JP2014236371A - カメラ装置及び撮像方法 - Google Patents

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雄一 畑瀬
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Abstract

【課題】非可視光領域における反射特性が特異な被写体であっても、色再現性を高めるカメラ装置及び撮像方法を提供する。
【解決手段】画像認識部204は、被写体10を撮像した画像データから、特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、画像認識を行い、対象を識別する画像認識結果を取得する。テーブル決定部205は、画像認識部204が取得した画像認識結果が示す対象毎に、色推定部206が色推定に用いる色推定テーブルを決定する。色推定部206は、画像データの輝度値に基づく計算結果と色情報とを対応付けた複数の色推定テーブルを備え、テーブル決定部205から指示された色推定テーブルを用いて、被写体10を対象毎に色を推定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、非可視光を被写体に照射して、被写体を撮像するカメラ装置及び撮像方法に関する。
従来、非可視光の一種である赤外光を照射し、被写体を撮像する暗視カメラが知られている。このような暗視カメラは、色情報を得ることができないためモノクロ等の単色で表示されるのが一般的であるが、複数の異なる波長の赤外光を照射し、被写体からの各波長の反射特性を利用して被写体の色推定を行い、被写体をカラーで表示することが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−050049号公報
しかしながら、被写体に非可視光を照射し、その反射特性を利用して被写体の可視領域における色を推定する際、可視領域ではある色(例えば緑)の被写体であるにもかかわらず、被写体の素材(緑の葉)によっては非可視光下の反射率が、通常の緑の被写体における非可視光下の反射率とは大きく異なってしまい、その被写体(緑の葉)は全く別の色(例えば赤)として表示されてしまうという問題があった。
このように、被写体の素材によっては非可視光領域における反射特性が一般的な素材と大きく異なることがあり、色を正しく表示できない理由の一つとなっていた。
本発明の目的は、非可視光領域における反射特性が特異な被写体であっても、色再現性の高いカメラ装置及び撮像方法を提供することである。
本発明の一態様に係るカメラ装置は、非可視光を照射すると共に、照射された被写体を撮像するカメラ装置であって、複数の異なる波長を有する非可視光を出射して、前記被写体を照射する照射部と、照射された前記被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、生成された前記画像データに対し画像認識処理を行う画像認識部と、前記画像データに基づく値と色情報とが対応付けられた色推定テーブルを複数備え、前記画像認識部の認識結果に応じて色の推定処理を行う色推定部と、を有し、前記色推定部は、認識された対象領域と認識されなかった領域とで、異なる色推定テーブルを使用する構成を採る。
本発明の一態様に係る撮像方法は、非可視光を照射すると共に、照射された被写体を撮像するカメラ装置における撮像方法であって、複数の異なる波長を有する非可視光を出射して、前記被写体を照射する照射ステップと、照射された前記被写体を撮像し、画像データを生成する撮像ステップと、生成された前記画像データに対し画像認識処理を行う画像認識ステップと、前記画像データに基づく値と色情報とが対応付けられた色推定テーブルを複数備え、前記画像認識部の認識結果に応じて色の推定処理を行う色推定ステップと、を有し、前記色推定ステップでは、認識された対象領域と認識されなかった領域とで、異なる色推定テーブルを使用するようにした。
本発明によれば、非可視光領域における反射特性が特異な被写体であっても、色再現性を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係るカメラ装置の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係るカメラ装置の構成を示すブロック図 一般的な素材の反射特性を示す図 人肌の反射特性を示す図 緑の葉の反射特性を示す図 図1に示した撮像部の動作を示すフロー図 バイクに乗車した女性を被写体として捉えた画像データを示す模式図 本発明の実施の形態2に係るカメラ装置の構成を示すブロック図 図8に示した撮像部の動作を示すフロー図 二つの異なる色の反射特性を示す図 三つの非可視光の反射率と色推定結果との対応関係を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の機能を有する構成には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
<カメラ装置の構成>
本発明の実施の形態1に係るカメラ装置100の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すように、カメラ装置100は、それぞれ異なる波長の非可視光を被写体に向けて出射する第1の出射部102、第2の出射部103、及び、第3の出射部104が、撮像レンズ201Aを取り囲むように配置されている。ここで、上記の撮像レンズ201Aは、図2に示す撮像光学部201の構成要素である。なお、第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104の配列パターンは、本実施の形態では特に限定されるものではない。三つのブロックに分けて配置しても良いし、一つずつ順番に交互に配置しても良い。
この具体例では、第1の出射部102、第2の出射部103、及び、第3の出射部104より外側には、非可視光を透過する保護フィルター320が設けられている。また、非可視光の出射口には、光の出射側へ張り出て、保護フィルター320の周縁を囲うカバー310が設けられている。保護フィルター320は、図2に示す照明光学部105の構成要素である。
また、図2に示すように、カメラ装置100は、制御部101、照射部150及び撮像部200を有している。
照射部150は、被写体10に対して、波長λ11〜λ13の非可視光を波長毎に時間をずらして順次照射する。
撮像部200は、非可視光が照射された被写体10を撮像する。
制御部101は、照射部150からの非可視光の出射を制御する。制御部101が照射部150における波長毎の出射を制御することを照射制御と言う。また、この時、制御部101から照射部150に波長毎に出力される照射制御情報を含む信号を照射制御信号という。照射部150は、照射制御信号に従って、波長λ11〜λ13の各非可視光を出射する。ここで、非可視光とは赤外光もしくは紫外光である。
<照射部の構成>
本発明の実施の形態1における照射部150の構成について、図2を用いて説明する。照射部150は、第1の出射部102と、第2の出射部103と、第3の出射部104と、照明光学部105とから主に構成されている。なお、第1の出射部102〜第3の出射部104は、被写体10を照射する際の光源であるので、以下において、第1の出射部102〜第3の出射部104を「光源」と表記する場合もある。
第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104は、制御部101の照射制御信号に従って、各々互いに異なる波長λ11、λ12、λ13の非可視光を出射する。非可視光は、波長毎に時間をずらして間欠的に出射される。第1の出射部102、第2の出射部103及び第3の出射部104は、例えば、発光ダイオード(LED)である。ここでは、光源としてLEDを用いているが、光源はLEDに限定されるものではなく、レーザ、レーザ若しくはLED等で励起された蛍光体からの発光、高圧水銀ランプ、等、所望の波長の光を発する光源であれば、全て適用可能である。
照明光学部105は、第1の出射部102から出射された非可視光、第2の出射部103から出射された非可視光、または第3の出射部104から出射された非可視光を被写体10に向けて照射する。照明光学部105は、被写体10に非可視光を照射するためのレンズを有している。照明光学部105から出射される非可視光は、レンズを用いることにより、効率良く被写体10の方向に導かれる。なお、本発明のカメラ装置100は、レンズが無くても照明光学部105から出射される非可視光を被写体10に照射できるので、照明光学部105のレンズを省略しても構わない。
また、本実施の形態では、第1の出射部102〜第3の出射部104からの非可視光を拡散させる拡散素子を、第1の出射部102〜第3の出射部104と被写体10との間の光路に設けることで、被写体10を照射する非可視光の光強度を広い範囲で均一にすることもできる。拡散素子は、回折型や屈折型等、一般的な構成のものを、何ら制約無く用いることができる。
また、照明光学部105は、第1の出射部102〜第3の出射部104に対して共通としなくてもよく、第1の出射部102〜第3の出射部104に対して個別に設けてもよい。その場合、カメラ装置100は、第1の出射部102〜第3の出射部104の波長に対して、各照明光学部を最適な設計にすることができ、より広い範囲で均一な光強度を有する非可視光を照射することができる。
<撮像部の構成>
本発明の実施の形態1における撮像部200の構成について、図2を用いて説明する。撮像部200は、撮像光学部201と、センサー部202と、データ処理部203と、画像認識部204、テーブル決定部205、色推定部206とから主に構成されている。
撮像光学部201は、図示せぬ集光レンズを有し、照射された非可視光が被写体10で反射された反射光を集光してセンサー部202に出力する。集光レンズは、被写体10からの反射光をセンサー部202に集光することにより、被写体10の像をセンサー部202に結像する。集光レンズは、カメラ装置において一般的に用いられる撮像レンズである。
センサー部202は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の受光素子を含み、撮像光学部201で集光された被写体10からの反射光を受けて、被写体10を撮像し、受けた光を電気信号に変換する。センサー部202で変換された電気信号は、撮像データとしてセンサー部202からデータ処理部203に出力される。
なお、センサー部202は、制御部101からセンサー制御を受ける。この時、制御部101からセンサー部202に入力するセンサー制御情報を含む信号をセンサー制御信号という。例えば、センサー制御信号には、第1の出射部102〜第3の出射部104が被写体10を照射したタイミングの情報が含まれている。従って、センサー部202は、被写体10で反射された反射光が、どの波長に対する反射光であるかを確実に知ることができるため、第1の出射部102〜第3の出射部104の各々の波長の電気信号を確実に分離することができる。
データ処理部203は、センサー部202から出力された撮像データを取得し、取得した撮像データに対して、ゲイン調整及び露光調整等の所定の画像処理を施す。これにより、第1の出射部102から出射された非可視光、第2の出射部103から出射された非可視光、または第3の出射部104から出射された非可視光で撮像された画像データをそれぞれ生成する。データ処理部203は、生成した画像データを画像認識部204及び色推定部206に出力する。
なお、データ処理部203は、制御部101からデータ処理制御を受ける。この時、制御部101からデータ処理部203に入力するデータ処理制御情報を含む信号をデータ処理制御信号という。データ処理制御信号は、センサー部202から出力された撮像データが、第1の出射部102〜第3の出射部104の何れから照射された波長の非可視光に対応する撮像データであるかを確認し、適切な処理をすることなどに利用される。
また、データ処理部203は、センサー部202から出力される撮像データから、データ処理制御信号の情報も同時に受けられることは言うまでもない。
画像認識部204は、データ処理部203から出力された画像データから、被写体10の性質を示す模様、形状などの特徴の度合いを示す特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、画像認識を行い、得られた画像認識結果をテーブル決定部205に出力する。この画像認識により、例えば、人、車、バイク、その他一般などの対象を識別する画像認識結果が得られる。
テーブル決定部205は、画像認識部204から出力された画像認識結果が示す対象毎に、色推定部206が色推定に用いる色推定テーブルを決定し、決定した色推定テーブルを色推定部206に指示する。すなわち、テーブル決定部205は、1つの画面に複数の画像認識結果が含まれる場合、複数の色推定テーブルを決定することができる。
色推定部206は、データ処理部203により出力されたλ11〜λ13の各画像データに基づいて、被写体10の輝度を推定し、推定した3つの輝度を用いた所定の計算によって計算結果を得る。色推定テーブルは、当該輝度値に基づく計算結果と色情報とをパラメータとして備えるものである。色推定部206は、樹脂、金属、塗料等汎用的に用いられている素材の反射特性を反映した一般的な素材用の色推定テーブル(第1の色推定テーブル)を備え、また、非可視光下で特異な反射特性を有する被写体の素材毎に最適化された色推定テーブル(第2の色推定テーブル)を備える。ここで、最適化された色推定テーブルとは、例えば、人物、乗り物(車、バイクなど)、それぞれの認識対象毎に輝度に基づく計算結果と色情報とを対応付けた色推定テーブルである。
色推定部206は、テーブル決定部205から指示された色推定テーブルを用いて、計算結果に対応する色を推定する。色推定部206は、被写体10の輝度及び色の推定結果に基づいて被写体10の表示用データを生成し、生成した表示用データを図示せぬ表示デバイスであるモニタ等に出力する。なお、表示デバイスはカメラ装置100に設けられても良いが、通信ネットワークを介してカメラ装置100と通信可能に接続されたものであっても良い。
また、色推定部206は、制御部101から色推定制御を受ける。この時、制御部101から色推定部206に入力する色推定処理制御情報を含む信号を色推定制御信号という。色推定制御信号は、データ処理部203から出力された画像データが、第1の出射部102〜第3の出射部104の何れから照射された波長の非可視光に対応する画像データであるかを確認し、適切な処理をすることなどに利用される。
また、色推定部206は、データ処理部203から出力される画像データから、色推定制御信号の情報も同時に受けられることは言うまでもない。
図3、図4及び図5は、被写体の反射特性を示しており、図3では、被写体素材として一般的な素材を、図4では、特定の被写体素材として人肌を、図5では、特定の被写体素材として緑の葉をそれぞれ示している。
図3の場合と比較して、図4の場合、非可視光である赤外領域において、人肌は、樹脂や金属、布などの一般的な素材の反射特性とは異なる特徴を持っていることがわかる。具体的には、黒色系の人肌の反射率に基づく分光特性によると、赤外領域では反射率が上がっており、一般用の色推定テーブルで色推定した場合には、青もしくは緑の色として推定される可能性が高くなってしまう。
そこで、このような場合、上記人肌の反射特性を考慮した人物用の色推定テーブルを用意しておき、画像認識処理によって人物を検出した領域には人物用の色推定テーブルを適用することで、精度の高い色再現が実現できる。
同様に、図5の場合、緑の葉の赤外領域における反射特性と、赤い一般的な素材の赤外領域における反射特性とが類似することから、非可視光照射下での色推定では、緑の葉には誤って赤が割り当てられてしまう可能性が高く、緑の葉が赤みがかって表示されてしまう。この点を考慮して、例えば樹木用の色推定テーブルを用意しておく。
本実施の形態では、一般的な素材とは異なる反射特性を有する被写体に最適化された色推定テーブルを予め用意しておき、画像認識結果の情報に従って、適宜最適化された色推定テーブルを適用する。
なお、本実施の形態では、カメラ装置100は一つの装置で構成される形態を示したが、被写体への非可視光の照射、照射された被写体を撮像する部分以外は、通信ネットワークを介して接続され、本実施の形態の画像認識処理や色推定処理を行うアプリケーションを備えたパーソナルコンピュータや専用のセットトップボックスによっても実現可能である。
<撮像部の動作>
次に、上述した撮像部200の動作について、図6を用いて説明する。
ステップ(以下、「ST」と省略する)301において、撮像光学部201は、照射された非可視光が被写体10で反射された反射光を波長毎に集光する。
ST302において、センサー部202は、撮像光学部201で集光された被写体10からの反射光を受けて、被写体10を撮像し、受けた光を電気信号(撮像データ)に変換する。
ST303において、データ処理部203は、撮像データに対して、ゲイン調整及び露光調整等の所定の画像処理を施すことにより、各波長の非可視光で撮像された画像データをそれぞれ生成する。
ST304において、画像認識部204は、画像データから特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、画像認識を行って画像認識結果を取得し、ST305において、テーブル決定部205は、センサー部202の各セルにおける画像認識結果から対象を識別できるか否かを判定する。対象を識別できるセル、もしくはエリアがある場合(ST305:YES)は、そのセル、もしくはそのエリアに関してはST306に移行し、対象を識別できないセル、もしくはエリアに関しては(ST305:NO)、ST307に移行する。
ST306において、テーブル決定部205は、画像認識結果が示す対象に最適化されたパラメータを有する色推定テーブル(対象テーブル)を決定し、ST307において、一般の色推定テーブル(一般テーブル)を決定する。すなわち、撮影した一フレームの画面内に複数の色推定テーブルが適用されることもある。
ST308において、色推定部206は、決定された色推定テーブルを用いて、対象の色推定を行い、表示用データを生成する。
<色推定テーブル決定方法>
次に、色推定テーブルの決定方法について、図7に示す具体例を挙げて説明する。
図7は、バイクに乗車した女性を被写体として捉えた画像データを示している。この画像データに対して、画像認識部204は、ヘルメット、シート、タイヤ、バイクのボディ、人の顔、洋服、靴等を画像認識結果として取得する。
テーブル決定部205は、画像認識部204が取得した画像認識結果から対象を識別できるか否かを判定する。すなわち、対象に対応する色推定テーブルの有無を判定する。図7の例では、ヘルメット、シート、タイヤ、バイクのボディ、人の顔を対象として識別できると判定し、これらに対応する色推定テーブルを決定する。
色推定部206は、テーブル決定部205によって決定された各対象の色推定テーブルを用いて、ヘルメット、シート、タイヤ、バイクのボディ、人の顔について色推定を行う。また、識別できない箇所に関しては、一般テーブルで色推定を行う。一般テーブルに関しては、任意の材質で作成したテーブルであればよい。一般テーブルは、撮影する被写体になりやすく、被写体が識別しにくいものが望ましい。
なお、図7では、色推定テーブルが、波長毎に得られた画像データから3つの輝度値を用いて算出される計算結果と色とが一対一で対応付けられているが、実際には、一定の範囲の計算結果に対して色が対応付けられている。また、色も多様な色が用意される。さらに、色推定テーブルは、画像認識部204が認識可能な分だけ用意されることが望ましい。
このように、実施の形態1によれば、一般の色推定テーブルとは別に、特定の対象毎に最適化された色推定テーブルを用意し、画像認識結果から識別される対象に最適化された色推定テーブルを用いて色推定を行うことにより、可視領域における色を正しく表示することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1で説明したものと構成が相反しない限り、相互に適用可能である。
<カメラ装置の構成>
本発明の実施の形態2に係るカメラ装置400の構成について、図8を用いて説明する。
カメラ装置400は、照射部150、制御部101及び撮像部450を有している。
図8に示すカメラ装置400は、図2に示す実施の形態1に係るカメラ装置100と比較して、撮像部200の代わりに撮像部450を有する。
<撮像部の構成>
図8に示す撮像部450は、図2に示す実施の形態1に係る撮像部200と比較して、色推定部206の代わりに色推定部451を有し、画像認識部204の代わりに画像認識部452を有し、テーブル決定部205の代わりに色決定部453を有している。
色推定部451は、データ処理部203から出力された波長の異なる複数の非可視光(λ11〜λ13)から得られる各画像データに基づいて、被写体10の色を、所定の計算によって推定する。色推定の結果、1つのあるセル、もしくはエリアに対して2種類以上の色が対応すると推定された場合、色推定部451は、画像データを画像認識部452に出力する。一方、色推定の結果が1種類の色しか推定されなければ、色推定部451は、その結果を、被写体10を表示するための表示用データとして生成する。生成された表示用データは図示せぬモニタ等に出力される。
画像認識部452は、色推定部451から出力された画像データから、特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、画像認識を行い、得られた画像認識結果を色決定部453に出力する。
色決定部453は、画像認識部452から画像認識結果が出力された場合、画像認識結果が示す対象を識別できるか否かを判定する。対象を識別できる場合には、色決定部453は、当該対象結果を一つの色に決定し、被写体10を表示するための表示用データを生成する。一方、対象を識別できない場合には、色決定部453は、一つの色に絞ることができない。その場合は、色を割り当てない(白など)データを、被写体10を表示するための表示用データとして生成する。なお、対象を識別できない場合には、色決定部453は、2種類以上の色を時分割で交互に表示する表示用データを生成して、図示せぬモニタ等に出力してもよい。その場合、モニタには、色の候補が点滅して表示されることになる。このように、対象を識別できない場合には、ユーザに複数の色候補があることを通知できるような表示パターン(テキスト表示含む)であれば良い。
<撮像部の動作>
次に、上述した撮像部450の動作について、図9を用いて説明する。
まず、実施の形態1と同様にして、被写体に波長の異なる複数の非可視光を照射して、画像データを得る(ST301〜ST303)。
ST501において、色推定部451は、セルもしくはエリアに対して色推定処理を行う。ここでは、実施の形態1に示すような色推定テーブルを用いて推定を行うが、実施の形態1と異なるのは、色推定テーブルのパラメータ設定である。この点について図10及び図11を用いて説明する。
図10は、二つの異なる色(色1及び色2)に対する反射特性を示している。図10に示すように、異なる非可視光の波長としてλ11、λ12、λ13が用いられているとする。理論的には、三つの波長の反射率が全て同一なものはないが、実際には、反射率は外乱光の影響、または、装置内部におけるセンサー部202で変換された電気信号をデータ処理部203に伝送する際のノイズの影響等により、検出される反射率に基づくデータには、誤差が生じてしまうことがある。
そこで、上記誤差を吸収する目的で、図11に示すように、本実施の形態の色推定テーブルには、λ12のB行のように、反射率は31%〜39%の区間であれば、色1と色2の複数色が割り当てられる。
色推定部451は、このような色推定テーブルを用いることで、例えば、λ11の反射率が20%、λ12の反射率が40%、λ13の反射率が60%であれば、色2であるとして一つの色を推定する。一方、λ11の反射率が20%、λ12の反射率が34%、λ13の反射率が60%であれば色1と色2があり得るとして、二つの色候補が存在すると推定する。なお、ここでは、説明の便宜上、色1、色2の例で示しているが、色の数、色候補として設定される数は二つに限定されるものではない。
再度、図9を参照する。ST502において、色推定部451は、ST501における色推定処理を行った後、一つのセル、もしくはエリアに対して、色推定結果が2種類以上であるか否かを判定する。2種類以上である場合(ST502:YES)、ST503に移行し、2種類以上ではなく、一つの色しか推定されなければ(ST502:NO)、ST506へ移行し、その推定した色がそのまま表示用データに適用される。
ST503において、画像認識部452は、複数色の候補があるエリアに対して画像認識処理を行う。すなわち、画像認識部452は、画像データから特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて画像認識を行って、画像認識結果を取得する。
ST504において、色決定部453は、画像認識結果により対象が識別可能か否かを判定し、識別可能である場合(ST504:YES)、ST505に移行し、識別可能ではない場合(ST504:NO)、ST506へ移行する。識別可能でなかった場合には、色決定部453は、上述したように、特定の色を決定せずに、ユーザに対して複数の色候補が存在する旨の表示用データを生成する。
ST505において、色決定部453は、識別された対象と一対一に対応する色候補を選択し、選択した色を表示用データとして使用する。
例えば、あるエリアにおいて色候補として黒と青が色推定部451により推定され、且つ画像認識部452によってそのエリアはタイヤであると認識されたとする。このとき、色決定部453は「認識対象がタイヤの場合は黒」という情報を保有しており、黒が選択されることになる。
また、別の手法として、実施の形態1に示したような認識対象に最適化された色推定テーブルを別途保持して、複数の色候補があると推定されたエリアに認識対象に最適化された色推定処理を再度行い、複数の候補の解消を図ることも考えられる。
このように、実施の形態2によれば、色推定結果が2種類以上と判定される画像データに対して、画像認識処理を施し、画像認識結果が示す対象が識別可能である場合、識別された対象に対応する一つの色を決定することにより、色決定に要する処理を高速化することができ、また、演算量及び回路の消費電力を削減することができる。
本発明にかかるカメラ装置及び撮像方法は、複数の異なる波長を有する非可視光を被写体に照射すると共に、照射された被写体を撮像するのに好適である。
201A 撮像レンズ
310 カバー
320 保護フィルター
10 被写体
100 カメラ装置
101 制御部
102 第1の出射部
103 第2の出射部
104 第3の出射部
105 照明光学部
150 照射部
200 撮像部
201 撮像光学部
202 センサー部
203 データ処理部
204 画像認識部
205 テーブル決定部
206 色推定部

Claims (8)

  1. 非可視光を照射すると共に、照射された被写体を撮像するカメラ装置であって、
    複数の異なる波長を有する非可視光を出射して、前記被写体を照射する照射部と、
    照射された前記被写体を撮像し、画像データを生成する撮像部と、
    生成された前記画像データに対し画像認識処理を行う画像認識部と、
    前記画像データに基づく値と色情報とが対応付けられた色推定テーブルを複数備え、前記画像認識部の認識結果に応じて色の推定処理を行う色推定部と、
    を有し、
    前記色推定部は、認識された対象領域と認識されなかった領域とで、異なる色推定テーブルを使用するカメラ装置。
  2. 前記異なる色推定テーブルとは、前記画像データの輝度に基づく値と色情報とのパラメータが異なる請求項1記載のカメラ装置。
  3. 前記画像データに基づく値は、前記画像データの輝度情報を用いた所定の計算により得られる値である請求項1記載のカメラ装置。
  4. 前記色推定部は、画像認識された対象領域に使用する色推定テーブルを、当該対象の被写体に最適化されたものを使用する請求項1記載のカメラ装置。
  5. 非可視光を照射すると共に照射された被写体を撮像するカメラ装置であって、
    複数の異なる波長を有する非可視光を出射して被写体を照射する照射部と、
    照射された前記被写体を撮像し画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づいて前記被写体の色を推定する色推定部と、
    前記色推定の結果、同一エリアに対して複数の色候補が存在する場合、当該エリアに対して画像認識処理を行う画像認識部と、
    前記画像認識結果に基づいて当該エリアの色候補のうちの一つに決定する色決定部と、
    を有するカメラ装置。
  6. 前記色決定部は、前記画像認識結果により対象を識別できなかった場合には、当該エリアに特定の色を割り当てない請求項5記載のカメラ装置。
  7. 前記色決定部は、前記画像認識結果により対象を識別できなかった場合には、当該エリアに複数の色候補が存在することを示す表示データを生成する請求項5記載のカメラ装置。
  8. 非可視光を照射すると共に、照射された被写体を撮像するカメラ装置における撮像方法であって、
    複数の異なる波長を有する非可視光を出射して、前記被写体を照射する照射ステップと、
    照射された前記被写体を撮像し、画像データを生成する撮像ステップと、
    生成された前記画像データに対し画像認識処理を行う画像認識ステップと、
    前記画像データに基づく値と色情報とが対応付けられた色推定テーブルを複数備え、前記画像認識部の認識結果に応じて色の推定処理を行う色推定ステップと、
    を有し、
    前記色推定ステップでは、認識された対象領域と認識されなかった領域とで、異なる色推定テーブルを使用する撮像方法。
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