JP2014515242A - チャネル適応波形変調のための干渉アライメント - Google Patents

チャネル適応波形変調のための干渉アライメント Download PDF

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Abstract

実施形態は、チャネル適応波形変調のための干渉アライメントの装置および方法を提供する。方法は、通信チャネルのインパルス応答関数のための、少なくとも第1の行列の一部および第2の行列の一部を取得するステップを含む。方法は、少なくとも第1および第2の行列の取得された一部に基づいて、1つまたは複数の線形独立波形のセットを設計するステップであって、第1の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が広がる第1の部分空間が、第2の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップするように設計するステップをさらに含む。

Description

本発明はチャネル適応波形変調のための干渉アライメントに関する。
符号間干渉(ISI)は、1つのシンボルが次のシンボルに干渉する信号の歪みの一形態である。前のシンボルにはノイズと同様の影響があるため、通信の信頼性が低下するので、これは望ましくない現象である。ISIの原因の1つは、送信機からのワイヤレス信号が多数の異なる経路を介して受信機に到達する多重伝搬である。この原因には、反射(すなわち、信号が建物に跳ね返る場合がある)、屈折(木の葉を通じてなど)、および大気のダクティングおよび電離圏での反射など大気の影響が含まれる。これらの経路はすべて長さが異なるため、この結果として異なるときに異なるバージョンの信号が到着し、その結果、ISIが発生する。
データ通信方式では、様々な技法によってISIを扱ってきた。そのような手法の1つは、直交周波数分割多重(OFDM)として知られている。OFDMは、周波数依存のチャネルにおいてISIの本質的な除去を可能にする変調波形を使用する。たとえば、OFDMでは、送信される各データ・ブロックは、OFDM変調波形の重み付き重畳(superposition)である。OFDM変調波形は、期間(T−T)を通じて設定された正規直交基底を形成し、ここでTはOFDMブロックの長さであり(期間Tのシンボル間隔とも呼ぶ)、Tはガード・インターバルまたはサイクリック・プレフィックスのいずれかの期間であり、両方が標本化間隔の倍数として表現される。ISIでは、通信チャネルの遅延拡散Tを超えて分離されたシンボルは歪められないため、OFDMでは、ガード・インターバルTは遅延拡散T以上になるように選択される。OFDMのブロックでは、重畳の重みにより、送信されるデータ・シンボルが規定される。
受信機において、OFDMでは、送信された各データ・ブロックは、共役OFDM変調波形の基準の組へと受信したデータ・ブロックを投影する(project)ことにより復調される。OFDM変調波形は、期間(T−T)を通じた基準の組であるため、投影は、OFDMデータ・ブロックの最後の期間(T−T)の間に実行することができる。すなわち、投影では、OFDMデータ・ブロックのプレフィックス部分を使用する必要がない。チャネル・メモリは時間の長さTに限定されているため、より早く送信されたOFDMブロックは、単に、次に受信されるOFDMデータ・ブロックのサイクリック・プレフィックスまたはガード部分にISIを生成するだけである。したがって、受信されるOFDMデータ・ブロックの前述のサイクリック・プレフィックスまたはガード部分を無視することによって、OFDMは、ISIによる歪みがない復調データを生成する。OFDM技法は、また、通信チャネルを効果的に対角化することができる。
残念なことに、OFDMデータ・ブロックのサイクリック・プレフィックスおよびガード部分は、そうでなければデータを送信するために使用できるかもしれない帯域幅を消費する。通信チャネルの遅延拡散Tは、OFDMデータ・ブロックTの時間的な長さに近づくため、データを運ぶために残される帯域幅T−Tはゼロへと縮小される。たとえば、チャネルの遅延拡散がシンボル間隔に等しい場合、冗長なサイクリック・プレフィックスがシンボル間隔全体を占めるため、OFDMの効率は0%である。シンボル間隔Tを増加させることで、この問題は緩和されるだろうが、この結果として通信遅延が増加する。これは、用途によっては許容できない場合がある。
遅延拡散がOFDMブロックの長さに近づく、帯域幅が不十分なチャネルを克服するために、チェンら(米国特許第7,653,120号)は、チャネル・インパルス応答自体から変調する波形を生成するチャネル適応波形変調(CAWM:Channel Adaptive Waveform Modulation)を紹介している。チャネルの遅延拡散がシンボル間隔に等しい場合、作成できる直交データ・シンボル・ベアリング(orthogonal data−symbol−bearing)の波形の数は、シンボル間隔の半分に等しいため、CAWMの効率は50%である。遅延拡散がシンボル間隔の2倍に等しい場合、CAWMの効率は1/3(33%)である。これは、両方の場合においてOFDMの0%効率と比較される。
米国特許第7,653,120号
実施形態は、チャネル適応波形変調のための干渉アライメントの装置および方法を提供する。
方法は、通信チャネルのインパルス応答関数のための、少なくとも第1の行列の一部および第2の行列の一部を取得するステップを含む。第1の行列の一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第1のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、第2の行列の一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第2のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、第2のデータ・ブロックは、第1のデータ・ブロックの前に送信される。
方法は、インパルス応答関数のための、少なくとも第1の行列の取得された一部および第2の行列の取得された一部に基づいて、1つまたは複数の線形独立波形のセットを設計するステップであって、第1の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が広がる第1の部分空間が、第2の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップするように設計するステップをさらに含む。
一実施形態では、設計するステップでは、線形独立波形のセットを、第1の部分空間と第2の部分空間が同じ線形空間を占めるように設計する。さらに、設計されたセットは、(1)第1の行列の逆数と(2)第2の行列の積の固有ベクトルの部分集合を含むことができる。部分集合は、積の右固有ベクトルを含むことができる。
他の実施形態では、設計するステップは、(1)第1の行列の逆数と(2)第2の行列の積の固有ベクトル分解に基づいて、固有ベクトルおよび対応する固有値を取得するステップと、取得された固有ベクトルの部分集合を選択するステップとをさらに含む。
また、設計するステップは、選択された部分集合に基づいて第2の波形のセットを構成するステップをさらに含むことができ、ここで、構成された第2の波形のセットは、選択された部分集合と第1または第2の行列のいずれかとの積の直交補空間である。
一実施形態では、第1のデータ・ブロックは、現在のデータ・ブロックの直前にあり、第2のデータ・ブロックは、第1のデータ・ブロックの直前にある。
方法は、送信機と受信機との間にある通信チャネルを通じてパイロット信号のセットを送信するステップをさらに含み、インパルス応答関数のための、第1の行列の一部および第2の行列の一部は、前述のパイロット信号の測定に応答して取得される。
方法は、シーケンスの各データ・ブロックについて、設計されたセットの波形を、受信した入力データ・シンボルに応答する振幅を持つように変調するステップと、データ・ブロックのそれぞれを生成するために、変調された波形を直線的に重畳するステップとをさらに含む。
一実施形態では、遅延拡散がシンボル間隔の2倍である場合、設計されたセットは、シンボル間隔の2分の1に等しい数の波形を持つ。
装置は、入力データ・シンボルのシーケンスの各入力データ・シンボルの受信に応じて、一連の標本化間隔を通じて、線形独立波形の対応する1つの振幅を変調するようにそれぞれが構成されている、変調器のアレイと、データ・ブロックのシーケンスを形成するように構成された加算器であって、各データ・ブロックは、入力データ・シンボルの1つの受信に応答して変調器によって生成される変調された送信機の波形の線形重畳であり、加算器は、通信チャネルを介してデータ・ブロックを送信するように構成されている加算器とを含む送信機を含む。
送信機は、通信チャネルのインパルス応答関数のための、第1の行列の一部およびの第2の行列の一部に応答するように、変調された波形を構成する。第1の行列の一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第1のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、第2の行列の一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第2のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、第2のデータ・ブロックは、第1のデータ・ブロックの前に送信される。送信機は変調された波形を構成するため、第1の行列の一部を乗じたときの、変調された波形が広がる第1の部分空間は、第2の行列の一部を乗じたときの、変調された波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップする。
一実施形態では、送信機は、変調された波形を、第1の部分空間と第2の部分空間が同じ線形空間を占めるように構成する。さらに、変調された波形は、(1)第1の行列の逆数と(2)第2の行列の積の固有ベクトルの部分集合を含むことができる。部分集合は、積の右固有ベクトルを含むことができる。送信機は、(1)第1の行列の逆数と(2)第2の行列の積の固有ベクトル分解に基づいて、固有ベクトルおよび対応する固有値を取得することによって変調された波形を構成し、取得された固有ベクトルの部分集合を選択する。
送信機は、選択された部分集合に基づいて第2の波形のセットを構築することによって、変調された波形を構成することができ、構築された第2の波形のセットは、選択された部分集合と、第1または第2の行列のいずれかとの積の直交補空間である。
装置は、復調器のアレイを持つ受信機をさらに含むことができ、復調器は、復調されるデータ・ブロックによって運ばれる入力データ・シンボルの構成要素の一次結合の推定値を生成するために、共役波形(conjugate waveform)へとデータ・ブロックを投影する。
送信機は、送信機と受信機との間にある通信チャネルを通じてパイロット信号のセットを送信することができ、インパルス応答関数のための第1の行列の一部および第2の行列の一部は、前述のパイロット信号の測定に応答して取得される。
各変調器は、線形独立波形の対応する1つの振幅を、受信した入力データ・シンボルに応答する振幅を持つように変調することができ、データ・ブロックのそれぞれを生成するために、変調された波形を直線的に重畳する。
一実施形態では、遅延拡散がシンボル間隔の2倍である場合、変調された波形の数はシンボル間隔の2分の1に等しい。
例示的実施形態は、本明細書で下に記載した詳細な説明および、同様の要素が同様の参照番号で表され、例示のみを目的として提供され、限定を目的としない、添付図面からより完全に理解されるだろう。
一実施形態による通信システム10を示す図である。 一実施形態によりチャネル13を通じて送信されるデータ・ストリーム19を示す図である。 一実施形態によりチャネル適応波形変調のための干渉アライメントを実行する方法を示す図である。 一実施形態により符号間干渉が取り除かれるように、波形および共役波形を構築する方法を示す図である。 本発明の実施形態によって達成されたチャネル遅延拡散T(実線)、チャネル適応波形変調(破線)、およびOFMDによる方法(点線)に応じて、多数の直交入力波形Lの比較を示す図である。
ここで、様々な例示的実施形態について、一部の例示的実施形態を示した添付図面に関してより完全に記述する。同様の番号は、図の記述の全体にわたって同様の要素を指している。
第1、第2などの用語は、様々な要素を記述するために本明細書で使用することができるが、これらの要素は、これらの用語によって限定するべきでないことを理解されるだろう。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。たとえば、例示的実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素は第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素は第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用する場合、「および/または」という用語は、関連するリストに記載されたアイテムの1つまたは複数のいずれかまたはすべての組み合わせを含む。
本明細書に使用する用語は、特定の実施形態について記述することのみを目的とするものであり、例示的実施形態に限定することを意図するものではない。本明細書に使用する場合、単数形の「a(1つの)」、「an(1つの)」、および「the(その)」は、そうでないことが文脈に明確に示されていない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書に使用する場合、「comprise(含む)」、「comprising(含んでいる)」、「include(含む)」、および/または「including(含んでいる)」という用語は、記述された機能、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するものであるが、1つまたは複数の他の機能、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在や追加を排除するものではないことをさらに理解されるだろう。
また、一部の代替実装では、示された機能/行為が、図に示したのとは異なる順に実施されてもよいことも注意されたい。たとえば、関与する機能/行為に依存して、連続して示された2つの図は、実際には、同時に実行してもよいし、または場合によっては逆順に実行してもよい。
特に定義しない限り、本明細書に使用するすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、例示的実施形態が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を持っている。用語、たとえば一般的に用いられている辞書に規定された用語は、関連する技術分野の文脈における意味に一致する意味を持つものと解釈するべきであり、本明細書に特に規定されていない限り、理想化された、または過度に形式的な意味で解釈されるものではないことをさらに理解されるだろう
次の記述では、説明的な実施形態について、実行された場合、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象データ型を実装し、既存のネットワーク要素で既存のハードウェアを使用して実装できる、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むプログラム・モジュールまたは機能プロセスとして実装できる(たとえば流れ図の形式の)動作の行為および記号表現に関して記述する。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数の中央制御装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)コンピュータ、またはプログラムすると特定の機械になる同様の機械を含むことができる。
しかし、これらの用語および同様の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられ、これらの量に適用される便利なラベルにすぎないことを覚えておくこと。特に別記しない限り、または議論から明白でない限り、「取得する」、「設計する」、「構成する」などの用語は、コンピュータ・システムのレジスタおよびメモリ内の物理的な電子量として表されたデータを操作し、コンピュータ・システムのメモリもしくはレジスタ、または他のそのような情報記憶装置、伝送デバイスもしくは表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータへと変形するコンピュータ・システム、または同様の電子計算デバイスの活動およびプロセスを指すものである。
以下の記述の一部では、離散時間変数としてチャネルおよび信号の複素ベースバンドの記述を使用する。この記述では、様々な信号およびチャネル量は、その値が標本化間隔に依存する複素ベースバンド関数として記述される。標本化間隔tは、変調器または復調器が、変調または復調される信号に1つのデータ値を適用する時間間隔を指している。シンボル間隔は、シンボルの1ブロックの(標本化間隔の数に関して表現された)期間Tを指している。遅延拡散Tは、通信チャネルの(ここでも標本化間隔の数に関して表現された)メモリの長さを指している。実施形態および特許請求の範囲は、そのような転換が発生しない状況だけでなく、周波数アップ・コンバージョンが送信機で発生し、周波数ダウン・コンバージョンが受信機で発生する状況も対象にすることを意味する。
本開示の実施形態は、参照により全体が組み込まれている、米国特許第7,653,120号に論じられているような、チャネル適応波形変調(CAWM)の文脈における干渉アライメントを用いる。CAWM環境の干渉アライメントは、符号間干渉が、通常占めるより比較的小さな部分空間を占めることを保証する。たとえば、複数の干渉するシンボルは、受信機で同じ部分空間に入るように整列される。その結果、数が増加した波形をシンボル間隔に使用できるので、方式の効率が改善される。
図1は、一実施形態による通信システム10を示している。通信システム10は、送信機11、受信機12、および周波数依存の通信チャネル13を含む。送信機11は、L個の変調器14の平行アレイおよび加算器15を含む。アレイにおいて、各変調器14は、入力データ・シンボルの受信された構成要素を波形へと振幅変調するように構成され、各波形は、変調器14の1つに対応する。たとえば、l番目の変調器14は、送信機11のq番目の入力データ・シンボルの受信に応じて、q番目の入力データ・シンボル[a1q,a2q,aLq]の1番目の構成要素a1qを用いてその波形を変調する。アレイにおいて、各変調器14は、アレイの他の変調器14と並行してその波形へと入力データ・シンボルを変調する。したがって、変調器14によって形成されたアレイは、L個のデータ・シンボルの受信に応じてL個の変調された波形の時間的に同期されたアレイを生成する。加算器15は、通信チャネル13を通じて送信するために、たとえば、st−1、s、st+1・・・など、出力信号の時間シーケンスを生成するために時間整列された方法でアレイの振幅変調された波形を合計するために接続される。出力信号のそれぞれは、同じ標本化間隔で変調された波形の重畳である。
通信チャネル13は、受信機12に送信機11からの信号を搬送する。通信チャネル13は、ワイヤレス・チャネル、光ファイバ・チャネル、またはワイヤー・ライン・チャネルでもよく、たとえば、単信モードまたは二重モードで動作することができる。
図2は、実施形態によりチャネル13を通して送信されるデータ・ストリーム19を示している。通信システム10は、たとえば、連続するデータ・ブロック(q−1)、q、および(q+1)など、データ・ブロックのシーケンスとして通信チャネル13を通じてデータ・ストリーム19を送信する。各データ・ブロックは、Tの隣接し重複しない標本化間隔に及び、また異なるデータ・ブロックは等しい時間的な長さを持っている。この理由のため、データ・ブロックを通じた任意の信号の変数の値は、個々の標本化間隔で、個々の構成要素が信号の変数の値を表すT次元ベクトルとして表すことが好都合である。すなわち、1つのデータ・ブロックの標本化間隔で変化する信号の値を伴う、そのようなベクトル群の構成要素である。この理由から、そのようなベクトルの各構成要素は、2つの整数インデックスのラベルが付けられる。第1のインデックスは、たとえば、[1,T]の整数など、データ・ブロックの対応する信号の変数の位置を表し、第2の整数インデックスは、データ・ストリームのデータ・ブロックの位置を表す。たとえば、そのようなベクトルの「k q」構成要素は、q番目のデータ・ブロックのk番目の標本化間隔の間の対応する信号の変数の値である(すなわち、標本化間隔q・T+k)。
図1を参照すると、通信チャネル13を通じた搬送では、たとえば、標本化間隔「t」に対応する信号についてs→Xなど、受信機12で、送信された各信号を対応する信号に転換する。通信チャネル13を通じた搬送は、通信チャネルのインパルス応答hによって効果的に出力信号sを畳み込み(convolve)、ノイズwを追加するため、標本化間隔「t」に対して受信機12で受信された対応する信号xは、
Figure 2014515242
で得られる。
式(1)では、整数Tは、通信チャネル13の遅延拡散である。遅延拡散Tは、より早く変調および送信された信号が、後に変調および送信された信号に対応する受信された信号で干渉を引き起こす可能性がある標本化間隔の数を決定する。
受信機12は、入力16およびL個の復調器17の平行アレイを含む。復調器17の数Lは、典型的には、変調器14の数に等しい。入力ポート16は、また、一連の受信された信号、すなわち、xt−1、x、xt+1を平行なアレイの復調器17に送信する。復調されるデータ・ブロックによって運ばれる入力データ・シンボルの構成要素の一次結合の推定値、たとえばy1qを生成するために、各復調器17は、復調器17に対応する共役波形へと受信された信号を投影する。
個々のy1qは、入力データ・シンボルの構成要素のa1qの推定値を提供する。したがって、復調器17の数Lは、q番目のデータ・ブロック[x1q,x2q・・・xTq]の受信に応じて、たとえば[y1q,y2q・・・yLq]など、通信チャネル13から1つのデータ・ブロックを受信するのに応じて、L個の予測の時間的に同期されたアレイを生成する。
波形および共役波形は、以下で表すことができる。
Figure 2014515242
Ψの各列は独立した入力波形であり、φの各列は独立した出力波形である。遅延拡散Tがシンボル間隔Tより大きい場合、波形行列Ψおよび対応する波形行列φは、少なくとも、現在のデータ・ブロック(q)と第1の以前のデータ・ブロック(q−1)との間の干渉に関係するインパルス応答関数の部分の行列要素、および現在のデータ・ブロック(q)と第2の以前のデータ・ブロック(q−2)との間の干渉に関係するインパルス応答関数の部分の行列要素に基づいている。たとえば、以下にさらに説明するHおよびHなどである。
波形(Ψ)および共役波形(φ)の両方は、範囲Tの複素空間を通じて次元Lの正規直交基底を形成するために選択することができる。次に、波形および共役波形の正規直交性の状態は、以下のように記述される:
Ψ・Ψ=ILXLおよびφ・φ=ILXL 式(3)
ここで、ILXLはLxL単位行列であり、上付き文字「t」は「共役転置」を示している。そのような直交性および/または正規性の状態は必要ではないが、下に記述したように、入力波形へとデータを変調し、出力波形からデータを復調するのに有利な場合がある。
平行アレイの各変調器14は、他の変調器14と並行してあらかじめ選んだ波形の1つへと入力データ・シンボルの対応する構成要素を変調する。たとえば、q番目の入力データ・シンボルに応じて、k番目の変調器14は、列ベクトルakq・[Ψ1k,Ψ2k,・・・,ΨTskによって表される出力信号の時間シーケンスを生成する。出力信号のそれぞれは、1つのデータ・ブロックの標本化間隔の1つに対する変調されたk番目の入力波形の形式を表している。
各入力データ・シンボルに対して、加算器15は、時間整列する方法でL個の変調された入力波形を合計する。たとえば、加算器15は、たとえば送信のための1つのデータ・ブロックなど、波形の重み付き線形重畳を形成する。線形重畳では、個々の変調された波形の開始の標本化間隔は時間整列される。入力データ・シンボルaに応じて、変調および合計により、T次元の列ベクトルSによって表すことができる出力データ・ブロックが生成される。列ベクトルSは、以下のように書くことができる:
Figure 2014515242
式(4)において、合計の各項は、図1の変調器14の対応する1つの同期された出力を表している。式(4)の最後の形式は、式(2)および(3)の波形の組のTXL複素行列表現Ψに関して出力データ・ブロックsを書き込む。
各入力データ・シンボルについて、送信機11は、受信機12に送信機を結合する通信チャネル13を通じてデータ・ブロックを送信する。通信チャネル13は、そのインパルス応答関数および付加雑音によりデータ・ブロックを歪ませる。
実施形態によると、通信チャネル13の遅延拡散Tは、各データ・ブロックまたはデータ・ブロックのシンボル間隔Tより大きい場合がある。すなわち、T≧Tである。この理由から、ISIは、直接的に隣接した送信されたデータ・ブロック(q−1)だけではなく、以前のデータ・ブロック(q−2,q−3・・・)からも得られる場合がある。説明を容易にするために、以下の説明は、遅延拡散がシンボル間隔の高々2倍であることを想定している。すなわち、T≦T≦2Tである。しかし、本開示は、この事例に限定するものではなく、一般的な状況について以下に記述する。この想定の下で、ISIは、前2つのデータ・ブロック(q−1およびq−2)のみから得られ、式(1)は、データ・ブロックの形で書かれる場合、q番目の送信されたデータ・ブロックsおよびq番目の受信されたデータ・ブロックxが以下のように関係付けられるように簡略化される。
=H・S+H・sq−1+H・sq−2+w 式(5a)
=H・Ψ・a+H・Ψ・aq−1+H・Ψ・aq−2+w 式(5b)
LxLの複素行列H、H、およびHは、通信チャネル13のインパルス応答関数から形成され、以下から得られる:
Figure 2014515242
行列HおよびHは、現在のデータ・ブロック(q)と以前のデータ・ブロック(q−1)との間のデータ・ブロック間干渉、および現在のデータ・ブロックと以前のデータ・ブロック(q−2)との間のデータ・ブロック間干渉をそれぞれ生成する。式(5)では、付加雑音の列ベクトルwは、
Figure 2014515242
から得られる。
受信したデータ・ブロックと共役波形との間の相関を測定することによって、受信機12はyを予測する。各相関の測定は、受信したデータ・ブロックと共役波形のそれぞれとの間の内積を評価することを伴う。特に、受信機12は、以下から、各入力データ・シンボルaについて、L次元の予測ベクトルyを生成する:
=φ・x=φ・H・Ψ・a+φ・H・Ψ・aq−1+φ・H・Ψ・aq−2+φ・w 式(7a)
ここで、最後の式は、送信されたデータ・ブロックのチャネル変形に対する式(5b)から得られる。φ・H・Ψ・aq−1は、現在のデータ・ブロック(q)と前のデータ・ブロック(q−1)との間の干渉項であり、φ・H・Ψ・aq−2は、現在のデータ・ブロック(q)と前のデータ・ブロック(q−2)との間の干渉項である。
図3は、一実施形態によるチャネル適応波形変調のための干渉アライメントを実行する方法を示している。方法は、通信システム10に対して構成された任意のタイプの送信機11または受信機12によって実行することができる。「デバイス」という用語は、送信機11または受信機12を包含することができる。
ステップS21において、デバイスは、送信機11と受信機12との間の通信チャネル13のインパルス応答関数について、少なくとも第1の行列(H)の一部および第2の行列(H)の一部を取得する。第1の行列(H)の部分は、現在のデータ・ブロック(q)と前に送信された第1のデータ・ブロック(q−1)との間のチャネルで引き起こされた干渉に関係する。第2の行列(H)の部分は、現在のデータ・ブロック(q)と前に送信された第2のデータ・ブロック(q−2)との間のチャネルで引き起こされた干渉に関係する
しかし、デバイスは、現在のデータ・ブロックと他の任意の前に送信された2つのブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉を取得することができる。言い換えると、本開示の実施形態は、直接的に先行する2つのデータ・ブロックに関係する干渉のみに限定されない。特に、実施形態は、また、遅延拡散Tがシンボル間隔Tの2倍を超える状況を包含する。その結果、追加的な行列(H,H・・・)、または任意の数のそのような行列が存在する場合がある。したがって、デバイスは、インパルス応答関数に対してこれらの行列(H,H・・・)の一部を取得することができ、行列Hの部分は、現在のデータ・ブロック(q)とkブロック前に送信されたデータ・ブロック(q−k)との間のチャネルで引き起こされた干渉に関係する。
インパルス応答は、送信機11と受信機12との間の通信チャネル13を通じて一連のパイロット信号を送信することによって取得することができる。送信機11および受信機12の両方は、送信された一連のパイロット信号を認識している。たとえば、これらのパイロット・シーケンスは、それらの製造、設置、またはアップグレードにおいて、これらのデバイスにプログラムすることができる。パイロット信号は、通信フェーズでデータ・ブロックを搬送するために使用されるのと同じ通信チャネル13で送信される。パイロット信号は、通信フェーズで送信機11から受信機12に順方向チャネルに沿って送信することができる。二重通信方式では、逆方向および順方向の通信が、たとえば、時分割二重通信など、同じ物理チャネルおよび同じ搬送周波数を使用するなら、パイロット信号は、逆方向の通信チャネル13に沿って交互に送信することができる。
次に、デバイスは、通信チャネル13のインパルス応答関数を評価するために受信されたパイロット信号を測定する。チャネルのインパルス応答関数の評価は、パイロット信号の受信された形式を同じパイロット信号の送信された形式と比較することを伴う。多数の標本化間隔で測定されるように、比較によって、遅延「t」の異なる値に対するインパルス応答関数、すなわちhの部分またはすべての値が決定される。比較によって、隣接するデータ・ブロック、すなわち、上に記述したHおよびHの標本化間隔の間の干渉に関係するインパルス応答関数の部分を規定する少なくともh、h・・・hTDの値が決定される。したがって、デバイスは、少なくともチャネルのインパルス応答のゼロ以外のH行列要素の測定を取得する。さらに、比較によって、また、式(1)のhの値を決定することができ、これはそのようなチャネルで引き起こされたデータ・ブロック間干渉に関係しない。言い換えると、上記の比較により行列Hが得られる。
S22では、デバイスは、インパルス応答関数のための、少なくとも第1の行列(H)の取得された部分および第2の行列(H)の取得された部分に基づいて、1つまたは複数の線形独立波形のセットを設計または構成する。たとえば、デバイスは、第1の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が及ぶ第1の部分空間が、第2の行列の取得された一部を乗じたときの、線形独立波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップするように、線形独立波形のセットを設計または構成することができる。言い換えると、前の2つのデータ・ブロック(q−1およびq−2)から現在のブロックへの干渉は、同じ部分空間の少なくとも一部を占めるように整列される。ある特定の実施形態では、第1の部分空間および第2の部分空間は、同じ線形部分空間を占める。しかし、実施形態は、必ずしも連続しない任意の2つの前に送信されたブロックの干渉アライメントを包含することに留意されたい(たとえば、q−1およびq−3、またはq−2およびq−3など)。
1波形のセットは、波形Ψおよび共役波形φを含むことができる。波形Ψおよび共役波形φは、式(7a)のブロック間干渉項が消滅するように設計されている。すなわち、φ・H・Ψ=0およびφ・H・Ψ=0である。言い換えると、式(7a)のブロック間干渉項はすべて消滅する。したがって、以下の式は、入力データ・シンボルの構成要素の一次結合の予測を取得するために使用することができる。
=φ・H・Ψ・a+φ・w 式(7b)
式(7a)のブロック間干渉項が消滅することを保証するために、入力波形および出力波形を構築する様々な方法が、米国特許第7,653,120号に関して説明されている。また、実施形態は、追加的に行列φ・H・Ψを対角化することができる。行列φ・H・Ψを対角化する方法は、米国特許第7,653,120号に関して説明されている。
上記のように、実施形態によると、波形Ψおよび共役波形φは、HおよびHを掛けられたときに同じ部分空間を占めるように波形Ψおよび共役波形φは設計されている。これは、図4に関してさらに説明する。
図4は、実施形態により符号間干渉が取り除かれるように、波形Ψおよび共役波形φを構築する方法を示している。
一実施形態では、波形Ψは、通信チャネルのインパルス応答関数の第1の行列の逆数(すなわちH −1)および第2の行列(H)の積の固有ベクトルの部分集合[u・・・u・・・u]であるように選択されている。ある特定の実施形態では、部分集合は、H −1・Hの右固有ベクトルでもよい。行列H −1は、Hがフルランクであると想定して存在する。対応する固有値(d・・・d・・・d)は、任意の値を包含することができる。図4は、そのような波形を構成するステップを示している。
ステップS31では、デバイスは、行列H −1・Hの固有ベクトル分解に基づいて固有ベクトルおよびそれらの対応する固有値を取得する。本開示の実施形態は、たとえば、コレスキー分解またはヘッセンバーグの分解など、固有値および固有ベクトルへと行列を分解するための任意の既知の技法を包含する。
ステップS32では、デバイスは、行列H −1・Hの固有ベクトルに基づいて波形Ψを構成する。たとえば、一実施形態では、デバイスは、波形Tとして使用するために右固有ベクトルの部分集合を選択する。
ステップS33では、デバイスは、構成された波形Ψに基づいて共役波形φを構成する。受信機の符号間干渉の合計は、以下の式から得られる:
・Ψaq−1+H・Ψaq−2 式(8)
行列H、Hに対応する追加的な項が式(8)に存在してもよい。
たとえば、Ψが行列H −1・Hの右固有ベクトルの部分集合として選択されている場合、式(8)のHおよびHに対応する2つの干渉項は、多くても次元Lの同じ空間に及ぶ。よって、2つの干渉項は、同じ部分空間に整列される。共役波形φは、この干渉部分空間の直交補空間の次元Lの部分空間への投影として選択される。これにより、式(7a)のブロック間干渉項が消滅することが保証される。すなわち、φ・H・Ψ=0およびφ・H・Ψ=0である。
上に記述したように2つの干渉部分が整列するため、通信チャネルの遅延拡散Tの特定の値について、数が増加した波形Lを任意のシンボル間隔Tの間に送信することができる。
図3を参照すると、ステップS23において、デバイスは、チャネルを通じてデータ・ブロックのシーケンスを送信し、シーケンスの各データ・ブロックは、設計されたセットの波形の重み付き線形重畳である。一部の実施形態では、送信するステップは、個々のデータ・ブロックについて、入力データ・シンボルの受信に応答して設計されたセットの各波形を振幅変調するステップと、個々のブロックを生成するために変調された波形を直線的に重畳するステップと
を含む。
同様に、デバイスは(受信機として動作する場合)、受信機で一連の送信されたデータ・ブロック受信することができる。たとえば、デバイスは、受信したデータ・ブロックと共役波形との間の相関を測定することによってyを予測する。各相関の測定は、受信したデータ・ブロックと共役波形のそれぞれとの間の内積を評価することを伴う。特に、受信機12は、式(7a)に基づいて各入力データ・シンボルaに対してL次元の予測ベクトルyを生成する。図4に関して説明するように、共役波形は構成された共役波形φである。
図5は、実施形態によって達成される多数の直交入力波形L(実線)、米国特許第7,653,120号からのチャネル適応波形変調(破線)、および本発明の実施形態によるOFMD方法(点線)の比較を示している。
OFDMの方法をチャネル適応波形変調方式と比較すると、T/Tが実質的に1未満である場合に限り、OFDMの方法は比較的良好に機能する。TがT以上である場合、OFDMの方法は0%の効率を達成する。本開示の実施形態を以前のチャネル適応波形変調方式と比較する場合、TがT以下である場合、2つの方式はパフォーマンスが同じである。しかし、Tが1.5Tより大きい場合、本開示の実施形態は、より良好なパフォーマンスをもたらすことができる。特に、T=2Tについて、利用可能な直交入力波形Lに関して50%の改善がある。

Claims (11)

  1. データ・ブロックのシーケンスを送信する方法であって、
    通信チャネル(13)のインパルス応答関数のための、少なくとも第1の行列の一部および第2の行列の一部を取得するステップ(S21)であって、前記第1の行列の前記一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第1のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、前記第2の行列の前記一部は、前記現在のデータ・ブロックと前に送信された第2のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、前記第2のデータ・ブロックは、前記第1のデータ・ブロックの前に送信される、ステップと、
    前記インパルス応答関数のための、少なくとも前記第1の行列の前記取得された一部および前記第2の行列の前記取得された一部に基づいて、1つまたは複数の線形独立波形のセットを設計するステップであって、前記第1の行列の前記取得された一部を乗じたときの、前記線形独立波形が広がる第1の部分空間が、前記第2の行列の前記取得された一部を乗じたときの、前記線形独立波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップするように設計する、ステップ(S22)と、
    送信機(11)から前記チャネルを通じて前記データ・ブロックのシーケンスを送信するステップ(S23)であって、前記シーケンスの各データ・ブロックは、前記設計されたセットの前記1つまたは複数の波形の重み付き線形重畳である、ステップと
    を含む方法。
  2. 前記設計するステップは、前記第1の部分空間と前記第2の部分空間が同じ線形空間を占めるように前記線形独立波形のセットを設計する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記設計されたセットは、(1)前記第1の行列の逆数と(2)前記第2の行列の積の固有ベクトルの部分集合を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記部分集合は、前記積の右固有ベクトルを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記設計するステップは、
    (1)前記第1の行列の逆数と(2)前記第2の行列の積の固有ベクトル分解に基づいて、固有ベクトルおよび対応する固有値を取得するステップ(S31)と、
    前記取得された固有ベクトルの部分集合を選択するステップ(S32)と
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記設計するステップは、
    前記選択された部分集合に基づいて第2の波形のセットを構成するステップ(S33)をさらに含み、前記構成された第2の波形のセットは、前記選択された部分集合と前記第1または前記第2の行列のいずれかとの積の直交補空間である
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のデータ・ブロックは、前記現在のデータ・ブロックの直前にあり、前記第2のデータ・ブロックは、前記第1のデータ・ブロックの直前にある請求項1に記載の方法。
  8. 前記送信機(11)と受信機(12)との間にある前記通信チャネルを通じてパイロット信号のセットを送信するステップであって、前記インパルス応答関数のための前記第1の行列の前記一部および前記第2の行列の前記一部は、前記パイロット信号の測定に応答して取得されるステップ
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記シーケンスの各データ・ブロックについて、前記設計されたセットの前記波長を、受信した入力データ・シンボルに応答する振幅を持つように変調するステップと、前記データ・ブロックの前記各データ・ブロックを生成するために前記変調された波形を直線的に重畳するステップと
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  10. 遅延拡散がシンボル間隔の2倍である場合、前記設計されたセットは、前記シンボル間隔の2分の1に等しい前記波形の数を持つ請求項1に記載の方法。
  11. データを通信するための装置であって、
    入力データ・シンボルのシーケンスの各入力データ・シンボルの受信に応じて、一連の標本化間隔を通じて、線形独立波形の対応する1つの振幅を変調するようにそれぞれが構成されている、変調器(14)のアレイと、
    データ・ブロックのシーケンスを形成するように構成された加算器(15)であって、各データ・ブロックは、前記入力データ・シンボルの1つの受信に応答して前記変調器によって生成される変調された送信機の波形の線形重畳であり、前記加算器は、通信チャネル(13)を介して前記データ・ブロックを送信するように構成されている加算器(15)と
    を含む送信機(11)を含み、
    前記送信機は、通信チャネルのインパルス応答関数のための第1の行列の一部およびの第2の行列の一部に応答するように前記変調された波形を構成し、前記第1の行列の前記一部は、現在のデータ・ブロックと前に送信された第1のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、前記第2の行列の前記一部は、前記現在のデータ・ブロックと前に送信された第2のデータ・ブロックとの間のチャネルで引き起こされた干渉に関係し、前記第2のデータ・ブロックは、前記第1のデータ・ブロックの前に送信され、
    前記送信機は、前記第1の行列の前記一部を乗じたときの、前記変調された波形が広がる第1の部分空間が、前記第2の行列の前記一部を乗じたときの、前記変調された波形が広がる第2の部分空間に少なくとも部分的にオーバラップするように、前記変調された波形を構成する、装置。
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