JP2014226835A - 容器製造システム、容器製造方法、および容器製造システムにおいて用いられる型 - Google Patents

容器製造システム、容器製造方法、および容器製造システムにおいて用いられる型 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で容器の内面を検査することができる容器製造システムを提供する。
【解決手段】容器製造システムは、ブランクを第1面側から支持する支持部と、支持部によって支持されているブランクを第2面側から押圧するよう、支持部に向かう方向において移動可能に構成された型と、第2面を撮影する撮影部と、を備えている。型には、型の移動方向において型を貫通する貫通孔が形成されている。また撮影部は、型の記貫通孔を介して前記第2面を撮影することができるよう配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブランクを折り曲げて、底板および側板を含む容器を製造する容器製造システムおよび容器製造方法に関する。また本発明は、容器製造システムにおいて用いられる型に関する。
食品を収容するための容器として、ブランクを折り曲げて製函することによって得られるトレー状の容器が知られている。ブランクを折り曲げて製函する方法としては、例えば特許文献1,2に開示されているように、はじめにブランクを雌型の上に載置し、次に、雄型を用いてブランクを雌型の内部に押し込み、これによって、底板および側板を含むトレー状の容器を得る方法が知られている。ブランクとしては一般に、紙層と、必要に応じて紙層の表面に設けられた熱可塑性樹脂層と、を含む積層体からなるブランクが用いられる。また特許文献1に記載されているように、ブランクを製函してトレー状の容器を得た後、加熱した樹脂フィルムを容器の内面に密着させ、これによって容器の耐液性または密封性を高めることも提案されている。
特許第3648951号公報 特開2001−205717号公報
食品用の容器には、その内面が清浄であることが厳しく要求される。一方、上述の製函方法においては、雄型がブランクに直接的に接することによってブランクが折り曲げられる。この場合、雄型の表面に異物が付着していたり、雄型の表面の一部が剥がれてしまっていたりすると、得られる容器の内面が汚染されてしまうことがある。このような容器が出荷されることを防ぐための方法としては、雄型を用いた成形工程の後に容器の内面を検査する工程を実施することが考えられる。しかしながら、成形工程を実施する場所とは異なる場所でこのような検査工程を実施する場合、装置が複雑になり、また容器の製造に要する時間も長くなってしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る容器製造システムおよび容器製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造する容器製造システムであって、前記ブランクを前記第1面側から支持する支持部と、前記支持部によって支持されている前記ブランクを前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向かう方向において移動可能に構成された型と、前記第2面を撮影する撮影部と、を備え、前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、前記撮影部は、前記型の前記貫通孔を介して前記第2面を撮影することができるよう配置されている、容器製造システムである。
本発明による容器製造システムにおいて、前記型は、前記支持部に近づくにつれて前記貫通孔の断面積が少なくとも部分的に大きくなるよう構成されていてもよい。
本発明による容器製造システムにおいて、前記型が前記ブランクを最も深く押圧する位置を第1位置と称し、前記型が前記支持部から最も遠ざかる位置を第2位置と称する場合、好ましくは前記撮影部は、前記型が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動する間、または、前記型が前記第2位置に留まっている間に、前記第2面を撮影する。
本発明による容器製造システムにおいて、前記型の前記貫通孔は、前記型が前記第2位置に留まっている間に、前記撮影部が前記第2面のうち前記底板および前記側板に対応する部分を撮影することができるよう、構成されていてもよい。
本発明による容器製造システムにおいて、前記支持部は、前記ブランクの第1面のうち前記容器の前記側板となる部分を支持するとともに前記底板となる部分を支持しないよう構成されていてもよい。
本発明は、第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造する容器製造方法であって、支持部によって前記第1面側から支持されている前記ブランクを、型を用いて前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向けて前記型を移動させる成形工程と、前記第2面を撮影して第2面の状態を検査する検査工程と、を備え、前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、前記検査工程においては、前記第2面が前記型の前記貫通孔を介して撮影される、容器製造方法である。
本発明による容器製造方法において、前記型は、前記支持部に近づくにつれて前記貫通孔の断面積が少なくとも部分的に大きくなるよう構成されていてもよい。
本発明による容器製造方法において、前記型が前記ブランクを最も深く押圧する位置を第1位置と称し、前記型が前記支持部から最も遠ざかる位置を第2位置と称する場合、好ましくは前記検査工程は、前記型が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動する間、または、前記型が前記第2位置に留まっている間に実施される。
本発明による容器製造方法において、前記検査工程は、前記第2面のうち前記底板および前記側板に対応する部分を撮影することができる時に少なくとも実施されてもよい。
本発明による容器製造方法において、前記支持部は、前記ブランクの第1面のうち前記容器の前記側板となる部分を支持するとともに前記底板となる部分を支持しないよう構成されていてもよい。
本発明は、第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造するシステムにおいて用いられる型であって、前記システムは、前記ブランクを前記第1面側から部分的に支持する支持部と、前記型と、前記第2面を撮影する撮影部と、を備え、前記型は、前記支持部によって支持されている前記ブランクを前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向かう方向において移動可能に構成されており、前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、これによって、前記撮影部は、前記貫通孔を介して前記第2面を撮影することができる、型である。
本発明によれば、ブランクを押圧するための型には、型の移動方向において型を貫通する貫通孔が形成されている。このため、型の貫通孔を介してブランクまたは容器を撮影することができる。これによって、型による成形工程を実施する場所と同一の場所で、ブランクまたは容器を撮影してその状態を確認する検査工程を実施することができる。このことにより、簡易な装置および方法によって容器の内面の清浄さを保証することができる。
図1は、本発明の実施の形態による容器製造システムを示す図。 図2は、ブランクを成形するために用いられる型を、型の第2面側から見た場合を示す図。 図3は、図2の線III−IIIに沿って型を切断した場合を示す断面図。 図4(a)〜(c)は、ブランクが成形されて容器が得られる様子の概略を示す図。 図5は、底板および側板を含むトレー状の容器の一例を示す斜視図。 図6Aは、図5に示す容器を製造するために用いられるブランクを示す平面図。 図6Bは、図6Aに示すブランクの層構成の一例を示す図。 図6Cは、図6Aに示すブランクの層構成のその他の例を示す図。 図7Aは、ブランクが支持部上に載置されている状態を示す図。 図7Bは、型がブランクを押圧することによって、ブランクが支持部の内部に押し込まれる様子を示す図。 図7Cは、型がブランクを最も深く押圧する第1位置に型が存在する状態を示す図。 図7Dは、型が支持部から遠ざかる方向へ移動している様子を示す図。 図7Eは、型が支持部から最も遠ざかる第2位置に型が戻された状態を示す図。 図8は、本発明の実施の形態の変形例による容器製造システムを示す図。 図9Aは、型の変形例を示す断面図。 図9Bは、型の変形例を示す断面図。
以下、図1乃至図7Eを参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、紙単体または紙層を含む積層体を切断することによって得られた、所定の形状を有するブランクを、容器製造システムを用いて折り曲げ、これによって容器を製造する例について説明する。はじめに、得られる容器の一例について図5を参照して説明する。ここでは、1枚のブランクから容器が形成される例について説明する。
(容器)
図5に示すように、容器40は、底板41と、底板41に連結された4つの側板42と、を含んでいる。図5に示すように、側板42は、底板41の法線方向に対して外側に傾斜した方向へ延びていてもよい。これによって、底板41から上方に向かうにつれて容器40の断面積すなわち開口面積を大きくすることができる。なお側板42の数が4つに限られることはなく、容器40に対して求められる形状に応じて側板42の数が適宜設定される。
図5において、符号44が容器40の内面を表しており、符号43が容器40の外面を表している。なお後述するように、容器40は、ブランク45をその第2面47側から型20によって押圧することによって得られるものである。このため容器40の内面44がブランク45の第2面47に一致しており、容器40の外面43がブランク45の第1面46に一致している。本願において、「第2面」という用語は、ブランク45の第2面47を指す場合、および容器40の内面44を指す場合の両方で用いられ得る。
なお図5に示す容器40においては、隣り合う2つの側板42が互いに接している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、例えば上述の特許文献1に開示されているように、隣り合う2つの側板42の間に、三角コーナー板などのその他の板が介在されていてもよい。また図示はしないが、側板42の上辺にフランジ板などが連結されていてもよい。
(ブランク)
次に図6Aを参照して、容器40を製造するために用いられるブランク45について説明する。ブランク45は、矩形状の底板41と、底板41に連接された4つの側板42と、を含んでいる。側板42は、底板41に接する短辺42aと、第1辺42aに対向する長辺42bとを含む台形状の形状を有している。側板42の側辺42cには、隣り合う2つの側板42を糊付けによって連結するためのフラップ48が連接されていてもよい。また底板41と側板42との間の境界線は、折り曲げを容易にするため、エンボス加工などによって得られる罫線として構成されていてもよい。
図6Aにおいて、符号46が第1面を表しており、符号47が、第1面46の反対側に位置する第2面を表している。上述のように、ブランク45はその第2面47側から型20によって押圧されるため、ブランク45が成形されるとその第2面47が容器40の内面44になる。またブランク45の第1面46が容器40の外面43になる。
図6Bは、ブランク45の層構成の一例を示す断面図である。図6Bに示すように、ブランク45は紙層45aを含んでいる。ブランク45の紙層45aを構成する材料としては、コートボール等の板紙、純白ロール紙、ミルクカートン原紙、コート紙、クラフト紙、加工紙等の公知の紙を用いることができる。また図6Cに示すように、上述の紙層46aと、紙層46aよりも第2面47側に設けられた熱可塑性樹脂層46bと、を含む積層体がブランク45として用いられてもよい。また、上記積層体において、熱可塑性樹脂層46bを紙層46aよりも第1面46側に設ける、あるいは、第1面46側および第2面47側の両方に設けるようにしてもよい。熱可塑性樹脂層46bを容器40の内面44側、すなわちブランク45の第2面47側に配置する場合、液体や油を含む内容物を容器40に収容することが可能になる。
(容器製造システム)
次に図1を参照して、上述のブランク45を折り曲げて容器40を製造する容器製造システム10について説明する。容器製造システム10は、ブランク45を搬送するブランク搬送部16と、ブランク搬送部16にブランク45を供給する給紙部12と、給紙部12の下流側に設けられた糊付部14、支持部18、型20および検査機構30と、を備えている。ここでは、図6Bに示すような、紙層45aのみからなるブランク45を用いて容器40を製造する例について説明する。なお図1において、符号Tが付された矢印は、ブランク45の搬送方向を表している。
糊付部14は、ブランク45のフラップ48に対して接着剤15を塗布するためのものである。なお図1においては、接着剤15がブランク45の第1面46面側に塗布される例が示されているが、これに限られることはなく、接着剤15をブランク45の第2面47側に塗布してもよい。なおブランク45を、図6Cに示すような、紙層45aと熱可塑性樹脂45bとを含む積層体で構成する場合は、糊付部14の代わりに、ブランク45の熱可塑性樹脂45bを溶融させるための加熱部が設けられる。熱可塑性樹脂45bを溶融させるための加熱部としては、ホットエアーを吹きかける装置などが挙げられる。
〔支持部〕
支持部18は、ブランク45を第1面46側から支持するものである。以下、本実施の形態における支持部18の構成について、図1および図4(a)〜(c)を参照して説明する。図4(a)〜(c)は、ブランク45が成形される際のブランク45と支持部18との関係を示す図である。
図4(a)に示すように、支持部18は、型20の移動方向に平行に延びる複数の棒状部材19を含んでいる。図4(a)において、符号19bは、ブランク45の第1面46に対向する第2端部を表しており、符号19aは、第2端部19bの反対側にある第1端部を表している。また符号19cは、棒状部材19の側面を表している。
支持部18がこのように複数の棒状部材19から構成されている場合、ブランク45の成形の際、ブランク45の第1面46をその全域にわたって支持するのではなく、第1面46を部分的に支持することができる。例えば図4(b)に示すように、各棒状部材19の第2端部19bがブランク45の側板42には接するが底板41には接しないように各棒状部材19を配置することにより、支持部18が、ブランク45の第1面46のうち容器40の側板42となる部分を支持するとともに底板41となる部分を支持しないようにすることができる。この場合、型を用いてブランク45の底板41を第2面47側から押圧すると、棒状部材19の側面19cに沿って底板41が第2端部19b側から第1端部19a側へ移動する。この際、ブランク45の側板42は、側板42に第1面46側から接していた棒状部材19の第1端部19aによって押圧されるので、図4(c)に示すように、底板41と側板42との間の境界線に沿って側板42が底板41に対して折り曲げられて容器40が形成される。容器40の側板42は、図4(c)に示すように、棒状部材19の側面19cによって側方から押さえられる。ここで上述のように、底板41は棒状部材19によって支持されていないので、型を用いて容器40をさらに押し込むことにより、容器40を棒状部材19の第1端部19a側から排出することが可能である。すなわち、型を移動させることにより、ブランク45を成形して容器40を得る工程だけでなく、容器40を排出する工程をも行うことができる。なお図1に示すように、複数の棒状部材19によって構成された支持部18の内部には、複数の容器40が集積されていてもよい。この場合、棒状部材19の長さに比べて型の移動距離が小さい場合であっても、集積されている複数の容器40を介して、第1端部19a側にある容器40を支持部18から押し出すことができる。
なお、支持部18がブランク45の第1面46のうち容器40の側板42となる部分を支持するとともに底板41となる部分を支持しない限りにおいて、支持部18の具体的な構成が特に限られることはない。例えば支持部18は、ブランク45の側板42にのみ接する複数の板状部材や枠部材によって構成されていてもよい。
〔型〕
次に型20について説明する。型20は、支持部18によって支持されているブランク45を第2面47側から押圧するよう、支持部18に向かう方向において移動可能に構成されたものである。図1において、型20の移動方向が矢印Fによって表されている。移動方向Fは、支持部18によって支持されている時のブランク45の法線方向と平行な方向である。
図1において、型20の面のうちブランク45の第2面47に対向する面が符号21で表されており、第1面21の反対側に位置する面が符号22で表されており、第1面21と第2面22との間に位置する外側面が符号24で表されている。型20は、容器40の内部空間40aの形状に対応した輪郭を有している。例えば型20の第1面21は、容器40の底板41と同様に矩形状の輪郭を有している。また外側面24は、容器40の側板42に対応して、向かい合う2つの外側面24の間の間隔が第1面21側から第2面22側に向かうにつれて大きくなるよう構成されている。
次に図2および図3を参照して、型20の構造についてさらに詳細に説明する。図2は、型20をその第2面22側から見た場合を示す図であり、図3は、図2の線III−IIIに沿って型20を切断した場合を示す断面図である。
図2および図3に示すように、型20には、型20の移動方向において型20を貫通する貫通孔23が形成されている。このような貫通孔23を設けることにより、後述するように、型20による成形工程を実施する場所と同一の場所でブランク45または容器40の第2面47を撮影することが可能になる。符号25は、貫通孔23に面する内側面を表している。
図3に示すように、型20は、支持部18に近づくにつれて、すなわち第2面22側から第1面21側に向かうにつれて、貫通孔23の断面積が大きくなるよう構成されていてもよい。すなわち、向かい合う内側面25の間の間隔が、第1面21側に向かうにつれて大きくなっていてもよい。これによって、貫通孔23の断面積が一定である場合に比べて、後述する撮影部32を用いて撮影することができるブランク45の第2面47の範囲をより広くすることができる。なお、図3においては、向かい合う内側面25の間の間隔が、第1面21側に向かうにつれて直線的に大きくなる例を示しているが、これに限られることはない。向かい合う内側面25の間の間隔が第1面21側に向かうにつれて大きくなる限りにおいて、曲線的に大きくなってもよい。
なお本実施の形態においては、型20の厚みの全域にわたって、貫通孔23の断面積が支持部18に近づくにつれて大きくなる例を示した。しかしながら、ブランク45の第2面47の撮影範囲を広くすることができる限りにおいて、型20の厚み方向(移動方向F)における貫通孔23の断面積の変化の仕方が特に限られることはない。例えば図9Aや図9Bに示すように、第2面22側における貫通孔23の断面積が、撮影部32の寸法に比べて十分に大きい場合、貫通孔23は、第1面21側においてのみ、その断面積が支持部18に近づくにつれて大きくなるよう構成されていてもよい。すなわち、型20は、支持部18に近づくにつれて貫通孔23の断面積が部分的に大きくなるよう構成されていてもよい。例えば図9Aおよび図9Bに示すように、型20の貫通孔23を構成するための内側面が、第2面22から第1面21側に向かって型20の厚み方向に延びる鉛直面25aと、第1面21側で平面25aに接続された傾斜面25bと、を含んでいてもよい。傾斜面25bは、向かい合う傾斜面25bの間の間隔が、第1面21側に向かうにつれて大きくなるよう構成されている。図9Aにおいては、傾斜面25bが平面からなる例が示されており、図9Bにおいては、傾斜面25bが曲面からなる例が示されている。
ブランク45に触れることによってブランク45の第2面47を損傷したり汚染したりすることがない限りにおいて、型20を構成する材料が特に限られることはない。例えば型20を構成する材料として、POM(ポリオキシメチレン)、PA(ポリアミド)、PC(ポリカーボネート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などのエンジニアリングプラスチックを用いることができる。また、金属を用いて型20を構成してもよい。型20の作製方法が特に限られることはなく、切削加工などの公知の方法が用いられ得る。また型20がプラスチックから構成される場合、射出成形によって型20を作製してもよい。
なお図においては、型20が単一の部材で構成される例が示されているが、これに限られることはない。例えば4本の棒状のブラスチック部材や金属部材を矩形状に連結して、貫通孔23を有する型20を作製することもできる。
〔検査機構〕
次に検査機構30について説明する。検査機構30は、容器40またはブランク45の表面の状態を検査するためのものである。図1に示すように、検査機構30は、型20の第2面22に対向するよう配置された撮影部32を含んでいる。また検査機構30は、型20の近傍に配置され、支持部18によって支持されているブランク45または容器40に向けて照明光を照射する照明部34をさらに含んでいてもよい。照明部34は、支持部18と型20との間の間隔や、型20と撮影部32との間の間隔が小さく、このためブランク45や容器40に光が到達しにくい場合に設けられ得る。このような照明部34を設けることにより、容器製造システム10の外部からの光がブランク45や容器40に到達しにくい場合であっても、ブランク45または容器40の第2面47の鮮明な画像を得ることができる。
照明部34から放射された光をブランク45または容器40の第2面47に十分に到達させることができる限りにおいて、照明部34の構成や配置が特に限られることはない。例えば照明部34は、図1および図2に示すように、型20の第1面21の近傍に配置された棒状光源から構成されている。
撮影部32は、型20の貫通孔23を介して第2面47を撮影することができるよう配置されている。例えば撮影部32は、貫通孔23の中心線23aと重なる位置に配置されている。なお貫通孔23の中心線23aとは、対向する一対の内側面25のいずれからも等しい距離にある線のことである。
容器40またはブランク45の第2面47を撮影して第2面47の状態を把握することができる限りにおいて、撮影部32の構造が特に限られることはない。例えば撮影部32は、第2面47の画像を静止画として1回または断続的に複数回撮影するものであってもよく、若しくは第2面47の画像を動画として連続的に撮影するものであってもよい。
(容器製造方法)
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、容器製造システム10を用いてブランク45を折り曲げて容器40を製造する容器製造方法について、図1および図7A乃至図7Eを参照して説明する。
はじめに図1に示すように、給紙部12がブランク搬送部16上にブランク45を供給する。ブランク45は、ブランク搬送部16によって図1の左方向へ搬送される。糊付部14の位置にブランク45が到達すると、糊付部14がブランク45のフラップ48に接着剤15を塗布する。接着剤15が塗布されたブランク45は、その後、搬送方向を90度変えられて図1の下方向へ搬送されるようになり、そして、停止手段37によって受け止められる。このとき図7Aに示すように、停止手段37だけでなく支持部18の棒状部材19もブランク45に接するよう、棒状部材19が配置されていてもよい。
(成形工程)
次に図7Bに示すように、型20を、支持部18に向けて移動方向Fにおいて移動させる。これによって、支持部18によって第1面46側から支持されているブランク45を型20が第2面47側から押圧する成形工程が実施される。成形工程においては、はじめに、ブランク45の底板41が型20によって支持部18の内部に押し込まれる。このとき、ブランク45の側板42が支持部18の棒状部材19の側面19cに沿って折り曲げられる。また、ブランク45の隣り合う2つの側板42が、接着剤15が塗布されているフラップ48を介して連結される。このようにして、底板41と4つの側板42とを含む容器40がブランク45から得られる。なおブランク45の折り曲げを容易にするため、ブランク45または型20が加熱されていてもよい。
なお支持部18の内部には、先行して成形されて集積された複数の容器40が存在している。従って、移動方向において型20を支持部18の内部へ深く押し込んでいくと、型20によって押し込まれた容器40が、既に集積されている容器40を押すことになる。図7Cは、移動方向Fにおいて型20がブランク45または容器40を最も深く押圧する第1位置に型20が存在している状態を示す図である。図7Bと図7Cとの比較から明らかなように、図7Cにおいては、最も第2端部19bに位置する容器40が型20によって押し込まれたことに起因して、最も第1端部19a側に位置する容器40が、1個の容器40の寸法に相当する距離の分だけ第1端部19aへ変位している。このような変位を利用することによって、ブランク45を成形して容器40を得る工程とともに、既に得られている容器40を支持部18から排出する工程を同時に実現することができる。
なお、型20を支持部18の内部に押し込む程度が特に限られることはない。例えば図7Cに示す型20の第1位置は、ブランク45を折り曲げて容器40を製造する工程が完了する位置であってもよい。若しくは、第1位置よりも第2端部19b側の位置において、ブランク45を折り曲げて容器40を製造する工程が既に完了していてもよい。すなわち、型20の移動距離は、既に完成している容器40を支持部18の奥深くまでさらに押し込むよう設定されていてもよい。なお、容器40の生産効率の観点から言えば、型20の移動距離が短いことが好ましい。
(検査工程)
その後、次のブランク45が到来するよりも前に、図7Dに示すように、型20を支持部18から引き抜いて元の位置に戻す。図7Eは、型20が支持部18から最も遠ざかる第2位置に型20が存在している状態を示す図である。本実施の形態において、容器40の第2面47を撮影して第2面47の状態を検査する検査工程は、型20が第1位置から第2位置に向かって移動する間、すなわち図7Dに示す状態の時、または、型20が第2位置に留まっている間、すなわち図7Eに示す状態の時に実施される。これによって、成形後の容器40の第2面47の状態を確認することができる。
例えば、図7Dに示す状態の時に検査工程を実施する場合について説明する。はじめに、照明部34が容器40に向けて光を照射する。このとき、照明部34と容器40との間に型20が位置しているため、照明部34からの光は型20によって部分的に遮られてしまうが、棒状部材19や型20によって反射された後に容器40に到達する光があるため、容器40の第2面47を適切に照明することができる。次に、撮影部32が型20の貫通孔23を介して容器40の第2面47を撮影する。図7Dにおいて、容器40の第2面47から撮影部32に到達する光のうち最も外側を通る光の経路が矢印Lで示されている。この場合、第2面47のうち2本の矢印Lの間の範囲が、撮影部32を用いて撮影することができる範囲を表している。
ここで本実施の形態によれば、上述のように、貫通孔23の断面積が第2面22側から第1面21側に向かうにつれて大きくなるよう、型20が構成されている。このため、貫通孔23の断面積が一定である場合に比べて、撮影部32を用いて撮影することができる第2面47の範囲をより広くすることができる。
ところで、撮影部32を用いて撮影することができる第2面47の範囲を広くすることのみを考慮する場合、貫通孔23の断面積が大きいほど有利である。しかしながら、貫通孔23の断面積を大きくすることは、外側面24と内側面25との間における型20の寸法が小さくなり、この結果、型20の強度が低下することを意味している。ここで本実施の形態によれば、上述のように貫通孔23の断面積を位置に応じて変化させることにより、第2面22側における外側面24と内側面25との間の寸法を十分に確保しながら、第2面47の撮影範囲をより広くすることができる。このため、型20の強度を確保することと、第2面47の撮影範囲を広くすることとを両立させることができる。
図7Eに示す状態の時に検査工程を実施する場合も、図7Dの場合と同様に、はじめに照明部34を用いて第2面47を照明し、次に撮影部32を用いて型20の貫通孔23を介して第2面47を撮影する。なお図7Dに示す状態の時の撮影と、図7Eに示す状態の時の撮影は、いずれか一方のみが実施されてもよく、若しくは両方が実施されてもよい。例えば第2面47の画像が静止画として得られる場合、図7Dの状態および図7Eの状態の両方で撮影を実施して静止画を得る。また第2面47の画像が動画として得られる場合、図7Dの状態から図7Eの状態に至るまで連続的に撮影を実施して動画を得る。
ところで、撮影部32を用いて撮影することができる第2面47の範囲は、型20と撮影部32との間の間隔が狭いほど広くなる。すなわち、図7Eの状態の方が、図7Dの状態よりも、広い範囲にわたって第2面47を撮影することができる。例えば図7Eに示すように、第2面47のうち、底板41に対応する部分だけでなく側板42に対応する部分をも撮影することができる。これによって、容器40の内面に異物や汚染が存在していないことを内面の全域にわたって確認することができる。従って、第2面47の撮影範囲の観点から言えば、図7Eの状態で検査工程を実施することが有利であると言える。一方、図7Dの状態のときに検査工程を済ますことができれば、型20が第2位置に到達するよりも前に、次に成形されるべきブランク45を停止手段37の位置にまで至らせることができる。従って、容器40の生産効率の観点から言えば、図7Dの状態で検査工程を実施することが有利であると言える。
撮影部32によって撮影された第2面47の画像は、図示しない解析部によって解析される。解析方法は、画像のタイプに応じて適宜選択される。例えば撮影部32によって得られる画像が白黒画像である場合、第2面47に付着する異物や汚れは一般に、画素濃度の高い部分として現れる。従って、そのような画素濃度の高い部分が存在しているかどうかを確認することにより、異物や汚染の有無を判断することができる。また撮影部32によって得られる画像がカラー画像である場合、正常な第2面47の色とは異なる色の部分が存在しているかどうかを確認することにより、異物や汚染の有無を判断することができる。
容器40の第2面47に異物や汚染が発見された場合、当該容器40に対して何らかのマークを付すよう、容器製造システム10が構成されていてもよい。これによって、不良品の容器40を容易に判別して排除することができる。例えば図1に示すように、容器製造システム10は、支持部18の近傍に配置され、異物や汚染が発見された不具合容器40’を示すためのテープ39を供給するテープ供給手段38を備えていてもよい。
なお本実施の形態においては、上述のように、容器40が支持部18の内部に押し込まれた状態で容器40の内面の状態が確認される。この場合、当該容器40に異物が付着していることが確認されたとしても、当該容器40は既に支持部18の内部に押し込まれているため、当該容器40にテープ39を貼り付けることは容易ではない。この点を考慮して、テープ供給手段38は、不具合容器40’の後に成形される容器40に対してテープ39を付すよう構成されていてもよい。例えば図1に示すように、テープ供給手段38は、不具合容器40’の1個後に成形された容器40と2個後に成形された容器40との間にテープ39を挿入するものであってもよい。なお、このように不具合容器40’そのものではなく不具合容器40’の後に成形された容器40に対してテープ39が付される場合、好ましくはテープ39として、粘着性(粘着層)を有さないテープ39が用いられる。これによって、良品の容器40からテープ39を容易に取り除くことが可能になる。具体的には、良品の容器40にテープ39の痕が残ることを防ぐことができる。
なお図1においては、不具合容器40’の1個後に成形された容器40と2個後に成形された容器40との間にテープ39を挿入する例を示したが、これに限られることはない。例えば、不具合容器40’のn個後(nは任意の自然数)に成形された容器40にテープ39を付すようにしてもよい。
なお従来から、成形された容器40の個数を管理するため、テープ供給手段を用いて一定数ごとに容器40にテープを付すことが実施されている。不良品に対してテープ39を付すためのテープ供給手段38としては、このような公知のテープ供給手段を用いることができる。なお個数管理のためのテープ供給手段および不良品を示すためのテープ供給手段38は、共通のものであってもよく、若しくは別個のものであってもよい。
本実施の形態によれば、ブランク45をブランク45の第2面47側から押圧するための型20には、型20の移動方向Fにおいて型20を貫通する貫通孔23が形成されている。このため撮影部32は、型20の貫通孔23を介して容器40の第2面47を撮影することができる。これによって、型20による成形工程を実施する場所と同一の場所で、容器40の第2面47を撮影して第2面47の状態を確認する検査工程を実施することができる。このことにより、簡易な装置および方法によって容器40の内面44の清浄さを保証することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(撮影部の変形例)
上述の本実施の形態においては、検査機構30の撮影部32の位置が一定である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、撮影部32は、型20とともに移動することができるよう、型20に取り付けられていてもよい。図8は、本変形例において、型20が、上述の本実施例における図7Dの位置にある場合を示す図である。本変形例によれば、図8に示すように、型20と撮影部32との間の間隔を常に一定に、すなわち常に狭くすることができる。このため、型20が第1位置から第2位置に向かって移動する間であっても、広い範囲にわたって第2面47を撮影することができる。例えば図8に示すように、第2面47のうち、底板41に対応する部分だけでなく側板42に対応する部分をも撮影することができる。
(照明部の変形例)
また上述の本実施の形態においては、照明部34の位置が一定である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが照明部34は、型20とともに移動することができるよう、型20に取り付けられていてもよい。これによって、照明部34から放射された光が型20によって遮られてしまうことを抑制することができる。このことにより、第2面47をより鮮明に撮影することができる。
(支持部の変形例)
また上述の本実施の形態において、支持部18がブランク45の第1面46を部分的に支持するよう構成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、支持部18は、ブランク45の第1面46をその全域にわたって支持するよう構成されていてもよい。例えば支持部18は、図示はしないが、型20に対して相補的な形状を有する凹部を備えた雌型として構成されていてもよい。この場合であっても、型20に貫通孔23が形成されていることにより、型20による成形工程を実施する場所と同一の場所で、容器40の第2面47を撮影して第2面47の状態を確認する検査工程を実施することができる。なお支持部18が雌型として構成されている場合、検査工程の後、成形によって得られた容器40を雌型から抜き取る工程が実施される。
(撮影タイミングの変形例)
また上述の本実施の形態において、型20が第1位置から第2位置に向かって移動する間、または型20が第2位置に留まっている間に、撮影部32によって第2面47が撮影される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、その他のタイミングで撮影部32が容器40またはブランク45の第2面47を撮影してもよい。
例えば図7Aに示すように、ブランク45が折り曲げられて容器40になるよりも前に、撮影部32が型20の貫通孔23を介してブランク45の第2面47を撮影してもよい。この変形例においては、成形工程を実施して容器40が得られた後に、撮影部32が型20の貫通孔23を介して容器40の第2面47をさらに撮影してもよい。この場合、成形工程の前後で得られた第2面47の画像を比較することにより、成形工程に起因して第2面47に異物や汚染が発生したかどうかをより緻密に確認することができる。
また図7Bおよび図7Cに示すように、型20が第2位置から第1位置に向かって移動する間や、型20が第1位置に存在している間に、撮影部32が第2面47を撮影してもよい。この場合も、図7Aの状態で撮影を実施する場合と同様に、成形工程の後にさらに第2面47の撮影を実施することにより、成形工程の前後での画像の比較を行ってもよい。
また図7Dに示す上述の本実施の形態においては、第1位置と第2位置との間に型20が存在する場合であって、撮影部32が固定されている場合、撮影部32による撮影範囲が第2面47のうち側板42に対応する部分にまで至らない例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第1位置と第2位置との間に型20が存在する場合であって、撮影部32が固定されている場合であっても、撮影部32が第2面47のうち側板42に対応する部分を撮影することができるよう、型20の貫通孔23の形状や撮影部32の配置が設定されていてもよい。
(その他の変形例)
また上述の本実施の形態において、型20が水平方向に移動する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、型20が鉛直方向または斜め方向に移動することによってブランク45の成形工程が実施されるよう、容器製造システム10が構成されていてもよい。
また上述の本実施の形態において、支持部18および型20を用いてブランク45を折り曲げることによって、容器40が得られる例を示した。しかしながら、ブランク45を成形して容器40を得るための方法が、折り曲げに限られることはない。例えば、型20と、雌型からなる支持部18とを用いた深絞り成形によって、ブランク45から容器40を得てもよい。この場合であっても、型20の貫通孔23を介して容器の内面を撮影するという技術的思想を利用して、容器の内面の清浄さを保証することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 容器製造システム
12 給紙部
14 糊付部
18 支持部
19 棒状部材
20 型
21 第1面
22 第2面
23 貫通孔
32 撮影部
34 照明部
38 テープ供給手段
39 テープ
40 容器
41 底板
42 側板
45 ブランク
46 第1面
47 第2面
48 フラップ

Claims (11)

  1. 第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造する容器製造システムであって、
    前記ブランクを前記第1面側から支持する支持部と、
    前記支持部によって支持されている前記ブランクを前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向かう方向において移動可能に構成された型と、
    前記第2面を撮影する撮影部と、を備え、
    前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、
    前記撮影部は、前記型の前記貫通孔を介して前記第2面を撮影することができるよう配置されている、容器製造システム。
  2. 前記型は、前記支持部に近づくにつれて前記貫通孔の断面積が少なくとも部分的に大きくなるよう構成されている、請求項1に記載の容器製造システム。
  3. 前記型が前記ブランクを最も深く押圧する位置を第1位置と称し、前記型が前記支持部から最も遠ざかる位置を第2位置と称する場合、前記撮影部は、前記型が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動する間、または、前記型が前記第2位置に留まっている間に、前記第2面を撮影する、請求項1または2に記載の容器製造システム。
  4. 前記型の前記貫通孔は、前記型が前記第2位置に留まっている間に、前記撮影部が前記第2面のうち前記底板および前記側板に対応する部分を撮影することができるよう、構成されている、請求項3に記載の容器製造システム。
  5. 前記支持部は、前記ブランクの第1面のうち前記容器の前記側板となる部分を支持するとともに前記底板となる部分を支持しないよう構成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の容器製造システム。
  6. 第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造する容器製造方法であって、
    支持部によって前記第1面側から支持されている前記ブランクを、型を用いて前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向けて前記型を移動させる成形工程と、
    前記第2面を撮影して第2面の状態を検査する検査工程と、を備え、
    前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、
    前記検査工程においては、前記第2面が前記型の前記貫通孔を介して撮影される、容器製造方法。
  7. 前記型は、前記支持部に近づくにつれて前記貫通孔の断面積が少なくとも部分的に大きくなるよう構成されている、請求項6に記載の容器製造方法。
  8. 前記型が前記ブランクを最も深く押圧する位置を第1位置と称し、前記型が前記支持部から最も遠ざかる位置を第2位置と称する場合、前記検査工程は、前記型が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動する間、または、前記型が前記第2位置に留まっている間に実施される、請求項6または7に記載の容器製造方法。
  9. 前記検査工程は、前記第2面のうち前記底板および前記側板に対応する部分を撮影することができる時に少なくとも実施される、請求項8に記載の容器製造方法。
  10. 前記支持部は、前記ブランクの第1面のうち前記容器の前記側板となる部分を支持するとともに前記底板となる部分を支持しないよう構成されている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の容器製造方法。
  11. 第1面および第1面に対向する第2面を有するブランクを成形して、底板および側板を含む容器を製造するシステムにおいて用いられる型であって、
    前記システムは、前記ブランクを前記第1面側から部分的に支持する支持部と、前記型と、前記第2面を撮影する撮影部と、を備え、
    前記型は、前記支持部によって支持されている前記ブランクを前記第2面側から押圧するよう、前記支持部に向かう方向において移動可能に構成されており、
    前記型には、前記型の移動方向において前記型を貫通する貫通孔が形成されており、これによって、前記撮影部は、前記貫通孔を介して前記第2面を撮影することができる、型。
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