JP2014236369A - 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014236369A
JP2014236369A JP2013116718A JP2013116718A JP2014236369A JP 2014236369 A JP2014236369 A JP 2014236369A JP 2013116718 A JP2013116718 A JP 2013116718A JP 2013116718 A JP2013116718 A JP 2013116718A JP 2014236369 A JP2014236369 A JP 2014236369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interference
base station
radio base
subframe
configuration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013116718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014236369A5 (ja
JP6111144B2 (ja
Inventor
聡 永田
Satoshi Nagata
聡 永田
ギョウリン コウ
Xiao Lin Jiang
ギョウリン コウ
スウネイ ナ
Chongning Na
スウネイ ナ
シュンオク オウ
Chunyi Wang
シュンオク オウ
篤 原田
Atsushi Harada
篤 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2013116718A priority Critical patent/JP6111144B2/ja
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to PCT/JP2014/060966 priority patent/WO2014196276A1/ja
Priority to CN201480034505.8A priority patent/CN105309032A/zh
Priority to US14/895,221 priority patent/US20160128073A1/en
Priority to EP14806905.7A priority patent/EP3007506A4/en
Publication of JP2014236369A publication Critical patent/JP2014236369A/ja
Priority to PH12015502660A priority patent/PH12015502660A1/en
Publication of JP2014236369A5 publication Critical patent/JP2014236369A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6111144B2 publication Critical patent/JP6111144B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/541Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using the level of interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1469Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex using time-sharing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/27Control channels or signalling for resource management between access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線基地局間のシグナリングを用いた干渉制御により、セル間干渉の影響を軽減すること。
【解決手段】本発明の無線通信システムでは、無線基地局が、無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成を示すUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う。また、無線基地局が、前記UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する。また、無線基地局が、無線基地局間インタフェースを介して、前記干渉制御情報を隣接無線基地局に送信する。
【選択図】図35

Description

本発明は、時分割複信(TDD)を用いた無線通信システムに適用可能な無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
従来、無線通信システムにおける複信形式として、上りリンク(UL)と下りリンク(DL)を周波数で分割する周波数分割複信(FDD)と、上りリンクと下りリンクを時間で分割する時間分割複信(TDD)とが知られている(例えば、非特許文献1)。FDDでは、上り信号と下り信号とが、異なる周波数で送受信される。一方、TDDでは、上り信号と下り信号とが、異なる時間で送受信される。
また、LTE(Long Term Evolution)など、TDDを用いた無線通信システムでは、無線フレーム内における上りサブフレームと下りサブフレームとの構成(比率)を示すUL/DL構成(UL/DL Configuration、UL-DL Configuration)が規定される(図1参照)。例えば、図1では、上りサブフレームと下りサブフレームの構成を示す7つのUL/DL構成0−6が示される。
3GPP, TR25.912 (V7.1.0), "Feasibility study for Evolved UTRA and UTRAN", Sept. 2006
一般に、UL及びDLのトラヒックは非対称である。また、所定期間におけるUL及びDLのトラヒック比は一定ではなく、時間的に、あるいは、場所的に変動する。このため、TDDを用いた無線通信システムでは、あるセル(送信ポイント、無線基地局)におけるUL/DLのリソース構成をトラヒック変動に応じて動的に変更することにより、無線リソースを有効利用することが望まれる。
そこで、LTEの後継のLTEアドバンスト(LTE−A)など、TDDを用いた将来の無線通信システムでは、トラヒック適応ゲインを得るために、図1に示すUL/DL構成を動的に変更すること(ダイナミックTDD)が検討されている。
一方、ダイナミックTDDでは、隣接する無線基地局間で異なるUL/DL構成が用いられる場合、当該無線基地局間で伝送方向が異なるサブフレームにおいて、セル間干渉(Inter-cell Interference)が発生することが想定される。このセル間干渉による影響を軽減するため、当該無線基地局間のシグナリング(バックホールシグナリング)を用いた干渉制御(干渉コーディネーション、eIMTA:enhanced Interference Mitigation and Traffic Adaptation)を行うことが望まれる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、無線基地局間のシグナリングを用いた干渉制御により、セル間干渉の影響を軽減可能な無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信方法は、無線基地局間インタフェースを介して隣接無線基地局に接続される無線基地局における無線通信方法であって、無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成を示すUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う工程と、前記UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する工程と、前記無線基地局間インタフェースを介して、前記干渉制御情報を前記隣接無線基地局に送信する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線基地局間のシグナリングを用いた干渉制御により、セル間干渉の影響を軽減できる。
UL/DL構成の一例の説明図である。 セル間干渉の説明図である。 固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの説明図である。 基地局間インタフェースで接続される無線基地局を含む無線通信システムの説明図である。 X2インタフェースを介してシグナリングされる情報項目の一例を示す図である。 IOI及びHIIの設定例を示す図である。 IOI及びHIIを用いた干渉制御の一例の説明図である。 IOI及びHIIの決定例の説明図である。 上りサブフレームで無線基地局が受ける干渉の説明図である。 下りサブフレームで無線基地局が受ける干渉の説明図である。 本発明の態様1.1に係る変動レベル情報の一例を示す図である。 本発明の態様1.1に係る無線通信方法の一例を示す図である。 本発明の態様1.1に係る変動レベル情報の決定例を示す図である。 本発明の態様1.2に係るサブフレーム種別情報の一例を示す図である。 本発明の態様1.2に係る無線通信方法の一例を示す図である。 本発明の態様1.2に係るdual-IOI reportの説明図である。 本発明の態様1.2に係るdual-IOI reportのシグナリングの一例の説明図である。 本発明の態様1.3に係る干渉種別情報の一例を示す図である。 本発明の態様1.3に係る無線通信方法の一例を示す図である。 本発明の態様1.3に係るdual-IOI reportの説明図である。 本発明の態様1.3に係るdual-IOI reportのシグナリングの一例の説明図である。 本発明の態様2に係るサブフレーム種別情報の一例を示す図である。 本発明の態様2に係るdual-HII reportの説明図である。 本発明の態様2に係るdual-HII reportのシグナリングの一例の説明図である。 本発明の態様3.1に係るダイナミック割当情報の一例を示す図である。 本発明の態様3.1.1に係るダイナミック割当情報の決定例を示す図である。 本発明の態様3.1.1に係るダイナミック割当情報の一例を示す図である。 本発明の態様3.1.2に係るダイナミック割当情報の一例を示す図である。 本発明の態様3.2に係るダイナックTDD設定情報の一例を示す図である。 本発明の態様3.2に係るダイナックTDD設定情報の一例を示す図である。 本発明の態様4に係るダイナミックTDDサポート情報の一例を示す図である。 本発明の態様4に係るダイナミックTDDサポート情報の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の説明図である。
図2を参照し、ダイナミックTDDにおけるセル間干渉について説明する。ダイナミックTDDとは、時間分割複信(TDD)が適用される無線通信システムにおいて、上りサブフレームと下りサブフレームとの構成(UL-DL Configuration)を動的に変化させることである。図2Aに示すように、ダイナミックTDDが適用される無線通信システムは、無線基地局(eNB :eNodeB)1及び2とそれぞれ通信するユーザ端末(UE:User Equipment)1及び2を含んで構成されている。
図2Aにおいて、無線基地局1とユーザ端末1との間、及び無線基地局2とユーザ端末2との間では、TDDにより無線通信が行われる。図2Bでは、一例として無線基地局1がUL/DL構成1、無線基地局2がUL/DL構成2を適用する場合を示している。
この場合、サブフレーム3、8において、無線基地局1はUL伝送を行い、無線基地局2はDL伝送を行う。すなわち、同一時間領域/同一周波数領域において、無線基地局2からユーザ端末2に下り信号が送信され、ユーザ端末1から無線基地局1に上り信号が送信される。
このため、図2Aに示すように、無線基地局2からユーザ端末2に送信される下り信号は、ユーザ端末1から無線基地局1に送信される上り信号への干渉1(無線基地局1と無線基地局2との基地局間干渉(eNB-to-eNB interference)、下り干渉(DL interference))となる恐れがある。また、ユーザ端末1から無線基地局1に送信される上り信号は、無線基地局2からユーザ端末2に送信される下り信号への干渉2(ユーザ端末1とユーザ端末2との端末間干渉(UE-to-UE interference)、上り干渉(UL interference))となる恐れがある。
この結果、図2Aでは、サブフレーム3、8において、無線基地局1及びユーザ端末2の受信品質が低下する恐れがある。また、通常は、無線基地局から送信される下り信号の送信電力が、ユーザ端末から送信される上り信号の送信電力より大きくなる。このため、無線基地局から送信される下り信号が、ユーザ端末から送信される上り信号(例えば、上り制御信号)に対して及ぼす干渉(基地局間干渉)の影響が特に大きくなる。
このように、ダイナミックTDDでは、隣接する無線基地局間で異なるUL/DL構成が用いられる場合、当該無線基地局間で伝送方向が異なるサブフレーム(例えば、図2Bのサブフレーム3、8)では、セル間干渉(特に、図2Aの基地局間干渉1)の影響を大きく受ける。一方で、当該無線基地局間で伝送方向が同じサブフレーム(例えば、図2Bのサブフレーム0−2、4−7、9)では、セル間干渉の影響は少ない。
図3を参照し、セル間干渉の影響が少ないサブフレームとセル間干渉の影響が大きいサブフレームとについて説明する。図3に示すように、無線フレームには、固定サブフレーム(Fixed Subframe)とフレキシブルサブフレーム(Flexible Subframe)とが設けられる。固定サブフレームは、異なるUL/DL構成間で伝送方向が固定されるサブフレームである。一方、フレキシブルサブフレームは、異なるUL/DL構成間で伝送方向が固定されない(すなわち、伝送方向が異なってもよい)サブフレームである。なお、フレキシブルサブフレームは、動的サブフレーム(Dynamic Subframe)と呼ばれてもよい。
図3に示すように、UL/DL構成0−6において、サブフレーム0、1、5、6は、全て下りサブフレームである。なお、特殊サブフレームは、下りサブフレームと上りサブフレームとの切替用のサブフレームであり、主に、下りリンクに用いられる。このため、特殊サブフレームは、下りサブフレームとみなすことができる。また、UL/DL構成0−6において、サブフレーム2は、全て上りサブフレームである。よって、図3では、サブフレーム0、1、2、5、6が、UL/DL構成0−6間で伝送方向が固定される固定サブフレームとなる。
一方、図3のサブフレーム3では、UL/DL構成0−6間で上りサブフレーム(UL/DL構成0、1、3、4、6の場合)と下りサブフレームと(UL/DL構成2、5の場合)が混在する。同様に、図3のサブフレーム4、7−9でも、UL/DL構成0−6間で上りサブフレームと下りサブフレームとが混在する。よって、図3では、サブフレーム3、4、7−9が、UL/DL構成0−6間で伝送方向が固定されないフレキシブルサブフレームとなる。なお、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームは、図3に示すものに限られず、用いられるUL/DL構成に応じて適宜変更される。
固定サブフレームでは、隣接する無線基地局間で異なるUL/DL構成が用いられても伝送方向が同一となるため、セル間干渉の影響は少ない。一方、フレキシブルサブフレームでは、隣接する無線基地局間で異なるUL/DL構成が用いられる場合、伝送方向が異なると、セル間干渉の影響が大きくなる。
ところで、無線基地局は、図4に示すように、基地局間インタフェース(例えば、X2インタフェース)で互いに接続(interconnect)される。図4において、無線基地局1−3(eNB1−3)間の干渉制御は、基地局間インタフェースを介したシグナリング(バックホールシグナリング)により実現される。なお、以下では、基地局間インタフェースとしてX2インタフェースを用いる場合を説明するが、これに限られるものではない。
図5−8を参照し、X2インタフェースを介したシグナリングによる干渉制御の一例を説明する。図5は、X2インタフェースを介してシグナリングされる情報項目(IE:Information Element)の一例を示す図である。
図5Aでは、UL Interference Overload Indication(以下、IOIという)が示される。IOIは、無線基地局が受ける干渉(Interference Overload)のレベルを、PRB(Physical Resource Block)毎に示すものである。例えば、図5Aでは、IOIは、高(high)、中(medium)、低(low)の3レベルで、上記干渉レベルを示す。
また、図5Bでは、UL High Interference Indication(以下、HIIという)が示される。HIIは、無線基地局が与える干渉(interference sensitivity)のレベルを、PRB毎に示すものである。例えば、図5Bでは、HIIは、“1”(高(high))又は“0”(低(low))の2値で、上記干渉レベルを示す。
図6は、IOI及びHIIの設定例を示す図である。なお、図6では、最大6PRBが使用されるものとするがこれに限られない。また、PRBとは、周波数領域のリソース単位であり、物理リソースブロック、リソースブロックなどと呼ばれる。PRBは、PRBインデックスによって識別される。また、無線基地局におけるスケジューリングは、PRB単位で行われる。
図6に示すIOIでは、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、上記被干渉レベルが、高、中、低の3レベルで設定される。一方、図6に示すHIIでは、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、無線基地局が受ける干渉レベルが、“1”(高)又は“0”(低)の2値で設定される。
図7及び図8は、IOI及びHIIを用いた干渉制御の一例の説明図である。なお、図7及び図8に示す干渉制御では、図4に示す無線基地局1(Target eNB)が、隣接する無線基地局2及び3(Neighboring eNBs)に対して、X2インタフェースを介したシグナリングを行うものとする。また、図7では、図6と同様に、最大6PRBが使用されるものとする。
図7に示すように、無線基地局1は、無線基地局2及び3に送信するIOI及びHIIを決定する(ステップS1)。具体的には、図8Aに示すように、無線基地局1は、無線基地局2及び3から受ける干渉を測定する(ステップS11)。また、無線基地局1は、測定した干渉と所定の閾値との比較に基づいて、IOIの設定値(例えば、図6参照)を決定する(ステップS12)。
また、図8Bに示すように、無線基地局1が、セル端のユーザ端末(cell edge UE)に対して、例えば、PRB#1、#3、#4、#6をスケジューリングする(ステップS13)。また、無線基地局1は、スケジューリング結果に基づいて、HIIの設定値を決定する(ステップS14)。具体的には、セル端のユーザ端末に対する送信電力は相対的に大きくなるため、無線基地局1からの下り信号による干渉が高くなる。このため、無線基地局1は、図6に示すように、HIIのPRB#1、#3、#4、#6に対応するビットを“1”(干渉レベル高)に設定する。
図7に示すように、無線基地局1は、図8A及び図8Bで決定されたIOI及びHIIを含む負荷情報(LOAD INFORMATION)メッセージを、X2インタフェースを介して無線基地局2及び3に送信する(ステップS2)。無線基地局2及び3は、それぞれ、無線基地局1からのIOI及びHIIに基づいて、リソース割り当て(Resource Allocation)、送信電力(Power)、変調符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)を調整し、干渉制御を行う(ステップS3)。
しかしながら、以上のような干渉制御では、図3のフレキシブルサブフレームでは、固定サブフレームと比較してセル間干渉の影響が大きいという点に着目していない。したがって、無線基地局間で異なるUL/DL構成が用いられる場合に、フレキシブルサブフレームで生じるセル間干渉を十分に軽減できない恐れがある。そこで、本発明者らは、基地局間インタフェースを介したシグナリングにより、フレキシブルサブフレームにおけるセル間干渉の影響を軽減するという着想を得た。
図9及び図10を参照し、本発明に係る無線通信方法で制御される干渉を説明する。図9は、上りサブフレームにおける干渉の説明図である。上りサブフレームは、固定上りサブフレーム(fixed UL subframe)とフレキシブル上りサブフレーム(Flexible UL Subframe)とを含む。固定上りサブフレームは、伝送方向が上りの固定サブフレーム(例えば、図3のサブフレーム2)である。一方、フレキシブル上りサブフレームは、伝送方向が上りのフレキシブルサブフレーム(例えば、図3のUL/DL構成1のサブフレーム3、7、8)である。
図9Aに示すように、固定上りサブフレームでは、ユーザ端末1から無線基地局1(Target eNB)に対する上り信号(UL signal)は、ユーザ端末2及び3から無線基地局2及び3(Neighboring eNBs)に対する上り信号による干渉を受ける。このユーザ端末2及び3からの上り信号による干渉は、上り干渉(UL Interference)又は端末干渉(UE interference)と呼ばれる。
一方、図9Bに示すように、フレキシブル上りサブフレームでは、ユーザ端末1から無線基地局1に対する上り信号は、ユーザ端末2から無線基地局2に対する上り信号による上り干渉と、無線基地局3からユーザ端末3に対する下り信号による干渉と、を受ける。この無線基地局3からの下り信号による干渉は、下り干渉(DL Interference)又は基地局干渉(eNB Interference)と呼ばれる。なお、フレキシブル上りサブフレームにおける下り干渉は、特に、基地局間干渉(eNB-to-eNB interference)と呼ばれる。
図10は、下りサブフレームにおける干渉の説明図である。下りサブフレームは、固定下りサブフレーム(fixed DL subframe)とフレキシブル下りサブフレーム(Flexible DL Subframe)とを含む。固定下りサブフレームは、伝送方向が下りの固定サブフレーム(例えば、図3のサブフレーム0、1、5、6)である。一方、フレキシブル下りサブフレームは、伝送方向が下りのフレキシブルサブフレーム(例えば、図3のUL/DL構成1のサブフレーム4、9)である。
図10Aに示すように、固定下りサブフレームでは、無線基地局1(Target eNB)からユーザ端末1に対する下り信号が、無線基地局2及び3(Neighboring eNBs)からユーザ端末2及び3に対する下り信号による下り干渉を受ける。無線基地局1は、無線基地局2及び3の参照信号(例えば、CRS:Cell-specific Reference Signal)の受信電力(例えば、RSRP:Reference Signal Received Power)を測定して、この下り干渉を推定することができる。
一方、図10Bに示すように、フレキシブル下りサブフレームでは、無線基地局1(Target eNB)からユーザ端末1に対する下り信号は、ユーザ端末2から無線基地局2に対する上り信号による上り干渉と、無線基地局3からユーザ端末3に対する下り信号による下り干渉と、を受ける。図10Aと同様に、例えば、無線基地局1は、無線基地局2及び3のCRSのRSRPを測定して、この下り干渉を推定することができる。なお、フレキシブル下りサブフレームにおける上り干渉は、特に、端末間干渉(UE-to-UE interference)と呼ばれる。
本発明に係る無線通信方法は、以上のような固定サブフレーム(特に、固定上りサブフレーム)とフレキシブルサブフレーム(特に、フレキシブル上りサブフレーム)との干渉制御に用いられる。具体的には、本発明に係る制御方法では、無線基地局は、無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成であるUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う。また、無線基地局は、上記干渉制御に用いられる干渉制御情報(後述)を決定する。無線基地局は、無線基地局間インタフェースを介して、決定された干渉制御情報を隣接無線基地局に送信する。
以下、本発明に係る無線通信方法を詳細に説明する。本発明に係る無線通信方法は、無線基地局間インタフェースを介して隣接無線基地局(Neighboring eNBs)に接続される無線基地局(Target eNB)で用いられる。なお、以下では、図1、3に示すUL/DL構成が用いられるものするが、適用可能なUL/DL構成はこれに限られない。また、UL/DL構成は動的(dynamic)に変更されるものとするが、準静的(semi-static)に変更されてもよいし、固定的に設定されてもよい。また、無線基地局間インタフェースとして、X2インタフェースが用いられるものとするが、これに限られない。
(態様1)
態様1に係る無線通信方法では、上記干渉制御情報は、IOIと、フレキシブルサブフレームにおいて基地局間干渉(eNB-to-eNB interference)が存在するか否かを示す基地局間干渉情報(eNB-to-eNB interference indicator)と、を含んでもよい。IOIは、無線基地局が受ける干渉レベルを示す被干渉レベル(Interfered Level)情報である。なお、IOIは、上記干渉レベルをPRB毎に示してもよい。また、基地局間干渉情報(eNB-to-eNB interference indicator)は、変動レベル情報(態様1.1)であってもよいし、サブフレーム種別情報(態様1.2)であってもよいし、干渉種別情報(態様1.3)であってもよい。
態様1に係る無線通信方法において、無線基地局は、IOIと基地局間干渉情報とを含む負荷情報(LOAD NFORMATION)メッセージを、X2インタフェースを介して隣接無線基地局に送信する。
(態様1.1)
図11−13を参照し、態様1.1に係る無線通信方法を説明する。態様1.1に係る無線通信方法では、基地局間干渉情報として変動レベル情報が用いられる。変動レベル情報は、固定サブフレームにおいて無線基地局が受ける干渉とフレキシブルサブフレームにおいて無線基地局が受ける干渉との変動レベルを示す。なお、変動レベル情報は、固定上りサブフレームにおける干渉(図9A参照)とフレキシブル上りサブフレームにおける干渉(図9B参照)との変動レベルを示してもよい。また、変動レベル情報は、上記変動レベルをPRB毎に示してもよい。
図11は、態様1.1に係る変動レベル情報の一例を示す図である。図11に示すように、変動レベル情報(UL Interference Fluctuation)は、高(high fluctuation)、中(medium fluctuation)、低(low fluctuation)の3レベルで、上記変動レベルを示してもよい。或いは、変動レベル情報(UL Interference Fluctuation)は、“1”(高(high fluctuation))又は“0”(低(low fluctuation))の2値で、上記変動レベルを示してもよい。
図12は、態様1.1に係る無線通信方法を示すフローチャートである。なお、図12では、変動レベル情報は、固定上りサブフレームにおける干渉とフレキシブル上りサブフレームにおける干渉との変動レベルを示すものとする。
図12に示すように、無線基地局(eNB)は、固定上りサブフレームにおける干渉量IFixedSFをPRB毎に測定する(ステップS101)。具体的には、無線基地局は、干渉量IFixedSFとして、図9Aに示す上り干渉の干渉量を測定する。
無線基地局は、フレキシブル上りサブフレームにおける干渉量IFlexibleSFをPRB毎に測定する(ステップS102)。具体的には、無線基地局は、干渉量IFlexibleSFとして、図9Bに示す上り干渉の干渉量と下り干渉の干渉量との合計を測定する。
無線基地局は、測定された干渉量IFixedSFと干渉量IFlexibleSFとに基づいて、固定上りサブフレームとフレキシブル上りサブフレームとにおける干渉の変動量をPRB毎に計算する(ステップS103)。例えば、上記変動量は、上記干渉量IFixedSFと干渉量IFlexibleSFとの差の絶対値を干渉量IFixedSFで除算することで算出されてもよい。
無線基地局は、計算された変動量と所定の閾値との比較結果に基づいて、変動レベル情報(UL Interference Fluctuation)を決定する(ステップS104)。
図13は、態様1.1に係る変動レベル情報の決定例を示す図である。なお、図13では、最大6PRBが使用されるものとするがこれに限られない。図6に示すように、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、変動レベル情報は、高、中、低の3レベルで決定されてもよい(Example 1)。或いは、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、変動レベル情報は、“1”(高)又は“0”(低)の2値で決定されてもよい(Example 2)。
態様1.1に係る無線通信方法では、IOIと変動レベル情報(UL Interference Fluctuation)とがX2インタフェースを介してシグナリングされる。このため、固定サブフレームとフレキシブルサブフレームとの双方におけるIOIを通知せずとも、基地局間干渉の存在を示すことができ、シグナリング量を低減できる。
(態様1.2)
図14−17を参照し、態様1.2に係る無線通信方法を説明する。態様1.2に係る無線通信方法では、基地局間干渉情報としてサブフレーム種別情報が用いられる。サブフレーム種別情報は、IOIによって示される干渉レベルが、固定サブフレーム又はフレキシブルサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示す。なお、サブフレーム種別情報は、IOIによって示される干渉レベルが、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。なお、サブフレーム種別情報は、複数のPRBで共有されてもよい。
図14は、態様1.2に係るサブフレーム種別情報の一例を示す図である。図14に示すように、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、サブフレーム種別(例えば、fixed UL subframe、flexible UL subframe)を設定することにより、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。或いは、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、“TRUE”又は“FALSE”を設定することにより、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。
図15は、態様1.2に係る無線通信方法を示すフローチャートである。なお、図15では、サブフレーム種別情報は、IOIによって示される干渉レベルが、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示すものとする。
図15に示すように、無線基地局(eNB)は、固定上りサブフレームにおける干渉量IFixedSFをPRB毎に測定する(ステップS201)。また、無線基地局は、フレキシブル上りサブフレームにおける干渉量IFlexibleSFをPRB毎に測定する(ステップS202)。なお、干渉量IFixedSFと干渉量IFlexibleSFとの詳細な測定方法は、図12のステップS101及びS102と同様であるため、説明を省略する。
無線基地局は、測定された干渉量IFixedSFと所定の閾値との比較結果に基づいて、固定上りサブフレームにおけるIOIを決定し、測定された干渉量IFlexibleSFと所定の閾値との比較結果に基づいて、フレキシブル上りサブフレームにおけるIOIを決定する(ステップS203)。無線基地局は、固定上りサブフレーム及びフレキシブル上りサブフレームにおけるIOIとサブフレーム種別情報とを、隣接無線基地局に送信する(dual-IOI report)。
図16は、態様1.2に係るdual-IOI reportの説明図である。なお、図16では、最大6PRBが使用されるものとするがこれに限られない。図16に示すように、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、固定上りサブフレームのIOIは、高、中、低の3レベルで、固定上りサブフレームにおいて無線基地局が受ける干渉レベルを示す。また、サブフレーム種別情報(Subframe type)は、PRB#1−#6で共有され、“Fixed UL subframe”又は“FALSE”により、上記干渉レベルが固定上りサブフレームの干渉レベルであることを示す。
同様に、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、フレキシブル上りサブフレームのIOIは、高、中、低の3レベルで、フレキシブル上りサブフレームにおいて無線基地局が与える干渉レベルを示す。また、サブフレーム種別情報(Subframe type)は、PRB#1−#6で共有され、“Flexible UL subframe”又は“TRUE”により、上記干渉レベルがフレキシブル上りサブフレームの干渉レベルであることを示す。
図17は、態様1.2に係るdual-IOI reportのシグナリング例の説明図である。固定上りサブフレームにおけるIOIとフレキシブル上りサブフレームにおけるIOIとは、図17Aに示すように、同時にシグナリングされてもよい。或いは、固定上りサブフレームにおけるIOIとフレキシブル上りサブフレームにおけるIOIとは、図17Bに示すように、交互にシグナリングされてもよい。
態様1.2に係る無線通信方法によれば、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームにおけるIOIとサブフレーム種別情報(Subframe Type)とがX2インタフェースを介して隣接無線基地局にシグナリングされる。このため、隣接無線基地局は、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームのIOIの比較によって、基地局間干渉の存在を認識できる。
(態様1.3)
図18−21を参照し、態様1.3に係る無線通信方法を説明する。態様1.3に係る無線通信方法では、基地局間干渉情報として干渉種別情報が用いられる。干渉種別情報は、IOIによって示される干渉レベルが、上り干渉(図9A参照)又は下り干渉(図9B、図10A、図10B参照)のいずれの干渉レベルであるかを示す。なお、サブフレーム種別情報は、複数のPRBで共有されてもよい。
図18は、態様1.3に係る干渉種別情報の一例を示す図である。図18に示すように、干渉種別情報(Interference Type)は、干渉種別(例えば、DL(eNB)、UL(UE))を設定することにより、下り干渉又は上り干渉のいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。或いは、干渉種別情報(Interference Type)は、“TRUE”又は“FALSE”を設定することにより、下り干渉又は上り干渉のいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。
図19は、態様1.3に係る無線通信方法を示すフローチャートである。図19に示すように、無線基地局(eNB)は、上り干渉の干渉量IUL(IUE)をPRB毎に測定する(ステップS301)。具体的には、無線基地局は、干渉量IUL(IUE)として、図9Aに示す上り干渉の干渉量を測定する。
無線基地局は、下り干渉による干渉量IDL(IeNB)をPRB毎に測定する(ステップS302)。具体的には、無線基地局は、干渉量IDL(IeNB)として、図9Bに示すフレキシブル上りサブフレームにおける下り干渉、図10Aに示す固定下りサブフレームにおける下り干渉、図10Bに示すフレキシブル下りサブフレーにおける下り干渉の少なくとも一つの干渉量を測定する。なお、当該干渉量IDL(IeNB)は、無線基地局が、隣接無線基地局からの参照信号(例えば、CRS)の受信電力(例えば、RSRP)を測定することで、推定されてもよい。
無線基地局は、測定された干渉量IUL(IUE)及び干渉量IDL(IeNB)と所定の閾値との比較結果に基づいて、上り干渉のIOIと下り干渉のIOIとを決定する(ステップS303)。無線基地局は、上り干渉及び下り干渉のIOIと干渉種別情報とを、隣接無線基地局に送信する(dual-IOI report)。
図20は、態様1.3に係るdual-IOI reportの説明図である。なお、図20では、最大6PRBが使用されるものとするがこれに限られない。図20に示すように、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、上り干渉のIOIは、高、中、低の3レベルで、無線基地局が上り干渉により受ける干渉レベルを示す。また、干渉種別情報(Interference Type)は、PRB#1−#6で共有され、“UL(UE)”又は“FALSE”により、上記干渉レベルが上り干渉の干渉レベルであることを示す。
同様に、図20に示すように、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、下り干渉のIOIは、高、中、低の3レベルで、無線基地局が下り干渉による受ける干渉レベルを示す。また、干渉種別情報(Interference Type)は、PRB#1−#6で共有され、“DL(eNB)”又は“TRUE”により、上記干渉レベルが下り干渉の干渉レベルであることを示す。
図21は、態様1.3に係るdual-IOI reportのシグナリング例の説明図である。上り干渉のIOIと下り干渉のIOIとは、図21Aに示すように、同時にシグナリングされてもよい。或いは、上り干渉のIOIと下り干渉のIOIとは、図21Bに示すように、交互にシグナリングされてもよい。
態様1.3に係る無線通信方法によれば、上り干渉及び下り干渉のIOIと干渉種別情報(Interference Type)とがX2インタフェースを介して隣接無線基地局にシグナリングされる。このため、隣接無線基地局は、上り干渉及び下り干渉のIOIの比較によって、基地局間干渉の存在を認識できる。
(態様2)
態様2に係る無線通信方法では、上記干渉制御情報は、HIIと、サブフレーム種別情報(Subframe Type)と、を含んでもよい。HIIは、無線基地局が与える干渉のレベルを示す与干渉レベル(Interfering Level)情報である。なお、HIIは、上記干渉レベルをPRB毎に示してもよい。
サブフレーム種別情報は、HIIによって示される干渉レベルが、固定サブフレーム又はフレキシブルサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示す。また、サブフレーム種別情報は、HIIによって示される干渉レベルが、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。また、サブフレーム種別情報は、複数のPRBで共有されてもよい。
なお、上記HIIとサブフレーム種別情報とによれば、隣接無線基地局が受ける干渉が高いリソースを識別できる。このため、隣接無線基地局は、上記HIIとサブフレーム種別情報とを、ユーザ端末に対するリソース割当てに用いることができる。よって、上記HIIとサブフレーム種別情報とは、DL./UL resource allocation indicatorとも呼ばれる。
態様2に係る無線通信方法において、無線基地局は、上記HIIとサブフレーム種別情報とを含む負荷情報(LOAD NFORMATION)メッセージを、X2インタフェースを介して隣接無線基地局に送信する。
図22は、態様2に係るサブフレーム種別情報の一例を示す図である。図22に示すように、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、サブフレーム種別(例えば、fixed UL subframe、flexible UL subframe)を設定することにより、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。或いは、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、“TRUE”又は“FALSE”を設定することにより、固定上りサブフレーム又はフレキシブル上りサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示してもよい。
態様2に係る無線通信方法において、無線基地局は、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームのHIIとサブフレーム種別情報とを、隣接無線基地局に送信する(dual-HII report)。なお、無線基地局は、固定上りサブフレーム及びフレキシブル上りサブフレームのHIIとサブフレーム種別情報とを、隣接無線基地局に送信してもよい(dual-HII report)。
図23は、態様2に係るdual-HII reportの説明図である。なお、図23では、最大6PRBが使用されるものとするがこれに限られない。図23に示すように、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、固定上りサブフレームのHIIは、1(高)、0(低)の2値で、固定上りサブフレームにおいて無線基地局が与える干渉レベルを示す。また、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、PRB#1−#6で共有され、“Fixed UL subframe”又は“FALSE”により、上記干渉レベルが固定上りサブフレームの干渉レベルであることを示す。
同様に、PRB#1−#6のそれぞれにおいて、フレキシブル上りサブフレームのHIIは、1(高)、0(低)の2値で、フレキシブル上りサブフレームにおいて無線基地局が与える干渉レベルを示す。また、サブフレーム種別情報(Subframe Type)は、PRB#1−#6で共有され、“Flexible UL subframe”又は“TRUE”により、上記干渉レベルがフレキシブル上りサブフレームの干渉レベルであることを示す。
図24は、態様2に係るdual-HII reportのシグナリング例の説明図である。固定上りサブフレームにおけるHIIとフレキシブル上りサブフレームにおけるHIIとは、図24Aに示すように、同時にシグナリングされてもよい。或いは、固定上りサブフレームにおけるHIIとフレキシブル上りサブフレームにおけるHIIとは、図24Bに示すように、交互にシグナリングされてもよい。
態様2に係る無線通信方法によれば、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームにおけるHIIとサブフレーム種別情報(Subframe Type)とがX2インタフェースを介して隣接無線基地局にシグナリングされる。このため、隣接無線基地局は、固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームのHIIの比較によって、より適切にスケジューリングを行うことができる。
(態様3)
態様3に係る無線通信方法では、上記干渉制御情報は、UL/DL構成を動的に変更するダイナミックTDDを適用する場合に、使用されるUL/DL構成を示すUL/DL構成情報(Dynamic TDD UL-DL-configuration indicator)を含んでもよい。ここで、UL/DL構成情報(Dynamic TDD UL-DL-configuration indicator)は、ダイナミック割当情報(態様3.1)であってもよいし、ダイナックTDD設定情報(態様3.2)であってもよい。
態様3に係る無線通信方法において、無線基地局は、UL/DL構成情報を含む更新通知メッセージ(ENB CONFIGURATION UPDATE)を、X2インタフェースを介して隣接無線基地局に送信する。ここで、更新通知メッセージは、無線基地局の構成の更新を隣接無線基地局に通知するメッセージである。
(態様3.1)
図25−28を参照し、態様3.1に係る無線通信方法を説明する。態様3.1に係る無線通信方法では、上記UL/DL構成情報として、ダイナミック割当情報が用いられる。ここで、ダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)は、ダイナミックTDD適用時におけるUL/DL構成の割当を示す。
図25は、態様3.1に係るダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)の一例を示す図である。図25に示すように、ダイナミック割当情報は、ダイナミックTDD適用時に使用されるUL/DL構成の組み合わせを示してもよいし(態様3.1.1)、更新された一つのUL/DL構成を示してもよい(態様3.1.2)。
具体的には、態様3.1.1に係るダイナミック割当情報は、図25に示すように、ビット列で、使用されるUL/DL構成の組み合わせを示す。このビット列では、例えば、使用されるUL/DL構成に対応するビットが“1”(Supported)に設定され、使用されないUL/DL構成に対応するビットが“0”(NOT Supported)に設定されてもよい。
図26は、態様3.1.1に係るダイナミック割当情報の決定動作を示すフローチャートである。図26に示すように、無線基地局eNB)は、メモリウィンドウの長さLwinを設定する(ステップS401)。ここで、メモリウィンドウとは、使用されるUL/DL構成を記録するメモリであり、長さLwinに応じて記録されるUL/DL構成の数が変更される。
無線基地局は、メモリウィンドウ内に自局で使用されるUL/DL構成の組み合わせを記録する(ステップS402)。例えば、ダイナミックTDD適用時にUL/DL構成1、2、6が使用可能な場合、メモリウィンドウ内にUL/DL構成1、2、6が記録される。
無線基地局は、メモリウィンドウ内に記録されたUL/DL構成の組み合わせに基づいて、ダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)を決定する(ステップS403)。例えば、メモリウィンドウ内にUL/DL構成1、2、6が記録される場合、図27Aに示すように、UL/DL構成1、2、6に対応するビットに、“1”(Supported)が設定される。なお、UL/DL構成0−6は、例えば、図27Bに示すように、ダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)を構成するビット1−7に関連付けられる。
態様3.1.1に係るダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)によれば、ダイナミックTDD適用時に使用可能なUL/DL構成の組み合わせをシグナリングできる。このため、UL/DL構成の更新毎に更新されたUL/DL構成を通知する場合と比較して、X2インタフェースを介したシグナリング量を軽減できる。
一方、態様3.1.2に係るダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)は、UL/DL構成の更新毎に更新されたUL/DL構成を示す。態様3.1.2に係るダイナミック割当情報は、例えば、図25に示すように、UL/DL構成0を示す“sa0”、UL/DL構成1を示す“sa1”、UL/DL構成2を示す“sa2”、UL/DL構成3を示す“sa3”、UL/DL構成4を示す“sa4”(UL/DL構成4)、UL/DL構成5を示す“sa5”、UL/DL構成6を示す“sa6”など、UL/DL構成の識別子であってもよい。
図28は、態様3.1.2に係るダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)の説明図である。図28に示すように、態様3.1.2に係る無線通信方法では、無線基地局は、UL/DL構成を更新する毎に、ダイナミック割当情報を隣接無線基地局に送信する。
例えば、図28では、無線基地局が、時間T1から時間T2までUL/DL構成1を使用し、時間T2から時間T3までUL/DL構成2を使用し、時間T3からUL/DL構成6を使用する。この場合、無線基地局は、時間T1において、UL/DL構成1を示すダイナミック割当情報(sa1)を隣接無線基地局に送信する。また、時間T2において、UL/DL構成2を示すダイナミック割当情報(sa2)を隣接無線基地局に送信する。また、時間T3において、UL/DL構成6を示すダイナミック割当情報(sa6)を隣接無線基地局に送信する。
態様3.1.2に係るダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)によれば、ダイナミックTDD適用時において無線基地局がUL/DL構成を更新する毎に、更新されたUL/DL構成をシグナリングできる。このため、隣接無線基地局は、無線基地局によるUL/DL構成の更新をより迅速に認識でき、より適切な干渉制御を行うことができる。
(態様3.2)
図29−30を参照し、態様3.2に係る無線通信方法を説明する。態様3.2に係る無線通信方法では、上記UL/DL構成情報として、ダイナックTDD設定情報が用いられる。ここで、ダイナックTDD設定情報(Dynamic configuration)は、割当情報(Subframe Assignment)が示すUL/DL構成が、動的(dynamic)に設定されるUL/DL構成であるか(Dynamic TDD configuration)、準静的(semi-static)に設定されるUL/DL構成であるか(SIB(System Information Block)1 configuration)であるかを示す。
図29は、態様3.2に係るダイナックTDD設定情報(Dynamic configuration)の一例を示す図である。図29に示すように、ダイナミックTDD設定情報は、“TRUE”又は“FALSE”により、割当情報(Subframe Assignment)が示すUL/DL構成が、動的に設定されるUL/DL構成であるか(Dynamic TDD configuration)、準静的に設定されるUL/DL構成であるか(SIB1 configuration)であるかを示してもよい。
図30は、態様3.2に係るダイナックTDD設定情報(Dynamic configuration)の説明図である。図30に示すように、態様3.2に係る無線通信方法では、無線基地局は、UL/DL構成を更新する毎に、割当情報(Subframe Assignment)及びダイナックTDD設定情報(Dynamic configuration)を隣接無線基地局に送信する。
例えば、図30では、無線基地局が、時間T1から時間T2までは準静的に設定されるUL/DL構成0を使用する。また、無線基地局は、時間T2から時間T3までは動的に設定されるUL/DL構成1を使用し、時間T3から時間T4までは動的に設定されるUL/DL構成2を使用し、時間4からは動的に設定されるUL/DL構成6を使用する。
この場合、無線基地局は、時間T1において、UL/DL構成0を示す割当情報(sa0)及びダイナミックTDD割当情報(FALSE)を隣接無線基地局に送信する。また、時間T2において、UL/DL構成1を示す割当情報(sa1)及びダイナミックTDD設定情報(TRUE)を隣接無線基地局に送信する。また、時間T3において、UL/DL構成2を示す割当情報(sa2)及びダイナミックTDD設定情報(TRUE)を隣接無線基地局に送信する。また、時間T4において、UL/DL構成6を示す割当情報(sa6)及びダイナミックTDD設定情報(TRUE)を隣接無線基地局に送信する。
態様3.2に係るダイナミックTDD設定情報(Dynamic configuration)によれば、UL/DL構成の割当情報(Subframe Assignment)ともに、UL/DL構成が動的に設定されるか、又は、準静的に設定されるかが通知される。これにより、UL/DL構成が動的に設定されるか否かに基づいて、より適切な干渉制御を行うことができる。
(態様4)
態様4に係る無線通信方法では、上記干渉制御情報は、UL/DL構成を動的に変更するダイナミックTDDをサポートするか否かを示すダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD)を含んでもよい。なお、ダイナミックTDDサポート情報は、eIMTA capability indicatorと呼ばれてもよい。
態様4に係る無線通信方法において、無線基地局は、ダイナミックTDDサポート情報を含む更新通知メッセージ(ENB CONFIGURATION UPDATE)を、X2インタフェースを介して隣接無線基地局に送信する。上述の通り、更新通知メッセージは、無線基地局の構成の更新を隣接無線基地局に通知するメッセージである。
図31は、態様4に係るダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD)の一例を示す図である。図31に示すように、ダイナミックTDDサポート情報は、“TRUE”又は“FALSE”により、無線基地局が、ダイナミックTDDをサポートすること(Dynamic TDD Supported)、又は、ダイナミックTDDをサポートしないこと(Dynamic TDD NOT Supported)を示してもよい。
図32は、態様4に係るダイナミックTDDサポート情報の説明図である。図32に示すように、態様4に係る無線通信方法では、無線基地局がダイナミックTDDをサポートする否か(使用できるか否か)を更新する毎に、ダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD)を隣接無線基地局に送信する。
図32に示すように、無線基地局がダイナミックTDDをサポートする(又は、使用可できる)場合、“TRUE”が設定される。一方、無線基地局がダイナミックTDDをサポートしない(又は、使用できない)場合、“FALSE”が設定される。なお、図32は例示にすぎない。
態様4に係る無線通信方法によれば、ダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD、eIMTA capability indicator)が隣接無線基地局にシグナリングされるので、無線基地局がダイナミックTDDをサポートするか否かに基づいて、隣接無線基地局が、より適切な干渉制御を行うことができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、態様1−4に係る無線通信方法が適用される。なお、態様1−4に係る無線通信方法は、組み合わせて適用されてもよいし、単独で適用されてもよい。
図33は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図33に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12a及び12bとを備えている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11、スモール基地局12a及び12b(以下、総称してスモール基地局12という)の少なくとも一つと無線通信可能に構成されている。なお、マクロ基地局11、スモール基地局12の数は、図33に示す数に限られない。
マクロセルC1及びスモールセルC2では、同一の周波数帯が用いられてもよいし、異なる周波数帯が用いられてもよい。また、マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、無線基地局間インタフェース(例えば、X2インタフェース)を介して互いに接続(interconnect)される。マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB(eNB)、無線基地局、送信ポイント(transmission point)などと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeB(eNB)などと呼ばれてもよい。ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システム1では、複信方式として、上りリンクと下りリンクを時間で分割する時間分割複信(TDD)が適用される。なお、異なる時間領域及び同一周波数領域で下り伝送と上り伝送が行われるFull-duplex dynamic TDDや異なる時間領域及び異なる周波数領域で下り伝送と上り伝送が行われるHalf-duplex dynamic TDDを用いることもできる。また、無線通信システム1では、無線フレーム内における上りサブフレームと下りサブフレームとの構成(比率)を示すUL/DL構成(UL/DL configuration、UL-DL configuration)が用いられる。
また、無線通信システム1では、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。
また、無線通信システム1では、下りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)と、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH、PHICH、報知チャネル(PBCH)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI)が伝送される。
また、無線通信システム1では、上りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)や、送達確認情報(ACK/NACK)等が伝送される。
以下、マクロ基地局11及びスモール基地局12を区別しない場合、無線基地局10と総称する。なお、態様1−4に係る無線通信方法は、複数のマクロ基地局11間で適用されてもよいし、複数のスモール基地局12間で適用されてもよいし、マクロ基地局11とスモール基地局12との間で適用されてもよい。
図34は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、インタフェース部106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30からインタフェース部106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、インタフェース部106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
インタフェース部106は、無線基地局間インタフェース(例えば、X2インタフェース)を介して隣接無線基地局と信号を送受信する。或いは、インタフェース部106は、所定のインタフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。
図35は、本実施の形態に係る無線基地局10の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。また、図35では、説明の便宜上、無線基地局10aと隣接無線基地局10bとの機能構成を分けて説明するが、一つの無線基地局10が双方の機能構成を有してもよい。また、無線基地局10a、隣接無線基地局10bは、2つのマクロ基地局11であってもよいし、2つのスモール基地局12(例えば、スモール基地局12a、12b)マクロ基地局11及びスモール基地局12(又はスモール基地局12及びマクロ基地局11)であってもよい。
図35に示すように、無線基地局10aは、無線通信部201、スケジューリング部202、UL/DL構成決定部203、干渉制御情報決定部204(決定部)を具備する。
無線通信部201は、UL/DL構成決定部203で決定されるUL/DL構成を用いて、ユーザ端末20と無線通信を行う。具体的には、無線通信部201は、スケジューリング部202によるスケジューリング結果に従って、ユーザ端末20に対する下り信号の送信処理(例えば、符号化、変調など)を行う。また、無線通信部201は、ユーザ端末20からの上り信号の受信処理(例えば、復調、復号など)を行う。
スケジューリング部202は、ユーザ端末20に対する無線リソースの割当て(スケジューリング)を行う。具体的には、スケジューリング部202は、ユーザ端末20からフィードバック情報(例えば、CQI:Channel Quality Indicator)に基づいて、ユーザ端末20に対して無線リソースを割り当てる。なお、無線リソースの割当て結果(スケジューリング結果)は、DCIとして下り制御チャネル(PDCCH又はEPDCCH)により送信されてもよい。
UL/DL構成決定部203は、ユーザ端末20との無線通信に用いられるUL/DL構成を決定する。UL/DL構成決定部203は、トラヒック情報などに基づいて、UL/DL構成を動的に決定してもよいし(ダイナミックTDD)、準静的に決定してもよい。決定されたUL/DL構成は、例えば、下り制御チャネル(PDCCH、EPDCCH)、報知チャネル(PBCH)、SIB(System Information Block)、RRCシグナリングなどにより、ユーザ端末20に通知される。
干渉制御情報決定部204は、UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する。具体的には、干渉制御情報決定部204は、干渉制御情報として、上述のIOI(被干渉レベル情報)と基地局間干渉情報(eNB-to-eNB interference indicator)とを決定してもよい(態様1)。
ここで、基地局間干渉情報は、変動レベル情報(UL Interference Fluctuation)(態様1.1)であってもよいし、サブフレーム種別情報(Subframe Type)(態様1.2)であってもよいし、干渉種別情報(Interference Type)(態様1.3)であってもよい。決定されたIOI及び基地局間干渉情報は、負荷情報(LOAD INFORMATION)メッセージに含められ、インタフェース部106から隣接無線基地局10bに送信される。
また、干渉制御情報決定部204は、干渉制御情報として、HII(与干渉レベル情報)と、サブフレーム種別情報(Subframe Type)と、を決定してもよい(態様2)。決定されたHII及びサブフレーム種別情報は、負荷情報(LOAD INFORMATION)メッセージに含められ、インタフェース部106から隣接無線基地局10bに送信される。
また、干渉制御情報決定部204は、干渉制御情報として、UL/DL構成情報(Dynamic TDD UL-DL-configuration indicator)を決定してもよい(態様3)。ここで、UL/DL構成情報は、ダイナミック割当情報(Dynamic Subframe Assignment)(態様3.1)であってもよいし、ダイナックTDD設定情報(Dynamic configuration)(態様3.2)であってもよい。決定されたUL/DL構成情報は、更新通知(ENB CONFIGURATION UPDATE)メッセージに含められ、インタフェース部106から隣接無線基地局10bに送信される。
また、干渉制御情報決定部204は、干渉制御情報として、ダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD、eIMTA capability indicator)を決定してもよい(態様4)。決定されたダイナミックTDDサポート情報は、更新通知(ENB CONFIGURATION UPDATE)メッセージに含められ、インタフェース部106から隣接無線基地局10bに送信される。
一方、隣接無線基地局10bは、無線通信部301、干渉制御部302、UL/DL構成決定部303、スケジューリング部304を具備する。
無線通信部301は、UL/DL構成決定部303で決定されるUL/DL構成を用いて、ユーザ端末20と無線通信を行う。具体的には、無線通信部301は、スケジューリング部304によるスケジューリング結果に従って、ユーザ端末20に対する下り信号の送信処理(例えば、符号化、変調など)を行う。また、無線通信部301は、ユーザ端末20からの上り信号の受信処理(例えば、復調、復号など)を行う。
干渉制御部302は、無線基地局10aからの干渉制御情報に基づいて、UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御を行う。例えば、干渉制御部302は、上述のIOI(被干渉レベル情報)と基地局間干渉情報(eNB-to-eNB interference indicator)とに基づいて、基地局間干渉が存在するか否かを検出する(態様1)。この場合、干渉制御部302は、検出結果に基づいて、ユーザ端末20に対する下り信号の送信電力を低下させてもよい。
また、干渉制御部302は、上述のHII(与干渉レベル情報)とサブフレーム種別情報(Subframe Type)とに基づいて、無線基地局10からの干渉が高い無線リソース(例えば、PRB)を検出する(態様2)。この場合、干渉制御部302は、当該無線リソースにユーザ端末20を割り当てないようにスケジューリング部304に指示してもよい。
また、干渉制御部302は、上述のUL/DL構成情報(Dynamic TDD UL-DL-configuration indicator)に基づいて、セル間干渉が生じるか否かを検出する(態様3)。この場合、干渉制御部302は、無線基地局10aと同一のUL/DL構成を決定するようにUL/DL構成決定部303に指示してもよい。
また、干渉制御部302は、上述のダイナミックTDDサポート情報(Dynamic TDD)に基づいて、セル間干渉が生じるか否かを検出する(態様3)。この場合、干渉制御部302は、自局におけるダイナミックTDDを適用するか否かを変更してもよい。
UL/DL構成決定部303は、ユーザ端末20との無線通信に用いられるUL/DL構成を決定する。UL/DL構成決定部303は、干渉制御部302からの指示情報や、トラヒック情報などに基づいて、UL/DL構成を動的に決定してもよいし(ダイナミックTDD)、準静的に決定してもよい。決定されたUL/DL構成は、例えば、下り制御チャネル(PDCCH、EPDCCH)、報知チャネル(PBCH)、SIB(System Information Block)、RRCシグナリングなどにより、ユーザ端末20に通知される。
スケジューリング部304は、ユーザ端末20に対する無線リソースの割当て(スケジューリング)を行う。具体的には、スケジューリング部304は、干渉制御部302からの指示情報や、ユーザ端末20からフィードバック情報(例えば、CQI)などに基づいて、ユーザ端末20に対して無線リソースを割り当てる。なお、無線リソースの割当て結果(スケジューリング結果)は、DCIとして下り制御チャネル(PDCCH又はEPDCCH)により送信されてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1では、固定サブフレームとフレキシブルサブフレームとの干渉制御に用いられる干渉制御情報が、基地局間インタフェースを介して、無線基地局10aから隣接無線基地局10bにシグナリングされる。このため、セル間干渉の影響を軽減できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。また、各実施の態様は適宜組み合わせて適用することが可能である。
1…無線通信システム、
10…無線基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…インタフェース部
201…無線通信部
202…スケジューリング部
203…UL/DL構成決定部
204…干渉制御情報決定部
301…無線通信部
302…干渉制御部
303…UL/DL構成決定部
304…スケジューリング部

Claims (10)

  1. 無線基地局間インタフェースを介して隣接無線基地局に接続される無線基地局であって、
    無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成を示すUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する決定部と、
    前記無線基地局間インタフェースを介して、前記干渉制御情報を前記隣接無線基地局に送信するインタフェース部と、を具備することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記干渉制御情報は、前記無線基地局が受ける干渉レベルを示す被干渉レベル情報と、前記フレキシブルサブフレームにおいて基地局間干渉が存在するか否かを示す基地局間干渉情報と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記基地局間干渉情報は、前記固定サブフレームにおいて前記無線基地局が受ける干渉と前記フレキシブルサブフレームにおいて前記無線基地局が受ける干渉との変動レベルを示す変動レベル情報と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記基地局間干渉情報は、前記被干渉レベル情報によって示される干渉レベルが、前記固定サブフレーム又は前記フレキシブルサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示すサブフレーム種別情報であることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  5. 前記基地局間干渉情報は、前記被干渉レベル情報によって示される干渉レベルが、上り干渉又は下り干渉のいずれの干渉レベルであるかを示す干渉種別情報であることを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  6. 前記干渉制御情報は、前記無線基地局が与える干渉レベルを示す与干渉レベル情報と、前記与干渉レベル情報によって示される干渉レベルが、前記固定サブフレーム又は前記フレキシブルサブフレームのいずれの干渉レベルであるかを示すサブフレーム種別情報と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線基地局。
  7. 前記干渉制御情報は、前記UL/DL構成を動的に変更するダイナミックTDDを適用する場合に、使用されるUL/DL構成を示すUL/DL構成情報であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線基地局。
  8. 前記干渉制御情報は、前記UL/DL構成を動的に変更するダイナミックTDDをサポートするか否かを示すダイナミックTDDサポート情報であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線基地局。
  9. 無線基地局が無線基地局間インタフェースを介して隣接無線基地局に接続される無線通信システムであって、
    前記無線基地局が、
    無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成を示すUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する決定部と、
    前記無線基地局間インタフェースを介して、前記干渉制御情報を前記隣接無線基地局に送信するインタフェース部と、を具備し、
    前記隣接無線基地局が、
    前記無線基地局から前記干渉制御情報を受信するインタフェース部と、
    前記干渉制御情報に基づいて、前記固定サブフレームと前記フレキシブルサブフレームとの干渉制御を行う干渉制御部と、
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
  10. 無線基地局間インタフェースを介して隣接無線基地局に接続される無線基地局における無線通信方法であって、
    無線フレーム内の上りサブフレームと下りサブフレームとの構成を示すUL/DL構成を用いて、ユーザ端末と無線通信を行う工程と、
    前記UL/DL構成における固定サブフレーム及びフレキシブルサブフレームの干渉制御に用いられる干渉制御情報を決定する工程と、
    前記無線基地局間インタフェースを介して、前記干渉制御情報を前記隣接無線基地局に送信する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。

JP2013116718A 2013-06-03 2013-06-03 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法 Active JP6111144B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116718A JP6111144B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
CN201480034505.8A CN105309032A (zh) 2013-06-03 2014-04-17 无线基站、无线通信系统及无线通信方法
US14/895,221 US20160128073A1 (en) 2013-06-03 2014-04-17 Radio base station, radio communication system and radio communication method
EP14806905.7A EP3007506A4 (en) 2013-06-03 2014-04-17 Wireless base station, wireless communication system, and wireless communication method
PCT/JP2014/060966 WO2014196276A1 (ja) 2013-06-03 2014-04-17 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
PH12015502660A PH12015502660A1 (en) 2013-06-03 2015-11-27 Radio base station, radio communication system, and radio communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116718A JP6111144B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014236369A true JP2014236369A (ja) 2014-12-15
JP2014236369A5 JP2014236369A5 (ja) 2016-04-28
JP6111144B2 JP6111144B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=52007930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013116718A Active JP6111144B2 (ja) 2013-06-03 2013-06-03 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20160128073A1 (ja)
EP (1) EP3007506A4 (ja)
JP (1) JP6111144B2 (ja)
CN (1) CN105309032A (ja)
PH (1) PH12015502660A1 (ja)
WO (1) WO2014196276A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018203416A1 (ja) * 2017-05-02 2018-11-08 株式会社Nttドコモ 基地局、及び構成情報送信方法
JP2019530380A (ja) * 2016-09-07 2019-10-17 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信方法および基地局
US10567202B2 (en) 2015-03-20 2020-02-18 Ntt Docomo, Inc. User equipment and base station

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6285647B2 (ja) * 2013-06-14 2018-02-28 株式会社Nttドコモ 無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法
EP3343970B1 (en) 2015-10-08 2020-05-27 Huawei Technologies Co., Ltd. Interference indication method and apparatus
CN107113622B (zh) 2015-12-18 2020-12-01 华为技术有限公司 干扰抑制方法、装置及系统
CN106301686B (zh) 2016-08-16 2019-10-11 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 基于动态帧结构的上行调度方法及上行调度装置和基站
CN112292881A (zh) * 2018-06-08 2021-01-29 上海诺基亚贝尔股份有限公司 用于动态时分双工的偏差控制
WO2020062021A1 (en) 2018-09-28 2020-04-02 Qualcomm Incorporated Enhancement by aggressor victim relation
US20210112550A1 (en) * 2019-10-10 2021-04-15 T-Mobile Usa, Inc. Detecting interference between base stations and microwave backhaul transceivers
CN114006948B (zh) * 2020-07-28 2024-07-26 中国电信股份有限公司 灵活帧结构配置方法、无线智能控制器及基站
WO2024161364A1 (en) * 2023-02-02 2024-08-08 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Generation of cross-link interference reference signals

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013007010A1 (en) * 2011-07-08 2013-01-17 Renesas Mobile Corporation Methods, apparatuses and computer program products for interference mitigation via channel reservation in la tdd network
WO2013059978A1 (en) * 2011-10-24 2013-05-02 Renesas Mobile Corporation Downlink-uplink configuration determination

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US132392A (en) * 1872-10-22 Improvement in sofa-bedsteads
EP2392183A1 (en) * 2009-01-27 2011-12-07 Nokia Corp. Method and apparatus for dynamically modifying a transmission frame
US8538450B2 (en) * 2009-07-16 2013-09-17 Qualcomm Incorporated User equipment and base station behavior in response to an overload indicator
US8923126B2 (en) * 2010-06-18 2014-12-30 Mediatek Method for coordinating transmissions between different communications apparatuses and communications apparatuses utilizing the same
US20130301423A1 (en) * 2012-05-11 2013-11-14 Alexander Sirotkin Method, system and apparatus of time-division-duplex (tdd) uplink-downlink (ul-dl) interference management
US8982741B2 (en) * 2012-05-11 2015-03-17 Intel Corporation Method, system and apparatus of time-division-duplex (TDD) uplink-downlink (UL-DL) configuration management
GB2505906B (en) * 2012-09-13 2014-11-26 Vodafone Ip Licensing Ltd Multicoordination scheduling
EP3883170B1 (en) * 2012-09-28 2022-11-30 BlackBerry Limited Methods and apparatus for enabling enhancements to flexible subframes in lte heterogeneous networks
CN104066093B (zh) * 2013-03-18 2018-03-23 财团法人工业技术研究院 无线通信系统的干扰管理方法、锚点设备、基站及其系统

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013007010A1 (en) * 2011-07-08 2013-01-17 Renesas Mobile Corporation Methods, apparatuses and computer program products for interference mitigation via channel reservation in la tdd network
WO2013059978A1 (en) * 2011-10-24 2013-05-02 Renesas Mobile Corporation Downlink-uplink configuration determination

Non-Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014028357; LG Electronics: 'Backhaul Signaling Support for ICIC in Dynamic TDD UL-DL Reconfigurations' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #73 R1-132227 , 20130520 *
JPN6016015215; ZTE: 'OI enhancement in multi-cell scenario' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #73 R1-132107 , 20130511 *
JPN6016015217; Nokia Corporation, Nokia Siemens Networks: 'Enhanced uplink power control for dynamic TDD UL/DL reconfiguration' 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #73 R1-132295 , 20130511 *
JPN6016015219; Samsung: 'Power control in flexible subframes for eIMTA' 3GPP TSG RAN WG1 #72 R1-130290 , 20130119 *
JPN6016015221; Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Alcatel-Lucent: 'Backhaul signaling analysis for eIMTA interference mitigation' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #73 R1-132050 , 20130511 *
JPN6016015223; NTT DOCOMO: 'Discussion on Backhaul Signaling for eIMTA' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #74 R1-133450 , 20130810 *
JPN6016015224; NTT DOCOMO: 'Further Discussion on Backhaul Signaling for eIMTA' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #74bis R1-134490 , 20130928 *
JPN6016015226; NTT DOCOMO: 'Further Discussion on Subframe-Set Dependent ICIC' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #74bis R1-134489 , 20130928 *
JPN6016015228; Intel Corporation: 'Discussion on backhaul signaling and inter-eNB measurements to support DL-UL interference mitigation' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #73 R1-132392 , 20130511 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10567202B2 (en) 2015-03-20 2020-02-18 Ntt Docomo, Inc. User equipment and base station
JP2019530380A (ja) * 2016-09-07 2019-10-17 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信方法および基地局
US10904064B2 (en) 2016-09-07 2021-01-26 Huawei Technologies Co., Ltd. Communication method and base station
WO2018203416A1 (ja) * 2017-05-02 2018-11-08 株式会社Nttドコモ 基地局、及び構成情報送信方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3007506A4 (en) 2017-01-11
US20160128073A1 (en) 2016-05-05
CN105309032A (zh) 2016-02-03
WO2014196276A1 (ja) 2014-12-11
PH12015502660A1 (en) 2016-03-07
EP3007506A1 (en) 2016-04-13
JP6111144B2 (ja) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6111144B2 (ja) 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
CN105493552B (zh) 用于针对具有动态UL-DL的LTE TDD eIMTA系统中的灵活子帧的非周期CSI报告触发的方法
US9504084B2 (en) Method to support an asymmetric time-division duplex (TDD) configuration in a heterogeneous network (HetNet)
KR101876884B1 (ko) 전기통신시스템에서 채널 상태 정보를 보고하기 위한 방법 및 배열
US9014171B2 (en) Method and system for uplink interference management in heterogeneous cellular networks
JP6285647B2 (ja) 無線基地局、無線通信システムおよび無線通信方法
US10820318B2 (en) User terminal, radio base station and radio communication method based upon downlink control in current subframe
JP6698519B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法
JP5781016B2 (ja) 無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
EP3410762B1 (en) User terminal, wireless base station, and wireless communication method
EP3442256A1 (en) User terminal and wireless communication method
JP6153350B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法
US9681457B2 (en) Method and apparatus for coordinating inter-cell interference
JP2014155093A (ja) 無線基地局、ユーザ端末、セル選択方法及び無線通信システム
JP6301065B2 (ja) 無線基地局、ユーザ端末および無線通信方法
US20190014588A1 (en) User terminal, radio base station, and radio communication method
US10609652B2 (en) User terminal, radio base station and radio communication method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160311

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160311

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160311

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6111144

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250