JP2014234347A - 染毛用シャンプー組成物 - Google Patents

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剛 平川
Takeshi Hirakawa
剛 平川
えりか 末永
Erika Suenaga
えりか 末永
川口 幸治
Koji Kawaguchi
幸治 川口
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Abstract

【課題】 本発明は、酸化染色処理によりヘアカラー処理された毛髪に対して高い色保持特性を有し、皮膚及び毛髪に対する作用は温和でも、皮脂汚れ等毛髪に付着する汚れを除去するには十分な洗浄力を有し、且つ高い起泡力を維持する染毛用シャンプー組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】一般式(1)で示されるアミドエーテルスルホサクシネート型アニオン性界面活性剤(A)並びに、エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)、硫酸エステル塩型アニオン性界面活性剤(B2)およびスルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)からなる群から選ばれる1種以上のアニオン性界面活性剤(B)を含有することを特徴とする染毛用シャンプー組成物である。
【選択図】 なし

Description

本発明は染毛用シャンプー組成物に関する。さらに詳しくはヘアカラー染色毛の褪色が少なく、毛髪や皮膚に対する作用が温和で、且つ、毛髪に付着した皮脂汚れ等の洗浄力がよく、起泡力が良い染毛用シャンプー組成物に関する。
従来から洗浄分野において洗浄剤成分として、高級アルコール、たとえばラウリルアルコールにエチレンオキサイドを2〜4モル程度付加した後、硫酸エステル塩にしたアニオン性界面活性剤などがシャンプー用途に広く用いられている。しかし、日常的に使用するものについては、人体に対する安全性、特に毛髪や皮膚に対する作用の温和な界面活性剤が求められており、低刺激性の界面活性剤としてアミノ酸系や、リン酸エステル系のアニオン性界面活性剤、また、両性界面活性剤を配合したものなどが多く提案されている。
一方、近年のヘアカラーがファッションになり多くの人が髪を染めおしゃれを楽しんでいる。しかし、一度、髪を染めても、シャンプーによってヘアカラーの色が褪色しやすいなど問題となっている。これに対しては、シャンプーの配合処方による改良や、界面活性剤の種類によって改良する方法なども提案されてきている(特許文献1〜3)。
特開平2−206696号公報 特開2003−95885号公報 特開2005−213209号公報
しかしながら、ヘアカラー染色毛の褪色が少なく、毛髪や皮膚に対する作用が穏やかで、且つ皮脂汚れ等の洗浄力、起泡力が良いシャンプー組成物について、満足なものはないというのが現状である。すなわち、従来のシャンプー組成物では、洗浄力、起泡力が良く、毛髪および皮膚に対する作用は温和でも染色毛に対しては褪色が十分に防げないこと、また、染色毛の褪色を防止しようとすると、洗浄剤本来の基本性能である洗浄力、起泡力が不十分など問題がある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、上記の課題を解決できることを見出し本発明に到達した。本発明は、一般式(1)で示されるアミドエーテルスルホサクシネート型アニオン性界面活性剤(A)並びに、エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)、硫酸エステル塩型アニオン性界面活性剤(B2)およびスルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)からなる群から選ばれる1種以上のアニオン性界面活性剤(B)を含有することを特徴とする染毛用シャンプー組成物である。
式中、Rは炭素数9〜18の脂肪族炭化水素基;Rは水素原子又はメチル基;Aは炭素数2又は3の1種以上のアルキレン基;nは1〜100の整数;ZおよびZは、いずれか一方が水素原子、もう一方がSOQ基を表し、XはQまたはRCONHCHCH(R)−(OA)−基を表す。Qは、水素カチオンまたはアルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、アンモニウムカチオン若しくはアミンカチオンである。複数のQは同一でも異なっていてもよい。
本発明の染毛用シャンプー組成物は、酸化染色処理によりヘアカラー処理された毛髪に対して高い色保持特性を有し、皮膚及び毛髪に対する作用は穏和でも、皮脂汚れ等毛髪に付着する汚れを除去するには十分な洗浄力を有し、且つ高い起泡力を維持する。
本発明における(A)は一般式(1)で表され、一般式(1)におけるRは炭素数9〜18の脂肪族炭化水素基であり、直鎖または分岐の脂肪族炭化水素基を表す。具体例としては、アルキル基(ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、2−エチルノニルおよび2−エチルデシル基など)、並びにアルケニル基(デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニルおよびペンタデセニル基など)が挙げられ、Rはこれらの混合物であってよい。Rのうち好ましいのは、直鎖の脂肪族炭化水素基であり、更に好ましくは炭素数10〜16の直鎖脂肪族炭化水素基である。
R2は水素原子またはメチル基であり、一般式(1)におけるRのうち好ましいのはメチル基である。
一般式(1)中、Aは炭素数2から4の1種以上のアルキレン基を表し、(OA)の部分は、炭素数2から4のアルキレンオキサイド(c1)の付加により形成される。(c1)としては、エチレンオキサイド(以下、EOと略記)、プロピレンオキサイド(以下、POと略記)、ブチレンオキサイド(以下、BOと略記)が挙げられ、これらは単独で付加されていても、ブロック付加またはランダム付加されていてもよい。これらのうち起泡性の観点から、EOの単独付加が好ましい。
nは(c1)の付加モル数に相当し、1〜100、好ましくは1〜20、さらに好ましくは1〜10の整数であり、nが100を超えると、十分な起泡力、洗浄力が得られない。また、nが1未満では泡質等の使用性が良くない。また、ZおよびZは、いずれか一方が水素原子、もう一方がSOQ基を表す。
XはQまたはRCONHCHCH(R)−(OA)n−基であり、Qとしては、水素カチオンまたはアルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、アンモニウムカチオン、若しくはアミンカチオンが挙げられる。XがRCONHCHCH(R)−(OA)n−基の場合のR、R、Aおよびnは上記のR、R、Aおよびnと同じであっても、または異なっていてもよい。これらのうち、Xとして好ましいのはQであり、更に好ましいのは、アルカリ金属カチオンまたは、アルカリ土類金属カチオンであり、さらに好ましくは、ナトリウムカチオン、カリウムカチオンまたはマグネシウムカチオンである。
アルカリ金属カチオンとしてはナトリウムカチオン、カリウムカチオン及びリチウムカチオン;アンモニウムカチオンとしては脂肪族および脂環式四級アンモニウムカチオン、例えばテトラ(シクロ)アルキルアンモニウムカチオン[炭素数1〜12のアルキル基(メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチルおよびドデシル基など)および/またはシクロアルキル基(シクロヘキシル基など)を有する;異なる(シクロ)アルキル基は同一でも異なっていてもよい]。アルカリ土類金属カチオンとしては、例えばカルシウムカチオンおよびマグネシウムカチオンなどが挙げられ、この場合のQは、例えば1/2Caまたは1/2Mgとなる。アミンカチオンとしては一級、二級および三級の脂肪族アミン(炭素数1〜20のアルキル基および/または炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を有するアミン:ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノエタノールアミンおよびモノプロパノールアミンなど)カチオン、脂環式アミン(シクロヘキシルアミンおよびジシクロヘキシルアミンなど)カチオン、芳香族アミン(アニリンおよびトルイジンなど)カチオン、芳香複素環アミン(ピリジンおよびキノリンなど)カチオン、複素環アミン(モルホリン、N−メチルモルホリンおよびピペラジンなど)カチオン;およびこれらの環状アミンのN位の炭素数2〜4のヒドロキシルアルキル置換体(N−ヒドロキシエチルモルホリンなど)カチオンが挙げられる。(シクロ)アルキル基は、アルキル基および/またはシクロアルキル基を表し、Qとしてはこれらの2種類以上の併用が含まれ、以下同様の表現を用いる。
本発明における界面活性剤(B)としては、エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)、硫酸エステル塩型アニオン性界面活性剤(B2)およびスルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)からなる群から選ばれる1種以上の界面活性剤が挙げられる。
エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)としては、炭素数8〜24の炭化水素系アルコールの(ポリ)アルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)オキシド付加物のカルボキシアルキル(アルキル基の炭素数1〜4)化物およびその塩が挙げられる。好ましくは、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜30)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜30)オレイルエーテル酢酸ナトリウム、および2−ヒドロキシドデシルオキシ酢酸ナトリウムである。
硫酸エステル塩型アニオン性界面活性剤(B2)としては、炭素数8〜24の炭化水素系アルコールの(ポリ)アルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)オキシド付加物の硫酸エステル化物およびその塩が挙げられる。好ましくは、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜30)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜30)オレイルエーテル硫酸ナトリウム、および2−ヒドロキシドデシルオキシ硫酸ナトリウムである。
スルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)の具体例としては、炭素数8〜24の脂肪族炭化水素系アルコールの(ポリ)アルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)オキシド付加物のスルホコハク酸エステルおよびその塩が挙げられる。好ましくは、アルキル(炭素数8〜24)スルホコハク酸エステル塩[ジ−ラウリルスルホコハク酸エステル一塩、およびモノ−ラウリルスルホコハク酸エステル二塩など]、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜100)アルキル(炭素数8〜24)エーテルスルホコハク酸ナトリウム[ジ−(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜100)ラウリルスルホコハク酸エステル一塩、およびモノ−(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜100)ラウリルスルホコハク酸エステル二塩など]である。
アニオン性界面活性剤(B)が塩を形成する場合、その塩としては、特に限定は無い。
例えば、上記に例示した酸の1級アミン(メチルアミン、エチルアミン及びブチルアミン等のアルキルアミン、モノエタノールアミン並びにグアニジン等)塩;2級アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン及びジブチルアミン等のジアルキルアミン並びにジエタノールアミン等)塩;3級アミン{トリメチルアミン、トリエチルアミン及びトリブチルアミン等のトリアルキルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン並びに1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等}塩、アルカリ金属(ナトリウムカチオン及びカリウムカチオン等)塩、アンモニウム塩及び第4級アンモニウム(テトラアルキルアンモニウム等)塩が挙げられる。
また、これらは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
アニオン性界面活性剤(B)として好ましいのは、エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)またはスルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)であり、更に好ましいのはエーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)である。
本発明における(A)および(B)の重量比(A)/(B)は、好ましくは、80/20〜20/80であり、更に好ましくは75/25〜25/75、特に好ましくは50/50〜30/70である。
本発明の染毛用シャンプー組成物は、精製水などの水の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常のシャンプーに使用されるその他の成分(C)を配合することができる。その成分(C)としては、(A)、(B)以外のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、保湿剤、コンディショニング剤、キレート剤、ビルダー、増粘剤、パール化剤、香料、着色剤、防腐剤、薬効剤、抗炎症剤、殺菌剤、紫外線吸収剤および酸化防止剤が挙げられる。
(A),(B)以外のアニオン性界面活性剤としては、炭素数8〜24の炭化水素系スルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素系リン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(平均付加モル数=1〜100)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム等]、脂肪酸塩[ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン等]、炭素数10〜18のカルボン酸とアミノカルボン酸系アミノ酸との縮合物:例えばアシルザルコシン塩[オレイルザルコシンナトリウム、ラウリルザルコシンナトリウム、パルミチルザルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコシントリエタノールアミンおよび「新界面活性剤」堀口博著(昭和50年、三共出版発行)p402−404に記載のもの等];アシルグルタミン酸塩[オレイルグルタミン酸ナトリウム、ラウリルグルタミン酸ナトリウム、パルミチルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸グルタミン酸トリエタノールアミンおよびヤシ油脂肪酸グルタミン酸ナトリウム等]およびアシルアラニン塩[ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウムなど]、炭素数10〜18のカルボン酸とアミノスルホン酸系アミノ酸との縮合物:例えばアシルメチルタウリン塩[ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムなど]、炭素数10〜18のカルボン酸とイセチオン酸との縮合物:例えばアシルイセチオン酸塩[ヤシ油脂肪酸イセチオン酸ナトリウム等]等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、炭素数8〜24のベタイン型[ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、デシルジヒドロキシプロピルアミノ酢酸ベタイン等]、イミダゾリン型[フランス特許第1,427,133号明細書および米国特許第4,331,447号明細書に記載のもの等]、炭素数8〜22のアミノ基を有するアミノ酸塩型[オクチルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルアミノプロピオン酸ナトリウム、ミリスチルアミノプロピオン酸ナトリウム、パルミチルアミノプロピオン酸ナトリウム、ステアリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノ酢酸ナトリウムおよびラウリルアミノ酪酸ナトリウム等]、硫酸エステル塩型{2−[N,N−ジ(アルキルベンジル)−N−メチルアンモニウム]−エチルサルフェートおよび米国特許第2,699,991号明細書に記載のもの等}、スルホン酸塩型[N−ステアリルタウリンナトリウム、N−ラウリルタウリンナトリウムおよびフランス特許第1,427,133号明細書および米国特許第4,331,447号明細書に記載のもの等]等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、脂肪族系アルコール(炭素数8〜24)アルキレンオキサイド(炭素数2〜8)付加物(平均付加モル数=1〜100)、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、平均付加モル数=1〜100)高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノステアリン酸ポリエチレングリコール(平均付加モル数=20)、ジステアリン酸ポリエチレングリコール(平均付加モル数=30)等]、多価(2価〜10価またはそれ以上)アルコール脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノラウリン酸ソルビタン等]、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8,重合度=1〜100)多価(2価〜10価またはそれ以上)アルコール高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル[モノラウリン酸ポリオキシエチレン(平均付加モル数=10)ソルビタン、ポリオキシエチレン(平均付加モル数=50)ジオレイン酸メチルグルコシド等]、脂肪酸アルカノールアミド[1:1型ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、1:1型ラウリン酸ジエタノールアミド等]、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、平均付加モル数=1〜100)アルキル(炭素数1〜22)フェニルエーテル、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、平均付加モル数=1〜100)アルキル(炭素数8〜24)アミノエーテルおよびアルキル(炭素数8〜24)ジアルキル(炭素数1〜6)アミンオキシド[ラウリルジメチルアミンオキシド等]等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]、アミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩、オレイルアミン乳酸塩等]等が挙げられる。
保湿剤としてはグリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなど;コンディショニング剤としてはカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、シリコーン類、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、タンパク質誘導体、セラミド類、擬似セラミド類、18−メチルエイコサン等の直鎖状又は分枝状の炭素数16〜40の脂肪酸、ヒドロキシ酸、パンテノールなど;キレート剤としてはエチレンジアミン四酢酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1、1−ジホスホン酸ナトリウムなど;増粘剤としてはセルロース誘導体など;また、パール化剤、香料、着色剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤および酸化防止剤としては、「香粧品科学」田村健夫著社団法人日本毛髪科学協会1976年発行のp150〜176に記載の香料、p145〜148に記載の着色料、p185〜196に記載の防腐剤と殺菌剤、p177〜183に記載の紫外線吸収剤、p199〜p203に記載の酸化防止剤などが挙げられる。
本発明の染毛用シャンプー組成物は、必要により親水性有機溶媒を含有していてもよい。親水性有機溶媒の使用量はシャンプー組成物中の水の重量に基づいて、好ましくは20重量%以下、さらに好ましくは10重量%以下である。
親水性有機溶媒としては、炭素数1〜6の低級アルコールが好ましく、エタノール、プロピレングリコールおよびブチレングリコールなどが挙げられる。
本発明の染毛用シャンプー組成物は、(A)、(B)、水およびその他の成分(C)を配合することにより製造することができる。
配合の順序は、特に限定されないが、水(および必要により親水性有機溶媒)の中に(A)、(B)および必要によりその他の成分(C)を加える順が溶解しやすいので好ましい。配合工程の好ましい温度は室温〜80℃であり、固体の成分を配合する場合は加温すると溶解が早くなるので好ましい。
配合に使用できる攪拌羽根としては、櫂型攪拌羽根または螺旋型攪拌羽根などが使用できる。
本発明の染毛用シャンプー組成物は、特に毛髪や皮膚に対する作用が温和で、且つ、起泡力が良く、ヘアカラー染色毛の褪色が少ない。
本発明の染毛用シャンプー組成物が使用される場合の配合処方としては、たとえば、次のようなものがあげられる。
<シャンプーの配合例>
アニオン性界面活性剤(A):1〜20重量%
アニオン性界面活性剤(B):1〜20重量%
両性界面活性剤 :0〜10重量%
非イオン性界面活性剤:1〜20重量%
カチオン性界面活性剤:0〜10重量%
保湿剤(グリセリンなど) :0.1〜3重量%
泡安定剤(ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドなど):0.5〜5重量%
キレート剤 :適量
香料 :適量
防腐剤 :適量
水 :12〜40重量%
なお、シャンプーのpHは特に限定されないが、pH範囲は4〜9が好ましく、皮膚刺激、毛髪への損傷の観点から中性〜弱酸性(たとえばpH5〜8)が好ましい。
以下に実施例および比較例により本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜10および比較例1〜5
表1に記載した配合量で各成分を室温で配合し、シャンプー組成物を作製した。実施例および比較例で得られたシャンプー組成物を次の方法で評価した。
結果を表1に示す。
<皮膚刺激性>
シャンプー組成物の1.0%(固形分濃度)水溶液を調整し、男女各5名による人パッチテスト(クローズド、48時間、上腕内側)を行い、次の基準で評価しその合計点で表した。
評価基準
反応(紅斑)なし ;3点
ごく軽度の紅斑 ;2点
明瞭な紅斑 ;1点
強度の紅斑 ;0点
<起泡力>
CaO換算15ppmの硬水を用いてシャンプー組成物の0.1%(固形分濃度)水溶液200mLを調製し、25℃にてジューサーミキサー(東芝製MX−390GX)で30秒間攪拌し、その時の泡の高さ(mm)から起泡力を評価した。
<色落ち>
(1)染色した毛髪の調製
人毛毛束(重さ約1g、長さ10cm、株式会社ビューラック製)を酸化染料で30℃、30分間、振とう式染色機(辻井染機工業株式会社)で染色した後、30〜40℃の水で1分間すすいだ。洗浄後の毛髪の水分をタオルにてふきとった後、ヘアドライヤーで5分間乾燥させたものを、色落ち試験に使用した。
(2)色落ち試験
シャンプー組成物の1%(固形分濃度)を調製し、希釈液を作成した。ラウンダーオメーター(辻井染機工業株式会社)使用して、染色した毛髪1束を希釈液60gに浸漬し、30℃、5分間洗浄した。洗浄後の毛髪を流水で1分間すすぎ、毛髪の水分をタオルにてふきとった。その後、ヘアドライヤーで5分間乾燥させたものを分光測色計にて測定した。
(3)測色
人毛の測色は、測色計(多光源分光測色計、スガ試験機株式会社)により測定した。光源はD65−10°、値はL*、a*、b*値を測定して、染色後、未洗浄の毛髪と洗浄後の毛髪との色差(△E)を求めた。色差が小さいほど色落ちが少ないことを示す。
表1に記載のシャンプー組成物の各原料は以下の通りである。
(A−1): 一般式(2)で表される化合物(R:ドデシル基、R:水素原子、A:エチレン基、n:2、Z:水素原子、Z:SONa、X:Naカチオン)
(A−2):一般式(3)で表される化合物(R:ドデシル基、R:メチル基、A:エチレン基、n:2、Z:水素原子、Z:SONa、X:Naカチオン)
(A−3):一般式(3)で表される化合物(R:ドデシル基、R:水素原子、A:エチレン基、n:4、Z:水素原子、Z:SONa、X:Naカチオン)
(A−4):一般式(4)で表される化合物(R:ドデシル基、R:水素原子、A:エチレン基、n:2、Z:水素原子、Z:SOK、X:Kカチオン)
(B−1):C1225O(EO)2.5SONa[ビューライトNA−25S;三洋化成工業(株)製]
(B−2):C1225O(EO)CHCOONa[ビューライトLCA−30D;三洋化成工業(株)製]
(B−3):C1225O(EO)OCOCHCH(SONa)COONa[ビューライトESS;三洋化成工業(株)製]
本発明の染毛用シャンプー組成物は、ヘアカラー染色毛の褪色が少なく、毛髪や皮膚に対する作用が温和で、且つ、毛髪に付着した皮脂汚れ等の洗浄力がよく、起泡力が良いシャンプーとして有用である。

Claims (3)

  1. 一般式(1)で示されるアミドエーテルスルホサクシネート型アニオン性界面活性剤(A)並びに、下記エーテルカルボン酸塩型アニオン性界面活性剤(B1)、硫酸エステル塩型アニオン性界面活性剤(B2)およびスルホコハク酸塩型アニオン性界面活性剤(B3)からなる群から選ばれる1種以上のアニオン性界面活性剤(B)を含有することを特徴とする染毛用シャンプー組成物。

    [式中、Rは炭素数9〜18の脂肪族炭化水素基;Rは水素原子又はメチル基;Aは炭素数2から4の1種以上のアルキレン基;nは1〜100の整数;ZおよびZは、いずれか一方が水素原子、もう一方がSOQ基を表し、XはQまたはRCONHCHCH(R)−(OA)−基を表す。Qは、水素カチオンまたはアルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、アンモニウムカチオン、若しくはアミンカチオンである。複数のQは同一でも異なっていてもよい。]
  2. (A)および(B)の重量比(A)/(B)が、80/20〜20/80である請求項1に記載の染毛用シャンプー組成物。
  3. が炭素数10〜16の脂肪族炭化水素基、Aがエチレン基、nが1〜20の整数である請求項1または2いずれかに記載の染毛用シャンプー組成物。
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