JP2014521484A5 - - Google Patents

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補剛フェース部分を有するゴルフクラブヘッドまたは他の打球装置
本発明は概して、補剛部または肉厚部をその打球面に有する打球装置、たとえばゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。本発明の特定の局面は、フェースの内面から後方に延びる一つまたは複数の補剛部材を有する、ゴルフクラブヘッドに関する。
発明の背景
ゴルフクラブまたは他の打球装置によってボールに伝達されるエネルギーまたは速度は、少なくとも部分的に、クラブフェースの接触点における可撓性に関連することがあり、「反発係数」(または「COR」)と呼ばれる計測値を使用して表すことができる。ゴルフクラブヘッドの最大CORは、現在、USGAによって0.83に制限されている。一般にクラブヘッドは、フェースの他の区域に比べて、最高の応答の区域、たとえば最大のエネルギーおよび速度をボールに付与する最高のCORを有する区域を有し、この区域は一般に、フェースの中心またはその近くに配置される。一つの例において、最高応答区域は、現行のUSGA制限(例えば現在0.83)と等しいCORを有しうる。しかし、ゴルフクラブは一般に、フェースの中心またはその付近でボールと接触するように設計されているため、多くの既存のゴルフクラブによるオフセンターヒットは、ボールに伝達されるエネルギーを減らして、ショットの距離を縮める結果を招くおそれがある。
また、衝突中のヘッドの打球面および/または他の部分の屈曲挙動が、ボールに伝達されるエネルギーおよび速度、衝突後の飛球方向、ならびにボールに加えられるスピンなどの要因に影響することがある。したがって、衝突中のヘッドの打球面および/または他の部分の変形および応答を改変および/または改善する必要性が存在する。衝突中のボールそれ自体の屈曲挙動も、これらの要因のいくつかまたはすべてに影響することがある。衝突中のボールの過度の変形は、たとえば熱の形態でのエネルギー損失を招くおそれがある。衝突中のヘッドのフェースおよび/または他の部分の特定の特性は、ボールの変形に対して効果を示すことがある。したがって、ヘッドの打球面との衝突中に、改変および/または改良されたボールの変形挙動を引き起こす特徴を有する打球ヘッドを提供する必要性もまた存在する。
本装置および方法は、上述した問題の少なくともいくつかおよび他の問題に対処し、このタイプの従来の打球装置によって提供されていない利点および局面を提供するために提供される。本発明の特徴および利点の十分な説明は、添付図面を参照しながら進める以下の詳細な説明にゆだねることとする。
以下、本発明の基本的理解を提供するために、本発明の局面の概要を提示する。この概要は本発明の広範な概観ではない。発明の主要なまたは重要な要素を特定することを意図したものでもなく、本発明の範囲を限定することを意図したものでもない。以下の概要は、本発明のいくつかの概念を、以下に提供される詳細な説明への前置きとして一般的な形態で提示するだけである。
本発明の局面は、ボールを打つように構成されたフェースと、このフェースに接続されかつこのフェースから後方に延びるボディとを含むヘッドを有する打球装置、たとえばゴルフクラブに関する。本明細書に記載されるフェースの様々な例示的構造は、フェースの内面から内向きに延びる突出部を形成する肉厚部を含み、肉厚部は環状テーパ区域を含み、環状テーパ区域は、上部境界と下部境界との間で厚さが漸減し、かつ上部境界によって境界づけられる隆起区域を包囲する。上部境界および下部境界の少なくとも一方は、凸外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、凸外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および第一の外縁と第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定されるように、第一の出張り部と第二の出張り部との間で延びる接続部を含む形状を画定する。第三の外縁および第四の外縁の少なくとも一方は凹外郭を有する。一つの態様において、第三の外縁および第四の外縁の両方が凹外郭を有する。別の態様において、第三の外縁および第四の外縁の一方のみが凹外郭を有するものであり、凹輪郭を有する縁は接続部の頂縁または底縁でありうる。
一つの局面にしたがって、隆起区域の少なくとも一部分は概して一定の厚さを有する。たとえば、隆起区域は、環状テーパ区域の上部境界内の全区域にわたって概して一定の厚さを有するプラトー区域であってもよく、それを含んでもよい。別の例として、隆起区域は多層的であり、かつ第一の概して一定のフェース厚を有する第一のプラトー区域、第二の概して一定のフェース厚を有する第二のプラトー区域、および第一のプラトー区域と第二のプラトー区域との間で延びるテーパ区域を含むことができる。
別の局面にしたがって、ボディは、内向きに陥凹したチャネルをさらに含むことができ、チャネルは、ボディのソールの少なくとも一部分にわたって延び、フェースの底縁から後方に離間している。チャネルは、フェースの底縁に概して平行に延びる二つの境界縁と、曲線輪郭を有する陥凹谷部を形成するように境界縁から内向きに延びる二つの壁とを含むことができる。
さらなる局面にしたがって、肉厚部は第二の環状テーパ区域をさらに含み、第二の環状テーパ区域は、第二の上部境界と第二の下部境界との間で厚さが漸減し、環状テーパ区域および隆起区域を完全に包囲する。肉厚部は、概して一定の厚さを有する環状プラトー区域を含むこともでき、環状プラトー区域は環状テーパ区域と第二の環状テーパ区域との間で延びる。一つの態様において、第二の上部境界および第二の下部境界の少なくとも一方は、凸外郭を有する第五の外縁を有する第三の出張り部、凸外郭を有する第六の外縁を有する第四の出張り部、および第五の外縁と第六の外縁との間で延びる第七の外縁および第八の外縁によって画定されるように、第三の出張り部と第四の出張り部との間で延びる第二の接続部を含む形状を画定する。第七の外縁および第八の外縁の少なくとも一方は凹外郭を有する。
さらに別の局面にしたがって、上部境界または下部境界によって画定される形状は、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長く、第一の出張り部および第二の出張り部は、第一の軸に横向きまたは垂直な方向で接続部よりも大きいかまたは幅広い。言い換えれば、第一の出張り部は、第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有し、第二の出張り部は、第二の軸に沿った第二の寸法を有し、接続部は、第一の寸法および第二の寸法よりも小さな、第二の軸に沿った第三の寸法を有する。
さらなる局面にしたがって、フェースは、カップフェース構成またはL字型構成を有しうるフェース部材の一部として形成されうる。カップフェース構成において、フェース部材は、フェースとこのフェースの周縁から後方に延びる複数の壁とを含み、ボディは、壁に接続されかつフェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって少なくとも部分的に形成される。L字型構成において、フェース部材は、フェースとこのフェースの底縁から後方に延びる壁とを含み、ボディは、壁に接続されかつフェースの周縁に接続されかつフェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって少なくとも部分的に形成される。
本発明のさらなる局面は、ボールを打つように構成されたフェース、およびこのフェースに接続されかつこのフェースから後方に延びるボディを含むヘッドを有する打球装置、たとえばゴルフクラブに関する。フェースは、内面から突出しかつフェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域を有する。隆起区域は、この隆起区域が環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有するように、隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全にまたは少なくとも部分的に包囲される。隆起区域の周縁は、凸外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、凸外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および第一の出張り部と第二の出張り部との間で延びる接続部を含む形状を画定する。接続部は、第一の外縁と第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定され、第三の外縁および第四の外縁の少なくとも一方は凹外郭を有する。一つの態様において、第三の外縁および第四の外縁の両方が凹外郭を有する。別の態様において、第三の外縁および第四の外縁の一方のみが凹外郭を有するものであり、凹輪郭を有する縁は接続部の頂縁または底縁でありうる。これらの局面および態様は、上記の任意のさらなる局面および態様を含むことができる。
本発明のさらなる局面は、ボールを打つように構成されたフェース、およびこのフェースに接続されかつこのフェースから後方に延びるボディを含むヘッドを有する打球装置、たとえばゴルフクラブに関する。フェースは、内面から突出しかつフェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域を有する。隆起区域は、この隆起区域が環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有するように、隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全にまたは少なくとも部分的に包囲される。隆起区域の周縁は、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長い形状を画定し、この形状は、第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有する第一の拡大区域、第二の軸に沿った第二の寸法を有する第二の拡大区域、および第一の区域と第二の区域とを接続する狭窄した接続部を含む。接続部は、第一の寸法および第二の寸法よりも小さな、第二の軸に沿った第三の寸法を有する。一つの態様において、第一の軸は、ボディのソールおよび/またはヘッドのライ角によって画定されうる水平方向に対して斜角をなしうる。角度は最大約18°または最大約15°でありうる。別の態様において、接続部は、第一の拡大区域と第二の拡大区域との間で延びる頂縁および底縁を有することができ、頂縁および底縁の少なくとも一方は凹輪郭を有することができる。これらの局面および態様は、上記の任意のさらなる局面および態様を含むことができる。
本発明のなおさらなる局面は、その外面でボールを打つように構成されたフェースと、このフェースの底縁から後方に延びる壁とを含む、フェース部材、ならびにこのフェースに接続されかつこのフェースから後方に延びる少なくとも一つのボディ部材で形成される、ボディを含むヘッドを有する打球装置、たとえばゴルフクラブに関する。フェースは、外面とは反対側の内面と、この内面から突出しかつフェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域とを有する。少なくとも一つのボディ部材は、壁がボディのソールの一部分を形成するように、壁、およびフェースの周縁の周りに接続され、ェース部材および少なくとも一つのボディ部材は一緒になって内部キャビティを画定する。
一つの局面にしたがって、隆起区域は、この隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全に包囲される。一つの態様において、隆起区域は、環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、周縁は、凸外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、凸外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および第一の出張り部と第二の出張り部との間で延びる接続部を含む形状を画定する。この構成において、接続部は、第一の外縁と第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定され、第三の外縁および第四の外縁の少なくとも一方は凹外郭を有する。別の態様において、隆起区域は、環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、周縁は、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長い形状を画定する。この構成において、隆起区域の形状は、第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有する第一の拡大区域、第二の軸に沿った第二の寸法を有する第二の拡大区域、および第一の区域と第二の区域とを接続する狭窄した接続部を含み、接続部は、第一の寸法および第二の寸法よりも小さな、第二の軸に沿った第三の寸法を有する。
ゴルフクラブヘッドがウッドタイプゴルフクラブヘッド(ドライバもしくはフェアウェイウッドを含む)またはハイブリッドタイプゴルフクラブヘッドである別の局面にしたがって、内部キャビティはフェース部材および少なくとも一つのボディ部材によって完全に包囲されうる。ゴルフクラブヘッドがアイアンタイプヘッドである場合、内部キャビティは少なくとも部分的に開放されうる。
本発明の他の局面は、上記のようなゴルフクラブヘッドおよびヘッドに係合したシャフトを含むゴルフクラブに関する。さらなる局面は、上記の態様の複数のクラブを含み、かつ少なくとも一つのウッドタイプクラブおよび/または少なくとも一つのアイアンタイプクラブを含みうる、ゴルフクラブセットに関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面と併せて読まれる以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明のより完全な理解を可能にするために、以下、添付図面を参照しながら本発明を実例として説明する。
ウッドタイプゴルフクラブヘッドの形態の本発明の局面の打球装置のヘッドの一つの態様の正面図である。 図1のヘッドの側面図である。 図1のヘッドの上面図である。 図1のヘッドの下面図である。 ウッドタイプゴルフクラブの形態の、図1のヘッドを含む本発明の局面の打球装置の一つの態様の正面図である。 図1のヘッドのフェースの背面図である。 図6のフェースの肉厚部の拡大背面図である。 図6の7-7線に沿った断面図である。 図6の8-8線に沿った断面図である。 本発明の局面の打球装置のヘッドのフェースの別の態様の背面図である。 図9の10-10線に沿った断面図である。 図9の11-11線に沿った断面図である。 図9のフェースを含む本発明の局面の打球装置のヘッドの別の態様の正面図である。 図12のヘッドの下面斜視図である。 図13の14-14線に沿った断面図である。 打球装置のヘッドのフェースの別の態様である。 図15の16-16線に沿った断面図である。 図15の17-17線に沿った断面図である。 ハイブリッドゴルフクラブヘッドの形態の本発明の局面の打球装置のヘッドの別の態様の正面図である。 図18のヘッドの上面図である。 図19の19A-19A線に沿った断面図である。 図18のヘッドの側面図である。 図18のヘッドの下面斜視図である。 図18のヘッドのフェースの背面図である。 図22の23-23線に沿った断面図である。 図22の24-24線に沿った断面図である。 フェアウェイウッドゴルフクラブヘッドの形態の本発明の局面の打球装置のヘッドの別の態様の正面図である。 図25のヘッドの上面図である。 図26の26A-26A線に沿った断面図である。 図25のヘッドの側面図である。 図25のヘッドの下面斜視図である。 図25のヘッドのフェースの背面図である。 図25の30-30線に沿った断面図である。 図25の31-31線に沿った断面図である。 アイアンタイプゴルフクラブヘッドの形態の本発明の局面の打球装置のヘッドの別の態様の正面図である。 図32の33-33線に沿った断面図である。 図32の34-34線に沿った断面図である。 図32のヘッドの背面図である。 図32のヘッドの側面図である。
詳細な説明
本発明の様々な例示的構造に関する以下の説明においては、本明細書の一部を形成し、本発明の局面を実施することができる様々な例示的装置、システムおよび環境が実例として示されている添付図面を参照する。本発明の範囲を逸脱することなく、パーツ、例示的装置、システムおよび環境の他の具体的配設を利用することができ、構造的および機能的変更を加えることができることが理解されよう。また、本明細書においては、本発明の様々な例示的特徴および要素を説明するために「上」、「下」、「前」、「後」、「側方」、「後方」、「一次」、「二次」などの語が使用されることがあるが、これらの語は、本明細書中、たとえば図に示す例示的向きまたは通常の使用における向きに基づいて便宜上使用される。さらには、本明細書において使用される語「複数の」は、択一的なまたは連続した、1を超える、必要ならば無限数までの任意の数を示す。本明細書におけるいかなる記載も、本発明の範囲に入るために構造の特定の三次元的向きを要するものと解釈されるべきではない。また、読者は、添付図面が必ずしも原寸に比例して描かれてはいないことに留意されたい。
本明細書においては以下の用語が使用されるが、特に断りない限り、または文脈から明らかでない限り、これらの用語は、以下に提供する意味を有する。
「打球装置」とは、ボールまたは他の類似物体(たとえばホッケーのパック)を打つように構築され、設計された任意の装置をいう。以下さらに詳細に説明する「打球ヘッド」を総称的に包含することに加えて、「打球装置」の例は、ゴルフクラブ、パター、クロケットのマレット、ポロのマレット、野球またはソフトボールのバット、クリケットのバット、テニスラケット、バドミントンラケット、フィールドホッケーのスティック、アイスホッケーのスティックなどを含むが、これらに限定されない。
「打球ヘッド」とは、「打球装置」のうち、使用中にボール(または他の物体)と接触するように設計された打球装置の部分を含む、またはそれに隣接する(場合によってはそれを包囲する)部分をいう。いくつかの例、たとえば多くのゴルフクラブおよびパターにおいて、打球ヘッドは、任意のシャフトまたはハンドル部材から切り離され、独立した実体であってもよいし、何らかのやり方でシャフトまたはハンドルに取り付けられてもよい。
用語「シャフト」は、打球装置のうち、打球装置のスイング時にユーザが保持する部分(あるならば)を含む。
「一体接合技術」とは、接着剤接合、セメント付け、溶接、ろう付け、はんだ付けなどの不可逆的接合技術をはじめとするが、これらに限定されない、二つのピースをそれらが事実上一つの一体化されたピースになるように接合するための技術をいう。「一体接合技術」によって作製される多くの結合において、接合されたピースの分離は、構造的損傷を加えない限り達成することができない。
「横向き」とは、垂直またはほぼ垂直な交差に限定されず、広くは、多様な斜角の交差を指す。
「約」は、言明された名目値に対する±10%の変動または誤差を包含する。
「概して一定の厚さ」は、当該区域全体にわたる平均厚さに対する±5%の変動または誤差を包含する。
「環状」とは環様の形状を指すが、任意の特定の形状または外形、たとえば円形、楕円形などを含意することはない。
本明細書に記載される打球面に関して使用されるときの用語「厚さ」または「フェース厚」とは、フェースの打球面と内面との間の差を指す。厚さとは、一般にそれぞれフェースの内面または外面の一地点とフェースの外面または内面の最も近い地点との間の距離のことであり、当該地点において内面または外面と垂直に測定可能である。
概して、本発明の局面は、打球装置、たとえばゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ、パターヘッド、パターなどに関する。本発明の少なくともいくつかの例のそのような打球装置は、打球ヘッドおよび打球面を含むことができる。ゴルフクラブの場合、打球面は、打球ヘッドの一面上の実質的に平坦な面を構成することができるが、いくらかのカーブ(たとえば「バルジ」または「ロール」特性)が設けられることがある。本発明のいくつかのより具体的な局面は、ドライバ、フェアウェイウッドをはじめとするウッドタイプゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド、ハイブリッドタイプクラブ、アイアンタイプゴルフクラブなどに関するが、本発明の局面はまた、望むならば、他のタイプのゴルフクラブまたは他の打球装置で実施することもできる。
本発明の様々な局面にしたがって、本発明を逸脱することなく、打球装置は、多様な材料、たとえば金属(金属合金を含む)、セラミックス、ポリマー、複合材、繊維強化複合材および木の一つまたは複数で形成されることができ、これらの装置は多様な構成のいずれかで形成されてもよい。一つの態様において、ヘッドのいくつかまたはすべてのコンポーネントは、フェースおよびヘッドのボディの少なくとも一部分を含め、金属材料でできている。ヘッドは、いくつかの異なる材料でできたコンポーネントを含んでもよいことが理解されよう。さらには、コンポーネントは、様々な形成法によって形成されてもよい。たとえば、金属コンポーネント(たとえばチタン、アルミニウム、チタン合金、アルミニウム合金、(ステンレス鋼などの)鋼など)は、鍛造、成形、鋳造、プレス加工、機械加工および/または他の公知の技術によって形成されうる。別の例において、複合コンポーネント、たとえば炭素繊維・ポリマー複合材は、多様な複合材加工技術、たとえばプリプレグ加工、パウダーベースの技術、型浸潤および/または他の公知の技術によって製造することができる。
本出願における様々な図面が本発明の打球装置およびその部分の例を示す。一つを超える図面で同じ参照番号が見られる場合、その参照番号は、本明細書および図面を通して同じまたは類似パーツを指すために一貫して使用される。
本発明の打球装置の少なくともいくつかの例は、ドライバをはじめとするウッドタイプゴルフクラブ用のヘッドを含むゴルフクラブヘッド構造に関する。そのような装置は1ピース構成またはマルチピース構成を含みうる。本発明の打球装置の例示的構造は、以下、図1〜8に関して詳細に説明され、参照番号「100」を使用して一般に参照される。
図1〜5は、本発明の少なくともいくつかの例の、ゴルフドライバの形態の打球装置100の例を示す。打球装置100は、打球ヘッド102と、この打球ヘッド102に接続され、そこから延びるシャフト104とを含む。図1〜5の打球装置100の打球ヘッド102は、ボディ108に接続されたフェース112を有し、ボディからホーゼル109が延びている。当技術分野において公知であり、使用されている従来のホーゼルまたは他のヘッド/シャフト相互接続構造、あるいは、調節可能、解放可能および/または交換可能なホーゼルまたは他のヘッド/シャフト相互接続構造、たとえば、いずれもその全体が参照により本明細書に組み入れられるBruce D. Burrows名義の2005年5月10日付の米国特許第6,890,269号、John Thomas Stitesら名義の2007年7月6日出願の米国特許出願公開第2009/0011848号、John Thomas Stitesら名義の2007年7月6日出願の米国特許出願公開第2009/0011849号、John Thomas Stitesら名義の2007年7月6日出願の米国特許出願公開第2009/0011850号およびJohn Thomas Stitesら名義の2007年8月28日出願の米国特許出願公開第2009/0062029号に示され、記載される相互接続構造をはじめとする、任意の所望のホーゼルおよび/またはヘッド/シャフト相互接続構造を、本発明を逸脱することなく使用することができる。
参照のために、ヘッド102は概して、上部116、下部またはソール118、ホーゼル109に近接するヒール120、ホーゼル109から遠いトウ122、前面124、および背面または後部126を有する。ヘッド102の形状および設計は、装置100の所期の用途によって部分的に決まることもある。図1〜5に示すクラブ100において、クラブ100は、ボールを正確に遠くまで打つためのドライバまたはウッドタイプゴルフクラブとして使用するために設計されているため、ヘッド102は相対的に大きな体積を有する。たとえば異なるタイプのゴルフクラブのための他の用途において、ヘッドは、異なる寸法および構成を有するように設計されてもよい。ドライバとして構成される場合、クラブヘッドは、少なくとも400cc、いくつかの構造においては少なくとも450ccまたはさらに少なくとも460ccの体積を有しうる。他のクラブヘッドの場合の他の適切なサイズは当業者によって容易に決定しうる。
図1〜5に示す態様において、ヘッド102は、内部キャビティ106を画定する中空構造(たとえば、フェース112およびボディ108によって画定される)を有する。したがって、ヘッド102は、その中に画定された複数の内面を有する。一つの態様において、中空の中心キャビティ106は空気で満たされてもよい。しかし、他の態様において、ヘッド102は、別の材料、たとえばフォームで満たされることもできる。なおさらなる態様においては、ヘッドの固形材料が体積の比較的大きな割合を占めてもよく、ヘッドは、より小さなキャビティを有するか、または内部キャビティを全く有しないこともできる。いくつかの態様において、内部キャビティ106は完全には包囲されなくてもよいことが理解されよう。
フェース112は、ヘッド102の前面124に位置し、その上に位置する打球面110を有する。打球面110は、使用中にボールに対面するように構成され、たとえばスイングによって装置100が動かされたとき、ボールを打つように適合されている。図示するように、打球面110はフェース112の大部分を占める。参照のために、フェース頂縁113およびフェースヒール縁117に近いフェース112の部分を「ハイヒール区域」と呼び、フェース頂縁113およびフェーストウ縁119に近いフェース112の部分を「ハイトウ区域」と呼び、フェース底縁115およびフェースヒール縁117に近いフェース112の部分を「ロウヒール区域」と呼び、フェース底縁115およびフェーストウ縁119に近いフェース112の部分を「ロウトウ区域」と呼ぶ。概念的に、これらの区域は、実質的に等しいサイズの四分円(および/またはフェース112の幾何学的中心から延びる四分円)と認識することができるが、必ずしも対称な寸法を有するわけではない。フェース112は、当技術分野において公知であり、一般的であるように、上下方向および/またはヒール−トウ方向にいくらかのカーブ(たとえばバルジおよびロール特性)を含みうる。他の態様においては、表面110がフェース112の異なる割合を占めることもできるし、またはボディ108が、その上に複数の打球面110を有することもできる。図1〜8に示す態様において、打球面110はわずかに傾斜して(すなわちロフト角を有して)、打ったときにボール106にわずかなリフトおよび/またはスピンを加える。他の態様において、打球面110は、ボール106の弾道に影響するように異なる傾斜またはロフト角を有しうる。さらには、いくつかの態様において、フェース112は一つまたは複数の内部もしくは外部インサートを有してもよい。
フェース112、ボディ108および/またはホーゼル109は、単一のピースとして形成されることもできるし、または接合される別々のピースとして形成されることもできることが理解されよう。一つの態様において、フェース112は、たとえば図6〜8に示すようにカップフェース構造を有するフェース部材128から形成され、フェース内面111の縁127から壁125が横向きおよび後方に延びている。ボディ108は、溶接、セメント付けまたは接着剤接合などの一体接合技術によってカップフェースの壁125に接合された別々のピースとして形成されることができる。図1〜8に示す態様において、ボディ108は、フェース部材128の壁125に接続されかつフェース部材128から後方に延びるボディ部材129によって少なくとも部分的に形成される。これらのパーツを接合するための他の公知の技術を、解放可能な機械的係合技術などの多くの機械的接合技術を含め、同様に使用することもできる。望むならば、ホーゼル109は、カップフェース部材128の一部として一体に形成されてもよい。
打球装置100は、図5に示すように、打球ヘッド102に接続または他のやり方で係合したシャフト104を含むことができる。シャフト104は、打球装置100をスイングしてボール106を打つためにユーザによって把持されるように適合されている。シャフト104は、図5に示すように、かつ上記のように、たとえばホーゼル109に接続することによってヘッド102に接続された別個のピースとして形成されることができる。他の態様においては、シャフト104の少なくとも一部分がヘッド102と一体のピースであってもよいし、および/またはヘッド102は、ホーゼル109を含まなくてもよいし、または内部ホーゼル構造を含んでもよい。本発明の範囲を逸脱することなく、なおさらなる態様が考えられる。シャフト104は、金属、セラミックス、ポリマー、複合材または木を含む多様な材料の一つまたは複数から構築されうる。いくつかの例示的態様において、シャフト104または少なくともその部分は、金属、たとえばステンレス鋼または複合材、たとえばカーボン/グラファイト繊維・ポリマー複合材で構築されうる。しかし、本発明の範囲を逸脱することなく、シャフト104は、当技術分野において公知であり、使用されている従来の材料を含む様々な材料で構築されうる。
概して、打球装置100のヘッド102は一つまたは複数の肉厚フェース部分を有し、肉厚フェース部分は、フェース112の内面111から後方に延び、このフェースの内面111に一つまたは複数の突出部を創製する。肉厚フェース部分は、フェース112の周囲区域または周囲部分に増大した剛性を与えることから、補剛部材を構成すると考えられうる。図1〜36は、異なって構成された肉厚部を有する異なったフェース構成を有する、打球装置200、300、400、500および打球面212、212'、312、412、512の様々な態様を示す。これらの各構成を、図1〜5に示す打球装置100、またはそのさらなる例を、本明細書に示される本発明の範囲内の打球装置の様々な他の構成などの打球装置のフェース112として使用することができる。したがって、以下に記載されるフェース112およびフェース212(以下参照)の共通の特徴は、図1〜8のフェース112を記述するために使用される参照番号と同様の参照番号によって、異なる系列(たとえば1xx、2xx、3xxなど)の参照番号を使用して参照される。
本明細書に記載される様々な態様の肉厚部、またはそのような肉厚部の画定可能な部分は、細長い形状を有することができ、楕円形または半楕円形であっても、出張り部が複数あっても、概してピーナッツ形または腎臓形であってもよい。一つの態様において、肉厚部またはその画定可能な部分は、外縁が凸外郭を有する二つの出張り部と、この出張り部の外縁の間で延びる外縁によって画定されるように、出張り部の間で延びる接続部とを含む形状を画定する外縁を有し、続部の外縁の少なくとも一方は凹輪郭を有する。接続部の外縁の一方のみが凹形である場合、得られる形状は、腎臓形の肉厚部と呼ばれるものでありうる。たとえば、図1〜8に示す肉厚部130は、少なくとも二つの画定可能な隆起区域136A〜Bおよび少なくとも二つの画定可能なテーパ部132B〜Cを含む、腎臓形を画定するまたは腎臓形によって画定されるいくつかの部分を有する。接続部の外縁の両方が凹形である場合、得られる形状は、ピーナッツ形の肉厚部と呼ばれるものでありうる。たとえば、図9〜36に示す肉厚部230、330、430、530はそれぞれ、少なくとも一つの画定可能な隆起区域236、336、436、536および少なくとも一つの画定可能なテーパ部232、332、432、532を含む、ピーナッツ形を画定するまたはピーナッツ形によって画定されるいくつかの部分を有する。さらには、一つの態様において、肉厚部(またはその画定可能な部分)の形状は、軸に沿って細長いことがあり、接続区域によって接続された二つの拡大区域または拡大出張り部を有しうる。拡大出張り部は、第一の軸に垂直な第二の軸に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、この出張り部は、出張り部に比べて狭窄した接続区域よりも幅広い(すなわち、長軸に垂直なより大きい寸法を有する)。これらの性質の一つまたは複数を示す様々な態様を図1〜36に関して以下に説明する。
図1〜8は、フェース112の内面111に肉厚部130を含むフェース112を有する打球ヘッド102の態様を示し、肉厚部130はフェース112の周囲区域よりも大きな厚さおよびフェース112の任意の他の部分よりも大きな厚さを有する。この態様において、肉厚部130は、概して一定の厚さを有する複数のプラトー区域131A〜D、および境界縁133、134の間で増大または減少するテーパ厚を有する複数のテーパ区域132A〜Cを含む、いくつかの異なる外形および水平面を有する。これらの様々な表面および厚さの特徴を以下にさらに詳細に説明し、図6Aにさらに詳細に示す。さらには、図1〜8の態様において、上記のように、フェース112は、カップフェース構造を有するフェース部材128から形成され、フェース内面111の縁127から壁125が後方に延びている。この態様において、ボディ108は、一つまたは複数のボディ部材129をフェース部材128の壁125に接続することによって形成される。他の態様において、フェース112は、図9〜14の態様に類似したフェースプレート、または図15〜31の態様に類似したL字形もしくは逆L字形のフェース部材によって形成されうる。
図1〜8のフェース112の肉厚部130は第一の隆起区域136Aを含み、第一の隆起区域は、第一の隆起区域136Aを画定する上部または内部の縁または境界133と下部または外部の縁または境界134とを有する環状テーパ区域132Bによって完全に境界づけられ、画定されると考えられうる。このテーパ区域132Bおよび環状であると本明細書に記載されるすべてのテーパ区域について、そのような区域の境界または縁133、134も環状であることが理解されよう。テーパ区域132Bの厚さは内縁133から外縁134まで減少する。このテーパ区域132Bおよび本明細書に記載される他のテーパ区域の先細りの程度は一定(すなわち直線状)でもよく、曲線状でもよく、かつ/または規則的な数学的関係に従ってもよく(すなわち放物線状、双曲線状、半円形、半楕円形)、即時的でもよく(たとえば90°低下)、不規則でもよく、異なるパターンに従ってもよい。さらには、このテーパ区域132Bまたは本明細書に記載される任意の他のテーパ区域の先細りの程度は、テーパ区域132B全体にわたって同じでもよく、異なる場所において異なってもよい。さらには、このテーパ区域132Bおよび本明細書に記載される他のテーパ区域の先細りは、画定された縁または境界133、134の間で連続的である。図6〜8に示す態様において、テーパ区域132Bは概して曲線状の先細りを示し、先細りの程度はテーパ区域132Bの異なる場所において変動する。フェース112はテーパ区域132Bの外縁134において概して一定の厚さを有し、内縁133付近のフェース112の厚さは変動する。
一つの態様において、環状テーパ区域132Bの、内縁133および外縁134の少なくとも一方は、外縁137Aが凸形外郭を有する第一の出張り部137と、外縁137Bが凸形外郭を有する第二の出張り部137と、第一および第二の出張り部137の外縁137A〜Bの間で延びる外縁138A〜Bによって画定されるように、出張り部137の間で延びる接続部138とを含む形状の外縁を画定し、続部138の外縁138A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図6〜8に示す態様において、テーパ区域132Bの内縁133および外縁134はいずれも腎臓形を画定し、接続部138の上縁138Aは凹輪郭を有し、接続部138の下縁138Bは凸輪郭を有する。別の態様において、上縁および/または下縁138A〜Bは、なくとも一つの凹形輪郭を有する部分を有することができ、一つまたは複数の凸形部分を同様に含むことができる。
第一の隆起区域136Aは、多層的であり、最大フェース厚を有する概して長方形または四辺形のプラトー区域131Aと、第一のプラトー区域131Aの側面の第二および第三の半楕円形のプラトー区域131B、Cとを含む。第二および第三のプラトー区域131B、Cは、第一のプラトー区域131Aよりも小さなフェース厚を有し、二つの実質的に長方形または四辺形のテーパ区域132Aは、第一のプラトー区域131Aから第二および第三のプラトー区域131B、Cまで延びる。この態様において、第一の隆起区域136A内のすべての地点におけるフェース厚は、フェース112上の任意の他の場所におけるフェース厚よりも大きい。環状テーパ区域132Bの内縁133が第一の隆起区域136Aの周縁を形成するように、第一の隆起区域136Aは環状テーパ区域132Bの内縁133によって画定される。その結果、第一の隆起区域136Aの外縁によって画定される形状は、上記のような環状テーパ区域132Bの内縁133によって画定される形状と同じである。他の態様において、環状テーパ区域132Bによって画定される形状に関する上記のいずれかの潜在的な変形を第一の隆起区域136Aの形状に組み込むことができることが理解されよう。さらには、第一の隆起区域136Aおよび環状テーパ区域132Bが一緒になって、フェース112の周囲区域よりも大きなフェース厚を有しかつ上記のような腎臓形を画定する外縁を有する隆起区域を形成すると考えられうることが理解されよう。
図1〜8のフェース112の肉厚部130は、環状でありかつ環状テーパ区域132Bの外縁134を囲って延びる第四のプラトー区域131Dも含む。第四のプラトー区域131Dは、第一、第二または第三のプラトー区域131A〜Cの厚さよりも小さなフェース厚を有する。第四のプラトー区域131Dは第二の環状テーパ区域132Cであって、先細り内縁133から外縁134まで厚さが減少するように、第四のプラトー区域131Dの外縁を形成および画定する内縁133、および外縁134を有する、第二の環状テーパ区域132Cによって包囲及び画定される。第二の環状テーパ区域132Cは、外縁134において、フェース112の縁113、115、117、119に延びる周辺区域135によって包囲される。周辺区域135は概して一定の厚さまたは変動しうる厚さを有することができ、周辺区域135の少なくとも一部分はフェース112全体のうち最小または最低のフェース厚を有する。
一つの態様において、第二の環状テーパ区域132Cの内縁133および外縁134の少なくとも一方は、外縁137Aが凸形外郭を有する第一の出張り部137、外縁137Bが凸形外郭を有する第二の出張り部137、および第一および第二の出張り部137の外縁137A〜Bの間で延びる外縁138A〜Bによって画定されるように、出張り部137の間で延びる接続部138を含む形状の外縁を画定し、続部138の外縁138A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図6〜8に示す態様において、第二の環状テーパ区域132Cの内縁133は腎臓形を画定し、接続部138の上縁138Aは凹輪郭を有し、接続部138の下縁138Bは凸輪郭を有する。上記のように、第四のプラトー区域131Dは、環状テーパ区域132Bの外縁134によって形成される内縁と、第二の環状テーパ区域132Cの内縁133によって形成される外縁とを有する。その結果、第四のプラトー区域131Dの内部周縁および外部周縁は、上記のような腎臓形を形成する。さらには、第二の環状テーパ区域132Cの内縁133は、第四のプラトー区域131D、環状テーパ区域132B、および第一の隆起区域136A全体を含む第二の隆起区域136Bを画定すると考えられうる。第二の隆起区域136B内のすべての地点は、フェース112の任意の周囲地点よりも大きなフェース厚を有する。第二の環状テーパ区域132Cの内縁133が第二の隆起区域136Bの外縁を形成することから、第二の隆起区域136Bも上記のような腎臓形を有すると考えられうる。
さらには、図1〜8に示す態様において、隆起区域136A〜Bの形状を含む、環状テーパ区域132B〜Cの縁133、134によって画定される形状は、長軸(たとえば図6においては概して水平)に沿って細長い。一つの態様において、出張り部137は、長軸に垂直な第二の軸(たとえば図6においては概して鉛直)に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、出張り部137は、出張り部137に比べて狭窄しうる接続区域138よりも大きな、長軸に垂直な寸法を有しうる。
図1〜8に示すフェース112の一つの態様において、第一の突起区域136Aは総面積約249mm2を有し、第一のプラトー区域131Aは面積約62mm2を有し、第二のプラトー区域131Bは面積約48mm2を有し、第三のプラトー区域131Cは面積約64mm2を有し、長方形のテーパ区域132Aはそれぞれ面積約36〜37mm2を有する。この態様において、第二の突起区域136Bは総面積約768mm2を有し、第四のプラトー区域131Dは面積約124mm2をさらに有し、環状テーパ区域132Bは面積約395mm2をさらに有する。さらには、この態様において、フェース112の内面111が合計で面積約4313mm2を有するように、第二の環状テーパ区域132Cは面積約2172mm2を有し、周囲区域135は面積約1373mm2を有する。さらには、図1〜8に示すフェース112の一つの態様において、第一のプラトー区域131Aは概して一定の厚さ約3.63mmを有し、第二のプラトー区域131Bは概して一定の厚さ約3.53mmを有し、第三のプラトー区域131Cは概して一定の厚さ約3.38mmを有し、第四のプラトー区域131Dは概して一定の厚さ約3.30mmを有し、周辺区域は概して一定の厚さ約2.08mmを有する。プラトー区域131A〜Dおよび/または周辺区域135が概して一定の厚さを有さない代替態様において、第一のプラトー区域131Aの最大厚さは約3.63mmであり、周辺区域135の最小厚さは約2.08mmである。一つの態様において、フェース112のこれら様々な部分の厚さを、厚さの相対差が同じかまたはほぼ同じであるように維持しながら、その割合でまたは絶対差として増大または減少させることができることが理解されよう。
他の態様において、プラトー区域131A〜D、テーパ区域132A〜C、隆起区域136A〜Bおよび/または周囲区域135のいずれかが、異なる形状、向きおよび/または厚さプロファイルを有しうることが理解されよう。たとえば、他の態様において、特徴は、向きが異なりうる腎臓形、たとえば、接続部138の下縁138Bが凹形でありかつ上縁138Aが凸形であるように当初の向きから180°回転しうる腎臓形を有することができ、あるいは、環状テーパ部132B〜Cは、異なる形状、たとえば、他の態様に関して以下に記載されるようなピーナッツ形や、円形、楕円形またはオブラウンド形などを画定することができる。
図9〜14は、フェース212の内面211に肉厚部230を含むフェース212を有するゴルフドライバの形態の打球ヘッド202の別の態様を示し、肉厚部はフェース212の内面211に突出部を創製するように内向きに延びる。肉厚部230は、フェース212の周囲区域よりも大きな厚さ、およびフェース212の任意の他の部分よりも大きな厚さを有する。図9〜14に示す打球装置200およびフェース212の態様は、図1〜8に関する上記の態様の特徴と同様の特徴を含み、図9〜14の態様における同様のコンポーネントは、「2xx」系列の参照番号を使用して同様に参照される。既に上記で説明した図9〜14の態様のいくつかの特徴の説明を簡潔さのために減らすかまたは省くことがあることが理解されよう。
一つの態様において、肉厚部230は、概して一定の厚さを有する少なくとも一つのプラトー区域231と、境界縁233、234の間で増大または減少するテーパ厚を有する少なくとも一つのテーパ区域232とを有する。図9〜14に示す態様において、肉厚部230は単一のプラトー区域231を含み、プラトー区域は、プラトー区域231の外縁を画定する上部または内部の縁または境界233と下部または外部の縁または境界234とを有する環状テーパ区域232によって完全に境界づけられ、画定される。プラトー区域231は、フェース212全体の最大フェース厚である概して一定の厚さを有する。テーパ区域232の厚さは内縁233から外縁234まで減少する。図9〜14に示す態様において、テーパ区域232は概して曲線状の先細りを有する。フェース212はテーパ区域232の外縁234において概して一定の厚さを有し、テーパ区域232を包囲する周囲区域235は概して一定の厚さを有する。
一つの態様において、環状テーパ区域232の内縁233および外縁234の少なくとも一方は、外縁237Aが凸形外郭を有する第一の出張り部237、外縁237Bが凸形外郭を有する第二の出張り部237、および第一および第二の出張り部237の外縁237A〜Bの間で延びる外縁238A〜Bによって画定されるように、出張り部237の間で延びる接続部238を含む形状の外縁を画定し、続部238の外縁238A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図9〜14に示す態様において、テーパ区域232の内縁233および外縁234はいずれもピーナッツ形を画定し、接続部238の上縁および下縁238A〜Bは凹輪郭を有する。テーパ区域232の内縁233がプラトー区域231の外縁を形成することから、プラトー区域231の外縁も上記のようなピーナッツ形を画定する。さらには、テーパ区域232の内縁233および外縁234のいずれかまたは両方が、フェースの周囲区域よりも大きなフェース厚を有しかつ上記のようなピーナッツ形を画定する外縁を有する隆起区域236を画定すると考えられうる。
さらには、図9〜14に示す態様において、プラトー区域231および隆起区域236の形状を含む、テーパ区域232の縁233、234によって画定される形状は、長軸(たとえば図9においては概して水平)に沿って細長い。この態様において、出張り部237は、長軸に垂直な第二の軸(たとえば図9においては概して鉛直)に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、出張り部237は、出張り部237に比べて狭窄した接続区域238よりも大きな、長軸に垂直な寸法を有する。
図9〜14に示すフェース212の一つの態様において、フェースプレート228の内面211は総面積約3235mm2を有し、プラトー区域231は面積約814mm2を有し、テーパ区域231は面積約884mm2を有し、周辺区域235は面積約1537mm2を有する。さらには、図9〜14に示すフェース212の一つの態様において、プラトー区域231は概して一定の厚さ約3.3mmを有し、周辺区域235は概して一定の厚さ約2.7mmを有する。プラトー区域231および/または周辺区域が概して一定の厚さを有さない代替態様において、プラトー区域231の最大厚さは約3.3mmであり、周辺区域235の最小厚さは約2.7mmである。一つの態様において、フェース212のこれら様々な部分の厚さを、厚さの相対差が同じかまたはほぼ同じであるように維持しながら、その割合でまたは絶対差として増大または減少させることができることが理解されよう。
図9〜14に示す態様において、フェース212はフェースプレート228によって形成され、ボディは、フェースプレート228に接続されかつフェースプレート228から後方に延びるボディ部材229(または複数のボディ部材)によって少なくとも部分的に形成される。フェースプレート228は、フェース212の周縁213、215、217、219に対応する周縁によって画定されうる。他の態様において、フェース212はカップフェース構造、L字フェース構造またはまたは他の構造によって形成されうる。たとえば、図15〜17は、L字形フェース部材228'の一つの態様を示し、フェース部材は、上記のおよび図9〜14に示すようなフェース212を含み、壁225がフェース212の底縁215から横向きおよび後方に延びている。肉厚部230の構成ならびにフェース212の相対面積および相対厚さは図15〜17の態様と図9〜14とで同じである。しかし、周辺区域235の面積、およびフェース212の内面211の総面積は、周辺形状のわずかな差に基づいて異なりうる。フェース部材228'は、図18〜31に示しかつ以下に記載される構成と同様の、壁225、およびフェース212の他の縁213、217、219に接続された一つまたは複数のボディ部材を有しうる。この構成において、ボディ部材は打球装置202のボディ208を形成することができ、壁225はボディ208のソール218の一部分を形成することができる。さらなる態様においては、フェース212を逆L字形フェース部材(図示せず)の一部として形成することができ、フェース部材は、フェース212の頂縁213から後方に延びかつボディ208のクラウン216の一部分を形成する壁を有しうる。
さらには、図13〜14に示すように、この態様のヘッド202のボディ208は、ソール218にわたって延びる内向きに陥凹したまたは窪んだチャネル240を有する。チャネル240は、フェース212の底縁215から後方に離間し、フェース212の底縁215の少なくとも一部分に概して平行に延びる。この態様におけるチャネル240は、曲線状の壁242を有する境界縁241を含み、この壁は境界縁241から垂れ下がることで、曲線状の輪郭を有する内向きに陥凹した谷部243を形成する。ボディ208は、他の態様において、複数のチャネルおよび/または異なって構成されたチャネルを含むことができ、異なる態様において、より長方形の輪郭を有するチャネル、またはチャネル内のインサートを含むことができる。図9〜14のヘッド202(または本明細書に記載される他のヘッド)について使用可能な異なるチャネル構成のいくつかの例は、いずれも参照によりその全体が本明細書に組み入れられ、本明細書の一部とされる2010年7月23日出願の米国特許出願第12/842,650号、2011年1月27日出願の米国特許出願第13/015,264号、2005年5月3日発行の米国特許第6,887,165号、および2007年11月13日発行の米国特許第7,294,064号に示され、記載されている。ヘッド202の他の特徴は、図1〜8に関する上記の特徴と同様でありうる。
図18〜24は、ハイブリッドゴルフクラブの形態の打球装置300および打球ヘッド302の別の態様を示す。図18〜24に示す打球装置300の態様は、図1〜17に関する上記の態様の特徴と同様の特徴を含み、図18〜24の態様における同様のコンポーネントは、「3xx」系列の参照番号を使用して同様に参照される。既に上記で説明した図18〜24の態様のいくつかの特徴の説明を簡潔さのために減らすかまたは省くことがあることが理解されよう。上記のように、ヘッド302は、フェース312から後方に延びるボディ308を有するフェース312を含む。フェース312およびボディ308は、ハイブリッドタイプクラブとしての使用のために構成されており、したがって、図1〜17のウッドタイプ打球装置100、200に比べて小さな体積および異なる形状を有しうる。別の態様において、ハイブリッドタイプヘッド302のボディ308に一つまたは複数のチャネル、たとえば図9〜14のヘッド202に関する上記のチャネルを設けることができる。
この態様において、フェース312は、フェース312の内面311に突出部を創製するように内向きに延びるフェース312の内面311上の肉厚部330を含む。肉厚部330は、フェース312の周囲区域よりも大きな厚さ、およびフェース312の任意の他の部分よりも大きな厚さを有する。一つの態様において、肉厚部330は、概して一定の厚さを有する少なくとも一つのプラトー区域331と、境界縁333、334の間で増大または減少するテーパ厚を有する少なくとも一つのテーパ区域332とを有する。図18〜24に示す態様において、肉厚部330は単一のプラトー区域331を含み、プラトー区域は、プラトー区域331の外縁を画定する上部または内部の縁または境界333と下部または外部の縁または境界334とを有する環状テーパ区域332によって完全に境界づけられ、画定される。プラトー区域331は、フェース312全体の最大フェース厚である概して一定の厚さを有する。テーパ区域332の厚さは内縁333から外縁334まで減少する。図18〜24に示す態様において、テーパ区域332は概して曲線状の先細りを有する。フェース312はテーパ区域332の外縁334において概して一定の厚さを有し、テーパ区域332を包囲する周囲区域335は概して一定の厚さを有する。
一つの態様において、環状テーパ区域332の内縁333および外縁334の少なくとも一方は、外縁337Aが凸形外郭を有する第一の出張り部337、外縁337Bが凸形外郭を有する第二の出張り部337、および第一および第二の出張り部337の外縁337A〜Bの間で延びる外縁338A〜Bによって画定されるように、出張り部337の間で延びる接続部338を含む形状の外縁を画定し、続部338の外縁338A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図18〜24に示す態様において、テーパ区域332の内縁333および外縁334はいずれもピーナッツ形を画定し、接続部338の上縁および下縁338A〜Bは凹輪郭を有する。テーパ区域332の内縁333がプラトー区域331の外縁を形成することから、プラトー区域331の外縁も上記のようなピーナッツ形を画定する。さらには、テーパ区域332の内縁333および外縁334、のいずれかまたは両方が、フェースの周囲区域よりも大きなフェース厚を有しかつ上記のようなピーナッツ形を画定する外縁を有する隆起区域336を画定すると考えられうる。
さらには、図18〜24に示す態様において、プラトー区域331および隆起区域336の形状を含む、テーパ区域332の縁333、334によって画定される形状は、長軸(たとえば図22においては概して水平)に沿って細長い。この態様において、出張り部337は、長軸に垂直な第二の軸(たとえば図22においては概して鉛直)に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、出張り部337は、出張り部337に比べて狭窄した接続区域338よりも大きな、長軸に垂直な寸法を有する。
図18〜24に示すフェース312の一つの態様において、フェースプレート328の内面311は総面積約1920mm2を有し、プラトー区域331は面積約217mm2を有し、テーパ区域331は面積約405mm2を有し、周辺区域335は面積約1297mm2を有する。さらには、図18〜24に示すフェース312の一つの態様において、プラトー区域331は概して一定の厚さ約1.9mmを有し、周辺区域335は概して一定の厚さ約1.6mmを有する。別の態様において、プラトー区域331は概して一定の厚さ約3mmを有し、周辺区域335は概して一定の厚さ約2mmを有する。プラトー区域331および/または周辺区域が概して一定の厚さを有さない代替態様において、プラトー区域331の最大厚さは約1.9mmまたは約3mmであり、周辺区域335の最小厚さは約1.6mmまたは約2mmである。一つの態様において、フェース312のこれら様々な部分の厚さを、厚さの相対差が同じかまたはほぼ同じであるように維持しながら、その割合でまたは絶対差として増大または減少させることができることが理解されよう。
図18〜24に示す態様において、上記で同様に記載されるように、フェース312はL字形フェース部材328によって形成され、フェース部材は、フェース312と、フェース312の底縁315から横向きおよび後方に延びる壁325とを含む。ボディ308は、フェース部材328に接続されかつフェース部材328から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材329によって少なくとも部分的に形成される。たとえば、ボディ部材329をたとえば溶接によって壁325、およびフェース312の他の縁313、317、319に接続することができる。この構成において、壁325はボディ308のソール318の一部分を形成することができる。別の態様においては、フェース312を逆L字形フェース部材(図示せず)の一部として形成することができ、フェース部材は、フェース312の頂縁313から後方に延びかつボディ308のクラウン316の一部分を形成する壁を有しうる。さらなる態様において、フェース312はフェースプレート、カップフェース構造または別の構成として形成されうる。
図25〜31は、フェアウェイウッドゴルフクラブの形態の打球装置400および打球ヘッド402の別の態様を示す。図25〜31に示す打球装置400の態様は、図1〜24に関する上記の態様の特徴と同様の特徴を含み、図25〜31の態様における同様のコンポーネントは、「4xx」系列の参照番号を使用して同様に参照される。既に上記で説明した図25〜31の態様のいくつかの特徴の説明を簡潔さのために減らすかまたは省くことがあることが理解されよう。上記のように、ヘッド402は、フェース412から後方に延びるボディ408を有するフェース412を含む。フェース412およびボディ408は、フェアウェイウッドタイプクラブとしての使用のために構成されており、したがって、図1〜24に記載されるドライバウッドタイプ打球装置100、200またはハイブリッドタイプ打球装置300とは異なる体積および異なる形状を有しうる。別の態様において、フェアウェイウッドタイプヘッド402のボディ408に一つまたは複数のチャネル、たとえば図9〜14のヘッド202に関する上記のチャネルを設けることができる。
この態様において、フェース412は、フェース412の内面411に突出部を創製するように内向きに延びるフェース412の内面411上の肉厚部430を含む。肉厚部430は、フェース412の周囲区域よりも大きな厚さ、およびフェース412の任意の他の部分よりも大きな厚さを有する。一つの態様において、肉厚部430は、概して一定の厚さを有する少なくとも一つのプラトー区域431と、境界縁433、434の間で増大または減少するテーパ厚を有する少なくとも一つのテーパ区域432とを有する。図25〜31に示す態様において、肉厚部430は単一のプラトー区域431を含み、プラトー区域は、プラトー区域431の外縁を画定する上部または内部の縁または境界433と下部または外部の縁または境界434とを有する環状テーパ区域432によって完全に境界づけられ、画定される。プラトー区域431は、フェース412全体の最大フェース厚である概して一定の厚さを有する。テーパ区域432の厚さは内縁433から外縁434まで減少する。図25〜31に示す態様において、テーパ区域432は概して曲線状の先細りを有する。フェース412はテーパ区域432の外縁434において概して一定の厚さを有し、テーパ区域432を包囲する周囲区域435は概して一定の厚さを有する。
一つの態様において、環状テーパ区域432の内縁433および外縁434の少なくとも一方は、外縁437Aが凸形外郭を有する第一の出張り部437、外縁437Bが凸形外郭を有する第二の出張り部437、および第一および第二の出張り部437の外縁437A〜Bの間で延びる外縁438A〜Bによって画定されるように、出張り部437の間で延びる接続部438を含む形状の外縁を画定し、続部438の外縁438A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図25〜31に示す態様において、テーパ区域432の内縁433および外縁434はいずれもピーナッツ形を画定し、接続部438の上縁および下縁438A〜Bは凹輪郭を有する。テーパ区域432の内縁433がプラトー区域431の外縁を形成することから、プラトー区域431の外縁も上記のようなピーナッツ形を画定する。さらには、テーパ区域432の内縁433および外縁434のいずれかまたは両方が、フェースの周囲区域よりも大きなフェース厚を有しかつ上記のようなピーナッツ形を画定する外縁を有する隆起区域436を画定すると考えられうる。
さらには、図25〜31に示す態様において、プラトー区域431および隆起区域436の形状を含む、テーパ区域432の縁433、434によって画定される形状は、長軸(たとえば図30においては概して水平)に沿って細長い。この態様において、出張り部437は、長軸に垂直な第二の軸(たとえば図30においては概して鉛直)に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、出張り部437は、出張り部437に比べて狭窄した接続区域438よりも大きな、長軸に垂直な寸法を有する。
図25〜31に示すフェース412の一つの態様において、フェースプレート428の内面411は総面積約1900mm2を有し、プラトー区域431は面積約188mm2を有し、テーパ区域431は面積約415mm2を有し、周辺区域435は面積約1297mm2を有する。さらには、図25〜31に示すフェース412の一つの態様において、プラトー区域431は概して一定の厚さ約2.1mmを有し、周辺区域435は概して一定の厚さ約1.6mmを有する。別の態様において、プラトー区域431は概して一定の厚さ約3mmを有し、周辺区域435は概して一定の厚さ約2mmを有する。プラトー区域431および/または周辺区域が概して一定の厚さを有さない代替態様において、プラトー区域431の最大厚さは約2.1mmまたは約3mmであり、周辺区域435の最小厚さは約1.6mmまたは約2mmである。一つの態様において、フェース412のこれら様々な部分の厚さを、厚さの相対差が同じかまたはほぼ同じであるように維持しながら、その割合でまたは絶対差として増大または減少させることができることが理解されよう。
図25〜31に示す態様において、上記で同様に記載されるように、フェース412はL字形フェース部材428によって形成され、フェース部材は、フェース412と、フェース412の底縁415から後方に延びる壁425とを含む。ボディ408は、フェース部材428に接続されかつフェース部材428から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材429によって少なくとも部分的に形成される。たとえば、ボディ部材429をたとえば溶接によって壁425、およびフェース412の他の縁413、417、419に接続することができる。この構成において、壁425はボディ408のソール418の一部分を形成することができる。別の態様においては、フェース412を逆L字形フェース部材(図示せず)の一部として形成することができ、フェース部材は、フェース412の頂縁413から後方に延びかつボディ408のクラウン416の一部分を形成する壁を有しうる。さらなる態様において、フェース412はフェースプレート、カップフェース構造または別の構成として形成されうる。
図18〜24に示すヘッド302および図25〜31に示すヘッド402の態様において、L字形フェース部材328、428は、ボールの変形を制限し、それにより衝突中のエネルギーおよび速度の損失を制限するために、フェース312、412上で打たれるボールとのより緩やかな衝突の実現を支援する。フェース部材328、428は、フェース312、412の変形を増大させるように可撓性が高くなることができ、一方、肉厚部330、430は、フェース312、412の剛性の保持を支援する。たとえば、フェース部材328、428は、可撓性を増大させるように、フェース312、412と壁325、425との間の接合部またはその付近で通常よりも小さな厚さを伴って形成されることができる。一つの態様において、この厚さ(図23および30においてTで示される)は1〜2mmであることができ、別の態様において、厚さTは1〜2.5mmであることができ、これらの厚さは標準的なゴルフクラブフェースの対応する厚さTよりも比較的薄い。フェース部材328、428は、許容しがたい破損の危険性なしにフェース312、412の変形を可能にするように高強度材料で有利に形成されうる。一つの態様において、フェース部材328、428が高強度Carpenter 455または465ステンレス鋼で形成されうる一方、ボディ308、408は17-4ステンレス鋼で形成される。本明細書に記載される他の態様は、これらの同じ材料を組み込むことができる。これらの態様および本明細書における他の態様においてボディ部材329、429および/またはフェース部材312、412に使用可能な代替材料としては、高強度チタン、繊維強化ありまたはなしのPEEKポリマー、アモルファス液体金属、体積弾性率を考慮した複合材などが挙げられる。
図32〜36は、本発明の少なくともいくつかの例の、ゴルフアイアンの形態の打球装置500を示す。図32〜36に示すアイアンタイプ打球装置500の態様は、図1〜31に関する上記の態様の特徴と同様の特徴を含み、図32〜36の態様における同様のコンポーネントは、「5xx」系列の参照番号を使用して同様に参照される。既に上記で説明した図32〜36の態様のいくつかの特徴の説明を簡潔さのために減らすかまたは省くことがあることが理解されよう。打球装置500は、ゴルフクラブヘッド502およびヘッド502に取り付けられたシャフト504を含む。図32〜36のゴルフクラブヘッド502は、本発明の例の任意のアイアンタイプゴルフクラブヘッドを代表することができる。
図32〜36に示すように、ゴルフクラブヘッド502は、ボディ508に接続されたフェース512と、シャフト504の取り付けのためにボディ508から延びるホーゼル509とを含む。シャフト504、およびシャフト504とホーゼル509との間の接続部は、図1〜8の装置100に関する上記のそれと同様でありうる。シャフト504は、上記のようなグリップ(図示せず)を含むこともできる。参照のために、ヘッド502は概して、頂部516、底部またはソール518、ホーゼル509に近接するヒール520、およびホーゼル509から遠いトウ522、ならびに前面524および背面または後部526を有する。図示される態様において、フェース512は、ヘッド502のソール518から上向きに延びている。ヘッド502の形状および設計は、装置500の所期の用途によって部分的に決まることもある。ヒール部520はホーゼル509に取り付けられかつ/またはそこから延びる(たとえば単一または一体の1ピース構成、別々の接続された要素、などとして)。
フェース512は、ヘッド502の前面524に位置し、その上に位置する打球面510、および打球面510とは反対側の後面または内面511(図33〜35参照)を有する。ヘッド502は、フェース512の後面511によって画定された後部キャビティ506と、フェース512から後方に延びる一つまたは複数の壁525と、ヘッド502の後部526においてソール518から上方に延びる後部壁523とを有する。図33および35に見られるように、この態様において、後部壁523は後部キャビティ511を部分的に開放させるが、他の態様においては、後部キャビティ511は閉鎖されていてもよく、より大きな程度開放されていてもよい。アイアンタイプゴルフクラブ500のいくつかの態様において、フェース512の後面511は、たとえばヘッド502が内部キャビティを有さないとき、ボディ508の表面でありうることが理解されよう。別の態様において、アイアンタイプヘッド502のボディ508に一つまたは複数のチャネル、たとえば図9〜14のヘッド202に関する上記のチャネルを設けることができる。
打球面510は、概してフェース512の外面であり、この外面は使用中にボール(図示せず)に対面するように構成され、たとえばスイングによって装置500が動かされたとき、ボールを打つように適合されている。図示するように、打球面510は、相対的に平坦であり、フェース512の大部分を占める。打球面510は、打球中にフェース512から水および草を除去するための溝521(たとえば、図示例ではフェース512を横切って延びる概して水平な溝521)を含みうる。当然、本発明を逸脱することなく、従来の溝パターンおよび/または溝構成を含む任意の数の溝、所望の溝パターンおよび/または溝構成を設けることができる(あるいは望むならば溝パターンなしであっても)。
参照のために、フェース頂縁513およびフェースヒール縁517に最も近いフェース512の部分を「ハイヒール区域」と呼び、フェース頂縁513およびフェーストウ縁519に最も近いフェース512の部分を「ハイトウ区域」と呼び、フェース底縁515およびフェースヒール縁517に最も近いフェース512の部分を「ロウヒール区域」と呼び、フェース底縁515およびフェーストウ縁519に最も近いフェース512の部分を「ロウトウ区域」と呼ぶ。概念的に、これらの区域は、実質的に等しいサイズの四分円(および/またはフェース512の幾何学的中心から延びる四分円)と認識し、そう呼ぶことができるが、必ずしも対称の寸法を有するわけではない。フェース512は、当技術分野において公知であり、一般的であるように、上下方向および/またはヒール−トウ方向にいくらかのカーブ(たとえばバルジおよびロール特性)を含みうる。他の態様においては、表面510がフェース512の異なる割合を占めることもできるし、またはボディ508が、その上に複数の打球面510を有することもできる。図32〜36に示す例示的態様において、打球面510は傾斜して(すなわちロフト角を有して)、打ったときにボールに相当な程度のリフトおよびスピンを加える。他の例示的態様において、打球面510は、ボールの弾道に影響するように異なる傾斜またはロフト角を有しうる。さらには、いくつかの態様において、フェース512は、可変性の厚さを有してもよく、および/または一つまたは複数の内部もしくは外部インサートを有してもよい。
フェース512、ボディ508および/またはホーゼル509は、単一のピースとして形成されることもできるし、または接合される別々のピースとして形成されることもできる。たとえば、フェース512、ボディ508およびホーゼル509は、鍛造、鋳造、または他の一体形成技術によって単一のピースとして一緒に形成されることができる。別の例として、フェース512、ボディ508およびホーゼル509は、フェース部材およびボディ部材などの別々のピースとして形成されることができ、これらのピースは、溶接などの一体接合技術、または他の接合技術によって一緒に接合されることができる。一つの態様において、マルチピースヘッド502のフェース部材は、フェースプレート、L字形フェース部材、カップフェース部材、または別の形態といった形態でありうる。別の態様において、ゴルフアイアンセットは、本明細書に記載され、図32〜36に示されるような構造を有することがあり、より長いアイアン(例えば4〜7番)は、溶接によって接合されたフェースプレートおよびボディ部材を含む二つのピースで形成され、より短いアイアン(例えば8番、9番、P、S、A)は、鋳造または鍛造された単一のピースで形成される。この態様において、単一ピースヘッドおよび/またはボディ部材は17-4ステンレス鋼から作製されてもよく、フェースプレート部材は455または465ステンレス鋼で形成されてもよく、他の材料が使用されることもある。
この態様において、フェース512は、フェース512の内面511に突出部を創製するように内向きに延びるフェース512の内面511上の肉厚部530を含む。肉厚部530は、フェース512の周囲区域よりも大きな厚さ、およびフェース512の任意の他の部分よりも大きな厚さを有する。図示される態様において、肉厚部530は、フェース512の頂縁513よりも底縁515の方により近接しており、一つの態様において、肉厚部530の中心はフェース512の底縁515から約15〜22mmである。他の態様においてはこの距離は異なることがあり、一つの態様において、セット内の異なるクラブは、肉厚部530とフェース512の底縁515との間隔が異なることがある。
一つの態様において、肉厚部530は、概して一定の厚さを有する少なくとも一つのプラトー区域531と、境界縁533、534の間で増大または減少するテーパ厚を有する少なくとも一つのテーパ区域532とを有する。図32〜36に示す態様において、肉厚部530は単一のプラトー区域531を含み、プラトー区域は、プラトー区域531の外縁を画定する上部または内部の縁または境界533と下部または外部の縁または境界534とを有する環状テーパ区域532によって完全に境界づけられ、画定される。プラトー区域531は、フェース512全体の最大フェース厚である概して一定の厚さを有する。テーパ区域532の厚さは内縁533から外縁534まで減少する。図32〜36に示す態様において、テーパ区域532は概して曲線状の先細りを有する。フェース512はテーパ区域532の外縁534において概して一定の厚さを有し、テーパ区域532を包囲する周囲区域535は概して一定の厚さを有する。
一つの態様において、環状テーパ区域532の内縁533および外縁534の少なくとも一方は、外縁537Aが凸形外郭を有する第一の出張り部537、外縁537Bが凸形外郭を有する第二の出張り部537、および第一および第二の出張り部537の外縁537A〜Bの間で延びる外縁538A〜Bによって画定されるように、出張り部537の間で延びる接続部538を含む形状の外縁を画定し、続部538の外縁538A〜Bの少なくとも一方は凹輪郭を有する。図32〜36に示す態様において、テーパ区域532の内縁533および外縁534はいずれもピーナッツ形を画定し、接続部538の上縁および下縁538A〜Bは凹輪郭を有する。テーパ区域532の内縁533がプラトー区域531の外縁を形成することから、プラトー区域531の外縁も上記のようなピーナッツ形を画定する。さらには、テーパ区域532の内縁533および外縁534のいずれかまたは両方が、フェースの周囲区域よりも大きなフェース厚を有しかつ上記のようなピーナッツ形を画定する外縁を有する隆起区域536を画定すると考えられうる。
さらには、図32〜36に示す態様において、プラトー区域531および隆起区域536の形状を含む、テーパ区域532の縁533、534によって画定される形状は、長軸(図34においては水平から約12°反時計回りに上昇)に沿って細長い。この態様において、出張り部537は、長軸に垂直な第二の軸(たとえば図34においては鉛直から約12°反時計回り)に沿って測定される寸法をそれぞれ有し、出張り部537は、出張り部537に比べて狭窄した接続区域538よりも大きな、長軸に垂直な寸法を有する。この態様における長軸の角度は、一人または複数のゴルファーの通常の打球パターンに基づきうる。他の態様において、肉厚部530は、異なる打球パターンおよび/または他の要因に基づく異なる向きおよび/または長軸を有することがあり、セット内の異なるクラブは、クラブごとに異なる打球パターンに基づく異なる長軸を有する肉厚部530を有することがある。たとえば、一つの態様において、ゴルフアイアンセットは、本明細書に記載され、図32〜36に示されるような構造を有することがあり、肉厚部530の長軸の角度は、セット内のより短い(すなわちロフト角がより大きい)クラブにおいて水平により近く、より長い(すなわちロフト角がより小さい)クラブにおいて水平からより遠いことがある。様々な態様において、長軸の角度は水平から0〜15°または0〜18°でありうる。
図32〜36に示すフェース512の一つの態様において、プラトー区域531は概して一定の厚さ約3mmを有し、周辺区域535は概して一定の厚さ約2mmを有する。プラトー区域531および/または周辺区域が概して一定の厚さを有さない代替態様において、プラトー区域531の最大厚さは約3mmであり、周辺区域535の最小厚さは約2mmである。上記のように、他の態様においてフェース512および肉厚部530は異なる厚さを有しうる。一つの態様において、フェース512のこれら様々な部分の厚さを、厚さの相対差が同じかまたはほぼ同じであるように維持しながら、その割合でまたは絶対差として増大または減少させることができることが理解されよう。
本明細書に示され、記載されるヘッド102(以下参照)は、当技術分野において従来公知であり、使用される材料、たとえば鋼、チタン、アルミニウム、タングステン、グラファイト、ポリマーもしくは複合材、またはその組み合わせを含む多種多様な異なる材料から構築されうる。また、望むならば、クラブヘッド102(以下参照)を、任意の数のピース(たとえば別々のフェースプレートなどを有する)から、ならびに/または鋳造、鍛造、溶接、および/もしくは当技術分野において公知であり、使用される他の方法をたとえば含む任意の構築技術によって、作製することもできる。本明細書に記載されるようなフェース112(以下参照)またはフェース部材128(以下参照)を形成するために使用可能な材料のより具体的な例としては、C455およびC465などの高強度ステンレス鋼、17-4などの他のステンレス鋼、マルエージング鋼(たとえばMaraging 250)またはAerMet鋼などの他の鋼材、6-4、SP700、8-1-1、15-3-3-3および2041などの高強度チタン合金、繊維強化ありまたはなしのPEEKポリマー、アモルファス「液体金属」合金、体積弾性率を考慮した複合材などをはじめとする上記の材料が挙げられる。高強度合金および他の材料は、約230〜240ksi以上の降伏強度および約250〜260ksi以上の極限強度を有しうる。一つの態様において、フェアウェイウッド412またはハイブリッドタイプクラブのフェース312は、少なくとも240ksiの降伏強度および少なくとも260ksiのUTSを実現するために、482℃で4時間エージングされたC465合金から作製されうる。別の態様において、ドライバウッドタイプクラブのフェース112、212は、482℃で6〜8時間のエージングが可能でかつ/またはアニーリングが可能な高強度チタン合金(たとえば6-4)から作製され得、約120〜150ksi以上の降伏強度および約130〜165以上の極限強度を有しうる。さらなる態様において、ドライバウッドタイプクラブのフェース112、212は、480℃で2〜14時間のエージングが可能な15-3-3-3チタン合金から作製され得、約145〜181ksi以上の降伏強度および約165〜200ksi以上の極限強度を有しうる。
打球装置100(以下参照)、ヘッド102(以下参照)、フェース112(以下参照)、および本明細書に記載される他のコンポーネントの態様のいずれかが、特に断りない限り、本明細書に記載される他の態様に関して本明細書に記載される特徴のいずれかを含みうることが理解されよう。本明細書に記載される打球装置100(以下参照)およびヘッド102(以下参照)の様々なコンポーネントの特定のサイズ、形状、向きおよび場所が単に例であって、他の態様においてこれらの特徴または性質のいずれかを改変可能であることが理解されよう。
図1〜36に示す肉厚部130(以下参照)の所望の形状、向き、構成などは、多くのゴルファーのスイング中にフェースの衝突が起こる通常のまたは一般的な場所、フェースの幾何形状および性質、チャネル240などのボディの特徴、ならびに、フェース112(以下参照)の衝突物理現象に影響または作用する他の特徴によって作用されうる。たとえば、多くのゴルファーは、ミスヒット時にフェース112(以下参照)のロウヒール区域またはハイトウ区域上でボールを打つ傾向があり、肉厚部130(以下参照)の向き(たとえば長軸の角度)はそのパターンを反映しうる。さらなる態様において、異なる衝突物理現象を実現するように、またはクラブヘッド102(以下参照)の他の部分の変化の原因となるように、肉厚部130(以下参照)の形状を改変することができる。上記で言及した要因またはさらなる要因のいずれかを組み込むことができる、肉厚部130(以下参照)、および/またはフェース112(以下参照)の他の部分の幾何形状の設計との関連で、有限要素解析を使用することができる。
本明細書に開示される特徴を組み込むヘッド102(以下参照)は、打球装置またはその一部として使用することができる。たとえば、図1に示すゴルフクラブ100は、シャフトまたはハンドル104を、提供されるヘッド、たとえば上記のようなヘッド102に取り付けることによって製造しうる。本明細書で使用される、ヘッドを「提供する」とは、広く、物品を、その物品に対して実施される将来の動作のために利用可能または使用可能にすることをいい、その物品を提供する当事者がその物品を製造、生産または供給したこと、あるいはその物品を提供する当事者がその物品の所有権または管理を有することを意味しない。他の態様において、本明細書に記載される原理にしたがって様々なタイプの打球装置を製造することができる。一つの態様において、少なくとも一つのクラブが本明細書に記載される一つまたは複数の態様のヘッドを有する、ゴルフクラブセットを製造することができる。そのようなセットは少なくとも一つのウッドタイプクラブおよび/または少なくとも一つのアイアンタイプクラブを含みうる。たとえば、各クラブが異なるロフト角を有し、各クラブが上記のようなヘッドを有する、アイアンタイプゴルフクラブセットを提供することができる。セット中の様々なクラブは、クラブのロフト角に基づいて形状、サイズ、場所、向きなどがわずかに異なりうる肉厚部130(以下参照)を有しうる。さらには、肉厚部130(以下参照)の形状、サイズ、場所、向きなどのうち少なくとも一つがゴルファーによる通常の打球パターンに基づいて構成された、上記のようなヘッドを有するクラブを提供することで、一つまたは複数のクラブを特定のユーザのためにカスタマイズすることができる。さらなるカスタマイズ用技術を含むなおさらなる態様および変形が可能である。
本明細書に記載される肉厚部130(以下参照)、および肉厚部130(以下参照)の様々なコンポーネントの形状は、打球面110(以下参照)とゴルフボールなどのボールとの間の衝突に関するエネルギー移動および衝突速度を増大させることができる。肉厚部130(以下参照)は、フェースの補剛された中心部分を創製し、これによりフェース112(以下参照)の他の区域を(たとえば厚さを減少させることで)より可撓性にして、ボールとのより緩やかな衝突を作り出すことが可能になり、これにより全体的なボール変形を減少させることができる。著しいエネルギー損失が過剰なボール変形によって起こりうることから、フェース112(以下参照)の構成は、衝突時のエネルギー損失の低下ならびにエネルギーおよび速度の増大を生じさせることができる。ヘッド202(以下参照)がチャネル240(以下参照)を含む態様において、チャネル240(以下参照)は衝突中に屈曲することでフェース212(以下参照)と協働してボール変形を減少させ、それにより衝突時のエネルギーおよび速度を増大させることができる。一態様において、チャネル240(以下参照)の屈曲は、フェース112(以下参照)の屈曲に続いて起こりうるし、フェース112(以下参照)に比べて小さなボール変形に対する効果を示しうる。さらには、補剛された中心部分およびより可撓性の周辺部分は、あてはまるUSGA規則になおフェース112(以下参照)を適合させながら、フェース112(以下参照)のトランポリン効果を増大させ、高い応答(たとえばCOR)を示す「ホットゾーン」のサイズを増大させることで、オフセンターヒット時のボール速度を向上させる。また、肉厚部130(以下参照)は、フェース112(以下参照)の中心、および周囲区域に耐久性を付加し、これによりフェースの耐用期間を延ばすことができる。当業者は、なおさらなる利点を認識および理解することができる。
本発明を実施する好ましい形態を含む具体例に関して本発明を詳細に説明したが、当業者は、上記システムおよび方法の数多くの変形および入れ替えがあることを理解するであろう。したがって、本発明の真意および範囲は、請求の範囲に述べられるように広義に解釈されるべきである。

Claims (43)

  1. その外面でボールを打つように構成されたフェースであって、該外面とは反対側の内面を有する、フェースと;
    該フェースに接続されかつ該フェースから後方に延びるボディと;
    該フェースの該内面から内向きに延びる突出部を形成する、該フェースの肉厚部であって、
    該肉厚部が環状テーパ区域を含み、
    該環状テーパ区域は、上部境界と下部境界との間で厚さが漸減し、かつ該上部境界によって境界づけられる隆起区域を包囲し、
    該上部境界および該下部境界の少なくとも一方が、
    外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、
    外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および
    該第一の外縁と該第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定されるように、該第一の出張り部と該第二の出張り部との間で延びる接続部
    を含む形状を画定し、
    第三の外縁および該第四の外縁の少なくとも一方が凹外郭を有する、肉厚部と
    を含む、ゴルフクラブヘッド。
  2. 隆起区域の少なくとも一部分が概して一定の厚さを有する、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 隆起区域が、環状テーパ区域の上部境界内の全区域にわたって概して一定の厚さを有するプラトー区域である、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 隆起区域が、多層的であり、かつ
    第一の概して一定のフェース厚を有する第一のプラトー区域、
    第二の概して一定のフェース厚を有する第二のプラトー区域、および
    該第一のプラトー区域と該第二のプラトー区域との間で延びるテーパ区域を含む、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 第三の外縁が第四の外縁に比べてフェースの頂部により近接しており、かつ
    該第三の外縁が凹外郭を有し、第四の外縁が凸外郭を有する、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 第三の外縁および第四の外縁がいずれも凹外郭を有する、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  7. ボディが、内向きに陥凹したチャネルをさらに含み、該チャネルが、該ボディのソールの少なくとも一部分にわたって延びかつフェースの底縁から後方に離間している、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  8. チャネルが、
    フェースの底縁と概して平行に延びる二つの境界縁、および
    曲線輪郭を有する陥凹谷部を形成するように該境界縁から内向きに延びる二つの壁を含む、請求項7記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 肉厚部が第二の環状テーパ区域をさらに含み、
    該第二の環状テーパ区域は、第二の上部境界と第二の下部境界との間で厚さが漸減し、かつ前記環状テーパ区域および隆起区域を完全に包囲する、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 肉厚部が、
    概して一定の厚さを有する環状プラトー区域であって、前記環状テーパ区域と前記第二の環状テーパ区域との間で延びる、環状プラトー区域
    をさらに含む、請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 第二の上部境界および第二の下部境界の少なくとも一方が、
    外郭を有する第五の外縁を有する第三の出張り部、
    外郭を有する第六の外縁を有する第四の出張り部、および
    該第五の外縁と該第六の外縁との間で延びる第七の外縁および第八の外縁によって画定されるように、該第三の出張り部と該第四の出張り部との間で延びる第二の接続部
    を含む形状を画定し、
    第七の外縁および該第八の外縁の少なくとも一方が凹外郭を有する、請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 形状が、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長く、
    第一の出張り部が、該第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有し、
    第二の出張り部が、該第二の軸に沿った第二の寸法を有し、
    接続部が、該第一の寸法および該第二の寸法よりも小さな、該第二の軸に沿った第三の寸法を有する、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  13. フェースが、該フェースと該フェースの周縁から後方に延びる複数の壁とを含むカップフェース構成を有するフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって少なくとも部分的に形成される、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  14. フェースが、該フェースと該フェースの底縁から後方に延びる壁とを含むフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁、および該フェースの周縁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって、少なくとも部分的に形成される、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 請求項1記載のゴルフクラブヘッドと、該ヘッドに係合したシャフトとを含む、ゴルフクラブ。
  16. その外面でボールを打つように構成されたフェースであって、
    該フェースが該外面とは反対側の内面を有し、
    該フェースの該内面が、該内面から突出しかつ該フェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域を有し、
    該隆起区域が、該隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全に包囲され、
    該隆起区域が、該テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、
    該周縁が、
    外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、
    外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および
    該第一の外縁と該第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定されるように、該第一の出張り部と該第二の出張り部との間で延びる接続部
    を含む形状を画定し、
    第三の外縁および該第四の外縁の少なくとも一方が凹外郭を有する、フェースと;
    該フェースに接続されかつ該フェースから後方に延びるボディと
    を含む、ゴルフクラブヘッド。
  17. 隆起区域の少なくとも一部分が概して一定の厚さを有する、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  18. 隆起区域が、環状テーパ区域の内縁内の全区域にわたって概して一定の厚さを有するプラトー区域である、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 隆起区域が、多層的であり、かつ
    第一の概して一定のフェース厚を有する第一のプラトー区域、
    第二の概して一定のフェース厚を有する第二のプラトー区域、および
    該第一のプラトー区域と該第二のプラトー区域との間で延びるテーパ区域を含む、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  20. 第三の外縁が第四の外縁に比べてフェースの頂部により近接しており、かつ
    第三の外縁が凹外郭を有し、第四の外縁が凸外郭を有する、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  21. 第三の外縁および第四の外縁がいずれも凹外郭を有する、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  22. ボディが、内向きに陥凹したチャネルをさらに含み、該チャネルが、該ボディのソールの少なくとも一部分にわたって延びかつフェースの底縁から後方に離間している、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  23. 形状が、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長く、
    第一の出張り部が、該第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有し、
    第二の出張り部が、該第二の軸に沿った第二の寸法を有し、
    接続部が、該第一の寸法および該第二の寸法よりも小さな、該第二の軸に沿った第三の寸法を有する、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  24. フェースが、該フェースと該フェースの周縁から後方に延びる複数の壁とを含むカップフェース構成を有するフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって少なくとも部分的に形成される、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  25. フェースが、該フェースと該フェースの底縁から後方に延びる壁とを含むフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁、および該フェースの周縁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって、少なくとも部分的に形成される、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  26. 請求項16記載のゴルフクラブヘッドと、該ヘッドに係合したシャフトとを含む、ゴルフクラブ。
  27. その外面でボールを打つように構成されたフェースであって、
    該フェースが該外面とは反対側の内面を有し、
    該フェースの該内面が、該内面から突出しかつ該フェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域を有し、
    該隆起区域が、該隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全に包囲され、
    該隆起区域が、該テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、
    該周縁が、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長い形状を画定し、
    該形状が、
    該第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有する第一の拡大区域、
    該第二の軸に沿った第二の寸法を有する第二の拡大区域、および
    該第一の区域と該第二の区域とを接続する狭窄した接続部を含み、
    該接続部が、該第一の寸法および該第二の寸法よりも小さな、該第二の軸に沿った第三の寸法を有する、フェースと;
    該フェースに接続されかつ該フェースから後方に延びるボディと
    を含む、ゴルフクラブヘッド。
  28. 第一の軸が、ボディのソールによって画定される水平方向に対して斜角をなす、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  29. 第一の軸が水平方向に対して最大約18°の斜角をなす、請求項28記載のゴルフクラブヘッド。
  30. 隆起区域の少なくとも一部分が概して一定の厚さを有する、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  31. 隆起区域が、環状テーパ区域の内縁内の全区域にわたって概して一定の厚さを有するプラトー区域である、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  32. 隆起区域が、多層的であり、かつ
    第一の概して一定のフェース厚を有する第一のプラトー区域、
    第二の概して一定のフェース厚を有する第二のプラトー区域、および
    該第一のプラトー区域と該第二のプラトー区域との間で延びるテーパ区域を含む、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  33. ボディが、内向きに陥凹したチャネルをさらに含み、該チャネルが、該ボディのソールの少なくとも一部分にわたって延びかつフェースの底縁から後方に離間している、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  34. フェースが、該フェースと該フェースの周縁から後方に延びる複数の壁とを含むカップフェース構成を有するフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって少なくとも部分的に形成される、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  35. フェースが、該フェースと該フェースの底縁から後方に延びる壁とを含むフェース部材の一部として形成され、ボディが、該壁、および該フェースの周縁に接続されかつ該フェース部材から後方に延びる一つまたは複数のボディ部材によって、少なくとも部分的に形成される、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  36. 接続部が、第一の拡大区域と第二の拡大区域との間で延びる頂縁および底縁を有し、該頂縁および該底縁の少なくとも一方が凹輪郭を有する、請求項27記載のゴルフクラブヘッド。
  37. 請求項27記載のゴルフクラブヘッドと、該ヘッドに係合したシャフトとを含む、ゴルフクラブ。
  38. その外面でボールを打つように構成されたフェース、および該フェースの底縁から後方に延びる壁を含むフェース部材であって、
    該フェースが該外面とは反対側の内面を有し、
    該フェースの該内面が、該内面から突出しかつ該フェースの周囲部分に比べて増大した厚さを有する隆起区域を有する、フェース部材と;
    該フェースに接続されかつ該フェースから後方に延びる少なくとも一つのボディ部材を含むボディであって、
    該壁が該ボディのソールの一部分を形成するように、該少なくとも一つのボディ部材が、該壁、および該フェースの周縁の周りに接続され、
    フェース部材および該少なくとも一つのボディ部材が一緒になって内部キャビティを画定する、ボディと
    を含む、ゴルフクラブヘッド。
  39. 隆起区域が、該隆起区域から外方に向かって厚さが減少する環状テーパ区域によって完全に包囲される、請求項38記載のゴルフクラブヘッド。
  40. 隆起区域が、環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、
    該周縁が、
    外郭を有する第一の外縁を有する第一の出張り部、
    外郭を有する第二の外縁を有する第二の出張り部、および
    該第一の外縁と該第二の外縁との間で延びる第三の外縁および第四の外縁によって画定されるように、該第一の出張り部と該第二の出張り部との間で延びる接続部
    を含む形状を画定し、
    第三の外縁および該第四の外縁の少なくとも一方が凹外郭を有する、請求項39記載のゴルフクラブヘッド。
  41. 隆起区域が、環状テーパ区域の内縁によって画定される周縁を有し、
    該周縁が、第一の軸に沿った最大寸法を有するように細長い形状を画定し、
    該形状が、
    該第一の軸に垂直な第二の軸に沿った第一の寸法を有する第一の拡大区域、
    該第二の軸に沿った第二の寸法を有する第二の拡大区域、および
    該第一の区域および該第二の区域を接続する狭窄した接続部
    を含み、
    該接続部が、該第一の寸法および該第二の寸法よりも小さな、該第二の軸に沿った第三の寸法を有する、請求項39記載のゴルフクラブヘッド。
  42. ゴルフクラブヘッドがウッドタイプゴルフクラブヘッドまたはハイブリッドタイプゴルフクラブヘッドであり、内部キャビティが、フェース部材および少なくとも一つのボディ部材によって完全に包囲されている、請求項38記載のゴルフクラブヘッド。
  43. 請求項38記載のゴルフクラブヘッドと、該ヘッドに係合したシャフトとを含む、ゴルフクラブ。
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