JP2014231387A - フタ材およびその製造方法 - Google Patents

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健太郎 村木
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健太郎 村木
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Abstract

【課題】本発明は、コストダウンを実現しつつ、また蒸着フィルムの金属光沢を損なうことなく、同時に内容物充填の際のヒートシール性も確保しうるフタ材を提供することを課題とするものである。【解決手段】少なくとも蒸着フィルム、紙層、シーラント層が積層された支持体の蒸着フィルム上に印刷層が形成されており、前記印刷層上にオーバーコート層が形成されているフタ材であって、前記印刷層及び前記オーバーコート層の耐熱性は160℃以上であることを特徴とするフタ材を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ラーメン、スナック菓子などの容器にヒートシールして用いられるフタ材に関する。
食品容器に用いられるフタ材は、内容物の保護や保存性を備えているが、内容物充填に際しては、容器本体へのヒートシール性を備えていることが求められる。
そのためフタ材の容器口部に接着する面には接着層としてシーラント層が設けられており、フタ材のシールバーに接触する面にはフィルム層が設けられている。
また商品としての価値をより高めるために、美麗な外観、印刷によるデザイン性が求められる。
特にフィルムにアルミニウムなどの金属を蒸着したものを用いる場合には、その金属光沢が高級感を作り出し、商品のイメージアップを図ることができるものとして広く用いられている。
実開昭61−145633号公報
アルミニウム蒸着を施したフィルムを用い、フタ材に金属光沢を与える構成のものはこれまで、ポリエステルフィルムにアルミニウムを真空蒸着した蒸着ポリエステルフィルムと、それとは別に裏面印刷を施したフィルムをフィルム面をヒートシールの際のシールバーの接触面になるようにラミネートしたものを作成し、蒸着面で紙などの支持層にラミネートして作られてきた。
しかしながら、蒸着フィルムと裏面印刷フィルムをそれぞれ用意し貼り合わせることは煩雑であり、コストアップにつながる欠点があった。
また蒸着と印刷とを同じフィルムに形成する場合には、最外面は印刷層あるいはオーバーコート層となり、フタ材としての基本性能のひとつであるヒートシール性が損なわれるという問題がある。印刷層がシールバーに転移する、いわゆるインキ取られという現象が発生するためである。
本発明は、コストダウンを実現しつつ、また蒸着フィルムの金属光沢を損なうことなく、同時に内容物充填の際のヒートシール性も確保しうるフタ材を提供することを課題とするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明においては少なくとも蒸着フィルム、紙層、シーラント層が積層された支持体の蒸着フィルム上に印刷層が形成されており、前記印刷層上にオーバーコート層が形成されているフタ材であって、前記印刷層及び前記オーバーコート層の耐熱性は160℃以上であることを特徴とするフタ材によって課題解決を図ろうとするものである。
すなわち上記フタ材においては、金属蒸着フィルム層のフィルム側に耐熱性のインキおよび樹脂を用いて直接印刷層およびオーバーコート層を設け意匠性を損なうことなく、ヒートシール適性をもたせようとするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記印刷層及び前記オーバーコート層に2液硬化型ウレタンインキが用いられ、前記オーバーコート層にはポリエチレン系ワックスが添加されていることを特徴とする請求項1に記載のフタ材を提案するものである。
また、請求項3に記載の発明は、金属蒸着を施した蒸着フィルムの、蒸着層を形成した面とは反対の面に印刷層及びオーバーコート層を設け、一方の面にシーラント層を有する支持層の他方の面に、前記蒸着フィルムを蒸着面を介してラミネートし、前記印刷層及び前記オーバーコート層の耐熱性を160℃以上とすることを特徴とするフタ材の製造方法である。
また請求項4に記載の発明は、前記印刷層及び前記オーバーコート層に2液硬化型ウレタンインキを用い、前記オーバーコート層にはポリエチレン系ワックスを添加することを特徴とする請求項3に記載のフタ材の製造方法である。
本発明に係るフタ材は、印刷層の耐熱性を160℃以上にすることにより、フタ材の最外層をフィルムにすることなくヒートシール適性を確保することが可能となる。
すなわちフィルムの片面に金属蒸着層、他の面に印刷層およびオーバーコート層を形成しオーバーコート層が最外層となるよう支持層と貼り合わせフタ材を形成する。
この方法によれば印刷フィルムと、蒸着フィルムが別個であったものに比べ、フィルムを一層省くことができるためコストダウンが可能になる。
印刷層に使用するインキは、2液硬化型ウレタンインキおよび樹脂を用いることで印刷層およびオーバーコート層の耐熱性を確保することができ、内容物充填の際のヒートシールにおいてシールバーへの印刷層のインキの取られを防止することが可能となる。
一般に2液硬化型ウレタンインキや樹脂は、印刷工程で印刷されたフィルムを巻き取った状態で置かれた場合などに、印刷層やオーバーコート層がフィルム背面と癒着を起こすブロッキングが懸念されるが、オーバーコート層にポリエチレン系ワックスを添加することで、印刷層およびオーバーコート層に2液硬化型ウレタンインキおよび樹脂を用いる場合にも印刷工程でのブロッキングの不具合を防止できる。
図1は従来の構成のフタ材の一態様の断面模式図である。 図2は本発明によるフタ材の一態様の断面模式図である。
以下本発明に係るフタ材について、図を参照しながら詳細な説明を図面を用いて説明する。
図1は従来の構成のフタ材の一態様の断面模式図である。
支持層(1)の容器口部側にはシーラント層(2)が設けられており、フタ材は内容物充填時にはシールバーによって加熱され、シーラント層(2)によって容器口部にヒートシールされる。
支持層(1)にはポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、紙、アルミニウム箔などを要求される性能に応じて単独または複合して用いることができる。
シーラント層(2)には、フィルムとしては低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレンを用いることができ、押し出し樹脂で形成する場合にはポリエチレン樹脂のほかエチ
レンメタクリル酸共重合体などを用いることができる。
蒸着フィルム(10)はフィルム層(5)に蒸着層(4)を設けたもので、フィルムにはポリエステルフィルムを用いることができる。
蒸着層(4)は金属を真空蒸着でフィルム表面に形成するが、金属には主にアルミニウムを使用する。
蒸着する金属はアルミニウム以外に他の金属を用いてもかまわない。
印刷層(6(a))に関して、図1の従来構成の場合にはフィルム層(7)に裏印刷して所望の絵柄を表現する。
フィルム層(7)にはポリエステルフィルムが広く用いられている。
図2は本発明によるフタ材の一態様の断面模式図であるが、支持層(1)、シーラント層(2)、接着層(3)は、図1と同様である。
印刷は蒸着フィルム(10)に対して行い、印刷層(6(b))は表印刷で表現される。
印刷の上にはオーバーコート層(8)が設けられる。
従来構成の図1と本発明による図2の比較において明らかなとおり、本発明においてはフィルム層(7)を用いる必要がなく、印刷法によるオーバーコート層(8)で代替している。
印刷層およびオーバーコート層は160℃以上の耐熱性のあるインキ、樹脂を用いることによりヒートシール適性を得ることができる。
そのため、たとえば2液硬化型ウレタン系の樹脂を用いることにより、耐熱性を160℃以上とすることが可能である。
これらの2液硬化型ウレタン系樹脂は耐熱性が確保できれば、印刷適性などを考慮して硝化綿など他の樹脂と混合して用いてもよい。
本願実施例は、図2に示した構成に基づき実施した。
すなわち、蒸着フィルム(10)の蒸着層とは反対の面に印刷層を表印刷(6b)にて設け、その上にオーバーコート層(8)を設けた。
支持層(1)には紙を用いてアルミニウム箔と押し出しポリエチレンを用いてラミネートしたものを用いた。シーラント層(2)として押し出しポリエチレン層を容器の口部に接する側に設けた。
支持層(1)のシーラント層(2)とは反対の面と、蒸着ポリエステルフィルムの蒸着面(4)を、ドライラミネート接着剤を介してラミネートしフタ材の原紙を得た。
印刷層に用いたインキには、硝化綿・ウレタン系樹脂からなるLPGTインキにSP硬化剤を添加して用いた。(いずれも東洋インキ製)
オーバーコート層には、硝化綿・ウレタン系樹脂からなるLPGTメジウムにSP硬化剤を添加し更にポリエチレン系ワックスである添加剤240を用いた。(いずれも東洋インキ製)
ヒートシール条件として、印刷層およびオーバーコート層が160℃のシールバーに直接触れるために耐熱性は160℃以上が要求されるため、160℃で10N/cm・8秒押しで評価した結果、インキの取られは見られなかった。
<比較例>
支持層には紙を用いてアルミニウム箔と押し出しポリエチレンを用いてラミネートしたものを用いた。シーラント層として押し出しポリエチレン層を容器の口部に接する側に設ける。
蒸着ポリエステルフィルムの蒸着層とは反対側に印刷を行い、印刷層上にオーバーコート層を設けた。
支持層の紙の面と、蒸着ポリエステルフィルムの蒸着面を、ドライラミネート接着剤を介してラミネートしフタ材の原紙を得た。
以上は前記実施例と同様である。
印刷層に用いるインキには、硝化綿・ポリアミド系樹脂からなるPANNNECOインキを用いた。(東洋インキ製)
オーバーコート層には、硝化綿・ポリアミド系樹脂からなるPANNNECOメジウムを用いた。(東洋インキ製)
ヒートシール条件として160℃で10N/cm・8秒押しで評価し、インキの取られが見られた。
上記実施例および比較例の評価結果から、印刷層およびオーバーコート層に2液硬化型インキ、樹脂を用いることによって、フタ材のヒートシール適性を得ることができた。
また意匠性も、蒸着ポリエステルフィルムを用いることによって、従来の構成に比べフィルムを一層省いた構成で、従来のフタ材と同様の高輝度の金属光沢と印刷による意匠性を得ることができた。
1・・・支持層
2・・・シーラント層
3・・・接着層
4・・・蒸着層
5・・・フィルム層
6(a)・・・印刷層(裏印刷)
6(b)・・・印刷層(表印刷)
7・・・フィルム層
8・・・オーバーコート層
10・・・蒸着フィルム

Claims (4)

  1. 少なくとも蒸着フィルム、紙層、シーラント層が積層された支持体の蒸着フィルム上に印刷層が形成されており、前記印刷層上にオーバーコート層が形成されているフタ材であって、前記印刷層及び前記オーバーコート層の耐熱性は160℃以上であることを特徴とするフタ材。
  2. 前記印刷層及び前記オーバーコート層に2液硬化型ウレタンインキが用いられ、前記オーバーコート層にはポリエチレン系ワックスが添加されていることを特徴とする請求項1に記載のフタ材。
  3. 金属蒸着を施した蒸着フィルムの、蒸着層を形成した面とは反対の面に印刷層及びオーバーコート層を設け、一方の面にシーラント層を有する支持層の他方の面に、前記蒸着フィルムを蒸着面を介してラミネートし、前記印刷層及び前記オーバーコート層の耐熱性を160℃以上とすることを特徴とするフタ材の製造方法。
  4. 前記印刷層及び前記オーバーコート層に2液硬化型ウレタンインキを用い、前記オーバーコート層にはポリエチレン系ワックスを添加することを特徴とする請求項3に記載のフタ材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016141450A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 凸版印刷株式会社 包装材料とその製造方法および紙容器
JP2020055166A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大日本印刷株式会社 包装材料及び包装製品

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