JP2014233672A - 超磁歪アクチュエータ - Google Patents
超磁歪アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014233672A JP2014233672A JP2013116532A JP2013116532A JP2014233672A JP 2014233672 A JP2014233672 A JP 2014233672A JP 2013116532 A JP2013116532 A JP 2013116532A JP 2013116532 A JP2013116532 A JP 2013116532A JP 2014233672 A JP2014233672 A JP 2014233672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator
- rod
- coil
- bobbin
- dimensional view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002699 waste material Substances 0.000 abstract description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
【課題】従来の超磁歪アクチュエータの場合、コイルに入力された信号に従いコイルの中に挿入されている可動ロッドが振動すると、その反動で本体コイル部分が揺れて無駄にエネルギーが消費されてしまう。この問題を解決するのを課題とする。【解決手段】筒状ボビン(1)の長さ方向の真ん中の位置の筒内に設置されている中蓋部(2)を中心にして、ちょうど対称的に上ロッド(3)と下ロッド(4)が設置されている事を特徴とする超磁歪アクチュエータを構築する。【選択図】図1
Description
超磁歪素子を利用したアクチュエータに関する発明である。
最近、振動発生させるアクチュエータ発振子として超磁歪素子を利用したものに注目が集まっている。
従来の超磁歪アクチュエータの場合、コイルに入力された信号に従いコイルの中に挿入されている可動ロッドが振動すると、その反動で本体コイル部分が揺れて無駄にエネルギーが消費されてしまう。この問題を解決するのを課題とする。
図1のような構造の超磁歪アクチュエータを構築する。
筒状ボビン(1)の長さ方向の真ん中の位置の筒内に設置されている中蓋部(2)を中心にして、ちょうど対称的に上ロッド(3)と下ロッド(4)が設置されている事を特徴とする超磁歪アクチュエータを構築する。
中空で筒状の図2で示すボビン(1)には変形上蓋部(5)と変形下蓋部(6)が設置されてその周りにはコイル(7)が巻かれていて、長さ方向の真ん中の筒内には中蓋部(2)が設置されている。
上ロッド(3)下ロッド(4)はそれぞれ中蓋部(2)から近い順にバイアス磁石1(7)、超磁歪ロッド(9)バイアス磁石2(8)と接続されて円柱状を形成し、その先の接続部(10)が出ている。つまり、上ロッド(3)と下ロッド(4)は、中蓋部(2)を中心に上下対称の形態を成している。ただし、全バイアス磁石の磁界の方向は対称ではなく同じ向きになるように設置する。又、バイアス磁石(7)の位置は従来のアクチュエータ同様コイル(7)の近くに設置する事も一案である。
この時、中蓋部(2)はより大きな力に耐えられるように強化された材質の部材にすることも一案である。
筒状ボビン(1)の長さ方向の真ん中の位置の筒内に設置されている中蓋部(2)を中心にして、ちょうど対称的に上ロッド(3)と下ロッド(4)が設置されている事を特徴とする超磁歪アクチュエータを構築する。
中空で筒状の図2で示すボビン(1)には変形上蓋部(5)と変形下蓋部(6)が設置されてその周りにはコイル(7)が巻かれていて、長さ方向の真ん中の筒内には中蓋部(2)が設置されている。
上ロッド(3)下ロッド(4)はそれぞれ中蓋部(2)から近い順にバイアス磁石1(7)、超磁歪ロッド(9)バイアス磁石2(8)と接続されて円柱状を形成し、その先の接続部(10)が出ている。つまり、上ロッド(3)と下ロッド(4)は、中蓋部(2)を中心に上下対称の形態を成している。ただし、全バイアス磁石の磁界の方向は対称ではなく同じ向きになるように設置する。又、バイアス磁石(7)の位置は従来のアクチュエータ同様コイル(7)の近くに設置する事も一案である。
この時、中蓋部(2)はより大きな力に耐えられるように強化された材質の部材にすることも一案である。
中蓋部(2)を境に設置された上ロッド(3)と下ロッド(4)とは入力された信号に対して、互いに逆方向へ伸縮し、全体として上ロッド(3)と下ロッド(4)が一つの伸縮運動することになる。
この時、上ロッド(3)と下ロッド(4)が振動する事による起きる反動は中蓋部(2)に集中すると同時に互いに打ち消しあうので、ボビン(1)及びコイル(7)が反動で揺れたりしてエネルギーを無駄に消費する事は無い。
これを使用するには振動を与えたい対象物で直接、或いは接続具などを介して上下の接続部(10)を挟む形で与圧を与えながら接続する。
この他、本願発明は形態が特殊なので、新規なデザインのアクチュエータとして、あるいは既存特許の回避の場面、又あるいは今後新たな使い方の場面が想定されるものであろう。
この時、上ロッド(3)と下ロッド(4)が振動する事による起きる反動は中蓋部(2)に集中すると同時に互いに打ち消しあうので、ボビン(1)及びコイル(7)が反動で揺れたりしてエネルギーを無駄に消費する事は無い。
これを使用するには振動を与えたい対象物で直接、或いは接続具などを介して上下の接続部(10)を挟む形で与圧を与えながら接続する。
この他、本願発明は形態が特殊なので、新規なデザインのアクチュエータとして、あるいは既存特許の回避の場面、又あるいは今後新たな使い方の場面が想定されるものであろう。
先行技術文献との比較
特許文献1における超磁歪ロッド11は、磁界発生コイル5に入力された信号に従い伸縮するけれど、超磁歪ロッド11が振動した事により今度は逆に自戒発生コイル5、円盤状ヨーク7、外筒15、ハウジング3などの本体部分が反動で揺れてしまい無駄にエネルギーが消費されてしまう。
この点、本願発明の場合、上ロッド(3)と下ロッド(4)が振動する事による起きる反動は中蓋部(2)に集中すると同時に互いに打ち消しあうので、ボビン(1)及びコイル(7)が反動で揺れたりしてエネルギーを無駄に消費する事は無いので、特許文献1より効率良く振動が発生する。
特許文献1における超磁歪ロッド11は、磁界発生コイル5に入力された信号に従い伸縮するけれど、超磁歪ロッド11が振動した事により今度は逆に自戒発生コイル5、円盤状ヨーク7、外筒15、ハウジング3などの本体部分が反動で揺れてしまい無駄にエネルギーが消費されてしまう。
この点、本願発明の場合、上ロッド(3)と下ロッド(4)が振動する事による起きる反動は中蓋部(2)に集中すると同時に互いに打ち消しあうので、ボビン(1)及びコイル(7)が反動で揺れたりしてエネルギーを無駄に消費する事は無いので、特許文献1より効率良く振動が発生する。
これを使用するには、振動を与えたい対象物で直接、或いは接続具などを介して上下の接続部(10)を挟みながら与圧を加えるので、中蓋部(2)で支えられたボビン(1)及びコイル(7)は特に固定具などを必要としなくても安定して固定される。
本願発明のアクチュエータの基本形態断面図1に、又この実施例のボビンの立体図を図2に示す。
実施例1の対称的に設置してある上ロッド(3)下ロッド(4)に共振作用を得て諸特性を改善すべく弾性体(12)を追加構成した例の断面図を図3に示した。
この例では各ロッドに一つの弾性体(12)を設置したが、この他のパーツとパーツの間に、あるいは接続部(10)の先等に設置、あるいは追加設置しても良い。
この弾性体(12)の素材としては板バネ、プラスチックゴムなどを利用できる。
この例では各ロッドに一つの弾性体(12)を設置したが、この他のパーツとパーツの間に、あるいは接続部(10)の先等に設置、あるいは追加設置しても良い。
この弾性体(12)の素材としては板バネ、プラスチックゴムなどを利用できる。
実施例1のアクチュエータを上蓋下蓋有円筒状の本体(11)に組み込んだ例の断面図を図4に示す。上下の接続部(10)へは本体(11)から与圧を受ける形で構成されている。
これを使用するには振動を与えたい対象物を本体(11)のいずれかの部分に接触させる。
これを使用するには振動を与えたい対象物を本体(11)のいずれかの部分に接触させる。
本体(11)の形態を片側板無の開口箱形状として、続いて、固定具などを接続設置することが可能になるように、ボビンケース(12)の中に実施例1のボビンを挿入した形態のボビン(1)で構成した実施例の断面図を図5に、立体図を図6に、又この実施例のボビンの組立立体図7を示す。
これを使用するには本体(11)を振動を与えたい対象物に接触させる。
又、アクチュエータ本体を支え固定する必要がある時はボビン(1)に固定具を接続するなどで対応できる。
これを使用するには本体(11)を振動を与えたい対象物に接触させる。
又、アクチュエータ本体を支え固定する必要がある時はボビン(1)に固定具を接続するなどで対応できる。
実施例4のボビン(1)にスタンド(15)を接続設置し、本願アクチュエータ(13)に振動板(14)を接続設置して構成したスピーカーシステムの背面立体図と側面立体図を図8に示す。
実施例4の本願アクチュエータ(13)で構成したスタンド式スピーカー例の背面立体図を図9に示す。
振動を与えるべき対象物(16)に本願アクチュエータ(13)を設置具(17)で取り付けた実施例の立体図を図10に示す。
本願アクチュエータ(13)は設置具(17)の取り付け方で与圧が加えられている。
本願アクチュエータ(13)は設置具(17)の取り付け方で与圧が加えられている。
振動を与えるべき対象物(16)に箱型の凹部を設置し、その中にシュリンクフィットで本願アクチュエータ(13)を、直接設置構成した実施例の立体図を図11に示した。
振動を与えるべき対象物(16)とは、例えば石油掘削設備の場合の時はドリルパイプ、スピーカーの場合は振動板、など、振動を与えるべき対象物に直接本願アクチュエータを設置する。
振動を与えるべき対象物(16)とは、例えば石油掘削設備の場合の時はドリルパイプ、スピーカーの場合は振動板、など、振動を与えるべき対象物に直接本願アクチュエータを設置する。
1 ボビン
2 中蓋部
3 上ロッド
4 下ロッド
5 上蓋部
6 下蓋部
7 バイアス磁石1
8 バイアス磁石2
9 超磁歪ロッド
10 接続部
11 本体
12 ボビンケース
13 本願アクチュエータ
14 振動板
15 スタンド
16 振動を与えるべき対象物
17 設置具
2 中蓋部
3 上ロッド
4 下ロッド
5 上蓋部
6 下蓋部
7 バイアス磁石1
8 バイアス磁石2
9 超磁歪ロッド
10 接続部
11 本体
12 ボビンケース
13 本願アクチュエータ
14 振動板
15 スタンド
16 振動を与えるべき対象物
17 設置具
Claims (1)
- 筒状ボビン(1)の長さ方向の真ん中の位置の筒内に設置されている中蓋部(2)を中心にして、ちょうど対称的に上ロッド(3)と下ロッド(4)が設置されている事を特徴とする超磁歪アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013116532A JP5346137B1 (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | 超磁歪アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013116532A JP5346137B1 (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | 超磁歪アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5346137B1 JP5346137B1 (ja) | 2013-11-20 |
JP2014233672A true JP2014233672A (ja) | 2014-12-15 |
Family
ID=49764880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013116532A Expired - Fee Related JP5346137B1 (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | 超磁歪アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5346137B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107147333A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-09-08 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种便携式智能装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11266496A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-09-28 | Moritex Corp | 超磁歪スピーカ |
JP2006238575A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Tdk Corp | アクチュエータ |
GB0719246D0 (en) * | 2007-10-03 | 2007-11-14 | Feonic Plc | Transducer for vibration absorbing, sensing and transmitting |
JP4524700B2 (ja) * | 2007-11-26 | 2010-08-18 | ソニー株式会社 | スピーカ装置およびスピーカ駆動方法 |
-
2013
- 2013-06-01 JP JP2013116532A patent/JP5346137B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107147333A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-09-08 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种便携式智能装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5346137B1 (ja) | 2013-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6036143B2 (ja) | 発電装置 | |
JP6317822B2 (ja) | 一自由度磁力防振装置 | |
JP5524074B2 (ja) | 機械的振動エネルギを電気エネルギに変換する電気機械式発電機 | |
JP5645179B2 (ja) | 発電素子 | |
JP5248598B2 (ja) | 機械的振動エネルギーを電気エネルギーに変換するための永久磁石による発電機 | |
CN104115392A (zh) | 发电装置 | |
JP6174053B2 (ja) | 磁歪式振動発電装置 | |
JP5802547B2 (ja) | 電気機械変換器と電気音響変換器及びそれを用いた補聴器 | |
JP6349909B2 (ja) | 発電装置 | |
JP2015146708A (ja) | 振動発電装置 | |
JP5346137B1 (ja) | 超磁歪アクチュエータ | |
US20050082916A1 (en) | Lever-arm displacement-increasing device | |
JP6171992B2 (ja) | 発電装置 | |
WO2015162988A1 (ja) | 発電装置 | |
JP2015177552A (ja) | 発電装置 | |
JP6155009B2 (ja) | 発電装置 | |
JP5890721B2 (ja) | 発電素子 | |
JP6125366B2 (ja) | 磁歪素子利用の振動発電装置 | |
KR20160019584A (ko) | 선형 진동자 | |
JP2014197959A (ja) | 発電装置 | |
JP6422354B2 (ja) | 発電装置 | |
JP5296911B1 (ja) | 振動発生システム | |
WO2014168007A1 (ja) | 発電装置 | |
KR101504867B1 (ko) | 능동형 에너지 수확기 | |
JP6209818B2 (ja) | 発電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5346137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |