JP2014232091A - 放射性物質の貯蔵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射性物質の貯蔵装置において、製造コストを低減可能とすると共に放射性物質を安全に貯蔵可能とする。【解決手段】放射性物質を貯留する矩形状をなす容器11と、同様の形状をなしてこの容器11内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体12とを設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、核燃料の再処理工程における核燃料物質を含む放射性物質を貯蔵するための放射性物質の貯蔵装置に関するものである。
原子力発電プラントに使用される原子炉として、加圧水型原子炉や沸騰水型原子炉などがある。このような原子炉では、内部に多数の燃料集合体(核燃料)を配置すると共に、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、核燃料が核分裂することで発生した熱により軽水を加熱し、この加熱された軽水(蒸気)により発電を行っている。
この核燃料は、原子炉で使用すると、ウラン235が核分裂して異なる物質、例えば、セシウム、ストロンチウム、ヨウ素、キセノンなどになって減損していくことから、所定期間経過すると定格の出力を出せなくなる。そのため、使用済の核燃料を原子炉から取り出し、再処理施設での再処理が必要となる。まず、原子炉で使用済みになった核燃料を使用済燃料輸送容器(キャスク)に入れて再処理施設に搬送し、貯蔵プールで冷却しながら貯蔵する。次に、放射能が低下した使用済核燃料を細かくせん断し、燃料の部分を硝酸で溶かしてウラン、プルトニウム、核分裂生成物に分離する。そして、ウラン溶液とプルトニウム溶液を精製、脱硝してウラン酸化物とウラン・プルトニウム混合酸化物の2種類の製品を作る。一方、再処理工程で生じた核分裂生成物を含む廃液は、強い放射能を帯びていることから高レベルの放射性廃棄物となり、貯槽で冷却してからガラス材料により固化された後、キャニスタに充填されて貯蔵される。
このような再処理施設にて、製品となる過程の核燃料物質を含む放射性物質は、各処理部で貯蔵容器に貯蔵されながら処理され、次工程に搬送される。この貯蔵容器は、核燃料物質を含む放射性物質を貯蔵する必要から十分な安全性を考慮する必要があり、一般的には、円環型の容器が使用されている。このような従来の放射性物質の貯蔵装置は、設置に要するスペースが大きくなることから、この点を改善した事例として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
上述した従来の放射核分裂性物質溶液用の貯蔵タンクは、タンク内に固体中性子吸収材を収納する複数の管列を配置して構成している。しかし、固体中性子吸収材を収納する各管の形状がそれぞれ相違することから、製作性が良くなく、製造コストが増加してしまう。また、固体中性子吸収材を収納する各管の配置間隔にばらつきがあり、中性子吸収機能が部分的に低下するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、製造コストを低減可能とすると共に放射性物質を安全に貯蔵可能とする放射性物質の貯蔵装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の放射性物質の貯蔵装置は、放射性物質を貯留する容器と、同様の形状をなして前記容器内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体と、を有することを特徴とするものである。
従って、複数の中性子吸収体が同様の形状をなすことで、製造コストを低減することができ、また、複数の中性子吸収体を容器内にほぼ均等間隔で配置することで、放射性物質からの中性子を効果的に吸収することが可能となり、保守及び管理面の安全性を向上することができる。なお、中性子吸収体は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されていることが望ましい。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記容器は、中空の矩形状をなし、前記複数の中性子吸収体は、多角柱形状をなし、且つ、前記容器内に平行をなして配置されることを特徴としている。
従って、角柱形状をなす中性子吸収体を容器内に平行をなして配置することで、放射性物質からの中性子を適正に吸収することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記複数の中性子吸収体は、前記容器内に外面同士が平行をなして配置されることを特徴としている。
従って、複数の中性子吸収体の外面同士を平行に配置することで、放射性物質からの中性子を適正に吸収することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記容器は、中空の多角筒形状または中空の円筒形状をなすと共に、前記複数の中性子吸収体は、多角柱形状または円柱形状をなし、且つ、前記容器内に一定間隔で配置されることを特徴としている。
従って、多角柱形状または円柱形状をなす中性子吸収体を容器内に一定間隔で配置することで、放射性物質からの中性子を適正に吸収することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記中性子吸収体は、中空形状をなし、内部に減速材が配置されることを特徴としている。
従って、中性子吸収体の内部に減速材を配置することで、放射性物質からの中性子を中性子吸収体で吸収し、減速材で減速させて中性子吸収体で吸収しやすくすることで、安全性を向上することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記中性子吸収体は、内部に冷却材通路が設けられることを特徴としている。
従って、中性子吸収体の内部に冷却材通路を設けることで、放射性物質を冷却材により冷却することで、高温化を防止することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記中性子吸収体は、中空形状をなし、内部に中性子吸収材または減速材が配置されると共に、前記中性子吸収体と前記減速材の間に冷却材通路が設けられることを特徴としている。
従って、中性子吸収体の内部に中性子吸収材または減速材を配置することで、放射性物質からの中性子を中性子吸収材で吸収し、減速材で減速させて中性子吸収材で吸収しやすくすることで、安全性を向上することができ、また、中性子吸収体の内部に冷却材通路を設けることで、放射性物質を冷却材により冷却することで、高温化を防止することができる。なお、中性子吸収体の内部は、臨界の安全性を担保可能であるならば、冷却材(水、ほう酸水などの液体、または、空気などの気体)のみの構成としてもよい。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記冷却材通路に対して冷却材を循環する冷却材循環装置が設けられることを特徴としている。
従って、放射性物質を冷却する冷却材を循環することで、放射性物質を効果的に冷却することができる。なお、冷却材に気体を用いる場合、循環装置として気体の対流による自然循環での冷却としてもよい。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記中性子吸収体は、鉛直方向における下部が上部より太く形成されることを特徴としている。
従って、容器内に貯留されている放射性物質からの水分の蒸発によって濃度が高くなり、放射性物質の液面が低下した場合に減速が不十分となっても、中性子吸収体の下部が上部より太いことから、中性子を厚さの大きい中性子吸収体の下部により適正に吸収することとなり、臨界の安全性を常時担保できる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置では、前記容器は、外面に中性子吸収体または中性子反射体が配置されることを特徴としている。
従って、容器を所定間隔で複数配置しても、容器の外側へ放出される放射線が自身の中性子吸収体により吸収されるか、または、隣接する他の中性子反射体により反射されることとなり、複数の容器により放射性物質を安全に貯蔵することができる。
本発明の放射性物質の貯蔵装置によれば、同様の形状をなす複数の中性子吸収体を容器内にほぼ均等間隔で配置するので、製造コストを低減することができると共に、放射性物質を安全に貯蔵することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の放射性物質の貯蔵装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る放射性物質の貯蔵装置を表す概略構成図、図2は、使用済核燃料の再処理工程を表す概略図である。
実施例1の放射性物質の貯蔵装置は、使用済核燃料の再処理工程における核燃料物質を含む放射性物質を貯槽内で冷却するものである。
まず、使用済核燃料の再処理工程について説明する。この使用済核燃料の再処理工程は、図2に示すように、使用済核燃料の受入れ・貯蔵工程と、せん断・溶解工程と、分離工程と、精製工程と、脱硝工程と、製品貯蔵工程とから構成されている。
受入れ・貯蔵工程は、トラック201により搬送されたキャスク202を燃料プール203に投入し、冷却水内で使用済核燃料204を取り出して一時的に貯留するものである。せん断・溶解工程は、使用済核燃料204を燃料プール203から取り出し、せん断装置205によりせん断した後、溶解槽206に投入して溶解するものである。このせん断工程では、廃ガスが発生することから、図示しないが、発生した廃ガスは廃ガス処理装置へ送り出して処理している。そして、溶解工程では、溶解槽206に、硝酸207を貯留しており、この硝酸207により使用済核燃料204を溶解させることで、ウラン208、プルトニウム209、核分裂生成物(高レベル放射性廃棄物)210などの燃料溶解液を生成する。また、溶解工程では、遠心分離機などにより、硝酸207に溶解しないで燃料溶解液に含まれる被覆管などの不溶解残渣(異物)211を取り除き、この不溶解残渣211を所定の貯蔵容器に収容して保管する。
分離工程は、燃料溶解液から溶液として、ウラン溶液(ウラン208)やプルトニウム溶液(プルトニウム209)を分離するものである。具体的に、分離工程では、まず、ウラン溶液及びプルトニウム溶液から核分裂生成物(高レベル放射性廃棄物)210を取り除き、貯槽で冷却してからガラス材料により固化して保管する。そして、分離工程では、次に、ウラン溶液とプルトニウム溶液とを分離する。
精製工程は、ウラン溶液とプルトニウム溶液をそれぞれ硝酸ウラン溶液と硝酸プルトニウム溶液に精製すると共に、硝酸ウラン溶液の一部を硝酸プルトニウム溶液に混合して硝酸ウラン/プルトニウム溶液を精製するものである。この場合、精製した硝酸ウラン/プルトニウム溶液に対してPu富化度を調整している。脱硝工程は、硝酸ウラン溶液と硝酸ウラン/プルトニウム溶液を脱硝し、ウラン酸化物とウラン/プルトニウム混合酸化物を精製するものである。
製品貯蔵工程は、ウラン酸化物とウラン/プルトニウム混合酸化物をそれぞれ製品212,213として貯蔵する。その後、貯蔵したウラン酸化物とウラン/プルトニウム混合酸化物を適宜混合することで、装荷用燃料を製造することができる。
実施例1の放射性物質の貯蔵装置は、上述した使用済核燃料を再処理する過程における放射性物質としての放射性溶液を貯蔵するものであり、せん断・溶解工程、分離工程、製品貯蔵工程などで使用することができる。
実施例1において、図1に示すように、放射性物質の貯蔵装置10は、容器11と、複数の中性子吸収体12とで構成されている。容器11は、中空の矩形状、本実施例では、天井部11aと、4個の側壁部11bと、底部11cとで構成される6面体をなしている。この容器11は、内部に中空部13が形成されており、この中空部13に放射性溶液を貯留することができる。
中性子吸収体12は、多角柱形状、本実施例では、板形状(四角柱形状)をなし、全てが同様の形状をなしている。中性子吸収体12は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。複数(本実施例では、4個)の中性子吸収体12は、容器11内にほぼ均等間隔で直列に配置されている。また、複数の中性子吸収体12は、容器11の中空部13に平行をなして配置されている。この場合、複数の中性子吸収体12は、2個の端面が容器11の内壁に接触し、2個の平面(外面)同士が平行をなして配置されている。なお、一部の中性子吸収体12は、平面が容器11の内壁と中性子吸収体12同士の間隔と同間隔で平行をなして配置されている。この場合、中性子吸収体12は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されていることが望ましい。
そのため、容器11は、内部に複数の中性子吸収体12が等間隔で直列に配置されることで、中空部13が複数の貯留部14に区画され、この複数の貯留部14に放射性溶液を貯留可能となっている。
また、容器11は、図示しないが、所定の貯蔵位置に所定間隔で複数配置されるなど必要となる場合には、外面に中性子遮蔽体15を配置したりすることが望ましい。この中性子遮蔽体15は、減速材のみの場合もあれば、中性子吸収機能を含む場合もある。
なお、容器11は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する材料を使用する。また、中性子吸収体12は、ボロン(B)、カドミウム(Cd)、ガドリニウム(Gd)などの熱中性子吸収断面積の大きい核種を含有する材料、例えば、B4C、ボロン添加アルミニウム(B−Al)、ボロン添加ステンレス(B−SUS)で製造される場合、及び、貯留する溶液の性質によっては減速材である水素を含む水、ポリエチレン、コンクリートなどと併用した材料を使用する。
このように実施例1の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する矩形状をなす容器11と、同様の形状をなしてこの容器11内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体12とを設けている。
従って、複数の中性子吸収体12が同様の形状をなすことで、製造コストを低減することができ、また、複数の中性子吸収体12を容器11内にほぼ均等間隔で配置することで、放射性溶液からの中性子を効果的に吸収することが可能となり、安全性を向上することができる。
実施例1の放射性物質の貯蔵装置では、複数の中性子吸収体12を容器11内に平行をなして配置している。この場合、複数の中性子吸収体12を外面同士が平行をなして配置している。従って、放射性溶液からの中性子を適正に吸収することができる。
実施例1の放射性物質の貯蔵装置では、容器11の外面に中性子吸収体15または中性子反射体を配置している。従って、容器11を所定間隔で複数配置しても、容器11の外側へ放出される放射線が自身の中性子吸収体15により吸収されるか、または、隣接する他の中性子反射体により反射されることとなり、複数の容器11により放射性溶液を安全に貯蔵することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る放射性物質の貯蔵装置を表す概略構成図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2において、図3に示すように、放射性物質の貯蔵装置20は、容器11と、複数の中性子吸収体21とで構成されている。容器11は、実施例1と同様の構成をなしており、内部に中空部13が形成されている。
中性子吸収体21は、多角柱形状、本実施例では、板形状(四角柱形状)をなし、全てが同様の形状をなしている。中性子吸収体21は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。複数(本実施例では、4個)の中性子吸収体21は、容器11内にほぼ均等間隔で直列に配置されている。また、複数の中性子吸収体21は、容器11の中空部13に平行をなして配置されている。そのため、容器11は、内部に複数の中性子吸収体21が等間隔で直列に配置されることで、中空部13が複数の貯留部14に区画され、この複数の貯留部14に放射性溶液を貯留可能となっている。
また、中性子吸収体21は、中空形状をなす中性子吸収材22と、中性子吸収材22の内部に配置される減速材23とにより構成されている。この減速材23は、水素(H)など減速材核種を含む材料で構成されている。減速材23の形態は、固体状(板状、ペレット状、コンクリート、ポリエチレンなど)や液体状(水、ほう酸水など)であってもよい。
なお、中性子吸収体21は、ボロン(B)、カドミウム(Cd)、ガドリニウム(Gd)のような中性子吸収断面積の大きい中性子吸収核種を適用し、減速材23は、高速中性子の熱中性子領域への減速を効率的に行う水素、炭素など減速効果の高い軽核種である。そのため、中性子吸収体21と減速材23とは、これらを均一または適切な形で不均一に含む材料体とするが、放射性物質の性質によっては中性子吸収核種のみの場合もある。
このように実施例2の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する矩形状をなす容器11と、同様の形状をなしてこの容器11内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体21とを設け、中性子吸収体21を中空形状をなす中性子吸収材22とその内部に配置される減速材23により構成している。
従って、複数の中性子吸収体21が同様の形状をなすことで、製造コストを低減することができ、また、複数の中性子吸収体21を容器11内にほぼ均等間隔で配置することで、放射性溶液からの中性子を効果的に吸収することが可能となり、安全性を向上することができる。また、中性子吸収材22の内部に減速材23を配置することで、放射性溶液からの中性子を中性子吸収材22で吸収し、減速材23で減速させて中性子吸収体で吸収しやすくすることで、安全性を向上することができる。
図4は、本発明の実施例3に係る放射性物質の貯蔵装置を表す概略構成図、図5及び図6は、実施例3の放射性物質の貯蔵装置の変形例を表す概略構成図である。
実施例3において、図4に示すように、放射性物質の貯蔵装置30は、容器11と、複数の中性子吸収体31,32とで構成されている。容器11は、実施例1と同様の構成をなしており、内部に中空部13が形成されている。
中性子吸収体31,32は、多角柱形状、本実施例では、板形状(四角柱形状)をなし、中性子吸収体31と中性子吸収体32は、それぞれ同様の形状をなしている。中性子吸収体31,32は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。一組の中性子吸収体31,32は、容器11内にほぼ均等間隔で複数組直列に配置され、容器11の中空部13に平行をなして配置されている。この場合、複数組の中性子吸収体31,32は、配列方向に対して左右交互に配置され、各中性子吸収体31,32は、対向しない端面が容器11の内壁に接触し、各平面(外面)同士が平行をなして配置されている。
そのため、容器11は、内部に複数組の中性子吸収体31,32が等間隔で直列に配置されることで、中空部13が複数の貯留部33に区画され、この複数の貯留部33は、各中性子吸収体31,32間の貯留部34により連通し、各貯留部33,34に放射性溶液を貯留可能となっている。
なお、中性子吸収体31,32の形状は、上述したものに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、放射性物質の貯蔵装置40は、容器11と、複数の中性子吸収体41とで構成されている。中性子吸収体41は、多角柱形状、本実施例では、板形状(四角柱形状)をなし、同様の形状をなしている。中性子吸収体41は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。各中性子吸収体41は、容器11内にほぼ均等間隔で直列に配置され、容器11の中空部13に平行をなして配置されている。この場合、中性子吸収体41は、2個の端面が容器11の内壁から離間し、各平面(外面)同士が平行をなして配置されている。
容器11の内部に複数の中性子吸収体41が等間隔で直列に配置されることで、中空部13が複数の貯留部42に区画され、この複数の貯留部42は、各中性子吸収体41と容器11の内壁との間の貯留部43により連通し、各貯留部42,43に放射性溶液を貯留可能となっている。
また図6に示すように、放射性物質の貯蔵装置50は、容器11と、複数の中性子吸収体51とで構成されている。中性子吸収体51は、多角柱形状、本実施例では、四角柱形状をなし、同様の形状をなしている。中性子吸収体51は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。各中性子吸収体51は、容器11内にほぼ均等間隔で配置され、容器11の中空部13に平行をなして配置されている。この場合、中性子吸収体51は、各平面(外面)同士が平行をなして配置されている。
容器11の内部に複数の中性子吸収体51が等間隔で配置されることで、中空部13が複数の貯留部52に区画され、この複数の貯留部52に放射性溶液を貯留可能となっている。
なお、中性子吸収体31,32,41,51は、実施例2で説明したように、中性子吸収材とその内部に配置される減速材とで構成してもよい。
このように実施例3の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する矩形状をなす容器11と、同様の形状をなしてこの容器11内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体31,32,41,51とを設けている。
従って、複数の中性子吸収体31,32,41,51が同様の形状をなすことで、製造コストを低減することができ、また、複数の中性子吸収体31,32,41,51を容器11内にほぼ均等間隔で配置することで、放射性溶液からの中性子を効果的に吸収することが可能となり、安全性を向上することができる。
図7は、本発明の実施例4に係る放射性物質の貯蔵装置を表す概略構成図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例4において、図7に示すように、放射性物質の貯蔵装置60は、容器61と、複数の中性子吸収体62,63とで構成されている。容器61は、多角筒形状または中空の円筒形状、本実施例では、六角筒形状をなし、内部に中空部64が形成されており、この中空部64に放射性溶液を貯留することができる。
中性子吸収体62,63は、多角柱形状、本実施例では、中性子吸収体62は、円柱形状をなし、中性子吸収体63は、半円柱形状をなし、それぞれ同様の形状をなしている。中性子吸収体62,63は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。複数の中性子吸収体62,63は、容器61内にほぼ均等間隔で配置されている。また、複数の中性子吸収体62,63は、容器61の中空部64に一定間隔で配置されている。この場合、中性子吸収体62は、容器61の内壁面から離間し、中性子吸収体63は、平面部が容器61の内壁面に接触している。
そのため、容器61は、内部に複数の中性子吸収体62,63が等間隔で配置されることで、その間に貯留部65が設けられ、この貯留部65に放射性溶液を貯留可能となっている。
このように実施例4の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する六角筒形状をなす容器61と、同様の形状をなしてこの容器61内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体62,63とを設けている。
従って、複数の中性子吸収体62,63が同様の形状をなすことで、製造コストを低減することができ、また、複数の中性子吸収体62,63を容器61内にほぼ均等間隔で配置することで、放射性溶液からの中性子を効果的に吸収することが可能となり、安全性を向上することができる。
図8は、本発明の実施例5に係る放射性物質の貯蔵装置を表す概略構成図、図9は、実施例5の放射性物質の貯蔵装置における中性子吸収体の水平断面図、図10から図12は、実施例5の中性子吸収体の変形例を表す水平断面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例5において、図8に示すように、放射性物質の貯蔵装置70は、容器71と、複数の中性子吸収体72,73とで構成されている。容器71は、中空形状をなし、内部に中空部79が形成されており、この中空部79に放射性溶液を貯留することができる。
中性子吸収体72,73は、四角柱形状をなし、全てが同様の形状をなしている。複数の中性子吸収体72,73は、容器71内にほぼ均等間隔で配置されている。また、複数の中性子吸収体72,73は、容器71の中空部79に平行をなして配置されている。この場合、各中性子吸収体72,73は、容器71の内壁面から離間している。
また、中性子吸収体72は、中空形状をなす中性子吸収材74と、中性子吸収材74の内部に配置される減速材75とにより構成されている。一方、中性子吸収体73は、中空形状をなす中性子吸収材76と、中性子吸収材76の内部に配置される減速材77と、中性子吸収材76と減速材77との間に配置される冷却材通路77とにより構成されている。この場合、中性子吸収体73にて、中性子吸収材76及び減速材77が矩形をなし、中性子吸収材76の3個の内壁面に減速材78が接触することで、中性子吸収材76の1個の内壁面と減速材77との間に冷却材通路78が形成される。なお、中性子吸収体72,73は、酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する中空形状の材料によって被覆されている。
そのため、容器71は、内部に複数の中性子吸収体72,73が等間隔で配置されることで、その間に貯留部80が設けられ、この貯留部80に放射性溶液を貯留可能となっている。
容器71は、各中性子吸収体73の冷却材通路78に連通する下部ヘッダ81と上部ヘッダ82が形成され、下部ヘッダ81に供給ポート81aが形成され、上部ヘッダ82に排出ポート82aが形成されている。そして、供給ポート81aと排出ポート82aを容器71の外部で連結する冷却材循環路83が設けられ、この冷却材循環路83にポンプ84と熱交換器(冷却装置)85が設けられている。この場合、冷却材循環路83とポンプ84と熱交換器85により冷却材通路78に対して冷却材(水またはほう酸水等の液体、または、空気等の気体)を循環する冷却材循環装置が構成される。なお、冷却材に気体を用いる場合は、循環装置として気体の対流による自然循環での冷却も可能である。
従って、ポンプ84を駆動すると、冷却材循環路83の冷却材が容器71の供給ポート81aから下部ヘッダ81に供給され、下部ヘッダ81から分岐して各中性子吸収体73の冷却材通路78に供給される。そのため、冷却材通路78を流れる冷却材により放射性溶液を冷却することができる。その後、各中性子吸収体73の冷却材通路78に供給された冷却材は、上部ヘッダ82に集合し、排出ポート82aから冷却材循環路83に排出され、熱交換器85により冷却された後、再び各中性子吸収体73の冷却材通路78に供給される。
なお、中性子吸収体73は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、中性子吸収体91にて、中性子吸収材92が矩形をなし、減速材93が矩形における2個の角部を切り欠いた形状とし、中性子吸収材92内に減速材93を嵌合することで、中性子吸収材92と減速材93との間の2個の角部に2個の冷却材通路94が形成される。
また、図11に示すように、中性子吸収体101にて、中性子吸収材102が矩形をなし、減速材103が幅の小さい矩形をなし、中性子吸収材102内に減速材103を装着することで、中性子吸収材102と減速材103との間の2個の端部に2個の冷却材通路104が形成される。
また、図12に示すように、中性子吸収体111にて、中性子吸収材112が円筒をなし、減速材113が外径の小さい円筒をなし、中性子吸収材112内に減速材113を装着することで、中性子吸収材112と減速材113との間にリング形状をなす冷却材通路114が形成される。
中性子吸収材と減速材と冷却材通路を有する中性子吸収体として各種の構成を説明したが、上述した構成に限定されるものではない。
このように実施例5の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する中空形状をなす容器71と、同様の形状をなしてこの容器71内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体72,73とを設け、一部の中性子吸収体73を、中空形状をなす中性子吸収材76と、その内部に配置される減速材77と、中性子吸収材76と減速材77の間に設けられる冷却材通路78とにより構成している。
従って、中性子吸収材76の内部に減速材77を配置することで、放射性溶液からの中性子を中性子吸収材76で吸収し、減速材77で減速させ中性子吸収材76で吸収しやすくすることで、安全性を向上することができる。また、中性子吸収材76と減速材77の間に冷却材通路78を設けることで、放射性溶液を冷却材通路78の冷却材により冷却することで、高温化を防止することができる。
実施例5の放射性物質の貯蔵装置では、中性子吸収体73の冷却材通路78に対して冷却材を循環する冷却材循環装置として、冷却材循環路83とポンプ84と熱交換器85を設けている。従って、放射性溶液を冷却する冷却材を循環し、熱交換器85で冷却することで、放射性溶液を効果的に冷却することができる。
なお、この実施例5では、容器71内に2種類の中性子吸収体72,73を配置し、一部の中性子吸収体73に冷却材通路78を設けたが、その数は放射性溶液の温度に応じて適宜設定すればよいものであり、全ての中性子吸収体に冷却材通路を設けてもよく、また、全ての中性子吸収体に冷却材通路を設け、放射性溶液の温度に応じて冷却材通路を選択的に使用し、必要な冷却材通路だけに冷却材を循環させてもよい。
図13は、本発明の実施例6に係る放射性物質の貯蔵装置を表す縦断面の概略構成図、図14は、実施例6に係る放射性物質の貯蔵装置の変形例を表す縦断面の概略構成図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例6において、図13に示すように、放射性物質の貯蔵装置120は、容器121と、複数の中性子吸収体122とで構成されている。容器121は、中空形状をなし、内部に中空部128が形成されており、この中空部128に放射性溶液を貯留することができる。
中性子吸収体122は、円柱形状(または、多角柱形状)をなし、全てが同様の形状をなしている。複数の中性子吸収体122は、容器121内にほぼ均等間隔で配置されている。また、複数の中性子吸収体122は、容器121の中空部128に平行をなして配置されている。
また、中性子吸収体122は、中空形状をなす酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する材料でできた管123内に中性子吸収材124が充填されて構成されている。この場合、中性子吸収体122は、鉛直方向における下部が上部より太く形成されている。即ち、中性子吸収体122は、上部吸収体125に対して下部吸収体126が大径に設定され、上部吸収体125と下部吸収体126との間に水平な段部127が形成されている。
そのため、容器121は、内部に複数の中性子吸収体122が等間隔で配置されることで、その間に貯留部129が設けられ、この貯留部129に放射性溶液を貯留可能となっている。この場合、中性子吸収体122は、下部吸収体126が上部吸収体125より太く形成されていることから、貯留部129は、隣接する中性子吸収体122の下部間隔W1が上部間隔W2より狭くなっている。
容器121内に貯留されている放射性溶液は、高温であることから分有する水分が蒸発しやすい。また、冷却設備が機能しないときは、放射性溶液を冷却できずに水分が更に蒸発しやすくなる。すると、容器121内の放射性溶液は、その液位が低下して放射性物質の濃度が高くなり、放射性溶液中での水による減速がされにくくなる。ところが、実施例6の貯蔵装置120は、下部吸収体126が上部吸収体125より太く形成されていることから、濃縮した放射性溶液からの中性子を厚さの大きい下部吸収体126により適正に吸収することとなり、臨界の安全性を常時担保できる。
なお、中性子吸収体122は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、図14に示すように、放射性物質の貯蔵装置130は、容器131と、複数の中性子吸収体132とで構成されている。容器131は、中空形状をなし、内部に中空部138が形成されており、この中空部138に放射性溶液を貯留することができる。
中性子吸収体132は、円柱形状(または、多角柱形状)をなし、全てが同様の形状をなしている。複数の中性子吸収体132は、容器131内にほぼ均等間隔で配置されている。また、複数の中性子吸収体132は、容器131の中空部138に平行をなして配置されている。
また、中性子吸収体132は、中空形状をなす酸性及びアルカリ性環境下において耐食性を有する材料でできた管133内に中性子吸収材134が充填されて構成されている。この場合、中性子吸収体132は、鉛直方向における下部が上部より太く形成されている。即ち、中性子吸収体132は、上部吸収体135に対して下部吸収体136が大径に設定され、上部吸収体135と下部吸収体136との間に円錐台形状に傾斜した段部137が形成されている。
そのため、容器131は、内部に複数の中性子吸収体132が等間隔で配置されることで、その間に貯留部139が設けられ、この貯留部139に放射性溶液を貯留可能となっている。この場合、中性子吸収体132は、下部吸収体136が上部吸収体135より太く形成されていることから、貯留部139は、隣接する中性子吸収体132の下部間隔W1が上部間隔W2より狭くなっている。そのため、容器131内に貯留されている放射性溶液の濃度が高くなっても、中性子を厚さの大きい下部吸収体136により適正に吸収することとなり、臨界の安全性を常時担保できる。
なお、中性子吸収体122,132を上部吸収体125,135と下部吸収体126,136との間に段部127,137により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、中性子吸収体を円錐台形状としてもよく、この場合、外面における鉛直方向の中間部が外方に突出した曲面形状とすることが望ましい。
このように実施例6の放射性物質の貯蔵装置にあっては、放射性溶液を貯留する中空形状をなす容器121,131と、同様の形状をなしてこの容器121,131内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体122,132とを設け、中性子吸収体122,132にて、下部吸収体126,136が上部吸収体125,135より太く形成されている。
従って、容器121,131内に貯留されている放射性溶液の水分が蒸発して放射性物質の濃度が高くなり、放射性溶液中での水による減速が不十分となっても、下部吸収体126,136が上部吸収体125,135より太く形成されていることから、濃縮した放射性溶液からの中性子を厚さの大きい下部吸収体126,136により適正に吸収することとなり、臨界の安全性を常時担保できる。
10,20,30,40,50,60,70,120,130 放射性物質の貯蔵装置
11,61,71,121,131 容器
12,21,31,32,41,51,62,63,72,73,91,101,111,122,132 中性子吸収体
13,64,79,128,138 中空部
14,33,34,42,43,52,65,80,129,139 貯留部
22,74,76,92,102,112,124,134 中性子吸収材
23,75,77,93,103,113 減速材
78,94,104,114 冷却材通路
83 冷却材循環路
84 ポンプ
85 熱交換器
125,135 上部吸収体
126,136 下部吸収体
127,137 段部
11,61,71,121,131 容器
12,21,31,32,41,51,62,63,72,73,91,101,111,122,132 中性子吸収体
13,64,79,128,138 中空部
14,33,34,42,43,52,65,80,129,139 貯留部
22,74,76,92,102,112,124,134 中性子吸収材
23,75,77,93,103,113 減速材
78,94,104,114 冷却材通路
83 冷却材循環路
84 ポンプ
85 熱交換器
125,135 上部吸収体
126,136 下部吸収体
127,137 段部
Claims (10)
- 放射性物質を貯留する容器と、
同様の形状をなして前記容器内にほぼ均等間隔で配置される複数の中性子吸収体と、
を有することを特徴とする放射性物質の貯蔵装置。 - 前記容器は、中空の矩形状をなし、前記複数の中性子吸収体は、多角柱形状をなし、且つ、前記容器内に平行をなして配置されることを特徴とする請求項1に記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記複数の中性子吸収体は、前記容器内に外面同士が平行をなして配置されることを特徴とする請求項2に記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記容器は、中空の多角筒形状または中空の円筒形状をなすと共に、前記複数の中性子吸収体は、多角柱形状または円柱形状をなし、且つ、前記容器内に一定間隔で配置されることを特徴とする請求項1に記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記中性子吸収体は、中空形状をなし、内部に中性子吸収材または減速材が配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記中性子吸収体は、内部に冷却材通路が設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記中性子吸収体は、中空形状をなし、内部に減速材が配置されると共に、前記中性子吸収体と前記減速材の間に冷却材通路が設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記冷却材通路に対して冷却材を循環する冷却材循環装置が設けられることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記中性子吸収体は、鉛直方向における下部が上部より太く形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の放射性物質の貯蔵装置。
- 前記容器は、外面に中性子吸収体または中性子反射体が配置されることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記載の放射性物質の貯蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013114345A JP2014232091A (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 放射性物質の貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013114345A JP2014232091A (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 放射性物質の貯蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014232091A true JP2014232091A (ja) | 2014-12-11 |
Family
ID=52125554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013114345A Pending JP2014232091A (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 放射性物質の貯蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014232091A (ja) |
-
2013
- 2013-05-30 JP JP2013114345A patent/JP2014232091A/ja active Pending
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