JP2014521413A - 生体適合性を備える自己結紮型ブラケット - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つの第1のブラケットと、少なくとも1つの第2のブラケットと、少なくとも1つの第3のブラケットとを含む、矯正治療で使用される複数の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。第1、第2および第3ブラケットの各々は、矯正治療を施すべく円弧状ワイヤに力を作用させるために、第1、第2、および第3の係止シャッタをそれぞれ備える。第1、第2、および第3の力が互いに異なるように、第1の係止シャッタは第1の力を作用させ、第2の係止シャッタは第2の力を作用させ、第3の係止シャッタは第3の力を作用させる。

Description

本発明は、歯列矯正用ブラケットの分野に関する。本発明は、特に生体適合性を備えた自己結紮型ブラケットに関する。
公知のように、矯正治療は、患者の歯に歯列矯正用ブラケットと呼ばれる小型の器具を固定することにより行われる。すなわち、歯列矯正用ブラケットは、患者の歯に歯列矯正用ブラケットを固定し、これにより、固定された歯列矯正用ブラケット間を延びる円弧状ワイヤにより外力を歯に応用することによって、ずれて並んだ歯を矯正するようにして最も通常使用される。この歯列矯正用ブラケットの構造体に関して、これは小さな複数のスロットを有する本体から構成され、歯の唇側または舌側に直接接着されるか、セメントによりあるいは他の所定の方法により歯に取り付けられた金属板等に溶接される。
前切歯がそれぞれ1つの肉薄な歯根を有し、これらの歯根が、通常矯正治療中の歯根吸収や歯根短縮に影響を受けやすい先端ほど細くなる歯根であることは公知である。通常歯根吸収や歯根短縮は歯列矯正術による患者において観察される場合、これはブレースによって歯根に付与される矯正力の大きさに起因する。
対照的に、中央部の小臼歯はそれぞれより大きくより肉厚な歯根を有し、また、第3大臼歯はさらに大きく、より小さな前歯と比較して歯の移動のための通常より高い通常の矯正力を吸収することができる複数の歯根を有する。従来、先行技術による歯列矯正術、特に先行技術による自己結紮型ブラケットは、矯正治療中に歯根吸収および/または歯根短縮の危険性を低減するために様々な寸法および強度の歯根を収容することができない。
本発明により、第3大臼歯から前切歯まで漸減する力を作用させる一組の自己結紮型歯列矯正用ブラケットが提供される。本発明の様々な実施形態において、漸減する力を有する一組の歯列矯正用ブラケットが提供される。当業者によって認識されるように、ブラケットは好適に同一の形状であるとともに一貫した幾何学的な特徴を含み、前切歯領域の歯を移動させるより簡略化された矯正治療を施すために、該幾何学的な特徴間に円弧状ワイヤを保持する。
本発明の課題は、一組の生体適合性を備えた自己結紮型歯列矯正用ブラケットを提供することにある。本発明のさらなる課題は、先行技術に関する1つ以上の課題を軽減するために、様々なタイプの歯に異なる力を作用させるように応用可能な一組の歯列矯正用ブラケットを提供することにある。
本発明の一実施例において、少なくとも1つの第1のブラケット、少なくとも1つの第2のブラケット、および少なくとも1つの第3のブラケットを含む矯正治療で使用される自己結紮型歯列矯正用ブラケットが提供される。第1、第2、および第3のブラケットは、それぞれ矯正治療を施すべく円弧状ワイヤに力を作用させるための第1、第2、および第3の係止シャッタを備える。また、第1の係止シャッタは第1の力を作用させ、第2の係止シャッタは第2の力を作用させ、第3の係止シャッタは第3の力を作用させる。第1、第2、および第3の力は互いに異なる。
本発明の一態様によれば、第1の係止シャッタは、第1の厚みを有し、第2の係止シャッタは、第2の厚みを有し、また、第3の係止シャッタは、第3の厚みを有する。第1、第2、および第3の厚みは異なる。
本発明の別の態様によれば、係止シャッタは、クロム・コバルト、チタン・モリブデン、およびニッケル・チタンを含む群から選択される材料から形成される。
本発明の別の態様によれば、第1、第2、および第3の係止シャッタは、第1の係止シャッタが第1の剛性を有し、第2の係止シャッタが第2の剛性を有し、また、第3の係止シャッタが第3の剛性を有するように第1、第2、および第3の熱処理にさらされた。第1、第2、および第3の剛性は異なる。
本発明の別の態様によれば、第1の係止シャッタはニッケル・チタンを含み、第2の係止シャッタはチタン・モリブデンを含み、また、第3の係止シャッタはクロム・コバルトを含む。
本発明の別例によれば、矯正治療において使用される一組の自己結紮型歯列矯正用ブラケットにおいて、各ブラケットは、本体と、本体内の円弧状ワイヤスロットに配置される円弧状ワイヤに力を作用させるための係止シャッタとを含み、改善は、異なる係止シャッタが、円弧状ワイヤに対して異なる力を作用させるように、少なくとも2つの異なるブラケットに少なくとも2つの異なる係止シャッタを含む。
本発明の第3の態様によれば、2つ以上の自己結紮型ブラケットを備えるとともに矯正治療で使用される、自己結紮型ブラケットのキットが提供される。各自己結紮型ブラケットは、歯に取り付けるための接合基部、少なくとも1つの歯肉用の結合ウィング、および少なくとも1つの咬合用の結合ウィングを含む本体を含む。歯肉用結合ウィングおよび咬合用結合ウィングは、本体の唇側面から突出する。各自己結紮型ブラケットは、本体を横断して歯肉用結合ウィングおよび咬合用結合ウィング間を近遠心方向に延びる円弧状ワイヤスロットを含む。各自己結紮型ブラケットは、一端に少なくとも1本の弾性を備えたアーム部材を含むとともに他端に保持部を含む係止シャッタを備える。係止シャッタは、円弧状ワイヤの配置および取り払いが促進される開放位置と、円弧状ワイヤの配置および取り払いが抑制される閉鎖位置との間を移動可能であり、力が係止シャッタによって円弧状ワイヤに作用される。キットにおける少なくとも1つのブラケットは、キットにおける少なくとも1つの別のブラケットの係止シャッタとは異なる力を円弧状ワイヤに作用させる係止シャッタを有する。
第3の実施例の一態様によれば、2つ以上の自己結紮型ブラケットは複数の自己結紮型ブラケットを含む。
第3の実施例の別の態様によれば、複数の自己結紮型ブラケットは、円弧状ワイヤに第1の力を作用させる第1の係止シャッタを備える少なくとも1つの第1の自己結紮型ブラケットと、円弧状ワイヤに第2の力を作用させる第2の係止シャッタを備える少なくとも1つの第2の自己結紮型ブラケットと、円弧状ワイヤに第3の力を作用させる第3の係止シャッタを備える少なくとも1つの第3の自己結紮型ブラケットとを含み、第1、第2、および第3の力は異なる。
第3の実施例の別の態様によれば、第1の係止シャッタは、第1の厚みを有し、第2の係止シャッタは、第2の厚みを有し、また、第3の係止シャッタは、第3の厚みを有する。第1、第2、および第3の厚みは異なる。
第3の実施例の別の態様によれば、第1の厚みは約0.005インチ(約0.127ミリメートル)以下であり、第2の厚みは約0.005インチ乃至0.006インチ(約0.127ミリメートル乃至約0.1524ミリメートル)であり、第3の厚みは約0.006インチ(約0.1524ミリメートル)以上である。
第3の実施例の別の態様によれば、係止シャッタは、クロム・コバルト、チタン・モリブデン、およびニッケル・チタンを含む群から選択される材料から形成される。
第3の実施例の別の態様によれば、第1、第2、および第3の係止シャッタは、第1の係止シャッタが第1の剛性を有し、第2の係止シャッタが第2の剛性を有し、また、第3の係止シャッタが第3の剛性を有するように第1、第2、および第3の熱処理にさらされた。第1、第2、および第3の剛性は異なる。
第3の実施例の別の態様によれば、第1、第2、および第3の係止シャッタは、第1、第2、および第3の熱処理にさらされ、第1、第2、および第3の剛性は異なる。
第3の実施例の別の態様によれば、第1の係止シャッタはニッケル・チタンを含み、第2の係止シャッタはチタン・モリブデンを含み、また、第3の係止シャッタはクロム・コバルトを含む。
本発明の他の効果および利点は、後述する詳細な説明により当業者に明白になるであろう。
本発明の教示が応用される通常の自己結紮型ブラケットを示す図。 本発明の教示が応用される通常の自己結紮型ブラケットを示す図。 本発明の一実施例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。 本発明の一実施例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。 本発明の一実施例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。 本発明の別例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。 本発明の別例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。 本発明の別例において、一組の歯列矯正用ブラケットが異なる厚みの係止シャッタを備えたブラケットを備えることを示す図。
本発明の特徴であると考えられる新規な特徴は、その構造体、組織、操作の使用および方法に関して、その目的および効果とともに、添付の図面から一層よく理解されるであろう。図面に本発明の好ましい実施例を例示する。しかしながら、図面は図示および開示のためのみのものであり、本発明の範囲の定義として意図されるものではないことが明らかに理解される。
ここに開示されるような発明は、様々なタイプの自己結紮型歯列矯正用ブラケットに応用可能であり、本発明の教示により、自己結紮型歯列矯正用ブラケットの様々な実施に対して容易に調整が可能である。本発明を開示するとともにいくつかの作動例を開示するために、様々な実施例が歯列矯正用ブラケットの通常の構造体に関して記載される。図1に、歯への取り付け用の接合基部430を有する本体452を含むブラケットを示す。基部は、一対の横断方向に間隔を置いて配置された歯肉用の結合ウィング450、並びに一対の横断方向に間隔を置いて配置された咬合用の結合ウィング445を含む。咬合用結合ウィング445を通して係止シャッタ470の1本以上のアーム部材465を受承するために、歯肉用結合ウィング450および咬合用結合ウィング445が本体452の唇側面から突出し、咬合用結合ウィング445が、1つ以上の溝を形成する。円弧状ワイヤスロット495は、本体を横断するとともに歯肉用結合ウィング450および咬合用結合ウィング445間を、本体の対向する近遠心側および先端側にて近遠心方向に延び、円弧状ワイヤ(図示しない)を収容する。係止シャッタ470は、円弧状ワイヤの配置および取り払いが促進される開放位置と、円弧状ワイヤの配置および取り払いが抑制される閉鎖位置との間で移動可能である(図示のように)。閉鎖位置において、係止シャッタ470の保持部485は、円弧状ワイヤスロット495に隣接して形成される、各歯肉用結合ウィング450の保持溝490に摩擦嵌合する。通常の使用時に、係止シャッタ470が閉鎖位置にある場合に、円弧状ワイヤは円弧状ワイヤスロット495内に押し込まれ、完全に円弧状ワイヤスロット495内に着座される。
本発明のいくつかの実施例において、ここに開示されるような教示は、係止シャッタ470が基部の開口部を延在するとともにこの開口部に嵌入することによってブラケットに固定される、自己結紮型ブラケットにも応用可能である。例えば、このタイプのブラケットの断面を図2に示す。特に、出願人は、本発明をここに開示されるようなブラケットの本体の特定の構成および構造体に制限するものではない。むしろ、本発明の教示は、係止シャッタと、本発明が特に関係する係止シャッタによって円弧状ワイヤに作用される力との関係にあるため、円弧状ワイヤに力を作用させるために係止シャッタを使用するタイプの全ての自己結紮型ブラケットに応用可能である。
本発明は、複数の自己結紮型歯列矯正用ブラケットを提供する。これらのブラケットは、歯列矯正用ブラケットのコア設計を変更することなく口の前方から口の後方に向かって歯に漸減する力を作用させるように矯正治療を施すための組またはキットとして任意により構成される。すなわち、本体25と、本体25と一体的に形成される歯列矯正用ブラケットの全ての部分とは、一貫して形成され、好適に、同じ本体25が組またはキットにおける複数のブラケットのそれぞれを形成するために使用される。これにより、先行技術に対して、異なる歯に作用される漸減する力を有するブラケットが同じ組の歯列矯正用ブラケット内に設けられ、さらに、組における各ブラケットの本体部25が同一になるという2つの効果が得られる。これにより、組内のブラケットの各々を製造し、組み立て、患者に応用する費用効率の高い方法が得られる。本発明は、本体部の各々が同じである実施例に制限されるものではなく、この状況が先行技術に対して付加的な効果および利点をもたらす場合である組を提供する。
本発明の様々な実施例は、歯列矯正用ブラケットがそれぞれ患者の歯に作用させる力に対する測定可能にして、且つ直接的な影響を有するものとして出願人が認識した方法で係止シャッタ70に様々な変化をもたらすことに関係する。係止シャッタ70は、ばねタイプの複合材料(材料についての詳細はさらに後述する)から通常形成されるので、係止シャッタに変化をもたらすことにより、係止シャッタを使用するブラケットが作用する、歯に応用される力に対して影響を有することが分かった。この発見を実行する際に、本発明の実施例において、応用は、口の後方から口の前方に向かって漸減する力を作用させるべく調整される一組の自己結紮型歯列矯正用ブラケットを提供している。通常、臼歯に作用する力は、例えば小臼歯に作用する力(力は前切歯に応用されるものより高い)より高い。
図2A、図2B、および図2Cを参照して、本発明による同一の組またはキットに含まれる代表的な自己結紮型歯列矯正用ブラケットの断面が示される。図2aのブラケット200は、壁厚T1を有する係止シャッタ270aを備える。係止シャッタ270aは、本技術において公知の方法にて咬合用結合ウィング245の周囲に配置され、結合ウィングの下でブラケット200の本体を延在する溝222に嵌入することによって所定の位置に係止される。反対側において、係止シャッタ270aは溝250に嵌入し、円弧状ワイヤスロット210内に配置される円弧状ワイヤ280に対して下方に力を作用させる。断面図に示す様々な要素は、本発明を図表で描くために正確に計測されたものではない。図示の係止シャッタ270aは、弾性を備えたステンレス鋼(あるいは詳細に後述するような他の材料および/または複合物)から好適に形成され、円弧状ワイヤスロット210へのアクセスが抑制される閉鎖位置と、円弧状ワイヤスロット210へのアクセスが許容される開放位置との間を移動可能なように咬合用結合ウィングに枢動自在に搭載される。係止シャッタ270aの一端は、ブラケットの本体に形成される溝222に収容され、また、溝222からの偶発的な移動を防ぐ係止チップ216を有する。シャッタ270aが開放位置と閉鎖位置との間を移動すると、シャッタの端216は溝222内を移動する。開口215が、シャッタの開放を促進するツールを収容するためにシャッタ270aに形成される。
シャッタ270aは、咬合用結合ウィング245の周囲を唇側に歯肉に対して湾曲し、続いて円弧状ワイヤスロット210に向かって舌側に湾曲する。シャッタ270aが図示のような閉鎖位置に配置され、円弧状ワイヤ280がシャッタ270aに唇側に配向された力を作用させる場合に、シャッタ270aの歯肉に対する端250は、シャッタ270aが円弧状ワイヤスロット210から偶発的に取り払われることを抑制するために偏向面240と接触する。シャッタ270aの開閉を含む作動は、本技術において公知であり、ここにさらに詳細に開示することは差し控える。シャッタ270aの設計は、円弧状ワイヤの断面形状に依存して円弧状ワイヤスロット210にトルクを応用するように矩形(または円形)の円弧状ワイヤが着座するようになされる。係止シャッタ270aによる円弧状ワイヤの連続的にして且つ動的な着座または付勢により、矯正治療時に歯を正確に移動させることができる。これを考慮して、出願人は、使用される所定の係止シャッタに依存して円弧状ワイヤに異なる付勢力を作用させ、これにより、施される処置にわたって所定のユーザおよびユーザの口内の所定の歯に対して生体適合性を備えるようにより正確に歯を移動させるような、キットにおける1つ以上のブラケット間における係止シャッタに変化をもたらす歯列矯正用ブラケットの組やキットを設けた。
図2Bおよび図2Cに示す実施例は、係止シャッタ270bおよび270cが図2Aの係止シャッタ270aとは異なる厚みを有するものとして設けられる、本発明のキットにおいて提供される歯列矯正用ブラケットの代表的な例を示す。具体的には、キットに含まれる図2Bの中間の厚みのシャッタ壁270b、および図2Cの高い厚みのシャッタ壁270cが提供され、キットはさらに低い厚みのシャッタ壁270aも含む。用語、低い厚み、中間の厚み、および高い厚みが使用されるが、これらは絶対的に、あるいは曖昧に解釈されるものではない。特に、これらの用語は相互に関連するように設けられ、出願人は、中間の厚みを本技術において通常使用される係止シャッタの厚みであると明瞭に定義する。より広く、且つ本発明の範囲内において、出願人は、使用時に比較的肉薄なシャッタ壁を有するブラケットが前方の歯に対する矯正治療に使用され、中間の厚みのシャッタを有するブラケットが中間の歯に対する矯正治療に使用され、比較的肉厚なシャッタを有するブラケットが、後方の歯に対して使用されるように、様々な係止シャッタの厚みを有する歯列矯正用ブラケットの組を提供する。この構成は通常全ての歯に同じブラケットおよび係止シャッタを提供するものであるが、平均的な力の応用による矯正治療を施すために円弧状ワイヤの全体にわたる一貫した張力に依存する先行技術において未知のものである。実際、出願人は、本発明がこのタイプの矯正治療の歴史的実行に対して直観に反するものと思料する。
好ましい実施例において、係止シャッタは、クロム・コバルト、チタン・モリブデンや、ニッケル・チタンのような合金から形成され、例えば、係止シャッタの壁厚T1は、肉薄な厚みの壁に対して0.004インチ乃至0.005インチ(約0.1016ミリメートル乃至約0.127ミリメートル)の範囲にあり、厚みT2は、中間の厚みの壁に対して0.005インチ乃至0.006インチ(約0.127ミリメートル乃至約0.1524ミリメートル)の範囲にあり、厚みT3は、高い厚みの壁に対して0.006インチ乃至0.007インチ(約0.1524ミリメートル乃至約0.1778ミリメートル)の範囲にある。通常の処理において、これらの値が好適であり、且つ特に効果的であることが分かっているが、これらは本発明を制限するものと意図したものではない。したがって、当業者によって理解されるように、矯正治療ブラケットの組やキットにおける自己結紮型ブラケットのクリップ部の厚みを変化させる際に、様々な力が、異なる歯根寸法および厚みを包含するべく個別の歯に応用され、これにより、歯根吸収の危険性が低減される。さらに、この実施例の教示により、容易に製造可能な歯列矯正用ブラケットの組が設けられ、これにより異なるブラケットが同じタイプの材料の在庫材料から形成され、後に同じ熱処理にさらされる。すなわち、キットにおける異なるブラケットの製造に対し、係止シャッタの製造を開始する在庫材料の異なる厚みの選択を除いて製造工程における変更は要求されない。
図3A、図3B、および図3Cを参照して、図1に示すような歯列矯正用ブラケットの形式に本発明の教示が応用される本発明の別例を示す。類似の要素には、300のシリーズを除き類似の参照符号が付与される。本実施例において、係止シャッタ370は、咬合用結合ウィングの背面の所定の場所に圧縮嵌入する端部を有することによって、所定の位置に保持される。いずれの場合においても、本実施例の作動は、図2A、図2B、および図2Cに関して上述したようなものと類似し、したがって、再びさらに詳細に開示することは差し控える。出願人は、図3A、図3B、および図3Cに、本発明が異なるタイプおよび形式の自己結紮型歯列矯正用ブラケットに応用可能であることを示す。
本発明の別例によれば、ここに開示されるように、矯正治療のための自己結紮型ブラケットの組やキットは、通常係止シャッタを備え、組やキットにおける各ブラケットの係止シャッタは、同一の材料且つ同一の厚みの材料から形成されるが、係止シャッタはそれぞれその製造工程において異なる熱処理にさらされ、組やキットにおける自己結紮型ブラケットの係止シャッタの各々、またはこれらの群に様々な可撓性が生じる。評価されるように、その製造工程において係止シャッタに応用される熱処理を変化させることによって、上述したようにばね要素を有する係止シャッタによって応用される力が、歯毎に変化するように生じる。これは、係止シャッタがその圧縮した状態にある場合に、材料の剛性に関するその材質により、係止シャッタ内に異なるばね特性が生じ、これにより、より低い力およびより高い力が円弧状ワイヤに応用されるために生じる。様々な熱処理により、歯列矯正用ブラケットの組は生体適合性を備え、口の様々な領域における所定の歯に応用される力に対して、高度のカスタマイズが可能となる。ばね鋼タイプの材料の熱処理が、本技術において公知であり、したがって、ここにより詳細に開示することは差し控える。むしろ、ブラケットの同じ組内の異なる係止シャッタに様々な熱処理を応用することにより、本実施例に関して先行技術に対する改良が得られる。
本実施例によって得られる効果は、組やキットにおけるブラケットの各々が同一のタイプおよび厚みの原料から製造されるということにある。いくつかの製造設備において、これは異なる厚みの材料を収容するべくツールを調整する必要がないため特に効果的である。キットにおけるブラケット毎に様々な力を生じさせるために熱処理を調整することは、所定のタイプの群に自己結紮型ブラケットを形成し、続いてこれらを所定の矯正治療のための組またはキットに組み立て、パッケージングし、あるいは配置することによって行われる。
本発明の別例によれば、2つの上述した実施例の教示は、異なる熱処理および材料の厚みの組み合わせが矯正治療において使用される個別の自己結紮型ブラケットの係止シャッタの可撓性または剛性を最適化するために使用されるように組み合わされてもよい。当業者に評価されるように、同一の可撓性を備えた複数の自己結紮型ブラケットが、一群として熱処理され、続いて所定の矯正治療用の組やキットに組み立てられ、パッケージされ、あるいは配置される。当業者に評価されるように、様々なタイプの熱処理が応用可能である。
本発明の別例によれば、同じ組やキットにおける矯正治療用の自己結紮型ブラケットの係止シャッタは、ブラケットがどの歯に使用するかの意図に依存して異なるクリップ材から形成される。すなわち、ブラケットの材料は前方の歯、中央部の歯、および後方の歯のそれぞれに低い力、中間の力、および高い力を生ずるように変更される。例えば、ニッケル・チタン(Ni−Ti)のようなより可撓性を備えた合金が前歯に応用されるクリップに使用され、より剛性を備えたチタン・モリブデン(Ti−Mb)が中央部の歯に応用されるクリップに使用され、また、より剛性を備えたクロム・コバルト(Cr−Co)が後方の歯に応用されるクリップに使用される。材料をこのように変更することにより、ここに開示されるように組やキットにおいて異なるブラケットを形成可能である。
したがって、本発明の様々な実施例を上述したが、これらにより、各歯根組織と一致する歯列に対して漸進的に徐々に力を応用させることによって、非常に効果的且つ効率的に、また、生体適合性を備えるように歯を移動させることができ、これにより歯根吸収の危険性が低減するという効果が得られる。本発明はここに開示される実施例に限定されるものではない。むしろ、前方の歯、中央部の歯、および後方の歯にそれぞれ低い力、中間の力、および通常の力を応用すべく相互に異なるクリップを有する矯正治療のための自己結紮型ブラケットのキットや組を形成する上述した実施例の変更も本発明によって考えられる。例えば、口内の各歯は、異なる力を作用させる係止シャッタを備える関連づけられたブラケットを有することも考えられる。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの第1のブラケットと、少なくとも1つの第2のブラケットと、少なくとも1つの第3のブラケットとを備える、矯正治療で使用される自己結紮型歯列矯正用ブラケットであって、該第1、第2および第3のブラケットは、矯正治療を施すべく円弧状ワイヤに力を作用させるために、第1、第2、および第3の係止シャッタをそれぞれ備え、該第1の係止シャッタは第1の力を作用させ、該第2の係止シャッタは第2の力を作用させ、該第3の係止シャッタは第3の力を作用させ、該第1、第2、および第3の力は互いに異なることを特徴とする自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  2. 前記第1の係止シャッタは第1の厚みを有し、前記第2の係止シャッタは第2の厚みを有し、また、前記第3の係止シャッタは第3の厚みを有し、該第1、第2、および第3の厚みは異なることを特徴とする請求項1に記載の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  3. 前記係止シャッタは、クロム・コバルト、チタン・モリブデン、およびニッケル・チタンを含む群から選択される材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  4. 前記第1、第2、および第3の係止シャッタは、該第1の係止シャッタが第1の剛性を有し、該第2の係止シャッタが第2の剛性を有し、また、該第3の係止シャッタが第3の剛性を有するように第1、第2、および第3の熱処理にさらされ、該第1、第2、および第3の剛性は異なることを特徴とする請求項1に記載の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  5. 前記第1の係止シャッタはニッケル・チタンを含み、該第2の係止シャッタはチタン・モリブデンを含み、また、該第3の係止シャッタはクロム・コバルトを含むことを特徴とする請求項1に記載の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  6. 矯正治療において使用される一組の自己結紮型歯列矯正用ブラケットにおいて、各ブラケットは、本体と、同本体内の円弧状ワイヤスロットに配置される円弧状ワイヤに力を作用させるための係止シャッタとを含み、改善は、異なる係止シャッタが、前記円弧状ワイヤに対して異なる力を作用させるように、少なくとも2つの異なるブラケットに少なくとも2つの異なる係止シャッタを含むことを特徴とする一組の自己結紮型歯列矯正用ブラケット。
  7. 2つ以上の自己結紮型ブラケットを備えるとともに矯正治療で使用される、自己結紮型ブラケットのキットであって、各自己結紮型ブラケットは、
    歯に取り付けるための接合基部、少なくとも1つの歯肉用の結合ウィング、および少なくとも1つの咬合用の結合ウィングを含む本体であって、前記歯肉用結合ウィングおよび咬合用結合ウィングは、前記本体の唇側面から突出する、前記本体と、
    同本体を横断して該歯肉用結合ウィングおよび該咬合用結合ウィング間を近遠心方向に延びる円弧状ワイヤスロットと、
    一端に少なくとも1本の弾性を備えたアーム部材を含むとともに他端に保持部を含む係止シャッタとを備え、同係止シャッタは、円弧状ワイヤの配置および取り払いが促進される開放位置と、前記円弧状ワイヤの配置および取り払いが抑制される閉鎖位置との間を移動可能であり、力が前記係止シャッタによって前記円弧状ワイヤに作用され、
    該キットにおける少なくとも1つのブラケットは、該キットにおける少なくとも1つの別のブラケットの係止シャッタとは異なる力を前記円弧状ワイヤに作用させる係止シャッタを有することを特徴とするキット。
  8. 前記2つ以上の自己結紮型ブラケットは複数の自己結紮型ブラケットを含むことを特徴とする請求項7に記載のキット。
  9. 前記複数の自己結紮型ブラケットは、前記円弧状ワイヤに第1の力を作用させる第1の係止シャッタを備える少なくとも1つの第1の自己結紮型ブラケットと、前記円弧状ワイヤに第2の力を作用させる第2の係止シャッタを備える少なくとも1つの第2の自己結紮型ブラケットと、前記円弧状ワイヤに第3の力を作用させる第3の係止シャッタを備える少なくとも1つの第3の自己結紮型ブラケットとを含み、前記第1、第2、および第3の力は異なることを特徴とする請求項8に記載のキット。
  10. 前記第1の係止シャッタは第1の厚みを有し、前記第2の係止シャッタは第2の厚みを有し、また、前記第3の係止シャッタは第3の厚みを有し、該第1、第2、および第3の厚みは異なることを特徴とする請求項9に記載のキット。
  11. 前記第1の厚みは約0.005インチ(約0.127ミリメートル)以下であり、前記第2の厚みは約0.005インチ乃至0.006インチ(約0.127ミリメートル乃至約0.1524ミリメートル)であり、前記第3の厚みは約0.006インチ(約0.1524ミリメートル)以上であることを特徴とする請求項10に記載のキット。
  12. 前記係止シャッタは、クロム・コバルト、チタン・モリブデン、およびニッケル・チタンを含む群から選択される材料から形成されることを特徴とする請求項10に記載のキット。
  13. 前記第1、第2、および第3の係止シャッタは、該第1の係止シャッタが第1の剛性を有し、該第2の係止シャッタが第2の剛性を有し、また、該第3の係止シャッタが第3の剛性を有するように第1、第2、および第3の熱処理にさらされ、該第1、第2、および第3の剛性は異なることを特徴とする請求項9に記載のキット。
  14. 前記第1、第2、および第3の係止シャッタは、第1、第2、および第3の熱処理にさらされ、該第1、第2、および第3の剛性は異なることを特徴とする請求項10に記載のキット。
  15. 前記第1の係止シャッタはニッケル・チタンを含み、該第2の係止シャッタはチタン・モリブデンを含み、また、該第3の係止シャッタはクロム・コバルトを含むことを特徴とする請求項9に記載のキット。
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