JP2014226412A - 歩行車 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳み/展開時の取り扱いが容易な歩行車を提供する。【解決手段】上端部に肘置きがそれぞれ設けられているとともに、下端部に車輪がそれぞれ設けられた、左右一対の縦フレーム12と、幅調節機構40および折り畳みボタン54を有する上側連結部材16と、一方の縦フレーム12において上下方向に摺動する摺動部材58、一端が他方の縦フレーム12に対して回動自在に取り付けられ、他端が摺動部材58に対して回動自在に取り付けられた回動フレーム60、および摺動部材58の摺動終端位置を規定する摺動終端位置規定手段62を有する下側連結部材18とを備える歩行車10が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、自力での歩行が困難な使用者の歩行を補助するための歩行車に関する。
従来から、病人、身体障害者、あるいは高齢者などの、足腰が弱く自力での歩行が困難なユーザーの歩行を補助するための歩行車が知られている。例えば、特許文献1には、左右一対のフレームと、当該フレームの下端に取り付けられた車輪と、当該フレームの上端に取り付けられた肘置き部とを有する歩行車が開示されている。ユーザーは、当該肘置き部に肘を置いて自身の体重の一部をフレームに掛けつつ車輪を転動させることにより、起立した姿勢を保ちつつ歩行することが可能になる。
加えて、特許文献1の歩行車は、収納し易いように幅方向に折り畳むことができるようになっている。すなわち、左右一対のフレームは、クロスバー軸止部で軸動可能に軸止された一対のクロスバーによって互いに連結されている。各クロスバーの上端は、フレームに固定されているとともに上下方向に延びる幅調節パイプに対して摺動する幅調節ケースに軸着されている。また、各クロスバーの下端は、フレームの下部に枢着されている。幅調節ケースには幅調節レバーが取り付けられており、幅調節レバーを操作することにより、幅調節パイプに対する幅調節ケースの位置を固定し、あるいはフリーにすることができる。
上述のような機構を有する特許文献1の歩行車は、幅調節レバーを操作して幅調整パイプに対する幅調節ケースの位置をフリーにした後、左右一対のフレームを互いに近づける方向に付勢することにより、幅調節ケースが幅調節パイプに対して上方に摺動しつつ、各クロスバーがそれぞれの下端を中心にして立ち上がる方向に回動し、左右一対のフレームが互いに近づいて折り畳むことができる。
逆に、折り畳まれた歩行車を展開する際には、幅調節レバーをフリーにした状態で、左右一対のフレームを互いに離間する方向に付勢する。これにより、幅調整ケースが幅調節パイプに対して下方に摺動しつつ、各クロスバーがそれぞれの下端を中心にして横になる方向に回動し、左右一対のフレームが互いに離間する。左右一対のフレームを所望の幅まで広げたところで、幅調節レバーを操作して幅調節パイプに対する幅調節ケースの位置を固定することにより、歩行車の展開が完了する。
特開2002−126023号公報
しかしながら、特許文献1に記載の歩行車では、折り畳んだ後、展開する度に幅調節レバーを操作して左右一対のフレームの間隔が所望の幅となるように調節しなければならない。このことは、例え毎回同じ幅にしたい場合であっても同じであることから、室内や施設内における省スペース化のために歩行車の折り畳み・展開の頻度が多いユーザーからは、より容易な折り畳み・展開の機構を有する歩行車の開発が求められていた。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、折り畳み・展開時の取り扱いが容易な歩行車を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、上端部に肘置きがそれぞれ設けられているとともに、下端部に車輪がそれぞれ設けられた左右一対の縦フレーム、幅調節機構および折り曲げ機構を有する上側連結部材、および一方の縦フレームにおいて上下方向に摺動する摺動部材と、一端が他方の縦フレームに対して回動自在に枢着され、他端が摺動部材に対して回動自在に枢着された回動フレームと、摺動部材の摺動終端位置を規定する摺動終端位置規定手段とを有する下側連結部材を備える歩行車が提供される。
好ましくは、摺動終端位置規定手段は、一方の縦フレームに取り付けられており、摺動部材と当接することによって摺動終端位置を規定するようになっている。
好ましくは、下側連結部材は、他方の縦フレームにおいて上下方向に摺動する第2摺動部材と、一端が一方の縦フレームに対して回動自在に枢着され、他端が第2摺動部材に対して回動自在に枢着された第2回動フレームをさらに備えている。また、摺動終端位置規定手段は、回動フレームおよび第2回動フレームのいずれか一方に取り付けられており、回動フレームおよび第2回動フレームの他方の回動を規定するようになっている。
好ましくは、摺動終端位置規定手段は、回動フレームの他端の近傍において回動フレームの回動範囲を規定するようになっている。
好ましくは、摺動終端位置規定手段は、一方の縦フレームに係脱する本体部と、本体部を縦フレームに対して固定する固定具とを有するストッパー、および、摺動部材が取り付けられた一方の縦フレームに形成された、固定具が係合される固定具係合部で構成されている。
好ましくは、一方の縦フレームは、下端部に車輪が設けられた下側部材と、上端部に肘置きが設けられた上側部材とを備えている。また、下側部材および上側部材のいずれか一方は、下側部材および上側部材の他方に対して挿入固定されるようになっている。さらに、固定具係合部から下側部材および上側部材の一方までの長さは、固定具係合部から、係合させた固定具の端までの長さよりも長い。
以上のように、本発明によれば、折り畳み/展開時の取り扱いが容易な歩行車を提供することができる。
本実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。 本実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す背面側からの斜視図である。 本実施の形態にかかる歩行車の折り畳み/展開途中の状態を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる歩行車が折り畳まれた状態を示す斜視図である。 摺動終端位置規定手段の構造の実施例を示す断面図(図1におけるA−A矢視)である。 歩行車の高さ調整手段の構造の実施例を示す断面図(図1におけるB−B矢視)である。 摺動終端位置規定手段の構造の他の実施例を示す断面図である。 他の実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。 他の実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。 他の実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。 他の実施の形態にかかる歩行車の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また、以下の説明(および図面)では、各符号に関し、各部位を上位概念で示す場合にはアルファベットの枝番をつけずアラビア数字のみで示し、各部位を区別する必要がある場合(すなわち下位概念で示す場合)にはアルファベット大文字の枝番をアラビア数字に付して区別する。
<歩行車10の全体構成>
まず、本実施の形態にかかる歩行車10の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる歩行車10の使用時における全体構成を示す正面側からの斜視図である。図2は、本実施の形態にかかる歩行車10の使用時における全体構成を示す背面側からの斜視図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる歩行車10は、左右一対の縦フレーム12と、上側連結部材16と、下側連結部材18とを備えている。
各縦フレーム12は、鉄、アルミニウム、それらの合金、あるいは樹脂などで形成された略円筒形の棒状部材である。本実施例の各縦フレーム12は、後述するように、歩行車10の高さ調節ができるように、下側部材20および上側部材22の2本でそれぞれ構成されている。高さ調節が必要でなければ、縦フレーム12を1本の部材で形成してもよい。
各下側部材20は、天面に開口23をする筒状に形成されており、当該開口23を通じて、対応する上側部材22が下側部材20内に挿入されるようになっている。図6を参照して、下側部材20の上端部内側面には上側部材固定用孔32が1箇所形成されており、また、上側部材22の内側側面には所定の間隔で複数の固定用孔33が形成されている。
上側部材固定用孔32といずれかの固定用孔33との位置を一致させた状態で各孔32、33に対して固定ピン100を挿通することにより、上側部材22が下側部材20に対して挿入固定された状態となり、縦フレーム12を所望の高さに調節することができる。本実施例では、固定ピン100は、下側部材20の外面に被せるようにして取り付けられる略「C」字状の本体部材102と組み合わされて高さ調節ストッパー104を構成しているが、固定ピン100の態様はこれに限定されるものではなく、固定ピン100単体で使用することもできる。なお、図示しないが、本実施例とは逆に、下側部材20が上側部材22内に挿入されるように構成してもよい。
図1および図2に戻って、各下側部材20の下端部には、車輪部材24が取り付けられている。車輪部材24は、それぞれ、車輪取付フレーム26と、当該車輪取付フレーム26の前端部において地面に対して回転可能に取り付けられた前輪28と、車輪取付フレーム26の後端部に取り付けられた後輪30とで構成されている。本実施例において、車輪取付フレーム26は、その側面視形状において、前端側の方が高く、かつ、前端側よりも低い後端側の方が長く延ばされた略「Z」字形に形成されている。また、後輪30の径は、前輪28の径よりも小さく設定されている。すなわち、使用時においてユーザーが寄りつく歩行車10の後側の高さが低く抑えられている。これにより、例えば、ベッドの端に座った状態のユーザーが歩行車10に乗り移ろうとする際、当該ベッドと床面との間の隙間に車輪部材24の後端部を差し込むようにして歩行車10自体をよりユーザーの近くまで寄せることが可能になってユーザーが歩行車10に乗り移りやすい、という有利な効果を奏することができる点で好適である。
各上側部材22の上端部には、肘置き34が設けられている。各肘置き34は、歩行車10の使用状態において地面と略平行となる略「L」字形の上平面36を有する部材であり、当該上平面36にユーザーの肘などが載置されるとともにユーザーの体重が載せられるようになっている。略「L」字形の各肘置き34の「長辺」は、大略、歩行車10の進行方向に沿うように配置されており、「短辺」は歩行車10の進行方向の前側で互いに内向きとなるように配置されている。これにより、実施例の歩行車10では、各肘置き34の「短辺」の先端同士が互いに向かい合うようになっている。各肘置き34の「長辺」の底面は、対応する上側部材22の先端部に取り付けられており、各上平面36が上向きに回動するように、各肘置き34が上側部材22に対して回動可能に取り付けられている。
また、互いに向かい合うようにして配置された各肘置き34の「短辺」の底面には、上側連結部材16の各端部がそれぞれ取り付けられている。つまり、各肘置き34の「短辺」は、上側連結部材16を介して互いに連結されている。
上側連結部材16は、上述のように、各縦フレーム12の上端に設けられた各肘置き34の間に設けられ、肘置き34を介して左右の縦フレーム12を互いに連結する部材である。上側連結部材16は、左右一対の連結フレーム38で構成されている。各連結フレーム38の一方端には、幅調節機構40が形成されており、他方端には、対応する連結フレーム38と組み合わせて各連結フレーム38を互いに回動固定可能に連結する折り曲げ機構42が形成されている。
幅調節機構40は、その一部として、肘置き34の底面に取り付けられる幅調節プレート44を備えている。連結フレーム38の一方端の内側には、略一直線状のスライダー部材46と、固定孔48(図示せず)とが形成されている。一方、当該幅調節プレート44の内側面には、幅調節機構40の一部として、スライダー部材46が摺動可能に嵌まりこむ溝50と、横方向に並べられた複数の調節孔52が形成されている。
折り曲げ機構42は、上述のように、左右一対の連結フレーム38を互いに回動固定可能に連結するものであり、一対の連結フレーム38が略一直線状になった状態で各連結フレーム38の回動を固定する。また、折り曲げ機構42は、折り畳みボタン54を備えており、当該折り畳みボタン54を押すことによって各連結フレーム38が互いに回動するようになっている。なお、折り畳みボタン54は、本発明に必須の構成要素ではない。
以上のような上側連結部材16を採用することにより、スライダー部材46を溝50に対してスライドさせつつ、固定孔48(図示せず)といずれかの調節孔52とが互いに一致するようにして各孔48、52に例えばネジ56(ピンでもよいし、他の機構でもよい)を挿入することによって各肘置き34の離間距離(=歩行車10の幅)を調節することができるようになる。
次に、下側連結部材18について説明する。下側連結部材18は、摺動部材58と、回動フレーム60と、摺動終端位置規定手段62とで構成されている。
摺動部材58は、下側部材20が挿通される挿通孔64を有しており、縦フレーム12(本実施例では下側部材20)において上下方向に摺動するようになっている。本実施例において、摺動部材58は、ユーザーが歩行車10を折り畳んだり展開したりする際につまみやすいように、その上端部が外側にやや突き出たような形状になっている(ユーザーはこの突出部をつまむことになる)が、もちろん、摺動部材58の形状はこれに限定されるものではない。なお、摺動部材58の材質は、金属、樹脂等、どのようなものであってもよい。
回動フレーム60は、その一端が縦フレーム12(本実施例では下側部材20)の下端部に形成された回動軸61において回動自在に枢着されており、この一端が取り付けられた縦フレーム12とは反対の縦フレーム12に設けられた摺動部材58に対して他端が回動自在に枢着されている。本実施例では、2本一組の回動フレーム60が使用されており、両回動フレーム60は、互いに交差する位置において、枢着具66によって互いに枢着されている。
摺動終端位置規定手段62は、摺動部材58の摺動終端位置を規定するための手段である。本実施例において、摺動終端位置規定手段62は、摺動部材58が摺動する縦フレーム12(本実施例では下側部材20)に取り付けられており、上下方向に摺動する摺動部材58の下端に当接することによって当該摺動部材58の摺動下端位置を規定するようになっている。
本実施例において、摺動終端位置規定手段62は、ストッパー70と、縦フレーム12の下側部材20の内側面において縦方向に所定の間隔をあけて複数設けられた位置決め孔である固定具係合部68とで構成されており、当該ストッパー70は、図5に示すような略「C」字形に形成され、縦フレーム12(本実施例では下側部材20)の外面に被さるようにして係脱する本体部72と、固定具係合部68と係合することによって当該本体部72を縦フレーム12(本実施例では下側部材20)に固定する固定具74とで構成されている。
本実施例における固定具74と固定具係合部68との位置関係について詳述すると、縦フレーム12における下側部材20の断面は、2つの空間が出来るように構成されている。図5中、大きい方の空間は、上側部材22が挿通・摺動する空間(以下、「上側部材用空間80」という)であり、小さい方の空間は固定具74が挿入係合される空間(以下、「固定具用空間82」という)である。加えて、本実施例における固定具74の長さは、固定具係合部68に挿入係合した際に固定具用空間82内で収まる長さに設定されており、固定具74の先端が上側部材用空間80に入り込むことがないように設定されている(もちろん、固定具用空間82と上側部材用空間80との間は連通されておらず、仮に長い固定具74を用いたとしても上側部材用空間80に固定具74を突出させるのは困難である)。
つまり、固定具係合部68は、固定具74が上側部材22に干渉しない位置に設けられている。これにより、歩行車10の高さの調節とは無関係に、歩行車10の使用時の幅を設定することができる。このことは、上側部材22に対して下側部材20が挿入固定される場合にも適用可能である。また、固定具係合部68と固定具74との関係は上記のものに限定されることはなく、例えば、図7に示すように、固定具係合部68から上側部材22(上側部材22と下側部材20との挿嵌関係が逆の場合は下側部材20。以下同じ)までの長さが、固定具係合部68から、係合させた固定具74の(上側部材22に向かう)端までの長さよりも長く設定され、固定具74が上側部材22と干渉しない位置に固定具係合部68があればよい。
また、本実施例では、ピン状の固定具74を固定具係合部68(=位置決め孔)に挿通係合させることによってストッパー70を固定しているが、ストッパー70の固定方法はこれに限られるものではなく、ピンに代えてネジを固定具74として使用してもよいし、他の手段を用いてもよい。
<折り畳み操作>
次に、本実施例における歩行車10の折り畳み操作について、図1、図3、および、図4を用いて説明する。図3は、本実施例における歩行車10を折り畳んでいる途中段階を示す斜視図であり、図4は、本実施例における歩行車10を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図1に示すような、歩行車10が展開された状態(=ユーザーが使用できる状態)において、先ず、上側連結部材16の折り畳みボタン54を押して一対の連結フレーム38を互いに回動可能な状態とし、然る後、必要に応じて、下側連結部材18の摺動部材58を上方向に付勢したり、同様に、上側連結部材16の折り曲げ機構42の下端を上方向に付勢したりしつつ、左右一対の縦フレーム12が互いに近接する方向に各縦フレーム12を付勢する。すると、上側連結部材16が折れ曲がるとともに、縦フレーム12(本実施例では上側部材22)に対して肘置き34が回動する。これと同時に、下側連結部材18の各摺動部材58が縦フレーム12(本実施例では下側部材20)を上方に摺動し、これにつれて各回動フレーム60が縦フレーム12(本実施例では下側部材20)の回動軸61を中心として回動する。この結果、各縦フレーム12が互いに近づき始め(図3参照)、折り畳み動作を進めていくことによって歩行車10の折り畳みが完了する(図4)。
<展開操作>
本実施例における歩行車10を折り畳んだ状態から展開する場合は、折り畳み操作の手順とは逆の手順による。すなわち、折り畳みボタン54を押した後、折り畳まれた状態(図4)の歩行車10の各縦フレーム12を互いに離間する方向に付勢する。すると、上側連結部材16が先ほどとは逆方向に回動するとともに、下側連結部材18の摺動部材58が縦フレーム12(本実施例では下側部材20)を下方に摺動する(図3参照)。これを進めていくと、最終的に、摺動部材58が摺動終端位置規定手段62のストッパー70に当接してそれ以上下方に進むことができなくなり(図1参照)、この状態で歩行車10の展開が完了する。
このように、本実施例の歩行車10によれば、歩行車10の折り畳み/展開を繰り返す度に当該歩行車10の幅調節を行う必要がない。これにより、折り畳み/展開時の取り扱いが容易な歩行車10を提供することができる。
<変形例>
上述の実施例では、各方の縦フレーム12にそれぞれ摺動部材58が取り付けられているが、図8に示すように、いずれか一方の縦フレーム12にのみ摺動部材58を取り付けるようにしてもよい。このように、いずれか一方の縦フレーム12にのみ摺動部材58が取り付けられている場合は、回動フレーム60も1本のみでよく、また、摺動終端位置規定手段62も1セットでよい。この場合、回動フレーム60の一端は、摺動部材58が設けられたのとは反対の縦フレーム12の下端部において回動可能に取り付けられることはいうまでもない。また、図8では、回動フレーム60が正面から見て右下がりに取り付けられているが、これとは逆に、回動フレーム60が右上がりになるように取り付けてもよい(この態様については図示せず)。
他の実施例として、図9に示すように、上述した実施例では縦フレーム12の下端部に位置していた、縦フレーム12における回動フレーム60の回動軸61を摺動部材58が摺動する位置よりも高くした実施例を示す。この実施例の場合、摺動終端位置規定手段62のストッパー70は、摺動部材58の上端位置を規定することになる。
さらに別の実施例として、図10に示すように、2つの摺動部材58(図面では、向かって左側を「摺動部材58a」とし、その逆を「第2摺動部材58b」としたが、当然、この逆でもよい)、および、2本の回動フレーム60(摺動部材58aに取り付けられている回動フレームが「回動フレーム60a」であり、第2摺動部材58bに取り付けられている回動フレームが「第2回動フレーム60b」である)を使用する場合において、摺動終端位置規定手段62を回動フレーム58aおよび第2回動フレーム58bのいずれか一方に取り付け(図示実施例では両方)、回動フレーム60aおよび第2回動フレーム60bの他方の回動を規制するものにしてもよい。例えば、この実施例における摺動終端位置規定手段62は、回動フレーム60に対して摺動可能に取り付けられた回動フレーム摺動部材75と、当該回動フレーム摺動部材75から上方に延出する回動ストッパー76と、回動フレーム60a、60bに対して回動フレーム摺動部材75を固定する固定手段78(例えば、ネジ)とで構成されている。
回動フレーム摺動部材75を回動フレーム60a、60bにおける所望の位置で固定することにより、歩行車10の展開時に各縦フレーム12を互いに離間させてくと、各摺動部材58が対応する縦フレーム12を下方に摺動していくとともに、回動していった回動フレーム60a、60bが、固定された回動フレーム摺動部材75から延出する回動ストッパー76に当接してそれ以上回動できなくなる。このようにして摺動部材58の終端位置を規定してもよい。なお、図面では、2セットの摺動終端位置規定手段62を使用する例を示しているが、摺動終端位置規定手段62の数は1セットでもよい。
また、別の実施例として、図11に示すように、回動フレーム60の回動軸61(回動フレーム60が縦フレーム12に回動可能に取り付けられた位置。例えば、縦フレーム12の下端部)の近傍(回動フレーム60とともに回動しない部分)において回動フレームの回動範囲を規定するような摺動終端位置規定手段62であってもよい。
この実施例において、摺動終端位置規定手段62は、縦フレーム12における回動フレーム60の回動軸61にほぼ沿って、回動フレーム60とともに回動しない部分から延出された棒状部材である。摺動終端位置規定手段62をこのように設定することにより、歩行車10の展開時に各縦フレーム12を互いに離間させてくと、各摺動部材58が対応する縦フレーム12を下方に摺動していくとともに、回動していった回動フレーム60が、回動フレーム60とともに回動しない部分から、回動軸61にほぼ沿って延出された棒状の摺動終端位置規制手段62が回動フレーム60に当接し、回動フレーム60はそれ以上回動できなくなる。このようにして摺動部材58の終端位置を規定してもよい。この場合、歩行車10の幅調節は、摺動終端位置規定手段62の取付位置を上下左右方向に変えたり、摺動終端位置規定手段62の径を変えたりすることによって行うことになる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…歩行車、12…縦フレーム、16…上側連結部材、18…下側連結部材、20…下側部材、22…上側部材、23…開口、24…車輪部材、26…車輪取付フレーム、28…前輪、30…後輪、32…上側部材固定用孔、33…固定用孔、34…肘置き、36…(肘置きの)上平面、38…連結フレーム、40…幅調節機構、42…折り曲げ機構、44…幅調節プレート、46…スライダー部材、48…固定孔、50…溝、52…調節孔、54…折り畳みボタン、56…ネジ、58…摺動部材、60…回動フレーム、61…回動軸、62…摺動終端位置規定手段、64…挿通孔、66…枢着具、68…固定具係合部、70…ストッパー、72…本体部、74…固定具、75…回動フレーム摺動部材、76…回動ストッパー、78…固定手段、80…上側部材用空間、82…固定具用空間
100…固定ピン、102…本体部材、104…高さ調節ストッパー

Claims (6)

  1. 上端部に肘置きがそれぞれ設けられているとともに、下端部に車輪がそれぞれ設けられた、左右一対の縦フレーム、
    幅調節機構および折り曲げ機構を有する上側連結部材、および
    一方の前記縦フレームにおいて上下方向に摺動する摺動部材と、一端が他方の前記縦フレームに対して回動自在に枢着され、他端が前記摺動部材に対して回動自在に枢着された回動フレームと、前記摺動部材の摺動終端位置を規定する摺動終端位置規定手段とを有する下側連結部材を備える歩行車。
  2. 前記摺動終端位置規定手段は、一方の前記縦フレームに取り付けられており、前記摺動部材と当接することによって前記摺動終端位置を規定する、
    請求項1に記載の歩行車。
  3. 前記下側連結部材は、他方の前記縦フレームにおいて上下方向に摺動する第2摺動部材と、一端が一方の前記縦フレームに対して回動自在に取り付けられ、他端が前記第2摺動部材に対して回動自在に取り付けられた第2回動フレームをさらに備えており、
    前記摺動終端位置規定手段は、前記回動フレームおよび前記第2回動フレームのいずれか一方に取り付けられており、前記回動フレームおよび前記第2回動フレームの他方の回動を規定する、
    請求項1に記載の歩行車。
  4. 前記摺動終端位置規定手段は、前記回動フレームの他端の近傍において前記回動フレームの回動範囲を規定する、
    請求項1に記載の歩行車。
  5. 前記摺動終端位置規定手段は、
    一方の前記縦フレームに係脱する本体部と、前記本体部を前記縦フレームに対して固定する固定具とを有するストッパー、および
    前記摺動部材が取り付けられた一方の前記縦フレームに形成された、前記固定具が係合される固定具係合部で構成されている、
    請求項2に記載の歩行車。
  6. 一方の前記縦フレームは、下端部に前記車輪が設けられた下側部材と、上端部に前記肘置きが設けられた上側部材とを備えており、
    前記下側部材および前記上側部材のいずれか一方は、前記下側部材および前記上側部材の他方に対して挿入固定されるようになっており、
    前記固定具係合部から前記下側部材および前記上側部材の一方までの長さは、前記固定具係合部から、係合させた前記固定具の端までの長さよりも長い、
    請求項5に記載の歩行車。
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