JP2014239723A - 椅子 - Google Patents

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Kazuo Oku
一夫 奥
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    • A47C7/40Support for the head or the back for the back
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Abstract

【課題】座者の体格や姿勢に応じて好適に上体を支持し得るランバーサポートを有した椅子を提供する。
【解決手段】背本体における左右両側に位置付けられた左右の背フレーム45、46に張り設けられ背凭れ面を形成する張地と、この張地の背面側に添設するランバーサポート5とを有してなる椅子であって、ランバーサポート5が、可撓性を有した紐状をなす線状体51と、左右の背フレーム45、46に取りつけられ線状体51が背凭れ面上に架設された連動可能な複数の架設線51aを形成するように線状体51を相対動作可能に掛け通す複数の掛け通し部たる引掛ピン55と、線状体51の張力を所要の張力に調節し且つ維持する張力調整部とを具備している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ランバーサポートを具備する椅子に関するものである。
従来、着座者の座り心地、特に着座者が快適となるよう着座者の上体を支持できるような背凭れが種々提案されてきた。その一例として、少なくとも左右両側に位置付けられた枠体状をなす背フレームに張地を張り設けて背凭れ面を形成し、この張地に添設する単一帯状のランバーサポートを別途設けたもので、このランバーサポートの一端側を前記背フレームにおける複数の部位の何れかに係留することにより撓みの度合いを変化させている椅子を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。このような椅子では、着座者個々の上体の荷重に応じてランバーサポートの撓み度合いを調整することで、着座者毎に快適な座り心地を提供し得る。
しかしながら現状において、着座者の個々の体格の違い、具体的には大きさや形状をも考慮すれば、着座者にとって快適なランバーサポートの撓み度合いは着座者特有の姿勢や趣向により単一ではなく、それぞれ異なっている。すなわちある着座者にとって撓み度合いを有するようになっていたとしても他の着座者にとっては所望の撓み度合いとは異なることも考えられる。このような場合は他の着座者に違和感を与えてしまうということも考えられる。
特許第4127193号公報
本発明は、このような不具合に着目したものであり、着座者の体格や姿勢に応じて好適に上体を支持し得るランバーサポートを有した椅子を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る椅子は、左右両側に位置付けられた背フレームに張り設けられ背凭れ面を形成する張地と、この張地に沿わせて前記左右の背フレーム間に配置されたランバーサポートとを有してなる椅子であって、前記ランバーサポートが、可撓性を有した紐状をなす線状体と、前記背フレームに取りつけられ前記線状体が前記左右の背フレームに架設された複数の架設線を形成するように前記線状体を掛け通す複数の掛け通し部と、前記線状体の張力を所要の張力に調節し且つ維持する張力調整部とを具備していることを特徴とする。
ここで、「線状体の張力」とは、線状体に対し着座者が接していない初期状態での張力を意味する。つまり「張力を調整する」とは、前記初期状態での張力を調整することを意味し、「維持する」とは初期状態での張力が維持されることを意味する。
このようなものであれば、着座者の所望する着座姿勢や趣向に応じて張力を調整し、その張力が維持された状態でランバーサポートが着座者を支持できるようになる。その結果、着座者の体格や姿勢に応じて好適に上体を支持し得るランバーサポートを有した椅子を提供することができる。
そして架設線同士の連動を維持しながら着座者にとって所望の撓み度合いを実現するためには、前記張力調整部を、前記掛け通し部間の距離を変更することにより線状体の張力を変更する構成とすることが望ましい。
架設線同士の連動と線状体のスムーズな張力調整とを両立させるための構成の一例として、前記掛け通し部を前記背フレームにおける両側端に位置する対をなす支持体に設けられたものとし、前記張力調整部を少なくとも一方の前記支持体を動作させるものとした態様を挙げることができる。
また、背フレームの形状を利用してコンパクトに張力調整部を構成するためには、張力調整部を、前記一方の支持体を前記背フレームに対しスライド動作させるものとすることが望ましい。
また使用者の張力調整のための操作力を効率よく伝え得るようにするためには、前記張力調整部を、前記一方の支持体を前記背フレームに対し回転動作させるようにすることが好ましい。
そして、架設線毎に掛かる荷重が異なっても線状体に局所的な負担が掛かることを回避することで、架設線同士の連動を安定させるようにするためには、前記線状体が環状をなすものとし、当該線状体の何れの箇所も固定されずに前記掛け通し部のみにより支持する構成を適用することが好ましい。加えて、背凭れ面に架け渡された複数の架設線が連動することにより、一の架設線に強く荷重か掛かり大きく撓むと他の架設線は連動して張力が増すようになる。
そして線状体に局所的な負担が掛かることを回避することで、架設線同士の連動を安定させるための他の態様としては前記線状体を両端部を有するものとし、当該両端部を固定するとともに中間位置を前記掛け通し部により相対動作可能に掛け通した状態で支持するようにしているものを挙げることができる。
また、前記張力調整部が、前記線状体の一部を巻き取ることにより当該線状体の張力を変更するようにすれば、簡素な構成で張力調整部を実現することができる。
着座者の腰部がより快適となるような構成として、前記複数の架設線が前記背凭れ面を上下方向に離間した状態で横架する構成を挙げることができる。
本発明によれば、着座者の体格や姿勢に応じて好適に上体を支持し得るランバーサポートを有した椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る斜視図。 同背面図。 同要部の構成説明図。 図3に係る動作説明図。 同実施形態に係る模式的な作用説明図。 同上。 同実施形態の変形例に係る構成説明図。 図8に係る動作説明図。 同実施形態の他の変形例に係る構成説明図。 同実施形態の他の変形例に係る構成説明図。 同実施形態の他の変形例に係る構成説明図。
以下、本発明を事務用回転椅子に適用した場合の一実施形態につき、図面を参照して説明する。
この椅子は、図1及び図2に示すように、脚体1と、この脚体1の上部に支持され水平旋回可能な支持基部2と、この支持基部2の上に配された座3と、前記支持基部2に後傾動作可能に設けられた背凭れ4とを具備してなる。
脚体1は、図1〜図6に示すように、キャスタ12を有した脚羽根11と、この脚羽根11の中心部に立設した脚支柱13とを具備してなる。前記脚支柱13は、ガススプリングを主体に構成された通常のもので、この脚支柱13の上端部に前記支持基部2が取り付けられている。
支持基部2は、同図に示すように、前記脚体1によって水平旋回可能かつ上下方向に昇降可能に支持されたもので、前記脚支柱13に装着されたハウジングと、このハウジングに内蔵される図示しない背凭れ支持用の主軸に力を付与して前記背凭れ4の後傾動作に対して弾性反発力を発生させる図示しない傾動反力発生機構とを具備してなる。前記傾動反力発生機構は、図示しないコイルスプリングやガススプリング等を用いて前記主軸に回転方向の弾性反発力を付与し得るように構成されたものであるが、通常のものであるため説明を省略する。
前記座3は、同図に示すように、着座面を構成する座本体31と、この座本体を支持する図示しない座受と、この座受に設けられ前記脚支柱13に設けられたガススプリングを操作して支持基部2、座3及び背凭れ4を昇降させるための昇降レバー32とを備えたものである。
背凭れ4は、左右の背フレーム45、46を備え枠状をなす背本体43と、支持基部2の後部両側から延出して背本体43を支持する対をなす背支桿41と、この対をなす背支桿41の間に設けられ、背凭れ4の後傾動作を使用者の操作により禁止するためのガススプリング42と、前記背本体43に張り設けられた張地44と、この張地44の背面側に沿わせて前記左右の背フレーム45、46間に配置されたランバーサポート5とを有している。前記背支桿41は上述した支持基部2の主軸に基端部を固定されることにより前記傾動反力発生機構による弾性反発力を有した状態で背本体43を支持するものであり、ガススプリング42は伸縮可能な状態では着座者の荷重による前記背凭れ4の後傾動作並びに前記傾動反力による前傾動作、すなわち背凭れ4の揺動を許容する一方、図示しないレバー等の操作により伸縮が禁止されることで支持基部2と背本体43との相対距離を固定することで背凭れ4を支持基部2に対して動作不能な状態とするものであるが、通常のものであるため説明を省略する。
ここで、本実施形態に係る椅子は、背本体43における左右両側に位置付けられた左右の背フレーム45、46に張り設けられ背凭れ面を形成する張地44と、この張地44の背面側に添設するランバーサポート5とを有してなる椅子であって、前記ランバーサポート5が、可撓性を有した紐状をなす線状体51と、前記背本体43に取りつけられ前記線状体51が前記背凭れ面上に架設された複数の架設線51aを形成するように前記線状体51を複数の掛け通し部たる引掛ピン55と、前記線状体51の張力を所要の張力に調節し且つ維持する張力調整部54とを具備していることを特徴とするものである。以下、本実施形態に係るランバーサポート5の構成を前記張地44、背本体43の構成とともに詳述する。
張地44は、背本体43の前側全域に亘って一定の張力を維持した状態で張り設けられたものである。本実施形態では張地44の素材として、一定の伸縮性及び通気性を有したメッシュ地を適用しているが勿論、エラストマー等の他の素材を適用してもよい。また本実施形態では張地44を同素材により一体的に成形されたものを適用しているが勿論、異なる素材や或いは同素材であっても厚みや色、糸の密度が異なるものを適宜縫い合わせたり重ねたりしたものであっても良い。
背本体43は、前記背支桿41に支持された矩形枠状をなすものであり左右両端には左右の背フレーム45、46を有している。そしてこの左右の背フレーム45、46の上下方向中間よりやや下側の位置にランバーサポート5を架設している。また背本体43は、剛性を有した樹脂素材からなるものであり、下端部において前記背支桿41及びガススプリング42の先端に固定されている。背本体43は、本実施形態では前記張地44の周縁を固定するために周囲に溝部を周回させるように設けている。そしてこの溝部に張地44の周縁に固定された図示しない帯状の樹脂板を差し込むことによって張地44を固定している。また背本体43は上記の構造に限定されず、例えば前後に分離した態様のものとし、背本体43の前側を例えば可撓性を有する帯状の樹脂からなるものとし、張地44を介して掛かる着座者の荷重により適宜撓み得るように背本体43の後ろ側に剛性をもたせ前記ランバーサポート5を前記前側と前後から挟み込むように取りつけるようにしても良い。
ランバーサポート5は、図3〜図6に示すように、前記左背フレーム45、右背フレーム46に支持された対をなす支持体52、53と、この対をなす支持体52、53に突設させた複数の掛け通し部たる引掛ピン55と、この引掛ピン55に架け渡された環状をなす線状体51と、前記対をなす支持体52、53のうちの他端側支持体53を側方にスライド動作させ得る張力調整部54とを有している。
引掛ピン55は本実施形態では線状体51を掛け通すに足るように表面を平滑に構成した突起状のものとしている。また引掛ピン55は、線状体51との相対動作を促すために別途ローラ等を設けたものとしても良い。
線状体51は、例えば、可撓性を有する金属や樹脂からなる環状をなす紐状のものであって、本実施形態では伸縮不能な素材を適用している。また線状体51は、その表面が平滑なものであり、引掛ピン55との相対動作、換言すれば引掛ピン55との接触位置をスムーズに異ならせ得るものとなっている。
前記対をなす支持体52、53のうちの一端側支持体52は、前記左背フレーム45に固定されたものであり、上下6箇所に引掛ピン55を有している。他端側支持体53は、本実施形態では前記右背フレーム46において側方にスライド可能に設けられている。この他端側支持体53は、上下6箇所に設けられた引掛ピン55と、側縁に設けられた開口の内側に、張力調整部54に接する追従面56とを有している。
張力調整部54は、前記右背フレーム46に対し回転可能に取りつけられたレバー57と、このレバー57に一体的に設けられ前記他端側支持体53に接するカム58とを有している。カム58は図3及び図4に示すように概略長円形状をなし、その周面をカム面59とし、このカム面59が前記追従面56に接している。
具体的に説明すると、この張力調整部54は、線状体51の張力、詳細には着座者の上体を支持していない初期張力を所望の張力に調整するための張力を調整する手段と、着座者からの荷重に対しても線状体51の張り具合を維持すべく固定するための張力を固定する手段とを有している。本実施形態では、レバー57、カム58及び追従面が張力を調整するための張力調整手段を構成し、右背フレーム46との間の摩擦により固定されているレバー57が、カム58の位置すなわち線状体51の張力を維持するための張力維持手段を構成している。なおカム58の位置を固定する構造は摩擦に限られることはない。例えば段階的に位置を固定するクリックストップ機構やラチェット機構、ウォームギヤ機構等、種々の構成を適用し得る。
しかして本実施形態では上述の通り、線状体51を伸縮不能な素材で構成する一方、張地44では伸縮可能な素材を採用することにより、張地44が有する伸縮性により着座者の上体の形状に合わせて変形させつつ、線状体51からなる架設線51aが要部を的確にサポートし得るようにしている。すなわち張力調整部54により着座者の所望の着座感を得るようにサポートし得るようにしている。また本実施形態では、着座者の腰部を複数の架設線51aで支持することによりランバーサポート5が腰部を支持する面積を抑え、メッシュ地からなる張地44が有する通気性をランバーサポート5が何ら損なうことが無いようにしている。
また本実施形態では、一端側支持体52及び他端側支持体53に設けられた計12個の引掛ピン55のみに支持される環状をなす線状体51が何れの箇所にも固定されずに掛け回されることにより、図示の通り上下方向に一定寸法離間した状態で6本の架設線51aが形成される。そして前記張力調整部54のレバー操作により他端側支持体53がスライド動作することにより、線状体51すなわち背凭れ面に架設された6本の架設線51aの張力を適宜調節し得るようになっている。図3ではレバー57を縦向きにすることにより架設線51aの張力が最も小さい弛緩状態(P)を示している。この弛緩状態(P)からレバー57を図4のように内方へ回転させると他端側支持体53の前記追従面56がレバー57の動作によるカム58の回転のためにカム面59に押圧される。その結果他端側支持体53は外側方へスライド動作する。これにより架設線51aの張力が最も高く設定された緊張状態(Q)が実現される。すなわち本実施形態では、レバー57を図3、図4に示す位置のみならずこれらの中間位置に設定することで、着座者が架設線51aの張力を任意に調整することができる。
また本実施形態では、複数の架設線51aが引掛ピン55に掛けられることにより互いに連動するため、図5に示すように上部の架設線51aに相対的に強く荷重が掛かる場合は上部の架設線51aが大きく撓む反面、下方の架設線51aの張力が上がる。また図6に示すように上下方向における中間位置にある架設線51aに相対的に強く荷重が掛かる場合は中間位置にある架設線51aが大きく撓む反面、常用及び下方の架設線51aの張力が上がる。このように本実施形態では、線状体51に対する荷重の掛かり方により、架設線51a毎の張力が適宜異なるようになっているため、着座者にとって違和感の無い着座感の提供に資する。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る椅子は、張地44に添設しながら架け渡された複数の架設線51aからなる線状体51の張力が所望の張力に調整されることにより、着座者の体格や姿勢に応じて好適に上体を支持し得るランバーサポート5を有した椅子を実現している。
そして架設線51a同士の連動を維持しながら着座者にとって所望の撓み度合いを実現するために本実施形態では、前記張力調整部54を、左右の背フレーム45、46間の距離を変更することにより線状体51の張力を変更する構成としている。
また本実施形態では、複数の架設線51a同士を連動させているので、一の架設線51aに強く荷重か掛かり大きく撓むと他の架設線51aは連動して張力が増すようになる。これにより着座者の趣向に応じて架設線51a毎に張力を異ならせた状態でランバーサポート5が支持できる。特に架設線51a毎に掛かる荷重が異なっても線状体51に局所的な負担が掛かることを回避することで、架設線51a同士の連動を安定させたり、線状体51の耐久性を高く維持したりし得るようにするために本実施形態では、環状をなす線状体51を適用し、当該線状体51の何れの箇所も固定されずに前記引掛ピン55のみにより横架される構成を適用している。
架設線51a同士の連動と線状体51のスムーズな張力調整とを両立させるための構成の一例として本実施形態では、前記引掛ピン55を左右の背フレーム45、46における両側端に位置する対をなす支持体52、53に設けられたものとし、前記張力調整部54が他端側支持体53を動作させるものとした。
また特に、他端側支持体53を背本体43の形状を利用、換言すれば背本体43の厚みの範囲内でスライド動作させる構成を適用することで張力調整部54をコンパクトに構成している。
着座者の腰部がより快適となるように本実施形態では、前記複数の架設線51aが前記背凭れ面を上下方向に離間した状態で横架するようにし、着座者の腰部の形状の違いによって起こる部分的な荷重の掛かり方の違いにも好適に適用し、体格や着座姿勢が異なる種々の着座者にそれぞれ快適な着座感を与え得る。
<変形例>
以下、本実施形態の各変形例について説明する。これら各変形例において、上記実施形態の構成要素に相当するものについては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態では張力調整部54として、他端側支持体53をスライドさせることによって掛け通し部たる引掛ピン55間の距離を変更する態様を開示したが勿論、引っ掛けピンを移動させる態様はスライド動作に限定されない。
すなわち図7及び図8に示すように他端側支持体53の代わりにを棒状の回転支持体53aを適用し、この回転支持体53aを軸心周りに回転させることにより線状体51の張力を変更するものようにしても良い。
このようなものであれば、簡素な構成により張力調整部54を構成しつつ、正確な動作を担保し得る。
また上記の変形例では、回転支持体53aの回転方向を軸心方向としたが、勿論線状体51の張力を調整し得る態様であれば回転方向は問わない。すなわち図9に示すように、右背フレーム46の背面側に回転支持体53aを取り付け、この回転支持体53aをその上端に回転軸53b1を有するとともに下端にナット部53b2を有するものとし、回転可能なダイヤル57aの雄ねじ軸57a1に沿って前記ナット部53b2を進退させることにより線状体51の張力を調整し得るようにしている。また回転支持体53aには線状体51を掛け通すための掛け通し部としてはピン状のものではなく、引っ掛け穴55aを計6箇所設けている。
また当該変形例では線状体51のうち左右の背フレーム45、46前方且つ張地44の背面側に介在部材であるチューブ51bを位置付け架設線51aを挿通させて覆うことにより、引っ掛け穴55aを介して各々の架設線51aが連動する際に動いても張地44に擦れてしまうことを有効に回避している。また当該変形例では各々の架設線51a毎にチューブ51bを挿通させる態様を開示したが、複数の架設線を51aを覆うような介在部材として径が大きな筒状のものやシート状のものを適用してもよい。
このようなものであれば、着座者はダイヤル57aを適宜回転させることにより回転支持体53aの他端側と右背フレーム46との離間寸法を調節して線状体51の張力を自由に調整し得る。またダイヤル57aを回転させないときには雄ねじ軸57aの任意の位置にナット部53b2は安定して固定される。
また上記実施形態及び変形例では引掛ピン55間の距離の変更によって張力を調整する態様を開示したが、本発明はかかる態様に限定されない。すなわち図10に他の変形例として示す態様を挙げることができる。
同図では、線状体51を環状ではなく両端を有する態様とし、一方の端部を固定ピン55bにより固定するとともに、他方の端部をダイヤル57aの回転によって巻取体58aが適宜巻き取り得る構成を開示している。着座者はこのダイヤル57aを適宜回転させることにより線状体51の張力を調整することができる。
このようなものであっても上記実施形態同様、架設線51a同士が連動することにより着座者は所望の張力を得ることができる。
また上記図10に係る変形例では一方の端部が固定された線状体51の他方の端部を巻き取ることによって張力を調整する態様を開示したが、本発明はかかる態様に限定されない。すなわち図11に他の変形例として示す態様を挙げることができる。
同図では、上記実施形態同様に他端側支持体53をスライド動作させる態様を適用している。しかしながら本変形例では線状体51を環状ではなく両端を有する態様とし、両方の端部を固定ピン55bにより固定するようにしている。そして線状体51の中間位置が前記掛け通し部たる引っ掛けピン55により相対動作可能に掛け通された状態で支持されている。
当該変形例においても上記実施形態同様、弛緩状態(P)からレバー57を内方へ回転させると他端側支持体53の前記追従面56がレバー57の動作によるカム58の回転のためにカム面59に押圧される。その結果他端側支持体53は外側方へスライド動作する。これにより架設線51aの張力が最も高く設定された緊張状態(Q)が実現される。
また本変形例においても勿論、レバー57を動作両端位置のみならずこれらの中間位置に設定することで、着座者が架設線51aの張力を任意に調整することができることはいうまでもない。
当該変形例では固定ピン55a近傍においての架設線51aの連動が幾分限定されるものの、このようなものであっても上記実施形態同様、架設線51a同士が適宜連動することにより着座者は所望の張力を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では張力調整手段は背フレームとは別体のものとした態様を開示したが、勿論、一方の支持体を背フレームに一体化する等して部品点数の削減を図ったものとしても良い。また上記実施形態及び変形例では1本の線状体によりランバーサポートを構成したが勿論、複数の線状体を適用しても良い。そして線状体を覆う介在部材を適用した構成は一の変形例についてのみ適用したが勿論、当該介在部材の構成は上記実施形態及び他の何れの変形例にも適用し得る。また線状体の径や線状体の取り回し位置といった具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明はランバーサポートを備えた椅子として利用することができる。
4…背凭れ
44…張地
45…左背フレーム
46…右背フレーム
5…ランバーサポート
51…線材
51a…架設線
54…張力調整部

Claims (9)

  1. 左右両側に位置付けられた背フレームに張り設けられ背凭れ面を形成する張地と、
    この張地に沿わせて前記左右の背フレーム間に配置されたランバーサポートとを有してなる椅子であって、
    前記ランバーサポートが、可撓性を有した紐状をなす線状体と、
    前記背フレームに取りつけられ前記線状体が前記左右の背フレームに架設された複数の架設線を形成するように前記線状体を掛け通す複数の掛け通し部と、
    前記線状体の張力を所要の張力に調節し且つ維持する張力調整部とを具備していることを特徴とする椅子。
  2. 前記張力調整部が、前記掛け通し部間の距離を変更することにより線状体の張力を変更するものである請求項1記載の椅子。
  3. 前記掛け通し部が前記背フレームにおける両側端に位置する対をなす支持体に設けられたものであり、
    前記張力調整部が少なくとも一方の前記支持体を動作させるものである請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記張力調整部が、前記一方の支持体を前記背フレームに対しスライド動作させるものである請求項3記載の椅子。
  5. 前記張力調整部が、前記一方の支持体を前記背フレームに対し回転動作させるものである請求項3記載の椅子。
  6. 前記線状体が環状をなすものであり、当該線状体の何れの箇所も固定されずに前記掛け通し部のみにより相対動作可能に掛け通された状態で支持されている請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  7. 前記線状体が両端部を有するものであり、当該両端部が固定されるとともに中間位置が前記掛け通し部により相対動作可能に掛け通された状態で支持されている請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  8. 前記張力調整部が、前記線状体の一部を巻き取ることにより当該線状体の張力を変更するものである請求項1記載の椅子。
  9. 前記複数の架設線が前記背凭れ面を上下方向に離間した状態で横架するものである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の椅子。
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