JP2014502397A - オープン注文マネージャにおけるクレジット配分 - Google Patents

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Abstract

本願で記載される技術は、システムに、エンティティ/ユーザと、それに関連する金融取引品目(「FAT」)を、異なる取引システム、機関とエンティティとを用いて管理することを可能にする。特に、オープン注文管理(「OOM」)は、ユーザグループ内の複数のユーザを管理し、リアルタイムで、そのユーザによって開始され、そして、実行されるFAT取引を監視する。OOMは、「ノード」(例えば、金融システムあるいは金融機関)間でのFATの割当及び動的な再割当を実現可能にし、このノードは、内部許可特権を有する任意のサブコンポーネント装置を含むことができ、この内部許可特権は、他のノードとの間で共有されていないが、そのすべてが対象の共通の関係者の制御あるいは所有下にある。
【選択図】 なし

Description

関連文献へのクロスリファレンス
本願は、2011年7月25日に出願された米国仮出願第61/507902号と、2010年12月5日に出願された米国仮出願第61/419874号との優先権の利益を主張するものであり、これらは参照することによって本明細書に組み込まれる。
背景
多くの金融取引商取引(トレーディング)システムは、ユーザに取引を開始することを可能にする。例えば、金融取引商取引システムは、トレーダーに、特定の株式を購入するための注文を取り付けることを可能にし、この注文は照合され、最終的には処理される。過去の金融取引商取引システムでは、取引は、数分間の間に開始され、完了する。今では、多くの金融取引商取引システムは、マイクロ秒内に取引を開始し、完了することができる。
今日、トレーダーは、複数の無関係の金融取引商取引システムを使用して、いくつかの異なる為替マッチングプラットホームに渡って取引を開始する。例えば、トレーダーは、NASDAQ株式市場を介して取引を開始しながら、同時に、ニューヨーク株式市場を介して別の取引を開始することができる。
速度の増加と、商取引システムと為替マッチングプラットホームの多様性に伴い、1日の中で、膨大な数の取引が開始され、完了されている。こうして、無関係な取引商取引システム、為替マッチングプラットホーム、及びこれらの取引を完了する金融機関において広範囲な信頼が存在している。
これらの取引を実行する際には、多くの要素が取引を完了する前に考慮される。取引例をあげると、取引を実行する場合には、特定のトレーダーは、特定の金融機関から確定済の信用取引(クレジット(掛売))額を有することができる。トレーダーが1つの金融機関とだけとやり取りしている場合、その金融機関は、トレーダーに対する信用取引をどのようにして調整し、トレーダーに現在の信用取引額を増やすことをどのようにしてリクエストするかを判定することができる。確立済の信用取引額、信用取引を監視すること、信用取引を調整することは、金融取引に関与する関係者(エンティティ)の普遍的な関心事項である。信用取引は、機関に許可権限を管理させる、より広い区分の決定の一例である。
複数の無関係の取引商取引システム、為替マッチングプラットホーム及び金融機関の少なくとも一方を使用して、1つ以上の金融取引をエンティティが開始する場合には問題が存在する。これらの商取引システム、為替マッチングシステム、及び機関は、互いに通信することがなく、時には、システム/プラットホーム/機関とエンティティとの間で一定の情報を機密にしたままにすることを要求するので、他の競合の、あるいは非統合のシステム/プラットホーム/機関は、エンティティと、当初のシステム/プラットホーム/機関との間の詳細な関係の知識を持っていない。
現在、既存のシステムは、エンティティとシステム/プラットホーム/機関との間で、複数の無関係なあるいは非統合の取引システム、為替マッチングプラットホーム、及び金融機関に渡って、特定の取引制限を割り当てることをそのエンティティに対して許容していない。このように、複数の無関係なあるいは非統合の取引システム、為替マッチングプラットホーム、及び金融機関とやり取りする複数のユーザ/エンティティに対して、アセットアロケーション(資産配分)を管理することができる取引管理ステムが必要とされている。
本願で記載される技術は、システムに、エンティティ/ユーザと、それに関連する金融取引品目(「FAT」)を、異なる機関とエンティティとを用いて管理することを可能にすることによって、上述の問題を解決することを試行する。特に、オープン注文管理マネージャ(「OOM」)は、ユーザグループ内の複数のユーザを管理し、リアルタイムで、そのユーザによって開始され、そして、実行されるFAT取引を監視する。OOMは、ユーザ及びユーザグループの少なくとも一方で各エンティティについて共通の許可特権を有していなくても、無関係のあるいは非統合の機関及びエンティティとの間でのFATの割当及び動的な再割当を実現可能にする。
これらの取引の監視に応じて、OOMは、例えば、ユーザ(例えば、トレーダー)と、取引商取引システム、為替マッチングプラットホーム(例えば、NASDAQ証券取引所あるいはニューヨーク証券取引所)あるいは金融機関(例えば、銀行)との間でのFAT割当を規定することができる。OOMは、また、ユーザと、取引システム、為替マッチングプラットホームあるいは金融機関との間のアセット(資産)二次制限を監視することができる。このシステムは、効果的に、複数の無関係のシステムに渡る、ユーザのグループに対する金融取引の管理を可能にする。
オープン注文管理装置は、1つ以上の金融取引グループを記憶するように構成されているメモリと、前記メモリに接続されていて、かつ前記オープン注文管理装置においてオープン注文管理を実行するように構成されている1つ以上のプロセッサとを備える。前記1つ以上のプロセッサは、1つ以上のノードを有する金融取引グループを作成し、前記金融取引グループに対する総制限を規定し、前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別の制限を規定し、前記総制限と、各ノードに対する個別の制限の総和との間の差に対応する前記金融取引グループに対して利用可能なクレジット量を判定し、各ノードによって行われる取引を監視し、前記金融取引グループのノードに対する個別の制限を、該ノードが調整された個別の制限を要求する場合に、調整する。
別の態様は、オープン注文管理システムに関連するものであり、これは、取引ノード装置を備え、この取引ノード装置は、取引ノードによって行われる取引を記憶するように構成されているメモリと、前記メモリに接続されていて、前記取引ノードに対する取引を行うように構成されている1つ以上のプロセッサを有する。オープン注文管理システムは、また、オープン注文管理装置とを含み、前記オープン注文管理装置は、1つ以上の金融取引グループを記憶するように構成されているメモリと、前記メモリに接続されていて、かつ前記オープン注文管理装置においてオープン注文管理を実行するように構成されている1つ以上のプロセッサとを有する。前記オープン注文管理装置における前記1つ以上のプロセッサは、1つ以上のノードを有する金融取引グループを作成し、前記金融取引グループに対する総制限を規定し、前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別の制限を規定し、前記総制限と、各ノードに対する個別の制限の総和との間の差に対応する前記金融取引グループに対して利用可能なクレジット量を判定し、各ノードによって行われる取引を監視し、前記金融取引グループのノードに対する個別の制限を、該ノードが調整された個別の制限を要求する場合に、調整する。
別の態様は、1つ以上のプロセッサを有するオープン注文管理装置で使用されるオープン注文管理のための方法に関連する。この方法は、1つ以上のノード群を有する金融取引グループを作成するステップと、前記金融取引グループに対する特定の制限を規定するステップと、前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別の制限を規定し、前記特定の制限と、前記ノード群の各ノードに対する個別の制限の総和との間の差に対応する前記金融取引グループに対する利用可能なクレジット量を判定するステップと、前記ノード群の各ノードによって行われる取引を監視するステップと、前記金融取引グループにおけるノードに対して個別の制限を、前記ノードが調整された個別の制限を要求する場合に、調整するステップとを備える。
1つ以上のプロセッサを有するコンピュータによって実行される場合に、上述の段落で記載されるオープン注文管理のための方法を実行する、コンピュータプログラム命令としてメモリに記憶されるコンピュータ可読コードを有するコンピュータ可読記憶媒体。
限定するものではない、各ノードに対する例示の実施の個別の制限は、前記金融取引グループにおけるノードの総数と所定の整数定数との加算値によって分割される、前記総制限に基づいて、各ノードに対して判定される。
限定するものではない、例示の実施の前記所定の整数定数を増やすことは、前記金融取引グループに対して前記利用可能なクレジット量を増やす。
更に別の限定するものではない、例示の実施の個別のクレジット二次制限は、前記金融取引グループにおける各ノードに対して規定され、前記クレジット二次制限は、前記ノード群の各ノードと1つ以上の金融機関との間の制限に対応する。
別の限定するものではない、例示の実施の方法は、更に、前記調整された個別の制限を要求するノードに対する現在の制限を判定するステップと(前記ノードは、当該ノードが、現在の前記個別の制限を超える取引を行っている場合)、前記金融取引グループに対して現在利用可能なクレジット量を判定するステップと、前記現在利用可能なクレジット量を、前記調整された個別の制限を要求するノードに割り当てることができるかを判定するステップとを備える。
別の限定するものではない、例示の実施は、前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別の制限を要求するノードに割り当てることができる場合、前記方法は、前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記金融取引グループに対する前記現在利用可能なクレジット量を減らすステップと、前記ノードの前記現在の取引要件に基づいて、該ノードに対する前記個別の制限を増やすステップとを更に備える。
別の限定するものではない、例示の実施は、前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別の制限を要求するノードに割り当てることができない場合、前記方法は、更に、個別の制限調整用の候補ノードを判定するステップと、前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記調整された個別の制限を要求するノードに対する前記個別の制限を増やすステップと、前記調整された個別の制限を要求するノードに対して増やされた個別の制限に対応する、前記候補ノードに対する前記個別の制限を減らすステップとを備える。
本技術の例示の実施形態のブロック図である。 本技術の別の例示の実施形態のブロック図である。 本技術の実施を示すアプリケーションフローチャートである。 図3aに示されるプロセスの詳細を示すアプリケーションフローチャートである。 OOMのFAT割当プロセスの例を示す図である。 OOMのFAT割当プロセスの例を示す図である。 OOMのFAT割当プロセスの例を示す図である。 OOMのFAT割当プロセスの例を示す図である。 OOMのFAT割当プロセスの例を示す図である。 本システムのOOMの例示の実施形態を示す図である。 本技術のアプリケーション画面の例示のスクリーンショットを示す図である。 本技術の別のアプリケーション画面の例示のスクリーンショットを示す図である。
以下の実施形態では、記載する技術の理解を与えるために、説明の目的であって、制限するものではない、特定の詳細は、例えば、特定のノード、機能エンティティ、技術、プロトコル、規格等を説明する。他の実施形態を以下で説明される特定の詳細から逸脱することなく実施することができることが当業者には明らかであろう。他の例では、不必要な詳細で説明を曖昧にしないために、周知の方法、デバイス、技術等の詳細説明は省略する。個々の機能ブロックは、図で示される。これらの機能ブロックが、個別のハードウェア回路を使用して、適切なプログラム化マイクロプロセッサあるいは汎用コンピュータと協働するソフトウェアプログラムとデータを使用して、特定用途集積回路(ASIC)を使用して、及び/あるいは1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して、実現されても良いことを、当業者は理解するであろう。ソフトウェアプログラムの命令とデータは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、この命令がコンピュータあるいは他の適切なプロセッサコントロール(制御)によって実行される場合には、そのコンピュータあるいはプロセッサはその機能を実行する。データベースが、以下ではテーブルとして示されているが、他のフォーマット(リレーショナルデータベース、オブジェクトベースモデル、及び分散データベースの少なくとも1つ)が、データを記憶し演算するために使用することができる。
プロセスステップ、アルゴリズム、あるいはその類は、特定のシーケンス順で記載されているあるいは請求項に記載されているが、このようなプロセスは、他の順序で動作するように構成することができる。換言すれば、明示的に記載されるあるいは請求項で記載される、それらのステップの任意のシーケンスあるいは順序は、それらのステップがその順序で実行されるという要件を必ずしも示すものではない。本明細書で示されるプロセスのステップは、取り得る任意の順序で実行することができる。また、非同時に発生するように記載されているあるいは暗示されているかに関わらず(例えば、1つのステップは他のステップの後に記載されているから)、いくつかのステップは、同時に実行することができる。また、図中の記載によるプロセスの表示は、図示されるプロセスが、そのプロセスの他の変形及び変更を除外することを暗示するものではなく、また、図示されるプロセスあるいはそのステップの内の任意のステップが本発明(群)に必須であることを暗示するものではなく、また、図示されるプロセスが好適であることを暗示するものではない。プロセスの説明は、そのプロセスを実行するための装置の説明である。そのプロセスを実行する装置は、例えば、プロセッサと、そのプロセスを実行するために適している入力デバイスおよび出力デバイスを含むことができる。
データ(例えば、命令のシーケンス)をプロセッサに配信する際には、様々な形式のコンピュータ可読媒体を採用することができる。例えば、データは、(i)RAMからプロセッサへ搬送することができ、(ii)任意のタイプの送信媒体を介して搬送することができ、(iii)例えば、イーサネット(あるいはIEEE802.3)、SAP、ATP、ブルートゥース、及びTCP/IP,TDMA,CDMA,3G等のいくつかのフォーマット、規格あるいはプロトコルに従ってフォーマット化することができ、及び/あるいは送信することができ、及び/あるいは(iv)従来より周知の様々な方法の任意の方法でプライバシーを保障する、あるいは不正を防止するために暗号化することができる。
本システムは、それぞれの金融利害関係/金融資産(financial interest/asset)を表す、あるいは金融利害関係/金融資産を取得する権利を表すために定義される「金融取引品目(Financial Articles of Trade)」に関するものである。この金融取引品目は、実際には代替可能物(即ち、様々な場所によって、及び/あるいは様々な関係者によって、等しく認識可能であり、かつ受け入れられるものである)であり、また、電子的に配信される(あるいは通信される/表現される)。そうすることで、物理的な位置あるいは論理的な位置から別の位置への移送に関して、コストが発生しない(あるいはかなり少ないコストしか発生しない)、あるいは価値の低下が発生しない。金融取引品目の例には、限定するものではないが、現金、クレジット、持ち株証券、債権、商品、証券先物契約、オプション、交換、外国為替値、残高、レート等に関する権利を含んでいる。説明を簡単にするために、金融取引品目は、以下では、FATと称する。
本システムに対する必要条件は、いくつかの金融利害関係/金融資産を様々なノードに渡って割り当てる権利を有する関係者の一部によって作成される。ここで、それぞれのノードは、内部制御あるいはチェックを有しているが、他のノードとの間で共通の許可特権を共有していないので、金融利害関係/金融資産の使用を非効率なものにする。本例は制限するものではないが、ノードは、コンピュータシステムのようなデバイスとすることができる。あるいは、ノードは、個人及び会社のような、デバイスに関連するエンティティとすることができる。
上述のように、本システムは、関係者の許可特権に関する情報を収集するOOMを提供する。これらの許可特権は、例えば、クレジットに関する特権、あるいは、決定権限者が作成するあるいは管理することができる任意の特権とすることができる。この情報をいくつかのノードに渡って割り当てられ、それら自身は、共通の許可特権を共有しない。OOMは、共通の許可特権の欠如に関わらず、異種のノードと間でのFATの割当及び動的な再割当を実現可能である。
以下の非限定例は、取引管理システム内でのOOMの使用を示している。この取引管理システムは、異なる取引会社に渡って機能する様々な取引相手に対するFAT制限を監視する。以下で説明するように、取引相手は、有限のFATを有しており、ここでは、OOMが、取引を行い、そして、取引相手と、その取引相手とやりとする様々な機関との間でのFATの割当を管理することを支援する。ここで、OOMは、1つのノード(例えば、サーバコンピュータ内で)として実現することができ、あるいは複数のノードに渡って実現することができる(例えば、ピアツーピアネットワーク内)。
図1は、取引管理システム100内のユーザグループ内の1つのユーザに対して使用されるOOMの実施形態例を示していて、ここで、取引相手TP1は、いくつかの金融機関FI1−FInと対話する。この例では、取引相手TP1は、各金融機関FI1−FInから割り当てられるFAT値に基づく注文を行うことができる、総合注文制限を有している。例えば、取引相手TP1が使用することができる総量を、全体として、100000ドルとすることができる。
本例では、100000ドルは、異なる金融機関FI1−FInに渡って割り当てられる。そのため、5つの金融機関FI1−FI5が存在する場合、100000ドルは、それぞれの機関に均等に割り当てられ、各機関に対して使用することができる金額は20000ドルとなる。本実施形態に制限されるものではないが、金融機関FI1−FInは、銀行あるいはクレジットカード会社とすることができる。
図2は、取引管理システム100において使用されるOOMの別の実施形態の例を示している。特に、図2は、特定のシステムとやり取りするユーザを含むユーザグループの1つ以上のユーザとOOMとの間のセットアップを示している。ユーザグループは、金融取引グループとすることができ、これらのユーザは、その金融取引グループ内の1つ以上のノードとすることができる。金融取引グループの例には、単一のエンティティに割り当てられているが、別のシステム(それぞれの異種で非統合の取引システムはノードを構成する)と統合されていない異種取引システムに配信されているFATの総量を含んでいる。あるいは、金融取引グループの例には、1つのエンティティに割り当てられているが、そのエンティティに代わって動作する個別のトレーダー(それぞれの異なる個別のトレーダーはノードを構成する)に渡って配信されるFATの総量を含んでいる。
図2に示される例では、OOMは、複数の取引相手TP1−TPnと対話し、ここで、各取引相手TP1−TPnは、特定の金融機関FI1−FInと対話する。各金融機関によって規定される制限を通じて、複数の取引相手TP1−TPnは、様々な取引媒体TM1−TMnとやり取りすることができる。各金融機関によって設定される制限は、米国ドルのような通貨に制限されず、クレジット制限あるいは特定の企業の発行株式合計を含ませることができる。この制限は、また、株式ローン用に利用可能な特定の企業の株式における発行株式合計を、そのような株式に対して行われる売り持ち(short position)株式に対する担保として含ませることができる。
図2に示される例では、取引相手TP1は、複数の取引媒体TM1−TMnに渡る取引を開始する能力を有している。この例では、OOMは、総合FAT制限を設定することができ、これは、取引相手TP1がTM1−TMnに渡って注文を行う際に使用することができる。そして、OOMは、取引相手TP1と各金融機関FI1−FInとの間の二次制限割当を判定することができる。
例えば、取引相手TP1には、金融機関FI1−FInから、FATの50000ドル相当を使用する権利のみを与えることができる。OOMは、金融機関FI1−FInとの間の取引相手TP1に対して、これらのFATの割当の監視及び管理の少なくとも一方を行うことができる。そして、例えば、5つの金融機関FI1−FI5が存在する場合、OOMは、金融機関FI1−FI5のそれぞれに対して10000ドルを割り当てることができ、ここで、取引相手TP1は、それを、様々な取引媒体TM1−TMnに渡って取引を実行するために使用することができる。
図3は、取引管理システム100の実施例のアプリケーションフローチャートを示している。このシステムは、ステップS1で開始し、ここでは、取引を開始するためのグループが確立(規定)される。例示の実施形態では、システム管理者のようなユーザは、取引を開始するためのOOMにおけるグループを作成することになる。このグループは、例えば、複数の取引相手TP1−TPnとすることができる。
グループが一旦作成されると、システムは、ステップS2へ進み、そこで、グループ、及び/あるいはグループの個々のメンバーのそれぞれに対する許可が設定される。この許可は、システムの境界内で動作するグループあるいはそのグループのメンバーの機能の任意の様相(facet:ファセット)に関連させることができる。例えば、グループ及び/あるいは個々のグループのメンバーは、特定の金融機関あるいは、それらと対話することができる取引媒体に関連する一定の制約を有する場合がある。
グループおよびその特定の許可の確立後、システムは、ステップS3へ進み、そこで、初期取引制限が、グループ内の各メンバーに対して設定される。この初期取引制限が設定時には、その値を自動的に生成することができる、あるいは、それぞれのユーザに構成設定される専用のものとすることができる。例示の実施形態では、システムは、自身のユーザのすべてに対して総合FAT制限を確立(規定)して、そのFATを、FATリポジトリで利用可能ないくつかのFATを残しながら、ユーザ間で等しく割り当てることができる。
例えば、グループは、3つのユーザと、100000ドルの総FAT割当値を有することができる。これらのユーザの間での利用可能な量の分割時には、システムは、各ユーザに対して同じ比率で分割し、そして、FTAリポジトリ内での利用可能なFATの部分を維持する。そうすることで、例えば、総量は、一定の整数定数にユーザの総数を加えたもので分割することができる。例示のために、ここでは、整数定数を2であるとする。そして、システムは、各ユニットが20000ドルとなるように、100000ドルを5ユニット(3ユーザに整数定数2を加えたもの)に分割する。それゆえ、グループの3つのユーザはそれぞれ、利用可能なFATを使用するための20000ドルを受信し、一方で、残りの40000ドルはFATリポジトリに残されている。
システムが各グループのメンバーに対して初期取引制限を設定した後、システムは、ステップS4へ進み、そこで、二次取引制限をグループの各メンバーに対して設定することができる。図2の例を使用すると、各取引相手TP1は、特定の取引媒体TM1−TMnそれぞれを用いて特定の注文を行うために特定の金融機関FI1−FInを使用することができる。このシステムは、グループの各メンバーに対してFAT二次制限を判定するための任意の方法を使用することができる。
実施形態では、システムは、上述で定義されるアルゴリズムを使用して様々なFAT二次制限を設定することで、個々のユーザそれぞれが、必要に応じて引き出すための自身所有のFATリポジトリを有する。例えば、グループ内の各ユーザが総FAT制限として20000ドルを有し、各ユーザがやり取りすることができる3つの金融機関が存在する場合、システムは、各金融機関へ4000ドルを分配し、そして、グループの各メンバーに対して、リポジトリ内で利用可能な8000ドルを残すことになる。説明のために、以下で説明する例のシステムは、グループに対して総FATリポジトリだけを有していて、そうすることで、グループの各メンバーの20000ドルは、金融機関FI1−FInのそれぞれとの間で均等に割り当てられることになる。
FAT制限とFAT二次制限とが一旦規定されると、システムは、ステップS5へ進み、そこで、システムは、好ましくは、リアルタイムで、様々なユーザの取引を監視する。これらの取引を監視することによって、システムは、特定のユーザが、自身のFAT制限を超えようとしているかを判定することができる。
システムは、各ユーザの取引をリアルタイムで監視しながら、システムは、ステップS6へ進み、そこで、システムは、グループの特定のメンバーがFAT制限を越えようとしているかを判定する。
システムが、グループのメンバーがFAT制限を超えているあるいは超えそうであると判定する場合、システムは、ステップS7へ進み、そこで、システムは、FAT制限再割当を判定する。FAT制限の再割当を判定することの詳細は、図3bで説明する。
グループのメンバーのFAT制限再割当を判定した後、システムは、ステップS8へ進み、そこで、システムは、特定のグループのメンバーのFAT制限を再調整する。例えば、取引相手TP1は、金融機関FI1に対する4000ドルのFAT制限を超える取引を実行することを試行している。上述のように、システムは、金融機関FI1に対するFAT制限を調整して、そうすることで、グループのメンバーは取引を実行することができるようになる。
図3bは、図3aの記載で説明されるFAT制限再割当プロセスを説明するためのアプリケーションフローチャートを示している。ステップS1で、システムは、グループのメンバーの現在のFAT制限値を判定する。上述の例を使用すると、金融機関FI1を使用する取引相手TP1に対するFAT制限値は、4000ドルである。
グループのメンバーの特定のFAT値を判定した後に、システムは、ステップS2へ進み、そこで、システムは、FATリポジトリ内で利用可能な量を判定する。本実施形態に制限されるものではなく、FATリポジトリは、OOMによってグループに対して判定される総FATリポジトリとすることができる、あるいは、グループのメンバーの個々のFATリポジトリとすることができる。
利用可能なリポジトリ量を判定した後に、システムは、ステップS3へ進み、そこで、システムは、取引を完了するために十分なクレジットがリポジトリ内で利用可能であるかを判定する。十分なクレジットを利用可能である場合、システムは、ステップS4へ進み、そこで、システムは、リポジトリ内のクレジットをどのように削減するかについて判定する。
ステップS4で、クレジットを、様々な方法でFATリポジトリから取得する。一例では、十分なクレジットをリポジトリから取得して、現在提案されている取引のコストに充当することができる。実施形態では、システムは、FATリポジトリから取得されることになる構成設定されているパーセンテージ(割合)を有することになる。例えば、リポジトリが、利用可能なFATの40000ドルを有していて、構成設定されているパーセンテージが20%に設定されている場合、グループのメンバーは、リポジトリからFATの20%を受信することになる。このようにして、リポジトリの総クレジットは、8000ドル(即ち、40000ドルの20%)削減されて32000ドルとなる。
リポジトリからクレジットを受信するための様々な基準を、各グループのメンバーに対して規定することができることが理解されるべきである。例えば、リポジトリから取得することができるグループの各メンバーのパーセンテージを個別に構成設定して、そうすることで、あるユーザは、例えば、リポジトリから20%取得することができ、別のユーザは、リポジトリから10%だけを取得することができるようにすることができる。加えて、リポジトリは、他のグループのメンバーに対して利用可能とすることを要求する最小量を有することができ、そうすることで、特定のグループのメンバーが、リポジトリから利用可能なクレジットのすべてを使い果たすことを防止する。
システムがステップS4でリポジトリのクレジットを一旦削減すると、システムは、ステップS5へ進み、そこで、システムは、FATリポジトリから受信されるグループのメンバーの量によって、グループのメンバーのFAT制限を調整する。本例では、取引相手TP1は、1つの金融機関FI1に渡って配信することができる、あるいは、1つ以上の金融機関FI1−FInに渡って分割することができる8000ドルを受信している。
システムが、グループのメンバーに対して使用する、FATリポジトリで利用可能な十分なクレジットが存在しないと判定する場合、システムは、ステップS6へ進み、そこで、システムは、FAT制限を調整することができるかを判定するために、他のグループのメンバーを参照する。例えば、取引相手TP1が自身の20000ドルの制限を超えることを試行していて、FATリポジトリから利用可能なクレジットがこれ以上存在しない場合、システムは、他の取引相手TP2−TPnを参照して、それらのFAT制限値を調整することができるかを判定する。取引相手TP2が自身の20000ドルの総FAT制限の10000ドルだけを使用している場合、システムは、取引相手TP1のFAT制限を上げるために、取引相手TP2のFAT制限を調整することができる。
システムがFAT制限の再調整に対する「候補」を一旦選択すると、システムは、ステップS7及びステップS8へ進み、そこで、システムは、特定のグループのメンバーのFAT制限を調整する。本例では、取引相手TP1は、10000ドル(取引相手TP2で現在使用されていない量)上げられた自身の取引FAT制限を有することになり、取引相手TP2は、10000ドル下げられた自身の取引FAT制限を有することになる。
特定のグループのメンバーに対する再調整値を判定することができる多くの方法が存在することが理解されるべきである。例えば、グループのメンバーの未使用の利用可能なFATの一部分だけを、FATを必要としているグループのメンバーに割り当てることができる。あるいは、いくつかのグループのメンバーのFAT制限を、1つのグループのメンバーに対するFAT制限を上げるために下げることができる。重要なことは、多くのFATリソースを使用していない可能性があるメンバーのFAT制限を下げることによって、グループのメンバーのFAT制限を動的に調整する機能である。
図4a−図4eは、1つの取引相手TP1と、3つの金融機関FI1−FI3との間のOOMのFAT割当プロセスの例を示している。この例では、各金融機関は、取引相手TP1が、取引を行うための割当済のFAT量を使用することを許可する。金融機関FI1−FI3は、取引相手TPがより多くのあるいはより少ないFATを要求することに応じて、取引に対する割当量以上の割当量を使用することの制限を取引相手TP1に対して規定して、その制御を調整することができる。
各金融機関は、好ましくは、リアルタイムで、特定の金融機関に対する取引相手TP1によって使用されるFATを監視する機能を有している。しかしながら、金融機関FI1−FI3は、それらの間で「許可特権」を共有しないことで、それらの間で、情報の共有を可能にしている。つまり、取引相手TPに割り当てられるFATの量は、金融機関FI1−FI3の間で効果的に隠ぺいされる。このようにして、OOMは、全体として、取引相手TP1に割り当てられているFATの量を集約的に測定するために使用される。
上述のように、本システムは、各機関に関して許可特権を有している取引相手TP1が、すべての機関によって使用される総FATが特定の量を超えないことを保障することができる。一例では、これは、取引相手TP1が使用することを要望する総量を追跡し、そして、すべての機関に渡ってその総量の一部を割り当てながら、金融機関に渡る潜在的な将来の再割当に対して、OOMのFATリポジトリにその総量の一部を留保することによって達成することができる。
図4aは、3つの金融機関FI1−FI3とやり取りする取引相手TP1の例を示している。ここでは、取引相手TP1による使用のために割り当てられている総量は10000ドルである。まず、各金融機関FI1−FI3は、金融機関の間での割当に対して0ドルが設定されることになる。次に、システムは、金融機関FI1−FI3のそれぞれの間で総量をどのように割り当てるかを判定することになる。
例示の実施形態では、システムは、総量を取得して、それを金融機関の総数(即ち、3)に、いくつかの所定数「n」を加えた数で分割することができる。この例では、nを2とすると、10000ドルは5つ(3つの金融機関と、所定数値2との加算値)に分割され、それぞれが2000ドルの5つのユニットを割り当てることになる。
図4bに示されるように、このユニットは、各金融機関FI1−FI3の間で割り当てられることになるので、各金融機関は、2000ドルを有するとともに、OOMのFTAリポジトリには、残りとして4000ドルが存在することになる。ここで、例えば、取引相手TP1が、金融機関FI1に割り当てられている2000ドルのFATのすべてを使用するとする。「ノード」FI1は、OOMと通信して、割当用に追加のFATをリクエストする。OOMは、例えば、金融機関を示すノードからのリクエストで、利用可能なFATの一部分を解放するようにプログラムされていて、そうすることで、追加の潜在的な再割当に対して、いくつかの留保しているFATを持ち続ける。
図4cは、再割当用の特定のパーセンテージがFATリポジトリから取得される例を示している。この例では、利用可能なFATの75%が解放され、将来の割当用に利用可能な25%を維持する。金融機関FI1により既に2000ドルが使用されているとすると、金融機関は、OOMから追加のFAT割当をリクエストし、追加の再割当用に、OOMのFATの残高を1000ドルにして、使用するための3000ドル(4000ドル×75%=3000ドル)を受信することになる。こうして、金融機関FI1は、使用するためのFATの3000ドル相当を有することになり、そのうち、FATの2000ドル相当を既に浪費している。
図4dは、金融機関FI2が自身に割り当てられている2000ドルを使用していて、OOMのFATリポジトリから追加の資金をリクエストしている例を示している。ここでも、OOMは、選択されている固定のパーセンテージを解放して、750ドルを金融機関FI2へ渡し、OOMのリポジトリの残高として250ドルを残すようにする。金融機関FI2は、自身に最初に割り当てられている初期の2000ドルを既に使用している状態での、750ドルの割当量を有することになる。この例では、金融機関FI2は、どれくらいのFATを必要としているかについての任意の特定の要件を有していないので、750ドルは、金融機関FI2に対して現在必要とされているFATの量を満足する。
図4eは、金融機関FI1は、自身の総FATのすべてを一旦使用していて、それに現在割り当てられている5000ドルを浪費している例を示している。この例では、金融機関FI1は、追加の2000ドルを要求し、そして、追加のFAT用の別のリクエストをOOMに対して行う。FATリポジトリに十分なFATを有していないOOMは、他の金融機関FI2及びFI3から利用可能なFATを参照することになる。OOMは、例えば、金融機関に渡るいくつかの割当に基づいて、あるいは、1つ以上の金融機関での稼働の欠如に基づいて、金融機関に対して事前に許可されている割当済のFATを呼び戻すようにプログラムすることができる。
図4eで示される例では、金融機関FI3は、まだ、自身の最初に割り当てられているFATを使用していない。OOMは、FI3で割当済のFATを調整して、FI1が追加のFATを受信することができるようにすることができる。図4eでは、金融機関FI1は、金融機関FI3に最初に割り当てられているFATの2000ドル相当を受信することで、FIT3は、使用のために利用可能なFATは0ドル相当となっている。もちろん、FATの割当は本例に限定されず、他の金融機関(即ち、金融機関FI2)から同様に取得することができる。
図4a−図4eで示される例は、本システムの実施形態の簡略化表現であることが理解されるべきである。このシステムに対し、「ノード」(例えば、金融システムあるいは金融機関)は、内部許可特権を有する任意のサブコンポーネント装置を含むことができる。これは、他のノードとの間で共有されてはいないが、そのノードのすべては、対象の共通の関係者の制御あるいは所有下にある。
別の例示の実施形態では、システムは、図5に示されるように、株式取引為替用のリスク管理システムで実現することができる。このシステムは、分散ノードの間でリスク閾値制限を割り当てることができ、分散ノードのそれぞれは、共通の許可特権を有していないが、対象の関係者の共通の所有あるいは制御下にある。
図5は、例えば、OOMとやり取りするリスク公開システム(「RX」)を示している。このリスク公開システムRXは、集中化リスク管理エンジンであり、これは、リアルタイム金融証券リスク管理(real-time financial securities management)機能と、集中化リスク構成設定をサポートするために市場参加者のバックオフィス金融証券(back office financial securiites)システムとの統合を実現可能にする制御機能を提供する。
図5に含まれるものは、開始日プロセス(「BOD」:Beginning of Day Processes)ファイルであり、これは、取引日に対して準備されている取引の開始前に実行される、前日からの取引活動の結果を反映するファイルである。BODファイルは特定のリスクグループ(「RG」)であり、この特定のリスクグループ(「RG」)はアカウントの集合であり、このアカウントは、RXリスク為替システムで管理することができるポートフォリオ(有価証券)を作成するためにまとめてグループ化されている。
図5に含まれるものは、サイドカー(「SC」:Sidecar)であり、これは、上述の取引目的のために利用可能なクレジットの動的再割当を達成するために、OOMゲートウェイと対話するソフトウェアノードの例示の実施形態である。
図6は、本システムにけるアプリケーション画面の例示のスクリーンショットを示している。図6は、例えば、OOMと対話するリスク為替システムRXにおけるグループ/トレーダーに対して使用される階層を示している。例示の実施形態では、この階層は、OOMアプリケーションの初期のスタートアップ中に生成される。
図7は、本システムにおける別のアプリケーション画面の別の例示のスクリーンショットを示している。図7は、例えば、サイドカーSCによって行われる事前注文決定を示すサイドカーSC監査ビューを示している。この監査ビューは、取引のための利用可能なクレジットのユーザによる動的再割当を支援する。
この技術は例示の実施形態とともに説明しているが、請求項は、開示の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、様々な変形及び等価の構成を含むことが意図されていることが理解されるべきである。

Claims (20)

  1. 1つ以上のプロセッサを有するオープン注文管理装置で使用されるオープン注文管理のための方法であって、
    1つ以上のノード群を有する金融取引グループを作成するステップと、
    前記金融取引グループに対する特定のクレジット制限を規定するステップと、
    前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット制限を規定するステップと、
    前記1つ以上のプロセッサを介して、前記特定のクレジット制限と、前記ノード群の各ノードに対する個別のクレジット制限の総和との間の差に対応する、前記金融取引グループに対する利用可能なクレジット量を判定するステップと、
    前記1つ以上のプロセッサを介して、前記ノード群の各ノードによって行われる取引を監視するステップと、
    前記1つ以上のプロセッサを介して、前記金融取引グループにおけるノードに対して個別のクレジット制限を、前記ノードが調整された個別のクレジット制限を要求する場合に、調整するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記金融取引グループにおけるノードの総数と所定の整数定数との加算値によって分割される、前記特定のクレジット制限に基づいて、前記ノード群の各ノードに対する個別のクレジット制限を判定するステップを更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のオープン注文管理のための方法。
  3. 前記所定の整数定数を増やすことは、前記金融取引グループに対して前記利用可能なクレジット量を増やす
    ことを特徴とする請求項2に記載のオープン注文管理のための方法。
  4. 前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット二次制限を規定するステップを更に備え、
    前記クレジット二次制限は、前記ノード群の各ノードと1つ以上の金融機関との間の制限に対応する
    ことを特徴とする請求項2に記載のオープン注文管理のための方法。
  5. 前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する現在のクレジット制限を判定するステップであって、前記ノードは、当該ノードが、現在の前記個別のクレジット制限を超える取引を行っている場合に、前記調整された個別のクレジット制限を要求する、判定するステップと、
    前記金融取引グループに対して現在利用可能なクレジット量を判定するステップと、
    前記現在利用可能なクレジット量を、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができるかを判定するステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のオープン注文管理のための方法。
  6. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができる場合、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記金融取引グループに対する前記現在利用可能なクレジット量を減らすステップと、
    前記ノードの前記現在の取引要件に基づいて、該ノードに対する前記個別のクレジット制限を増やすステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のオープン注文管理のための方法。
  7. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができない場合、
    個別のクレジット制限調整用の候補ノードを判定するステップと、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する前記個別のクレジット制限を増やすステップと、
    前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対して増やされた個別のクレジット制限に対応する、前記候補ノードに対する前記個別のクレジット制限を減らすステップと
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のオープン注文管理のための方法。
  8. 1つ以上のプロセッサを有するコンピュータによって実行される場合に、請求項1のオープン注文管理のための方法を実行する、コンピュータプログラム命令としてメモリに記憶されるコンピュータ可読コードを有するコンピュータ可読記憶媒体。
  9. オープン注文管理装置であって、
    1つ以上の金融取引グループを記憶するように構成されているメモリと、
    前記メモリに接続されていて、かつ前記オープン注文管理装置においてオープン注文管理を実行するように構成されている1つ以上のプロセッサとを備え、
    前記1つ以上のプロセッサは、
    1つ以上のノードを有する金融取引グループを作成し、
    前記金融取引グループに対する特定のクレジット制限を規定し、
    前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット制限を規定し、
    前記特定のクレジット制限と、前記ノード群の各ノードに対する個別のクレジット制限の総和との間の差に対応する、前記金融取引グループに対する利用可能なクレジット量を判定し、
    各ノードによって行われる取引を監視し、
    前記金融取引グループのノードに対する個別のクレジット制限を、該ノードが調整された個別のクレジット制限を要求する場合に、調整する
    ように構成されている
    ことを特徴とするオープン注文管理装置。
  10. 前記個別のクレジット制限は、前記金融取引グループにおけるノードの総数と所定の整数定数との加算値によって分割される、前記特定のクレジット制限に基づいて、各ノードに対して判定される
    ことを特徴とする請求項9に記載のオープン注文管理装置。
  11. 前記1つ以上のプロセッサは、更に、前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット二次制限を規定するように構成されていて、
    前記クレジット二次制限は、前記ノード群の各ノードと1つ以上の金融機関との間の制限に対応する
    ことを特徴とする請求項10に記載のオープン注文管理装置。
  12. 前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する現在のクレジット制限を判定することであって、前記ノードは、当該ノードが、現在の前記個別のクレジット制限を超える取引を行っている場合に、前記調整された個別のクレジット制限を要求する、判定することを行い、
    前記金融取引グループに対して現在利用可能なクレジット量を判定し、
    前記現在利用可能なクレジット量を、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができるかを判定する
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のオープン注文管理装置。
  13. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができる場合、前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記金融取引グループに対する前記現在利用可能なクレジット量を減らし、
    前記ノードの前記現在の取引要件に基づいて、該ノードに対する前記個別のクレジット制限を増やす
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項12に記載のオープン注文管理装置。
  14. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができない場合、前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    個別のクレジット制限調整用の候補ノードを判定し、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する前記個別のクレジット制限を増やし、
    前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対して増やされた個別のクレジット制限に対応する、前記候補ノードに対する前記個別のクレジット制限を減らす
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のオープン注文管理装置。
  15. オープン注文管理システムであって、
    取引ノード装置と、
    オープン注文管理装置とを備え、
    前記取引ノード装置は、
    取引ノードによって行われる取引を記憶するように構成されているメモリと、
    前記メモリに接続されていて、かつ前記取引ノードに対する取引を行うように構成されている1つ以上のプロセッサを有し、
    前記オープン注文管理装置は、
    1つ以上の金融取引グループを記憶するように構成されているメモリと、
    前記メモリに接続されていて、前記オープン注文管理装置においてオープン注文管理を実行するように構成されている1つ以上のプロセッサとを有し、
    前記オープン注文管理装置の前記1つ以上のプロセッサは、
    1つ以上のノードを有する金融取引グループを作成し、
    前記金融取引グループに対する特定のクレジット制限を規定し、
    前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット制限を規定し、
    前記特定のクレジット制限と、前記ノード群の各ノードに対する個別のクレジット制限の総和との間の差に対応する、前記金融取引グループに対する利用可能なクレジット量を判定し、
    各ノードによって行われる取引を監視し、
    前記金融取引グループのノードに対する個別のクレジット制限を、該ノードが調整された個別のクレジット制限を要求する場合に、調整する
    ように構成されている
    ことを特徴とするオープン注文管理システム。
  16. 前記個別のクレジット制限は、前記金融取引グループにおけるノードの総数と所定の整数定数との加算値によって分割される、前記特定のクレジット制限に基づいて、各ノードに対して判定される
    ことを特徴とする請求項15に記載のオープン注文管理システム。
  17. 前記オープン注文管理装置の前記1つ以上のプロセッサは、更に、前記金融取引グループにおける各ノードに対する個別のクレジット二次制限を規定するように構成されていて、
    前記クレジット二次制限は、前記ノード群の各ノードと1つ以上の金融機関との間の制限に対応する
    ことを特徴とする請求項16に記載のオープン注文管理システム。
  18. 前記オープン注文管理装置における前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する現在のクレジット制限を判定することであって、前記ノードは、当該ノードが、現在の前記個別のクレジット制限を超える取引を行っている場合に、前記調整された個別のクレジット制限を要求する、判定することを行い、
    前記金融取引グループに対して現在利用可能なクレジット量を判定し、
    前記現在利用可能なクレジット量を、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができるかを判定する
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項15に記載のオープン注文管理システム。
  19. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができる場合、前記オープン注文管理装置における前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記金融取引グループに対する前記現在利用可能なクレジット量を減らし、
    前記ノードの前記現在の取引要件に基づいて、該ノードに対する前記個別のクレジット制限を増やす
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載のオープン注文管理システム。
  20. 前記現在利用可能なクレジット量を前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに割り当てることができない場合、前記オープン注文管理装置における前記1つ以上のプロセッサは、更に、
    個別のクレジット制限調整用の候補ノードを判定し、
    前記ノードの現在の取引要件に基づいて、前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対する前記個別のクレジット制限を増やし、
    前記調整された個別のクレジット制限を要求するノードに対して増やされた個別のクレジット制限に対応する、前記候補ノードに対する前記個別のクレジット制限を減らす
    ように構成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載のオープン注文管理システム。
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