JP2014513491A - セルの変更をサポートする方法およびノード - Google Patents

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Abstract

本発明は、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法に関する。本方法は、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのUEとRNノードとの少なくともいずれかにおいて実行される。RNノードは、2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルにおいてUEにサービスを提供する。UEは、第1の周波数レイヤにおいて測定を実行し、2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤにおいての測定を除外するように構成される。本方法は、UEから、第1の周波数レイヤのセルについて実行された測定に対する測定結果を受信し(610)、測定結果に基づいてUEの位置を判定し(620)、その位置と2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し(630)、その評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定する(640)ことを含む。
【選択図】 図6a

Description

本開示は、セルの変更に関し、より詳細には、UEと、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークの無線ネットワークノードとの少なくともいずれかにおける、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法に関する。本開示はまた、セル変更をサポートするように構成されたUEおよび無線ネットワークノードに関する。
3GPPのロングタームエボリューション(LTE)は、高データレート、高効率、及び低コストのような、改善されるサービスの点において、将来の要求条件に対処するために、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)標準を改善するために、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)の中で開発された第4世代移動通信技術の規格である。どちらも高速パケットアクセス(HSPA)と呼ばれる、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)もまた、初期のUMTSプロトコルが可能なものよりも更に高速なデータレートに対処するために開発された移動通信プロトコルである。ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)ネットワーク(UTRAN)は、UMTSの無線アクセスネットワークであり、エボルブドUTRAN(E−UTRAN)は、LTEシステムの無線アクセスネットワークである。UTANおよびE−UTRANにおいては、ユーザ端末(UE)は、UMTSではノードB(NB)と呼ばれ、LTEにおいては、エボルブドノードB(eNodeBまたはeNB)と呼ばれる、無線基地局(RBS)に無線で接続される。RBSは、UEに無線信号を送信し、UEによって送信された信号を受信することができる無線ネットワークノードに対する一般的な呼称である。
図1aは、セル105の中のUE103にサービスを提供しているRBS101を有する無線アクセスネットワークを示している。3Gシステムとも呼ばれるUMTSでは、無線ネットワーク制御装置(RNC)106は、RBS101と他の近隣のRBSとを制御し、特に、RNCが責任を持つ複数のセルにおける無線リソースの管理を担当する。RNCは、また同様に、コアネットワークに接続される。2Gシステムとも呼ばれるGSM(登録商標)では、RBS101を制御するノードは、基地局制御装置(BSC)106と呼ばれる。図1bは、4Gシステムとも呼ばれるLTEシステムにおける、無線アクセスネットワークを示している。eNB101aは、セル105aの中のUE103にサービスを提供する。eNB101aは、直接コアネットワークに接続される。基地局101aはまた、他のセル105Bにサービスを提供する隣接基地局101bと、X2インタフェースを介して接続される。
モビリティに対する信号測定
UEによって実行される信号測定は、さまざまな目的のために使用することができる。特に、これらの測定は、セル選択と再選択、ハンドオーバのようなモビリティ関連のタスクに使用されてもよく、測位、自己組織化ネットワーク(SON)の管理、ネットワーク計画、およびドライブテストの最小化(MDT)に対しても使用することができる。信号強度、および信号品質は、信号測定に使用される一般的なパラメータである。
UTRANでは、以下の3つのダウンリンクの近隣セル測定が、主として、モビリティ目的のために仕様化されている。
− 共通パイロットチャネル(CPICH)の受信信号符号電力(RSCP)。
− UTRAキャリアの受信信号強度インジケータ(RSSI)。
− CPICHのEc/No、ここで、CPICHのEc/No=CPICHのRSCP/キャリアのRSSIである。
RSCPは、CPICHを使用して、セルレベルで、UEによって測定される。UTRAキャリアのRSSIは、キャリア全体にわたって測定される。これは、同一のキャリアにおけるサービングセルを含む全てのセルからの、送受信電力と雑音に対応する。上記のCPICH測定は、モビリティの判定のために使用される主要な量である。
E−UTRANにおいては、次の2つのダウンリンク近隣セル測定が、同様に主としてモビリティ目的のために、仕様化されている。
− 参照シンボル受信電力(RSRP)。
− 参照シンボル受信品質(RSRQ)、ここで、RSRQ=RSRP/キャリアのRSSIである。
E−UTRANにおけるRSRPは、参照シンボル(RS)を使用して、セルレベルでUEだけによって測定される。E−UTRAキャリアRSSIは、設定された測定帯域幅からキャリア全帯域幅までにわたって、測定される。また、RSSIは、同じキャリアでの、サービングセルを含む全てのセルからの総受信電力および雑音である。これら2つのRSに基づく測定もまた、モビリティ判定のために使用される可能性がある主要な量である。
GSMでは、以下の測定が仕様化されている。
− GSMブロードキャストチャネル(BCCH)のキャリアRSSI。
CDMA−2000 1xRTTは、符号分割多元接続(CDMA)に基づく第3世代無線技術である。CDMA−2000 1xRTTは、国際電気通信連合(ITU)によって開発されたIMT−2000規格のCDMAバージョンである。CDMA−2000 1xRTTシステムでは、モビリティのために以下の品質測定が仕様化されている。
− CDMA2000 1xRTTパイロット強度。
CDMA−2000の高速パケットデータ(HRPD)システムでは、モビリティに対する次の品質測定が仕様化されている。
− CDMA2000 HRDPパイロット強度。
IEEE802.16は、電気電子技術者協会(IEEE)によって規格化された無線ブロードバンド規格のシリーズである。WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のIEEE802.16システムでは、以下の測定がモビリティのために使用される。
− WiMAXプリアンブルキャリア対干渉および雑音比(CINR)。
− WiMAX RSSI。
WiMAXプリアンブルCINRは、特定の基地局についてUEが測定する、WiMAXダウンリンクプリアンブルのCINRである。この測定量によって、干渉及び雑音レベル、および信号強度を含む受信器の実際の動作状態に関する情報が提供される。従って、この量は、セル品質を表し、それぞれ、E−UTRANおよびUTRANにおける、RSRQおよびCPICH Ec/Noに相当する。
WiMAXのRSSIは、特定の基地局についてのダウンリンクプリアンブルからUEによって測定される受信信号強度インジケータである。これは、信号強度測定値、UTRANにおけるRSCPまたはE−UTRANにおけるRSRPに相当する。
近隣セルの測定値は、典型的には、高速フェージングの影響を除外するために、長い期間にわたって平均化される。測定値は、例えば、200ミリ秒、更にはそれ以上も長いオーダの時間で平均化することができる。特定の最小数のセルについてのE−UTRANにおけるRSRPとRSRQ等の隣接セルの測定を行い、その報告を行うことに関するUEに対する要求も存在する。UTRANおよびE−UTRANの双方において、この要求は、サービングキャリア周波数で、1つのサービングセルと7つの近隣セルとを含む8つのセルを測定することである。このような測定は、一般に、周波数内測定と呼ばれる。
タイミング測定
LTEでは、UEのタイミング測定は、例えば、フィンガプリンティング測位、および観測到来時間差(OTDOA)のために使用される。しかしながら、このような測定は、モビリティ目的、ネットワーク計画、SON、およびMDTのために使用されてもよい。
LTEにおいて、次に示す衛星に基づかないUEタイミング測定が現在標準化されており、これらは少なくとも測位目的で使用することができる。
− 現在、周波数内測定に対してのみ定義されている、UEのRx〜Txの時間差。UEのRx〜Txの時間差は、TUE−Rx〜TUE−Txとして定義され、TUE−Rxはサービングセルからのi番目のダウンリンク無線フレームをUEが受信するタイミングであり、TUE−Txは、UEがi番目のアップリンク無線フレームを送信するタイミングである。
− 周波数内および周波数間測定に対して定義される参照信号時間差(RSTD)。RSTDは、近隣セルjと参照セルiとの間の相対的なタイミング差であり、TSubframeRxj−TSubframeRxiとして定義される。TSubframeRxjは、UEがセルjから1つのサブフレームの開始を受信する時間であり、TSubframeRxiは、セルjから受信するサブフレームに時間的に最も近い、セルiからの1つのサブフレームの対応する開始を受信する時間である。観測されるサブフレーム時間差の基準点は、UEのアンテナコネクタでなければならない。
UTRANにおいて、次に示す衛星に基づかないタイミング測定が、現在標準化されており、測位のために使用されうる(非特許文献1、5.1.8〜5.1.10、5.2.10、5.2.8、5.2.10、5.2.14節)。
− UE測定(非特許文献1、5.1.8〜5.1.10節)。
・ SFN−CFN観測時間差。
・ SFN−SFN観測時間差。
・ UEのRx〜Tx時間差。
− UTRAN測定(非特許文献1、5.2.8、5.2.10、5.2.14節)。
・ ラウンドトリップタイム。
・ PRACH伝搬遅延。
・ SFN−SFN観測時間差。
モビリティのシナリオ
基本的に、2種類のUEのモビリティ状態がある。
− セル再選択等の低活動状態モビリティ。
− ハンドオーバ、セル変更命令、接続解除に続く無線リソース制御(RRC)リダイレクション等の接続状態モビリティ。
LTEにおいては、アイドル状態と呼ばれる唯一の低活動モビリティ状態が存在する。HSPAにおいては、次の低活性活動状態がある。
− アイドル状態。
− URA_PCH状態(UTRAN登録エリアページングチャネル状態)。
− CELL_PCH状態(セルページングチャネル状態)。
− CELL_FACH状態(セルフォワードセルアクセスチャネル状態)。
HSPAシステムでは、少なくとも1つの個別チャネル(DCH)が、少なくとも無線リンク品質を維持するために動作中であるので、接続状態は、CELL_DCH状態とも呼ばれる。
いずれの低活動状態でも、UEは、ネットワークの直接的な介入なしに、自律的にセル再選択を行う。しかし、それでもなお、低活動モビリティ状態のシナリオにおけるUEの動作は、ある程度、多くのブロードキャストされたシステムパラメータおよび動作仕様によって制御される可能性がある。一方、ハンドオーバは、UEに固有の明示的なコマンドを通じてネットワークによって、そして動作仕様によって、全面的に制御される。同様に、接続解除に続くRRCリダイレクションメカニズムは、ネットワークによって使用され、これにより、サービングセルの無線アクセス技術(RAT)または別のRATに属しうる別のセルへ変更するように、UEをリダイレクトする。この場合、UEは、典型的には、「接続解除後のRRCリダイレクション」コマンドを受信してアイドル状態に入り、指示されたセルまたはRATを探して、その新しいセルまたはRATにアクセスする。
低活動状態と接続状態の両方で、モビリティの決定は、主として、上述した同じ種類のダウンリンクの近隣セル測定に基づいて行われる。
UTRANおよびE−UTRANは、共に、周波数再利用1システムである。これは、地理的に最も近いセルまたは隣接する近隣セルが同一のキャリア周波数で動作することを意味する。事業者はまた、同一のカバレッジ内で複数の周波数レイヤまたはキャリアを展開しうる。従って、UTRANおよびE−UTRANのどちらにおいても、アイドルモードモビリティおよび接続モードモビリティは、大きく分けて3つの主なカテゴリーに分類することができる。
− 低活動状態および接続状態に対する周波数内モビリティ。
− 低活動状態および接続状態に対する周波数間モビリティ。
− 低活動状態および接続状態に対するRAT間モビリティ。
周波数内モビリティでは、UEは、同一のキャリア周波数に属するセル間を移動する。これは、モビリティの測定がチャネル受信と並行して行うことができるため、遅延の観点から低コストしか要求しないことから、最も重要なモビリティシナリオである。事業者は、事業者が効率的に利用されることを望む配置において、少なくとも1つのキャリアを有するだろう。
周波数間モビリティにおいては、UEは、同一のRATではあるが、異なるキャリア周波数に属するセルの間を移動する。これは2番目に重要なシナリオと考えることもできよう。
RAT間モビリティにおいては、UEは、例えば、UMTSからGSMへ若しくはその逆、またはUMTSからLTEへ若しくはその逆のように、異なるRATに属するセルの間を移動する。
測位方法
次に示す測位方法が、制御プレーンおよびユーザプレーンの両方の解決策について、HSPAおよびLTE標準において、利用可能であるか、または導入される可能性がある。
− フィンガプリンティングまたはパターンマッチング。
− セル識別(CID)。
− ネットワークベースの到来角(AoA)を含む、UEアシスト型およびネットワークベースの拡張CID(E−CID)。
− アシスト型全地球測位システム(A−GPS)を含む、UEベースおよびUEアシスト型の、アシスト型全地球航法衛星システム(A−GNSS)。
− UEアシスト型のOTDOA。
これらの内のいくつかを、より詳細に説明する。
フィンガプリンティングまたはパターンマッチング
フィンガプリンティングまたはパターンマッチングに基づく測位方法は、2つの主要な段階(フェーズ)によって特徴付けられる。オフライン段階である第1の段階の間に、サイト調査を行うことにより、位置フィンガプリンティントが作成される。サイトまたはカバレッジエリアは、矩形の格子点によって細分割される。オフラインの段階で、サービングセルおよび複数の近隣セルからの、受信信号強度、信号品質、行路損失、到着時間差、等のような1つ以上のタイプの測定が実行される。すなわち、以前の節で挙げたUE測定を使用することができる。得られた測定値の統計が、値が格子の点にマッピングされる、所定の測定値を含むデータベース、または2次元のテーブルを作成するのに使用される。従って、格子点における測定値のベクトルは、その点の位置フィンガプリントと呼ばれる。オフライン段階における測定は、セル検出および検出されたセルに対する要求される測定を実行することが可能な、移動体端末を用いることにより又は適切な専用装置によって行うことができる。従って、オフライントレーニング段階の目的は、移動ユーザの位置プロファイルを作成することである。第2段階またはいわゆるオンライン段階の間に、位置を判定されるべき移動体端末が、サービングセルおよび近隣セルからの、受信信号強度等のような、測定を実行する。そして、測位ノードは、移動体の報告された測定と、予め定義されたデータベースにおける位置フィンガプリントに対応する測定との間の最もよいマッチングを取ることにより、ユーザの位置、すなわち、移動体端末の位置を算出する。そして、最もよくマッチした位置フィンガプリントが、推定された位置として移動体端末に報告される。
E−CID測位
E−CID測位は、セル識別子(CID)を用いた複雑度が低くかつ高速な測位の利点を利用するものであり、識別子に関連する地理的エリアのネットワークが有する知識を利用する一方で、より多くの測定タイプをさらに用いて測位を強化する。E−CIDでは、位置情報のソースである、CID、およびそれに関連するサービングセルの地理的の記述、サービングセルのタイミングアドバンス(TA)、CIDおよびそれに対応する複数のセル(LTEではサービングセルを含めて最大32セル)の信号測定、および到来角(AoA)測定、が関わっている。
LTEでは、UEの測定である、RSRP、RSRQ、及びUEのRx−Tx時間差、を、E−CIDのために利用することができる。E−CIDに対して利用可能なE−UTRAN測定は、TAタイプ2とも呼ばれるeNodeBのRx〜Tx時間差、(eNodeBのRx−Tx時間差)+(UEのRx−Tx時間差)であるTAタイプ1、およびアップリンク(UL)AoAである。UEのRx〜Txは、典型的には、サービングセルに対して使用され、一方で、RSRP、RSRQおよびAoAは、何れのセルに対しても使用することができ、サービングセルの周波数とは異なる周波数で実行することもできる。
UEのE−CID測定は、エボルブドSMLC(E−SMLC)、またはLTEにおけるセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)のような測位サーバに、LTE測位プロトコル(LPP)を通じてUEが報告する。E−UTRANのE−CID測定は、LPPアネックスプロトコル(LPPa)を通じてeNodeBが測位ノードに報告する。
UEは、ネットワークからアシスタンスデータを受け取ってもよい。しかし、E−CIDに対するLPPアシスタンスは、現在のところ、標準仕様化されてはいない。
OTDOA測位
OTDOA測位方法は、UEにおいて複数のeNodeBから受信されたダウンリンク信号の観測タイミングを利用する。UEは、測位ノードから受信したアシスタンスデータを使用して、受信信号のタイミングを測定し、測定結果は、近隣eNodeBに関連するUEの測位に用いられる。
UEは、OTDOAを使用して、複数の異なる場所から受信されたダウンリンク参照信号についてのタイミング差を測定する。UEは、各近隣セルに対して、近隣セルと参照セルとの間の相対的タイミング差であるRSTDを測定する。その後、UEの位置推定値が、測定されたRSTDに対応する双曲線の交点として見いだされる。端末の2つの座標と受信器クロックバイアスについて解くには、良好な配置を有する基地局であって、地理的に分散している基地局からの、少なくとも3つの測定値が必要である。位置を求めるには、送信器位置および送信タイミングオフセットに関する正確な知識が必要である。
LTEにおける測位を可能にし、適切な品質で、また、十分に多くの数の異なる場所についての位置の測定を促進するために、測位に専用の物理信号、いわゆる測位参照信号(PRS)が導入されており、3GPPでは低干渉測位サブフレームが規定されている。
PRSは、所定のパターンに従って1つのアンテナポート(R6)から送信される。6回の効果的な周波数再利用をモデル化する直交パターンを生成するために、物理セルアイデンティティ(PCI)の関数である周波数シフトを特定のPRSに適用することができ、測定するPRSにおける近隣セルの干渉を大幅に低減し、従って測位測定を改善することが可能となる。PRSは、位置測定に特化して設計され、一般的には、他の参照信号より良好な品質で特徴づけられるが、標準は、PRSの使用を義務付けてはいない。他の参照信号も、原理的には、位置測定に使用することができる。
PRSは、いくつかの連続したサブフレームによってグループ化された所定の測位サブフレームにおいて、すなわち、1回の測位の契機で送信される。測位契機は、N個のサブフレームの特定の周期、すなわち2つの測位契機の間の時間間隔、で周期的に生じる。標準化された周期Nは、160、320、640、および1280msであり、連続したサブフレームの数は、1、2、4、または6でありうる。
キャリアアグリゲーション
技術の範囲内でピークレートを高めるために、マルチキャリア、またはキャリアアグリゲーション(CA)の解決策が知られている。例えば、HSPAにおいて複数の5MHzキャリアを使用して、HSPAシステムの範囲内でピークレートを高めることができる。同様に、LTEにおいては、例えば複数の20MHzキャリアをULとDLとの少なくともいずれかにおいて集約することができる。マルチキャリアシステムまたはCAシステムにおける各キャリアは一般的にはコンポーネントキャリア(CC)、場合によってはセルと呼ばれる。簡単に言えば、CCは、マルチキャリアシステムにおける個々のキャリアを意味する。CAは、場合によっては、マルチセル動作、マルチキャリア動作、またはマルチキャリア送信および/または受信と呼ばれる。これは、信号およびデータをULおよびDLの中で送信するのにCAを使用することができることを意味している。CA展開において、CCの内の1つは、プライマリCC/セル、またはアンカCC/セルであり、一方で、残りのCCは、セカンダリCC/セル、または補助CC/セルと呼ばれる。一般に、プライマリCC/セル、またはアンカCC/セルは、UEに特化した必須のシグナリングを運ぶ。プライマリCC/セルは、ULおよびDLのどちらにおいても存在する。ネットワークは、同じセクタまたはセルの中で動作する異なるUEに、異なるプライマリCC/セルを割り当てることができる。
CAシステムに属するCC/セルは、同一の周波数バンドに属する、いわゆるバンド内CAであってもよいし、異なる周波数バンドにも属する、いわゆるバンド間CAであってもよいし、または、バンドAの2つのCC/セルとバンドBの1つのCC/セルのような、それらの任意の組み合わせでもよい。2つのバンドに分散したCC/セルを含むバンド間CAは、HSPAにおいてはデュアルバンド−デュアルキャリアHSDPA(DB−DC−HSDPA)とも呼ばれ、LTEにおいてはバンド間CAと呼ばれる。更に、バンド内CAにおけるCC/セルは、周波数領域で、隣接していてもよいし、バンド内非隣接CAとしても知られる、非隣接であってもよい。バンド内隣接、バンド内非隣接、およびバンド間を含むハイブリッドCAも可能である。異なる技術のキャリアの間のキャリアアグリゲーションを使用することは、マルチRAT CA、マルチRATマルチキャリアシステム、または簡単に、RAT間CAとも呼ばれる。例えば、UMTSおよびLTEからのキャリアが集約されてもよい。別の例は、LTEおよびCDMA2000のキャリアの集約である。明確にするために、上述のように同一の技術の範囲内でのCAを、RAT内CAまたは簡単に、単一RAT CAと呼んでもよい。
3GPP TS25.215、v10.0.0
課題の記述
3GPPリリース8のマルチモードUEが、CELL_DCH状態においてUTRAからE−UTRAへの測定をサポートすることは義務ではない。このような測定をUEがサポートするかを示すことができる、機能グループインジケータが存在する。従って、ネットワークは、UEをE−UTRANセルにハンドオーバまたはリダイレクトさせる時を決定する基準として、UEによって実行されるE−UTRAN測定を有さなくてもよい。従って、この判定はブラインドになり、UEがリダイレクションを伴うハンドオーバまたは接続解除コマンドを受けた時に存在するエリアにおいてE−UTRANセルのカバレッジが悪い場合には、UEは、UTRANまたはGSMに強制的に返されることになる可能性がある。
更に、3GPPリリース8〜10においては、CELL_FACH状態にあるUEに対しては、UTRAからE−URAへの測定はサポートされていない。従って、UTRANセルに在圏しているCELL_FACH状態にいるUEは、E−UTRANセルを再選択することができない。同時に、UEは、標準化の時に初期に仮定されていた時間よりも長い時間、CELL_FACH状態に留まる可能性のあることが観測されている。従って、UEは、優先度がより高いE−UTRANキャリアの良好なカバレッジの中にあるかもしれないにもかかわらず、UTRAから抜け出せない可能性がある。
E−UTRANアクセスから回線交換ドメインのサービスをサポートすることができるGSMまたはUTRANのような別のRATのアクセスへ、UEがどのように無線を切り替えることができるかを規定することで、UEが回線交換ドメインのサービスを再利用することを可能とするために、3GPPリリース8において回線交換フォールバック(CSFB)が導入されている。CSFBシナリオでは、UEは、E−UTRANセルに接続され又は在圏しており、着信呼を受信した時に、例えばUTRANセルにリダイレクトされる。このUTRANセルは、UEによって測定されていなかった可能性があり、中断時間を最小にするために、eNBは、UTRANの中のターゲットセルのためにシステム情報をトンネリングさせることができる。しかしながら、UEは、なおもセルを検出する必要がある。複数の近隣UTRANセルが存在する場合に、UEが、ターゲットセルを、そのキャリアにおいて最も強いセルであると受け取らなかった場合には、UEがそのターゲットセルを見いだすまでにある程度の時間がかかるかもしれない。
従って、本発明は、上記で述べた問題点のいくつかを解決し、周波数レイヤまたはキャリア間のセル変更の手順を改善するための解決策を提供することを目的とする。この目的その他は、独立請求項に従った方法、無線ネットワークノード及びUE、並びに従属請求項に従った実施形態によって達成される。
第1の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークの無線ネットワークノードにおける方法が提供される。無線ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末にサービスを提供する。ユーザ端末は、第1の周波数レイヤのセルについて測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2周波数レイヤのセルについての測定を除外するように構成されている。周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法は、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて実行された測定に対して、測定結果をユーザ端末から受信することを含む。本方法は、受信した測定結果に基づいてユーザ端末の位置を判定することを含む。本方法はまた、判定された位置と、少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価することを含む。更に、本方法は、ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定することを含む。
第2の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークに対する無線ネットワークノードが提供される。無線ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末にサービスを提供し、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される。ユーザ端末は、第1の周波数レイヤのセルについて測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。無線ネットワークノードは、ユーザ端末から、第1の周波数レイヤの、少なくとも1つのセルについて実行された測定に対して、測定結果を受信するように構成された受信器を備える。無線ネットワークノードは、受信した測定結果に基づいてユーザ端末の位置を判定し、判定された位置および少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップに基づいてターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される処理回路を更に備える。処理回路は、ターゲットセルカバレッジの評価に基づいてターゲットセルへ変更するかを判定するように更に構成される。
第3の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのユーザ端末における方法が提供される。ユーザ端末は、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルにおいて無線ネットワークノードによってサービスが提供され、第1の周波数レイヤのセルについて測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法は、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて測定を実行することと、実行された測定の結果に基づいて、ユーザ端末の位置を判定することとを含む。本方法は、判定された位置と少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価することを更に含む。本方法はまた、ターゲットセルの評価されたカバレッジに関する情報を無線ネットワークノードに送信することを更に含む。
更に、第3の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを配置する無線通信ネットワークの無線ネットワークノードにおける方法が提供される。無線ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末にサービスを提供する。ユーザ端末は、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法は、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジに関する情報をユーザ端末から受信することと、受信した情報に基づいてターゲットセルへ変更するかを判定することとを含む。
第4の実施形態によれば、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのユーザ端末が提供される。ユーザ端末は、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内で、無線ネットワークノードによってサービスが提供され、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。ユーザ端末は、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて測定を実行し、実行された測定の結果に基づいてユーザ端末の位置を判定し、判定した位置と少なくとも2つの周波数レイヤのカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成された処理回路を備える。ユーザ端末は、ターゲットセルの評価されたカバレッジに関する情報を無線ネットワークノードに送信するように構成される送信器を更に備える。
更に、第4の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのための無線ネットワークノードが提供される。無線ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末にサービスを提供し、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される。ユーザ端末は、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。無線ネットワークノードは、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジに関する情報を、ユーザ端末から受信するように構成される受信器を備える。無線ネットワークノードは、受信した情報に基づいてターゲットセルへ変更するかを判定するように構成される処理回路を備える。
第5の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのユーザ端末における方法が提供される。ユーザ端末は、アイドルモードにおいて少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルに在圏しており、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法は、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて測定を実行することと、実行された測定の結果にもとづいてユーザ端末の位置を判定することとを含む。本方法はまた、判定した位置と、少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価することと、ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいてターゲットセルへ変更するかを判定することとを含む。
第6の実施形態によれば、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのためのユーザ端末が提供される。ユーザ端末は、周波数レイヤの間のセル変更をサポートし、アイドルモードで少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルに在圏し、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行すると共に少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。ユーザ端末は、メモリと、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行し、測定された結果に基づいてユーザ端末の位置を判定するように構成される処理回路とを備える。処理回路は、さらに、判定された位置と少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し、ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定するように構成される。
これらの実施形態の利点は、ターゲットセルがソースセルと同一の場所に配置されていない場合に、ブラインドハンドオーバおよびブラインドリダイレクションによる接続解除に対する、より良好な代替策のような、モビリティのための改善されたセル変更手順が提供されることである。
これらの実施形態の別の利点は、UTRAからE−UTRAへの測定がサポートされていないことに起因して、UTRANセルから抜け出せないことを防いでいるため、リリース8〜10のCELL_FACH状態のUEに対してモビリティが改善されることである。
実施形態の他の目的、利点、および特徴について、添付の図面および特許請求の範囲を参照して、以下で詳細に説明する。
無線アクセスネットワークを示す概略図である。 無線アクセスネットワークを示す概略図である。 2つの周波数レイヤF1およびF2上の同一の場所に配置されていないセルを示す概略図である。 CAシナリオを示す概略図である。 未測定セルDのカバレッジを、どのように測定済みセルA、BおよびCからの距離で表すことができるかを示す図である。 実施形態による方法を示すフローチャートである。 実施形態による方法を示すフローチャートである。 実施形態による方法を示すフローチャートである。 実施形態による方法を示すフローチャートである。 実施形態による無線ネットワークノードにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態による無線ネットワークノードにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態によるUEにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態によるUEにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態による無線ネットワークノードにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態による無線ネットワークノードにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態によるアイドルモードのUEにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態によるアイドルモードのUEにおける方法を示すフローチャートである。 実施形態による無線ネットワークノードを概略的に示すブロック図である。 実施形態によるUEおよび無線ネットワークノードを概略的に示すブロック図である。 実施形態によるUEを概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に適合する要素を有する、UEまたは無線基地局内に実現される、無線送受信器を概略的に示すブロック図である。
以下では、特定の実施形態と添付図面を参照して、種々の態様について、より詳細に説明する。限定ではなく説明の目的で、種々の異なる実施形態の完全な理解を提供するために、特定のシナリオ及び技術のような、具体的詳細が記述される。しかしながら、これらの具体的詳細から離れた他の実施形態も存在しうる。
更に、当業者であれば、ここで以下に説明される機能および手段が、プログラムされたマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータと連動して機能するソフトウェアを用いて、特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、又はこれらを共に用いて、実装されてもよいことが理解されるであろう。また、実施形態は主に方法およびノードの形で説明されるが、それらはまた、コンピュータプログラム媒体において、並びにコンピュータプロセッサおよびここで開示される機能を実行することができる1つ以上のプログラムでエンコードされ、プロセッサに接続されたメモリを含むシステムにおいて具現化され得ることが理解されるであろう。
ここで説明される技術は、ターゲットセルがソースセルと同一の位置に配置されていない場合に、ブラインドハンドオーバ、およびリダイレクションによるブラインド接続解除のような、ブラインドセル変更を改善する。以下の例示のシナリオに関連して、非限定的な一般的コンテキストにおいて、本発明の実施形態を説明する。
1. ネットワーク制御モビリティシナリオでの、ブラインドハンドオーバ、リダイレクションまたはセル変更命令。
2. UE制御モビリティシナリオでの、ブラインドハンドオーバ、リダイレクション、またはセル変更命令。
3. CAまたはマルチキャリアシナリオでの、セカンダリCCのブラインド設定。
4. CSFBシナリオ。
上でリストとして挙げたシナリオは、本発明の実施形態が有利である場合の例であるが、本発明の実施形態が適用されうる、アイドルモードおよび接続モード両方のUEのための他のセル変更シナリオが存在するかもしれない。
以下では、本発明の実施形態をより詳細に説明し、ターゲットセルとソースセルとが同一の位置に配置されていない場合に、3Gおよび4Gネットワーク間のモビリティ問題に対処する。例示の実施形態において、ネットワークは、例えば2Gおよび3GセルのUE測定を使用して、UEが4Gターゲットセルのカバレッジの範囲内にいるかを判定する。これにより、UEは、明示的なE−UTRA測定を行わずに、E−UTRANにハンドオーバまたはリダイレクトされることが可能となる。より一般的には、ネットワークノード若しくはUE、またはネットワークノードとUEの双方の組み合わせは、この場合も1つ以上のキャリアおよび1つ以上のRATに対する1つの集合のセルのUE測定に基づいて、UEが、別の集合の未測定のターゲットセルのカバレッジの範囲内にいるかを判定する。
1つの実施形態においては、ネットワークノードは、カバレッジマップを格納すると共に保持している測位ノードのような、別のネットワークノードと通信し、格納されているカバレッジマップに関連する情報を、シグナリング手段を介して取得してもよい。この実施形態の変形では、ターゲットセルのカバレッジの判定は、完全に、または部分的に、UEによって実行されてもよく、この場合には、カバレッジマップは、UEにおいて保持されてもよい。
以下では、本発明の種々の実施形態について、上でリストとして挙げた種々のシナリオ例を参照して説明する。しかしながら、まず、実施形態のいくつかの共通部分について説明する。
共通部分
対処される基本的問題点の1つの態様を図2に示す。図2においてキャリアF1の3GのセルとキャリアF2の4Gのセルによって表される、異なる周波数レイヤまたはキャリアにおけるセルは、必ずしもに共配置されていない。従って、1つのレイヤにおいて基地局から特定の距離にいることは、UEが別のレイヤの基地局からその同一の距離にいることを意味しない。異なる周波数レイヤでは、セルサイズも異なることを推測されるかもしれない。さらに、小さなセルを有するレイヤは、完全なカバレッジを達成するために、別のキャリアのより大きいセルと同一の位置に配置されているセルだけでなく、それらのサイト間の追加のセルの両方を有しうる。ある環境においては、別のレイヤがモビリティを提供する完全なカバレッジを提供している一方で、1つのレイヤはホットスポットのカバレッジエリアをホストしていてもよい。ホットスポットのセルは、図3に示されるように、CAの場合には、セカンダリCC(キャリアF2)上であってもよく、ここで、プライマリCC(キャリアF1)はモビリティを提供し、セカンダリCCはホットスポットのみで利用することができる。また一方、ホットスポットセルは、完全にトラフィックの負荷分散のために使用されてもよい。従って、本発明の実施形態は、厳密に同一の位置に配置されていないシナリオのみに適用されるものではない。
UEの位置を推定するためのいくつかの既存の方法がある。これらの方法のいくつかは、背景技術の項で上述した。特定の事例で使用される測位方法は、UEの能力およびUEの状態のような、いくつかの要因に依存し得る。ネットワークはまた、上記以外の方法も実行してもよい。いくつかの例は以下の通りである。
− マクロダイバーシティを使用し、専用の送信のために、各基地局が使用するタイミングオフセットから推定される位置。1つの例は、CELL_DCH状態におけるUMTSのソフトハンドオーバであり、ここで、個別物理チャネル(DPCH)は、スロットの±10分の1の範囲内で受信されなければならない。
− 最近のハンドオーバ並びにこれらのハンドオーバ間の時間、及び地理とトポグラフィとの少なくともいずれかに関する知識のような、UEのトレイルに基づいて予想される位置。1つの例は、特定の経路に沿って走行しているUEが検出された場合である。
ここで説明される測位方法、または十分な精度でUEの位置を明らかにする任意の他の標準化され若しくは独自仕様の解決策は、未測定のセルからのカバレッジが存在するか否かを判定するためここで説明される技術のために使用されてもよいことが理解されるであろう。
1つのキャリアについての測定から、別のキャリアのセルカバレッジが存在するかを判定するための単純化した手法を、図4に示す。ここでは、1つのキャリアにおける各セルA、BおよびCのRBS401a〜cからの推定距離から、UEが他のキャリアのセルDのカバレッジの範囲内にいるかが判定される。RBSに対する推定距離は、異なるセルA、BおよびCに対して受信された信号のタイミングオフセットから、又は信号強度レベル(たとえば、RSRP、RSCP)と信号品質レベル(例えば、RSRQ、Ec/No)との少なくともいずれかから導出されてもよい。図4には、標準的に円402で与えられる未測定のセルDのカバレッジが、測定されたセルA、BおよびCから導出されるRBS401a〜cからの距離によってどのように表されるかが示されている。UEが、セルAにサービスを提供するRBS401aからの距離がa1より大きくa2より小さく、セルBにサービスを提供するRBS401bからの距離がb1より大きくb2より小さく、またセルCにサービスを提供するRBS401cからの距離がc1より大きくc2より小さい位置にいる場合には、UEは、エリア403の範囲内におり、ひいては、セルDのカバレッジエリアの範囲内にいる。
より洗練されたアプローチでは、ネットワーク内のいくつかのエンティティが、重複したカバレッジを有するRAT内およびRAT間キャリアに対するカバレッジマップを保持する。UTRAの場合、このエンティティはRNCであってもよく、E−UTRAの場合には、このエンティティはeNodeBであってもよい。未測定のセルからのカバレッジが存在するか判定しようとするエンティティにアクセスすることができる限り、カバレッジマップの特定の展開は特に重要ではない。エンティティは、以下に説明するように、ネットワークノード、またはUE自身であってもよい。例えばネットワークがUEの位置に関する更新された情報を受信すると、その位置において他のRATに属する可能性がある他のキャリアの良好なカバレッジを有するセルが存在するかを知るためにカバレッジマップがチェックされる。カバレッジマップは、例えば、特定の場所における、異なる周波数レイヤまたはキャリアに対する信号強度値の間のマッピングを提供してもよい。1つの例は、ある位置におけるUTRAセルに対するCPICH RSCP値と、E−UTRAセルに対する、対応するRSRP値との間のマッピングである。品質尺度値のような他のパラメータのマッピングが、カバレッジマップによって提供されてもよい。品質尺度の例は、UTRAセルに対するCPICH Ec/No、およびE−UTRAセルに対するRSRQである。カバレッジマップおよびUEの位置から得られたカバレッジの予想品質および現在の周波数内キャリアの優先度に対する他のキャリアの優先度のような、因子の組み合わせに基づいて、ネットワークは、1つのキャリアのセルから他のキャリアのセルへUEを移動させることを決定してもよい。
カバレッジマップの保持は、いくつかの方法で、オフライン、またはオンラインで実行されてもよい。以下は、カバレッジマップを保持する方法例の非限定的なリストである。以下の技術は、いずれも、他の技術と組み合わせて用いられてもよい。
− ネットワーク事業者は、ドライブテストにおいて、関係するキャリアについての同時測定を行ってもよい。
− ネットワーク事業者は、時折、関係する全キャリアについての、または少なくとも周波数内キャリア、および優先度の高いキャリアについての測定を実行するために、UEに全測定機能を設定してもよい。そして、その結果は、カバレッジマップを更新するのに使用され得る。
− ネットワーク事業者は、いくつかの場所に対してカバレッジマップを修正すべきかを知るために、ハンドオーバ/リダイレクション後の戻しの数の統計を評価してもよい。
− ネットワーク事業者は、MDT可能なデバイスからの情報を使用してもよい。
− ネットワーク事業者は、カバレッジマップを保持する基礎として、無線伝搬シミュレーションと計算との少なくともいずれかを使用してもよい。
以下では、上でリストとして挙げた4つの例示のシナリオを参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明する。
シナリオ1:ネットワーク制御モビリティシナリオにおけるブラインドハンドオーバ、リダイレクション、またはセル変更命令
このシナリオについて、図5を参照して説明する。UEは、いくつかのキャリアでのカバレッジが存在する領域の範囲内にいる。ネットワークは、1つ以上の周波数レイヤまたはキャリアのセルについての測定を実行するようにUEを設定しているが、少なくとも1つの周波数レイヤまたはキャリアのセルについての測定は除外している。ある周波数レイヤまたはキャリアのセルが測定から除外される理由はいくつかありうる。1つの理由は、UEの測定能力が制限されていることでありうる。上述のように、例えば、3GPPのリリース8のマルチモードUEが、UTRAからE−UTRAへの測定をサポートすることは、義務ではない。したがって、このような場合では、UEは、3Gおよび4Gの両方をサポートしうるが、CELL_DCH状態においてUTRAからE−UTRAへの測定はサポートせず、従って、4Gから3Gへのモビリティ決定は、ブラインドでなければならない。
ステップ501において、UEは、測定結果をネットワークに報告する。これは、測定結果報告を最新なものに維持するために周期的に行われる。測定結果に基づいて、ネットワークは、ステップ502において、UEの位置を判定しうる。ここで説明される測位方法のいずれかが、例えばUEの位置の判定に使用されてもよい。ステップ503において、ネットワークは、判定されたUEの位置とカバレッジマップとを用いて、より優先度が高い周波数レイヤ/キャリアでありうる、未測定の周波数レイヤ/キャリアの可能性のあるターゲットセルのカバレッジを評価する。例として、UEの位置におけるE−UTRANセルに対するRSRQ値は、カバレッジマップから得られる。得られたRSRQ値が閾値よりも高く、したがってUEが未測定のセルを良好な品質で受信することが期待される場合(504/Yes参照)、ネットワークは、ステップ505において、セル変更コマンドを発行する。セル変更コマンドは、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除、又はセル変更命令のためのコマンドでありうる。
その一方で、UEが、未測定のセルを良好な品質で受信することが期待されない場合、例えば、RSRQ値が閾値より低い場合(504/No参照)、測定されたキャリアに基づく通常のモビリティ評価が、ステップ506及び507において実行される。通常のモビリティ評価で、セル変更が実行されるべきであると判定された場合(507/Yes)、その結果は、ステップ508における、測定されたセルへの、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除またはセル変更命令である。モビリティ評価の結果が測定されたセルへの、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除またはセル変更命令に至らなかった場合(507/No参照)、ネットワークは、UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの範囲内にいる可能性が高いかどうかを再び評価するために、次の測定報告を待つか、またはそれよりも長い時間を待つ。従って、ステップ501〜504は繰り返される。UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの範囲内にいる可能性があるかの次の評価をネットワークが実行するまでにネットワークが待つ時間は、UEが静止していたか移動していたかのような、過去の報告と活動との少なくともいずれかから判定されるUEの履歴に依存しうる。
使用される測位の方法によって、周期的な測定報告を送信するようにUEに要求する必要がない場合がある。基地局が、UEの位置を判定するためにULで受信された信号を使用する場合、すなわち、到来時間測定に基づいて位置を判定する場合、測定されたキャリアだけに基づいてモビリティをサポートするためには、イベント起動の報告を要求するだけで十分である。
シナリオ2:UE制御モビリティシナリオにおけるブラインドハンドオーバ、リダイレクション、セル変更命令
このシナリオについて、図5bを参照して説明する。ここでもまた、UEは、いくつかのキャリアでカバレッジが存在する領域の範囲内にいる。ネットワークは、1つ以上の周波数レイヤまたはキャリアのセルについての測定を実行するようにUEを設定しているが、少なくとも1つの周波数レイヤまたはキャリアのセルについての測定は除外している。あるキャリアのセルが測定から除外される理由が、いくつか存在しうる。1つの理由は、UEの測定能力が制限されていることでありうる。上述のように、3Gから4Gへのモビリティが可能ではないため、UEがCELL_FACH状態にある場合にUTRAからE−UTRAへの測定をサポートしていないことに起因して、リリース8〜10の端末は、UTRAから抜け出せない可能性がある。
ステップ511において、UEは、測定結果をネットワークに報告する。これは、測定結果報告を最新なものに維持するために周期的に行われる。UTRAの場合、CELL_FACH状態のセルの監視されている集合の、周期的なランダムアクセスチャネル(RACH)測定報告であってもよいであろう。ステップ512において、ネットワークは、測定結果に基づいてUEの位置を判定しうる。ここで説明される測位の方法のいずれかを、UEの位置を判定するのに用いてもよい。ステップ513において、ネットワークは、判定されたUEの位置とカバレッジマップとを用いて、より高い優先度を付されている周波数レイヤ/キャリアでありうる未測定の周波数レイヤ/キャリアの可能性のあるターゲットセルのカバレッジを評価する。例として、UEの位置におけるE−UTRANセルに対するRSRQ値は、カバレッジマップから得られる。得られたRSRQ値が閾値より高く、したがってUEが未測定のセルを良好な品質で受信することが期待される場合(514/Yes参照)、ネットワークは、ステップ515において、UEに対して、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解放、またはセル変更命令を発行する。これは、ネットワークが、上述の操作を実行する前に、UE状態を変更することに関しうる。
その一方、UEが、未測定のセルを良好な品質で受信することが期待されない場合、例えば、RSRQ値が閾値より低い場合(504/No参照)、ネットワークは、UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの範囲内にいる可能性が高いかどうかを再度評価するために、次の測定レポートまで、またはそれよりも長い時間、待機する。従って、ステップ511〜514は繰り返される。ネットワークが、UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの範囲内にいる可能性があるかを次の評価を実行するまでに待つ時間は、UEが静止していたか移動していたかのような、過去の報告と活動との少なくともいずれかから判定されるUEの履歴に依存する可能性がある。
使用される測位方法によって、UEに周期的な測定報告を送信するように命令する必要がない場合がある。基地局が、UEの位置を判定するのにULで受信された信号を使用する場合、すなわち、到来時間の測定に基づいて位置を決定する場合、測定されたキャリアのみに基づいてモビリティをサポートするためには、イベント起動の報告を要求するだけで十分である。
シナリオ3 CAまたはマルチキャリアシナリオにおけるセカンダリCCのブラインド設定
このシナリオについて、図5cを参照して説明する。ここでは、UEは、CAまたはマルチキャリアがサポートされている領域の範囲内にいる。UEは、プライマリCC(PCC)上でプライマリセルまたはアンカセルに接続されている。プライマリセルは、広い領域をカバーし、従ってモビリティを提供する、マクロセルである。この領域において、セカンダリCC(SCC)上のセカンダリセルもいくつか存在する。セカンダリセルは、プライマリセルよりも小さなセルであり、SCCは、領域全体にわたってのカバレッジは提供しない。ネットワークは、UEを、PCCの測定を用いるがSCCは用いずに設定しており、SCCは「未設定」である。したがって、このシナリオでは、本発明の実施形態は、実際にUEにセカンダリセルを測定させずにUEがマクロプライマリセルに接続されている時に、UEが「ホットスポット」セカンダリセルのカバレッジの範囲内にいるかを判定するCAシナリオにおいて使用されうる。
ステップ521において、UEは、測定結果をネットワークに報告する。これは、測定結果報告を最新な状態に保持するために定期的に行われる。ステップ522において、ネットワークは、測定結果に基づいてUEの位置を判定しうる。例として、UEの位置を判定するのに、ここに記載される測位の方法をいずれかを使用してもよい。ステップ523において、ネットワークは、判定したUEの位置とカバレッジマップとを使用して、未測定のSCCにおける、可能性があるセカンダリセルのカバレッジを評価する。UEが未測定のセカンダリセルを良好な品質で受信することが期待される場合(524/Yes参照)、ネットワークは、セルを変更してもよく、これは、ステップ525において、以前は未設定であったSCCを設定すること意味する。従って、UEは、SCC設定の後に、短期間で、SCCにおけるデータを受信する準備としてSCCにおける測定を実行しなければならないだろう。
その一方、UEが、未測定のセカンダリセルを良好な品質で受信することが期待されない場合(524/No参照)、ネットワークは、UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの範囲内にいる可能性があるかを再び評価するために、次の測定報告まで、またはそれより長い時間、待機する。従って、ステップ521〜524は繰り返される。ネットワークが、UEが未測定の周波数レイヤのセルの良好なカバレッジの中にいる可能性があるかの次の評価を実行するまでに待つ時間は、UEが静止していたか移動していたかのような過去の報告と活動との少なくともいずれかから判定される、UEの履歴に依存する可能性がある。
使用される測位方法によって、UEに定期的に測定報告を送信するように命令する必要がない場合がある。基地局が、UEの位置を判定するためにULで受信された信号を使用する場合、すなわち、到来時間の測定に基づいて位置を判定する場合、測定されたキャリアのみに基づいてモビリティをサポートするためには、イベント起動の報告を要求するだけで十分である。
E−UTRAの場合、上述の実施形態は、バンド内及びバンド間CAにおける未設定のセカンダリセルの測定の点で特に興味深い場合がある。これは、設定されたセカンダリセルは、ギャップを使用せずに測定されうる一方で、全てのモビリティがプライマリセルだけに基づくべきものであり、場合によっては未設定のセカンダリセルは測定ギャップを使用して測定されるべきであるということに起因する。測定ギャップは、サービングプライマリセル通信に穴を開け、従って、スループットを減少させる。従って、UEがセカンダリセルの上で悪いカバレッジを有する場合に、未設定のセカンダリセルの測定を行わないことにより、プライマリセルにおけるスループットを増加させることができる可能性がある。
シナリオ4:改善された回線交換フォールバックシナリオ
このシナリオについて図5dを参照して説明する。ここでは、UEは、回線交換(CS)およびパケット交換(PS)ドメインの間のゲートウェイを含まないネットワーク内のE−UTRAセルに、接続され、または、アイドルモードの場合に在圏する。このようなゲートウェイは、E−UTRAにおけるボイスオーバーIP(VoIP)呼を可能にするために必要とされる。UEは、2Gまたは3Gキャリアについての測定を設定されておらず、従って、RAT間測定を実行していない。
ステップ531において、ネットワークは、UEによって終端されるべき着信音声呼を検出する。UEがアイドルモードにある場合、ネットワークは、UEを呼び出し、それによってUEは接続状態に入る。ネットワークは、ステップ532で、UEの位置を判定する。
UEが既に接続状態にあった場合は、ネットワークは過去の測定又はULの送信からのUEの位置に関する情報を既に有している場合がある。そうでない場合、ネットワークは、最新の測定に基づいて位置を判定する。UEがアイドルモードに最近なった場合は、ネットワークはUEの位置に関して十分な知識を持っていない場合がある。しかしながら、UEは、ランダムアクセスに従事している間、位置が決められうる。例えば、ネットワークは、ランダムアクセスチャネルでUEによって送信されたアップリンクの受信信号についての測定を実行することができる。実行することができる測定の例は、一方向伝搬遅延、信号の到来時間、UEのx〜Rxの時間差測定、および信号の到来角(AoA)である。ネットワークは、ランダムアクセス時におけるUEの位置を判定するために、これらの測定を使用ことができる。
ステップ533において、ネットワークは、カバレッジマップを使用することにより、判定したUEの位置に関して、最良のターゲットの3Gまたは2Gセルを判定し、ステップ534において、そのセルへのハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除、またはセル変更命令を発行する。システム情報のトンネリングが、同時に行われてもよいし、行われなくてもよい。ターゲットの2Gまたは3Gセルは、UEの位置において最良な、または最も強いセルであるため、そのセルはE−UTRAソースセルと同一の位置に配置されない場合があるが、UEは、それを迅速に見いだすことができる。従って、遅延は最小化される。
これは、短い設定遅延と中断時間とが必要とされる、サービス起動型のモビリティの1つの例である。低遅延と短い中断時間とが要求される場合の別の例は、輻輳起動型のモビリティに対する場合である。
無線ネットワークノードとカバレッジマップを記憶するネットワークノードとの間のシグナリング手段
上述のように、未測定の周波数レイヤまたはキャリアにおけるセルのカバレッジを評価するために、ネットワークは、UEの位置とカバレッジマップとを使用する。カバレッジマップは、異なるエンティティ又はノードにおいて記憶されて保持されてもよい。従って、本発明の実施形態は、例えば、以下に説明するように、サービング無線ネットワークノードとカバレッジマップを有している別のノードとの間のシグナリング交換を含む。
既存のシステムでは、事前に定義されたカバレッジマップが、一般に、測位ノードまたは専用サーバに配置される。これらのカバレッジマップは、フィンガプリンティング等の測位方法に使用されうる。例えば、LTEでは、カバレッジマップは、測位ノードであるE−SMLCに存在させることができる。上述のシナリオのいくつかでは、LTEにおけるeNodeBまたはHSPAおけるRNCのような無線ネットワークノードは、モビリティ判定、例えば、ハンドオーバを実行する。従って、本発明のいくつかの実施形態では、無線ネットワークノードは、未測定の周波数レイヤまたはキャリアF2のターゲットセルに関連するカバレージマップに関連付けられた情報の1つ以上のセットを取得する。情報の取得には、無線ネットワークノードとデータベースまたはカバレッジマップを含むノードと間のシグナリングが必要である。
シグナリングされる情報は、例えば、ソース周波数レイヤF1について測定された信号値に関連付けられた、ターゲット周波数レイヤF2に対する期待信号値を含んでもよい。信号値は、信号強度や信号品質値であってもよい。シグナリングされる情報は、代替的に、ソース周波数レイヤF1について測定された信号値の関数であるオフセットと、ターゲット周波数レイヤF2についての対応する値とを含んでもよい。利点は、オフセットのシグナリングは、シグナリングオーバーヘッドを減少させるということである。
更に別の代替例では、シグナリングされる情報は、ソース周波数レイヤF1について測定された信号値の関数であるオフセットと、ターゲット周波数レイヤF2についての対応する信号値と、参照値とを含んでもよい。周波数レイヤF1およびF2は、同一または異なる周波数帯域に属していてもよい。異なる帯域の場合は、例えばF1とF2がそれぞれ、バンド1(2100MHz)とバンド8(900MHz)とに属している場合、周波数の差は非常に大な値となりうる。キャリア周波数のカバレッジまたはパスロスへの依存性はよく知られている。従って、周波数間の差が大きい場合、周波数に依存するパスロスもまた、非常に差が大きくなる場合がある。カバレッジは、低いキャリア周波数で非常に良好になる。自由空間モデルによれば、パスロスの周波数依存性は、式(1)によって与えられ、
ΔL=20log10(F1/F2) (1)
ここで、ΔLは、送信器と受信器との間の距離は同じと仮定した場合の、キャリア周波数F1とF2との間のパスロスの差である。
F1=1800MHz及びF2=900MHzを仮定すると、式(1)によれば、自由空間におけるパスロスの差は約6dBになる。F1=2100MHzおよびF2=900MHzを仮定すると、自由空間におけるパスロスの差は更に大きく、すなわち、約7dBになる。それぞれ450MHz帯および3500MHz帯にある周波数F1およびF2に対しては、自由空間において、差は約18dBになる。従って、大きな周波数差に起因するこの不一致を補償するために、基準値を使用することができる。
未測定の周波数レイヤのカバレッジを判定するためのUEベースの方法
シナリオ1〜4を参照して説明した上の実施形態では、無線ネットワークノードは、未測定の周波数レイヤへのセル変更を実行するかを判定するために、測定値を受信し、その測定値に基づいてUEの位置を判定し、未測定の周波数レイヤのセルのカバレッジを評価する。また一方、別の実施形態では、後述するように、方法が無線ネットワークノードとUEとによって協働して実行される。
本発明のこの例示の代替実施形態では、UEがカバレッジマップのデータベースを保持する。このようなデータベースは、UEベースの測位方法に用いられうる。データベースは、バックグラウンドで実行する測定によって、UEによって更新されることができ、また、ネットワークによっても更新されてもよい。本データベースは、上述の全てのモビリティシナリオ1〜4のために使用されうる。
UEは、サービングRATのような、1つの周波数レイヤまたはRATのセルについて測定を行い、測定からその位置を判定する。そして、UEは、別のRATのターゲットセルのカバレッジを評価するために、カバレッジマップを使用する。この評価に基づいて、UEは、ターゲットセルの測定値の導出値を無線ネットワークノードに報告する。ターゲットセルの導出値の報告は、ネットワークからの要求に応答して送信されてもよい。今度は、ネットワークが、上述の1つ以上の要求されるモビリティタスクを実行するために、受信した報告の結果を使用する。
1つの実施形態によれば、UEはまた、このような特徴サポートするUEの能力、すなわち、ある周波数レイヤについての特定のターゲットセルに対して得られた測定結果を、実際にその周波数における測定を実行せずに、ネットワークに提供することができる。能力情報は、ネットワークによって、特定の周波数レイヤまたはRATに対して、測定ギャップを設定しないようにすることのような、いくつかの目的に使用することができる。
UEがアイドルモードにいる場合に関する、更に別の代替実施形態においては、アイドルモードにいるときには、セル再選択に関するいずれのモビリティ尺度も、決定するのはUEであるため、方法が全てUEによって実行される。従って、UEは、測定を実行し、その位置を判定し、その位置およびカバレッジマップに基づいて、未測定の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し、そして最終的に、評価したカバレッジに基づいて、セル再選択を実行するかを判定する。
このように、本方法は、異なるノードが異なる実施形態に関わっているが、3つの代替的実施形態において同じである。すなわち、1つ以上のキャリアおよび1つ以上のRATに対する1組のセルのUEの測定に基づいてUEの位置を判定し、判定したUEの位置とカバレッジマップとに基づいて、UEが1組の未測定のターゲットセルのカバレッジの範囲内にいるかを評価する。これは、未測定の周波数レイヤのターゲットセルへ変更するかを決定するために行われる。目的は、3つの実施形態において同じであり、すなわち、周波数レイヤ間のモビリティのためのセル変更の手順を改善することである。
方法およびノード
図6a〜bは、無線ネットワークノードにおいて実行される方法を示している。図6aは、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための無線ネットワークノードにおける方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、またはリダイレクションを伴う接続解除を含むことができる。無線ネットワークノードは、例えば、図2または図3を参照して前述したように、少なくとも2つの周波数レイヤF1及びF2が展開された無線通信ネットワークの一部分である。無線ネットワークノードは、例えばUTRANにおけるノードB(図1a参照)であってもよい。無線ネットワークノード101は、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤF1のセル105内のUE103にサービスを提供し、UEは、第1の周波数レイヤF1のセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤF2のセルについての測定は除外するように構成される。本方法は、以下を含む。
− 610:第1の周波数レイヤF1の少なくとも1つのセルについて実行された測定について、測定結果をUEから受信する。UTRANに対して、測定結果は、例えば、CPICH RSCP及びRSSI測定値を含みうる。
− 620:受信した測定結果に基づいて、UEの位置を判定する。既に上で述べたように、UEの位置を判定するのに、例えば、フィンガプリンティングの方法を使用してもよい。
− 630:判定された位置、および少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップに基づいて、第2の周波数レイヤF2のターゲットセルのカバレッジを評価する。
その位置においてキャリアF2で良好なカバレッジを持つセルが存在するかを知るために、カバレッジマップがチェックされる。
− 640:ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定する。典型的な実施形態では、ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合、無線ネットワークノードは、ターゲットセルへ変更することを決定する。特定の閾値値を超える品質であれば、カバレッジはF2において良好であり、カバレッジが良好かつF2が優先度の高いキャリアである場合に、セル変更が開始されてもよい。
図6bは、無線ネットワークノードにおける方法の別の実施形態を示すフローチャートである。判定された位置とカバレッジマップとに基づいて第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するステップ630は、判定された位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、カバレッジマップから得ること631を含む。1つの例は、UEの位置での、キャリアF1におけるUTRAセルに対するCPICH RSCP値と、キャリアF2におけるE−UTRAセルに対す、対応するRSRP値との間のマッピングである。カバレッジマップから信号強度または信号品質値を得ること631は、いくつかの実施形態において、カバレッジマップを有するネットワークノードから次のいずれか1つを受信することを含む。
・ 第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値、または、
・ 第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質と、第1の周波数レイヤの、それに対応する信号強度または信号品質との関数であるオフセット。
UTRANネットワークにおいては、カバレッジマップは、RNCにおいて保持されてもよく、従って、カバレッジマップから信号強度を得ることは、カバレッジマップをRNCから受信することを伴うことになる。オフセットを送信することにより、シグナリング容量は、実際の値を送信する場合に比べて減少する。
ステップ640において、無線ネットワークノードは、例えば、ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、ターゲットセルへ変更することを決定してもよい。方法は、ターゲットセルが閾値よりも低い品質で受信されると評価された場合に、第1の周波数レイヤのセルについての測定に基づいて、第1の周波数レイヤF1の中でのモビリティの評価を実行する、660におけるさらなるステップを含んでもよい。この場合、UEがF2キャリアに変更するにはF2のカバレッジが十分良好ではなく、従って、図5aを参照して上で説明したように、通常のRATモビリティの評価が実行されてもよい。
無線ネットワークノードが、ターゲットセルへ変更すると判定した場合、この方法は、ターゲットセルへの変更の命令を発行する、650におけるさらなるステップを含んでもよい。
先に述べたシナリオ3に対応するシナリオでは、第1の周波数レイヤF1の測定されるセルはプライマリセルであり、ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルである。この実施形態においては、セカンダリセルへ変更するかの判定は、セカンダリセルカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のためにセカンダリセルを構成するかを判定することを含む。上述のように、これにより、UEがカバレッジの範囲内にある時に、最初にそれらを測定することなく、セカンダリセルを構成することが可能となる。場合によっては未構成のセカンダリセルの測定が、容量を減少させる測定ギャップの設定を要求するため、これは有利である。
図7a〜bおよび図8a〜bは、UEおよび無線ネットワークノードが協働して実行する方法を示している。図7aは、少なくとも2つの周波数レイヤF1、F2を展開する無線通信ネットワークのUEにおいて、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法の1つの実施形態を示すフローチャートである。UE103には、無線ネットワークノード101によって、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤF1のセル内でサービスが提供されており、UE103は、第1の周波数レイヤF1のセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤF2のセルについての測定は除外するように構成される。この方法は、以下を含む。
− 710:第1の周波数レイヤF1の少なくとも1つのセルについての測定を実行する。UTRANに対しては、測定は、例えば、CPICH RSCPおよびRSSIの測定を含んでもよい。
− 720:実行された測定の結果に基づいて、UEの位置を判定する。既に上で説明したように、UEの位置を判定するのに、例えばフィンガプリンティングの方法を使用してもよい。
− 730:判定された位置と少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤF2のターゲットセルのカバレッジを評価する。カバレッジマップは、その位置において、キャリアF2で良好なカバレッジを有するセルが存在するかを知るために、チェックされる。
− 740:ターゲットセルの評価されたカバレッジに関する情報を無線ネットワークノードへ送信する。
図7bは、UEにおける方法の別の実施形態を示すフローチャートである。判定された位置とカバレッジマップとに基づいて第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価する730におけるステップは、731において、カバレッジマップから、判定された位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を得ることを含む。カバレッジマップは、無線ネットワークノードから受信してもよい。代わりに、カバレッジマップは、UE自身によって保持されていてもよい。740において送信されるターゲットセルの評価されたカバレッジに関する情報は、1つの実施形態において、得られた信号強度または信号品質を含む。
1つの実施形態において、方法は、また、750において、UEが第2の周波数レイヤのセルのカバレッジについて、そのセルについての測定を伴わない評価をサポートしていることを示す能力の情報を、無線ネットワークノードへ送信することを含む。この方法では、ネットワークノードは、未測定のセルのカバレッジ評価を実行するようにUEに対して要求できるということを知っている。
図8aは、少なくとも2つの周波数レイヤF1およびF2を展開する無線通信ネットワークの無線ネットワークノードにおける、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法の1つの実施形態を示すフローチャートである。セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除を含んでもよい。ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤF1のセル内にあるUEにサービスを提供する。UEは、第1の周波数レイヤF1のセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤF2のセルについての測定は除外するように構成される。本方法は、以下を含む。
− 810:第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジに関するUEからの情報を受信する。従って、無線ネットワークノードは、図7aを参照して上述したように、UEにおいて実行されたカバレッジ評価の結果を受信する。
− 820:受信した情報に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定する。
図8bは、無線ネットワークノードにおける方法の別の実施形態を示すフローチャートである。本方法は、830において、UEからの能力を受信することをさらに含む。能力は、UEが、第2の周波数レイヤF2のセルのカバレッジについての、そのセルについての測定の実行を伴わない評価をサポートしていることを示す。受信した能力は、UEに対するターゲットセルのカバレッジに関する情報の要求のトリガとなる。ターゲットセルへ変更するかを判定するステップ820は、ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、ターゲットセルへ変更すると判定することを含む。ターゲットセルへ変更すると判定された場合に、本方法は、850において、ターゲットセルへ変更することの命令を発行することをさらに含んでもよい。ターゲットセルが閾値より低い品質で受信されると評価された場合、したがって、ターゲットセルへの変更が行われない場合、本方法は、840において、第1の周波数レイヤのセルについての測定に基づいて、第1の周波数レイヤF1の中でのモビリティの評価を実行することを含む。
先に述べたシナリオ3に対応するシナリオにおいては、第1の周波数レイヤF1の測定されたセルはプライマリセルであり、ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルである。この実施形態においては、セカンダリセルへ変更するかの判定は、セカンダリセルのカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のためにセカンダリセルを設定するかを判定することを含む。
図9a〜bは、UEがアイドルモードにいるときにUEのみによって実行される方法を示している。図9aは、少なくとも2つの周波数レイヤF1およびF2を展開する無線通信ネットワークのUEにおいて、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法の1つの実施形態を示すフローチャートである。この実施形態においては、UEは、アイドルモードにおいて、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤF1のセルに在圏している。UEは、第1の周波数レイヤF1のセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤF2のセルについての測定は除外するように構成される、本方法は、以下を含む。
− 910:第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行する。
− 920:実行された測定の結果に基づいてUEの位置を判定する。既に上で述べたように、例えば、UEの位置を判定するために、フィンガプリンティングの方法が使用されてもよい。
− 930:判定された位置と、少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価する。図9bに示される1つの実施形態においては、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジの評価は、931において、判定された位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質を、カバレッジマップから得ることを含む。
− 940:ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定する。
図10のブロック図に、少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのための無線ネットワークノード1000の実施形態を概略的に示す。無線ネットワークノードは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のUE1050にサービスを提供し、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される。セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、リダイレクションを伴う接続解除を含んでもよい。UEは、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。無線ネットワークノードは、受信器1001は、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて実行された測定に対する測定結果をUEから受信するように構成される受信器1001を有する。受信器1001は、アンテナポートを介して、同じまたは異なる受信アンテナ1008に接続されうる。無線ネットワークノードは、受信した測定結果に基づいてUEの位置を判定し、判定した位置と第少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される処理回路1002を更に有する。処理回路は、ターゲットセルの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定するようにも構成される。
1つの実施形態では、処理回路1002は、判定した位置とカバレッジマップとに基づいて、判定した位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質をカバレッジマップから得ることにより、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される。処理回路1002は、カバレッジマップを有するネットワークノードから、以下の内の1つを受信することにより、カバレッジマップから、信号強度または信号品質を得るように構成されてもよい。
・ 第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質
・ 第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質と、第1の周波数レイヤに対する、関連付けられた信号強度または信号品質との関数であるオフセット。
1つの実施形態において、処理回路1002は、ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、ターゲットセルへ変更すると判定するように構成される。更に、処理回路1002は、ターゲットセルが閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、第1の周波数レイヤのセルについての測定に基づいて、第1の周波数レイヤの中でモビリティの評価を行うように構成されてもよい。別の実施形態においては、処理回路1002は、ターゲットセルへ変更すると判定された場合に、ターゲットセルへ変更することの命令を発行するように構成されてもよい。
代替的実施形態においては、第1の周波数レイヤの測定されたセルはプライマリセルであり、ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルである。この実施形態における処理回路1002は、セカンダリセルのカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のためのセカンダリセルを設定するかを判定するように適合される。
少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのためのUE1150および無線ネットワークノード1100の実施形態を、図11のブロック図に示す。UE1150は、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される。UEは、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルにおいて、ネットワークノードによってサービスを提供され、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように更に構成される。UEは、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて測定を実行し、実行された測定の結果に基づいてUEの位置を判定するように構成される処理回路1151を有する。処理回路はまた、判定された位置と、少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される。UEはまた、ターゲットセルの評価されたカバレッジに関する情報を無線ネットワークノードに送信するように構成される送信器1152を更に有する。送信器1152は、同一の、または異なる送信アンテナ1158にアンテナポートを介して接続されてもよい。
1つの実施形態において、処理回路1151は、判定された位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値をカバレッジマップから得ることにより、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される。ターゲットセルの評価されたカバレッジに関する、送信される情報は、得られた信号強度または信号品質を含んでもよい。
1つの実施形態において、処理部1151は、UEにおいてカバレッジマップを保持するように構成される。代替的実施形態において、UEは、無線ネットワークノードからカバレッジマップを受信するように構成される受信器1153を更に有する。この代替的実施形態においては、UEは、カバレッジマップそのものを保持する必要はない。
別の実施形態において、送信器1152は、無線ネットワークノードに対して、UEが、第2の周波数レイヤのターゲットセルについての測定の実行を伴わない当該セルのカバレッジの評価をサポートしていることを示す、能力を送信するように更に構成される。
無線ネットワークノード1100は、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセル内のUE1150にサービスを提供し、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成される。セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、またはリダイレクションを伴う接続解除を含んでもよい。UEは、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。無線ネットワークノードは、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジに関する情報をUEから受信するように構成される受信器1101と、受信した情報に基づいて、ターゲットセルに変更するかを判定するように構成される処理回路1102とを有する。受信器1101は、アンテナポートを介して、同一または異なる受信アンテナ1108に接続されうる。
受信器1101は、1つの実施形態において、UEから、UEが、第2の周波数レイヤのセルについての測定を実行伴わない、当該セルのカバレッジの評価をサポートすることを示す能力を受信するように、更に構成される。処理回路1102は、受信した能力をトリガに、ターゲットセルのカバレッジに関する情報をUEに要求するように構成されてもよい。
別の実施形態においては、処理回路1102は、ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、ターゲットセルへ変更するように判定するように構成される。処理回路1102は、ターゲットセルが閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、第1の周波数レイヤのセルについての測定に基づいて、第1の周波数レイヤの中でのモビリティの評価を実行するように更に構成されてもよい。更に別の実施形態においては、処理回路1102は、ターゲットセルへ変更するように判定された場合に、セルを変更するための命令を発行するように更に構成される。
代替的実施形態においては、第1の周波数レイヤの測定されたセルはプライマリセルであり、ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルである。この代替的実施形態においては、処理回路1102は、セカンダリセルのカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のためにセカンダリセルを設定するかを判定するように適合される。
少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのためのUEの実施形態を、図12におけるブロック図に示す。UEは、周波数レイヤ間のセル変更をサポートし、アイドルモードにおいて、少なくとも2つの周波数レイヤの第1の周波数レイヤのセルに在圏し、第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行するとともに少なくとも2つの周波数レイヤの第2の周波数レイヤのセルについての測定は除外するように構成される。UEは、第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行し、実行された測定の結果に基づいてUEの位置を判定するように構成される、メモリ1251及び処理回路1252を有する。処理回路1252はまた、判定された位置と、少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し、ターゲットセルのカバレッジの評価に基づいて、ターゲットセルへ変更するかを判定するように構成される。1つの実施形態において、処理回路1252は、判定された位置に対応する第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値をカバレッジマップから得ることにより、第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価するように構成される。
上記の議論からすると、上述の本発明の実施形態は、1つの周波数レイヤの未測定のセルからUEが利用可能なカバレッジを、他の周波数レイヤのセルの測定に基づいて判定するために、LTEのeNodeBのような、ネットワークの中の1つ以上のノードにおいて実行される方法を含んでいることが理解されるだろう。これらの方法の種々の事例もまた、あるノードから別のノードへ、測定データまたはマッピングデータを通信するステップを、この場合もまた1つの周波数レイヤの未測定のセルからUEが利用可能なカバレッジを判定する目的で含んでもよい。上述のように、これらの方法の1つ以上は、信号強度測定、タイミング測定等を含む、移動体端末またはUEから受信した測定データにも基づいてもよく、代替的に、又は加えて、の少なくともいずれかで、よく聞こえる送信点のUEによる識別に依存してもよい。上述の技術及びそれらのサブプロセスは、それらの技術とそれらのサブプロセスが、本質的に互いに相容れないものでない限り、何れの組み合わせによっても使用可能であることが理解されるであろう。他の実施形態は、UEで実行される同様の方法を含む。さらに他の実施形態は、上述の方法及び技術に対応する、基地局のような無線ノード装置およびUE装置を含む。
いくつかの場合、上述の方法は、本技術に関する少しの要素を図解する図13に示されているもののような、UEまたは基地局において実現される、無線送受信器装置に実装されるだろう。当然に、ネットワークベースの実施形態は、基地局の構成に限定される必要はなく、上述の技術を実行するように構成された他の無線ネットワークノード装置もまた予定されていることが理解されるであろう。
図13に示される装置は、無線回路210,およびベースバンド及び制御処理回路220を含む。無線回路210は、典型的には、LTEアドバンストに対する3GPP標準のような特定の通信技術標準に従った公知の無線処理、および信号処理要素および技術を使用する受信器回路および送信器回路を含む。これらの回路の設計に関わる種々の詳細、および技術的トレードオフは公知であり、本発明の十分なる理解のために必要なものではないため、更なる詳細はここでは述べないこととする。
ベースバンドおよび制御処理回路220は、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ230、およびディジタル信号処理装置(DSP)、特殊目的ディジタルロジック等を含みうるディジタルハードウェアを含む。マイクロプロセッサおよびディジタルハードウェアのいずれかまたは両方は、無線パラメータ244とともにメモリ240に記憶されたプログラムコード242を実行するように構成されてもよい。この場合も、UEおよび無線基地局のためのベースバンド処理回路の設計に関わる種々の詳細および技術的トレードオフは、本発明の十分な理解に必要ではないため、ここでは更なる詳細について述べないことする。
読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどのような、1つまたは複数のタイプのメモリを含みうるメモリ回路240に記憶されている、プログラムコード242は、いくつかの実施形態において、1つ以上の電気通信プロトコルとデータ通信プロトコルとの少なくともいずれかを実行するためのプログラム命令、及び、ここで説明された1つ以上の技術を実行するための命令を含む。無線パラメータ244は、いくつかの実施形態において、これらの技術をサポートするための1つ以上の所定のテーブル又は他のデータを含んでもよい。
本発明の実施形態のいくつかの実施例について、具体的な実施形態の添付図面を参照して、上で詳細に説明した。当然ながら、要素または技術の考えられる全ての組み合わせについて説明することは不可能であるため、本発明の必須の特徴から逸脱することなく、本発明がここで説明されたものとは別の方法で実装されうることが、当業者には理解されるであろう。

Claims (44)

  1. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークの無線ネットワークノード(101)における、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法であって、
    前記無線ネットワークノードは、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤ(F1)のセル内のユーザ端末(103)にサービスを提供し、
    前記ユーザ端末は、前記第1の周波数レイヤ(F1)のセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤ(F2)のセルについての測定を除外するように構成され、
    前記方法は、
    前記第1の周波数レイヤ(F1)の少なくとも1つのセルについて実行された測定に対する前記ユーザ端末からの測定結果を受信し(610)、
    受信した前記測定結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し(620)、
    判定された前記位置と、前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤ(F2)のターゲットセルのカバレッジを評価し(630)、
    前記ターゲットセルのカバレッジの前記評価に基づいて、前記ターゲットセルへ変更するかを判定する(640)、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 判定された前記位置と前記カバレッジマップとに基づく、前記第2の周波数レイヤの前記ターゲットセルの前記カバレッジの評価(630)は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得ること(631)を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記カバレッジマップから前記信号強度または前記信号品質値を得ること(631)は、前記カバレッジマップを有するネットワークノードから、
    − 前記第2の周波数レイヤに対する前記信号強度または前記信号品質値
    − 前記第2の周波数レイヤに対する前記信号強度または前記信号品質値と、前記第1の周波数レイヤに対する関連付けられた信号強度または信号品質値との関数であるオフセット
    のいずれかを受信することを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記ターゲットセルへ変更するかの判定(640)は、前記ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、前記ターゲットセルへ変更すると判定することを含む、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記ターゲットセルが前記閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、前記第1の周波数レイヤのセルについての前記測定に基づいて、前記第1の周波数レイヤの中で、モビリティの評価を実行する(660)ことをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記ターゲットセルへ変更すると判定された場合、前記ターゲットセルへ変更するための命令を発行する(650)ことをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、又はリダイレクションを伴う接続解除を含む、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第1の周波数レイヤの前記測定されたセルはプライマリセルであり、前記ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルであり、
    前記セカンダリセルへ変更するかの判定(640)は、前記セカンダリセルのカバレッジの前記評価に基づいて、マルチキャリア動作のために前記セカンダリセルを設定するかを判定することを含む、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  9. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークのユーザ端末(103)における、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法であって、
    前記ユーザ端末は、無線ネットワークノード(101)によって、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセルにおいてサービスを提供されており、前記第1の周波数レイヤ(F1)のセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤ(F2)のセルについての測定を除外するように構成され、
    前記方法は、
    前記第1の周波数レイヤ(F1)の少なくとも1つのセルについての測定を実行し(710)、
    実行された前記測定の結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し(720)、
    判定された前記位置と前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤ(F2)のターゲットセルのカバレッジを評価し(730)、
    前記ターゲットセルの評価された前記カバレッジに関する情報を、前記無線ネットワークノードへ送信する(740)、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  10. 判定された前記位置と前記カバレッジマップとに基づく、前記第2の周波数レイヤの前記ターゲットセルの前記カバレッジの前記評価は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得ること(731)を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記ターゲットセルの評価された前記カバレッジに関する情報は、得られた前記信号強度または前記信号品質値を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記カバレッジマップは、前記無線ネットワークノードから受信され、又は前記ユーザ端末において保持される、
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記第2の周波数レイヤのセルについての測定の実行を伴わない、当該セルのカバレッジの評価を前記ユーザ端末がサポートすることを示す能力を、前記無線ネットワークノードへ送信する(750)ことをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークの無線ネットワークノード(101)における、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法であって、
    前記無線ネットワークノードは、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤ(F1)のセル内のユーザ端末(103)にサービスを提供し、
    前記ユーザ端末は、前記第1の周波数レイヤ(F1)のセルについての測定を実行すると共に、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤ(F2)のセルについての測定を除外するように構成され、
    前記方法は、
    前記第2の周波数レイヤ(F2)のターゲットセルのカバレッジに関する、前記ユーザ端末からの情報を受信し(810)、
    受信した前記情報に基づいて、前記ターゲットセルへ変更するかを判定する(820)、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  15. 前記第2の周波数レイヤのセルについての測定の実行を伴わない、当該セルのカバレッジの評価を前記ユーザ端末がサポートすることを示す能力を、当該ユーザ端末から受信する(830)ことをさらに含み、
    受信した前記能力は、前記ターゲットセルの前記カバレッジに関する情報の、前記ユーザ端末への要求をトリガする、
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ターゲットセルへ変更するかの判定(820)は、前記ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価される場合に、前記ターゲットセルへ変更するように判定することを含む、
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記ターゲットセルが前記閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、前記第1の周波数レイヤのセルについての前記測定に基づいて、前記第1の周波数レイヤの中で、モビリティの評価を実行する(840)ことをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記ターゲットセルへ変更すると判定された場合、前記ターゲットセルへ変更するための命令を発行する(850)ことをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、又はリダイレクションを伴う接続解除を含む、
    ことを特徴とする請求項14から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記第1の周波数レイヤの前記測定されたセルはプライマリセルであり、前記ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルであり、
    前記セカンダリセルへ変更するかの判定(820)は、前記セカンダリセルのカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のために前記セカンダリセルを設定するかを判定することを含む、
    ことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載の方法。
  21. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークのユーザ端末(103)における、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするための方法であって、
    前記ユーザ端末は、アイドルモードにおいて、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセルに在圏しており、前記第1の周波数レイヤ(F1)のセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤ(F2)のセルについての測定を除外するように構成され、
    前記方法は、
    前記第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行し(910)、
    実行された前記測定の結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し(920)、
    判定された前記位置と、前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤ(F2)のターゲットセルのカバレッジを評価し(930)、
    前記ターゲットセルのカバレッジの前記評価に基づいて、当該ターゲットセルへ変更するかを判定する(940)、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  22. 判定された前記位置と前記カバレッジマップとに基づく、前記第2の周波数レイヤ(F2)の前記ターゲットセルの前記カバレッジの評価(930)は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得る(931)ことを含む、
    ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークのための無線ネットワークノード(1000)であって、
    前記無線ネットワークノードは、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末(1050)にサービスを提供するように構成されると共に、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成され、
    前記ユーザ端末は、前記第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤのセルについての測定を除外するように構成され、
    前記無線ネットワークノードは、前記第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについて実行された測定に対する測定結果を、前記ユーザ端末から受信するように構成される受信器(1001)を有し、
    前記無線ネットワークノードは、さらに、処理回路(1002)であって、
    受信した前記測定結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し、
    判定された前記位置と、前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し、
    前記ターゲットセルのカバレッジの前記評価に基づいて、前記ターゲットセルへ変更するかを判定する、
    ように構成される処理回路(1002)を有する、
    ことを特徴とする無線ネットワークノード。
  24. 前記処理回路(1002)は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得ることにより、判定された前記位置と前記カバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤの前記ターゲットセルの前記カバレッジを評価するように構成される、
    ことを特徴とする請求項23に記載の無線ネットワークノード。
  25. 前記処理回路(1002)は、前記カバレッジマップを有するネットワークノードから、
    − 前記第2の周波数レイヤに対する前記信号強度または前記信号品質値
    − 前記第2の周波数レイヤに対する前記信号強度または前記信号品質値と、前記第1の周波数レイヤに対する関連付けられた信号強度または信号品質値との関数であるオフセット
    のいずれかを受信することにより、前記カバレッジマップから前記信号強度または前記信号品質値を得るように構成される、
    ことを特徴とする請求項24に記載の無線ネットワークノード。
  26. 前記処理回路(1002)は、前記ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価された場合に、前記ターゲットセルへ変更すると判定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項23から25のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  27. 前記処理回路(1002)は、さらに、前記ターゲットセルが前記閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、前記第1の周波数レイヤのセルについての前記測定に基づいて、前記第1の周波数レイヤの中で、モビリティの評価を実行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項26に記載の無線ネットワークノード。
  28. 前記処理回路(1002)は、前記ターゲットセルへ変更すると判定された場合、前記ターゲットセルへ変更するための命令を発行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項23から27のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  29. 前記セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、又はリダイレクションを伴う接続解除を含む、
    ことを特徴とする請求項23から28のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  30. 前記第1の周波数レイヤの前記測定されたセルはプライマリセルであり、前記ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルであり、
    前記処理回路(1002)は、前記セカンダリセルのカバレッジの前記評価に基づいて、マルチキャリア動作のために前記セカンダリセルを設定するかを判定するように適合される、
    ことを特徴とする請求項23から25のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  31. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークのためのユーザ端末(1150)であって、
    前記ユーザ端末は、周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成されると共に、さらに、無線ネットワークノード(1100)によって、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセルにおいてサービスを提供され、前記第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行し、かつ、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤのセルについての測定を除外するように構成され、
    前記ユーザ端末は、処理回路(1151)であって、
    前記第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行し、
    実行された前記測定の結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し、
    判定された前記位置と前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価する、
    ように構成される、処理回路(1151)を有し、
    前記ユーザ端末は、さらに、前記ターゲットセルの評価された前記カバレッジに関する情報を、前記無線ネットワークノードへ送信するように構成される送信器(1152)を有する、
    ことを特徴とするユーザ端末。
  32. 前記処理回路(1151)は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得ることにより、前記第2の周波数レイヤの前記ターゲットセルの前記カバレッジを評価するように構成される、
    ことを特徴とする請求項31に記載のユーザ端末。
  33. 前記ターゲットセルの評価された前記カバレッジに関して送信される前記情報は、得られた前記信号強度または前記信号品質値を含む、
    ことを特徴とする請求項32に記載のユーザ端末。
  34. 前記処理回路(1151)は、前記カバレッジマップを前記ユーザ端末において保持するように構成され、又は、前記ユーザ端末は、前記無線ネットワークノードから前記カバレッジマップを受信するように構成される受信器(1153)をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項31から33のいずれか1項に記載のユーザ端末。
  35. 前記処理回路(1151)は、さらに、前記第2の周波数レイヤのセルについての測定の実行を伴わない、当該セルのカバレッジの評価を前記ユーザ端末がサポートすることを示す能力を、前記無線ネットワークノードへ送信するように構成される、
    ことを特徴とする請求項31から34のいずれか1項に記載のユーザ端末。
  36. 少なくとも2つの周波数レイヤ(F1、F2)を展開する無線通信ネットワークのための無線ネットワークノード(1100)であって、
    前記無線ネットワークノードは、前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセル内のユーザ端末(1150)にサービスを提供すると共に周波数レイヤ間のセル変更をサポートするように構成され、
    前記ユーザ端末は、前記第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤのセルについての測定を除外するように構成され、
    前記無線ネットワークノードは、前記第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジに関する情報を、前記ユーザ端末から受信するように構成される受信器(1101)と、受信した前記情報に基づいて、前記ターゲットセルへ変更するかを判定するように構成される処理回路(1102)と、を有する、
    ことを特徴とする無線ネットワークノード。
  37. 前記受信器(1101)は、さらに、前記第2の周波数レイヤのセルについての測定の実行を伴わない、当該セルのカバレッジの評価を前記ユーザ端末がサポートすることを示す能力を、当該ユーザ端末から受信するように構成され、
    前記処理回路(1102)は、受信した前記能力によりトリガされ、前記ターゲットセルの前記カバレッジに関する情報を、前記ユーザ端末に対して要求するように構成される、
    ことを特徴とする請求項36に記載の無線ネットワークノード。
  38. 前記処理回路(1102)は、前記ターゲットセルが閾値以上の品質で受信されると評価される場合に、前記ターゲットセルへ変更するように判定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項36又は37に記載の無線ネットワークノード。
  39. 前記処理回路(1102)は、さらに、前記ターゲットセルが前記閾値より低い品質で受信されると評価された場合に、前記第1の周波数レイヤのセルについての前記測定に基づいて、前記第1の周波数レイヤの中で、モビリティの評価を実行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項38に記載の無線ネットワークノード。
  40. 前記処理回路(1102)は、さらに、前記ターゲットセルへ変更すると判定された場合、セルを変更するための命令を発行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項36から39のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  41. 前記セル変更は、セル再選択、ハンドオーバ、又はリダイレクションを伴う接続解除を含む、
    ことを特徴とする請求項36から40のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  42. 前記第1の周波数レイヤの前記測定されたセルはプライマリセルであり、前記ターゲットセルはマルチキャリアネットワークにおけるセカンダリセルであり、
    前記処理回路(1102)は、前記セカンダリセルのカバレッジの評価に基づいて、マルチキャリア動作のために前記セカンダリセルを設定するかを判定するように適合される、
    ことを特徴とする請求項36から38のいずれか1項に記載の無線ネットワークノード。
  43. 少なくとも2つの周波数レイヤを展開する無線通信ネットワークのためのユーザ端末(1250)であって、前記ユーザ端末は、周波数レイヤ間のセル変更をサポートし、アイドルモードにおいて前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第1の周波数レイヤのセルに在圏し、かつ、前記第1の周波数レイヤのセルについての測定を実行すると共に前記少なくとも2つの周波数レイヤのうちの第2の周波数レイヤのセルについての測定を除外するように構成され、
    前記ユーザ端末は、メモリ(1251)及び処理回路(1252)であって、
    前記第1の周波数レイヤの少なくとも1つのセルについての測定を実行し、
    実行された前記測定の結果に基づいて、前記ユーザ端末の位置を判定し、
    判定された前記位置と、前記少なくとも2つの周波数レイヤに対するカバレッジマップとに基づいて、前記第2の周波数レイヤのターゲットセルのカバレッジを評価し、
    前記ターゲットセルのカバレッジの前記評価に基づいて、当該ターゲットセルへ変更するかを判定する、
    ように構成されるメモリ(1251)及び処理回路(1252)を有する、
    ことを含むことを特徴とするユーザ端末。
  44. 前記処理回路(1252)は、判定された前記位置に対応する前記第2の周波数レイヤに対する信号強度または信号品質値を、前記カバレッジマップから得ることにより、前記第2の周波数レイヤの前記ターゲットセルの前記カバレッジを評価するように構成される、
    ことを特徴とする請求項43に記載のユーザ端末。
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