JP2014235688A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部記憶装置を画像形成装置に接続したときに、ユーザの使用権限を考慮した認証を行うことにより、高いセキュリティを確保することを目的とする。【解決手段】プリンタ1に外部メモリMを接続したときに、ユーザ判定部48は、ユーザ対応テーブル記憶部46に記憶されているユーザ対応テーブルを参照して、接続された外部メモリMの使用を許可されたユーザとログインしているユーザとが一致しているか否かを判定する。ユーザ判定部48が一致していると判定した後に、外部メモリ認証部49は、外部メモリ認証テーブル記憶部47を参照して、接続された外部メモリMの外部メモリ情報に対応する認証コードと外部メモリMが記憶している認証コードとに基づいて認証を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に関し、特にセキュリティ機能を有する外部記憶装置を接続可能な画像形成装置に関するものである。
画像形成装置としてのプリンタの中には、外部記憶装置(外部メモリ)と接続可能になっているものがある。そして、プリンタは、外部メモリに記憶された印刷データに基づいて印刷を行う。外部メモリにはセキュリティ機能を有するものがあり、認証が成功した場合にのみ、外部メモリに記憶されている印刷データにアクセス可能とするものがある。
この種の技術が特許文献1に開示されている。特許文献1の情報処理装置は、認証用コードと外部メモリに対応する認証方法とを記憶し、外部メモリに対応する認証用コードを外部メモリに入力することで成功させるようにしている。
特許第4900152号公報
特許文献1の技術では、情報処理装置がセキュリティ機能付きの外部メモリの記憶領域にアクセス可能にしているが、ユーザごとの外部メモリの使用権限については考慮されていない。つまり、情報処理装置は外部メモリの認証は行うが、その外部メモリについてユーザごとの使用権限については何らの制限も行っていない。
このため、認証が成功した外部メモリを使用すれば、使用権限がないユーザも外部メモリの記憶領域にアクセス可能になる。使用権限の有無によって外部メモリの記憶領域にアクセス可能とするか否かはセキュリティを確保する上で重要な問題となる。
そこで、本発明は、外部記憶装置を画像形成装置に接続したときに、ユーザの使用権限を考慮した認証を行うことにより、高いセキュリティを確保することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、画像形成装置であって、外部記憶装置を識別する外部記憶装置識別情報と前記外部記憶装置の使用を許可されたユーザとを対応付けた第1のテーブルと、前記外部記憶装置識別情報と当該外部記憶装置識別情報により識別される外部記憶装置の認証コードとを対応付けた第2のテーブルとを記憶するテーブル記憶部と、前記画像形成装置に対するログイン処理を行うログイン処理部と、前記画像形成装置にログインしたユーザを記憶するログインユーザ記憶部と、前記外部記憶装置が接続されたときに、前記ログインユーザ記憶部が記憶しているユーザが、接続された外部記憶装置の使用を許可されたユーザとして前記第1のテーブルに登録されているか否かを判定するユーザ判定部と、前記ユーザ判定部が登録されていると判定した後に、前記第2のテーブルを参照して、接続された前記外部記憶装置の外部記憶装置識別情報に対応する認証コードと前記外部記憶装置が記憶している認証コードとに基づいて認証を行う外部記憶装置認証部と、を備えている。
この画像形成装置によれば、ユーザ判定部が第1のテーブルを参照して、現在ログインしているユーザが外部記憶装置の使用を許可されたユーザであるか否かを判定しているため、ユーザごとに外部記憶装置の使用権限を管理することができる。これにより、高いセキュリティを確保することができる。
また、前記第1のテーブルおよび前記第2のテーブルに未登録の外部記憶装置が接続されたときに、当該外部記憶装置の正当な認証コードが入力された場合には、当該外部記憶装置を前記ログインユーザ記憶部が記憶しているユーザと対応付けて前記第1のテーブルに追加登録し、前記外部記憶装置と入力された前記正当な認証コードとを対応付けて前記第2のテーブルに追加登録する外部記憶装置登録部、を備えてもよい。
この画像形成装置によれば、第1のテーブルおよび第2のテーブルに外部記憶装置が未登録の場合には、外部記憶装置登録部がユーザと認証コードとを対応付けて追加登録を行うことで、次回以降に当該外部記憶装置を用いて印刷を行うときには、認証コードを入力することなく、自動的に認証が成功するようになる。
また、前記外部記憶装置に記憶される印刷データに当該印刷データを作成した作成者に関するデータが付されており、さらに、前記ログインユーザ記憶部が記憶しているログインしているユーザと前記作成者とが一致している場合には、印刷データの印刷処理を自動で開始する印刷制御部、を備えてもよい。
この画像形成装置によれば、印刷データに記憶されたユーザとログインしているユーザとが一致しているときには、印刷データを作成した本人による印刷のため、印刷を制限する必要が無く、自動で印刷処理を開始させることができる。これにより、ユーザに操作を要求することなく、自動印刷がされるため、ユーザの利便性が向上する。
本発明によれば、外部記憶装置を画像形成装置に接続したときに、ユーザの使用権限を考慮した認証を行うことにより、高いセキュリティを確保することができる。
実施形態における画像形成装置の内部構成図である。 実施形態の制御を行うための機能ブロック図である。 ユーザ対応テーブルの一例を示す図である。 外部メモリ認証テーブルの一例を示す図である。 実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、画像形成装置としてのプリンタ1の内部構成を示している。プリンタ1にはオプション装置として排紙装置2が接続されている。図1に示したプリンタ1は一例であり、他の構成のプリンタ1を採用してもよい。また、プリンタ1には排紙装置2が接続されているが、排紙装置2は接続されていなくてもよいし、他のオプション装置が接続されていてもよい。
プリンタ1は印刷用紙に所定の画像や文字、イラスト等を印刷する装置である。排紙装置2はプリンタ1が印刷した用紙に所定の処理を施して、排紙を行う装置である。排紙装置2はプリンタ1に着脱可能に接続されている。
プリンタ1は、外部給紙台11と内部給紙台12と外部給紙ローラ13と内部給紙ローラ14とレジストローラ15と搬送ベルト16と印刷部17と上昇搬送ローラ18と水平搬送ローラ19と切り替え部20と排紙搬送ローラ21と反転搬送ローラ22と反転ローラ23と再給紙ローラ24と表示部25とを備えている。また、プリンタ1は、給紙系搬送経路FRと通常搬送経路CRと排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRとを備えている。
外部給紙台11は印刷に用いられる用紙を積載している。ここでは、外部給紙台11は一部がプリンタ1から外部に露出して設置されている。内部給紙台12も同様に印刷に用いられる用紙を積載している。ここでは、内部給紙台12はプリンタ1の内部に設置されている。外部給紙台11および内部給紙台12は給紙を行う給紙手段として機能する。
外部給紙ローラ13は外部給紙台11から用紙を1枚ずつ取り出して、給紙系搬送経路FRに沿って、レジストローラ15へ向けて搬送する。内部給紙ローラ14も同様に、内部給紙台12から用紙を1枚ずつ取り出して、給紙系搬送経路FRに沿って、レジストローラ15へ向けて搬送する。
レジストローラ15は、外部給紙ローラ13、内部給紙ローラ14、再給紙ローラ24、から搬送されてきた用紙を一旦停止させる。その後、斜行補正を行い、搬送ベルト16および印刷部17に向けて搬送する。
搬送ベルト16は、レジストローラ15の下流側に配置され、レジストローラ15により搬送された用紙を、搬送ベルト16の表面に形成された搬送面に吸着させつつ、搬送する。搬送ベルト16は、駆動ローラおよび従動ローラに架け渡される環状の無端状ベルトである。
搬送ベルト16には、用紙を吸着保持するための貫通孔であるベルト孔(図示せず)が多数形成されている。搬送ベルト16は、駆動ローラの駆動により、図1における時計回り方向に回転することで、搬送面上に吸着保持した用紙を図1における右方向に向けて搬送する。
印刷部17は、搬送ベルト16の上部に配置され、用紙の搬送方向と略直交する方向に複数のノズル列が配列されたラインタイプのインクジェットヘッドを有する。印刷部17は、搬送ベルト16により搬送される用紙にインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して画像を印刷する。
上昇搬送ローラ18は、用紙をニップしつつ、搬送ベルト16から受け渡され、印刷部17により印刷された用紙を図1における上昇方向へ、水平搬送ローラ19に向けて搬送する。
水平搬送ローラ19は用紙をニップしつつ、上昇搬送ローラ18から受け渡された用紙を図1における右方向から左方向へ搬送する。水平搬送ローラ19は、通常搬送経路CRに沿って配置されている。
切り替え部20は、用紙の搬送経路を排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRとの間で切り替えるように構成されている。切り替え部20は、排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRとの分岐点に配置されている。
例えば、用紙に両面印刷される場合、切り替え部20は、片面印刷済みの用紙を反転搬送経路SR側に用紙が搬送されるように切り替えを行う。そして、反転搬送ローラ22は通常搬送経路CRから切り替え部20により切り替えられた用紙を反転ローラ23に向けて搬送する。
反転ローラ23は、片面印刷済みの用紙を一時的に反転搬送経路SRに搬入した後に搬出して、再給紙ローラ24へ向けて搬送する。反転ローラ23は、反転搬送経路SR上に配置されている。反転搬送経路SRは、用紙を一時的に搬入するための空間である。反転搬送経路SRは排紙装置2の下方に形成されている。
再給紙ローラ24は、反転ローラ23により搬送されてきた用紙をレジストローラ15へ向けて搬送する。再給紙ローラ24は、反転ローラ23とレジストローラ15とで形成される経路上に配置されている。反転ローラ23により表裏が反転された用紙は、未印刷面が上向きとなる状態でレジストローラ15から搬送ベルト16に搬送される。そして、印刷部17により未印刷面が印刷された用紙は、上昇搬送ローラ18および水平搬送ローラ19を搬送される。
また、片面印刷または両面印刷で用紙が排紙される場合、通常搬送経路CRにおける切り替え部20に到達すると、排紙系搬送経路DRに切り替えられ、切り替え部20から、排紙搬送ローラ21にニップされながら搬送される。
排紙搬送ローラ21は、水平搬送ローラ19から用紙を受け取り、ニップしながら、排紙装置2に向けて搬送する。
表示部25は、プリンタ1におけるユーザからの指示を操作するパネルであり、プリンタの装置上面に備えられている。表示部25はタッチパネルディスプレイ方式としてもよく、この場合には、表示部25は後述する操作部41として機能する。
次に、排紙装置2の構成について説明する。排紙装置2はプリンタ1に接続され、印刷処理がなされた用紙は、排紙系搬送経路DRから排紙装置2に搬送される。排紙装置2は、後処理搬送ローラ31と排紙ローラ32と反転搬出ローラ33と支持部材34と後処理送出ローラ35と後処理部36と排紙台37とを備えている。
プリンタ1の排紙系搬送経路DRから搬送される用紙は、排紙搬送ローラ41により受け取られ、搬送される。また、排紙ローラ32は、後処理搬送ローラ31から用紙をニップする。そして、反転搬出ローラ33は排紙ローラ32から用紙を受け取り、排紙台37に用紙を1枚ずつ排紙する。
また、用紙に対してステープル処理やパンチ処理等の後処理を行うときには、用紙は支持部材34に排紙されるとともに、後処理送出ローラ35によって、後処理部36に送出される。後処理部36に送出された用紙はステープル処理やパンチ処理等の後処理が行われる。
次に、図2を参照して、本実施形態の制御を行うための機能ブロック図について説明する。プリンタ1は、操作部41と外部メモリインタフェース42と制御部43とを備えている。制御部43は、プリンタ1に配設された各ローラ、印字部17等を統括制御する。また、制御部43は、ログイン処理部44とログインユーザ記憶部45とユーザ対応テーブル記憶部46と外部メモリ認証テーブル記憶部47とユーザ判定部48と外部メモリ認証部49と外部メモリ登録部50と印刷制御部51とを備えている。
なお、ログインユーザ記憶部45とユーザ対応テーブル記憶部46と外部メモリ認証テーブル記憶部47とはそれぞれ分けて説明するが、これらは物理上1つの記憶部から構成されるものであっても良い。例えば、各記憶部が記憶する情報は同一の記憶装置の異なる領域に記憶するようにしてもよい。
制御部43はプリンタ1に実装されており、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を備えている。RAMに展開された所定のプログラムを実行することにより、制御部43の機能が実行される。
操作部41はユーザが情報を入力して操作を行うために設けられている。前述したように、表示部25がタッチパネルディスプレイであれば、表示部25を操作部41とすることができる。
外部メモリインタフェース42は、外部メモリMを接続するためのインターフェイスである。外部メモリMは可搬型の外部記憶装置であり、種々の外部記憶装置を適用することができる。また、外部メモリMはセキュリティ機能を有しており、セキュリティ認証が成功しない限り、外部メモリMに記憶されているデータにアクセスすることができない。
次に、制御部43について説明する。ログイン処理部44は、ユーザがプリンタ1にログインしたときの処理を行う。ログイン処理部44は、プリンタ1を使用しているユーザを識別する。ログイン処理部44が識別したユーザはログインユーザ記憶部45に記憶される。
ユーザ対応テーブル記憶部46はユーザ対応テーブル(第1のテーブル)を記憶する。図3はユーザ対応テーブルの一例を示している。ユーザ対応テーブルは、登録ユーザ名をキーとして、当該登録ユーザがアクセス権限(使用権限)を有する外部メモリMを識別するための情報を外部メモリ情報(外部記憶装置識別情報)として記憶する。外部メモリ情報は、外部メモリMを識別できれば、任意の情報を採用することができる。
図3の例では、外部メモリ情報は、外部メモリMの製造元を示すメーカ名とシリアル番号とにより特定される。これら2つの情報に基づいて、外部メモリMを一意に特定することができる。なお、図3の例では、メーカ名「BBB」且つシリアル番号「34567」の外部メモリMについては、ユーザAおよびBの両者にアクセス権限がある。
外部メモリ認証テーブル記憶部47は外部メモリ認証テーブル(第2のテーブル)を記憶する。図4は外部メモリ認証テーブルの一例を示している。外部メモリ認証テーブルは、外部メモリ情報と認証コードとを関連付けてテーブル形式で記憶している。外部メモリ情報は前述したように外部メモリMを識別するための情報である。認証コードは外部メモリMに記憶されているデータへのアクセスを許可するためのコードである。
なお、図4の例では、同一のメーカ名「CCC」として、シリアル番号「12345」とシリアル番号「56789」との2つが外部メモリ情報として外部メモリ認証テーブル記憶部47に記憶されている。
ユーザ判定部48は、外部メモリインタフェース42に外部メモリMが接続されたときに、外部メモリMから外部メモリ情報を取得する。そして、ユーザ対応テーブル記憶部46に記憶されているユーザ対応テーブルを参照して、ログインしているユーザが接続された外部メモリMの使用が許可されたユーザとして登録されているか否かの判定を行う。
外部メモリ認証部(外部記憶装置認証部)49は、ユーザ判定部48の判定後に、外部メモリMから外部メモリ情報および認証コードを取得する。そして、外部メモリ認証部49は、外部メモリ認証テーブルから外部メモリ情報を参照して、外部メモリMから取得した外部メモリ情報の認証コードと外部メモリ認証テーブルから取得した認証コードとが一致しているか否かにより認証を行う。
なお、外部メモリ認証部49は認証コード以外の手法を用いて認証を行ってもよい。例えば、指紋等の生体情報を用いて認証を行うものであってもよい。
外部メモリ登録部(外部記憶装置登録部)50は、未登録の外部メモリMをログインしているユーザと対応付けてユーザ対応テーブル記憶部46に追加登録し、また、未登録の外部メモリMと認証コードとを対応付けて外部メモリ認証テーブル記憶部47に追加登録する。未登録の外部メモリMを登録する作業はユーザが操作部41を操作することにより行う。
印刷制御部51は、印刷データに付されている作成者とログインしているユーザとが一致している場合に、印刷データを自動的に印刷するように制御する。作成者が印刷データを作成したときに、作成者の情報が印刷データに付されており、外部メモリMに作成者の情報が記憶される。印刷制御部51はログインユーザ記憶部45が記憶しているユーザと外部メモリMの作成者の作成者とが一致している場合(例えば、識別IDが一致している場合等)、外部メモリMの印刷データを自動的に印刷する制御を行う。
次に、本実施形態の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。ユーザは、図示しないパーソナルコンピュータ等を使用して、外部メモリMにプリンタ1で印刷を行うデータを記憶させる。このとき、外部メモリMには印刷を行うデータの作成者の情報も記憶される。外部メモリMはセキュリティ機能を有しており、認証コードが一致しなければ、記憶したデータを使用することができない。
ユーザは、外部メモリMに記憶されたデータをプリンタ1で印刷するときには、最初にユーザログインを行う(ステップS1)。ユーザログインの処理は、ログイン処理部44が行う。例えば、非接触式ICカード等を用いて、プリンタ1と通信することにより、プリンタ1はログインしたユーザを認識する。
これにより、ユーザはプリンタ1にログインすることができる。ログイン処理部44がユーザのログイン処理を行い、ログインしたユーザを識別する情報(例えば、ユーザ名やユーザID等)がログインユーザ記憶部45に記憶される。
次に、外部メモリMが検出されたか否かが判定される(ステップS2)。ユーザが外部メモリMを外部メモリインタフェース42に接続するまでは、外部メモリMは検出されない。そして、外部メモリMを接続したときに、外部メモリMが検出される。
外部メモリMが検出された後に、外部メモリMの認証が必要であるか否かの判定が行われる(ステップS3)。外部メモリMにセキュリティ機能がない場合等、格別に認証が必要ない場合には、後述するステップS9に進み、外部メモリMに記憶されている印刷データにアクセスして、印刷が行われる。
一方、外部メモリMにセキュリティ機能があり、認証が必要な場合は、ユーザ対応テーブル記憶部46に記憶されているユーザ対応テーブルを検索する(ステップS4)。このために、ユーザ判定部48は、外部メモリMから外部メモリ情報(メーカ名およびシリアル番号)を取得して、外部メモリ情報に対応する登録ユーザを検索する。
そして、ユーザ判定部48は、ログインユーザ記憶部45が記憶しているユーザが登録ユーザとして記憶されているか否かを判定する(ステップS5)。現在ログインしているユーザが既にプリンタ1に上記の外部メモリMを接続して印刷を行ったことがあれば、ユーザ対応テーブル記憶部46のユーザ対応テーブルには、現在ログインしているユーザが登録ユーザとして記憶されている。
従って、この場合は、ユーザ判定部48は、現在ログインしているユーザが登録ユーザとして登録されているため、正当な使用権限を持つユーザであることを確認できる。次に、外部メモリ認証部49は、外部メモリ認証テーブル記憶部47に記憶されている外部メモリ情報のうち、外部メモリMから取得した外部メモリ情報と一致する認証コードを取得する(ステップS6)。
そして、外部メモリ認証部49は外部メモリMから認証コードを取得する。外部メモリ認証部49は、外部メモリ認証テーブル記憶部47から取得した認証コードと外部メモリMから取得した認証コードとを比較する。これにより、認証処理が行われる(ステップS7)。
外部メモリ認証部49は、外部メモリ認証テーブル記憶部47から取得した認証コードと外部メモリMから取得した認証コードとが一致しているか否かに基づいて、認証が成功したか否かを判定する(ステップS8)。
認証が成功した場合には、プリンタ1は外部メモリMにアクセスすることができる(ステップS9)。プリンタ1は外部メモリMに記憶されている印刷データを読み出す。この印刷データは印刷ジョブであり、印刷ジョブが終了するまで印刷を行う。そして、印刷終了後に全体の処理を終了する。
ところで、ステップS5において、ユーザ判定部48が登録されていないと判定した場合、ログインユーザ記憶部45が記憶しているユーザが登録ユーザとして登録されていない場合には、ログインしているユーザは正当な使用権限を有しているか否かが不明である。
従って、ステップS5において、登録ユーザとして登録されていないと判定された場合には、外部メモリMを登録可能であれば(ステップS10)、ユーザ対応テーブル記憶部46のユーザ対応テーブルおよび外部メモリ認証テーブル記憶部47の外部認証テーブルに外部メモリMを登録する(ステップS11)。
同様に、ステップS8において、認証が失敗した場合も、外部メモリMを登録可能であれば(ステップS10)、ユーザ対応テーブル記憶部46のユーザ対応テーブルおよび外部メモリ認証テーブル記憶部47の外部認証テーブルに外部メモリMを登録する(ステップS11)。
外部メモリMを登録するときには、操作部41を操作して、外部メモリMの認証コードを入力する。外部メモリMの正当な使用権限を有するユーザであれば、認証コードを了知しており、当該ユーザは操作部41を操作して認証コードを入力することができる。一方、外部メモリMの正当な使用権限を有しないユーザは認証コードを知らないため、当該ユーザは操作部41から認証コードを入力できない。
正当な使用権限を有するユーザが外部メモリMの認証コードを入力したときには、外部メモリ登録部50が外部メモリ登録処理を行う。外部メモリ登録部50はユーザ対応テーブル記憶部46に対して、外部メモリMの外部メモリ情報に対応する登録ユーザに現在ログインしているユーザを追加登録する。
また、外部メモリ登録部50は、外部メモリ認証テーブル記憶部47に対して、外部メモリMの外部メモリ情報に対応する認証コードに、前述した操作部41を用いて入力された認証コードを登録する。以上により、外部メモリ登録処理が終了する。
外部メモリ登録処理が終了すると、再びステップS4に戻る。ステップS4で、ユーザ対応テーブルが検索されるが、ステップS11の外部メモリ登録処理により、ユーザ対応テーブルには、ステップS11で追加された外部メモリMに関する情報が新たに登録されている。よって、ステップS5では、現在ログインしているユーザが登録ユーザとして登録されているため、肯定処理(Yes)され、ステップS6へと処理が移行する。
また、ステップS11の外部メモリ登録処理において、外部メモリMの認証コードが外部メモリ認証テーブル記憶部47に登録されているため、ステップS7の認証処理において、認証は成功する。
従って、プリンタ1は外部メモリMにアクセスすることができ、外部メモリMに記憶されている印刷ジョブを取得することができる。そして、プリンタ1は印刷ジョブに基づいて、印刷を行うことができる。
以上に説明したように、ユーザ判定部48は、ユーザ対応テーブル記憶部46に記憶されている登録ユーザとログインユーザ記憶部45が記憶している現在ログインしているユーザとが一致しているか否かを判定している。外部メモリMの外部メモリ情報に対応する登録ユーザが既にユーザ対応テーブル記憶部46に記憶されていれば、現在ログインしているユーザは正当な使用権限を有しているものと判定することができる。
これにより、外部メモリMをプリンタ1に接続したときに、ユーザごとに使用権限を管理することができる。また、1つの外部メモリMを複数のユーザで共有した場合でも、ユーザごとに使用権限を管理することができる。つまり、ユーザ対応テーブル記憶部46でユーザごとに外部メモリMを対応させているため、同じ外部メモリMでもユーザが異なれば、アクセスすることができなくなくなる。
従って、外部メモリMをプリンタ1に接続したときの使用権限の管理をユーザごとに行っているため、高いセキュリティを確保することができる。
次に、具体例について説明する。ユーザAが、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報を持つ外部メモリMに記憶された印刷ジョブをプリンタ1で印刷する場合について説明する。なお、図3のユーザ対応テーブルにおいて、前記の外部メモリMの登録ユーザおよび外部メモリ情報は未登録であるものとする。同様に、外部メモリ認証テーブルについても、前記の外部メモリMの外部メモリ情報および認証コードも未登録であるものとする。
ユーザAは、図示しないパーソナルコンピュータで印刷データを外部メモリMに記憶させる。そして、ユーザAはプリンタ1にログインを行う。これにより、ログインユーザ記憶部45にはユーザAが現在ログインしていることが記憶される。
ユーザAは、プリンタ1の外部メモリインタフェース42に外部メモリMを接続する。外部メモリMはセキュリティ機能を有しているため、認証が必要であると判定される。ユーザ判定部48はユーザ対応テーブル記憶部46を検索して、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報にユーザAが登録されているか否かを検索する。
前述したように、この時点では、未登録であるため、外部メモリMを登録する処理に移行する。ユーザAは、正当な権限を持つユーザであり、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報を持つ外部メモリMの認証コードを了知している。従って、外部メモリMを登録することは可能である。
ここで、仮にユーザAが、当該外部メモリMを使用する正当な権限を有していないとすると、当該ユーザAは外部メモリMの認証コードを了知していない。このため、外部メモリMの登録を行うことができず、処理を終了する。これにより、ユーザAが正当な権限を有していない場合には、外部メモリMにアクセスすることができない。従って、セキュリティを確保することができる。
ここでは、ユーザAは正当な権限を有しており、認証コードを了知しているため、操作部41から認証コードを入力する。外部メモリ登録部50は、ユーザ対応テーブル記憶部46のユーザ対応テーブルの登録ユーザAに対応する外部メモリ情報として、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」を入力する。
同様に、外部メモリ登録部50は、外部メモリ認証テーブル記憶部47の外部メモリ認証テーブルに、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報に対応する認証コードとして、入力された認証コード「XXXXXX123」を登録する。
そして、ユーザ判定部48は再び、ユーザ対応テーブルを検索する。このときには、現在ログインしているユーザAに対応する外部メモリ情報としてメーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」が登録されている。
従って、ユーザAは外部メモリMを使用してプリンタ1で印刷を行う正当な権限を有するユーザであることが認識される。そして、外部メモリ認証部49は外部メモリMから認証コードを取得して、認証処理を行う。外部メモリ認証テーブルには、既にメーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報に対応する認証コード「XXXXXX123」が登録されているため、認証は成功する。
従って、プリンタ1は外部メモリMにアクセスすることが可能になる。プリンタ1は外部メモリMに記憶されている印刷ジョブを取得して、印刷ジョブに基づいて印刷を行う。これにより、処理が終了する。
以上の処理が終了した後には、ユーザ対応テーブルにはユーザAの外部メモリ情報としてメーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」が追加登録されている。このため、これ以降、メーカ名「CCC」且つシリアル番号「56789」の外部メモリ情報を持つ外部メモリMを用いてプリンタ1で印刷を行うときには、認証コードを入力することなく、印刷を行うことが可能になる。つまり、正当な権限を有するユーザであると認識される。
ところで、プリンタ1で印刷する印刷データをパーソナルコンピュータで作成し、作成した印刷データを外部メモリMに保存する場合、パーソナルコンピュータのプリンタドライバから印刷データが外部メモリMに保存される。パーソナルコンピュータは印刷データに当該印刷データの作成者(ユーザ)のデータを付して、外部メモリMに印刷データを記憶する。
前述したように、ユーザが外部メモリMを用いてログインを行うときには、ログイン処理部44がログイン処理を行い、ログインしたユーザの情報がログインユーザ記憶部45に記憶される。印刷制御部51は、外部メモリMに記憶されている印刷データの作成者(ユーザ)の情報とログインユーザ記憶部44が記憶しているユーザの情報とを比較し、一致しているか否かを判定する。
ユーザの情報が一致しているか否かは、例えば、ユーザ名やユーザID等を用いることができる。印刷制御部51は、前述のユーザの情報が一致していると判定したときには、プリンタ1に接続した外部メモリMの印刷データを自動的に印刷するように制御する。
この場合には、正当な権限を有するユーザが、自身の作成した印刷データを印刷しようとしていることが明らかである。よって、印刷制御部51は、自動的に印刷データの印刷を行うように制御する。これにより、ユーザに格別の操作を要求することなくなり、ユーザの利便性が向上する。
1 プリンタ
43 制御部
44 ログイン処理部
45 ログインユーザ記憶部
46 ユーザ対応テーブル記憶部
47 外部メモリ認証テーブル記憶部
48 ユーザ判定部
49 外部メモリ認証部
50 外部メモリ登録部
51 印刷制御部
M 外部メモリ

Claims (3)

  1. 画像形成装置であって、
    外部記憶装置を識別する外部記憶装置識別情報と前記外部記憶装置の使用を許可されたユーザとを対応付けた第1のテーブルと、前記外部記憶装置識別情報と当該外部記憶装置識別情報により識別される外部記憶装置の認証コードとを対応付けた第2のテーブルとを記憶するテーブル記憶部と、
    前記画像形成装置に対するログイン処理を行うログイン処理部と、
    前記ログイン処理部によりログインしたユーザを記憶するログインユーザ記憶部と、
    前記外部記憶装置が接続されたときに、前記ログインユーザ記憶部が記憶しているユーザが、接続された外部記憶装置の使用を許可されたユーザとして前記第1のテーブルに登録されているか否かを判定するユーザ判定部と、
    前記ユーザ判定部が登録されていると判定した後に、前記第2のテーブルを参照して、接続された前記外部記憶装置の外部記憶装置識別情報に対応する認証コードと前記外部記憶装置が記憶している認証コードとに基づいて認証を行う外部記憶装置認証部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記第1のテーブルおよび前記第2のテーブルに未登録の外部記憶装置が接続されたときに、当該外部記憶装置の正当な認証コードが入力された場合には、当該外部記憶装置を前記ログインユーザ記憶部が記憶しているユーザと対応付けて前記第1のテーブルに追加登録し、前記外部記憶装置と入力された前記正当な認証コードとを対応付けて前記第2のテーブルに追加登録する外部記憶装置登録部、
    を備えた請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記外部記憶装置に記憶される印刷データに当該印刷データを作成した作成者に関するデータが付されており、さらに、前記ログインユーザ記憶部が記憶しているユーザと前記作成者とが一致している場合には、印刷データの印刷処理を自動で開始する印刷制御部、
    を備えた請求項1または2記載の画像形成装置。
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