JP2014240821A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンプを構成する複数の電子素子の検査が可能とされたセンサ装置を提供する。【解決手段】固定電極(19)と可動電極(20)を有するセンサ部(10)、C−V変換部(41)、静電引力によって可動電極を変位させて検出コンデンサの静電容量変化をC−V変換部に出力させる制御部(12)を有し、C−V変換部は、アンプ、アンプの入出力端子間に並列接続されたメイン配線と複数の並列配線、メイン配線に設けられたメインスイッチと並列配線それぞれに設けられた帰還容量コンデンサ、複数のサブスイッチ(49)、スイッチ制御部(53)を有する。スイッチ制御部は、複数の帰還容量コンデンサによって構成される静電容量が通常モード時よりも検査モード時のほうが小さくなるようにサブスイッチを制御することで、アンプの出力を増大してアンプを構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させる。【選択図】図4

Description

本発明は、外力を静電容量に変換するセンサ部と、センサ部から出力された静電容量を電圧に変換するC−V変換部と、を有するセンサ装置に関するものである。
従来、特許文献1に示されるように、可動部と、可動部に対向して配置された第1固定部および第2固定部と、を有する容量式物理量検出装置が提案されている。可動部は物理量に応じて所定方向へ変位し、第1固定部は可動部と共に第1容量部を構成し、第2固定部は可動部と共に第2容量部を構成している。また、容量式物理量検出装置は、自己診断時において第1容量部に可動部を変位させるための第1変位信号を印加すると共に第2容量部に可動部を変位させるための第2変位信号を印加する自己診断信号印加手段と、第1容量部の容量変化に応じた電圧を出力するC−V変換回路と、を備える。C−V変換回路は、複数の電子素子から成る演算増幅器と、スイッチと、コンデンサと、を備える。コンデンサにて第1容量部の容量変化に応じた電圧に変換され、その変換された電圧が演算増幅器に入力される。
特開2012−242201号公報
上記したように、特許文献1に記載の容量式物理量検出装置では、可動部を変位させることで第1容量部の容量を変化させ、第1容量部の容量変化に応じた電圧が演算増幅器に入力される。第1容量部から出力される容量変化(演算増幅器に入力される電圧)は、可動部の変位量に依存する。したがって可動部の変位量を大きくすることで、演算増幅器に入力させる電圧を大きくすることができる。しかしながら可動部を大きく変位させると可動部が固定部に接触し、可動部に破損が生じる虞がある。そのため複数の電子素子から成る演算増幅器を検査するのに十分な電圧を演算増幅器に入力することができず、検査することがかなわなかった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、演算増幅器(アンプ)を構成する複数の電子素子の検査が可能とされたセンサ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、外力を静電容量に変換するセンサ部(10)と、センサ部から出力された静電容量を電圧に変換するC−V変換部(41)と、を有するセンサ装置であって、センサ部は、固定電極(19)と、外力の印加によって固定電極との対向間隔が変位可能とされた可動電極(20)と、C−V変換部を検査する検査モード時において、固定電極と可動電極との間に静電引力を発生させることで可動電極を強制的に変位させ、固定電極と可動電極とによって構成される検出コンデンサの静電容量変化をC−V変換部に出力させる制御部(12)と、を有し、C−V変換部は、基準電圧源(43)と、複数の電子素子から成り、センサ部の出力端子が接続される第1入力端子(44a)および基準電圧源の出力端子が接続される第2入力端子(44b)を有するアンプ(44)と、アンプの第1入力端子と出力端子(44c)とを接続するメイン配線(45)と、nを2以上の自然数とすると、メイン配線とともに、アンプの第1入力端子と出力端子との間にn本並列接続された並列配線(46)と、メイン配線に設けられたメインスイッチ(47)と、n本の並列配線それぞれに1つずつ設けられた複数の帰還容量コンデンサ(48)と、複数の帰還容量コンデンサの間に設けられた複数のサブスイッチ(49)と、メインスイッチおよびサブスイッチそれぞれの駆動を制御するスイッチ制御部(53)と、を有し、スイッチ制御部は、複数の帰還容量コンデンサによって構成される静電容量が、外力を検出する通常モード時よりも検査モード時のほうが小さくなるように、複数のサブスイッチそれぞれの駆動を制御することで、アンプの出力を増大し、アンプを構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させることを特徴とする。
これによれば、検査時において、複数の帰還容量コンデンサ(48)によって構成される静電容量が小さくなるので、C−V変換部(41)の構成要素のひとつであるアンプ(44)から出力される出力信号を増幅することができる。したがって、アンプ(44)を構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させ、アンプ(44)を検査することができる。
上記した発明において、kを1以上nより小さい自然数とすると、第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサにおけるアンプの第1入力端子側の第1電極と、第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサにおけるアンプの出力端子側の第2電極とを接続する中間配線(52)を有し、サブスイッチとして、第1入力端子、第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第1電極、および、中間配線の接続を制御する入力側サブスイッチ(50)と、第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第2電極、および、アンプの出力端子の接続を制御する出力側サブスイッチ(51)と、を有し、スイッチ制御部は、通常モード時において、複数の帰還容量コンデンサそれぞれがアンプの第1入力端子と出力端子との間で並列接続されるように、入力側サブスイッチを介して第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第1電極とアンプの第1入力端子とを接続し、且つ、出力側サブスイッチを介して第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第2電極とアンプの出力端子とを接続し、検査モード時において、複数の帰還容量コンデンサそれぞれがアンプの第1入力端子と出力端子との間で直列接続されるように、入力側サブスイッチを介して第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第1電極と中間配線とを接続し、且つ、出力側サブスイッチを非駆動状態とすることで、第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第2電極とアンプの出力端子との接続を切る構成が好適である。
これによれば、検査モード時において、一部の帰還容量コンデンサのみをC−V変換に用いる構成とは異なり、すべての帰還容量コンデンサ(48)がC−V変換に用いられる。したがって、すべての帰還容量コンデンサ(48)を検査することができる。
第1実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示すブロック図である。 センサ部の概略構成を示す断面斜視図である。 センサ部の概略構成を示す上面図である。 C−V変換部の概略構成を示す回路図である。 センサ装置の信号を説明するためのタイミングチャートである。 C−V変換部の変形例を説明するための回路図である。
以下、本発明を、外力として加速度を検出する加速度センサに適用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5に基づいて、本実施形態に係るセンサ装置を説明する。図2および図3では構成を明りょうとするためにパッド29〜31それぞれにハッチングを入れている。以下においては、互いに直交の関係にある3方向を、x方向、y方向、z方向と示す。また、x方向とy方向とによって規定される平面を規定平面と示す。
図1に示すように、センサ装置100は、センサ部10と、処理部40と、モード選択部70と、を有する。モード選択部70の判定信号に応じてセンサ部10はモードが切り換り、その切り換りに応じた電気信号がセンサ部10から処理部40に入力される。モードは、外力(加速度)を検出する通常モードと、処理部40(特に後述するC−V変換部41)を検査する検査モードと、がある。センサ部10は、通常モード時、加速度が印加されるとその加速度に応じた電気信号を処理部40に出力する。これとは異なりセンサ部10は、検査モード時、加速度が印加されなくともセンサ部10から処理部40へ電気信号を出力する。この電気信号および処理部40に入力される外部電圧によって、処理部40の検査(バーンイン)が行われる。
センサ部10は加速度を静電容量に変換するものであり、図1に示すように、センシング部11と制御部12を有する。図2および図3に示すように、センシング部11は半導体基板13をエッチングなどによって微細加工することで成り、センシング部11が形成された半導体基板13は、第1半導体層14と第2半導体層16とが絶縁層15を介してz方向に積層されて成る。
センシング部11は第2半導体層16から成る可動部17と固定部18を有する。第2半導体層16における固定部18に相当する部位は絶縁層15を介して第1半導体層14に固定され、可動部17に相当する部位は固定部18を介して第1半導体層14に固定されている。固定部18は絶縁層15を介して第1半導体層14とz方向で対向し、可動部17は絶縁層15を介さずに第1半導体層14とz方向で対向している。
可動部17は、固定電極19と、可動電極20と、錘部21と、梁部22と、を有する。可動電極20は質量中心を成す錘部21に連結されており、y方向において固定電極19と対向している。錘部21はy方向に延びた形状を成し、その両端部にy方向に可撓性を有する梁部22が連結されている。錘部21は、梁部22を介して後述する第2アンカー28によって支持されている。以上の構成により、センサ部10にy方向に沿う加速度が印加されると梁部22がy方向に撓み、その撓みに応じて錘部21がy方向に変位する。そして錘部21に連結された可動電極20もy方向に変位し、固定電極19との対向間隔が変動する。このように可動電極20は固定電極19との対向間隔が変位可能となっており、加速度の印加によって電極19,20の対向間隔が変動する。固定電極19と可動電極20とによって構成される検出コンデンサの静電容量変化が、処理部40に出力される。
本実施形態において、固定電極19は第1固定電極23と第2固定電極24を有し、可動電極20は第1可動電極25と第2可動電極26を有する。電極23,25はy方向で互いに対向して第1検出コンデンサを構成し、電極24,26はy方向で互いに対向して第2検出コンデンサを構成している。第1検出コンデンサの対向間隔(第1距離)と第2検出コンデンサの対向間隔(第2距離)は互いに等しく、それぞれの変位は、梁部22がy方向の撓む方向(伸びる若しくは縮む方向)において反対となっている。詳しく言えば、梁部22が伸びることで錘部21が後述する第2アンカー28から離れる第1方向では、第1距離は狭まり第2距離は広がる。梁部22が縮むことで錘部21が第2アンカーに近づく第2方向では、第1距離は広まり第2距離は狭まる。この第1距離および第2距離の変動に応じた静電容量変化が、処理部40に出力される。すなわち、第1検出コンデンサの静電容量と第2検出コンデンサの静電容量との差分に応じた静電容量変化が、処理部40に出力される。
固定部18は、第1アンカー27と第2アンカー28を有する。第1アンカー27は固定電極19を支持し、第2アンカー28は梁部22を介して錘部21を支持する。図3に示すように、第1固定電極23に対応する第1アンカー27と第2固定電極24に対応する第1アンカー27とは電気的に独立している。そして第1固定電極23に対応する第1アンカー27に第1入力パッド29が形成され、第2固定電極24に対応する第1アンカー27に第2入力パッド30が形成されている。また、錘部21(可動電極25,26)を支持する第2アンカー28に入出力パッド31が形成されている。この構成により、第1固定電極23の電位は第1入力パッド29の入力される電気信号に応じて決定され、第2固定電極24の電位は第2入力パッド30に入力される電気信号に応じて決定される。そして、可動電極25,26それぞれの電位は入出力パッド31に入出力される電気信号に応じて決定される。以上により、電極23,25間に生じる静電引力はパッド29,31に入出力される電気信号によって決定され、電極24,26間に生じる静電引力はパッド30,31に入出力される電気信号によって決定される。後述するように、通常モード時、電極23,25間に生じる静電引力と電極24,26間に生じる静電引力とが互いに釣り合うよう、パッド29〜31に電気信号が入力される。また検査モード時、電極23,25間に生じる静電引力と電極24,26間に生じる静電引力との釣り合いが破れるよう、パッド29〜31に電気信号が入力される。
制御部12は第1搬送波を第1入力パッド29に入力し、第1搬送波とは位相が逆転している第2搬送波を第2入力パッド30に入力する。また、制御部12は入出力パッド31に基準電圧を入力する。図5に示すように、第1搬送波および第2搬送波それぞれは振幅が周期的に変動するパルス信号であり、基準電圧は振幅が一定な直流信号(以下、第1基準電圧と示す)、若しくは、振幅が周期的に変動するパルス信号(以下、第2基準電圧と示す)である。第1基準電圧の電圧レベルは搬送波の振幅(電圧レベル)の半分であり、第2基準電圧の振幅(電圧レベル)は第1基準電圧の電圧レベルとは異なっている。本実施形態における搬送波の振幅は5V(Hiレベルが5V、Loレベルが0V)、第1基準電圧は2.5V、第2基準電圧の振幅は2V(Hiレベルが4.5V、Loレベルが2.5V)となっている。
制御部12は、モードに応じて、パッド29,30に入力する搬送波の周波数を変動させ、入出力パッド31に入力する基準電圧を第1基準電圧か第2基準電圧かに切り換える。制御部12は、通常モードから検査モードに切り換わると搬送波の周波数を弱める。そして制御部12は、通常モード時において第1基準電圧を入出力パッド31に入力し、検査モード時において第2基準電圧を入出力パッド31に入力する。このように搬送波の周波数と基準電圧を切り換えることで、制御部12は、通常モード時、電極23,25間に生じる静電引力と電極24,26間に生じる静電引力とを互いに釣り合わせ、検査モード時、電極23,25間に生じる静電引力と電極24,26間に生じる静電引力との釣り合いを破り、可動電極20を強制的に変位させる。図5に示すように、通常モード時では錘部21に印加される静電引力はゼロとなっているのに対して、検査モード時では錘部21に第2基準電圧のパルス周期に応じた静電引力が生じる。この静電引力に応じて錘部21が変位し、図5に矢印で示すタイミングにて、錘部21の変位に応じた検出コンデンサの静電容量変化がC−V変換部41に出力される。なお、本実施形態において、通常モード時の搬送波の周波数は120kHz、検査モード時の搬送波の周波数は30kHz、第2基準電圧の周波数は120kHzよりも小さく、30kHzよりも大きくなっている。そして、通常モード時の搬送波のデューティ比よりも、検査モード時の搬送波のデューティ比が高く、通常モード時の搬送波と第2基準電圧それぞれの周期は同一となっている。また、第1搬送波の立ち上がりエッジ、第2搬送波の立ち下がりエッジ、および、第2基準電圧の立ち上がりエッジそれぞれが一致している。制御部12のモードは、モード選択部70から出力される判定信号によって決定される。制御部12は第1判定信号が入力されると通常モードとなり、第2判定信号が入力されると検査モードとなる。
処理部40は、センサ部10の出力信号を処理するものであり、C−V変換部41と調整部42を有する。C−V変換部41はセンサ部10から出力された静電容量を電圧に変換し、調整部42はC−V変換部41の出力信号に含まれるノイズの除去やゼロ点補正などを行う。以下においてはC−V変換部41を図4に基づいて説明し、調整部42は本発明の要点とは関係が薄いのでその説明を省略する。
図4に示すように、C−V変換部41は、基準電圧源43と、アンプ44と、メイン配線45と、並列配線46と、メインスイッチ47と、帰還容量コンデンサ48と、サブスイッチ49と、スイッチ制御部53と、中間配線52と、を有する。基準電圧源43は、2.5Vを供給する第1電圧源43aと、4.5Vを供給する第2電圧源43bと、これら2つの電圧源のいずれか一方をアンプ44と接続する電圧切り換えスイッチ43c,43dを有する。電圧切り換えスイッチ43c、43dの一方が駆動状態とされ、基準電圧源43a,43bの一方がアンプ44と電気的に接続される。詳しく言えば、第1電圧切り換えスイッチ43cが駆動状態となると第1電圧源43aがアンプ44に接続され、2.5Vがアンプ44に入力される。これとは異なり、第2電圧切り換えスイッチ43dが駆動状態となると第2電圧源43bがアンプ44に接続され、4.5Vがアンプ44に入力される。これら電圧切り換えスイッチ43c,43dの駆動は、後述するスイッチ制御部53によって制御される。
アンプ44は複数の電子素子から成り、センサ部10の出力端子(入出力パッド31)が接続される第1入力端子44aと、基準電圧源43の出力端子が接続される第2入力端子44bと、調整部42に接続される出力端子44cと、を有する。
メイン配線45は第1入力端子44aと出力端子44cとを接続し、このメイン配線45にメインスイッチ47が設けられている。メインスイッチ47が駆動状態となると、第1入力端子44aと出力端子44cとが接続され、アンプ44は仮想接地状態となる。したがって、第1入力端子44aは基準電圧源43から供給される基準電圧と同電位となり、錘部21および可動電極20も基準電圧と同電位となる。このメインスイッチ47の駆動状態および上記した電圧切り換えスイッチ43c,43dの駆動状態に応じて、第1入力端子44aの電位が制御され、静電引力が制御される。
nを2以上の自然数とすると、n本の並列配線46がメイン配線45とともに第1入力端子44aと出力端子44cとの間に並列接続されている。これらn本の並列配線46それぞれに帰還容量コンデンサ48が1つずつ設けられている。本実施形態では、2本の並列配線46a,46bがメイン配線45とともに端子44a,44cの間に並列接続されている。そして第1並列配線46aに第1帰還容量コンデンサ48aが設けられ、第2並列配線46bに第2帰還容量コンデンサ48bが設けられている。
kを1以上nより小さい自然数とすると、中間配線52は、第k並列配線46に設けられた帰還容量コンデンサ48におけるアンプ44の第1入力端子44a側の第1電極と、第k+1並列配線46に設けられた帰還容量コンデンサ48における出力端子44c側の第2電極とを接続している。上記したようにnは2なので、kは1以上2より小さい自然数であり、1である。したがって中間配線52は、第1並列配線46aに設けられた第1帰還容量コンデンサ48aにおける第1入力端子44a側の第1電極と、第2並列配線46bに設けられた第2帰還容量コンデンサ48bにおける出力端子44c側の第2電極とを接続している。
サブスイッチ49は複数の帰還容量コンデンサ48の間に設けられている。サブスイッチ49として、入力側サブスイッチ50と出力側サブスイッチ51を有する。入力側サブスイッチ50は帰還容量コンデンサ48における第1入力端子44a側に設けられ、出力側サブスイッチ51は帰還容量コンデンサ48における出力端子44c側に設けられている。図4に示すように入力側サブスイッチ50は、第1入力端子44a、第k並列配線46に設けられた帰還容量コンデンサ48の第1電極、および、第k並列配線46と第k+1並列配線46とを接続する中間配線52の接続を制御する。そして出力側サブスイッチ51は、第k+1並列配線46に設けられた帰還容量コンデンサ48の第2電極、および、出力端子44cの接続を制御する。上記したようにkは1である。したがって入力側サブスイッチ50は、第1入力端子44a、第1帰還容量コンデンサ48aの第1電極、および、中間配線52の接続を制御する。そして出力側サブスイッチ51は、第2帰還容量コンデンサ48bの第2電極、および、出力端子44cの接続を制御する。
スイッチ制御部53は、メインスイッチ47およびサブスイッチ49それぞれの駆動を制御する。スイッチ制御部53は、複数の帰還容量コンデンサ48によって構成される静電容量を、通常モード時よりも検査モード時のほうが小さくなるように、複数のサブスイッチ49それぞれの駆動を制御する。こうすることでアンプ44の出力を増大し、アンプ44を構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させる。なお図4に示すように、本実施形態におけるスイッチ制御部53と制御部12とは同一の構成要素である。
スイッチ制御部53は、モード選択部70から第1判定信号が入力されると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが並列接続されるようにサブスイッチ49の駆動を制御する。そして、スイッチ制御部53は第2判定信号が入力されると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが直列接続されるように、サブスイッチ49の駆動を制御する。詳しく言えば、スイッチ制御部53は第1判定信号が入力されて通常モードになると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが第1入力端子44aと出力端子44cとの間で並列接続されるように、入力側サブスイッチ50を介して帰還容量コンデンサ48の第1電極と第1入力端子44aとを接続し、且つ、出力側サブスイッチ51を介して帰還容量コンデンサ48の第2電極と出力端子44cとを接続する。またスイッチ制御部53は第2判定信号が入力されて検査モードになると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが第1入力端子44aと出力端子44cとの間で直列接続されるように、入力側サブスイッチ50を介して帰還容量コンデンサ48の第1電極と中間配線52とを接続し、且つ、出力側サブスイッチ51を非駆動状態とすることで、帰還容量コンデンサ48の第2電極と出力端子44cとの接続を切る。本実施形態で言えば、スイッチ制御部53は通常モードになると、帰還容量コンデンサ48a,48bそれぞれが第1入力端子44aと出力端子44cとの間で並列接続されるように、入力側サブスイッチ50を介して第1帰還容量コンデンサ48aの第1電極と第1入力端子44aとを接続し、且つ、出力側サブスイッチ51を介して第2帰還容量コンデンサ48bの第2電極と出力端子44cとを接続する。これにより、帰還容量コンデンサ48a,48bそれぞれを第1入力端子44aと出力端子44cとの間で並列接続する。またスイッチ制御部53は検査モードになると、帰還容量コンデンサ48a,48bそれぞれが第1入力端子44aと出力端子44cとの間で直列接続されるように、入力側サブスイッチ50を介して第1帰還容量コンデンサ48aの第1電極と中間配線52とを接続し、且つ、出力側サブスイッチ51を非駆動状態とすることで、第2帰還容量コンデンサ48bの第2電極と出力端子44cとの接続を切る。これにより、帰還容量コンデンサ48a,48bそれぞれを第1入力端子44aと出力端子44cとの間で直列接続する。
モード選択部70は図1に示すように、温度センサ71と、電圧センサ72と、判定部73と、を有する。温度センサ71は周辺環境温度を検出し、電圧センサ72は外部電源電圧を検出する。そして、判定部73はセンサ71,72それぞれの出力信号に基づいて通常モードと検査モードを判定し、制御部12およびスイッチ制御部53それぞれに判定信号を出力する。判定信号としては第1判定信号と第2判定信号とがあり、判定部73は、通常モードと判定した場合に第1判定信号を出力し、検査モードと判定した場合に第2判定信号を出力する。
判定部73は、コンパレータ74,75と、基準電圧源76,77と、比較部78と、を有する。第1コンパレータ74の第1入力端子に温度センサ71の出力端子が接続され、第2入力端子に第1基準電圧源76が接続されている。そして、第1コンパレータ74の出力端子が比較部78に接続されている。同様にして、第2コンパレータ75の第1入力端子に電圧センサ72の出力端子が接続され、第2入力端子に第2基準電圧源77が接続されている。そして第2コンパレータ75の出力端子が比較部78に接続されている。以上により、温度センサ71の出力信号の電圧レベル(以下、温度電圧レベルと示す)が第1基準電圧源76の供給する基準電圧の電圧レベル(以下、第1電圧レベルと示す)よりも低い場合、Hi信号およびLo信号の一方が比較部78に入力され、温度電圧レベルが第1電圧レベルよりも高い場合、Hi信号およびLo信号の他方が比較部78に入力される。また、電圧センサ72の出力信号の電圧レベル(以下、外部電圧レベルと示す)が第2基準電圧源77の供給する基準電圧の電圧レベル(以下、第2電圧レベルと示す)よりも低い場合、Hi信号およびLo信号の一方が比較部78に入力され、外部電圧レベルが第2電圧レベルよりも高い場合、Hi信号およびLo信号の他方が比較部78に入力される。本実施形態では、温度電圧レベルが第1電圧レベルよりも低い場合にLo信号が比較部78に入力され、温度電圧レベルが第1電圧レベルよりも高い場合にHi信号が比較部78に入力される。また、外部電圧レベルが第2電圧レベルよりも低い場合にLo信号が比較部78に入力され、外部電圧レベルが第2電圧レベルよりも高い場合にHi信号が比較部78に入力される。本実施形態の比較部78はANDゲートである。したがって比較部78は、コンパレータ74,75の少なくとも一方からLo信号が入力された場合にLo信号を出力し、コンパレータ74,75それぞれからHi信号が入力された場合にHi信号を出力する。この比較部78から出力されるLo信号が第1判定信号に相当し、Hi信号が第2判定信号に相当する。
次に、本実施形態に係るセンサ装置100の作用効果を説明する。上記したようにスイッチ制御部53は、複数の帰還容量コンデンサ48によって構成される静電容量を、通常モード時よりも検査モード時のほうが小さくなるように、複数のサブスイッチ49それぞれの駆動を制御する。こうすることでアンプ44の出力を増大し、アンプ44を構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させる。
これによれば、検査時において、複数の帰還容量コンデンサ48によって構成される静電容量が小さくなるので、C−V変換部41の構成要素のひとつであるアンプ44から出力される出力信号を増幅することができる。したがって、アンプ44を構成する複数の電子素子それぞれを飽和状態で動作させ、アンプ44を検査することができる。
スイッチ制御部53は、モード選択部70から第1判定信号が入力されると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが並列接続されるようにサブスイッチ49の駆動を制御する。そして、スイッチ制御部53は第2判定信号が入力されると、複数の帰還容量コンデンサ48それぞれが直列接続されるように、サブスイッチ49の駆動を制御する。
これによれば、検査モード時において、一部の帰還容量コンデンサのみをC−V変換に用いる構成とは異なり、すべての帰還容量コンデンサがC−V変換に用いられる。したがって、すべての帰還容量コンデンサ48を検査することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では第1電圧源43aが2.5V供給する例を示した。しかしながら、第1電圧源43aが供給する電圧のレベルは搬送波の電圧レベルの半分の値であればよく、上記例に限定されない。
本実施形態では第2電圧源43bが4.5V供給する例を示した。しかしながら、第2電圧源43bが供給する電圧のレベルとしては上記例に限定されず、第1電圧源43aの供給する電圧のレベルと異なっていればよい。
本実施形態では、2本の並列配線46a,46bがメイン配線45とともに端子44a,44cの間に並列接続され、第1並列配線46aに第1帰還容量コンデンサ48aが設けられ、第2並列配線46bに第2帰還容量コンデンサ48bが設けられた例を示した。しかしながら、メイン配線45とともに第1入力端子44aと出力端子44cとの間に並列接続される並列配線の数としては上記例に限定されない。例えば図6に示すように、3本の並列配線46a,46b,46cがメイン配線45とともに第1入力端子44aと出力端子44cとの間に並列接続された構成を採用することができる。
図6に示す構成の場合、第1並列配線46aに第1帰還容量コンデンサ48aが設けられ、第2並列配線46bに第2帰還容量コンデンサ48bが設けられ、第3並列配線46cに第3帰還容量コンデンサ48cが設けられている。そして、第1帰還容量コンデンサ48aの第1電極と第2帰還容量コンデンサ48bの第2電極とを第1中間配線52aが電気的に接続し、第2帰還容量コンデンサ48bの第1電極と第3帰還容量コンデンサ48cの第2電極とを第2中間配線52bが電気的に接続している。また第1入力側サブスイッチ50aが、第1入力端子44a、第1帰還容量コンデンサ48aの第1電極、および、第1中間配線52aの接続を制御し、第2入力側サブスイッチ50bが、第1入力端子44a、第2帰還容量コンデンサ48bの第1電極、および、第2中間配線52bの接続を制御している。第1出力側サブスイッチ51aは、第2帰還容量コンデンサ48bの第2電極、および、出力端子44cの接続を制御し、第2出力側サブスイッチ51bは、第3帰還容量コンデンサ48cの第2電極、および、出力端子44cの接続を制御している。
図6に示す構成の場合、スイッチ制御部53は第1判定信号が入力されて通常モードになると、帰還容量コンデンサ48a〜48cそれぞれが端子44a,44cの間で並列接続されるように、入力側サブスイッチ50a,50bを介して帰還容量コンデンサ48a,48bの第1電極と第1入力端子44aとを接続する。またスイッチ制御部53は出力側サブスイッチ51a,51bを介して帰還容量コンデンサ48b,48cの第2電極と出力端子44cとを接続する。そして、スイッチ制御部53は第2判定信号が入力されて検査モードになると、帰還容量コンデンサ48a〜48cそれぞれが端子44a,44cの間で直列接続されるように、入力側サブスイッチ50a,50bを介して帰還容量コンデンサ48a,48bの第1電極と中間配線52a,52bとを接続する。またスイッチ制御部53は出力側サブスイッチ51a,51bを非駆動状態とすることで、帰還容量コンデンサ48b,48cの第2電極と出力端子44cとの接続を切る。
モード選択部70は、温度センサ71と、電圧センサ72と、判定部73と、を有する例を示した。しかしながら、モード選択部70は温度センサ71を有さず、判定部73は電圧センサ72の出力信号のみに基づいて判定信号を出力する構成を採用してもよい。
本実施形態ではスイッチ制御部53と制御部12とが同一の構成要素である例を示した。しかしながら、これら制御部12,53は別体の構成要素でもよい。そして、その機能を適宜分け与えても良い。例えば、制御部12が搬送波の出力と電圧切り換えスイッチ43c,43dの駆動を制御しても良い。そしてスイッチ制御部53がサブスイッチ48とメインスイッチ47の駆動を制御しても良い。
本実施形態では比較部78がANDゲートである例を示した。しかしながら比較部78としては上記例に限定されず、例えばNANDゲートを採用することもできる。この場合比較部78は、コンパレータ74,75の少なくとも一方からLo信号が入力された場合にHi信号を出力し、コンパレータ74,75それぞれからHi信号が入力された場合にLo信号を出力する。
本実施形態では、センサ装置として加速度センサを示した。しかしながらセンサ装置としては上記例に限定されず、例えば角速度センサなどを採用することができる。
10・・・センサ部、12・・・制御部、19・・・固定電極、20・・・可動電極、41・・・C−V変換部、43・・・基準電圧源、44・・・アンプ、44a・・・第1入力端子、44b・・・第2入力端子、44c・・・出力端子、45・・・メイン配線、46・・・並列配線、47・・・メインスイッチ、48・・・帰還容量コンデンサ、49・・・サブスイッチ、53・・・スイッチ制御部、100・・・センサ装置

Claims (7)

  1. 外力を静電容量に変換するセンサ部(10)と、
    前記センサ部から出力された静電容量を電圧に変換するC−V変換部(41)と、を有するセンサ装置であって、
    前記センサ部は、
    固定電極(19)と、
    前記外力の印加によって前記固定電極との対向間隔が変位可能とされた可動電極(20)と、
    前記C−V変換部を検査する検査モード時において、前記固定電極と前記可動電極との間に静電引力を発生させることで前記可動電極を強制的に変位させ、前記固定電極と前記可動電極とによって構成される検出コンデンサの静電容量変化を前記C−V変換部に出力させる制御部(12)と、を有し、
    前記C−V変換部は、
    基準電圧源(43)と、
    複数の電子素子から成り、前記センサ部の出力端子が接続される第1入力端子(44a)および前記基準電圧源の出力端子が接続される第2入力端子(44b)を有するアンプ(44)と、
    前記アンプの第1入力端子と出力端子(44c)とを接続するメイン配線(45)と、
    nを2以上の自然数とすると、前記メイン配線とともに、前記アンプの第1入力端子と出力端子との間にn本並列接続された並列配線(46)と、
    前記メイン配線に設けられたメインスイッチ(47)と、
    n本の前記並列配線それぞれに1つずつ設けられた複数の帰還容量コンデンサ(48)と、
    複数の前記帰還容量コンデンサの間に設けられた複数のサブスイッチ(49)と、
    前記メインスイッチおよび前記サブスイッチそれぞれの駆動を制御するスイッチ制御部(53)と、を有し、
    前記スイッチ制御部は、複数の前記帰還容量コンデンサによって構成される静電容量が、前記外力を検出する通常モード時よりも前記検査モード時のほうが小さくなるように、複数の前記サブスイッチそれぞれの駆動を制御することで、前記アンプの出力を増大し、前記アンプを構成する複数の前記電子素子それぞれを飽和状態で動作させることを特徴とするセンサ装置。
  2. kを1以上nより小さい自然数とすると、第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサにおける前記アンプの第1入力端子側の第1電極と、第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサにおける前記アンプの出力端子側の第2電極とを接続する中間配線(52)を有し、
    前記サブスイッチとして、前記第1入力端子、前記第k並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第1電極、および、前記中間配線の接続を制御する入力側サブスイッチ(50)と、前記第k+1並列配線に設けられた帰還容量コンデンサの第2電極、および、前記アンプの出力端子の接続を制御する出力側サブスイッチ(51)と、を有し、
    前記スイッチ制御部は、
    前記通常モード時において、複数の前記帰還容量コンデンサそれぞれが前記アンプの第1入力端子と出力端子との間で並列接続されるように、前記入力側サブスイッチを介して前記第k並列配線に設けられた前記帰還容量コンデンサの第1電極と前記アンプの第1入力端子とを接続し、且つ、前記出力側サブスイッチを介して前記第k+1並列配線に設けられた前記帰還容量コンデンサの第2電極と前記アンプの出力端子とを接続し、
    前記検査モード時において、複数の前記帰還容量コンデンサそれぞれが前記アンプの第1入力端子と出力端子との間で直列接続されるように、前記入力側サブスイッチを介して前記第k並列配線に設けられた前記帰還容量コンデンサの第1電極と前記中間配線とを接続し、且つ、前記出力側サブスイッチを非駆動状態とすることで、前記第k+1並列配線に設けられた前記帰還容量コンデンサの第2電極と前記アンプの出力端子との接続を切ることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 周辺環境温度を検出する温度センサ(71)と、
    外部電源電圧を検出する電圧センサ(72)と、
    前記温度センサと前記電圧センサそれぞれの出力信号に基づいて、前記通常モードと前記検査モードを判定し、前記制御部および前記スイッチ制御部それぞれに、前記通常モードと判定した場合に第1判定信号を出力し、前記検査モードと判定した場合に第2判定信号を出力する判定部(73)と、を有し、
    前記制御部は、前記第1判定信号が入力された場合、振幅が一定な直流信号を前記可動電極に出力し、前記第2判定信号が入力された場合、振幅が変動するパルス信号を前記可動電極に出力し、
    前記スイッチ制御部は、前記第1判定信号が入力された場合、複数の前記帰還容量コンデンサそれぞれが並列接続されるように、前記サブスイッチの駆動を制御し、前記第2判定信号が入力された場合、複数の前記帰還容量コンデンサそれぞれが直列接続されるように、前記サブスイッチの駆動を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 判定部は、
    前記温度センサの出力端子が第1入力端子に接続された第1コンパレータ(74)と、
    前記第1コンパレータの第2入力端子に接続された第1基準電圧源(76)と、
    前記電圧センサの出力端子が第1入力端子に接続された第2コンパレータ(75)と、
    前記第1コンパレータの第2入力端子に接続された第2基準電圧源(77)と、
    前記第1コンパレータと前記第2コンパレータそれぞれの出力端子が接続される比較部(78)と、を有し、
    前記第1基準電圧源と前記第2基準電圧源それぞれが供給する電圧は異なっており、
    前記比較部は、前記第1コンパレータと前記第2コンパレータそれぞれの出力信号に基づいて、前記第1判定信号若しくは前記第2判定信号を前記制御部および前記スイッチ制御部それぞれに出力することを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記第1コンパレータは、前記温度センサの出力信号の電圧レベルが前記第1基準電圧源の供給する基準電圧の電圧レベルよりも低い場合にHi信号およびLo信号の一方を出力し、逆の場合にHi信号およびLo信号の他方を出力し、
    前記第2コンパレータは、前記電圧センサの出力信号の電圧レベルが前記第2基準電圧源の供給する基準電圧の電圧レベルよりも低い場合にHi信号およびLo信号の一方を出力し、逆の場合にHi信号およびLo信号の他方を出力し、
    前記比較部は、前記第1コンパレータおよび前記第2コンパレータの少なくとも一方からHi信号およびLo信号の一方が入力された場合に前記第1判定信号を出力し、前記第1コンパレータおよび前記第2コンパレータのそれぞれからHi信号およびLo信号の他方が入力された場合に前記第2判定信号を出力することを特徴とする請求項4に記載のセンサ装置。
  6. 前記センサ部は、絶縁層(15)を介して第1半導体層(14)と第2半導体層(16)が連結された半導体基板(13)が微細加工されたセンシング部(11)を有し、
    前記センシング部は、前記絶縁層、前記第1半導体層、および、前記第2半導体層から成る固定部(18)と、前記第2半導体層から成り、前記固定部を介して前記第1半導体層に固定された可動部(17)と、を有し、
    前記可動部は、前記固定電極と、前記可動電極と、前記可動電極が連結された錘部(21)と、前記錘部に連結された、前記固定電極と前記可動電極とが対向する対向方向に可撓性を有する梁部(22)と、を有し、
    前記固定部は、前記固定電極を支持する第1アンカー(27)と、前記梁部を介して前記錘部を支持する第2アンカー(28)と、を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 前記固定電極は、第1固定電極(23)および第2固定電極(24)を有し、
    前記可動電極は、前記第1固定電極と対向する第1可動電極(25)および前記第2固定電極と対向する第2可動電極(26)を有し、
    前記第1固定電極と前記第1可動電極との対向間隔である第1距離および前記第2固定電極と前記第2可動電極との対向間隔である第2距離それぞれの変位は、前記対向方向に沿い、前記梁部が伸びることで前記錘部が前記第2アンカーから離れる第1方向、および、前記対向方向に沿い、前記梁部が縮むことで前記錘部が前記第2アンカーに近づく第2方向それぞれにおいて反対となっており、
    前記制御部は、前記第1固定電極に第1搬送波を出力し、前記第2固定電極に前記第1搬送波とは位相が逆転した第2搬送波を出力し、
    前記センサ部の出力信号は、前記第1固定電極と前記第1可動電極とによって構成される第1検出コンデンサの静電容量と、前記第2固定電極と前記第2可動電極とによって構成される第2検出コンデンサの静電容量との差分に応じていることを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置。
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