JP2014231190A - テープ印字装置 - Google Patents

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【課題】フックの基端部近傍の孔部から液体が侵入する可能性を低減するテープ印字装置を提供する。【解決手段】テープ印字装置は、カセット装着部8を備えている。カセット装着部8の壁部70が備える反対面702には、アーチ状に立設された一対のフック731,732が立設されている。壁部70には、フック731,732のそれぞれにおける2つの基端部の間の中心から、一対のフック731,732の間に向かう方向である内側方向と、内側方向の反対方向である外側方向とに延びる矩形孔841,842が形成されている。フック731,732の外側方向側には、フック731,732に近接する突出壁533,534が配置されている。フック731,732に保持される検出スイッチユニット313と突出壁533,534とは、夫々、矩形孔841,842の少なくとも一部を塞ぐ。【選択図】図9

Description

本発明は、印字媒体となるテープに印字を行うテープ印字装置に関する。
従来、印字媒体となるテープに印字を行うテープ印字装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のテープ印字装置は、テープが収納されたカセットを着脱可能な収納部を備えている。カセットの角部の底面には、テープの幅寸法等により予め位置が設定された複数の被検出部が設けられている。収納部におけるカセットの角部に対応する位置には、複数の検出スイッチが配置されている。検出スイッチの本体は、収納部の底面を形成する底面壁の下側に配置され、その検出用の端子が、収納部内部に向けて上方に突出している。収納部にカセットが装着されると、被検出部に対応する検出スイッチのオン・オフの組み合わせにより、テープの幅及び種類が判別される。
特開平7−68814号公報
複数の検出スイッチは、例えば、基板等に実装され、底面壁から下側(装着部側の反対側)に向かって延びるフックによって保持される場合がある。この場合、フックを金型で形成するために、金型が配置される孔部が、底面壁におけるフックの基端部近傍に形成される。孔部が底面壁に形成されると、収納部に液体が浸入した場合に、底面壁の孔部を通って液体がテープ印字装置のさらに内部に侵入し、例えば電気回路が実装された基板等、テープ印字装置の内部の部品に液体が接触する場合がある。
本発明の目的は、フックの基端部近傍の孔部から液体が侵入する可能性を低減するテープ印字装置を提供することである。
本発明に係るテープ印字装置は、印字媒体となるテープを収納したテープカセットが装着されるカセット装着部と、前記カセット装着部の底面を形成する壁部と、前記壁部における前記底面の反対面にアーチ状に立設された一対のフックと、前記壁部に形成され、前記アーチ状の前記一対のフックの夫々における2つの基端部の間の中心から、前記一対のフックの間に向かう方向である内側方向と、前記内側方向の反対方向である外側方向とに延びる孔部と、前記一対のフックの間で保持され、前記テープカセットの種類を検出する検出端子が前記壁部を介して前記カセット装着部側に突出する検出スイッチユニットと、前記一対のフックの前記外側方向側に設けられて前記フックに当接又は近接する一対の突出部を有する部材とを備え、前記突出部と前記検出スイッチユニットとは、夫々、前記孔部の少なくとも一部を塞ぐ。この場合、突出部と検出スイッチユニットとは、夫々、孔部の少なくとも一部を塞ぐ。このため、フックの基端部近傍の孔部から液体が侵入する可能性を低減することができる。
前記テープ印字装置において、前記検出スイッチユニットに接続されたハーネスをさらに備え、前記フックの前記基端部から先端部に向かう方向である立設方向において、前記突出部の前記立設方向側の端部の位置は、前記フックの先端よりも前記立設方向側に位置し、前記ハーネスは、前記一対の突出部の間を前記検出スイッチユニットから前記立設方向に延びてもよい。この場合、ハーネスが一対の突出部の間を延びるので、一対の突出部は、立設方向に直交する方向へのハーネスの移動を規制することができる。よって、ハーネスが立設方向に案内される。
前記テープ印字装置において、前記部材は、前記検出スイッチユニットより前記立設方向側に位置して前記ハーネスを案内する案内部をさらに備えてもよい。この場合、案内部によってハーネスを適切に案内することができる。また、突出部と案内部とが部材に設けられているので、案内部と突出部とを別体で形成する場合に比べてコストダウンすることができる。
前記テープ印字装置において、前記部材は、電池ケースであり、前記突出部は前記電池ケースにおける電池が装着される面の反対面側に設けられていてもよい。この場合、電池ケースに突出部が設けられているので、突出部と電池ケースとを別体で形成する場合に比べてコストダウンすることができる。
テープ印字装置1及びテープカセット30の斜視図である。 上カバー201、下カバー202、及び電池ケース53の分解斜視図である。 テープ印字装置1の平面図である。 テープカセット30が装着されたカセット装着部8の平面図である。 検出スイッチユニット313の周辺構造を示す斜視図である。 検出スイッチユニット313及び突出壁533,534が取り外された状態の後方支持面701の平面図である。 検出スイッチユニット313及び突出壁533,534が取り外された状態の反対面702の周辺構造を示す斜視図である。 検出スイッチユニット313及び突出壁533,534が装着された状態の後方支持面701の平面図である。 図8のI−I線矢視方向断面図である。 検出スイッチユニット313の周辺構造の分解斜視図である。 フック731,732を金型の駒96で形成する様子を示す図である。
本発明を具体化した実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の説明では、図1の右下側、左上側、左下側、右上側、上側、下側を、それぞれテープ印字装置1及びテープカセット30の前側、後側、左側、右側、上側、下側とする。なお、テープ印字装置1及びテープカセット30の前後左右上下の方向は、便宜上定義されたものであり、テープ印字装置1及びテープカセット30は、必ずしも、図1に示すように上側が上方を向いた姿勢にあるとは限らない。また、図3において、テープ印字装置1は、カセットカバー6が取り除かれた状態である。図4において、カセット装着部8に装着されているテープカセット30は、上ケース311が取り外された状態である。
本実施形態では、テープカセット30に収納される各種テープ(例えば、感熱紙テープ、後述する印字テープ57、両面粘着テープ、チューブテープ、フィルムテープ)を、総称してテープという。テープカセット30に収納されるテープの種類(例えば、テープ幅、印字態様、テープの色、文字色など)を、総称してテープ種類という。
テープ印字装置1について説明する。テープ印字装置1は、1台でサーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等、各種のテープカセットが使用可能な汎用のテープ印字装置である。サーマルタイプのテープカセットは、感熱紙テープを備えている。レセプタタイプのテープカセットは、印字テープとインクリボンとを備えている。ラミネートタイプのテープカセットは、両面粘着テープとフィルムテープとインクリボンとを備えている。チューブタイプのテープカセットは、熱収縮可能なチューブテープとインクリボンとを備えている。
図1及び図2に示すように、テープ印字装置1は、略直方体形状の本体カバー2を備えている。本体カバー2は、本体カバー2の上部を形成する上カバー201と下部を形成する下カバー202とを含む。図1に示すように、本体カバー2前面には、テープ印字装置1の電源スイッチ等、テープ印字装置1を操作するための3つのスイッチ3が配置されている。本体カバー2の右面には、USB(Universal Serial Bus)ジャック(図示外)等が配置されている。テープ印字装置1は、USBジャックに接続されたUSBケーブル(図示外)等を介してパーソナルコンピュータ(図示外。以下、PCという。)に接続される。テープ印字装置1はPCから送信されるキャラクタ(文字、数字、図形等)のデータに基づいて、印字媒体となるテープにキャラクタの印字を行う。
テープ印字装置1の上面には、テープカセット30の交換時に開閉されるカセットカバー6が設けられている。カセットカバー6は、平面視略長方形状の蓋部である。カセットカバー6は、本体カバー2の背面上方の左右両端部で軸支され、閉鎖位置(図示外)と、図1に示す開放位置との間で回動可能である。本体カバー2の内部には、テープカセット30を着脱可能な領域であるカセット装着部8が設けられている。カセット装着部8は、カセットカバー6が閉鎖位置にあるときに被覆され、カセットカバー6が開放位置にあるときに露出する。本体カバー2の左側面には、排出スリット111が設けられている。排出スリット111は、印字済みのテープをカセット装着部8から排出する。
カセットカバー6下の本体カバー2の内部構造について説明する。図1及び図3に示すように、カセット装着部8は、キャビティ80、角支持面83、及び後方支持面701を含む。キャビティ80は、カセットケース31の底面302の形状と略対応するように凹設された凹部である。角支持面83は、カセット装着部8の右後部、左後部、右前部に設けられている(図3参照)。後方支持面701は、カセット装着部8の後部の左右方向中央に設けられている。角支持面83及び後方支持面701は、キャビティ80の外縁から水平に延びる平面である。テープカセット30がカセット装着部8に装着された場合、角支持面83はテープカセット30の角部の下面を支持し、後方支持面701はテープカセット30の後方凹部壁360(図4参照)を支持する。
後方支持面701には、5つのスイッチ端子317が設けられている(図8参照)。スイッチ端子317は、後方支持面701の上方に突出している。テープカセット30がカセット装着部8に装着されると、スイッチ端子317はテープカセット30の底面302側(詳細には、図4に示す後方凹部壁360)と対向する。後方支持面701の周辺構造の詳細については後述する。
カセット装着部8の前部には、ヘッドホルダ74が立設されている。ヘッドホルダ74は、左右方向に延びる1枚の板状部材で形成されている。ヘッドホルダ74の前面には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド10(図3参照)が設けられている。ヘッドホルダ74の後方には、リボン巻取軸95が立設されている。リボン巻取軸95は、テープカセット30のリボン巻取スプール44(図1参照)に着脱可能な軸体である。ヘッドホルダ74の左方には、テープ駆動軸100が立設されている。テープ駆動軸100は、テープカセット30のテープ駆動ローラ46(図1参照)に着脱可能な軸体である。テープ駆動軸100の右後方には、補助軸110が立設されている。補助軸110は、テープカセット30の第一テープ支持孔65(図1参照)に着脱可能な軸体である。右後部の角支持面83の左側には、ガイド軸120が立設されている。ガイド軸120は、テープカセット30のガイド孔47(図4参照)に着脱可能な軸体である。カセット装着部8の下側には、ステッピングモータであるテープ駆動モータ(図示外)が配置されている。リボン巻取軸95及びテープ駆動ローラ46は、複数のギア(図示外)を介してテープ駆動モータに接続されており、テープ駆動モータの駆動に伴って回転する。
図示しないが、ヘッドホルダ74の前側には、左右方向に延びるアーム状のプラテンホルダが配置されている。プラテンホルダは、軸支部121を中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダの左端部には、プラテンローラ及び可動搬送ローラが回転可能に軸支されている。プラテンローラは、サーマルヘッド10に相対して、サーマルヘッド10と接離可能である。可動搬送ローラは、テープ駆動軸100に装着されているテープ駆動ローラ46に相対して、テープ駆動ローラ46と接離可能である。カセットカバー6が閉鎖されるとプラテンホルダが印字位置に向けて移動する。印字位置では、プラテンホルダがカセット装着部8に近接する。具体的には、レセプタタイプのテープカセット30がカセット装着部8に装着されている場合、プラテンローラが印字テープ57とインクリボン60とを介してサーマルヘッド10を押圧する。同時に、可動搬送ローラが印字テープ57を介してテープ駆動ローラ46を押圧する。リボン巻取軸95、テープ駆動ローラ46、プラテンローラ、及び可動搬送ローラの回転に伴って、テープカセット30内の印字テープ57及びインクリボン60が搬送され、サーマルヘッド10によってインクリボン60を使用した印字テープ57への印字が行われる。
排出スリット111(図1参照)の右側には、カット機構(図示外)が設けられている。カット機構は、印字済みのテープを所定位置で切断する。印字済みのテープは、排出スリット111から排出される。図2に示すように、テープ印字装置1の後部には、電池ケース53が配置されている。電池ケース53は、上カバー201と下カバー202との間に挟まれ、保持される。電池ケース5、上カバー201、及び下カバー202は何れも樹脂からなり、金型を用いた射出成型により形成される。電池ケース53は、前方に向かって凹設されている。電池ケース53の前方に凹んだ部分における電池が装着される面を電池装着面531という。電池ケース53は、図示外の電池カバーによって後部が覆われており、電池カバーを取り外した場合に電池装着面531が露出する。この場合、ユーザは電池を電池装着面531に着脱可能になる。
図1及び図4を参照して、テープカセット30について説明する。テープカセット30は、内部に収納されるテープの種類、及び、インクリボンの有無などを適宜変更することによって、前述のサーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ、チューブタイプ等に実装可能な汎用カセットである。図4では、一例として、レセプタタイプに実装されたテープカセット30を示している。
図1に示すように、テープカセット30は、その筐体であるカセットケース31を備えている。カセットケース31は、全体としては平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方体状(箱型)である。カセットケース31は、上ケース311と下ケース312とを含む。下ケース312は、カセットケース31の底面302を形成する底板306を含む。上ケース311は、カセットケース31の上面301を形成する上板305を含み、下ケース312の上部に固定される。
カセットケース31は、テープカセット30のテープ種類にかかわらず、同一の幅(上下方向の長さが同一)に形成された4つの角部321〜324を有する。以下の説明では、左後方の角部を第一角部321、右後方の角部を第二角部322、右前方の角部を第三角部323、左前方の角部を第四角部324という。第一〜第三角部321〜323は、平面視で直角をなすようにカセットケース31の側面から外側方向に突出している。第四角部324は、テープカセット30から排出されるテープを案内する排出案内部49が角に設けられているため、直角をなしていない。角部321〜323の下面は、テープカセット30がカセット装着部8に装着されたときに、角支持面83に配置されたリブ(図示外)によって支持される部位である。
カセットケース31には、カセットケース31内に装着されるスプール類を回転可能に支持するための4つの支持孔65〜68が設けられている。以下の説明では、カセットケース31の左側後部、右側後部、右側前部に設けられた孔部を、それぞれ、第一テープ支持孔65、第二テープ支持孔66、リボン支持孔67という。平面視で第一テープ支持孔65とリボン支持孔67との間に設けられた孔部を、巻取スプール支持孔68という。
第一テープ支持孔65は、第一テープスプール40(図4参照)を回転可能に支持する。リボン支持孔67は、リボンスプール42(図4参照)を回転可能に支持する。巻取スプール支持孔68は、リボン巻取スプール44を回転可能に支持する。図4に示すように、レセプタタイプのテープカセット30の場合、第一テープスプール40には、印字テープ57が巻回される。印字テープ57は、第一テープスプール40から引き出され、排出スリット111に向けて案内される。リボンスプール42には、インクリボン60が巻回される。リボン巻取スプール44は、印字に使用された後のインクリボン60を巻き取る。図示しないが、例えば、カセットケース31がラミネートカセットに実装される場合、第二テープ支持孔66は、印字媒体であるフィルムテープが巻回された第二テープスプールを回転可能に支持する。
カセットケース31の後部における左右方向の略中央位置には、後方凹部壁360が設けられている。後方凹部壁360は、底板306の一部を底面302よりも上方に向けて凹ませた凹部を形成する壁部であり、後方支持面701(図3参照)と略対応する形状を有する。後方凹部壁360には、後方指標部900が設けられている。後方指標部900は、少なくとも一の孔部を含んでテープカセット30のテープ種類を示す。
後方指標部900が示すテープ種類は、例えば、テープカセット30に収納されたテープに関する色情報である。後方指標部900は、5つのスイッチ端子317に対向する、後方凹部壁360に形成された孔部又は平面部である。後方指標部900には、色情報に応じた規定のパターンで孔部(非押圧部901)及び面部(押圧部902)のいずれかが形成される。
孔部は、平面視円形状であり、テープカセット30がカセット装着部8に装着された場合に、スイッチ端子317を押圧しない非押圧部901として機能する。非押圧部901に対向するスイッチ端子317は、スイッチ端子317が非押圧部901に挿通され、オフ状態となる。
面部は、テープカセット30がカセット装着部8に装着された場合に、スイッチ端子317を押圧する押圧部902として機能する。押圧部902は、後方凹部壁360の一部であって、スイッチ端子317に対向する面形状を有する。押圧部902に対向するスイッチ端子317は、スイッチ端子317が押圧部902に接触してオン状態となる。
テープ印字装置1のCPU(図示外)は、後方指標部900によって選択的に押圧されるスイッチ端子317のオン・オフ状態の組合せに基づいて、色情報を特定できる。詳細には、テープ印字装置1のROM等の記憶装置には、データテーブルが記憶されている。このデータテーブルでは、予め定められた規定のパターン(孔部及び面部の組合せ)が、それぞれ対応するスイッチ端子317の検出パターン(オフ状態及びオン状態の組合せ)に置き換えられて、色情報と対応付けられている。テープ印字装置1のCPUは、記憶装置に記憶されたデータテーブルを参照して、5つのスイッチ端子317のオン・オフの組合せに対応する色情報を特定する。特定された色情報は、例えば、PCに送信され、PCに接続されたディスプレイにテープの色が表示される。
図5〜図11を参照して、後方支持面701の周辺構造について詳述する。なお、図8は、検出スイッチユニット313が配置された状態を表し、図6及び図7は、検出スイッチユニット313が配置されていない状態を表している。以下の説明では、カセット装着部8の底面(キャビティ80、角支持面83、及び後方支持面701)を形成する壁部を壁部70という。壁部70のうち、後方支持面701の反対側の面を反対面702という(図7参照)。
壁部70から上方に突出する5つのスイッチ端子317は、検出スイッチユニット313に設けられており、上方に向かって弾性付勢されている。図5に示すように、検出スイッチユニット313本体は、壁部70(図3参照)の下側(反対面702側)に配置されている。スイッチ端子317が非押圧部901(図4参照)に挿通された場合、又は、テープカセット30がカセット装着部8に装着されていない場合、スイッチ端子317は、検出スイッチユニット313から上方に突出してオフ状態となる。スイッチ端子317が押圧部902(図4参照)によって押圧された場合、スイッチ端子317が検出スイッチユニット313内に向かって退入してオン状態となる。
図6に示すように、後方支持面701には、上下方向に壁部70を貫通する3つの貫通孔721,722が設けられている。貫通孔721は、左右方向の幅を有して後方支持面701の前端部から後方に延び、後端部において左側に向かっている。貫通孔722は、貫通孔721の後端部の右側に設けられた平面視円形状の孔である。
図7に示すように、壁部70の反対面702には、下方に向かって立設されたフック733が設けられている。フック733は、支柱部831と突出部832とを備えている。支柱部831は、貫通孔721の前側から下方に立設されている。突出部832は、支柱部831の先端(下端)から後方に向かって突出している。
壁部70の反対面702には、下方に向かってアーチ状に立設された一対のフック731,732が設けられている。フック731は、反対面702の左後部に設けられている。フック732は、反対面702の右後部に設けられている。フック731,732は、左右方向に対向している。以下の説明では、フック731,732の間に向かう方向を内側方向といい、内側方向の反対方向を外側方向という。
フック731は、支柱部811と突出部812とを備えている。支柱部811は、前後方向に離間した2つの基端部811A,811Bから下方に延びるアーチ状である。突出部812は、支柱部811の先端(下端)における前後方向の中心から内側方向に突出する。フック732は、支柱部821と突出部822とを備えている。支柱部821は、基端部821A,821Bから下方に延びるアーチ状である。突出部822は、支柱部821の先端(下端)における前後方向の中心から内側方向に突出する。
図6及び図7に示すように、壁部70には、壁部70を貫通する2つの矩形孔841,842が設けられている。矩形孔841,842は左右方向に長い矩形状である。矩形孔841は、フック731における2つの基端部811A,811Bの間における中心(より詳細には、基端部811A,811Bが対向する前後方向に直交する左右方向の中心。)から内側方向と外側方向とに延びる孔部である。同様に、矩形孔842は、フック732における2つの基端部821A,821Bの間における中心から内側方向と外側方向とに延びる孔部である。
図7に示すように、壁部70の反対面702の後端部の左右方向中央には、壁部89が下方に向かって立設されている。壁部89は、左右方向に延び、左右の端部が前方に向かって延びている。壁部89の左右の端部の前端は、検出スイッチユニット313の後端に当接又は近接する(図5参照)。
検出スイッチユニット313についてより詳細に説明する。図5及び図10に示すように、検出スイッチユニット313は、左右方向の中央部が前方に突出した箱状である。検出スイッチユニット313は、反対面702において、フック731,732,733によって保持される。このとき、フック731,732,733の突出部812,822,832が、検出スイッチユニット313の底面に引っかかる(図5及び図9参照)。図8及び図9に示すように、検出スイッチユニット313は、矩形孔841,842の内側方向の端部を塞ぐ。より詳細には、前後左右方向において、検出スイッチユニット313は、矩形孔841,842の下側(図8の奥行き側)に位置している。図9に示すように、矩形孔841,842と検出スイッチユニット313とは、上下方向においてやや離間している。しかし、検出スイッチユニット313が設けられていない場合に比べて、矩形孔841,842から下方に繋がる空間を狭めるように、矩形孔841,842の内側方向の端部が検出スイッチユニット313によって塞がれている。同様に、検出スイッチユニット313は、貫通孔721,722も塞いでいる。
前述したように、検出スイッチユニット313は、上方に延びる5つのスイッチ端子317を備えている。図8に示すように、4つのスイッチ端子317は左右方向に並んでいる。残る1つのスイッチ端子317は、右から2番目のスイッチ端子317の前側に配置されている。検出スイッチユニット313がフック731,732,733によって保持された状態では、最も右側のスイッチ端子317は、壁部70の下側から、貫通孔722を介して後方支持面701の上側に突出している。他の4つのスイッチ端子317は、壁部70の下側から、貫通孔721を介して後方支持面701の上側に突出している。
図5に示すように、検出スイッチユニット313には、下方に延びる6本の電極314が接続されている。4本の電極314は、検出スイッチユニット313の後端部に左右方向に並べて設けられている。1本の電極314は、検出スイッチユニット313の左前部に設けられている。1本の電極314は、検出スイッチユニット313の右前部に設けられている。電極314は、スイッチ端子317等、検出スイッチユニット313内部の回路に電気的に接続されており、回路への電圧の供給、及びスイッチ端子317のオン・オフ信号の出力に使用される。図9に示すように、6本の電極314には、夫々、ハーネス315が、例えば、はんだ付け又はかしめ接続によって電気的に接続されている。ハーネス315は、下方に向かって延びる。ハーネス315は、後述する案内壁536に案内されて、制御基板(図示外)に接続されている。なお、図9においては、制御基板に向かうハーネス315の途中までを図示している。
電池ケース53について説明する。以下の説明では、フック731,732の基端部から先端部に向かう下方向を「立設方向」という場合がある。また、電池装着面531(図2参照)の反対側の面を反対面532という。図5、図9及び図10に示すように、反対面532には、上下方向の幅を有して前方に向かって突出する板状の一対の突出壁533,534が設けられている。突出壁533,534は、左右方向に対向している。図10に示すように、対向する突出壁533,534の夫々の内側面には、夫々、2つの支持壁535が接続されている。支持壁535は、左右方向の幅を有する壁部であり、反対面532から前方に延び、前方に向かうほど左右方向の幅が漸減する。支持壁535が設けられていることによって、支持壁535が設けられていない場合に比べて、突出壁533,534の左右方向の強度が大きくなる。
図9に示すように、突出壁533は、フック731の外側方向側の面に近接している。突出壁534は、フック732の外側方向側の面に近接している。突出壁533,534は、夫々、矩形孔841,842の外側方向の端部を塞ぐ。より詳細には、図8及び図9に示すように、前後左右方向において、突出壁533,534は、矩形孔841,842の下側(図8の奥行き側)に位置している。矩形孔841,842と突出壁533,534とは、上下方向にやや離間しているが、突出壁533,534が設けられていない場合に比べて、矩形孔841,842から下方に繋がる空間を狭めるように、矩形孔841,842の外側方向の端部が塞がれている。
図10に示すように、突出壁533,534の間、且つ上下方向において突出壁533,534の下側には、案内壁536が設けられている。案内壁536は、左右方向の幅を有し、前方に向かって突出する板状部材である。案内壁536には、複数(3つ)のスリット537が設けられている。スリット537は、案内壁536の前端部から後方に向かって設けられている。図5及び図9に示すように、案内壁536は、検出スイッチユニット313より立設方向側に位置する。
図9に示すように、立設方向において、突出壁533,534の下端部の位置は、フック731,732の先端部(下端部)よりも立設方向側に位置する。6本のハーネス315は、一対の突出壁533,534の間を検出スイッチユニット313から立設方向に延びる。ハーネス315は、案内壁536のスリット537に保持されて案内される。
フック731,732の形成方法及び矩形孔841,842が形成される理由について説明する。図11に示すように、フック731,732は、金型の駒96によって形成される。金型の駒96は、上駒961と下駒962とを備えている。上駒961は、フック731,732の支柱部811,821のアーチの内側の面、突出部812,822の上面、及び壁部70の後方支持面701を少なくとも形成する。下駒962は、フック731,732の支柱部811,821のアーチの外側の面、突出部812,822の下面、及び壁部70の反対面702を少なくとも形成する。上駒961が、フック731,732の支柱部811,821のアーチの内側の面と、突出部812,822の上面とを形成するためには、上駒961は、壁部70よりも下側に突出する必要がある。このため、壁部70に上駒961を配置するための孔部が形成される。該孔部が、矩形孔841,842である。すなわち、矩形孔841,842は、フック731,732を金型の駒96によって形成するために形成される孔部である。
以上のように本実施形態におけるテープ印字装置1が形成される。本実施形態では、突出壁533,534と検出スイッチユニット313とは、夫々、矩形孔841,842の少なくとも一部を塞ぐ。このため、図8に示すように、上側から見た場合に、検出スイッチユニット313と突出壁533,534とによって塞がれていない場合(図6参照)に比べて、検出スイッチユニット313と突出壁533,534とフック73とが設けられていない隙間が小さくなる。このため、例えば、カセット装着部8に液体が侵入した場合に、矩形孔841,842から液体がテープ印字装置1の内部に侵入する可能性を低減できる。
なお、図9に示すように、検出スイッチユニット313と突出壁533,534とは、矩形孔841,842から上下方向に僅かに離間しているが、図8に示すように、矩形孔841,842の下側(図6の奥行き側)に、フック731,732、検出スイッチユニット313、及び突出壁533,534のいずれかが位置しているので、矩形孔841,842から下側に侵入しようとする液体を、フック731,732、検出スイッチユニット313、及び突出壁533,534の上側の面で保持することができる。よって、矩形孔841,842から液体がテープ印字装置1の内部に侵入する可能性を低減できる。また、検出スイッチユニット313と突出壁533,534とが設けられていない場合に比べて矩形孔841,842から下方に繋がる空間を狭めるように、検出スイッチユニット313と突出壁533,534とが矩形孔841,842を塞いでいる。空間が狭いので、空間を通過しようとする液体自身の表面張力によって、液体が矩形孔841,842から下側に侵入し難くなる。よって、矩形孔841,842から液体がテープ印字装置1の内部に侵入する可能性を低減できる。
また、フック731,732はアーチ状であり、2つの基端部でフック731,732全体を保持することができる。このため、1つの基端部でフック全体を保持する場合に比べて、フック731,732の支柱部811,821の左右方向の幅を小さくしても、フック731,732全体を保持できる。左右方向の幅を小さくできるので、フック731,732は撓み易い。このため、テープ印字装置1の製造時にフック731,732を撓ませて検出スイッチユニット313を装着する作業の作業性が向上する。
また、一対のフック731,732の外側方向側から突出壁533,534がフック731,732に近接するので、フック731,732が外側方向に撓むことを防止できる。このため、例えば、テープ印字装置1が落下した場合等の衝撃によって、一対のフック731,732が外側方向に撓んで検出スイッチユニット313がフック731,732,733から外れることを防止できる。すなわち、テープ印字装置1の製造時にフック731,732を撓ませて検出スイッチユニット313を装着する作業の作業性を向上しつつ、テープ印字装置1の製造後には、検出スイッチユニット313がフック731,732,733から外れることを防止できるのである。なお、仮にフック733が前方に撓んで、フック733の検出スイッチユニット313への引っかかりが解除されても、一対のフック731,732によって検出スイッチユニット313を保持できる。
また、一対のフック731,732によって検出スイッチユニット313を保持できるので、例えば、検出スイッチユニット313を下方から押える部材を追加して検出スイッチユニット313を保持する必要がない。このため、コストダウンができる。
また、図9に示すように、一対の突出壁533,534の間にハーネス315が位置している。このため、一対の突出壁533,534は、立設方向に直交する左右方向へのハーネス315の移動を規制することができる。よって、ハーネス315が立設方向に適切に案内される。また、ハーネス315が左右方向にずれないのでハーネス315が他の部位に引っかかってハーネス315に負荷がかかることを防止できる。さらに、突出部533,534がハーネス315を立設方向に適切に案内するので、例えば、案内壁536を形成しないことも可能である。案内壁536を形成しないことも可能であるので、金型構造を簡略化し、コストダウンを図ることができる。
また、突出壁533,534が電池ケース53に設けられているので、電池ケース53を、突出壁533,534と別体で形成する場合に比べてコストダウンすることができる。
また、案内壁536が設けられているので、ハーネス315をさらに適切に案内することができる。また、案内壁536と突出壁533,534とを別体で形成する場合に比べてコストダウンすることができる。
上記実施形態において、矩形孔841,842は本発明の「孔部」の一例である。スイッチ端子317は本発明の「検出端子」の一例である。突出壁533,534は本発明の「突出部」の一例である。案内壁536は本発明の「突出部」の一例である。電池ケース53は本発明の「部材」の一例である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、突出壁533,534はフック731,732に当接してもよい。また、突出壁533,534がフック731,732に近接する場合、例えば、突出壁533,534は、フック731,732の可撓範囲内に位置していればよい。この場合でも、上述の効果と同様の効果を奏する。また、例えば、突出壁533,534とフック731,732との間の長さは、突出部812,822が支柱部811,821から突出する長さ以下でもよい。この場合、突出壁533,534とフック731,732との間の長さが、突出部812,822が支柱部811,821から突出する長さより大きい場合に比べて、一対のフック731,732が外側方向に撓んで検出スイッチユニット313がフック731,732,733から外れることをより確実に防止できる。
また、突出壁533,534と検出スイッチユニット313とは、夫々、矩形孔841,842の少なくとも一部を塞いでいればよく、塞ぐ態様は本実施形態に限定されない。例えば、突出壁533,534が矩形孔841,842に接触してもよい。また、検出スイッチユニット313が矩形孔841,842に接触していてもよい。
突出壁533,534と案内壁536とが電池ケース53に設けられていたが、電池ケース53ではなく、電池ケース53以外の部材に設けられていてもよい。例えば、突出壁533,534と案内壁536との少なくとも一方で形成された部材を設けてもよい。
1 テープ印字装置
8 カセット装着部
30 テープカセット
53 電池ケース
70 壁部
73 フック
313 検出スイッチユニット
315 ハーネス
317 スイッチ端子
532,702 反対面
533,534 突出壁
536 案内壁
701 後方支持面
721,722 貫通孔
731,732,733 フック
841,842 矩形孔

Claims (4)

  1. 印字媒体となるテープを収納したテープカセットが装着されるカセット装着部と、
    前記カセット装着部の底面を形成する壁部と、
    前記壁部における前記底面の反対面にアーチ状に立設された一対のフックと、
    前記壁部に形成され、前記アーチ状の前記一対のフックの夫々における2つの基端部の間の中心から、前記一対のフックの間に向かう方向である内側方向と、前記内側方向の反対方向である外側方向とに延びる孔部と、
    前記一対のフックの間で保持され、前記テープカセットの種類を検出する検出端子が前記壁部を介して前記カセット装着部側に突出する検出スイッチユニットと、
    前記一対のフックの前記外側方向側に設けられて前記フックに当接又は近接する一対の突出部を有する部材と
    を備え、
    前記突出部と前記検出スイッチユニットとは、夫々、前記孔部の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とするテープ印字装置。
  2. 前記検出スイッチユニットに接続されたハーネスをさらに備え、
    前記フックの前記基端部から先端部に向かう方向である立設方向において、前記突出部の前記立設方向側の端部の位置は、前記フックの先端よりも前記立設方向側に位置し、
    前記ハーネスは、前記一対の突出部の間を前記検出スイッチユニットから前記立設方向に延びることを特徴とする請求項1に記載のテープ印字装置。
  3. 前記部材は、前記検出スイッチユニットより前記立設方向側に位置して前記ハーネスを案内する案内部をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のテープ印字装置。
  4. 前記部材は、電池ケースであり、
    前記突出部は前記電池ケースにおける電池が装着される面の反対面側に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のテープ印字装置。
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