JP2014225986A - 非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触給電システムにおいて、システムのインピーダンスを適切に調整することにより、給電コイルと受電コイルとの距離が長いときであっても、多くの電力を送電可能とする。【解決手段】地面側に配置された給電コイルと、移動体に搭載されると共に上記給電コイルから非接触で電力が供給される受電コイルとを備え、上記地面側あるいは移動体側に設けられると共に給電時に上記給電コイルと上記受電コイルとの間で膨張される袋体と、膨張された上記袋体の内部にて、上記給電コイルと上記受電コイルとの間に形成される磁路の途中に配置される磁性体とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、非接触給電システムに関するものである。
近年、例えば特許文献1に示すような、給電側のコイル(給電コイル)から受電側のコイル(受電コイル)に対して非接触で電力を供給する非接触給電システムが用いられている。例えば、電気自動車(EV:Electric Vehicle)やハイブリッド自動車(HV:Hybrid Vehicle)等の移動車両に搭載されたバッテリに対しても、非接触給電システムを用いて給電することが提案されている。
特開2010−87353号公報
ところで、非接触給電システムにおいては、電力の電送距離が長距離となるとインピーダンスが高くなり、送電側の電源電圧を高くする必要がある。しかしながら、電源等に使用される部品の耐圧レベルは有限であることから、当該部品の耐圧レベルに制限され、送電側の電源電圧を十分に高くすることが困難となる。このため、電力の電送距離が長い場合には、短期間に多くの電力を送電することが難しい。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、非接触給電システムにおいて、システムのインピーダンスを適切に調整することにより、給電コイルと受電コイルとの距離が長いときであっても、多くの電力を送電可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、地面側に配置された給電コイルと、移動体に搭載されると共に上記給電コイルから非接触で電力が供給される受電コイルとを備える非接触給電システムであって、上記地面側あるいは移動体側に設けられると共に給電時に上記給電コイルと上記受電コイルとの間で膨張される袋体と、膨張された上記袋体の内部にて、上記給電コイルと上記受電コイルとの間に形成される磁路の途中に配置される磁性体とを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記磁性体が粉体からなり、上記袋体が膨張されたときに上記磁路の途中に配置されると共に上記磁性体を収容可能な磁性体収容部と、上記磁性体収容部に上記磁性体を供給する磁性体供給装置とを備えるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記磁性体収容部に収容された磁性体を上記磁性体供給装置に回収する回収手段を備えるという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明において、上記磁性体収容部が、上記袋体とともに膨張及び収縮される第2の袋体からなるという構成を採用する。
本発明によれば、給電コイルと受電コイルとの間に形成される磁路の途中に配置される磁性体を備える。このような磁性体は、磁路の途中に設置されることによって磁化され、空気よりも透磁率の低い領域を生み出す。この領域によって、給電コイルと受電コイルとの間の磁気抵抗が低下する。したがって、本発明によれば、非接触給電システムにおいて、システムのインピーダンスを適切に調整することにより、給電コイルと受電コイルとの距離が長いときであっても、多くの電力を送電可能とすることが可能となる。
本発明の第1実施形態による非接触給電システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による非接触給電システムが備える磁性体ユニットを含む拡大模式図であり、(a)が斜視図であり、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態による非接触給電システムの給電コイルと受電コイルとの間に形成される磁路を説明するための模式図である。 (a)が本実施形態の第2実施形態による非接触給電システムが備える磁性体ユニットを含む拡大模式図であり、(b)が本実施形態の第2実施形態による非接触給電システムの給電コイルと受電コイルとの間に形成される磁路を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る非接触給電システムの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による非接触給電システム1の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、非接触給電システム1は、地面側に設置される給電装置10、バルーン20、給電用ガス給排気装置30及び磁性体ユニット40と、移動車両M(移動体)側に搭載される受電装置50を備えており、給電装置10から受電装置50に対して非接触で給電を行う。
給電装置10は、電源11、整流回路12、給電回路13、給電用制御部14及び給電コイル15を備えており、受電装置50に対する非接触給電に適した電力を生成するとともに、受電装置50に対する非接触給電を行う上で必要となる各種制御を行う。なお、本実施形態では、給電装置10が地上に設置されているものとして説明するが、給電装置10は、地下に設置されていても良く、移動車両Mの上方(例えば、天井)に設置されるものであっても良い。
電源11は、出力端が整流回路12の入力端に接続されており、受電装置50への給電に必要となる交流電力を整流回路12に供給する。この電源11は、例えば200V又は400V等の三相交流電力、或いは100Vの単相交流電力を供給する系統電源である。整流回路12は、入力端が電源11に接続されるとともに出力端が給電回路13に接続されており、電源11から供給される交流電力を整流して直流電力に変換し、変換した直流電力を給電回路13に出力する。
給電回路13は、入力端が整流回路12に接続されるとともに出力端が給電コイル15の両端に接続されており、整流回路12からの直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を給電コイル15に出力する。具体的に、給電回路13は、給電コイル15とともに給電側共振回路を構成する共振用コンデンサを備えており、給電用制御部14の制御の下で、整流回路12からの直流電力を電源11の交流電力よりも周波数が高い交流電力(高周波電力)に変換して給電コイル15に出力する。給電用制御部14は、給電回路13を制御して受電装置50に供給すべき電力を生成させる。この給電用制御部14は、CPU(中央処理装置)やメモリ等を備えており、予め用意された制御プログラムに基づいて上記の各種制御を行う。また、給電用制御部14は、給電用ガス給排気装置30を制御してバルーン20を膨張させあるいは収縮させる。さらに給電用制御部14は、磁性体ユニット40の制御も行う。
給電コイル15は、予め規定されたコイル形状寸法を有するヘリカルコイルからなる。なお、給電コイル15は、この給電コイル15をモールドするプラスチック等の非磁性材料によって形成されるカバーと一体的に設けられていても良い。この給電コイル15は、給電回路13から供給される高周波電力に応じた磁界を発生することによって受電装置50に対して非接触で給電を行う。なお、本実施形態において給電コイル15は、巻軸方向が水平方向を向いた、いわゆるソレノイドタイプのコイルとされている。
バルーン20は、給電コイル15を覆うようにして地面側に固定されており、給電用ガス給排気装置30から内部にガスが供給されることによって膨張し(膨らみ)、供給されたガスが同じく給電用ガス給排気装置30に吸引されることによって収縮する(萎む)。このバルーン20は、例えば伸縮性を有するゴム材料等で形成されている。なお、バルーン20は、給電コイル15と受電コイル51とを繋ぐ磁路を除けば、アルミニウム粉や銅粉を合成したゴムを用いて形成しても良い。これによって、漏洩電磁界を低減することができる。
給電用ガス給排気装置30は、給電用制御部14の制御の下で、バルーン20に対するガスの給排気を行う。この給電用ガス給排気装置30は、図1に示す通り、給排気管を介してバルーン20と接続されており、給排気管を介してバルーン20に対するガスの給排気を行う。
図2は、磁性体ユニット40を含む拡大模式図であり、(a)が斜視図であり、(b)が側面図である。磁性体ユニット40は、地面側に設置されており、図2に示すように、磁性体収容部41(第2の袋体)と、磁性体供給装置42と、回収バルブ43(回収手段)とを有している。
磁性体収容部41は、磁性体供給装置42から給排気が行われることにより、バルーン20と同様に、膨張あるいは収縮する部材であり、磁性体供給装置42と接続されている。この磁性体収容部41は、膨張したときに給電コイル15の両側であって、給電コイル15と受電コイル51との間に形成される磁路の途中に配置されるように設けられている。また、磁性体収容部41は、収縮されたときには、図1に示すように、バルーン20の収縮を邪魔しないように配置されている。これらの磁性体収容部41は、膨張されたときに、磁性体供給装置42から供給される粉末状の磁性体Xを収容可能とされている。なお、磁性体収容部41には、不図示のフィルタを有する排気路が接続されており、膨張した場合であっても磁性体Xを供給可能に構成されている。
磁性体供給装置42は、磁性体収容部41と接続されており、給電用制御部14の制御の下、磁性体収容部41に粉末状の磁性体Xとガスを供給する。これによって、磁性体収容部41を膨張させると共に磁性体収容部41に磁性体Xを供給する。また、磁性体収容部41は、給電用制御部14の制御の下、磁性体収容部41に供給する磁性体Xの量を調整する。さらに、磁性体収容部41は、磁性体収容部41に供給されたガスを吸引することによって磁性体収容部41を収縮させる。
回収バルブ43は、各磁性体収容部41の下方に設置されており、開放することにより、磁性体収容部41に収容された磁性体Xを落下させて磁性体供給装置42に回収するためのものである。
このような磁性体ユニット40では、磁性体収容部41に磁性体Xが収容された状態で、給電コイル15と受電コイル51との間に磁路が形成されると、図3に示すように、磁性体収容部41が磁路の途中に配置される。これによって、磁性体収容部41に収容された磁性体Xが磁化し、空気よりも透磁率の低い領域を生み出す。この結果、給電コイル15と受電コイル51との間の磁気抵抗が低下する。
移動車両Mは、運転者によって運転されて道路上を走行する自動車であり、例えば動力発生源として走行モータを備える電気自動車やハイブリッド自動車である。この移動車両Mは、図1に示す通り、受電装置50を備えている。なお、図1では省略しているが、移動車両Mは、エンジン、上記走行モータ、操作ハンドル、及びブレーキ等の走行に必要な構成を備えている。
受電装置50は、受電コイル51、受電回路52、充電回路53、バッテリ54、及び受電用制御部55を備える。受電コイル51は、上述した給電コイル15とほぼ同じコイル径を有するヘリカルコイルからなる。なお、受電コイル51は、この受電コイル51をモールドするプラスチック等の非磁性材料によって形成されるカバーと一体的に設けられていても良い。このような受電コイル51は、給電コイル15と対向可能なようにコイル軸が上下方向(垂直方向)となる姿勢で移動車両Mの底部に設けられている。この受電コイル51は、両端が受電回路52の入力端に接続されており、給電コイル15の磁界が作用すると起電力を発生し、発生した起電力を受電回路52に出力する。なお、本実施形態において受電コイル51は、巻軸方向が水平方向を向いた、いわゆるソレノイドタイプのコイルとされている。
受電回路52は、入力端が、受電コイル51の両端に接続されるとともに出力端が充電回路53の入力端に接続されており、受電コイル51から供給された交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を充電回路53に出力する。この受電回路52は、受電コイル51とともに受電側共振回路を構成する共振用コンデンサを備えている。なお、受電回路52の共振用コンデンサの静電容量は、受電側共振回路の共振周波数が前述した給電側共振回路の共振周波数と同一周波数になるように設定されている。
充電回路53は、入力端が受電回路52の出力端に接続されるとともに出力端がバッテリ54の入力端に接続されており、受電回路52からの電力(直流電力)をバッテリ54に充電する。バッテリ54は、移動車両Mに搭載された再充電が可能な電池(例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池)であり、図示しない走行モータ等に電力を供給する。受電用制御部55は、CPUやメモリ等を備えており、予め用意された受電用制御プログラムに基づいて充電回路53を制御する。
このような本実施形態の非接触給電システム1では、非給電時(例えば、運転者による移動車両Mの通常運転時)に、受電装置50では、充電回路53を停止させる制御が受電用制御部55によって行われる。また、非給電時(つまり、給電対象である移動車両Mが駐停車位置に駐停車していない時)に、給電装置10では、給電回路13を停止させる制御が給電用制御部14によって行われる。
その後、運転者が移動車両Mを運転し、給電コイル15が設置された場所まで移動車両Mを移動させて停車させると、給電コイル15の設置位置が受電用制御部55によって把握される。なお、給電コイル15の設置位置を把握する方法としては、例えば不図示の音波センサ或いは光センサ等の位置センサの出力から把握する方法が挙げられる。
他方、給電装置10の給電用制御部14においても、移動車両Mと同じく不図示の音波センサ或いは光センサ等の位置センサの出力から移動車両Mの位置が給電用制御部14によって把握される。受電コイル51が、給電コイル15の上方に配置されたことを検知すると、給電用制御部14によって、給電用ガス給排気装置30からバルーン20にガスを供給する制御が行われる。これによって、バルーン20が膨張する。さらに、給電用制御部14によって、磁性体供給装置42から磁性体収容部41にガス及び磁性体Xを供給する制御が行われる。これによって、磁性体収容部41が膨張し、この磁性体収容部41に粉体からなる磁性体Xが収容される。
以上の動作が終了すると、給電装置10の給電回路13が給電用制御部14によって制御されて給電動作が開始される。これにより、給電コイル15から移動車両Mに設置された受電コイル51に対して非接触で電力が供給される。非接触での給電が行われると、受電装置50では、受電用制御部55が、バッテリ54の充電状態を監視しながら充電回路53を制御することによりバッテリ54の充電を行う。
受電用制御部55は、バッテリ54が満充電状態となったことを検知すると、充電回路53を停止させる制御を行うとともに、図示しない表示器等(例えば、運転席に設けられたバッテリ54の充電状態を示す表示器)に対して、バッテリ54が満充電状態になった旨を通知する。かかる通知により、運転者は、バッテリ54が満充電状態となったことを認識することができる。
給電装置10の給電用制御部14は、非接触での給電が行われている間、給電が終了したか否かを判断する。ここで、給電が終了したか否かの判断は、例えば移動車両Mへの給電量が急激に低下したか否かに基づいて行うことが可能である。給電が終了していないと判断した場合には、給電用制御部14は、給電回路13を制御して非接触での給電を継続させる。これに対し、給電が終了したと判断した場合には、給電用制御部14は、給電回路13を制御して給電動作を停止させる。
給電動作が停止すると、給電用制御部14は、回収バルブ43を開放して磁性体Xを回収するとともに磁性体収容部41内に供給されたガスを磁性体供給装置42に排気させて磁性体収容部41を収縮させる。また、給電用制御部14は、バルーン20内に給気されたガスを給電用ガス給排気装置30に排気させてバルーン20を収縮させる。これによって、運転者は移動車両Mを運転して、給電コイル15の設置場所から移動することが可能になる。
以上のような本実施形態の非接触給電システム1によれば、給電コイル15と受電コイル51との間に形成される磁路の途中に配置される磁性体Xを備える。このような磁性体Xは、磁路の途中に設置されることによって磁化され、空気よりも透磁率の低い領域を生み出す。この領域によって、給電コイル15と受電コイル51との間の磁気抵抗が低下する。したがって、本実施形態の非接触給電システム1によれば、システムのインピーダンスを適切に調整することにより、給電コイル15と受電コイル51との距離が長いときであっても、多くの電力を送電可能とすることが可能となる。
また、本実施形態の非接触給電システム1によれば、磁性体Xが粉体からなり、バルーン20が膨張されたときに磁路の途中に配置されると共に磁性体Xを収容可能な磁性体収容部41と、磁性体収容部41に磁性体Xを供給する磁性体供給装置42とを備えている。このため、磁性体供給装置42から磁性体収容部41への磁性体Xの供給量を調整することができ、給電コイル15と受電コイル51との間の磁気抵抗を最適に調整することができる。
また、本実施形態の非接触給電システム1によれば、回収バルブ43を備えている。このため、磁性体収容部41に収容された磁性体Xを回収あるいは減少させることが可能となっている。
また、本実施形態に非接触給電システム1によれば、磁性体収容部41がバルーン20とともに膨張及び収縮される袋体(第2の袋体)となっている。このため、磁性体収容部41がバルーン20の膨張及び収縮を阻害することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4(a)は、本実施形態の非接触給電システムが備える磁性体ユニット40Aを含む拡大模式図である。本実施形態においては、巻軸方向が鉛直方向を向いた、いわゆるサーキュラータイプのコイルからなる給電コイル15Aが設置されている。また、本実施形態において、磁性体ユニット40は、膨張したときに給電コイル15Aを囲うように立設する第1磁性体収容部44と、膨張したときに給電コイル15Aの上方に配置される第2磁性体収容部45と、これらの第1磁性体収容部44と第2磁性体収容部45とを接続する接続部46とを備えている。なお、第1磁性体収容部44と第2磁性体収容部45との内部は、接続部46の内部を介して連通されている。なお、本実施形態においては、図4(b)に示すように、移動車両Mに搭載される受電コイル51Aも、巻軸方向が鉛直方向を向いた、いわゆるサーキュラータイプのコイルからなる。
このような構成を有する本実施形態の非接触給電システムにおいては、図4に示すように、給電コイル15Aと受電コイル51Aとの間に形成される磁路の途中に第1磁性体収容部44と第2磁性体収容部45とが配置される。これらの第1磁性体収容部44と第2磁性体収容部45には、磁性体供給装置42から磁性体Xが供給される。このため、本実施形態の非接触給電システムも、上記第1実施形態と同様に、給電コイル15Aと受電コイル51Aとの間の磁気抵抗が低下し、給電コイル15Aと受電コイル51Aとの距離が長いときであっても、多くの電力を送電可能とすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。

上記実施形態において、さらに給電コイル15側にもバルーン及び給排気装置を設けても良い。また、バルーン20内に通信用のアンテナを設置しても良い。また、膨張したバルーン20内に粉末を供給し、その後バルーン20内のガスを吸引することで、ジャミング転移現象によってバルーン20と受電コイル51あるいは受電コイル51Aとを強固に固定するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、本発明の移動体が移動車両である構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の移動体が水中移動体であっても良い。
1……非接触給電システム、10……給電装置、11……電源、12……整流回路、13……給電回路、14……給電用制御部、15……給電コイル、15A……給電コイル、20……バルーン(袋体)、30……給電用ガス給排気装置、40……磁性体ユニット、40A……磁性体ユニット、41……磁性体収容部(第2の袋体)、42……磁性体供給装置、43……回収バルブ(回収手段)、44……第1磁性体収容部(第2の袋体)、45……第2磁性体収容部(第2の袋体)、46……接続部、50……受電装置、51……受電コイル、51A……受電コイル、52……受電回路、53……充電回路、54……バッテリ、55……受電用制御部、M……移動車両、X……磁性体

Claims (4)

  1. 地面側に配置された給電コイルと、移動体に搭載されると共に前記給電コイルから非接触で電力が供給される受電コイルとを備える非接触給電システムであって、
    前記地面側あるいは移動体側に設けられると共に給電時に前記給電コイルと前記受電コイルとの間で膨張される袋体と、
    膨張された前記袋体の内部にて、前記給電コイルと前記受電コイルとの間に形成される磁路の途中に配置される磁性体と
    を備えることを特徴とする非接触給電システム。
  2. 前記磁性体が粉体からなり、
    前記袋体が膨張されたときに前記磁路の途中に配置されると共に前記磁性体を収容可能な磁性体収容部と、
    前記磁性体収容部に前記磁性体を供給する磁性体供給装置と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の非接触給電システム。
  3. 前記磁性体収容部に収容された磁性体を前記磁性体供給装置に回収する回収手段を備えることを特徴とする請求項2記載の非接触給電システム。
  4. 前記磁性体収容部は、前記袋体とともに膨張及び収縮される第2の袋体からなることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の非接触給電システム。
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