JP2014238226A - パネルラジエーター - Google Patents

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真輔 原田
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Abstract

【課題】第2ヘッダの出口が第1ヘッダの入口と同じ側に設けられており、第1ヘッダ内において入口に対応する位置にバックアップ部材が設けられたパネルラジエーターにおいて、偏流を抑制して放熱性能の向上を図る。
【解決手段】パネルラジエーター1の複数のパス30は内側パス30Uを含み、内側パス30Uは、複数の孔部64の少なくとも一部よりも一方向D1の他端部E2側である一方向D1の内側に設けられたパス30のうちでバックアップ部材6に最も近い位置にある。分流部23は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、暖房装置として用いられ、温水などの液体が内部を流れるパネルラジエーターに関する。
従来、温水などの液体が内部を流れるパネルラジエーターが知られている。このパネルラジエーターは暖房装置として用いられる。一般に、パネルラジエーターは、液体の入口を有する第1ヘッダと、液体の出口を有する第2ヘッダと、第1ヘッダから第2ヘッダまでそれぞれ延びる複数のパスと、を備える。
特許文献1は、スペーサーとしてのバックアップ部材を備えるパネルラジエーターを開示している。前記バックアップ部材は、パネルラジエーターのパネルの壁の間に挿入され、継ぎ手が接続される液体の入口に対応する位置に配置される。前記バックアップ部材は、軸方向の孔と、この軸方向の孔から径方向に延びる側方開口部と、少なくとも2つの径方向孔部とを有する。側方開口部は、パネルの内部の中心部に向かって熱伝達流体を案内する方向に向いている。2つの径方向孔部は、パネルのエッジの方に向いている。特許文献1には、前記2つの径方向孔部が設けられていることによってパネルラジエーターの効率が従来よりも高まると記載されている。
欧州特許出願公開第1681530号明細書の段落0055−0057、図1
ところで、入口に接続される液体供給配管や出口に接続される液体排出配管の配置スペースの制約などを考慮して、第1ヘッダの入口が長手方向の一端部に設けられるとともに第2ヘッダの出口が入口と同じ側の長手方向の一端部に設けられる場合がある。この場合、入口からバックアップ部材を経由して第1ヘッダ内に流出した液体は、入口に近い一番外側のパスに偏って流れることがある。このような偏流が生じて一番外側のパスの流量が他のパスの流量に比べて大きくなると、パネルラジエーター全体としての放熱性能が低下する。
本発明の目的は、第2ヘッダの出口が第1ヘッダの入口と同じ側に設けられており、第1ヘッダ内において入口に対応する位置にバックアップ部材が設けられたパネルラジエーターにおいて、偏流を抑制して放熱性能の向上を図ることである。
本発明のパネルラジエーターは、第1ヘッダ(21)と、第2ヘッダ(22)と、分流部(23)と、バックアップ部材(6)とを備える。前記第1ヘッダ(21)は、一端部(E1)と他端部(E2)を有し、前記一端部(E1)から前記他端部(E2)まで一方向(D1)に延び、前記一端部(E1)に液体の入口(21a)を有する。前記第2ヘッダ(22)は、前記一方向(D1)に延び、前記入口(21a)と同じ側に液体の出口(22a)を有する。前記分流部(23)は、前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)までそれぞれ延びて前記一方向(D1)に並ぶ複数のパス(30)を含む。前記バックアップ部材(6)は、前記入口(21a)を通じて液体が導入される軸方向に開口する流入口(61a)、及び周方向に互いに間隔をあけて設けられて前記流入口(61a)に連通するとともに径方向に開口する複数の孔部(64)を有し、前記流入口(61a)から導入された液体を前記複数の孔部(64)を通じて前記第1ヘッダ(21)内に流出させる。前記複数のパス(30)は、内側パス(30U)を含む。前記内側パス(30U)は、前記複数の孔部(64)の少なくとも一部よりも前記一方向(D1)の他端部(E2)側である前記一方向(D1)の内側に設けられたパス(30)のうちで前記バックアップ部材(6)に最も近い位置にある。前記分流部(23)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造を有する。
この構成では、バックアップ部材(6)において周方向に互いに間隔をあけて設けられた複数の孔部(64)を通じて液体がバックアップ部材(6)から第1ヘッダ(21)内に流出するので、バックアップ部材に単一の孔部が設けられている場合に比べて、バックアップ部材(6)から流出する液体の方向を広範囲に設定でき、これにより、偏流を抑制する効果が期待できる。このようなバックアップ部材(6)を備える本発明のパネルラジエーターでは、複数の孔部(64)の少なくとも一部を内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側に設けつつ、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において第1ヘッダ(21)から第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造を分流部(23)に設けている。したがって、前記複数の孔部(64)から流出する液体(特に、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側に設けられた少なくとも一部の孔部(64)から流出する液体)が内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において第1ヘッダ(21)から第2ヘッダ(22)へ偏って流れるのを抑制又は阻止することができる。以上のように、本発明では、複数の孔部(64)を通じて液体がバックアップ部材(6)から広範囲に流出すること、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において第1ヘッダ(21)から第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止することによって、パネルラジエーターにおいて全体的に偏流を抑制することができる。その結果、パネルラジエーターの放熱性能を向上させることができる。
前記パネルラジエーターにおいて、例えば、前記複数の孔部(64)は、前記バックアップ部材(6)において前記周方向に等間隔に設けられている。
この構成では、複数の孔部(64)は、バックアップ部材(6)の周面において周方向に等間隔に設けられているので、バックアップ部材(6)から流出する液体の方向をより広範囲に設定できる。
前記パネルラジエーターにおいて、前記複数のパス(30)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側に設けられた外側パス(30S)を含む形態を例示することができる。この形態の場合、前記外側パス(30S)の流路の断面積は、前記外側パス(30S)以外のパス(30)の流路の断面積よりも小さい、又は前記外側パス(30S)の流路の断面積及び前記内側パス(30U)の流路の断面積は、前記外側パス(30S)及び前記内側パス(30U)以外のパス(30)の流路の断面積よりも小さいことが好ましい。
この構成では、液体が外側パス(30S)を流れるときの抵抗が増加し、これにより、外側パス(30S)の流量を小さくすることができる。その結果、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において偏流が生じるのを抑制することができる。
前記パネルラジエーターにおいて、前記外側パス(30S)の流路の断面形状は、前記外側パス(30S)が前記第1ヘッダ(21)に接続される部分(B1)及び前記第2ヘッダ(22)に接続される部分(B2)を除き、前記外側パス(30S)の延びる方向において一様な形状であるのが好ましい。
外側パス(30S)の流量を小さくする手段としては、外側パス(30S)の流路の断面積を局所的に小さくすることも考えられるが、この場合、液体の性質によっては、断面積の小さい箇所において異物が詰まるなどの不具合が生じる可能性がある。一方、この構成では、外側パス(30S)の流路の断面形状は、外側パス(30S)が第1ヘッダ(21)に接続される部分(B1)及び第2ヘッダ(22)に接続される部分(B2)を除き、外側パス(30S)の延びる方向において一様な形状であるので、局所的に断面積を小さくする上記の場合と同程度の流量低減効果を得つつ、断面積が極端に小さくなるのを防ぐことが可能になる。
前記パネルラジエーターにおいて、前記分流部(23)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側にパスを有していない構造である形態が例示できる。
この構成では、分流部(23)は、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側にパスを有していないので、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において第1ヘッダ(21)から第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを阻止することができる。
前記パネルラジエーターにおいて、前記入口(21a)、前記出口(22a)、前記バックアップ部材(6)及び前記内側パス(30U)の構造と、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造とを含む前記一方向(D1)の前記一端部(E1)側の構造とほぼ同じ構造が、前記一方向(D1)の前記他端部(E2)側にも設けられていてもよい。
この構成では、前記一方向(D1)の他端部(E2)側にも上記のような構造を備える。すなわち、この構成では、前記一方向(D1)の両側に入口(21a)がそれぞれ設けられ、前記一方向(D1)の両側に出口(22a)がそれぞれ設けられ、前記一方向(D1)の両側にバックアップ部材(6)がそれぞれ設けられている。さらに、内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において第1ヘッダ(21)から第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造が、前記一方向(D1)の両側にそれぞれ設けられている。これにより、パネルラジエーターの設置場所の制約などに応じて、使用する入口(21a)、出口(22a)及びバックアップ部材(6)のセットを何れかのサイドから選択することができる。
以上説明したように、本発明によれば、第2ヘッダの出口が第1ヘッダの入口と同じ側の一端部に設けられており、第1ヘッダ内において入口に対応する位置にバックアップ部材が設けられたパネルラジエーターにおいて、偏流を抑制して放熱性能を向上させることができる。
(A)は、本発明の実施形態に係るパネルラジエーターを備える暖房システムの一例を示す概略構成図である。(B)は、前記実施形態に係るパネルラジエーターを備える暖房システムの他の例を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るパネルラジエーターを示す斜視図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターの一部を拡大した斜視図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターの一部を拡大した正面図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターの一部を拡大した断面図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターにおける液体(温水)の流れを示す概略図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターに設けられるバックアップ部材の一例を示す斜視図である。 (A)は、図7に示すバックアップ部材の正面図であり、(B)は、(A)のB−B線断面図であり、(C)は、前記バックアップ部材を示す側面図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターの一部を拡大した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るパネルラジエーターを示す正面図である。 第2実施形態に係るパネルラジエーターの一部を拡大した正面図である。 第1実施形態に係るパネルラジエーターの変形例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態に係るパネルラジエーターについて、図面を参照して説明する。
[暖房システム]
まず、温水暖房システムについて説明する。この温水暖房システムは、水を加熱して温水を得る給湯機と、この給湯機の温水が供給されるパネルラジエーター1とを備える。給湯機としては、ヒートポンプ式の給湯機、燃焼式の給湯機などを用いることができる。パネルラジエーター1としては、後述する第1実施形態に係るパネルラジエーター1、第2実施形態に係るパネルラジエーター1などを用いることができる。
図1(A)は、パネルラジエーター1を備える暖房システム100の一例を示す概略構成図である。図1(A)に示すように、この暖房システム100は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用したヒートポンプ温水暖房システムである。
暖房システム100は、冷媒回路と、貯湯回路とを備える。冷媒回路は、圧縮機91、熱交換器(水熱交換器)90、膨張機構としての電動膨張弁93、熱交換器(空気熱交換器)94、及びこれらを接続する冷媒配管95を含む。貯湯回路は、タンク96、ポンプ97、水熱交換器90、及びこれらを接続する水配管98を含む。水熱交換器90は、2つの流路を有し、一方の流路は、冷媒回路に含まれており、他方の流路は、貯湯回路に含まれている。ポンプ97の運転により、タンク96内の水は、タンク96の下部から流出し、水熱交換器90に送られる。冷媒回路を循環する冷媒は、水熱交換器90において貯湯回路を循環する水と熱交換してこの水を加熱し、空気熱交換器94において外気と熱交換して外気から熱を吸収する。水熱交換器90において加熱された水(温水)は、タンク96の上部に戻される。タンク96には供給配管101と排出配管102とが接続されている。供給配管101は、例えばタンク96の上部に接続されている。排出配管102は例えばタンク96の底部に接続されている。
供給配管101は、タンク96内に貯留された温水をパネルラジエーター1に供給するための配管である。供給配管101は、パネルラジエーター1の入口21aに接続されている。排出配管102は、パネルラジエーター1を通過した温水が排出される配管である。排出配管102は、パネルラジエーター1の出口22aに接続されている。パネルラジエーター1の出口22aから排出された温水は、排出配管102を通じてタンク96に戻される。タンク96には、図略の給水源からタンク96内に水を給水するための給水配管が接続されている。給水源としては、例えば水道水などを利用することができる。
図1(B)は、パネルラジエーター1を備える暖房システム100の他の例を示す概略構成図である。図1(B)に示すように、この暖房システム100は、燃焼式の温水暖房システム100であり、燃焼式の給湯機105と、パネルラジエーター1とを備える。燃焼式の給湯機は、例えばガスなどの燃料を燃焼させて得た熱を水に伝える給湯機である。
燃焼式の給湯機105において加熱された温水は、供給配管101を通じてパネルラジエーター1に供給される。供給配管101は、パネルラジエーター1の入口21aに接続されている。排出配管102は、パネルラジエーター1を通過した温水が排出される配管である。排出配管102は、パネルラジエーター1の出口22aに接続されている。パネルラジエーター1の出口22aから排出された温水は、排出配管102を通じて給湯機105に戻されて再加熱される。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係るパネルラジエーター1について説明する。図2は、本実施形態に係るパネルラジエーター1を示す斜視図である。パネルラジエーター1は、供給配管101を通じて供給される温水が内部を流れることによって室内などの暖房を行う放熱器である。
図2に示すように、パネルラジエーター1は、1つ又は複数のパネル2と、フィン7と、複数の継ぎ手とを備える。本実施形態のパネルラジエーター1は、2つのパネル2,2を備えているが、パネル2の個数は2つに限られない。
各パネル2は、厚みの小さな扁平な形状であり、正面視において矩形状を呈している。各パネル2は、2つのパネル部材2A,2B(図5参照)を厚み方向に積層して互いに接合したものである。2つのパネル2,2は、厚み方向に互いに間隔をあけて配置されており、フィン7及び複数の継ぎ手は、2つのパネル2の間に配置されている。
フィン7は、各パネル2に接している。図5の断面図に示すように、フィン7は、熱交換効率を高めるために波形状を有している。
複数の継ぎ手は、少なくとも1つの第1継ぎ手4と、少なくとも1つの第2継ぎ手5とを含む。本実施形態では、第1継ぎ手4は、パネル2に温水を流入させるための入口継ぎ手として機能し、第2継ぎ手5は、パネル2を通過した温水をパネル2から流出させるための出口継ぎ手として機能するが、これに限られない。第1継ぎ手4が出口継ぎ手として機能し、第2継ぎ手5が入口継ぎ手として機能してもよい。入口継ぎ手には、供給配管101が接続され、出口継ぎ手には排出配管102が接続される。
また、本実施形態では、図2に示すように、複数の継ぎ手は、2つの第1継ぎ手4,4と、2つの第2継ぎ手5,5とを含む。2つの第1継ぎ手4,4の一方は、パネル2の上部における水平方向の一端部(一方向D1の一端部)に接続されており、他方は、パネル2の上部における水平方向の他端部(一方向D1の他端部)に接続されている。2つの第2継ぎ手5,5の一方は、パネル2の下部における水平方向の一端部に接続されており、他方は、パネル2の下部における水平方向の他端部に接続されている。したがって、本実施形態では、2つの第1継ぎ手4,4の一方又は他方を入口継ぎ手として利用し、2つの第2継ぎ手5,5の一方又は他方を出口継ぎ手として利用することができる。利用されない継ぎ手は、図略の栓などによって塞がれる。
本実施形態では、パネルラジエーター1が2つのパネル2,2を備えているので、各継ぎ手はT字形状を有している。例えば継ぎ手4は、図3に示すように、3つの接続管41,42,43を有する。これらの接続管41,42,43は、中央の連結部において連結されており、連結部から互いに異なる方向に延びている。接続管42は、一方のパネル2の入口21aに接続され、接続管43は、他方のパネル2の入口21aに接続される。接続管41は、供給配管101に接続される。なお、継ぎ手5の構造は継ぎ手4の構造と同様であるので説明を省略する。
次にパネル2,2の構造について説明するが、これらのパネル2,2は、ほぼ同じ構成を備えているので、以下では一方のパネル2についてのみ説明する。図2〜図6に示すように、パネル2は、第1ヘッダ21と、第2ヘッダ22と、分流部23と、バックアップ部材(バックアップリング)6とを備える。分流部23は、第1ヘッダ21から第2ヘッダ22までそれぞれ延びる複数のパス30を有する。
第1ヘッダ21は、継ぎ手4を通じて導入される温水を分流部23の複数のパス30に供給するためのものである。第2ヘッダ22は、分流部23の複数のパス30を通過した温水を合流させ、出口22aからパネル2の外へ流出させるためのものである。
図2及び図6に示すように、第1ヘッダ21は、一端部E1から他端部E2まで一方向D1に延びている。第2ヘッダ22は、第1ヘッダ21と間隔をあけた位置において、一端部E1から他端部E2まで一方向D1に延びている。すなわち、第1ヘッダ21の長手方向及び第2ヘッダ22の長手方向は一方向D1に平行である。複数のパス30は、一方向D1に並んでいる。複数のパス30は互いに平行な姿勢で一方向D1に直交する方向(本実施形態では上下方向)に延びている。本実施形態では、一方向D1は水平方向であるが、これに限られない。
第1ヘッダ21は、温水の入口21aを有する。入口21aは、第1ヘッダ21における一方向D1の一端部E1に形成されている。第2ヘッダ22は、温水の出口22aを有する。出口22aは、入口21aと同じ側である第2ヘッダ22における一方向D1の一端部E1に形成されている。第1ヘッダ21内における入口21aに対応する位置にはバックアップ部材6が配置されている。第2ヘッダ22内における出口22aに対応する位置にもバックアップ部材6が配置されていてもよい。
複数のパス30は、一方向D1の一端部E1側の端に位置する外側パス(第1パス)30Sを含む。また、複数のパス30は、外側パス30Sの隣に位置する内側パス(第2パス)30Uを含む。内側パス30Uは、複数の孔部64(本実施形態では5つの孔部64)の少なくとも一部よりも一方向D1の他端部E2側(一方向D1の内側)に設けられたパス30のうちでバックアップ部材6に最も近い位置にある。
第1実施形態のパネルラジエーター1は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを抑制する構造(流量調整構造)を備えている。この流量調整構造の詳細については後述する。
第1実施形態のパネルラジエーター1では、例えば図6に示す正面図において、一方向D1の一端部E1側の構造と、他端部E2側の構造は左右対称の同じ構造である。具体的に、入口21a、出口22a、バックアップ部材6、内側パス30U及び外側パス30Sに関する一端部E1側の構造と同じ構造が、他端部E2側にも設けられている。すなわち、一方向D1の一端部E1側と他端部E2側のそれぞれに入口21aが設けられ、一方向D1の一端部E1側と他端部E2側のそれぞれに出口22aが設けられ、一方向D1の一端部E1側と他端部E2側のそれぞれにバックアップ部材6が設けられている。さらに、他端部E2側の端に位置するパス(外側パス)30Sは、一端部E1側の外側パス30Sと同じ構造(流量調整構造)を有する。したがって、パネルラジエーター1の設置場所の制約などに応じて、使用する入口21a、出口22a及びバックアップ部材6のセットを何れかのサイドから選択することができる。ただし、他端部E2側の構造は一端部E1側の構造と同じでなくてもよい。
本実施形態では、第1ヘッダ21、第2ヘッダ22及び分流部23は、図5に示すように一対のパネル部材2A,2Bを重ねて互いに接合したものである。各パネル部材は、例えば板金をプレス成形などによって成形することができる。なお、パネル2は、第1ヘッダ21、第2ヘッダ22及び分流部23を別々に成形した後にこれらを互いに接合することによって作製してもよい。
図5に示すように、パネル部材2A及びパネル部材2Bのそれぞれは、分流部23の領域においては、山部23aと谷部23bとが交互に設けられた構造を有する。パネル部材2Aの山部23aと、パネル部材2Bの山部23aとが対向するように配置され、パネル部材2Aの谷部23bと、パネル部材2Bの谷部23bとが対向するように配置される。これにより、分流部23には複数のパス30が形成される。谷部23b同士は、例えば溶接などによって接合される。
[バックアップ部材]
バックアップ部材6は、第1ヘッダ21内に設けられ、入口21aを通じて導入された液体を第1ヘッダ21内に流出させる機能を有する。また、バックアップ部材6は、後述するようにパネル2を製造するときにパネル部材2A,2Bに加わる圧力によってパネル部材2A,2Bが変形しないようにパネル部材2A,2Bを支える機能を有する。
図7は、バックアップ部材6を示す斜視図である。図8(A)は、バックアップ部材6を示す正面図である。図8(B)は、バックアップ部材6を示す断面図(図8(A)のB−B線断面図)である。図8(C)は、バックアップ部材6を示す側面図である。図7及び図8(A),(B),(C)に示すように、バックアップ部材6は、円筒形状を呈している。具体的には、本実施形態のバックアップ部材6はリング形状を有する。バックアップ部材(バックアップリング)6は、第1円板部61と、第2円板部62と、側壁部63とを備える。
第1円板部61は、円環状の形状を有する。第1円板部61は、第1ヘッダ21の入口21aを通じて温水が導入される流入口61aを有する。流入口61aは、第1円板部61の厚み方向(軸方向)に第1円板部61を貫通する孔である。流入口61aは、軸方向に開口している。パネルラジエーター1において、第1円板部61の外面611は、パネル部材2Aの内面に接する。
第2円板部62は、円環状の形状を有する。第2円板部62は、流入口62aを有する。流入口62aは、第2円板部62の厚み方向(軸方向)に第2円板部62を貫通する孔である。流入口62aは、軸方向に開口している。パネルラジエーター1において、第2円板部62の外面621は、パネル部材2Bの内面に接する。
第2円板部62は、第1円板部61と同心である。第1円板部61の中心及び第2円板部62の中心は、図7に示すバックアップ部材6の中心軸C上に位置している。本実施形態では、第2円板部62は、第1ヘッダ21の入口21aとは反対側に配置されるので、第2円板部62の流入口62aは、温水を導入する機能を果たしていない。したがって、本実施形態では、第2円板部62の流入口62aを省略することもできる。
側壁部63は、外側面633と内側面634を有する円筒形状を呈している。側壁部63は、バックアップ部材6の側部を構成する部位であり、第1円板部61と第2円板部62との間において周方向に延びている。側壁部63は、複数の孔部64を有する。複数の孔部64のそれぞれは、流入口61aから導入された液体を第1ヘッダ21内に流出させる。複数の孔部64は、周方向に互いに間隔をあけて設けられている。各孔部64は、流入口61a及び流入口62aに連通している。各孔部64は、径方向に開口している。各孔部64は、側壁部63を径方向に貫通している。
本実施形態では、複数の孔部64は、バックアップ部材6の側壁部63において周方向に等間隔に設けられているが、これに限られない。複数の孔部64は、必ずしも互いに等間隔に設けられていなくてもよい。本実施形態では、複数の孔部64は、互いに同じ大きさであるが、これに限られず、一部又は全部が異なる大きさであってもよい。また、本実施形態では、各孔部64は、径方向から見たときに円形状を呈しているが、これに限られず、例えば多角形状などの他の形状を呈していてもよい。
本実施形態では、側壁部63の内側面634の内径は、流入口61aの内径及び流入口62aの内径よりも大きい。側壁部63の内側面634に囲まれる領域は、バックアップ部材6の中空部を構成している。図4及び図6に示すように、入口21a及びバックアップ部材6は、一方向D1において、外側パス30Sと内側パス30Uとの間に位置している。
[流量調整構造]
上述したように、第1実施形態のパネルラジエーター1は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを抑制する流量調整構造を備えている。図9は、第1実施形態に係るパネルラジエーター1の一部を拡大した斜視図である。パネルラジエーター1のパネル2において、外側パス30Sの流路の断面積は、外側パス30S以外のパス30の流路の断面積よりも小さい。したがって、液体が外側パス30Sを流れるときの抵抗が増加し、これにより、外側パス30Sの流量を小さくすることができる。その結果、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において偏流が生じるのを抑制することができる。なお、ここでいう断面積とは、液体がパス30を流れる方向に直交する平面でパス30を切断したときのパス30の内縁で囲まれる領域の面積である。
図9に示すように、第1実施形態では、外側パス30Sの流路の幅WSを内側パス30Uの流路の幅WUよりも小さくし、外側パス30Sの流路の高さHSを内側パス30Uの流路の高さHUよりも小さくすることによって、外側パス30Sの流路の断面積を内側パス30Uなどの他のパス30の流路の断面積よりも小さくしているが、これに限られない。外側パス30Sの流路の幅及び高さの両方を他のパス30よりも小さくする必要はなく、流路の幅及び高さの何れか一方のみを他のパス30よりも小さくしてもよい。また、第1実施形態では、外側パス30Sの流路の断面形状は、内側パス30Uなどの他のパス30と同様であるが、これに限られず、矩形状などの他の形状であってもよい。
上述したように、図6に示す第1実施形態では、一端部E1側の端に位置する外側パス30S及び他端部E2側の端に位置する外側パス30Sの流路の断面積は、これら以外のパス30の流路の断面積よりも小さい。第1実施形態では、2つの外側パス30S以外のパス30の流路の断面積は同じであるが、これに限られない。例えば、後述する図12に示す変形例のように、外側パス30S以外のパス30において流量調整の必要がある場合には、そのパス30の流路の断面積を外側パス30Sと同様に小さくしてもよい。
外側パス30Sの流量を小さくする手段としては、外側パス30Sの流路の断面積を局所的に小さくすることも考えられるが、この場合、液体の性質によっては、断面積の小さい箇所において異物が詰まるなどの不具合が生じる可能性がある。第1実施形態では、外側パス30Sの流路の断面形状は、外側パス30Sが第1ヘッダ21に接続される部分B1及び第2ヘッダ22に接続される部分B2(図6参照)を除き、外側パス30Sの延びる方向(上下方向)において一様な形状である。この場合には、局所的に断面積を小さくする上記の場合と同程度の流量低減効果を得つつ、断面積が極端に小さくなるのを防ぐことも可能になる。
図4に示すように第1実施形態では、バックアップ部材6は、一方向D1において、外側パス30Sと内側パス30Uとの間にバックアップ部材6の中心軸Cが位置するように配置されている。
図4において二点鎖線Lで示す直線Lは、中心軸Cを通り、一方向D1と中心軸Cに垂直な直線である。複数の孔部64の一部(本実施形態では2つの孔部64S)は、直線Lよりも一方向D1の外側(外側パス30S側)に位置している。言い換えると、内側パス30Uは、これらの孔部64Sよりも一方向D1の他端部E2側に位置している。孔部64S以外の残りの孔部64(本実施形態では3つの孔部64)は、直線Lよりも一方向D1の内側(他端部E2側)に位置している。図4に示すように、内側パス30Uは、孔部64Sよりも一方向D1の他端部E2側に位置しているパス30のうちでバックアップ部材6に最も近い位置にある。
第1実施形態では、直線Lよりも一方向D1の外側には外側パス30Sのみが設けられている。このような構造において、仮に流量調整構造を備えていない場合には、孔部64Sから流出する温水は、主に外側パス30Sに流れ込み、その結果、外側パス30Sの流量が他のパス30の流量に比べて極端に大きくなる。そこで、第1実施形態では、上述したような流量調整構造(内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを抑制する構造)を備えるので、複数のパス30における流量差を小さくすることができる。
また、第1実施形態では、内側パス30Uにおける幅WUの真ん中を通る直線L1は、全ての孔部64よりも一方向D1の他端部E2側に位置しているが、これに限られない。直線L1の位置は、一部の孔部64よりも一方向D1の外側(外側パス30S側)に位置していてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態のパネルラジエーター1は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを阻止する流量調整構造を備えている。具体的には以下の通りである。
図10は、本発明の第2実施形態に係るパネルラジエーター1を示す正面図である。図11は、第2実施形態に係るパネルラジエーター1の一部を拡大した正面図である。図10及び図11に示すように、第2実施形態のパネルラジエーター1では、分流部23は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側にパスを有していない。すなわち、内側パス30Uは、一方向D1の一端部E1側の端に位置するパスである。第2実施形態では、全てのパス30は、流路の断面積が同じであるが、これに限られない。第2実施形態におけるバックアップ部材6は、第1実施形態におけるバックアップ部材6と同じである。
図11に示すように第2実施形態では、第1ヘッダ21は、分流部23よりも一方向D1の両側に突出している。この突出した部位に入口21a及びバックアップ部材6が設けられている。
バックアップ部材6は、一方向D1において内側パス30Uよりも外側(図11において内側パス30Uよりも左側)にバックアップ部材6の中心軸Cが位置するように配置されている。図11において二点鎖線Lで示す直線Lは、中心軸Cを通り、一方向D1と中心軸Cに垂直な直線である。複数の孔部64の一部である孔部64Sは、直線Lよりも一方向D1の外側に位置しており、残りの孔部64は、直線Lよりも一方向D1の内側(一方向D1の他端部E2側)に位置している。内側パス30Uは、複数の孔部64の少なくとも一部よりも一方向D1の他端部E2側(一方向D1の内側)に位置している。内側パス30Uは、バックアップ部材6に最も近い位置にある。
第2実施形態では、直線Lよりも一方向D1の外側に孔部64Sが存在するが、直線Lよりも外側にはパス30が設けられていない。したがって、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを阻止し、パネルラジエーター1において全体的に偏流を抑制することができる。
また、第2実施形態では、内側パス30Uにおける幅の真ん中を通る直線L1は、全ての孔部64よりも一方向D1の他端部E2側に位置していてもよい。これにより、内側パス30Uを流れる温水の流量と他のパス30の流量との差をさらに小さくできる。
[実施形態のまとめ]
第1実施形態及び第2実施形態では、バックアップ部材6において周方向に互いに間隔をあけて設けられた複数の孔部64を通じて液体がバックアップ部材6から第1ヘッダ21内に流出するので、バックアップ部材に単一の孔部が設けられている場合に比べて、バックアップ部材6から流出する液体の方向を広範囲に設定でき、これにより、偏流を抑制する効果が期待できる。このようなバックアップ部材6を備えるパネルラジエーター1では、複数の孔部64の少なくとも一部を内側パス30Uよりも一方向D1の外側に設けつつ、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造を分流部23に設けている。したがって、複数の孔部64から流出する液体(特に、内側パス30Uよりも一方向D1の外側に設けられた少なくとも一部の孔部64Sから流出する液体)が内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ偏って流れるのを抑制又は阻止することができる。これにより、パネルラジエーター1において全体的に偏流を抑制することができる。その結果、パネルラジエーターの放熱性能を向上させることができる。
第1実施形態及び第2実施形態では、パネルラジエーター1において、複数の孔部64は、バックアップ部材6において前記周方向に等間隔に設けられているので、バックアップ部材6から流出する液体の方向をより広範囲に設定できる。
第1実施形態では、複数のパス30は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側に設けられた外側パス30Sをさらに含み、外側パス30Sの流路の断面積は、内側パス30Uを含む他のパス30の流路の断面積よりも小さい。この構成では、液体が外側パス30Sを流れるときの抵抗が増加し、これにより、外側パス30Sの流量を小さくすることができる。その結果、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において偏流が生じるのを抑制することができる。
第1実施形態において、外側パス30Sの流路の断面形状が、第1ヘッダ21との接続部分B1及び第2ヘッダ22との接続部分B2を除き、外側パス30Sの延びる方向において一様な形状である場合には、断面積が局所的に小さくなるのを防ぐことができる。
第2実施形態では、分流部23は、内側パス30Uよりも一方向D1の外側にパスを有していないので、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを阻止することができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
図12は、第1実施形態に係るパネルラジエーター1の変形例を示す概略図である。図12に示すように、変形例のパネルラジエーター1では、外側パス30Sの流路の断面積及び内側パス30Uの流路の断面積が、外側パス30S及び内側パス30U以外のパス30の流路の断面積よりも小さい。この変形例は、外側パス30Sだけでなく内側パス30Uにおいても流量調整が必要な場合に有効である。
第1,第2実施形態では、パネルラジエーターに導入される液体が温水である場合を例示したが、これに限られない。前記液体としてはオイルなどを用いることもできる。
第1,第2実施形態では、バックアップ部材6の第1円板部61に流入口61aが設けられるとともに、第2円板部62にも流入口62aが設けられる場合を例示したが、これらの流入口のうちの一方を省略することができる。第2円板部62の流入口62aを省略した場合、第2円板部62は、円盤状の形状を呈する。
第1,第2実施形態では、パネルラジエーター1が2つのパネル2,2を備える場合を例示しているが、これに限られず、パネル2は、1つ又は3つ以上の複数設けられていてもよい。
第1実施形態において、外側パス30Sを塞ぐことによって、内側パス30Uよりも一方向D1の外側において第1ヘッダ21から第2ヘッダ22へ液体が流れるのを阻止する構造としてもよい。
第1実施形態では、外側パス30Sの流路の断面形状が外側パス30Sの延びる方向において一様な形状である場合を例示したが、これに限られない。外側パス30Sの流路の断面形状は、外側パス30Sの延びる方向において一様な形状でなくてもよい。
第1,第2実施形態では、一方向D1の一端部E1側の構造と、他端部E2側の構造とが同じ構造(左右対称の構造)である場合を例示したが、これに限られない。流量調整構造は、一方向D1の一端部E1側にのみ設けられていてもよい。
1 パネルラジエーター
2 パネル
2A パネル部材
2B パネル部材
21 第1ヘッダ
21a 入口
22 第2ヘッダ
22a 出口
23 分流部
30 パス
30S 外側パス
30U 内側パス
6 バックアップ部材
61 第1円板部
61a 流入口
62 第2円板部
62a 流入口
63 側壁部
64 孔部
100 暖房システム
101 供給配管
102 排出配管
D1 一方向

Claims (6)

  1. 一端部(E1)と他端部(E2)を有し、前記一端部(E1)から前記他端部(E2)まで一方向(D1)に延び、前記一端部(E1)に液体の入口(21a)を有する第1ヘッダ(21)と、
    前記一方向(D1)に延び、前記入口(21a)と同じ側に液体の出口(22a)を有する第2ヘッダ(22)と、
    前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)までそれぞれ延びて前記一方向(D1)に並ぶ複数のパス(30)を含む分流部(23)と、
    前記入口(21a)を通じて液体が導入される軸方向に開口する流入口(61a)、及び周方向に互いに間隔をあけて設けられて前記流入口(61a)に連通するとともに径方向に開口する複数の孔部(64)を有し、前記流入口(61a)から導入された液体を前記複数の孔部(64)を通じて前記第1ヘッダ(21)内に流出させるバックアップ部材(6)と、を備え、
    前記複数のパス(30)は、前記複数の孔部(64)の少なくとも一部よりも前記一方向(D1)の他端部(E2)側である前記一方向(D1)の内側に設けられたパス(30)のうちで前記バックアップ部材(6)に最も近い位置にある内側パス(30U)を含み、
    前記分流部(23)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造を有するパネルラジエーター。
  2. 前記複数の孔部(64)は、前記バックアップ部材(6)において前記周方向に等間隔に設けられている、請求項1に記載のパネルラジエーター。
  3. 前記複数のパス(30)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側に設けられた外側パス(30S)を含み、
    前記外側パス(30S)の流路の断面積は、前記外側パス(30S)以外のパス(30)の流路の断面積よりも小さい、又は前記外側パス(30S)の流路の断面積及び前記内側パス(30U)の流路の断面積は、前記外側パス(30S)及び前記内側パス(30U)以外のパス(30)の流路の断面積よりも小さい、請求項1又は2に記載のパネルラジエーター。
  4. 前記外側パス(30S)の流路の断面形状は、前記外側パス(30S)が前記第1ヘッダ(21)に接続される部分(B1)及び前記第2ヘッダ(22)に接続される部分(B2)を除き、前記外側パス(30S)の延びる方向において一様な形状である、請求項3に記載のパネルラジエーター。
  5. 前記分流部(23)は、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側にパスを有していない構造である、請求項1又は2に記載のパネルラジエーター。
  6. 前記入口(21a)、前記出口(22a)、前記バックアップ部材(6)及び前記内側パス(30U)の構造と、前記内側パス(30U)よりも前記一方向(D1)の外側において前記第1ヘッダ(21)から前記第2ヘッダ(22)へ液体が流れるのを抑制又は阻止する構造とを含む前記一方向(D1)の前記一端部(E1)側の構造とほぼ同じ構造が、前記一方向(D1)の前記他端部(E2)側にも設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載のパネルラジエーター。
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