JP2014230272A - 異種ネットワークにおけるセルハンドオーバ及びアクティブ化 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LTEに基づく異種ネットワークにおいて、2つの近隣セル(10、20)の間、特に1つのマクロセル(10)ともう1つのスモールセル(20)との間のアップリンク境界を識別する方式が提供される。
【解決手段】 トリガイベントは、接続モードのUE(1)について、「ULで近隣がPCellよりオフセットだけ良好である」という条件が満たされるとき、近隣セルに関する測定報告を送信するよう該UEがトリガされるよう設定される。このような測定報告は、1又は複数の近隣セル(20)がアクティブにされる又はハンドオーバされるべきか否か、及び/又は1又は複数の近隣eNB(21)がUEのアップリンク接続品質の監視を開始できるように特定の情報が1又は複数の近隣eNBへ送信されるべきか否かを決定するために、現在のサービングeNB(11)により用いられ得る。特に、UEのアップリンクトラフィックの少なくとも一部をサービングセル(10)から近隣セル(20)へオフロードすることが可能である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、セルラ無線ネットワーク、特に排他的ではないが異種ネットワーク(HetNets)においてハンドオーバ又はセルのアクティブ化をトリガするメカニズムに関する。
基地局(BS)が該基地局の範囲内にある端末(ユーザ機器(UE)又は加入者局又は移動局とも称される)と通信するセルラ無線ネットワークは、広く知られている。
1つの基地局によりカバーされる地理的領域は一般的にセルと呼ばれ、標準的には多くのBSは適切な場所に設けられ、広範な地理的領域を事実上、隣接する及び/又は重なり合うセルでシームレスにカバーする。(本願明細書では、文脈上特に必要な場合を除いて、用語「システム」及び「ネットワーク」は、同意語として用いられる。)各セルでは、利用可能な帯域幅は、該セルが供するユーザ機器のために個々のリソース割り当てに分けられる。端末は、概してモバイルなので、セル間を移動し、隣接する及び/又は重なり合うセルの基地局菅をハンドオーバする必要を引き起こし得る。
無線システムにおけるハンドオーバは、従来、ダウンリンク(DL)信号品質に基づく。基地局により送信される参照信号を用いてモバイル端末により測定されたDL信号品質が特定の閾より下に低下すると、端末は、適切な近隣のうちの1つに渡される。つまり、このようなハンドオーバは、ダウンリンク及びアップリンクの両方に有効である。
ある種のセルラ無線通信ネットワークは、LTE(Long-Term Evolution)と呼ばれる規格セットに基づく。LTEでは、ハンドオーバに最も一般的に用いられる測定は、干渉レベルを考慮に入れた所望の信号品質の指標であるRSRQ(Reference Signal Received Quality)、又はRSRP(Reference Signal Received Power)である。次に、端末(LTEではUEと称される)は、(LTEではeNBと称される基地局によりブロードキャストされる)DL参照信号の送信電力及び(UEが測定する)それらの受信電力を知ることにより、アップリンク(UL)の所要電力設定を推定するためにチャネル相互関係を用いる。
UEが該UEの現在のサービングセルのカバレッジエリア外へ移動すると、近隣セルに関連するRSRQ又はRSRPが、サービングセルに関連するRSRQ/RSRPを「オフセット」と呼ばれる十分なマージンだけ超過した後に、端末は、この情報をサービングセルの基地局へ送信し、ハンドオーバの一形態では、サービング基地局又は上位ノードは、別の「目標」基地局へのハンドオーバが必要であると決定する。しかしながら、無線通信ネットワークでは種々の形態のハンドオーバが可能である。例えば、ハンドオーバの決定は、「目標」基地局により又は端末において行われても良い。
LTEに関連して後述する本発明の一実施形態として、LTEネットワークトポロジの幾つかの関連する態様の概略を説明すること価値がある。
図1は、LTEにおけるネットワークトポロジを示す。図示のように、各UE1は、Uuインタフェースを介して無線リンクでeNB(enhanced node-B)11に接続する。留意すべきことに、異なる送信電力を有し、したがって異なる大きさのカバレッジエリア(セル)を提供する種々のeNBが可能である。所与の地理的領域に配置された複数のeNBは、E−UTRANと呼ばれる無線ネットワーク(以降、概して単に「ネットワーク」と称する)を構成する。
また、各eNB11は、S1と呼ばれるインタフェースを用いて(通常)有線リンクにより、サービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW)及びシステムを管理し制御信号をネットワーク内の他のノード、特にeNBへ送信する移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)を含む上位又は「コアネットワーク」エンティティ101に接続される。さらに(図示しないが)、PDN(Packet Data Network)ゲートウェイがS−GWと別個に又は組み合わされて存在し、インターネットを含むパケットデータネットワークとデータパケットを交換する。したがって、LTEネットワークと、他のセルラ無線通信ネットワークを含む他のネットワークとの間の通信が可能である。留意すべきことに、同じ地理的領域に、同じ又は異なる無線アクセス技術(RAT)を用いる別個のE−UTRAN(又は無線アクセスネットワーク(RAN))が存在し得る。これらのネットワークは、同じオペレータの制御下にあっても良く、又は別の方法で協調されても良い。したがって、RAN間及びRAT間ハンドオーバも可能である。
無線リソース管理(RRM)は、利用可能な無線リソースの効率的使用を保証し、ネットワークを無線リソースに関連する要件に適合させるメカニズムを提供するために、無線通信ネットワークにおいて重要な特徴である。特に、E−UTRANのRRMは、単一及び複数セルの特徴を考慮に入れて無線リソースを管理する(例えば、割り当てる、再割り当てする、解放する)手段を提供する。測定は、RRMにおいて、特に移動性及びスケジューリングに対して、重要な役割を果たす。概して、ネットワーク制御及び設定、UEの測定及び測定値の報告機能である。LTEでは、2つの基本的なUE測定量は、上述のRSRP(Reference symbol received power、参照シンボル受信電力)及びRSRQ(Reference symbol received quality:参照シンボル受信品質)である。
イントラ/インター周波数移動性のためにUEにより実行される測定は、E−UTRANによりブロードキャスト又は専用制御を用いて制御され得る。アイドルモードでは、セル再選択アルゴリズムは、最良セルを定め及び/又はUEが新しいセルを選択すべきときを決定するパラメータ(閾及びヒステリシス値)を設定することにより制御される。また、E−UTRANは、UE測定及び報告手順を設定するパラメータをブロードキャストする。接続モードでは、無線接続の移動性がサポートされるべきである。ハンドオーバの決定は、UE及びeNB測定に基づいても良い。さらに、ハンドオーバの決定は、近隣セル負荷、トラフィック分布、トランスポート及びハードウェアリソース、オペレータの定めたポリシのような他の入力を考慮しても良い。
以下の3GPP規格文書は、有用なバックグランドを含み、参照することによりここに組み込まれる。
TS36.300 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage2;
TS36.331 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification;
TS36.413 Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); S1 Application Protocol (S1AP);
TS36.423 Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); X2 Application Protocol (X2AP)
図1は、多くの場合「異種ネットワーク」と呼ばれるもの、つまり計画されたレイアウトの基地局のネットワーク、及びどれが同様の送信電力レベル、アンテナパターン、受信機雑音レベル、及びコアネットワークとの同様のバックホール接続性を有するかを示す。現在の無線セルラネットワークは、通常、マクロ中心に計画される過程を用いて、同種ネットワークとして展開される。基地局の場所は、ネットワーク計画により注意深く決定され、基地局の設定は、カバレッジを最大化し基地局間の干渉を制御するよう適正に構成される。しかしながら、将来のセルラ無線ネットワークが、2以上の異なる種類のセルを有する所謂「異種ネットワーク」の構造を採用することが大いに想定される。
図2は、単純な異種ネットワークを示す。大きな楕円10は、基地局(マクロBS)11により提供されるマクロセルのカバレッジエリア又は面積を表す。小さな楕円20、22、24は、マクロセル10のカバレッジエリア内のマイクロセルを表し、それぞれ個々の基地局(マイクロBS)を有する。このような基地局の1つは21に示される。ここで、マクロセルは、特定領域のネットワーク内の基本的な「基礎(underlay)」カバレッジを提供するセルであり、マイクロセルは、特に所謂「ホットスポットゾーン」内のキャパシティブーストの目的で、別個の周波数スペクトルを用いるマクロセルと重なり合う。UE1は、図中の矢印により示すように、マクロBS11及びマイクロBS21の両方と通信できる。したがって、例えば、同じUEが、自身の「1次」セル(PCell)としてマクロセル、及び「2次」セルとしてマイクロセルの両方を用いても良い。UEが自身の通信のために所与のセルを使用し始めるとき、該セルが他のUEにより既に使用されているか否かにかかわらず、該セルは、該UEのために「アクティブ」にされたと言われる。
基地局により採用される無線アクセス技術(RAT)は、任意の種類、例えば3G又は4Gであっても良い。ここで、3GっP LTE(Long-Term Evolution)のような4G RATがネットワーク内の各セルで採用されると仮定し、これを提案の方法を説明する例として用いる。図2には2種類、つまりマクロ又はマイクロのセルのみを示すが、所謂フェムト及びピコセルを含む種々のレベルのセルが、4Gのために検討されている。フェムト及びピコセルは、以下に説明するように、マクロ又はマイクロセルに重ね合わされる。また、LTEでは、各マクロeNBは、通常、N(N≧1)個の区画に分けられ、各区画又は区画の部分集合はセルを構成しても良い。標準的な例は、1つの基地局に3つのセクタを有し、各セクタは周波数再利用係数1を有するセルとして構成される。したがって、「セル」についての言及は、文脈上特に必要ない限り、「セクタ」を含む。
更に複雑な異種ネットワークは、フェムト、ピコ、マイクロ、及びマクロ基地局を有しても良い。これらのうち、オペレータは、ピコ、マイクロ、及びマクロ基地局について制御を有する。フェムト基地局は、ユーザにより設置され、ブロードバンドインターネットにより提供されるバックホールを有すると想定される。したがって、フェムト基地局のアクティブ化/非アクティブ化は、ネットワークオペレータの制御下にない。図3は、このような異種ネットワークの一部に、オペレータの制御するセルを示す。
3つの最も大きなセル10、12、14は、ネットワーク内のマクロセルを表し、中くらいの大きさのセルはマイクロセルであり、最も小さなセルはピコセルである。各マクロセル内で、26及び28により例示されるマイクロセルは、第1のレベルの追加キャパシティを提供する。留意すべきことに、マイクロセル28は、少なくとも部分的に、2つのマクロセル10、12のカバレッジエリア内にある。また、マイクロセル内には、小さな円で示され30及び32により例示されるピコセルがある。ピコセル30は、マイクロセル26のカバレッジエリア内にあると同時にマクロセル10のカバレッジエリア内にもあるピコセルの一例である。ピコセル32は、マクロセルのみのカバレッジエリア内にあるピコセルの一例である。
ネットワークは、マクロセルが全体的なカバレッジを提供し、一方、小さなマイクロ及びピコセルが追加キャパシティを提供するように設計される。
したがって、マイクロセルがマクロセルにより提供される基本カバレッジに追加キャパシティを提供する図2に示すマクロセルのマイクロセルに対する関係に加えて、ピコセルが既にキャパシティブースタとしてサービス中のマイクロセルのキャパシティに追加キャパシティを提供するピコセルのマイクロセルに対する関係、並びにピコセルがマクロセルにより提供される基本カバレッジに追加キャパシティを提供するピコセルのマクロセルに対する関係を定めることも可能である。上述のフェムトセルは、更なるカバレッジレイヤを提供しても良い。この目的のため、マイクロ、ピコ、及び/又はフェムトセルの全ては、異種ネットワーク内に存在するとき、「スモールセル」と考えられる。
本発明で対象となる原則的シナリオは、UEが少なくとも2つのセル、つまりマクロセルとスモールセル(低電力ノード、例えばピコセル、中継器又はフェムトセル)のカバレッジ内で動作するLTE異種ネットワーク(HetNet)である。スモールセルのeNodeB(SCeNB)及びマクロセルのeNodeB(MeNB)は、X2インタフェース又はS1インタフェースを介して情報を交換できる。これを通じて、幾つかの手順/機能がMeNBとSCeNBとの間で実行/協調できる。例えば、UEは近隣のMeNBとSCeNBとの間でハンドオーバされ得る。或いは、インターサイト/eNBキャリアアグリゲーション又は協調マルチポイント送信(CoMP)が、近隣のMeNBとSCeNBとの間で行われ得る。或いは、UEがMeNB及びSCeNBと複数の接続を有する場合、UEの二重接続性が維持される。
本発明は、セルラ無線ネットワーク、特に排他的ではないが異種ネットワーク(HetNets)においてハンドオーバ又はセルのアクティブ化をトリガするメカニズムを提供する。
本発明の第1の態様によると、無線通信方法であって、端末は前記端末が少なくともアップリンク通信を有する少なくとも1つのサービングセル及び前記端末がアップリンク通信を有しない少なくとも1つの近隣セルの無線通信範囲内にあり、前記セルは、1又は複数の基地局により制御され、前記端末により受信されるための少なくとも参照信号を送信し、前記方法は、前記端末において、前記サービングセルへアップリンクで信号を送信し、前記セルから受信した信号を測定するステップと、前記サービングセルの基地局において、前記端末からアップリンクで受信した信号を測定するステップと、前記送信及び受信した信号に関する情報に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するステップと、を有する方法が提供される。
前記端末がアップリンク境界の近くにいると決定するステップは、近隣セルの2次セルとしてのアクティブ化に関連する。2次セルは、端末のアップリンク接続性の少なくとも一部に貢献する(又は端末及び/又は他のセルに、該アクティブ化する目的で更なる測定を開始させる)。このように、端末(UE)のアップリンクトラフィックの少なくとも一部を2次セルにオフロードすることが可能である。
方法は、前記決定するステップに応答して、前記端末は前記サービングセルの前記基地局に報告を送信するステップ、を更に有しても良い。これは、例えば、決定するステップが端末で実行される場合に当てはまる。
方法は、前記決定するステップ又は前記報告に応答して、前記サービングセルの前記基地局は、前記近隣セルに前記端末から受信した信号を測定させるステップ、を更に有しても良い。例えば、サービングセルを制御する基地局は、近隣セルを制御する基地局に、該測定を開始するよう、及びサービングセルの基地局に結果を報告するよう、要求しても良い。これは、アップリンク境界、したがって必要な場合にはアクティブ化/ハンドオーバの必要性のより正確な評価を可能にする。
方法は、サービングセルの基地局が、端末で動作中の少なくとも1つのアプリケーション/サービスにより必要とされるアップリンク無線通信のために、近隣セルをアクティブにさせるステップ、を更に有しても良い。このように、近隣セルは、端末により使用される2次セルになる(端末は、サービングセルを該端末の1次セルと見なし続けても良い)。これは、端末のアップリンク通信の少なくとも一部についての、近隣セルへのハンドオーバと等価であると考えられる。
サービングセル及び近隣セルの両方が同じ基地局により制御される(提供される)ことが可能であるが、より一般的には、サービングセル及び近隣セルは、それぞれ第1及び第2の基地局により制御される。この場合、第1及び第2の基地局は相互通信のために構成され、第1の基地局は、前記信号を測定し及び/又は前記アップリンク無線通信をアクティブするよう、第2の基地局に要求を送信する。
第2の基地局が複数のセルを制御する場合、第1の基地局からの要求は、決定するステップの対象だった近隣セルを識別することが望ましい。
留意すべきことに、上述の「決定するステップ」は、システム内の任意の場所で実行できる。一実施形態では、決定するステップは、サービングセルの基地局にで行われる。この場合、サービングセルの基地局は、(近隣セルから又は各近隣セルから)近隣セルの送信した信号の送信電力に関する近隣セルからの情報と、端末により送信された信号の送信電力及びセルから受信した信号の受信電力に関する端末からの情報と、を受信する。
別の実施形態では、前記決定するステップは前記端末において実行され、前記端末は、前記サービングセルからの、前記サービングセルの送信した信号の送信電力に関する情報と、前記サービングセルからの又は前記近隣セルからの、前記近隣セルの送信した信号の送信電力に関する情報と、前記サービングセルからの、前記端末のアップリンク通信の受信電力に関する情報と、を受信する。
望ましくは、いずれの場合にも、前記決定するステップは、アップリンクで近隣セルがサービングセルセルよりオフセットだけ良好になった、という条件が満たされるか否かを決定する。
さらに、前記決定するステップは、近隣セルにおける端末のアップリンク通信の受信電力を推定するステップを有しても良い。推定した受信電力は、近隣セルから受信した信号の受信電力と関連付けられても良い。
本発明の第2の態様によると、無線通信システムであって、無線通信のためにセルを制御する1又は複数の基地局と、前記セルの中の少なくとも1つのサービングセルとの少なくともアップリンク通信のため、及び前記サービングセルから及び少なくとも1つの近隣セルからの参照信号を検出するよう構成された端末と、を有し、前記端末は、アップリンクで前記サービングセルへ信号を送信し、及び前記セルから受信した信号を測定するよう構成され、前記サービングセルを制御する前記基地局は、前記端末からアップリンクで受信した信号を測定するよう構成され、前記システムは、前記送信及び受信した信号に関する情報に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにあると決定する手段を有する、システムが提供される。
システムの一形態では、前記サービングセル及び近隣セルは、それぞれ第1及び第2の基地局により制御され、前記第1及び第2の基地局は相互通信のために配置され、前記第1の基地局は、前記端末から受信した信号を測定するために、前記第2の基地局に要求を送信するよう構成される。
本発明の第3の態様によると、無線通信システムにおいて端末のサービングセルを提供する基地局であって、前記端末は、前記サービングセルとの少なくともアップリンク通信のために、及び前記サービングセルからの及び前記システム内の少なくとも1つの近隣セルからの参照信号を検出するために構成され、前記基地局は、前記端末からアップリンクで受信した信号の測定を行い、前記端末から及び前記近隣セルの基地局から報告を受信し、前記測定及び報告に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと前記近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するよう構成される、基地局が提供される。
本発明の第4の態様によると、無線通信システムで用いられる端末であって、前記システムは、無線通信のためにセルを制御する1又は複数の基地局を有し、前記端末は、前記セルの中の少なくとも1つのサービングセルとの少なくともアップリンク通信のために、及び少なくとも1つの近隣セルを含む前記セルからの参照信号を検出するために構成され、前記端末は、アップリンクで前記サービングセルへ信号を送信し、前記セルから受信した信号について測定を行い、前記サービングセルを制御する少なくとも前記基地局から、前記セルから送信された信号についての報告を受信し、及び前記測定及び報告に基づき、前記端末が、前記端末から送信された信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するよう構成される、端末が提供される。
更なる態様では、本発明は、コンピュータ可読命令の形式のソフトウェアであって、無線機器のプロセッサにより実行されると、上述の基地局又は端末を提供するソフトウェアを提供する。このようなソフトウェアは、1又は複数の非一時的記憶媒体に記録されても良い。
本願明細書において用語「セル」は、広義に解釈されるべきである。例えば、送信又は受信が実際には基地局の1又は複数のアンテナ若しくはアンテナポートにより行われるとしても、(ダウンリンクで)セルから又はセルにより送信されている又は(アップリンクで)セルへ送信されている、セルに関連する通信チャネルを表すことが可能である。用語「セル」は、使用する特定のアンテナに基づくセルの細分である又はセル内の異なる地理的領域に対応するサブセルも含むと考えられる。特定の動作を「セルにおいて」実行するという記載は、概して、該セルを提供する基地局内でそれらの動作を実行することを意味する。セルは、異なる基地局と又は同一の基地局と関連付けられても良い。用語「基地局」自体は、広範な意味を有し、例えばアクセスポイント又は送信点を包含する。
概して、特に明確な意図がない限り、本発明の一態様に関して記載された特徴は、任意の他の態様に等しく適用され、任意の他の態様との組合せが本願明細書に明示的に言及又は記載されていない場合でも、任意の他の態様と組み合わせられても良い。
前述の説明から明らかなように、本発明の実施形態は、無線通信システム内のセル及び端末(UE)間の信号送信を包含する。セルは、1又は複数の基地局に関連付けられる。基地局は、上記の信号を送信及び受信するのに適した任意の形式を取り得る。基地局は、標準的に3GPP LTE及び3GPP LTE−A規格群での実装のために提案された形式を取り、したがって異なる状況で適切な場合、eNodeB(eNB)(この用語はHome eNodeBも包含する)として記載され得る。しかしながら、本発明の機能的要件を前提として、幾つかの又は全ての基地局は、信号を送信し及び端末から受信するのに適した任意の他の形式を取っても良い。
同様に、本発明では、各端末は、信号を送信し及び基地局から受信するのに適した任意の形式を取り得る。例えば、端末は、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)若しくは移動局(MS)の形式、又は任意の他の適切な固定位置若しくは移動可能な形態を取っても良い。本発明を視覚化する目的で、端末をモバイル端末として想像することは都合が良い(また、多くの例では、端末の少なくとも幾つかは、モバイル端末を有する)。しかしながら、これはいかなる限定も意味しない。
本発明の実施形態は、2つの近隣セル間、特に1つのマクロセルともう1つのスモールセルとの間のアップリンク境界を識別するスキームを提供し得る。本発明の基礎は、接続モードのUEに対して設定されるトリガイベントを定め、条件が満たされたときUEが近隣セルに関する測定報告を送信するようトリガされるようにすることである。このような測定報告は、1又は複数の近隣セルがアクティブにされるべきか否か、及び/又は1又は複数の近隣eNBがUEのアップリンク接続品質の監視を開始できるように特定の情報が1又は複数の近隣eNBへ送信されるべきか否かを決定するために、現在のサービングeNBにより用いられ得る。
実施形態は、電力不平衡により異なるアップリンクセル境界及びダウンリンクセル境界が存在する異種ネットワークに特に有利である。本発明は、従来のダウンリンクセル境界に加えて、アップリンクトラフィックの少なくとも一部の別のセルへのオフロードの支援として、アップリンク境界を効率的に識別できる。したがって、本発明は、効率的な方法で、例えば、マクロセル及びスモールセルの両方で同時に接続性を維持し、例えば1つのセルをアップリンク接続性のために、もう1つのセルをダウンリンクのために用いるようにすることが可能になる。アップリンクとダウンリンクの両方で、最高スループットを達成するために、最も高い信号強度を有する最適セルが選択できる。さらに、このメカニズムは、同一チャネルの場合に干渉を低減できる。
単に例として、添付の図面を参照する。
LTEにおけるネットワークトポロジを示す。 異種ネットワークの原理を示す。 重なり合うマクロ、マイクロ、ピコセルを有する異種ネットワークにおけるオペレータの制御するセルを示す。 (a)はマクロセル及びスモールセルを示し、(b)はUL及びDLセル境界を示す。 本発明の一実施形態で用いられるシグナリングシーケンスのフローチャートである。 本発明で使用する端末の概略ブロック図である。 本発明で使用する基地局の概略ブロック図である。
現在の3GPP規格に基づくと、E−UTRAN RRC_CONNECTED状態のUEはサービング及び近隣セルの属性を測定し、ネットワークにより制御されるUE支援ハンドオーバを可能にする。UEは、システム情報、システム仕様、等により設定されたルールに従って、DL測定報告を送信するようトリガされる。このようなトリガの一例は、近隣セルからのUEにより検出された信号の測定結果が、UEのサービングセルから受信した信号の測定結果を所定マージンだけ超過した(「オフセットだけ良くなった」)ときである。ソースeNBは、測定報告及びRRM情報に基づき、UEをハンドオーバすると決定する。通常、ネットワークは、ダウンリンク品質に関するUEの測定報告に基づき、無線リンクを維持するために、どのセルがUEをハンドオーバするかを決定する。このスキームは、同種ネットワークで良好に動作する。
しかしながら、異種ネットワークにおいて異なるサイズ及び能力を有するeNBは、異なるダウンリンク出力電力を有する。マクロeNBは、通常、ピコ又はフェムトeNBより高い出力電力を有する。異種ネットワークにおける電力不均衡は、ダウンリンク性能を考慮したときUEが接続するのに最良のセルが、アップリンク性能を考慮したとき最も適切なセルでないという状況を生じ得る。図4はこの問題を示す。図4の(a)は、MeNBにより提供されるマクロセル10及びマイクロ/ピコ/フェムト基地局21により提供されるスモールセル20の範囲内にあるUE1を示す。図4の(b)は、両方のセルからUEにおいて受信された信号の対応する信号強度グラフを示す。UEは図4(a)では「MUE」と付され、UEが現在マクロセルにより供されていることを示す。
図4に示すように、DL境界(図4(a)の実線の楕円により示す)は、近隣セル(例えば、図中のマクロセル10)のDL測定結果がサービングセル(例えば、図中のスモールセル20(ピコ/フェムトセル))のDL測定結果と等しい場所を示す。一方、UL境界(図4(a)のスモールセルを囲む影付き領域の端)は、MUE1からのアップリンク信号がマクロセル及びスモールセルの両方で等しい受信電力を有する場所を表す(図4(b)参照)。図4(b)の水平の破線は、UEがアップリンクセル境界にいるとき、eNBがUEから等しいアップリンク信号強度を受信することを示す。
従来、2つのセル間の境界は、DL性能、つまり図4(a)の実線により示されるDL境界に基づき決定されていた。マクロ及びスモールセルが同じ周波数で動作する場合には、マクロセルにより供されるUEがUL境界の近くに又はそれを越えて移動するとき、該UEからのUL送信は、近隣のスモールセルへの深刻な干渉を導入し得る。この干渉は、現在マクロセルにより供されているUEのアップリンク送信により引き起こされる、スモールセル内のユーザに対する干渉を表す。
他方で、マクロセルからスモールセルへのトラフィックオフロードを増大するために、セル範囲拡張(Cell Range Expansion:CRE)がネットワーク内で構成される場合、ハンドオーバトリガアルゴリズムは変形され、スモールセルのDL信号強度がマクロセルのDL信号強度より弱い場合でも、UEがスモールセルへハンドオーバされ得るようにできる。したがって、マクロセルを有する境界の近くにいるがスモールセルに接続されているUEは、マクロセルからの強い干渉を経験し得る(つまり、現在スモールセルにより供されているUEへの、マクロセルにより生じるDLでの干渉)。
異種ネットワークにおけるUL境界とDL境界の相違を検討すると、1つの考えられる解決策は、同時に両セルとの接続性を維持し、一方をUL接続のために他方をDLのために用いることである。DLでは、通常、最高ダウンリンクスループットを達成するよう最高信号強度を有するセルを選択するために、UEの測定結果に依るだけで十分である。基本的に、ULも同様である。通常、UEは、DL性能に基づき接続するセルを選択する。したがって、DL接続性のために最適セルを選択することは容易である。しかしながら、ULではもっと難しい。eNBがULチャネル品質を監視するために、eNBはサウンディング参照信号(SRS)を送信するようUEを構成できるが、このメカニズムは、UEのサービングセルに対してのみ使用できる。どんな場合も、リソースオーバヘッド及びUEの電力消費に与える影響から、システムにおいて不要な測定及び報告は回避することが望ましい。
したがって、近隣セル間、特に1つのマクロセル及びもう1つのスモールセルの間のUL境界を識別するスキームには大いに関心がある。
本発明の実施形態は、イベントが接続モードのUEに対して設定され、したがって、条件が満たされた(適合する)とき近隣セルに関する測定報告を送信するようUEがトリガされるトリガメカニズムを提供する。このような測定報告は、UEのUL送信の少なくとも一部についてUEが近隣セルにハンドオーバされるべきか否か、及び/又は少なくとも1つの近隣セルが2次セルとしてアクティブにされるべきか否か、及び/又はUEのアップリンク接続品質の監視を開始できるよう特定の情報が近隣eNBへ送信されるべきか否かを決定するために、現在のサービングeNBにより使用できる。従来技術は、近隣eNBがUEのアップリンク品質の監視を開始するために、このようなトリガイベントを提供しない。
概して、特に示されない限り、以下に記載する実施形態はLTEに基づき、該LTEでは、ネットワークがFDD又はTDDを用いて動作し、1又は複数のeNodeBを有し、各eNodeBは1又は複数のセルを制御し、少なくとも1つのセルは対応するアップリンクセルを有するダウンリンクセルである。各セルは、独立に又は依存して、サービングセル内で送信される信号を受信し復号化し得る1以上の端末(UE)に供する。UEは、同じ又は異なる搬送波周波数で2以上のサービングセルを有するよう構成されても良い。
先ず、UEは、少なくとも1つのPCell(サービングセル)と無線通信中であり、1又は複数の近隣セルの範囲内にいるが、それら近隣セルと無線通信していないと仮定する。言い換えると、近隣セルは、UEにより検出可能な参照信号をブロードキャストしているが、UEからUL送信を受信せず、したがってUEに関する測定を行わない。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、サービングeNBで判断が行われる。より詳細には、eNBは、イベントトリガ「ULで、近隣がPCellよりオフセットだけ良好になった」が満たされたか否かを決定する。これは、以下で、近隣セルに関する測定報告の送信を開始するための、UEの「開始条件」として参照される。反対に、もはや真ではなくなる上述のトリガは、「終了条件」であり、UEに上述の測定を停止させる。
3GPP規格文書で用いられる形式で記述された上述のトリガは、より完全には以下のように記述できる。
「UL送信による近隣セルのeNBにおける受信電力が、所定のオフセット値に対応する量だけ、UEのUL送信による現在のサービングセル(1次セル又はPCell)のeNBにおける受信電力より強くなった。」
留意すべきことに、従来のトリガ「近隣がPCellよりオフセット分だけ良くなった」はUEにより測定されるDLの信号強度を表すので、上述のトリガは従来のトリガとは異なる。従来のトリガと異なり、新規なトリガは、UE単独で決定できず、サ―ビングセル及び近隣セルのeNBからの入力を必要とする。
第1の実施形態では、UEのサービングセルと近隣セルとの間のUL境界を決定するために、eNBにおいて推定が実行される。これを行うために、eNBは、少なくとも以下の情報を必要とする。
(a)DLでのサービングセル及び近隣セルの両方の参照信号受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)に関するUEのフィードバック(又は測定報告)。
(b)(特定のULチャネル、例えばPUCCH又はPUSCH、或いは特定のUL送信、例えばSRSの)UEの送信電力。
(c)近隣eNBにより提供される近隣セルの参照信号送信電力。
上記(c)は、近隣セルの参照信号を送信するために近隣eNBにより使用される送信電力を表す。この情報は、例えばX2インタフェースを経由してバックホールネットワークを介してPCell eNBに提供され得る。
eNB自体の送信電力情報及びUEからのUL受信電力のeNBの測定とを合わせて、eNBは、ULの近隣セルにおける受信電力を推定し、それをDLのUEによる対応する測定結果と関連付けできる。つまり、eNBは、各近隣eNBがUEからSRS(又はPUCCH又はPUSCHのような他の送信)を受信する電力を推定できる。
例えば、各セルからUEにおいて受信されるDL信号を検討すると(上記(a))、サービングセルからのRSRPが特定の程度まで低下し、一方で近隣セルからのRSRPが特定の程度まで増大すると、UEは、ULで両方のセルにより同様の又は等しい信号強度が受信されるUL境界に近付いていると推定できる。上記(b)及び(c)の情報により、eNBは、ULでの近隣セルにおける受信電力を推定でき、それをDLでのUEによる対応する測定結果と関連付けることができる。
したがって、開始条件及び終了条件は、開始条件「ULで近隣がPCellよりオフセット分だけ良好になった」が満たされるとき、UEの測定報告をトリガするよう定められ得る。条件は、DLでのUEによる対応する測定結果に基づき定められる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態の代替解決策は、UEのサービングセルと近隣セルとの間のUL境界を決定するために、UEに推定を実行させる。言い換えると、UEは、イベントトリガ「ULで近隣がPCellよりオフセット分だけ良好になった」の発生を決定する。これを行うために、UEは、少なくとも以下の情報を必要とする。
(a)サービングeNBにより提供されるサービングセルの送信電力。
(b)サービングeNBを介して近隣eNBにより提供される近隣セルの参照信号送信電力。
(c)UL送信(例えば、UEからのSRS送信)に関するサービングeNBのフィードバック(又は測定報告)。
上記(a)及び(b)の間の区別は、サービングセルのeNBが参照信号及び/又はPDSCHの送信電力を提供でき、一方で近隣セルはそれらが現在UEに供していないと考えられるので参照信号送信電力だけしか提供できないことである。
自身の送信電力情報と、サービングセル及び近隣セルからのDLにおける受信電力のUEの測定値とを合わせて、UEは、ULでの近隣セルにおける受信電力を推定でき、それをDLでの自身の対応する測定結果と関連付けることができる。例えば、サービングセルからのRSRPが特定の程度まで低下し、同時に近隣セルからのRSRPが特定の程度まで増大すると、UEは、ULで両方のセルにより同様の又は等しい信号強度が受信されるUL境界に自身が近付いていると推定できる。したがって、開始条件及び終了条件は、開始条件「ULで近隣がPCellよりオフセット分だけ良好になった」が満たされるとき、UEの測定報告をトリガするよう定められ得る。本実施形態で定められた条件は、ULでの近隣セルにより受信される信号強度の推定結果に基づく。
<推定方法>
(第1の実施形態における)eNB又は(第2の実施形態における)UEがどのように上述の推定を実行するかの一例を以下に記載する。以下で、添え字「s」はサービングセルを表し、「n」は近隣セルを表し、「ue」はUEを表し、「r」は受信信号を表し、「t」は送信を表す。
粗い推定が(UEのDL測定をULでのeNBにおける電力と関連付ける)目的を果たすと考えると、自由空間の経路損失モデルが想定される。また、DL及びULの経路損失は同様であると仮定する。したがって、経路損失は以下の比により与えられる。
Figure 2014230272
ここで、Pは合計送信電力(単位:ワット)であり、Pは受信電力である。
UE側又はeNB側で、(上述のように)以下の情報が利用可能である。
・サービングeNBにより提供されるサービングセルの送信電力(Pts)。
・サービングeNBを介して近隣eNBにより提供される近隣セルの参照信号送信電力(Ptn)。
・UL送信(例えば、UEからのSRS送信)に関するサービングeNBのフィードバック(又は測定報告)(Prs)。
・UE自身の送信電力情報(Ptue)。
・DLでのサービングセル及び近隣セルの両方の参照信号受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)に関するUEの測定(Prue、P1rue)。
次に、DL及びULの経路損失(FSPL)は同様であると仮定する。
サービングセルでは、
Figure 2014230272
同様に、近隣セルでは、
Figure 2014230272
式(1)及び(2)を用いると、UE及びeNBは、UL境界を粗く推定できる(つまり、Prs=Prn)。近隣セルにおいてUL監視をアクティブ化することにより、(図2に示したように)近隣のeNBの測定報告から正確なPrnが得られる。したがって、特定のUEについて、正確なUL境界が決定できる。
更に複雑なモデルを用いることにより更に正確な推定も可能である。しかしながら、これは、UEの実装により多くの複雑性を追加し、少なくとも第2の実施形態ではコストがかかる。さらに、少なくとも上述のプロセスが正確な測定報告を得るために近隣セルにおけるUL監視のアクティブ化をトリガするためにのみ用いられる場合には、正確な推定は必要ない。したがって、通常、アクティブ化又はハンドオーバを直接生じるのではなく、可能な2次セルのアクティブ化/ハンドオーバのために、近隣セルのより正確な測定のためのトリガとして上述の推定方法を用いることが予想される。
<情報交換を有するメカニズムの概要>
上述の実施形態の一方又は両方に対応するために、UEとそのサービングセルとの間、及びサービングセルと近隣セルとの間の情報/メッセージ交換が必要である。図5は、本発明の例示的なメッセージフローチャートを示す。このフローチャートは、PCell eNBがUL境界を決定するために推定を実行する第1の実施形態に基づくことに留意する。
図5に示すように、eNB間で要求される新規なシグナリング交換は、以下を含む。
(i)サービングeNB11への、近隣eNB21により提供される近隣セルの参照信号電力。これは、X2又はS1インタフェースを介して、特に「eNB Configuration Update」手順の一部として行われ得る(上述のTS36.423参照)。
(ii)サービングeNB11は、UE1のフィードバック及び自身の推定に基づき近隣セルにおいてUL監視を開始すると決定すると、UL監視をアクティブにするよう近隣eNB21に要求を送信する。この要求には、近隣eNBがUL監視を実行するためのUE固有パラメータ、及び監視が実行されるべき対象セルのリストのような関連情報、並びに結果についての測定報告(例えば、イベントトリガ又は周期的報告)の要求が含まれる。eNB21は幾つかのセルを制御し得るので、リストが必要である。「対象」セルは、eNB11がUE1により良好なサービスを提供し得ると推定したセルである。
(iii)次に、近隣eNB21は、対象セルにいる特定のUEについて測定報告を送信する。
(iv)近隣eNB21からの測定報告に基づき、サービングeNB11は、特定のUEの特定のアプリケーションのためのULデータ配信のために近隣セルを「アクティブ化」することを要求して、該アプリケーションの要件を満たすのを支援することを決定しても良い。これは、ULの一部についての近隣セルへのUEのハンドオーバの一形態であり得る。ここで、UEで動作している別のアプリケーションのQoS要件に依存して、別のアプリケーションは、既存のサービングセルに残ったままでも良い。
(v)次に、アクティブ化要求が、このサービスのUEコンテキストと共に、UEの目標セルの近隣eNBへ送信される。要求を受け付けるかどうかの決定は近隣eNB次第である。この手順の間、両方のeNBは、例えば既存の3GPP標準で提供されるようにeNBの間で負荷情報を交換することにより、他の情報を考慮する。
(vi)アドミッション制御手順の後、近隣eNBは、肯定応答を返送することにより、アクティブ化要求を受領すると決定しても良い。
(vii)(iv)の要求が受領されない場合、第2の候補セル(もしあれば)が検討されても良い。代替で、複数のアクティブ化手順が並行して実施されても良く、特定のUEに供するためにどのセルがアクティブにされるかは要求元のeNBに任されても良い。
上述のプロセスは単一のUEを参照したが、もちろん、上述のプロセスは同じ地理的領域内の任意の数のUEについて繰り返されても良い。
図5に示すように、本発明では、UE1とそのサービングeNB11との間で、新しいトリガイベントについての測定設定が必要である。さらに、第2の実施形態に対応するために、UEとそのサービングeNBとの間で新規な情報交換が必要であり、以下を含む。
・サービングeNBを介して近隣eNBにより提供される近隣セルの参照信号電力。
・UL送信(例えば、UEからのSRS送信)に関するサービングeNBのフィードバック(又は測定報告)。
図6は、本発明が提供され得るUE1の一例を示すブロック図である。UE1は、上述の無線通信システムで用いられ得る任意の種類の装置を有しても良く、セルラ(又はセル)フォン(スマートフォンを含む)、モバイル通信機能を有するPDA(personal digital assistant)、モバイル通信コンポーネントを有するラップトップ若しくはコンピュータシステム、及び/又は無線で通信するよう動作する任意の装置を有しても良い。UE1は、(一緒に通信ユニットを定める)少なくとも1つのアンテナ802に接続された送信/受信ユニット804、記憶媒体808の形式のメモリへのアクセスを有する制御部806を有する。制御部806は、例えば、マイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)、又は以上に概説した方法でハンドオーバトリガを推定するような上述の種々の機能を実行するようプログラムされた若しくは設定された他の論理回路であっても良い。例えば、上述の種々の機能は、記憶媒体808に格納され制御部806により実行されるコンピュータプログラムの形式で実施されても良い。制御部806は、上述のように第2の実施形態における推定を実行しても良い。送信/受信ユニット804は、制御部806の制御下で、上述のように受信電力等の測定を可能にするセルから信号を受信するように構成される。
図7は、本発明が提供され得る基地局11の一例を示すブロック図である。基地局は、(一緒に通信ユニットを定める)少なくとも1つのアンテナ902に接続された送信/受信ユニット904、及び制御部906を有する。制御部は、例えば、マイクロプロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は(基地局がサービングセルを提供しているとき)第1の実施形態における推定を実行するような上述の種々の機能を実行するようプログラムされた又は設定された他の論理回路であっても良い。例えば、上述の種々の機能は、記憶媒体908に格納され制御部906により実行されるコンピュータプログラムの形式で実施されても良い。送信/受信ユニット904は、制御部906の制御下で、参照信号の送信、受信電力の測定を可能にするUE1からの信号の受信、等を担う。
纏めると、本発明の実施形態は、2つの近隣セル間、特に1つのマクロセルともう1つのスモールセルとの間のアップリンク境界を識別するスキームを提供し得る。本発明の基礎は、接続モードのUEに対して設定されるトリガイベントを定め、条件が満たされたときUEが近隣セルに関する測定報告を送信するようトリガされるようにすることである。このような測定報告は、1又は複数の近隣セルがアクティブにされる又はハンドオーバされるべきか否か、及び/又は1又は複数の近隣eNBがUEのアップリンク接続品質の監視を開始できるように特定の情報が1又は複数の近隣eNBへ送信されるべきか否かを決定するために、現在のサービングeNBにより用いられ得る。
本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態では、先ず、新規なトリガが満たされるか否かが推定される。満たされる場合、トリガされる動作は、近隣セルにより測定を開始することであり、それによりアップリンク境界を正確に確立させる。その後、ハンドオーバ又は2次セルのアクティブ化の決定が行われる。
代替で、該決定自体の基礎としてこの推定を用いることが可能であり、近隣セルのUL測定に基づきアップリンク境界を正確に決定しない。
以上から明らかなように、従来のUEのハンドオーバはULとDLの両方に関連するが、本発明は、ULでの2次セルのアクティブ化の前の測定に関連する。これは、所与のUEのUL接続性の全部又は一部のハンドオーバと等価であると考えられる。その一方で、DLは、例えば少なくとも1つのサービングセルにより、及びアップリンクで用いられたセルと同じセルであってもそうでなくても良い1又は複数の2次セルからの可能な支援により、従来知られている技術の使用により別個に適切であると見なされ得る。
上述のように、以上の記載の中の用語「セル」は、広義に解釈されるべきである。セルは、各々、異なる地理的領域又は異なる基地局を有する必要はない。一般に、セルは、ダウンリンク、アップリンク、又はその両者で定められる。
上述の実施形態では異種ネットワークシナリオを検討したが、本発明は、ULとDLとの間に不平衡が存在する無線通信におけるいかなる状況にも適用可能である。
本発明は、電力不平衡により異なるアップリンクセル境界及びダウンリンクセル境界が存在する異種ネットワークに特に有利である。本発明は、従来のダウンリンクセル境界に加えて、アップリンク境界を効率的に識別できる。したがって、本発明は、効率的な方法で、マクロセル及びスモールセルの両方で同時に接続性を維持し、例えば1つのセルをアップリンク接続性のために、もう1つのセルをダウンリンクのために用いるようにすることが可能である。アップリンクとダウンリンクの両方で、最高スループットを達成するために、最も高い信号強度を有する最適セルが選択できる。さらに、このメカニズムは、同一チャネルの場合に干渉を低減できる。
11 マクロセル
21 スモールセル
804 TX/RXユニット
806 制御部
808 記憶媒体
904 TX/RXユニット
906 制御部
908 記憶媒体

Claims (15)

  1. 無線通信方法であって、端末は前記端末が少なくともアップリンク通信を有する少なくとも1つのサービングセル及び前記端末がアップリンク通信を有しない少なくとも1つの近隣セルの無線通信範囲内にあり、前記セルは、1又は複数の基地局により制御され、前記端末により受信されるための少なくとも参照信号を送信し、前記方法は、
    前記端末において、前記サービングセルへアップリンクで信号を送信し、前記セルから受信した信号を測定するステップと、
    前記サービングセルの基地局において、前記端末からアップリンクで受信した信号を測定するステップと、
    前記送信及び受信した信号に関する情報に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記決定するステップに応答して、前記端末は前記サービングセルの前記基地局に報告を送信するステップ、を更に有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定するステップ又は前記報告に応答して、前記サービングセルの前記基地局は、前記近隣セルに前記端末から受信した信号を測定させるステップ、を更に有する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記サービングセルの前記基地局は、前記近隣セルに前記端末の少なくとも1つのアプリケーションにおいてアップリンク無線通信をアクティブにさせるステップ、を更に有する請求項1、2又は3に記載の方法。
  5. 前記サービングセル及び近隣セルは、それぞれ第1及び第2の基地局により制御され、前記第1及び第2の基地局は相互通信のために配置され、前記第1の基地局は、前記信号を測定するため及び/又は前記アップリンク無線通信をアクティブにするために、前記第2の基地局に要求を送信する、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記第2の基地局は複数のセルを制御し、前記第1の基地局からの前記要求は、前記決定するステップの対象となった前記近隣セルを少なくとも識別する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記決定するステップは前記サービングセルの前記基地局において実行され、前記基地局は、
    前記近隣セルの送信した信号の送信電力に関する情報と、
    前記端末からの、前記端末により送信された信号の送信電力及び前記セルから受信した信号の受信電力に関する情報と、
    を受信する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記決定するステップは前記端末において実行され、前記端末は、
    前記サービングセルからの、前記サービングセルの送信した信号の送信電力に関する情報と、
    前記サービングセルからの又は前記近隣セルからの、前記近隣セルの送信した信号の送信電力に関する情報と、
    前記サービングセルからの、前記端末のアップリンク通信の受信電力に関する情報と、
    を受信する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記決定するステップは、アップリンクで近隣セルがサービングセルセルよりオフセットだけ良好になった、という条件が満たされるか否かを決定する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記決定するステップは、前記近隣セルにおける前記端末のアップリンク通信の受信電力を推定するステップと、前記推定した受信電力を前記近隣セルから受信した信号の受信電力と関連付けるステップと、を有する、請求項9に記載の方法。
  11. 無線通信システムであって、
    無線通信のためにセルを制御する1又は複数の基地局と、
    前記セルの中の少なくとも1つのサービングセルとの少なくともアップリンク通信のため、及び前記サービングセルから及び少なくとも1つの近隣セルからの参照信号を検出するよう構成された端末と、
    を有し、
    前記端末は、アップリンクで前記サービングセルへ信号を送信し、及び前記セルから受信した信号を測定するよう構成され、
    前記サービングセルを制御する前記基地局は、前記端末からアップリンクで受信した信号を測定するよう構成され、
    前記システムは、前記送信及び受信した信号に関する情報に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにあると決定する手段を有する、システム。
  12. 前記サービングセル及び近隣セルは、それぞれ第1及び第2の基地局により制御され、前記第1及び第2の基地局は相互通信のために配置され、前記第1の基地局は、前記端末から受信した信号を測定するために、前記第2の基地局に要求を送信するよう構成される、請求項11に記載のシステム。
  13. 無線通信システムにおいて端末のサービングセルを提供する基地局であって、前記端末は、前記サービングセルとの少なくともアップリンク通信のために、及び前記サービングセルからの及び前記システム内の少なくとも1つの近隣セルからの参照信号を検出するために構成され、
    前記基地局は、前記端末からアップリンクで受信した信号の測定を行い、前記端末から及び前記近隣セルの基地局から報告を受信し、前記測定及び報告に基づき、前記端末が、前記端末から送信した信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと前記近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するよう構成される、基地局。
  14. 無線通信システムで用いられる端末であって、前記システムは、無線通信のためにセルを制御する1又は複数の基地局を有し、前記端末は、前記セルの中の少なくとも1つのサービングセルとの少なくともアップリンク通信のために、及び少なくとも1つの近隣セルを含む前記セルからの参照信号を検出するために構成され、
    前記端末は、アップリンクで前記サービングセルへ信号を送信し、前記セルから受信した信号について測定を行い、前記サービングセルを制御する少なくとも前記基地局から、前記セルから送信された信号についての報告を受信し、及び前記測定及び報告に基づき、前記端末が、前記端末から送信された信号が両方のセルにより同様の信号強度で受信される、前記サービングセルと近隣セルとの間のアップリンク境界の近くにいると決定するよう構成される、端末。
  15. ソフトウェアであって、無線機器のプロセッサにより実行されると、請求項13に記載の基地局又は請求項14に記載の端末を提供する、ソフトウェア。
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