JP2014508562A - 注射デバイス用のカートリッジホルダ - Google Patents
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Abstract
注射デバイスに適するカートリッジホルダ(1)が提案される。注射デバイスは、薬剤の用量を患者に投与するように適応される。カートリッジホルダ(1)は、薬剤の用量を含有する医療用カートリッジ(2)を受けるように適合される。カートリッジホルダ(1)は、環状カラー(1.2)の円周の回りに配置された第一の戻り止め(1.2.1)の第一のセット(S1)を備えた環状カラー(1.2)を含む。各第一の戻り止め(1.2.1)は環状カラー(1.2)の内面から半径方向の内側方向に突出する。第一の戻り止め(1.2.1)は、医療用カートリッジ(2)の対応する第二の戻り止め(2.2)と係合して、医療用カートリッジ(2)をカートリッジホルダ(1)に取り付けるよう適合される。第一の戻り止め(1.2.1)は、カートリッジホルダ(1)と医療用カートリッジ(2)の間の第一の回転方向(R1)に最大トルクを制約する一方向性トルクリミッタを供するように、弾力的に配置され、そして/又は支持される。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、医療用カートリッジを注射デバイスに取り付けるように適合されたカートリッジホルダに関する。より具体的には、カートリッジホルダは、自動注射器、ペン注射器、又は安全シリンジに医療用カートリッジを取り付けるように適合される。
当業技術において公知の注射デバイスは、注射デバイス内の薬剤の用量で事前に満たされ得る医療用カートリッジ又はシリンジを取り付けるように適合されるカートリッジホルダ又はシリンジ保持体を含む。無針医療用カートリッジの場合、注射針を運ぶニードルハブを医療用カートリッジに取り付けることが普通である。注射針は、ニードルハブがその上に取り付けられるとき、医療用カートリッジのセプタムを突き破る両頭針として、特に、配置され得る。
本発明の目的は、注射デバイスの再使用性及び/又は操作性を確保するように改善されたカートリッジホルダを供することである。
本目的は、請求項1によるカートリッジホルダによって、及び請求項2によるカートリッジホルダ及び医療用カートリッジを含むアセンブリによって達成される。
本発明の好ましい実施態様は従属請求項において与えられる。
この明細書の文脈において、用語、遠位及び近位は、注射を実行する人の視点から定義される。従って、遠位方向は、注射を受ける患者の体に向かって指し示している方向のことであり、そして遠位端は患者の体に向かっているエレメントの端部を画成している。エレメントの近位端又は近位方向は、各々、注射を受ける患者の体から離れて向いており、そして遠位端又は遠位方向とは反対である。
本発明によれば、薬剤の用量を投与できる注射デバイス用のカートリッジホルダは、薬剤の用量を含有する医療用カートリッジを受けるように適合される。カートリッジホルダは、環状カラーの円周の回りに配置された第一の戻り止めの第一のセットを備えた環状カラーを含む。各第一の戻り止めは環状カラーの内面から半径方向の内側方向に突出する。第一の戻り止めは、医療用カートリッジをカートリッジホルダに取り付けるために、医療用カートリッジの対応する第二の戻り止めを係合するよう適合される。第一の戻り止めは、カートリッジホルダと医療用カートリッジの間の第一の回転方向に最大トルクを制約する一方向性トルクリミッタを供するように、弾力的に配置され及び/又は支持される。
トルクリミッタは一般的に、含まれる注射デバイスが組み立てられるとき、又は注射デバイスの使用中の、潜在的な押し込みを防ぐように配置される。医療用カートリッジは針を運ぶニードルハブを受け取るねじ山を備えた無針アンプルとして特に設計され得る。注射デバイスの組立中に、医療用カートリッジはカートリッジホルダ中に留められ得て、一方、ニードルハブは医療用カートリッジの遠位端上へとねじ込まれる。もし、ニードルハブをそこに取り付けるための医療用カートリッジ上にかけられるトルクが臨界値を超えるならば、医療用カートリッジはカートリッジホルダ内に差し込まれ、そして押し込まれるであろうし、その結果、デバイスが操作不能又は再使用不能になる。カートリッジホルダは、医療用カートリッジとカートリッジホルダの間に生じ得るトルクを、スリップクラッチに類似した手段によって最大値に制限するように配置される。トルクは、第一の回転方向にのみ制限され、その結果、注射が、反対の第二の回転方向の回転によって完了された後、ニードルハブは容易にねじ戻され得る。第一の戻り止めは、第一の回転方向にかけられるトルクが最大値を超えるとき、第二の戻り止めに打ち克ち得るように、第一の戻り止めは弾力的に配置され、又は弾力的に支持される。
しかしながら、ニードルハブを受け取る医療用カートリッジの上述の例は、発明の根底にある有用性を説明するための単なる一つのあり得る例に過ぎない。今日、注射デバイスは、例えば、患者の皮膚内への注射針の挿入、注射針の引き抜き、注射、つまりプランジャの前進の前後で注射針をシールドすることのような異なる仕事を成就するために注射デバイスの種々の部分上にトルクをかけ得る複雑な機構を含む。特に、注射デバイスの部分が電気モータによって駆動されるとき、第一の戻り止めの第一のセットによって供されるトルクリクリミッタは、注射デバイスを損傷する過負荷を避け得る。一般的に、医療用カートリッジ又はカートリッジホルダは回転によってエレメントに取り付けられるように適合され得る。本エレメントは、上述のニードルハブのように、別の部材、特に、注射針、プランジャ又は注射針に対して針の安全を供するシールドデバイスを運び得る。
本発明の可能な実施態様によれば、環状カラーの円周の回りに配置された第一のセットの第一の戻り止めは、互いに規則正しく間隔を置いて隔てられる。第一の戻り止めの規則的な間隔での配置によって、一方向性トルクリミッタが供されるように、少なくとも一つの第一の戻り止めが少なくとも一つの第二の戻り止めを係合することが確保される。
本発明の別の可能な実施態様によれば、第一の戻り止めの第一のセットは、カートリッジホルダに対する医療用カートリッジの軸方向変位を制限するように、医療用カートリッジと係合するように適合される。第一のセット中の第一の戻り止めの数は、第二のセット中の第似の戻り止めの数と異なり得る。如何なる時にも、係合されていない、従って、たわんでいない第一の戻り止めのサブセットがある。第一の戻り止めのこのサブセットは、医療用カートリッジ及びカートリッジホルダを互いに対して固定された軸方向配置に留めるよう、医療用カートリッジに隣接する。
本発明の更に別の可能な実施態様によれば、環状カラーは、カートリッジホルダと一体的に形成される。環状カラー及びカートリッジホルダは製造コストを削減するために、一体物として配置される。
好ましくは、カートリッジホルダの軸長は、医療用カートリッジの軸寸法に実質的に対応する。医療用カートリッジは、医療用カートリッジを注射デバイスに取り付ける信頼できる取り付け手段を供するために、カートリッジホルダ内に挿入され、そしてその中に安全に留められる。
第一の戻り止めの各々は、第一の面、及び第一の面に平行な第二の面を有し、第一の面はカートリッジホルダの軸に対して傾斜している。軸に対して第一及び第二の表面の傾斜によって、一方向性トルクリミッタを供するように、好ましい回転の向きが導かれる。第一の戻り止めは一つの回転方向にのみたわむように配置され、一方、第一の戻り止めの反対の回転方向へのたわみは防がれる。
本発明の更に別の可能な実施態様によれば、第一の戻り止めの各々は、アンダーカットによって環状カラーから隔てられた自由端を含む。自由端は、第二の戻り止めが第一の戻り止めに打ち克ち得るように、もし、カートリッジホルダと医療用カートリッジの間に生じるトルクが最大値に達するならば、弾力的に支持され、そしてたわむ。
環状カラーは、カートリッジホルダの遠位端に、又は代替的に、カートリッジホルダの近位端に配置され得る。
本明細書において以下に述べられる実施態様において、可撓性の(deflectable)第一の戻り止めはカートリッジホルダの内面上に配置され、そして、第二の戻り止めは医療用カートリッジの外面上に配置されものの、同等の配置は本発明の範囲内である。特に、可撓性の第一の戻り止めは医療用カートリッジ上に配置され得て、そして、第二の戻り止めはカートリッジホルダの内面から内側に向かって突出し得る。
本明細書において前述された通り、医療用カートリッジ及びカートリッジホルダのアセンブリが提案され、医療用カートリッジはカートリッジホルダ内に留められる。カートリッジホルダと医療用カートリッジの組み立てによって、前述の有利な点が組み合わされ、そして特に、医療用カートリッジがカートリッジホルダ内に押し込まれることが防がれる。
本発明の可能な実施態様によれば、第二の戻り止めは、第一の戻り止めの第二の面上に隣接するよう配置された傾斜した側部を備えた三角形状を含む。第二の戻り止めの傾斜した側部は、かけられたトルクが最大値に達するとき、第一の戻り止めのたわみが第一の回転方向に可能にするよう第二の表面に重みがかかる。第一の回転方向に、カートリッジホルダと医療用カートリッジの間に生じ得るトルクは、このように最大値に限定される。
本発明の別の可能な実施態様によれば、医療用カートリッジの円周の回りに配置された第二のセットの第二の戻り止めは、互いに規則正しく間隔を置いて隔てられる。第二のセットは第一のセットにおける第一の戻り止めの数と比べてより少ない数の第二の戻り止めの数を含み得る。第二の戻り止めの各々は、第一又は第二の回転方向にトルクがかけられるとき、第二の戻り止めが一つの第一の戻り止めと係合するように、隣接する第一の戻り止めの間に留められる。
好ましくは、医療用カートリッジは、少なくとも一つの第一の戻り止めに当接してカートリッジホルダに対する医療用カートリッジの軸方向の並進移動量を制限するよう配置された環状フランジ含む。特に、たわんでいない第一の戻り止めのサブセットは、遠位方向への軸方向への医療用カートリッジの併進を防ぐよう、環状フランジに寄りかかり得る。カートリッジホルダは、従って、医療用カートリッジを注射デバイスに取り外し可能に取り付けるための適切な取り付け手段を供する。
好ましくは、医療用カートリッジは、対応してねじが切られたエレメントに連結するように適合されるねじ山を含む。第一の回転方向に向けられた回転によって、エレメントが医療用カートリッジに取り付けられることを可能にするように、ねじ山の回転の向きは、カートリッジホルダのトルクリミッタによって制限される第一の回転方向に対応する。トルクリミッタは、エレメントが、カートリッジホルダ内に留められた医療用カートリッジから容易に取り外され得るように、ねじ山が過度にきつく固定されるのを防ぐ。
本発明の更に別の可能な実施態様によれば、エレメントが医療用カートリッジの遠位端セクションに取り付けられることを可能にするように、ねじ山は医療用カートリッジの遠位端セクションに配置され、そしてカートリッジホルダから遠位方向に突出する。
あるいは、エレメントはバヨネット型の連結によって医療用カートリッジに取り付けられ得る。
カートリッジに取り付けられたエレメントは、そこに取り付けられた注射針を備えたニードルハブを含み得る。注射針は、特に、鋭い遠位端及び鋭い近位端を備えた両頭針として配置され得る。医療用カートリッジのセプタムは、医療用カートリッジ中に含有される薬剤の用量が注射針を通して排出され、そして注射を受ける患者の皮膚の下に投与され得るべく、ニードルハブが医療用カートリッジと流体連通を確立するよう、医療用カートリッジに取り付けられるとき、注射針の近位端によって突き破られ得る。
本発明の適用性の更なる範囲は、以下に与えられる詳細な記述から明らかになるであろう。しかしながら、詳細な記述及び特定の例は、本発明の好ましい実施態様を表しながら、説明のために与えられると理解されるべきである。何故ならば、この詳細な記述から、本発明の精神及び範囲内で種々の変更及び改良が当業者に明らかになるであろう。
本発明は、以下に与えられる詳細な記述、及び説明目的のためにのみ与えられ、本発明を限定するものではない添付図面からもっと完全に理解されるようになるであろう:
対応する部分は、全ての図において同じ参照符号で印される。
図1は医療用カートリッジ2を受けように適合されたカートリッジホルダ1を示す。カートリッジホルダ1は、医療用カートリッジ2中に含有される薬剤の用量を患者に投入するために使用され得る(示されていない)注射デバイスに医療用カートリッジ2を取り付ける。特に、注射デバイスは安全シリンジ、自動注射器、ペン注射器などとして配置され得る。
カートリッジホルダ1は縦軸Aを持つ実質的に円筒状の形を有し、そして遠位端及び近位端を含む。二つの窓1.1は、使用者が、薬剤の用量を含有している医療用カートリッジ2の、好ましくは、透明バレル2.1を見ることが可能であるように、その中に留められる医療用カートリッジ2を留めるべく、カートリッジホルダ1の横壁に形成される。軸A平行に伸びているカートリッジホルダの軸長は、医療用カートリッジ2の軸寸法に実質的に対応する。
環状カラー1.2は、カートリッジホルダ1の遠位端に一体的に形成される。環状カラー1.2は、環状カラー1.2の内面に形成された、半径方向の内側方向に突出している第一の戻り止め1.2.1の第一のセットS1を含む。第一の戻り止め1.2.1は環状カラー1.2の円周の回りに規則正しインターバルで配置される。
第一の戻り止め1.2.1は、医療用カートリッジ2がカートリッジホルダ1内に挿入されるとき、医療用カートリッジ2の対応する第二の戻り止め2.2を係合するように配置される。第一の戻り止め1.2.1は、図4において最もよく説明される第一の回転方向R1へのたわみを可能にするように弾力的に配置され及び/又は支持される。第一の戻り止め1.2.1のたわみによって、カートリッジホルダ1及び医療用カートリッジ2に対してかけられるトルクが最大値を超えるとき、対応する第二の戻り止め2.2が第一の戻り止め1.2.1に打ち克つことが可能になる。
更に、第一の戻り止め1.2.1の第一のセットS1は、遠位方向Dに軸Aと平行な軸方向変位を制限するように、医療用カートリッジ2に重みがかかるように適合されるささえ面を形成する。
図2は、カートリッジホルダに形成された、そして第一の戻り止め1.2.1の第一のセットS1を含む環状カラー1.2のセクション示す。第一の戻り止め1.2.1は近位方向Pの方向に向けられる第一の戻り止め1.2.1を含む。自由端1.2.1.1はアンダーカット1.2.1.2によって、環状カラー1.2の横壁から分離され、そして医療用カートリッジがカートリッジホルダ1内に押し込まれることを防ぐよう、カートリッジホルダ1と医療用カートリッジ2の間で生じ得るトルクを最大値に限定する一方向性トルクリミッタを供するためにたわむよう適合される。
図3は、異なる角度から見たカートリッジホルダ1の遠位端に置かれる環状カラー1.2の別の等角図を示す。第一の戻り止め1.2.1の各々は、第一の面1.2.1.3、及び第一の面1.2.1.3に平行な第二の面1.2.1.4を有する。第一及び第二の面1.2.1.3、1.2.1.4はカートリッジホルダ1の軸Aに対して傾斜している。
図4は環状カラー1.2の等角上面図を示す。第一のセットS1の第一の戻り止め1.2.1は、第一の回転方向R1に向かって傾けられ、そしてカートリッジホルダ1が第一の回転方向R1に医療用カートリッジ2に対して回転されるとき、たわみを可能にするよう、弾力的に配置される。反対の第二の回転方向R2への、医療用カートリッジ2に対してカートリッジホルダ1の回転は阻止される。従って、第一の戻り止め1.2.1の第一のセットS1は、カートリッジホルダ1にかけられ得るトルクを第一の回転方向R1にのみ制限する一方向しトルクリミッタを供する。
図5は、実質的に円筒状の医療用カートリッジ2の等角図を示す。内部キャビティ2.3の遠位端は、セプタム2.4によってシールされ、一方、内部キャビティ2.3の近位端は、ストッパ2.5によってシールされる。ストッパ2.5は、注射を受ける患者の皮膚の下に薬剤の用量を投与するために、ストッパ2.5を遠位方向Dに軸方向に併進させるよう、注射デバイスの(示されていない)プランジャによって係合されるよう適合される。
ねじ山2.6は医療用カートリッジ2の遠位端セクション内に形成される。ねじ山は、エレメントを医療用カートリッジ2に取り付けるために、対応するねじが切られたエレメントを係合するよう適合される。本発明の一つの可能な実施態様によれば、エレメントは、医療用カートリッジ2がカートリッジホルダ1内に挿入された後、医療用カートリッジ2の遠位端セクション上にねじ込まれる両頭注射針を運んでいるニードルハブを含む。両頭注射針は、鋭い近位端及び鋭い遠位端を含み、ここで遠位端は、注射を受ける患者の皮膚内に挿入されるよう適合される。注射針の近位端は、内部キャビティ2.3との注射針の流体連通を確立するために、ニードルハブがその遠位端セクションに取り付けられるとき、医療用カートリッジ2のセプタム2.4を突き破る。
ねじ山2.6の向きは、エレメント、そして特に、ニードルハブが第一の回転方向R1への回転によって医療用カートリッジ2の遠位端セクション上にねじ込まれることが可能になるように、第一の回転方向R1に対応する。このように、ニードルハブが取り付けられている間、カートリッジホルダ1内に留められる医療用カートリッジ2上にかけられ得る最大トルクは最大値に制限される。第一の方向へのトルクを制限するために、第二の戻り止め2.2は第一の半径方向に第一の戻り止め1.2.1の第一の面1.2.1.3を衝合するように配置される。もし、第一の回転方向R1に医療用カートリッジ2上にかけられるトルクが最大値を超えるならば、対応する第二の戻り止め2.2の一つを係合する第一の戻り止め1.2.1は、第二の戻り止め2.2が第一の戻り止め1.2.1に打ち勝ち得て、そして医療用カートリッジ2がカートリッジホルダ1に対して角度セグメントの回りに回転し得るようにたわむ。
カートリッジ2の遠位端セクションに形成される第二の戻り止め2.2は、第一の戻り止め1.2.1の第一の面1.2.1.3に対応する少なくとも一つの傾斜した側部を備えた実質的に三角の形を有する。第二の戻り止め2.2の第二のセットS2は、医療用カートリッジ2の遠位端セクションの円周の回りに配置される。第二の戻り止め2.2はカートリッジホルダ2の第一の戻り止め1.2.1を係合するよう半径方向の外側方向に突出する。第二のセットS2の第二の戻り止め2.2は医療用カートリッジ2の円周の回りで互いに等しく空間を開けられる。
第二のセットS2における第二の戻り止め2.2の数は、第一のセットにおける第一の戻り止め1.2.1の数とは異なる。図1〜6において説明された実施態様において、第一のセットS1は16の第一の戻り止め1.2.1を含み、一方、第二のセットS2は外側に突出している4つの第二の戻り止め2.2のみしか含まない。このように、第一のセットS1の第一の戻り止め1.2.1のサブセットのみが如何なる時にも第二のセットS2の第二の戻り止め2.2によって係合され得る。係合されていない、従って、たわんでいない第一の戻り止め1.2.1のサブセットは、遠位方向Dへのカートリッジホルダ1に対して医療用カートリッジ2の軸方向変位を制限するように、医療用カートリッジ2の遠位端セクションから外側に向かって半径方向に突き出ている環状フランジ2.7に衝合するよう配置される。
図6は、等角図において医療用カートリッジ2をその中に留めたカートリッジホルダ1のセクションを示す。医療用カートリッジ2のねじ山2.6を備えた遠位端セクションは遠位方向Dにカートリッジホルダ1の遠位端から突出する。第一の回転方向R1へのカートリッジホルダ1に対して医療用カートリッジ2の回転によって、三角形をした第二の戻り止め2.2が第一の戻り止め1.2.1の第一の面1.2.1.3に衝合することになる。第一の戻り止め1.2.1は、もし、かけられたトルクが最大値を超えるならば、第二の戻り止め2.2のために退くように、第一の回転方向R1にたわむ。第二の回転方向R2へのカートリッジホルダ1に対して医療用カートリッジ2の回転によって、第二の回転方向R2への医療用カートリッジ2の更なる回転を阻止するように、三角形をした第二の戻り止め2.2が自由端1.2.1.1に衝合することになる。このように、第二の回転方向R2にかけられたトルクは制限されない。第二の戻り止め2.2は、医療用カートリッジ2とカートリッジホルダのアセンブリが物理的に損傷されない限り、つまり、対応する第一及び第二の戻り止め1.2.1、2.2の何れかが破れない限り、第二の回転方向R2への第一の戻り止め1.2.1に打ち勝ち得ない。
1 カートリッジホルダ
1.1 窓
1.2 環状カラー
1.2.1 第一の戻り止め
1.2.1.1 自由端
1.2.1.2 アンダーカット
1.2.1.3 第一の面
1.2.1.4 第二の面
2 医療用カートリッジ
2.1 バレル
2.2 第二の戻り止め
2.3 内部キャビティ
2.4 セプタム
2.5 ストッパ
2.6 ねじ山
2.7 環状フランジ
P 近位方向
D 遠位方向
R1 第一の回転方向
R2 第二の回転方向
S1 第一のセット
S2 第二のセット
A 軸
1.1 窓
1.2 環状カラー
1.2.1 第一の戻り止め
1.2.1.1 自由端
1.2.1.2 アンダーカット
1.2.1.3 第一の面
1.2.1.4 第二の面
2 医療用カートリッジ
2.1 バレル
2.2 第二の戻り止め
2.3 内部キャビティ
2.4 セプタム
2.5 ストッパ
2.6 ねじ山
2.7 環状フランジ
P 近位方向
D 遠位方向
R1 第一の回転方向
R2 第二の回転方向
S1 第一のセット
S2 第二のセット
A 軸
Claims (15)
- 薬剤の用量を投与することが可能な注射デバイス用のカートリッジホルダ(1)であって、薬剤の用量を含有する医療用カートリッジ(2)を受けるように適合されたカートリッジホルダ(1)は、環状カラー(1.2)の円周の回りに配置された第一の戻り止め(1.2.1)の第一のセット(S1)を備えた環状カラー(1.2)を含み、各第一の戻り止め(1.2.1)は環状カラー(1.2)の内面から半径方向の内側方向に突出し、ここで、第一の戻り止め(1.2.1)は、医療用カートリッジ(2)の対応する第二の戻り止め(2.2)と係合して、医療用カートリッジ(2)をカートリッジホルダ(1)に取り付けるように適合され、そしてここで第一の戻り止め(1.2.1)は、カートリッジホルダ(1)と医療用カートリッジ(2)の間の第一の回転方向(R1)のトルクを最大値に限定する一方向性トルクリミッタを供するように、弾力的に配置され、そして/又は支持される、上記カートリッジホルダ(1)。
- 環状カラー(1.2)の円周の回りに配置された第一のセット(S1)の第一の戻り止め(1.2.1)が互いに規則正しく間隔を置いて隔てられることを特徴とする、請求項1に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 第一の戻り止め(1.2.1)が、カートリッジホルダに対する医療用カートリッジ(2)の軸方向変位を制限するように、医療用カートリッジ(2)と係合するように適合されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 第一の戻り止め(1.2.1)の各々が、第一の面(1.2.1.3)、及び第一の面(1.2.1.3)に平行な第二の面(1、2、1、4)を有し、第一の面(1.2.1.3)がカートリッジホルダ(1)の軸(A)に対して傾斜していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 第一の戻り止め(1.2.1)の各々が、アンダーカット(1.2.1.2)によって環状カラー(1.2)から隔てられた自由端(1.2.1.1)を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 環状カラー(1.2)が、カートリッジホルダ(1)と一体的に形成されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 環状カラー(1.2)が、カートリッジホルダ(1)の遠位端に配置されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)。
- カートリッジホルダ(1)の軸長が、医療用カートリッジ(2)の軸寸法に実質的に対応することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のカートリッジホルダ(1)内に保持される医療用カートリッジ(2)、及び該カートリッジホルダ(1)のアセンブリであって、
医療用カートリッジ(2)が、医療用カートリッジ(2)の円周の回りに配置された第二の戻り止め(2.2)の第二のセット(S2)を含み、第二の戻り止め(2.2)が半径方向の外側方向に突出して第一の戻り止め(1.2.1)を係合し、そして少なくとも一つの第二の戻り止め(2.2)が、少なくとも一つの第一の戻り止め(1.2.1)と係合して、一方向性トルクリミッタを供することを特徴とする上記アセンブリ。 - 第二の戻り止め(2.2)は、カートリッジホルダ(1)と医療用カートリッジ(2)の間の第一の回転方向(R1)のトルクを最大値に限定するように、第一の戻り止め(1.2.1)の第二の面(1.2.1.4)上に隣接するように配置された傾斜した側部を備えた三角形状を含むことを特徴とする、請求項9に記載のアセンブリ。
- 医療用カートリッジ(2)の円周の回りに配置された第二のセット(S2)の第二の戻り止め(2.2)が、互いに規則正しく間隔を置いて隔てられることを特徴とする、請求項9又は10に記載のアセンブリ。
- 医療用カートリッジ(2)は、少なくとも一つの第一の戻り止め(1.2.1)に当接してカートリッジホルダ(1)に対する医療用カートリッジ(2)の軸方向変位を制限するよう配置された環状フランジ(2.7)含むことを特徴とする、請求項9〜11に記載のアセンブリ。
- ねじ山(2.6)が、対応するねじエレメントに連結するように適合され、ねじ山(2.6)の回転の向きがカートリッジホルダ(1)のトルクリミッタによって制限された第一の回転方向(R1)に対応することを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載のアセンブリ。
- ねじ山(2.6)が医療用カートリッジ(2)の遠位端セクションに配置され、そしてカートリッジホルダ(1)から遠位方向(D)に突出することを特徴とする、請求項12に記載のアセンブリ。
- エレメントが、取り付けられた注射針を備えたニードルハブを含むことを特徴とする、請求項13又は14に記載のアセンブリ。
Applications Claiming Priority (3)
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