JP2014524821A - 遠心力が加えられた液体を収集するための飲料収集器および該収集器を使用する遠心式飲料マシン - Google Patents

遠心力が加えられた液体を収集するための飲料収集器および該収集器を使用する遠心式飲料マシン Download PDF

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Abstract

遠心力が加えられ回転淹出ユニット(2)から出る淹出液体を収集するための飲料収集器(11)であって、環状のキャビティを形成している収集トラック(13)と、収集トラック(13)において半径方向に延在する少なくとも1つの出口(14)であって、収集トラック内に受け入れられた淹出液体を収集トラックから排出することを可能にするための少なくとも1つの出口(14)とを備え、収集トラックが、環方向(O)において出口(14)に向かって下降している少なくとも1つの傾斜面(15)を備える、飲料収集器(11)。
【選択図】図5

Description

本発明は、コーヒーマシンなどの飲料マシン(特に、飲料を淹出するために遠心力を利用するマシン)の分野に関する。より詳細には、本発明は、改良された飲料収集器およびこのような収集器を備える飲料マシンに関する。
固形原材料および温水の混合物から遠心作用により液体を抽出(淹出)することからなるコーヒーの調製が知られている。遠心力により、淹出された液体(淹出液体)は、周辺フィルタ、穿孔された孔、スリット、および/または弁などの小さな隙間を通過させられる。一般に、淹出液体は、比較的高い遠心速度で回転淹出装置から吐出され、該装置を取り囲む環状の収集器に収集される。
国際公開第2010089329号パンフレットは、液体を抽出するために遠心作用を利用する装置および方法に関する。一般に、収集器は、回転の軸線を中心に環状経路に沿って周方向に延在するU字形状のプロファイルを備え、飲料放出ダクトと流体連通している。収集器には、飲料と接触する大きな表面が形成されているため、飲料の熱損失を補償するための解決策は、加熱素子を収集器に関連付けることである。これにより、供給される飲料の最適な温度が維持される。熱損失を補償する他の異なる方法が考えられてもよい。
問題点は、飲料を供給するために収集器から飲料を排出することにある。飲料の排出速度は、飲料の品質に悪影響を与える場合がある。収集器からの飲料の異常な排出は、飲料の温度の一貫性およびコーヒーのクレマまたは泡の品質に大きく影響する場合がある。
具体的には、所定の流量範囲内における加熱力の効率的な伝達は、コーヒーの品質の決定要因となる。例えば、飲料が冷まされてしまう可能性もあるし、または、収集器内にあまりに長く滞留した飲料の一部が、飲料全体の味に影響し、これを損なう可能性がある。
コーヒーの排出が適切に制御されなかった場合、コーヒーのクリームまたは泡も同様に影響を受ける可能性がある。
また、特に、液体が収集器内に留まり、この結果、乾燥した食品固形物が装置の表面に堆積する場合に、装置の清浄度が影響を受ける可能性がある。
本発明は、これらの問題を部分的にまたは完全に解決する、改良された構成の収集器を提供することを目的とする。
このために、本発明は、主要な請求項によって規定されている。従属請求項は、本発明の好ましい態様についてさらに規定している。
本発明は、遠心作用を受け回転淹出(抽出)ユニットから出る淹出液体を収集するための飲料収集器であって、
中心軸線の周囲に環状のキャビティを形成している収集トラックと、
収集トラックの一部において周方向および半径方向に延在する少なくとも1つの出口であって、収集トラック内に受け入れられた淹出液体を収集トラックから排出することを可能にするための少なくとも1つの出口と
を備え、
収集トラックが、環方向において出口に向かって下降している少なくとも1つの傾斜面を備える、飲料収集器に関する。
したがって、このような構成は、収集器内の飲料(例えば、淹出されたコーヒー)の排出を促進し、飲料の滞留時間を大幅に短縮し、生成された「コーヒーのクレマ」をより安定的なものにする。
少なくとも1つの傾斜面は、出口の少なくとも1つの周方向の端部に連なっていることが好ましい。
一般に、収集トラックの傾斜面は、螺旋の一部または渦巻きの一部の形態を有する。螺旋状の形態は、傾斜面が実質的に収集トラックの環方向に沿って、中心軸線から等間隔に延在することを必要とする。渦巻き状の形態は、傾斜面が厳密に環方向に延在することを必要とせず、中心軸線からの間隔が連続的にわずかに増加するか、または減少するように伸びてもよい。
傾斜面の長さは、効果的な排出をもたらすのに十分であるべきである。したがって、少なくとも1つの傾斜面は、環状トラックの少なくとも250度(角度)、より好ましくは少なくとも320度(角度)の角度経路に沿って延在することが好ましい。
好ましい態様では、傾斜面は、出口の周方向の最高端部の近傍から出口の周方向の最低端部まで延在する。言い換えれば、出口は、傾斜面の開始線および終了線のまさに可能な限り近傍に配置される。可能ならば、液体が収集器の傾斜面の上部に滞留することを防止するために、逆の傾斜を有する小さな上方傾斜部などの小さな移行区間が、傾斜面と出口とを接続してもよい。
傾斜面は、少なくとも3mm、好ましくは4〜20mmの間隔である軸方向の間隔を置いて互いに配置された上方位置および下方位置を備えることが好ましい。また、出口は、収集トラック内を周方向に流れる液体にとっての「口」を形成するために、収集器の半径方向の平面に対して傾斜した態様で環方向に延在することが好ましい。また、出口は、中心軸線と平行に配置されてもよい。
出口は、正方形、長方形、円形、三角形、台形、円形、多角形、卵形、または楕円形などの様々な形態をとってもよい。また、出口は、群を成す複数の開口から形成されてもよい。
ある態様では、傾斜面は、出口に向かって連続的に下降していてもよい。連続的な下降によって、傾斜面の環方向の範囲にわたって平坦な表面部分が存在せず、急な下降路が存在しないことが基本的に意味されている。しかしながら、傾斜面の傾斜は、直線的な、凹状もしくは凸状のプロファイルまたはこれらのプロファイルの組合せを形成してもよい。
あまり好ましくない態様では、傾斜面は、出口に向かって非連続的に下降している。非連続的な下降によって、傾斜面は、平坦な部分の後に急な傾斜部が続くできるだけ小さな部分によって階段状に下降するか、および/または傾斜部が急峻なまたは垂直な移行面によって分離されることによって階段状に下降してもよいことが意味されている。
環状の収集トラックは、出口および傾斜面に面する環状の垂直内壁および環状の垂直外壁を備えることが好ましい。これらの壁は、飲料が収集器から溢れ出ることを回避しながら飲料を出口へ案内することを可能にする。内壁および外壁は、飲料の流れの円滑な案内を確実にするために相対的に凸状の移行部によって傾斜面と連なっていることが好ましい。言い換えれば、トラックの設計は、トラックの内部でのコーヒーの滞留時間を可能な限り短縮するように最適化される。
出口は、環方向に向いている導管、または環方向に対して接線方向に向いている導管、または環方向から次第に逸脱している導管によって、収集トラックの下方に延長されていることが好ましい。同様に、この構成は、コーヒーの「クレマ」の品質を保ちながら、収集器からの液体のより円滑な排出を促進する。
さらに、流れ妨害手段が、収集トラックの下の出口導管の下流に存在することが好ましい。この流れ妨害手段は、液体の流れが収集器から出る前に、環状の収集トラックを通過した液体の流れを減速させるように機能する。具体的には、流れ妨害手段は、出口の下流で導管の方向と交差するように延在する少なくとも1つの横方向の壁を備える。
より詳細には、流れ妨害手段は、出口と飲料放出ダクトとの間に存在する少なくとも1つのシケインを備えてもよい。「シケイン」という用語は、流れを少なくとも2つの分岐した方向(例えば、相反する方向)に案内するように幾何学的に配置され、および/または壁によって部分的に分割された導管を基本的に意味する。好適には、飲料放出ダクトは、出口の下流でシケインの平面および/または導管の方向を実質的に横切るように配置される。
好ましい態様では、環状の収集トラックは、加熱手段と関連付けられる。具体的には、収集トラックは、被加熱ブロックから形成されてもよいし、または熱伝導態様で被加熱ブロックと関連付けられてもよい。このブロックは、金属、セラミック、または耐熱プラスチックから作られてもよい。被加熱ブロックは、加熱カートリッジ、加熱抵抗、または厚いフィルムなどの少なくとも1つの加熱素子を組み込んでもよい。少なくとも1つの加熱素子は、少なくとも200度(角度)、より好ましくは少なくとも320度(角度)、最も好ましくは340〜360度(角度)の環状部にわたって延在する。
本発明は、遠心力が加えられ回転淹出ユニットから出る液体を収集するための飲料収集器であって、
環状のキャビティを形成している収集トラックと、
収集トラックにおいて半径方向に延在する少なくとも1つの出口であって、収集トラック内に受け入れられた液体を収集トラックから排出することを可能にするための少なくとも1つの出口と
を備え、
収集トラックが、被加熱ブロックから作られているか、または熱伝導態様で被加熱ブロックと関連付けられている、飲料収集器にさらに関する。
具体的には、被加熱ブロックは、少なくとも1つの加熱素子を組み込んでいる。このブロックは、金属、セラミック、または耐熱プラスチックから作られてもよい。被加熱ブロックは、加熱カートリッジ、加熱抵抗、または厚いフィルムなどの少なくとも1つの加熱素子を組み込んでもよい。さらに、加熱素子または複数の加熱素子は、少なくとも320度(角度)の環状部にわたって延在する。被加熱ブロックは、熱伝導性の金属から作られることが好ましい。この金属は、アルミニウム、銅、黄銅、鋼、合金、またはこのような金属の混合物、およびこれらの組合せの中から選択されてもよい。
収集トラックは、液体と接触するその表面に、摩耗に耐える食品等級の材料から作られ、かつ低い食品付着特性を有する被覆を備えることが好ましい。具体的には、被覆は、フッ素重合体から作られる。
本発明は、前述した特徴とは無関係に、またはこれと関連して、遠心力が加えられ回転淹出ユニットから出る液体を収集するための飲料収集器であって、
環状のキャビティを形成している収集トラックと、
収集トラックにおいて半径方向に延在する少なくとも1つの出口であって、収集トラック内に受け入れられた淹出液体を収集トラックから排出することを可能にする少なくとも1つの出口と
を備え、
出口が、環方向もしくは環方向に対して接線方向に向いている導管、または環方向から外側へ逸脱している導管によって、収集トラックの下方に延長されており、流れ妨害手段が、淹出液体を収集器の下流に流すように出口の下流に存在している、飲料収集器にさらに関する。
流れ妨害手段は、出口の下流で導管の方向と交差するように延在する少なくとも1つの横方向の壁を備えることが好ましい。流れ妨害手段は、出口と飲料放出ダクトとの間に存在する少なくとも1つのシケインをさらに備えることが好ましい。飲料放出ダクトは、シケインの平面および/または導管の方向を実質的に横切るように配置されることが好ましい。
本発明は、これまでに規定したような飲料収集器を備える遠心式飲料マシンにさらに関する。
より詳細には、本マシンは、所定の回転方向に回転されるように構成された回転淹出ユニットおよびこれまでに言及した収集器を備える。この収集器は、回転淹出ユニットの周囲に配置され、また、回転淹出ユニットの回転方向に向かって下降している傾斜面を備える環状の収集トラックを備える。回転方向に向かう傾斜面の下降は、収集器内の液体の効率的な排出をさらに促進する。
添付の図面と関連付けながら、本発明についてさらに説明する。
本発明の収集器を備える飲料マシンの概略図である。 図1のマシンの部分断面斜視図である。 本発明の収集器の上面斜視図である。 図3の収集器のA−Aにおける断面斜視図である。 図3および図4の収集器の上面図である。 図2のマシンのB−Bにおける部分断面斜視図である。 図3、図4、および図5の収集器の底面斜視図である。 収集器の飲料放出アセンブリの斜視図である。 カバーのない状態の図8の放出アセンブリの部分内部図である。 本発明の好ましい態様に係るマシンの詳細断面図を示している。
本発明の遠心式飲料マシン1の全体図が、図1に示されている。一般に遠心式飲料マシン1は、回転軸線「I」に沿って高回転速度で回転するように配置された淹出ユニット2を備える。回転淹出ユニット2は、飲料原材料保持器3および液体供給器4を備える。淹出動作の際、保持器および液体供給器は、同じ回転速度で一緒に回転されるように、連結手段(図示せず)によって互いに組み付けられる。淹出液体の流れが淹出ユニットから出ることを可能にするために、流れ解放手段が、例えば保持器と液体供給器との間または保持器自体の中などに設けられる。流れ解放手段は、図1に示されているような環状間隙40、導管、および/または孔として形成されてもよい。図2および図10では、流路42によって隔てられた孔36、40を含む流れ解放手段の他の例を見ることができる。例えば、図2および図10は、貫通孔などの複数の外周出口40が飲料原材料保持器3の外壁43に設けられている別の構成を示している。これらの出口40は、保持器の内側(区画41)から保持器の外側に向けて遠心力が加えられた淹出液体が保持器の上部領域を連通することを可能にするように構成されている。これらの流れ解放手段については、本明細書で後に詳述されるが、これらは、必ずしも本発明の範囲を限定するものではない。
淹出ユニットの回転は、マシンのフレーム内で回転係合させることにより保持器3および液体供給器4を互いに組み付けて、回転モータ6によって保持器または液体供給器を駆動させることによって得られる。本例では、保持器は、軸受によって下部フレーム37に取り付けられた回転心棒12を備え、該回転心棒12は、保持器の回転駆動およびこれによる供給器4の間接的な駆動を可能にするためにモータ6と連結されている。
保持器3は、飲料原材料または飲料原材料(例えば、挽いたコーヒー)を含むカプセルなどの小分けパッケージを受け入れるためのカップ形状の区画を備えてもよい。マシンに応じて、特に、淹出ユニットの設計に応じて、挽いたコーヒーなどの飲料原材料は、保持器内に直接充填されてもよいし、あるいは、保持器内に装填される使い捨て式または詰め替え式のカプセル(図示せず)に含まれてもよい。
液体供給器4は、保持器内に含まれている飲料原材料と混合するために淹出ユニット内に液体を供給するように構成されている。このために、液体注入器5は、供給器の回転軸線に沿って設けられている。液体注入器は、区画内に液体を注入するように配置されるチューブ、ランス(lance)、または針であってもよい。液体は、マシンの液体リザーバ7から、あるいは飲料水用水道などの外部の液体供給源から液体供給器へ供給される。電気ポンプなどの適切なポンプ8は、リザーバと液体供給器との間の液体導管と流体連通しており、リザーバ7から注入器5へ液体を供給するように動作可能である。ポンプは、遠心式もしくはピストン式のポンプまたは任意の他の種類の適切なポンプであってもよい。ポンプは、制御ユニット10と電気接続されており、制御ユニット10は、淹出ユニットへ供給される液体の流量および量を制御するためにポンプを動作させる。マシンはポンプを含まなくてもよいことが理解される。例えば、マシンは、重力によって水を淹出ユニットへ供給するように構成されてもよい。このような一例において、液体リザーバ7は、液体注入器5の上方に配置されてもよく、また、液体供給ラインは、注入器またはリザーバの開放および閉鎖を行うための少なくとも1つの制御弁(図示せず)を備えてもよい。
マシンは、液体供給器4の注入器5を通して供給される前の液体を加熱するための加熱器9を備えることが好ましい。例えば、加熱器は、瞬間加熱器またはサーモブロックであってもよい。加熱器に入る液体は、調製される飲料の最適な淹出温度に相当する温度に加熱されてもよい。このために、通常は、少なくとも1つの液体温度センサが、加熱器から出る液体の温度または淹出ユニットに入る液体の温度が温度の規定の閾値またはプロファイルを超えないことを確実にするために加熱器の位置および/または加熱器の下流に設けられている。加熱器およびセンサによる温度の制御は、センサからの温度入力を受信し、温度の規定の閾値またはプロファイルを制御する方法で加熱器のオン/オフを切り替える制御ユニット10によってさらに処理される。
制御ユニット10(例えば、マイクロコントローラ)は、飲料マシンの様々な機能(特に、飲料の流量などの重要な淹出特性をも決定する、淹出ユニットの回転速度)を制御するように構成されていることに留意すべきである。また、マシンは、使用者が例えば飲料の所望の量を選択することおよび/または所望の時点で淹出サイクルを中断することを可能にするためのユーザインターフェース(図示せず)を含んでもよい。また、ユーザインターフェースは、使用者が、最終的な生成飲料の温度を含むが、これに限定されない他の選択を行うことまたはマシンの異なるモジュール(図示せず)から飲料へのミルクなどの他の要素の放出をトリガすることを可能にしてもよい。言うまでもなく、ある一定の選択は、飲料原材料を含むカプセル上のコードの識別などによって自動的になされてもよい。
本発明の一態様によれば、飲料マシンは、淹出ユニット2によって遠心力が加えられている淹出液体を収集するための飲料収集器11を備える。このために、収集器は、環状の収集トラック13を備える。収集器は、淹出ユニットの周囲に環状に延在することが好ましい。
図3〜図7は、本発明の飲料収集器の非限定的な好ましい実施形態を示している。
環状の収集トラック13は、図5に示されているように環方向「O」に延在する傾斜面15を備える。収集器は、収集トラック内に存在する少なくとも1つの出口14をさらに備える。出口14は、半径方向および環方向の双方に延在している。周方向または環方向において、出口は、最高端部および該最高端部の反対側にある最低端部を備える。
収集トラックは、傾斜面が形成された底壁を有することが好ましい。傾斜面は、環方向「O」において出口に向かって下降している。傾斜面は螺旋形状の面であることがより好ましい。トラックは、環状の垂直内壁16および環状の垂直外壁17によってさらに形成されてもよい。これらの2つの壁および底壁は、全体として収集トラックを形成しており、この結果として、収集トラックは、収集器の横断面に関して略U字形状の形態をとってもよい。傾斜面は、出口14を基準として考えて、傾斜面が上方位置18および下方位置19を有する点で下降しており、このような位置18、19は、収集トラック内で環方向において互いに隔てられている。傾斜面は、トラックの少なくとも250度(角度)、より好ましくは少なくとも300度(角度)の角度経路「P」にわたって延在することが好ましい。例えば、約350度(角度)の傾斜面の場合、上方位置18と下方位置19との間の軸方向の高さは3〜20mmである。傾斜面15は、横断面に関して必ずしも平坦である必要はなく、凹状であってもよいことに留意すべきである。さらに、傾斜面は、収集トラックにV字形状の形態を付与するために内壁および外壁が最も低い位置で連なるように、収集器の横断面に関して一点に、または方向「O」に沿う螺旋形状の線に限定されてもよい。
傾斜面は、出口の周方向の最低端部と連なることが好ましい。言い換えれば、傾斜面の下方位置19は、出口14の最低端部と一致するか、または少なくとも出口14の最低端部のわずかに上にある。結果として、液体は、出口の手前に残留液体の残留領域を形成することなく、傾斜面から出口へまっすぐ流れることができる。
同様に、傾斜面は、出口の近傍または出口の位置で終端することが好ましい。図示の例では、傾斜面の上方位置18は、出口の周方向の上方端部または最高端部の近傍で終端している。このような構成では、逆の傾斜およびより小さな角測長を有する第2の傾斜面20が主要な傾斜面15と出口14の上端との間に設けられる。結果として、液体はさらに、トラックのこの移行領域では出口に向かって下方へ案内される。
図示されているように、傾斜面は、出口に向かって連続的に下降する面を形成している。階段状に進行する下降部などの非連続的な下降部を有することが可能であってもよい。しかしながら、このような構成はあまり好ましくない。
出口14の構成は、大幅に変更されてもよい。しかしながら、本発明のすべての態様に関して、出口は、収集器の環状平面(すなわち、軸線Iに対して垂直な平面)に対して傾斜して周方向に延在することが好ましい。この傾斜は、出口がトラックにおける傾斜面の傾斜の方向に流れる液体を受け入れるためのある種の「口」を形成するように傾斜面の傾斜とは逆向きになっている。出口は、収集トラックの最大幅「W」の少なくとも0.5倍、最も好ましくは、少なくとも0.75倍にわたって延在することが好ましい。出口はこの最大幅と実質的に等しいことが好ましい。出口の断面は、様々な要因に依存し得る。特に、出口の断面は、遠心式淹出ユニットから収集された液体の急速な排出を可能にするために十分に幅広である。一般に、出口は、全体面積が20〜300mmの開口面を備える。好ましい設計は、出口がより長い周方向の長さおよびより短い半径方向の幅を有するものである。また、出口の形状が変更されてもよい。出口の形状は、長方形、正方形、三角形、台形、円形、卵形、楕円形などであってもよい。また、出口は、飲料に対する格子またはスクリーンが形成されるように複数の開口から形成されてもよい。
また、収集トラックにおける出口の数が変更されてもよい。例えば、2つ以上の出口が、収集トラック内に、互いに環方向に間隔を置いて設けられてもよく、また、傾斜面によって互いに隔てられてもよい。例えば、2つの出口は、収集トラック内で互いに約180度(角度)の位置に振り分けられ、傾斜面によって両端で区切られてもよい。出口の数は、2つまたは3つ以上であってもよい。収集トラックにおける遠心力が加えられた液体の適切な排出を達成するために、少なくとも1つの傾斜面が、出口間の環状領域に設けられる。
図6に示されている、マシンの収集器の好ましい構成において、回転淹出ユニットは、回転方向R(例えば、時計回り方向)に回転されるように構成され、収集器は、回転淹出ユニットの周囲に配置されている(明瞭にするために保持器3の部分図のみが示されている)。収集トラックの傾斜面は、回転淹出ユニットの回転方向Rに向かって下降するように配置されている。したがって、傾斜面は、図6に示されているように液体の流れの運動方向「M」に向かって次第に下降している。
好ましい構成では、収集トラック13には、傾斜面が下降するにつれて増加するトラックの深さ「d」を規定する垂直外壁17がさらに配置されている(図4)。
図8および図9は、本発明の収集器の飲料放出アセンブリ21の好ましい実施形態を示している。このようなアセンブリは、出口14を通過した飲料を放出ダクト22へ案内するために収集トラックと関連付けられる。これに関連して、出口14は、収集トラックの下方に配置された放出導管23によって延長されており、環方向「O」に、または方向「O」と同心円状に、またはこのような方向に対して接線方向に、またはその方向から曲線を描いて逸脱するように方向付けられている。放出導管は、湾曲していてもよいし、または直線的であってもよい。液体の流れが出口を通過したときに液体の流れを減速させるように配置される流れ妨害手段が、放出アセンブリ内に設けられることが好ましい。具体的には、横方向の(例えば、半径方向の)壁24が、出口の下流にある導管23が延在する方向と交差するように延在している。したがって、高運動量で出口を通過する液体の流れは、横方向の壁24によって突然阻止される。さらに、シケイン(chicane)25が、流れをさらに再方向付けするために放出アセンブリ内に設計されてもよい。シケイン25は、収集トラック内への淹出液体の逆流を防止するために十分な液体を収容することができる第2の導管またはチャンバ26と導管23とを部分的に分離するように設計されてもよい。
導管23のさらに下流には、放出ダクト22が設けられており、放出ダクト22は、環方向「O」に対して横方向に向けられることが好ましいが、必ずしもこのようである必要はない。ダクト22は、導管27を備えてもよい。さらに、このような導管には、格子もしくは流れ分割構造28など、液体の流れを円滑にするための手段または「フローブレーカ」が設けられてもよい。また、飲料放出アセンブリは、放出ダクト内の圧力を平衡に保つために放出ダクトの上部に通気孔または導管29をさらに備えてもよい。
飲料放出アセンブリ21は、ハウジング30およびハウジング上に組み付けられるカバー31などの成形プラスチックおよび/または金属の部品から形成されてもよいことに留意すべきである。ハウジングは、主要な壁構造、すなわち、壁24、シケイン25、およびダクト22を備えてもよい。これらの2つの部品のアセンブリは、リベット打ち、螺着、および/または溶接によって得られてもよい。このアセンブリは、図7に示されているように螺着、リベット打ち、および/または溶接によって収集トラック13と容易に連結され得る。言うまでもなく、現在のものとは異なる他のアセンブリ構造が、本発明の範囲から逸脱することなく考えられてもよい。
図4、図6、および図7に示されている、本発明の収集器の別の態様では、環状の収集トラック13が加熱される。このために、トラックは、被加熱ブロック33から作られるか、そうでなければ、被加熱ブロック33と熱的に関連付けられる。被加熱ブロックは、少なくとも1つの加熱素子32を組み込んでいることが好ましい。1つ以上の素子などの加熱手段が、トラックの環状部を覆うように延在することが好ましい。1つ以上の素子などの加熱手段は、少なくとも300度(角度)、より好ましくは少なくとも320度(角度)、最も好ましくは少なくとも340度(角度)の環状経路にわたって延在することがより好ましい。加熱素子は、図面には部分的にのみ示されている電線35、電気コネクタ34、およびアースコネクタ49と接続されている。
加熱素子は、マシンへの収集器の良好な組込みのために、特に、淹出ユニットの内側への配置の観点から、収集トラックを取り囲むようにブロック内に配置されてもよい。このために、加熱素子32は、収集トラック13の範囲の径よりも幅の広い径を有する(図6)。しかしながら、トラックの下方または上方に配置される同じ径またはより小さな径を有する1つ以上の加熱素子などの他の構成が考えられてもよい。
被加熱ブロックは、銅、黄銅、アルミニウム、および鋼などの、高い熱伝導率を有する金属材料から作られてもよい。加熱素子は、加熱抵抗、加熱カートリッジ、または厚いフィルムであってもよい。また、被加熱ブロックが、収集トラックを形成する場合、被加熱ブロックは、フッ素重合体被覆(例えば、TEFLON(登録商標)、ILAFLON)などの食品等級の保護被覆を有する必要がある場合がある。被覆は、食品に対する高い耐摩耗性および付着防止特性を有するように選択されてもよい。安全上の理由から、収集器およびその電気手段はさらに、プラスチック製の部品および/またはシース(例えば、テフロン(登録商標)の)によってマシンのその他の部分から熱的および電気的に絶縁されてもよい。
収集器の被加熱ブロックの温度制御は、被加熱ブロックと接触するように配置されるか、または被加熱ブロックに組み込まれる少なくとも1つの温度センサ48(例えば、NTC素子)によって行われてもよい。収集器の調節温度範囲は、60〜100℃であってもよい。この温度は、飲料の種類、放出飲料の量、および/または流量に応じて変更されてもよい。また、温度または温度プロファイルは、被加熱ブロックの温度が、流量が低くなるにつれて、および/または飲料(例えば、コーヒー)の量が少なくなるにつれて低下する方法で制御されてもよい。被加熱ブロックは、収集器の過熱を防止するために加熱素子への電流を遮断する1つ以上の電気ヒューズをさらに備えてもよい。
図10のより詳細な図を検討すると、淹出ユニットは、収集器の垂直外壁17が回転淹出ユニットと共に液体射出間隙38をさらに形成するように、収集器と共にマシン内に配置されている。
より詳細には、飲料原材料保持器は、収集器内、特に、収集トラック内へ突出している出口壁43によって延長されている。出口壁43は、淹出液体が遠心工程中に淹出ユニットから出て行くことを可能にする複数の出口40を備える。出口40は、流路または環状チャンバ42を介して壁の入口36と連通している。入口36は、保持器の区画と連通している。例えば、入口36は、区画内に受け入れられたカプセル(コーヒーの)(図示せず)に設けられた出口と連通する。液体射出間隙38は、飲料原材料保持器3の出口壁43と外壁17の内面との間の、出口40の位置で測定された半径方向の間隔または幅を表している。このような液体射出間隙は、飲料の淹出中に遠心力の作用によって淹出ユニットの入口36から外壁17に向かって射出された液体を収集することを収集トラックに可能ならしめるために、最終的に収集トラック13に通じるまでさらに下方へ延在している。重要なのは、液体射出間隙38のこの半径方向の幅が、保持器から収集器の外壁17に向かって射出される液体の「飛距離」を同時に表しており、飲料泡(特に、コーヒーに関しては、きめ細かい気泡を含む厚みのある持続性の高い「クレマ」)の最適な形成をもたらすために制御されることである。泡の質感および厚みは、この液体射出間隙38で形成されると考えられる。このために、液体射出間隙38の好ましい半径方向の幅(淹出液体にとっての「飛距離」)は、外壁17の最も近くに位置する出口40の縁で測定される。このような飛距離または幅は、0.5〜1.5mm、より好ましくは0.7〜1.0mm、最も好ましくは約0.8mmである。出口40は、本発明の範囲を逸脱することなく、保持器に設けられる連続的なスリットと置き換えることができることにも留意すべきである。
図10に示されている特定の構造の飲料原材料保持器は、好ましい態様を示すものであるが、本発明の範囲を限定するものではないことに留意すべきである。保持器は、収集器へのより良好な組込みを実現する一方で、既に述べたように液体射出間隙38を通過する液体の流れを制御するように設計されている。また、保持器は、「遠心作用により飲料を調製するための装置」という名称の同時係属中の国際出願PCT/EP11/061083号明細書に記載されているような液体注入供給器とのその連結を容易にするように設計されている。
例えば、保持器3は、その区画41内に飲料カプセル(図示せず)を受け入れるように設計されてもよい。区画は、「飲料生成機器からカプセルを回収するための装置および方法」という名称の同時係属中の欧州特許出願公開第11167862.9号明細書にも記載されているようなカプセル取出し機構46を備えてもよい。淹出ユニットが高速で回転されるとき、淹出液体は、保持器の周囲に振り分けられた複数の入口36を通過させられる。これにより、淹出液体は、流路またはチャンバ42内に射出され、この結果、液体は、出口40を通じて再分配される。壁43の下方閉鎖壁部39は、出口40の底部も閉鎖しており、収集器の外壁に向けて半径方向に流れを送り出す。これにより、淹出液体は、液体射出間隙38に進入し、収集トラック13に向かって下降することが可能となる。
また、上部シール47は、液体が収集器から溢れ出ないことを確実にするために外壁とフレーム37との間に設けられてもよい。次に、淹出液体は、既に述べたような収集器の放出アセンブリへ移動し、カップまたはマグなどの容器内に収集される。他の可能な飲料マシンでは、飲料原材料保持器の設計が簡略化されてもよい。例えば、異なる設計(図示せず)では、保持器の別の壁における複数の出口の単純な配置が、区画と液体射出間隙38との連通を可能にするように考えられてもよい。
飲料原材料保持器3は、保持器と淹出ユニットの液体供給器との連結を可能にするために、出口壁43とは反対に上方へ延在する壁の部分44をさらに備えてもよい。言い換えれば、この壁の部分は、遠心工程のための淹出ユニットの閉鎖を可能とする。この壁の部分44は、環状溝45などの連結手段を備えてもよい。溝45は、内側に向けられ、同時係属中の国際出願PCT/EP11/061083号明細書に記載されているようなばね付勢されたピン(図示せず)などの、液体供給器の1つ以上の相補的な連結手段を受け入れる形状に形成されてもよい。
さらに、連結部は、液体供給器の相補的なギヤ手段(図示せず)に適合するように構成された環状に延在する機械的なギヤ手段50を備えてもよい。これらのギヤ手段は、飲料原材料保持器と液体供給器との連結部のトルク抵抗を高める。結果として、モータによって駆動される保持器による液体供給器の噛合いが改善される。また、挿入される(飲料原材料を含む)カプセルに対する機械的な拘束が軽減され、これにより、カプセルの包装材料を損なう危険性が低減される。
本発明は、カプセルなどの小分けパッケージを使用する遠心式飲料マシンまたはキャニスタもしくは粉砕装置からの挽いたコーヒーを使用するコーヒーマシンなどの他の種類の遠心式飲料マシンに適用することができることに留意すべきである。
1…遠心式飲料マシン、2…回転淹出ユニット、3…飲料原材料保持器、4…液体注入供給器、5…液体注入口、6…駆動モータ、7…液体リザーバ、8…液体ポンプ、9…液体加熱器、10…制御ユニット、11…収集器、12…回転心棒、13…環状の収集トラック、14…収集トラックの出口、15…傾斜面、16…内壁、17…外壁、18…上方位置、19…下方位置、20…第2の傾斜面、21…飲料放出アセンブリ、22…放出ダクト、23…第1の導管、24…横方向の壁、25…シケイン、26…第2の導管、27…放出ダクトの導管、28…フローブレーカ、29…通気孔、30…ハウジング、31…カバー、32…加熱素子、33…被加熱ブロック、34…電気コネクタ、35…電線、36…入口または孔、37…下部フレーム、38…液体射出間隙、39…保持器閉鎖壁部、40…孔または出口、41…保持器の区画、42…流路またはチャンバ、43…保持器の出口壁、44…連結用の壁の部分、45…環状溝、46…カプセル取出し機構、47…シール、48…温度センサ、49…アースコネクタ、50…機械的なギヤ手段。

Claims (16)

  1. 遠心力が加えられ回転淹出ユニット(2)から出る淹出液体を収集するための飲料収集器(11)であって、
    中心軸線(I)の周囲に環状のキャビティを形成している収集トラック(13)と、
    前記収集トラック(13)の一部において周方向および半径方向に延在する少なくとも1つの出口(14)であって、前記収集トラック内に受け入れられた前記淹出液体を前記収集トラックから排出することを可能にするための少なくとも1つの出口(14)と
    を備え、
    前記収集トラックが、環方向(O)において前記出口(14)に向かって下降している少なくとも1つの傾斜面(15)を備える、飲料収集器(11)。
  2. 前記少なくとも1つの傾斜面(15)が、前記出口(14)の少なくとも1つの周方向の端部に連なっている、請求項1に記載の飲料収集器。
  3. 前記収集トラックの前記傾斜面が、螺旋の一部または渦巻きの一部の形態を有する、請求項1または2に記載の飲料収集器。
  4. 前記少なくとも1つの傾斜面(15)が、環状の前記収集トラック(13)の少なくとも250度(角度)の角度経路にわたって延在している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  5. 前記傾斜面(15)が、前記出口の周方向の最高端部の近傍から前記出口の周方向の最低端部まで延在している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  6. 前記傾斜面(15)が、前記出口に向かって連続的に下降している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  7. 前記傾斜面(15)が、前記出口に向かって非連続的に下降している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  8. 環状の前記収集トラック(13)が、前記出口(14)および前記傾斜面(15)に面する環状の垂直内壁(16)および環状の垂直外壁(17)を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  9. 前記出口(14)が、前記環方向(O)に向いている導管(23)、前記環方向に対して接線方向に向いている導管(23)、または前記環方向から次第に逸脱している導管(23)によって、前記収集トラック(13)の下方に延長されている、請求項8に記載の飲料収集器。
  10. 流れ妨害手段(24、25、27)が、前記出口(14)の下流に存在する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  11. 前記流れ妨害手段が、前記出口(14)の下流で前記導管(23)の方向と交差するように延在する少なくとも1つの横方向の壁(24)を備える、請求項10に記載の飲料収集器。
  12. 前記流れ妨害手段が、前記出口(14)と飲料放出ダクト(22)との間に存在する少なくとも1つのシケイン(25)を備える、請求項11に記載の飲料収集器。
  13. 前記飲料放出ダクト(22)が、前記出口の下流で前記シケイン(25)の平面および/または前記導管(23)の方向を実質的に横切るように配置されている、請求項12に記載の飲料収集器。
  14. 環状の前記収集トラック(13)が、被加熱ブロック(33)から作られているか、または熱伝導態様で被加熱ブロック(33)と関連付けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の飲料収集器。
  15. 前記被加熱ブロック(33)が、少なくとも1つの加熱素子(32)を組み込んでいる、請求項14に記載の飲料収集器。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の飲料収集器(11)を内部に備える遠心式飲料マシン(1)。
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