JP2014501867A - 成形した冷却用穴を有する基板および製造方法 - Google Patents

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Abstract

内部に形成された1つまたは複数の成形したしみ出し冷却用穴を有する基板を提供する。各成形した冷却用穴は、燃焼器ライナの出口面に対して角度の付いた内腔を有する。内腔の一端は、燃焼器ライナの入口面に形成された入口である。内腔の他端は、燃焼器ライナの出口面に形成された出口である。出口は、一次元にのみ広がる成形部分を有する。また、成形した冷却用穴を作製する方法を提供する。方法は、円形の貫通穴の内腔をレーザで穴開けするステップと、約1直径だけ、前記内腔の一方の側へ外に動きつつ、レーザショットをパルスするステップと、 中心に戻るステップと、約1直径だけ、前記内腔の反対側へ外に動きつつ、レーザショットをパルスするステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明の分野は、一般に、タービンに関し、より詳細にはガスタービンの燃焼器ライナの製造および/または冷却のいくつかの新しくて有用な進歩に関するものであり、以下はその明細書であり、添付されており、明細書の一部を形成する図面の参照がなされる。
ガスタービンの燃焼器は、燃料の燃焼が行われ、排出および/または燃料効率を含む様々なエンジン特性に影響を及ぼすガスタービンの構成要素または区域である。燃焼器の目的は、燃料および空気の燃焼を調節して、エンジンもしくは発電機用タービンを回転させることができかつ/または排気ノズルを通じて送ることができる高温ガスの形態のエネルギーを生成することである。燃焼器は、限定されるものではないが、ホットスポットがタービンまたは燃焼器に損傷を与えないように均一な出口温度分布を維持することや、少ない汚染物の排出で動作させることなどを含む様々な設計の配慮を受けている。したがって、燃焼プロセスを含むと共に様々な気流を燃焼ゾーンに導入する燃焼器ライナは、高温に耐えるように構築される。一部の燃焼器ライナは、遮熱コーティング(「TBC」)によって熱から隔離されるが、大多数は、ライナ温度を下げるためには様々なタイプの空冷に頼る。例えば、膜冷却は、燃焼器ライナの内部の上に冷たい空気の薄いブランケットを注入し、一方、しみ出し冷却は、燃焼器ライナ内で密に間隔をおいて配置された離散した細孔または穴から形成される格子を通じて冷たい空気を押す。2つの手法のうち、しみ出し冷却は、膜冷却よりも少ない空気を用いて、膜冷却よりも均一な温度分布を発生させる傾向がある。
図14は、遮熱コーティングで被覆された、従来の円形冷却用穴120を有する基板の側断面図である。図15は、線A−A’に沿った図14の従来の円形冷却用穴120の別の断面図である。図16は、線B−B’に沿った図15の従来の円形冷却用穴120の別の断面図である。
図17は、遮熱コーティングで被覆された、従来の円錐形の膜冷却用穴130を有する基板の側断面図である。図18は、線A−A’に沿った図17の従来の円錐形の膜冷却用穴130の別の断面図である。図19は、線B−B’に沿った図17の従来の円錐形の膜冷却用穴130の別の断面図である。
図20は、遮熱コーティングで被覆された、従来の「3D」膜冷却用穴140を有する基板の側断面図である。図21は、線A−A’に沿った図20の従来の「3D」膜冷却用穴140の別の断面図である。図22は、線B−B’に沿った図20の従来の「3D」膜冷却用穴140の別の断面図である。
図23は、遮熱コーティングで被覆された、従来の「扇状」膜冷却用穴150を有する基板の側断面図である。図24は、線A−A’に沿った図23の従来の「扇状」膜冷却用穴150の別の断面図である。図25は、線B−B’に沿った図23の従来の「扇状」膜冷却用穴150の別の断面図である。
図15〜図25を参照すると、従来の各冷却用穴120、130、140および150は、基板100にある角度で形成される。基板100は、遮熱コーティング101で被覆される。遮熱コーティング101は、ボンドコート103で被覆される。各冷却用穴120、130、140および150は、基板100の一方の側に形成された入口113と、基板100の反対側に形成されたより大きい出口111とを有する。各冷却用穴120、130、140および150は、入口113と連通するおよび/または入口113の一部を形成する内腔112を有する。内腔112は、ほぼ円筒形である。円形冷却用穴120の場合、内腔112の直径114は、入口113と出口111の間で均一である。冷却用穴130、140および150の場合、内腔112の直径114は、出口111の近くで増加する。
しかし、従来の各冷却用穴120、130、140および150は、少なくとも1つの弱点を有する。例えば、円錐形の膜冷却用穴130および「扇状」膜冷却用穴150の解析は、対流冷却の欠点を明らかにしている。図示する通り、「3D」膜冷却用穴140は、下流方向に四方八方への3次元拡散に移行する円筒形の内腔112を有する。しかし、このタイプのしみ出し冷却の配置は、燃焼器ライナに適さない傾向があるが、これは、そのような3次元下流拡散が、燃焼器ライナからかなりの量の遮熱コーティング(「TBC」)を取り除くためであり、これは、放射が熱負荷のかなりの部分となっている燃焼器の不利な点である。
しみ出し冷却の手法は、多穴アレイの軸方向および径方向の間隔を約6.5直径に限定して、それぞれの気流が連続的な保護膜に合体することを確実にすると共に、全ての位置が内腔対流冷却を有することを確実にする。この間隔は、単位面積当たりのある最小冷却流を示唆する。しかし、技術が進歩するにつれて、冷却流を減少させ、NOx排出の低減、効率の増大、および/またはより良いタービン冷却のために空気を制限から解くことが強く望まれている。
少ない内腔の対流冷却の損失で膜の有効性が改善されている、ガスタービンの燃焼器ライナなどのしみ出し冷却の構成要素に用いられる成形した冷却用穴の実施形態、それと共に、それを製造する方法が、本明細書で図示、説明およびクレームされている。成形した冷却用穴の実施形態の様々な特徴および利点は、添付図面と併せて以下の説明を参照することによって明らかになろう。
次に、添付図面の参照を簡単に行う。
成形した冷却用穴の一実施形態の断面図である。 線A−A’に沿った図1の成形した冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図1の成形した冷却用穴の別の断面図である。 遮熱コーティングで被覆された基板であって、穴開け、次いで被覆および洗浄のプロセスによって作成されるような内部に形成された図1および図2の成形した冷却用穴の一実施形態を有する基板の側断面図である。 線A−A’に沿った図3の成形した冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図3の成形した冷却用穴の別の断面図である。 内部に形成された成形した冷却用穴のアレイを有する基板の一部を示す図である。 各成形した冷却用穴によって生じた広い出口を示す、所定の角度で内部に形成された成形した冷却用穴のアレイを有する基板の出口面の上面図である。 成形した冷却用穴の入口を示す、図7の金属片の対向する入口面の上面図である。 製造方法を示す、図1、図2、図3、図4および図5の成形した冷却用穴の一実施形態の図である。 図9の製造方法をさらに示す流れ図である。 図1、図2、図3、図4、図5および図9に示す成形した冷却用穴のような、1つまたは複数の成形した冷却用穴を作製する別の方法の一実施形態の流れ図である。 1つまたは複数の成形した冷却用穴を製造するのに用いられるシステムの一実施形態の図である。 基板、例えば図12に示す基板などに1つまたは複数の成形した冷却用穴を製造する方法をさらに示す流れ図である。 遮熱コーティングで被覆された、従来の円形冷却用穴を有する基板の側断面図である。 線A−A’に沿った図14の従来の円形冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図14の従来の円形冷却用穴の別の断面図である。 遮熱コーティングで被覆された、従来の円錐形の膜冷却用穴を有する基板の側断面図である。 線A−A’に沿った図17の従来の円錐形の膜冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図17の従来の円錐形の膜冷却用穴の別の断面図である。 遮熱コーティングで被覆された、従来の「3D」膜冷却用穴を有する基板の側断面図である。 線A−A’に沿った図20の従来の「3D」膜冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図20の従来の「3D」膜冷却用穴の別の断面図である。 遮熱コーティングで被覆された、従来の「扇状」膜冷却用穴を有する基板の側断面図である。 線A−A’に沿った図23の従来の「扇状」膜冷却用穴の別の断面図である。 線B−B’に沿った図23の従来の「扇状」膜冷却用穴の別の断面図である。
同様の参照符号は、いくつかの図面全体を通じて同一または対応する構成要素および単位を示しており、これらは別段の指定がない限り、原寸に比例していない。
図1は、1つまたは複数の層27および/または28で被覆され、かつ、被覆および次いで穴開けのプロセスによって作成されるような所定の角度で内部に形成された成形した冷却用穴10の一実施形態を有する、基板20の側断面図である。限定ではなく例として、基板20の出口面37に対しての内腔53の所定の角度は、約20度から30度の範囲であり得る。図2Aは、線A−A’に沿った図1の成形した冷却用穴の別の断面図である。図2Bは、線B−B’に沿った図1の成形した冷却用穴の別の断面図である。図3は、遮熱コーティングで被覆され、かつ、穴開け、次いで被覆および洗浄のプロセスによって作成されるような内部に形成された図1および図2の成形した冷却用穴の一実施形態を有する、基板の側断面図である。図4は、線A−A’に沿った図3の成形した冷却用穴の別の断面図である。図5は、線B−B’に沿った図3の成形した冷却用穴の別の断面図である。
図1、図2A、図2B、図3、図4および図5を参照すると、成形した冷却用穴10の内腔53が、基板20の第1の側36に形成された入口13から基板20の第2の側37に形成された成形した冷却用穴10の出口11まで延在する。図示する通り、出口11は、入口13よりも大きい寸法を有する。内腔53の直径14(図2A、図2B、図4および図5)は、成形した冷却用穴10の入口13から移行点15まで円筒形である。成形した冷却用穴10の移行点15辺りから、内腔53の直径114は、ある次元だけに、例えば、単一の次元に沿った二方向に広がり、それによって内腔53は、(図2A、図2B、図4および図5に示すように)第1の翼部31および第2の翼部33を有し、これらは、成形した冷却用穴の長手方向中心軸35に関して対称である。
図1、図2Aおよび図2Bでは、成形した冷却用穴10をレーザで穴開けする前に層27および28を基板20上に被覆するので、内腔53内の溢れはない。層27は、基板20の出口面37に取り付けられる。適宜、別の層28、すなわち、第2の層28が、層27に取り付けられる。ある実施形態では、層27は遮熱コーティング(「TBC」)であり、層28は別の遮熱コーティングまたはボンドコートである。別の実施形態では、層27は非遮熱コーティングであり、層28は遮熱コーティングである。実施形態に応じて、成形した冷却用穴10の1つまたは複数の寸法は、基板20の厚さ30、基板20および層27の全体の厚さ51、または基板20、層27および層28の全体の厚さ52を収めるように拡大縮小または変更されてもよい。
図2Aおよび図4を参照すると、成形した冷却用穴10は、それを貫通して入口13から出口11まで延在する内腔53を有する。出口11は、冷却用穴10の中心長手方向軸35に関して対称であり、ある次元だけに拡張するまたは広がる対向する翼部31および33を有する成形部分を有する。図1および図4の断面図は、「Y」形の形状を有するものとして成形した冷却用穴10の実施形態に言及するための基礎を与える。
図2Bは、線B−B’に沿った図2Aの成形した冷却用穴10の別の断面図である。言い換えると、これは、出口11(図2A)から入口13(図2A)に向かって見るときの成形した冷却用穴10の断面図である。図5は、出口(図4)から入口13(図4)に向かって見るときの成形した冷却用穴10の断面図である。したがって、図2Bおよび図5の図は、成形部分、すなわち翼部31および33、円筒形の内腔53を有する成形した冷却用穴10を示す。
図3、図4および図5は、図1の成形した冷却用穴10の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態では、成形した冷却用穴10は、まず、所定の角度で基板20に穴開けされる。その後、基板20は、所望の材料の少なくとも層27で被覆される。この被覆によって、層27を形成する所望の材料の一部は、出口11の一部内で溢れ(29)得る。より柔軟な層28の溢れは、内腔53を通じて研磨剤を吹き付けることによって取り除かれる。
図6は、内部に形成された成形した冷却用穴10のアレイ25を有する基板20の一部を示す図である。この詳細な非限定の例では、基板20は、ガスタービンの燃焼器ライナである。成形した冷却用穴10のアレイ25は、所定の列間隔21aおよび列内の所定の穴間隔21bを有する。加えて、ある実施形態では、成形した冷却用穴10の隣接した列は、所定の量23だけずらされている。
図7は、各成形した冷却用穴10により生じた広い出口11を示す、所定の角度で内部に形成された成形した冷却用穴10のアレイを有する基板20の出口面37の上面図である。図8は、成形した冷却用穴10の入口13を示す、図7の金属片の対向する入口面の上面図である。図7および図8では、基板20は金属片であり、この金属片は、適宜1つまたは複数の層で被覆される。そのような層は、図3を参照して上述した層27および28であってもよい。
本発明の実施形態に関連した例示的な利益
本明細書に説明するように、成形した冷却用穴10の実施形態は、1つまたは複数の例示的な非限定の利益をもたらす。
図1、図2および図3を再び参照すると、先に用いた円形および/または円錐形の冷却用穴と比較して、成形した冷却用穴10の実施形態は、ある次元にだけ出口11を広げ、その約半分の長さについてはほぼ円筒形のままにして、高い内腔冷却速度を維持する。しかし、高い内腔冷却速度が内腔53を通じて維持されるが、成形した冷却用穴10の実施形態は、成形した冷却用穴10のより広い成形部分に入ると冷媒流が速度を落とすので、出口11における冷媒流の出口運動量を減少させる傾向がある。したがって、各成形した冷却用穴10を通じて流れる冷媒は、入口13を通る第1の(入口)運動量と、出口11における減少した第2の(出口)運動量とを有することになる。この減少した第2の運動量は、流体ジェットが近くの表面に引き付けられる傾向であるコアンダ効果と組み合わさって、望ましくない吹き出しを減少させる。結果として、成形した冷却用穴10の実施形態は、従来の円形穴120を用いて以前より実現できるものよりも大きい、冷媒流の均一で広く薄い膜(以下、「冷却膜」)をもたらす。
したがって、ある実施形態では、成形した冷却用穴10は、入口13から移行点15まで延びる円筒形の内腔53を有すると共に、移行点15から延在し、ある次元にだけ、例えば、1つの次元に沿った少なくとも1つの方向に拡張する出口11を有して、基板20の出口面37に施される層27の減少を最小限にし、成形した冷却用穴10を通じて流れる冷却用流体の冷却膜を広げ、そして冷却用流体は、合体し、冷媒の尾同士の間のホットギャップを減少させることができる。ゆえに、成形した冷却用穴10の実施形態を用いることによって、この拡張された出口11を提供するが、従来の円形冷却用穴120、従来の円錐形の膜冷却用穴130、従来の「3D」膜冷却用穴140、または従来の「扇状」膜冷却用穴150といった他のタイプの出口形状に関連した悪影響は伴わない。
さらに、成形した冷却用穴10のアレイにより、幾何的被覆の改善および吹き出しの運動量の減少がもたらされることが発見されている。これらの効果は組み合わさって、従来のタイプの膜冷却用穴120、130、140および150のアレイを用いて実現できるものよりも良い基板20の出口面上の冷却膜の確立をもたらす。加えて、成形した冷却用穴10の出口11から出る改善した冷却膜冷却用流体が、(図3中の)基板20の出口面37、ならびに/あるいは遮熱コーティング(「TBC」)などのその層27および/または28が、過度温度になるのを円形穴120よりも好適に保護し、一方、成形した冷却用穴10の内腔53が内部を通じて形成される(1種類または複数種類の)材料は、基板20の出口面37から基板20の入口面36に向かって熱が離れるのを助ける対流熱伝達率を有する。その長さに沿ってより高い平均速度を維持することによって、「Y」形の穴10は、従来の穴130、140または150よりも良い対流冷却をもたらす。また、成形した穴10は、従来の穴130または140よりもより多くの熱障壁28を影響を受けないままにしておくことができる。したがって、冷却用穴のアレイにおいて、成形した冷却用穴10は、従来の冷却用穴よりも少ない列を使用して、従来の冷却用穴よりも低い温度の冷却用流体の薄い膜を出口11に確立する。成形した冷却用穴10の出口11におけるより低い温度の冷却用流体の薄い膜は、従来の冷却用穴を用いて現在得ることができるものよりも基板20の出口面37により冷たい温度を作り出す。これにより、現在の冷却レベルで部品寿命の増加をもたらし、および/または表面温度の制限内でより厚い(1つまたは複数の)層27、28を可能にする。
要するに、本明細書に記載の成形した冷却用穴10のアレイを有する基板20は、従来のタイプの冷却用穴120、130、140および150に比較して、基板20に前もって施した遮熱コーティングおよび/またはボンドコートなどの層の温度を減少させ、ならびに/あるいは基板20を形成する基礎材料の温度を減少させることが発見されている。これらの利益の一方または両方は、現在の冷却レベルで部品寿命の増加をもたらし、かつ/または(1つまたは複数の)遮熱コーティングおよび/または他のタイプのコーティングのような、表面温度の制限内でより厚い(1つまたは複数の)層を可能にする。航空機エンジンおよび他のガスタービンの顧客は、より高い圧力比のサイクル、オーバーホール間のより長い寿命、および排出の低減という燃料燃焼の利益を望むので、これら等の利益は重要である。しかし、そうした相反する要求は、最小量の冷却流から最大の冷却の利益を得ることを強く求める。また、従来の穴130、140または150に比べて、成形した穴10にはコストの利点があり得る。取り除かれる材料の体積は、穴130、140または150のためのものより少ない。所望の流れ特性を維持することの容易さは、穴130または150を用いるよりも有限の円筒形部分を用いた方が容易である。最後に、後述の通り、形状は、穴130または140よりも単純なレーザ合焦、レーザヘッドの動き、または部品の動きの操作で、急速レーザプロセスによって形成することができる。本明細書に記載の成形した冷却用穴10の実施形態は、これらのおよび/または他の課題に対処するものであるので、それらの実施形態は、限定するものではないがエンジンおよびタービン、および/またはそれらの構成要素などの機械を最適に設計することを可能にするために重要なものである。
製造方法および/または使用
様々な方法が、成形した冷却用穴10を製造するのに用いられる。そのような方法の1つは、貫通穴をレーザで開けることと、次いで貫通穴の2つの対向する側へ進む異なる深さの平行なショットを開始することとを伴う。別のそのような方法は、基板20(図1)を回転させることと、リードとラグを伴ってその場でレーザで穴開けすることとを含む。いずれの方法でも、基板は、レーザによる穴開けの前または後に1つまたは複数のコーティングで被覆することができる。
図9は、製造方法を示す、図1、図2、図3、図4および図5の成形した冷却用穴10の一実施形態の図である。図10は、図9の製造方法をさらに示す流れ図である。
図9には、基板20に形成された成形した冷却用穴10を示す。基板20は、レーザ源60から離間配置される。レーザ源60は、コントローラ61に接続されており、コントローラ61は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータであり得る。適宜、基板20は、固定または可動の担体57に支持される。担体57が移動可能である場合、担体57は、モータ58に接続される。そのような一実施形態では、モータ58は、コントローラ61に接続でき、それによってレーザ源60が発する1つまたは複数のレーザビーム50に対して1つまたは複数の次元に、およびコントローラ61から出力されてモータ58によって受信される1つまたは複数の信号に従って基板20を移動して、成形した冷却用穴10を形成する。コントローラ61は、ユーザインタフェース67に接続されてもよい。ユーザインタフェースの非限定の例には、タッチスクリーン、キーボード、コンピュータのマウスなどが含まれる。
ある実施形態では、レーザ源60は、レーザ発振器65、レンズ64、およびモータ63を備えており、モータ63は、レーザ源60の一部を形成する。ある実施形態では、モータ63は、レンズ64およびコントローラ61に接続され、それによりコントローラ61から出力されてモータ63によって受信される1つまたは複数の信号に従って、レーザ源60から発せられる1つまたは複数のレーザビーム50を移動および/または合焦して、成形した冷却用穴10を形成する。
代替として、レーザ源60は、レーザ発振器65およびレンズ64を備え、このレーザ源60は、適宜、担体62に接続され、または担体62によって支持される。そのような一実施形態では、担体62は、レーザ源60の一部を形成しないがコントローラ61に接続されるモータ66に接続され、モータ66によって動かされる。
いずれの実施形態でも、レンズ64は、1つまたは複数のレンズを備え、複数のレンズを有するレンズ組立体を含み得るものであり、複数のレンズの1つまたは複数は、移動可能であってもよく、1つまたは複数のモータに接続されてもよい。
コントローラ61は、任意のタイプのコンピュータ可読メモリなどのコンピュータ可読媒体に記憶された1つまたは複数のコンピュータ可読命令を実行するように構成される。コンピュータ可読命令は、コントローラ61が、レーザ源60、および/またはモータ58、63および66の1つまたは複数を動作させて、基板20に成形した冷却用穴10を形成するように設定する。したがって、ある実施形態では、コンピュータ可読命令は、コントローラ61が、レーザ源60、および/またはモータ58、63および66の1つもしくは複数を動作させて、図10に記載の方法のステップの1つまたは複数を実行するように設定してもよい。
図9および図10を参照すると、方法70は、以下のステップ71、72、73、74、75および76の1つまたは複数を含み、別段の指定がない限りそれらは、任意の適切な順序よび/または組み合わせで実行することができる。例示的には、方法70の一実施形態は、ガスタービン用の燃焼器ライナなどの基板20に当たるレーザショット50の所定のシークエンスおよび/またはパターンを開始する(71)ことによって始まる。ある実施形態では、レーザショット50は、互いに平行である。レーザショット50のこの所定のシークエンスは、成形した冷却用穴10の中心長手方向軸35に沿って内腔53を穴開けする(72)ことと、次いでステップ73、74、75および76の1つまたは複数のシークエンスを実行することとを含み得る。内腔53は、基板20の入口面または出口面(図1)から穴開けされる。
例えば、内腔53を穴開け(72)した後、方法70は、レーザショットの第1のシークエンス55を内腔53のある側に隣接した基板20に適用することによって、成形した冷却用穴10の出口11(図1)の成形部分の第1の翼部31を穴開けする(73)ことをさらに含む。このレーザショットの第1のシークエンス55は、中心長手方向軸35もしくは内腔53で、またはその近くで始まり、中心長手方向軸35から離れるように外側に進む。レーザショットの第1のシークエンス55における各レーザショットは、以前のもののビーム直径より小さく穴開けされ、ショットの重なっている部分が、翼部の端部におけるよりも内腔のより近くで貫くようになっている。加えてまたは代替として、レーザショットの第1のシークエンス55における各レーザショットは、中心長手方向軸35に対して角度が付けられる。上記のように、レーザショットの第1のシークエンス55のタイミング、深さ、焦点、幅、角度および/またはパターンは、コントローラ61によって読み込まれて実行され、ならびに/あるいはレーザ源60ならびに/またはモータ58、63および66の1つもしくは複数に出力される信号に変換されるコンピュータ可読命令によって制御および決定される。成形した冷却用穴10の第1の翼部31を穴開け(73)した後、方法70は、適宜、内腔53を再ショットする(74)ことを含む。さもなければ、方法70は、レーザショットの第2のシークエンス56を内腔53の第2の側に隣接した基板20に適用することによって、成形した冷却用穴10の成形部分の第2の翼部33を穴開けする(75)ことをさらに含んでおり、内腔53の第2の側は、内腔53の第1の側の反対側にある。このレーザショットの第2のシークエンス56は、中心長手方向軸35もしくは内腔53で、またはその近くで始まり、中心長手方向軸35から離れるように、第1の翼部31の反対の方向に外側に進む。レーザショットの第2のシークエンス56における各レーザショットは、以前のもののビーム直径より小さく穴開けされ、ショットの重なっている部分が、翼部の端部におけるよりも内腔のより近くで貫くようになっている。加えてまたは代替として、レーザショットの第2のシークエンスにおける各レーザショットは、中心長手方向軸35に対して角度が付けられる。上記のように、レーザショットの第2のシークエンス56のタイミング、深さ、焦点、幅、角度および/またはパターンは、コントローラ61によって読み込まれて実行され、ならびに/あるいはレーザ源60ならびに/またはモータ58、63および66の1つもしくは複数に出力される信号に変換されるコンピュータ可読命令によって制御および決定される。成形した冷却用穴10の第2の翼部33を穴開け(76)した後、方法70は、適宜、内腔53を再ショットして(76)、翼部の穴開け中に堆積される任意の材料を一掃することを含んでもよい。ある実施形態では、レーザショットの第1のシークエンス55およびレーザショットの第2のシークエンス56は、基板20の出口面(図1)から翼部31および33をそれぞれ穴開けするように構成される。その後、方法70は終了でき、レーザまたは基板20は、パターン中の次の穴と位置合わせするようにモータ66または58によって移動されてもよく、方法70は、基板20中の所望の全ての穴が穴開けされてしまうまで繰り返される。
図11は、図1、図2A、図2B、図3、図4、図5および図9に示す成形した冷却用穴10のような、1つまたは複数の成形した冷却用穴を作製する別の方法1100の一実施形態の流れ図である。これらの図を参照すると、方法1100は、円形の貫通穴の内腔53を衝撃レーザにより穴開けする(1101)ことによって始まる。方法1100は、約1直径だけ、内腔53の一方の側、すなわち翼部31へ外に動きつつ、レーザショットをパルスする(1102)ことをさらに含む。この方法は、中央に戻りつつ、レーザショットをパルスするのを停止させる(1103)ことをさらに含む。この方法は、約1直径だけ、内腔53の反対側、すなわち翼部33へ外に動きつつ、レーザショットをパルスする(1104)ことをさらに含む。方法1100は、中央に戻りつつ、レーザショットをパルスするのを停止させる(1105)ことをさらに含む。方法1100は、1つまたは複数のレーザショットを発射して、内腔53を一掃する(1106)ことをさらに含む。
本実施形態によれば、それは、従来の円形冷却用穴を形成するのに必要とするのに対して、各成形した冷却用穴10を形成するのに約2倍多くのレーザショットを必要とし得る。加えて、翼部31および33(図9)が、基板20の表面(例えば、図2中の出口面37)に対して所定の角度を通じてレーザショット50を振りつつ、レーザショット50(図9)をパルスすることによって形成されてもよいことが決定されている。ただしこの手法は、レーザショット、および各成形した冷却用穴10の表面の位置の詳細な追尾を必要とする。なお、成形した冷却用穴10を作製するために少なくとも1つの実施形態に使用されるレーザの穴開けは、TBCを被覆した基板または地金を通じて実行されてもよい。
図12は、1つまたは複数の成形した冷却用穴10を製造するのに用いられるシステム1200の一実施形態の図である。システム1200は、ブレース82から離間配置したレーザ源60を含み、ブレース82は、ブレース82に接続したシャフト81をモータ80が回転させるときに、矢印90が示すように、基板20が時計回りまたは反時計まわりに回転することを可能にするようにガスタービンの燃焼器ライナなどの基板20を保持および/または支持するように構成される。レーザ源60は、(図9に示す)モータ63、レンズ64、およびレーザ発振器65を備えることができる。コントローラ61はモータ80に接続され、モータ80は基板20を回転させる。コントローラ61はレーザ源60にも接続され、レーザ源60は1つまたは複数のレーザショット91を発生させる。ある実施形態では、コントローラ61は、1つもしくは複数のセンサ83および/またはユーザインタフェース67にも接続される。1つまたは複数のセンサ83は、システム1200の1つまたは複数の構成要素についてのデータをコントローラ61に供給する。例えば、1つまたは複数のセンサ83は、シャフト81および/または基板20の毎分の回転数を測定する回転センサであってもよい。1つまたは複数のセンサ83は、1つまたは複数のレーザショット91によって1つまたは複数の成形した冷却用穴10を穴開けするときに、1つもしくは複数の成形した冷却用穴10の間隔および/または深さを測定するセンサも備えてもよい。
コントローラ61は、任意のタイプのコンピュータ可読メモリなどのコンピュータ可読媒体中もしくはコンピュータ可読媒体上に記憶された1つまたは複数のコンピュータ可読命令を読み込み、実行するように構成される。コンピュータ可読命令は、コントローラ61が、レーザ源60およびモータ80を動作させて、基板20に1つまたは複数の成形した冷却用穴10を形成するように設定する。したがって、ある実施形態では、コンピュータ可読命令は、コントローラ61にレーザ源60およびモータ80の動作を同期させ、それによって図12に記載の方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるように設定する。例えば、コントローラ61が出力する指令は、1つまたは複数の成形した冷却用穴10が基板20におよび/または基板20を通じて形成されるように、モータ80の速度および/または基板20の回転周波数をレーザ源60が発生する1つまたは複数のレーザショット91のタイミング、持続期間および/または出力と同期させることができる。
図13は、基板20、例えば図12に示す基板などに1つまたは複数の成形した冷却用穴を製造する方法1300をさらに示す流れ図である。図12および図13を参照すると、方法1300は、所定の速度または回転周波数で基板20を移動または回転させる(1301)ことによって始まる。方法1300は、レーザショットの第1のシークエンス91を開始して、それぞれ所定の角度で基板20に1つまたは複数の内腔53(図9)を開ける(1302)ことをさらに含む。方法1300は、レーザショットの第1のシークエンス91が、所定の時間の増分で、基板20上の(1つまたは複数の)同じ位置を通過するのをリードまたはラグするように、レーザショットの第2のシークエンス91のタイミングを調整する(1303)ことをさらに含む。このタイミングは、レーザショット91を部分的に重ねて、1つまたは複数の内腔53(図9)のそれぞれ1つを各々が横切って延びる扇形の一部を作り出させるように回転速度との関連で指定される。したがって、方法1300は、部分的に重なるレーザショット91が1つまたは複数の内腔53のそれぞれ1つを各々が横切って延びる扇形、例えば、翼部31および33の一部を回転方向の接線方向の一次元に作り出させるように、回転速度との関連で指定されるリードおよびラグのタイミングの程度を変えることを伴ってレーザショットの第2のシークエンス91を開始する(1304)ことをさらに含む。次いで、コントローラ61は、扇形が完全であるか判定する(1305)。そうでなければ、方法1300は、ループして戻り、ステップ1303および1304を繰り返す。方法1300は、1つまたは複数の成形した冷却用穴10の各々の出口11が完全であり、回転方向にのみ加えておよび/または減じて拡張されたときに終了する。
基板20は、図10の方法70、もしくは図11の方法1100、もしくは図13の方法1300が実行される前または後に、TBCで被覆されてもよい。レーザによる穴開け前に基板をTBCで被覆することによって、TBCが成形した冷却用穴を充填および/または閉塞しないことを確実にする。TBCがレーザによる穴開け後に施される場合、成形した冷却用穴は、成形した冷却用穴に入った任意のコーティングを取り除くように、グリットおよび/またはレーザショットを用いてさらに処理されることが必要である。代替として、基板20は、同時に、TBCで被覆されると共に、TBCが成形した冷却用穴を塞がないことを確実にするように清掃されてもよい。そのような一実施形態では、(図11の)回転基板20の一方の側はTBCを受け取り、一方、他方の側は、成形した冷却用穴を開いたままにするために成形した冷却用穴を通じてグリットを吹き付けられる。そのようなプロセスが、成形した冷却用穴の「翼部」を、TBCのない、または実質的にない状態にし続けることができることを実験が示している。
実験
本明細書に記載の成形した冷却用穴10の実施形態の風洞テストは、従来のタイプの冷却用穴120、130、140および150を用いて実現されるものよりも冷たい遮熱コーティング(「TBC」)温度やより冷たい裏面温度などの、成形した冷却用穴の実施形態に関連した1つまたは複数の利益を確認している。
テスト中、約600°Fの熱い空気と約80°Fの冷たい空気が、テスト基板および制御基板の上へおよび/または周辺に流された。制御基板は、内部に形成された複数の従来の円形冷却用穴120を有した。制御基板の一方の面、例えば正面は、TBCで被覆された。制御基板の反対面、例えば裏面は、被覆されていなかった。
テスト基板は、内部に形成された複数の成形した冷却用穴10(図1、図2、図3、図4、図5および図9)を有した。テスト基板の一方の面、例えば正面は、TBCで被覆された。テスト基板の反対面、例えば裏面は、被覆されていなかった。
シミュレートしたテイクオフ条件の下でTBCの温度を測定するために、制御基板のTBC側の赤外線画像、およびテスト基板のTBC側の赤外線画像が、テスト中に得られた。テスト基板と制御基板の両方の裏面温度が、熱電対を用いて測定された。赤外線画像および熱電対からの温度データが解析され、本明細書に記載の成形した冷却用穴10の実施形態を用いることで生じたかなり低いTBC温度および裏面温度が求められた。
テストは、これらの冷却の利益が、変化する動作条件、製造技法、および部品間の変化に対して頑強であったことをさらに示した。例えば、あるテストは、成形した冷却用穴10の実施形態が穴開けされているテスト基板の裏面温度が、円形冷却用穴120が穴開けされている制御基板の裏面温度よりも平均して約50°F(10℃)低いことを示した。
基板および/または基板を含む物体のタイプ
本実施形態によれば、上述の基板20は、燃焼器ライナ、タービン用の燃焼器ライナ、ガスタービン用の燃焼器ライナ、ガスタービンエンジン用の燃焼器ライナ、燃焼器ライナ「カン」、アフターバーナーライナ、金属テストクーポンなどのうちの1つである。したがって、クレームした発明の実施形態は、そのような項目のいずれかを個々に包含する。クレームした発明の実施形態は、限定するものではないが、1つまたは複数の成形した冷却用穴を内部に形成した基板を要素または構成要素として有するエンジン、タービン、またはビークルなどの品目も包含する。
ある実施形態では、タービンは、ガスタービンである。そのようなガスタービンは、ガスタービンエンジンまたはガスプロデューサコアである。ガスタービンエンジンの非限定の例は、ターボジェット、ターボファン、ターボプロップ、およびターボシャフトである。非限定ガスプロデューサコアの例は、タービン発電機、ターボウォータポンプ、ジェットドライヤ、融雪装置、ターボ圧縮機などである。
クレームした発明の実施形態は、1つまたは複数の成形した冷却用穴10を内部に形成した基板をその要素または構成要素として有するタービンを有するビークルも包含する。そのような一実施形態では、タービンは、限定するものではないが、ターボジェット、ターボファン、ターボプロップ、およびターボシャフトなどのガスタービンエンジンである。ガスタービンエンジンを有するビークルの例には、航空機、ホバークラフト、機関車、船舶、地上車などを含むが、これらに限定されない。
本明細書で用いられる場合、単数形で挙げられる要素または機能、および単語「a」または「an」から始まる要素または機能は、除外が明らかに挙げられていない限り、複数の前記の要素または機能を除外しないものと理解されたい。さらに、特許請求の範囲に記載した発明の「ある実施形態」の言及は、挙げた特徴を組み込む追加の実施形態の存在を除外するものと解釈されるべきではない。
本明細書は、例を用いて、最良の形態を含めて本発明を開示しており、当業者が本発明を作製および使用することを可能にもしている。本発明の特許性の範囲は、特許請求の範囲によって定められ、当業者に思い浮かぶ他の例も含み得る。そのような他の例は、それが、特許請求の範囲の文字通りの文言と異ならない構造上の要素を有する場合、または特許請求の範囲の文字通りの文言とわずかな差しかない均等な構造上の要素を含む場合、特許請求の範囲内にあるものとする。
本発明の特定の特徴は、いくつかの図面に示され、他の図面には示されていないが、各特徴は本発明による他の特徴の一部または全部と組み合わされてもよいので、これは、便宜のために過ぎない。本明細書で用いられる場合、単語「including(含む、備える)」、「comprising(備える、含む)」、「having(有する)」、および「with(有する)」は、幅広く包括的に解釈されるべきであり、何らかの物理的な相互接続に限定されない。さらに、本主題の出願に開示した任意の実施形態は、唯一の可能な実施形態としてとらえられるべきではない。他の実施形態も、当業者には思い浮かぶであろうし、それらは後述の特許請求の範囲の範囲内である。具体的には、本明細書に記載、図示および/またはクレームした成形した冷却用穴の実施形態を穴開けするために、特許請求の範囲は、レーザパルスを使用する特定の方法に関して作成されているが、放電加工、ウォータジェット、または他の材料除去メカニズムを用いた他の方法は、実質的に同じ機能および/または結果を実現する代替のやり方であると理解されよう。
10 成形した冷却用穴、成形した穴
11 出口
13 入口
14 直径
15 移行点
20 基板
21a 所定の列間隔
21b 列内の所定の穴間隔
23 所定の量
25 アレイ
27 層
28 層、別の層、第2の層、柔軟な層
29 溢れ
30 厚さ
31 第1の翼部、翼部
33 第2の翼部、翼部
35 長手方向中心軸、中心長手方向軸
36 第1の側、入口面
37 出口面、第2の側
50 レーザビーム、レーザショット
51 全体の厚さ
52 全体の厚さ
53 内腔、円筒形の内腔
55 レーザショットの第1のシークエンス
56 レーザショットの第2のシークエンス
57 固定または可動の担体、担体
58 モータ
60 レーザ源
61 コントローラ
62 担体
63 内腔、モータ
64 レンズ
65 レーザ発振器
66 モータ
67 ユーザインタフェース
70 方法
80 モータ
81 シャフト
82 ブレース
83 センサ
90 矢印
91 レーザショット
100 基板
101 遮熱コーティング
103 ボンドコート
111 出口
112 内腔、円筒形の内腔
113 入口
114 直径
120 従来の円形冷却用穴、従来の冷却用穴、円形穴、従来のタイプの冷却用穴
130 従来の円錐形の膜冷却用穴、従来の冷却用穴、従来の穴、従来のタイプの冷却用穴、穴
140 従来の「3D」膜冷却用穴、従来の冷却用穴、従来の穴、従来のタイプの冷却用穴、穴
150 従来の「扇状」膜冷却用穴、従来の冷却用穴、従来の穴、従来のタイプの冷却用穴、穴
1100 方法
1200 システム
1300 方法

Claims (17)

  1. 入口面および出口面を有する基板
    を備える装置であって、前記基板が、
    前記入口面における入口と、
    前記入口から前記成形した冷却用穴の移行点まで延在する円筒形の内腔と、
    前記移行点から延在し、ある一次元にだけ拡張する出口と
    を備える成形した冷却用穴を有する、装置。
  2. 前記基板が、ジェットエンジン用のアフターバーナーライナである、請求項1記載の装置。
  3. 前記基板が、ガスタービン用の燃焼器ライナである、請求項1記載の装置。
  4. 前記ガスタービンがジェットエンジンである、請求項3記載の装置。
  5. 入口面、および対向する出口面
    を備えるガスタービン用の燃焼器ライナであって、
    前記入口面における入口と、
    前記入口から前記成形した冷却用穴の移行点まで延在する円筒形の内腔と、
    前記移行点辺りから延在し、ある一次元にだけ拡張する出口と
    を備える成形した冷却用穴を有する、燃焼器ライナ。
  6. 前記ガスタービンがジェットエンジンである、請求項5記載の燃焼器ライナ。
  7. 前記燃焼器ライナがアフターバーナーライナである、請求項6記載の燃焼器ライナ。
  8. 入口面および出口面を有する燃焼器ライナ
    を備えるガスタービンであって、前記燃焼器ライナが、 前記入口面における入口と、
    前記入口から前記成形した冷却用穴の移行点まで延在する円筒形の内腔と、
    前記移行点辺りから延在し、ある一次元にだけ拡張する出口と
    を備える成形した冷却用穴を有する、ガスタービン。
  9. 前記基板に当たるレーザショットの所定のシークエンスを開始するステップと、
    前記成形した冷却用穴の中心長手方向軸に沿って内腔を穴開けするステップと、
    重なり合うレーザショットの第1のシークエンスを前記内腔のある側に隣接した前記基板に適用することによって、前記成形した冷却用穴の出口の成形部分の第1の翼部を穴開けするステップと
    を含む、基板に1つまたは複数の成形した冷却用穴を作製する方法。
  10. 前記レーザショットの所定のシークエンスが、前記基板に当たる前に、前記基板に形成したコーティングを貫通する、請求項9記載の方法。
  11. 前記レーザショットの第1のシークエンスにおける各レーザショットが、ショットが所与の位置を何回覆うかに基づいて異なる深さに達する、請求項9記載の方法。
  12. 前記レーザショットの第1のシークエンスにおける各レーザショットが、前記中心長手方向軸に対して角度が付けられる、請求項9記載の方法。
  13. 円形の貫通穴の内腔をレーザで穴開けするステップと、
    約1直径だけ、前記内腔の一方の側へ外に動きつつ、レーザショットをパルスするステップと、
    中心に戻るステップと、
    約1直径だけ、前記内腔の反対側へ外に動きつつ、レーザショットをパルスするステップと
    を含む方法。
  14. 中央に戻りつつ、前記レーザショットをパルスするのを停止させるステップ
    をさらに含む、請求項13記載の方法。
  15. 中央に戻るステップと、
    1つまたは複数のレーザショットを発射して、前記内腔を一掃するステップと
    をさらに含む、請求項13記載の方法。
  16. 中央に戻りつつ、前記レーザショットをパルスするのを停止させるステップ
    をさらに含む、請求項15記載の方法。
  17. 基板に1つまたは複数の成形した冷却用穴を製造する方法であって、
    所定の速度で前記基板を回転するステップと、
    レーザショットの第1のシークエンスを開始して、貫通穴が実現するまで、前記基板が回転するときに、同じ位置が繰り返し衝突を受けるように前記ショットのタイミングを合わせて、前記基板に1つまたは複数の内腔を、それぞれ前記基板の出口面に対して所定の角度で穴開けするステップと、
    レーザショットの第2のシークエンスのリードおよび/またはラグのタイミングの程度の変更を調整するステップと、
    リードおよびラグの程度の前記変更を伴って前記レーザショットの第2のシークエンスを開始して、各々が前記1つまたは複数の内腔のそれぞれ1つを横切って延びる翼部を、回転方向の接線方向の一次元に生成するステップと
    を含む方法。
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