JP2014225769A - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークオフロードエンジンを含む通信装置において、TOSフィールドの値に基づくQOS制御を容易化した通信装置を提供するを提供する。
【解決手段】通信装置は、送信パケットの生成を含むネットワークプロトコル処理の少なくとも一部を処理するオフロードエンジンと、アプリケーションからの要求に応じて前記オフロードエンジンの前記送信パケットの生成を制御するオフロードエンジン制御部と、前記制御に応じて前記オフロードエンジンが生成した前記送信パケットの品質制御パラメータを前記アプリケーションが指定した値に書き換える設定更新部と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置及び通信システムに関する。
インターネットやイントラネット等において標準的に用いられているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)通信において、そのプロトコル処理はネットワークデータを扱うネットワークサーバや情報処理装置等のCPU(Central Processing Unit)によって行われている。
このようなプロトコル処理は、CPUに大きな負荷がかかる。そこで、多くのCPU処理時間を要するプロトコル処理、又はプロトコルのチェックサム処理等をハードウェアエンジン化して、CPUからオフロードすることにより、CPUの負荷を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ハードウェアで構成されたネットワークオフロードエンジンでは、回路規模の縮小等のために、IPヘッダの一部のフィールド、例えば、TOS(Type Of Service)等のフィールドが固定値となっている場合がある。このような場合、固定値となっているTOSフィールドの値等を外部から変更することは困難であった。そのため、このようなネットワークオフロードエンジンを含む通信装置において、TOSフィールドの値に基づくQOS(Quality Of Service)制御を行うことには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点を鑑みてなされたものであって、ネットワークオフロードエンジンを含む通信装置において、TOSフィールドの値に基づくQOS制御を容易化した通信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、一実施の形態に係る通信装置は、送信パケットの生成を含むネットワークプロトコル処理の少なくとも一部を処理するオフロードエンジンと、アプリケーションからの要求に応じて前記オフロードエンジンの前記送信パケットの生成を制御するオフロードエンジン制御部と、前記制御に応じて前記オフロードエンジンが生成した前記送信パケットの品質制御パラメータを前記アプリケーションが指定した値に書き換える設定更新部と、を有する。
本実施の形態によれば、ネットワークオフロードエンジンを含む通信装置において、TOSフィールドの値に基づくQOS制御を容易化した通信装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る通信装置のハードウェア構成図である。 第1の実施の形態に係るオフロードエンジンが生成するパケットとTOS値との関係を説明するための図である。 第1の実施の形態に係るオフロードエンジンドライバの機能構成図である。 第1の実施の形態に係るパケット生成の開始処理のフローチャートである。 第1の実施の形態に係るTOS値の書き換え処理のフローチャートである。 IPv4形式のIPヘッダの構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るパケット送信処理のフローチャートである。 TOS値とアクセスカテゴリの変換テーブルの例である。 無線LANのフレームフォーマットの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る通信装置100のハードウェア構成図である。通信装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、共有メモリ102、DMA(Direct Memory Access)コントローラ103、オフロードエンジン104、無線LAN(Local Area Network)インタフェース(以下、無線LAN I/Fと称す)106、メモリ107、第1のバス109、及び第2のバス108を有する。
CPU101、共有メモリ102、DMAコントローラ103、オフロードエンジン104、及び無線LAN I/F106は、第1のバスを介して互いに接続されている。さらに、CPU101は、第2のバスを介してメモリ107に接続されている。尚、第1及び第2のバスは、アドレス、データ及び各種制御信号等を伝達する。
CPU101は、第2のバスを介してメモリ107等からプログラムやデータを読出し、処理を実行することで通信装置100が備える各機能を実現する演算装置である。メモリ107は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROM(Read Only Memory)、HDD(Read Only Memory)等の記憶手段である。メモリ107は、CPU101で実行するOS(Operating System)、アプリケーション、ドライバ等の各種プログラムと、各種プログラムによって利用されるデータの少なくとも一部を記憶し、CPU101のワークエリアとして利用される。また、CPU101は、第1のバスを介して、ネットワーク通信に係る制御を行う。
オフロードエンジン104は、ネットワークプロトコル処理の少なくとも一部、例えば、送信パケットの生成や、チェックサム処理等を行う。オフロードエンジン104は、例えば、ハードウェアで構成されており、内部に備えたDMAC(Direct Memory Access Controller)105により、送信用のパケットデータや、受信したパケットのペイロード等の通信データを、共有メモリ102との間で転送する。
無線LAN I/F106は、例えば、IEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信を行うハードウェア及び、その制御用ファームウェアを備えるモジュールである。
上記構成において、共有メモリ102とメモリ107は、異なるバスに接続されている。そのため、例えば、オフロードエンジン104が共有メモリ102にデータを書き込んでいる場合でも、CPU101のメモリ107へのアクセスには影響しない。また、DMAコントローラ103によって、共有メモリ102と無線LAN I/F106間のデータ転送を行い、さらに、DMAC105によって、共有メモリ102とオフロードエンジン104間のデータ制御を行う。そのため、CPU101のデータ転送に係る負荷を低減できる構成になっている。
図2は、オフロードエンジン104に係る構成と動作の概要を説明するための図である。CPU101上で、OS201、一又は複数のアプリケーション202、203、204、及びオフロードエンジンドライバ209を含む複数のプログラムが動作している。
アプリケーション202〜204は、ネットワーク通信を行うアプリケーションであり、アプリケーション202、203は、それぞれの目的に応じて、通信品質を制御するためのパラメータであるTOS値205、206を有している。また、オフロードエンジンドライバ209は、オフロードエンジン104の制御を行うドライバである。
アプリケーション202〜204は、アプリケーションプログラミングインタフェース(以下、APIと称す)208により、予め定義されている関数を使って、オフロードエンジン104に処理を要求することができる。OS201は、アプリケーション202〜204及びオフロードエンジンドライバ209を含む複数のソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
図2において、例えば、アプリケーション202がオフロードエンジン104を利用する際には、まず、オフロードエンジンドライバ209に対して、アプリケーション202用の仮想的な通信インタフェースであるソケット213の生成を要求する。このソケット213は、ソケット213の生成を要求したアプリケーション202を識別するための識別情報210を有している。識別情報210には、例えば、アプリケーション202から指定された、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先ポート、送信元ポート、プロトコル等の情報が含まれる。
一方、アプリケーション202が、ソケット213を介してデータの送信を要求すると、オフロードエンジンドライバ209の制御により、オフロードエンジン104が、例えば、IPパケット216、217を生成し、共有メモリ102に保存する。ここで、アプリケーション202の要求により生成されたIPパケット216、217のIPヘッダには、識別情報210と同じ宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、及びプロトコルが含まれている。また、TCPパケット219、220のTCPヘッダには、識別情報210と同じ宛先ポート及び送信元ポートが含まれている。
同様にして、アプリケーション203が識別情報211を指定して生成を要求したソケット214を介して生成されたIPパケット218のIPヘッダには、識別情報211と同じ宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、及びプロトコルが含まれている。また、TCPパケット221のTCPヘッダには、識別情報211と同じ宛先ポート及び送信元ポートが含まれている。
従って、オフロードエンジンドライバ209は、識別情報210、211と生成されたIPパケット216〜218等のIPヘッダ、TCPヘッダを照合することにより、生成されたIPパケットの要求元のアプリケーションを特定することができる。
図3は、オフロードエンジンドライバ209の機能構成図である。オフロードエンジンドライバ209は、インタフェース生成部301、オフロードエンジン制御部302、設定更新部303、チェックサム計算部304、及び送信制御部305を有する。インタフェース生成部301は、一又は複数のアプリケーション202、203等の要求によりソケットインタフェースを生成する。
オフロードエンジン制御部302は、オフロードエンジン104を動作させるためのレジスタ、ディスクリプタ等を設定して、オフロードエンジン104にパケットの生成を要求する。また、オフロードエンジン104が生成したパケットが共有メモリ102に書き込まれたことを、例えば、パケット生成完了の割り込み等により検出し、生成されたパケットのアドレスをオフロードエンジン104のレジスタ等から取得する。
設定更新部303は、識別情報に基づいて、共有メモリ102に記憶されたパケットのTOS値を、識別情報と関連付けされたTOS値に書き換える。チェックサム計算部304は、TOS値の書き換えにより、IPヘッダのチェックサムの更新が必要な場合に、IPヘッダのチェックサムを計算し、IPヘッダのチェックサムフィールドを更新する。
送信制御部305は、生成されたパケットをDIX形式等のフレームへ変換し、無線LAN I/F106に対してフレームの送信を要求する。
上記構成により、例えば、アプリケーション202が識別情報210及びTOS値205を指定してデータの送信を要求すると、インタフェース生成部301により、IPパケット216、217等が生成される。設定更新部303は、生成されたIPパケット216、217のIPヘッダ、TCPヘッダ等を識別情報210と照合し、所定の情報が一致した場合には、識別情報210と関連付けられたTOS値205をIPパケット216、217のTOS値に上書きする。さらに、チェックサム計算部304が、必要に応じてIPパケット216、217のIPヘッダのチェックサムを再計算し、IPヘッダのチェックサムフィールドを更新する。
上記構成により、オフロードエンジン104がハードウェアの制限等により、IPパケット216、217のTOS値を変更できない場合であっても、IPパケット216、217のIPヘッダのTOS値を設定することが可能となる。従って、オフロードエンジン104を含む通信装置100において、TOSフィールドの値に基づくQOS制御を容易化することができる。
次に、図4〜6を使って、通信装置100の動作について説明する。図4は、第1の実施の形態に係るパケット生成の開始処理のフローチャートである。尚、ここでは、一例として、図2に示すアプリケーション202が、識別情報210を指定してソケット213の生成を要求して、オフロードエンジン104がIPパケット216を生成する場合について説明を行う。
図4において、アプリケーション202が、TOS値205を指定してパケットの送信を行う場合、アプリケーション202は、オフロードエンジンドライバ209に対して、識別情報210を指定してソケットの生成を要求する(ステップS401)。識別情報210は、例えば、宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先ポート、送信元ポート、プロトコル、TOS値205等を含む。尚、識別情報210は、オフロードエンジンドライバ209のインタフェース生成部301が、アプリケーション202から指定された上記情報に基づいて生成するものであっても良い。
インタフェース生成部301は、アプリケーション202からの要求に応じて、識別情報210を有するソケット213を生成する(ステップS402)。尚、ソケットは、アプリケーションが、例えば、TCPやUDP(User Datagram Protocol)等のプロトコルを利用して通信を行うための仮想的な通信インタフェースを提供するAPIである。各アプリケーションはソケットインタフェースを利用して、通信先のIPアドレスやポート番号の設定を行い、又データ送受信の要求等を行うことができる。尚、ソケットインタフェースは、通信に使用するAPIの一例であって、他のAPIを利用するものであっても良い。
インタフェース生成部301は、ソケット213の生成時にTOSの値が指定されているか否かを判断する(ステップS403)。TOS値205の指定がある場合、インタフェース生成部301は識別情報210とTOS値205を関連付けて記憶する(ステップS404)。
ソケット213が生成されると、アプリケーション202は、オフロードエンジンドライバ209に対してパケットの生成を要求する(ステップS405)。オフロードエンジン制御部302は、アプリケーション202の要求を受けて、オフロードエンジン104を動作させるためのレジスタ、ディスクリプタ等を設定し、オフロードエンジン104にパケットの生成開始を指示する(ステップS406)。
上記動作により、オフロードエンジン104は、ソケット213に対応するIPパケット216の生成を開始する。
次に、図5に一実施形態に係るTOS値の書き換え処理のフローチャートを示す。オフロードエンジン制御部302は、オフロードエンジン104からパケットを生成したことを示す割り込みを検出すると(ステップS501)、オフロードエンジン104のレジスタ等から、生成されたパケットのアドレスを取得する(ステップS502)。設定更新部303は、取得したアドレスに基づいて、IPパケット216のIPヘッダから宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、プロトコルを抽出し、同様にTCPヘッダから宛先ポートと送信元ポートを抽出する(ステップS503)。
設定更新部303は、ステップS503で抽出した各データと識別情報210を比較し、例えば、全ての項目が一致するか否かを判断する(ステップS504)。尚、このとき、ソケット213以外のソケット、例えば、図2のアプリケーション203に対応するソケット214が生成されている場合には、識別情報211についても同様に比較を行う。設定更新部303は、ステップS503で抽出したデータと識別情報210が一致した場合には、識別情報210と関連付けられたTOS値205で、IPパケット216のIPヘッダの品質制御パラメータの値を更新する(ステップS505)。
ここで、IPヘッダの品質制御パラメータについて説明する。図6は、IPヘッダの一例として、IPv4形式のIPヘッダの構成を示す図である。IPパケットは、IPヘッダ601とIPペイロード602から構成されている。IPヘッダは、図6に示す各種情報が格納されており、Type Of Service(TOS)603のフィールドが品質制御パラメータの値に相当する。設定更新部303は、品質制御パラメータの値を更新する場合には、このType Of Service(TOS)603フィールドの値をTOS値205等で上書きする。
尚、IPv4形式のIPヘッダでは、IPヘッダのチェックサムの値がHeader Checksum604フィールドに格納されている。従って、IPv4形式のIPヘッダ601のTOS603フィールドの書き換えを行った場合には、IPヘッダ601のチェックサムを再計算し、Header Checksum604フィールドの値についても更新する必要がある。
一方、IPヘッダがIPv6形式のIPヘッダの場合には、IPヘッダの構成が異なり、Traffic Classのフィールドが品質制御パラメータの値に相当する。従って、設定更新部303が品質制御パラメータの値を更新する場合には、IPv4形式のIPヘッダではTOS603フィールドの値を、又IPv6形式のIPヘッダではTraffic Classのフィールドの値をTOS値205等で上書きを行う。尚、IPv6形式のIPヘッダでは、ヘッダのチェックサムが省略されているため、IPヘッダのチェックサムの再計算及び更新は不要である。
ここで、図5に戻って、TOS値書き換え処理の説明を続ける。図5のステップS505において、IPパケット218の品質制御パラメータの値を更新した後、チェックサム計算部304は、必要に応じてIPヘッダのチェックサムを再計算し、IPヘッダのチェックサムを更新する。例えば、IPv4形式のIPヘッダの場合には、チェックサム計算部304は、IPヘッダ601のチェックサムを再計算し、再計算されたチェックサムをHeader Checksum604フィールドに上書きする。一方、IPv6形式のIPヘッダの場合には、チェックサム計算部304は、チェックサムの計算及び/又は更新を省略できる。尚、上記で例示したIPv4形式及びIPv6形式のIPヘッダは一例であって、本実施の形態は、他の形式のパケットやヘッダについても適用可能である。
次に、通信装置100のパケット送信処理について説明する。図7は、第1の実施の形態に係るパケット送信処理のフローチャートである。送信制御部305は、TOS値205の書き換えと、必要に応じてチェックサムの更新が行われたIPパケット216を、例えば、DIX形式等のイーサネット(登録商標)フレームに変換する(ステップS701)。次に、送信制御部305は、イーサネットフレームに変換されたフレームの送信を無線LAN I/F106に要求する(ステップS702)。要求を受けた無線LAN I/F106は、送信を要求されたフレームを無線LAN形式のフレームに変換する(ステップS703)。さらに、無線LAN I/F106は、送信を要求されたフレームのIPヘッダに含まれるTOSフィールドの上位3ビットを無線LANの例えば、IEEE802.11e等の規格で定められているアクセスカテゴリの値に変換する(ステップS704)。
図8は、TOS値とアクセスカテゴリの変換テーブル801の例である。無線LAN I/F106は、例えば、このようなテーブルに基づいて、TOS優先度802の値を
アクセスカテゴリ(以下、ACと称す)803の値に変換する。
ここで、図7に戻ってパケット送信処理の説明を続ける。無線LAN I/F106は、例えば、変換テーブル801に基づいて変換したAC803の値を無線LANフレームの品質制御フィールドに設定する(ステップS705)。
図9に、無線LANフレームフォーマットの一例として、IEEE802.11e形式の無線LANフレーム901のフォーマットを示す。無線LANフレーム901は、IEEE802.11e Header902を含み、IEEE802.11e Header902は、QoS Control904フィールドを有している。無線LAN I/F106は、例えば、このQoS Control904フィールドに変換したAC803の値を設定する。また、無線LANフレーム901のData903のフィールドには、例えば、IPパケットが格納される。
再び図7に戻って、無線LAN I/F106は、生成した無線LANフレーム901を送信する(ステップS706)。
以上、本実施の形態によれば、設定更新部303は、オフロードエンジン104で生成されたIPパケット216の品質制御パラメータの値を、アプリケーション202から指定された値に更新する。また、チェックサム計算部304は、必要に応じて、品質制御パラメータが更新されたIPヘッダのチェックサムを再計算し、IPヘッダのチェックサムフィールドを更新する。そのため、無線LAN I/F106は、IPヘッダの品質制御パラメータに基づいて、無線LANフレームの品質制御フィールドを設定できる。つまり、オフロードエンジン104を含む通信装置100において、TOS603フィールドの値に基づくQOS制御を容易化することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、通信装置100が無線LAN I/F106を有する例を示したが、無線LAN I/F106の機能は、必ずしも通信装置100が有していなくても良い。
図10は、第2の実施の形態に係る通信システム1000の構成図である。通信システム1000は、通信装置1001、無線LAN装置1003、及び情報処理装置1004を有している。
通信装置1001は、第1の実施の形態の通信装置100の無線LAN I/F106に代えて、ネットワークインタフェース(以下、ネットワークI/Fと称す)1002を有している。他の構成は、通信装置100と同じである。ネットワークI/F1002は、第1の実施の形態の図7ステップS701で生成した、DIX形式等のイーサネットフレームを無線LAN形式のフレームに変換せずに出力する。
無線LAN装置1003は、第1の実施の形態の無線LAN I/F106、又は、無線LAN I/F106に相当する機能を有する。無線LAN装置1003は、通信装置1001から送られてきたイーサネットフレームを無線LAN形式のフレームに変換し、イーサネットフレームに含まれるIPヘッダのTOSの値を無線LANのアクセスカテゴリに変換する。さらに、アクセスカテゴリの値を無線LANフレームの品質制御パラメータのフィールド、例えば、IEEE802.11e Header902のQoS Control904フィールドに設定し、情報処理装置1004へ送信する。
上記構成により、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
尚、上記構成はあくまでも一例であって、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、通信装置1001は、ネットワークI/F1002の代わりに、USB(Universal Serial Bus)インタフェース等の拡張インタフェースを有し、無線LAN装置1003は、USBインタフェースに接続された無線LANインタフェースであっても良い。このとき、無線LANインタフェースは、第1の実施の形態の図7ステップS701のイーサネットフレームに変換する処理を省略して、無線LANフレームを作成しても良い。
100 通信装置
103 DMAC
104 オフロードエンジン
106 無線LANインタフェース
301 インタフェース生成部
302 オフロードエンジン制御部
303 設定更新部
304 チェックサム計算部
305 送信制御部
1000 通信システム
特許第3966307号公報

Claims (10)

  1. 送信パケットの生成を含むネットワークプロトコル処理の少なくとも一部を処理するオフロードエンジンと、
    アプリケーションからの要求に応じて前記オフロードエンジンの前記送信パケットの生成を制御するオフロードエンジン制御部と、
    前記制御に応じて前記オフロードエンジンが生成した前記送信パケットの品質制御パラメータを前記アプリケーションが指定した値に書き換える設定更新部と、
    を有する通信装置。
  2. 前記アプリケーションによって指定された識別情報に対応する仮想的な通信インタフェースを生成するインタフェース生成部を有し、
    前記設定更新部は、前記識別情報に基づいて前記品質制御パラメータの書き換えを行う請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記仮想的な通信インタフェースがソケットインタフェースである請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記設定更新部が前記品質制御パラメータを書き換えたパケットのチェックサムを再計算するチェックサム計算部を有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記送信パケットは、IPv4形式のIPヘッダを有するIPパケットであり、前記品質制御パラメータがType Of Serviceの値である請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記送信パケットは、IPv6形式のIPヘッダを有するIPパケットであり、前記品質制御パラメータがTraffic Classの値である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記品質制御パラメータを無線LANのアクセスカテゴリに変換し、前記アクセスカテゴリを前記無線LANのフレームの品質制御フィールドに設定する無線LANインタフェース部を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記アプリケーション、前記オフロードエンジン制御部、及び前記設定更新部に係る処理を行うCPUと、前記オフロードエンジンと、前記送信パケットに係るデータを記憶する第1のメモリとが接続された第1のバスと、
    前記CPUと、前記CPUが実行するプログラム及び前記プログラムによって利用されるデータの少なくとも一部を記憶する第2のメモリとが接続された第2のバスと、
    を有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記第1のバスに接続されたネットワークインタフェース部と、
    前記第1のバスに接続されたDMAコントローラと、
    前記DMAコントローラによって前記第1のメモリと前記ネットワークインタフェース部との間のデータ転送をDMAで行うデータ転送手段と、
    を有する請求項8に記載の通信装置。
  10. 送信パケットの生成を含むネットワークプロトコル処理の少なくとも一部を処理するオフロードエンジンと、
    アプリケーションからの要求に応じて前記オフロードエンジンの前記送信パケットの生成開始を指示するオフロードエンジン制御部と、
    前記指示に応じて前記オフロードエンジンが生成した前記送信パケットの品質制御パラメータを前記アプリケーションが指定した値に書き換える設定更新部と、
    前記品質制御パラメータを無線LANのアクセスカテゴリに変換し、前記アクセスカテゴリを前記無線LANのフレームの品質制御フィールドに設定する無線LANインタフェースと、
    を有する通信システム。
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