JP2014513888A - ネットワークノードを動作させる技術 - Google Patents

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Abstract

通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードを動作させる技術が提供される。ネットワークノードは、共通ソースネットワークノードに関連付けられる。技術の方法の実現例は、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パスを判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスを判定することであり、第1パス及び第2パスが互いに対して冗長性を示すことと、ネットワークノードにおいて第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信することと、ネットワークノードが第1パスの障害を検出する(例えば、マルチキャストが第1パスを介して受信されないと判定する)場合にネットワークノードにより共通ソースネットワークノードから第2パスを介するマルチキャストデータの受信をトリガすることとを備える。

Description

本発明は、一般に、ネットワークノードを動作させる技術分野に関する。特に、本発明は、マルチキャスト通信ネットワークのネットワークノード、マルチキャスト通信ネットワークの共通ソースネットワークノード及びマルチキャスト通信ネットワーク自体の動作に関する。更に本発明は、ネットワークノード、共通ソースネットワークノード及びマルチキャスト通信ネットワークに関する。
プロトコル独立マルチキャスト疎モード(PIM−SM)(非特許文献1、参照)は周知であり、インターネットプロトコル(IP)マルチキャスト通信ネットワークにおけるマルチキャストツリーを構築及び保持するために一般に適用されるプロトコルである。マルチキャスト通信ネットワークのネットワークノード(以下、「宛先」とも呼ぶ)にマルチキャストコンテンツを配信するために、PIM−SMは単一のマルチキャストツリーを使用する。
PIM−SMにおいて、ネットワークノードは、マルチキャストグループに対して参加又は離脱するためにJOINメッセージのユニキャスト転送を使用する。マルチキャストグループに参加するために、ネットワークノードは、共通ソースネットワークノードに向けてマルチキャストツリーの上流方向にJOINメッセージを送信する(以下、用語「共通ソースネットワークノード」は、共有ツリーの場合のランデブーポイントを更に含む)。JOINメッセージは、マルチキャストルーティング情報ベース(MRIB)テーブルにより判定されるマルチキャストツリーのパスに沿ってルーティングされる。これらのテーブルにおいて列挙されるパスは、通常、ユニキャストルーティングテーブルから直接導出される(しかし、それらは異なる方法で導出されてもよい)。同様に、マルチキャストグループから離脱するために待機しているネットワークノードは、マルチキャストツリーの上向きにPRUNEパケットを共通ソースネットワークノードに送信する。
MRIBテーブルは、JOINメッセージが次に送信されるネクストホップネイバを判定するために使用される。JOINメッセージは、マルチキャストコンテンツを既に受信しているネットワークノードに到達するまでホップ単位でルーティング及び処理される。このパスに沿う全てのネットワークノードがJOINメッセージを処理し、対応するマルチキャストルーティング状態情報をインストール/更新する(例えば、JOINメッセージを受信した際に介した入力インタフェースを出力インタフェースリストに追加することにより)。マルチキャストコンテンツは、JOINメッセージがルーティングされる経路と逆向きの経路に沿って流れる(下向き)。
上述のように、MRIBテーブルが通常はユニキャストルーティングテーブルから導出されるため、JOINメッセージは共通ソースネットワークノードへの最短パス(経路)に沿って転送される。これは、非対称リンクコストの場合の最短下流経路と異なる場合がある。その結果、PIM−SIMを使用して確立されたマルチキャストストリームは下向きに準最適な経路を使用する場合がある。
PIM−SMはユニキャストルーティングに非常に依存するため、ネットワーク障害の場合、ユニキャストルーティングが回復するまで待機する必要がある。従って、障害に対する反応は相対的に遅い。その一方で、PIM−SMはリアルタイムトラフィックに対する(例えば、IPTVに対する)パスを構築するために現在一般に使用される。これは、障害に対する反応が重大な欠点であることを意味する。この欠点を克服するために、非特許文献2は、ネットワークノードの受信マルチキャストストリームに対する第2パスを作成することにより、ネットワークノードが1次上流側隣接ネットワークノードとの接続を失った場合に即座に代替パスを提供することを提案する。しかし、この手法は、全ての可能な障害の例を処理できると保証できない。更に、この手法は「1+1」保護技術であり、障害がない状況でも「2次」トラフィックが常に存在することを意味する。そのため、この手法は、特にHD IPTVストリーム等の高帯域幅トラフィックの場合にマルチキャストネットワーク内に著しい追加負荷を生じさせる。
別の手法が、非特許文献3において開示される。しかし、この手法では、厳密に選択された非対称リンクコスト及びトンネリングが必要とされる。綿密に割り当てられたリンクコストを変更することをネットワークオペレータが常に許容できるとは限らず、また、トンネルリングにより生じるパケット分割すら問題になるため、この手法は常に適用可能ではない。
RFC4601、2006年8月 RFC5714、2010年1月 R.Luebben、G.Li、D.Wang、R.Doverspike、X.Fu、「Fast rerouting for IP multicast in managed IPTV networks」、17th International Workshop on Quality of Service、2009.IWQoS、1〜5ページ、2009年7月
ネットワーク障害に対する柔軟且つ迅速な反応を保証するマルチキャストネットワークのネットワークノードを動作させる方法を提供する必要がある。
第1の態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードであり、共通ソースネットワークノードに関連付けられるネットワークノードを動作させる方法が提供される。方法は、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パスを判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスを判定することであり、第1パス及び第2パスが互いに対して冗長性を示すことと、ネットワークノードにおいて第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信することと、ネットワークノードが第1パスの障害を検出する場合にネットワークノードにより共通ソースネットワークノードから第2パスを介するマルチキャストデータの受信をトリガすることと、を備える。
第1パスの障害は、マルチキャストデータが現在受信されないか又は今後受信されない場合に検出される。この点に関して、例えばタイマの終了、専用メッセージの受信、並びにマルチキャストデータ(例えば、マルチキャストトラフィックパケット)又はハートビート信号の受信の損失等に基づく種々の検出機構が適用される。
1つの例示的な実現例において、ネットワーク障害が後に生じた場合に効率的な障害管理が可能であるように、第1パス及び第2パスは事前に判定される。
第1パス及び第2パスは、技術的に最大限の冗長性を互いに対して示す。1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーは、MRT(最大冗長ツリー:Maximally Redundant Trees)として実現される。1次ツリーに沿う第1パス及び2次ツリーに沿う第2パスは、リンクが可能な限り重複しない(例えば、不可避の切断点及び切断辺のみが双方のパスにより共有される)。
最大の冗長性は、何らかの単一リンク/ノード障害の場合に各ネットワークノードが根から1次ツリー及び2次ツリーの少なくとも一方に沿って到達可能であるように実現される。すなわち、ネットワーク障害の場合、いくつかのネットワークノードは1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを介して到達可能であり(その場合、当該ネットワークノードは原則としてツリーの一方を廃棄できる)、いくつかのネットワークノードは1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーのうちの一方のみを介して到達可能である。尚、1次ツリー及び2次ツリーはいずれも必ずしも最短パスツリーである必要はない(例えばPIM−SMにおいて通常利用されるように)。
計算処理は、1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーがそれぞれ判定されるネットワークノードにおいて実行される。この場合、マルチキャストネットワークの1つ以上のネットワークノードにおいて1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを同時に判定する(例えば、事前に)ことが可能になり、それによりネットワーク障害が後に生じた場合の再ルーティング速度が速くなる。
ネットワークノードが第1パスの障害を検出する場合、障害メッセージが送信される。障害メッセージは、ネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに向けて送信される。
障害を検出するために、シグナリング(例えば、ハートビート信号又はマルチキャストトラフィックパケット)が共通ソースネットワークノードから第1パスを介してネットワークノードにおいて受信されたかをチェックする(例えば、ランダムに選択した時間間隔又は規則的な時間間隔で)処理と、ネットワークノードがシグナリングを予想通り受信しなかった(例えば、所定の期間を超えた)場合に障害を検出する処理とが実行される。このように、ネットワーク障害の早期検出が保証される。
マルチキャストツリーは、グループアドレス(これは、共通ソースネットワークノード(又はランデブーポイント)からマルチキャストツリーの下流に送信されるIPデータパケットの宛先アドレスであってもよい)及び送信元アドレス(共通ソースネットワークノード(又はランデブーポイント)に割り当てられる)により記述される。2つのマルチキャストツリーを切り替えられるようにするために、2つのアドレスが共通ソースネットワークノード(又はランデブーポイント)に割り当てられ、それにより、マルチキャスト通信ネットワークを以下のように動作できる。ネットワークノードは、1次ネットワークツリーに割り当てられた1次送信元IPアドレス及び2次ネットワークツリーに割り当てられた2次送信元IPアドレスを保持する。ネットワークノードから1次ネットワークツリーを介して更なるネットワークノードにIPデータパケットを転送する場合、IPデータパケットを転送する前に1次送信元IPアドレスがそれに追加され、ネットワークノードから2次ツリーを介して更なるネットワークノードにIPデータパケットを転送する場合、IPデータパケットを転送する前に2次送信元IPアドレスがそれに追加される。
第1パスは、ネットワークノードから第1パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信することにより起動される。それに加えて又はその代わりに、第2パスは、ネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信することにより起動される。
例示的な実現例によると、ネットワークノードから第1パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信することによりネットワークノードと共通ソースネットワークノードとを関連付ける処理と、共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理と、ネットワークノードが第1パスの障害を検出する場合にネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信する処理と、共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第2パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理とが実行される。
本実現例(「回復モード」)において、第2パスは事前に計算されるだけで、事前に起動されない。第1パスから第2パスへの切り替えは、起動メッセージ(例えば、PIM JOINメッセージ又は他のプロトコルの場合の同様のメッセージ)により開始される。障害を検出したネットワークノードに到達するために必要な2次ネットワークツリーのレグ(例えば、第2パス)のみが起動される。レグは複数のネットワークノードにわたってもよく、それらは1次ネットワークツリーからもトラフィック(マルチキャストコンテンツパケット等)を受信してもしなくてもよい。すなわち、第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後、マルチキャストデータは他のいくつかのネットワークノードにおいて第1パス及び第2パスを同時に介して受信されてもよい。このように、起動メッセージはパスの構築及び起動の双方を開始する。
更なる例示的な実現例によると、ネットワークノードから第1パスを介して共通ソースネットワークノードにパス構築メッセージを送信し且つネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードにパス構築メッセージを送信することによりネットワークノードと共通ソースネットワークノードとを関連付ける処理と、共通ソースネットワークノードにパス構築メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理と、ネットワークノードが第1パスの障害を検出する場合にネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信する処理と、共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第2パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理とが実行される。
パスの構築及び起動の双方が1つのメッセージのみで開始される回復モードと異なり、本実現例(「単純な保護モード」)では、第2パスを起動するために2つのメッセージ(パスを構築するためのパス構築メッセージ及びパスを起動するための起動メッセージ)が定義される。本実現例において、共通ソースネットワークノードは、障害メッセージを受信すると、2次ツリー全体におけるマルチキャストコンテンツの送信を更に開始する。すなわち、第2パスを介して共通ソースネットワークノードにネットワーク障害メッセージ(起動メッセージ)を送信した後、共通ソースネットワークノードに関連付けられる(登録される)マルチキャストネットワークの全てのネットワークノードは対応する第1パス及び第2パスを同時に介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する。
別の例示的な実現例によると、ネットワークノードから第1パスを介して共通ソースネットワークノードに第1の種類のパス構築メッセージを送信し且つネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに第2の種類のパス構築メッセージを送信することによりネットワークノードと共通ソースネットワークノードとを関連付ける処理と、共通ソースネットワークノードに第1の種類のパス構築メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理と、ネットワークノードが第1パスの障害を検出する場合にネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信する処理と、共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後にネットワークノードにおいて第2パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信する処理とが実行される。第1の種類のパス構築メッセージは、第1パスを構築し且つ起動する。第2の種類のパス構築メッセージは、第2パスの構築のみを行い、共通ソースネットワークノードから第2パスを介するネットワークノードへのデータ送信を事前にブロックする。事前ブロックは、起動メッセージがネットワークノードから第2パスを介して共通ソースネットワークノードに送信され次第除去される。
本実現例(「高度な保護モード」)において、第1パスから第2パスへの切り替えは、第2パスを構築することではなく(第2パスは既に事前に構築されている)、対応する起動メッセージを送信することにより行われる。切り替えは、起動メッセージの受信時に共通ソースネットワークノードにより行われてもよく、障害を検出したネットワークノードと共通ソースネットワークノードとの間の全てのネットワークノード(すなわち、第2パスに沿う全てのネットワークノード)により行われてもよい。本実施形態において、回復モードと同様に、2次ツリーのレグ(すなわち、第2パス)(障害を検出したネットワークノードに到達するために必要である)のみが使用され、他の第2パスは起動されない。レグは複数のネットワークノードにわたってもよく、それらは第1のツリーからもトラフィック(マルチキャストコンテンツパケット等)を受信してもしなくてもよい。すなわち、第2パスを介して共通ソースネットワークノードに起動メッセージを送信した後、マルチキャストデータは他のいくつかのネットワークノードにおいて第1パス及び第2パスを同時に介して受信されてもよい。
単純な保護モードと比較して、高度な保護モードは、ブロックを除去された第2パスのみが2次ツリーにおいて使用されるため、他のノードの第2パスに沿う情報トラフィックを回避するという利点を有する。単純な保護モードにおいて、障害メッセージは第2のツリー全体のブロックを除去する(全てのポートがブロックされない)。
第1パスの障害を検出した後、マルチキャスト通信ネットワーク内の新規の1次ネットワークツリー及び新規の2次ネットワークツリーが判定されてもよい。新規の1次ネットワークツリー及び新規の2次ネットワークツリーは共通ソースネットワークノードを共有する。新規の1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する新規の第1パス及び新規の2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する新規の第2パスがネットワークノードに割り当てられる。新規の第1パス及び新規の第2パスは、互いに対して(例えば、最大)冗長性を示す。新規の1次ネットワークツリー及び新規の2次ネットワークツリーを判定した後、共通送信元ノードから新規の第1パスを介するデータがネットワークノードにおいて受信される。このように、ネットワーク障害後に1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーは最適化される。
更なる態様によると、通信リンクにより相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークの共通ソースネットワークノードを動作させる方法が提供される。マルチキャスト通信ネットワークは、共通ソースネットワークノードを共有する1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを備え、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パス及び2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスがマルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードの各々にそれぞれ割り当てられる。第1パス及び第2パスは、互いに対して冗長性を示す。方法は、共通ソースネットワークノードから共通ソースネットワークノードに関連付けられる複数のネットワークノードの各々に各自の第1パスを介してマルチキャストデータを送信することと、共通ソースネットワークノードがネットワークノードに割り当てられた第1パスの障害を示すメッセージをネットワークノードから受信した場合に共通ソースネットワークノードから共通ソースネットワークノードに関連付けられる複数のネットワークノードのうちの少なくとも1つに各自の第2パスを介してデータを送信することとを備える。
本発明の更なる態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークを動作させる方法が提供される。方法は、1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーが共通ソースネットワークノードを共有し、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パス及び2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスがマルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードの各々にそれぞれ割り当てられ、第1パス及び第2パスが互いに対して冗長性を示すマルチキャスト通信ネットワーク内の1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを判定することと、共通ソースネットワークノードから共通ソースネットワークノードに関連付けられる複数のネットワークノードの各々に各自の第1パスを介してマルチキャストデータを送信することと、ネットワークノードがネットワークノードに割り当てられた第1パスの障害を検出する場合に共通ソースネットワークノードからネットワークノードに各自の第2パスを介してデータを送信することと、を備える。
コンピュータプログラムが1つ以上の演算装置上で実行される場合に本発明のいずれかの実施形態のステップを実行するプログラムコード部分を備えるコンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムはコンピュータ可読記録媒体に格納されてもよい。
別の態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのマルチキャスト通信ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、共通ソースネットワークノードに関連付けられるように構成される。ネットワークノードは、互いに対して冗長性を示す第1パス及び第2パスであり、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パスを判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスを判定するように構成され、第1パスを介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信するように更に構成される。ネットワークノードは、第1パスの障害を検出し且つ処理部が第1パスの障害を検出する場合に共通ソースネットワークノードから第2パスを介するマルチキャストデータの受信をトリガするように更に構成される。
更なる態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークにおいて動作可能な共通ソースネットワークノードが提供される。マルチキャスト通信ネットワークは、共通ソースネットワークノードを共有する1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを備える。1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パス及び2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスがマルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードの各々にそれぞれ割り当てられ、第1パス及び第2パスは互いに対して冗長性を示す。共通ソースネットワークノードは、共通ソースネットワークノードから共通ソースネットワークノードに関連付けられる複数のネットワークノードの各々に各自の第1パスを介してマルチキャストデータを送信し、通信部がネットワークノードに割り当てられた第1パスの障害を示すメッセージをネットワークノードから受信したかを判定し且つ通信部に共通ソースネットワークノードから共通ソースネットワークノードに関連付けられる複数のネットワークノードのうちの少なくとも1つに各自の第2パスを介してデータを送信させるように構成される。
本明細書において説明する複数のネットワークノードと、本明細書において説明する共通ソースネットワークノードとを備えるマルチキャスト通信ネットワークが更に提供される。
更なる態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードであり、共通ソースネットワークノードに関連付けられるネットワークノードを動作させる方法が提供される。方法は、互いに対して冗長性を示す第1パス及び第2パスであり、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パスを判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスを判定することと、ネットワークノードにおいて第1パス及び第2パスを同時に介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信することとを備える。
方法は、本明細書において提示する態様のいずれかと組み合わされてもよい。一例として、第1パス及び第2パスは互いに対して最大限の冗長性を示す(例えば、MRTの意味で)。また、障害検出及び/又は報告の態様が要望に応じて実現される。
別の態様によると、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのマルチキャスト通信ネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、共通ソースネットワークノードに関連付けられるように構成される。ネットワークノードは、互いに対して冗長性を示す第1パス及び第2パスであり、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第1パスを判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードにネットワークノードを接続する第2パスを判定するように構成され、第1パス及び第2パスを同時に介して共通ソースネットワークノードからマルチキャストデータを受信するように更に構成される。
以下、図面に示す例示的な実施形態を参照して、本発明を更に詳細に説明する。
マルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークの共通ソースネットワークノードの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードの動作の一実施形態を示すフローチャートである。 マルチキャスト通信ネットワークの共通送信元ネットワークの動作の一実施形態を示すフローチャートである。 マルチキャスト通信ネットワークの動作の一実施形態を示すフローチャートである。 マルチキャスト通信ネットワークの別の実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークの動作の別の実施形態を示すフローチャートである。 マルチキャスト通信ネットワークを動作させるために使用される従来のルーティングテーブルを概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークを動作させるために使用される変更されたルーティングテーブルの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 マルチキャスト通信ネットワークの一実施形態を概略的に示すブロック図である。
以下の説明において、本明細書において提示する技術を完全に理解するために、限定せずに説明する便宜上、特定の装置及びシステムの構成、並びに特定の方法、ステップ及び機能等の特定の詳細を記載する。当技術はそれら特定の詳細から逸脱する他の実施形態において実現されてもよいことが理解されるだろう。例えば、以下の実施形態は主にPIM及びPIM−SMに関連して説明されるが、本明細書において提示する技術がマルチキャストMLPS(mLDP)を含む他の規格及び仕様に関連して実現されてもよいことが容易に理解されるだろう。mLDPの場合、ラベルマップメッセージの概念は、上記及び以下の実施形態において例示として説明するPIM JOINメッセージに対応する。すなわち、本明細書において提示するPIMに関する技術をmLDPの例に換言する場合、PIM JOINメッセージに対する何らかの参照はmLDPのラベルマップメッセージに対する参照に換言される。
本明細書において説明する方法、ステップ及び機能は、個別のハードウェア回路網を使用して、プログラムされたマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータと関連して機能するソフトウェアを使用して、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つ以上のDSP及び/又は1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を使用して実現されてもよいことが同業者には更に理解されるだろう。本明細書において開示する技術はプロセッサ及びプロセッサに結合されたメモリにおいて実現されてもよく、その場合、メモリは、プロセッサにより実行される場合に本明細書において説明する方法、ステップ及び機能を実行する1つ以上のプログラムを格納することが更に理解されるだろう。
以下の実施形態に対して、同一の図中符号は同一又は同様の構成要素を示すために使用される。
図1及び図3を参照して、一実施形態に係るマルチキャスト通信ネットワークノード7を説明する。マルチキャスト通信ネットワーク7は、通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノード1を備える。ネットワークノード1は、共通ソースネットワークノード4に関連付けられる(例えば、登録される)ように構成される。いくつかの例において、共通ソースネットワークノード4を共通根ネットワークノード又は単に根ノードとも呼ぶ。
ネットワークノード1は、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第1パス5を判定し且つ2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第2パス6を判定するように構成された処理部2を備える。第1パス5及び第2パス6は、互いに対して冗長性を示す。ネットワークノード1は、処理部2に接続され且つ第1パス5を介して共通ソースネットワークノード4からマルチキャストデータを受信するように構成された通信部3を更に備える。処理部2は、第1パスの障害を検出し(例えば、マルチキャストデータが第1パス5を介して通信部3により現在受信されているか(又は今後受信されるか)を判定し)且つ処理部2が障害を検出する(例えば、マルチキャストデータが第1パス5を介して現在受信されていない(又は今後受信されない)と判定する)場合に共通ソースネットワークノード4から第2パス6を介するマルチキャストデータの受信をトリガするように更に構成される。
図2及び図3を参照して、一実施形態に係る共通ソースネットワークノード4を説明する。共通ソースネットワークノード4は、上述のように通信リンクにより互いに相互接続される複数のネットワークノード1を備えるマルチキャスト通信ネットワーク7において動作可能である。マルチキャスト通信ネットワーク7は、共通ソースネットワークノード4を共有する1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを備える。
上述のように、マルチキャスト通信ネットワーク7の複数のネットワークノード1の各々に対して、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第1パス5及び2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第2パス6が割り当てられる。この場合、第1パス5及び第2パス6は互いに対して冗長性を示す。
共通ソースネットワークノード4は、共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に関連付けられる(例えば、登録される)複数のネットワークノード1の各々に各自の第1パス5を介してマルチキャストデータを送信するように構成された通信部8を備える。共通ソースネットワークノード4は、通信部8に接続され且つ通信部8が第1パスの障害(例えば、ネットワークノード1がネットワークノード1に割り当てられた第1パス5を介して共通ソースネットワークノード4からデータを受信しないこと)を示すメッセージをネットワークノード1から受信したかを判定するように構成された処理部9を更に備える。処理部9は、通信部4に共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に関連付けられる複数のネットワークノード1のうちの少なくとも1つに各自の第2パス6を介してデータを送信させるように更に構成される。
図4は、例示的な一実施形態に係る図1及び図3に示すネットワークノード1を動作させる方法を示す。第1のステップS1において、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第1パス5が判定され、2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第2パス6が判定される。第1パス5及び第2パス6は、互いに対して冗長性(例えば、最大の冗長性)を示す。
第2のステップS2において、ネットワークノード1でマルチキャストデータが第1パス5に沿って共通ソースネットワークノード4から受信される。次に、第3のステップS3において、ネットワークノード4が第1パス5の障害を検出する場合、共通ソースネットワークノード4から第2パス6に沿うマルチキャストデータの受信がネットワークノード1によりトリガされる。このトリガは、1つ以上のメッセージ、パケット、あるいは使用中のプロトコルに依存する他の何らかのシグナリングの送信を含む多くの方法で実行される。いくつかのトリガの例を以下に更に詳細に説明する。
本実施形態の利点は、第1パス5及び第2パス6が各ネットワークノード1に対して事前に(例えば、マルチキャストデータの受信に先行する構成段階において)判定されることである。従って、ネットワーク障害の場合に効率的な障害管理が可能になる(第2パス6の起動/構築にのみ時間がかかり、第2パス6の判定には時間がかからない)。
図4の実施形態に基づく変更された一実施形態において、ステップS3が省略され、マルチキャストデータ(例えば、マルチキャストパケット)が第1パス及び第2パスを同時に介して受信されるようにステップS2が変更される。その場合、受信機(及び/又は出口/エッジ)は、一方のパス(及びツリー)において各マルチキャストパケットの少なくとも1つの複製を受信する。1つの実現例において、複製は単純に削除される。代替のステップS3において、第1パス及び第2パスの一方に対して検出された障害は、何らかのメッセージ、パケット又はシグナリングにより(例えば、送信元ノードに向かう専用又は既存のメッセージ、パケット又はシグナリングを使用して)通知される。図1のネットワークノードは、変更された実施形態を実現するように適合される(必要に応じて)。
図5は、例示的な一実施形態に係る図2及び図3に示す共通ソースネットワークノード4を動作させる方法を示す。第1のステップS1において、マルチキャストデータは、共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に関連付けられる(例えば、登録される)複数のネットワークノード1の各々に各自の第1パス5を介して送信される。第2のステップS2において、共通ソースネットワークノード4が第1パス5の障害を示す(例えば、ネットワークノード1がネットワークノード1に割り当てられた第1パス5を介して共通ソースネットワークノード4からデータを受信しないという)メッセージをネットワークノード1から受信すると、データは共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に関連付けられる複数のネットワークノード1のうちの少なくとも1つに各自の第2パス6を介して送信される。
図6は、例示的な一実施形態に係る図3に示すマルチキャスト通信ネットワーク7を動作させる方法を示す。第1のステップS1において、1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーがマルチキャスト通信ネットワーク7内で判定される。1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーは共通ソースネットワークノード4を共有し、1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第1パス5及び2次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノード4にネットワークノード1を接続する第2パス6がマルチキャスト通信ネットワーク7の複数のネットワークノード1の各々にそれぞれ割り当てられる。第1パス5及び第2パス6は、互いに対して冗長性を示す。第2のステップS2において、マルチキャストデータは、共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に割り当てられる複数のネットワークノード1の各々に各自の第1パス5を介して送信される。その後、第3のステップS3において、ネットワークノード1が第1パス5の障害を検出する(例えば、データがネットワークノード1に割り当てられた第1パス5を介して現在受信されないか又は今後受信されないと判定する)場合、データは共通ソースネットワークノード4から共通ソースネットワークノード4に関連付けられる複数のネットワークノード1のうちの少なくとも1つに各自の第2パス6を介して送信される。
以下の説明において、更なる特徴及び実施形態を説明する。以下に説明する特徴及び実施形態は、図1〜図6を参照して上述した特徴及び実施形態と組み合わされてもよい。
図1〜図6を参照して上述した冗長性は、maximally redundant treesを使用して実現される(例えば、本明細書に参考として取り入れられているGabor Enyedi、Gabor Retvari、Andras Csaszar、「On Finding Maximally Redundant Trees in Strictly Linear Time」、IEEE Symposium on Computers and Communications、ISCC、Sousse、Tunisia、2009年7月を参照)。MRTは、各ネットワークノードが根ネットワークノード(本例において、「共通ソースネットワークノード」とも呼ぶ)から到達可能であり且つ根ネットワークノードから各ネットワークノードへの2つのツリーに沿う各自の2つのパスが最大限の冗長性を有するように方向付けられた有向スパニングツリーのセット(例えば、対)である(本例において、ネットワークツリー対の一方のツリーを1次ツリーと呼び、他方のツリーをバックアップツリー又は2次ツリーと呼ぶ)。MRTは、根ネットワークノードが他の全てのネットワークノードから各自の2つのパスを介して到達可能であるように、逆方向にも定義可能である。一般に、不可避のネットワークノード及びネットワークリンク(切断点及び切断辺)のみが双方のパスの一部である。従って、ネットワークを2つのネットワークに分割しない単一障害が存在する場合、根ネットワークノードは、ツリーの少なくとも一方に沿ってネットワーク内の他の各ネットワークノードに依然として到達できる。
一実施形態によると、本明細書において開示する技術は、ネットワーク障害後のネットワークにおけるマルチキャストコンテンツパケットの転送を持続するためにネットワーク内のMRTに依存する。MRTは、各ネットワークノード(ネットワークノード1等)が2つのパス(一方のパスがネットワークツリー対の一方(1次ネットワークツリー)を通り且つ他方のパスがネットワークツリー対の他方(2次ネットワークツリー)を通る)を介して共通根ノードから到達可能であり且つ2つのネットワークツリーに沿う2つのパスのネットワークノード及びネットワークリンク(ネットワークリンクは、ネットワークノードを互いに結合する)が可能な限り重複しない(不可避な切断点及び切断辺のみが双方のパスに含まれる)ように方向付けられた共通根ノード(例えば、共通ソースネットワークノード4)を有する有向スパニングネットワークツリーのセットである。
MRT対の一実施形態を図7に示す。図7において、マルチキャスト通信ネットワークのMRTは、通信リンク72により互いに結合される複数のネットワークノード1と、本明細書中で「r」で示す共通ソースネットワークノード(「根」)4とを備えると示される。実線矢印は1次ネットワークツリーの部分を示し、破線矢印は2次ネットワークツリーの部分を示す。例えば、1次ネットワークツリーの部分70は共通ソースネットワークノードrからネットワークノードfへの第1パスを形成し、2次ネットワークツリーの部分71は共通ソースネットワークノードrからネットワークノードfへの第2パスを形成する。本例において、共通ソースネットワークノードrからネットワークノードfへの2つのパスは、不可避な切断点であるネットワークノードc以外のノードが重複しない。
従来の通信システムにおける例示的なPIM−SMの実現例は最短パスツリーに沿うJOINパケット及びPRUNEパケットの転送に依存するが、PIM−SMに依存する一実施形態によると、最短パスツリーは冗長性ツリー対の一方のツリー、すなわち1次ツリーに置換される。このように、ネットワーク障害時、障害が理論上修復可能である場合、動作が保証される冗長性ツリー対の2次ツリーに迅速にアクセスできる。
障害後の2次ツリーへのアクセスは、好適な障害回復反応時間に依存して、複数の方法で実行可能である。
例えば一実施形態において、ネットワーク7は回復モードで動作される。これは、ネットワークノード1がマルチキャストツリーへの接続の切断(例えば、パス障害)を検出した後、ネットワークノード1が2次ツリーにおいてルーティングされるPIM JOINメッセージ又は同様の起動メッセージを送信することにより2次ツリーへの参加を開始することを意味する。従来の手法において、PIMが最初にユニキャストルーティングの収束を待つ必要があるため、PIMを用いるマルチキャストストリームの回復は相対的に遅い。それに対して、本実施形態によると、2次ツリーが事前に計算されていて即座に使用可能であるため、待機時間がない。
一実施形態によると、障害回復時間を更に節約するために、ネットワーク7は、標準的なJOINパケット処理方法により生じる収束遅延を回避するために単純な保護モードで動作される。保護モードにおいて、各ネットワーク1に対して、対応する1次ツリー及びバックアップツリーの双方が事前に構築され、マルチキャストグループに参加するルータ(又は他の何らかのネットワークノード)は双方のツリーに沿ってJOINパケットを送信する。
2次ツリーは、共通ソースネットワークノードにより1次ツリーに沿って送信されたトラフィックが有する送信元アドレス(1次IP送信元アドレス)と異なる送信元アドレス(2次IP送信元アドレス)を共通ソースネットワークノード4により2次ツリーに沿って送信されたトラフィックが有するように構成される。そのようなツリーを(S,G)ツリーとも呼ぶ。(基本的な)PIM(IPマルチキャスト)は、2種類のツリー、すなわち(*,G)ツリー及び(S,G)ツリーを使用できる。この場合、Sは送信元アドレスを意味し、Gはグループアドレスを意味する(後者はIPパケットの宛先アドレスであるが、マルチキャストの場合は単一の宛先が存在せずにグループが存在するため、この名称が使用される)。ルータ(ネットワークノード1の一実施形態)がマルチキャストパケットを取得する場合、これは自身のデータベースにおいて送信元アドレス及びグループアドレスの双方が一致する(S,G)エントリを見つけようとする。そのようなエントリを見つけた場合、ルータは当該エントリに対してパケットを転送する。そのようなエントリが存在しない場合、ルータは(*,G)エントリを見つけようとする。この場合、「*」は全ての残りの送信元に一致することを意味する。そのような(*,G)ツリーはランデブーポイントを根とし、当該ツリーに沿って転送されたパケットは、ユニキャスト転送を用いて最初にランデブーポイントに送信される(例えば、基本的なPIMのみが使用可能である場合)。
このように、1次トラフィック及びバックアップトラフィックは互いに容易に区別可能である。障害がない状況において、共通ソースネットワークノード4は1次ツリーのみに沿ってトラフィックを送信する必要がある。しかし、障害が存在する場合、トラフィックを失った宛先はそのことを2次ツリーに沿って即座に示し、2次ツリーに沿うトラフィックを更に起動する。一実施形態によると、共通ソースネットワークノード4の転送プレーンはそのような起動パケットを即座に処理でき、障害迂回時間が短縮される。
単純な保護モードにおいて、1次ツリー及び2次ツリーの双方からトラフィックを取得する複数のネットワークノード1が存在する場合がある。この追加負荷は、復元により新しいトポロジに従ってネットワーク7が再構成される短時間しか存在しないが、特定の実現例ではこの追加負荷を回避することが望まれる。
追加負荷を回避するために、ネットワーク7は高度な保護モードで動作される。高度な保護モードにおいて、2次ツリーはデータプレーンにおいてインストール(構築)されるだけで、有効ではない。障害の場合、2次ツリーを起動することができる(例えば、2次ツリーに沿って上向きに送信される単一パケットを用いて)。各データプレーン要素(ネットワークノード1)は、JOINメッセージの更に複雑な処理による遅延を伴わずに2次ツリーのブロックを即座に除去できる。当然、そのような技術は、送信元ネットワークノード4に加えて、2次パスに沿って分布する全てのネットワークノード1に沿うデータプレーン処理を必要とする。
双方の保護モードにより、高速再ルーティング技術の一般的な条件である50ms以下の期間で障害迂回を実行できる。
共通ソースネットワークノード4からマルチキャストコンテンツを受信するマルチキャストグループに参加するために、ネットワークノード1は共通ソースネットワークノード4に登録するか又は関連付けられる必要がある。一実施形態によると、マルチキャストグループへの参加はPIM−SMと同様に行われる。共通ソースネットワークノードに到達するために最短パスツリーの代わりに冗長性ネットワークツリー対の1次冗長性ツリーが使用される点のみが異なる。すなわち、JOINメッセージは、単純なPIMのように(逆)最短パスに沿ってルーティングされるのではなく、計算された冗長性ツリー(例えば、MRT)対の一方である1次ツリーに沿ってルーティングされる。計算されたネットワークツリー対の各ネットワークツリーが1次ツリーとして選択されてもよいが、この選択は、各ネットワークノード1において、計算されたネットワークツリー対のうちの同一のツリーが1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーとして選択される点において一貫性を有する。
JOINパケットをルーティングするために使用されるMRIBテーブルは、それに列挙されるルーティングパスが従来の手法において一般的であるように逆ユニキャスト最短パスを反映するのではなく、冗長性ツリー(1次ツリー及び2次ツリー)を反映するように構築される。例えば図7に示す実施形態において、ネットワークノードfは、パスf−c−b−a−r(ネットワークノードfに対する第1パス)を使用することにより、共通ソースネットワークノードrにより配信されるマルチキャストコンテンツに参加する。
1次/2次冗長性ツリーに沿う一貫性のあるパケット転送を保証するために、一般に、全く同一の2つの1次/2次冗長性ツリーが各ネットワークノードにおいて計算される必要がある。例えば1次/2次冗長性ツリーを計算するために、バックグラウンドで実行中であり且つトポロジ全体を探すリンク状態ルーティング機構(OSPF又はIS−IS等)を使用することができる(例えばアルゴリズムがタイブレークを必要とする場合、可能なルータIDのうちで最小のIDを有するノードを常に選択する)。冗長性ツリー対の計算は、最短パスを検索する場合とほぼ同一の複雑さで実行可能である。例えばGabor Enyedi、Gabor Retvari、Andras Csaszar、「On Finding Maximally Redundant Trees in Strictly Linear Time」、IEEE Symposium on Computers and Communications、ISCC、Sousse、Tunisia、2009年7月を参照。
障害が発生する場合、これは検出される必要があり、再ルーティング処理が実行される必要がある。
共通ソースネットワークノード4から宛先ネットワークノード1へのパスに沿って障害が存在することの検出は、パスの一部であるラストホップルータによりfast hello−likeプロトコルを使用して実現される。例えば小さい「ハートビート」パケット(又は、更に一般的にハートビート信号)が共通ソースネットワークノード4から宛先ネットワークノード1に一定の速度で送信される。これらのパケットは、マルチキャストデータストリーム自体と同一のマルチキャスト宛先アドレスを使用して転送される(マルチキャストツリーに沿って)。そのようなハートビートの損失は、2次ツリーへの変更が必要であることを示す。
通常、OSPF、IS−IS又はBFDにおいて使用されるようなHello−likeプロトコルは、ハートビートパケットが事前に設定された時間間隔内に受信されなかった場合に障害が存在すると判断する。例えばハートビートパケットが共通ソースネットワークノード4から宛先ネットワークノード1に5ms間隔で送信される場合であってラストホップルータが直近15msにハートビートを受信しなかった場合、ラストホップルータは1次ツリーに障害が発生したと判断し、2次ツリーを介する再接続を開始する。OSPF、IS−IS又はBFDにより使用される双方向に送信されるハートビートパケットと異なり、一実施形態によると、ハートビートパケットは一方向のみに送信される(通常、送信元ネットワークノード4は障害が発生したことを自身で学習しない)。この場合、ハートビートはマルチキャスト共通ソースネットワークノード4から宛先に送信されるにすぎない。
あるいは、ネットワーク7において常に大量のマルチキャストトラフィックが存在し、これが障害の不在をシグナリングする場合、ハートビートデータパケットは使用されない。その場合、トラフィックのパケットがハートビートとして使用される。ハートビートは、マルチキャストグループに送信された何らかのパケットの受信を意味する。
以下において、回復モードにおける再ルーティング機構を説明する。
回復モードにおいて、ラストホップネットワークノード1(例えば、ルータ)は、ハートビートパケットが予想通り受信されないことを検出するとすぐに、1次ツリーに沿うパスが切断したと仮定する。ネットワーク7を2つのネットワークに分割しない単一障害(ノード、リンク又は単一のSRLG)が発生したと仮定すると、冗長性ツリー(MRT)対の他方のツリーに沿うパスは正常である。このように、ユニキャストの収束を待つ必要がなく(PIM−SMはその必要がある)、宛先ネットワークノード1は事前に計算された2次ツリーに沿ってJOINパケットを即座に送信できる。単純なJOINパケットは容易に処理可能であるため、最適化された実現例を用いる場合、この再参加には過度に長い時間がかからない。すなわち、迅速な回復が保証される。この機構を図8に示す。ステップS1において、通常の動作ではシステムは障害がない状態である。ステップS2において、ハートビートが損失した(共通ソースネットワークノードに登録されたネットワークノードにおいてハートビートパケットが受信されない)場合、JOINメッセージが2次ツリーを介して共通ソースネットワークノードに送信される。ステップS3において、2次ツリーを介する共通ソースネットワークノード4へのJOINメッセージの送信が成功したかが判定される。成功したと判定される場合、ステップS5において、ハートビートパケットが2次ツリーを介してネットワークノード4に送信され、ステップS6に示す単一障害状態に到達する。成功しなかったと判定される場合、示すようにステップS4において多重障害状態に到達する。
以下において、回復モードにおける全体的な障害迂回時間が十分に短縮されない場合に使用される単純な保護モードにおける再ルーティング機構を説明する。
例えば宛先ネットワークノード1から共通ソースネットワークノード4にルーティングされるメッセージ(JOINメッセージ又はPRUNEメッセージ等)において新規のフラグを使用するか(例えば、0が1次ツリーを意味し且つ1が2次ツリーを意味するTreeIDフラグ)、あるいは例えば他の場合ならJOINメッセージと同一である新しい種類のPIMメッセージを使用することにより、ネットワークツリー対の2つのネットワークツリーは区別される。
これらの手法はいずれも対応する通信プロトコルの変更を必要とするため、更なる手法が使用されてもよい。すなわち、保護送信元及びランデブーポイントの各々に追加のIPアドレスが割り当てられてもよい。保護送信元は、トラフィックが保護される送信元ノード4(マルチキャストツリーを有する)を意味する。マルチキャスト通信ネットワーク7の全てのマルチキャストツリーを保護する必要はないが、マルチキャストツリーが保護される場合、JOINメッセージはMRTの双方に沿って送信される必要がある。そのため、これらのネットワークノードは2つのIPアドレスを有する必要があるが(プロトコルの変更が回避される場合)、保護される必要のないマルチキャスト送信元は1つのIPアドレスのみを有する。この追加のアドレスにより、メッセージの特別なルーティングが可能になり、すなわち、ツリー対の1次ツリー又は2次ツリーに沿ってツリーの上向きにメッセージを選択転送できる。追加のIPアドレスは通常は自律システム(AS)の外部では不要であるため、共通ソースネットワークノード4又は他のノードの各々にそのようなIPアドレスを割り当てることは容易である。そのため、プライベートアドレス空間の要素すら使用できる(例えば、192.168.0.0/16又は10.0.0.0/8)。前述のように、異なるIPアドレスを使用することは、ツリー対の1次ツリー又は2次ツリーに沿ってツリーの上向きにメッセージ(ユニキャスト制御メッセージ)を選択転送するために望ましい。共通ソースネットワークノード4から下向きにマルチキャストコンテンツを転送する場合、マルチキャストグループに対して単一のマルチキャストIPアドレスで十分である。
図9及び図10は、宛先ネットワークノード1から共通ソースネットワークノード4までのユニキャスト制御メッセージ(JOINメッセージ又はPRUNEメッセージ等)のルーティングがMRIBテーブルを使用して処理される方法の例を示す。
図9において、従来の手法を示す。ネットワークノードにおいて、テーブル90が格納される。通常、エントリ91は逆最短パスを表し、ユニキャストルーティング機構に基づいて導出される。例えばメッセージがネットワークノード1から「S1」で示す共通ソースネットワークノード4に送信される必要のある場合、ネットワークノード1はエントリ「NextHop1」で示すネットワークノード1にユニキャスト制御メッセージをルーティングする。このパスをブロックするネットワーク障害の場合、即座に反応できない。
それに対して、図10において一実施形態を示す。宛先ネットワークノード1において、テーブル100が格納される。エントリ101は1次ツリーを介する異なる共通ソースネットワークノード4への第1パスを表し、エントリ102は障害の場合に使用される2次ツリーを介する共通ソースネットワークノード4への第2パスを表す。例えば障害がない状態において、宛先ネットワークノード1から「S1」で示す共通ソースネットワークノード4に送信される必要のあるユニキャスト制御メッセージは、エントリ「NextHop1」で示すネットワークノードにルーティングされる(第1パス)。このパスをブロックするネットワーク障害の場合、ネットワークノード1から「S1」で示す共通ソースネットワークノード4に送信される必要のあるユニキャスト制御メッセージはエントリ「NextHop2」で示すネットワークノードにルーティングされる(第2パス)。
また、デフォルトツリー(1次ツリー)に沿って送信されるパケットとバックアップツリー(2次ツリー)に沿って転送されるパケットとを区別しないと転送ループが形成されるため、これらのパケットを区別することが望ましい。パケットは送信元IPアドレスフィールドにバックアップIPを有する限りバックアップ(2次)ツリーに属するインタフェースを介して送信されるため、上述のように各保護送信元に2つのIPアドレスを割り当てる場合、区別は容易に実現される。マルチキャスト転送が通常はグループアドレス及び送信元アドレスの双方に基づくため、この解決策は転送プレーンにおける変更が不要である。また、これはPIM−SMの自然な挙動である。(S1,G1)ツリーへの参加は(S2,G1)ツリーと異なるマルチキャストツリーを表すため、異なるマルチキャスト転送エントリが(S1,G1)及び(S1Backup,G1)に対してインストールされる。前述のように、ネットワークノード1におけるマルチキャスト転送データベースは(S,G)エントリ及び(*,G)エントリを含む。(S1,G1)エントリ及び(S2,G1)エントリが使用可能である場合、同一の宛先アドレス(グループアドレス)を有するIPデータパケットはそれらが含む送信元アドレスに依存して異なる方法で転送される。送信元アドレスがS1に一致する場合は第1のエントリが使用され、送信元アドレスがS2に一致する場合は第2のエントリが使用される。それらのどちらにも一致しない場合、(*,G1)エントリが存在する場合はIPデータパケットは(*,G1)エントリを使用し、一致するエントリが全く見つからない場合はIPデータパケットは削除される。
尚、追加のIPアドレスはIPネットワークの場合にのみ使用される。一般に、パケットの転送先を記述する「ラベル」が使用され、2つのツリーを記述するために宛先毎に2つのラベルが使用される。
IPネットワークが使用される場合、ラベルは送信元及びグループの(S,G)対であり、2つのラベルを取得するために、2つの異なるIPアドレスが送信元に割り当てられる(2つの異なるSが選択される)。あるいは、2つの異なるGを2つのツリーに割り当てることも可能である。更に、例えばmLDPが使用される場合、そのようなアドレスは存在せずにラベルのみが存在する。従って、2つのラベルは各ノードにおいてツリーにローカルに割り当てられる(MPLSはグローバルラベルを使用しないが、パケットを転送する前にそれらを交換する)。
共通ソースネットワークノード4におけるアドレス変換が使用されてもよい。アドレス変換に関連する追加負荷を回避する場合、データパケットの入力インタフェースが考慮される。入力インタフェースは1つのネットワークツリーのみに属するため、ネットワークツリーを判定できる。入力インタフェースが逆パス転送(RPF)チェックのために各マルチキャストルーティングエントリに対して既に考慮されている場合、別のインタフェースIDを格納することが可能であり、データパケットが受信されたツリーの識別は単純な比較を用いて実現可能である。更に、インタフェースリストは出力インタフェースに対するエントリ毎に更に提供(例えば、格納)されてもよく、これにより、バックアップツリー(2次ツリー)のインタフェースを当該リストの末尾に単純に追加することができる。バックアップリストの先頭が既知である場合、それらのインタフェースを列挙することは容易である。
本実施形態又は別の実施形態において、切断辺(共通ソースネットワークノードに向かう唯一の接続性を提供するリンク)がネットワーク7内に存在するコーナーケースが存在する場合があり、当該リンクに沿ってパケットを受信するノード1は1次ツリーが使用されたか又は2次ツリーが使用されたかを判定できない。この例を図12に示す。以下に説明する切断辺の処理の欠点がオペレータにとって許容できないものである場合、IPレベルの切断辺は下層のネットワーク層(イーサネットVLAN、2つのMPLS SLP又は光学光路)により容易に除去可能である。
図12に示す実施形態において、切断辺がネットワーク1200内に存在する。共通ソースネットワークノードsはネットワークノードxを有する2つのエッジが接続された構成要素内に存在し、他方の構成要素はネットワークノードyを介して接続する。
図12に示す実施形態において、sからネットワークノードxを切り離す障害が存在する場合、他方の構成要素内の全ての宛先がそれを検出し、バックアップツリー(必ずリンクx−yを再利用する)を使用して再参加する。しかし、他方の構成要素において障害が存在した場合、ノードxはネットワークツリーに沿って各パケットを受信する。双方のネットワークツリーのトラフィックをリンクx−yに転送した結果、ネットワークノードy(及びネットワークノードyからトラフィックを受信する全てのネットワークノード)においてパケットが重複する。これは回避されるべきである。この種の重複は各切断辺において繰り返され、それによりトラフィックが切断辺の数に対して指数関数的に増加する。ネットワークノードxがハートビートの損失を検出せず(中間ネットワークノードであるため)且つ障害が存在する場合でもトラフィックが切断辺を通過する必要があるため、2次ネットワークツリーのトラフィックのみが切断辺を通って送信される。いくつかのネットワークノードが2次ツリーに沿うネットワークノードyとの接続を失う場合があるため、当然、ネットワークノードyにおいて受信されたトラフィックは全ての有効リンク(1次ツリー及びバックアップツリーの双方における)に沿って転送される必要がある。従って、いくつかの宛先が一部のパケットを2回受信する場合があり(しかし、3回以上受信しない)、それらはアプリケーションにより処理される(例えば、専用の廃棄動作により)。
ネットワーク7内に切断辺を有する別の影響は、ネットワークツリーのトラフィックのみが転送される場合、障害がネットワークノードyを含む構成要素内に存在する場合でも全てのネットワークノードがハートビートを損失することを意味することである。しかし、ネットワークノードは最小限のトラフィック中断で即座に保護パスに切り替わるため、これは通常は重大な問題ではない。
前述のように、回復モードにおいて、2次ツリーは事前に計算されるが事前に構築されない。いくつかの宛先ネットワークノード1(ルータ等)に対して、制御プレーンが関係する必要があるため、マルチキャストツリーを構築するJOINパケット等のメッセージパケットの処理時間が過度に長い場合がある。このように、マルチキャストルーティングの収束を待つ必要がない場合でも、障害後の再ルーティングは過度に長くなる。この問題を回避するために、1次パスに加えて2次パスが更に事前に構築される。すなわち、この問題を回避する1つの可能な方法は、双方のネットワークツリーを同時に構築することである(単純な保護モード)。例えばマルチキャストグループに参加するために待機している宛先は、双方のツリーにおいて通常のJOINメッセージを送信する。1次ツリーに対するJOINメッセージは共通ソースネットワークノード4の(「通常」、1次)アドレスに送信され(図10のS1のように)、2次/バックアップツリーに対するJOINメッセージは共通ソースネットワークノード4のバックアップ(2次)アドレスに送信される(図10のS1Backupのように)。
障害が存在しない場合、共通ソースネットワークノード4は自身の1次アドレスのみを使用してトラフィックを送信する。従って、トラフィックは2次ツリー上に存在せず、すなわち、共通ソースネットワークノード4は自身の2次アドレスを使用してトラフィックを送信しない。
しかし、障害が発生する場合、宛先ネットワークノード1の形態であるエンドポイントはハートビートパケットの損失により障害を検出し、バックアップツリーに沿って共通ソースネットワークノード4に起動メッセージを送信する。起動メッセージを受信すると、共通ソースネットワークノード4は双方のツリーにおいて同一トラフィックの送信を開始する。
バックアップツリーのみの使用では不十分であり、トラフィックは双方のツリーに沿って同時に送信される必要がある。MRTは、各宛先ネットワークノード1がツリーの少なくとも一方に沿って到達可能な状態を維持することのみを保証し、それらが一般に第2のツリーに沿って到達可能な状態を維持することを保証しない。従って、障害により2次ツリーに沿う接続を失う宛先ネットワークノード1が存在する場合がある。その場合、1次ツリーに沿うそれらのパスは正常なままであり、それらのノード1は障害を検出すらしない。
本実施形態の利点は、ネットワークツリーに沿う宛先ネットワークノード1(ルータ等)の転送プレーンを変更する必要がないことである。しかし、共通ソースネットワークノード4の転送プレーンにおける何らかの変更は依然として行われる。共通ソースネットワークノード4は、バックアップツリーも使用される必要があることを示す起動パケットを処理する必要がある(十分に適切な反応時間を保証するために、制御プレーンは関係するべきでない)。
双方のツリーが使用される間、中間ネットワークノード1(ルータ等)は双方のネットワークツリーにおいてパケットを転送する必要がある。これは、ネットワークにおける追加トラフィックを意味する。この追加トラフィックが短時間しか生じない場合でも、グローバルIGP再構成が行われる間はこれにより輻輳が生じる。
障害中に双方のネットワークツリーに沿ってマルチキャストストリームのパケットを同時に送信することの欠点は、高度な保護モードを使用することにより軽減される。高度な保護モードにおいて、マルチキャストツリーを確立する場合、ネットワークノード1は従来のメッセージ(JOINパケット等)を使用して1次ツリーに参加し、2次ツリーに沿って特別なメッセージ(JOINパケット等)を使用する。2次ツリーに沿って特別なメッセージを使用することにより、その場合に処理するネットワークノード1に対して、パスの作成のみを行い(認証及び同様のタスクを行って)出力インタフェースを「ブロック」する必要があることがシグナリングされる。このブロックが有効である間、マルチキャストグループに属するパケットは当該インタフェースを介して送信されない。
特別なメッセージ(例えば、JOINパケット)は異なる方法で実現可能である。これは、内容はJOINパケットと同一であるが違いが種類により反映される例えば「ブロックJOIN」パケットである新規の種類のPIMパケットであってもよく、あるいは、出力インタフェースが更なる通知までブロックされる必要があることを示すフラグを含む通常のJOINメッセージであってもよい。
高度な保護モードにおいて、ラストホップネットワークノード1が1次ツリーにおけるハートビートの損失を検出する場合、2次ツリー上で上向きに起動パケットを送信し、それにより、起動パケットが送信される際に沿うパスにおいてブロックが除去される。ブロックは、例えばこの起動パケットが例えば図10に示すMRIBテーブルのエントリに従って下流のノード(ルータ)から2次ツリーを介して受信される場合に除去される。
適切な反応時間を保証するために、起動メッセージは各ホップ(ネットワークノード1)においてデータプレーンで転送及び処理される。すなわち、データプレーン処理は、各マルチキャストグループに対するMFIB内の「ブロック」フラグを「ブロック除去」に設定できる。更に、起動メッセージ(障害指示パケット)の迅速な転送を容易にするために、ユニキャストFIBは2次ツリーに対するルーティング情報を含む必要がある。これを実現する最も容易な方法は、この場合も、保護された共通ソースネットワークノード4及びランデブーポイントの各々に対して追加のIPアドレスを使用し、アドレスが2次ツリー上で共通ソースネットワークノード4に向かうネクストホップ情報を反映する転送エントリを使用することである。
共通ソースネットワークノードが2次IPアドレスを有さない場合、起動パケットは、2次ツリーに沿って転送するために認識され、1次ツリーに沿って転送するためにも認識される場合がある。全てのルータのデータプレーンが当該データパケットを処理する必要があるため、これは既に解決済みの問題である。
起動パケットは到達するルータ(ネットワークノード1)により転送及び処理される必要があるため特別なパケットであり、それらのルータは起動パケットのパスに沿ってブロックを除去できる。
高度な保護モードの例を図11に示す。図11において、ネットワークノードcが共通ソースネットワークノードrに参加したいと仮定する。JOINパケットは、MRIBテーブルに格納される(1次)パスc−b−a−rを介して、ネットワークノードcから1次ツリーに沿って共通ソースネットワークノードrに送信される。更に、ブロックJOINパケットは、2次ツリー、すなわちパスc−d−e−rに沿って送信される(例えば、PIMデーモンを使用して)。このブロックJOINパケットは、共通ソースネットワークノードrからネットワークノードcにデータパケットを伝送しないように当該パスに沿うインタフェースをブロックさせる点で従来のJOINパケットと異なる。
障害がない状況の場合、共通ソースネットワークノードrは、図7に示すように、ノードcにマルチキャストコンテンツを転送するために1次ツリー(セグメント70)を使用する。障害が存在して1次パスが切断する場合(例えば、ネットワークノードaに障害が発生すると仮定する)、ネットワークノードcはハートビートの損失(制御データパケットの損失)を検出し、共通ソースネットワークノードrの2次IP宛先アドレスを含む特別なユニキャスト起動パケットを送信する。この特別な宛先アドレスは、2次ツリーに沿う上向きのルーティングを反映するFIBエントリに対応する。特別なユニキャスト起動パケットの転送により接続されたルータ(ネットワークノード)は当該パケットを転送した後に自身のインタフェースのブロックを除去し、代替(2次)パスが有効になる。すなわち、特別なユニキャスト起動パケットは、その送信先である共通ソースネットワークノードrによってのみ処理されるのではなく、パスc−d−e−rに沿う全てのネットワークノードにより更に処理される。すなわち、パスに沿うルータはパケットを転送及び処理する。
これらのパケットは、それらの送信先であるマルチキャスト共通ソースネットワークノードにより処理されるだけでなく、パスに沿う全てのネットワークノードにより更に処理される。パスに沿うルータはデータパケットを転送及び処理する。
2次パスに沿うブロックは制御プレーンが関係せずに除去可能である必要があるため、それらのブロックを除去する特別なユニキャスト起動パケットは容易に認識可能である必要がある。従って、例えば(特別な)既知の宛先ポートアドレスを有するUDPパケットが使用される。
マルチキャストグループからの離脱は、PRUNEパケットが有効なツリーに沿って転送される点を除いて、従来のPIM−SMと同一の方法で実行される(ブロックされたツリー及びブロックされていないツリーの双方に沿う)。更に、PIMと同様に何らかのタイムアウトが適用されることにより、接続を維持するJOINパケットが時間内に受信されない場合にネットワークノードはツリーから除去される。
単一障害の場合、接続を失った宛先は、2次ツリーを使用してマルチキャストグループに即座に再参加する。しかし、遅かれ早かれ、別の障害に備えて、障害により生じた新規のトポロジに対する新規の冗長性ツリー(MRT)を計算するのが有利である。当然、この再構成が別のトラフィック停止を引き起こしてはならない。
単一障害の後に再構成が行われる場合、接続は各宛先において安定する。これは、各宛先がデフォルトツリー又はバックアップツリーのいずれかに沿って送信元に接続されることを意味する。メーク・ビフォア・ブレークの原理が適用可能である。従って、全ての宛先が第1段階において全く問題なく他方のツリーを再構築することが可能である。各ネットワークノード1が第1段階の用意ができている場合(しばらく後に)、それらは新しく構築されたツリーに変更でき、必要に応じて他方のツリーを再構成できる(これは第2段階である)。第2段階の用意ができた場合、2次ツリーに沿ってトラフィックを受信するネットワークノード1は最終的にデフォルトのツリーに切り替え、再構成を終了する。
リスク共有リンクグループ(SRLG)はリンクのセットであり、通常は共に障害が発生する。何らかの可能なSRLGに対する保護はNP完全であるため、通常は冗長性ツリーと共に提供できない。しかし、最も一般的な2種類のSRLGは保護可能である。共通ルータに接続されたリンク(例えば、同一のラインカードに接続されたリンク)により形成される「ローカルSRLG」の場合、それらをノード障害として処理できるため、実施形態は適している。
LANはSRLGの別の重要な送信元である。冗長性ツリー(MRT)計算機構がLANを疑似ノードと見なす場合、それらは同様に容易に処理可能である。当然、ネクストホップが疑似ノードである場合、当該ノードをIP転送テーブルに入力できない。この場合、ネクスト・ネクストホップが必要とされるが、ツリー全体が計算されるため、これは問題でない。
実施形態から明らかになったように、本明細書において提示する技術は種々の利点を提供する。回復モードを使用する再構成は、ユニキャストルーティングの収束を待つ必要がないため、どんな単一障害の場合も従来のPIM−SMを使用する場合よりはるかに高速である。保護モードを使用する場合、パスはいずれかの方法で事前に構築され、バックアップツリーの起動は高速再ルーティングの収束限界である504msをはるかに下回ると予想される。単純な保護モードは、中間ネットワークノードが新しい種類の起動パケットをサポートする必要がなく、ラストホップルータ及びファーストホップ(送信元)ルータのみがそれを認識する必要があるという更なる利点を有する。別の利点は、データプレーンにおける提案した機構の実現(低レベルのプログラミングを必要とするため、困難なタスクであると考えられることが多い)が非常に容易であることである。更に、同様の利点により、本明細書において提示する教示がmLDPにおいて実現されることが理解されるだろう。
本明細書において提示する教示を例示的な実施形態に関して説明したが、この説明は例示するためのものに過ぎないことが理解されるべきである。従って、本発明は本明細書に添付する特許請求の範囲の範囲によってのみ限定されることが意図される。

Claims (23)

  1. 通信リンクにより互いに接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードであって、共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記ネットワークノードを動作させる方法であって、
    1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第1パスを判定し、かつ、2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第2パスを判定するステップであって、前記第1パス及び前記第2パスは、互いに相手に対して冗長性を示す、ステップと、
    前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    前記ネットワークノードが前記第1パスの障害を検出すると、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介してのマルチキャストデータの受信をトリガするステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1パス及び前記第2パスは、互いに相手に対して最大限の冗長性を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワークノードは、前記1次ネットワークツリー及び前記2次ネットワークツリーをそれぞれ判定する計算処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ネットワークノードが障害を検出すると、障害メッセージが前記ネットワークノードから前記第2パスを介して前記共通ソースネットワークノードに向けて送信されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 障害を検出するために、
    前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してシグナリングを受信したかをチェックする処理と、
    前記ネットワークノードがシグナリングを予想通りに受信しないと、障害を検出する処理と、
    を実行することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記ネットワークノードは、前記1次ネットワークツリーに割り当てられた1次送信元IPアドレスと、前記2次ネットワークツリーに割り当てられた2次送信元IPアドレスと、を保持し、
    前記ネットワークノードから他のネットワークノードに前記1次ネットワークツリーを介してIPデータパケットを転送する場合、転送前に前記1次送信元IPアドレスを前記IPデータパケットに追加し、
    前記ネットワークノードから前記他のネットワークノードに前記2次ネットワークツリーを介してIPデータパケットを転送する場合、転送前に前記2次送信元IPアドレスを前記IPデータパケットに追加する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1パスは、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第1パスを介して起動メッセージを送信することにより起動されることと、
    前記第2パスは、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して起動メッセージを送信することにより起動されることとの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第1パスを介して起動メッセージを送信することにより、前記ネットワークノードと前記共通ソースネットワークノードとを関連付けるステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに該起動メッセージを送信した後に、前記ネットワークノードが、前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    前記ネットワークノードが前記第1パスの障害を検出すると、前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して起動メッセージを送信するステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに該起動メッセージを送信した後に、前記ネットワークノードが、前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して前記起動メッセージを送信した後、前記ネットワークノードは、前記第1パス及び前記第2パスを同時に介してマルチキャストデータを受信することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第1パスを介してパス構築メッセージを送信し、かつ、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介してパス構築メッセージを送信することにより、前記ネットワークノードと前記共通ソースネットワークノードとを関連付けるステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに該パス構築メッセージを送信した後、前記ネットワークノードが、前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    前記ネットワークノードが前記第1パスの障害を検出すると、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して起動メッセージを送信するステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに該起動メッセージを送信した後、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して前記起動メッセージを送信した後、前記ネットワークノードは、前記共通ソースネットワークノードから前記第1パス及び前記第2パスを同時に介してマルチキャストデータを受信することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第1パスを介して第1の種類のパス構築メッセージを送信し、かつ、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して第2の種類のパス構築メッセージを送信することにより前記ネットワークノードと前記共通ソースネットワークノードとを関連付けるステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに前記第1の種類の前記パス構築メッセージを送信した後、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    前記ネットワークノードが前記第1パスの障害を検出すると、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに前記第2パスを介して起動メッセージを送信するステップと、
    前記共通ソースネットワークノードに前記起動メッセージを送信した後、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  13. 前記第1の種類の前記パス構築メッセージは前記第1パスを起動し、
    前記第2の種類の前記パス構築メッセージは前記第2パスを起動するが、前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介しての前記ネットワークノードへのデータ送信は事前にブロックされ、
    前記事前のブロックは、前記起動メッセージが前記ネットワークノードから前記共通ソースネットワークノードに送信されると停止されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1パスの障害を検出した後に、前記マルチキャスト通信ネットワーク内の新規の1次ネットワークツリー及び新規の2次ネットワークツリーを判定するステップであって、前記新規の1次ネットワークツリー及び前記新規の2次ネットワークツリーは、前記共通ソースネットワークノードを共有し、前記新規の1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する新規の第1パス及び前記新規の2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する新規の第2パスが前記ネットワークノードに割り当てられ、前記新規の第1パス及び前記新規の第2パスは、互いに相手に対して冗長性を示す、ステップと、
    前記新規の1次ネットワークツリー及び前記新規の2次ネットワークツリーを判定した後、前記ネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードから前記新規の第1パスを介してデータを受信するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
  15. 通信リンクにより互いに接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークの共通ソースネットワークノードを動作させる方法であって、
    前記マルチキャスト通信ネットワークは、前記共通ソースネットワークノードを共有する1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを有し、前記マルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードのそれぞれに、前記1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第1パス及び前記2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第2パスがそれぞれ割り当てられ、前記第1パス及び前記第2パスが互いに相手に対して冗長性を示し、
    前記方法は、
    前記共通ソースネットワークノードが前記共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記複数のネットワークノードのそれぞれに、対応する前記第1パスを介してマルチキャストデータを送信するステップと、
    前記共通ソースネットワークノードがネットワークノードに割り当てられた前記第1パスの障害を示すメッセージを前記ネットワークノードから受信すると、前記共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記複数のネットワークノードのうちの少なくとも1つに、対応する前記第2パスを介してデータを送信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  16. 通信リンクにより互いに接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークを動作させる方法であって、
    前記マルチキャスト通信ネットワーク内の1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを判定するステップであって、前記1次ネットワークツリー及び前記2次ネットワークツリーは共通ソースネットワークノードを共有し、前記マルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードのそれぞれに、前記1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第1パス及び前記2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第2パスがそれぞれ割り当てられ、前記第1パス及び前記第2パスは、互いに相手に対して冗長性を示す、ステップと、
    前記共通ソースネットワークノードが、前記共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記複数のネットワークノードのそれぞれに、対応する前記第1パスを介してマルチキャストデータを送信するステップと、
    ネットワークノードが該ネットワークノードに割り当てられた前記第1パスの障害を検出すると、前記共通ソースネットワークノードが前記ネットワークノードに、対応する前記第2パスを介してデータを送信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  17. 1つ以上のコンピュータで実行されると、前記1つ以上のコンピュータに請求項1から16のいずれか1項に記載の各ステップを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. コンピュータ可読記録媒体に保持されていることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  19. 通信リンクにより互いに接続される複数のマルチキャスト通信ネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのマルチキャスト通信ネットワークノードであり、共通ソースネットワークノードに関連付けられるように構成される前記マルチキャスト通信ネットワークノードであって、
    1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記マルチキャスト通信ネットワークノードを接続する第1パスを判定し、かつ、2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記マルチキャスト通信ネットワークノードを接続する第2パスを判定するように構成され、前記第1パス及び前記第2パスは互いに相手に対して冗長性を示し、
    前記マルチキャスト通信ネットワークノードは、
    前記共通ソースネットワークノードから前記第1パスを介してマルチキャストデータを受信するように構成され、
    前記第1パスの障害を検出し、かつ、前記第1パスの障害を検出すると、前記共通ソースネットワークノードから前記第2パスを介してのマルチキャストデータの受信をトリガするようにさらに構成されることを特徴とするマルチキャスト通信ネットワークノード。
  20. 通信リンクにより互いに接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークにおいて動作可能な共通ソースネットワークノードであって、前記マルチキャスト通信ネットワークは、前記共通ソースネットワークノードを共有する1次ネットワークツリー及び2次ネットワークツリーを有し、前記マルチキャスト通信ネットワークの複数のネットワークノードのそれぞれに、前記1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第1パス及び前記2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第2パスがそれぞれ割り当てられ、前記第1パス及び前記第2パスが互いに相手に対して冗長性を示す、共通ソースネットワークノードであって、
    前記共通ソースネットワークノードから、前記共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記複数のネットワークノードのそれぞれに、対応する前記第1パスを介してマルチキャストデータを送信するように構成され、
    ネットワークノードから該ネットワークノードに割り当てられた前記第1パスの障害を示すメッセージを受信したかを判定するように構成され、通信部に、前記共通ソースネットワークノードから、前記共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記複数のネットワークノードのそれぞれに、対応する前記第2パスを介してデータを送信させるように構成されることを特徴とする共通ソースネットワークノード。
  21. 請求項19に記載のネットワークノードを複数と、
    請求項20に記載の共通ソースネットワークノードと、
    を含むことを特徴とするマルチキャスト通信ネットワーク。
  22. 通信リンクにより互いに接続される複数のネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのネットワークノードであって、共通ソースネットワークノードに関連付けられる前記ネットワークノードを動作させる方法であって、
    1次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第1パスを判定し、かつ、2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記ネットワークノードを接続する第2パスを判定するステップであって、前記第1パス及び前記第2パスが互いに相手に対して冗長性を示す、ステップと、
    前記ネットワークノードが、前記共通ソースネットワークノードから前記第1パス及び前記第2パスを同時に介してマルチキャストデータを受信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  23. 通信リンクにより互いに接続される複数のマルチキャスト通信ネットワークノードを備えるマルチキャスト通信ネットワークのマルチキャスト通信ネットワークノードであり、共通ソースネットワークノードに関連付けられるように構成される前記マルチキャスト通信ネットワークノードであって、
    1次ネットワークツリーに沿って共通ソースネットワークノードに前記マルチキャスト通信ネットワークノードを接続する第1パスを判定し、かつ、2次ネットワークツリーに沿って前記共通ソースネットワークノードに前記マルチキャスト通信ネットワークノードを接続する第2パスを判定するように構成され、前記第1パス及び前記第2パスが互いに相手に対して冗長性を示し、
    前記マルチキャスト通信ネットワークノードは、
    前記共通ソースネットワークノードから前記第1パス及び前記第2パスを同時に介してマルチキャストデータを受信するように構成されることを特徴とするマルチキャスト通信ネットワークノード。
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