JP2014233806A - ロボットおよびロボットシステム - Google Patents

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Munenori Sawada
宗徳 澤田
隆 長手
Takashi Nagate
隆 長手
長石 道博
Michihiro Nagaishi
道博 長石
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Abstract

【課題】ロボットアームの小型化を図ることができるとともに、簡単な構造で力覚センサーを容易に冷却することができるロボットおよびロボットシステムを提供すること。【解決手段】ロボット1は、エンドエフェクター32が装着された状態で稼動するロボットアーム3aと、ロボットアーム3aに設けられ、ロボットアーム3aがエンドエフェクター32を介して受ける力を検出する力覚センサー6と、ロボットアーム3aに設けられ、電力が供給されることにより力覚センサー6を冷却する冷却部7とを備えている。ロボットアーム3aの稼動領域内には、冷却部7に非接触で電力を供給する給電装置5が配置されている。そして、ロボットアーム3aが給電装置5まで移動した際に、冷却部7は、非接触で給電装置5から電力が供給されて、力覚センサー6に対する冷却を行なう。【選択図】図7

Description

本発明は、ロボットおよびロボットシステムに関する。
従来から、多関節ロボットアームが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のロボットアームは、箱状をなす筐体を有し、その筐体内に関節の駆動源となるモーター等が収納、配置されている。モーターは、一般的に作動中は熱を発するため、その熱により当該モーターの周辺機器が加熱されて、悪影響を及ぼすことがある。これを防止するために、放熱用のファンを筐体に設けて、筐体内から熱を放出している。
実公平1−23754号公報
しかしながら、上記のような構成のロボットアームでは、モーターの出力によっては、当該モーターとして比較的大型のものを使用する場合があり、その結果、ロボットアームも大型化してしまうという問題があった。
また、このロボットアームでは、通常、ファンは、筐体(ロボットアーム)内を挿通するケーブルを介して、電源と電気的に接続されている。このようにケーブルを引き回す、すなわち、配線するための空間も筐体内に確保しなければならず、これもロボットアームの大型化の原因となっている。
また、モーターからの熱を比較的効率よく放出するために、ファンの配置箇所も制限され、これに伴ってケーブルを引き回す箇所も制限されるため、ロボットアームの構造が複雑なものとなってしまう。
また、ロボットアーム先端部には、力制御によるロボット動作を行うために、力覚センサーを備えているが、力覚センサーは温度上昇により、データが変動するため、力覚センサーが加熱されない構造が必要になる。
本発明の目的は、ロボットアームの小型化を図ることができるとともに、簡単な構造で力覚センサーを容易に冷却することができるロボットおよびロボットシステムを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(適用例1)
本発明のロボットは、エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、
前記ロボットアームと連結した胴部と、
前記胴部の下部を構成するベースと、
前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、
前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、
前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって前記力覚センサーを冷却する冷却部と、
前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、
を備え、
前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記胴部または前記ベース以外のどこかに設置された送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とする。
これにより、冷却部に直接的に電力を供給する供給源を備えるのを省略することができ、よって、ロボットアームの小型化を図ることができる。また、供給源を省略することができる分、ロボットを簡単な構造とすることができる。また、ロボットとは別構成の給電装置から冷却部に電力を供給することができ、当該冷却部により、力覚センサーを容易に冷却することができる。
(適用例2)
本発明のロボットは、エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、
前記ロボットアームと連結した胴部と、
前記胴部の下部を構成するベースと、
前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、
前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、
前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって力覚センサーを冷却する冷却部と、
前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、
前記胴部または前記ベースに設置された受電側給電部と、
を備え、
前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とする。
これにより、冷却部に直接的に電力を供給する供給源を備えるのを省略することができ、よって、ロボットアームの小型化を図ることができる。また、供給源を省略することができる分、ロボットを簡単な構造とすることができる。また、ロボットとは別構成の給電装置から冷却部に電力を供給することができ、当該冷却部により、力覚センサーを容易に冷却することができる。
(適用例3)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、前記温度検出部による検出結果が閾値を超え、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させ、前記冷却部が前記受電側給電部から電力を供給されて前記力覚センサーを前記閾値以下へ冷却するのが好ましい。
これにより、力覚センサーが過剰に加熱された状態を防止することができ、よって、その後も、力覚センサーを冷却すれば、当該力覚センサーからは正確な検出結果を得ることができる。
(適用例4)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させた後に待機し、前記温度検出部による検出結果が閾値以下になると、前記ロボットアームは、稼働可能となるのが好ましい。
これにより、力覚センサーが十分に冷却された状態で、ロボットアームを再稼働させることができる。
(適用例5)
本発明のロボットでは、前記送電側給電部は、電源と、前記電源と電気的に接続された第1の共振コイルと、を含み、
前記冷却部は、ペルチェ素子を含み、
前記受電側給電部は、前記冷却部と電気的に接続された第2の共振コイルを含み、
前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動すると、前記第1共振コイルから前記第2共振コイルへ電磁誘導により電力が供給されるのが好ましい。
これにより、ペルチェ素子にも電力が供給されて、当該ペルチェ素子が作動することとなり、よって、力覚センサーを容易に冷却することができる。
(適用例6)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記第1共振コイルの中心軸と前記第2共振コイルの中心軸とが平行となるのが好ましい。
これにより、「電磁誘導」を効果的に生じさせることができる。
(適用例7)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記ロボットアームと前記送電側給電部との相対位置を調整する位置調整部をさらに備えるのが好ましい。
これにより、冷却部に非接触で送電側給電部から電力を確実に供給することができ、よって、冷却部が確実に作動することとなり、力覚センサーを冷却することができる。
(適用例8)
本発明のロボットでは、前記位置調整部は、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後の撮像情報を撮像するカメラを有するのが好ましい。
これにより、視覚による位置調整を行なうことができ、よって、その位置調整を容易に行なうことができる。
(適用例9)
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電する間において待機するのが好ましい。
これにより、省電力化に寄与する。
(適用例10)
本発明のロボットシステムは、エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって力覚センサーを冷却する冷却部と、前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、を含むロボットと、
前記受電側給電部に非接触で電力を供給する送電側給電装置と、
を備え、
前記ロボットアームによって、前記受電側給電部がロボット外のどこかに設置された送電側給電装置から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とする。
(適用例11)
本発明のロボットシステムでは、前記送電側給電装置は、前記ロボットが作業を行なう作業台に設置されるのが好ましい。
(適用例12)
本発明のロボットシステムでは、前記ロボットアームは、前記温度検出部による検出結果が閾値を超えると、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させ、前記冷却部が前記受電側給電部から電力を供給されて前記力覚センサーを前記閾値以下へ冷却するのが好ましい。
(適用例13)
本発明のロボットシステムでは、前記ロボットアームは、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させた後に待機し、前記温度検出部による検出結果が閾値以下になると、前記ロボットアームは、稼働可能となるのが好ましい。
(適用例14)
本発明のロボットシステムでは、前記送電側給電装置は、電源と、前記電源と電気的に接続された第1の共振コイルと、を含み、
前記冷却部は、ペルチェ素子を含み、
前記受電側給電装置は前記冷却部と電気的に接続された第2の共振コイルを含み、
前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動すると、前記第1共振コイルから前記第2共振コイルへ電磁誘導により電力が供給されるのが好ましい。
(適用例15)
本発明のロボットシステムでは、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記第1共振コイルの中心軸と前記第2共振コイルの中心軸とが平行となるのが好ましい。
(適用例16)
本発明のロボットシステムでは、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記ロボットアームと前記給電部との相対位置を調整する位置調整部をさらに備えるのが好ましい。
(適用例17)
本発明のロボットシステムでは、前記位置調整部は、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後の撮像情報を撮像するカメラを有するのが好ましい。
本発明に係わるロボットシステムの第1実施形態を示す正面図である。 図1中の矢印A方向から見た図(側面図)である。 図1中の矢印B方向から見た図(平面図)である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムに内蔵された制御部の制御プログラムを示すフローチャートである。 図1に示すロボットシステムの作動状態を示す拡大側面図である。 図1に示すロボットシステムの停止状態を示す拡大側面図である。 本発明に係わるロボットシステムの第2実施形態を示す正面図である。 本発明に係わるロボットシステムの第3実施形態を示す正面図である。
以下、本発明のロボットおよびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係わるロボットシステムの第1実施形態を示す正面図、図2は、図1中の矢印A方向から見た図(側面図)、図3は、図1中の矢印B方向から見た図(平面図)、図4は、図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図、図5は、図1に示すロボットシステムに内蔵された制御部の制御プログラムを示すフローチャート、図6は、図1に示すロボットシステムの作動状態を示す拡大側面図、図7は、図1に示すロボットシステムの停止状態を示す拡大側面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図3、図6および図7中(図8、図9についても同様)の互いに直交する方向を「x軸方向」、「y軸方向」、「z軸方向」と言う。このx軸とy軸とは、水平面上で互いに直交する2つの座標軸となり、z軸は、鉛直方向に沿った座標軸となっている。また、図1、図2、図6および図7(図8、図9についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うこともある。
図1〜図3に示すロボットシステム100は、例えば、プリンター、カメラ等のような精密機器(電子機器)を組み立て製造するセル生産方式(需要に対応した変機種変量生産方式)の生産システムである。このロボットシステム100は、ロボット1と、給電装置(送電側給電部)5とを備えている。
以下、ロボットシステム100を構成する各部について説明する。
まず、ロボット1について説明する。
ロボット1は、ロボット本体2と、第1アーム(ロボットアーム)3aと、第2アーム(ロボットアーム)3bと、撮像装置としてのカメラ4aおよび4bとを備えている。
ロボット本体2は、胴部21と、胴部21の上側に設置されたパイロットランプ22と、胴部21の下側に設置されて当該胴部21の下部を構成する脚部23とを有している。
胴部21は、脚部23に起立して設置されている。この胴部21の上部にある両肩部、すなわち、一方の側面ともう一方の側面(他方の面)とには、それぞれ、第1アーム3aおよび第2アーム3bが接続されて(連結されて)いる。なお、胴部21は、脚部23に対して鉛直軸回りに回動可能となっているのが好ましい。
パイロットランプ22は、制御部8と電気的に接続されており、ロボット1(ロボットシステム100)が作動中か否かを報知するものである。例えば、パイロットランプ22が作動中であるときには、青色の光が発せられ、パイロットランプ22が停止中であるときには、赤色の光が発せられる。このパイロットランプ22の色を識別することにより、現在のロボット1の状態を、例えばロボット1全体を視認することができないが、パイロットランプ22だけは視認可能な位置からでも認識することができる。
脚部23は、ベース231と、ベース231の下部に配置された複数のキャスター232とを有している。
ベース231は、箱状をなす筐体233を有し、この筐体233内に制御部8や、その他バッテリー(図示せず)等が収納されている。
また、各キャスター232は、それぞれ、間隔をおいて配置されている。このようなキャスター232により、例えば作業者が、ベース231から突出形成されたハンドル234を把持して、ロボット1を押して搬送することができる。
図1に示すように、第1アーム3aは、ロボット1自身にとって左腕となり、第2アーム3bは、ロボット1自身にとって右腕となる。第1アーム3aと第2アーム3bとは、配置位置が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、第1アーム3aについて代表的に説明する。
図1〜図3に示すように、第1アーム3aは、複数本(例えば本実施形態では3本)の長尺なエレメント(アーム)31の端部同士を回動可能に連結してなる連結体(アーム連続体)を有している。そして、各エレメント31の回動角度を適宜設定することにより、第1アーム3aは、全体として屈曲・伸長することができる。この屈曲・伸長可能な領域が第1アーム3aの稼動領域となる。ロボット1では、第1アーム3aの稼動領域と第2アーム3bの稼動領域とが重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。以下、第1アーム3aの稼動領域、第2アーム3bの稼動領域を総称して単に「稼動領域」と言う。
また、第1アーム3aの先端部、すなわち、最も先端側に位置するエレメント31には、エンドエフェクター(ハンド)32を着脱自在に装着することができる。図6に示すように、第1アーム3aは、エンドエフェクター32が装着された装着状態で、稼動する、すなわち、当該エンドエフェクター32で前記精密機器を構成する部品20等を把持することができる。
なお、本実施形態では、エンドエフェクター32の構成としては、複数本のフィンガー321と、フィンガー321を支持する支持機構322とを有する構成となっている。
支持機構322は、例えば複数の歯車を有し、これらが互いに噛み合った構造のものである。また、支持機構322は、第1アーム3aに装着される部分でもある。
このような構成の支持機構322の作動により、フィンガー321同士は、互いに接近・離間することができる。接近状態では、部品20を挟持することができる。離間状態では、前記挟持されている部品20を解放することができる。
また、図4に示すように、第1アーム3aは、各エレメント31をそれぞれ独立して回動させる駆動源となるモーター33と、各モーター33の駆動を制御するモータードライバー34とを有している。各モーター33は、それぞれ、第1アーム3aの関節付近に配置されている。また、各モーター33は、それぞれ、当該モーター33に対応するモータードライバー34を介して、制御部8と電気的に接続されている。各モータードライバー34は、それぞれ、脚部23のベース231(筐体233)に格納されている。
さらに、第1アーム3aは、装着状態のエンドエフェクター32を作動させる駆動源となるモーター35と、モーター35の駆動を制御するモータードライバー36とを有している。モーター35は、第1アーム3aの先端部付近に配置されている。また、モータードライバー36は、モーター35にケーブル(図示せず)を介して電気的に接続され、脚部23のベース231(筐体233)に格納されている。
図4に示すように、撮像装置であるカメラ4a、4bは、それぞれ、制御部8と電気的に接続されている。カメラ4a、4bは、それぞれ、稼動領域内を撮像して稼動領域内の情報を得るものである。ロボット1では、2つのカメラ4a、4bを有しているため、撮像対象をステレオ視で撮像することができる。なお、カメラ4a、4bは、胴部21に対し鉛直軸回りに回動可能に支持されているのが好ましい。
図1に示すように、カメラ4aとカメラ4bとは、ロボット本体2の胴部21の上方、すなわち、胴部21よりもz軸正側にそれぞれ配置されている。また、カメラ4aとカメラ4bとは、胴部21の中心軸を関して対称的な位置関係にある、すなわち、胴部21の中心軸に対して線対称に配置されている。
このような配置により、稼動領域にある部品20を撮像して撮像情報を得、当該部品20を制御部8で確実に把握することができる。そして、この撮像情報に基づいて、その後の組立作業を確実に行なうことができる。
カメラ4a、4bとしては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラを用いることができる。これにより、濃淡画像を得ることができる。そして、制御部8の記憶部82に予め記憶されているプログラムで、前記濃淡画像を2値化処理して、例えば部品20の位置、形状(エッジ)等を抽出することができる。この抽出結果に基づいて、ロボット1は、第1アーム3a、第2アーム3bが組立作業を行なうことができる。
なお、カメラ4a、4bは、それぞれ、本実施形態ではロボット本体2の胴部21の上方に配置されているが、これに限定されず、例えば、胴部21の上部に内蔵して、配置されていてもよい。
図4に示すように、制御部8は、CPU(Central Processing Unit)81と、CPU81と電気的に接続された記憶部82とを有している。
CPU81は、第1アーム3a、第2アーム3b、カメラ4aおよび4b、パイロットランプ22の作動を制御するものである。
記憶部82は、各部の作動を実行するためのプログラム等の各種プログラムおよび各種データを記憶(格納)するものである。記憶部82には、RAM(Random Access Memory)、HD(Hard Disk)、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)等のような記録媒体がある。
さて、図6、図7に示すように、第1アーム3aの最も先端に位置するエレメント31には、力覚センサー6が設置されている(第2アーム3bについても同様)。力覚センサー6は、第1アーム3a(エレメント31)がエンドエフェクター32を介して受ける力やモーメントを検出するセンサーである。
この力覚センサー6の検出結果、すなわち、力覚センサー6から出力される信号は、制御部8に入力される。そして、制御部8は、力覚センサー6の検出結果に基づいて所定の制御を行う(図4参照)。
なお、力覚センサー6としては、特に限定されず、各種のものを用いることができるが、その1例としては、互いに直交する3軸の各軸方向の力および各軸回りのモーメントを検出する6軸力センサー等が挙げられる。この力覚センサー6は、例えば、エンドエフェクター32により部品20を把持する場合、そのエンドエフェクター32から第1アーム3aに加わる力やモーメントを検出する。なお、以下では、力とモーメントとを含めて力と言う。
また、力覚センサー6の形状は、特に限定されないが、本実施形態では円盤状となっている。この円盤状をなす力覚センサー6は、中心軸が第1アーム3aの長手方向に沿っている。
ところで、力覚センサー6は、温度依存性、すなわち、温度変化の影響を受け易く、力覚センサー6自身またはその周辺の温度変化の程度によっては、検出精度が低下するおそれがある。例えば図6に示すように、エンドエフェクター32が部品20を把持している間、当該エンドエフェクター32のフィンガー321を作動させるモーター35からは熱が発せられ、その熱が力覚センサー6に伝達される。この場合、力覚センサー6は、経時的に加熱されることとなり、その結果、検出値に誤差(くるい)が生じる。
ロボット1では、このような不具合を防止するために、力覚センサー6を強制的に冷却して、前記加熱による力覚センサー6の温度変化を防止または抑止する冷却部7が第1アーム3aに設けられている。
図6、図7に示すように、冷却部7は、ペルチェ素子(サーモモジュール)71を有している。このペルチェ素子71は、第1アーム30a内で当該ペルチェ素子71に電力を供給する受電側給電部としてのコイル(第2の共振コイル)11と電気的に接続されている。
ペルチェ素子71は、「ペルチェ効果」を発揮する板状の素子であり、力覚センサー6に対しその基端側から当接して設けられている。
コイル11は、第1アーム3aの最も先端に位置するエレメント31の側面側に配置されている。
このような構成の冷却部7では、後述するように電磁誘導により非接触で、ペルチェ素子71に電力が供給される(受電可能となる)。そして、ペルチェ効果により、力覚センサー6を冷却することができる。
エンドエフェクター32の支持機構322には、力覚センサー6の温度を検出する温度センサー(温度検出部)37が設置されている。これにより、温度センサー37は、装着状態で力覚センサー6に近接することができ、よって、当該力覚センサー6の温度を正確に検出することができる。なお、温度センサー37は、本実施形態ではエンドエフェクター32に設置されているが、これに限定されず、例えば、第1アーム3aに設置されていてもよい。
この温度センサー37としては、特に限定されず、各種のものを用いることができるが、その1例としては、サーミスタ、熱電対等が挙げられる。
また、温度センサー37には、送信部38が電気的に接続されている。この送信部38は、力覚センサー6で検出された検出結果、すなわち、検出信号を、無線(ワイヤレス)により、給電装置5の受信部56に送信する部分である。
ロボットシステム100では、冷却部7(ペルチェ素子71)に電力を供給する装置として、給電装置5がロボット1外のどこかに設置されている。具体的には、給電装置5は、稼動領域内に配置されている。
図1〜図3に示すように、給電装置5は、装置本体51a、51bを有している。そして、装置本体51a、51bは、支持台52上で一括して設置、支持されている。
支持台52は、ロボット1を囲むように配置された、すなわち、「U」字状をなす天板521と、天板521から下方に向かって突出して設けられた4本の脚部522とを有している。天板521上では、ロボット1が、部品20と、他の部品とを組み立てる組立作業を行なうことができる。このように支持台52は、ロボット1が作業を行なう作業台としても機能する。
装置本体51aは、天板521上のロボット1の第1アーム3a側に配置、固定され、装置本体51bは、天板521上のロボット1の第2アーム3b側に配置、固定されている。装置本体51aと装置本体51bとは、配置位置が異なる以外は同じ構成であるため、以下、装置本体51aについて代表的に説明する。
図6、図7に示すように、装置本体51aは、箱状をなす筐体53と、筐体53内に収納された制御部54、コイル(第1の共振コイル)55および受信部56とを有している。
筐体53は、全体形状が偏平形状をなし、その上面531が平面となっている。
図4に示すように、制御部54は、CPU(Central Processing Unit)541と、CPU541と電気的に接続された変換器542とを有している。
コイル55は、変換器542(制御部54)と電気的に接続されており、変換器542で外部電源からの交流電圧を直流電圧に変換され電圧が印加されることにより、通電状態を取り得る。
なお、変換器542は、コイル55への電圧印加のON/OFFを切り替えることもできる。
受信部56は、温度センサー37の検出結果、すなわち、温度センサー37から出力される信号を、送信部38を介して、無線により受信することができる。そして、受信された信号は、制御部54に入力され、その結果に基づいて、当該制御部54は、変換器542を作動させたり、装置本体51a上(以下、装置本体51a上を「ホームポジション」と言う)に第1アーム3aを移動するようロボット1の制御部8に信号を送信する等の制御を行なう。なお、第2アーム3bに対しては、装置本体51b上に移動させる制御を行なう。
そして、図7に示すように、第1アーム3aがホームポジションに移動して、位置した状態で、コイル55が通電状態となると、電磁誘導により、ロボット1側のコイル11も通電状態となる。これにより、ペルチェ素子71に電力が供給されて、当該ペルチェ素子71が作動することとなり、よって、力覚センサー6を確実に冷却することができる。
ここで、「電磁誘導」を確実に生じさせるには、第1アーム3aがホームポジションに位置した状態で、ロボット1のコイル11が給電装置5のコイル55と対向するとともに、コイル11の中心軸111がコイル55の中心軸551と平行となるのが好ましい(図7参照)。このような位置関係となるように、ロボットシステム100には、第1アーム3aの給電装置5との相対位置を調整する位置調整部9が設けられている。
ロボットシステム100では、カメラ4a、4bが位置調整部9の一部として機能する。さらに、図3に示すように、ロボット1の第1アーム3a(第2アーム3b側についても同様)に付されたマーカー391、392と、給電装置5の天板521上の装置本体51a(装置本体51b側についても同様)近傍に付されたマーカー571、572も、位置調整部9の一部として機能する。なお、マーカー391、392、571、572としては、例えば、ドット(黒丸)が好ましい。
第1アーム3aの給電装置5に対する位置を調整するには、まず、第1アーム3aがホームポジションに位置した後の状態の撮像情報をカメラ4a、4bで撮像する。この撮像画像には、マーカー391、392、571、572が撮像されている。そして、撮像画像に対して制御部8内の画像処理部(図示せず)で画像処理を行なう。ここでの画像処理とは、前記撮像画像を二値化して、マーカー391、392、571、572を抽出し、さらにマーカー391とマーカー392とを通過する仮想直線393を求めるとともに、マーカー571とマーカー572とを通過する仮想直線573を求める処理である。
仮想直線393と仮想直線573とが平行であると制御部8で判断された場合には、図7に示す状態、すなわち、ロボット1(第1アーム3a)のコイル11が給電装置5のコイル55と対向するとともに、コイル11の中心軸111がコイル55の中心軸551と平行となった状態とみなされる(第2アーム3b側についても同様)。
一方、仮想直線393と仮想直線573とが平行ではないと制御部8で判断された場合には、仮想直線393と仮想直線573とが平行となるように、第1アーム3aを移動して、調整する(第2アーム3b側についても同様)。
なお、第1アーム3aには、ランプ等の発光体30が設けられており、当該発光体30の発光をカメラ4a、4bで視認することにより、第1アーム3aと給電装置5との位置関係を把握するよう構成されていてもよい。
次に、ロボットシステム100の作動状態、すなわち、制御部8の制御プログラムを、図5に示すフローチャートに基づいて、図6、図7を参照しつつ説明する。この制御プログラムは、記憶部82に予め記憶されている。なお、ここでは、ロボット1の第1アーム3a、第2アーム3bのうち、第1アーム3aに対する制御について代表的に扱う。
まず、ロボットシステム100は、図6に示す状態となっている。この図6に示す状態は、ロボット1のエンドエフェクター32により部品20が把持され、第1アーム3aの移動により搬送される状態である。前述したように、エンドエフェクター32が部品20を把持している間、当該エンドエフェクター32のフィンガー321を作動させるモーター35からは熱が発せられる。この熱は、力覚センサー6に伝達されて、力覚センサー6は、継続的に加熱されることとなる。
図6に示す状態で、温度センサー37で検出された検出温度t(検出結果)が閾値αを超えたか否かを判断する(ステップS1)。ステップS1において検出温度tが閾値αを超えたと判断されたら、図7に示すように、第1アーム3aをホームポジションまで移動させる(ステップS2)。このとき、前述したように、第1アーム3aのコイル11が装置本体51aのコイル55と対向するとともに、コイル11の中心軸111がコイル55の中心軸551と平行となるよう位置調整がなされる。
なお、閾値αとは、力覚センサー6が加熱されて温度上昇が生じた際、力覚センサー6の検出結果に無視することができないような誤差が生じる程度の温度である。
また、第1アーム3aのホームポジションへの移動に先んじて、エンドエフェクター32から部品20を稼動領域の所定箇所に放すのが好ましい。
そして、装置本体51aのコイル55が通電状態となると、電磁誘導により非接触で、第1アーム3aのコイル11も通電状態となる。これにより、ペルチェ素子71に電力が供給されて、当該ペルチェ素子71が作動する。このペルチェ素子71により、力覚センサー6を確実に強制的に冷却することができる。
次に、温度センサー37で検出された検出温度tが閾値α以下となったか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3において検出温度tが閾値α以下となったと判断されたら、力覚センサー6が十分に冷却された、すなわち、正確な検出結果を得ることができる程度にまで力覚センサー6が冷却されたとみなすことができ、第1アーム3aが再稼働可能となる。そして、第1アーム3aが再稼働すると判断されたら(ステップS4)、当該第1アーム3aの再稼働を開始する(ステップS5)。
また、ステップS1において検出温度tが未だ閾値αを超えていないと判断されたら、この場合、力覚センサー6が正確な検出結果を得ることができる状態にあるとみなすことができ、第1アーム3aの搬送作業を継続することができる。
そして、搬送作業が終了したと判断されたら(ステップS6)、ステップS2を実行し、以後、それより下位のステップを順次実行する。このようにロボットシステム100では、第1アーム3aが稼動を行なわないとき、その他、第1アーム3aがホームポジションまで移動した後には、ホームポジションで待機する。このときも、電磁誘導によりペルチェ素子71に電力が供給されて、力覚センサー6を確実に強制的に冷却することができる。
以上のような構成のロボット1では、ペルチェ素子71への電力を第1アーム3aとは別に設けられた給電装置5で供給することができる。これにより、例えば第1アーム3a内を挿通するケーブルを省略することができ、よって、第1アーム3aの小型化を図ることができる。そして、第1アーム3aが給電装置5まで移動した際に、当該給電装置5からペルチェ素子71に電力を供給することができる。
また、ペルチェ素子71を作動させるという簡単な構成で、力覚センサー6を容易に強制的に集中して冷却することができる。
また、ペルチェ素子71は、一般的に冷却の立ち上がりが比較的早く、力覚センサー6の急冷に寄与する。
また、力覚センサー6の温度上昇の傾向(温度分布)を把握することにより、第1アーム3aがホームポジションに移動するタイミングを適宜設定することもできる。これにより、ロボット1の処理能力(スループット)が低下するのを防止することができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明に係わるロボットシステムの第2実施形態を示す正面図である。
以下、この図を参照して本発明のロボットおよびロボットシステムの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、受電側給電部の設置箇所が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態では、ペルチェ素子71に電力を供給する受電側給電部であるコイル11がロボット1の胴部21に設置されている。これにより、コイル11が第1アーム3aまたは第2アーム3bから設置箇所が移った分、当該アームの小型化、軽量化を図ることができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明に係わるロボットシステムの第3実施形態を示す正面図である。
以下、この図を参照して本発明のロボットおよびロボットシステムの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、受電側給電部の設置箇所が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、ペルチェ素子71に電力を供給する受電側給電部であるコイル11がロボット1のベース231に設置されている。これにより、コイル11が第1アーム3aまたは第2アーム3bから設置箇所が移った分、当該アームの小型化、軽量化を図ることができる。
以上、本発明のロボットおよびロボットシステムを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ロボットおよびロボットシステムを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のロボットおよびロボットシステムは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、ロボットは、前記実施形態では2本のロボットアームを備えたものであるが、これに限定されず、例えば、1本、または、3本以上のロボットアームを備えたものであってもよい。
また、冷却部への電力供給方法としては、前記実施形態では電磁誘導による方法であったが、これに限定されず、例えば、磁界共鳴による方法(磁界共鳴方式)であってもよい。
また、温度検出部は、前記実施形態ではエンドエフェクターに設けられているが、これに限定されず、例えば、ロボットアームに設けられていてもよい。
また、ロボットの撮像装置としては、前記実施形態ではCCDカメラを挙げていたが、これに限定されず、例えば、近赤外線カメラも適用可能である。
また、エンドエフェクターは、前記実施形態では部品を挟持して把持するよう構成されたものであるが、これに限定されず、例えば、部品を吸引して把持するよう構成されたものであってもよい。
また、給電装置では、天板上での各装置本体の配置箇所は、図1〜図3に示す箇所に限定されず、稼動領域内であれば天板上のいずれの箇所であってもよい。
100……ロボットシステム 1……ロボット 2……ロボット本体 21……胴部 22……パイロットランプ 23……脚部 231……ベース 232……キャスター 233……筐体 234……ハンドル 3a……第1アーム(ロボットアーム) 3b……第2アーム(ロボットアーム) 30……発光体 31……エレメント(アーム) 32……エンドエフェクター(ハンド) 321……フィンガー 322……支持機構 33……モーター 34……モータードライバー 35……モーター 36……モータードライバー 37……温度センサー(温度検出部) 38……送信部 391、392……マーカー 393……仮想直線 4a、4b……カメラ 5……給電装置(送電側給電部) 51a、51b……装置本体 52……支持台 521……天板 522……脚部 53……筐体 531……上面 54……制御部 541……CPU(Central Processing Unit) 542……変換器 55……コイル(第1の共振コイル) 551……中心軸 56……受信部 571、572……マーカー 573……仮想直線 6……力覚センサー 7……冷却部 71……ペルチェ素子(サーモモジュール) 8……制御部 81……CPU(Central Processing Unit) 82……記憶部 9……位置調整部 11……コイル(第2の共振コイル) 111……中心軸 20……部品 S1〜S6……ステップ t……検出温度 α……閾値

Claims (17)

  1. エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、
    前記ロボットアームと連結した胴部と、
    前記胴部の下部を構成するベースと、
    前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、
    前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、
    前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって前記力覚センサーを冷却する冷却部と、
    前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、
    を備え、
    前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記胴部または前記ベース以外のどこかに設置された送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とするロボット。
  2. エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、
    前記ロボットアームと連結した胴部と、
    前記胴部の下部を構成するベースと、
    前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、
    前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、
    前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって力覚センサーを冷却する冷却部と、
    前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、
    前記胴部または前記ベースに設置された受電側給電部と、
    を備え、
    前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とするロボット。
  3. 前記ロボットアームは、前記温度検出部による検出結果が閾値を超え、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させ、前記冷却部が前記受電側給電部から電力を供給されて前記力覚センサーを前記閾値以下へ冷却する請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記ロボットアームは、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させた後に待機し、前記温度検出部による検出結果が閾値以下になると、前記ロボットアームは、稼働可能となる請求項3に記載のロボット。
  5. 前記送電側給電部は、電源と、前記電源と電気的に接続された第1の共振コイルと、を含み、
    前記冷却部は、ペルチェ素子を含み、
    前記受電側給電部は、前記冷却部と電気的に接続された第2の共振コイルを含み、
    前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動すると、前記第1共振コイルから前記第2共振コイルへ電磁誘導により電力が供給される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記第1共振コイルの中心軸と前記第2共振コイルの中心軸とが平行となる請求項5に記載のロボット。
  7. 前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記ロボットアームと前記送電側給電部との相対位置を調整する位置調整部をさらに備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記位置調整部は、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後の撮像情報を撮像するカメラを有する請求項7に記載のロボット。
  9. 前記ロボットアームは、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電する間において待機する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. エンドエフェクターが装着されるロボットアームと、前記ロボットアームに設けられ、前記ロボットアームが前記エンドエフェクターを介して受ける力を検出する力覚センサーと、前記エンドエフェクターまたは前記ロボットアームに設けられ、前記力覚センサーの温度を検出する温度検出部と、前記ロボットアームに設けられ、供給される電力によって力覚センサーを冷却する冷却部と、前記ロボットアームに設けられ、前記冷却部に電力を供給する受電側給電部と、を含むロボットと、
    前記受電側給電部に非接触で電力を供給する送電側給電装置と、
    を備え、
    前記ロボットアームによって、前記受電側給電部がロボット外のどこかに設置された送電側給電装置から非接触で電力を受電できる位置に移動することを特徴とするロボットシステム。
  11. 前記送電側給電装置は、前記ロボットが作業を行なう作業台に設置される請求項10に記載のロボットシステム。
  12. 前記ロボットアームは、前記温度検出部による検出結果が閾値を超えると、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させ、前記冷却部が前記受電側給電部から電力を供給されて前記力覚センサーを前記閾値以下へ冷却する請求項10または11に記載のロボットシステム。
  13. 前記ロボットアームは、前記受電側給電部を前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動させた後に待機し、前記温度検出部による検出結果が閾値以下になると、前記ロボットアームは、稼働可能となる請求項12に記載のロボットシステム。
  14. 前記送電側給電装置は、電源と、前記電源と電気的に接続された第1の共振コイルと、を含み、
    前記冷却部は、ペルチェ素子を含み、
    前記受電側給電装置は前記冷却部と電気的に接続された第2の共振コイルを含み、
    前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動すると、前記第1共振コイルから前記第2共振コイルへ電磁誘導により電力が供給される請求項10ないし13のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  15. 前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記第1共振コイルの中心軸と前記第2共振コイルの中心軸とが平行となる請求項14に記載のロボットシステム。
  16. 前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後に、前記ロボットアームと前記給電部との相対位置を調整する位置調整部をさらに備える請求項10ないし15のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  17. 前記位置調整部は、前記ロボットアームによって、前記受電側給電部が前記送電側給電部から非接触で電力を受電できる位置に移動した後の撮像情報を撮像するカメラを有する請求項16に記載のロボットシステム。
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