JP2014237342A - 車両用部材の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用部材を容易に着脱し得ると共に、車両用部材が盗難され難くし得る取付構造を提供する。
【解決手段】車両室Rのインストルメントパネル10の内部に設けられた車載機18と、車載機18に着脱自在に取り付けられたディスプレイ装置12とを備える。車載機18には、第1係合ピン22が設けられる。また、ディスプレイ装置12には、係合ピン22に係合可能な係合孔部30が形成される。車載機18は、係合ピン22を係合姿勢と解除姿勢とに姿勢変化させるモータ28を備える。このモータ28は、制御装置Cによって作動が制御される。
【選択図】 図6A

Description

本発明は、車両室のインストルメントパネルに車両用部材を取り付ける構造に関するものである。
例えば、自動車等の車両に搭載されるディスプレイ装置(車両用部材)は、車両室内に設けたインストルメントパネルに設けられる。ドライバーや乗員がディスプレイ装置を操作することで、例えば、エアコンの温度やステレオの音量を設定したり、ナビゲーションの目的地等を入力したりすることが可能となる。
近年では、ユーザーの嗜好に応じてディスプレイ装置のデザインやモデルが短期間で変更されるため、自動車に搭載されるディスプレイ装置を交換する機会が多くなっている。このような事情から、自動車に搭載されるディスプレイ装置の交換を可能とする取付構造が各種提案されている。
例えば、特許文献1では、インストルメントパネルに窪みを形成し、この窪みにディスプレイ装置を設置する技術が提案されている。ディスプレイ装置は、複数の係止爪を備え、これら係止爪を窪みに開設した係止孔に係止させることで、ディスプレイ装置がインストルメントパネルに着脱自在に取り付けられるようになっている。
特開2001−277902号公報
ところが、特許文献1では、ディスプレイ装置を着脱する際、作業者が複数の係止爪を係止孔に係合したり、係止爪および係止孔の係合を解除したりする必要があり、作業が煩雑となる難点があった。
一方で、ディスプレイ装置を着脱する作業性を考慮して、ディスプレイ装置をインストルメントパネルにテープや磁石等で固定する方法が考えられる。しかしながら、このような固定方法では、危険回避のために大きくハンドル操作した場合や、衝突事故等が発生した場合に、ディスプレイ装置の固定が簡単に外れてしまう虞がある。また、ディスプレイ装置に対する固定力が弱いと、ディスプレイ装置が盗難され易くなる難点がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両用部材を容易に着脱し得ると共に、車両用部材が盗難され難くし得る取付構造を提供することにある。
請求項1の発明では、
車両室のインストルメントパネルの内部に設けられた車載機と、
前記車載機に着脱自在に取り付けられた車両用部材と、
前記車載機に設けられた第1係合部と、
前記車両用部材に設けられ、前記第1係合部に係合可能な第2係合部と、
前記車載機に設けられ、前記第2係合部に係合する係合姿勢と前記第2係合部との係合を解除する解除姿勢とに前記第1係合部を姿勢変化させる第1駆動手段と、
前記第1駆動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1駆動手段が第1係合部を解除姿勢と係合姿勢とに姿勢変化させるから、車両用部材を自動的に車載機に着脱することができ、車両用部材の交換を容易に行い得る。しかも、第1係合部が第2係合部に機械的に係合することで、車両用部材が車載機に取り付けられるから、テープや磁石等に比べて車両用部材を強固に固定することができる。従って、第1係合部が第2係合部に係合した状態で車両用部材を車載機から取り外すのが困難となり、車両用部材が盗難されるのを抑制することができる。
請求項2の発明では、
前記インストルメントパネルの内部には、当該インストルメントパネルの表面で開放する開口部を備えた収容部が形成され、
前記車載機は、前記収容部に収容され、
前記制御手段に制御され、前記車載機側へ退避した退避位置と前記車両室側へ突出した突出位置とに前記第1係合部を変位させる第2駆動手段を備え、
前記第1係合部が前記第2係合部に係合した状態で前記退避位置に変位することで、前記車両用部材が前記収容部の開口部に嵌め込まれた状態で収容され、前記第1係合部が前記第2係合部に係合した状態で前記突出位置に変位することで、前記車両用部材が前記収容部の開口部から前記車両室側へ突出することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第2駆動手段が第1係合部を退避位置および突出位置に変位させる。そして、第1係合部が退避位置にあっては、車両用部材が収容部の開口部内に嵌まり込んだ状態とされる。従って、この状態では、車両用部材を手指で引っ掛け難くなり、車両用部材を強制的に取り外すのが困難となる。一方、第1係合部が突出位置にあっては、車両用部材が収容部の開口部から車両室R側へ突出する。従って、この状態では、車両用部材を手指で把持ことができ、車両用部材を車載機から簡単に取り外すことが可能となる。
請求項3の発明では、
前記車両用部材は、携帯情報端末を保持可能なホルダであり、
前記ホルダは、前記携帯情報端末を収容する保持部と、前記ホルダの側部に設けられ、前記保持部に連通する差込口とを備え、前記差込口を介して前記携帯情報端末が保持部に着脱され、
前記ホルダは、前記第1係合部が前記退避位置にあって、前記差込口が前記収容部の開口部内に位置すると共に、前記第1係合部が前記突出位置にあって、前記差込口が前記車両室側に露出することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、第1係合部が退避位置にあっては、差込口が開口部内に位置して閉塞される。従って、この状態では、保持部に収容された携帯情報端末を差込口から抜き出すことは不能となるから、携帯情報端末が盗難されるのを抑制することができる。一方、第1係合部が突出位置にあっては、差込口が車両室R側に露出する。従って、この状態では、差込口を介して携帯情報端末を保持部から容易に抜き出すことができる。同様に、第1係合部が突出位置にあれば、差込口を介して携帯情報端末を保持部に簡単に挿入することができる。
第1実施形態に係るインストルメントパネルに車両用部材(ディスプレイ装置)が取り付けられた状態の車両室を示す概略図。 図1のII−II線断面図。 退避位置で係合姿勢にある係合ピンを示す説明図。 ホルダを介してタブレット端末が取り付けられた状態を示す断面図。 第1実施形態に係る制御装置による制御構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る車載機の受け面を示す正面図。 ディスプレイ装置が開口部から突出した状態を示す断面図。 突出位置で解除姿勢にある係合ピンを示す説明図。 ディスプレイ装置の前面(車載機に対向する面)を示す正面図。 ホルダが開口部から突出した状態を示す断面図。 車両用部材を取り付ける場合の制御フローを示すフローチャート図。 車両用部材を取り外す場合の制御フローを示すフローチャート図。 第2実施形態に係るホルダが傾斜姿勢となった状態を示す断面図。 変更例に係る制御装置による制御構成を示すブロック図。 変更例に係る係合ピンが突出位置にあって、ホルダが傾斜姿勢となった状態を示す説明図。 変更例に係るホルダを概略的に示す断面図。
次に、実施形態に係る車両用部材の取付構造について説明する。以下の実施形態では、車両として自動車を採用し、当該自動車のインストルメントパネルにワイヤレスのディスプレイ装置または携帯情報端末としてのタブレット端末の何れかを取り付ける場合で説明する。また、車両用部材として、ディスプレイ装置と、タブレット端末を保持するホルダとを採用した場合で説明する。
[第1実施形態]
図1は、インストルメントパネル10に車両用部材12,14(図1には、ディスプレイ装置12を図示)が取り付けられた状態の車両室Rを示す概略図である。なお、本実施形態の自動車は、ユーザーがイグニッションキーをキーシリンダ(何れも図示せず)に差し込んで回すことで、エンジンを始動させるようになっている。
なお、本実施形態では、図2A,図3に示すように、ディスプレイ装置12およびタブレット端末16がインストルメントパネル10(詳細には、後述する車載機18)に取り付けられた状態で、ディスプレイ装置12およびタブレット端末16の操作画面(タッチパネル)が略鉛直面をなすものとする。また、以下の説明では、自動車の進行方向前方を「前方」、進行方向後方を「後方」と称する。
インストルメントパネル10の内部には、車両用部材12,14を設置するための収容部Sが形成されている。この収容部Sは、インストルメントパネル10の表面で開放する矩形状の開口部10aを備えている。収容部Sの内部には、ディスプレイ装置12およびホルダ14を取り付けるための車載機18が設置されている。車載機18は、収容部Sにおいて開口部10aから前方に離間した状態で収容されている。そのため、車載機18が収容部Sに収容された状態で、収容部Sの後側(開口部10a側)に直方体状の空間が残される。この空間に車両用部材12,14(ディスプレイ装置12またはホルダ14)が収容される。
図1に示すように、インストルメントパネル10における開口部10aの上側には、操作ボタン20が設けられている。この操作ボタン20は、ディスプレイ装置12やタブレット端末16を車載機18に着脱する際に、ユーザーによって押圧操作される。図4に示すように、操作ボタン20は、自動車に搭載された制御装置C(制御手段)に電気的に接続されている。操作ボタン20が操作されると、操作ボタン20から信号(以下、操作信号と称する)が制御装置Cに送信される。
図5に示すように、車載機18において、収容部Sの開口部10aに臨む後部(以下、受け面18aという)は、矩形状の平面をなしている。図2A,図3に示すように、車載機18の受け面18aにディスプレイ装置12またはホルダ14の車載機18に対向する面(以下、単に前面という)が当接するようになっている。この受け面18aは、収容部Sの開口部10aと略同一の形状および大きさに設定されている。
受け面18aには、上側に2つ、下側に1つの合計3つの通孔部18bが逆三角形状に並んで形成されている。車載機18は、3つの係合ピン(第1係合部)22を各通孔部18bに貫通した状態で備えている。なお、以下の説明では、図5における左上側に位置する係合ピン22を第1係合ピン22、右上側に位置する係合ピン22を第2係合ピン22、下側に位置する係合ピン22を第3係合ピン22とそれぞれ区別して指称する場合がある。
各係合ピン22は、前後方向に長尺な柱状部22aと、当該柱状部22aの後端に設けたヘッド部22bとを備えている。柱状部22aの断面形状は、受け面18aの通孔部18bよりも僅かに小さな寸法に設定され、柱状部22aが通孔部18bを挿通し得るようになっている。ヘッド部22bは、柱状部22aの直径と略等しい厚みを備えた薄板状に形成されている。ヘッド部22bの形状は、後部側が円弧をなす略半円形に形成されている(図6B参照)。ヘッド部22bの長手方向(幅方向)の寸法は、柱状部22aの直径よりも十分大きく設定されている。
図2Aに示すように、車載機18には、車両用部材12,14が車載機18に取り付けられているか否かを検知する第1検知部25が設けられている。第1検知部25は、車両用部材12,14が取り付けられている場合、ディスプレイ装置12またはホルダ14の何れが取り付けられているかについても検知する。第1検知部25は、制御装置Cに電気的に接続され、第1検知部25で検知した信号(以下、検知信号と称する)が制御装置Cに送信される。
車載機18の内部には、各係合ピン22に対応して3つの作動装置24が設けられている。各作動装置24は、前後方向に長尺な直方体状の本体部24aと、該本体部24aの上面に設けたスライド部24bとを備えている。
スライド部24bは、本体部24aの上面に設けたレール部(図示せず)を介して前後方向(図2Bでは左右方向)にスライド自在に本体部24aに設けられている。スライド部24bには、係合ピン22が接続されており、スライド部24bがスライドすることで、係合ピン22が前後方向に変位する。
本体部24aは、リニアアクチュエータ26(第2駆動手段)を備えている。このリニアアクチュエータ26は、スライド部24bに接続されており、リニアアクチュエータ26が作動することで、スライド部24bを前後方向に往復移動させる。なお、第1〜第3係合ピン22に対応するリニアアクチュエータ26を、それぞれ第1〜第3リニアアクチュエータ26と区別して指称する場合がある。図4に示すように、これら第1〜第3リニアアクチュエータ26は、制御装置Cに電気的に接続されており、制御装置Cによって作動が制御される。
各スライド部24bは、モータ28(第1駆動手段)を備えている。モータ28の駆動軸は、図示しない減速機構を介して係合ピン22に連繋している。モータ28が作動することで、係合ピン22を所定方向に回転させるようになっている。すなわち、リニアアクチュエータ26が駆動することで、係合ピン22が前後方向に変位し、モータ28が駆動することで、係合ピン22が回転する。なお、第1〜第3係合ピン22に対応するモータ28を、それぞれ第1〜第3モータ28と区別して指称する場合がある。これら第1〜第3モータ28は、制御装置Cに電気的に接続されており、制御装置Cによって作動が制御される。
ここで、係合ピン22は、リニアアクチュエータ26が作動することで、係合ピン22の大部分が車載機18内に退避した位置(退避位置(図2A,図2B参照))と、ヘッド部22bが車載機18から突出した位置(突出位置(図6A,図6B参照))とに変位される。
また、係合ピン22は、モータ28が作動することで、ヘッド部22bが上下方向(鉛直方向)に延在する姿勢(解除姿勢)と(図5の一点鎖線および図6B参照)、ヘッド部22bが左右方向(水平方向)に延在する姿勢(係合姿勢)(図5の実線および図2B参照)とに姿勢変化する。
ディスプレイ装置12は、収容部Sの開口部10aよりも僅かに小さな矩形板状に形成され、収容部Sの開口部10aに嵌め込み可能となっている。このディスプレイ装置12は、無線通信機能を有し、自動車の各種情報を制御する電子制御ユニット(図示せず)とワイヤレスで通信し得るようになっている。
ディスプレイ装置12には、所定のプログラムが予め記憶されている。そして、当該プログラムを実行することにより、ナビゲーション画面を表示させたり、エアコン装置やオーディオ装置の設定を行う設定画面等を表示させたりする。ディスプレイ装置12の操作画面をユーザーが操作すると、当該操作情報がディスプレイ装置12から電子制御ユニットに無線通信される。
図7に示すように、ディスプレイ装置12の車載機18に対向する面(前面)には、各係合ピン22に対応する3つの係合孔部30(第2係合部)が形成されている。なお、以下の説明では、第1〜第3係合ピン22に対応する係合孔部(第2係合部)30を、それぞれ第1〜第3係合孔部30と区別して指称する場合がある。
各係合孔部30は、前後方向に開放する挿通口30aおよびディスプレイ装置12の前面付近に形成された凹部30bを備えている。図7に示すように、挿通口30aは、縦方向(上下方向)に長尺な矩形状に開口している。挿通口30aの短手方向の寸法は、係合ピン22の柱状部22aの直径(ヘッド部22bの厚み)よりも僅かに大きく設定されている。また、挿通口30aの長手方向の寸法は、ヘッド部22bの幅方向の寸法よりも僅かに大きく設定されている。この挿通口30aに対し、解除姿勢となった係合ピン22のヘッド部22bが挿通し得るようになっている。
係合孔部30の凹部30bは、図6A、図7および図8に示すように、挿通口30aの長手方向の寸法を直径とする半球状に形成されている。凹部30bの断面形状は、係合ピン22のヘッド部22bよりも大きな半円形状をなしている。すなわち、凹部30bは、ヘッド部22bを収容し、かつ、ヘッド部22bが回転し得る寸法に設定されている。
ここで、ヘッド部22bは、係合ピン22が解除姿勢にあって、挿通口30aを介して凹部30b内に挿入される。そして、係合ピン22が解除姿勢から係合姿勢に姿勢変化する際に、ヘッド部22bは凹部30b内で略90°回転する。係合ピン22が係合姿勢となると、ヘッド部22bが水平姿勢になるため、ヘッド部22bが挿通口30aを挿通不能となる。その結果、係合ピン22が係合孔部30に係合する。
ディスプレイ装置12には、車載機18の第1検知部25に対応する位置に第1送信部32が設けられている。この第1送信部32からの信号を第1検知部25が受信することで、第1検知部25は、車載機18にディスプレイ装置12が取り付けられていることを認識する。
ホルダ14は、ディスプレイ装置12と略同一の矩形板状に形成されている。図3に示すように、ホルダ14は、ディスプレイ装置12と同様に、収容部Sの開口部10aに嵌め込まれた状態で取り付けられる。
ホルダ14における車載機18に対向する面(前面)には、ディスプレイ装置12と同様な3つの係合孔部30(第2係合部)が形成されている。そして、この係合孔部30に係合ピン22が係合することで、ホルダ14が車載機18に取り付けられる。なお、ホルダ14に設けた係合孔部30は、ディスプレイ装置12の係合孔部30と同一であるため、同じ符号を付して説明は省略する。
ホルダ14には、車載機18の第1検知部25に対応する位置に、第2送信部34が設けられている。この第2送信部34から送信された信号を第1検知部25が受信することで、第1検知部25は、車載機18にホルダ14が取り付けられたことを認識する。
ホルダ14の後部側には、タブレット端末16を保持する保持部36が形成されている。この保持部36は、薄板状のタブレット端末16を収容可能な直方体状の空間をなしている。ホルダ14において車両室R側を臨む後面には、保持部36に連通する矩形状の窓口38が開設されている。この窓口38を介して、保持部36に保持されたタブレット端末16の操作画面をユーザーが視認することができる。
ホルダ14の左右一方の側部(本実施形態では右側部)には、保持部36に連通する差込口40が形成されている。この差込口40は、タブレット端末16を挿通可能なサイズに設定されており、タブレット端末16は、この差込口40を介して保持部36に挿脱される。
ホルダ14には、保持部36にタブレット端末16が設置されているか否かを検知する第2検知部42が設けられている。図4に示すように、この第2検知部42は、制御装置Cに電気的に接続されており、第2検知部42の検知信号が制御装置Cに送信されるようになっている。
ホルダ14に保持されるタブレット端末16は、無線通信機能を備え、自動車の電子制御ユニットとワイヤレスで通信可能となっている。タブレット端末16には、ユーザーの嗜好にあった車両用アプリケーションがダウンロードされて記憶されている。そして、タブレット端末16は、車両用アプリケーションを実行することで、車載情報端末としての機能を実現させる。
例えば、タブレット端末16は、車両用アプリケーションを実行することにより、ナビゲーション画面を表示させたり、エアコン装置やオーディオ装置の設定を行う設定画面等を表示させたりする。そして、タブレット端末16の操作画面をユーザーが操作すると、当該操作情報がタブレット端末16から電子制御ユニットに無線通信される。
図4に示すように、制御装置Cは、自動車に搭載されたキースイッチ44に電気的に接続されている。このキースイッチ44は、ACC電源(アクセサリ電源)がオンされている場合に、制御装置CにACC信号(アクセサリ信号)を送信する。制御装置Cは、キースイッチ44からのACC信号を受信している場合にのみ、操作ボタン20からの操作信号を有効に受信する。すなわち、制御装置Cは、ACC電源がオフの場合、操作ボタン20からの操作信号をキャンセルし、ディスプレイ装置12やタブレット端末16の着脱を不能とする。
次に、本実施形態に係る車両用部材12,14の取付構造の作用について、制御装置Cによる制御フローと共に説明する。先ず始めに、ディスプレイ装置12またはタブレット端末16を車載機18に取り付ける(インストールする)場合について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態で、第1〜第3係合ピン22は、退避位置に位置し、車両用部材12,14が取り付けられている場合は係合姿勢、車両用部材12,14が取り付けられていない場合は解除姿勢にあるものとする。
ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS10)、制御装置Cは、キースイッチ44からACC信号を受信しているか否か判定する(ステップS12)。ACC信号を受信していない場合(ACC電源がオフ(ステップS12のNo)の場合)、制御装置Cは、操作ボタン20の操作信号をキャンセルする。一方、キースイッチ44からACC信号を受信している場合(ステップS12のYes)、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させる(ステップS14)。第1〜第3リニアアクチュエータ26が作動すると、各スライド部24bが本体部24a上を後方へ移動する。これにより、第1〜第3係合ピン22が後方へ移動して、退避位置から突出位置に変位する(図6A,図8参照)。
次に、制御装置Cは、第1検知部25がホルダ14を検知しているか否か判定する(ステップS16)。第1検知部25がホルダ14を検知している場合(ステップS16のYes)、制御装置Cは、第2検知部42がタブレット端末16を検知しているか否か判定する(ステップS18)。すなわち、制御装置Cは、ホルダ14にタブレット端末16が装着されているか否かを判定する。
ステップS18において、ホルダ14にタブレット端末16が装着されていない場合(ステップS18のNo)、車載機18にホルダ14のみが取り付けられた状態となっている。この場合、ユーザーは、ホルダ14にタブレット端末16を装着する、またはホルダ14を異なるホルダ14(およびタブレット端末16)に交換する、の何れかを意図していると考えられる。
そこで、本実施形態では、車載機18にホルダ14のみが取り付けられた状態で、操作ボタン20を所定時間(例えば2秒間)長押しすることで、車載機18に取り付けられたホルダ14を他のホルダ14に交換し得るようになっている。
すなわち、ユーザーがホルダ14にタブレット端末16を装着したい場合、操作ボタン20は長押しされず、ユーザーがホルダ14を異なるホルダ14に交換したい場合、操作ボタン20は長押しされることになる。
ここで、ステップS14において、第1〜第3係合ピン22が突出位置に位置しているので、図8に示すように、ホルダ14が収容部Sの開口部10aから突出した状態にある。また、ホルダ14の差込口40が車両室R側に露出しているため、タブレット端末16を差込口40に差し込むことが可能となる。従って、ユーザーがホルダ14にタブレット端末16を装着したい場合(ステップS19のNo)、ホルダ14にタブレット端末16をそのままセットすることができる。なお、図8には、タブレット端末16がホルダ14に保持された状態が図示されている。ユーザーは、タブレット端末16をホルダ14の差込口40から水平方向に挿入することで、タブレット端末16を保持部36に収容することができる(ステップS20)。
次に、制御装置Cは、ユーザーによって操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS22)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS22のYes)、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させる(ステップS24)。これにより、各スライド部24bが本体部24a上を前方へ移動する。その結果、第1〜第3係合ピン22は、突出位置から退避位置に向けて移動し、ホルダ14がタブレット端末16と共に開口部10a内に引き込まれる。
第1〜第3係合ピン22が退避位置に位置すると、図3に示すように、ホルダ14が収容部Sの開口部10aに嵌め込まれた状態となる。すなわち、タブレット端末16の車載機18への取り付けが完了する。
このとき、ホルダ14の差込口40が収容部S内に位置して、該収容部Sを画成する壁部で差込口40が閉塞される。従って、この状態では、差込口40を介してタブレット端末16を保持部36から抜き出すことが不能となる。また、第1〜第3係合ピン22が退避位置に位置した際に、タブレット端末16の操作画面が収容部Sの開口部10aに臨む。従って、ユーザーは、タブレット端末16の操作画面を窓口38を介して視認することができる。
一方、ステップS19において、操作ボタン20が長押しされた場合(ステップS19のYes)、ユーザーはホルダ14の交換を望んでいる。操作ボタン20が長押しされると、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動させる(ステップS21)。第1〜第3モータ28が作動すると、各モータ28の駆動軸に連繋した第1〜第3係合ピン22が略90°回転し、係合姿勢から解除姿勢に姿勢変化する。
係合ピン22が解除姿勢となると、車載機18にセットされたホルダ14を取り外すことができる。すなわち、ホルダ14の係合孔部30から係合ピン22を抜き出して、ホルダ14を車載機18から取り外す(ステップS23)。そして、ユーザーは、異なるホルダ14の係合孔部30に係合ピン22を挿入させて、異なるホルダ14を車載機18にセットする(ステップS25)。この場合において、ユーザーは、異なるホルダ14にタブレット端末16を保持させた状態で、該ホルダ14を車載機18にセットすることもできる。また、異なるホルダ14を車載機18にセットした後に、タブレット端末16を異なるホルダ14に挿入することもできる。
次に、制御装置Cは、ユーザーにより操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS27)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS27のYes)、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動させる(ステップS29)。これにより、係合ピン22が解除姿勢から係合姿勢に略90°回転して、係合ピン22がホルダ14の係合孔部30に係合する。
次に、ステップS24に移行して、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させて、第1〜第3係合ピン22を突出位置から退避位置に変位させる。そして、新たにセットされたホルダ14が収容部S内に引き込まれ、ホルダ14が開口部10aに嵌め込まれる(図3参照)。なお、ステップS25において、ホルダ14にタブレット端末16が装着された場合は、ホルダ14がタブレット端末16と共に開口部10aに嵌め込まれる。これにより、ホルダ14(タブレット端末16)の車載機18への取り付けが完了する。
また、ステップS18において、ホルダ14にタブレット端末16が装着されている場合(ステップS18のYes)、ユーザーは、車載機18に取り付けられたホルダ14をディスプレイ装置12または異なるタブレット端末16に交換しようとしていることになる。タブレット端末16を交換する場合には、係合ピン22を係合姿勢に維持したままでよいが、ディスプレイ装置12に交換する場合には、係合ピン22を解除姿勢に姿勢変化させる必要がある。
そこで、本実施形態では、ステップS18が肯定された後、ユーザーが操作ボタン20を長押しすると、ホルダ14を車載機18から取り外し得るよう設定されている。すなわち、ユーザーが操作ボタン20を長押しすると(ステップS26のYes)、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動させる(ステップS28)。第1〜第3モータ28が作動すると、各モータ28の駆動軸に連繋した第1〜第3係合ピン22が略90°回転し、係合姿勢から解除姿勢に姿勢変化する。
係合ピン22が解除姿勢となると、車載機18にセットされたホルダ14をタブレット端末16と共に取り外すことができる。すなわち、ホルダ14の係合孔部30から係合ピン22を抜き出して、ホルダ14を車載機18から取り外す(ステップS30)。次に、ユーザーは、ディスプレイ装置12を車載機18にセットする(ステップ32)。すなわち、ディスプレイ装置12の係合孔部30に係合ピン22のヘッド部22bを挿入して、ディスプレイ装置12を車載機18にセットする(ステップS32)。なお、ステップS32において、ユーザーは、異なるホルダ14にタブレット端末16を保持させた状態で、該ホルダ14を車載機18にセットすることもできる。
次に、制御装置Cは、ユーザーにより操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS34)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS34のYes)、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動させる(ステップS36)。これにより、係合ピン22が解除姿勢から係合姿勢に略90°回転して、係合ピン22が係合孔部30に係合する。
更に、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させて、第1〜第3係合ピン22を突出位置から退避位置に変位させる(ステップS38)。そして、ディスプレイ装置12またはホルダ14が収容部S内に引き込まれ、ディスプレイ装置12またはホルダ14が開口部10aに嵌め込まれる(図2A,図3参照)。これにより、ディスプレイ装置12またはホルダ14(タブレット端末16)の車載機18への取り付けが完了する。
一方、ステップS26において、ユーザーが、タブレット端末16を他のタブレット端末16に交換したい場合、ユーザーは操作ボタン20を長押しすることはない(ステップS26のNo)。この場合、ユーザーは、ホルダ14の差込口40からタブレット端末16を抜き出して、異なるタブレット端末16に交換することができる(ステップS40)。このとき、ステップS14において、第1〜第3係合ピン22が突出位置に位置していることから、ホルダ14の差込口40が車両室Rに露出した状態にある(図8参照)。従って、ユーザーは、差込口40を介してタブレット端末16をスムーズに交換することができる。
次に、ステップS16において、ホルダ14が設けられていない場合(ステップS16のNo)、車載機18にディスプレイ装置12が設置されているか否か判定する(ステップS42)。ディスプレイ装置12が設置されている場合(ステップS42のYes)、ユーザーは、ディスプレイ装置12を他のディスプレイ装置12またはホルダ14に交換しようとしていることになる。
この場合、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動させて、第1〜第3係合ピン22を係合姿勢から解除姿勢に姿勢変化させる(ステップS44)。そして、ユーザーは、ディスプレイ装置12を車載機18から取り外し(ステップS46)、異なるディスプレイ装置12またはホルダ14を車載機18にセットする(ステップS32)。この場合において、ユーザーは、ホルダ14にタブレット端末16に保持させた状態で、該ホルダ14を車載機18にセットすることもできる。
一方、ステップS42において、ディスプレイ装置12が取り付けられていない場合(ステップS42のNo)、車載機18に車両用部材12,14が何も取り付けられていない状態である。この場合、第1〜第3係合ピン22は、解除姿勢にあるため、車両用部材12,14を取り付け可能な状態となっている。
従って、ステップS32に移行して、ユーザーは、ディスプレイ装置12またはホルダ14を車載機18にセットして、車載機18にディスプレイ装置12またはホルダ14を取り付けることができる。この場合においても、ユーザーは、ホルダ14にタブレット端末16に保持させた状態で、該ホルダ14を車載機18にセットすることもできる。
次に、ディスプレイ装置12またはタブレット端末16を取り外す(アンインストールする)場合について、図10のフローチャートを参照して説明する。なお、車載機18には、ディスプレイ装置12またはホルダ14の何れかが取り付けられているものとする。
ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS50)、制御装置Cは、キースイッチ44からACC信号を受信しているか否か判定する(ステップS52)。ACC信号を受信していない場合(ステップS52のNo)、制御装置Cは、操作ボタン20から送信された操作信号をキャンセルする。一方、ACC信号を受信している場合(ステップS52のYes)、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させる(ステップS54)。これにより、第1〜第3係合ピン22が移動し、退避位置から突出位置に変位する。
次に、制御装置Cは、第1検知部25の検知信号がホルダ14を検知しているか否かを判定する(ステップS56)。すなわち、制御装置Cは、車載機18にホルダ14が取り付けられているか否か判定する。
車載機18にディスプレイ装置12が取り付けられている場合(ステップS56のNo)、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を同時に作動させる。これにより、第1〜第3係合ピン22を略90°回転させ、係合姿勢から解除姿勢に姿勢変化させる(ステップS58)。この結果、図5の一点鎖線に示すように、各係合ピン22のヘッド部22bが鉛直姿勢となって、係合ピン22および係合孔部30の係合が解除される。
この状態で、ユーザーは、ディスプレイ装置12の各係合孔部30から係合ピン22を抜き出して、ディスプレイ装置12を車載機18から取り外すことができる(ステップS60)。次に、制御装置Cは、ユーザーにより操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS62)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS62のYes)、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させる(ステップS64)。これにより、第1〜第3係合ピン22が突出位置から退避位置に変位し、ディスプレイ装置12の取り外しが完了する。
一方、ステップS56において、車載機18にホルダ14が取り付けられている場合(ステップS56のYes)、制御装置Cは、第2検知部42がタブレット端末16を検知しているか否か判定する(ステップS66)。すなわち、制御装置Cは、ホルダ14にタブレット端末16が装着されているか否かを判定する。
ホルダ14にタブレット端末16が装着されていない場合(ステップS66のNo)、ユーザーは、ホルダ14を車載機18から取り外そうとしていることになる。そこで、制御装置Cは、第1〜第3モータ28を作動して、第1〜第3係合ピン22を係合姿勢から解除姿勢に回転させる(ステップS68)。これにより、ホルダ14の各係合孔部30と係合ピン22との係合が解除される。そして、ユーザーがホルダ14の各係合孔部30から係合ピン22を抜き出すことで、ホルダ14が車載機18から取り外される(ステップS70)。
次に、制御装置Cは、ユーザーにより操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS72)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS72のYes)、制御装置Cは、第1〜第3リニアアクチュエータ26を作動させ、第1〜第3係合ピン22を突出位置から退避位置に変位させる(ステップS74)。これにより、ホルダ14の取り外しが完了する。
一方、ステップS66において、ホルダ14にタブレット端末16が装着されている場合(ステップS66のYes)、ユーザーは、ホルダ14からタブレット端末16を取り外したい場合と、ホルダ14をタブレット端末16と共に取り外したい場合の2通りが考えられる。そこで、本実施形態では、ステップ66が肯定された後に、操作ボタン20を長押しすることで、ホルダ14を車載機18から取り外し得るようになっている。
すなわち、操作ボタン20が長押しされると(ステップS76のYes)、ステップS68に移行して、制御装置Cは、第1〜第3係合ピン22を解除姿勢に姿勢変化させる。これにより、ユーザーは、ホルダ14をタブレット端末16と共に車載機18から取り外すことができる(ステップS70)。
一方、ステップS76で操作ボタン20が長押しされなかった場合(ステップS76のNo)、ユーザーは、ホルダ14からタブレット端末16だけを取り外そうとしていることになる。このとき、ステップS54において、第1〜第3係合ピン22が突出位置に位置していることから、ホルダ14の差込口40が車両室Rに露出した状態にある(図8参照)。従って、ユーザーは、差込口40を介してタブレット端末16をホルダ14の保持部36から抜き出すことができる(ステップS78)。
タブレット端末16がホルダ14から抜き出されると、制御装置Cは、ユーザーにより操作ボタン20が押下されたか否か判定する(ステップS80)。ユーザーが操作ボタン20を押下すると(ステップS80のYes)、制御装置Cは、リニアアクチュエータ26を作動させる(ステップS82)。これにより、第1〜第3係合ピン22が突出位置から退避位置に変位して、タブレット端末16の取り外しが完了する。
以上説明した本実施形態に係る車両用部材12,14の取付構造によれば、以下の効果を奏する。
(1)モータ28によって係合ピン22を解除姿勢と係合姿勢とに姿勢変化させる構成とした。従って、ディスプレイ装置12やホルダ14を車載機18に自動的に取り付けることができるから、ディスプレイ装置12やホルダ14(タブレット端末16)の交換を容易に行うことができる。しかも、係合ピン22のヘッド部22bが係合孔部30の凹部30bに挿入して係合する構成とすることで、ディスプレイ装置12またはホルダ14を車載機18に確実に固定することができる。従って、テープや磁石等による固定方法に比べて、車両用部材12,14が車載機18に強固に固定されるから、車両用部材12,14を車載機18から強制的に取り外すのを困難とし得る。すなわち、ディスプレイ装置12やタブレット端末16が盗難されるのを抑制することができる。
(2)係合ピン22が係合孔部30に係合した状態で退避位置に移動することで、ディスプレイ装置12やホルダ14が収容部Sの開口部10a内に嵌め込まれた状態で収容される。従って、この状態では、ディスプレイ装置12やホルダ14に手指を引っ掛け難くなり、ディスプレイ装置12やホルダ14(タブレット端末16)を強制的に取り外すのを困難とし得る。一方、係合ピン22が突出位置にあっては、ディスプレイ装置12やホルダ14が収容部Sの開口部10aから突出した状態となる。従って、この状態では、ディスプレイ装置12やホルダ14を手指で把持し易くなり、ディスプレイ装置12やホルダ14を車載機18から容易に取り外すことが可能となる。
(3)ホルダ14が車載機18に取り付けられた状態で係合ピン22が退避位置に移動すると、ホルダ14の差込口40が開口部10a内に位置して閉塞される。従って、この状態では、保持部36に収容されたタブレット端末16を差込口40から抜き出すことは不能となる。これにより、ホルダ14からタブレット端末16を抜き出して、該タブレット端末16を盗難するのを困難とすることができる。一方、係合ピン22が突出位置にあっては、ホルダ14の差込口40が車両室R側に露出する。従って、この状態では、差込口40を介してタブレット端末16を保持部36に挿入したり、保持部36から抜き出したりする作業を簡単に行うことができる。
(4)制御装置Cは、キースイッチ44からのACC信号を受信している場合にのみ、操作ボタン20の操作信号を有効に受信する。すなわち、イグニッションキーでACC電源がオンにされた場合にのみ、制御装置Cは、車両用部材12,14の車載機18への着脱を許容する。従って、イグニッションキーを持たない者が操作ボタン20を押下しても、制御装置Cがリニアアクチュエータ26やモータ28を作動させることはない。このため、ディスプレイ装置12やタブレット端末16が盗難され難くすることができる。
(5)車載機18にディスプレイ装置12またはタブレット端末16を着脱する際に、制御装置Cは、車載機18に取り付けられている車両用部材12,14の種類に応じてリニアアクチュエータ26およびモータ28を制御する。従って、ユーザーは、ディスプレイ装置12やタブレット端末16をスムーズに着脱することができ、操作性を高めることができる。
なお、第1実施形態では、係合ピン22のヘッド部22bを半円形とすると共に、係合孔部30の凹部30bを半球状に形成した。しかしながら、ヘッド部22bが凹部30b内に挿入された状態で係合ピン22が解除姿勢から係合姿勢に姿勢変化し得る構成であれば、ヘッド部22bや凹部30bを他の形状としてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用部材12,14の取付構造について説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と相違する部分について説明し、第1実施形態と同一の部分については同じ符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、係合ピン22を退避位置と突出位置とに変位させる際に、制御装置Cが3つのリニアアクチュエータ26を同様に作動させて、3つの係合ピン22を同一の変位量とした。その結果、係合ピン22が退避位置から突出位置に変位する際に、ディスプレイ装置12やホルダ14が平行移動して収容部Sの開口部10aから突出するようになっていた。
これに対し、第2実施形態では、係合ピン22を突出位置に変位する際、上側の2つの係合ピン22,22(すなわち、第1および第2係合ピン22,22)を大きく変位させる一方、下側に位置する係合ピン22(すなわち、第3係合ピン22)を小さく変位させるようになっている。
具体的には、制御装置Cは、係合ピン22を退避位置から突出位置に変位させる際に、第1および第2リニアアクチュエータ26,26の作動時間を第3リニアアクチュエータ26に比べて長くする。その結果、第1および第2リニアアクチュエータ26,26に対応するスライド部24b,24bが大きくスライドして、第1および第2係合ピン22,22が大きく突出する。一方、第3リニアアクチュエータ26に対応するスライド部24bのスライド量は、相対的に小さくなり、第3係合ピン22の変位量も小さくなる。その結果、図11に示すように、第1〜第3係合ピン22が突出位置に位置すると、車両用部材12,14(図11にはホルダ14を図示)は、下側から上側に向けて後方(車両室R側)へ傾斜した姿勢となる。
ここで、車両用部材12,14が傾斜する際に、係合孔部30の凹部30bと係合ピン22のヘッド部22bとの相対的な位置関係が変化する。そこで、半円形のヘッド部22bに対し係合ピン22の凹部30bを半球状に形成することで、車両用部材12,14が傾斜する際にヘッド部22bが凹部30bに接触しないように設定されている。これにより、車両用部材12,14が傾斜する際に、ヘッド部22bが凹部30bに干渉するのを防止することができる。
更に、凹部30bの寸法は、係合ピン22が突出位置に位置した状態で、当該係合ピン22が係合姿勢から解除姿勢に姿勢変化してもヘッド部22bが凹部30bに接触しない大きさに設定されている。これにより、車両用部材12,14が傾斜した姿勢にあっても、ヘッド部22bが凹部30bに干渉することなく係合ピン22を解除姿勢に姿勢変化させることができる。
ここで、第2実施形態では、係合ピン22が突出位置に位置した際に、車両用部材12,14は、上側の側面が車両室R側に突出した傾斜姿勢となる。そのため、第2実施形態では、ホルダ14の上側の側面に差込口41が設けられている。換言すれば、制御装置Cは、ホルダ14における差込口41が設けられた側部側(上側の側面側)に位置する係合ピン22(第1および第2係合ピン22)の突出量が、ホルダ14における差込口41が設けられた側部とは反対側(下側の側面側)に位置する係合ピン22(第3係合ピン22)よりも大きくなるように、第1〜第3リニアアクチュエータ26を制御する。
このため、図11に示すように、係合ピン22が突出位置に位置すると、ホルダ14の差込口41が車両室R側に露出する。従って、ユーザーは、差込口41を介してタブレット端末16を保持部36に容易に挿脱することができる。
なお、係合ピン22が退避位置に位置すると、ホルダ14の差込口41は開口部10a内に収容されて閉塞される。従って、この状態では、ホルダ14から差込口41を介してタブレット端末16を抜き出すことは不能とされるので、タブレット端末16が盗難されるのを抑制することができる。
なお、第2実施形態の作用については、第1および第2係合ピン22の変位量と第3係合ピン22の変位量とを相違させる点を除き、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
以上に説明したように、第2実施形態に係る車両用部材12,14の取付構造によれば、第1実施形態で説明した上記(1)〜(5)の効果に加えて、更に以下の効果を奏する。
(6)制御装置Cが第1および第2係合ピン22の突出量を第3係合ピン22の突出量よりも大きくなるよう第1〜第3リニアアクチュエータ26を制御する。そのため、係合ピン22が突出位置に位置した際に、車両用部材12,14が下側から上側に向けて後方傾斜した状態となる。例えば、ディスプレイ装置12が車載機18に取り付けられている場合、係合ピン22が突出位置に位置した際に、ディスプレイ装置12の上縁部側が車両室Rに突出した状態となる。したがって、ユーザーは,ディスプレイ装置12の上縁部側を手指で把持して、ディスプレイ装置12を車載機18から容易に取り外すことができる。
また、車載機18にホルダ14が取り付けられている場合、ホルダ14の上側の側面が車両室R側に突出した状態となる。そのため、差込口41が車両室Rに露出して、タブレット端末16を差込口41に簡単に挿脱することができる。
(変更例)
なお、前述した実施形態に係る車両用部材12,14の取付構造は、以下のように変更することができる。
・第1および第2実施形態では、ACC電源がオンであることを条件として、制御装置Cがリニアアクチュエータ26やモータ28を作動させる(操作ボタン20への操作を有効とする)構成とした。しかしながら、例えば、スマートキー50システムを採用した自動車の場合には、ユーザーがスマートキー50を所持していることを条件として、ディスプレイ装置12やタブレット端末16の着脱を許容する構成を採用することもできる。
具体的には、図12に示すように、自動車に搭載されたキー信号受信部52を制御装置Cに電気的に接続する。このキー信号受信部52は、スマートキー50から発信される信号を受信することで、スマートキー50が車両室R内に存在することを認識する。そして、キー信号受信部52は、スマートキー50が存在することを認識すること、その認識信号を制御装置Cに送信する。制御装置Cは、キー信号受信部52から認識信号を受信した場合に、操作ボタン20からの操作信号を有効に受信する。
すなわち、スマートキー50を所持したユーザーが操作ボタン20を押下すると、制御装置Cは、当該操作ボタン20からの操作信号を受信して、リニアアクチュエータ26およびモータ28を作動させる。これにより、ディスプレイ装置12やタブレット端末16を車載機18に着脱するのが許容される。
一方、スマートキー50を保持しない者が操作ボタン20を押下したとしても、制御装置Cは、当該操作ボタン20から送信された操作信号をキャンセルする。その結果、リニアアクチュエータ26やモータ28が作動することはなく、ディスプレイ装置12やタブレット端末16を車載機18から取り外すのは不能とされる。
このように、スマートキー50の存在を条件として、ディスプレイ装置12やタブレット端末16の車載機18への着脱を許容する構成とすれば、スマートキー50を所持しない者によってディスプレイ装置12やタブレット端末16が盗難されるのを抑制することができる。
・第2実施形態では、係合ピン22が退避位置から突出位置に変位した際に、車両用部材12,14を下側から上側に向けて後方傾斜させる構成としたが、車両用部材12,14を左右一方の側部から他方の側部に向けて後方傾斜させる構成としてもよい。
例えば、退避位置から突出位置に係合ピン22を変位させる際に、制御装置Cが、第1係合ピン22、第3係合ピン22、第2係合ピン22の順で突出量が大きくなるように第1〜第3リニアアクチュエータ26を制御するようにしてもよい。これにより、図13の概略図に示すように、車両用部材12,14(図13にはホルダ14を図示)が第1係合ピン22側(図13では左側)から第2係合ピン22側(図13では右側)に向けて車両用部材12,14が車両室R側へ傾斜する。
このような構成を採用する場合、ホルダ14の差込口40は、第2係合ピン22側の側部(図13では右側部)に形成される。これにより、図13に示すように、係合ピン22が退避位置から突出位置に変位した際に、差込口40が車両室R側に露出し、当該差込口40を介してタブレット端末16を水平方向(左右方向)に保持部36に挿脱することができる。
・係合ピン22が退避位置から突出位置に変位する際に、第1実施形態では、車両用部材12,14が平行移動し、第2実施形態では、車両用部材12,14が傾斜する構成とした。しかしながら、例えば、図14に示すように、ホルダ15を上下で2分割した構成を採用することができる。このホルダ15は、上側の半体15aおよび下側の半体15bが前側で回動自在に連結される。上側の半体15aは、第1および第2係合ピン22に係合され(図14では、第1係合ピン22のみ図示)、下側の半体15bは、第3係合ピン22に係合されている。
制御装置Cは、退避位置から突出位置に変位させる際に、第3係合ピン22の突出量が第1および第2係合ピン22の突出量よりも大きくなるよう第1〜第3リニアアクチュエータ26を制御する。これにより、下側の半体15bが上側の半体15aよりも車両室R側に大きく突出し、上側の半体15aがホルダ14の窓口38を拡げる方向に回動する。この拡がった窓口38を介してタブレット端末16を保持部36に挿入したり、保持部36からタブレットを取り出したりすることができる。これにより、実施形態で説明した差込口をホルダ15に設けなくとも、タブレット端末16をホルダ15に着脱することができる。
・第1および第2実施形態では、タブレット端末を差込口に差し込むようにしてホルダに装着する構成としたが、例えば、窓口を差込口と兼用にして、窓口からタブレット端末を挿入してもよい。この場合、タブレット端末を傾けたり、回したりしながら窓口に挿入する態様が考えられる。
・第1および第2実施形態では、第1〜第3係合ピンを逆三角形状に車載機に設けた。しかしながら、上側に頂点を有する三角形状に3つの係合ピンを車載機に設けてもよい。更には、4つの係合ピンを矩形状に設けたり、5つ以上の係合ピンを所定の配置で設けたりしてもよい。
・第1および第2実施形態では、ホルダでタブレット端末を保持する構成とした。しかしながら、ホルダで保持し得る携帯情報端末としては、タブレット端末に限定されず、例えば、スマートフォンや携帯電話等を採用することができる。
・第1および第2実施形態では、第2駆動手段として、リニアアクチュエータを採用したが、係合ピンを退避位置から突出位置に変位させる構成であれば、他の駆動手段を採用し得る。例えば、第2駆動手段としてモータを採用し、モータの回転力を周知の手法(例えば、ラック・ピニオン)で直線運動に変換し、係合ピンを退避位置から突出位置に変位させるようにしてもよい。
・なお、第1および第2実施形態では、係合ピンが退避位置から突出位置に変位する構成としたが、係合ピン(第1係合部)は、必ずしも退避位置と突出位置とに変位する必要はない。係合ピンが解除姿勢と係合姿勢とに姿勢変化して、係合孔部(第2係合部)と係脱自在に係合して、車両用部材を車載機に固定し得る構成であれば、係合ピンが退避位置と突出位置とに変位する構成は必要ない。
10…インストルメントパネル、10a…開口部、12…ディスプレイ装置、14…ホルダ、16…タブレット端末、18…車載機、22…係合ピン、22b…ヘッド部、26…第2リニアアクチュエータ、28…モータ、30…係合孔部、30a…挿通口、30b…凹部、36…保持部、40…差込口、41…差込口、R…車両室、S…収容部。

Claims (7)

  1. 車両室(R)のインストルメントパネル(10)の内部に設けられた車載機(18)と、
    前記車載機に着脱自在に取り付けられた車両用部材(12,14)と、
    前記車載機に設けられた第1係合部(22)と、
    前記車両用部材に設けられ、前記第1係合部に係合可能な第2係合部(30)と、
    前記車載機に設けられ、前記第2係合部に係合する係合姿勢と前記第2係合部との係合を解除する解除姿勢とに前記第1係合部を姿勢変化させる第1駆動手段(28)と、
    前記第1駆動手段を制御する制御手段(C)と、を備えた
    ことを特徴とする車両用部材の取付構造。
  2. 前記インストルメントパネルの内部には、当該インストルメントパネルの表面で開放する開口部(10a)を備えた収容部(S)が形成され、
    前記車載機は、前記収容部に収容され、
    前記制御手段に制御され、前記車載機側へ退避した退避位置と前記車両室側へ突出した突出位置とに前記第1係合部を変位させる第2駆動手段(26)を備え、
    前記第1係合部が前記第2係合部に係合した状態で前記退避位置に変位することで、前記車両用部材が前記収容部の開口部に嵌め込まれた状態で収容され、前記第1係合部が前記第2係合部に係合した状態で前記突出位置に変位することで、前記車両用部材が前記収容部の開口部から前記車両室側へ突出する請求項1記載の車両用部材の取付構造。
  3. 前記車両用部材は、携帯情報端末(16)を保持可能なホルダ(14)であり、
    前記ホルダは、前記携帯情報端末を収容する保持部(36)と、前記ホルダの側部に設けられ、前記保持部に連通する差込口(40,41)とを備え、前記差込口を介して前記携帯情報端末が保持部に着脱され、
    前記ホルダは、前記第1係合部が前記退避位置にあって、前記差込口が前記収容部の開口部内に位置すると共に、前記第1係合部が前記突出位置にあって、前記差込口が前記車両室側に露出する請求項2記載の車両用部材の取付構造。
  4. 前記車両用部材は、無線通信可能なディスプレイ装置(12)である請求項2記載の車両用部材の取付構造。
  5. 前記第1係合部、前記第2係合部、前記第1駆動手段および前記第2駆動手段を複数組み備え、
    前記制御手段は、前記第1係合部を前記退避位置から前記突出位置に変位させる際に、全ての前記第1係合部の変位量が同一となるよう前記第2駆動手段を制御する請求項2〜4の何れか一項に記載の車両用部材の取付構造。
  6. 前記第1係合部、前記第2係合部、前記第1駆動手段および前記第2駆動手段を複数組み備え、
    前記制御手段は、前記第1係合部を前記退避位置から前記突出位置に変位させる際に、前記ホルダにおける前記差込口が形成された側部側に位置する前記第1係合部が、前記ホルダにおける前記差込口が形成された側部とは反対側の側部側に位置する前記第1係合部よりも変位量が大きくなるよう前記第2駆動手段を制御する請求項3記載の車両用部材の取付構造。
  7. 前記第1係合部は、半円形状をなすヘッド部(22b)を備え、
    前記第2係合部は、前記解除姿勢の前記第1係合部における前記ヘッド部が挿通可能な挿通口(30a)と前記ヘッド部を収容可能な凹部(30b)とを備え、
    前記凹部は、当該凹部内にヘッド部が挿入された状態で、前記第1係合部の前記解除姿勢から前記係合姿勢への姿勢変化および前記退避位置から前記突出位置への変位を許容するよう半球状に形成されている請求項2〜6の何れか一項に記載の車両用部材の取付構造。
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