JP2014509898A - ベッドに横になった姿勢から座った姿勢に及びその逆の姿勢変化も同様に行うような介助器具を用いて障害者を移動するための方法及びこの方法のための介助器具 - Google Patents
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Abstract
ベッドの縁部で座った姿勢から横になった姿勢に障害者27を移動するための方法において、障害者が背筋を伸ばして座っている状態で、介助器具のクロスバーが、大腿部の背後に挿入される。次に、障害者は、クロスバーの両端を把持する。このクロスバーが弓形状体で押し上げられて、上体を弓形状体で背後に移動させる。障害者は、自分の両肢がベッドのマットレスの上面よりも高いレベルになるまで、障害者の臀部で傾斜させられる。その後、障害者は、自分の肢がベッドの上に来るまで、約1/4回転される。そして、障害者が自分の背中をベッドに横たえるまで、クロスバーが、弓形状体で押し上げられる及び/又は上体が、弓形状体で後方にさらに移動される。
Description
本発明は、ベッドに横になった姿勢から座った姿勢に及びその逆の姿勢変化も同様に行うような介助器具を用いて障害者を移動する方法、及びこの方法に適した介助器具に関する。病院や介護施設の高齢者や患者等の障害者は、ベッドに横になる及びベッドから起き上がることが困難である。介護者や看護師の補助を受けても、ベッドに横になる及びベッドから起き上がることは、未だに、骨の折れる作業であり、障害者と介護者又は看護師との双方にとってさらに負担になる。
ベッドに横になる及びベッドから起き上がるための介助器具が、一般的に知られている。この公知の介助器具は、多数の箇所で湾曲するバーによって形成されている。このバーは、障害者の身体の下に部分的に置かれ、バーの一端において、障害者を回転させるとともに直立させるようなハンドルを有している。
本発明の目的は、冒頭の段落で規定されたタイプの方法及び介助器具を提供することであり、それは、介護者や看護師が、ベッドに横になる及びベッドから起き上がる患者を補助するときに、公知の介助器具を用いた場合よりもよりシンプルに障害者を補助することが可能であり、且つ公知の介助器具を用いた場合よりもより少ない物理的な労力で障害者を補助することが可能な方法及び介助器具を提供することである。
障害者をベッドから起き上がらせる方法に関して、本発明は、障害者が横になった姿勢の状態で、両肢が最初に引き上げられ、介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入され、次に、第1のセクションと障害者の上体との間で接続が行われ、障害者は、膝及び/又は介助器具の第1のセクションを弓形状体で押し下げることによって及び/又は障害者を障害者の臀部で旋回させながら、上体を弓形状体で押し上げることによって、背筋を伸ばして座った姿勢がもたらされることを特徴としており、且つ障害者が背筋を伸ばして座わっている状態で、又は障害者が背筋を伸ばした姿勢でベッドの上に置かれた後に、障害者は、下肢がベッドからある程度はみ出るまで、約1/4回転移動されることを特徴とする。障害者が、ベッドの上に背筋を伸ばして座っているときに、障害者の重量は、てこの作用によって補助されるため、障害者をこのような方法で移動することは、殆ど労力を必要としない。
本発明に係る方法の実施形態では、介助器具の第1のセクションと上体との間の接続は、障害者が、膝の両側にはみ出した第1のセクションの両端を両手で把持する、又は2つの肢の間の真ん中の第1のセクションを把持するように行われることを特徴とする。この実施形態では、非常にシンプルな介助器具が、目的に適う。
本発明に係る方法の他の実施形態では、介助器具の第1のセクションと上体との間の接続は、障害者の上体の周囲にループを案内するととともに、このループを介助器具の第1のセクションに接続することによって行われることを特徴とする。その結果、障害者自身がいかなる労力も必要としなくなる。
本発明に係る方法のさらなる実施形態では、介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入されるときに、堅固な接続要素を介して第1のセクションに接続される介助器具の支持要素が、ベッドの上に配置されることを特徴とする。
本発明に係る方法のさらに別の実施形態では、介助器具は、第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入されるときに、障害者の身体の横や下に存在するような第2のセクションをさらに有していることを特徴としており、且つ介助器具の第1のセクションと上体との間の接続は、第1の及び/第2のセクションを互いに対して固定することによって、又は障害者の身体を介助器具の第2のセクションに対して固定する及び/又は障害者の大腿部を第1のセクションに対して固定することによって、行われることを特徴とする。この介助器具は、この場合に、座席と背もたれとが互いに蝶番式に接続される又は接続されないような、脚と肘掛けの無い椅子として理解される。
本発明に係る方法のさらなる実施形態では、介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、接続要素から伸縮される、又は接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに有しており、且つこのハンドルの一端が膝上に延びており、この一端は、障害者が背筋を伸ばして座った姿勢になるときに、弓形状体で押し下げられる及び/又は引き下ろされ、且つベッドの上に存在する接続要素のこの一端が、仮想水平軸線を中心に回転する。接続要素と連動して、長いハンドルは、障害者がさらに少ない力で背筋を伸ばして起き上がることができるように、レバーとして機能する。
障害者がベッドに横になる方法に関して、本発明は、障害者が背筋を伸ばして座っている状態で、介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入され、次に、第1のセクションと障害者の上体との間で接続が行われ、膝及び/又は介助器具の第1のセクションが弓形状体で押し上げられる及び/又は両肢がベッドのマットレスの上面よりも高いレベルになるまでの、障害者を障害者の臀部で傾斜させる動作の間に、上体を弓形状体でリクライニングをさせることが可能になり、その後、両肢がベッドの上に上がるまで、障害者を約1/4回転だけ移動させ、そして、膝及び/又は介助器具の第1のセクションが弓形状体でさらに押し上げられる及び/又は障害者が自分の背中をベッドの上に横たえるまで、上体を弓形状体でリクライニングさせることが可能になることを特徴とする。この方法は、本質的に上述した方法の逆である。
本発明に係るこの方法の実施形態では、介助器具の第1のセクションと上体との間の接続は、障害者が、膝の両側に延びる第1のセクションの両端を両手で把持する、又は2つの肢の間の真ん中の第1のセクションを把持するように行われることを特徴とする。
本発明に係るこの方法の別の実施形態では、介助器具の第1のセクションと上体との間の接続は、ループを障害者の上体の周囲に案内するととともに、このループを介助器具の第1のセクションに接続することによって行われることを特徴とする。
本発明に係るこの方法のさらなる実施形態では、障害者がベッドの縁部に配置される前に、介助器具の第1のセクションに接続された支持要素は、障害者が支持要素に配置される前に、ベッドに置かれることを特徴とする。
本発明に係るこの方法のさらに別の実施形態では、介助器具は、障害者の上体の後方に又は横に存在しており、且つ第1のセクションに堅固に又は蝶番式に接続されるとともに、第1のセクションに対して固定されるような第2のセクションをさらに含むことを特徴とする。介助器具は、再び、脚と肘掛けの無い椅子として配置することができる。
本発明に係るこの方法のまた別の実施形態では、介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、接続要素から伸縮される、又は接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに含んでおり、且つこのハンドルの一端が膝上に延びており、この一端は、障害者をリクライニングすることが可能になるときに、弓形状体で上方に移動され、且つベッドの上に存在する接続要素のこの一端が、仮想水平軸線を中心に回転されることを特徴とする。再び、長いハンドルが、レバーとして機能する。
介助器具に関して、本発明は、介助器具が、両端にハンドルを有する縦長のクロスバーによって形成された第1のセクションを有しており、2つのハンドル同士の間の距離が、30〜80cmであり、好ましくは、約60cmであることを特徴とする。ハンドルは、次に、クロスバーを有する全体を形成する、又はコードを用いてクロスバーに接続することができる。
障害者がベッドに横になる及びベッドから起き上がるための介助器具の使用中に、介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は障害者の大腿部の背後に挿入される。その後、障害者の膝を曲げた状態で、第1セクションが持ち上げられる。障害者は、次に、障害者が第1のセクションをしっかり握る状態を保持しながら、障害者の臀部で前後に傾斜させる。第1のセクションをしっかり握ることを維持するために十分な力強さを有していないような障害者のために、介助器具の実施形態では、クロスバーには、第1の結合手段が設けられており、介助器具は、第1の結合手段に結合される第2の結合手段が設けられたループをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る介助器具のさらなる実施形態では、介助器具は、接続要素を用いてクロスバーに接続された支持要素をさらに備えることを特徴とする。接続要素は、補助すべき障害者のサイズに介助器具を調整するために、互いに対して固定される伸縮自在の複数の管として形成されてもよい。
本発明に係る介助器具のさらに別の実施形態では、介助器具は、支持要素が取り付けられたスライドシートをさらに有しており、このスライドシートは、障害者の肢の下や周辺で移動するように配置されることを特徴とする。使用時には、スライドシートが、障害者の両肢の下や周辺で移動するように配置される。障害者がベッドから起き上がることを補助するときに、この障害者は、背筋を伸ばした姿勢に支持された後に、スライドシート上でより容易に回転することができる。これを達成するために、スライドシートは、両肢の周辺に巻き付けられるとともに、その端部において保持される。スライドシートの端部を引っ張ることによって、障害者の肢がベッドの外側になるように障害者を回転させることができる。スライドシート上でより良いグリップ力を得るために、端部における又は端部付近のループが、好ましくは、スライドシートの両側に取り付けられる。
本発明に係る介助器具の別の実施形態では、介助器具は、障害者の膝の膝窩領域内に又は障害者の大腿部の背後に挿入される第1のセクションと、障害者の身体の下に案内され、且つ第1のセクションに蝶番式に接続されるとともに、第1のセクションに対して固定される第2のセクションと、を有することを特徴とする。介助器具は、再び、脚と肘掛けの無い椅子として配置することができる。
本発明に係る介助器具のさらなる実施形態では、介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、接続要素から伸縮される、又は接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに含む。使用時には、この長いハンドルは、クロスバーを上下に移動させるために殆ど労力を必要としないような、レバーとして機能する。
後述されるように、本発明は、添付した図面に示される介助器具及びその使用方法の実施形態を参照してさらに説明される。
図1及び2には、本発明に係る介助器具の実施形態の上面図と側面図とがそれぞれ示されている。介助器具1は、支持要素3と、クロスバー5によって形成された第1のセクション(5)と、一端7Aで支持要素に接続されるとともに他端7Bでクロスバー5の中央に取り付けられる接続要素7と、を備える。接続要素のこの他端7Bは、長いハンドル9を収容する。支持要素3は、可撓性プレートによって形成されている。
介助器具1は、支持要素3が固定されるようなスライドシート11をさらに備える。このスライドシートの端部11Bにおいて、ループ13が、両側11Cに取り付けられている。
クロスバー5は、中央管5Aと、クロスバー5が調節可能な長さを有するように中央管5A内で伸縮する2つの側方管5Bと、を備える。接続要素7は、内側管7Cと外側管7Dとを備えており、内側管は、接続要素の長さを無段階で調整するように伸縮させることができる。接続要素7は、内側管と外側管とが互いに対して固定されるようなブロック機構を適合する。このブロック機構は、図3に作動バー17を介して可動する楔19に接続されるような作動ボタン15を有するように示されており、この楔19は、外側管7Dの内側に固定された面取りブロック21と協働する。作動ボタン15を左(矢印23)に移動させることによって、楔19が、作動ロッド17によって右(矢印25)に引っ張られ、内側管7Cの内壁とブロック21との間で緊密にクランプされ、結果として、内側管7Cと外側管7とが、互いに対して固定される。
図4〜9には、ベッドから起き上がる障害者を補助するときの様々なステップが示されている。先ず、支持要素3を、障害者27の臀部の下にスライドさせ(図4)、クロスバー5を、障害者の膝の膝窩領域の下に挿入させる(図5)。その様にすると、障害者27は、自分の肢をスライドシート11上に置くようになる。次に、障害者の膝を曲げた状態で、長いハンドル9を含むクロスバー5が、介護者29によって持ち上げられる(図6)。接続要素7は、次に、支持要素3に接続されるように端部上で傾斜される。その後、障害者27は、クロスバー5の両端を両手で把持することになる。
次に、障害者27がクロスバー5を把持し続けた状態で、介護者29は、長いハンドル9を下向きに押すことにより、クロスバー5を下げる(図7)。接続要素7は、支持要素3に接続されていることにより、再び、接続要素7の端部における仮想水平軸線を中心にして傾斜する。障害者27は、クロスバー5を把持し続けているので、障害者は、背筋を伸ばした姿勢になる。最後に、介護者29は、スライドシート11を肢の周辺に置くことによって、且つ両肢がベッドからはみ出るまで、ループ13を引っ張ることによって、障害者27を回転させる(図8)。その後、障害者27は、立ち上がることができる(図9)。
図10〜14には、ベッドに横になる障害者を補助するときの様々なステップが示されている。介助器具は、クロスバー5をベッドの縁部に平行にした状態で、ベッド上の横方向に配置される(図10)。次に、障害者27は、膝の膝窩領域又は膝の膝窩領域付近の大腿部をクロスバー上に置いた状態で、支持要素3上に座わる(図11)。その後、障害者は、クロスバー5の両端を把持し、介護者29は、長いハンドル9を接続要素7に繋げる(図12)。障害者27が、自分の背中をベッドに横たえるまで、後方に傾斜させるように、クロスバー5が、介護者29によって持ち上げられる(図13)。最後に、障害者27は、自分がベッドの長手方向で横になるまで回転される(図14)。
図15及び16には、本発明に係る介助器具の第2の実施形態が、収縮された状態と伸張された状態とのそれぞれで示されている。第1の実施形態と同様の全ての構成要素は、同様の参照番号によって示される。この実施形態では、介助器具31は、スライドシートを有しておらず、ハンドルは、コードを用いて第1のセクションに接続されるアイレット(eyelets)として構成されている。さらにこの介助器具31において、長いハンドル9は、伸縮自在の複数の管を備えている。
図17及び18には、使用中の、本発明に係る介助器具の第3の実施形態を様々な視点から視た図が示されている。この介助器具は、障害者の身体の周囲に巻き付けられるとともに、第1の結合手段37を介して第1のセクション5又は接続要素7に接続されるようなループ形状のバンド35を備える。この実施形態は、第1のセクションをしっかり握る状態を維持するために、十分な力強さを有していない障害者に有利である。
背中に位置決めされる部分が、障害者の頭から被された状態で、バンド35が、胸の周囲に案内される。この様に、バンド35は、胸から脇の下に延び、そして肩を越えて正面に延びる。正面において、バンドは、第1の結合手段37を介して第1のセクション5の中央に又は第1のセクション付近の接続要素7に接続される。
二つの部分のループ形状のバンド35は、肩から下向きに延びており、リング形状のバンド39は、障害者の周囲のループが、リング形状のバンドを上下にそれぞれ移動させることにより、縮小又は拡大させることができるように、これらのループ形状のバンドを取り囲んでいる。
本発明を、図面を参照して上述したように説明してきたが、本発明は、図面に示された実施形態に決して限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲によって規定される精神及び/範囲内で図面に示される実施形態から逸脱するような任意の実施形態に及ぶ。例えば、介助器具は、座席及び背もたれが、互いに蝶番式に接続されている又は接続されていない且つ互いに対して固定することができるような、脚と肘掛け無しの椅子として配置することができる。
Claims (19)
- ベッドに横になった姿勢から座った姿勢に介助器具を用いて障害者を移動するための方法であって、当該方法は、
前記障害者が横になった姿勢の状態で、両肢が最初に引き上げられ、前記介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入され、次に、第1のセクションと前記障害者の上体との間で接続が行われ、障害者は、膝及び/又は介助器具の第1のセクションを弓形状体で押し下げることによって及び/又は前記障害者を該障害者の臀部で旋回させながら、上体を弓形状体で押し上げることによって、背筋を伸ばして座った姿勢がもたらされ、
前記障害者が背筋を伸ばして座っている状態で、前記障害者が背筋を伸ばした姿勢でベッドの上に置かれた後に、前記障害者は、下肢がベッドからある程度はみ出るまで、約1/4回転移動される、
方法。 - 前記介助器具の第1のセクションと前記上体との間の接続は、前記障害者が、膝の両側にはみ出した第1のセクションの両端を両手で把握する、又は2つの肢の間の真ん中の第1のセクションを把持するように行われる、
請求項1に記載の方法。 - 前記介助器具の第1のセクションと前記上体との間の接続は、前記障害者の上体の周囲にループ(35)を案内するとともに、該ループを前記介助器具の第1のセクションに接続することによって行われる、
請求項1に記載の方法。 - 前記介助器具の第1のセクションが、前記膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入されるときに、接続要素を介して第1のセクションに接続された前記介助器具の支持要素が、ベッド上に配置されている、
請求項1乃至3にいずれか一項に記載の方法。 - 前記介助器具は、第1セクションが、前記膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入されたときに、前記障害者の身体の横や下に存在するような第2のセクションをさらに有しており、
前記介助器具の第1のセクションと前記上体との間の接続は、第1の及び/第2のセクションを互いに対して固定することによって、又は前記障害者の身体を前記介助器具の第2のセクションに対して固定する及び/又は前記障害者の大腿部を第1のセクションに対して固定することにより行われる、
請求項1に記載の方法。 - 前記介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、前記接続要素から伸縮される、又は前記接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに有しており、且つ該ハンドルの一端が前記膝上に延びており、
前記一端は、前記障害者が背筋を伸ばして座った姿勢になるときに、前記弓形状体で押し下げられる及び/又は引き下ろされ、且つ前記ベッドの上に存在する前記接続要素の前記一端が、仮想水平軸線を中心に回転する、
請求項4又は5に記載の方法。 - ベッドの縁部に座った姿勢から横になった姿勢に介助器具を用いて障害者を移動するための方法であって、当該方法は、
前記障害者が背筋を伸ばして座っている状態で、前記介助器具の第1のセクションが、膝の膝窩領域内に又は大腿部の背後に挿入され、次に、第1のセクションと前記障害者の上体との間で接続が行われ、前期膝及び/又は前記介助器具の第1のセクションが弓形状体で押し上げられる及び/又は両肢が前記ベッドのマットレスの上面よりも高いレベルになるまでの、前記障害者を該障害者の臀部で傾斜させる動作の間に、前記上体を前記弓形状体でリクライニングさせることが可能になり、その後、両肢がベッドの上に上がるまで、前記障害者を約1/4回転だけ移動させ、そして、前記膝及び/又は前記介助器具の第1のセクションが前記弓形状体でさらに押し上げられる及び/又は前記障害者が自分の背中をベッドの上に横たえるまで、前記上体を前記弓形状体でリクライニングさせることが可能になる、
方法。 - 前記介助器具の第1のセクションと前記上体との間の接続は、前記障害者が、前記膝の両側に延びる第1のセクションの両端を両手で把握する、又は2つの肢の間の真ん中の第1のセクションを把握するように行われる、
請求項7に記載の方法。 - 前記介助器具の第1のセクションと前記上体との間の接続は、ループ(35)を前記障害者の上体の周囲に配置するとともに、該ループを前記介助器具の第1のセクションに接続することによって行われる、
請求項7に記載の方法。 - 前記障害者が前記ベッドの縁部に配置される前に、前記介助器具の第1のセクションに接続された前記介助器具の支持要素は、前記障害者が前記支持要素に配置される前に、前記ベッドに置かれる、
請求項7乃至9に記載の方法。 - 前記介助器具は、前記障害者の上体の後方に又は横に存在しており、且つ第1のセクションに堅固に又は蝶番式に接続されるとともに、第1のセクションに対して固定されるような第2のセクションをさらに含む、
請求項7に記載の方法。 - 前記介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、前記接続要素から伸縮される、又は該接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに含んでおり、且つ該ハンドルの一端が膝上に延びており、
前記一端は、前記障害者をリクライニングすることが可能になるときに、前記弓形状体で押し上げられ、且つ前記ベッドの上に存在する前記接続要素の前記一端が、仮想水平軸線を中心に回転される、
請求項10又は11に記載の方法。 - 請求項3乃至9に記載の方法に従って、前記障害者を前記ベッドに横たえる及びベッドから起き上がらせるように移動するための介助器具であって、
前記介助器具は、両端にハンドルを有する縦長のクロスバーによって形成された第1のセクションを有しており、前記ハンドル同士の間の距離は、30〜80cmであり、好ましくは約60cmである、介助器具。 - 前記クロスバーには、第1の結合手段が設けられており、前記介助器具は、第1の結合手段に結合される第2の結合手段が設けられたループ(35)をさらに含む、
請求項13に記載の介助器具(31)。 - 前記介助器具は、接続要素を用いて前記クロスバーに接続された支持要素をさらに有する、
請求項13又は14に記載の介助器具(1,31)。 - 前記介助器具は、前記支持要素が取り付けられたスライドシートをさらに有しており、該スライドシートは、前記障害者の肢の下や周辺で使用する際に移動するように配置される、
請求項15に記載の介助器具(1)。 - 端部における/又は端部付近のループ(13)が、前記スライドシートの両側に取り付けられる、
請求項16に記載の介助器具。 - 請求項5又は11に記載の方法に係る、障害者をベッドに横たえる及びベッドから起き上がらせるように移動するための方法であって、
前記介助器具が、前記障害者の膝の膝窩領域内に又は前記障害者の大腿部の背後に挿入されるような第1のセクションと、前記障害者の身体の下に案内され、且つ第1のセクションに蝶番式に接続されるとともに、第1のセクションに対して固定されるような第2のセクションと、を有する方法。 - 請求項15乃至18のいずれか一項に記載の介助器具であって、
前記介助器具は、第1のセクションに堅固に接続されるか、前記接続要素から伸縮される、又は前記接続要素に結合されるような長いハンドルをさらに含む介助器具。
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