JP2014504891A - 皮膚軟化剤を含む皮膚係合部材 - Google Patents

皮膚軟化剤を含む皮膚係合部材 Download PDF

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Abstract

除毛装置とともに使用するための皮膚係合部材であって、前記皮膚係合部材は、チャネルを形成する1対の対向側壁を備える担体と、前記チャネル内に少なくとも部分的に収容される少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物と、を含み、前記皮膚コンディショニング組成物は、脂質、皮膚軟化剤炭化水素、親油性皮膚活性物質、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つと、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー、ランダムブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるブロックポリマーと、を含む。

Description

剃毛中に潤滑効果を提供するために、かみそりの刃上でシェービングエイドを使用することは既知である。いくつかのシェービングエイドは、米国特許第7,121,754号、同第6,298,558号、同第5,711,076号、同第5,134,775号、及び米国特許公開第2006/0225285号及び同第2008/060201号等に記載されている。既知のシェービングエイドの一例は、フリップトップバック上に位置付けられた容器を含む、Schick社のHydro(登録商標)「Gel Reservoir」である。シェービングエイドは、典型的に、かみそりの刃とリアカバーキャップとの間での使用について説明される。近年では、かみそりの刃の前方又は後方に置かれ得る、所定のシェービングエイド材料が報告された。米国特許公開第2009/0223057号を参照されたい。しかしながら、これらのシェービングエイド材料は、水溶性シェービングエイド及び非水溶性浸食媒質の両方を必要とし、水溶性シェービングエイドは、非水溶性浸食媒質と少なくとも部分的に可溶性又は相溶性である。流動性シェーブエイドの容器を備えるカートリッジを開示する、国際公開第WO 2010/047992号も参照されたい。
米国特許第7,121,754号 米国特許第6,298,558号 米国特許第5,711,076号 米国特許第5,134,775号 米国特許公開第2006/0225285号 米国特許公開第2008/060201号 米国特許公開第2009/0223057号 国際公開第WO 2010/047992号
かみそりの上にシェービングエイドを提供する幾多の試みにかかわらず、依然として、特定の皮膚コンディショニング効果を提供するようにハンドルの様々な部分上に位置付けられ得る、使用中に様々な薬剤を皮膚に送達することができる、新しい皮膚コンディショニングシステムを有する除毛装置の必要性がある。
本発明の一態様は、チャネルを形成する1対の対向側壁を備える、担体と、該チャネル内に少なくとも部分的に収容される、少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物と、を備える、皮膚係合部材に関し、該皮膚コンディショニング組成物は、脂質、炭化水素皮膚軟化剤、親油性スキンケア活性物質、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む。一態様において、皮膚係合部材は、除毛装置の上に提供される。
本発明の別の態様において、該少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物は、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー、ランダムブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるブロックポリマーを更に含み、該皮膚コンディショニング組成物は、25℃で約0.50kg〜約3.25kgのチャティロン(Chatillon)硬度を有する。更に別の態様において、皮膚係合部材は、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシメタクリレート、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される水溶性ポリマーを含む、第2の皮膚コンディショニング組成物を更に含み、前記第1の皮膚コンディショニング組成物は、第1の層を形成し、前記第2の皮膚コンディショニング組成物は、前記第1の層に隣接する第2の層を形成する。
本発明の少なくとも一実施形態による除毛装置の側面図。 本発明による追加の除毛カートリッジの断面側面図。 本発明による追加の除毛カートリッジの断面側面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な除毛カートリッジの上平面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。 本発明の1つ以上の実施形態による様々な他の皮膚係合部材の側面断面図。
本発明の除毛装置は、除毛プロセス中に送達のための装置の上に様々な皮膚コンディショニング組成物を装填するのを可能にする、少なくとも1つの皮膚係合部材を備える。皮膚係合部材及び装置上のその位置に関する詳細は、本明細書において、本発明の様々な要素を含み得る、例示的実施形態を示す図面とともに開示される。当業者であれは、本明細書に記載され、図面に開示される様々な複合要素が、本発明に従って使用され得ることを理解するであろう。この装置は、剃毛等の除毛プロセス中の使用に好適であり、皮膚コンディショニング組成物は、パーソナルケアにおける局所適用に一般に使用される様々な既知の化合物を含み得る。
除毛装置は、一般に、広く「ヘッド」とも称される除毛カートリッジと、除毛カートリッジがその上に載置されるハンドル又はグリップ部分と、を備える。除毛装置は、手動又は駆動動力の使い捨てシステム又はその一部であり得、湿式及び/又は乾式用途に使用され得る。除毛カートリッジは、除毛装置が脱毛剤と共に使用される場合は幅広いこすり落とし表面を含み得、又は装置が剃毛かみそりである場合はかみそりカートリッジを含み得る。除毛カートリッジは、交換可能であり得るか、又はカートリッジ連結構造体に枢動可能に接続され得る。一態様では、カートリッジ連結構造体は、除毛カートリッジを解除可能に係合するために少なくとも1つのアームを含む。
I.除毛カートリッジ
本発明の除毛カートリッジは、除毛部材を備える。除毛部材は、皮膚から毛髪を切断する、引き抜く、又はせん断することに関与する構造である。一実施形態において、除毛部材は、1つ以上の刃であり、別の実施形態において、除毛部材は、脱毛剤が処置される皮膚の上に適用された後に使用され得る、こすり落とし縁部である。更に別の実施形態において、除毛部材は、脱毛(毛髪を毛嚢から引き抜く)に使用され得る複数の毛抜き部材を備える。
除毛部材は、1つ以上の細長い縁部、及び/又は刃(回転機械、フォイル、又は直線縁部)であり得る。当業者であれば、他の種類の除毛部材もまた、本発明に従って説明されることを理解するであろう。一実施形態において、除毛部材は、第1の端部と第2の端部との間のカートリッジ上に位置付けられた1つ以上の細長い縁部を備え、前記1つ以上の細長い縁部は、前記第1の縁部に向かって延在する先端を備える。例えば、米国特許第7,168,173号は、Gillette Companyから市販される、Fusion(登録商標)かみそりを一般的に説明する。様々なかみそりカートリッジが本発明に従って使用可能である。フィン、ガード及び/又は剃毛補助具を備える、及びこれらを備えない好適なかみそりカートリッジの非限定的な例としては、Fusion(登録商標)、Venus(登録商標)の製品ラインでGillette Companyによって販売されるもの、及び米国特許第7,197,825号、同第6,449,849号、同第6,442,839号、同第6,301,785号、同第6,298,558号、同第6,161,288号、及び米国特許公開第2008/060201号に開示されるものが挙げられる。細長い縁部が刃である一実施形態において、刃は、米国特許第7,681,314号に一般に記載されるように、少なくとも1つの刃間ガードを備え得る。
一実施形態において、カートリッジは、ユーザの皮膚を係合するように少なくとも1つの細長い可撓性突出部を備える。一実施形態において、少なくとも1つの可撓性突出部は、前記1つ以上の細長い縁部に対して略平行の可撓性フィンを備える。別の実施形態において、前記少なくとも1つの可撓性突出部は、前記1つ以上の細長い縁部に対して略平行ではない、少なくとも1つの部分を備える、可撓性フィンを備える。好適なガードの非限定例には、現在のかみそりの刃において使用されるもの、並びに米国特許第7,607,230号及び同第7,024,776号(エラストマー/可撓性フィンバーを開示する)、第2008/0034590号(湾曲したガードフィンを開示する)、第2009/0049695A1(上面と下面との間に延在する少なくとも1つの通路を形成するガードを有する、エラストマーガードを開示する)に開示されるものが挙げられる。更に別の実施形態において、除毛装置はガードを含まない。
II.皮膚係合部材
皮膚係合部材は、複数の構成要素を備える。一実施形態において、皮膚係合部材は、担体と、前記担体と解除可能に係合された少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物と、を形成することができる。担体は、材料の平坦若しくは非平坦ストリップ、トラフを形成するストリップ、又はスキンケア組成物を実質的に被包する容器であり得る。「解除可能に係合された」とは、皮膚係合部材が使用中に水に暴露されると、皮膚コンディショニング組成物が、溶解又は分注によって担体から放出され得るように、皮膚コンディショニング組成物が担体上に存在するか、又は担体内に少なくとも部分的に収容されることを意味する。
皮膚係合部材が容器又はシースの形態である場合、皮膚コンディショニング組成物は、前記担体内に少なくとも部分的に収容される。担体が前記皮膚コンディショニング組成物を取り囲むシースを形成する実施形態では、シースは皮膚コンディショニング組成物を露出させ、皮膚コンディショニング組成物が使用中に皮膚の上に放出及び沈着されるのを可能にする、1つ以上のオリフィスを形成する。当業者であれば、担体が皮膚コンディショニング組成物を完全に取り囲む必要がないことを理解するであろう。別の実施形態において、担体は、オープントラフを形成し、皮膚コンディショニング組成物は、このオープントラフによって形成された凹部内に存在する。
一実施形態において、皮膚係合部材は、使用中に該皮膚コンディショニング組成物を皮膚の上に分注するための少なくとも1つのオリフィスを形成する。一実施形態において、オリフィスは、約0.3〜約161.3mm(約0.0005〜約0.25平方インチ)の断面積を有する。約3.2〜約32.3mm(約0.005〜約0.05平方インチ)又は約6.5〜約16.1mm(0.01〜約0.025平方インチ)の断面積を有する、小オリフィスも提供され得る。大オリフィスは、約32.3〜約161.3mm(約0.05〜約0.25平方インチ)、又は約64.5〜約129.0mm(約0.1〜約0.2平方インチ)の断面積を有し得る。小オリフィス及び大オリフィスの複合はまた、所望の分注速度及び皮膚コンディショニング組成物の水への暴露量に応じて、同一の皮膚係合部材上、又は同一カートリッジ上の別個の皮膚係合部材上に提供され得る。
別の実施形態において、組成物の皮膚係合表面は、表面積を有し、前記少なくとも1つのオリフィスは、約50:1〜約1:1の断面積率で断面積を有する。別の実施形態において、オリフィスは、除毛カートリッジの最大横方向距離の約1%〜約80%、約2%〜約10%、約3%〜約5%、又は約15%〜約50%の最大横方向距離を有する。好適な担体の例には、米国特許第6,298,558号又は同第7,581,318号に開示されるシースが挙げられる。
a.皮膚係合部材の配置
一実施形態において、前記カートリッジ上に位置付けられた少なくとも1つの皮膚係合部材は、前記1つ以上の細長い縁部の前方又は後方にあり得る。「前方」及び「後方」という用語は、本明細書で使用するとき、カートリッジ(すなわち、かみそりカートリッジ)の機構間の相対位置を画定する。1つ以上の細長い縁部の「前方」にある機構は、例えば、除毛装置によって処置される表面が、細長い縁部に遭遇する前に、その機構に遭遇するように位置付けられ、例えば、かみそりアセンブリがその意図された切断方向にストロークされている場合、ガードはかみそりの刃の前方にある。1つ以上の細長い縁部の「後方」にある機構は、除毛装置によって処置される表面が、細長い縁部に遭遇した後に、その機構に遭遇するように位置付けられ、例えば、かみそりアセンブリがその意図された切断方向にストロークされている場合、キャップはかみそりの刃の後方に配置される。
ガードがカートリッジ上に存在するとき、皮膚係合部材は、ガードの前方又は後方にあり得る。皮膚係合部材がガードの後方かつ前記細長い縁部の前方にあるとき、ガードは、皮膚上に存在する任意の材料を除去することができ、皮膚係合部材内の任意の皮膚コンディショニング組成物が細長い縁部のすぐ先に放出されるのを可能にする。
複数の皮膚係合部材が所望されるとき、米国特許第6,298,558号及び第2009/0223057号に記載されるものと同様に、第1の皮膚係合部材は、細長い縁部の前方にあり得、第2の皮膚係合部材は、細長い縁部の後方にあり得る。前記1つ以上の細長い縁部の後方に皮膚係合部材を提供することによって、皮膚がガード、フィン、及び/又は細長い縁部によって接触された後、細長い縁部、例えばリーブオントリートメント後の沈着に特に適した所定の皮膚コンディショニング剤が沈着され得る。例えば、接触後に清涼感を送達するように、冷却材又は精油が皮膚調整剤に含まれ得る。当業者であれば、他の既知のオンボード化学技術もまた、カートリッジ上、細長い縁部の前方又は後方に存在し得ることを理解するであろう。一実施形態において、細長い縁部の前方にある皮膚係合部材は、除毛プロセス前に使用するために設計された皮膚コンディショニング組成物を含み得、細長い縁部の後方にある皮膚係合部材は、除毛プロセス後に使用するために設計された皮膚係合組成物を含み得る。
複数の皮膚係合部材が除毛装置上に提供されるとき、それらは同一であり得るか、又は異なり得る。異なるとは、異なる担体、若しくは異なる皮膚コンディショニング組成物を有するか、又は担体及び組成物が双方とも異なることを意味する。第1及び第2の皮膚係合部材は、同一の担体で形成され得る。そのような実施形態において、担体は第1及び第2の皮膚係合部材の両方を形成するように使用され、差異は、担体の異なる部分内に収容される皮膚コンディショニング組成物が異なり得るということである。同一の皮膚コンディショニング組成物が担体全体に収容されるとき、実施形態は、単一の皮膚係合部材を有するものとして説明され得、皮膚係合部材の第1の部分は、前記少なくとも1つの細長い縁部の前方にあり、任意に皮膚係合部材の一部分は、前記少なくとも1つの細長い縁部の後方に位置付けられる。
b.リングを形成する皮膚係合部材
一実施形態において、少なくとも1つの細長い縁部の外側周辺部の大部分は、1つ以上の担体によって取り囲まれるか、又は細長い縁部の周辺部の少なくとも75%、若しくは最大100%が1つ以上の担体によって取り囲まれる(例えば、縁部の前方にある1つの皮膚係合部材及び縁部の後方にある皮膚係合部材)。一実施形態において、単一の担体は、前記1つ以上の細長い縁部の少なくとも一部分を取り囲むように使用され、別の実施形態において、複数の担体及び/又は同一担体内の様々な組成物は、前記1つ以上の細長い縁部の少なくとも一部分を取り囲むように使用される。細長い縁部の「周辺部」又は「周囲」は、本明細書で使用するとき、細長い縁部がその上に存在する構造の外側周辺部を意味する。例えば、複数の刃のかみそりが使用されるとき、周辺部は、刃のボックスの外縁部の周囲のリングとなる。
一実施形態において、1つ又は複数の担体は、少なくとも1つの細長い縁部の全周囲に沿って270度、又は場合によっては360度のリングを形成し得る。担体は、細長い縁部に接触するか、又はすぐ隣接する必要はないが、細長い縁部の周囲にリングを提供することによって、担体は、細長い縁部の皮膚への任意の接触前及び直後に、皮膚コンディショニング組成物が皮膚の上に沈着されることを確実にすることができる。
1つ又は複数の担体は、少なくとも1つの細長い縁部の縁部の周囲に角部を形成すると、平滑な湾曲区分を有し得るか、又は融解結合若しくは接着剤によって互いの上に固定される、鋭利な縁部を形成することができる。担体の非線形区分(湾曲、有角、部分的に撚り合わさる等)が必要であるとき、皮膚コンディショニング組成物は、担体と一体形成され得る(同時に形成され得る)か、又は別個に形成された後に皮膚コンディショニング組成物が担体の中に転送され得る。一実施形態において、皮膚係合部材は、線形物品として形成され、皮膚係合部材が製造又は組立プロセスから依然として加熱されている間に非線形の変形が形成され、非線形部分が形成された後、次に部材を冷却して硬化させることができる。更に別の実施形態において、担体は、その中にいかなる皮膚係合組成物も収容することなく形成され、次に非線形部分が形成されるか、又は担体が非線形部分を有して成形され得る。皮膚コンディショニング組成物は、次に担体内の区域内に添加され得る。皮膚係合部材を製造するこれらの方法及び他の方法も可能であり、以下に説明される。
c.任意の追加シェーブエイド又は潤滑ストリップ
別の実施形態において、除毛装置は、前記第2の端部と、前記1つ以上の細長い縁部との中間に位置付けられた皮膚コンディショニング組成物(既知又は市販のシェーブエイド若しくは潤滑ストリップ)を更に備え、前記皮膚コンディショニング組成物は、非水溶性ポリマー及び水溶性ポリマーを含む。任意のシェーブエイドは、細長い縁部の前方又は後方、好ましくは、本発明の皮膚係合部材に対向して位置付けられ得る。本明細書での使用に適した既知の皮膚コンディショニング組成物の非限定例には、米国特許第7,069,658号、同第6,944,952号、同第6,594,904号、同第6,302,785号、同第6,182,365号、同第D424,745号、同第6,185,822号、同第6,298,558号、及び同第5,113,585号、並びに第2009/0223057号に記載されるシェーブエイド及び潤滑ストリップが挙げられる。
d.担体
担体は、様々な材料で形成され得る。一実施形態において、担体は、通常使用中に分解又は溶解しないように非水溶性である。別の実施形態において、担体は、皮膚コンディショニング組成物の放出を可能にするように部分的に水溶性であり得る。部分的に水溶性の担体は、好ましくは皮膚コンディショニング組成物よりも可溶性が低く、好ましくはよりゆっくり摩耗する。一実施形態において、担体は、前述のパラグラフに記載されるシェーブエイド又は潤滑ストリップ材料で製造され得る。理論に束縛されることを意図するものではないが、皮膚コンディショニング組成物よりもゆっくり溶解及び/又は摩耗する担体を有することによって、長期間にわたってその中に収容される皮膚コンディショニング組成物の暴露の増加を可能にすると考えられる。長期間にわたる皮膚コンディショニング組成物の暴露の増加によって、それが摩耗し始めるときであっても、皮膚コンディショニング組成物の放出の維持及び/又は増加を可能にする。これは、皮膚コンディショニング組成物が担体内に収容されるときに特に望ましい場合がある。
担体は、最初に製造されたとき、及び著しい量の水溶性材料が皮膚係合部材から浸出した後のいずれの場合も皮膚係合部材全体に対して適切な機械強度を提供するために十分な機械強度及び剛性を有しなければならない。一実施形態において、担体は、基部及び1つ以上の側壁を備え、剃毛コンディショニング組成物がその上又は中に置かれる受容領域を形成する。別の実施形態において、担体は、前記基部から離れて延在する前記受容チャネル内に1つ以上の保持部材を形成する。一実施形態において、保持部材は、担体の長さの少なくとも約20%〜約100%、約35%〜約75%、又は約50%にわたって伸長及び引張される。別の実施形態において、複数の保持部材は、受容領域にわたって線形又は非線形配列で使用される。保持部材は、等距離で離間配置され得るか、又は等距離で離間配置され得ない。更に別の実施形態において、保持部材の1つ以上は、約0.05cm〜約1cm、又は約0.1cm〜約0.5cmの高さを有する。別の実施形態において、保持部材の1つ以上は、少なくとも1つの前記側壁の高さの約10%〜約100%、又は約30%〜約60%を有する。
一実施形態において、側壁は、同一の高さではない(担体の基部から離れて延在して測定される)。側壁の少なくとも1つは、約0.1cm〜約1cm、好ましくは約0.2cm〜約0.4cmの高さを有し得る。1対の側壁は、壁が前記基部から離れて延在すると互いから離れて偏向され得るか、又は互いに向かって偏向され得る。更に別の実施形態において、担体の一端又は両端は、米国特許第7,581,318号に記載のように被包され得る。
一実施形態において、担体は、非水溶性ポリマー、特に熱可塑性樹脂で製造される。熱可塑性樹脂は、ある形状に押出又は成形され得る材料であり、水、更には通常の家事温水温度(例えば、最高125℃)との接触、使用中の消費者による通常の摩損、装置の組立及び出荷等の通常環境条件下で弾力的である。担体での使用に適した熱可塑性樹脂には、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン(ポリスチレン−ブタジエン)、ポリプロピレン、充填ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロンエチレン酢酸ビニル、及び70%ナイロン/30%ポリエチレンオキシド、60%ポリスチレン/40%ポリエチレンオキシドブタジエンスチレンコポリマー等のブレンド、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエンスチレンコポリマー、並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましい樹脂は、耐衝撃性ポリスチレン、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル(EVA)、及びこれらの混合物である。
一実施形態において、担体は、シェービングエイドを参照して以下に記載される材料に類似した固体ポリマー組成物で製造され得る。更に別の実施形態において、担体は、以下に記載されるシェービングエイドに類似する、水溶性及び非水溶性ポリマーの混合物を含む。理論に束縛されるものではないが、これは、皮膚係合部材全体が浸食性であるか、又は少なくとも部分的に水溶性であることが望ましい場合に特に所望され得る。一実施形態において、前記非水溶性ポリマーは、前記担体の少なくとも約35重量%、少なくとも約50重量%、少なくとも約75重量%、又は少なくとも約90重量%のレベルで存在する。水溶性ポリマーは、剰余として存在し得る。任意に、担体としては、潤滑剤又は可塑剤等の添加剤、CaCO3等の充填剤、及びTiO2等の着色剤が挙げられ得る。
一実施形態において、担体は、以下に記載されるシェーブエイド組成物で製造され得る。これは、担体が装置及び/又は皮膚係合部材の使用寿命にわたって摩耗性及び/又は溶解性であることが意図される場合に特に有用であり得る。更に、シェーブエイド組成物で製造された担体を提供することによって、皮膚係合部材の両部分が、使用中に除毛効果を提供する。
一実施形態において、担体及び皮膚コンディショニング組成物が異なって着色された材料(例えば、白色のシース及び青色のコア)で製造されるときに摩耗表示効果がもたらされる。皮膚コンディショニング組成物は、使用中に皮膚係合部材から浸出する。十分に使用すると、皮膚コンディショニング組成物内の着色領域が浸出する。皮膚係合表面に沿った放出穴を検査することによって、ユーザには、剃毛ユニット及び/又は皮膚係合表面がそれらの有効寿命に達したという表示が提供される。一実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、インジゴチン、FD&C #2染料で着色されたポリエチレンオキシド/ポリスチレンブレンドで構成され、シースは、白色に着色されたナイロン及び/又はポリスチレンで構成される。
更に、担体は、Loctite Super Bonder 499等の接着剤によって、機械的ロック機構によって、熱溶接によって、又はこれらの複合によってカートリッジに固定されてもよい。
e.皮膚コンディショニング組成物
皮膚コンディショニング組成物は、本明細書で参照されるとき、皮膚の上に局所適用するために使用され得る、任意の好適なスキンケア関連組成物を意味する。本発明の皮膚コンディショニング組成物は、それが使用前に構成要素内に滞留する限りにおいて固体又は流体であり得、除毛プロセス中に(前記1つ以上のオリフィスから)分注され得る。組成物が流体である実施形態において、オリフィスのサイズは、当業者によって決定され得る、組成物の流動粘度及び他の組成詳細に応じて、オリフィスからの組成物の流出を制御するように調整され得る。一般に、水等の流体は低い粘度を有し、「薄い」と考えられるが、ハチミツ等の流体は、より高い粘度を有し、「濃い」と考えられる。組成物が低い粘度、例えば約0.5〜約2Pasを有する実施形態において、皮膚係合部材は、上に画定されるように、少なくとも1つの小オリフィス、又はたった1つの小オリフィスを含み得る。組成物がより高い粘度を有するとき、皮膚係合部材は、上に画定されるように、開いた上端を有し得るか、又は1つ以上の大オリフィスを含み得る。当然のことながら、小及び/又は大オリフィスの様々な複合を、固体皮膚コンディショニング組成物の適用に使用することができる。
本発明の皮膚コンディショニング組成物は、従来の押出成形されたシェービングエイド、液体、固体若しくは半固体皮膚軟化剤、又はこれらの複合であり得る。
i.シェービングエイド
固体ポリマーコアの形態の皮膚コンディショニング組成物は、市販のかみそり上で広く使用され、一般にシェービングエイドと称される。一実施形態において、シェービングエイドは、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンコポリマー、スクロースステアレート、ビタミンE、石鹸、界面活性剤、パンテノール、アロエ、可塑剤(例えば、ポリエチレングリコール)、ひげ軟化剤、追加の潤滑剤(例えば、シリコーン油、Teflon(登録商標)ポリテトラフルオロエチレン粉末(DuPont社)、及びろう)、精油(例えば、メントール、カンファー、オイゲノール、ユーカリプトール、サフロール及びサリチル酸メチル)、増粘剤(例えば、Hercules Regalrez 1094及び1126)、不揮発性冷却材(皮膚軟化剤とシクロデキストリンの複合体を含む)、芳香剤、かゆみ止め/反対刺激材料、抗菌/角質溶解材料(例えば、レゾルシノール)、抗炎症剤(例えば、キャンデリラロウ及びグリシルレチン酸)、収斂剤(例えば、硫酸亜鉛)、界面活性剤(例えば、プルロン及びイコノール材料)、相溶化剤(例えば、スチレン−b−EOコポリマー)、及びこれらの複合からなる群から選択される。シェービングエイドは、改善された剃毛を提供するように表面から放出され得る。シェービングエイドは、皮膚コンディショニング組成物全体に分注され得、更に担体は、少量のシェービングエイドを収容してもよい。一実施形態において、前記シェービングエイドは、水溶性又は水相溶性材料であるが、非水溶性添加剤が水溶性コア成分とともに運び出され得る限り、それらを組み込むこともできる。
一実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシメタクリレート、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンポリマー、又はこれらの混合物を含む、水溶性ポリマー含む固体ポリマーコアを形成する。水溶性ポリマーは、皮膚コンディショニング組成物の少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも60重量%、最大約100重量%、又は最大約90重量%のレベルであり得る。好適なポリエチレンオキシドは、POLYOX(ユニオンカーバイド社)又はALKOX(Meisei Chemical Works,Kyoto,Japan)が挙げられる。これらのポリエチレンオキシドは好ましくは、約10万〜600万、最も好ましくは約30万〜500万の分子量を有する。他の好適なポリエチレンオキシドは、約500万の平均分子量を有する約40〜80%のポリエチレンオキシド(例えば、POLYOX凝固剤)と、約30万の平均分子量を有する約60〜20%のポリエチレンオキシド(例えば、POLYOX WSR−N−750)のブレンドを含む。ポリエチレンオキシドブレンドはまた、低分子量(すなわち、MW<10,000)ポリエチレングリコール、例えばPEG−100の最大約10重量%を有利に含有してもよい。
一実施形態において、シェービングエイドは、シェービングエイドの約0.5重量%〜約50重量%、約1重量%〜約20重量%、又は約1重量%〜約10重量%のレベルでポリカプロラクトンを更に含む。ポリカプロラクトンは、約1,000〜約80,000ダルトン、約30,000〜約60,000ダルトン、又は約50,000ダルトンの数平均モル重量を有し得る。好適なポリカプロラクトンには、米国特許第6,302,785号col.4、11〜37行に記載のポリカプロラクトンホモポリマーが挙げられる。別の実施形態において、水溶性ポリマーの少なくとも一部分は、シェービングエイドの別個の部分を形成する。更に別の実施形態において、水溶性ポリマー部分の一部又は全部は、米国特許公開第2008/0060201号の23段落に記載されるように鉱油でコーティングされる。
シェービングエイドは、不揮発性冷却剤又は皮膚軟化剤とシクロデキストリンとの包接錯体を、好ましくは皮膚コンディショニング組成物の最大約25重量%、最も好ましくは10〜20重量%の量で有利に含んでもよい。不揮発性冷却剤とは、皮膚に対して生理学的冷却効果を有し、メントールよりもかなり揮発性の低い薬剤を意味する。好ましくは、不揮発性冷却剤は、熱重量分析(例えば、1分当たり20℃の温度上昇を伴うデュポン社の951熱重量アナライザを使用する)に供されるとき、160℃の温度でその初期重量の少なくとも50%、より好ましくは160℃でその初期重量の少なくとも80%、最も好ましくは175℃でその初期重量の少なくとも50%を保持するものである。
利用され得る好適な冷却剤には、不揮発性メントール類似体、例えば、メンチルラクテート、メンチルエトキシアセテート、メントングリセリンアセタール、3−1メントキシプロパン−1,2−ジオール、エチル1−メンチルカーボネート、(IS、3S、4R)−p−メント−8−エン−3−オル、メンチルピロリドン25カルボキシレート、例えば、N−エチル−pメンタン−3−カルボキシアミドを含む、N−置換−p−メンタン−3−カルボキシアミド(参照により本明細書に援用される、米国特許第4,136,163号に記載される)、非環式カルボキシアミドが挙げられる。
シクロデキストリン包接錯体において利用され得る好適な皮膚緩和剤には、メントール、カンファー、オイゲノール、ユーカリプトール、サフロール、サリチル酸メチル、及び前述のメントール類似体が挙げられる。任意の好適なシクロデキストリンは、αシクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、及び修飾シクロデキストリン(例えば、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、及びアセチル−βアシクロデキストリン)を含む包接錯体を形成するように利用されてもよい。好ましいシクロデキストリンは、βシクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンである。
シェービングエイドがシクロデキストリン包接錯体を含むとき、皮膚コンディショニング組成物は、水と接触すると包接錯体から皮膚緩和剤を移動させる、置換剤の最大約65〜10重量%、好ましくは約2〜7重量%を有利に含んでもよく、それによって、使用中に皮膚コンディショニング組成物材料からの皮膚緩和剤の放出を強化する。置換剤は、皮膚緩和剤で形成された複合体よりも安定した複合体をシクロデキストリンを用いて形成することができる材料であり、シェービングエイドが水と接触すると、皮膚緩和剤を複合体から移動させる。好適な置換剤には、界面活性剤、安息香酸、及び所定のアミン(例えば、尿素)が挙げられる。前述の冷却剤、シクロデキストリン包接錯体、及び置換剤に関する更なる詳細は、米国特許第5,653,971号及び同第5,713,131号に見出され得る。
ii.皮膚軟化剤
別の実施形態において、前記担体内に少なくとも部分的に収容される皮膚コンディショニング組成物は、少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む。一実施形態では、皮膚軟化剤は疎水性である。上述されたように、皮膚コンディショニング組成物は、固体であり得るか、又は流動性であり得る。所定の実施形態において、組成物は、25℃で流体を形成し得る、1つ以上の皮膚軟化剤から本質的に構成され得る。そのような実施形態において、組成物の粘度に応じて、異なるオリフィスサイズを使用して、使用中の皮膚軟化剤の分注を制御することができる。
皮膚軟化剤は、室温で液体、半固体、及び/又は固体である。一実施形態において、皮膚軟化剤は、1つ以上の炭化水素皮膚軟化剤、脂質、親油性スキンケア活性物質、又はこれらの混合物を含んでよい。好適な脂質には、脂肪アシル(例えば、脂肪酸、脂肪族アルコール、エステル、トリグリセリド、脂肪、バター、及びろう)、グリセロ脂質、グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、ステロール脂質、プレノール脂質、サッカロ脂質(saccharolipid)、ポリケチド、親油性皮膚活性剤皮膚軟化剤、及びこれらの混合物が挙げられる。種々の好適な液体、半固体、及び/又は固体皮膚軟化剤に関する詳細は、以下に提供される。
炭化水素皮膚軟化剤には、直鎖、分枝鎖、飽和及び不飽和炭化水素、並びにこれらの混合物が挙げられ、それらは、天然又は合成炭化水素皮膚軟化剤、並びにこれらの混合物を含んでもよい。好ましい天然炭化水素皮膚軟化剤には、ペトロラタム、鉱油、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい合成炭化水素皮膚軟化剤には、分枝鎖炭化水素、例えば、イソヘキサデカン(例えば、CrodaのArlamol HD(商標))及びポリデセン(例えば、Exxon MobilのPuresyn 2(商標))が挙げられる。
脂肪族アルコール又は脂肪酸皮膚軟化剤には、飽和及び不飽和高級アルコール、特にC12〜C30脂肪族アルコール及び脂肪酸、特にラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、又はベヘン酸が挙げられる。エステル皮膚軟化剤には、C12〜C30アルコールのエステル及びこれらの混合物、特にミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、及びこれらの混合物が挙げられる。トリグリセリド皮膚軟化剤には、合成又は天然トリグリセリド、特にひまわり、アボカド、オリーブ、ヒマシ、ココナッツ、ココア、及びこれらの混合物由来の天然トリグリセリドが挙げられる。ココナッツ由来のトリグリセリド、例えば、市販の材料Myritol(商標)312及び318(Cognis)、Estasan(商標)(Croda)及びMiglyol(商標)(Sasol)がより好ましい。脂肪及びバター皮膚軟化剤には、ココナッツバター、シアバター、及びこれらの混合物が挙げられる。ろう皮膚軟化剤には、パラフィンろう、微結晶ろう、キャンデリラ、オゾケライト、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましくは、皮膚軟化剤はパラフィンろうを含む。有利に、ろうは、更に改善された硬度及び浸出性を固体保湿組成物に付与し得るため、疎水性相はいくらかのろうを含む。好ましくは、浸食性の固体保湿組成物は、浸食性の固体保湿組成物の2重量%〜20重量%、より好ましくは3重量%〜15重量%のろうを含む。
好適な脂質の別の群には、酢酸ビタミンE及びニコチン酸トコフェロールを含む油溶性ビタミン(例えば、ビタミンE誘導体)、油溶性ビタミンA誘導体(例えば、パルミチン酸レチニル、ラノリン、セラミド、ステロール及びステロールエステル、サリチル酸、カンファー、ユーカリプトール、及び精油)を含む、親油性の皮膚活性剤皮膚軟化剤が挙げられる。
一実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、少なくとも1つの皮膚軟化剤と、浸食性の固体保湿組成物を形成する非水溶性構造ポリマーと、を含む。そのような組成物の例は、同時係属中の米国特許出願第61/305682号、表題「HAIR REMOVAL DEVICE COMPRISING ERODIBLE MOISTURIZER」及び同第61/305687号、表題「HAIR REMOVAL DEVICE COMPRISING AN ERODIBLE MOISTURIZER」(いずれもStephensら、2010年2月18日に出願)において記載される浸食性の固体保湿組成物として説明されている。
本明細書で使用するとき、浸食性の固体保湿組成物に関連して使用されるとき、用語「固体」は、25℃で固体である組成物を指す。本明細書で使用するとき、構造ポリマーに関連して使用されるとき、用語「非水溶性」は、31/NF 26 Vol.2 General Notices,Page Xviiにおける米国薬局方(USP)の定義に従って、「ごくわずかに可溶性」であるか、又は「ごくわずかに可溶性」未満であることを意味し、USP定義を使用すると、1000部を超える溶媒(この場合は水)が、標準温度及び圧力で1部の溶質(この場合は構造ポリマー)を溶解するのに必要とされることを意味する。本明細書で使用するとき、用語「〜に可溶性」は、非水溶性構造ポリマーが疎水性相において溶解する能力について説明するとき、31/NF 26 Vol.2 General Notices,Page Xviiにおける米国薬局方の定義に従って、「可溶性」であるか、又は「可溶性」未満であることを意味し、USP定義を使用すると、30部未満の溶媒(この場合は疎水性相)が、非水溶性構造ポリマーの融点で1部の溶質(この場合は構造ポリマー)を溶解するのに必要とされることを意味する。
一実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、浸食性の固体保湿組成物であり、本明細書で以下に提供されるプロトコルに従って測定されるように、25℃で0.50kg〜約3.25kg、好ましくは約0.75kg〜約3.00kg、より好ましくは約1.00kg〜約2.50kgのチャティロン(Chatillon)硬度を有する。そのようなチャティロン(Chatillon)硬度を有する皮膚コンディショニング組成物は、有益な摩耗速度を提供すると考えられる。
浸食性の固体保湿組成物内に含まれる非水溶性構造ポリマーは、任意の非水溶性構造ポリマーであってよく、適切な摩耗性を浸食性の固体保湿組成物に付与し、好ましくは、非水溶性構造ポリマーであって、上述の画定された範囲のチャティロン(Chatillon)硬度を浸食性の固体保湿組成物に付与し得る。構造ポリマーは、疎水性相における相溶性又は可溶性を支援するように非水溶性であり(非水溶性構造ポリマーの融点で)、順にポリマー全体の疎水性相の均一分布及びしたがってより均等な耐摩耗性を確実にし得る。更に、ポリマーの水溶性性質は、ポリマー(及びしたがって浸食性の固体保湿組成物)に対してより親油性ポリマーの耐性を改善し得、湿式剃毛等の水を用いる除毛プロセス中に可溶化及び洗浄し得る。
一実施形態において、浸食性の固体保湿組成物は、浸食性の固体保湿組成物の2重量%〜50重量%、好ましくは3重量%〜40重量%、より好ましくは4重量%〜12重量%の非水溶性構造ポリマーを含む。一実施形態において、非水溶性構造ポリマーは、ブロックコポリマーを含む。より有利に、ブロックコポリマーは、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー、ランダムブロックコポリマー、又はこれらのポリマーの混合物を含む。更により有利に、ブロックコポリマーは、トリブロックコポリマーを含む。
別の実施形態において、ブロックコポリマーは、トリブロックコポリマーであり、次にトリブロックコポリマーは、好ましくは線形ABAトリブロックポリマーを含む。理論に束縛されるものではないが、出願人は、Aブロックが凝集してドメインを生成すると考えられ、その中で疎水性相が蓄積し、Bブロックによって一緒に連結される。この構造は、必要な摩耗性を浸食性の固体保湿組成物に付与する一方で、処理されるのに十分であり、プロセス及び/又は使用中に亀裂又は破損しないように十分可撓性でもあるように適切な硬度を提供し得る。有利に、線形ABAブロックコポリマーは、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロックコポリマー、スチレン−エチレンブチレン−スチレン(S−EB−S)ブロックコポリマー、又はこれらの混合物を含む。より有利に、線形ABAブロックコポリマーは、好ましくは、スチレン−エチレンブチレン−スチレン(S−EB−S)ブロックコポリマーを含む。更により有利に、S−EB−S中のスチレン対ブタジエンの重量比は、20:80〜40:60、好ましくは約30:70の範囲内である。特に有用な市販のABAブロックコポリマーには、Penrecoから入手可能なVersagel(商標)材料及びKraton(商標)Gシリーズ、特にG−6150、G−1651、G−1652、及び1654が挙げられる。
更に別の実施形態において、構造ポリマーは、ランダムブロックコポリマーを含む。好適なランダムブロックコポリマーの一例は、エチレン及び酢酸ビニルのコポリマーである、エチレン酢酸ビニル(EVA)である。有利に、EVAポリマー内に含まれるエチレンの量は、EVAの65〜90重量%、好ましくは70〜85重量%であり、有益な摩耗性を付与する。EVAの市販範囲は、DuPontのElvax(商標)と呼ばれる。
本発明に従って、浸食性の固体保湿組成物は、浸食性の固体保湿組成物の少なくとも約50重量%の疎水性相を含む。好ましくは、浸食性の固体保湿組成物は、浸食性の固体保湿組成物の60重量%〜95重量%、より好ましくは70重量%〜90重量%の疎水性相を含む。
浸食性の固体保湿組成物は、1つ以上の追加の成分を含んでもよく、追加の成分が浸食性の固体保湿組成物の硬度又は浸出性を著しく低減しないことを前提に、適切な融解粘度を組成物、例えば油相ゲル化剤に付与し、改善された処理を容易にする。そのような成分の例は、Thixcin R(商標)(Elementis Specialities製)である、トリヒドロキシステアリン、エチレン酢酸ビニル(EVA)、及びこれらの混合物である。
・チャティロン(Chatillon)硬度試験方法
装置:デジタル抵抗力ゲージを備える、チャティロン(Chatillon)TCD 200
試料の調製:
工程1−完全に融解及び鋳造した脂質を60mL計量ボート(70mm×70mm×24mm)に入れる。工程2−脂質を25℃で一晩保存して均衡させる。工程3−硬化試験前に計量ボートから脂質を慎重に除去する。
A)機械の調製:
工程1−チャティロン(Chatillon)TCD 200及びデジタル抵抗力ゲージを製造者の指示に従って調製する。工程2−ランプ速度を47mm/分に設定する。
B)硬度値を25℃で測定する:
工程1−この試験方法の場合、尖頭構造をランプのシャフトに取り付ける必要がある。工程2−上で調製された脂質試料を、ランプのシャフトの中心の直下の金属ベースプレートの上に横倒しで置く。脂質の中点は、ランプのシャフトの中心と一致していなければならない。工程3−脂質を平坦なプレートの下に固定して、速度を47mm/分に設定し、デジタル抵抗力ゲージを上述のように「Cピーク」に設定して、チャティロン(Chatillon)TCD200の「Down(下)」ボタンを押す。工程4−プローブが脂質の表面に触れると同時にチャティロン(Chatillon)TCD200を停止し、距離カウンタをゼロに設定する。工程5−抵抗力ゲージがゼロを読むようにリセットする。工程6−距離カウンタが13mmを読むまでチャティロン(Chatillon)TCD200上の「Down(下)」ボタンを押し、Cピーク読取値を記録する。
・融解流動粘度試験方法
融解流動粘度は、以下に記載されるように、RVスピンドル及び様々な速度で動作する、Brookfield DVII+を使用して測定される。
1.位置決め及びレベリング−粘度計がベンチ−上面に垂直にレベリングされる。気泡水準表示器を中心に置く。
2.粘度計をオンにした後、Autozeroにする。読み取りを行う前に、粘度計はオートゼロにされなければならない。この処置は、電源スイッチがオンになる度に行われる。スピンドルを選択し、速度を設定する。
3.測定
A.)250gの試料を500mLの金属容器に入れ、110℃の間で試料全体が融解するまで加熱する。容器を受容区域に置く。
B.)表示が偏向(%)からセンチポアズの粘度(cP)に変化するまで、黄色のSELECT DISPLAYボタンを押す。(注記:SS=せん断応力、SR=せん断速度)
C.)RVスピンドル上に水準マークと水平となるように、スピンドルを垂直に下げる。
D.)単点モードによって測定値を取る。
1.)赤色のMOTOR ON/OFFボタンを押し、cP読取り値が確実に表示されるように画面を見る。1分以上後、又は読取り値が均衡され、安定したせん断状態に達したときに読取り値を記録する。
2.)SELECT DISPLAYボタンを押し、偏向読取り値が確実に表示されるように画面を見る。1分以上後、又は読取り値が均衡され、安定したせん断状態に達したときに読取り値を記録する。
皮膚コンディショニング組成物が、以下の実施例1に従って製造された浸食性の固体保湿組成物である一実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、110℃で約70cps〜約160cpsの、100rpmのRVスピンドル2を使用して測定される、融解粘度を有する。皮膚コンディショニング組成物はまた、100℃で約160cps〜約180cpsの、100rpmでのRVスピンドル2を使用して測定される、融解粘度も有し得る。別の実施形態において、皮膚コンディショニング組成物は、100℃で約180cps〜約1800cpsの、100rpmでのRVスピンドル4を使用して測定される、融解粘度を有する。これらの融解流動粘度測定値は、以下に定義される融解流動粘度方法によって決定される。理論に束縛されるものではないが、そのような融解粘度を有する皮膚コンディショニング組成物は、皮膚係合部材を形成するとき、担体の上にスロットコーティング又はノズル噴霧するために特に適している。
III.図に関する詳細
図1は、本発明の少なくとも一実施形態による除毛装置(100)の側面図である。装置は、第1の端部(710)と、第2の端部(720)と、を有する除毛カートリッジ(700)を備える。本例において、除毛カートリッジは、2つの細長い縁部(400)と、前記2つの細長い縁部の前方に位置付けられた皮膚係合部材(300)と、を含む。更に、前記皮膚係合部材の前方にガード(400)が提供される。シェーブエイド(500)は、前記細長い縁部の後方に提供される。
図2は、本発明の少なくとも一実施形態による別の除毛カートリッジの断面側面図である。刃内ガード(410)を有するかみそりの刃であり得る、2つの細長い縁部(400)が示される。本例において、皮膚係合部材(300)は、細長い縁部の前方かつガードの前方に位置付けられ、ガードは、細長い縁部と皮膚係合部材との間に位置付けられる。更にここでは、細長い縁部の後方に位置付けられた第2の皮膚係合部材(350)が示される。当業者であれば、本発明による除毛装置が、細長い縁部の後方に位置付けられた任意の既知のオンボード化学(シェーブエイド、潤滑ストリップ、又は皮膚係合部材)を含むことを理解するであろう。前記皮膚係合部材は、1対の対向側壁(360)を備える、担体を備える。皮膚係合部材の1つ以上の端部は、閉鎖され得る。
図3は、2つを超える細長い縁部が、除毛カートリッジ上に提供される実施形態であり、一例では、3、4、又は5つの細長い縁部が含まれ得る。本図ではまた、使用中に皮膚コンディショニング組成物(330)が皮膚の上に分注されるのを可能にするように、オリフィス(320)を形成する担体(310)も示される。
図4は、本発明の少なくとも一実施形態による除毛カートリッジ(700)の上平面図であり、複数のオリフィス(320)が担体内に形成される。図5は、細長い縁部の前方にある皮膚係合部材が、除毛カートリッジの最大横方向距離の少なくとも50%である最大横方向距離を有する、少なくとも1つのオリフィスを備える、除毛カートリッジの上平面図である。本実施形態はまた、細長い縁部の後方に位置付けられた第2の皮膚係合部材も示す。図6は、本発明の少なくとも一実施形態による除毛カートリッジの上平面図であり、ガード(600)が提供されるが、皮膚係合部材の前方に位置付けられていない。別の実施形態において、代替又は追加のガードは、皮膚係合部材の前方に位置付けられる。
図7及び図8は、本発明による2つの除毛カートリッジの上平面図を示し、皮膚係合部材は、細長い縁部を少なくとも部分的に取り囲む。ここで皮膚係合部材は、細長い縁部の周囲に360リングを形成するように示されるが、部分リングも本発明の範囲内であり得る。図7において、オリフィスは、除毛カートリッジの周辺部の周りに延在しないが、図8のオリフィスは延在する。一実施形態において、オリフィスは均等に離間配置される。図8の除毛カートリッジは、フィン付きのガード(600)が皮膚係合部材及び除毛要素の前方に提供される実施形態も示す。図9は、2つの皮膚係合部材が提供される実施形態を示し、それらは、上面から見ると、連結されて見える同一の担体、又は別個の担体で形成され得る。皮膚コンディショニング組成物は、同一であり得るか、又は異なっていて、除毛カートリッジ上のそれらの位置に基づいて、様々な皮膚コンディショニング組成物を送達するように調整することができる。
図10〜15bは、本発明による皮膚係合部材の様々な側面断面図である。図10は、皮膚コンディショニング組成物がその中に置かれ得る、受容領域(315)を形成する担体(310)を示す。図11及び図12は、担体の側壁がオリフィス(320)を形成するように成形され得る、皮膚係合部材の2つの追加の側面断面図を示す。図13a及び13bは、皮膚コンディショニング組成物(330)が使用により摩耗した、同一担体(310)を示す。図14a及び図14bは、担体が、担体の基部から離れて延在する、少なくとも1つの保持部材(350)を形成する、2つの皮膚係合部材を示す。図15a及び図15bは、担体(310)内に別個の層を形成する、第1の皮膚コンディショニング組成物(331)及び第2の皮膚コンディショニング組成物(332)を有する2つの係合部材を示す。層は隣接し得るか、又は所望により部材を保持することによって分離され得る。図15aに示される層状皮膚コンディショニング組成物は、反復スロットコーティング適用によって、又は別個に成形した後に層を形成し、それらを圧縮又は加熱して一緒に成形され得るようにすることによって生成され得る。層はまた、第1の皮膚コンディショニング組成物をスロットコーティングする工程と、次に第2の皮膚コンディショニング組成物をその上に成形する工程との混合によって製造することもできる。皮膚コンディショニング組成物は、図15bに見られるように並んだ層の形態であり、層は、2つのオリフィスダイを介して共押出成形によって形成され得るか、又はスロット塗布機上で使用される2つのオリフィスダイを有することによって形成することができる。多層の皮膚コンディショニング組成物が使用されるとき、それらは1つ以上の材料、例えば、芳香剤若しくは着色剤、又は変更されるメントール等のスキンケア活性物質に関して同様であり得る。更に、第1の層と第2の層との間のより実質的な差異も使用され得る。例えば、第1の層は、皮膚軟化剤及び構造ポリマーであり得、第2の層は、非水溶性ポリマーを有する水溶性ポリマーであり得る。
IV.製造法
皮膚係合部材は、様々な方法で製造され得る。皮膚係合部材を製造するのに適した方法の非限定例には、皮膚コンディショニング組成物を担体の中又は上にスロットコーティングすること、担体及び皮膚コンディショニング組成物を二重押出成形すること、担体及び皮膚コンディショニング組成物を別個に成形及び/又は押出成形した後に組み立てること等が挙げられる。共押出成形するか、又は別個に成形/押出成形した後に組み立てる方法の非限定例は、米国特許第7,121,754号及び第6,298,558号において提供される。
一実施形態において、皮膚係合部材は、複数の刃を備えるカートリッジ上に提供され、皮膚係合部材は、刃の前方であるが、ガードの後方に位置付けられる。皮膚コンディショニング組成物は、以下に提供される実施例のうちのいずれかに従って製造される。担体は、耐衝撃性ポリスチレン、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル、及びこれらの混合物から製造され得る。一実施形態において、皮膚係合部材は、共押出成形(すなわち、2つ以上のオリフィスを有する単一押出成形ダイを介して、押出物が押し出されると一緒に融合及び溶接されるようにする)又は2色成形/2成分成形(すなわち、担体又は皮膚コンディショニング組成物が、担体又は皮膚コンディショニング組成物の他方を成形するために使用され得る形状に最初に成形される)、又は担体及び皮膚コンディショニング組成物を別個に押出又は成形した後、同一のプロセスの下流工程若しくは別個のプロセス/位置で組み立てることによって製造される。皮膚係合部材及びそれを製造する方法の好適な実施例は、米国特許第6,298,588号col.8〜10に提供される。
(実施例1)
Figure 2014504891
実施例1の組成物は、炭化水素及びろうを130℃に加熱した後、線状ABAトリブロックポリマー(Kraton G1650E)を添加し、ポリマーが完全に溶解するまで十分に混合することによって製造される。次に混合物を90℃に冷却し、Thixcinを添加した後、混合物を成形型に注いで室温に冷ます。実施例1の製剤のチャティロン(Chatillon)硬度は1.7である。
(実施例2)
Figure 2014504891
実施例2の組成物は、炭化水素及びろうを130℃に加熱した後、線状ABAトリブロックポリマー(Kraton GRP6935)を添加し、ポリマーが完全に溶解するまで十分に混合することによって製造される。次に混合物を90℃に冷却した後、混合物を成形型に注いで室温に冷ます。実施例2の製剤のチャティロン(Chatillon)硬度は0.6である。
本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最大数値限定は、それより小さいあらゆる数値限定を、そのような小さい数値限定が本明細書に明示的に記載されたものとして包含すると理解されるべきである。本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最小数値限定は、それより大きいあらゆる数値限定を、そのようなより大きい数値限定が本明細書に明示的に記載されているかのように含む。本明細書全体にわたって記載されるあらゆる数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内にあるあらゆるより狭い数値範囲を、そのようなより狭い数値範囲が本明細書に全て明示的に記載されているかのように含む。
特に指定がない限り、本明細書の明細、実施例、及び請求の範囲における全ての部、比、及び百分率は重量基準であり、全ての数値限定は、当該技術分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきでない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法はそれぞれ、記載された値及びその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
「発明を実施するための形態」において引用する全ての文献は、その関連部分において参照として本明細書に組み込まれるものであるが、いずれの文献の引用も、こうした引用が本発明の先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献におけるいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいては、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。特に指定のない限り、前置詞の「a」、「an」、及び「the」は「1つ以上」を意味する。
以上、本発明の特定の実施形態を例示、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び改変を行いうる点は、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲に含まれるそのような全ての変更及び改変を添付の「特許請求の範囲」において網羅するものとする。

Claims (14)

  1. 除毛装置とともに使用するための皮膚係合部材(300)であって、
    a.チャネルを形成する1対の対向側壁(360)を備える、担体(310)と、
    b.前記チャネル内に少なくとも部分的に収容される少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物(330)であって、炭化水素皮膚軟化剤、脂質、親油性スキンケア活性物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される皮膚軟化剤を含む、前記皮膚コンディショニング組成物と、
    を含む、皮膚係合部材。
  2. 前記皮膚コンディショニング組成物が、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー、ランダムブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるブロックポリマーを更に含む、請求項1に記載の皮膚係合部材。
  3. 前記皮膚コンディショニング組成物が、25℃で0.50kg〜3.25kgのチャティロン(Chatillon)硬度を有する、請求項1又は2に記載の皮膚係合部材。
  4. 前記炭化水素皮膚軟化剤が、ペトロラタム、鉱油、イソヘキサデカン、ポリデセン、及びこれらの混合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  5. 前記皮膚コンディショニング組成物が、脂肪酸アシル、グリセロ脂質、グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、ステロール脂質、プレノール脂質、サッカロ脂質、ポリケチド、及びこれらの混合物からなる群から選択される脂質を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  6. 前記親油性スキンケア活性物質が、ビタミンE誘導体、油溶性ビタミンA誘導体、及びこれらの混合物のうちの1つ以上を含む、可溶性ビタミンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  7. 前記チャネルが少なくとも1対の対向側壁によって形成され、少なくとも1つの閉鎖された端部を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  8. 前記担体が、前記皮膚コンディショニング組成物を収容するシースを形成する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  9. 前記シースが、前記皮膚コンディショニング組成物の少なくとも一部分を露出させる、少なくとも1つのオリフィス(320)を形成する、皮膚係合表面を備える、請求項8又はそれに従属するいずれかの請求項に記載の皮膚係合部材。
  10. 前記担体が、非水溶性ポリマーを前記担体の少なくとも35重量%のレベルで含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  11. 前記非水溶性ポリマーが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ブタジエンスチレンコポリマー、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエンスチレンコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項10又はそれに従属するいずれかの請求項に記載の皮膚係合部材。
  12. 前記担体が、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシメタクリレート、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される水溶性ポリマーを含む、請求項10又はそれに従属するいずれかの請求項に記載の皮膚係合部材。
  13. 前記少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物が、第1の皮膚コンディショニング組成物であり、前記皮膚係合部材が、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシメタクリレート、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される水溶性ポリマーを含む、第2の皮膚コンディショニング組成物を更に含み、前記第1の皮膚コンディショニング組成物が、第1の層(331)を形成し、前記第2の皮膚コンディショニング組成物が、前記第1の層に隣接する第2の層(332)を形成する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の皮膚係合部材。
  14. 除毛装置とともに使用するための皮膚係合部材(300)であって、
    a.チャネルを形成する1対の対向側壁(360)を備える、担体(310)と、
    b.前記チャネル内に少なくとも部分的に収容される少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物(330)であって、固体であり、かつ
    i.脂質、皮膚軟化剤炭化水素、親油性皮膚活性物質、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つと、
    ii.ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマー、ランダムブロックコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるブロックポリマーと、
    を含む、少なくとも1つの皮膚コンディショニング組成物と、
    を含み、前記担体が、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシメタクリレート、ポリビニルイミダゾリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、シリコーンポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される水溶性ポリマーを含む、シェービングエイドを含み、前記担体が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ブタジエンスチレンコポリマー、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエンスチレンコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される非水溶性ポリマーを更に含む、皮膚係合部材。
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