JP2014510507A5 - - Google Patents

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通信チャネルへのワイヤレス通信デバイスのアクセスを制限すること
関連出願および優先権の主張
本出願は、「APPARATUS AND METHODS FOR RESTRICTING ACCESS TO A COMMUNICATION CHANNEL BY WIRELESS TERMINALS OF A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM」と題する2011年4月8日に出願された米国仮特許出願第61/473,667号と、「APPARATUS AND METHODS FOR RESTRICTING ACCESS TO A COMMUNICATION CHANNEL BY WIRELESS TERMINALS OF A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM」と題する2011年4月8日に出願された米国仮特許出願第61/473,674号とに関し、その優先権を主張する。前記出願のすべては、すべての目的のために、それらの全体が以下に完全に記載されるかのように参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、一般に通信システムに関する。より詳細には、本開示は、通信チャネルへのワイヤレス通信デバイスのアクセスを制限することに関する。
ワイヤレス通信システムは、世界中の多くの人々が通信できるようにするための重要な手段になっている。ワイヤレス通信システムはいくつかの加入者局の通信を可能にし得、各加入者局は基地局によってサービスされ得る。
ワイヤレス通信システムは、一般に、ネットワークと複数のワイヤレス通信デバイスとを含む。ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークと通信するために、通信チャネルへのアクセスを必要とする。しかしながら、ワイヤレス通信デバイスの数が増加するにつれて、利用可能なネットワークリソースは減少し得る。したがって、ネットワーク輻輳を低減することと、ワイヤレス通信デバイスによるネットワークへのアクセスを管理することとによって利益が実現され得る。
通信チャネルへのアクセスを制限するためのデバイス、システム、製造品および方法について説明する。一実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するための方法について説明する。少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データをもつメッセージが生成される。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。メッセージは、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに送信される。
方法はまた、追加の特徴を有し得る。たとえば、方法は、基地局によって実行され得る。アクセス制限データは、パケット処理と回線交換処理との両方に好適であり得る。優先度値は、優先度値のセットを含み得、アクセス制限データを生成することは、優先度値のセットを生成し得る。
メッセージの一部分は、アクセス制限データを含み得るレストオクテット情報要素であり得る。メッセージはまた、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可され得るかどうかを示し得る。レストオクテット情報要素は、直接割当て拒否メッセージ、直接割当て拡張メッセージ、直接割当てメッセージ、ページング要求タイプ1メッセージ、ページング要求タイプ2メッセージまたはページング要求タイプ3メッセージであり得る。
アクセス制限データは、優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示し得る。時間間隔は、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を含み得る。アクセス制限データを生成することは、1つの時間間隔を示し得る。1つの時間間隔は、1〜120秒の範囲、1〜60分の範囲、1〜24時間の範囲または1〜15日の範囲であり得る時間間隔範囲であり得る。通信チャネルは、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを含み得る。優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスは、時間間隔中に複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできないことがある。優先度値は、受信機から取得され得る。
メッセージは、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたページングメッセージであり得る。メッセージを送信することは、ページングチャネル上でページングメッセージを送信することを含み得る。ページングメッセージの一部分は、レストオクテット情報要素を含み得る。
メッセージは、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたアクセスメッセージを含み得る。メッセージを送信することは、アクセスチャネル上でアクセスメッセージを送信することを含み得る。アクセスメッセージの一部分は、レストオクテット情報要素を含み得る。
別の実施形態に従って、ワイヤレス通信デバイスによる通信チャネルへのアクセスを制限するための方法について説明する。アクセス制限データを含むメッセージが受信される。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。通信チャネルへのアクセスは、アクセス制限データによって与えられた指示に基づいて制限される。
メッセージの一部分は、アクセス制限データを含み得るレストオクテット情報要素であり得る。アクセスを制限することはまた、レストオクテット情報要素に基づき得る。レストオクテット情報要素は、直接割当て拒否メッセージ、直接割当て拡張メッセージ、直接割当てメッセージ、ページング要求タイプ1メッセージ、ページング要求タイプ2メッセージまたはページング要求タイプ3メッセージであり得る。
優先度値は、優先度値のセットを含み得る。アクセス制限データを生成することは、優先度値のセットを生成し得る。ワイヤレス通信デバイスは、記憶された優先度値を含み得る。アクセスを制限することは、優先度値が記憶された優先度値を含むときに行われ得る。
通信チャネルは、アップリンク通信チャネルを含み得る。アップリンク通信チャネルを介するアップリンクデータが送信され得る。アップリンクデータは、通信チャネルへのアクセス要求を含み得る。
アクセス制限データは、優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示し得る。アクセスを制限することは、時間間隔内の時間の値にさらに基づき得る。通信チャネルへのアクセス制限は、時間の値が経過したときに取り除かれ得る。時間間隔は、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を含み得る。アクセス制限データを生成することはまた、1つの時間間隔を示し得る。1つの時間間隔は、1〜120秒の範囲、1〜60分の範囲、1〜24時間の範囲または1〜15日の範囲であり得る時間間隔範囲であり得る。通信チャネルは、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを含み得る。優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスは、時間間隔中に複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできないことがある。メッセージはまた、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可され得るかどうかを示し得る。
メッセージは、ページングメッセージであり得、ページングチャネル上で受信され得る。メッセージは、アクセスメッセージであり得、アクセスチャネル上で受信され得る。
さらに別の実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するための装置について説明する。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された実行可能な命令とを含む。本装置は、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを含むメッセージを生成する。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。本装置はまた、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスにメッセージを送信する。
さらに別の実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスについて説明する。本ワイヤレス通信デバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリに記憶された実行可能な命令とを含む。本ワイヤレス通信デバイスは、アクセス制限データを含むメッセージを受信する。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。ワイヤレス通信デバイスはまた、アクセス制限データによって与えられた指示に基づいて通信チャネルへのアクセスを制限する。
別の実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するためのコンピュータプログラム製品について説明する。本コンピュータプログラム製品は、命令をその上にもつ非一時的コンピュータ可読媒体を含む。本コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを含むメッセージを生成するための命令を含む。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。本コンピュータプログラム製品はまた、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスにメッセージを送信するための命令を含む。
さらに別の実施形態に従って、ワイヤレス通信デバイス上での通信チャネルへのアクセスを制限するためのコンピュータプログラム製品について説明する。本コンピュータプログラム製品は、命令をその上に有する非一時的コンピュータ可読媒体を含む。本コンピュータプログラム製品は、アクセス制限データを含むメッセージを受信するための命令を含む。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。本コンピュータプログラム製品はまた、アクセス制限データによって与えられた指示に基づいて通信チャネルへのアクセスを制限するための命令を含む。
さらに別の実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するための装置について説明する。本装置は、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを含むメッセージを生成するための手段を含む。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。本装置はまた、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスにメッセージを送信するための手段を含む。
さらにまた別の実施形態に従って、通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスについて説明する。本ワイヤレス通信デバイスは、アクセス制限データを含むメッセージを受信するための手段を含む。アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスのグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す。本ワイヤレス通信デバイスはまた、アクセス制限データによって与えられた指示に基づいて通信チャネルへのアクセスを制限するための手段を含む。
本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を添付の図と併せて検討すれば、当業者には、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が明らかになろう。本発明の特徴が、以下のいくつかの実施形態および図に関連して説明され得るが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態が、いくつかの有利な特徴を有するものとして説明され得るが、そのような特徴のうちの1つまたは複数は、本明細書で説明する本発明の様々な実施形態に従っても使用され得る。同様に、例示的な実施形態が、以下ではデバイス、システム、または方法の実施形態として説明され得るが、そのような例示的な実施形態は、様々なデバイス、システム、および方法で実装され得ることを理解されたい。
本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得るワイヤレス通信システムの一例を示す図。 本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信システム中の送信機および受信機のブロック図。 本発明のいくつかの実施形態による、受信機における受信機ユニットと復調器との設計のブロック図。 本発明のいくつかの実施形態による、GSM(登録商標)における例示的なフレームおよびバーストフォーマットを示す図。 本発明のいくつかの実施形態による、GSMシステムにおける例示的なスペクトルを示す図。 本発明のいくつかの実施形態による、(電力増幅器を含む)送信回路と、受信回路と、電力コントローラと、復号プロセッサと、信号を処理する際に使用する処理ユニットと、メモリとを含むワイヤレスデバイスの一例を示す図。 本発明のいくつかの実施形態による、送信機構造および/またはプロセスの一例を示す図。 本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得る基地局の一構成を示すブロック図。 本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データとともにメッセージを送信するための方法の流れ図。 本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データとともにメッセージを送信するための別の方法の流れ図。 本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得るワイヤレス通信デバイスの一構成を示すブロック図。 本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信デバイスのより詳細な構成を示すブロック図。 本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データとともにメッセージを受信するための方法の流れ図。 本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データとともにメッセージを受信するための別の方法の流れ図。 本発明のいくつかの実施形態による、基地局内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図。 本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信デバイス内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図。
より多くの人々が、ボイス通信のためだけでなくデータ通信のためにも、モバイルフォンなどのワイヤレス通信デバイスを使用している。スマートフォンおよびモバイルコンピュータの帯域幅要件の増加と、ネットワークへのアクセスを求めるデバイスおよびプログラムの数の増加との両方のために、電気通信ネットワークはより多くの負担を受けている。たとえば、スマートフォン上で実行される多くのアプリケーションは、更新について検査するためにネットワークに周期的にアクセスする。
各アクセス自体は、比較的少量の帯域幅しか消費しないことがあるが、多くのアプリケーションを実行する多数のデバイスは、ネットワーク、ならびに特にシグナリングチャネルおよび制御チャネルに対してかなりの負担をかけることがある。マシンタイプ通信(MTC:machine type communication)デバイス(たとえば、マシンツーマシン(M2M: machine-to-machine))のさらなる普及も同様に、ネットワークリソースに対する需要を増大させ得る。
ネットワークリソースを必要とするワイヤレス通信デバイス(たとえば、ワイヤレス端末)は、通信チャネル、たとえば、トラフィックチャネルへのアクセスの要求をワイヤレス送信し得る。トラフィックチャネルは、専用チャネルとしても知られ、ネットワークとワイヤレス通信デバイスとの間で専用データを搬送するために使用される。ブロードキャストチャネルを介してネットワークによって送信され、複数のワイヤレス通信デバイスにダイレクトされるブロードキャストデータと比較して、専用データは特定のワイヤレス通信デバイスにまたは特定のワイヤレス通信デバイスからダイレクトされる。
ワイヤレス通信デバイスは、チャネル要求メッセージの形態でチャネルへのアクセスの要求を送信する。チャネル要求メッセージは、チャネルへのアクセスを要求するために、アクセスチャネルを介して(ワイヤレス通信デバイスからネットワーク装置、たとえば、基地局に)アップリンク上で送信され得る。ワイヤレス通信デバイスは、指定された数の要求を送信するか、またはネットワークから応答を受信するまで、チャネル要求を周期的に送り続け得る。
ネットワークは、(ネットワーク装置からワイヤレス通信デバイスへの)ダウンリンク上で(一般に割当て拒否メッセージと呼ばれる)割当てメッセージまたは拒否メッセージのいずれかを含むアクセスメッセージを送信することによってチャネル要求に応答し得る。
ネットワークは、ワイヤレス通信デバイスによるチャネルへのアクセスを許可するか、または拒否するためのアクセスメッセージをアクセスチャネルを介して送信する。割当てメッセージは、アクセスを要求したワイヤレス通信デバイスにチャネルが割り当てられたこと、すなわち、ワイヤレス通信デバイスがチャネルへのアクセスが許可されたことを示す。拒否メッセージは、アクセスを要求したワイヤレス通信デバイスにチャネルが割り当てられなかったことを示す。拒否メッセージは、ネットワークが要求されたチャネルを割り振るのに十分なリソースを有しないとき、たとえば、すべての好適なチャネルが使用中であるとき、送信される。拒否メッセージを受信するワイヤレス通信デバイスは、アクセス要求を送ることを中止することになる。
典型的なネットワークは、所与の時間期間中に、アクセスを許可するか、または拒否するためにアクセスチャネル上でメッセージを送信し得るよりはるかに多いチャネル要求を受信し得る。これは、部分的に、各セルが、多くのワイヤレス通信デバイスを有するが、所与の時間期間中に限られた数のメッセージしか送信することができないただ1つの基地局しか有しないからである。また、各アクセス拒否メッセージは、限られた数のワイヤレス通信デバイスしか拒否できない。たとえば、単一の拒否メッセージは、最高4つのワイヤレス通信デバイスしか拒否できないことがある。
1つのセルまたはセクタ中に存在するワイヤレス通信デバイスの数が増加しているので、ネットワークは、そのようなアクセスを要求するワイヤレス通信デバイスの小部分にしかアクセスを許可することができない。チャネル要求を送り、指定された期間内にネットワークからいかなる応答も受信しなかったワイヤレス通信デバイスは、1つまたは複数のさらなるチャネルアクセス要求を送ることになる。ワイヤレス通信デバイスは、チャネル要求の最大数まで送信し得る。最大数は、ネットワークによって送信されるブロードキャスト情報を介してネットワークによって定義され得る。たとえば、システムコントローラは、どのワイヤレス通信デバイスがネットワークにアクセスし得るかを指定するブロードキャスト情報を送り得る。輻輳トラフィック状態中に、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークからアクセスメッセージを受信する前に、いくつかのチャネル要求を送信し得る。これらの輻輳状態の下で、ワイヤレス通信デバイスは、アップリンクアクセスチャネルを非生産的に使用することと、ネットワークが受信する、ネットワークが応答することができない要求の数を増加させることとによって、リソースを効果的に無駄にしている。
ワイヤレス通信デバイスが、チャネル要求の最大数を送信し、最後のチャネル要求に続く指定された期間内に割当てメッセージを受信しないと、ワイヤレス通信デバイスは、アクセスチャネル障害が発生したと判断することになり、セル再選択をトリガすることになる。セル再選択は、ワイヤレス通信デバイスが、有用なデータを送信または受信できるようになる前に登録更新を実行することを必要とし得る。登録更新は、かなりのシステムリソースを使用し得、時間がかかり得る。したがって、頻繁なセル再選択は、システムパフォーマンスの低下につながり得る。
1つの可能な解決法は、任意の所与のワイヤレス通信デバイスからの隣接チャネル要求間の遅延を大きくすることであろうが、これは問題を長引かせるだけである。遅延が長すぎると、ワイヤレス通信デバイスは、前に生成したデータ(たとえば、前の報告)が送られるのをまだ待っている間に、送られるべき新しいデータ(たとえば、新しい報告)を生成することになる。代替解決策は、複数のアクセスチャネルを有することであろうが、これはより多くのネットワークリソースを必要とし、したがって、いくつかの事例では望ましくないことがある。
別の解決策は、ワイヤレス通信デバイスの1つまたは複数のクラスがアクセスを行うのを防げるアクセスクラス禁止を使用することであろう。アクセスクラス禁止は、3GPP
TS 22.011バージョン10.2.1(セクション4「Access Control」、特に、セクション4.3.1)に記載されている。アクセスクラス禁止は、未完成の手段であり、効果を生じるまで時間がかかるので、めったに使用されない。アクセスクラス禁止は、あまり頻繁に送られないブロードキャスト情報を変更することを伴い、したがって、ワイヤレス通信デバイスが情報を更新するまでに時間がかかる。すべてのワイヤレス通信デバイスが、アイドルモードから起動し、ブロードキャストチャネル上でブロードキャストされるシステム情報を読み取る必要があるので、アクセスクラス禁止はまたバッテリー寿命に影響を及ぼす。さらに、ワイヤレス通信システムは、しばしば、アクセスクラス禁止が開発される前に製造された「レガシー」ワイヤレス通信デバイスを含む。したがって、この解決策はこれらのレガシーワイヤレス通信デバイスを除外することになる。
別の解決策は、ワイヤレス通信デバイスがアクセス要求を行った後にネットワークがそれを拒否し、ある時間期間の間ワイヤレス通信デバイスに別のアクセス要求を行わないようにネットワークが命令することであり得る。このようにして、ネットワークは、アクセス許可チャネル(AGCH:access grant channel)を介して単一のメッセージを送信することによって、1つ、2つ、3つ、または4つのワイヤレス通信デバイスを拒否し得る。この拒否機構は、3GPP TS 44.018バージョン9.6.0(セクション9.1.20)に記載されている。その機構はリアルタイムで動作するが、一度に最高4つのワイヤレス通信デバイスしか対処できない。5つ以上のワイヤレス通信デバイスを拒否するにはAGCH上で2つ以上のメッセージを送信することが必要となり、これは、AGCHの負荷が容認できないほど増大することにつながり得る。
2011年2月28日〜3月4日に中国の成都で開催された技術会議3GPP GERAN#49において提示された「44.018 CR 0882, Implicit Immediate Assignment Reject」と題する文書GP−110276で、5つ以上のワイヤレス通信デバイスを暗黙的に拒否するための機構が提案された。これは、いくつかの理由で理想的な解決策ではない。第1に、ネットワークは、ワイヤレス通信デバイスを拒否すること以外の他の目的を対象とする情報要素を送信する。第2に、ワイヤレス通信デバイスは、送信された情報要素に応答するために、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)のいくつかの態様を理解する必要がある。多くのワイヤレス通信デバイス(特に、極めて低コストのワイヤレス通信デバイス)は、汎用パケット無線サービス(GPRS)をサポートせず、したがって、応答することができない。最後に、提案された機構は、ワイヤレス通信デバイスがチャネル要求を行うプロセスにあることを必要とする。
本発明の実施形態は、効率的なネットワークアクセスを可能にする解決策を与えるために提供され、ネットワーク輻輳問題に対処することを目的とした様々な特徴を含む。たとえば、本発明の実施形態のいくつかのシステムおよび方法の一構成は、通信チャネルへのアクセスを制限することができるワイヤレス通信システムのネットワークを対象とする。これは、アクセス制限データ(たとえば、アクセスメッセージまたは信号)を送信することによって行われ得る。制限は、回線交換データを使用して動作するワイヤレス通信デバイスとパケットデータを使用して動作するワイヤレス通信デバイスの両方のためのものであり得る。言い換えれば、アクセス制限データは、回線交換処理とパケット処理の両方に好適である。これにより、回線交換データのみを処理し得るワイヤレス通信デバイスがアクセス制限データを処理することが可能になる。たとえば、アクセス制限データは、レストオクテット情報要素内に含まれ得る。これにより、何らかの他の特定の目的を対象とする情報要素を使用する場合と比較して、アクセス制限データのフォーマッティングをフレキシブルなものにすることが可能になる。
ページングチャネルおよび/またはアクセスチャネルを介してアクセス制限データを送信することによって、任意の数のワイヤレス通信デバイスがアクセスを要求するプロセスをまだ開始していない場合でも、それらのワイヤレス通信デバイスによるアクセスが制限され得る。これにより、ネットワークトラフィックが輻輳したときに失敗するアクセス試行の数が大幅に低減され得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにある間に、ワイヤレス通信デバイスは、ページングチャネルを介してアクセス制限データを受信し得る。したがって、ワイヤレス通信デバイスは、アイドルモードのままであることになり、たとえば、規定の期間の間ネットワークにアクセスしようと試みないことになる。ワイヤレス通信デバイスは、他のチャネルを介して信号を送信または受信するためにエネルギーを使用する必要がないので、これにより、ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにあるとき、ワイヤレス通信デバイスの電力消費量が低減される。
別の利点は、ネットワークがワイヤレス通信デバイスにアクセスメッセージを送信するアクセスチャネルの輻輳が低減されることである。これは、ワイヤレス通信デバイスが送信するチャネル要求に対するネットワークからの応答を、より多くのワイヤレス通信デバイスがタイムリーに受信するようになることを意味する。
ページングおよび/またはアクセスメッセージは、任意の数のワイヤレス通信デバイスに宛てられ、それによって、ワイヤレス通信デバイスによる失敗するアクセス試行の数がさらに低減され、アクセスを要求するために使用されるチャネルの不要な使用が回避され得る。ページングおよび/またはアクセスメッセージは、短時間で送信され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、時間期間は、10ミリ秒(ms)、20ms、40ms、60msなどであり得る。
アクセス制限データによって効果的に対処されるワイヤレス通信デバイスの数は、たとえば、選択的ページング、ページンググループまたはページングオケージョンを使用することによって制御され得る。
選択的アドレス指定により、ネットワーク容量が変動する期間にわたって最適な数のワイヤレス通信デバイスにアクセスを与えることが可能になる。特定のページンググループをリッスンするワイヤレス通信デバイスは、ネットワークにアクセスするのを防げられ得る。ネットワークは、1つのページンググループ、2つのページンググループ、3つのページンググループなどでアクセス制限データを送り得る。これにより、ワイヤレス通信デバイスの異なるグループが異なる時間にネットワークにアクセスすることを制限することが可能になる。また、これによって、異なる数のデバイスが異なる時間にアクセスを行うことが防げられる。
次に図面を参照すると、図1に、本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、複数の基地局102と複数のワイヤレス通信デバイス104とを含む。各基地局102は、特定の地理的エリア106に通信カバレージを与える。「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて基地局102および/またはそれのカバレージエリア106を指すことができる。
本出願で利用される「ワイヤレス通信デバイス」という用語と「基地局」という用語とは、概して、構成要素のアレイを指すことができる。たとえば、本明細書で使用する「ワイヤレス通信デバイス」という用語は、ワイヤレス通信システムを介したボイスおよび/またはデータ通信のために使用され得る電子デバイスを指す。ワイヤレス通信デバイス104の例には、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータおよびパーソナルコンピュータがある。ワイヤレス通信デバイス104は、代替的に、アクセス端末、モバイル端末、移動局、リモート局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、加入者局、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ユーザ機器(UE)または何らかの他の同様の用語で呼ばれることがある。また、「基地局」という用語は、固定ロケーションに設置され、ワイヤレス通信デバイス104と通信するために使用されるワイヤレス通信局を指すことができる。基地局102は、代替的に、(ナノセルと、ピコセルと、フェムトセルとを含む)アクセスポイント、ノードB、発展型ノードB、ホームノードBまたは何らかの他の同様の用語で呼ばれることがある。
システム容量を高めるために、基地局カバレージエリア106は、複数のより小さいエリア、たとえば、3つのより小さいエリア108a、108b、および108cに区分され得る。各より小さいエリア108a、108b、108cは、それぞれの送受信基地局(BTS:base transceiver station)によってサービスされ得る。「セクタ」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じてBTSおよび/またはそれのカバレージエリア108を指すことができる。セクタ化されたセルの場合、そのセルのすべてのセクタのBTSは、一般に、そのセルの基地局102内に共設される。
ワイヤレス通信デバイス104は、一般に、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散される。ワイヤレス通信デバイス104は、所与の瞬間において、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上で1つまたは複数の基地局102と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局102からワイヤレス通信デバイス104への通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、ワイヤレス通信デバイス104から基地局102への通信リンクを指す。アップリンクおよびダウンリンクは、通信リンクを指すことがあり、または通信リンクのために使用されるキャリアを指すことがある。
集中型アーキテクチャの場合、システムコントローラ110は、基地局102に結合され、基地局102の調整および制御を行い得る。システムコントローラ110は、単一のネットワークエンティティまたはネットワークエンティティの集合であり得る。別の例として、分散型アーキテクチャの場合、基地局102は、必要に応じて互いに通信し得る。
図2に、本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信システム100中の送信機211および受信機213のブロック図を示す。ダウンリンクでは、送信機211は基地局102の一部であり得、受信機213はワイヤレス通信デバイス104の一部であり得る。アップリンクでは、送信機211はワイヤレス通信デバイス104の一部であり得、受信機213は基地局102の一部であり得る。
送信機211において、送信(TX)データプロセッサ234は、データ201を受信し、処理(たとえば、フォーマット、符号化、およびインターリーブ)し、コード化データを与える。変調器212は、コード化データの変調を実行し、被変調信号を与える。変調器212は、GSMではガウス型最小シフトキーイング(GMSK:Gaussian minimum shift keying)を実行し、Enhanced Data rates for Global Evolution(EDGE)では8位相シフトキーイング(8PSK:8-ary phase shift keying)を実行し得る。GMSKは連続位相変調プロトコルであり、一方、8PSKはデジタル変調プロトコルである。送信機ユニット(TMTR)218は、被変調信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびアップコンバート)し、RF被変調信号を生成し、そのRF被変調信号はアンテナ220を介して送信される。
受信機213において、アンテナ222は、送信機211および他の送信機からRF被変調信号を受信する。アンテナ222は、受信機ユニット(RCVR)224に受信したRF信号を与える。受信機ユニット224は、受信したRF信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、その調整された信号をデジタル化し、サンプルを与える。復調器226は、以下で説明するようにサンプルを処理し、復調データを与える。受信(RX)データプロセッサ228は、復調データを処理(たとえば、デインターリーブおよび復号)し、復号データ232を与える。概して、復調器226およびRXデータプロセッサ228による処理は、送信機211におけるそれぞれ変調器212およびTXデータプロセッサ234による処理を補足するものである。
コントローラ/プロセッサ214および230はそれぞれ、送信機211および受信機213における動作を指示する。メモリ216および236は、それぞれ送信機211および受信機213によって使用される、コンピュータソフトウェアの形態のプログラムコードとデータとを記憶する。
図3に、本発明のいくつかの実施形態による、受信機213における受信機ユニット324と復調器326との設計のブロック図を示す。受信機ユニット324内では、受信チェーン325が、受信RF信号を処理し、IbbおよびQbbとして示されるI(同相:inphase)ベースバンド信号とQ(直角位相:quadrature)ベースバンド信号とを与える。受信チェーン325は、希望または必要に応じて、低雑音増幅、アナログフィルタ処理、直角位相ダウンコンバージョンなどを実行し得る。アナログデジタル変換器(ADC)327は、Iベースバンド信号およびQベースバンド信号を、サンプリングクロック323からのfadcというサンプリングレートでデジタル化し、IadcおよびQadcとして示されるIサンプルおよびQサンプルを与える。概して、ADCサンプリングレートfadcは、任意の整数倍または非整数倍でシンボルレートfsysに関係し得る。
復調器326内では、プリプロセッサ329が、アナログデジタル変換器(ADC)327からのIサンプルおよびQサンプルに対して前処理を実行する。たとえば、プリプロセッサ329は、直流電流(DC)オフセットを除去すること、周波数オフセットを除去することなどを行い得る。入力フィルタ331は、特定の周波数応答に基づいてプリプロセッサ329からのサンプルをフィルタ処理し、IinおよびQinとして示される入力Iサンプルおよび入力Qサンプルを与える。入力フィルタ331は、IサンプルおよびQサンプルをフィルタ処理して、アナログデジタル変換器(ADC)327によるサンプリングから生じた画像ならびにジャマーを抑制し得る。入力フィルタ331はまた、たとえば、24倍オーバーサンプリングから2倍オーバーサンプリングまでサンプルレート変換を実行し得る。データフィルタ333は、別の周波数応答に基づいて入力フィルタ331からの入力Iサンプルおよび入力Qサンプルをフィルタ処理し、IoutおよびQoutとして示される出力Iサンプルおよび出力Qサンプルを与える。入力フィルタ331およびデータフィルタ333は、有限インパルス応答(FIR:finite impulse response)フィルタ、無限インパルス応答(IIR:infinite impulse response)フィルタまたは他のタイプのフィルタを用いて実装され得る。入力フィルタ331およびデータフィルタ333の周波数応答は、良好なパフォーマンスを達成するように選択され得る。1つの設計では、入力フィルタ331の周波数応答は固定であり、データフィルタ333の周波数応答は設定可能である。
隣接チャネル干渉(ACI:adjacent-channel-interference)検出器337は、入力フィルタ331からの入力Iサンプルおよび入力Qサンプルを受信し、受信したRF信号中の隣接チャネル干渉(ACI)を検出し、隣接チャネル干渉(ACI)インジケータ339をデータフィルタ333に与える。隣接チャネル干渉(ACI)インジケータ339は、隣接チャネル干渉(ACI)が存在するか否かを示し、存在する場合は、隣接チャネル干渉(ACI)が、+200キロヘルツ(kHz)を中心とするより高いRFチャネルに起因するか、および/または−200kHzを中心とするより低いRFチャネルに起因するかを示し得る。データフィルタ333の周波数応答は、望ましいパフォーマンスを達成するために、隣接チャネル干渉(ACI)インジケータ339に基づいて調整され得る。
等化器/検出器335は、データフィルタ333からの出力Iサンプルおよび出力Qサンプルを受信し、これらのサンプルに対して等化、マッチドフィルタ処理、検出、および/または他の処理を実行する。たとえば、等化器/検出器335は、IサンプルおよびQサンプルのシーケンスならびにチャネル推定値が与えられれば、送信された可能性が最も高いシンボルのシーケンスを判断する最尤シーケンス推定器(MLSE:maximum likelihood sequence estimator)を実装し得る。
Global System for Mobile communications(GSM)は、セルラーワイヤレス通信の普及した規格である。GSMは、標準的なボイスサービスに対して比較的効率的である。ただし、ハイフィデリティオーディオおよびデータサービスは、GSMが最適化されているデータスループットレートよりも高いデータスループットレートを必要とする。容量を増加させるために、General Packet Radio Service(GPRS)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)およびUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)規格がGSMシステムに採用されている。GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM/EDGE Radio Access Network)仕様では、GPRSおよびEGPRSがデータサービスを提供する。GERANの規格は3GPP(Third Generation
Partnership Project)によって維持されている。GERANはGSMの一部である。より詳細には、GERANは、GSM/EDGEの無線部分を、基地局102(AterおよびAbisインターフェース)と基地局コントローラ(Aインターフェースなど)とを結合するネットワークと一緒にしたものである。GERANはGSMネットワークのコアを表す。GERANは、PSTN(公衆交換電話網)およびインターネットとリモート端末との間で電話呼およびパケットデータをルーティングする。GERANはまた、複合UMTS/GSMネットワークの一部である。
GSMは、スペクトルリソースを共有する目的で、時分割多元接続(TDMA)と周波数分割多元接続(FDMA)との組合せを採用する。GSMネットワークは、一般に、いくつかの周波数帯域中で動作する。たとえば、アップリンク通信では、GSM−900は、通常、890〜915メガヘルツ(MHz)帯域中の無線スペクトルを使用する(移動局から無線基地局装置)。ダウンリンク通信では、GSM900は935〜960MHz帯域を使用する(基地局102からワイヤレス通信デバイス104)。さらに、各周波数帯域は200kHzのキャリア周波数に分割され、200kHzで離間された124個のRFチャネルが与えられる。GSM−1900は、アップリンクでは1850〜1910MHz帯域を使用し、ダウンリンクでは1930〜1990MHz帯域を使用する。GSM900と同様に、FDMAは、アップリンクとダウンリンクの両方のスペクトルを200kHz幅のキャリア周波数に分割する。同様に、GSM−850は、アップリンクでは824〜849MHz帯域を使用し、ダウンリンクでは869〜894MHz帯域を使用し、GSM−1800は、アップリンクでは1710〜1785MHz帯域を使用し、ダウンリンクでは1805〜1880MHz帯域を使用する。
既存のGSMシステムの一例が、3rd Generation Partnership Project(3GPP)規格設定団体によって公開された、「Technical Specification 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group GSM/EDGE Radio Access Network; Multiplexing and multiple access on the radio path (Release 4)」と題する技術仕様書3GPP TS 45.002 V4.8.0(2003−06)に記載されている。
GSMにおける各チャネルは、特定の絶対無線周波数チャネル(ARFCN:absolute radio frequency channel)によって識別される。たとえば、ARFCN1〜124はGSM900のチャネルに割り当てられ、一方、ARFCN512〜810はGSM1900のチャネルに割り当てられる。同様に、ARFCN128〜251はGSM850のチャネルに割り当てられ、一方、ARFCN512〜885はGSM1800のチャネルに割り当てられる。また、各基地局102には、1つまたは複数のキャリア周波数が割り当てられる。各キャリア周波数は、8つの連続するタイムスロットが、4.615ミリ秒(ms)の持続期間をもつ1つのTDMAフレームを形成するように、TDMAを使用して(タイムスロット0〜7とラベルをつけられた)8つのタイムスロットに分割される。物理チャネルは、TDMAフレーム内の1つのタイムスロットを占有する。各アクティブワイヤレスデバイス104またはユーザには、呼の持続時間の間、1つまたは複数のタイムスロットインデックスが割り当てられる。各ワイヤレス通信デバイス104のユーザ固有のデータは、そのワイヤレス通信デバイス104に割り当てられた(1つまたは複数の)タイムスロット中で送られ、またトラフィックチャネルのために使用されるTDMAフレーム中で送られる。
図4に、GSMにおける例示的なフレームおよびバーストフォーマットを示す。送信のためのタイムラインは、本発明のいくつかの実施形態によれば、マルチフレーム463に分割される。ユーザ固有のデータを送るために使用されるトラフィックチャネルの場合、この例における各マルチフレーム463は、TDMAフレーム0〜25と標示された26個のTDMAフレーム464を含む。トラフィックチャネルは、各マルチフレーム463のTDMAフレーム0〜11およびTDMAフレーム13〜24中で送られる。制御チャネルはTDMAフレーム12中で送られる。データはアイドルTDMAフレーム25中では送られず、アイドルTDMAフレーム25は、近隣基地局102によって送信される信号の測定を行うために、ワイヤレス通信デバイス104によって使用される。
フレーム内の各タイムスロットは、GSMでは「バースト」465とも呼ばれる。各バースト465は、2つのテールフィールドと、2つのデータフィールドと、トレーニングシーケンス(またはミッドアンブル)フィールドと、ガード期間(GP:guard period)とを含む。各フィールド中のシンボル数が丸括弧内に示されている。バースト465は、テールフィールドと、データフィールドと、ミッドアンブルフィールドとのためのシンボルを含む。シンボルはガード期間中には送られない。特定のキャリア周波数のTDMAフレームは、番号付けされ、マルチフレーム463と呼ばれる26個または51個のTDMAフレーム464のグループに形成される。
図5に、本発明のいくつかの実施形態による、GSMシステムにおける例示的なスペクトル500を示す。この例では、200kHzだけ離れて離間した5つのRFチャネル上で5つのRF被変調信号が送信される。0Hzの中心周波数をもつ、注目するRFチャネルが示されている。その2つの隣接RFチャネルは、所望のRFチャネルの中心周波数から+200kHzおよび−200kHzにある中心周波数を有する。(ブロッカーまたは非隣接RFチャネルと呼ばれる)次の2つの最も近いRFチャネルは、所望のRFチャネルの中心周波数から+400kHzおよび−400kHzにある中心周波数を有する。簡単のために図5には示されていない他のRFチャネルが、スペクトル500中に存在し得る。GSMでは、RF被変調信号は、fsym=13000/40=270.8シンボル/秒(ksps)のシンボルレートで生成され、最高135kHzの−3デシベル(dB)帯域幅を有する。したがって、図5に示すように、隣接RFチャネル上のRF被変調信号はエッジにおいて互いに重複し得る。
GSM/EDGEでは、ワイヤレス通信デバイス104が、周波数オフセット推定および補正を使用してワイヤレス通信デバイス104の局部発振器(LO:local oscillator)を基地局102の局部発振器(LO)に同期させることを可能にするために、基地局102によって周波数バースト(FB:frequency burst)が定期的に送られる。これらのバーストは、全「0」ペイロードおよびトレーニングシーケンスに対応するシングルトーンを含む。周波数バーストの全ゼロペイロードは、一定周波数信号、またはシングルトーンバーストである。電力モードにあるとき、ワイヤレス通信デバイス104は、キャリアのリストから周波数バーストを連続的に捜索する。周波数バーストを検出すると、ワイヤレス通信デバイス104は、キャリアから67.7kHzにある、それの公称周波数に対する周波数オフセットを推定する。ワイヤレス通信デバイス104のローカル発振器(LO)は、この推定された周波数オフセットを使用して補正される。電源投入モードでは、周波数オフセットは+/−19kHz程度であり得る。ワイヤレス通信デバイス104は、待機モードにおいてそれの同期を維持するために、周期的に起動して周波数バーストを監視し得る。待機モードでは、周波数オフセットは±2kHz内である。
GERANシステムでは、ボイス、データ、および/または制御情報などの情報を通信するために1つまたは複数の変調方式が使用される。変調方式の例としては、ガウス型最小シフトキーイング(GMSK)、多値直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)または多値PSK(位相シフトキーイング:Phase Shift Keying)があり得、M=2nであり、nは、指定された変調方式のシンボル期間内で符号化されるビット数である。GMSKは、270.83キロビット毎秒(Kbps)の最大レートでの未加工伝送を可能にする定エンベロープバイナリ変調方式である。
General Packet Radio Service(GPRS)は非ボイスサービスである。GPRSは、情報が携帯電話網上で送信および受信されることを可能にする。GPRSは、回路交換データ(CSD:Circuit Switched Data)およびショートメッセージサービス(SMS)を補足する。GPRSは、GSMと同じ変調方式を採用する。GPRSにより、単一の移動局がフレーム全体(すべての8つのタイムスロット)を同時に使用することが可能になる。したがって、より高いデータスループットレートが達成可能である。
EDGE規格は、GMSK変調と8PSK変調の両方を使用する。また、変調タイプはバーストごとに変更され得る。EDGEにおける8PSK変調は、3π/8回転をもつ線形8値位相変調であり、GMSKは、非線形ガウスパルス整形周波数変調である。ただし、GSMにおいて使用される特定のGMSK変調は、線形変調(すなわち、π/2回転をもつ2値位相変調)を用いて近似され得る。近似されたGSMKのシンボルパルスと8PSKのシンボルパルスとは同じである。EGPRS2規格は、GMSK変調と、QPSK変調と、8PSK変調と、16QAM変調と、32QAM変調とを使用する。変調のタイプは、バーストごとに変更され得る。EGPRS2におけるQPSK変調、8PSK変調、16QAM変調、および32QAM変調は、3π/4、3π/8、π/4、−π/4の回転をもつ、線形の4値、8値、16値、および32値の位相変調であり、GMSKは、非線形ガウスパルス整形周波数変調である。ただし、GSMにおいて使用される特定のGMSK変調は、線形変調(すなわち、π/2回転をもつ2値位相変調)を用いて近似され得る。近似されたGSMKのシンボルパルスと8PSKのシンボルパルスとは同じである。QPSK、16QAM、および32QAMのシンボルパルスは、スペクトル的に狭いまたは広い、パルス形状を使用することができる。
図6に、本発明のいくつかの実施形態による、(電力増幅器(PA)642を含む)送信回路641と、受信回路643と、電力コントローラ644と、復号プロセッサ645と、信号を処理する際に使用する処理ユニット646と、メモリ647とを含むワイヤレスデバイス600の一例を示す。ワイヤレスデバイス600は、基地局102またはワイヤレス通信デバイス104であり得る。送信回路641および受信回路643により、ワイヤレスデバイス600とリモートロケーションとの間の、オーディオ通信などのデータの送信および受信が可能になり得る。送信回路641および受信回路643はアンテナ640に結合され得る。
処理ユニット646は、ワイヤレスデバイス600の動作を制御する。処理ユニット646は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ647は、処理ユニット646に命令およびデータを与える。メモリ647の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。
ワイヤレスデバイス600の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得るバスシステム649によって互いに結合される。明快のために、図6では、様々なバスをバスシステム649として示してある。
説明する方法のステップはまた、ワイヤレスデバイス600中のメモリ647中にあるソフトウェアまたはファームウェアの形態の命令として記憶され得る。これらの命令は、ワイヤレスデバイス600の(1つまたは複数の)コントローラ/プロセッサによって実行され得る。代替的に、または連携して、説明する方法のステップは、ワイヤレスデバイス600中のメモリ647中にあるソフトウェアまたはファームウェア648の形式の命令として記憶され得る。これらの命令は、図6中のワイヤレスデバイス600の処理ユニット646によって実行され得る。
図7に、本発明のいくつかの実施形態による、送信機構造および/またはプロセスの一例を示す。図7の送信機構造および/またはプロセスは、ワイヤレス通信デバイス104または基地局102などのワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。図7に示す機能および構成要素は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せによって実装され得る。図示の機能に加えて、またはその代わりに、他の機能が図7に追加され得る。
図7では、データソース750が、フレーム品質インジケータ(FQI:frame quality indicator)/エンコーダ752にデータd(t)751を与える。フレーム品質インジケータ(FQI)/エンコーダ752は、巡回冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)などのフレーム品質インジケータ(FQI)をデータd(t)に付加し得る。フレーム品質インジケータ(FQI)/エンコーダ752はさらに、1つまたは複数のコーディング方式を使用してデータとフレーム品質インジケータ(FQI)とを符号化して、符号化シンボル753を与え得る。各コーディング方式は、1つまたは複数のタイプのコーディング、たとえば、畳み込みコーディング、ターボコーディング、ブロックコーディング、反復コーディング、他のタイプのコーディングを含むか、またはまったくコーディングを含まないことがある。他のコーディング方式には、自動再送要求(ARQ:automatic repeat request)、ハイブリッドARQ(H−ARQ)、およびインクリメンタル冗長反復(incremental redundancy repeat)技法があり得る。異なるタイプのデータは、異なるコーディング方式を用いて符号化され得る。
インターリーバ754は、フェージングをなくすために時間的に符号化データシンボル753をインターリーブし、シンボル755を生成する。インターリーブされたシンボル755は、フレーム757を生成するために、フレームフォーマットブロック756によって、あらかじめ定義されたフレームフォーマットにマッピングされ得る。一例では、フレームフォーマットブロック756は、フレーム757を、複数のサブセグメントから構成されるものとして指定し得る。サブセグメントは、所与の次元、たとえば、時間、周波数、コードまたは任意の他の次元に沿った、フレーム757の連続する部分であり得る。フレーム757は、固定の複数のそのようなサブセグメントから構成され、各サブセグメントは、フレーム757に割り振られるシンボルの総数の一部分を含み得る。一例では、インターリーブされたシンボル755は、フレーム757を構成する複数S個のサブセグメントにセグメント化される。
フレームフォーマットブロック756はさらに、インターリーブされたシンボル755とともに、たとえば、制御シンボル(図示せず)を含むことを指定し得る。そのような制御シンボルは、たとえば、電力制御シンボル、フレームフォーマット情報シンボルなどを含み得る。
変調器758は、フレーム757を変調して被変調データ759を生成する。変調技法の例には、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase shift keying)および4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase shift keying)がある。変調器758はまた、被変調データのシーケンスを反復し得る。
ベースバンド対無線周波数(RF)変換ブロック760は、ワイヤレス通信リンク上でアンテナ761を介して信号762として1つまたは複数のワイヤレスデバイス受信機に送信するために、被変調データ759をRF信号に変換し得る。
図8は、本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得る基地局802の一構成を示すブロック図である。図8の基地局802は、図1に示した1つまたは複数の基地局102の1つの構成であり得る。以下でさらに詳細に説明するように、基地局802は、図8に示す方法で互いに接続または結合されている様々な構成要素を含むことができる。もちろん、希望または必要に応じて、異なる配置も使用され得る。
ネットワークトラフィックの量が大きく、したがって、新しい接続のために利用可能なチャネルがあったとしてもほとんどないとき、ワイヤレス通信デバイス104がチャネル要求を送信することは概して望ましくない。基地局802は、所与の時間期間内にチャネル要求を行うワイヤレス通信デバイス104の数を低減するために、アクセス制限データ879を使用し得る。さらに、このようにして、多数のワイヤレス通信デバイス104が、1つのページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876によって拒否され得る。たとえば、5つ以上のワイヤレス通信デバイス104が、1つのアクセスメッセージ876によって拒否され得る。さらに、1〜4つのワイヤレス通信デバイス104も1つのアクセスメッセージ876によって拒否され得る。
コントローラ873(たとえば、電子プロセッサ)は、受信機813、ページャ871、メッセージ生成器872および送信機811に結合され、それらの動作を制御し得る。コントローラ873は、メモリ805に記憶された命令を取得し得る。
受信機813は優先度データ866を受信し得る。たとえば、優先度データ866は、ネットワークを管理または監視するワイヤレス通信システム100の一部(たとえば、システムコントローラ110)によって与えられ得る。一構成では、システムコントローラ110は、受信機813に優先度データ866を与え得る。この例では、システムコントローラ110は、利用可能な未使用のチャネルの数を監視し、利用可能な未使用のチャネルの数の変化に応答する。一構成では、利用可能な未使用のチャネルの数が指定された数を下回ると、システムコントローラ110は、受信機813に優先度データ866を与え得る。
優先度データ866は、優先度値のセットを含み得る。基地局802が優先度値のセットを取得すると、メッセージ生成器872は、優先度値のセットを示すアクセス制限データ879を生成し得る。たとえば、ネットワークが8つの異なる優先度レベルを有する場合、優先度データ866は、ネットワーク上に1〜7の優先度値が存在することを指定し得る。別の例として、優先度データ866はまた、5以上の優先度レベルをもつすべてのワイヤレス通信デバイス104がネットワークにアクセスすることを制限されることを指定し得る。言い換えれば、一例では、1〜4の優先度値をもつワイヤレス通信デバイス104はネットワークにアクセスし得るが、5〜8の優先度値をもつワイヤレス通信デバイス104はネットワークにアクセスすることを制限され得る。一構成では、優先度データ866は、ネットワークのリソースの最適な使用を実現することになる優先度レベルを含み得る。たとえば、システムコントローラ110は、ネットワークリソースの最適な使用を判断し、したがって、それに応じて基地局102に命令することができる。たとえば、ネットワーク輻輳のレベルに基づいて、システムコントローラ110は、ある優先度レベルをもつワイヤレス通信デバイス104のみがネットワークにアクセスし得ると判断し得る。
別の例として、5つのクラスのワイヤレス通信デバイス104が存在し、各クラスが異なる関連する優先度値を有し得る。優先度データ866は、優先度値のセット中の複数の(たとえば、2つの)優先度値がワイヤレス通信デバイス104の5つのクラスのうちの2つと対応することを示し得る。したがって、アクセス制限データ879を含むメッセージ(たとえば、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876)を受信すると、対応する優先度値をもつワイヤレス通信デバイス104の2つのグループは通信チャネルアクセスを制限されるようになり得る。このようにして、ワイヤレス通信デバイス104の複数のクラスまたはタイプに対してアクセスが制限され得るので、優先度値セットの使用は、基地局802が通信チャネルへのアクセスを制限する際により大きいフレキシビリティを与え得る。これは、ワイヤレス通信システム100中のワイヤレス通信デバイス104の異なるサブセットが異なる関連する優先度値を有し得、ワイヤレス通信デバイス104の1つまたは複数のグループが基地局802によって単一のメッセージを使用して制限され得るからである。
優先度データ866は、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイス104に関連付けられた優先度値を含み得る。一構成では、優先度データ866は、(低い優先度を示す)ただ1つの優先度値を含み得る。たとえば、ネットワークにおいて2つの輻輳の状態、輻輳ありと輻輳なしがあり得る。優先度データ866の存在は、ネットワークが輻輳していることを示し得る。代替的に、優先度データ866は、優先度値のセットから1つまたは複数の優先度値を示すのに役立ち得る。
優先度データ866は、通信チャネルが輻輳していることを示し得る。たとえば、優先度データ866は、ワイヤレス通信デバイス104による通信チャネルへのアクセスが制限されるべきであることを示す情報を含み得る。たとえば、優先度データ866は、どのワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルにアクセスすることを制限されるべきかを示す優先度値を含み得る。
優先度データ866中の情報は、ネットワーク(たとえば、ネットワーク100、800)の輻輳状態を示し得る。一構成では、これは、(輻輳ありまたは輻輳なしを示す)2つの状態を有するフラグを使用して達成され得る。基地局802は、輻輳ありフラグを、低い優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイス104に対して通信チャネルへのアクセスが制限されるべきであるという指示として扱い得る。言い換えれば、基地局802は、低い優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイス104にメッセージを送り得る。メッセージは、ワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルにアクセスすることを制限されることを指定し得る。いくつかの構成では、ワイヤレス通信デバイス104は、輻輳なしフラグを取得すると、それの優先度値にかかわらず通信チャネルにアクセスすることを試み得る。他の構成では、輻輳ありフラグの不在は、ワイヤレス通信デバイス104の優先度値にかかわらず、あらゆるワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルにアクセスすることを試み得ることを示し得る。
さらに、優先度データ866は、優先度値のセットを示すのに役立ち得る。この場合、優先度データ866は、優先度値のセット中の1つの優先度値をもつワイヤレス通信デバイス104に対して通信チャネルへのアクセスが制限されるべきであることを示すのに役立つ。
いくつかの構成では、優先度値は、1つまたは複数のビットの組合せによって示され得る。たとえば、優先度データ866の3ビットは、最高8つの優先度値のうちの1つを与え得る。
優先度データ866は、データベース、メモリ(図示せず)、またはネットワーク中の他の場所に記憶され、受信機813に与えられ得る。たとえば、優先度データ866は、システムコントローラ110に記憶され、システムコントローラ110によって受信機813に与えられ得る。
いくつかの構成では、基地局802は、優先度データ866から取得された優先度値をメモリ805に記憶し得る。この場合、優先度値は、コントローラ873によってメッセージ生成器872に与えられ得る。記憶された優先度値を使用して、受信機813は、追加の優先度値を受信することなしに、それに応じて動作するように事前構成され得る。このようにして、基地局802は、トラフィック制御データ870など、ネットワークの輻輳状態を示すデータを受信し、その受信データに基づいてメッセージを生成し得る。
一例として、基地局802は、ネットワークの輻輳状態を示すデータフラグを受信し得る。コントローラ873は、メッセージ生成器872に、受信データに基づく優先度値を送り得る。メッセージ生成器872は、アクセス制限データ879をもつメッセージを生成し得る。アクセス制限データ879は、通信チャネルへのアクセスが制限されることをワイヤレス通信デバイス104に示し得る。
メッセージ生成器872は、受信機813と、送信機811と、ページャ871と、コントローラ873とに結合され得る。メッセージ生成器872は、受信機813から優先度データ866を受信し得る。メッセージ生成器872は、アクセス制限データ879を含むメッセージを生成するために優先度データ866を使用し得る。上記で説明したように、アクセス制限データ879は、1つまたは複数の優先度値を含むデータである。ワイヤレス通信デバイス104が、アクセス制限データ879中の優先度値に一致する優先度値を有する場合、ワイヤレス通信デバイス104は、通信チャネルにアクセスすることを制限され得る。
一構成では、アクセス制限データ879は、(アクセス制限データ879中の優先度値を使用して)通信チャネルにアクセスすることを制限される1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104を示し得る。一例では、アクセス制限データ879が特定の優先度レベルを含まない場合、アクセス制限データ879は、実際には、アクセス制限データ879を受信することができるすべてのワイヤレス通信デバイス104に宛てられる。代替的に、アクセス制限データ879は、特定の優先度値を有するすべてのワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。
メッセージ生成器872によって生成されるメッセージは、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876であり得る。ページングメッセージ875およびアクセスメッセージ876は各々、送信機811によって送信され得る。
メッセージ生成器872はまた、一部のワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルへの制限付きアクセスを有する時間間隔を示すアクセス制限データ879を生成し得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス104は、ワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルにアクセスすることを制限するアクセス制限データ879を含むページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876を受信し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、ある時間期間の間待つことによって応答し得、その時間期間の間、ワイヤレス通信デバイス104はアクセスを要求しない。たとえば、時間期間は、1〜120秒の範囲、1〜60分の範囲、1〜24時間の範囲、1〜15日の範囲、またはそれらの変形態であり得る。時間期間が経過すると、ワイヤレス通信デバイス104は、次いで、通信チャネルへのアクセスを再び要求し得る。
ワイヤレス通信デバイス104は、アクセス制限データ879によって示される時間間隔に基づいて待つことに費やされる時間期間を判断し得る。本発明の一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス104が待つ時間期間は、アクセス制限データ879によって示される時間間隔に基づいてランダム時間間隔を生成することによって判断され得る。アクセス制限データ879によって示される時間間隔は時間間隔範囲であり得る。
時間間隔は、メモリ805に記憶され、コントローラ873によってメッセージ生成器872に与えられ得る。代替的に、受信機813は、メッセージ生成器872に時間間隔を直接与え得る。時間間隔は、優先度データ866とは別々に、または優先度データ866とともに受信機813によって受信され得る。たとえば、時間間隔と優先度データ866とは両方とも、システムコントローラ110など、ネットワーク上の別のデバイスから受信され得る。
時間間隔は、時間間隔のセットのうちの1つであり得る。たとえば、時間間隔は、短い時間間隔(たとえば、数秒)またはより長い時間間隔(たとえば、数分、数時間または数日)であり得る。そのような異なる時間間隔により、ネットワークは、様々な状況に適した時間間隔を選定することが可能になる。たとえば、輻輳が低いときはより短い時間間隔がより適切であるが、輻輳がより大きいとき、より長い時間間隔がより適切である。時間間隔がただ1つの時間間隔を含むとき、メッセージ生成器872は、その1つの時間間隔を示すためにアクセス制限データ879を生成し得る。
メッセージ生成器872によって示される時間間隔は時間間隔の範囲であり得る。たとえば、アクセス制限データ879は、時間間隔を1〜120秒の範囲、1〜60分の範囲、1〜24時間の範囲、1〜15日の範囲、またはそれらの変形態として示す情報を含み得る。時間間隔範囲を示すアクセス制限データ879を含むページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876を受信するワイヤレス通信デバイス104は、次いで、示された時間間隔範囲から時間間隔を選択し得る。たとえば、アクセス制限データ879は、時間間隔を、1分〜60分の間の時間間隔の範囲として示し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、この範囲から値(たとえば、5分)を選択し得る。値を選択するために、ワイヤレス通信デバイス104によって様々な基準が使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス104は、乱数発生アルゴリズムなどによる時間間隔の範囲からのランダム選択を使用して値を選択し得る。これは、時間期間にわたって複数のワイヤレス通信デバイス104間でチャネルを割り当てる際の公平性を保証するのに役立ち得る。
示される通信チャネルはアクセスチャネルであり得る。通信チャネルへのアクセスは、アクセス制限データ879に基づいて制限され得る。ワイヤレス通信デバイス104は、シグナリングによってアクセスチャネルへのアクセスを要求し得る。通信チャネルは、ワイヤレス通信デバイス104とワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の基地局802との間で有用なデータを転送するために使用されるアップリンクおよび/またはダウンリンク専用チャネルであり得る。
通信チャネルはまた、ワイヤレス通信システム100においてワイヤレス通信デバイス104による使用のために利用可能である複数の専用チャネルを含み得る。アクセス制限データ879は、時間間隔中に、優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイス104が複数の専用チャネルのいずれかへの制限付きアクセスを有することを示し得る。たとえば、アクセス制限データ879は、時間間隔の間、ワイヤレス通信デバイス104が使用できるすべての専用チャネルへのアクセスが制限されることを示し得る。受信メッセージ中の優先度値に関連する優先度を有するページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876を受信するワイヤレス通信デバイス104は、時間間隔中に専用チャネルにアクセスしようとするワイヤレス通信デバイス104による試みを遅延させることによって応答し得る。
ページャ871は、メッセージ生成器872に結合され得る。一構成では、ページャ871は、メッセージ生成器872からアクセス制限データ879を受信し得る。ページャ871は、アクセス制限データ879を含むページングメッセージ875を生成し得る。ページングメッセージ875は、優先度値に関連する少なくとも1つのワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。
本発明の一実施形態では、送信機811は、ページャ871に結合され得る。送信機811は、ページングチャネルを介してページングメッセージ875を送信し得る。ページングチャネルは、ブロードキャストチャネルでもあるシグナリングチャネルであり得る。ブロードキャストチャネルは、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104へのブロードキャストメッセージの形態でシグナリングデータを送るために使用される。
いくつかの構成では、ページングチャネルは、ワイヤレス通信デバイス104のセット中にあるワイヤレス通信デバイス104をページングするのに好適である。ページャ871は、ページングメッセージ875を、ワイヤレス通信デバイス104のセットのサブセットのみに宛て得る。ページングチャネルを使用することによって、ネットワークは、ネットワークへのワイヤレス通信デバイス104のグループのアクセスを制御する能力を有する。たとえば、受信機813は、ワイヤレス通信デバイス104のサブセットまたはグループに対応するページンググループ867を示すデータを受信し得る。特定のページンググループ867に宛てられたメッセージをリッスンするワイヤレス通信デバイス104は、通信チャネルへの制限付きアクセスを有することになる。たとえば、特定のページンググループ867に宛てられたページングメッセージ875をリッスンするワイヤレス通信デバイス104は、指定された時間期間の間、ネットワークにアクセスするのを防げられることになる。
基地局802は、1つのページンググループ867または複数のページンググループ867にページングメッセージ875を宛てることができる。これにより、ワイヤレス通信デバイス104の異なるサブセットが異なる時間にネットワークにアクセスするのを妨げることが可能になる。また、それにより、異なる時間期間中に異なる数のワイヤレス通信デバイス104がアクセス試行を行うようにアクセスを制御することが可能になる。ページンググループ867は、多数のワイヤレス通信デバイス104を含むことができるので、単一のページングメッセージ875を使用して多数のワイヤレス通信デバイス104に対して通信チャネルへのアクセスを制限することが可能である。
基地局102は、ページングメッセージ875中にアクセス制限データ879を含め得る。アクセス制限データ879は、ページンググループ867内のワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。言い換えれば、アクセス制限データ879をもつページングメッセージ875は、ページンググループ867内のワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。
ページャ871および送信機811は、ページンググループ867に関連する時間間隔であるページングオケージョン中にページングメッセージ875を送信し得る。そのようなページングオケージョンは、一般に、周期的に繰り返す。
ワイヤレス通信デバイス104は、(たとえば、電力を節約するために)アイドルモードに切り替わり得る。アイドルモード中に、ワイヤレス通信デバイス104は、概して、データを送信または受信しない。しかしながら、ワイヤレス通信デバイス104は、ページを受信するとアクティブ化し得る(すなわち、アイドルモードからアクティブモードに切り替わり得る)。言い換えれば、アイドルモードにある、ページンググループ867中のワイヤレス通信デバイス104は、ページングオケージョン中にページングチャネルをリッスンするために、それらの受信機をアクティブ化し得る。
送信機811は、メッセージ生成器872に結合され得る。送信機811は、アクセスメッセージ876を送信し得る。上記で説明したように、アクセスメッセージ876は、メッセージ生成器872によって生成され得、アクセス制限データ879を含み得る。アクセスメッセージ876はダウンリンクアクセスチャネルを介して送信され得る。ダウンリンクアクセスチャネルは、ブロードキャストチャネルでもあるシグナリングチャネルであり得る。
ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、概して、受信機813によって受信されているアクセスデータに応答して送信されるが、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、アクセス要求データ868とは無関係に送信され得ることを理解されたい。この場合、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876の機能は、アクセスを要求したワイヤレス通信デバイス104による通信チャネルへのアクセスを許可することも拒否することも含まない。すなわち、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、アクセスを要求するワイヤレス通信デバイス104から受信したチャネル要求に応答して、またはチャネル要求とは無関係に送信され得る。
本発明の一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルに接続することを希望すると、ワイヤレス通信デバイス104は、基地局102にチャネル要求メッセージを送る準備を開始する。ワイヤレス通信デバイス104はまた、許可または拒否されるべき要求についてダウンリンクアクセスチャネルをリッスンするために受信機をアクティブ化し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、チャネル要求の送信後、時間期間の少なくとも終了までダウンリンクアクセスチャネルをリッスンし続ける。
アクセス制限データ879は、ダウンリンクアクセスチャネル上で送信されるメッセージを受信し、処理することができるすべてのワイヤレス通信デバイス104に効果的に宛てられ得る。しかしながら、ダウンリンクアクセスチャネルをリッスンしているワイヤレス通信デバイス104のみが、受信されたアクセス制限データ879を実際に処理することになる。このようにして、ただ1つのワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルにアクセスしたいという要求を行うが、アクセス制限データ879とともにページングメッセージ875および/またはアクセス要求メッセージ876を受信し、処理する複数のワイヤレス通信デバイス104は通信チャネルにアクセスすることを制限され得る。
受信機813はまた、アップリンクアクセスチャネルを介してワイヤレス通信デバイス104によって送信されたアクセス要求データ868を受信し得る。アクセス要求データ868は、専用チャネル(たとえば、ボイスチャネルまたは別のタイプの専用チャネル)へのアクセスを要求するのに役立つ。受信機813は、受信したアクセス要求データ868をメッセージ生成器872に与え得る。いくつかの事例では、これは、コントローラ873の制御下で行われ得る。メッセージ生成器872は、アクセス要求データ868に基づいてアクセス許可データを生成し得る。
受信機813はまた、システムコントローラ110など、ネットワークの1つまたは複数の他の要素からトラフィック制御データ870を受信し、コントローラ873にトラフィック制御データを与える。トラフィック制御データ870は、ワイヤレス通信システム100におけるトラフィックに関する情報を含み得る。このトラフィック情報は、トラフィック輻輳レベルなど、トラフィックのステータスを含むことができる。トラフィック情報はまた、システムコントローラ110によって与えられた1つまたは複数のコマンドを含み得る。そのようなコマンドは、たとえば、輻輳が特定のレベルにあることを示すのに役立ち得る。
コントローラ873は、アクセス要求データ868および/またはトラフィック制御データ870に基づいてページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876を生成するようにメッセージ生成器872に命令し得る。ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、受信機813によって受信されたアクセス要求データ868を含むチャネル要求を送信したワイヤレス通信デバイス104にダイレクトされ得る。
コントローラ873は、アクセス許可データを含むページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876を送信するように送信機811に命令し得る。場合によっては、これは、トラフィック制御データ870に依存し得る。ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、アクセス要求データ868を用いてチャネル要求を送信したワイヤレス通信デバイス104に対してアクセスを許可するか、または拒否するために、ダウンリンクアクセスチャネルを介して送信され得る。ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、アクセス許可メッセージまたはアクセス拒否メッセージのいずれかを含み得る。
アクセス要求データ868は、メッセージ生成器872を介して受信機813から送信機811に与えられ得る。アクセス要求データ868は、メッセージ生成器872によって生成されたメッセージ(すなわち、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876)中に含まれ得る。ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876は、アクセスを要求したワイヤレス通信デバイス104に対してアクセスを許可するか、または拒否するのに役立ち得る。
基地局802はまた、トラフィックデータなどの専用データ869を受信し得る。受信機813は、コントローラ873の制御下で、送信機811に受信した専用データ869を与え得る。専用データ869は、システムコントローラ110など、ワイヤレス通信システム100の別の部分によって受信機813に与えられ得る。送信機811は、次いで、ダウンリンク専用チャネルを介して専用データ869を送信される専用データ877として送信し得る。送信された専用データ877は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104によって受信され得る。
受信機813およびメッセージ生成器872は、TXデータプロセッサ234内に含まれ得る。コントローラ873およびメモリ805は、それぞれ、図2に関して説明したコントローラ/プロセッサ214およびメモリ216に対応し得る。
図9は、本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データ879とともにメッセージを送信するための方法900の流れ図である。方法900は、基地局802または何らかの他の同様のアクセスポイントによって実行され得る。基地局802は、ワイヤレス通信デバイス104に関連付けられた優先度値を取得する(902)。優先度値は、その優先度値を有するワイヤレス通信デバイス104の通信チャネルへのアクセスが制限されるべきであることを示し得る。いくつかの構成では、優先度値の存在は、低い優先度値を示し得る。優先度値は、優先度データ866中に含まれ得る。
優先度値は、1つまたは複数のビットの組合せによって示され得る。優先度値は、システムコントローラ110などからワイヤレス通信ネットワークの一部によって受信され得る。システムコントローラ110は、利用可能な未使用のチャネルの数を監視し得る。システムコントローラ110は、利用可能な未使用のチャネルの数に応答し得る。システムコントローラ110は、利用可能なチャネルの数が指定された数を下回ったときに低優先度ワイヤレス通信デバイス104のアクセスが制限されるべきであることを示すために、基地局802に優先度値を与え得る。
本発明の一実施形態では、取得された優先度値は、ネットワークの輻輳状態を示し得る。たとえば、2つの状態を有するフラグは、真または偽として輻輳の存在を示し得る。優先度値はまた、低優先度ワイヤレス通信デバイス104の通信チャネルへのアクセスが制限されるべきであることを示すのに役立ち得る。
基地局802は、アクセス制限データ879をもつメッセージを生成する(904)。メッセージは、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。メッセージは、取得された優先度値に基づき得る。アクセス制限データ879は、優先度値に関連するワイヤレス通信デバイス104のグループを示し得る。アクセス制限データ879はまた、ワイヤレス通信デバイス104のグループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有すべきであることを示し得る。言い換えれば、アクセス制限データ879は、優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示す。メッセージは、ページングメッセージ875またはアクセスメッセージ876であり得る。
いくつかの構成では、優先度値は、高い優先度と比較して低い優先度を示し、したがって、アクセス制限データ879は、低い優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイス104が通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示す。通信チャネルは、ワイヤレス通信デバイス104からワイヤレス通信システム100の基地局102にデータを転送するために使用されるアップリンクチャネルであり得る。
基地局802はワイヤレス通信デバイス104にメッセージを送信する(906)。メッセージは、ページングメッセージ875および/またはアクセスメッセージ876であり得る。メッセージは、アクセス制限データ879を含み得る。アクセス制限データ879は、優先度値が関連付けられた少なくとも1つのワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。
本発明の一実施形態では、宛てられるワイヤレス通信デバイス104はページンググループ867に属し得る。ページンググループ867は、ページングメッセージ875が宛てられたワイヤレス通信デバイス104のグループである。ページングメッセージ875はページングチャネルを介して送信され得る。
いくつかの構成では、宛てられたワイヤレス通信デバイス104は、アクセスチャネルを介してアクセス可能であり得る。言い換えれば、アクセスメッセージ876はアクセスチャネルを介して送信され得る。
図10は、本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データ879とともにメッセージを送信するための別の方法1000の流れ図である。本方法は、基地局802によって実行され得る。基地局802は、ワイヤレス通信デバイス104に関連付けられた優先度値を取得する(1002)。たとえば、優先度値は、ワイヤレス通信システム100上のシステムコントローラ110から受信され得る。優先度値は、ネットワーク上での輻輳の存在を示し得る。優先度データ866から優先度値を取得する(1002)。
基地局802は、メッセージの一部分がアクセス制限データ879を含むレストオクテット情報要素を有するメッセージを生成する(1004)。アクセス制限データ879は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。レストオクテット情報要素は、圧縮形態(たとえば、Concrete Syntax Notation One(CSN.1))で送信される情報要素である。レストオクテット情報要素については、リスト(1)〜(10)に関して以下でさらに詳細に説明する。
基地局802は、優先度値に関連するワイヤレス通信デバイス104が制限付きアクセスを有する時間間隔を与える(1006)。本発明の一実施形態では、基地局802は、アクセス制限データ879中で時間間隔を与える(1006)。時間間隔は、時間間隔のセットのうちの1つであり得る。たとえば、時間間隔は、短い時間間隔(たとえば、数秒)であり得、またはより長い時間間隔(たとえば、数分、数時間または数日)であり得る。そのような異なる時間間隔により、ネットワークは、様々な状況に適した時間間隔を選定することが可能になる。たとえば、輻輳が低いとき、より短い時間間隔がより適切であるが、輻輳がより大きいとき、より長い時間間隔がより適切である。
基地局802は、メッセージがページングメッセージ875であるのか、またはアクセスメッセージ876であるのかを判断する(1008)。メッセージがページングメッセージ875である場合、基地局802は、ページングチャネル上でページングメッセージ875を送信する(1010)。メッセージがアクセスメッセージ876である場合、基地局802は、アクセスチャネル上でアクセスメッセージ876を送信する(1012)。
図11は、本明細書で開示する本発明の実施形態が利用され得るワイヤレス通信デバイス1104の一構成を示すブロック図である。図11のワイヤレス通信デバイス1104は、図1に関して上記で説明したワイヤレス通信デバイス104の一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス1104は、ページング/アクセス受信機1180と、コントローラ1173と、メモリ1105と、アクセスリストリクタ1181と、チャネルアクセスモジュール1178とを含み得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176を受信し、処理し得る。たとえば、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176は、基地局802から受信され得る。本発明の一実施形態では、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176は、ページング/アクセス受信機1180によって受信され得る。ページング/アクセス受信機1180は、図2に関して説明したRXデータプロセッサ228内に含まれ得る。
コントローラ1173は、ページング/アクセス受信機1180と、チャネルアクセスモジュール1178と、アクセスリストリクタ1181との動作を制御し得る。コントローラ1173は、メモリ1105に記憶された命令を取得し得る。コントローラ1173およびメモリ1105は、それぞれ、図2に関して説明したコントローラ/プロセッサ230およびメモリ236に対応し得る。
ページング/アクセス受信機1180は、ダウンリンクアクセスチャネルを介してアクセスメッセージ1176を受信し得る。ページング/アクセス受信機1180は、ページングチャネルを介してページングメッセージ1175を受信し得る。受信メッセージ(すなわち、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176)は、アクセス制限データ879を含み得る。アクセス制限データ879は、ワイヤレス通信デバイス1104の通信チャネル1189へのアクセスを制限する優先度値を示し得る。言い換えれば、ワイヤレス通信デバイス1104に、アクセス制限データ879中で示された優先度と一致する優先度値が関連付けられている場合、ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネル1189への制限付きアクセスを有し得る。
通信チャネル1189は、ワイヤレス通信デバイス1104とワイヤレス通信システム100との間の通信のために使用される任意のチャネルであり得る。一般に、通信チャネル1189は、上記で説明したように、専用チャネルなどのトラフィックチャネルである。
本発明の一実施形態では、アクセス制限データ879は、1つ、2つまたはそれ以上の優先度値を有する情報(たとえば、1つまたは複数のビットを有するフラグ)を含み得る。1つの値は第1の優先度値を示し得、別の値は第2の優先度値を示し得る。代替的に、アクセス制限データ879が存在するだけで、優先度値(たとえば、低い優先度)を示すのに役立ち得る。この場合、アクセス制限データ879は、低い優先度をもつワイヤレス通信デバイス104が通信チャネル1189への制限付きアクセスを有することを示すのに役立つ。
チャネルアクセスモジュール1178は、コントローラ1173とアクセスリストリクタ1181とに結合され得る。チャネルアクセスモジュール1178により、ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネル1189にアクセスすることが可能になり得る。たとえば、チャネルアクセスモジュール1178は、通信チャネル1189を介して信号を受信および送信するために受信機および/または送信機を含み得る。通信チャネル1189は、ダウンリンクチャネルまたはアップリンクチャネルであり得る。
アクセスリストリクタ1181は、チャネルアクセスモジュール1178と、ページング/アクセス受信機1180とに結合される。アクセスリストリクタ1181は、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176中で受信されたアクセス制限データ879によって与えられた指示に基づいて、チャネルアクセスモジュール1178による通信チャネル1189へのアクセスを制限するか、または中断し得る。したがって、アクセスリストリクタ1181は、アクセス制限データ879に基づいて、チャネルアクセスモジュール1178が通信チャネル1189にアクセスするのを防げる。たとえば、アクセスリストリクタ1181は、チャネルアクセスモジュール1178に、チャネルアクセスモジュール1178の受信機および/または送信機を無効化するように命令し得る。これにより、チャネルアクセスモジュール1178は、消費電力を少なくし、通信チャネル1189の輻輳を低減することが可能になる。
ワイヤレス通信デバイス1104は、メモリ1105内に記憶された優先度値を含み得る。アクセスリストリクタ1181は、記憶された優先度値を、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176内のアクセス制限データ879によって示された優先度値と比較し得る。アクセス制限データ879によって示された優先度値が記憶された優先度値を含むとき、アクセスリストリクタ1181は、ワイヤレス通信デバイス1104による通信チャネル1189へのアクセスを制限および/または中断し得る。
本発明の一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス1104は、アクセス制限データ879中の優先度値と割り当てられた優先度値の両方を受信し得る。割り当てられた優先度値は、たとえば、システムコントローラ110によって割り当てられ得る。割り当てられた優先度値は、ワイヤレス通信デバイス1104に、記憶された優先度値として記憶され、アクセスリストリクタ1181によって使用され得る。たとえば、割り当てられた優先度値は、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176中に含まれるか、またはワイヤレス通信デバイス1104に宛てられた別のメッセージ中に含まれ得る。メッセージは、ワイヤレス通信デバイス1104に、更新された優先度値を割り当て得る。さらに、割り当てられた優先度値は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104に宛てられ得る。
図12に、本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信デバイス1204のより詳細な構成を示すブロック図である。図12のワイヤレス通信デバイス1204は、図1に関して上記で説明したワイヤレス通信デバイス104の一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス1204は、ページング/アクセス受信機1280と、チャネルアクセスモジュール1278と、アクセスリストリクタ1281と、コントローラ1273と、メモリ1205とを含み得る。
本発明の一実施形態では、チャネルアクセスモジュール1278は、通信チャネル1189にアクセスし得る。たとえば、チャネルアクセスモジュール1278は、アップリンク通信チャネルを介して信号を送信し得る。チャネルアクセスモジュール1278は、送信データソース1282と、アップリンク通信チャネル1189を介してアップリンク信号中でアップリンクデータ1283を送信するための送信機1284とを含み得る。
アクセスリストリクタ1281は、チャネルアクセスモジュール1278がアップリンクデータ1283を送信するのを防げることによって、チャネルアクセスモジュール1278が通信チャネル1189にアクセスするのを中断するか、または制限し得る。一構成では、アクセスリストリクタ1281は、チャネルアクセスモジュール1278中の送信データソース1282を無効化して、送信データソース1282が送信機1284に送信データを与えるのを防げ得る。別の構成では、アクセスリストリクタ1281は送信機1284を無効化して、送信機1284がアップリンクデータ1283を送信するのを防げ得る。さらに別の構成では、アクセスリストリクタ1281は、送信データソース1282と送信機1284の両方を無効化し、それによって、リソースを節約し、チャネルアクセスモジュール1278の電力消費量を低減し得る。
送信データソース1282は、(アクセス要求メッセージなどの)アップリンクデータ1283を生成するためのメッセージ生成器872を含み得る。アクセス要求メッセージは、基地局102からの通信チャネル1189へのアクセスを要求し得る。言い換えれば、ワイヤレス通信デバイス1204は、基地局102にアクセス要求メッセージを送ることによって、通信チャネル1189へのアクセスを要求し得る。
ワイヤレス通信デバイス1204は、アップリンク通信チャネル1189を介してアップリンクデータ1283としてアクセス要求メッセージを送信し得る。基地局102から応答がない場合、複数のアクセス要求メッセージが送られ得る。しかしながら、ワイヤレス通信デバイス1204が、ワイヤレス通信デバイス1204にアクセス要求を中断するように命令するアクセス制限データ879を受信する場合、アクセスリストリクタ1281は、チャネルアクセスモジュール1278が、アクセス要求メッセージを送信すること、および/またはアップリンク通信チャネル1189を介してアップリンクデータ1283を送ることを防げ得る。
受信機1213は、コントローラ1273とチャネルアクセスモジュール1278とに結合され得る。受信機1213は、ダウンリンク通信チャネル1189を介してワイヤレス通信デバイス1204にダイレクトされたダウンリンクデータ1285を受信し得る。一構成では、アクセスリストリクタ1281は、受信機1213を非アクティブ化し得る。このようにして、ワイヤレス通信デバイス1204におけるリソース使用量が低減され得る。受信機1213を非アクティブ化することはまた、受信機1213における処理および電力消費量を低減し得る。
ページングメッセージ1275および/またはアクセスメッセージ1276を受信するページング/アクセス受信機1280と、ダウンリンクデータ1282を受信する受信機1213との両方は、コントローラ1273によって制御される単一の受信機の一部であり得る。言い換えれば、単一の受信機が、ページングメッセージ1275および/またはアクセスメッセージ1276とダウンリンクデータ1282とを受信し得る。
本発明の一実施形態では、アクセスリストリクタ1281は、通信チャネル1189へのアクセスが制限される時間間隔中に受信機1213を非活動化し得る。ワイヤレス通信デバイス1204は、アクセス制限データ879によって示された時間間隔に基づいて、ワイヤレス通信デバイス1204が待つことに費やすべき時間期間を判断し得る。一構成では、ワイヤレス通信デバイス1204が待つ時間期間は、アクセス制限データ879によって示された時間間隔に基づいてランダム時間値を生成することによって判断され得る。
コントローラ1273は、ページング/アクセス受信機1280と、受信機1213と、アクセスリストリクタ1281と、送信データソース1282と、送信機1284とに結合され得、それらを制御し得る。コントローラ1273は、メモリ1205から命令を取得し得る。コントローラ1273およびメモリ1205は、それぞれ、図2に関して説明したコントローラ/プロセッサ230およびメモリ236に対応し得る。
図13は、本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データ879とともにメッセージを受信するための方法1300の流れ図である。方法1300はワイヤレス通信デバイス1104によって実行され得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、アクセス制限データ879を含むメッセージを受信する(1302)。メッセージは、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176であり得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、アクセス制限データ879から優先度値を取得する(1304)。アクセス制限データ879は、ワイヤレス通信デバイス1104またはワイヤレス通信デバイス104のグループに関連付けられた優先度値を示し得る。言い換えれば、優先度値は、関連する優先度値を有するワイヤレス通信デバイス104の通信チャネル1189へのアクセスが制限されるべきであることを示し得る。いくつかの構成では、優先度値自体の存在が、低い優先度値(たとえば、通信チャネル1189へのアクセスが制限および/または中断されるべきであること)を示し得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、優先度値から、それが通信チャネル1189への制限付きアクセスを有するワイヤレス通信デバイス1104のグループの一部であるかどうかを判断する(1306)。いくつかの構成では、アクセス制限データ879は、特定のワイヤレス通信デバイス104またはワイヤレス通信デバイス104の任意のグループに宛てられないことがある。その結果、アクセス制限データ879は、実際には、アクセス制限データ879を受信することができるすべてのワイヤレス通信デバイス104に宛てられる。
ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネル1189へのアクセスを制限する(1308)。制限は、アクセス制限データ879によって与えられる指示に基づき得る。一構成では、より低い優先度値をもつワイヤレス通信デバイス104の1つのグループは、通信チャネル1189へのアクセスが制限および/または中断され得るが、より高い優先度レベルをもつワイヤレス通信デバイス104の別のグループはアクセスが許可され得る。
図14は、本発明のいくつかの実施形態による、アクセス制限データ879とともにメッセージを受信するための別の方法1400の流れ図である。方法1400はワイヤレス通信デバイス1104によって実行され得る。
ワイヤレス通信デバイス1104はメッセージを受信する(1402)。メッセージは、ページングメッセージ1175および/またはアクセスメッセージ1176であり得る。メッセージの一部分は、アクセス制限データ879を含むレストオクテット情報要素を有し得る。レストオクテット情報要素については、リスト(1)〜(10)に関して以下でさらに詳細に説明する。
ワイヤレス通信デバイス1104は、アクセス制限データ879から優先度値を取得する(1404)。ワイヤレス通信デバイス1104は、優先度値から、それが通信チャネルへの制限付きアクセスを有するワイヤレス通信デバイス1104のグループの一部であるかどうかを判断する(1406)。ワイヤレス通信デバイス104のグループは、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス1104を含み得る。いくつかの構成では、ワイヤレス通信デバイス104のグループはページンググループ867であり得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、アクセス制限データ879から、アクセスが制限される時間間隔を取得する(1408)。たとえば、ある時間期間の間、ワイヤレス通信デバイス104のグループの通信チャネル1189へのアクセスは一時的に制限および/または中断され得る。時間間隔は、メッセージによって示され得る。いくつかの構成では、時間間隔は、様々な時間間隔範囲のセットであり得る。たとえば、メッセージは、時間間隔を1〜120秒の範囲、1〜60分の範囲、1〜24時間の範囲、1〜15日の範囲などとして示すアクセス制限データ879を含み得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネルへのアクセスを制限すべき、時間間隔内の時間の値を判断する(1410)。たとえば、ワイヤレス通信デバイス1104は、ワイヤレス通信デバイス1104が待つことに費やす時間の値を判断し得る。時間の値は、アクセス制限データ879によって示された時間間隔に基づき得る。一構成では、ワイヤレス通信デバイス1104が待つ時間の値は、アクセス制限データ879によって示される時間間隔に基づいてランダム時間間隔を生成することによって判断され得る。本発明の一実施形態では、アクセス制限データ879によって示される時間間隔は時間間隔範囲であり得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネル1189へのアクセスを制限する(1412)。制限は、アクセス制限データ879によって与えられた指示に基づき得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス1104は、ある時間期間(たとえば、時間の値)の間、通信チャネル1189にアクセスしたいという要求を行うことを制限され得る。時間期間は、ワイヤレス通信デバイス1104によって判断された時間の値であり得る。
ワイヤレス通信デバイス1104は、時間の判断された値が過ぎた(すなわち、経過した)とき、通信チャネル1189へのアクセス制限を取り除く(1414)。言い換えれば、ワイヤレス通信デバイス1104によって判断された時間の値が経過すると、ワイヤレス通信デバイス1104は、通信チャネル1189へのアクセスを再び要求し得る。このようにして、通信チャネル1189へのネットワーク輻輳が低減され得る。さらに、ワイヤレス通信デバイス1104の処理および電力消費量も低減され得る。
例示的な表およびリスト
本明細書で説明するシステムおよび方法は、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM/EDGE Radio Access Network)規格に従って動作するワイヤレス通信システム100に適用され得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス104のグループは、それらがアクセス試行を行っていない(すなわち、チャネル要求メッセージを送信していない)場合でも制御され得る。このようにして、ネットワークの輻輳のためにいずれにせよネットワークによって拒否されることになる、デバイスによる不要なアクセス試行が回避され得る。
GERANワイヤレス通信システム100のワイヤレス通信デバイス104は、ランダムアクセスチャネル(RACCH)として知られるアクセスチャネルを介してチャネル要求メッセージを送信し得る。アクセス制限データ879は、レストオクテット情報要素として以下のページングおよび/またはアクセスメッセージのうちの1つまたは複数に追加され得る。
いくつかの構成では、ページングレストオクテット情報要素がページングメッセージ875に追加され得る。これらのレストオクテット情報要素は、ページング要求タイプ1メッセージレストオクテット、ページング要求タイプ2メッセージレストオクテットおよび/またはページング要求タイプ3メッセージレストオクテットを含み得る。知られているページング要求タイプ1、2および3レストオクテットは、仕様3GPP TS 44.018(Release9)、セクション10.5.2に記載されている。
アクセス制限データ879は、拒否データとして働き得、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104に対してアクセスを拒否し得る。この手法の下で、ネットワークは、ワイヤレス通信デバイス104がアクセスを開始するのを防げることができ、ランダムアクセスチャネルの不要な使用を回避することができる。
デバイスに拒否情報を配信する最大時間は、480ミリ秒から2118ミリ秒の範囲にあることができる、セルにおいて使用されるページング期間によって支配される。最小時間は、20ミリ秒(すなわち、ページングメッセージを配信するためにかかる時間)であり得る。
ページング要求レストオクテット情報要素の詳細について、以下でさらに詳細に与える。レストオクテット情報要素ごとに、レストオクテット情報要素の構成要素を記載する擬似コードリストが与えられる。
ページング要求タイプ1メッセージレストオクテット(P1レストオクテット)情報要素は、既存の通知チャネル(NCH:existing notification channel)に関する情報のステータス、移動局の識別情報に適用される優先度レベル、通知およびパケットページ指示、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast Multicast Service)通知、地震津波警報システム(ETWS:Earthquake and Tsunami Warning System)の1次通知(Primary Notification)メッセージのセグメント、ならびにスペアビットに関する情報を含む。
P1レストオクテット情報要素は、0〜17オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。P1レストオクテット情報要素は、以下のリスト(1)では擬似コードで記載されている。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(1):
Figure 2014510507
Figure 2014510507
Figure 2014510507
リスト(1)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICES(すべての低パリティデバイスを拒否する)を含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表1に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
ページング要求タイプ2メッセージレストオクテット(P2レストオクテット)情報要素は、ネットワークによって必要とされるチャネルに関する情報と、既存の通知チャネル(NCH)に関する情報のステータス、移動局の識別情報に適用される優先度レベルおよびパケットページ指示、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)通知、ならびにスペアビットに関する情報とを含む。
P2レストオクテット情報要素は、1〜11オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。P2レストオクテット情報要素は、以下のリスト(2)では擬似コードで記載されている。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(2):
Figure 2014510507
リスト(2)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表2に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
ページング要求タイプ3メッセージレストオクテット(P3レストオクテット)情報要素は、ネットワークによって必要とされるチャネルに関する情報と、既存の通知チャネル(NCH)に関する情報のステータス、移動局の識別情報に適用される優先度レベル、およびスペアビットに関する情報とを含む。スペアビットの目的は、後の段階でページングチャネル(PCH:paging channel)に関する新しい情報の上位互換性を持つ導入を可能にすることである。
P3レストオクテット情報要素は、3オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。P3レストオクテット情報要素は、以下のリスト(3)では擬似コードで記載されている。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(3):
Figure 2014510507
リスト(3)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表3に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
上記で説明した手法に加えて、ページングレストオクテット(P1レストオクテット、P2レストオクテットおよびP3レストオクテット)ごとに、代替手法が採用され得る。1つの代替手法は、どの優先度グループまたはアクセスグループがアクセス試行を行うことを拒否されるのかをネットワークがシグナリングするためのものである。この手法はまた、P1レストオクテットおよびP2レストオクテットを用いて適用され得る。以下のリスト(4)に、擬似コードで、修正P3レストオクテット情報要素を生成するために、この代替手法がP3レストオクテット情報要素にどのように適用されるかを示す。P1およびP2レストオクテット情報要素についての擬似コードリストは、同様の方法で変更され得る。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(4):
Figure 2014510507
リスト(4)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL PRIORITY
X DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての、優先度がxのデバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表4に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。xの値は[0...n]とする。
Figure 2014510507
別の代替手法は、以下に示すように、どの優先度グループまたはアクセスグループがアクセスを行うことを拒否されるのかをネットワークがシグナリングするためのものである。この手法はまた、P1レストオクテットおよびP2レストオクテットを用いて適用され得る。以下のリスト(5)の擬似コードリストに、この代替手法がどのように適用されるかを示す。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(5):
Figure 2014510507
リスト(5)は、3ビットフィールドであるREJECT PRIORITYを含む。この3ビットフィールドのコードは、以下の表5に示すように定義した通りである。
Figure 2014510507
リスト(5)はまた、2ビットフィールドであるREJECT PERIODを含む。この2ビットフィールドのコードは、以下の表6に示すように定義した通りである。
Figure 2014510507
いくつかの構成では、アクセス割当てレストオクテット情報要素がアクセスメッセージ876に追加され得る。これらのレストオクテット情報要素は、直接割当て拒否メッセージレストオクテット(IAR(IMMEDIATE ASSIGNMENT REJECT)レストオクテット)、直接割当て拡張メッセージレストオクテット(IAX(IMMEDIATE ASSIGNMENT EXTENDED)レストオクテット)および/または直接割当てメッセージレストオクテット(IA(IMMEDIATE ASSIGNMENT)レストオクテット)を含み得る。知られているアクセス割当て要求タイプ1、2および3レストオクテットは、仕様3GPP TS 44.018(Release9)、セクション10.5.2に記載されている。アクセス割当てメッセージは、通信チャネルへのアクセスを、最近アクセス試行を行ったデバイス、またはアクセス試行を行うプロセスにあるデバイスのみに制限するために使用される。
直接割当て拒否メッセージレストオクテット(IARレストオクテット)情報要素は、スペアビット、または場合によっては拡張RA情報を含む。IARレストオクテットは、3オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。IARレストオクテット情報要素は、以下のリスト(6)では擬似コードで記載されている。
Figure 2014510507
リスト(6)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表7に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
特定の優先度またはアクセスクラスをもつデバイスを拒否するための代替手法を以下のリスト(7)に示す。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(7):
Figure 2014510507
リスト(7)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL PRIORITY
x DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての、優先度がxのデバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表8に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。xの値は[0...n]とする。
Figure 2014510507
特定の優先度またはアクセスクラスをもつデバイスを拒否するための別の代替手法を以下のリスト(8)に示す。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(8):
Figure 2014510507
リスト(8)は、2ビットフィールドであるREJECT PRIORITYを含む。2ビットフィールドのコードは、以下の表9に示すように定義した通りである。
Figure 2014510507
リスト(8)はまた、3ビットフィールドであるREJECT PERIODを含む。この3ビットフィールドのコードは、以下の表10に示すように定義した通りである。
Figure 2014510507
直接割当て拡張メッセージレストオクテット(IAXレストオクテット)情報要素は、以下のリスト(9)に指定するシンタックスに従って、3GPP TS 44.018表10.5.2.18.1に記述されているようにコーディングされる。IAXレストオクテット情報要素は、0〜4オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(9):
Figure 2014510507
リスト(9)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表11に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
IARレストオクテットに関して説明したリスト(7)〜(8)と同様の、特定の優先度またはアクセスクラスをもつデバイスを拒否するための代替手法も採用され得る。
直接割当てメッセージレストオクテット(IAレストオクテット)情報要素は、スペアビットと、場合によっては、パケットアップリンク割当て構成、パケットダウンリンク割当て構成、第2部(second part)パケット割当て構成、周波数パラメータ、前時間(before time)または複数ブロックパケットダウンリンク割当て構成のいずれかとを含む。周波数パラメータ、前時間構成は、モバイル割振り(mobile allocation)(節10.5.2.21参照)とモバイル割振りインデックスオフセット(MAIO:mobile allocation index offset)とを組み合わせる。
IAレストオクテット情報要素は、以下のリスト(10)に指定するシンタックスに従って、3GPP TS 44.018表10.5.2.16.1に記述されているようにコーディングされる。IAレストオクテット情報要素は、0〜11オクテットの長さをもつタイプ5情報要素である。修正が太字体で示されていることに留意されたい。リスト(10):
Figure 2014510507
リスト(10)は、2ビットフィールドであるREJECT ALL LOW PRIORITY DEVICESを含む。このフィールドの存在は、アクセスを行っているかまたはアクセスを行うことを試みているすべての低優先度デバイスが拒否され、これらのデバイスが、以下の表12に示すように定義されたランダム期間の間待つ必要があることを暗示する。
Figure 2014510507
代替および例示的な実施形態のさらなる説明
図15に、本発明のいくつかの実施形態による、基地局1502内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す。基地局1502は、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、発展型ノードBなどと呼ばれることもあり、それらの機能の一部または全部を含み得る。基地局1502はプロセッサ1503を含む。プロセッサ1503は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1503は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることがある。図15の基地局1502中に単一のプロセッサ1503のみを示しているが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
基地局1502はメモリ1505をも含む。メモリ1505は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素であり得る。メモリ1505は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスクストレージ媒体、光記憶媒体、RAM中のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなど、およびそれらの組合せとして実施され得る。
データ1507aおよび命令1509aがメモリ1505に記憶され得る。命令1509aは、本明細書で開示する方法を実装するためにプロセッサ1503によって実行可能であり得る。命令1509aを実行することは、メモリ1505に記憶されたデータ1507aの使用を含み得る。プロセッサ1503が命令1509aを実行すると、命令1509bの様々な部分がプロセッサ1503上にロードされ得、様々ないくつかのデータ1507bがプロセッサ1503上にロードされ得る。
基地局1502はまた、基地局1502との間での信号の送信および受信を可能にするために、送信機1511と受信機1513とを含み得る。送信機1511と受信機1513とはトランシーバ1515と総称され得る。アンテナ1517はトランシーバ1515に電気的に結合され得る。基地局1502はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバおよび/または追加のアンテナ(図示せず)を含み得る。
基地局1502はデジタル信号プロセッサ(DSP)1521を含み得る。基地局1502は通信インターフェース1523をも含み得る。通信インターフェース1523により、ユーザは、基地局1502と対話することが可能になり得る。
基地局1502の様々な構成要素は、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。明快のために、図15では、様々なバスをバスシステム1519として示してある。
図16に、本発明のいくつかの実施形態による、ワイヤレス通信デバイス1604内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す。ワイヤレス通信デバイス1604は、アクセス端末、移動局、ユーザ機器(UE)などであり得る。ワイヤレス通信デバイス1604はプロセッサ1603を含む。プロセッサ1603は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1603は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることがある。図16のワイヤレス通信デバイス1604中に単一のプロセッサ1603のみを示しているが、代替構成では、プロセッサの組合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
ワイヤレス通信デバイス1604はメモリ1605をも含む。メモリ1605は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素であり得る。メモリ1605は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスクストレージ媒体、光記憶媒体、RAM中のフラッシュメモリデバイス、プロセッサとともに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなど、およびそれらの組合せとして実施され得る。
データ1607aおよび命令1609aがメモリ1605に記憶され得る。命令1609aは、本明細書で開示する方法を実装するためにプロセッサ1603によって実行可能であり得る。命令1609aを実行することは、メモリ1605に記憶されたデータ1607aの使用を含み得る。プロセッサ1603が命令1609を実行すると、命令1609bの様々な部分がプロセッサ1603上にロードされ得、様々ないくつかのデータ1607bがプロセッサ1603上にロードされ得る。
ワイヤレス通信デバイス1604はまた、アンテナ1617を介したワイヤレス通信デバイス1604との間での信号の送信および受信を可能にするために、送信機1611と受信機1613とを含み得る。送信機1611と受信機1613とはトランシーバ1615と総称され得る。ワイヤレス通信デバイス1604はまた、複数の送信機、複数のアンテナ、複数の受信機および/または複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
ワイヤレス通信デバイス1604はデジタル信号プロセッサ(DSP)1621を含み得る。ワイヤレス通信デバイス1604は通信インターフェース1623をも含み得る。通信インターフェース1623により、ユーザは、ワイヤレス通信デバイス1604と対話することが可能になり得る。
ワイヤレス通信デバイス1604の様々な構成要素は、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。明快のために、図16では、様々なバスをバスシステム1619として示してある。
本明細書に記載の技法は、直交多重化方式に基づく通信システムを含む様々な通信システムに使用され得る。そのような通信システムの例には、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどがある。OFDMAシステムは、全システム帯域幅を複数の直交サブキャリアに区分する変調技法である、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビンなどと呼ばれることもある。OFDMでは、各サブキャリアはデータで独立して変調され得る。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されたサブキャリア上で送信するためのインターリーブされたFDMA(IFDMA)、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するための局所FDMA(LFDMA)、または隣接するサブキャリアの複数のブロック上で送信するための拡張FDMA(EFDMA)を利用し得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMAでは時間領域で送られる。
上記の説明では、様々な用語とともに参照番号を時々使用した。用語が参照番号とともに使用されている場合、これは、図の1つまたは複数に示された特定の要素を指すものとする。用語が参照番号なしに使用されている場合、これは、概して特定の図に限定されない用語を指すものとする。
「判断」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認などを含むことができる。また、「判断」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「判断」は、解決、選択、選定、確立などを含むことができる。
「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という句は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を表す。
「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械などを包含するものと広く解釈されたい。いくつかの状況下では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを指すことがある。「プロセッサ」という用語は、処理デバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような構成を指すことがある。
「メモリ」という用語は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素を包含するものと広く解釈されたい。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データストレージ、レジスタなど、様々なタイプのプロセッサ可読媒体を指すことがある。プロセッサがメモリから情報を読み取り、および/または情報をメモリに書き込むことができる場合、メモリはプロセッサと電子通信していると言われる。プロセッサに一体化されたメモリは、プロセッサと電子通信している。
「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプの(1つまたは複数の)コンピュータ可読ステートメントを含むものと広く解釈されたい。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指すことがある。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。
本明細書で説明する機能は、ハードウェアによって実行されるソフトウェアまたはファームウェアで実装され得る。機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」または「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の有形記憶媒体を指す。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体は有形で非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理または計算され得るコードまたは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わせたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用する「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コードまたはデータを指すことがある。
ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、説明されている方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正され得る。
さらに、図9、図10、図13および図14によって示されたものなど、本明細書で説明する方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、デバイスによってダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、デバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするために、サーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明する様々な方法は、記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えるときにデバイスが様々な方法を獲得し得るように、記憶手段(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(disc)(CD)またはフロッピーディスク(disk)などの物理的記憶媒体など)によって提供され得る。さらに、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
特許請求の範囲は、上記に示した正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明したシステム、方法、および装置の構成、動作および詳細において、様々な修正、変更および変形が行われ得る。
以下に、本件の出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
通信チャネルへのアクセスを制限するための方法であって、
少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、生成することと、
前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記方法が基地局によって実行される、請求項1に記載の方法。
[C3]
前記アクセス制限データが、パケット処理と回線交換処理の両方に好適である、請求項1に記載の方法。
[C4]
前記優先度値が優先度値のセットを備え、前記アクセス制限データを生成することが、優先度値の前記セットを生成する、請求項1に記載の方法。
[C5]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項1に記載の方法。
[C6]
前記メッセージは、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可されるかどうかをさらに示す、請求項5に記載の方法。
[C7]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項5に記載の方法。
[C8]
前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示す、請求項1に記載の方法。
[C9]
前記時間間隔が、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を備え、前記アクセス制限データを生成することが前記1つの時間間隔をさらに示す、請求項8に記載の方法。
[C10]
前記1つの時間間隔が、
1〜120秒の範囲と、
1〜60分の範囲と、
1〜24時間の範囲と、
1〜15日の範囲とのうちの1つである範囲を有する時間間隔範囲である、請求項9に記載の方法。
[C11]
前記通信チャネルが、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを備え、前記優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスが、前記時間間隔中に前記複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできない、請求項8に記載の方法。
[C12]
前記優先度値が受信機から取得される、請求項1に記載の方法。
[C13]
前記メッセージが、前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたページングメッセージであり、前記メッセージを送信することが、ページングチャネル上で前記ページングメッセージを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
[C14]
前記ページングメッセージの一部分がレストオクテット情報要素を備える、請求項13に記載の方法。
[C15]
前記メッセージが、前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたアクセスメッセージを備え、前記メッセージを送信することが、アクセスチャネル上で前記アクセスメッセージを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
[C16]
前記アクセスメッセージの一部分がレストオクテット情報要素を備える、請求項15に記載の方法。
[C17]
ワイヤレス通信デバイスによる通信チャネルへのアクセスを制限するための方法であって、
アクセス制限データを備えるメッセージを受信することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、受信することと、
前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限することと
を備える、方法。
[C18]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項17に記載の方法。
[C19]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項18に記載の方法。
[C20]
前記優先度値が優先度値のセットを備え、前記アクセス制限データを生成することが、優先度値の前記セットを生成する、請求項17に記載の方法。
[C21]
前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項17に記載の方法。
[C22]
前記通信チャネルがアップリンク通信チャネルを備える、請求項17に記載の方法。
[C23]
前記アップリンク通信チャネルを介してアップリンクデータを送信することをさらに備える、請求項22に記載の方法。
[C24]
前記アップリンクデータが前記通信チャネルへのアクセスの要求を備える、請求項23に記載の方法。
[C25]
前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示す、請求項17に記載の方法。
[C26]
アクセスを制限することが、前記時間間隔内の時間の値にさらに基づく、請求項25に記載の方法。
[C27]
時間の前記値が経過したとき、前記通信チャネルへのアクセス制限を取り除くことをさらに備える、請求項26に記載の方法。
[C28]
前記時間間隔が、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を備え、前記アクセス制限データを生成することが前記1つの時間間隔をさらに示す、請求項25に記載の方法。
[C29]
前記1つの時間間隔が、1〜120秒の範囲と、1〜60分の範囲と、1〜24時間の範囲と、1〜15日の範囲とのうちの1つである時間間隔範囲である、請求項28に記載の方法。
[C30]
前記通信チャネルが、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを備え、前記優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスは、前記時間間隔中に前記複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできない、請求項25に記載の方法。
[C31]
前記メッセージは、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可されるかどうかをさらに示す、請求項17に記載の方法。
[C32]
前記メッセージが、ページングメッセージであり、ページングチャネル上で受信される、請求項17に記載の方法。
[C33]
前記メッセージが、アクセスメッセージであり、アクセスチャネル上で受信される、請求項17に記載の方法。
[C34]
通信チャネルへのアクセスを制限するための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記プロセッサによって、
少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、生成することと、
前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信することと
を行うように実行可能である、装置。
[C35]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項34に記載の装置。
[C36]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項35に記載の装置。
[C37]
前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示す、請求項34に記載の装置。
[C38]
通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、前記プロセッサによって、
アクセス制限データを備えるメッセージを受信することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、受信することと、
前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限することと
を行うように実行可能である、ワイヤレス通信デバイス。
[C39]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項38に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C40]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項39に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C41]
前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項38に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C42]
通信チャネルへのアクセスを制限するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、命令をその上に有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記命令が、
基地局に、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成させるためのコードであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、生成させるためのコードと、
基地局に、前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信させるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C43]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
[C44]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項43に記載のコンピュータプログラム製品。
[C45]
前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示す、請求項42に記載のコンピュータプログラム製品。
[C46]
ワイヤレス通信デバイス上で通信チャネルへのアクセスを制限するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、命令をその上に有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記命令が、
ワイヤレス通信デバイスに、アクセス制限データを備えるメッセージを受信させるためのコードであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、受信させるためのコードと、
ワイヤレス通信デバイスに、前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限させるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C47]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
[C48]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項47に記載のコンピュータプログラム製品。
[C49]
前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項46に記載のコンピュータプログラム製品。
[C50]
通信チャネルへのアクセスを制限するための装置であって、
少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成するための手段であって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、生成するための手段と、
前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信するための手段と
を備える装置。
[C51]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項50に記載の装置。
[C52]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項51に記載の装置。
[C53]
前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔を示す、請求項50に記載のコンピュータプログラム製品。
[C54]
ワイヤレス通信デバイスによる通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスであって、
アクセス制限データを備えるメッセージを受信するための手段であって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが優先度値に関連付けられることと、ワイヤレス通信デバイスの前記グループが通信チャネルへの制限付きアクセスを有することとを示す、受信するための手段と、
前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限するための手段と
を備える、ワイヤレス通信デバイス。
[C55]
前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項54に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C56]
前記レストオクテット情報要素が、
直接割当て拒否メッセージと、
直接割当て拡張メッセージと、
直接割当てメッセージと、
ページング要求タイプ1メッセージと、
ページング要求タイプ2メッセージと、
ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項55に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C57]
前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項54に記載のワイヤレス通信デバイス。

Claims (52)

  1. 通信チャネルへのアクセスを制限するための方法であって、
    少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値と関連するワイヤレス通信デバイスが前記通信チャネルへのアクセス要求をしない間の時間間隔長さを示す、生成することと、
    ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにある間に、基地局から前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信することと、
    を備える方法。
  2. 前記方法が前記基地局によって実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクセス制限データが、パケット処理と回線交換処理の両方に好適である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記優先度値が優先度値のセットを備え、前記アクセス制限データを生成することが、優先度値の前記セットを生成する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記メッセージは、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可されるかどうかをさらに示す、請求項5に記載の方法。
  7. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項5に記載の方法。
  8. 前記時間間隔が、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を備え、前記アクセス制限データを生成することが前記1つの時間間隔をさらに示す、請求項1に記載の方法。
  9. 前記1つの時間間隔が、
    1〜120秒の範囲と、
    1〜60分の範囲と、
    1〜24時間の範囲と、
    1〜15日の範囲とのうちの1つである範囲を有する時間間隔範囲である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記通信チャネルが、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを備え、前記優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスが、前記時間間隔中に前記複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできない、請求項1に記載の方法。
  11. 前記優先度値が受信機から取得される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記メッセージが、前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたページングメッセージであり、前記メッセージを送信することが、ページングチャネル上で前記ページングメッセージを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ページングメッセージの一部分がレストオクテット情報要素を備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記メッセージが、前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられたアクセスメッセージを備え、前記メッセージを送信することが、アクセスチャネル上で前記アクセスメッセージを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  15. 前記アクセスメッセージの一部分がレストオクテット情報要素を備える、請求項14に記載の方法。
  16. ワイヤレス通信デバイスによる通信チャネルへのアクセスを制限するための方法であって、
    通信デバイスがアイドルモードにある間に基地局からメッセージを受信することであって、前記メッセージはアクセス制限データを備えており、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、受信することと、
    前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限することと、を備える方法。
  17. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項16に記載の方法。
  18. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項17に記載の方法。
  19. 前記優先度値が優先度値のセットを備え、前記アクセス制限データを生成することが、優先度値の前記セットを生成する、請求項16に記載の方法。
  20. 前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項16に記載の方法。
  21. 前記通信チャネルがアップリンク通信チャネルを備える、請求項16に記載の方法。
  22. 前記アップリンク通信チャネルを介してアップリンクデータを送信することをさらに備える、請求項21に記載の方法。
  23. 前記アップリンクデータが前記通信チャネルへのアクセスの要求を備える、請求項22に記載の方法。
  24. アクセスを制限することが、前記時間間隔内の時間の値にさらに基づく、請求項16に記載の方法。
  25. 時間の前記値が経過したとき、前記通信チャネルへのアクセス制限を取り除くことをさらに備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記時間間隔が、時間間隔のセットのうちの1つの時間間隔を備え、前記アクセス制限データを生成することが前記1つの時間間隔をさらに示す、請求項16に記載の方法。
  27. 前記1つの時間間隔が、1〜120秒の範囲と、1〜60分の範囲と、1〜24時間の範囲と、1〜15日の範囲とのうちの1つである時間間隔範囲である、請求項26に記載の方法。
  28. 前記通信チャネルが、ワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスによる使用のために利用可能である複数の専用チャネルを備え、前記優先度値が関連付けられたワイヤレス通信デバイスが、前記時間間隔中に前記複数の専用チャネルのいずれにもアクセスできない、請求項16に記載の方法。
  29. 前記メッセージは、指定されたワイヤレス通信デバイスによる指定された通信チャネルへのアクセスが許可されるかどうかをさらに示す、請求項16に記載の方法。
  30. 前記メッセージが、ページングメッセージであり、ページングチャネル上で受信される、請求項16に記載の方法。
  31. 前記メッセージが、アクセスメッセージであり、アクセスチャネル上で受信される、請求項16に記載の方法。
  32. 通信チャネルへのアクセスを制限するための装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令が、前記プロセッサによって、
    少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成することであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、生成することと、
    ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにある間に、基地局から前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信することと、を行うように実行可能である装置。
  33. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項32に記載の装置。
  34. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項33に記載の装置。
  35. 通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令が、前記プロセッサによって、通信デバイスがアイドルモードにある間に基地局からメッセージを受信することであって、前記メッセージはアクセス制限データを備えており、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、受信することと、
    前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限することと、を行うように実行可能であるワイヤレス通信デバイス。
  36. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項35に記載のワイヤレス通信デバイス。
  37. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項36に記載のワイヤレス通信デバイス。
  38. 前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項35に記載のワイヤレス通信デバイス。
  39. 通信チャネルへのアクセスを制限するための命令を記憶したコンピュータ読取可能記録媒体において、
    前記命令が、基地局に、少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成させるためのコードであって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、生成させるためのコードと、
    前記基地局に、ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにある間に前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信させるためのコードと、を備えるコンピュータ読取可能記録媒体。
  40. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項39に記載のコンピュータ読取可能記録媒体。
  41. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項40に記載のコンピュータ読取可能記録媒体。
  42. ワイヤレス通信デバイス上で通信チャネルへのアクセスを制限するための命令を記憶したコンピュータ読取可能記録媒体であって、前記命令が、
    ワイヤレス通信デバイスに、通信デバイスがアイドルモードにある間にメッセージを基地局から受信させるためのコードであって、前記メッセージはアクセス制限データを備えており、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、受信させるためのコードと、
    ワイヤレス通信デバイスに、前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限させるためのコードと
    を備える、
    コンピュータ読取可能記録媒体。
  43. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項42に記載のコンピュータ読取可能記録媒体。
  44. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項43に記載のコンピュータ読取可能記録媒体。
  45. 前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項42に記載のコンピュータ読取可能記録媒体。
  46. 通信チャネルへのアクセスを制限するための装置であって、
    少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに宛てられる、アクセス制限データを備えるメッセージを生成するための手段であって、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、生成するための手段と、
    ワイヤレス通信デバイスがアイドルモードにある間に、基地局から前記少なくとも1つのワイヤレス通信デバイスに前記メッセージを送信するための手段と、を備える装置。
  47. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素である、請求項46に記載の装置。
  48. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項47に記載の装置。
  49. ワイヤレス通信デバイスによる通信チャネルへのアクセスを制限するためのワイヤレス通信デバイスであって、通信デバイスがアイドルモードにある間に基地局からメッセージを受信するための手段であって、前記メッセージはアクセス制限データを備えており、前記アクセス制限データは、ワイヤレス通信デバイスのグループが前記グループに関連する優先度値に基づいて通信チャネルへの制限付きアクセスを有することを示し、前記アクセス制限データは、前記優先度値に関連するワイヤレス通信デバイスが制限付きアクセスを有する時間間隔の長さを示す、受信するための手段と、
    前記アクセス制限データによって与えられた前記指示に基づいて前記通信チャネルへのアクセスを制限するための手段と
    を備えるワイヤレス通信デバイス。
  50. 前記メッセージの一部分が、アクセス制限データを備えるレストオクテット情報要素であり、アクセスを制限することが前記レストオクテット情報要素にさらに基づく、請求項49に記載のワイヤレス通信デバイス。
  51. 前記レストオクテット情報要素が、
    直接割当て拒否メッセージと、
    直接割当て拡張メッセージと、
    直接割当てメッセージと、
    ページング要求タイプ1メッセージと、
    ページング要求タイプ2メッセージと、
    ページング要求タイプ3メッセージとのうちの1つである、請求項50に記載のワイヤレス通信デバイス。
  52. 前記ワイヤレス通信デバイスが記憶された優先度値を備え、アクセスを制限することは、前記優先度値が前記記憶された優先度値を備えるときに行われる、請求項49に記載のワイヤレス通信デバイス。
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