JP2014238588A - 干渉型フィルタ層付基板及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

干渉型フィルタ層付基板及びそれを用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない工程数で形成することが可能で光利用効率が高い干渉型フィルタ層付基板、およびそれを用いた表示装置を提供する。【解決手段】干渉型フィルタ層付基板は、平板状の基板1と、基板上に設けられた光半透過性の第1の反射層2と、前記第1の反射層上に設けられた光透過性の第1のスペーサ層4と第1の反射層上の一部に設けられた光透過性の第2のスペーサ層5及び第3のスペーサ層6とから形成され、第1のスペーサ層を共通に有し第2のスペーサ層と第3のスペーサ層とによって光学膜厚がそれぞれ異なる第1の領域、第2の領域及び第3の領域とを有する透過層と、前記透過層上に設けられた光半透過性の第2の反射層3と、を備え、第1乃至第3の領域で異なる波長の光を透過させるフィルタ層と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は干渉型フィルタ層付基板及びそれを用いた表示装置に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイを始めとする表示装置は、地上デジタル放送開始やインターネット、携帯電話の普及によりますます需要が高まっている。これらのディスプレイの一部は小型ディスプレイとしてモバイル機器へ搭載されているが、一方大画面テレビの需要も伸びている。
従来のディスプレイは、ガラス基板上にマトリクス配線を設け、特に液晶ディスプレイの場合はマトリクス配線の交点に薄膜トランジスタを設ける。このアレイ基板に微小な間隙を隔てて対向基板が配置される。アレイ基板と対向基板の間隙には液晶が注入され、液晶表示装置が構成される。
液晶表示装置のカラー表示は、一般に対向基板にカラーフィルタが配置され、赤、緑、青の光がそれぞれの光を透過させるカラーフィルタから出射することで、色を制御する。カラーフィルタは顔料や染料を用いた吸収型のものが用いられる。そのため、液晶表示装置の背面に設置されたバックライトから液晶表示装置に入射した白色光が、例えば青フィルタを透過する場合、緑、赤の光は青フィルタで吸収されるため損失となる。緑、赤フィルタも同様であり、そのため、結局カラーフィルタにおける光の利用効率は3分の1になってしまう。
この問題を解決するために、特許文献1に示すように、干渉フィルタを用いた方式が提案されている。これは各画素の色に対応して設けられた干渉フィルタが、赤、緑または青の光を選択的に透過させ、干渉フィルタを通過できなかった光はバックライト側に戻すことで、光を再利用する方法である。
特表平8−508114号公報
しかしながら、上記のような表示装置では、赤、緑、青の色を透過するカラーフィルタ層を各画素ごとに形成する必要があるため、製造プロセスが極めて複雑になる問題がある。薄膜を多層重ねて干渉フィルタを形成する場合、各薄膜を精度良く多数重ねる工程、重ねた多層膜を画素毎に分離する工程を、赤、緑、青の各フィルタを形成するために3回繰返す必要がある。特許文献1では、リフトオフ工程を用いることで工程数の削減を試みているが、リフトオフ工程はレジスト除去と共に剥離する膜が基板に再付着し、歩留まりが低下する場合がある。そのため、液晶ディスプレイ製造工程に、新たにリフトオフ工程を入れることは困難な場合がある。
そこで本発明では、少ない工程数で形成することが可能で光利用効率が高い干渉型フィルタ層付基板、およびそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の干渉型フィルタ層付基板は、平板状の基板と、基板上に設けられた光半透過性の第1の反射層と、前記第1の反射層上に設けられた光透過性の第1のスペーサ層と第1の反射層上の一部に設けられた光透過性の第2のスペーサ層及び第3のスペーサ層とから形成され、第1のスペーサ層を共通に有し第2のスペーサ層と第3のスペーサ層とによって光学膜厚がそれぞれ異なる第1の領域、第2の領域及び第3の領域とを有する透過層と、前記透過層上に設けられた光半透過性の第2の反射層と、を備え、第1乃至第3の領域で異なる波長の光を透過させるフィルタ層と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の表示装置は、平板状の第1の基板と、基板上に設けられた光半透過性の第1の反射層と、前記第1の反射層上に設けられた光透過性の第1のスペーサ層と第1の反射層上の一部に設けられた光透過性の第2のスペーサ層及び第3のスペーサ層とから形成され、第1のスペーサ層を共通に有し第2のスペーサ層と第3のスペーサ層とによって光学膜厚がそれぞれ異なる第1の領域、第2の領域及び第3の領域とを有する透過層と、前記透過層上に設けられ光を反射する第2の反射層と、を備え、第1乃至第3の領域で異なる波長の光を透過させるフィルタ層と、を備えることを特徴とするフィルタ層付基板と、前記第1の基板のフィルタ層が設けられた主面と対向する平板状の第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に保持された光変調層と、を備えたことをと特徴とする。
本発明によれば、少ない工程数で形成することが可能で光利用効率が高い干渉型フィルタ層付基板、およびそれを用いた表示装置を提供することができる。
本発明に係る干渉型フィルタ層付基板の構造を示す断面図。 本発明に係る干渉型フィルタ層付基板の光学特性を示す図。 本発明に係る表示装置の構成を示す断面図。 カラーフィルタの光学特性を示す図 本発明に係る干渉型フィルタ層の特性と効率の関係を示す図。 干渉型フィルタ層付基板の光学特性の比較例を示す図。 図1の干渉型フィルタ層付基板の製造工程を示す図。 図1の干渉型フィルタ層付基板の製造工程を示す図。 図1の干渉型フィルタ層付基板の製造工程を示す図。 本発明に係る干渉型フィルタ層付基板の合わせマークの構造を示す図。 本発明に係る干渉型フィルタ層付基板の合わせマークの構造を示す断面図。 本発明に係る干渉型フィルタ層の構造の製造工程を示す図。 本発明に係る干渉型フィルタ層の構造の製造工程を示す図。 本発明に係る干渉型フィルタ層の構造の製造工程を示す図。 本発明に係る他の干渉型フィルタ層付き基板の構成を示す図。 本発明に係る他の表示装置の構成を示す図。 本発明に係る他の干渉型フィルタ層付き基板の構成を示す図。
以下に、本発明の実施の一形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施例に係るフィルタ層付基板22の一主面に垂直な方向の断面図である。図3は、このフィルタ層付き基板22を、液晶パネル29の一部に用いた液晶表示装置の断面図である。このフィルタ層付基板22は、図3に示すように液晶層13を介して対向基板17と対向させて、液晶表示装置の表示パネル29として使用するアレイ基板である。対向基板17には吸収型のカラーフィルタ26が設けられている。先に図1を使ってフィルタ層付基板22について説明する。
図1のフィルタ層付き基板22は、ここでは、フィルタ層25として干渉型のファブリペロー型フィルタを採用している。
具体的には、フィルタ層25は、第1の反射層2と第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6と第2の反射層3とから形成される。フィルタ層25は、光学膜厚が異なる3種類の領域を有している。フィルタ層25は、2枚の平行な面(第1の反射層2と第2の反射層3)の間の光の多重反射による干渉を用いて、反射率や透過率に波長依存性を持たせた干渉型のフィルタである。すなわち、フィルタ層25は、3種類の領域それぞれで異なる波長の光を透過する。
フィルタ層付基板22の具体的な構成は図1に示すように、基板1と、基板1の一主面上に設けられたフィルタ層25と、フィルタ層25上に形成されたオーバーコート層8と、オーバーコート層8上に設けられたゲート絶縁膜28と、ゲート絶縁膜28上に設けられた画素電極9と、オーバーコート層8上の一部に設けられた薄膜トランジスタ11と、から構成される。
透明なガラス基板1上にシリコン酸化膜によりアンダーコート層7が形成されている。アンダーコート層7上にフィルタ層25が形成されている。すなわち、アンダーコート層7上に可視光領域に対して半透過、反射する第1の反射層2が形成されている。更に第1のスペーサ層4として、シリコン酸化膜が第1の反射層2上に形成されている。第2のスペーサ層5として、シリコン窒化膜が選択的に形成されている。
第3のスペーサ層6が第2のスペーサ層5、第1のスペーサ層4の上に成膜されている。第3のスペーサ層6には第2のスペーサ層5と同じシリコン窒化膜を用いる。第3のスペーサ層6は、第2のスペーサ層5と同様の工程で、一部が第2のスペーサ層5を覆うように選択的に形成されている。第1のスペーサ層4上に設けられた第3のスペーサ層6は、第2のスペーサ層5と光学膜厚が異なる。
第2の反射層3は第3のスペーサ層6と、第2のスペーサ層5と、第1のスペーサ層4上の全面に形成されており、第2の反射層3上にオーバーコート層8が成膜されている。このようにして、フィルタ付基板22は構成される。第1のスペーサ層4、第2のスペーサ層5、第3のスペーサ層6を合わせて透過層と称する。
更にオーバーコート層8の上にはゲート線10が設けられ、ゲート線10とオーバーコート層8の上にゲート絶縁膜28が設けられる。ゲート絶縁膜28上には透明導電膜で画素電極9が設けられている。ゲート線10が設けられた位置上のゲート絶縁膜28上には半導体層101と、その両端に位置する信号線12が設けられている。信号線12の一部は半導体層101を覆っている。ゲート線10と半導体層101と信号線12とは薄膜トランジスタ11を構成する。すなわち、隣り合う画素電極9それぞれの下には、光学膜厚が異なるフィルタ層25が設けられている。
第1のスペーサ層4上の一部には、フィルタ層25と画素電極9、薄膜トランジスタ11等は、正確に位置合わせするために位置合わせマーク18が設けられている。
基板1側のフィルタ層25が設けれた主面と反対の主面には、ガラス基板1と対向するようにバックライト(不図示)が設けられている。
フィルタ層25は、主に屈折率と膜厚の積で与えられる光学膜厚と、第1の反射層2、または第2の反射層3で反射する光の位相ずれで定められ、特定の波長域の光を透過し、それ以外の波長域を反射する特性を有する。
フィルタ層25は、光学膜厚が異なる複数の領域を有する構成(光学薄膜群構成)である。第1のスペーサ層4が複数の領域すべてに共通に設けられており、第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6とが部分的に設けられていることによって、フィルタ層25は、それぞれ光学膜厚が異なる少なくとも3種類の領域(I、II、III)を有する。すなわち、フィルタ層25は、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6のうち、第1のスペーサ層4のみを有する領域(I)、第1のスペーサ層4と第3のスペーサ層6を有する領域(II)、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6を有する領域(III)、の3種類の領域を有する。3種類の領域は、光学膜厚が異なる。基板1のフィルタ層25が設けられていない側の主面から光が照射されると、3種類の領域はそれぞれ異なる波長の光を透過させ、透過させる波長以外の波長は主に反射する。
領域Iを通る光27a、領域IIを通る光27b、領域IIIを通る光27cは、それぞれの光路でフィルタ層25の光学膜厚が異なるため、前記光路を通過する光の透過波長域及び反射波長域は異なる。3種類の光路27a、27b、27cそれぞれの透過光が赤、緑、青になるようにフィルタ層25は設計されている。そのため、フィルタ層25は、カラー画像表示に適した赤、緑、青の光を透過する。
図2は、上述のフィルタ層25において、3種類の透過光27a、27b、27cが青、緑、赤に相当するように形成した場合の波長と透過率Tの関係を示す図である。第1の反射層2、第2の反射層3として厚さ25nmの銀(Ag)を用い、第1のスペーサ層4として厚さ100nmのシリコン酸化膜、第2のスペーサ層5として厚さ25nmのシリコン窒化膜、第3のスペーサ層6として厚さ15nmのシリコン窒化膜を用いた。
光学膜厚が最も厚い、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6とが設けられた領域(透過光27cが通る領域)は赤色の光を透過させた。光学膜厚が2番目に厚い、第1のスペーサ層4と第3のスペーサ層6が設けられた領域(透過光27bが通る領域)は緑色の光を透過させた。光学膜厚が最も薄い、第1のスペーサ層4のみが設けられた領域(透過光27aが通る領域)は青色の光を透過させた。
本実施の形態においては、3種類の光学膜厚を有するフィルタ層25を2回のパターニング工程で形成しているため、非常に低コストである。第1のスペーサ層4を全てのフィルタで共通にしている点、さらに第1のスペーサ層4のエッチングレートを他のスペーサ層に比較して遅いものに選定しているため、製造が容易である。また、ファブリペロー型フィルタで反射層に金属を用いた場合は、従来の光学膜厚が波長の4分の1となるように設計され、屈折率の異なる多数の膜を積層した、多層膜型フィルタに比較して、膜厚制御がしやすく、工程数を削減できる。
なお、フィルタ層25で透過しなかった光はほぼ全て反射され、バックライト側に戻され、再利用される。この機構を図3を用いて説明する。
図3に示す液晶表示装置は、液晶パネル29と、プリズムシート30と、バックライトユニット20を有する。
液晶パネル29はフィルタ層25を有するアレイ基板22(第1の基板)と、アレイ基板22と対向する対向基板17(第2の基板)と、アレイ基板22と対向基板17の間に保持される液晶層13とから構成される。アレイ基板22は図1のフィルタ層付基板と同じ構成である。対向基板17にはカラーフィルタ26と、カラーフィルタ26上に配置された対向電極15とが設けられている。カラーフィルタ26は3種類の周期的に並ぶ着色層16と着色層16それぞれの境界に設けられたブラックマトリクス14で構成されている。
3種類の着色層16は、対向するフィルタ層25が透過させる波長と同程度の波長の光を透過させるが、その他の波長の光を吸収する。すなわち、フィルタ層25の透過光27cが透過する領域IIIと対向する着色層16は赤色の光を透過させる。フィルタ層25の透過光27bが透過する領域IIと対向する着色層16は、緑色の光を透過させる。フィルタ層25の透過光27aが透過する領域Iと対向する着色層16は、青色の光を透過させる。
アレイ基板22と対向基板17それぞれの外面には偏光板(不図示)が設けられている。
プリズムシート30や、バックライトユニット20とガラス基板1の間には光制御フィルム(不図示)が設けられている。
バックライトユニット20は、冷陰極管、LEDなどの光源(不図示)と光源を覆う高反射率内面からなり、光源からの光を液晶パネル29に出射する。途中光制御フィルム、偏光板等の光学フィルムを通過した後、アレイ基板22に入射し、フィルタ層25にて、それぞれの位置における光学膜厚に応じて選択された波長領域の光が液晶層13を透過する。
ここでフィルタ層25で選択されなかった光の大半は反射され、バックライトユニット20側に戻される。バックライトユニット20に到達したこのリサイクル光24は、高反射率内面において、ほとんど光損失なく再度液晶パネル29側に反射される。バックライトユニット20に戻った光の内、90%以上はリサイクルされて再び液晶パネル29に入射する。
液晶層13を透過した光は、着色層16を透過する。着色層16の赤、緑、青の透過特性を図4に示す。縦軸Tは透過率を表す。各色のスペクトルは、低透過率の領域で重なっており、本来は色再現性にとって好ましくない。
しかしながら、図3における液晶表示装置は着色層16の光の入射面側にフィルタ層25を有している。各着色層16を透過する光は、予めフィルタ層25で選択されている。着色層の低透過率の領域の光は、フィルタ層25でかなりカットされるため、着色層16の色再現性は従来に比較して改善する。従って、図4に示した着色層16よりも色純度の低い着色層を用いても、フィルタ層25との組み合わせで十分な色純度を得ることが出来、表示装置全体としての光利用効率は向上する。
着色層16を透過した光は、対向基板17の外面に設けられた偏光板と、光学制御フィルムを経て観察者に到達する。
ここで、入射光がアレイ基板22に斜め方向から入射する場合は、フィルタ層25における光路長さが膜厚より長くなるため、膜を透過・反射する光の相互の位相差は、アレイ基板22に垂直な入射光の場合と異なる。すなわち、入射光がアレイ基板に対して斜め方向の場合、フィルタ層25を透過する光は、原理的に短波長、すなわち青側に透過波長域がシフトする。これは液晶パネル29を斜め方向から観察したとき、液晶パネル29を基板1に対して垂直な方向から観察した時に比べて色が大きく変化することに相当する。これを解決するためには、上述したように対向基板17側にカラーフィルタ26を設けることが有効である。アレイ基板から出射した斜め光が青側にシフトしていても、カラーフィルタ26で所望の波長領域のみ透過させれば、最終的な色の変化は十分に抑えられる。
さらに、バックライトユニット20から出射される光の指向性を高め、アレイ基板22のフィルタ層25への斜め入射光成分を抑えることで、上記問題は解決される。この場合、液晶パネル29の視野角が狭くなる問題が生じるが、例えば液晶表示装置前面に拡散板を貼るなど、対向基板の着色層16通過後に十分な視野角になるよう光散乱材を設ければ良い。
フィルタ層25は、各色に対応した波長域を再現することの他に、対応した波長域の光を効率よく透過すること、また透過波長域以外の光を効率よく反射することが求められる。上述したように、従来の、フィルタ層25を透明膜のみで構成する場合は、フィルタ層25での光損失はほとんど生じない。しかし透明膜のみで反射層を形成する場合は、一般に屈折率の異なる薄膜を多数積層して反射率を高めるため、工程数が多い。
一方、第1の反射層2、第2の反射層3を薄い金属で形成する場合は、容易に高い反射率が得られる。特に可視光領域での光学特性に優れる、すなわち反射率が高く光の損失が少ない銀で第1の反射層2、第2の反射層3を形成するのが好ましい。ただし金属層は光を吸収するため、若干の光損失が生じる。つまり、フィルタ層25の透過性能、反射性能を両立することが出来ず、その結果十分な光リサイクルが達成できないおそれがある。
そこで、バックライトユニット20を用いた光のリサイクルメカニズムを詳細に検討した結果、上記の問題を解決できる指針を得た。図5は、光利用効率が0.2、0.4、0.6、0.8それぞれのときの透過波長域の透過率Tと透過波長域以外の透過率T0の関係を示す。例えば光利用効率0.8を目指す場合、フィルタ層25の透過波長域の透過率の許容範囲は0.5乃至1であり、一方透過波長域以外の透過率の許容範囲は0乃至0.1である。フィルタ層25の透過波長域の透過率を高くすると、透過波長域の光については損失が低減する分、効率が高くなるが、透過波長域以外の光の透過率も高まる結果、フィルタ層25を透過した後、カラーフィルタ26で吸収される光成分が増えてしまう。逆にフィルタ層25の透過波長域の透過率を低くすると、透過波長域の光の透過率は低下するが、透過波長域以外の光についてはフィルタ層25でバックライト側に反射される割合が増え、リサイクルの効率が高まる結果、全体としての光利用効率が高まる。すなわち、高い光利用効率を目指すためには、フィルタ層25の透過率向上より、透過波長域以外の透過率を下げること、すなわち反射率向上を目指す方が良い。
これはフィルタ層25で透過する光は全体の約3分の1に過ぎず、残りはリサイクルされるため、リサイクルの効率が顕著になるためと考えられる。図5で、最終的に光利用効率を高める、例えば60%程度の光利用効率を狙うためには、フィルタ層25の透過波長域以外での反射率を80%、すなわち透過波長域以外での透過率を20%以下にすれば良い。
図2で示した特性を有するフィルタ層25の最終的な光利用効率を求めた結果、透過波長域以外での光透過率を20%未満であり、フィルタ層25を用いない場合に比較して、1.9倍の光利用効率向上が得られた。
比較として、図6に、透過波長域以外での光透過率を20%より大きくした特性の一例を示す。図の縦軸Tは透過率を表す。フィルタ層25に用いるAgの反射層厚を、15nmと薄くしたため、透過波長域での透過率は、図2に比較して高くなっているが、透過波長域以外の透過率も高くなり、リサイクル効率が低下してしまう。これをフィルタ層25に用いた液晶表示装置の最終的な光利用効率を求めた結果、フィルタ層25を用いない場合に比較して、1.3倍の光利用効率向上にとどまった。
これより、透過波長域以外での光透過率を下げること、望ましくは20%以下に下げることで、光吸収を有するフィルタ層25を用いた場合でも、十分な光リサイクルを実現できることが分かった。
なお、本実施の形態ではアンダーコート層7を設けることとしたが、アンダーコート層7は設けない構造とすることも許容する。
また本実施の形態においてはプリズムシート30を1層設けたが2層以上の複数設けることも許容する。
以下、具体的な実施形態を示す。
(第1の実施例)
図7は第1の実施形態に関する干渉型フィルタ層付基板の製造方法を示している。
図7(a)に示すように、ガラス基板1上にアンダーコート層7としてシリコン酸化膜をCVDで100nm成膜した。続いて第1の反射層2として、Agを真空蒸着で25nm全面に成膜した。続いて第1のスペーサ層4として、シリコン酸化膜をCVDで100nm成膜し、更に第2のスペーサ層5としてシリコン窒化膜をCVDで25nm成膜した。次に第2のスペーサー5上に感光性レジスト層23をパターニングし、ケミカルドライエッチングを用いて第2のスペーサ層5をエッチングし、レジスト層23を除去した。
エッチングの際、ケミカルドライエッチングのエッチング条件が、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜の選択比が十分高い、すなわちシリコン酸化膜のエッチング速度がシリコン窒化膜と比較して十分に遅ければ、前記ドライエッチングにおいてシリコン窒化膜のみを選択的にエッチングし、下地であるシリコン酸化膜のエッチングダメージを抑えることが可能である。第2のスペーサ層5のエッチングレートは、第1のスペーサ層4のエッチングレートに比較して20倍程度早い条件を得ることが出来たため、第1のスペーサ層4へのエッチングダメージは無視できる程度であった。
続いて図7(b)に示すように、第3のスペーサ層6としてシリコン窒化膜をCVDで15nm成膜した。さらに感光性レジスト層23を、第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6が重畳した領域と、第3のスペーサ層6のみの領域を選択的に覆うように形成した。レジスト層23は、予め第2のスペーサ層5を形成する際に、表示領域以外に設けた位置合わせ用マークを基準にして、正確に位置を合わせた。その後上述のケミカルドライエッチングで第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6をエッチング除去した後、レジスト層23を除去した。
続いて図7(c)に示すように、全面に第2の反射層3として、Agを真空蒸着で25nm、第3のスペーサ層6及び第1のスペーサ層4上の全面に成膜し、更にオーバーコート層8としてシリコン酸化膜を第2の反射層3上にCVDで100nm成膜した。
以上の2回のスペーサ層パターニング工程により、3種類の光学膜厚を有するファブリペロー型のフィルタ層25が形成された。
次に薄膜トランジスタ11、画素電極9、信号線12を含む配線群をフィルタ層25の上に形成した。構造は図1に示すとおりであり、具体的な製造方法は一般的に知られているので詳細は省略する。オーバーコート層8上にゲート線10を形成後、ゲート絶縁膜28を形成し、更に薄膜トランジスタ11を形成しパターニングした。透明導電膜により画素電極9を形成後、信号線12を形成して薄膜トランジスタ11が完成させ、薄膜トランジスタ11と画素電極9も電気的に接続した。
フィルタ層25と画素電極9、薄膜トランジスタ11等は、正確に位置合わせする必要があるが、これはフィルタ層25形成の際に予め設けた合わせマーク18によって容易に達成可能である。
図8(a)は位置合わせマークの平面図である。図8(b)は図8(a)のA−A’線断面を示す拡大図である。
すなわち、露光装置で合わせマークを検出する際、高い反射率が得られる構造を予めフィルタ層25に設けておけば、合わせマークとして十分となる。露光装置では合わせマークの検出用に緑色の光を用いることが多いが、本実施例においても緑色を強く反射する緑色以外のフィルタ構成を図8(b)に示す合わせマーク18側に、また合わせマークの背景19には緑色を透過するフィルタ構成とした。このようにして、コントラストの高い合わせマークを容易に形成することが出来た。
完成したアレイ基板22に、カラーフィルタ26を対向させる。カラーフィルタ26は対向基板17に設けられている。カラーフィルタ26は、画素に対応して配置された着色層16とブラックマトリクス14を有している。カラーフィルタ26上には対向電極15が設けられている。アレイ基板22とカラーフィルタ26の間には液晶層13があり、ここで液晶の偏光状態を制御する。
バックライト20と液晶パネル29との間にプリズムシート30を挿入し、バックライトユニット20から出た光の指向性を高めた。これにより一層の指向性が得られる。指向性を高めた結果、液晶パネル29内に内蔵されたフィルタ層25に斜め方向から入射した光に対する色シフトは大幅に抑制された。ただし観察者から見た場合、画面輝度の視野角依存性が高くなってしまう場合があるので、対向基板17の観察者側に低散乱の散乱フィルムを配置した結果、視野角依存性の問題は改善された。
このようにして3種類の光学膜厚を有するファブリペロー型フィルタを少ない工程数で製造することができ、光利用効率の高い液晶ディスプレイを得ることができる。
(第2の実施例)
第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、フィルタ層を構成する第1のスペーサ、第2のスペーサ、第3のスペーサのパターンが異なる点である。第1の実施例と同一の構造については同一の符号を付して、同一の構造についての説明は省略する。
図9は第2の実施形態に関するフィルタ層付基板及びその製造方法の別の例を示している。
製造された第2の実施例によるフィルタ層付基板は、図9(c)に示すように、フィルタ層25の構造が第1の実施例と異なる。すなわち、第2の実施例によるフィルタ層25は、第1のスペーサ層4上の一部に第2のスペーサ層5が設けられている。また、第1のスペーサ層4上の第2のスペーサ層5が設けられていない領域の一部に第3のスペーサ層6が設けられている。従って、フィルタ層25は、第1のスペーサ層のみの領域Iと、第1のスペーサ層と第3のスペーサ層を有する領域IIIと、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層6を有する領域IIの3種類の領域を有する。
図9(a)に示すように、ガラス基板1上にアンダーコート層7としてシリコン酸化膜をCVDで100nm成膜した。続いて第1の反射層2として、Agを真空蒸着で25nm全面に成膜した。続いて第1のスペーサ層4として、シリコン酸化膜をCVDで100nm成膜し、更に第2のスペーサ層5としてシリコン窒化膜をCVDで15nm成膜した。次に感光性レジスト層23をパターニングし、ケミカルドライエッチングを用いて第2のスペーサ層5をエッチングし、レジスト層23を除去した。第2のスペーサ層5のエッチングレートは、第1のスペーサ層4のエッチングレートに比較して20倍程度早い条件を得ることが出来るため、第1のスペーサ層4へのエッチングダメージは無視できる程度であった。
続いて図9(b)に示すように、第3のスペーサ層6としてシリコン窒化膜をCVDで40nm成膜した。ただし、第3のスペーサ層6は、第2のスペーサ層に比較して成膜温度を低くした。具体的には、第2のスペーサ層5は230度、第3のスペーサ層は170度とした。さらに感光性レジスト層23を、第3のスペーサ層6のみの領域を選択的に覆うように形成した。レジスト層23は、予め第2のスペーサ層5を形成する際に、表示領域以外に設けた位置合わせ用マークを基準にして、正確に位置を合わせた。その後上述のバッファードフッ酸(BHF)で第3のスペーサ層6をエッチング除去した後、レジスト層23を除去した。第2のスペーサ層5と第3のスペーサ層6のエッチング選択比が確保できれば、このように第2のスペーサ層、第3のスペーサ層を別に形成することも可能である。
続いて図9(c)に示すように、全面に第2の反射層3として、Agを真空蒸着で25nm全面に成膜し、更にオーバーコート層8としてシリコン酸化膜をCVDで100nm成膜した。
以上の2回のスペーサ層パターニング工程により、3種類の光学膜厚を有するファブリペロー型のフィルタ層25が形成できた。
このようにして第2の実施例においても、3種類の光学膜厚を有するフィルタ層付基板25を少ない工程数で製造することができ、このフィルタ層付基板25を用いれば、光利用効率の高い液晶ディスプレイを得ることができる。
(第3の実施例)
更に、図10のような構成とすることも可能である。すなわち、第2のスペーサ層5が第1の反射層2上に少なくとも2箇所設けられている。第2のスペーサ層5と第1の反射層2上に第1のスペーサ層4が設けられている。そして、2つの第2のスペーサ層5の一方の上に設けられた第1のスペーサ層4上には第3のスペーサ層6が設けられている。
また第3のスペーサ層6は、第1のスペーサ4上の、第2のスペーサ層5が設けられていない部分の一部にも設けられている。
従って、フィルタ層25は以下の4つの領域を有している。すなわち、フィルタ層25は、透過層として第1のスペーサ層4のみの領域I、第2のスペーサ層5上に第1のスペーサ層4が設けられた領域II、第1のスペーサ層4上に第3のスペーサ層6が設けられた領域III、第2のスペーサ層5、第1のスペーサ層4、第3のスペーサ層6が設けられた領域IV、を有する。図10の構成の場合、それぞれの領域に、光路27a、27b、27c、27dの4種類の光学膜厚が形成されており、2回のパターニングで4色の光を透過させるフィルタ付基板を形成することが可能である。
(第4の実施例)
第4の実施例が第1の実施例と異なる点はフィルタ層25を、対向基板17のカラーフィルタ26の前面(光が入射する側)に配置した点である。第1の実施例と同一の構造については同一の符号を付して、同じ構造についての説明は省略する。
図11は第4の実施形態に関するカラーフィルタの構造に関する例を示している。対向基板17上にブラックマトリクス14、画素の色に対応した着色層16を有するカラーフィルタ26が形成されている。カラーフィルタ26上にはアンダーコート層7としてアクリル樹脂を1ミクロンが設けられている。以下、第1の実施形態と同様に、フィルタ層25は、アンダーコート7上第1の反射層としてAgが25nm、第1のスペーサ層4としてCVDでシリコン酸化膜が100nm成膜されている。更に第1のスペーサ4上に第2のスペーサ層5として25nmのシリコン窒化膜が、画素に対応する位置に選択的に形成されている。
第3のスペーサ層6として15nmのシリコン窒化膜が,、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層3が重畳した領域と、第1のスペーサ層6のみの領域の一部に選択的に形成されている。第1のスペーサ層4、第2のスペーサ層5、第3のスペーサ層6上の全面に第2の反射層3として、Agが25nm成膜されている。第2の反射層3上に更にオーバーコート層8としてシリコン酸化膜が100nm成膜されている。オーバーコート層8上に、対向電極として透明電極であるITO(酸化インジウムスズ合金)が100nm成膜されている。
以上のようなカラーフィルタ26及びフィルタ層25を備える対向基板17と、別途作成した(フィルタ層25を持たない)アレイ基板22を貼り合せて、液晶パネル29が形成されている。アレイ基板22は、基板1上にゲート絶縁膜28と、画素電極9と、薄膜トランジスタ11とが形成されている。
アレイ基板22の作成は一般的に高いプロセス温度になるため、予め作りこんだフィルタ層25が高温に耐える必要があるが、対向基板17の製造プロセスはプロセス温度が相対的に低いため、対向基板17にフィルタ層25を用いる場合には、フィルタ層25に高温に弱い材料を用いることができる。なお、フィルタ層25はカラーフィルタ26よりもバックライト20側に配置するならば、他の構成とすることも可能である。
第4の実施例においても、3種類の光学膜厚を有するファブリペロー型フィルタを少ない工程数で製造することができ、光利用効率の高い液晶ディスプレイを得ることができる。
(第5の実施例)
第5の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第1の反射層2と第1のスペーサ層4との間に微小凸凹を設けた点である。実施例1と同一構成については同一の符号を付して、同一の構造についての説明は省略する。
図12は第5の実施形態に関する干渉型フィルタ層付基板の別の例を示している。
図12に示すように、ガラス基板1上にアンダーコート層7として100nmのシリコン酸化膜が成膜されている。基板1上の全面に第1の反射層2として、25nmのAgが成膜されている。
第1の反射層3上に微小凹凸21が一定間隔で形成されている。凹凸21のサイズは通常のフォトリソグラフィ工程で形成できる程度の大きさであるが、画素サイズ(着色層の大きさ)よりは小さい。凸凹21及び第1の反射層2上に、第1のスペーサ層4として、100nmのシリコン酸化膜が成膜されている。
第1のスペーサ層4上に25nmのシリコン窒化膜で第2のスペーサ層5が選択的に形成されている。第2のスペーサ層5及び第1のスペーサ層4上に、第3のスペーサ層6として15nmのシリコン窒化膜が、第1のスペーサ層4と第2のスペーサ層5が重畳した領域と、第1のスペーサ層4のみの領域の一部に、選択的に形成されている。第1のスペーサ層4、第2のスペーサ層5、第3のスペーサ層6上の全面に、第2の反射層3として、25nmのAgが成膜されている。更に第2の反射層3上にオーバーコート層8として100nmのシリコン酸化膜が成膜されている。
このような構成のフィルタ層付基板25は、第1の実施例において第1の反射層4上に凸凹21を形成する工程を加えることによって形成することができ、3回のパターニング工程によって形成できる。更に、各フィルタ層25は、3種類の光学膜厚が異なる領域を有するが、1つの領域につき凸凹21がある部分とない部分の2種類の小領域が形成される。各小領域はわずかに透過波長域が異なるため、フィルタ層の透過特性を広帯域化することが出来る。また、微小凹凸に規則性を持たせることで、光の回折現象の効果を付与することも可能である。
フィルタ層25が透過させる光を広帯域化することにより、フィルタに斜めから入射した光に対して透過波長域が青色側にシフトしても、十分な透過率を維持することが出来るため、液晶表示装置の視野角特性上有利となる。
第5の実施例においても、3種類の光学膜厚を有するファブリペロー型フィルタを少ない工程数で製造することができ、光利用効率の高い液晶ディスプレイを得ることができる。
1 ・・・基板
2 ・・・第1の反射層
3 ・・・第2の反射層
4 ・・・第1のスペーサ層
5 ・・・第2のスペーサ層
6 ・・・第3のスペーサ層
7 ・・・アンダーコート層
8 ・・・オーバーコート層
9 ・・・画素電極
10 ・・・ゲート線
11 ・・・薄膜トランジスタ
12 ・・・信号線
13 ・・・液晶層
14 ・・・ブラックマトリクス
15 ・・・対向電極
16 ・・・着色層
17 ・・・対向基板(第2の基板)
18 ・・・合わせマーク
19 ・・・合わせマーク背景
20 ・・・バックライトユニット
21 ・・・微小凹凸
22 ・・・フィルタ層付基板、アレイ基板(第1の基板)
23 ・・・レジスト層
24 ・・・リサイクル光
25 ・・・フィルタ層
26 ・・・カラーフィルタ
27 ・・・光路
28 ・・・ゲート絶縁膜
29 ・・・液晶パネル
30 ・・・プリズムシート

Claims (1)

  1. 平板状の基板と、
    前記基板上に設けられ光半透過性の第1の反射層と、前記第1の反射層上に設けられた光透過性の第1のスペーサ層と第1の反射層上の一部に設けられた光透過性の第2のスペーサ層及び第3のスペーサ層とから形成され、第1のスペーサ層を共通に有し第2のスペーサ層と第3のスペーサ層とによって光学膜厚がそれぞれ異なる第1の領域、第2の領域及び第3の領域とを有する透過層と、前記透過層上に設けられた光半透過性の第2の反射層と、を備え、前記第1乃至第3の領域で異なる波長の光を透過させるフィルタ層と、
    を備えることを特徴とする干渉型フィルタ層付基板。
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