部を備えたコードレス電気機器用の電力基部ユニットの斜視図であり、
図2は、図1に示された電力基部ユニットの一部断面図であり、
図3は、図2の断面図の分解拡大図であり、
図4は、図1〜図3に示された成形コネクタ部の分解斜視図であり、
図5は、実施形態2にかかる電気コネクタ部の分解斜視図であり、
図6aは、図5に示されたコネクタ部の拡大図であり、図6bは、図6aの拡大図の断面図であり、
図7aは、接点部材に対する導体の取り付けを示し、図7bは、接点部材の詳細を示す。
図1に、コードレス電気機器(図示せず)用の電力基部ユニット100を示す。電力基部ユニット100は、基部スタンド104の中央凹部に嵌挿された直立した基部電気コネクタ部102を備える。コネクタ部102は、機器の下面に設けられた対応するコネクタ部または制御部と、任意の相対角度方向に係合可能である(いわゆる360度コネクタ部である)。電源コード106は、基部スタンド104の下面から引き出され、その先端に電源プラグ108を備える。図2および図3の断面図から、電源コード106の反対側の端が、基部コネクタ部102と共有されている成形体110により終端していることが分かる。
図2〜4を参照しながら、基部コネクタ部102を構成する構成要素を説明する。基部コネクタ102の主要部分は、電力コード106と一体化された成形体110により形成される。この成形体110の内部には、機器コネクタ部のライブピン用に中央に配置された接点112と、ニュートラルリング用に同心円状に配置された接点114が収容されている。成形体110の側面から突出する形で、アースタブ116が設けられている。アースタブ116は、基部スタンド104に機器が載置されると、機器コネクタ部または制御部のアースリングに対して弾性的にバイアスがかかるように曲がる。アースタブ116は、電力コード106のアースリード118に直接接続されたリーフスプリングを備える。従来の三極コードレスコネクタとは異なり、ライブ接点112およびニュートラル接点114も、電力コード106の対応するリード120、122に直接接続されていることが分かる。リーフスプリングまたはブレード型(例えば「ファストン」)タブコネコタは介在していない。各接点112、114、116と電力コード106の対応するリード120、122、118との間の接続は、成形体110の内部において、水や異物の侵入から保護される。
図3および図4から、基部コネクタ部102のいくつかの構成要素は、一体成形体110の一部でないことが分かる。外側蓋リング124は、成形体110の上部にスナップ嵌合されてニュートラル接点114を覆っている。内側蓋126は、リング124の内側にスナップ嵌合されてライブ接点112を保護し、機器コネクタ部または制御部のライブピンによるアクセスのみを可能にする中央孔128を備える。成形工程を簡略化するために、本実施形態では蓋124、126を別部品として設けているが、当然のことながら、それらを基部コネクタ102の残りの部分とさまざまな形に一体成形してもよい。
接点112、114、116は、電力コード106の導体リード120、122、118にそれぞれ永久取り付けされ、且つ、一体成形体110により覆われているため、たとえコード106が引っ張られたとしても電気接続が緩むおそれはない。従って、例えば図2に示されているように、コード106は基部コネクタ部102から一直線に導かれ、基部スタンド104の下面から引き出される。一方、従来のコネクタに取り付けられた電力コードは、リードがリーフスプリングコネクタからもぎ取られることなくコードに対する引っ張りが吸収されるように、一般に基部スタンドの真下でつづら折り構造(serpentine configuration)に巻かれている。従って、真直ぐな電力コード106は、従来のものと比べて短く形成され得るため、材料使用量および費用を削減することができる。
図5および図6は、図1に示された基部スタンド104と用いられ得る別の基部コネクタ部204の詳細を示す図である。上述のように、電力コード106は、アースリード118、ライブリード120、およびニュートラルリード122を含み、各リード118、120、122の末端は、基部コネクタ部204のアース接点スプリング116、ライブ接点112’およびニュートラル接点114’にそれぞれ直接接続されている。
本実施形態において、ライブ接点112’およびニュートラル接点114’は、端点接点表面を有する、直立した接点部材またはピンの形状をそれぞれ採っている。
図6bの断面図から、一体成形体110’は、本実施形態においても、電力コード106の端部、及び、リード118、120、122と各接点116、112’、114’との間の接続を封じ込めていることが明らかである。しかしながら、本実施形態において、一体成形体110’は接点を収容しないサブアセンブリである。代わりに、成形体110’は、接点ピン112’、114’用の別個のハウジング124’により覆われている。ハウジング124’は、成形体110’および電力コード106を備えたサブアセンブリにスナップ嵌合され得る。
一体成形体110’は、接点112’、114’、116を収容する役目ではなく、電力コード106に対する永久取り付け箇所を保護する役目のみを果たす。これにより、一体成形体110’に用いられる材料の量を最小限にできることが理解されよう。ハウジング124’は、分離した部品として成形され得る。接点ピン112’、114’およびアーススプリング116の隣接する端部を、例えば圧着などの機械的変形作業によって各リード120、122、118の端部に永久取り付けした後、一体成形体110’を電力ケーブル106の近位端のまわりに形成する。図7aおよび図7bは、導体リード120の端部が、接点ピン112’の一端に形成された穴136にいかに挿入され、圧着により気密接続が形成されるかを説明している。図7bに示すように、圧着作業において、挿入されたリード120に向かって半径方向に内側に向いて延びる複数の突起部138を穴136に設けてもよい。3つのこのような突起部138が、ピン112’の周囲にくぼみとして形成されることがわかる。ピン112’がリード120に圧着されると、変形材料のこれらの突起部は、リード120を取り囲む連続したリング状の材料を形成する。リード120、122、118を接点ピン112’、114’およびアーススプリング116に圧着することにより、接続箇所に発生する酸化を防止するための気密取り付けを形成することができる。続くオーバーモールディング110’により、他の外的影響から保護することができ、また、空気および/または湿気が接続部に到達し、電気的信頼性に影響を与え得る漏れを排除することができる。
ライブピン112’およびニュートラルピン114’の露出した接点表面を、銀層で覆ってもよい。一部のコネクタにおいて、ライブ接点112’が電気接続の確立または遮断を目的とする唯一の接点である場合、それのみが銀表面を有してもよい。しかしながら、ニュートラル接点114’も銀の表面層を有してもよい。従来の接点は、一般に先端に厚みのある銀層(例えば、300μm以上)を用いて、たとえ大電流であっても安全性を確保するのに対し、主電源用(例えば220Vまたは240V)に設計されるコネクタには、僅か10〜100μm程度の厚さの銀表面層が用いられ得る。そのような薄層は、銀めっきにより実現することができる。
図6bに戻り、電気コネクタ部204が水と接触した場合であっても危険がないことを確実にするために、様々な特徴がハウジング124’に成形されている。ハウジング124’の上面には、2つの開口部、すなわちライブ端子(例えばピン)を通し、ライブ接点ピン112’の端点表面(end-point surface)との接触を可能にする中央孔128と、ニュートラル端子(例えばリング)を通し、ニュートラル接点ピン114’の端点表面との接触を可能にする同心円状のリング孔130が設けられている。ハウジング124’の側面には、上述のように、リーフスプリングを備えたアース接点116用の開口部も設けられている。
図6bから分かるように、ライブピン112’用の孔128およびニュートラルピン114’用の孔130は、共に下方へ垂れ下がるリップ部132を備える。中央開口部128において、リップ部132が開口部全体を取り囲んでいるため、開口部128に流れ込む液体は、ライブピン112’への橋渡しをするウエットブリッジを維持するのではなく、液滴を形成する傾向がある。ハウジング124’がアースタブ116に嵌合されると、その向きはリング状の開口部130の一部分のみがニュートラルピン114’の上方にくるように固定される。開口部130の少なくともこの部分には(図6bの右手側に図示)、下方へ垂れ下がるリップ部132が設けられている。ニュートラルピン114’上方の開口部130は、接点112’、114’から離間した集液面134に向かって周方向に延びている。また、下方へ垂れ下がるリップ部132は、各開口部128、130の半径方向外向きに、接点ピン112’、114’から半径方向に離隔するように液体を導く連続面の一部であることも分かる。横から見てコネクタ部204が比較的低い場合であっても(例えば、接点表面とハウジング124’外部との離間距離が僅か3mm)、これらの特徴は全て、電気トラッキングを防ぐドライゾーンが、ハウジング124’の上面から電気ピン112’、114’を確実に隔離させることに寄与している。従って、たとえコネクタ部204が濡れている場合であっても、ハウジング124’に触れた人の指は電気ショックを受けない。
本明細書に記載されたコネクタ部は、電気湯沸かし器(electric kettles)、湯沸かし器(water boilers)、小型湯沸かし器(hot water dispensers)、飲料製造装置(beverage makers)、スチームアイロン等の多くの異なる種類のコードレス液体加熱装置に対する電力の接続において使用されることが理解されよう。
Claims (53)
- コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するためのコネクタ部であって、
前記コネクタ部は分離可能であり、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立され、
前記コネクタ部は、主電源ケーブルと前記電気接点とを含むサブアセンブリを備え、前記電気接点は、前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされていることを特徴とするコネクタ部。 - 前記主電源ケーブルの定格電圧が、90V以上、好ましくは、100V、110V、120V、220V、230Vまたは240V以上である、請求項1に記載のコネクタ部。
- 前記電気接点は、ライブ接点およびニュートラル接点を含む、請求項1または2に記載のコネクタ部。
- 前記電気接点は、銀層で覆われたライブ接点表面を含む、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記電気接点は、銀層で覆われたニュートラル接点表面を含む、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記銀層の厚さが、前記主電源ケーブルの定格電流によって選択される、請求項4または5に記載のコネクタ部。
- 前記銀層の厚さが、(i)1〜5μm;(ii)5〜10μm;(iii)10〜20μm;(iv)20〜30μm;(v)30〜40μm;(vi)40〜50μm;(vii)50〜100μm;(viii)100〜200μm;(ix)200〜300μm;または(x)300μm以上の1つ以上から選ばれる、請求項4、5または6に記載のコネクタ部。
- 前記電気接点は、接点表面を有する接点部材をそれぞれ備え、前記接点部材は、前記主電源ケーブルの前記各導体に直接取り付けられている、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記電気接点の永久取り付けは静的(static)である、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記電気接点の永久取り付けは機械的変形により形成される、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記電気接点は、前記各導体の端部を収容するための内部穴を有する部材を備え、前記部材は、半径方向に圧着されることによって前記導体の周りに気密な接続を形成する、請求項10に記載のコネクタ部。
- 前記永久取り付けの箇所が、プラスチック・オーバーモールディング(plastics overmoulding)、例えば、前記主電源ケーブルの被覆と共有される一体成形体により保護される、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記主電源ケーブルは前記サブアセンブリと一体成形され、それにより、前記接点を収容する単一のプラスチック部を形成している、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記主電源ケーブルは前記サブアセンブリと一体成形され、前記接点用のハウジングは前記サブアセンブリと別個に設けられる、請求項1から12のいずれかに記載のコネクタ部。
- 各電気接点の上方に、対応する電気端子を前記コネクタ部に通し、前記電気接点との係合を可能にする開口部を有する接点ハウジングを備える、先行する請求項のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記または各開口部は、下方へ垂れ下がるリップ部(downwardly depending lip)を備える、請求項15に記載のコネクタ部。
- 前記下方へ垂れ下がるリップ部は、前記開口部を取り囲む(circumscribe)ドライゾーンを前記ハウジング内に形成する、請求項16に記載のコネクタ部。
- 前記または各開口部は、前記電気接点の周方向に延び、前記接点から離間した前記ハウジング内部の集液面につながっている、請求項15から17のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記集液面は排水口を備える、請求項18に記載のコネクタ部。
- 液体ガイド面が、前記または各開口部に接続されている、請求項15から19のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記液体ガイド面は、前記開口部から半径方向に離隔するように延びる連続面を含む、請求項20に記載のコネクタ部。
- コードレス電気機器において、独立した機器部に主電力(mains power)を供給するためのコネクタ部の製造方法であって、前記コネクタ部は分離可能であり、独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立されるコネクタ部であり、
前記方法は、
通電導体(current-carrying conductors)を備えた主電源ケーブルを提供する工程と、
各電気接点を前記導体の端部に永久取り付けすることによってサブアセンブリを製造する工程と、
相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、機器コネクタ部の前記電気終端と前記コネクタ部の前記電気接点との接触を可能にする前記電気接点用のハウジングを提供する工程と、を含む方法。 - 前記ハウジングを前記サブアセンブリと一体成形する工程を含む、請求項22に記載の方法。
- 別個のハウジングを前記サブアセンブリに取り付ける工程を含む、請求項22に記載の方法。
- 基部ユニットから分離可能な機器ユニットを備えたコードレス電気機器であって、
前記基部ユニットは、前記機器ユニットがコードレス電気コネクタを介して載置されると前記機器ユニットに主電力(mains electrical power)を供給し、前記コネクタは、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、前記機器ユニットを前記基部ユニットに載置することを可能にする種類のものであり、
前記コードレスコネクタは、基部コネクタ部と、前記基部コネクタ部と係合して前記基部コネクタ部の電気接点と電気接続を確立する電気端子を有する前記機器ユニットにおける対応するコネクタ部とを備え、
前記基部コネクタ部は主電源ケーブルを備え、前記電気接点は前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされていることを特徴とするコードレス電気機器。 - 前記主電源ケーブルの定格電圧が、90V以上、好ましくは、100V、110V、120V、220V、230Vまたは240V以上である、請求項25に記載の機器。
- 前記電気接点は、ライブ接点およびニュートラル接点を含む、請求項25または26に記載の機器。
- 前記電気接点は、銀層で覆われたライブ接点表面を含む、請求項25、26または27に記載の機器。
- 前記電気接点は、銀層で覆われたニュートラル接点表面を含む、請求項25、26または27に記載の機器。
- 前記銀層の厚さが、前記主電源ケーブルの定格電流によって選択される、請求項29に記載の機器。
- 前記銀層の厚さが、(i)1〜5μm;(ii)5〜10μm;(iii)10〜20μm;(iv)20〜30μm;(v)30〜40μm;(vi)40〜50μm;(vii)50〜100μm;(viii)100〜200μm;(ix)200〜300μm;または(x)300μm以上の1つ以上から選ばれる、請求項29または30に記載の機器。
- 前記主電源ケーブルは、前記基部コネクタ部から一直線に前記基部ユニットの外部に引き出されている、請求項25から31のいずれかに記載の機器。
- 前記電気接点は、接点表面を有する接点部材をそれぞれ備え、前記接点部材は、前記主電源ケーブルの前記各導体に直接取り付けられている、請求項25から32のいずれかに記載の機器。
- 前記電気接点の永久取り付けは静的(static)である、請求項25から33のいずれかに記載の機器。
- 前記電気接点の永久取り付けは機械的変形により形成される、請求項25から34のいずれかに記載の機器。
- 前記電気接点は、前記各導体の端部を収容するための内部穴を有する部材を備え、前記部材は、半径方向に圧着されることによって前記導体の周りに気密な接続を形成する、請求項35に記載の機器。
- 前記永久取り付けが、プラスチック・オーバーモールディング(plastics overmoulding)、例えば、前記主電源ケーブルの被覆と共有される一体成形体により保護される、請求項25から36のいずれかに記載の機器。
- 前記基部コネクタ部は、前記電気接点が前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされているサブアセンブリを備える、請求項25から37のいずれかに記載の機器。
- 前記主電源ケーブルは前記サブアセンブリと一体成形され、前記接点用のハウジングは前記サブアセンブリと別個に設けられる、請求項25から38のいずれかに記載の機器。
- 前記主電源ケーブルは前記サブアセンブリと一体成形され、それにより、前記接点を収容する単一のプラスチック部を形成している、請求項25から38のいずれかに記載の機器。
- 基部ユニットから分離可能な機器ユニットを備えたコードレス電気機器であって、
前記基部ユニットは、前記機器ユニットがコードレス電気コネクタを介して載置されると前記機器ユニットに電力を供給し、前記コネクタは、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく、前記機器ユニットを前記基部ユニットに載置することを可能にする種類のものであり、
前記コードレスコネクタは、前記基部ユニットの対応するコネクタ部と係合して前記基部ユニットの電気接点と電気接続を確立する電気端子を有する前記機器ユニットにおけるコネクタ部を備え、
前記基部コネクタ部は電源ケーブルと一体化され、前記接点は前記電源ケーブルの導体に接続され、前記電源ケーブルおよび前記基部コネクタ部は、前記接点を収容する単一のプラスチックまたはプラスチック部として一体成形されていることを特徴とするコードレス電気機器。 - 前記接点は、前記電源ケーブルの前記導体に直接接続されている、請求項41に記載の機器。
- 前記接点は、前記電源ケーブルの前記導体と静的な接続(static connection)を有する、請求項41または42に記載の機器。
- 前記静的接点は、前記一体成形部に収容されたライブ接点およびニュートラル接点を含む、請求項43に記載の機器。
- 前記電気接点は、前記主電源ケーブルの各導体に永久取り付けされている、請求項41から44のいずれかに記載の機器。
- コードレス電気機器において、独立した機器部に電力を供給するための基部コネクタ部であって、
前記コネクタ部は分離可能であり、相対角度方向に関係なくまたは実質的に関係なく独立した前記コネクタ部同士が組み合わさると、前記機器コネクタ部の電気終端と前記基部コネクタ部の対応する電気接点との間に電気接続が確立され、
前記基部コネクタ部は電源ケーブルと一体化され、前記コネクタ部の前記電気接点は前記電源ケーブルの導体に接続され、前記電源ケーブルおよび前記基部コネクタ部は、前記接点を収容する単一のプラスチックまたはプラスチック部として一体成形されていることを特徴とする基部コネクタ部。 - 前記接点ハウジングは、各電気接点の上方に、対応する電気端子を前記基部コネクタ部に通し、前記電気接点との係合を可能にする開口部を有する、請求項46に記載のコネクタ部。
- 前記または各開口部は、下方へ垂れ下がるリップ部(downwardly depending lip)を備える、請求項47に記載のコネクタ部。
- 前記下方へ垂れ下がるリップ部は、前記開口部を取り囲む(circumscribe)ドライゾーンを前記ハウジング内に形成する、請求項48に記載のコネクタ部。
- 前記または各開口部は、前記電気接点の周方向に延び、前記接点から離間した前記ハウジング内部の集液面につながっている、請求項47から49のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記集液面は排水口を備える、請求項50に記載のコネクタ部。
- 液体ガイド面が、前記または各開口部に接続されている、請求項47から51のいずれかに記載のコネクタ部。
- 前記液体ガイド面は、前記開口部から半径方向に離隔するように延びる連続面を含む、請求項52に記載のコネクタ部。
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