JP2014521566A - キャップ取り扱いツール及び使用方法 - Google Patents

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Abstract

直線状に向きを揃えられ離間した複数の試験管のうちの1つ以上のキャップを外す際に使用するためにツール(100)が用意され、それぞれのキャップは、陥凹をともなうキャップ上面を有する。ツールは、ユーザーによる係合のための第1の部分(40)と、複数のキャップに係合するための第2の部分(50)とを有する本体(30)を備える。第2の部分は、離間した複数の突起部(60)を備える。それぞれの突起部は、取り外し可能にキャップに係合するために構成される。突起部は、2つ以上の離間した突起要素(62、64)を備えてもよい。所望により、第1の部分は、第2の部分に関して非同一平面上の関係で構成される。使用方法もまた提供される。
【選択図】 図2C

Description

(関連出願の相互参照)
関連出願の相互参照本出願は、両者とも2011年8月2日出願の、米国仮特許出願第61/514,314号及び同61/514,290号に対する優先権を主張するものであり、それらのそれぞれの開示は参照によりその全体を本明細書に組み込まれる。
高処理能力の生化学的アッセイは、しばしば8つの反応管の単一ストリップを使用し、これは通常は、処理のために試験管ラックのウェル内にロードされる。いくつかの装置では、4つのかかる試験管ラックが同時に処理される。使用時には、オペレーターは、キャップ付きの試験管のストリップを試験管ラック内にロードし、一方の端部からもう一方の端部まで、キャップを持ち上げるようにタブを引っ張ることによってキャップのストリップを試験管から進行的に手で外す。次いで、試験管は、通常マイクロピペットにより適当な試薬をロードされ、手で再度キャップを付けられる。キャップを外し、再度キャップを付ける手順は、分析のために試料を取り出すために、処理(例えば、DNA増幅)後繰り返される。
試験管が空の場合、迅速な連続でキャップのストリップを除去する行為は、内容物が試験管から排出するいかなる問題も明らかに呈しない。しかしながら、充填された、又はある程度充填された試験管(予め試薬がパッケージされた、購入した試験管の場合)のキャップを外す必要があるとき、しばしば内容物の一部が放出される場合がある。更に、試験管に再度キャップを付けることも、結果的に試験管からの内容物の一部のこぼれをもたらす場合がある。こぼれを最小限にするために、典型的には技術員は、気をつけて一度に1つのキャップを外す及び/又は交換する必要があり、これは面倒で時間がかかるだけでなく、繰り返しの動きを必要とする。更に、試験管ラック内にぎっしり詰まった試験管は、手で再度キャップを付けるのが困難であることを実践が示している。不注意な、又は急いでいる技術員は、常に試験管の全てに適切に再度キャップを付けることができない場合があり、これは蒸発又は汚染に起因して試験の失敗をもたらす場合がある。キャップのストリップを手で外すことは、ストリップの伸張ももたらす可能性があり、対象物に再度キャップを付けるのを失敗させる。試験管からキャップを外し、これらに再度キャップを付けるための改善された方法に対する必要が存在する。
本開示は、概して、2つ以上の容器から複数のキャップを取り外すための、ツール及びそれを使用する方法に関する。任意追加的に、複数のキャップは、複数のキャップを備える一体型閉止デバイスで構成されてもよい。任意追加的に、ツールは、容器の上にキャップを戻すために使用することができる。特に、本開示は、2つ又はそれ以上の試験管(例えば、化学反応又は生化学反応(例えばポリメラーゼ連鎖反応(「PCR」)などの)を実施するために使用されるマイクロチューブ群)から複数のキャップを除去する、及び、任意追加的に、キャップを試験管に戻すためのツールに関する。いくつかの実施形態では、ツールが、表面(例えば、実験室の実験台上)に対して設置される間、ツールは、複数のキャップを一時的にツールに保持することができるように適合されてもよく、それによって、他の業務(例えば、試薬の分与又は除去)を実行するために、オペレーターは両手を使用することが許容される。有利にも、ツールは、ツールが表面に対して静止している間、複数のキャップは、ツールで定位置に保持され、それによってキャップのいずれの部分も表面に接触せず、それによって、表面上に存在する場合がある材料(例えば、薬品、核酸、微生物)によるキャップの汚染を防止するように構成することができる。
一態様では、本発明は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップの取り扱いに使用するためのツールを用意し、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上側の表面を有する。ツールは、ユーザーによる係合のための第1の部分と、複数のキャップのうちの1つ以上のキャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体を備えることができ、第1の部分は、第2の部分と非同一平面上の関係にあり、第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を有し、第2の部分は、回転軸に沿って直線状に整列した離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部は終点を有し、複数の突起部は、回転軸に沿って整列し、複数の突起部のうちのそれぞれの突起部は、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、第1の部分の第2の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、1つ以上の突起部の上に係合したキャップの任意の部分を、表面から離れて保持するのに十分であるようにツールが構成される。実施形態のいずれかでは、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、いずれかの突起部によって表面から少なくとも2mm離れて係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分とすることができる。実施形態のいずれかでは、2つ以上の突起部のそれぞれは、少なくとも2つの離間した突起要素を含むことができる。実施形態のいずれかでは、少なくとも1つの突起要素は、キャップに係合するための手段を備えることができる。いくつかの実施形態では、ツールは更に、基部を備えることができ、複数の突起部のそれぞれの突起部は、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さは、第2の突起要素の長さより長い。実施形態のいずれかでは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量より大きくすることができる。
別の態様では、本開示は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールを用意し、それぞれのキャップは壁を有する陥凹をともなう上面を有する。ツールは、ユーザーによる係合のための第1の部分を有する本体と、1つ以上のキャップに操作可能に係合するための第2の部分とを備えることができ、第2の部分は、離間した複数の回転軸に沿って直線状に整列した離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部は終点を有し、2つ以上の突起部は、それぞれが、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、複数の突起部のそれぞれの突起部は少なくとも2つの離間した突起要素備える。実施形態のいずれかでは、少なくとも1つの突起要素は、キャップに係合するための手段を備えることができる。実施形態のいずれかでは、ツールは更に、基部を備えることができ、複数の突起部のそれぞれの突起部は、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さは、第2の突起要素の長さよりも長い。実施形態のいずれかでは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量より大きい。実施形態のいずれかでは、ツールは更に、貫通制御要素を含むことができる。
なお別の態様では、本開示は、キャップ付きの複数の試験管の取り扱いの方法を提供する。方法は、2つ以上の離間したキャップ付きの試験管の直線状アレイを提供することを含むことができ、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有し、上記の実施形態のいずれかのツール。方法は更に、試験管のうちの1つ以上のキャップの陥凹内に少なくとも1つの突起部を挿入し、ツールを使用してキャップを取り外すことを備えることができる。方法の実施形態のいずれかでは、試験管のうちの1つ以上のキャップの陥凹内に少なくとも1つの突起部を挿入することは、試験管のうちの2つ以上のキャップの陥凹内に少なくとも2つの突起部を挿入することを更に含むことができる。実施形態のいずれかでは、方法は更に、少なくとも1つのキャップがツールに係合されるが、ツールの第1の側面を実質的に平らな表面に対して設置することを備え、試験管のうちの少なくとも1つに物質を加え、又は試験管のうちの少なくとも1つから物質を除き、試験管上の少なくとも1つのキャップを交換するようにツールを使用することができる。
なお別の態様では、本開示は、陥凹をともなう上面を有するキャップを取り扱う際に使用するためのツールを用意する。ツールは、ユーザーによる係合のための第1の部分と、キャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体を備え、第2の部分は、終点と、少なくとも2つの離間した突起要素を備える突起部とを備え、突起部は、キャップの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、ツールは、回転操作軸を有する。任意の実施形態では、少なくとも1つの突起要素は、キャップに係合するための手段を備える。任意の実施形態では、ツールは、更に基部を備えることができ、突起部は、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さは、第2の突起要素の長さより長い。実施形態のいずれかでは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量より大きくすることができる。実施形態のいずれかでは、第1の部分は、実質的に第2の部分と同一平面でなくすることができる。任意の実施形態では、第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を備えることができ、第1の部分の第2の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、突起部の終点と表面との間の距離が、表面から離れて突起部の上に係合されたキャップの任意の部分を保持するために十分であるように、ツールが構成される。任意の実施形態では、ツールは、貫通制御要素を更に備えることができる。開示は、ツールの実施形態のいずれかを使用する方法を更に提供する。方法は、キャップ付きの試験管を用意することを含むことができ、キャップは、陥凹をともなう上面を備え、ツールの任意の実施形態は、キャップの陥凹内に突起部を挿入すること、及びツールを使用して試験管からキャップを取り外すことを含むことができる。任意の実施形態では、方法は、キャップがツールに係合されている間に、ツールの第1の側面を実質的に平らな表面に対して設置し、試験管に物質を加える又は試験管から物質を除くことを更に含むことができる。任意の実施形態では、方法は、ツールを使用して試験管上のキャップを交換することを更に含むことができる。
なお別の態様では、本開示は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップが、それぞれ陥凹をともなう上面を有する、キャップを取り扱う際に、使用するためのツールを用意する。ツールは、ユーザーによる係合のために構成される第1の部分と、前記複数のキャップのうちの1つ以上に操作可能に係合するように構成される第2の部分とを有する本体とを備えることができる。第2の部分は、回転軸に沿って直線的に整列し、それぞれの突起部が終点を有する、離間した複数の突起部を備えることができる。複数の突起部のうちのそれぞれの突起部は、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合することができる。任意の実施形態では、複数の突起部のうちの少なくとも1つの突起部は、陥凹に係合するための手段を備えることができる。任意の実施形態では、陥凹に係合する手段は、キャップ係合する表面を備えることができる。任意の実施形態では、キャップ係合面は、少なくとも1つの角度の付いた縁部を備えることができる。任意の実施形態では、陥凹に係合するための手段は、研磨性の表面を備えることができる。任意の実施形態では、複数の突起部のうちの少なくとも1つは、キャップ外し面を更に備えることができる。任意の実施形態では、キャップ外し面は、面取りを介して終点に接続することができる。任意の実施形態では、第1の部分の質量は、第2の部分の質量より大きくすることができる。任意の実施形態では、ツールは、第1の部分の第1の側面が、実質的に水平な面に対して保持されるとき、突起部の終点と表面との間の距離は、1つ以上の突起部のそれぞれを表面から離しておくことによって、1つ以上のキャップの任意の部分を係合したままに保持するのに十分であるように構成することができる。実施形態のいずれかでは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量より大きくすることができる。
なお別の態様では、本開示は、複数の試験管の取り扱いの方法を提供する。方法は、複数の試験管あって、試験管は、試料を含み、それぞれの試験管がキャップで閉止され、それぞれのキャップが陥凹をともなう上面を有する、試験管の直線状アレイと、上記実施形態のいずれか一項のツールとを用意することを含むことができる。方法は、試験管における突起部をキャップの陥凹内に挿入することと、試験管からキャップを取り外すツールを使用することとを更に含むことができる。方法の任意の実施形態では、ツールを使用してキャップを取り外すことは、回転軸を中心としてツールを回転することを含むことができる。任意の実施形態では、方法は、キャップがツールに係合されている間に、実質的に平らな表面に対してツールの第2の側面を設置することと、試験管に物質を加えること又は試験管から物質を除くことと、試験管の上のキャップを交換するためにツールを使用することと、を更に含むことができる。方法の任意の実施形態では、試験管に再度キャップを付けるためにツールを使用することは、実質的に回転軸を中心として第1の方向と反対の方向に、ツールを回転することを含むことができる。
本発明は、数多くの利点を提供する場合がある。例えば、ツールは、1つ以上の試験管にキャップを付けるため及びキャップを外すための両方に使用することができる。複数の試験管にキャップを付け、又はキャップを外すとき、複数の試験管に同時にキャップを付けるため又は複数の試験管に同時にキャップを外すためにツールを、使用することができる。いくつかの実施形態では、ツールは、オペレーターが、キャップを表面上に存在する場合がある汚染物質に暴露することなく別の業務を実施するのを許容するために、一時的に1つ以上のキャップを表面から離して保持するために使用されてもよい。
これらの及び他の実施形態の更なる詳細が、添付の図面及び以下の説明に記載されている。他の特徴、目的、及び利点は、その説明と図面、及び特許請求の範囲から明らかとなろう。
キャップ付きの試験管アセンブリの一実施形態の分解組立て側面図である。 図1のキャップ付きの試験管アセンブリの平面図である。 本開示による、試験管のキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるためのツールの一実施形態の斜視図である。 図2Aのツールの平面図である。 図2Aのツールの底面図である。 表面上に配置された図2Aのツールの側面図である。 図1Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、第1の動作可能位置に係合された図2Aのツールの斜視図を示す。 キャップ付きの試験管アセンブリをともなう、第2の動作可能位置で係合した図2Aのツールの斜視図を示す。 図3Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、係合のために整列して位置付けられた図3Aのツールの第2の端部の、第1の動作可能位置での、詳細な側面図を示す。 図3Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、図3Aのツールの、第1の動作可能位置で係合された、詳細な側面図を示す。 表面上に配置された、その上に係合されたキャップをともなう、図2Aのツールの側面図を示す。 本開示による、試験管のキャップを外すこと及び試験管にキャップを付けることのためのツールの代替的な実施形態の平面図を示す。 図6Aのツールの側面図である。 本開示による、試験管のキャップを外すこと及び試験管にキャップを付けることのためのツールの一実施形態の斜視図である。 図7Aツールの別の斜視図である。 図7Aツールの平面図である。 図7Aツールの底面図である。 表面上に配置された図7Aツールの側面図である。 図1Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、第1の動作可能位置に係合された図7Aツールの斜視図を示す。 キャップ付きの試験管アセンブリをともなう、第2の動作可能位置に係合された、図7Aツールの斜視図を示す。 図1Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、係合に向かって動く、図8Aのツールの第2の端部の、第1の動作可能位置での、詳細な側面図を示す。 図1Aのキャップ付きの試験管アセンブリをともなう、第1の動作可能位置で係合した図8Aのツールの詳細な側面図を示す。 表面上に配置された、その上に係合された一体型閉止デバイスをともなう図7Aのツールの側面図を示す。 本開示による、試験管のキャップを外すこと及び試験管にキャップを付けることのためのツールの代替的な実施形態の平面図を示す。 図11Aのツールの側面図である。
本開示は、1つの試験管又は複数の試験管からキャップを取り外すように構成されるツールを目的とし、それぞれのキャップは、壁をともなう陥凹を有する。いくつかの実施形態では、複数の試験管は、キャップ付きの試験管アセンブリの状態で存在する可能性があり、試験管は、個々のキャップを使用するか又は一体型閉止デバイスを使用するかのいずれかでキャップが付き(例えば、閉止された及び/又は密封された)、それぞれのキャップは、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを備え、それぞれのキャップは、壁に陥凹を備える。ツールは、キャップ付きの試験管アセンブリの1つ以上の個々のキャップを、又は一体型閉止デバイス内の1つ以上のキャップを取り外し可能に係合することができ、引き続いて、単一の動作を使用して、1つ以上の試験管からキャップを取り外すことができる。有利にも、少なくとも1つの取り外されたキャップは、ある期間ツールと係合されたままにすることができ、引き続いて、ツールは、少なくとも1つの取り外されたキャップを1つ以上の試験管上に戻すために使用することができる。
図1は、一実施形態のキャップ付きの試験管アセンブリ10の分解図を示す。アセンブリ10は、離間した複数の試験管14を備える単一の多重試験管デバイス12を備え、多重試験管デバイス12は、一体型閉止デバイス20によってキャップがつけられる。多重試験管デバイス12内のそれぞれの試験管14は、横材16を介して少なくとも1つの隣接する試験管に接続される。かかる多重試験管デバイス12及び一体型閉止デバイス20は、例えば、化学反応及び/又は生化学反応のために使用することができ、両者とも市販されている(例えば、Micronic North America,LLC(米国、ペンシルバニア州、McMurray)から)。一体型閉止デバイス20は、離間した複数のキャップ22を備える。それぞれのキャップ22は、キャップ上縁23とキャップ下縁24とを有し、これは少なくとも1つの隣接するキャップ22に接続構造物25を介して接続される。典型的には、それぞれのキャップ22は更に、キャップ22の下縁24が、試験管14のうちの1つの開口部18内にぴったり嵌り、それにより試験管14を密封するような寸法にされる。それぞれのキャップ22は、少なくとも1つの内壁28を有する陥凹27を更に備える。
本開示のツールは、少なくとも1つのキャップを有する試験管から取り外す際に使用するように構成され、キャップは、内壁をともなう陥凹をともなう上面を有する。好ましい実施形態では、本開示のツールは、直線状に向きを揃えられ離間した2つ以上のキャップを取り外すために(例えば、図1のキャップ付きの試験管アセンブリ10で、試験管を密封するために使用される、一体型閉止デバイス20の2つ以上のキャップ22を取り外すために)使用される。
図2A〜図2Dは、本開示による、試験管のキャップを外すこと及び試験管にキャップを付けることのための、第1のツール100の一実施形態を示す。第1のツール100は、第1の部分40及び第2の部分50を有する本体30を備える。本体30は、好ましくは、硬質又は半硬質であり、例えば、金属、プラスチック、セラミック材料、複合材料、木材、又は前述の材料の任意の2つ以上の組み合わせを含む様々な材料から構築することができる。
第1のツール100の第1の部分40は、ユーザーによる係合のために構成される。すなわち、第1の部分40は、人又は機械によって把持されることが意図される。任意の実施形態では、第1の部分は、縁部42を有してもよい。所望により、人間のオペレーターによる、快適かつ容易な把持のために、縁部42は、弯曲した縁部42を備えてもよい。任意の実施形態では、縁部42は、更に斜面44を備えてもよい。
第1のツール100の第2の部分50は、離間した複数の突起部60を備える。突起部60は、回転操作軸「Y」に沿って直線状に整列する。第1のツール100は、図示する実施形態に示すように、所望による基部52又は複数の直線状に整列する同様の寸法にされた基部52を更に備えてもよい。基部52は、突起部60の操作可能な端部(終点66)と第1のツール100の第1の部分40との間に位置するツール内の基準点である。追加的に、基部52は、1つ以上の隣接する突起部60の、キャップの陥凹内への貫通深さを制御するように機能する場合がある(図4B参照)。
突起部60の間隔は、第1のツール100を使用して取り外されてもよい複数のキャップ(例えば、図1A〜図1B参照)の陥凹の間隔と一致するように構成される。間隔は、本明細書に記載するように、一体型閉止デバイスでの陥凹の間隔によって、及び/又は本明細書記載する試験管を受容し保持するように構成されるラックの適切なレセプタクル構造物の間隔によって、決定されてもよい。
それぞれの突起部60は、2つ以上の離間した突起部部材(すなわち、第1の突起要素62及び第2の突起要素64)、終点66、及び長さ「L」が、基部52から終点66まで延在する長手方向軸「Z」を備える。突起部60は、好ましくは、硬質材料(例えば、金属、木材、プラスチック、セラミック、複合材料、又はこれらの組み合わせ)から構築され、本体30と同一の材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、本体30及び突起部60は、例えば熱可塑性のポリマーを射出成型することによって、単一部品として形成されてもよく、又は金属又は高分子材料の単一片で突起部を形成するために、スタンプ加工プロセス及び/若しくは機械加工を使用してもよい。
所望により、第1のツール100を作製するとき、突起部60は、例えばボルトなどの締結具80を介して本体30の第1の部分50に連結することができる別個の部品54上に形成することができる。
一体型閉止デバイスを構築する材料が、少なくとも1つの開口部よりわずかに大きい寸法を有する突起部60を受け入れるのに十分に可撓性でない限り、使用の間に陥凹内に延在する突起部60の最大断面積(離間した突起要素62及び64によって画定される)は、陥凹の断面積(図1A〜図1Bの陥凹27を参照)内に適合するべきである。好ましくは、突起部60は、開口よりもわずかにより小さい寸法にし、それによって突起部の挿入及び開口部からの取り外しを容易にし、かつ第1のツール100を使用してキャップ(図示せず)を1つ以上の試験管(図示せず)から取り外すとき、突起部60と陥凹の壁との間の接触も容易にする。
突起要素62及び64は、突起部60がキャップの陥凹内に受容されるように形作られ、かつ寸法にされることを条件として、様々な形状に形成されてもよい。
少なくとも1つの突起部60は、試験管のキャップに係合するための手段を備えることができる。キャップに係合するための手段は、1つ以上の突起要素62及び64上の構造を含むことができる。例えば、第1の突起要素62及び第2の突起要素の両方は、外向きに曲がった縁部(それぞれ縁部63及び65)を備える。任意の実施形態では、縁部63及び65は、突起部60のキャップ(図示せず)との係合を強化するために角度のある縁部を備えることができる。いくつかの実施形態では角度のある縁部(例えば、縁部63及び65)は、長手方向軸「Z」に対して横方向に向きを揃えることができる。横方向に向きを揃えることは、有利にも、後に記載するように、第1のツール100が第1の操作可能な位置から第2の操作可能な位置へと動くとき、キャップに係合(例えば、「把持」)することができる縁部を提供する。
任意の実施形態では、試験管のキャップに係合するための手段は、研磨性の表面(図示せず)を含むことができる。例えば、第1の突起要素62及び/又は第2の突起要素64は、そうでなければ平滑な表面を崩壊させる、規則的な構造又は不規則な構造のいずれかを備える粗い表面又は縁部を、更に備えることができる。これらの構造は、キャップの係合を容易にすることができ、それによって、第1のツールが使用されるとき、突起部がキャップから滑り出るのを防止することができる。
図2D及び図4Aでは、第1の突起要素が、第2の突起要素64の長さ(L’)より長い長さ(L)を有することを見ることができる。第1の突起要素と第2の突起要素(それぞれ62及び64)の長さの違いは、第1のツール100が、第1の突起要素62から離れるように軸「Y」上で回転するとき、以下に記載するように、第1の突起要素62がキャップに操作可能に係合するのを実質的に防止する。
本開示のツールは、わずかに2つの工程のみで、キャップを複数の試験管から取り外すために使用することができる。キャップを外すプロセスでの1つの工程は、キャップをツールに係合することを含む。図4Aは、第1の操作可能な位置で、キャップ付きの試験管アセンブリ10の一体型閉止デバイス20と係合するように整列する図2A〜図2Dの第1のツール100を示す。キャップ付きの試験管アセンブリ10内の複数の試験管14は、実質的に回転軸「Y」に沿って整列する(図2C及び図2Dに示す)。第1のツール100及びアセンブリ10は、第1の操作可能な位置(図3A及び図4Bに示す)に、例えば、オペレーター(図示せず)に第1のツール100の本体30を、第1のツール100の突起部60のうちの1つ以上を1つ以上の開口部と手で整列させて把持させ(図1Aの開口部18を参照)、1つ以上の突起部を1つ以上の開口部内に手で挿入させることによって、設置することができる。
図4A〜図4Bは、図4Aの第1のツール100の突起部60のキャップ22の陥凹27内への挿入の詳細を示す。キャップ22は、複数の試験管14を密封するために使用される、一体型閉止デバイス20内の複数のキャップのうちの1つである。第1のツール100の本体30は、突起部60が陥凹27と整列する間保持され、第1のツールは挿入する突起部60をキャップ22の陥凹27内に挿入するように動く。好ましくは、第1のツール100を第1の操作可能な位置に設置するとき、少なくとも1つの突起部60を、突起部60の終点66がキャップの陥凹の底部に接触するまで陥凹27内に挿入するべきである。
第1のツール100が図3Aに示される第1の操作可能な位置内に設置された後、複数のキャップ22は、例えば、図3Aで矢印「A」によって示されるように、第1のツール100を回転軸「Y」を中心として回転する(例えば、手で回転する)ことによって、2つ以上の試験管14から取り外す(例えば、同時に取り外す)ことができる。第1のツールが軸「Y」を中心として回転されると、1つ以上のキャップ22の下縁24は、1つ以上の試験管14からてこで動かされ、第1のツール100が十分回転すると、複数のキャップ22は、試験管14から分離される。キャップ付きの試験管アセンブリ10は、3つ以上の試験管14を備えてもよい(例えば、アセンブリは、8個又は12個以上の試験管14を備えてもよい)が、第1のツール100は、1つの試験管14のみのキャップを外すため、又は2つ以上の試験管のキャップを外すために使用されてもよいことが企図される。1つ以上の試験管のキャップを外すための第1のツール100の回転(すなわち、矢印「A」の方向の回転軸「Y」を中心とした回転)は、より短い突起要素(すなわち、突起要素64)に向かう方向の、第1のツール100の回転を起こさせることに留意すべきである。したがって第1のツール100は、第2の側面(すなわち、ツールの第1の部分40の第2の側面47、図2D参照)に向かって動かされる。この回転運動は、第1の突起要素62を、試験管のキャップ内の陥凹の壁に対して押し付け、それによって、試験管14の外へキャップ22の縁部を持ち上げる。
一体型閉止デバイス20が複数の試験管14から分離された後、突起部60とキャップ22の陥凹27との間に十分な摩擦嵌めがある場合、又は第1のツール100が十分な角度に保持される場合(例えば、突起部が実質的に重力に垂直のときに、本体30の平面がある角度に保持される、又は突起部が、重力から離れて、上向きの角度にされる)、複数のキャップ22をともなう一体型閉止デバイス20は、図5に示すように、第1のツール100と取り外し可能に係合されたままとすることができる。
図6A〜図6Bは、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱うための、第1のツール100’の一実施形態を示し、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。第1のツール100’は、第1の部分40及び第2の部分50を備える。第1の部分40は、上記のように、ユーザーによる係合のために構成される。第2の部分50は、上記のように、複数の直線状に整列する、離間したキャップに操作可能に係合するように構成される複数の突起部60を備え、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。突起部は、本体30の基部52から延在する。第1の部分40及び第2の部分50は、実質的に同一平面上である。
第1のツールの第1の端部及び第2の端部は、実質的に同一平面関係に向きを揃えられてもよいが(図6A〜図6Bに示すように))、所望により、試験管のキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるために、第1のツールの上記の実施形態のいずれかにおいて(図2A〜図2Dに図示するように)、本体の第1の部分は、第2の部分について非同一平面上の関係で構成することができる。図2Dは、試験管からキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるための第1のツール100の側面図を示し、第1のツール100は、本体30の第1の部分40を第2の部分50と非同一平面上の関係で備える。第1のツール100の第1の部分40は、上記に記載されるように、ユーザーによる係合のために構成される。第2の部分50は、複数の直線状に整列する、離間したキャップに操作可能に係合するように構成される複数の突起部60を備え、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。第1の部分は、第1の側面46及び第2の側面47を備える。第2の側面47は、表面90に対して設置されるように構成することができ、それにより、第1の部分40の第2の側面47が表面90に対して保持されるとき、少なくとも1つの突起部60の終点66と表面90との間の距離「H」は、表面90から離れて突起部60上に係合する(例えば、完全に係合する)キャップの任意の部分を保持するのに十分である。好ましくは、距離「H」は、係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を表面から少なくとも2mm離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、突起部に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を少なくとも5mm表面から離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、突起部に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を少なくとも10mm表面から離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、突起部に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を10mmを超えて表面から離れて保持するのに十分である。任意の実施形態では、第1の部分は、縁部42を備えてもよい。所望により、縁部42は、上記のように、弯曲した縁部42を備えてもよい。両者とも上記のように、第1のツール100の第2の部分50は、そこから延在する離間した複数の突起部60をともなって、基部52を備える。
実施形態のいずれかでは、第1のツールの第1の部分40は、第1のツールの第2の部分50より大きい質量を有することができる。好ましくは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量に1つ以上の突起部60上に配置される任意のキャップの質量を加えたものより大きい。したがって、図5Aに示すように、(例えば、第1のツール100などのキャップを保持するツールが、表面90上に設置されるとき、第1の部分40の質量は、第2の部分50及びキャップ22の質量と平衡することができ、それによって、キャップ22を表面90との接触から保護することができる。
本開示の第1のツール100は、わずかに2つの工程で、複数の試験管からキャップを取り外すために使用することができる。キャップを外すプロセス内の1つの工程は、第1のツール100について図4A〜図4Bに示され、かつ記載されるように、キャップをツールと係合することを含む。図8Aは、第1の操作可能な位置で、図1Aに示し、かつ記載されるキャップのついた試験管アセンブリ10の一体型閉止デバイス20と係合する、第1のツール100を示す。第1のツール100及びアセンブリ10は、第1の操作可能な位置に、例えば、オペレーター(図示せず)に第1のツール100の本体30を把持させることにより、第1のツール100の1つ以上の突起部60を1つ以上の開口部(図1Bの開口部18を参照)と手で整列させ、かつ1つ以上の突起部を1つ以上の開口部内に手で挿入して、設置することができる。第1の操作可能な位置では、複数の突起部60のうちの少なくとも1つは、開口部(図1Aの開口部18を参照)のうち少なくとも1つを通して、挿入される。好ましくは、少なくとも1つの突起部60は、第1のツール100の基部52の部分が少なくとも1つのキャップ22の上縁に接触するまで開口部を通して挿入される。より好ましくは、少なくとも1つの突起部60は、基部52の部分が突起部60に隣接する2つ以上のキャップ22に接触するまで、開口部を通して挿入される。
第1のツール100が、図3Aに示される第1の操作可能な位置内に設置された後、第1のツール100を矢印「A」によって示される方向に回転する(例えば、手で回転する)ことによって、2つ以上の試験管から複数のキャップ22を、取り外す(例えば、同時に取り外す)ことができる)。第1のツールが回転すると、1つ以上のキャップ22は、キャップ付きの試験管アセンブリ10からてこで動かされ、第1のツール100の十分な回転に達すると、複数のキャップ22がアセンブリ10から分離される。都合のよいことに、第1のツール100は、時計回り又は反時計回りのいずれかに回転することができる。キャップ付きの試験管アセンブリ10は、2つ以上の試験管を備えてもよい(例えば、アセンブリは、8個又は12個以上の試験管を備えてもよい)が、第1のツール100は、2つの試験管のキャップを外すため、又は3つ以上の試験管のキャップを外すために使用されてもよいことが企図される。
第1のツール100の「A」方向(図示せず)の更なる動きによって、第1のツール100は、定位置(例えば、図5に示す位置)に配置され、ここで一体型閉止デバイス20は、例えば摩擦力及び/又は重力によって、第1のツール100の突起部60と係合されて保持される。第1のツール100は、一体型閉止デバイスを第1のツール100の突起部60と係合して表面90(例えば、図6に示すような、実験室の作業台上などの水平な面)上に一時的に設置することができる。第1のツールが表面に対して静止している間、複数のキャップ22は、第1のツール100の上で定位置に保持され、それによってキャップのいかなる部分も表面90に接触する可能性がなく、その結果表面90上に存在する場合がある物質(例えば、薬品、核酸、微生物)によるキャップ22の汚染を防止する。このことは、オペレーターが他の業務(例えば、1つ以上の試験管へ、又は試験管からの試薬又は試料の移動を実行するために両手を使用することを許容する。引き続いて、一体型閉止デバイス20は、一体型閉止デバイス20を取り外すために使用した動作を単に逆に行うことによって、複数の試験管14上に戻すことができる。第1のツール100の矢印「B」の方向の逆回転は、第2の突起要素64を陥凹27の壁に向かって押し付ける。第2の突起要素64は、第1の突起要素62より相対的に短いので、突起部60は、陥凹27の壁に係合することなく陥凹27から摺動して出て、それによって第1のツール100をキャップ22から開放する。
上記の実施形態のうちのいずれかでは、第1のツールは、予め選択した位置で、及び/又は予め選択された場所において一時的にツールを保持するために、取り付け手段を更に含んでもよい。取り付け手段は、例えば、フックアンドループ閉止又は磁石のうちの1つの構成要素などの取り外し可能な連結要素を備えてもよい。有利にも、第1のツールの第2の側面上に搭載した磁石(例えば、図2Dに示す第2の側面47)は、オペレーターが、磁性金属器具(例えば、インキュベーター)を突起部を上向きに向けることを容認することができる。これは、オペレーターが業務(例えば、1つ以上の試験管に試薬を追加する)を実行する間、第1のツール(所望により、その上に配置された1つ以上のキャップをともなう)の安全な、一時的貯蔵を提供する。次いで、オペレーターは、第1のツールを取り戻し、これを1つ以上の試験管に再度キャップを付けるために使用することができる。
本開示は、試験管にキャップを付けるため及びキャップを外すためのツールであって、ツール(図示せず)が単一の突起部を備え、突起部が、少なくとも2つの離間した突起要素を備える、ツールを熟考する。ツールは、ユーザーによる係合のために構成される第1の部分と、突起部とを備える第2の部分を備えてもよい。いくつかの実施形態では、第1の部分は、実質的に第1の部分と同一平面上であってもよい。いくつかの実施形態では、第1の部分は、実質的に第1の部分と非同一平面上であってもよい。実施形態のうちのいずれか、ツールは、単一のキャップについて試験管から、キャップを付けること又はキャップを外すことには、複数の試験管にキャップを付けるため及びキャップを外すために構成されるツールに対して記載された利点と同一の利点を提供することになる。
本開示は、少なくとも1つのキャップを、キャップを有する試験管から取り外す際に使用するために構成された第2のツールを用意し、キャップは、内壁を有する陥凹をともなう上面を有する。好ましい実施形態では、本開示のツールは、直線状に向きを揃えられ離間した2つ以上のキャップを取り外すために(例えば、図1のキャップ付きの試験管アセンブリ10で試験管を密封するために使用される一体型閉止デバイス20の2つ以上のキャップ22を取り外すために)使用される。
図7A〜図7Eは、本開示により、試験管からキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるための第2のツール200の一実施形態を示す。第2のツール200は、第1の部分240及び第2の部分250を有する本体230を備える。本体230は、好ましくは、硬質又は半硬質であり、例えば、金属、プラスチック、セラミック材料、複合材料、木材、又は前述の材料の任意の2つ以上の組み合わせを含む様々な材料から構築することができる。
第2のツール200の第1の部分240は、ユーザーによる係合のために構成される。すなわち、第1の部分240は、人又は機械によって把持されることが意図される。任意の実施形態では、第1の部分は、縁部242を有してもよい。所望により、人間のオペレーターによる、快適かつ容易な把持のために、縁部242は、弯曲した縁部242を備えてもよい。任意の実施形態では、縁部242は、更に斜面244を備えてもよい。
第2のツール200の第2の部分250は、離間した複数の突起部260を備える。突起部260は、回転操作軸「Y」に沿って直線状に整列する。第2のツール200は、所望による基部252を更に備えてもよい。基部252は、突起部260の操作可能な端部(終点262)と第2のツールの第1の端部240との間に位置する第2のツール内の基準点である。追加的に、基部252は、1つ以上の隣接する突起部260の、キャップの陥凹内への貫通深さを制御するように機能する場合がある(図示せず)。
突起部260の間隔は、第2のツール200を使用して取り外されてもよい複数のキャップ(例えば、図1A〜図1B参照)の陥凹の間隔と一致するように構成される。間隔は、本明細書に記載するように、一体型閉止デバイスでの陥凹の間隔によって、及び/又は本明細書記載する試験管を受容し保持するように構成されるラックの適切なレセプタクル構造物の間隔によって、決定されてもよい。
それぞれの突起部260は、終点262、及び長さ「L」が、基部252から終点262まで延在する長手方向軸「Z」を備える。突起部260は、好ましくは、硬質材料(例えば、金属、木材、プラスチック、セラミック、複合材料、又はこれらの組み合わせ)から構築され、本体230と同一の材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、本体230及び突起部260は、例えば熱可塑性のポリマーを射出成型することによって、単一部品として形成されてもよく、又は金属又は高分子材料の単一片で突起部を形成するために、スタンプ加工プロセス及び/又は機械加工を使用してもよい。
所望により、第2のツール200を作成するとき、突起部260は、例えばボルトなどの締結具280を介して本体230の第1の部分250に連結することができる別個の部品254上に形成することができる。
一体型閉止デバイスを構築する材料が、開口部よりわずかに大きい少なくとも1つの寸法を有する突起部260を受け入れるのに十分に可撓性でない限り、使用の間に陥凹内に延在する突起部260の最大断面積は、陥凹の断面積(図1A〜図1Bの陥凹27を参照)内に適合するべきである。好ましくは、突起部260を、開口よりもわずかにより小さい寸法にし、それによって突起部の挿入及び開口部からの取り外しを容易にし、かつ第2のツール200を使用してキャップ(図示せず)を1つ以上の試験管(図示せず)から取り外すとき、突起部260と陥凹の壁との間の接触も容易にする。
突起部260は、様々な形状で形成されてもよく、例えば、実質的に直方体、平行六面体、楕円体、又は円筒形である形状で形成されてもよい。図7A〜図7Eの図示する実施形態では、それぞれの突起部260は、実質的に平行六面体である。
少なくとも1つの突起部260は、試験管のキャップに係合するための手段を備えることができる。キャップに係合するための手段は、キャップ係合面264を含むことができる。使用時には、キャップ係合面264は、キャップ内の陥凹の壁に接触する(図1A参照)。所望により、キャップ係合面264は、1つ以上の角度のある縁部(例えば、上方の角度のある縁部265a及び下方の角度のある縁部265b)を更に備えることができる。いくつかの実施形態では(例えば、図7A〜図7Eに図示される実施形態)、1つ以上の角度のある縁部265a及び/又は265bのうちの少なくとも1つは、長手方向軸「Z」に対して横方向に向きを揃えられる。横方向に向きを揃えることは、有利にも、下記のように、第2のツール200が第1の操作可能な位置から第2の操作可能な位置へと動くとき、キャップに係合(例えば、「把持」)することができる縁部を提供する。
任意の実施形態では、試験管のキャップに係合するための手段は、研磨性の表面を含むことができる。例えば、キャップ係合面264は、そうでなければ平滑な表面を崩壊させる、規則的な構造又は不規則な構造のいずれかを備える粗い表面を、更に備えることができる。これらの構造は、キャップの係合を容易にすることができ、それによって、第2のツールが使用されるとき、突起部がキャップから滑り出るのを防止することができる。
所望により、少なくとも1つの突起部260は、キャップ係合面264とは反対側のキャップ外し面266をさらに含むことができる。突起部260の終点262に直接延在することができるキャップ係合面264とは対照的に、キャップ外し面266は、キャップ外し面266を突起部260の終点262に接続する面取り267において終了する。これは、図9Aで詳細に見ることができる。面取り267は、図示する実施形態に示すように、実質的に平面的であってもよく、又は丸みであってもよい。面取り267は、以下に記載するように、第2のツール200が軸「Y」上で回転するとき、実質的にキャップ外し面266が面取り267から離れてキャップに操作可能に係合するのを防ぐ。
本開示の第2のツールは、最低2つの工程のみで、キャップを複数の試験管から取り外すために使用することができる。キャップを外すプロセスでの1つの工程は、キャップを第2のツールに係合することを含む。図9Aは、第1の操作可能な位置で、キャップ付きの試験管アセンブリ10の一体型閉止デバイス20と係合するように整列する図7A〜図7Eの第2のツール200を示す。キャップ付きの試験管アセンブリ10内の複数の試験管14は、回転軸「Y」に沿って実質的に整列する(図7C及び図7Eに示す)。第2のツール200及びアセンブリ10は、第1の操作可能な位置(図8A及び図9Bに示す)に、例えば、オペレーター(図示せず)に第2のツール200の本体230を、第2のツール200の突起部260のうちの1つ以上を1つ以上の開口部と手で整列させて把持させ(図1Aの開口部18を参照)、突起部260の1つ以上を1つ以上の開口部内に手で挿入させることによって、設置することができる。
図9A〜図9Bは、図9Aの第2のツール200の突起部260のキャップ22の陥凹27内への挿入の詳細を示す(キャップ22の陥凹27を図示する図1A及び図1B参照)。キャップ22は、複数の試験管14を密封するために使用される、一体型閉止デバイス20内の複数のキャップのうちの1つである。第2のツール200の本体230は、突起部260が陥凹27と整列する間保持され、そしてツールは挿入する突起部260をキャップ22の陥凹27内に挿入するように動く。好ましくは、第2のツール200を第1の操作可能な位置に設置するとき、少なくとも1つの突起部260を、突起部260の終点262がキャップの陥凹の底部に接触するまで陥凹27内に挿入するべきである。
第2のツール200が図8Aに示される第1の操作可能な位置内に設置された後、複数のキャップ22は、例えば、図8Aで矢印「A」によって示されるように、第2のツール200をツール軸「Y」を中心として回転する(例えば、手で回転する)ことによって、2つ以上の試験管14から取り外す(例えば、同時に取り外す)ことができる。第2のツールが軸「Y」を中心として回転されると、1つ以上のキャップ22の下縁24は、1つ以上の試験管14からてこで動かされ、第2のツール200が十分回転すると、複数のキャップ22は、試験管14から分離される。キャップ付きの試験管アセンブリ10は、3つ以上の試験管14を備えてもよい(例えば、アセンブリは、8個又は12個以上の試験管14を備えてもよい)が、第2のツール200は、1つの試験管14のみのキャップを外すため、又は2つ以上の試験管のキャップを外すために使用されてもよいことが企図される。1つ以上の試験管のキャップを外すための第2のツール200の回転(すなわち、軸「Y」を中心とする矢印「A」の方向の回転は、突起部260のキャップ外し面266を含む、第2のツール200の第2のツールの側面の方向(すなわち、図7Eに示すように、第2のツール200の第2の側面(すなわち、第2のツールの第1の部分240の第2の側面247、図7E参照)に向かう)の回転を生じさせることに留意するべきである。この回転運動は、突起部260のキャップ係合面264を試験管のキャップの陥凹の壁に対して押し付け、それによってキャップ22の縁部を試験管14の外へ持ち上げる。
一体型閉止デバイス20が複数の試験管14から分離された後、突起部260とキャップ22の陥凹27との間に十分な摩擦嵌めがある場合、又は第2のツール200が十分な角度に保持される場合(例えば、突起部が実質的に重力に垂直のときに、本体30の平面がある角度に保持される、又は突起部が、重力から離れて、上向きの角度にされる)、複数のキャップ22をともなう一体型閉止デバイス20は、図10に示すように、第2のツール200と取り外し可能に係合されたままとすることができる。
図11A〜図11Bは、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱うための、第2のツール200’の一実施形態を示し、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。第2のツール200’は、第1の部分240及び第2の部分250を備える。第1の部分240は、上記のように、ユーザーによる係合のために構成される。第2の部分250は、上記のように、複数の直線状に整列する、離間したキャップに操作可能に係合するように構成される複数の突起部260を備え、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。突起部は、本体230の基部252から延在する。第1の部分240及び第2の部分250は、実質的に同一平面上である。
第2のツールの第1の端部及び第2の端部は、実質的に同一平面関係に向きを揃えられてもよいが(図11A〜図11Bに示すように)、所望により、試験管のキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるために、第2のツールの上記の実施形態のいずれかにおいて(図7A〜図7Eに図示するように)、本体の第1の部分は、第2の部分について非同一平面上の関係で構成することができる。図7Eは、試験管からキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるための第2のツール200の側面図を示し、第2のツール200は、本体230の第1の部分240を第2の部分250と非同一平面上の関係で備える。第2のツール200の第1の部分240は、上記のように、ユーザーによる係合のために構成される。第2の部分250は、複数の直線状に整列する、離間したキャップに操作可能に係合するように構成される複数の突起部260を備え、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有する。第1の部分は、第1の側面246及び第2の側面247を備える。第2の側面247は、表面290に対して設置されるように構成することができ、それにより、第1の部分240の第2の側面247が表面290に対して保持されるとき、少なくとも1つの突起部260の終点262と表面290との間の距離「H」は、表面290から離れて突起部260上に係合する(例えば、完全に係合する)キャップの任意の部分を保持するのに十分である。好ましくは、いくつかの実施形態では、距離「H」は、突起部に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を少なくとも2mm表面から離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、完全に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を少なくとも5mm表面から離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、完全に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を少なくとも10mm表面から離れて保持するのに十分である。いくつかの実施形態では、距離「H」は、突起部に係合したキャップ(図示せず)の任意の部分を10mmを超えて表面から離れて保持するのに十分である。任意の実施形態では、第1の部分は、縁部242を備えてもよい。所望により、縁部242は、上記のように、弯曲した縁部242を備えてもよい。両者とも上記に記載されたように、第2のツール200の第2の部分250は、そこから延在する離間した複数の突起部260をともなって、基部252を備える。
実施形態のいずれかでは、第2のツールの第1の部分240は、第2のツールの第2の部分250より大きい質量を有することができる。好ましくは、第1の部分の質量は、第2の部分の質量に1つ以上の突起部260上に配置される任意のキャップの質量を加えたものより大きい。したがって、図10に示すように、(例えば、第2のツール200などのキャップを保持するツールが、表面290上に設置されるとき、第1の部分240の質量は、第2の部分250及びキャップ22の質量と平衡することができ、それによって、キャップ22を表面290との接触から保護することができる。
本開示の第2のツール200は、最低2つの工程で、複数の試験管からキャップを取り外すために使用することができる。キャップを外すプロセス内の1つの工程は、第2のツール200について図9A〜図9Bに示され、かつ記載されるように、キャップを第2のツールと係合することを含む。図8Aは、第1の操作可能な位置で、図1Aに示し、かつ記載されるキャップのついた試験管アセンブリ10の一体型閉止デバイス20と係合する、第2のツール100を示す。第2のツール200及びアセンブリ10は、第1の操作可能な位置に、例えば、オペレーター(図示せず)に第2のツール200の本体230を把持させることにより、第2のツール200の1つ以上の突起部260を1つ以上の開口部(図1Bの開口部18を参照)と手で整列させ、かつ1つ以上の突起部を1つ以上の開口部内に手で挿入して、設置することができる。第1の操作可能な位置では、複数の突起部260のうちの少なくとも1つは、開口部(図1Aの開口部18を参照)のうち少なくとも1つを通して、挿入される。好ましくは、少なくとも1つの突起部260は、第2のツール200の基部252の部分が少なくとも1つのキャップ22の上縁に接触するまで開口部を通して挿入される。より好ましくは、少なくとも1つの突起部260は、基部252の部分が突起部260に隣接する2つ以上のキャップ22に接触するまで、開口部を通して挿入される。
第2のツール200が、図8Aに示される第1の操作可能な位置内に設置された後、第2のツール200を矢印「A」によって示される方向に回転する(例えば、手で回転する)ことによって、2つ以上の試験管から複数のキャップ22を、取り外す(例えば、同時に取り外す)ことができる)。第2のツールが回転すると、1つ以上のキャップ22は、キャップ付きの試験管アセンブリ10からてこで動かされ、第2のツール200の十分な回転に達すると、複数のキャップ22がアセンブリ10から分離される。都合のよいことに、第2のツール200は、時計回り又は反時計回りのいずれかに回転することができる。キャップ付きの試験管アセンブリ10は、2つ以上の試験管を備えてもよい(例えば、アセンブリは、8個又は12個以上の試験管を備えてもよい)が、第2のツール200は、2つの試験管のキャップを外すため、又は3つ以上の試験管のキャップを外すために使用されてもよいことが企図される。
第2のツール200の「A」方向の更なる動き(図示せず)によって、第2のツール200は、定位置(例えば、図10に示す位置)に配置され、ここで一体型閉止デバイス20は、例えば摩擦力及び/又は重力によって、第2のツール200の突起部260と係合されて保持される。第2のツール200は、一体型閉止デバイスを第2のツール200の突起部260と係合して表面290(例えば、図10に示すような、実験室の作業台上などの水平な面)上に一時的に設置することができる。第2のツールが表面に対して静止している間、複数のキャップ22は、第2のツール200の上で定位置に保持され、それによってキャップのいかなる部分も表面290に接触する可能性がなく、その結果表面290上に存在する場合がある物質(例えば、薬品、核酸、微生物)によるキャップ22の汚染を防止する。このことは、オペレーターが他の業務(例えば、1つ以上の試験管へ、又は試験管からの試薬又は試料の移動を実行するために両手を使用することを許容する。引き続いて、一体型閉止デバイス20は、一体型閉止デバイス20を取り外すために使用した動作を単に逆に行うことによって、複数の試験管14上に戻すことができる。第2のツール200の矢印「B」の方向の逆回転は、突起部260のキャップ外し面266を、陥凹27の壁に向かって押し付ける。突起部260は、突起部260のキャップ外し面266上に面取り267を有するので、突起部260は、陥凹27の壁に係合することなく陥凹27から摺動して出て、それによって第2のツール200をキャップ22から開放する。
上記の実施形態のうちのいずれかでは、第2のツールは、予め選択した位置で、及び/又は予め選択された場所において一時的に第2のツールを保持するために、取り付け手段を更に含んでもよい。取り付け手段は、例えば、フックアンドループ閉止又は磁石のうちの1つの構成要素などの取り外し可能な連結要素を備えてもよい。有利にも、第2のツールの第2の側面上に搭載した磁石(例えば、図7Eに示す第2の側面47)は、オペレーターが、磁性金属器具(例えば、インキュベーター)を突起部を上向きに向けることを容認することができる。これは、オペレーターが業務(例えば、1つ以上の試験管に試薬を追加する)を実行する間、第2のツール(所望により、その上に配置された1つ以上のキャップをともなう)の安全な、一時的貯蔵を提供する。次いで、オペレーターは、第2のツールを取り戻し、これを1つ以上の試験管に再度キャップを付けるために使用することができる。
実施形態
実施形態1は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップは、陥凹をともなう上面を有し、ツールは、
ユーザーによる係合のための第1の部分と、複数のキャップのうちの1つ以上のキャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体、を備え、
第1の部分は、第2の部分と非同一平面上の関係にあり、
第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を有し、
第2の部分は、回転軸に沿って直線状に整列し離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
複数の突起部が、回転軸に沿って整列し、
複数の突起部のうちのそれぞれの突起部は、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合し、
第1の部分の第2の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、1つ以上の突起部に係合したキャップの任意の部分を表面から離して保持するために十分であるように、ツールが構成される、ツールである。
実施形態2は、実施形態1のツールであって、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、いずれかの突起部によって表面から少なくとも2mm離れて係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態3は、実施形態2に記載のツールであって、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、どちらかの突起部によって表面から少なくとも10mm離れて係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態4は、実施形態1〜3のいずれか一項に記載のツールであって、2つ以上の突起部のそれぞれが少なくとも2つの離間した突起要素を備える、ツールである。
実施形態5は、実施形態1〜4のいずれか一項に記載のツールであって、少なくとも1つの突起要素が、キャップに係合するための手段を備える、ツールである。
実施形態6は、実施形態5に記載のツールであって、ツールが基部を更に備え、複数の突起部のうちのそれぞれの突起部が、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さが、第2の突起要素の長さより長い、ツールである。
実施形態7は、実施形態4〜6のいずれか一項に記載のツールであって、突起要素のうちの少なくとも1つが、可撓性となるように適合される、ツールである。
実施形態8は、実施形態5〜7のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、縁部を備える、ツールである。
実施形態9は、実施形態8に記載のツールであって、縁部が角度のある縁部を備える、ツールである。
実施形態10は、実施形態8又は9に記載のツールであって、縁部が、第1の長手方向軸に対して横方向に向きを揃えられる、ツールである。
実施形態11は、実施形態5〜10のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、研磨性の表面を備える、ツールである。
実施形態12は、実施形態1〜11のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分の質量が第2の部分の質量より大きい、ツールである。
実施形態13は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップが、壁を有する陥凹をともなう上面を有し、ツールが、
ユーザーによる係合のための第1の部分と、1つ以上のキャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体、を備え、
第2の部分は、回転軸に沿って直線状に整列し離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
2つ以上の突起部それぞれが、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、
複数の突起部のそれぞれの突起部が、少なくとも2つの離間した突起要素を備える、ツールである。
実施形態14は、実施形態13に記載のツールであって、少なくとも1つの突起要素が、キャップに係合するための手段を備えるツールである。
実施形態15は、実施形態13又は実施形態14に記載のツールであって、ツールが基部を更に備え、複数の突起部のそれぞれの突起部が、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さが、第2の突起要素の長さより長い、ツールである。
実施形態16は、実施形態13〜15のいずれか一項に記載のツールであって、突起要素のうちの少なくとも1つが、可撓性となるように適合される、ツールである。
実施形態17は、実施形態14〜16のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、縁部を備える、ツールである。
実施形態18は、実施形態17に記載のツールであって、縁部が、角度のある縁部を備える、ツールである。
実施形態19は、実施形態17又は実施形態18に記載のツールであって、縁部が、第1の長手方向軸に対して横方向に向きを揃えられる、ツールである。
実施形態20は、実施形態14〜19のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、研磨性の表面を備える、ツールである。
実施形態21は、実施形態13〜20のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分の質量が、第2の部分の質量より大きい、ツールである。
実施形態22は、実施形態1〜21のいずれか一項に記載のツールであって、貫通制御要素を更に備える、ツールである。
実施形態23は、キャップ付きの複数の試験管を取り扱う方法であって、
2つ以上の離間したキャップ付きの試験管であって、それぞれのキャップが陥凹をともなう上面を有する、試験管の直線状アレイと、実施形態1〜22のいずれか一項に記載のツールとを用意することと、
少なくとも1つの突起部を、1つ以上の試験管のキャップの陥凹内に挿入することと、
キャップを取り外すためにツールを使用することと、を含む方法である。
実施形態24は、実施形態23に記載の方法であって、1つ以上の試験管のキャップの陥凹内に少なくとも1つの突起部を挿入することは、試験管のうちの2つ以上のキャップの陥凹内に少なくとも2つの突起部を挿入することを更に含む、方法である。
実施形態25は、実施形態23又は24に記載の方法であって、
少なくとも1つのキャップがツールに係合される間に、実質的に平らな表面に対してツールの第1の側面を設置することと、
少なくとも1つの試験管に物質を加える、又は少なくとも1つの試験管から物質を除くことと、
試験管上の少なくとも1つのキャップを交換するためにツールを使用することと、を更に含む方法である。
実施形態26は、陥凹をともなう上面を有するキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、ツールは、
ユーザーによる係合のための第1の部分と、キャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体を備え、
第2の部分が、終点と少なくとも2つの離間した突起要素とを備える突起部を備え、
突起部が、キャップの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつキャップの陥凹に操作可能に係合するように適合され、
ツールが、回転操作軸を有する、ツールである。
実施形態27は、実施形態26に記載のツールであり、少なくとも1つの突起要素が、キャップに係合するための手段を備える、ツールである。
実施形態28は、実施形態26又は27に記載のツールであって、ツールが基部を更に備え、突起部が、それぞれの突起要素の長さを画定する長手方向軸を備え、第1の突起要素の長さが、第2の突起要素の長さより長い、ツールである。
実施形態29は、実施形態26〜28のいずれか一項に記載のツールであって、突起要素のうちの少なくとも1つが、可撓性となるように適合される、ツールである。
実施形態30は、実施形態27〜29のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、縁部を備える、ツールである。
実施形態31は、実施形態30に記載のツールであって、縁部が、角度のある縁部を備える、ツールである。
実施形態32は、実施形態30又は31に記載のツールであって、縁部が、第1の長手方向軸に対して横方向に向きを揃えられる、ツールである。
実施形態33は、実施形態27〜32のいずれか一項に記載のツールであって、係合のための手段が、研磨性の表面を備える、ツールである。
実施形態34は実施形態26〜33のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分の質量が、第2の部分の質量より大きい、ツールである。
実施形態35は、実施形態26〜34のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分が、第2の部分と実質的に非同一平面上である、ツールである。
実施形態36は、実施形態35に記載のツールであって、
第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を備え、
第1の部分の第2の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、突起部の終点と表面との間の距離が、表面から離れて突起部の上に係合されたキャップの任意の部分を保持するために十分であるように、ツールが構成される、ツールである。
実施形態37は、実施形態36に記載のツールであって、突起部の終点と表面との間の距離が、表面から少なくとも2mm離れて突起部によって係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態38は、実施形態37に記載のツールであって、突起部の終点と表面との間の距離が、表面から少なくとも10mm離れて突起部によって係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態39は、実施形態26〜38のいずれか一項に記載のツールであって、貫通制御要素を更に備えるツールである。
実施形態40は、キャップ付きの試験管を取り扱う方法であって、
キャップ付きの試験管であって、前記キャップが陥凹をともなう上面を備える、試験管と、実施形態26〜39のいずれか一項に記載のツールとを用意することと、
突起部をキャップの陥凹内に挿入することと、
キャップを試験管から取り外すためにツールを使用することと、を含む方法である。
実施形態41は、実施形態40に記載の方法であって、
キャップがツールに係合している間に、実質的に平らな表面に対してツールの第1の側面を設置することと、
試験管に物質を加えること又は試験管から物質を除くことと、を含む方法である。
実施形態42は、実施形態40又は41に記載の方法であって、試験管上のキャップを交換するためにツールを使用すること、を更に含む方法である。
実施形態43は、直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを、取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップは陥凹をともなう上面を有し、ツールが、
ユーザーによる係合のために構成される第1の部分と、前記複数のキャップのうちの1つ以上を操作可能に係合するように構成される第2の部分とを有する本体を備え、
第2の部分が、回転軸に沿って直線状に整列した離間した複数の
突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
複数の突起部のそれぞれの突起部が、複数のキャップのうちの1つの陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合される、ツールである。
実施形態44は、実施形態43に記載のツールであって、複数の突起部のうちの少なくとも1つの突起部が、陥凹に係合するための手段を備える、ツールである。
実施形態45は、実施形態44に記載のツールであって、陥凹に係合するための手段が、キャップ係合面を備える、ツールである。
実施形態46は、実施形態45に記載のツールであって、キャップ係合面が、少なくとも1つの角度のある縁部を備える、ツールである。
実施形態47は、実施形態46に記載のツールであって、キャップ係合面が、少なくとも2つの角度のある縁部を備える、ツールである。
実施形態48は、実施形態46又は47に記載のツールであって、複数の突起部のうちの少なくとも1つの突起部が、長手方向軸を更に備え、少なくとも1つの角度のある縁部が、長手方向軸に対して横方向に向きを揃えられる、ツールである。
実施形態49は、実施形態44〜48のいずれか一項に記載のツールであって、陥凹に係合するための手段が研磨性の表面を備える、ツールである。
実施形態50は、実施形態43〜49のいずれか一項に記載のツールであって、複数の突起部のうちの少なくとも1つが、キャップ外し面を更に備える、ツールである。
実施形態51は、実施形態50に記載のツールであって、キャップ外し面が、面取りを介して終点に接続される、ツールである。
実施形態52は、実施形態43〜51のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分の質量が、第2の部分の質量より大きい、ツールである。
実施形態53は、実施形態43〜52のいずれか一項に記載のツールであって、第1の側面及び第2の側面を更に備え、第1の部分の第1の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、1つ以上の突起部のそれぞれによって表面から離れて係合される1つ以上のキャップの任意の部分を保持するために十分であるように、ツールが構成される、ツールである。
実施形態54は、実施形態53に記載のツールであって、2つ以上の突起部のそれぞれの終点と表面との間の距離が、いずれかの突起部によって表面から少なくとも2mm離れて係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態55は、実施形態53に記載のツールであって、複数の突起部のうちの少なくとも1つの突起部の終点と表面との間の距離が、いずれかの突起部によって表面から少なくとも10mm離れて係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、ツールである。
実施形態56は、実施形態43〜55のいずれか一項に記載のツールであって、第1の部分の質量が第2の部分の質量より大きい、ツールである。
実施形態57は、複数の試験管を取り扱う方法であって、
複数の試験管であって、試料を含み、それぞれの試験管がキャップで閉止され、それぞれのキャップが陥凹をともなう上面を有する、試験管の直線状アレイと、実施形態43〜56のうちのいずれか一項のツールとを用意することと、
突起部を試験管内のキャップの陥凹内に挿入することと、
試験管からキャップを取り外すためにツールを使用することと、を含む方法である。
実施形態58は、実施形態57に記載の方法であって、キャップを取り外すためにツールを使用することが、ツールを回転軸を中心として第1の方向に回転することを備える、方法である。
実施形態59は、実施形態57又は58に記載の方法であって、
キャップがツールに係合されている間に、ツールの第2の側面を実質的に平らな表面に対して設置することと、
試験管に物質を加える又は試験管から物質を除くことと、
試験管上のキャップを交換するためにツールを使用することと、を含む方法である。
実施形態60は、実施形態59に記載の方法であって、試験管に再度キャップを付けるためにツールを使用することは、回転軸を中心として第1の方向と反対の方向にツールを回転すること含む、方法である。
試験管からキャップを外すため及び試験管にキャップを付けるために適合されるツールの数多くの実施形態が、記載されてきた。例えば、いくつかの実施形態では、ツールは、互いに非同一平面上の関係にある第1の部分及び第2の部分を備える。いくつかの実施形態では、オペレーターが業務を実行する間に、ツールは、表面(例えば、実質的に縦の表面)に対するツールの一時的な保管を容易にするための、取り付け手段を更に備えることができる。
それでも、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正がなされてもよい。例えば、本明細書に記載されている1つ以上の特徴は、他の記載されている特徴とともに、又は特徴なしで使用されてもよい。更に、本明細書に記載されるいくつかの特徴は、試験管以外の容器を開けるツールで使用されてもよい。これらの及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲に含まれる。

Claims (23)

  1. 直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップが、陥凹をともなう上面を有し、前記ツールが、
    ユーザーによる係合のための第1の部分と、前記複数のキャップのうちの1つ以上のキャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体、を備え、
    前記第1の部分が、前記第2の部分と非同一平面上の関係にあり、
    前記第1の部分が、第1の側面及び第2の側面を有し、
    前記第2の部分が、回転軸に沿って直線状に整列し離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
    前記複数の突起部が、回転軸に沿って整列し、
    前記複数の突起部のうちのそれぞれの突起部が、前記複数のキャップのうちの1つの前記陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、
    前記第1の部分の前記第2の側面が実質的に水平な面に対して保持されるとき、前記2つ以上の突起部のそれぞれの前記終点と前記表面との間の距離が、前記1つ以上の突起部に係合したキャップの任意の部分を前記表面から離して保持するために十分であるように、前記ツールが構成される、ツール。
  2. 前記2つ以上の突起部のそれぞれの前記終点と前記表面との間の前記距離が、前記表面から少なくとも2mm離れていずれかの突起部によって係合されるキャップの任意の部分を保持するために十分である、請求項1に記載のツール。
  3. 前記2つ以上の突起部のそれぞれが、少なくとも2つの離間した突起要素を備える、請求項1又は2に記載のツール。
  4. 少なくとも1つの突起要素が、前記キャップに係合するための手段を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のツール。
  5. 直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップが、壁を有する陥凹をともなう上面を有し、前記ツールが、
    ユーザーによる係合のための第1の部分と、前記複数のキャップのうちの1つ以上に操作可能に係合する第2の部分とを有する本体を備え、
    前記第2の部分が、回転軸に沿って直線状に整列し離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
    前記2つ以上の突起部それぞれが、前記複数のキャップのうちの1つの前記陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、
    前記複数の突起部のそれぞれの突起部が、少なくとも2つの離間した突起要素を備える、ツール。
  6. 少なくとも1つの突起要素が、前記キャップに係合するための手段を備える、請求項5に記載のツール。
  7. キャップ付きの複数の試験管を取り扱う方法であって、
    2つ以上の離間したキャップ付きの試験管であって、それぞれのキャップが陥凹をともなう上面を有する、試験管の直線状アレイと、請求項1〜6のいずれか一項に記載の前記ツールとを用意することと、
    少なくとも1つの突起部を、1つ以上の前記試験管の前記キャップの前記陥凹内に挿入することと、
    前記キャップを取り外すために前記ツールを使用することと、を含む方法。
  8. 少なくとも1つのキャップが前記ツールに係合されている間に、前記ツールの前記第1の側面を実質的に平らな表面に対して設置することと、
    前記試験管のうちの少なくとも1つに物質を加えること又は前記試験管から物質を除くことと、
    前記試験管上の前記少なくとも1つのキャップを交換するために、前記ツールを使用することと、を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 陥凹をともなう上面を有するキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、前記ツールが、
    ユーザーによる係合のための第1の部分と、前記キャップに操作可能に係合するための第2の部分とを有する本体を備え、
    前記第2の部分が、終点と、少なくとも2つの離間した突起要素とを備える突起部を備え、
    前記突起部が、前記キャップの前記陥凹の内側にぴったりと嵌り、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合され、
    前記ツールが、回転操作軸を有する、ツール。
  10. 少なくとも1つの突起要素が、前記キャップに係合するための手段を備える、請求項9に記載のツール。
  11. 前記係合するための手段が、縁部を備える、請求項4、6、及び10のいずれか一項に記載のツール。
  12. 前記縁部が、角度のある縁部を備える、請求項11に記載のツール。
  13. 前記縁部が、第1の長手方向軸に関して横方向に向きを揃えられる、請求項11又は12に記載のツール。
  14. 貫通制御要素を更に備える、請求項1〜6及び請求項9〜13のいずれか一項に記載のツール。
  15. キャップ付きの試験管を取り扱う方法であって、
    キャップ付きの試験管であって、前記キャップが陥凹をともなう上面を備える、試験管と、請求項9〜14のうちのいずれか一項のツールとを用意することと、
    前記キャップの前記陥凹内に前記突起部を挿入することと、
    前記キャップを前記試験管から取り外すために前記ツールを使用することと、を含む方法。
  16. 前記キャップが前記ツールに係合される間に、前記ツールの第1の側面を、実質的に平らな表面に対して設置することと、
    前記試験管に物質を加える又は前記試験管から物質を除くことと、を更に含む、請求項15に記載の方法。
  17. 直線状に向きを揃えられ離間した複数のキャップを取り扱う際に使用するためのツールであって、それぞれのキャップが、陥凹をともなう上面を有し、前記ツールが、
    ユーザーによる係合のために構成される第1の部分と、前記複数のキャップのうちの1つ以上に操作可能に係合するように構成される第2の部分とを有する本体を備え、
    第2の部分が、回転軸に沿って直線状に整列し離間した複数の突起部を備え、それぞれの突起部が終点を有し、
    前記複数の突起部のうちのそれぞれの突起部が、前記複数のキャップのうちの1つの前記陥凹の内側にぴったりと嵌合し、かつ前記陥凹に操作可能に係合するように適合される、ツール。
  18. 前記複数の突起部のうちの少なくとも1つの突起部が、前記陥凹に係合するための手段を備える、請求項17に記載のツール。
  19. 係合するための前記手段が、研磨性の表面を備える、請求項4、6、10〜13、及び17のいずれか一項に記載のツール。
  20. 第1の側面及び第2の側面を更に備え、前記第1の部分の前記第1の側面が、実質的に水平な面に対して保持されるとき、前記2つ以上の突起部のそれぞれの前記終点と前記表面との間の距離が、前記1つ以上の突起部のそれぞれによって前記表面から離れて係合される前記1つ以上のキャップの任意の部分を保持するために十分であるように、前記ツールが構成される、請求項17〜19のいずれか一項に記載のツール。
  21. 前記第1の部分の質量が、前記第2の部分の質量より大きい、請求項1〜6、9〜13、及び17〜20のいずれか一項に記載のツール。
  22. 複数の試験管を取り扱う方法であって、
    複数の試験管であって、試料を含み、それぞれの試験管がキャップで閉止され、それぞれのキャップが陥凹をともなう上面を有する、試験管の直線状アレイと、請求項17〜21のうちのいずれか一項のツールとを用意することと、
    突起部を前記試験管内のキャップの前記陥凹内に挿入することと、
    前記試験管から前記キャップを取り外すために前記ツールを使用することと、を含む、方法。
  23. 前記キャップを取り外すために前記ツールを使用することが、前記ツールを、第1の方向に前記回転軸を中心として回転することを含む、請求項22に記載の方法。
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