JP2014238636A - バスロケーションシステムおよび中央装置 - Google Patents

バスロケーションシステムおよび中央装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バスの接近情報を低コストで利用者に通知することができるバスロケーションシステムおよび中央装置を提供する。
【解決手段】バスロケーションシステム100は、バス1を撮像する撮像装置10と、撮像装置10による撮像画像から取得されたバス1の車両番号およびバス1の行先情報と、撮像装置10の位置情報とに基づいて、バス1のバス接近情報を生成する中央装置11とを備えることにより、バス1に通信装置を搭載する必要がなく、さらに、バス1に搭載された通信装置と中央装置11との通信を省くこともできるため、バス1の接近情報を低コストで利用者に通知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスロケーションシステムおよびバスロケーションシステムにおける中央装置に関し、特に、利用者にバスの接近情報を通知するバスロケーションシステムおよび中央装置に関する。
従来、バスが走行している位置情報に基づいて、バス停に対応するバスの接近情報を利用者に通知するためのバスロケーションシステムが知られている。このようなバスロケーションシステムは、例えば、路上を移動する複数の路線バスと、路上に設置した複数の路上機設備と、路線バスの現状データを収集し、路上機設備へバス接近状況情報等を送信する1ヵ所の情報収集配線設備とを有し、情報収集配信設備にバス車両位置情報収集用のデジタルMCA無線機および路上機設備へのバス接近状況情報配信用のデジタルMCA無線機を備え、路線バスには車両位置情報送信用のデジタルMCA無線機を備え、路上機設備には接近状況情報受信用のデジタルMCA無線機を備え、現状データの収集とバス接近状況情報等の送信を独立に並行して行う(特開2000−99892号公報(特許文献1)参照)。
特開2000−99892号公報 特開平10−111999号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のバスロケーションシステムでは、路線バスに車両位置情報送信用のデジタルMCA無線機を搭載しており、このような通信装置をバスロケーションシステムの対象となる全ての路線バスに搭載するには多くのコストがかかるという問題がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、バスの接近情報を低コストで利用者に通知することができるバスロケーションシステムおよび中央装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるバスロケーションシステムは、バスを撮像する撮像装置と、前記撮像装置による撮像画像から取得された前記バスの車両番号および前記バスの行先情報と、前記撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する中央装置とを備える。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるバスロケーションシステムの中央装置は、バスの接近情報を利用者に通知するバスロケーションシステムにおける中央装置であって、バスの撮像画像に含まれる、前記バスの車両番号と、前記バスの行先情報とを取得するバス情報取得部と、前記バス情報取得部により取得された前記車両番号および前記行先情報と、前記撮像画像を撮像した撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する情報処理部とを備える。
本発明によれば、バスの接近情報を低コストで利用者に通知することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム全体の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラの設置位置の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラにより撮像される撮像画像の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置の構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの動作を説明するための、バス停の位置とバスの走行位置との関係の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置による動作手順を定めたフロー図である。 図7は、図6に示すバス情報の抽出処理の詳細な手順を定めたフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラによる撮像画像の一例(その1)を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラによる撮像画像の一例(その2)を示す図である。 図10は、図6に示すバス接近情報の生成処理の詳細な手順を定めたフロー図である。 図11は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央部における接近情報生成部が取得するバス情報およびカメラIDの一覧を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央部におけるバス停情報記憶部に記憶されたテーブルの一例を示す図である。 図13(a)は、図5に示すバス停2Aに表示されるバス接近情報の一例を示す図であり、図13(b)は、図5に示すバス停2Bに表示されるバス接近情報の一例を示す図であり、図13(c)は、図5に示すバス停2Cに表示されるバス接近情報の一例を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムは、バスを撮像する撮像装置と、前記撮像装置による撮像画像から取得された前記バスの車両番号および前記バスの行先情報と、前記撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する中央装置とを備える。
このような構成により、撮像画像に基づいてバスの走行位置を特定することができるため、バスに通信装置を搭載する必要がなく、さらに、バスに搭載された通信装置と中央装置との通信を省くこともできるため、バスの接近情報を低コストで利用者に通知することができる。
ここで、バスロケーションシステムが撮像画像から行先情報のみを取得する構成であると仮定すると、複数の撮像画像にそれぞれ写るバスの行先情報が同一である場合、これら複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを正確に判別することができず、正確なバス接近情報を生成することができない虞がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムでは、上記のように、撮像画像から、バスの行先情報だけでなく、バスの車両番号を取得する構成により、バスの運行時刻と行先情報とを対応づけた運行ダイヤなどを用いることなく、複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判別することができるため、正確なバス接近情報を生成することができる。また、このように、バス接近情報の生成において運行ダイヤなどを用いる必要がないため、運行ダイヤの更新のための手間およびコストを省くことができる。
さらに、上記のように、撮像画像から、バスの車両番号だけでなく、バスの行先情報を取得する構成により、当該バスが経由するバス停を特定することができるため、適切なバス停に対して当該バスのバス接近情報を提供することができる。
(2)好ましくは、前記中央装置は、複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号が異なる場合、複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号および前記行先情報を前記バス接近情報の生成に用いる。
このように、複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが異なるバスである場合、複数の撮像画像の各々から取得した車両番号および行先情報を用いてバス接近情報を生成する構成により、バスの相違を考慮した詳細なバス接近情報を利用者に通知することができる。
(3)好ましくは、前記中央装置は、同一の前記撮像装置により撮像された複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号が同一である場合、複数の前記撮像画像のうちのいずれか1つから取得された前記車両番号および前記行先情報を前記バス接近情報の生成に用いる。
このように、同一の撮像装置により撮像された複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスである場合、いずれか1つの撮像画像から取得した車両番号および行先情報を用いてバス接近情報を生成する構成により、バス接近情報の生成において、同一のバスの車両番号および行先情報を重複して用いることを避け、より正確なバス接近情報を提供することができる。
(4)好ましくは、前記撮像装置は、前記バスの走行経路のうち、所定のバス停への到着所要時間の値が予め推定されている場所、または、所定のバス停より1または複数手前のバス停である上流側バス停の付近に設置される。
このように、撮像装置が適切な場所に設置されることにより、所定のバス停へバスが到着するまでの到着所要時間、または、バスが所定のバス停よりもいくつ手前のバス停付近を走行しているか、という具体的な情報を利用者に提供することができる。
(5)好ましくは、前記撮像装置は、前記上流側バス停から前記所定のバス停への下流方向へ少なくとも車両1台分の距離を前記上流側バス停からあけた位置に設置される。
ここで、たとえば、バスの前方にトラックなどの大型車両が走行している場合、当該バスの正面を撮像する撮像画像には、当該バスのナンバープレートおよび行先方向幕の少なくとも一方が大型車両に遮られて写らない可能性がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムでは、上記のように、バス停付近に撮像装置が設けられている構成により、バスの前方に大型車両が走行している場合であっても、当該バスがバス停で停車している間に大型車両が当該バスから離れるため、当該バスの正面に空間が確保される期間を作ることができ、当該バスの正面からナンバープレートおよび行先方向幕の双方を撮像することができる。
また、このような構成により、停車しているバスを撮像することができるため、走行しているバスを撮像する場合と比較して、文字認識等による車両番号の抽出および行先情報の抽出を精度よく行うことができる。
さらに、上記のように、バス停からバスの走行方向下流側に少なくとも車両1台分の距離をあけて設置された撮像装置を用いて撮像を行うことにより、バスの正面全体を撮像することができ、ナンバープレートおよび行先方向幕の双方を同一の撮像画像に収めることができる。
(6)好ましくは、前記撮像装置は、前記バスの走行経路の複数車線を撮像範囲とする。
このような構成により、たとえば、バスが路上駐車している車両を避ける場合など、歩道側の車線以外の車線を走行する場合であっても、当該バスを撮像することができる。
ここで、たとえば、無線信号を道路へ送信し、バスによって反射された反射信号を受信することにより、バスの走行位置を特定する方法がある。このような方法を用いる場合、対向車線を走行するバスを検出してしまうとバス接近情報を正確に生成することができないため、バスの検出エリアは例えば1車線のみに絞る必要がある。
これに対して、上記のように、撮像画像からバス接近情報の生成に用いる情報を抽出する本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムによれば、撮像画像に含まれる情報のうちバス接近情報の生成に用いる情報として適切な情報を選択してバス接近情報を生成することが可能であるため、複数車線を撮像範囲としてバスの撮像可能領域を広く確保する構成が一層有効である。
(7)好ましくは、前記中央装置は、生成した前記バス接近情報を、所定のバス停または利用者の端末装置へ送信する。
このような構成により、利用者は、たとえばバス停に表示される情報を確認することで、当該バス停に接近するバスの位置情報を得ることができる。また、たとえば利用者が携帯端末等を用いてバス管理会社のホームページ等にアクセスし、所定のバス停のバス接近情報を検索することにより、自己の携帯端末において所定のバス停に接近するバスの位置情報を得ることができる。
(8)本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置は、バスの接近情報を利用者に通知するバスロケーションシステムにおける中央装置であって、バスの撮像画像に含まれる、前記バスの車両番号と、前記バスの行先情報とを取得するバス情報取得部と、前記バス情報取得部により取得された前記車両番号および前記行先情報と、前記撮像画像を撮像した撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する情報処理部とを備える。
このような構成により、撮像画像に基づいてバスの走行位置を特定することができるため、バスに通信装置を搭載する必要がなく、さらに、バスに搭載された通信装置と中央装置との通信を省くこともできるため、バスの接近情報を低コストで利用者に通知することができる。
ここで、バスロケーションシステムが撮像画像から行先情報のみを取得する構成であると仮定すると、複数の撮像画像にそれぞれ写るバスの行先情報が同一である場合、これら複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを正確に判別することができず、正確なバス接近情報を生成することができない虞がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置では、上記のように、撮像画像から、バスの行先情報だけでなく、バスの車両番号を取得する構成により、バスの運行時刻と行先情報とを対応づけた運行ダイヤなどを用いることなく、複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判別することができるため、正確なバス接近情報を生成することができる。また、このように、バス接近情報の生成において運行ダイヤなどを用いる必要がないため、運行ダイヤの更新のための手間およびコストを省くことができる。
さらに、上記のように、撮像画像から、バスの車両番号だけでなく、バスの行先情報を取得する構成により、当該バスが経由するバス停を特定することができ、適切なバス停に対して当該バスのバス接近情報を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
(バスロケーションシステム全体の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム全体の構成を示す図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100は、バス1の経路上に設置された1または複数のカメラ(撮像装置)10と、バス管理センター内等に設けられた中央装置11とを備える。カメラ10は、公衆回線網12を介して中央装置11と接続されている。また、中央装置11は、公衆回線網12を介して、バス停2に設けられているバス停端末13と接続されている。
カメラ10は、道路を走行する車両を撮像する。そして、カメラ10は、撮像画像を例えば所定周期で撮像して、公衆回線網12へ送信する。このとき、カメラ10は、自己に割り当てられた識別情報(以下、「カメラID」と称する)を撮像画像と共に送信する。
公衆回線網12は、カメラ10から撮像画像およびカメラIDを受信すると、受信した撮像画像およびカメラIDを、中央装置11のルータ21へ送信する。
詳細には、公衆回線網12は、バスロケーションシステム100の管理会社等により契約された専用通信網を含み、この専用通信網に設けられたルータ15と、中央装置11に設けられたルータ21とが専用回線により接続されている。そして、公衆回線網12のルータ15と、中央装置11のルータ21とが通信することにより、カメラ10による撮像画像およびカメラ10のカメラIDが公衆回線網12から中央装置11へ送信される。
中央装置11は、撮像画像およびカメラIDを受信すると、受信した撮像画像およびカメラIDに基づいてバス停2に対応するバス接近情報を生成する。ここで、バス接近情報とは、バス停2に接近しているバス1の位置に関する情報であり、具体的には、バス停2にバス1が到着するまでの到着所要時間を示す情報、または、所定のバス停2の1つ手前のバス停(上流側バス停)、2つ手前のバス停(上流側バス停)または3つ手前のバス停(上流側バス停)付近にバス1が位置することを示す情報などである。
詳細には、中央装置11は、受信した撮像画像にバス1が写っているか否かを判断し、バス1が写っている場合には当該撮像画像からバス1の車両番号と、地名等である目的地情報および系統番号等であるバス系統情報の少なくとも一方を含む行先情報とを抽出する。また、中央装置11は、例えば、カメラIDと、当該カメラIDに対応するカメラ10の位置情報とを対応づけて記憶しており、受信した撮像画像にバス1が写っている場合、当該撮像画像を撮像したカメラ10のカメラIDに基づいて、当該撮像画像に写るバス1の走行位置を特定する。
そして、中央装置11は、撮像画像から抽出したバス1の車両番号および行先情報と、カメラIDに基づいて特定したバス1の走行位置とを用いて、バス停2に対応するバス接近情報を生成する。そして、中央装置11は、生成したバス接近情報を、公衆回線網12を介して、バス停2に設けられたバス停端末13へ送信する。
なお、公衆回線網12は複数のバス停端末13と通信可能であり、中央装置11は、バス停端末13ごとに異なるバス接近情報を生成し、生成したバス接近情報を、対応のバス停端末13へ宛先を特定して送信することができる。また、中央装置11は、バス接近情報だけでなく、バス管理センター等において新たに入力された情報を取得し、公衆回線網12を介して各バス停端末13へ送信することも可能である。
バス停端末13は、たとえば、表示部16を有し、公衆回線網12を介して中央装置11からバス接近情報を受信すると、表示部16に当該バス接近情報を表示する。
また、たとえば、利用者が携帯端末(端末装置)14を用いてバス管理会社のホームページ等にアクセスし、所定のバス停2のバス接近情報を検索した場合、中央装置11は公衆回線網12を介してバス停2のバス接近情報を当該携帯端末14へ送信することができる。
(カメラの設置位置)
図2は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラの設置位置の一例を示す図である。また、図3は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラにより撮像される撮像画像の一例を示す図である。
図2を参照して、複数のカメラ10は、それぞれ対応するバス停2の付近に設置されている。具体的には、各カメラ10は、対応のバス停2からバス1の走行方向下流側に少なくとも車両1台分、例えば約10mあけた位置に設置されている。
また、カメラ10の撮像方向は、道路を走行する車両の正面を撮像可能なように、バス1の走行方向上流側に向けられており、さらに、カメラ10の撮像範囲は、道路の複数車線を含むように設定されている。
これにより、たとえば図3に示すように、カメラ10は、複数の車線をそれぞれ走行する車両の正面を撮像することができる。
(中央装置の構成)
図4は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置の構成を示すブロック図である。
図4を参照して、中央装置11は、ルータ21と、バス情報取得部22と、情報処理部23と、情報送信部24とを含む。バス情報取得部22は、画像処理部31,32と、制御部33とを有する。情報処理部23は、判断部34と、接近情報生成部35と、バス停情報記憶部36とを有する。
ルータ21は、上記のとおり、公衆回線網12のルータ15と専用回線により接続されている。ルータ21は、公衆回線網12を介してカメラ10から受信した撮像画像およびカメラIDを、バス情報取得部22へ出力する。
バス情報取得部22は、ルータ21から受けた撮像画像に対して画像処理を行うことにより、撮像画像に写るバス1の車両番号および行先情報を取得する。
詳細には、バス情報取得部22の画像処理部31は、カメラ10による撮像画像の複製を生成し、生成した複製をカメラIDと共に画像処理部32へ出力する。また、画像処理部31は、撮像画像から左側の所定領域を抽出し、この左側の所定領域にバス1が写っているか否かを判断する。そして、画像処理部31は、抽出した左側の所定領域にバス1が写っていると判断した場合、バス1の車両番号および行先情報を抽出して、抽出結果をカメラIDと共に制御部33へ出力する。
また、画像処理部32は、画像処理部31から受けた撮像画像の複製から右側の所定領域を抽出し、この右側の所定領域にバス1が写っているか否かを判断する。そして、画像処理部32は、抽出した右側の所定領域にバス1が写っていると判断した場合、バス1の車両番号および行先情報を抽出して、抽出結果をカメラIDと共に制御部33へ出力する。
なお、画像処理部31により抽出される左側の所定領域と、画像処理部32により抽出される右側の所定領域とは互いに重複部分を有する。この重複部分の左右方向の幅は、たとえば、撮像画像に写るバス1の正面に設けられた行先方向幕の幅よりも広く設定されている。
制御部33は、画像処理部31,32から受けた抽出結果を比較する。すなわち、制御部33は、画像処理部31からの抽出結果に含まれる車両番号と、画像処理部32からの抽出結果に含まれる車両番号とが同一であるか否かを判断する。
たとえば、撮像画像の左側の所定領域と撮像画像の右側の所定領域との重複部分に1台のバス1が写っている場合、画像処理部31からの抽出結果に含まれる車両番号と、画像処理部32からの抽出結果に含まれる車両番号とは同一となる。この場合、制御部33は、画像処理部31および画像処理部32のいずれか一方から受けた抽出結果を選択して、選択した抽出結果をカメラIDと共に情報処理部23へ出力する。
一方、撮像画像の左側の所定領域と撮像画像の右側の所定領域とにそれぞれ異なるバスが写っている場合など、画像処理部31からの抽出結果に含まれる車両番号と、画像処理部32からの抽出結果に含まれる車両番号とが異なる場合、制御部33は、画像処理部31からの抽出結果および画像処理部32からの抽出結果の双方をカメラIDと共に情報処理部23へ出力する。
情報処理部23は、バス情報取得部22から受けた抽出結果と、カメラIDとに基づいて、バス接近情報を生成する。
詳細には、情報処理部23の判断部34は、たとえば、複数の撮像画像からそれぞれ取得された複数の抽出結果およびカメラIDをバス情報取得部22から受けると、これら複数の抽出結果の抽出元である複数の撮像画像が同一のカメラ10により撮像されたか否かを判断する。さらに、判断部34は、複数の撮像画像が同一のカメラ10により撮像されたと判断した場合、これら複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判断する。
具体的には、バス1がバス停2に比較的長い時間停車することにより、当該バス1が同一のカメラ10により複数回撮像された場合、同一のバス1が写る複数の撮像画像が中央装置11へ出力され、判断部34は、同一の車両番号を含む複数の抽出結果を受ける。このような場合、判断部34は、同一の車両番号を含む複数の抽出結果のいずれか1つを選択し、選択した抽出結果をカメラIDと共に接近情報生成部35へ出力する。
また、たとえば、判断部34は、異なるカメラ10による複数の撮像画像からそれぞれ抽出された抽出結果を受けた場合、または、同一のカメラ10による複数の撮像画像からそれぞれ抽出された抽出結果であって互いに異なる車両番号を含む抽出結果を受けた場合、これら複数の抽出結果をカメラIDと共に接近情報生成部35へ出力する。
接近情報生成部35は、バス停情報記憶部36に記憶されたテーブルTを参照し、判断部34から受けた抽出結果およびカメラIDに基づいて、バス停2ごとのバス接近情報を生成する。
バス停情報記憶部36に記憶されたテーブルTには、たとえば、各バス停2と、各バス停2の付近に設置されたカメラ10のカメラIDとが対応づけられている。このため、接近情報生成部35は、判断部34から受けたカメラIDに基づいて、バス情報取得部22により抽出された車両番号および行先情報に対応するバス1の走行位置を特定することができる。そして、接近情報生成部35は、特定したバス1の走行位置に基づいてバス停2ごとのバス接近情報を生成し、生成したバス接近情報を情報送信部24へ出力する。
情報送信部24は、情報処理部23の接近情報生成部35からバス接近情報を受けると、ルータ21および公衆回線網12を介して、バス接近情報を対応のバス停2のバス停端末13へ送信する。そして、バス停端末13は、中央装置11の情報送信部24から受信したバス接近情報を、たとえば表示部16に表示する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100の動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの動作を説明するための、バス停の位置とバスの走行位置との関係の一例を示す図であり、図6は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央装置による動作手順を定めたフロー図である。
バスロケーションシステム100における中央装置11は、以下の各フロー図の各ステップを含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
図5を参照して、ここでは、バス停2A〜2Fが設けられ、各バス停に対応するカメラ10A〜10Fが設置されている状況を想定する。また、あるタイミングにおいて、車両番号が「1111」であり行先が「G1」であるバス1aがバス停2C付近を走行し、車両番号が「2222」であり行先が「G1」であるバス1bがバス停2Dの付近を走行し、車両番号が「3333」であり行先が「G2」であるバス1cがバス停2Eの付近を走行しているとする。
上記のような状況において、まず、カメラ10A〜10Fが道路上をたとえば所定周期で撮像し、公衆回線網12を介して撮像画像およびカメラID「10A」〜「10F」を中央装置11へ送信する。これにより、中央装置11のバス情報取得部22は、カメラ10A〜10Fの撮像画像および各カメラのカメラIDを受信する(ステップS11)。
次に、バス情報取得部22は、受信した撮像画像にバス1が写っているか否かを判断し、バス1が写っていると判断した場合、撮像画像からバス1のバス情報、すなわち車両番号および行先情報を抽出する。
具体的には、バス情報取得部22は、カメラ10Cにより撮像された撮像画像に写るバス1aの車両番号「1111」および行先情報「G1」と、カメラ10Dにより撮像された撮像画像に写るバス1bの車両番号「2222」および行先情報「G1」と、カメラ10Eにより撮像された撮像画像に写るバス1cの車両番号「3333」および行先情報「G2」とを抽出する。そして、バス情報取得部22は、抽出した抽出結果を、対応するカメラ10C,10D,10EのカメラID「10C」,「10D」,「10E」と共に情報処理部23へ出力する(ステップS12)。
次に、情報処理部23は、バス情報取得部22から受けた抽出結果およびカメラIDに基づいて、バス停2A,・・・,2Fごとのバス接近情報を生成する。
具体的には、情報処理部23は、バス情報取得部22から受けた抽出結果およびカメラIDに基づいて、行先情報が「G1」であるバスがバス停2C付近を走行していること、行先情報が「G1」であるバスがバス停2D付近を走行していること、および、行先情報が「G2」であるバスがバス停2E付近を走行していることを把握する。
そして、情報処理部23は、予め記憶したバス停2A〜2Fに関する情報を参照して、把握した複数のバスの走行位置に基づいてバス停2A〜2Fごとのバス接近情報を生成する。そして、情報処理部23は、生成したバス接近情報を情報送信部24へ出力する(ステップS13)。
次に、情報送信部24は、情報処理部23から受けたバス接近情報を、ルータ21および公衆回線網12を介して、対応するバス停2のバス停端末13へ送信する(ステップS14)。
(バス情報の抽出処理の詳細)
図7は、図6に示すバス情報の抽出処理の詳細な手順を定めたフロー図である。また、図8は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラによる撮像画像の一例(その1)を示す図であり、図9は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムのカメラによる撮像画像の一例(その2)を示す図である。
上述のとおり、中央装置11のバス情報取得部22は、図6に示すステップS12において、取得した撮像画像からバス情報を抽出する。
より詳細には、図7から図9を参照して、まず、バス情報取得部22の画像処理部31は、ルータ21から撮像画像を受けると、当該撮像画像の複製を生成し、生成した複製を画像処理部32へ出力する(ステップS21)。
次に、画像処理部31は、図8および図9に示すように、撮像画像から左側の所定領域E1、具体的には、撮像画像が2車線分を撮像対象領域としている場合、撮像画像に写る2車線のうちの左側の車線と、右側の車線の一部とを含む所定領域E1を抽出する(ステップS22)。
次に、画像処理部31は、抽出した所定領域E1に対して、たとえばテンプレートマッチングを行い、バス1が写っているか否かを判断する(ステップS23)。そして、画像処理部31は、抽出した所定領域E1にバス1が写っていないと判断した場合(ステップS23において「No」)、ステップS21に戻り、新たに取得した撮像画像に対して上述したステップS21〜S23の動作を行う。
一方、画像処理部31は、抽出した所定領域E1にバス1が写っていると判断した場合(ステップS23において「Yes」)、所定領域E1に対して水平方向および垂直方向のエッジ検出等を行い、所定領域E1の中から、バス1のナンバープレート1Aが写っている画像領域およびバス1の行先方向幕1Bが写っている画像領域を特定する(ステップS24)。
そして、画像処理部31は、バス1のナンバープレート1Aが写っている画像領域に対して文字認識を行うことにより、バス1の車両番号を抽出する。また、画像処理部31は、バス1の行先方向幕1Bが写っている画像領域に対して文字認識を行うことにより、バス1の行先情報を抽出する。そして、画像処理部31は、抽出したバス1の車両番号および行先情報であるバス情報を、カメラIDと共に、抽出結果として制御部33へ出力する(ステップS25)。
また、画像処理部32は、図8および図9に示すように、画像処理部31から受けた撮像画像の複製から、右側の所定領域E2、具体的には、撮像画像が2車線分を撮像対象領域としている場合、撮像画像に写る2車線のうちの右側の車線と、左側の車線の一部とを含む所定領域E2を抽出する(ステップS26)。
そして、画像処理部32は、ステップS23〜S25に示す画像処理部31による動作と同様の動作を行う。すなわち、画像処理部32は、抽出した所定領域E2にバス1写っているか否かを判断し(ステップS27)、バス1が写っていないと判断した場合(ステップS27において「No」)、ステップS21に戻る。
一方、画像処理部32は、抽出した所定領域E2にバス1が写っていると判断した場合(ステップS27において「Yes」)、所定領域E2の中から、バス1のナンバープレート1Aが写っている画像領域およびバス1の行先方向幕1Bが写っている画像領域を特定する(ステップS28)。
そして、画像処理部32は、バス1のナンバープレート1Aが写っている画像領域に対して文字認識を行うことにより、バス1の車両番号を抽出する。また、画像処理部32は、バス1の行先方向幕1Bが写っている画像領域に対して文字認識を行うことにより、バス1の行先情報を抽出する。そして、画像処理部32は、抽出したバス1の車両番号および行先情報であるバス情報を、カメラIDと共に、抽出結果として制御部33へ出力する(ステップS29)。
次に、制御部33は、画像処理部31および画像処理部32から受けた抽出結果にそれぞれ含まれる車両番号が同一か否かを判断する(ステップS30)。
ここで、図8に示すように所定領域E1および所定領域E2のいずれか一方にバス1が写る場合、または、所定領域E1および所定領域E2のそれぞれに異なるバス1が写る場合、画像処理部31からの抽出結果に含まれる車両番号と、画像処理部32からの抽出結果に含まれる車両番号とは異なる(ステップS30において「No」)。
この場合、制御部33は、画像処理部31および画像処理部32からそれぞれ受けた抽出結果を、カメラIDと共に情報処理部23へ出力する(ステップS32)。
一方、図9に示すように、バス1が車線変更を行う場合など、所定領域E1と所定領域E2との双方に同一のバス1が写る場合がある。この場合、画像処理部31からの抽出結果に含まれる車両番号と、画像処理部32からの抽出結果に含まれる車両番号とは同一となる(ステップS30において「Yes」)。
この場合、制御部33は、画像処理部31からの抽出結果および画像処理部32からの抽出結果のうちいずれか一方の抽出結果を選択して(ステップS31)、選択した一方の抽出結果を、カメラIDと共に情報処理部23へ出力する(ステップS32)。
なお、上記のようなバス情報の抽出動作は、カメラ10が行うことも可能である。すなわち、中央装置11におけるバス情報取得部22は、カメラ10により抽出されたバス情報であるバス1の車両番号および行先情報と、カメラ10のカメラIDとを、公衆回線網12およびルータ21を介してカメラ10から受信する構成であってもよい。
(バス接近情報の生成処理の詳細)
図10は、図6に示すバス接近情報の生成処理の詳細な手順を定めたフロー図である。また、図11は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央部における接近情報生成部が取得するバス情報およびカメラIDの一覧を示す図であり、図12は、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステムの中央部におけるバス停情報記憶部に記憶されたテーブルの一例を示す図である。
上述のとおり、中央装置11の情報処理部23は、図6に示すステップS13において、バス情報取得部22から受けた抽出結果すなわちバス情報であるバス1の車両番号および行先情報と、カメラIDとに基づいて、バス停2ごとのバス接近情報を生成する。なお、ここでは、再び図5に示す状況であると仮定して説明する。
より詳細には、図5、および図10から図12を参照して、まず、情報処理部23の判断部34は、複数の抽出結果、すなわちバス1a,1b,1cの車両番号および行先情報と、バス1a,1b,1cを撮像した各カメラ10C,10D,10EのカメラID「10C」,「10D」,「10E」とを、バス情報取得部22から受ける(ステップS41)。
次に、判断部34は、バス情報取得部22から受けた複数の抽出結果と、カメラIDとに基づいて、各抽出結果の抽出元である複数の撮像画像が同一のカメラ10により撮像されたか否かを判断する(ステップS42)。そして、判断部34は、各抽出結果の抽出元である複数の撮像画像が同一のカメラ10により撮像されたと判断した場合(ステップS42において「Yes」)、これら複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判断する。
ここで、複数の撮像画像からそれぞれ取得された抽出結果に車両番号が含まれていないと仮定する。このような場合であって、たとえば、カメラ10Cにより行先情報「G1」のバス1aが撮像された後、再びカメラ10により行先情報「G1」のバス1が撮像された場合、判断部34は、行先情報「G1」のバス1aがバス停2Cに停車したままであるか、または、行先情報「G1」のバス1bがバス停2Cに接近したかを判別することができない。
すなわち、抽出結果に含まれるバス情報が行先情報のみでは、判断部34は、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを正確に判別することができない。
これに対して、バス情報取得部22は、行先情報だけでなく車両番号を含む抽出結果を判断部34へ出力し、判断部34は、バス情報取得部22から受けた複数の抽出結果にそれぞれ含まれる車両番号が同一であるか否かを判断することにより、各抽出結果の抽出元である複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判断する(ステップS43)。
そして、判断部34は、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであると判断した場合(ステップS43において「Yes」)、これら複数の撮像画像からそれぞれ取得された抽出結果、すなわちバス情報のうち、たとえばバス情報取得部22から受けたタイミングが最も遅いバス情報を選択し(ステップS44)、選択した1つのバス情報をカメラIDと共に接近情報生成部35へ出力する。
なお、判断部34は、上記のような選択基準に限らず、たとえば、撮像画像に付されたタイムスタンプを確認し、互いに同一の車両番号を含む複数のバス情報のうち、対応する撮像画像に付されたタイムスタンプが最も遅い時刻であるバス情報を、接近情報生成部35へ出力する情報として選択することも可能である。
一方、判断部34は、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が異なるバスであると判断した場合(ステップS43において「No」)、これら複数の撮像画像からそれぞれ取得された複数のバス情報をカメラIDと共に接近情報生成部35へ出力する。また、判断部34は、ステップS42において、バス情報取得部22から受けた各抽出結果の抽出元である複数の撮像画像が異なるカメラ10により撮像されたと判断した場合も同様に(ステップS42において「No」)、これら複数の撮像画像からそれぞれ取得された複数のバス情報をカメラIDと共に接近情報生成部35へ出力する(ステップS45)。このようにして、接近情報生成部35は、図11に示すように、バス情報である抽出結果およびカメラIDの組合せを複数取得する。
次に、接近情報生成部35は、バス停情報記憶部36に記憶されたテーブルTを参照して、例えば所定時間内に判断部34から出力された抽出結果およびカメラIDを用いて、バス停2ごとのバス接近情報を生成する。
具体的には、図12に示すように、バス停情報記憶部36に記憶されているテーブルTには、バス停2Aに対して、バス停2Aに停止する予定のバス1の行先情報「G1」と、バス停2Aに対応するカメラ10AのカメラID「10A」と、1つ手前のバス停2Cに対応するカメラ10CのカメラID「10C」と、2つ手前のバス停2Dに対応するカメラ10DのカメラID「10D」と、3つ手前のバス停2Eに対応するカメラ10EのカメラID「10E」とが対応づけられている。
また、テーブルTには、バス停2Bに対して、バス停2Bに停止する予定のバス1の行先情報「G2」と、バス停2Bに対応するカメラ10BのカメラID「10B」と、1つ手前のバス停2Cに対応するカメラ10CのカメラID「10C」と、2つ手前のバス停2Dに対応するカメラ10DのカメラID「10D」と、3つ手前のバス停2Eに対応するカメラ10EのカメラID「10E」とが対応づけられている。
また、テーブルTには、バス停2Cに対して、バス停2Cに停止する予定のバス1の行先情報「G1」および「G2」と、行先情報「G1」および「G2」について、それぞれ、バス停2Cに対応するカメラ10CのカメラID「10C」と、1つ手前のバス停2Dに対応するカメラ10DのカメラID「10D」と、2つ手前のバス停2Eに対応するカメラ10EのカメラID「10E」と、3つ手前のバス停2Fに対応するカメラ10FのカメラID「10F」とが対応づけられている。
さらに、図示はしていないが、テーブルTには、バス停2D,2E,2Fに対しても、バス停2A,2B,2Cと同様に、行先情報およびカメラ10のカメラIDが対応づけられている。
そして、図11に示すバス情報およびカメラIDの組合せと、図12に示すテーブルTとを比較すると、テーブルTにおいてハッチングが施されている部分に対応する位置にバスが存在することが分かる。このため、接近情報生成部35は、図11に示すバス情報およびカメラIDの組合せと、図12に示すテーブルTとに基づいて、バス停2A〜2Fのそれぞれに対応するバス接近情報を生成することができる(ステップS46)。
そして、接近情報生成部35は、生成したバス接近情報を情報送信部24へ出力する。そして、情報送信部24は、接近情報生成部35から受けたバス接近情報を、対応するバス停2A〜2Fのバス停端末13へ送信する(ステップS47)。
図13(a)は、図5に示すバス停2Aに表示されるバス接近情報の一例を示す図であり、図13(b)は、図5に示すバス停2Bに表示されるバス接近情報の一例を示す図であり、図13(c)は、図5に示すバス停2Cに表示されるバス接近情報の一例を示す図である。
図13(a)〜図13(c)を参照して、たとえば、バス停2A,2B,2Cごとに、当該バス停に接近しているバス1a,1b,1cの走行位置が行先別に表示される。また、バス停2A,2B,2Cに対して同じ行先であるバスが複数接近している場合には、「先発」と「次発」とに分かれてバス1a,1b,1cの走行位置が表示される。
すなわち、図13(a)に示すように、バス停2Aの表示部16には、バス接近情報として、「先発」のバス1aと、「次発」のバス1bとの2台の走行位置が表示される。また、図13(b)に示すように、バス停2Bの表示部16には、バス接近情報として、バス1cの走行位置が表示される。
また、図13(c)に示すように、バス停2Cの表示部16には、バス接近情報として、行先情報が「G1」である「先発」のバス1aと、行先情報が「G1」である「次発」のバス1bとの2台の走行位置、および、行先情報が「G2」であるバス1cの走行位置が表示される。
(変形例1)
なお、上述した例では、バス停2ごとにカメラ10が設置されており、所定のバス停2の1つ手前から3つ手前までの各バス停2付近を走行するバス1の走行位置がバス接近情報として所定のバス停2の表示部16に表示されることにより、詳細なバス接近情報を利用者に通知することができる。
しかしながら、このような形態に限定されず、カメラ10は、たとえば、バス1が経由する複数のバス停2のうち一部のバス停2の付近にのみ設置されていてもよい。このように、複数のバス停2のうち一部のバス停2付近にのみカメラ10を設置する構成を採用する場合、複数のバス停2の全てにカメラ10が設置される場合と比較してカメラ10の数を少なくすることができるため、低コストを実現することができる。
(変形例2)
また、カメラ10は、バス停2の付近に限らず、所定のバス停2への到着所要時間の値が予め推定されている場所に設置されていてもよい。たとえば、カメラ10は、所定のバス停2から、バス1が通常の走行速度で走行した場合に当該バス停2への到着までにおよそ5分間かかる距離だけ離れた位置に設置されていてもよい。
このように、所定のバス停2への到着所要時間の値が予め推定されている場所にカメラ10を設置する構成を採用する場合、たとえば、所定のバス停2において、「およそ5分後にバスが到着する」など具体的な通知を行うことができる。また、このような構成を採用する場合、バス運行系統に含まれる複数のバス停2のうちの1つ目のバス停に対してもバス接近情報を提供することができる。
ところで、上述した特許文献1に記載のバスロケーションシステムでは、路線バスに車両位置情報送信用のデジタルMCA無線機を搭載しており、このような通信装置をバスロケーションシステムの対象となる全ての路線バスに搭載するには多くのコストがかかるという問題がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、カメラ10がバス1を撮像する。また、中央装置11が、カメラ10による撮像画像から取得されたバス1の車両番号およびバス1の行先情報と、カメラ10の位置情報とに基づいて、バス1のバス接近情報を生成する。
このような構成により、撮像画像に基づいてバス1の走行位置を特定することができるため、バス1に通信装置を搭載する必要がなく、さらに、バス1に搭載された通信装置と中央装置11との通信を省くこともできるため、バス1の接近情報を低コストで利用者に通知することができる。
ここで、バスロケーションシステムが撮像画像から行先情報のみを取得する構成であると仮定すると、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1の行先情報が同一である場合、これら複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを正確に判別することができず、正確なバス接近情報を生成することができない虞がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、上記のように、撮像画像から、バス1の行先情報だけでなく、バス1の車両番号を取得する構成により、バス1の運行時刻と行先情報とを対応づけた運行ダイヤなどを用いることなく、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が同一のバスであるか、または、異なるバスであるかを判別することができるため、正確なバス接近情報を生成することができる。また、このように、バス接近情報の生成において運行ダイヤなどを用いる必要がないため、運行ダイヤの更新のための手間およびコストを省くことができる。
さらに、上記のように、撮像画像から、バス1の車両番号だけでなく、バス1の行先情報を取得する構成により、当該バス1が経由するバス停2を特定することができるため、適切なバス停2に対して当該バス1のバス接近情報を提供することができる。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、中央装置11が、複数の撮像画像からそれぞれ取得された車両番号が異なる場合、複数の撮像画像からそれぞれ取得された車両番号および行先情報をバス接近情報の生成に用いる。
このように、複数の撮像画像にそれぞれ写るバス1が異なるバス1である場合、複数の撮像画像の各々から取得した車両番号および行先情報を用いてバス接近情報を生成する構成により、バスの相違を考慮した詳細なバス接近情報を利用者に通知することができる。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、中央装置11が、同一のカメラ10により撮像された複数の撮像画像からそれぞれ取得された車両番号が同一である場合、複数の撮像画像のうちのいずれか1つから取得された車両番号および行先情報をバス接近情報の生成に用いる。
このように、同一のカメラ10により撮像された複数の撮像画像にそれぞれ写るバスが同一のバスである場合、いずれか1つの撮像画像から取得した車両番号および行先情報を用いてバス接近情報を生成する構成により、バス接近情報の生成において、同一のバス1の車両番号および行先情報を重複して用いることを避け、より正確なバス接近情報を提供することができる。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、カメラ10が、バス1の走行経路のうち、所定のバス停2への到着所要時間の値が予め推定されている場所、または、所定のバス停2より1または複数手前のバス停2付近に設置される。
このように、カメラ10が適切な場所に設置されることにより、所定のバス停2へバス1が到着するまでの到着所要時間、または、バス1が所定のバス停2よりもいくつ手前のバス停2付近を走行しているか、という具体的な情報を利用者に提供することができる。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、カメラ10が、所定のバス停2の1または複数手前のバス停2から、バス1の走行方向の下流方向へ少なくとも車両1台分の距離をあけた位置に設置される。
ここで、たとえば、バス1の前方にトラックなどの大型車両が走行している場合、当該バス1の正面を撮像する撮像画像には、当該バス1のナンバープレート1Aおよび行先方向幕1Bの少なくとも一方が大型車両に遮られて写らない可能性がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、上記のように、バス停2付近にカメラ10が設けられている構成により、バス1の前方に大型車両が走行している場合であっても、当該バス1がバス停2で停車している間に大型車両が当該バス1から離れるため、当該バス1の正面に空間が確保される期間を作ることができ、当該バス1の正面からナンバープレート1Aおよび行先方向幕1Bの双方を撮像することができる。
また、このような構成により、停車しているバス1を撮像することができるため、走行しているバス1を撮像する場合と比較して、文字認識等による車両番号の抽出および行先情報の抽出を精度よく行うことができる。
さらに、上記のように、バス停2からバス1の走行方向下流側に少なくとも車両1台分の距離をあけて設置されたカメラ10を用いて撮像を行うことにより、バス1の正面全体を撮像することができ、ナンバープレート1Aおよび行先方向幕1Bの双方を同一の撮像画像に収めることができる。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、カメラ10が、バス1の走行経路の複数車線を撮像範囲とする。
このような構成により、たとえば、バス1が路上駐車している車両を避ける場合など、歩道側の車線以外の車線を走行する場合であっても、バス1を撮像することができる。
ここで、たとえば、無線信号を道路へ送信し、バス1によって反射された反射信号を受信することにより、バス1の走行位置を特定する方法がある。このような方法を用いる場合、対向車線を走行するバス1を検出してしまうとバス接近情報を正確に生成することができないため、バス1の検出エリアは例えば1車線のみに絞る必要がある。
これに対して、上記のように、撮像画像からバス接近情報の生成に用いる情報を抽出する本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100によれば、撮像画像に含まれる情報のうちバス接近情報の生成に用いる情報として適切な情報を選択してバス接近情報を生成することが可能であるため、複数車線を撮像範囲としてバス1の撮像可能領域を広く確保する構成が一層有効である。
また、本発明の実施の形態に係るバスロケーションシステム100では、中央装置11が、生成したバス接近情報を、所定のバス停2または利用者の携帯端末14へ送信する。
このような構成により、利用者は、たとえばバス停2に表示される情報を確認することで、当該バス停2に接近するバス1の位置情報を得ることができる。また、たとえば利用者が携帯端末14等を用いてバス管理会社のホームページ等にアクセスし、所定のバス停2のバス接近情報を検索することにより、自己の携帯端末14において所定のバス停2に接近するバス1の位置情報を得ることができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 バス
2 バス停
10 カメラ(撮像装置)
11 中央装置
12 公衆回線網
13 バス停端末
14 携帯端末(端末装置)
15,21 ルータ
22 バス情報取得部
23 情報処理部
24 情報送信部
31,32 画像処理部
33 制御部
34 判断部
35 接近情報生成部
36 バス停情報記憶部

Claims (8)

  1. バスを撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置による撮像画像から取得された前記バスの車両番号および前記バスの行先情報と、前記撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する中央装置とを備える、バスロケーションシステム。
  2. 前記中央装置は、複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号が異なる場合、複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号および前記行先情報を前記バス接近情報の生成に用いる、請求項1に記載のバスロケーションシステム。
  3. 前記中央装置は、同一の前記撮像装置により撮像された複数の前記撮像画像からそれぞれ取得された前記車両番号が同一である場合、複数の前記撮像画像のうちのいずれか1つから取得された前記車両番号および前記行先情報を前記バス接近情報の生成に用いる、請求項1または請求項2に記載のバスロケーションシステム。
  4. 前記撮像装置は、前記バスの走行経路のうち、所定のバス停への到着所要時間の値が予め推定されている場所、または、所定のバス停より1または複数手前のバス停である上流側バス停の付近に設置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバスロケーションシステム。
  5. 前記撮像装置は、前記上流側バス停から前記所定のバス停への下流方向へ少なくとも車両1台分の距離を前記上流側バス停からあけた位置に設置される、請求項4に記載のバスロケーションシステム。
  6. 前記撮像装置は、前記バスの走行経路の複数車線を撮像範囲とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバスロケーションシステム。
  7. 前記中央装置は、生成した前記バス接近情報を、所定のバス停または利用者の端末装置へ送信する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のバスロケーションシステム。
  8. バスの接近情報を利用者に通知するバスロケーションシステムにおける中央装置であって、
    バスの撮像画像に含まれる、前記バスの車両番号と、前記バスの行先情報とを取得するバス情報取得部と、
    前記バス情報取得部により取得された前記車両番号および前記行先情報と、前記撮像画像を撮像した撮像装置の位置情報とに基づいて、前記バスのバス接近情報を生成する情報処理部とを備える、中央装置。
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