JP2014225752A - ヘッドフォン - Google Patents

ヘッドフォン Download PDF

Info

Publication number
JP2014225752A
JP2014225752A JP2013103237A JP2013103237A JP2014225752A JP 2014225752 A JP2014225752 A JP 2014225752A JP 2013103237 A JP2013103237 A JP 2013103237A JP 2013103237 A JP2013103237 A JP 2013103237A JP 2014225752 A JP2014225752 A JP 2014225752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
movable
headphone
housing
sound hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013103237A
Other languages
English (en)
Inventor
藤井 英樹
Hideki Fujii
英樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP2013103237A priority Critical patent/JP2014225752A/ja
Publication of JP2014225752A publication Critical patent/JP2014225752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

【課題】音響特性を微調整することができ且つ小型化を図ることができるヘッドフォンを提供する。
【解決手段】ヘッドフォンは、ハウジング100と、可動部210と、閉塞部220とを備えている。ハウジング100は、耳に装着可能又は耳の近傍に配置可能なフロント部120と、背面音孔112が設けられた円筒部110とを有している。可動部210は、円筒部110に沿って往復移動自在となるように当該円筒部110に設けられている。閉塞部220は可動部210に設けられている。閉塞部220は、可動部210の往路移動に応じて円筒部110に沿って移動し、背面音孔112を漸次閉塞可能である一方、可動部210の復路移動に応じて円筒部110に沿って移動し、背面音孔112を漸次開放可能である。
【選択図】図2

Description

本発明はヘッドフォンに関する。
この種のヘッドフォンとしては、下記特許文献に記載されたものがある。このヘッドフォンは、ハウジングと、バッフルと、フリップと、調整つまみとを備えている。ハウジングにはバッフルが取り付けられている。バッフルには開口部が設けられている。フリップは、開口部を開閉可能となるようにバッフルに設けられ、ハウジング内に収容されている。調整つまみはハウジングに移動自在に設けられている。この調整つまみが操作されることによって、フリップが開口部を開閉する。これにより、前記ヘッドフォンの音響特性が変更される。
特開2006−121318号公報
上記ヘッドフォンは、フリップがバッフルの開口部を開放又は閉塞するだけであることから、ヘッドフォンの音響特性を微調整することができない。加えて、ハウジング内に、フリップが開口部を開閉し得る空間を形成する必要があるため、上記ヘッドフォンが大型化する。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、音響特性を微調整することができ且つ小型化を図ることができるヘッドフォンを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のヘッドフォンは、ハウジングと、可動部と、閉塞部とを備えている。前記ハウジングは、耳に装着可能又は耳の近傍に配置可能なフロント部と、背面音孔が設けられた円筒部とを有している。前記可動部は、前記円筒部に沿って往復移動自在となるように当該円筒部に設けられている。前記閉塞部は前記可動部に設けられている。前記閉塞部は、前記可動部の往路移動に応じて前記円筒部に沿って移動し、前記背面音孔を漸次閉塞する一方、前記可動部の復路移動に応じて前記円筒部に沿って移動し、前記背面音孔を漸次開放する。
このような態様のヘッドフォンによる場合、可動部および閉塞部を往路移動させることにより、閉塞部が背面音孔を漸次閉塞し、可動部および閉塞部を復路移動させることにより、閉塞部が背面音孔を漸次開放する。これにより、背面音孔の開口面積が漸次可変するので、当該ヘッドフォンの音響特性を微調整することができる。しかも、可動部および閉塞部は、円筒部に沿って往復移動するだけであるので、閉塞部の移動空間の低減を図ることができる。よって、当該ヘッドフォンの小型化を図ることができる。
前記可動部は、前記円筒部に当該円筒部に沿って移動自在に内接又は外接された円筒状とすることが可能である。このような態様のヘッドフォンによる場合、可動部を円筒部に内接又は外接させるだけで、可動部および閉塞部を円筒部に容易に取り付けることができる。
上記ヘッドフォンは、操作部を更に備えた構成とすることが可能である。前記操作部は、前記可動部に設けられており且つ前記円筒部外に配置された構成とすることが可能である。
このような態様のヘッドフォンによる場合、操作部が移動操作されることによって、可動部および閉塞部を往復移動させることができるので、当該ヘッドフォンの音響特性の微調整が行い易くなる。しかも、操作部が円筒部外に配置されているため、フロント部が耳に装着又はフロント部を耳の近傍に配置された状態で、当該操作部を操作することができる。
上記ヘッドフォンは、ドライバーユニットと、ケーブルとを更に備えた構成とすることが可能である。前記ドライバーユニットは、前記ハウジング内に収容された構成とすることが可能である。前記ケーブルは、前記ドライバーユニットに接続された構成とすることが可能である。前記閉塞部は、前記可動部から当該可動部の軸方向の一方側に延びた構成とすることが可能である。前記背面音孔は、前記円筒部の前記可動部よりも前記軸方向の一方側の部分に設けられた構成とすることが可能である。前記ハウジングは、導出路又は導出孔を更に有した構成とすることが可能である。前記導出路又は前記導出孔は、前記円筒部の前記可動部よりも前記軸方向の一方側の部分であって、前記閉塞部の移動範囲外に設けられており且つ前記ケーブルを当該ハウジング外に導出させる構成とすることが可能である。
このような態様のヘッドフォンによる場合、可動部および閉塞部とケーブルとの干渉が回避される。
上記ヘッドフォンは、バッフルを更に備えた構成とすることが可能である。前記バッフルは、前記フロント部に固着されており且つ正面音孔が設けられた構成とすることが可能である。又は前記正面音孔は、前記バッフルではなく、前記フロント部に設けられた構成とすることが可能である。この場合、前記バッフルは省略可能である。
前記閉塞部には、前記背面音孔に連通可能な孔が設けられた構成とすることが可能である。前記閉塞部は、前記可動部の往路移動に応じて前記円筒部に沿って移動して前記背面音孔を漸次閉塞し、前記閉塞部の前記孔と前記ハウジングの前記背面音孔との連通量を漸次低減させる一方、前記可動部の復路移動に応じて前記円筒部に沿って移動して前記背面音孔を漸次開放し、前記閉塞部の前記孔と前記ハウジングの前記背面音孔との連通量を漸次増加させる構成とすることが可能である。
前記円筒部は、当該円筒部の軸方向の他方側に開口を有する構成とすることが可能である。この場合、前記操作部は、前記円筒部の前記開口を閉塞する構成とすることが可能である。又は、前記ハウジングは、前記円筒部の前記開口を閉塞する蓋部を更に有する構成とすることが可能である。
本発明の実施例に係るヘッドフォンの背面、底面および左側面を表した概略的斜視図である。 前記ヘッドフォンの概略的平面図である。 前記ヘッドフォンの図1A中の2−2部分図である。 前記ヘッドフォンの操作部、可動部および閉塞部を示す概略的斜視図である。 前記ヘッドフォンのハウジングの背面音孔が開放された状態を示す説明図である。 前記ヘッドフォンのハウジングの背面音孔が1/3閉塞された状態を示す説明図である。 前記ヘッドフォンのハウジングの背面音孔が半分閉塞された状態を示す説明図である。 前記ヘッドフォンのハウジングの背面音孔が閉塞された状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施例に係るヘッドフォンについて図1A〜図4Dを参照しつつ説明する。図1Aおよび図1Bに示すヘッドフォンは、インナーイヤー型のイヤホンである。このヘッドフォンは、ハウジング100と、回転体200と、バッフル300と、ドライバーユニット400と、ケーブル500とを備えている。以下、このヘッドフォンの各構成要件について詳しく説明する。なお、図1Aに示すCWは回転体200の往復移動方向の一方であり、CCWは回転体200の往復移動方向の他方である。図2に示すD1は、ハウジング100の円筒部110および回転体200の可動部210の軸方向の一方であり、D2は前記軸方向の他方であり、Rはハウジング100の円筒部110および回転体200の可動部210の半径方向である。
ハウジング100は、図1A〜図2に示すように、円筒部110と、フロント部120と、導出路130とを有している。円筒部110は、開口111と、背面音孔112と、複数の係合凹部113とを有する。開口111は、図2に示すように、円筒部110の軸方向D2に設けられた円形の孔である。係合凹部113は、円筒部110の内面の可動部210が内接する部分(詳しくは後述する。)に移動方向CW−CCWに間隔をあけて設けられた長溝であって、移動方向CW−CCWに延びている(図示一つ)。背面音孔112は、円筒部110の可動部210が内接しない部分(すなわち、可動部210よりも軸方向D1側の部分)を半径方向Rに貫通した貫通孔である。背面音孔112からハウジング100の空気(音)がハウジング100外に放出可能となっている。
導出路130は、図2に示すように、円筒部110の可動部210が内接しない部分(すなわち、可動部210よりも軸方向D1側の部分)であり且つ回転体200の後述する閉塞部220の移動範囲外の部分に設けられた管である。本実施例では、導出路130は、背面音孔112の反対側に位置するように、円筒部110に設けられている。導出路130の内部は、円筒部110の内部空間に通じている。
フロント部120は、使用者の耳の耳介又は外耳道に装着可能な部分である。フロント部120は、図1A〜図2に示すように、周壁部121と、接続部122と、開口123とを有している。周壁部121は、円筒部110よりも大きい外径を有する円筒である。開口123は、周壁部121の軸方向D1側に設けられた円形の孔である。接続部122は、周壁部121の軸方向D2の端と円筒部110の軸方向D1側の端とを繋ぐ円錐台状の筒である。円筒部110の内部空間とフロント部120の内部空間とは通じている。
ドライバーユニット400は、ハウジング100のフロント部120に嵌合し且つ当該フロント部120内に収容されている。ドライバーユニット400は、ケーブル500に接続されている。ドライバーユニット400は、ケーブル500を介して供給される電気信号に従って、当該ドライバーユニット400内の振動板を振動させることにより、前記電気信号に応じた音を生成する。ケーブル500は、ハウジング100の導出路130を通ってハウジング100外に導出している。ケーブル500は図示しない音響装置に接続可能である。この音響装置から前記電気信号が出力される。
バッフル300は、開口123を閉塞するように周壁部121の軸方向D1側の端部に固着された板である。バッフル300は、複数の正面音孔310を有している。正面音孔310は当該バッフル300を貫通した貫通孔である。正面音孔310は、ドライバーユニット400の正面側に位置する正面音孔である。
回転体200は、図1A〜図3に示すように、可動部210と、閉塞部220と、操作部230とを有している。可動部210は、図2に示すように、ハウジング100の円筒部110の内径よりも外径が略同じ又は若干小さい円筒である。可動部210は、開口111から円筒部110に挿入され、円筒部110に沿って往復移動自在(回転自在)となるように当該円筒部110に内接している。これにより、回転体200が円筒部110に対して移動方向CW−CCWに回転自在となっている。なお、移動方向CWが可動部210の往路移動方向であり、移動方向CCWが可動部210の復路移動方向である。
可動部210の外面には、複数の係合凸部211が移動方向CW−CCWに間隔をあけて設けられている。係合凸部211の移動方向CW−CCWの長さ寸法は、円筒部110の係合凹部113の移動方向CW−CCWの長さ寸法よりも小さい。係合凸部211が係合凹部113に移動方向CW−CCWに移動自在に係合されている。係合凸部211が係合凹部113の移動方向CW側の端および移動方向CCWの端に当接することにより、回転体200の移動範囲が制限されている。
操作部230は、図2に示すように、可動部210の軸方向D2側の端部上に設けられた円板である。操作部230の中心と可動部210の軸心とは、軸方向D1−D2において一致している。操作部230の外径は円筒部110の外径よりも大きい。操作部230は、円筒部110の軸方向D2側の端面に当接するように円筒部110外に配置され、円筒部110の開口111を閉塞している。操作部230は可動部210の移動に伴って移動方向CW−CCWに移動可能(回転可能)である。
閉塞部220は、図2および図3に示すように、可動部210の軸方向D1側の端から軸方向D1側に延びた円弧状の板である。閉塞部220は、円筒部110の内面に面接触している。閉塞部220の背面音孔112に連通可能な部分に、孔221が設けられている。孔221は、閉塞部220を半径方向Rに貫通した貫通孔であって、背面音孔112の外形と同じ外形又は背面音孔112の外形よりも大きい外形を有している。閉塞部220は、図4A〜図4Dに示すように可動部210の移動方向CWの往路移動に応じて円筒部110の内面に沿って開位置から閉位置へ移動し、背面音孔112を漸次閉塞する。これにより、孔221と背面音孔112との連通量が漸次低減すると共に、背面音孔112の開口面積が漸次減少する。一方、閉塞部220は、図4D〜図4Aに示すように可動部210の移動方向CCWの復路移動に応じて円筒部110の内面に沿って閉位置から開位置へ移動し、背面音孔112を漸次開放する。これにより、孔221と背面音孔112との連通量が漸次増加すると共に、背面音孔112の開口面積が漸次増加する。開位置は、図4Aに示すように、円筒部110の背面音孔112の全領域が閉塞部220の孔221に連通する位置である。閉位置は、図4Dに示すように、閉塞部220が円筒部110の背面音孔112の全領域を閉塞する位置である。
以下、上述したヘッドフォンの組立手順について詳しく説明する。まず、ケーブル500およびハウジング100を用意する。その後、ケーブル500をハウジング100の導出路130からハウジング100内に挿入する。その後、ドライバーユニット400を用意する。その後、ケーブル500をドライバーユニット400に接続する。その後、ドライバーユニット400を開口123からハウジング100内に挿入し、ハウジング100に固着させる。その後、バッフル300を用意する。その後、ハウジング100の開口123を閉塞するように、バッフル300を当該ハウジング100に固着させる。
その後、回転体200を用意する。その後、回転体200の可動部210および閉塞部220を、ハウジング100の円筒部110の開口111から当該円筒部110内に挿入する。そして、可動部210の係合凸部211を円筒部110の係合凹部113に係合させる。これにより、可動部210が円筒部110に回転自在に内接する。閉塞部220が円筒部110の内面に接触する。操作部230が円筒部110の軸方向D2側の端面に当接し、円筒部110の開口111を閉塞する。
以下、上述したヘッドフォンの使用方法および当該ヘッドフォンの各構成要件の動作について詳しく説明する。ハウジング100のフロント部120およびバッフル300が耳介又は外耳道に挿入される。これにより、フロント部120が耳に装着される。その後、ケーブル500に接続された音響装置が操作されると、電気信号が音響装置から出力され、ケーブル500を介してドライバーユニット400に入力される。これにより、ドライバーユニット400が音を生成し、当該音がバッフル300の正面音孔310から出力される。
この状態で、操作部230が移動方向CWに回転操作されると、操作部230の移動に伴って、可動部210および閉塞部220がハウジング100の円筒部110に沿って移動方向CWに往路移動し、背面音孔112を漸次閉塞する。操作部230が移動方向CCWに回転操作されると、操作部230の移動に伴って、可動部210および閉塞部220がハウジング100の円筒部110に沿って移動方向CCWに復路移動し、背面音孔112を漸次開放する。このようにしてハウジング100の背面音孔112の開口面積を漸次可変させることができるので、ヘッドフォンの音響抵抗等の音響特性を微調整することができる。なお、操作部230は、ドライバーユニット400に電気信号が入力されていないときであっても、上述の通り操作できる。
以上のようなヘッドフォンは、以下の技術的特徴を有する。第1に、ヘッドフォンの音響抵抗等の音響特性を微調整することができる。なぜなら、操作部230を移動方向CW又は移動方向CCWに移動操作するだけで、ハウジング100の背面音孔112の開口面積を漸次可変させることができるからである。第2に、ヘッドフォンの小型化を図ることができる。なぜなら、閉塞部220がハウジング100の円筒部110の内面に沿って往復移動するだけであるので、ハウジング100内の閉塞部210の移動空間の低減を図ることができるからである。第3に、可動部210および閉塞部220をハウジング100の円筒部110に対して容易に取り付けることができる。可動部210および閉塞部220を円筒部110の開口111から挿入し、可動部210を円筒部110に内接させるだけであるからである。第4に、閉塞部220とケーブル500との干渉を避けることができる。ケーブル500が通された導出路130が、円筒部110における可動部210よりも軸方向D1側の部分であり且つ閉塞部220の移動範囲外の部分に設けられているからである。第5に、背面音孔211が閉塞部220に完全に閉塞された場合、正面音孔310から出力される音の低域を抑制することができ且つ当該ヘッドフォンからの音漏れを抑制することができる。第6に、上述の通り音響特性を微調整することによって、ドライバーユニット400により生成される音の音量が小さい場合であっても、低域の音量を上げることで正面音孔310から出力される音が迫力のある音となる。
なお、上述したヘッドフォンは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
本発明のハウジングのフロント部は、耳に装着可能又は耳の近傍に配置可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、カナル型ヘッドフォンのように、フロント部は、当該フロント部に固着されたイヤーピースを介して耳に装着される構成に設計変更することが可能である。また、ヘッドバンド型ヘッドフォン、ネックバンド型ヘッドフォン又は耳掛け型・クリップ型ヘッドフォンのように、フロント部は耳を覆うように耳の近傍に配置可能な構成に設計変更することが可能である。また、上述したフロント部は、少なくとも一つの正面音孔が設けられた設計変更することが可能である。この場合、本発明のバッフルは省略又は前記ハウジング内に固着されるように設計変更することが可能である。また、上述したフロント部は、円筒部の外径と同じ又は小さい外径を有する設計変更することが可能である。なお、本発明のバッフルは、板状に限定されない。バッフルに設けられる正面音孔についても、少なくとも一つあればよい。
本発明のハウジングの円筒部は、背面音孔が設けられた円筒である限り任意に設計変更することが可能である。本発明のハウジングは、後述するように可動部が円筒部に外接している場合、可動部が板状である場合又は操作部が突起である場合、円筒部の軸方向の他方側の開口を閉塞する蓋部を更に備えた構成とすることが可能である。また、本発明のハウジングは、上述したフロント部と上述した円筒部との間に板状又は筒状の中継部を設けることが可能である。
本発明の可動部は、上述したハウジングの円筒部に沿って往復移動自在となるように当該円筒部に設けられている限り任意に設計変更することが可能である。例えば、可動部は、ハウジングの円筒部に沿って往復移動自在(回転自在)となるように当該円筒部に外接した円筒に設計変更することが可能である。また、可動部は、円弧状の板であって、ハウジングの円筒部の内面又は外面に沿って往復移動自在となるように当該円筒部に設けられた構成に設計変更することが可能である。また、上述した可動部の外面には、係合凹部113が設けられた構成に設計変更することが可能である。この場合、上述した円筒部の内面には、前記係合凹部113に移動方向CW−CCWに移動自在に係合された係合凸部211が設けられた構成に設計変更することが可能である。
本発明の閉塞部は、下記事項を備えている限り任意に設計変更することが可能である。第1に、閉塞部は上述した可動部に設けられていることである。第2に、閉塞部は、前記可動部の往路移動に応じて上述した円筒部に沿って移動し、当該ハウジングの背面音孔を漸次閉塞する一方、前記可動部の復路移動に応じて前記円筒部に沿って移動し、前記背面音孔を漸次開放することである。例えば、閉塞部は、可動部に連設された板又はブロックであって、当該可動部の往復移動に応じて円筒部に沿って移動し、当該円筒部の背面音孔を漸次閉塞/開放可能な構成に設計変更することが可能である。すなわち、閉塞部の孔は省略可能である。なお、上記閉位置は、閉塞部がハウジングの背面音孔の一部を閉塞する位置に変更可能である。上記開位置は、閉塞部がハウジングの背面音孔の一部を開放する位置に変更可能である。
本発明の操作部は、上述した可動部に設けられており且つ上述した円筒部外に操作可能に配置されている限り任意に設計変更することが可能である。例えば、上述の通り可動部が円筒部に外接している場合も、操作部は、上記実施例と同様に円筒部の軸方向の他方側に設けられた円板とすることが可能である。なお、上述した操作部は、円板以外の板に設計変更することが可能である。また、操作部は、上述した可動部の外面に突設されており且つ円筒部に設けられた長孔から当該円筒部外に突出した突起に設計変更することが可能である。
本発明のドライバーユニットは、ハウジング内に収容され、当該ドライバーユニットに入力される電気信号に応じて音を生成し得るものである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、ドライバーユニットは上述したバッフルに固着され、ハウジング内に収容される構成に設計変更することが可能である。また、ドライバーユニットは、ハウジングの円筒部内に収容される構成に設計変更することが可能である。また、ドライバーユニットは、基板又は他の電子部品から入力された電気信号に応じて音を生成し得る構成に設計変更することが可能である。例えば、本発明のヘッドフォンが無線信号のレシーバー(他の電子部品)を備えている場合、当該レシーバー、又は当該レシーバーが実装された基板から入力される電気信号に応じてドライバーユニットは音を生成するように設計変更することが可能である。この場合、ケーブルは省略可能である。
なお、上記実施例におけるヘッドフォンの各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上述した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。
100・・・・ハウジング
110・・・円筒部
111・・開口
112・・背面音孔
113・・係合凹部
120・・・フロント部
121・・周壁部
122・・接続部
123・・開口
130・・・導出路
200・・・・回転体
210・・・可動部
211・・係合凸部
220・・・閉塞部
221・・孔
230・・・操作部
300・・・・バッフル
310・・・正面音孔
400・・・・ドライバーユニット
500・・・・ケーブル
CW・・・・・往復移動方向の一方(往路移動方向)
CCW・・・・往復移動方向の他方(復路移動方向)
D1・・・・・軸方向の一方
D2・・・・・軸方向の他方
R・・・・・・半径方向

Claims (9)

  1. 耳内に装着可能又は耳の近傍に配置可能なフロント部および背面音孔が設けられた円筒部を有するハウジングと、
    前記円筒部に沿って往復移動自在となるように当該円筒部に設けられた可動部と、
    前記可動部に設けられた閉塞部とを備えており、
    前記閉塞部は、前記可動部の往路移動に応じて前記円筒部に沿って移動し、前記背面音孔を漸次閉塞する一方、前記可動部の復路移動に応じて前記円筒部に沿って移動し、前記背面音孔を漸次開放するヘッドフォン。
  2. 請求項1記載のヘッドフォンにおいて、
    前記可動部は、前記円筒部に当該円筒部に沿って移動自在に内接又は外接した円筒状であるヘッドフォン。
  3. 請求項2記載のヘッドフォンにおいて、
    前記可動部に設けられており且つ前記円筒部外に配置された操作部を更に備えているヘッドフォン。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のヘッドフォンにおいて、
    前記ハウジング内に収容されたドライバーユニットと、
    前記ドライバーユニットに接続されたケーブルを更に備えており、
    前記閉塞部は、前記可動部から前記円筒部の軸方向の一方側に延びており、
    前記背面音孔は、前記円筒部の前記可動部よりも前記軸方向の一方側の部分に設けられており、
    前記ハウジングは、前記円筒部の前記可動部よりも前記軸方向の一方側の部分であって、前記閉塞部の移動範囲外に設けられており且つ前記ケーブルを当該ハウジング外に導出させる導出路又は導出孔を更に有しているヘッドフォン。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のヘッドフォンにおいて、
    前記フロント部に固着されており且つ正面音孔が設けられたバッフルを更に備えているヘッドフォン。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載のヘッドフォンにおいて、
    前記フロント部には、正面音孔が設けられているヘッドフォン。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のヘッドフォンにおいて、
    前記閉塞部には、前記背面音孔に連通可能な孔が設けられており、
    前記閉塞部は、前記可動部の往路移動に応じて前記円筒部に沿って移動して前記背面音孔を漸次閉塞し、前記閉塞部の前記孔と前記ハウジングの前記背面音孔との連通量を漸次低減させる一方、前記可動部の復路移動に応じて前記円筒部に沿って移動して前記背面音孔を漸次開放し、前記閉塞部の前記孔と前記ハウジングの前記背面音孔との連通量を漸次増加させるヘッドフォン。
  8. 請求項3記載のヘッドフォンにおいて、
    前記円筒部は、当該円筒部の軸方向の他方側に開口を有しており、
    前記操作部は、前記円筒部の前記開口を閉塞しているヘッドフォン。
  9. 請求項1〜7の何れかに記載のヘッドフォンにおいて、
    前記円筒部は、当該円筒部の軸方向の他方側に開口を有しており、
    前記ハウジングは、前記円筒部の前記開口を閉塞する蓋部を更に有しているヘッドフォン。
JP2013103237A 2013-05-15 2013-05-15 ヘッドフォン Pending JP2014225752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103237A JP2014225752A (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ヘッドフォン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103237A JP2014225752A (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ヘッドフォン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014225752A true JP2014225752A (ja) 2014-12-04

Family

ID=52124126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013103237A Pending JP2014225752A (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ヘッドフォン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014225752A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6205668B1 (ja) * 2017-03-06 2017-10-04 自在設計合同会社 スピーカ装置
CN108718430A (zh) * 2018-04-17 2018-10-30 歌尔股份有限公司 半入耳式耳机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5274129U (ja) * 1975-12-02 1977-06-02
JPS545425U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS57143777U (ja) * 1981-03-06 1982-09-09
JPS5967083U (ja) * 1982-10-26 1984-05-07 株式会社オ−デイオテクニカ ヘツドホン
JPS6025296U (ja) * 1983-07-27 1985-02-20 株式会社 オ−デイオテクニカ ヘツドホン
JPS6251894U (ja) * 1985-09-18 1987-03-31

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5274129U (ja) * 1975-12-02 1977-06-02
JPS545425U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS57143777U (ja) * 1981-03-06 1982-09-09
JPS5967083U (ja) * 1982-10-26 1984-05-07 株式会社オ−デイオテクニカ ヘツドホン
JPS6025296U (ja) * 1983-07-27 1985-02-20 株式会社 オ−デイオテクニカ ヘツドホン
JPS6251894U (ja) * 1985-09-18 1987-03-31

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6205668B1 (ja) * 2017-03-06 2017-10-04 自在設計合同会社 スピーカ装置
WO2018163719A1 (ja) * 2017-03-06 2018-09-13 自在設計合同会社 スピーカ装置
JP2018148384A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 自在設計合同会社 スピーカ装置
US10582301B2 (en) 2017-03-06 2020-03-03 Jizai Design, Llc Speaker device with drone cones and curved support member
CN108718430A (zh) * 2018-04-17 2018-10-30 歌尔股份有限公司 半入耳式耳机
CN108718430B (zh) * 2018-04-17 2020-05-29 歌尔股份有限公司 半入耳式耳机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110972003B (zh) 用于固定无线聆听设备的磁体阵列
US11057695B2 (en) In-ear headphone device with active noise control
US10362380B2 (en) Headphone
US10080080B2 (en) Balanced armature based valve
JP3199236U (ja) 逆方向音波イヤホン
US8885866B2 (en) Earphone
US9930436B2 (en) Bone conduction speaker
JP5262702B2 (ja) イヤホン構造体及びイヤホン
EP3637799B1 (en) Hearing device comprising a housing with a venting passage
JP5253072B2 (ja) ヘッドホン
JP2011087048A (ja) ヘッドホン
WO2015027521A1 (en) Earphone
JP2014225752A (ja) ヘッドフォン
CN111294708B (zh) 具有布置在扬声器膜片后侧的anc反馈麦克风的耳机
WO2016166785A1 (ja) 連通管付きイヤホン
JP5253075B2 (ja) ヘッドホンユニットおよびヘッドホン
JP2020043547A (ja) イヤホン用スピーカ
KR102553220B1 (ko) 스피커 유닛의 일체형 덕트 구조
JP7329811B2 (ja) イヤホン
JP2020113925A (ja) 挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン
JP3114580U (ja) 耳掛け型イヤホン
WO2020107747A1 (zh) 耳机低音增强装置及具备该装置的耳机
JP2016201786A (ja) 連通管付きイヤホン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170228