JP2014238903A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014238903A
JP2014238903A JP2013121895A JP2013121895A JP2014238903A JP 2014238903 A JP2014238903 A JP 2014238903A JP 2013121895 A JP2013121895 A JP 2013121895A JP 2013121895 A JP2013121895 A JP 2013121895A JP 2014238903 A JP2014238903 A JP 2014238903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refresh
signal
address
control circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013121895A
Other languages
English (en)
Inventor
晋 石川
Susumu Ishikawa
晋 石川
大石 貫時
Kanji Oishi
貫時 大石
嵩之 藤原
Takayuki Fujiwara
嵩之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PS4 Luxco SARL
Original Assignee
PS4 Luxco SARL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PS4 Luxco SARL filed Critical PS4 Luxco SARL
Priority to JP2013121895A priority Critical patent/JP2014238903A/ja
Publication of JP2014238903A publication Critical patent/JP2014238903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dram (AREA)

Abstract

【課題】アクセス履歴に応じた追加的なリフレッシュ動作に優先順位を設ける。
【解決手段】
アクセス回数が第1の値を超えたワード線のアドレスをアドレス発生部200に格納し、アクセス回数が第1の値よりも多い第2の値を超えたワード線のアドレスをアドレス発生部300に格納する。そして、リフレッシュコマンドが発行された場合、アドレス発生部300にアドレスが蓄積されていれば当該アドレスに対してリフレッシュ動作を行い、アドレス発生部300にアドレスが蓄積されていなければアドレス発生部200に蓄積されたアドレスに対してリフレッシュ動作を行う。これにより、より緊急性の高いワード線に対して優先的に追加的なリフレッシュ動作を行うこと可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、リフレッシュ動作による情報の保持が必要な半導体装置に関する。
代表的な半導体メモリデバイスであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)は、セルキャパシタに蓄積された電荷によって情報を記憶するため、定期的にリフレッシュ動作を行わなければ情報が消失してしまう。このため、DRAMを制御するコントロールデバイスからは、リフレッシュ動作を指示するリフレッシュコマンドが定期的に発行される(特許文献1参照)。リフレッシュコマンドは、1リフレッシュサイクル(例えば64msec)の期間に全てのワード線が必ず1回リフレッシュされる頻度でコントロールデバイスから発行される。
特開2011−258259号公報
しかしながら、メモリセルへのアクセス履歴によっては、所定のメモリセルの情報保持特性が低下することがあった。そして、所定のメモリセルの情報保持時間が1リフレッシュサイクル未満に低下すると、1リフレッシュサイクルの期間に全てのワード線が1回リフレッシュされる頻度でリフレッシュコマンドを発行しても、一部の情報が失われるおそれがあった。
このような問題を解決するためには、メモリセルへのアクセス履歴を解析し、アクセス回数が所定値を超えた場合に、追加的なリフレッシュ動作を行う方法が考えられる。しかしながら、メモリセルへのアクセス履歴は刻々と変化するため、単にアクセス回数が所定値を超えた場合に追加的なリフレッシュ動作を行うだけでは、情報保持特性が大きく低下したメモリセルを優先的に救済することができず、情報が失われる可能性がある。
本発明の一側面による半導体装置は、ロウアドレスに対応して設けられる複数のワード線と、前記複数のワード線に其々対応して設けられる複数のメモリセルと、前記ロウアドレス毎にロウアドレスの活性化回数をカウントし、該カウント回数が第1の値を超えた時に第1の制御信号を出力して対応する第1のロウアドレスを第1のレジスタに保持し、前記第1の値よりも大きい第2の値を超えた時に第2の制御信号を出力して対応する第2のロウアドレスを第2のレジスタに保持する第1の制御回路と、リフレッシュコマンドをカウントしてリフレッシュ制御を実行すべき第3のロウアドレスを発生するリフレッシュカウンタと、前記リフレッシュコマンドを受けた際に、前記第1のロウアドレスよりも優先して前記第2のロウアドレスに対応する複数のメモリセルのリフレッシュ制御を行い、且つ、前記第3のリフレッシュアドレスよりも優先して前記第1のロウアドレスに対応する複数のメモリセルのリフレッシュ制御を行う第2の制御回路と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、複数のワード線を含むメモリセルアレイと、前記複数のワード線に対するアクセス履歴を記憶する第1の制御回路と、リフレッシュコマンドに応答して前記複数のワード線のいずれかにアクセスする第2の制御回路と、を備え、前記第1の制御回路は、2以上のワード線からなるワード線群ごとにアクセス履歴を記憶し、前記第2の制御回路は、アクセス回数が第1の値を超えた第1のワード線群のロウアドレスが前記第1の制御回路に保持されている場合には、前記リフレッシュコマンドに応答して前記第1のワード線群に含まれるワード線にアクセスし、アクセス回数が前記第1の値よりも多い第2の値を超えた第2のワード線群のロウアドレスが前記第1の制御回路に保持されている場合には、前記リフレッシュコマンドに応答して前記第1のワード線群に含まれるワード線にアクセスすることなく、前記第2のワード線群に含まれるワード線にアクセスすることを特徴とする。
本発明によれば、追加的にリフレッシュ動作を実行すべきワード線に対し、アクセス履歴に応じた優先順位が設けられることから、より緊急性の高いワード線に対して優先的に追加的なリフレッシュ動作を行うこと可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。 メモリセルアレイ11の一部を拡大して示す回路図である。 ビット線を共有する2つのメモリセルMCの断面図であり、ワード線WLが半導体基板4に埋め込まれたトレンチゲート型のセルトランジスタTrを有している。 メモリセルアレイ11の構造をより詳細に説明するための略平面図である。 リフレッシュ制御回路40の回路図である。 (a)はリフレッシュカウンタ41の機能を説明するための模式図であり、(b)はリフレッシュカウンタ41の動作を説明するためのタイミング図である。 アクセスカウント部100のブロック図である。 メモリセルアレイ110の回路図である。 メモリセルアレイ110に含まれるSRAMセルSCの回路図である。 アドレス発生部200のブロック図である。 追加リフレッシュカウンタ280及び選択信号発生回路270の動作を説明するためのタイミング図である。 アドレス発生部300のブロック図である。 選択回路42の動作を説明するための真理値表である。 半導体装置10の動作を説明するためのタイミング図である。 電源制御回路170,290,390の回路図である。 電源制御回路170,290,390の動作を説明するためのタイミング図である。 変形例によるSRAMセルSCの回路図である。 変形例によるメモリセルアレイ110,210,310の回路図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10は単一の半導体チップに集積されたDDR3(Double Data Rate 3)型のDRAMであり、外部基板2に実装されている。外部基板2は、メモリモジュール基板あるいはマザーボードであり、外部抵抗Reが設けられている。外部抵抗Reは、半導体装置10のキャリブレーション端子ZQに接続されており、そのインピーダンスはキャリブレーション回路38の基準インピーダンスとして用いられる。本実施形態においては外部抵抗Reに接地電位VSSが供給されている。
図1に示すように、半導体装置10はメモリセルアレイ11を有している。メモリセルアレイ11は、p+1本のワード線WL(WL0〜WLp)と複数のビット線BLを備え、これらの交点にメモリセルMCが配置された構成を有している。ワード線WLの選択はロウデコーダ12によって行われ、ビット線BLの選択はカラムデコーダ13によって行われる。
また、半導体装置10には外部端子としてコマンドアドレス端子21、リセット端子22、クロック端子23、データ端子24、電源端子25,26、キャリブレーション端子ZQが設けられている。
コマンドアドレス端子21は、外部からアドレス信号ADD及びコマンド信号COMが入力される端子である。コマンドアドレス端子21に入力されたアドレス信号ADDは、コマンドアドレス入力回路31を介してアドレスラッチ回路32に供給され、ラッチされる。アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDは、ロウデコーダ12、カラムデコーダ13又はモードレジスタ14に供給される。モードレジスタ14は、半導体装置10の動作モードを示すパラメータが設定される回路である。
コマンドアドレス端子21に入力されたコマンド信号COMは、コマンドアドレス入力回路31を介してコマンドデコード回路33に供給される。コマンドデコード回路33は、コマンド信号COMをデコードすることによって各種内部コマンドを生成する回路である。内部コマンドとしては、アクティブ信号IACT、カラム信号ICOL、リフレッシュ信号IREF、セルフリフレッシュステート信号SELF、モードレジスタセット信号MRS、キャリブレーション信号ZQCなどがある。
アクティブ信号IACTは、コマンド信号COMがロウアクセス(アクティブコマンド)を示している場合に活性化される信号である。アクティブ信号IACTが活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDがロウデコーダ12に供給される。これにより、当該アドレス信号IADDにより指定されるワード線WLが選択される。特に限定されるものではないが、本実施形態においてはロウアクセス時に用いるアドレス信号IADDがA0〜A13からなる14ビット構成である。このことは、メモリセルアレイ11に16k本(=214)のワード線WLが含まれていることを意味する。
カラム信号ICOLは、コマンド信号COMがカラムアクセス(リードコマンド又はライトコマンド)を示している場合に活性化される信号である。内部カラム信号ICOLが活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDがカラムデコーダ13に供給される。これにより、当該アドレス信号IADDにより指定されるビット線BLが選択される。
したがって、アクティブコマンド及びリードコマンドを入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力すれば、これらロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCからリードデータが読み出される。リードデータDQは、リードライトアンプ15及び入出力回路16を介して、データ端子24から外部に出力される。
一方、アクティブコマンド及びライトコマンドを入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力し、その後、データ端子24にライトデータDQを入力すれば、ライトデータDQは入出力回路16及びリードライトアンプ15を介してメモリセルアレイ11に供給され、ロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCに書き込まれる。
リフレッシュ信号IREFは、コマンド信号COMがリフレッシュコマンドを示している場合に1又は複数回活性化される信号である。リフレッシュ信号IREFは、リフレッシュ制御回路40に供給される。リフレッシュ制御回路40は、ロウデコーダ12を制御することによって、メモリセルアレイ11に含まれる所定のワード線WLを活性化させ、これによりリフレッシュ動作を実行する回路である。リフレッシュ制御回路40には、リフレッシュ信号IREFの他、セルフリフレッシュステート信号SELF、アクティブ信号IACT、アドレス信号IADD及びリセット端子22を介して入力されるリセット信号RESETが供給される。リフレッシュ制御回路40の詳細については後述する。
セルフリフレッシュステート信号SELFは、コマンド信号COMがセルフリフレッシュモードへのエントリを示している場合に活性化される信号である。セルフリフレッシュステート信号SELFが活性化すると、半導体装置10はセルフリフレッシュモードにエントリし、定期的なリフレッシュ動作が自動的に行われる。セルフリフレッシュモードにエントリすると、半導体装置10は低消費電流状態となり、半導体装置10に対してロウアクセスやカラムアクセスを行うことはできなくなる。セルフリフレッシュモードから通常モードに復帰するためには、コマンドアドレス端子21を介して外部からセルフリフレッシュイグジットコマンドを入力する必要がある。セルフリフレッシュイグジットコマンドが入力されると、セルフリフレッシュステート信号SELFは非活性状態となり、半導体装置10は通常モードに復帰する。
モードレジスタセット信号MRSは、コマンド信号COMがモードレジスタセットコマンドを示している場合に活性化される信号である。したがって、モードレジスタセットコマンドを入力するとともに、これに同期してコマンドアドレス端子21からモード信号を入力すれば、モードレジスタ14の設定値を書き換えることができる。
ここで、半導体装置10に設けられた外部端子の説明に戻ると、クロック端子23には外部クロック信号CK,/CKが入力される。外部クロック信号CKと外部クロック信号/CKは互いに相補の信号であり、いずれもクロック入力回路34に供給される。クロック入力回路34は、外部クロック信号CK,/CKを受けて内部クロック信号PCLKを生成する。内部クロック信号PCLKは、内部クロック発生回路35に供給され、これによって位相制御された内部クロック信号LCLKが生成される。特に限定されるものではないが、内部クロック発生回路35としてはDLL回路を用いることができる。内部クロック信号LCLKは入出力回路16に供給され、リードデータDQの出力タイミングを決めるタイミング信号として用いられる。また、内部クロック信号PCLKは、タイミングジェネレータ36にも供給され、これによって各種内部クロック信号ICLKが生成される。タイミングジェネレータ36によって生成される各種内部クロック信号ICLKは、アドレスラッチ回路32やコマンドデコード回路33などの回路ブロックに供給され、これら回路ブロックの動作タイミングを規定する。
電源端子25は、電源電位VDD,VSSが供給される端子である。電源端子25に供給される電源電位VDD,VSSは内部電源発生回路37に供給される。内部電源発生回路37は、電源電位VDD,VSSに基づいて各種の内部電位VPP,VOD,VARY,VPERIや、基準電位ZQVREFを発生させる。内部電位VPPは主にロウデコーダ12において使用される電位であり、内部電位VOD,VARYはメモリセルアレイ11内のセンスアンプにおいて使用される電位であり、内部電位VPERIは他の多くの回路ブロックにおいて使用される電位である。一方、基準電位ZQVREFは、キャリブレーション回路38にて使用される基準電位である。
電源端子26は、電源電位VDDQ,VSSQが供給される端子である。電源端子26に供給される電源電位VDDQ,VSSQは入出力回路16に供給される。電源電位VDDQ,VSSQは、電源端子25に供給される電源電位VDD,VSSとそれぞれ同電位であるが、入出力回路16によって生じる電源ノイズが他の回路ブロックに伝搬しないよう、入出力回路16については専用の電源電位VDDQ,VSSQを用いている。
キャリブレーション端子ZQは、キャリブレーション回路38に接続されている。キャリブレーション回路38は、キャリブレーション信号ZQCによって活性化されると、外部抵抗Reのインピーダンス及び基準電位ZQVREFを参照してキャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作によって得られたインピーダンスコードZQCODEは入出力回路16に供給され、これによって、入出力回路16に含まれる出力バッファ(図示せず)のインピーダンスが指定される。
図2は、メモリセルアレイ11の一部を拡大して示す回路図である。
図2に示すように、メモリセルアレイ11の内部には、Y方向に延在する複数のワード線WLと、X方向に延在する複数のビット線BLが設けられており、その交点にメモリセルMCが配置されている。メモリセルMCはいわゆるDRAMセルであり、Nチャンネル型MOSトランジスタからなるセルトランジスタTrとセルキャパシタCが直列に接続された構成を有している。セルトランジスタTrのゲート電極は対応するワード線WLに接続され、ソース/ドレインの一方は対応するビット線BLに接続され、ソース/ドレインの他方はセルキャパシタCに接続されている。
メモリセルMCは、セルキャパシタCに蓄積された電荷によって情報を記憶する。具体的には、セルキャパシタCが内部電位VARYにチャージされている場合、つまりハイレベルにチャージされている場合には一方の論理レベル(例えば、論理値=1)を記憶し、セルキャパシタCが接地電位VSSにチャージされている場合、つまりローレベルにチャージされている場合には他方の論理レベル(例えば、論理値=0)を記憶する。セルキャパシタCに蓄積された電荷はリーク電流によって徐々に消失するため、一定の時間が経過する度にリフレッシュ動作を行う必要がある。
リフレッシュ動作は、アクティブ信号IACTに応答したロウアクセスと基本的に同じである。つまり、リフレッシュすべきワード線WLを活性レベルに駆動し、これにより当該ワード線WLに接続されたセルトランジスタTrをオンさせる。ワード線WLの活性レベルは例えば内部電位VPPであり、大部分の周辺回路にて使用する内部電位VPERIよりも高電位である。これにより、セルキャパシタCが対応するビット線BLに接続されるため、セルキャパシタCに蓄積されていた電荷に応じてビット線BLの電位が変動する。そして、センスアンプSAを活性化させることにより、対を成すビット線BL間に生じている電位差を増幅した後、ワード線WLを非活性レベルに戻せば、セルキャパシタCのチャージレベルが再生される。ワード線WLの非活性レベルは、例えば接地電位VSS未満の負電位VKKである。
リフレッシュ動作を行うべき周期はリフレッシュサイクルと呼ばれ、規格によって例えば64msecと定められている。したがって、各メモリセルMCの情報保持時間をリフレッシュサイクルよりも長くなるよう設計すれば、定期的なリフレッシュ動作によって情報を保持し続けることができる。尚、実際には各メモリセルMCの情報保持時間はリフレッシュサイクルに対して十分なマージンを有しており、このため、規格によって定められたリフレッシュサイクルよりもやや長いサイクルでリフレッシュ動作を行った場合であっても、メモリセルMCの情報を正しく保持することが可能である。
しかしながら、近年、アクセス履歴によってメモリセルMCの情報保持時間が低下するディスターブ現象が問題となっている。ディスターブ現象とは、あるワード線WLを繰り返しアクセスすると、これに隣接する他のワード線WLに接続されたメモリセルMCの情報保持特性が低下する現象である。例えば、図2に示すワード線WLmを繰り返しアクセスすると、これに隣接するワード線WLm−1,WLm+1に接続されたメモリセルMCの情報保持特性が低下する。原因については諸説あるが、例えば、隣接するワード線間に生じている寄生容量Cpによるものであると考えられている。
つまり、所定のワード線WLmが繰り返しアクセスされると、その電位が負電位VKKから高電位VPPへ繰り返し変化するため、隣接するワード線WLm−1,WLm+1を負電位VKKに固定しているにもかかわらず、寄生容量Cpによるカップリングによってその電位がわずかに上昇する。これにより、ワード線WLm−1,WLm+1に接続されたセルトランジスタTrのオフリーク電流が増大し、セルキャパシタCのチャージレベルが通常よりも高速に失われてしまう。
また、以下の様な他の考えもある。図3は、ビット線を共有する2つのメモリセルMCの断面図であり、ワード線WLが半導体基板4に埋め込まれたトレンチゲート型のセルトランジスタTrを有している。図3に示すワード線WLm,WLm+1は、素子分離領域6によって区画された同じ活性領域内に埋め込まれており、これが活性化されると対応するソース/ドレインSD間にチャネルが形成される。ソース/ドレインSDの一方はビット線ノードに接続され、他方はキャパシタノードに接続されている。このような断面において、ワード線WLmがアクセスされ、その後セルトランジスタTrをOFFする(つまりチャネルが切れる)と、キャリアである浮遊電子がチャネル付近に発生する。ワード線WLmへのアクセスが繰り返されると、その浮遊電子が累積し、その累積した浮遊電子がワード線WLm+1側のキャパシタノードへ移動し、PNジャンクションリークを誘発してセルキャパシタCのチャージレベルを失わせる。
いずれにしても、このようなメカニズムによりメモリセルMCの情報保持時間が低下すると、情報保持時間が規格によって定められたリフレッシュサイクルを下回る危険性がある。情報保持時間がリフレッシュサイクルを下回わってしまうと、リフレッシュ動作を正しく実行しても一部のデータが消失してしまう。
本実施形態による半導体装置10は、上述したディスターブ現象を考慮し、アクセス履歴に基づいて追加的なリフレッシュ動作を行う点を特徴としている。
図4は、メモリセルアレイ11の構造をより詳細に説明するための略平面図である。
図4に示すように、本実施形態においては、ビット線コンタクトBLCを共有する2つのセルトランジスタTrに対応するワード線WL(例えば、ワード線WLn(0)とWLn(1))が互いに近接して配置されており、その間隔はW1である。ビット線コンタクトBLCとは、セルトランジスタTrのソース/ドレインの一方とビット線BLとを接続するためのコンタクト導体である。ソース/ドレインの他方は、セルコンタクトCCを介して図示しないセルキャパシタCに接続される。
これに対し、ビット線コンタクトBLCを共有しないセルトランジスタTrに対応する隣接したワード線WL(例えば、ワード線WLn(1)とWLn+1(0))の間隔は、間隔W1よりも広い間隔W2である。このようなレイアウトとなるのは、図4に示すように、A方向を長手方向とする活性領域ARaと、B方向を長手方向とする活性領域ARbを、X方向に交互に形成しているためである。
メモリセルアレイ11がこのようなレイアウトを有している場合、あるワード線WLn(0)が繰り返しアクセスされた場合であっても、間隔W1で隣接するワード線WLn(1)に対しては寄生容量Cp1が大きいためディスターブ現象が発生するが、間隔W2で隣接するワード線WLn−1(1)に対しては寄生容量Cp2が小さいためディスターブ現象がほとんど発生しない。したがって、このようなレイアウトを有している場合には、ディスターブ現象の発生するワード線WLn(1)に対しては、追加的なリフレッシュ動作を行う必要があるが、他方のワード線WLn−1(1)に対しては追加的なリフレッシュ動作を行う必要はない。
また、間隔W1で隣接するワード線WLn(0)とWLn(1)は、割り当てられたロウアドレスの最下位ビット(A0)のみが相違し、他のビット(A1〜A13)の値が一致している。このような特徴を考慮し、本実施形態においてはリフレッシュ制御回路40の回路構成の簡素化を図っている。以下、半導体装置10に備えられたリフレッシュ制御回路40の構成及び動作について詳細に説明する。
図5は、リフレッシュ制御回路40の回路図である。
図5に示すように、リフレッシュ制御回路40は、リフレッシュカウンタ41、アクセスカウント部100、アドレス発生部200,300、選択回路42及びオシレータ43を備えている。
リフレッシュカウンタ41は、リフレッシュ信号IREFaに応答してリフレッシュすべきロウアドレス(リフレッシュアドレス)RADD0を生成する回路である。そのカウント値であるリフレッシュアドレスRADD0は、リフレッシュ信号IREFaに応答して更新(インクリメント又はデクリメント)される。リフレッシュ信号IREFaは、コマンドデコード回路33から出力されるリフレッシュ信号IREFと、オシレータ43から出力されるオシレータ信号OSCとを受けるORゲート回路G1によって生成される。上述の通り、リフレッシュ信号IREFは、外部からリフレッシュコマンドが発行される度に1回又は複数回活性化される信号である。このため、1リフレッシュサイクルの期間にリフレッシュカウンタ41のカウント値が一周するよう、外部からリフレッシュコマンドを複数回(例えば8k回)投入すれば、1リフレッシュサイクルの期間に全てのワード線WLをリフレッシュすることができる。但し、選択信号SELa又はSELbが活性化している場合には、ORゲート回路G2を介してリフレッシュカウンタ41に停止信号STPが供給され、この場合にはリフレッシュ信号IREFaが入力されてもカウント値の更新は行われない。また、リセット信号RESETが入力されると、リフレッシュカウンタ41のカウント値は初期値にリセットされる。
オシレータ43は、セルフリフレッシュステート信号SELFが活性化している場合に周期的なオシレータ信号OSCを生成する回路である。したがって、半導体装置10がセルフリフレッシュモードにエントリすると、オシレータ信号OSCが自動的且つ周期的に発生し、これにより周期的なリフレッシュ動作が自動的に実行される。
図6(a)はリフレッシュカウンタ41の機能を説明するための模式図であり、図6(b)はリフレッシュカウンタ41の動作を説明するためのタイミング図である。
図6(a)に示すように、リフレッシュカウンタ41はビットB0〜ビットB14からなる15ビットのバイナリカウンタであり、停止信号STPが非活性化していることを条件として、リフレッシュ信号IREFaに同期して更新(インクリメント又はデクリメント)される。リフレッシュカウンタ41のビットB0〜B13の出力は、リフレッシュアドレスRADD0のビットA0〜A13として用いられる。最上位のビットB14はリフレッシュアドレスRADD0としては用いられず、リフレッシュカウンタ41が一周したことを示すオーバーフロー信号OVFとして用いられる。
オーバーフロー信号OVFは、図6(b)に示すように、リフレッシュカウンタ41が一周する度にその論理レベルが反転する信号である。具体的には、リフレッシュアドレスRADD0が最大値(MAX)から最小値(MIN)に戻る際に、オーバーフロー信号OVFの論理レベルが反転する。図5に示すように、オーバーフロー信号OVFは、アクセスカウント部100及びアドレス発生部200,300に供給される。
アクセスカウント部100は、メモリセルアレイ11に対するロウアクセスの履歴を解析する回路である。アクセスカウント部100に供給されるアドレス信号IADDは、ビットA0〜A13のうちビットA1〜A13からなる13ビットのみである。つまり、最下位ビットA0は縮退される。
図7は、アクセスカウント部100のブロック図である。
図7に示すように、アクセスカウント部100は、メモリセルアレイ110及びロウデコーダ120を有している。特に限定されるものではないが、メモリセルアレイ110は図8に示すように複数のSRAM(Static Random Access Memory)セルSCがマトリクス状に配置された構成を有している。具体的には、(p+1)/2本のワード線RWL0〜RWL(p−1)/2と、T+1本のビット線RBL0〜RBLTを有し、これらの交点にそれぞれSRAMセルが配置された構成を有している。ここで、p+1の値は、図1に示すメモリセルアレイ11に含まれるワード線WL0〜WLpの本数である。つまり、メモリセルアレイ110に含まれるワード線RWLの本数は、メモリセルアレイ11に含まれるワード線WLの本数の半分である。これは、アクセス履歴の解析において最下位ビットA0を縮退しているためである。
図9は、メモリセルアレイ110に含まれるSRAMセルSCの回路図である。
図9に示すように、SRAMセルSCは2つのインバータINV1,INV2が循環接続された構成を有しており、インバータINV1の入力ノード(インバータINV2の出力ノード)はトランジスタTrTを介して一方のビット線RBL(T)に接続され、インバータINV2の入力ノード(インバータINV1の出力ノード)はトランジスタTrBを介して他方のビット線RBL(B)に接続されている。トランジスタTrT,TrBのゲート電極は対応するワード線RWLに接続されている。かかる構成により、あるワード線RWLが活性化すると、対応するビット線RBL(T),RBL(B)に相補のデータが出力される。
また、インバータINV1,INV2は、高位側電源ノードと低位側電源ノードを有しており、これらの間に印加される電圧によって動作する。インバータINV1の高位側電源ノードには内部電位VPERIが供給される一方、インバータINV2の高位側電源ノードには内部電位VPERIZが供給される。また、インバータINV1の低位側電源ノードには接地電位VSSZが供給される一方、インバータINV2の低位側電源ノードには接地電位VSSが供給される。内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZは図7に示す電源制御回路170によって生成される電位であり、その詳細については後述する。
また、ビット線RBL0〜RBLTは、リード回路130を構成するリード回路130〜130にそれぞれ接続されている。ビット線RBL0〜RBLTは、それぞれ2本の信号線からなる相補配線であるが、図7及び図8においては各ビット線RBL0〜RBLTを1本の実線で示している。リード回路130は、ビット線RBL0〜RBLTを介して読み出されたデータ(カウント値)を、カウンタ回路140に含まれるレジスタ回路140〜140に書き込む回路である。レジスタ回路140〜140は縦続接続されており、これによりバイナリカウンタを構成する。
ここで、レジスタ回路140の値は検出信号MAX1として出力される。したがって、レジスタ回路140〜140T−1の値が最大値(オール1)である場合にカウントアップされると、レジスタ回路140の格納値である検出信号MAX1が0から1に反転する。このように、レジスタ回路140はカウント値が第1の所定値(=2)に達したことを検出する検出回路として機能する。一例として、T=15である場合、第1の所定値は32k(=215)である。また、カウンタ回路140には最上位のレジスタ回路140T+1が追加されており、その値は検出信号MAX2として出力される。したがって、レジスタ回路140〜140の値が最大値(オール1)である場合にカウントアップされると、レジスタ回路140T+1の格納値である検出信号MAX2が0から1に反転する。このように、レジスタ回路140T+1はカウント値が第2の所定値(=2T+1)に達したことを検出する検出回路として機能する。一例として、T=15である場合、第2の所定値は64k(=216)である。
レジスタ回路140〜140から出力されるデータ(カウント値)は、それぞれ対応するライト回路150〜150によって対応するビット線RBL0〜RBLTに供給され、当該メモリセルにライトバックされる。
これらロウデコーダ120、リード回路130、カウンタ回路140及びライト回路150の動作は、コマンド制御回路160によって制御される。コマンド制御回路160は、アクティブ信号IACT、リフレッシュ信号IREFa及びリセット信号RESETを受け、これらに基づいてアクティブ信号RACT、カウントアップ信号RCNT、リセット信号RRST、リード信号RREAD、ライト信号RWRTを生成する。ここで、アクティブ信号RACTは、ロウデコーダ120を活性化させる信号であり、カウントアップ信号RCNTはカウンタ回路140のカウント値をカウントアップする信号であり、リセット信号RRSTはカウンタ回路140のカウント値をリセットする信号である。また、リード信号RREADはリード回路130を活性化させる信号であり、ライト信号RWRTはライト回路150を活性化させる信号である。
アクティブ信号RACT、カウントアップ信号RCNT、リセット信号RRST、リード信号RREAD、ライト信号RWRTが活性化する順序は次の通りである。
まず、外部からアクティブコマンドACTが発行された場合には、アクティブ信号RACT、リード信号RREAD、カウントアップ信号RCNT、ライト信号RWRTがこの順に活性化する。リセット信号RRSTは活性化しない。
アクティブ信号RACTが活性化すると、図7に示すロウデコーダ120は、ロウアドレスIADD(A1〜A13)が示すワード線RWLを選択する。これにより、選択されたワード線RWLに対応するデータ(カウント値)がビット線RBLに読み出される。上述の通り、アクセスカウント部100に入力されるロウアドレスIADDは、最下位ビットA0が縮退されている。したがって、アクティブ信号RACTに応答して選択されるワード線RWLは、図4に示す間隔W1で隣接する2つのワード線WL(例えば、ワード線WLn(0)とワード線WLn(1))に対して共通に割り当てられている。
次に、リード信号RREADが活性化すると、ビット線RBLに読み出されたデータ(カウント値)がリード回路130によって増幅され、カウンタ回路140にロードされる。一例として、読み出されたカウント値がkであるとすると、この値がカウンタ回路140にロードされる。
続いて、カウントアップ信号RCNTが活性化すると、カウンタ回路140にロードされたカウント値がインクリメントされる。つまり、カウント値がkからk+1に変化する。そして、ライト信号RWRTが活性化すると、更新されたカウント値(k+1)がライト回路150を介してメモリセルアレイ110にライトバックされる。
以上の動作により、入力されたロウアドレスIADD(A1〜A13)に対応するカウント値がインクリメントされる。かかる動作は、外部からアクティブコマンドACTが発行されるたびに実行されるため、間隔W1で隣接する2つのワード線WLを1単位として、ロウアクセスの回数をカウントすることができる。但し、ロウアドレスIADDの最下位ビットA0が縮退されているため、間隔W1で隣接する2つのワード線WLのいずれに対するアクセスであるかは区別されない。
このような動作を繰り返した結果、カウンタ回路140に含まれるレジスタ回路140の値が0から1に反転すると、つまりカウント値が第1の所定値(=2)に達すると、検出信号MAX1がハイレベルに活性化する。さらに、最上位のレジスタ回路140T+1の値が0から1に反転すると、つまりカウント値が第2の所定値(=2T+1)に達すると、検出信号MAX2がハイレベルに活性化する。検出信号MAX1,MAX2は、図5に示したアドレス発生部200,300にそれぞれ供給される。
一方、外部からリフレッシュコマンドREFが発行された場合には、リセット信号RRST、アクティブ信号RACT、ライト信号RWRTがこの順に活性化する。
リセット信号RRSTが活性化すると、カウンタ回路140を構成するレジスタ回路140〜140T+1がリセットされ、これによりカウンタ回路140のカウント値が初期値(例えば0)にリセットされる。次に、アクティブ信号RACTが活性化し、リフレッシュアドレスRADD(A1〜A13)に対応するワード線RWLが選択される。
そして、ライト信号RWRTが活性化すると、初期化されたカウント値(例えば0)がライト回路150を介してメモリセルアレイ110に書き込まれる。これにより、当該ワード線RWLに対応するカウント値が例えば0に初期化される。
以上の動作により、リフレッシュアドレスRADD(A1〜A13)に対応するカウント値が初期化される。ここでも、リフレッシュアドレスRADDの最下位ビットA0が縮退されているため、間隔W1で隣接する2つのワード線WLのいずれに対するリフレッシュ動作であっても、対応するカウント値はリセットされることになる。
以上がコマンド制御回路160の動作である。このようなコマンド制御回路160による制御により、間隔W1で隣接する2つのワード線WLのいずれがアクセスされた場合であっても、対応するカウント値がカウントアップされ、これが第1の所定値(=2)に達すると検出信号MAX1が活性化し、さらに第2の所定値(=2T+1)に達すると検出信号MAX2が活性化する。一方、間隔W1で隣接する2つのワード線WLのいずれがリフレッシュされた場合であっても、対応するカウント値がリセットされる。
また、外部からリセット信号RESETが発行された場合には、メモリセルアレイ110に含まれる全てのSRAMセルがリセットされ、これにより全てのカウント値が例えば0に初期化される。かかる動作は、ロウデコーダ120によって全てのワード線RWL0〜RWL(p−1)/2を選択し、この状態でビット線RBL0〜RBLTに初期値を与えることによって行われる。リセット信号RESETは、図7に示す電源制御回路170にも供給される。電源制御回路170は、上述した内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZを生成する回路であり、メモリセルアレイ110の初期化動作をアシストする役割を果たす。具体的には、リセット信号RESETが活性化すると、内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZがそれぞれ内部電位VPERI及び接地電位VSSから切断され、いずれもハイインピーダンス状態となる。電源制御回路170の具体的な回路構成については後述する。
上述の通り、内部電位VPERIZはSRAMセルSCを構成するインバータINV2の高位側電源ノードに供給され、接地電位VSSZはSRAMセルSCを構成するインバータINV1の低位側電源ノードに供給されている。このため、リセット信号RESETが活性化すると、インバータINV1については出力ノードをローレベルに駆動する能力がほぼゼロとなる一方、インバータINV2については出力ノードをハイレベルに駆動する能力がほぼゼロとなる。これにより、ビット線RBL(T)にローレベルの信号を供給し、ビット線RBL(B)にハイレベルの信号を供給すれば、当該SRAMセルSCには直ちに初期値が上書きされることになる。これは、インバータINV1の出力がハイレベルに固定され、インバータINV2の出力がローレベルに固定されるからである。これにより、ビット線RBL(T),RBL(B)を駆動するライト回路150の負荷が大幅に低減されるため、リセット動作時の消費電流が低減されるとともに、非常に短時間でリセット動作を行うことが可能となる。
電源制御回路170には、セルフリフレッシュステート信号SELF及びオーバーフロー信号OVFも供給されており、これらの信号に応答した内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZの生成も行われる。この点については、追って詳述する。
図10は、アドレス発生部200のブロック図である。
図10に示すように、アドレス発生部200は、メモリセルアレイ210、ロウデコーダ220、アドレスライト回路230及びアドレスリード回路240を有している。特に限定されるものではないが、メモリセルアレイ210は、上述したメモリセルアレイ110と同様、複数のSRAM(Static Random Access Memory)セルがマトリクス状に配置された構成を有している。具体的には、r+1本のワード線RRWL0〜RRWLrと、13本のビット線RRBL1〜RRBL13を有し、これらの交点にそれぞれSRAMセルが配置された構成を有している。メモリセルアレイ210に含まれるSRAMセルの構成についても、図9に示したSRAMセルSCと同様である。
ワード線RRWL0〜RRWLrの選択は、検出信号MAX1の活性時にはライトカウンタ250、リフレッシュ信号IREFbの活性時にはリードカウンタ260、から其々出力されるロウアドレスRA1に基づいて行われる。リフレッシュ信号IREFbは、リフレッシュ信号IREFaと後述する選択信号PSEL2の反転信号を受けるANDゲート回路G3によって生成される信号である。ライトカウンタ250から出力されるロウアドレスRA1は、アドレスライト回路230を用いてメモリセルアレイ210にロウアドレスIADD(A1〜A13)を書き込む際に参照される。リードカウンタ260から出力されるロウアドレスRA1は、アドレスリード回路240を用いてメモリセルアレイ210からリフレッシュアドレスRADD1(A1〜A13)を読み出す際に参照される。後述するとおり、メモリセルアレイ210に書き込まれるロウアドレスIADD(A1〜A13)は、アクセス回数が第1の所定値(=2)に達したワード線WLn(0)又はWLn(1)を示している。
アドレスライト回路230は、ロウアドレスIADD(A1〜A13)の各ビットに対応するライト回路230〜23013からなり、ライトカウンタ250から出力されるロウアドレスRA1に対応するメモリセルアレイ内のメモリセルに検出信号MAX1が活性化したロウアドレスIADD(A1〜A13)を書き込む役割を果たす。
一方、アドレスリード回路240は、リフレッシュアドレスRADD1(A1〜A13)の各ビットに対応するリード回路240〜24013を含み、リードカウンタ260から出力されるロウアドレスRA1に対応するメモリセルアレイ内のメモリセルからリフレッシュアドレスRADD1(A1〜A13)を読み出す役割を果たす。また、アドレスリード回路240にはLSB出力回路240が含まれており、リフレッシュアドレスRADD1の最下位ビットA0は、LSB出力回路240の出力信号が用いられる。LSB出力回路240の出力信号であるビットA0は、選択信号発生回路270から出力されるクロック信号CLKA1,CLKB1に基づいて反転する。
選択信号発生回路270は、選択信号PSEL1及びリフレッシュ信号IREFbに基づいて、選択信号SEL1及び上述したクロック信号CLKA1,CLKB1を生成する回路である。選択信号SEL1は、図5に示した選択回路42に供給され、リフレッシュアドレスRADD0又はRADD1の選択に用いられる他、ORゲート回路G2を介してリフレッシュカウンタ41にも供給され、リフレッシュ信号IREFaに応答したリフレッシュカウンタ41の更新動作を許可又は禁止するために用いられる。
選択信号PSEL1は、追加リフレッシュカウンタ280によって生成される。追加リフレッシュカウンタ280は、検出信号MAX1に応答して2カウントだけカウントアップし、リフレッシュ信号IREFbに応答して1カウントだけカウントダウンする回路であり、カウント値が1以上であれば、選択信号PSEL1を活性化し、カウント値が0であれば選択信号PSEL1を非活性とする。
図11は、追加リフレッシュカウンタ280及び選択信号発生回路270の動作を説明するためのタイミング図である。
図11に示す例では、時刻t31,t32においてアクティブ信号IACTが活性化し、時刻t41,t42,t43,t44,t45においてリフレッシュ信号IREFbが活性化している。また、時刻t31,t32におけるアクティブ信号IACTの活性化に応答して、いずれも検出信号MAX1が活性化している。このことは、時刻t31のアクティブ信号IACTに応答したロウアクセスによって、あるワード線WLのアクセス回数が第1の所定値(=2)を超え、さらに、時刻t32のアクティブ信号IACTに応答したロウアクセスによって、別のワード線WLのアクセス回数が第1の所定値(=2)を超えたことを意味している。
この場合、検出信号MAX1の1回目の活性化に応答して追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が「0」から「2」にカウントアップされ、検出信号MAX1の2回目の活性化に応答して追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が「2」から「4」にカウントアップされる。また、追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が「1」以上となったことに応答して、選択信号PSEL1がハイレベルに活性化する。
その後、時刻t41,t42,t43,t44におけるリフレッシュ信号IREFの活性化に応答して、追加リフレッシュカウンタ280のカウント値は、「3」、「2」、「1」、「0」とカウントダウンされ、選択信号PSEL1がローレベルに戻る。なお、時刻t45においてもリフレッシュ信号IREFbが活性化されているが、この時点では、既に追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が最小値(0)となっているため、その値は変化しない。
一方、選択信号SEL1は、選択信号PSELがハイレベルに活性化した後、次のリフレッシュ信号IREFb(図11に示す時刻t41のリフレッシュ信号IREFb)に応答してハイレベルに変化する。また、選択信号PSEL1がローレベルに非活性化した後、次のリフレッシュ信号IREFb(図11に示す時刻t45のリフレッシュ信号IREFb)に応答してローレベルに戻る。
さらに、選択信号SEL1がハイレベルに活性化されていることを条件として、リフレッシュ信号IREFbに応答してクロック信号CLKA1,CLKB1が交互に活性化する。このことは、選択信号SEL1がハイレベルに活性化されている場合、リフレッシュ信号IREFbが活性化する度に、LSB出力回路240の出力信号であるビットA0が反転することを意味している。
また、図10に示すように、アドレス発生部200を構成する所定の回路ブロックにはリセット信号RESETが供給されており、これが活性化すると当該回路ブロックは初期状態にリセットされる。例えば、メモリセルアレイ210に保持されたデータは、リセット信号RESETに応答して全てリセットされる。かかる動作は、ロウデコーダ220によって全てのワード線RRWL0〜RRWLrを選択した状態で、アドレスライト回路230からメモリセルアレイ210に初期値を出力することにより行うことができる。
リセット信号RESETは、図10に示す電源制御回路290にも供給される。電源制御回路290は、図7に示した電源制御回路170と同じ回路構成を有しており、内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZを生成することによってメモリセルアレイ210の初期化動作をアシストする役割を果たす。つまり、リセット信号RESETが活性化すると、内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZは所定期間だけハイインピーダンスHiZとなり、その後、それぞれ内部電位VPERI及び接地電位VSSと同電位になる。これにより、ライト回路230の負荷が大幅に低減されるため、リセット動作時の消費電流が低減されるとともに、非常に短時間でリセット動作を行うことが可能となる。
電源制御回路290には、セルフリフレッシュステート信号SELF及びオーバーフロー信号OVFも供給されており、これらの信号に応答した内部電位VPERIZ及び接地電位VSSZの生成も行われる。この点については、追って詳述する。
図12は、アドレス発生部300のブロック図である。
図12に示すように、アドレス発生部300は、図10に示したアドレス発生部200と同様の構成を有しており、リフレッシュ信号IREFbの代わりにリフレッシュ信号IREFaがそのまま用いられる点、並びに、メモリセルアレイ310がq+1本のワード線RRWL0〜RRWLq(q<r)によって構成される点において、図10に示したアドレス発生部200と相違している。
上述の通り、q<rであることは、アドレス発生部200に蓄積可能なアドレス数(r+1)よりもアドレス発生部300に蓄積可能なアドレス数(q+1)の方が少ないことを意味する。本発明においてこのような設計を行う点は必須でないが、アドレス発生部300に蓄積されるアドレス数は、アドレス発生部200に蓄積されるアドレス数よりも少ないことが予想されるため、このような設計を行うことによって回路規模の増大を防止することが可能となる。
アドレス発生部300に含まれるメモリセルアレイ310、ロウデコーダ320、アドレスライト回路330、アドレスリード回路340、ライトカウンタ350、リードカウンタ360、選択信号発生回路370、追加リフレッシュカウンタ380及び電源制御回路390の機能は、アドレス発生部200に含まれるメモリセルアレイ210、ロウデコーダ220、アドレスライト回路230、アドレスリード回路240、ライトカウンタ250、リードカウンタ260、選択信号発生回路270、追加リフレッシュカウンタ280及び電源制御回路290の機能と同じである。
かかる構成により、アドレス発生部300は、検出信号MAX2が活性化すると、ロウデコーダ320及びアドレスライト回路330を用いてメモリセルアレイ310にロウアドレスIADD(A1〜A13)を書き込み、リフレッシュ信号IREFaが活性化すると、ロウデコーダ320及びアドレスリード回路340を用いてメモリセルアレイ310からリフレッシュアドレスRADD2を読み出す。
また、アドレス発生部300から出力される選択信号SEL2は、図5に示した選択回路42に供給され、リフレッシュアドレスRADD0又はRADD2の選択に用いられる他、ORゲート回路G2を介してリフレッシュカウンタ41にも供給され、リフレッシュ信号IREFaに応答したリフレッシュカウンタ41の更新動作を許可又は禁止するために用いられる。
上述の通り、選択回路42は選択信号SEL1,SEL2に基づいて、リフレッシュアドレスRADD0〜RADD2の選択を行う。具体的には、図13に示すように、選択信号SEL1,SEL2がいずれも非活性状態(ローレベル)である場合にはリフレッシュアドレスRADD0が選択され、これによりリフレッシュカウンタ41のカウント値に従ったリフレッシュ動作が行われる。選択信号SEL1,SEL2がいずれも非活性状態となるのは、アドレス発生部200,300にリフレッシュアドレスが蓄積されていないことを意味する。
これに対し、選択信号SEL1が活性状態(ハイレベル)であり、選択信号SEL2が非活性状態(ローレベル)である場合には、リフレッシュアドレスRADD1が選択される。これにより、アドレス発生部200に蓄積されたリフレッシュアドレスに対してリフレッシュ動作が行われる。選択信号SEL1のみが活性状態となるのは、アドレス発生部200にリフレッシュアドレスが蓄積されている一方、アドレス発生部300にはリフレッシュアドレスが蓄積されていないことを意味する。
さらに、選択信号SEL2が活性状態(ハイレベル)である場合には、選択信号SEL1に関わらず、リフレッシュアドレスRADD2が選択される。これにより、アドレス発生部300に蓄積されたリフレッシュアドレスに対してリフレッシュ動作が行われる。選択信号SEL2が活性状態となるのは、アドレス発生部300にリフレッシュアドレスが蓄積されていることを意味する。
このように、選択回路42は、アドレス発生部200に蓄積されたリフレッシュアドレスRADD1よりもアドレス発生部300に蓄積されたリフレッシュアドレスRADD2を優先的に選択し、これを図1に示したロウデコーダ12に出力する。そして、アドレス発生部200,300のいずれにもリフレッシュアドレスが蓄積されていないことを条件として、リフレッシュカウンタ41から出力されるリフレッシュアドレスRADD0を選択し、これをロウデコーダ12に出力する。
次に、半導体装置10の動作について説明する。
図14は、半導体装置10の動作を説明するためのタイミング図である。
図14に示す例では、時刻t51,t52に外部からアクティブコマンドACTが発行され、時刻t61,t62,t63,t64,t65に外部からリフレッシュコマンドREFが発行されたケースを示している。図示しないが、時刻t51以前においても、アクティブコマンドACTの発行による多数回のロウアクセスが行われており、これによってアクセスカウント部100のロウアドレスAddnに対応するカウント値は、第1の所定値−1(=2−1)までカウントアップされているとともに、ロウアドレスAddoに対応するカウント値は、第2の所定値−1(=2T+1−1)までカウントアップされている。上述の通り、アクセスカウント部100に入力されるロウアドレスIADDは最下位ビットA0が縮退されているため、上記ロウアドレスAddnは、ロウアドレスAddn(0)が割り当てられたワード線WLn(0)とロウアドレスAddn(1)が割り当てられたワード線WLn(1)の両方に対して共通である。同様に、ロウアドレスAddoは、ロウアドレスAddo(0)が割り当てられたワード線WLo(0)とロウアドレスAddo(1)が割り当てられたワード線WLo(1)の両方に対して共通である。また、時刻t51以前においては、追加リフレッシュカウンタ280,380のカウント値は0である。
この状態で、時刻t51にアクティブコマンドACTとともにロウアドレスAddnが入力されると、図7に示すレジスタ回路140の値である検出信号MAX1が活性化する。検出信号MAX1が活性化すると、図10に示す追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が0から2に変化し、選択信号PSEL1がハイレベルとなる。さらに、検出信号MAX1の活性化に応答してアドレスライト回路230が活性化するため、アクティブコマンドACTとともに入力されたロウアドレスIADD(Addn)がメモリセルアレイ210に書き込まれる。ロウアドレスIADD(Addn)の書き込み先は、ライトカウンタ250によって例えばワード線RRWL0が指定される。
次に、時刻t52にアクティブコマンドACTとともにロウアドレスAddoが入力されると、図7に示すレジスタ回路140T+1の値である検出信号MAX2が活性化する。検出信号MAX2が活性化すると、図12に示す追加リフレッシュカウンタ380のカウント値が0から2に変化し、選択信号PSEL2がハイレベルとなる。さらに、検出信号MAX2の活性化に応答してアドレスライト回路330が活性化するため、アクティブコマンドACTとともに入力されたロウアドレスIADD(Addo)がメモリセルアレイ310に書き込まれる。ロウアドレスIADD(Addo)の書き込み先は、ライトカウンタ350によって例えばワード線RRWL0が指定される。
但し、この時点ではまだ選択信号SEL1,SEL2はローレベルであり、したがって選択回路42はリフレッシュカウンタ41の出力であるリフレッシュアドレスRADD0を選択する。図14に示す例では、この時点におけるリフレッシュアドレスRADD0の値はAddm(0)であり、したがって、選択回路42から出力されるリフレッシュアドレスRADDの値もAddm(0)である。ここでAddm(0)とは、上位ビットA1〜A13の値がmであり、最下位ビットA0の値が0であることを意味する。
次に、時刻t61において外部からリフレッシュコマンドREFが発行されると、図1に示すコマンドデコード回路33はリフレッシュ信号IREFを1回又は複数回活性化させる。図14には、リフレッシュコマンドREFに応答してリフレッシュ信号IREFが1回だけ活性化する例を示している。上述の通り、この時点におけるリフレッシュアドレスRADDの値はAddm(0)であることから、ロウデコーダ12は、ロウアドレスAddm(0)が示すワード線WLmにアクセスする。これにより、ワード線WLm(0)に接続されたメモリセルMCの情報がリフレッシュされる。
また、リフレッシュ信号IREFが活性化するとリフレッシュ信号IREFaが活性化するが、この時点では選択信号PSEL2がハイレベルであるため、ゲート回路G3の働きによってリフレッシュ信号IREFbは活性化しない。このため、リフレッシュ信号IREFaの活性化はアドレス発生部300に対して有効となる一方、アドレス発生部200に対しては無効となる。これは、アドレス発生部200,300の両方にリフレッシュアドレスが蓄積されている場合、リフレッシュ信号IREFaはアドレス発生部300に対してのみ有効となることを意味する。換言すれば、リフレッシュ信号IREFaがアドレス発生部200に対して有効となるのは、アドレス発生部300にリフレッシュアドレスが蓄積されていない場合に限られる。
リフレッシュ信号IREFaが活性化すると、リフレッシュカウンタ41のカウント値がAddm(1)に更新されるとともに、アドレス発生部300のリードカウンタ360によってワード線RRWL0が指定される。ここでAddm(1)とは、上位ビットA1〜A13の値がmであり、最下位ビットA0の値が1であることを意味する。これにより、アドレス発生部300のアドレスリード回路340からは、ワード線RRWL0に対応するロウアドレスに格納されたリフレッシュアドレスRADD2(Addo)が出力される。この時点では、クロック信号CLKA2が活性化しているため、LSB出力回路340の値は0であり、したがってアドレス発生部300から出力されるリフレッシュアドレスRADD2の値はAddo(0)である。ここでAddo(0)とは、上位ビットA1〜A13の値がoであり、最下位ビットA0の値が0であることを意味する。
さらに、リフレッシュ信号IREFaの活性化に応答して選択信号SEL2がハイレベルに変化するため、選択回路42はアドレス発生部300の出力であるリフレッシュアドレスRADD2を選択することになる。したがって、選択回路42から出力されるリフレッシュアドレスRADDの値はAddo(0)となる。また、アドレス発生部300の追加リフレッシュカウンタ380のカウント値が2から1にデクリメントされる。
さらに、図7に示すコマンド制御回路160の動作により、リフレッシュアドレスRADDの値であるAddmに対応するカウント値が初期化される。Addmに対応するカウント値は、ワード線WLm(0)とワード線WLm(1)に対する共通のカウント値であるが、これらワード線はロウアドレスの最下位ビットA0のみが異なるため、ワード線WLm(0)がリフレッシュされてからワード線WLm(1)がリフレッシュされるまでの時間は非常に短時間であると考えられる。この点を考慮して、実際にワード線WLm(0)及びWLm(1)のいずれがリフレッシュされたかにかかわらず、一方がリフレッシュされれば両者に対応するカウント値をリセットしている。
そして、時刻t62において再びリフレッシュコマンドREFが発行されると、ロウデコーダ12は、リフレッシュアドレスRADDの値であるAddo(0)が示すワード線WLo(0)にアクセスする。つまり、リフレッシュカウンタ41が示すロウアドレスAddm(1)ではなく、アドレス発生部300から出力されるロウアドレスAddo(0)に対してリフレッシュ動作が割り込み的に実行される。これにより、ワード線WLo(0)に接続されたメモリセルMCの情報がリフレッシュされる。さらに、図7に示すコマンド制御回路160の動作により、リフレッシュアドレスRADDの値であるAddoに対応するカウント値が初期化される。
また、この時点においては選択信号SEL1,SEL2がハイレベルであることから、リフレッシュ信号IREFaが活性化してもリフレッシュカウンタ41のカウント値は更新されず、Addm(1)のまま維持される。また、アドレス発生部300の追加リフレッシュカウンタ380のカウント値が1から0にデクリメントされる。これにより、選択信号PSEL2はローレベルに変化するため、次にリフレッシュ信号IREFaが活性化すると、リフレッシュ信号IREFbが活性化することになる。つまり、次のリフレッシュ信号IREFaは、アドレス発生部200に対して有効となる。
さらに、リフレッシュ信号IREFaに応答して、アドレス発生部300の選択信号発生回路370はクロック信号CLKB2を活性化させる。これにより、LSB出力回路340の値は1となり、リフレッシュアドレスRADD2の値がAddo(1)に変化する。ここでAddo(1)とは、上位ビットA1〜A13の値がoであり、最下位ビットA0の値が1であることを意味する。
時刻t63においてさらにリフレッシュコマンドREFが発行されると、ロウデコーダ12は、ロウアドレスAddo(1)が示すワード線WLo(1)にアクセスする。つまり、アドレス発生部300から出力されるロウアドレスAddo(1)に対してリフレッシュ動作が割り込み的に実行され、当該メモリセルMCの情報がリフレッシュされる。
また、この時点においても選択信号SEL1,SEL2がハイレベルであることから、リフレッシュ信号IREFaが活性化してもリフレッシュカウンタ41のカウント値は更新されず、Addm(1)のまま維持される。また、リフレッシュ信号IREFaの活性化に応答して、選択信号SEL2がローレベルに変化する。これにより、選択回路42はアドレス発生部200から出力されるリフレッシュアドレスRADD1を選択するため、選択回路42から出力されるリフレッシュアドレスRADDの値はAddn(0)となる。
そして、時刻t64において再びリフレッシュコマンドREFが発行されると、ロウデコーダ12は、リフレッシュアドレスRADDの値であるAddn(0)が示すワード線WLn(0)にアクセスする。つまり、リフレッシュカウンタ41が示すロウアドレスAddm(1)ではなく、アドレス発生部200から出力されるロウアドレスAddn(0)に対してリフレッシュ動作が割り込み的に実行される。これにより、ワード線WLn(0)に接続されたメモリセルMCの情報がリフレッシュされる。さらに、図7に示すコマンド制御回路160の動作により、リフレッシュアドレスRADDの値であるAddnに対応するカウント値が初期化される。
また、この時点においては選択信号SEL1がハイレベルであることから、リフレッシュ信号IREFaが活性化してもリフレッシュカウンタ41のカウント値は更新されず、Addm(1)のまま維持される。また、アドレス発生部200の追加リフレッシュカウンタ280のカウント値が1から0にデクリメントされる。これにより、選択信号PSEL1はローレベルに変化する。
さらに、リフレッシュ信号IREFaに応答して、アドレス発生部200の選択信号発生回路270はクロック信号CLKB1を活性化させる。これにより、LSB出力回路240の値は1となり、リフレッシュアドレスRADD1の値がAddn(1)に変化する。ここでAddn(1)とは、上位ビットA1〜A13の値がnであり、最下位ビットA0の値が1であることを意味する。
時刻t65においてさらにリフレッシュコマンドREFが発行されると、ロウデコーダ12は、ロウアドレスAddn(1)が示すワード線WLn(1)にアクセスする。つまり、アドレス発生部200から出力されるロウアドレスAddn(1)に対してリフレッシュ動作が割り込み的に実行され、当該メモリセルMCの情報がリフレッシュされる。
また、この時点においても選択信号SEL1がハイレベルであることから、リフレッシュ信号IREFaが活性化してもリフレッシュカウンタ41のカウント値は更新されず、Addm(1)のまま維持される。また、リフレッシュ信号IREFaの活性化に応答して、選択信号SEL1がローレベルに変化する。これにより、選択回路42はリフレッシュカウンタ41から出力されるリフレッシュアドレスRADD0を選択するため、選択回路42から出力されるリフレッシュアドレスRADDの値はAddm(1)となる。
そして、図示しないが、次にリフレッシュコマンドREFが発行されると、ロウアドレスAddm(1)に対してリフレッシュ動作が実行されることになる。
このように、ロウアドレスAddnが示すワード線WLn(0)及びワード線WLn(1)に対する合計のロウアクセスの回数が第1の所定値(=2)に達すると、これらワード線WLn(0),WLn(1)に対して追加的なリフレッシュ動作が実行され、ロウアドレスAddoが示すワード線WLo(0)及びワード線WLo(1)に対する合計のロウアクセスの回数が第1の所定値(=2)よりも多い第2の所定値(=2T+1)に達すると、これらワード線WLo(0),WLo(1)に対して追加的なリフレッシュ動作が実行されるため、ディスターブによって低下したメモリセルMCの電荷量が再生される。これにより、アクセス履歴にかかわらず、各メモリセルMCに記憶された情報を正しく保持することが可能となる。
また、ロウアクセスの回数が第1の所定値(=2)に達したロウアドレスAddnと、ロウアクセスの回数が第2の所定値(=2T+1)に達したロウアドレスAddoとが併存している場合には、後者に対して優先的なリフレッシュ動作が実行されることから、より強くディスターブを受けているメモリセルMCに対して早期にリフレッシュ動作を実行することが可能となる。
しかも、追加的なリフレッシュ動作を行う場合には、リフレッシュカウンタ41のカウント値の更新が停止されることから、通常のリフレッシュ動作についても正しく実行することが可能となる。但し、リフレッシュカウンタ41のカウント値の更新が停止すると、リフレッシュカウンタ41のカウント値が一周するために必要なリフレッシュコマンドREFの発行回数がその分増大する。このことは、リフレッシュサイクルが設計値よりも若干長くなることを意味するが、既に説明したとおり、実際には各メモリセルMCの情報保持時間はリフレッシュサイクルに対して十分なマージンを有しているため、規格によって定められたリフレッシュサイクルよりもやや長いサイクルでリフレッシュ動作を行った場合であっても、メモリセルMCの情報は正しく保持される。
また、本実施形態では、ロウアドレスIADDの最下位ビットA0を縮退させていることから、ワード線WLn(0),WLn(1)のいずれがディスターブを受けているかにかかわらず、間隔W1で隣接するこれらワード線WLn(0),WLn(1)の両方に対して追加的なリフレッシュ動作が行われる。このため、アクセスカウント部100に含まれるメモリセルアレイ110の容量を最下位ビットA0を縮退しないケースと比して半分に削減することができる。
しかも、メモリセルアレイ110,210,310を用いて、アクセス回数のカウントや追加的にリフレッシュ動作を行うべきロウアドレスの保持を行っていることから、他のフリップフロップ回路などを用いた場合と比べて、チップ上における占有面積を削減することも可能となる。
さらに、リセット信号RESETが活性化した場合、SRAMセルSCを構成するインバータINV1,INV2の論理が固定されることから、メモリセルアレイ110,210,310のデータを初期化するために必要な消費電流が削減されるとともに、初期化に必要な時間を短縮することができる。
図15は、アクセスカウント部100に含まれる電源制御回路170の回路図である。アドレス発生部200,300に含まれる電源制御回路290,390も基本的に電源制御回路170と同じ回路構成を有していることから、重複する説明は省略する。
図15に示すように、電源制御回路170は、2つのフリップフロップ回路FF1,FF2を備え、その出力信号FF1out,FF2outがANDゲート回路G4に供給される。フリップフロップ回路FF1,FF2は、データノードD、相補のクロックノードC及びローアクティブなリセットノードRBを有している。データノードD及びリセットノードRSTBにはセルフリフレッシュステート信号SELFが入力され、クロックノードCにはオーバーフロー信号OVF及びその反転信号が入力される。
図15に示すように、クロックノードCに入力されるオーバーフロー信号OVFの論理は、フリップフロップ回路FF1とフリップフロップ回路FF2とで反転している。このため、オーバーフロー信号OVFがハイレベルからローレベルに変化した場合にはフリップフロップ回路FF1にセルフリフレッシュステート信号SELFのレベルがラッチされ、逆に、オーバーフロー信号OVFがローレベルからハイレベルに変化した場合にはフリップフロップ回路FF2にセルフリフレッシュステート信号SELFのレベルがラッチされる。尚、セルフリフレッシュステート信号SELFが非活性レベル(ローレベル)である場合には、フリップフロップ回路FF1,FF2はリセットされる。
かかる構成により、セルフリフレッシュステート信号SELFがハイレベルに活性化していることを条件として、オーバーフロー信号OVFが2回反転すると、出力信号FF1out,FF2outがいずれもハイレベルとなり、ANDゲート回路G4からの出力されるパワーダウン信号PDNがハイレベルに活性化する。
パワーダウン信号PDNは、リセット信号RESETを受けるORゲート回路G5を介して、ドライバ回路DRV1を構成するPチャンネルMOSトランジスタのゲート電極に入力されるとともに、リセット信号RESETを受けるNORゲート回路G6を介して、ドライバ回路DRV2を構成するNチャンネルMOSトランジスタのゲート電極に入力される。ドライバ回路DRV1はメモリセルアレイ110に電源電位VPERIZを供給する回路であり、これがオンしている場合には、電源電位VPERIZは電源電位VPERIと同電位となる。一方、ドライバ回路DRV2はメモリセルアレイ110に接地電位VSSZを供給する回路であり、これがオンしている場合には、接地電位VSSZは接地電位VSSと同電位となる。
そして、パワーダウン信号PDN又はリセット信号RESETがハイレベルに活性化すると、ドライバ回路DRV1,DRV2はいずれもオフ状態となるため、電源電位VPERIZは電源電位VPERIから切り離され、接地電位VSSZは接地電位VSSから切り離される。このため、電源電位VPERIZ及び接地電位VSSZはいずれもハイインピーダンス状態となる。電源電位VPERIZ及び接地電位VSSZがハイインピーダンス状態になると、電源制御回路170からメモリセルアレイ110への電源供給が遮断されるため、メモリセルアレイ110は低消費電流状態となり、図9を用いて説明したようにメモリセルアレイ110の記憶データはリセットされる。
図16は、電源制御回路170の動作を説明するためのタイミング図である。
図16に示す例では、時刻t71,t72,t73にてリフレッシュアドレスRADD0が最大値(MAX)から最小値(MIN)に変化しており、これによりオーバーフロー信号OVFが反転している。そして、時刻t81から時刻t83の期間においてセルフリフレッシュステート信号SELFがハイレベルに活性化している。
まず、時刻t81以前においてはセルフリフレッシュステート信号SELFがローレベルであることから、図15に示したフリップフロップ回路FF1,FF2はリセットされており、その出力信号FF1out,FF2outはいずれもローレベルである。そして、時刻t81にてセルフリフレッシュステート信号SELFがハイレベルに変化すると、フリップフロップ回路FF1,FF2のリセット状態は解除されるものの、出力信号FF1out,FF2outはいずれもローレベルのままである。
次に、時刻t71にてオーバーフロー信号OVFがハイレベルからローレベルに反転すると、フリップフロップ回路FF1の出力信号FF1outがハイレベルに変化する。そして、時刻t72にてオーバーフロー信号OVFがローレベルからハイレベルに反転すると、フリップフロップ回路FF2の出力信号FF2outがハイレベルに変化し、パワーダウン信号PDNが活性化する。オーバーフロー信号OVFの2回目の反転は、セルフリフレッシュモードにエントリした後、リフレッシュカウンタ41のカウント値が確実に1周したことを意味する。
これにより、図15に示したドライバ回路DRV1,DRV2がいずれもオフし、電源電位VPERIZ及び接地電位VSSZはいずれもハイインピーダンス状態となる。その後、時刻t83にてセルフリフレッシュステート信号SELFがローレベルに戻ると、フリップフロップ回路FF1,FF2がリセットされるため、パワーダウン信号PDNが非活性化する。これにより、電源電位VPERIZには電源電位VPERIが供給され、接地電位VSSZには接地電位VSSが供給されるため、メモリセルアレイ110はリフレッシュアドレスのリード/ライト動作が可能な状態となる。
このように、本実施形態では、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が確実に1周した後、電源制御回路170からメモリセルアレイ110への電流供給が遮断される。このような制御が可能であるのは、セルフリフレッシュモードにエントリしている期間においては、外部からロウアクセスが行われることがないからである。つまり、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が1周した場合には、ロウアクセスによってディスターブを受けているワード線はゼロになるため、アクセスカウント部100を用いたアクセス履歴の集計動作は不要となる。この点を考慮して、本実施形態ではセルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が1周した後、電源制御回路170からメモリセルアレイ110への電流供給を遮断することによって、セルフリフレッシュモード時における消費電流を削減している。
尚、正確には、セルフリフレッシュモードにエントリした後(時刻t81)、リフレッシュカウンタ41のカウント値が1周するのは時刻t82であり、この時点でメモリセルアレイ110への電流供給を遮断することが可能である。このためには、セルフリフレッシュモードにエントリした時点におけるリフレッシュカウンタ41のカウント値を記憶するレジスタと、リフレッシュカウンタ41のカウント値とレジスタに保持された値とを比較する比較回路を利用すればよい。本発明においてこのような構成を採用することも可能である。ただし、本実施形態では、回路規模の増大を最小限とすべく、上述した構成を採用している。
以上、アクセスカウント部100に含まれる電源制御回路170に着目して説明したが、アドレス発生部200,300に含まれる電源制御回路290,390についても、上述した電源制御回路170と同様であり、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が確実に1周した後、メモリセルアレイ210,310への電源供給を遮断する。
以上説明したように、本実施形態によれば、セルフリフレッシュモード時における消費電流を削減することが可能となる。
尚、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が1周したことを検出する方法としては、上述し方法に限定されず、他の方法を用いることも可能である。例えば、オーバーフロー信号OVFを用いるのではなく、リフレッシュカウンタ41から出力されるリフレッシュアドレスRADD0の最上位ビットA13を用い、セルフリフレッシュモードにエントリした状態で最上位ビットA13が3回反転したことを検出条件としても構わない。この場合、上記の例よりも早期に電源供給を遮断することが可能となる。同様に、リフレッシュアドレスRADD0の上位2ビット目A12を用い、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でビットA12が5回反転したことを検出条件とすることも可能である。
図17は、変形例によるSRAMセルSCの回路図である。
図17に示す変形例によるSRAMセルSCにおいては、インバータINV1,INV2ともに低位側電源ノードには接地電位VSSZが供給され、高位側電源ノードにはいずれも内部電位VPERIZが供給される。このような構成を有するSRAMセルSCを用いれば、電源電位VPERIZ及び接地電位VSSZをハイインピーダンス状態とした場合に、メモリセルアレイ110(210,310)の消費電流はほぼゼロとなる。これにより、セルフリフレッシュモード時における消費電流をより一層削減することが可能となる。
図18は、変形例によるメモリセルアレイ110(210,310)の回路図である。
図18に示す変形例によるメモリセルアレイ110(210,310)は、マトリクス状にレイアウトされたSRAMセルの代わりに、ラッチ回路L0〜LTが縦続接続されてなるカウンタ回路CNTを複数備えている。各カウンタ回路CNTの選択はワード線RWL(RWL0〜RWL(p−1)/2)によって行われ、カウンタ回路CNTから読み出されたカウント値はビット線RBL(RBL0〜RBLT)を介して出力される。このように、メモリセルアレイ110(210,310)はSRAMセルのマトリクスであることは必須でなく、複数のカウンタ回路CNTを用いても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、ロウアドレスIADDの最下位ビットA0を縮退することによって、2本のワード線WLからなるワード線群ごとにアクセス履歴を管理しているが、本発明においてこの点は必須でない。一例として、ロウアドレスIADDの下位2ビットA0,A1を縮退することによって4本のワード線WLからなるワード線群ごとにアクセス履歴を管理しても構わないし、ロウアドレスIADDの下位5ビットA0〜A4を縮退することによって32本のワード線WLからなるワード線群ごとにアクセス履歴を管理しても構わない。或いは、ロウアドレスIADDを縮退することなく、ワード線WLごとにアクセス履歴を管理しても構わない。
ここで、下位2ビットA0、A1を縮退する場合には、図12において、追加リフレッシュカウンタ380は、検出信号MAX1の活性化に応じて4カウントアップし、IREFa活性化に応じて1カウントダウンする構成となり、且つ、LSB出力回路340は、上記4カウント分のA0、A1のアドレスビットをIREFaの活性化に応じて順次出力する構成となる。
また、上記実施形態では、優先順位の異なる2種類のアドレス発生部200,300を設けているが、優先順位の異なる3種類以上のアドレス発生部を設けることも可能である。
さらに、上記実施形態では、セルフリフレッシュモードにエントリした状態でリフレッシュカウンタ41のカウント値が1周した後、電源電位VPERIZ及び接地電位VSSZの両方をハイインピーダンス状態としているが、これらのいずれか一方のみをハイインピーダンス状態としても構わないし、ハイインピーダンス状態とする代わりに、電流供給能力を低下させたり、電源電位VPERIZと接地電位VSSZを同電位とすることも可能である。
2 外部基板
10 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 モードレジスタ
15 リードライトアンプ
16 入出力回路
21 コマンドアドレス端子
22 リセット端子
23 クロック端子
24 データ端子
25,26 電源端子
31 コマンドアドレス入力回路
32 アドレスラッチ回路
33 コマンドデコード回路
34 クロック入力回路
35 内部クロック発生回路
36 タイミングジェネレータ
37 内部電源発生回路
38 キャリブレーション回路
40 リフレッシュ制御回路
41 リフレッシュカウンタ
42 選択回路
43 オシレータ
100 アクセスカウント部
110 メモリセルアレイ
120 ロウデコーダ
121 アドレスデコード部
122 ワードドライバ
123 遅延回路
130,130〜130 リード回路
140 カウンタ回路
140〜140T+1 レジスタ回路
150,150〜150 ライト回路
160 コマンド制御回路
170,290,390 電源制御回路
171,174 選択回路
172,175 SRラッチ回路
173,176 遅延回路
200,300 アドレス発生部
210,310 メモリセルアレイ
220,320 ロウデコーダ
230,230〜23013,330,330〜33013 アドレスライト回路
240,240〜24013,340,340〜34013 アドレスリード回路
240,340 LSB出力回路
250,350 ライトカウンタ
260,360 リードカウンタ
270,370 選択信号発生回路
280,380 追加リフレッシュカウンタ
ACT アクティブコマンド
ARa,ARb 活性領域
BL ビット線
BLC ビット線コンタクト
C セルキャパシタ
CC セルコンタクト
CNT カウンタ回路
DRV1,DRV2 ドライバ回路
FF1,FF2 フリップフロップ回路
G1〜G6 論理ゲート回路
IACT アクティブ信号
IADD アドレス信号
INV1,INV2 インバータ
IREF リフレッシュ信号
MAX1,MAX2 検出信号
MC メモリセル
PSEL1,PSEL2,SEL1,SEL2 選択信号
RACT アクティブ信号
RADD,RADD0〜RADD2 リフレッシュアドレス
RBL0〜RBLT ビット線
RCNT カウントアップ信号
REF リフレッシュコマンド
RESET リセット信号
RRBL1〜RRBL13 ビット線
RREAD リード信号
RRST リセット信号
RRWL0〜RRWLr ワード線
RWL0〜RWL ワード線
RWRT ライト信号
SC SRAMセル
Tr セルトランジスタ
WL0〜WLp ワード線

Claims (12)

  1. ロウアドレスに対応して設けられる複数のワード線と、
    前記複数のワード線に其々対応して設けられる複数のメモリセルと、
    前記ロウアドレス毎のアクセス回数をカウントし、該カウント回数が第1の値を超えた時に第1の制御信号を出力して対応する第1のロウアドレスを第1のレジスタに保持し、前記第1の値よりも大きい第2の値を超えた時に第2の制御信号を出力して対応する第2のロウアドレスを第2のレジスタに保持する第1の制御回路と、
    リフレッシュコマンドをカウントしてリフレッシュ制御を実行すべき第3のロウアドレスを発生するリフレッシュカウンタと、
    前記リフレッシュコマンドを受けた際に、前記第1のロウアドレスよりも優先して前記第2のロウアドレスに対応する複数のメモリセルのリフレッシュ制御を行い、且つ、前記第3のロウアドレスよりも優先して前記第1のロウアドレスに対応する複数のメモリセルのリフレッシュ制御を行う第2の制御回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1及び第2のレジスタは其々が複数の他のメモリセルを含む第1及び第2のメモリグループからなり、前記第1の制御回路は、複数の前記第1のメモリグループからなる第1のメモリセルアレイと、複数の前記第2のメモリグループからなる第2のメモリセルアレイとを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2のメモリセルアレイに含まれる複数の他のメモリセルの数は前記第1のメモリセルアレイに含まれる複数の他のメモリセルの数よりも少ないことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1及び第2のメモリセルアレイは、いずれもSRAMセルアレイからなることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1の制御回路は、前記アクセス回数をカウントするアクセスカウント部を含み、前記第3のロウアドレスに対応する複数のメモリセルのリフレッシュ制御が行われたことに応答して、前記アクセスカウント部の前記第3のロウアドレスに対応するカウント値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の制御回路に電源電位を供給する電源制御回路と、を備え、
    前記電源制御回路は、セルフリフレッシュモードにエントリしている期間中に全ての前記ロウアドレスに対してリフレッシュが行われた後に前記電源電位の供給を停止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記電源制御回路は、前記セルフリフレッシュモードにエントリしている期間中に所定のロウアドレスに対するリフレッシュが2回行われたことに応答して、前記電源電位の供給を停止することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記複数のメモリセルは、リフレッシュによる情報の保持が必要なDRAMセルであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 複数のワード線を含むメモリセルアレイと、
    前記複数のワード線に対するアクセス履歴を記憶する第1の制御回路と、
    リフレッシュコマンドに応答して前記複数のワード線のいずれかにアクセスする第2の制御回路と、を備え、
    前記第1の制御回路は、2以上のワード線からなるワード線群ごとにアクセス履歴を記憶し、
    前記第2の制御回路は、アクセス回数が第1の値を超えた第1のワード線群のロウアドレスが前記第1の制御回路に保持されている場合には、前記リフレッシュコマンドに応答して前記第1のワード線群に含まれるワード線にアクセスし、アクセス回数が前記第1の値よりも多い第2の値を超えた第2のワード線群のロウアドレスが前記第1の制御回路に保持されている場合には、前記リフレッシュコマンドに応答して前記第1のワード線群に含まれるワード線にアクセスすることなく、前記第2のワード線群に含まれるワード線にアクセスすることを特徴とする半導体装置。
  10. 前記複数のワード線のうちリフレッシュ動作を実行すべきワード線を示すリフレッシュカウンタをさらに備え、
    前記第2の制御回路は、アクセス回数が前記第1の値を超えた前記第1のワード線群のロウアドレスが前記第1の制御回路に保持されていない場合には、前記リフレッシュコマンドに応答して前記リフレッシュカウンタが示す前記ワード線にアクセスすることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. セルフリフレッシュモードにエントリした状態で前記リフレッシュカウンタが少なくとも一周したことに応答して、前記第1の制御回路への電力供給を停止又は低減させる電源制御回路をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記電源制御回路は、前記セルフリフレッシュモードにエントリした状態で前記リフレッシュカウンタが所定のアドレスを2回示したことに応答して、前記制御回路への電力供給を停止又は低減させることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
JP2013121895A 2013-06-10 2013-06-10 半導体装置 Pending JP2014238903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013121895A JP2014238903A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013121895A JP2014238903A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014238903A true JP2014238903A (ja) 2014-12-18

Family

ID=52135926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013121895A Pending JP2014238903A (ja) 2013-06-10 2013-06-10 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014238903A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210057021A1 (en) Apparatuses and methods for analog row access tracking
US20160078911A1 (en) Semiconductor memory device having count value control circuit
JP4951786B2 (ja) 半導体記憶装置
WO2014142254A1 (ja) 半導体記憶装置及びこれを備えるシステム
US8638630B2 (en) Semiconductor device having hierarchical bit line structure
KR100941660B1 (ko) 반도체 기억 장치 및 워드 디코더 제어 방법
JP2015032325A (ja) 半導体装置
JP2004134026A (ja) 半導体記憶装置及びその制御方法
US9305635B2 (en) High density memory structure
US8638621B2 (en) Semiconductor memory device having a hierarchical bit line scheme
JP2016212934A (ja) 半導体装置及びその制御方法
US11837276B2 (en) Apparatuses and methods for 1T and 2T memory cell architectures
WO2014125937A1 (ja) 半導体装置
CN111312311B (zh) 用于减少写入上拉时间的设备和使用方法
JP2014238902A (ja) 半導体装置
JP5867275B2 (ja) 半導体記憶装置およびそのデータ書き込み方法
JP5564829B2 (ja) 半導体記憶装置及びその制御方法
JP2016051489A (ja) 半導体装置
WO2014126182A1 (ja) アクセス履歴を記憶するメモリセルアレイのリセット回路
JP2014238903A (ja) 半導体装置
JP2008176907A (ja) 半導体記憶装置
JPH1145570A (ja) 半導体記憶装置
JP2016018578A (ja) 半導体装置
US10998022B2 (en) Apparatuses and methods for reducing access device sub-threshold leakage in semiconductor devices
US20240071469A1 (en) Memory with single transistor sub-word line drivers, and associated systems, devices, and methods