JP2014510830A - 燃料組成物 - Google Patents

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Abstract

華氏95〜440度の沸騰範囲を有する燃料組成物であって、該燃料組成物が:
(a)55体積%以下の飽和物含量;(b)約88〜約91のRON;(c)約0〜約5体積%のオレフィン含量;
(d)約32〜約40体積%の芳香族化合物含量;(e)約8〜約16体積%のエタノール含量;(f)約8〜約11のオクタン感度;を含み、該燃料組成物がHCCIエンジンに用いられるものである上記燃料組成物。
【選択図】図1

Description

本発明はHCCIエンジン、デュアルモードパートタイムHCCIエンジン、及びスパーク補助HCCIエンジンに使用することのできる燃料組成物に関する。
予混合圧縮着火(「HCCI」)は火花点火エンジンに対する高効率の代替手段としての可能性を提供する魅力的な先進燃焼プロセスである。ディーゼル様の効率を提供しつつも実質的に低いNOxとPM排出を提供することにより、HCCIはまたディーゼルエンジンに代わる低排出性の代替手段を提供する。従来のディーゼル燃焼と異なり、HCCIは火炎前面を維持することに依存しない。むしろ、燃焼は給気ガスの体積全体に亘って複数の点で自発的な自己着火の結果として生じる。HCCIのこのユニークな特性により、燃焼生成ガスの添加により(例えば、排ガス再循環により)極めて薄く希釈された非常に希薄な混合物(単数又は複数)の燃焼を可能にし、その結果低い燃焼温度となり、NOx排出を劇的に減少させる。また、従来のディーゼル燃焼と異なり、給気は十分によく混合されているので、PM排出は極めて低い。その結果、HCCIは従来のディーゼルエンジンに対する低排出代替手段を提供する。
HCCIのための従来のディーゼル燃料又はガソリンの使用は、これらの燃料が容易に入手可能であるという理由から、望ましいものではあるが、これらの燃料で許容可能なHCCI運転条件を達成することは困難なことがある。ディーゼル燃料では、全体の蒸発が起こって予混合された均一に近い給気を形成することが難しくなる前に高い温度が必要となる。第二に、ディーゼル燃料は重要な冷却燃焼化学反応を有しており、一旦燃焼温度が約800°Kを超えると、急速な自然着火につながる。これにより過剰に高度な燃焼相を引き起こすか、及び/又は圧縮比の減少を必要とし、エンジン効率を下げることがあり得るのである。逆に、ガソリンは過剰に高い圧縮比又は大きな給気加熱を提供するための様々なテクニックを必要とし得る。
HCCI燃焼は一般に均一な空気/燃料混合物の制御された自己着火として特徴付けられ、火炎前面(フレームフロント)なしで生じる。高給気希釈に沿った、比較的高い圧縮比、スロットル調整されていない運転、及び極めて高い燃焼比が高い効率を提供する。得られた低燃焼済みガス温度がNOxの形成を最小化し、燃料リッチな領域を除去することで微粒子状物質やすすの形成を防止することができる。HCCIには幾つかのバージョンがあり、その各々は別個の頭字語(アクロニム)を有している。例えば、HCCI、PCCI、CAI、PPC、MK、UNIBUS、OKPなどである。ディーゼルエンジン製造業のなかにはディーゼル業界においてパートタイムHCCI(この場合、PCCI)を用い始めているところもある。パートタイムHCCIエンジンは新しい未来におけるガソリン乗用車市場で使用されることが期待される。
Decら、米国特許第7,128,046号明細書は、従来のHCCIでできるよりも高いエンジン負荷で過剰なノックを起こさずに運転が可能な予混合圧縮着火(「HCCI」)エンジンにおける熱排出速度を遅くする方法に関する。この方法は、エンジンシリンダー内に層状燃料給気を作り、様々な燃料濃度の領域が連続して自動着火するように適切な冷炎(cool−flame)化学反応を有する二段着火燃料を有する燃料を用いて、シリンダー内ガス(典型的には完全燃焼に十分な酸素を含む)中の或る範囲の燃料濃度を提供するように、燃料給気を噴射することを含む。
米国特許第7,128,046号明細書
本発明は、HCCIエンジンに用いられる燃料組成物、及びHCCIエンジンにおける燃料効率を改良する方法を提供する。
一つの態様では、本発明は華氏95〜440度の沸騰範囲を有する燃料組成物であって、該燃料組成物が
(a)55体積%以下の飽和物含量;
(b)約88〜約91のRON;
(c)約0〜約5体積%のオレフィン含量;
(d)約32〜約40体積%の芳香族化合物含量;
(e)約8〜約16体積%のエタノール含量;
(f)約8〜約11のオクタン感度;
を含み、該燃料組成物がHCCIエンジンに用いられるものである上記燃料組成物に関する。
一つの態様では、本発明は華氏95〜440度の沸騰範囲を有する燃料組成物を噴射することを含む、HCCIエンジンにおける燃料効率を改良する方法であって、該燃料組成物が
(a)55体積%以下の飽和物含量;
(b)約88〜約91のRON;
(c)約0〜約5体積%のオレフィン含量;
(d)約32〜約40体積%の芳香族化合物含量;
(e)約8〜約16体積%のエタノール含量;
(f)約8〜約11のオクタン感度;
を含み、該燃料組成物がHCCIエンジンに用いられるものである上記方法に関する。
図1は本発明の燃料と比較の燃料でエンジンを動かすときの許容可能な上限と下限を示す。 図2は本発明の燃料と比較の燃料の重量測定の燃料効率を示す。 図3は本発明の燃料と比較の燃料の体積測定の燃料効率を示す。
本発明は様々な変更と代替的形態が可能であり、その具体的な態様は本明細書に詳細に記載されている。しかし、具体的態様の本明細書における記載は本発明を開示された特定の形態に制限することを意図するものではなく、本発明はあらゆる変更、均等物、及び代替物を包含すべきであり、これらも添付の特許請求の範囲により規定されるように本発明の精神と範囲内に入るものであることを理解すべきである。
定義
RON−リサーチオクタン価は、600rpmのエンジン速度と、気圧に依存する特定の吸気温度での特別に設計された一気筒CFRエンジンにおいて測定する。それは、報告によれば低過酷度エンジン運転の下での燃料性能をシミュレートするとされている。
燃料組成物
本発明の一つの態様は、燃料添加剤を任意に含み、HCCIエンジンに用いることができる燃料組成物に関する。本願の特許請求の範囲に記載の発明の燃料組成物はHCCI運転範囲にまで拡張し、HCCI運転範囲内でHCCI燃焼の効率を上昇させ、HCCI燃焼を用いたエンジンの燃料経済と性能を改善する。
本発明の一つの態様で用いられる燃料組成物は約88〜約91のリサーチオクタン価(RON)を有している。燃料組成物は55体積%以下の飽和含量、好ましくは52体積%以下の飽和含量、そしてより好ましくは50体積%以下の飽和含量を有している。燃料組成物は約0〜約5体積%、好ましくは約2〜約5体積%、より好ましくは約3〜約4.5体積%のオレフィン含量を有する。燃料組成物は約32〜約40体積%、好ましくは約34〜約40体積%、より好ましくは約35〜約39体積%の芳香族化合物含量を有する。燃料組成物は約8〜約16体積%、好ましくは約9〜約12体積%、より好ましくは約9〜約11体積%のエタノール含量を有する。燃料組成物は約8〜約11のオクタン感度を有する。
燃料組成物の製造方法
本願の特許請求の範囲に記載の発明に使用される燃料は商業的な精製施設から得られたものであり、n−ヘプタン又はエタノールを添加されたこともある。少なくとも2つの精製流がブレンドされ、上述の燃料組成を有する燃料を得た。これらの燃料を製造するための典型的なプロセスと条件についての情報は、ウィリアム レフラー(William Leffler)(PennWell Corp, 2000)による「石油精製」(“Petroleum Refining”)において得られる。
エンジン条件
本発明の燃料は予混合圧縮着火(HCCI)型の先進燃焼エンジン環境で用いられた。エンジンは少なくとも一気筒を有する。エンジンは全体的な又は部分的なHCCIエンジン環境で運転してもよい。エンジンは典型的には、排ガスがエンジンに再循環される排気リサイクルバルブ配置を有している。典型的には、排気バルブは少なくとも二回開く。二回目以降の開放の間、吸気ストロークが開き、熱い残渣ガスがエンジンのシリンダーに戻される。
一つの態様では、エンジンは一気筒、4ストロークエンジンであり、これは完全なHCCIモードで運転される。一つの態様では、対の吸排気バルブ付きのベルト駆動式ダブルオーバーヘッドカムを備えた片流れ屋根形のアルミニウムヘッドである。
典型的には、エンジンは8〜20、より好ましくは10〜16、最も好ましくは10〜14の圧縮比を有する。
本発明の燃料は様々なボアホールサイズを有するエンジンで用いることができる。典型的には、エンジンのボア(孔):ストローク比は0.90:1〜0.96:1.10である。
典型的にはエンジンの排気量は約0.50L〜約18Lである。より好ましくは、約0.8L〜約6Lである。
バルブ・タイミング:
−吸気バルブ開/吸気バルブ閉:346°ATDC/128°BTDC
−排気バルブ開/吸気バルブ閉:130°ATDC/352°BTDC
−2回目排気バルブ開/排気バルブ閉:326°BTDC/189°BTDC
以下の実施例は本発明の具体的な実施態様を説明するために提示されるものであり、いかなる場合も本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。
5種の燃料組成物を、全HCCIモードで運転された一気筒4ストロークガソリンリサーチエンジンに噴射した。燃料組成物は精製流のブレンドとした。各燃料は望ましい量の飽和物、芳香族化合物、及びオレフィンを与えるように精製流をブレンドすることに由来した。必要に応じて、エタノールを燃料ブレンドに添加した。本発明で用いる燃料の主要な特性を表1に挙げる。
エンジンの種類と仕様
エンジンは対の吸排気バルブ付きのベルト駆動式ダブルオーバーヘッドカムを備えた片流れ屋根形のアルミニウムヘッドを有していた。
エンジンは排気リブリージングバルブ戦略を利用した。典型的には、このような戦略により排気バルブは吸気ストロークで二度目に開いて、シリンダー内に熱い残渣給気(即ち噴射燃料)を戻して再誘導する。
エンジンは以下の仕様を有していた。
圧縮比: 12.5
ボア(孔): 86.0mm
ストローク: 94.6mm
排気量: 0.549リットル
連接棒長さ: 152.2mm
バルブタイミング:
・吸気バルブ開/吸気バルブ閉: 346°ATDC/128°BTDC。
・排気バルブ開/排気バルブ閉: 130°ATDC/352°BTDC。
・2回目排気バルブ開/排気バルブ閉: 326°BTDC/189°BTDC。
燃料特性:
表1 燃料とその特性
上述のように、体積%の飽和物、芳香族化合物、オレフィン、場合によりエタノールを得るための様々な割合の精製物から得られたガソリンレンジ流をブレンドすることにより、燃料を調製した。
実験手順:
燃料と空気をエンジンの燃焼室に噴射した。燃料は、わずかではあるが異なる組成により典型的には様々なエネルギー含量を有しているので、噴射する燃料の体積を調整することにより、各燃料のサイクル当たりエンジンの燃焼室に同じエネルギー総量を噴射した。
噴射した空気の量は、等量比=0.73=((化学量論的 空気/燃料 比)/(実際の 空気/燃料 比))となるように調整した。
吸気温度をすべての燃料が、2000rpmの基準速度で同じCA50(燃料の積算50%が燃焼したときのエンジンクランク角位置)を有することができるように設定した。
各燃料の運転の許容範囲を確立するために:
エンジン速度と負荷を変化させた。燃焼室に噴射した燃料の量を調整することにより負荷を変えた。負荷はブレーキ平均有効圧(BMEP)の従来からの単位を用いて報告される。
各速度で、ミスファイアが生じた閾値を見つけることで、許容可能な低負荷限界を決定し、これを(表示平均有効圧)IMEPの変動係数=5%の点として定義する。
各速度で、許容可能な低負荷限界を、共鳴強度の値が、値=5を超え始める閾値点により決定した。
結果
図1は1200〜2400rpmの速度範囲に亘って試験した燃料の運転の許容可能な上限と下限を示す。図1に教示されるように、運転範囲がより広くなるほど、燃料はより効率的になる。具体的には、燃料Cに関して、ブレーキ効率平均圧力の高負荷は少なくとも約2.5バールよりも高く、ブレーキ効率平均圧力の低負荷は少なくとも約1.75バールよりも低い。燃料Cは試験した燃料の最も広い運転範囲を示す。
できるだけ広い運転範囲を有することに加えて、重要な特徴は、表示燃料消費比、ISFC(以下の定義参照)により測定された燃料効率である。ISFCが低いほど、燃料の効率は高くなる。図2及び3は重量ベース(消費燃料のグラム/kw‐hr)及び体積ベース(消費ガロン/kwhr)の両方で、燃料Cが最も効率的であることを示す。体積燃料効率は車両運転手にとって最も関連のある燃料効率パラメータである。
表示燃料消費比、ISFC=エンジン速度*燃料噴射比/(表示出力)
ここで、表示出力=負荷*π*(ボア/2)*ストローク*速度
共鳴強度はエンジンにおけるノッキングの発生を確認するために使われる用語である。O.Seok Kwon及びOck Taeck Lim,“Effect of Boost Pressure on Thermal Stratification in HCCI Engine Using the Multi−Zone Model,”(複数ゾーンモデルを用いたHCCIエンジンにおける温度成層化に対する給気圧の効果)Journal of Mechanical Science and Technology,Volume 24,Number 1,399−406,DOI:10.1007/s12206−009−1201−y参照。

Claims (17)

  1. 華氏95〜440度の沸騰範囲を有する燃料組成物であって、該燃料組成物が:
    (a)55体積%以下の飽和物含量;
    (b)約88〜約91のRON;
    (c)約0〜約5体積%のオレフィン含量;
    (d)約32〜約40体積%の芳香族化合物含量;
    (e)約8〜約16体積%のエタノール含量;
    (f)約8〜約11のオクタン感度;
    を含み、該燃料組成物がHCCIエンジンに用いられるものである上記燃料組成物。
  2. HCCIエンジンが、HCCIモードで、又は火花点火モードで、又はHCCIモードと火花点火モードの両方で運転されるパートタイムHCCIエンジンである、請求項1記載の燃料組成物。
  3. 飽和物含量が52体積%以下である、請求項1記載の燃料組成物。
  4. 飽和物含量が50体積%以下である、請求項3記載の燃料組成物。
  5. オレフィン含量が約2〜約5体積%である、請求項1記載の燃料組成物。
  6. オレフィン含量が約3〜約4.5体積%である、請求項5記載の燃料組成物。
  7. 芳香族化合物含量が約34〜約40体積%である、請求項1記載の燃料組成物。
  8. 芳香族化合物含量が約35〜約39体積%である、請求項7記載の燃料組成物。
  9. エタノール含量が約9〜約12体積%である、請求項1記載の燃料組成物。
  10. エタノール含量が約9〜約11体積%である、請求項9記載の燃料組成物。
  11. 華氏95〜440度の沸騰範囲を有する燃料組成物をHCCIエンジンに噴射することを含む、HCCIエンジンにおける燃料効率を改良する方法であって、該燃料組成物が:
    (a)55体積%以下の飽和物含量;
    (b)約88〜約91のRON;
    (c)約0〜約5体積%のオレフィン含量;
    (d)約32〜約40体積%の芳香族化合物含量;
    (e)約8〜約16体積%のエタノール含量;
    (f)約8〜約11のオクタン感度;
    を含む、上記方法。
  12. HCCIエンジンが、HCCIモードで、又は火花点火モードで、又はHCCIモードと火花点火モードの両方で運転されるパートタイムHCCIエンジンである、請求項11記載の方法。
  13. 低負荷ブレーキ平均有効圧が1.7バール未満である、請求項11記載の方法。
  14. 高負荷ブレーキ平均有効圧が2.5バールを超える、請求項11記載の方法。
  15. 高負荷ブレーキ平均有効圧が2.5バールを超え、低負荷ブレーキ平均有効圧が1.7バール未満である、請求項11記載の方法。
  16. 体積燃料消費が0.71gal/KW−hr未満である、請求項11記載の方法。
  17. 重量燃料消費が200g/KW−hr未満である、請求項11記載の方法。
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