JP2014222466A - 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理システムの通信方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理システムの通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信速度の高速化を実現可能な情報処理装置、情報処理システムおよびその通信方法を提供する。【解決手段】例えば、伝送線路LNに結合される端子Prと、送信元(SOCtx)からLNを介して送信されたデータDATをPr受信する際の制御を行う通信部CCBK1とを備える。CCBK1は、PrでDATを受信するよりも前の時点で、当該DATを正常に受信したことを示す肯定応答ACKを送信元(SOCtx)に向けて返信する肯定応答投機部ACKCU1を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよびその通信方法に関し、例えば、UniPro規格に基づくインタフェース回路を備えた情報処理装置、および、UniPro規格に基づく通信を行う情報処理システムならびにその通信方法に関する。
例えば、特許文献1には、受信側のバッファ回路の空き容量を、実際にバッファ回路に空き容量が生じる時点よりも前の時点で送信側に通知する情報処理システムが示されている。これにより、通信速度の高速化が実現可能になる。特許文献2には、受信側がリクエスト/データパケットを受信したのち、送信側に向けてACKパケット又はNAKパケットを連続して返信するデータ通信装置が示されている。これにより、ACKパケット又はNAKパケットの返信の過程でエラーが生じた場合に、送信側はACK/NAKタイマのタイムアウトを待たずに次ぎの通信を行うことが可能になる。
特開2012−64090号公報 特開2008−204245号公報
例えば、UniProやPCIe(PCI Express)等の通信規格では、受信側がバッファの空き容量(すなわちフロー制御情報)を送信側に通知し、送信側はこの空き容量に基づいてデータを送信するという所謂フロー制御が規定されている。ただし、フロー制御を行うと、特に、小さいデータサイズのデータを単位として、それが連続して転送されるような場合にデータ転送効率が低下する恐れがある。例えば、新しい通信規格では、通常、ある程度大きいデータサイズのデータを単位としてデータ転送を行うことが可能な仕様となっている。ただし、この際に、データ転送用のソフトウェアとして、小さいデータサイズのデータを単位とする過去の通信規格に基づいて作成されたソフトウェア資産をそのまま流用したような場合に、前述したようなデータ転送効率の低下が生じ得る。
このような事態は、例えば、特許文献1のような技術を用いてバッファの空き容量を早期に通知する方式を用いたり、あるいは、バッファにある程度大きい容量を持つFIFOメモリを用いることなどで回避することが可能である。例えば、FIFOメモリを用いる場合には、バッファは潤沢にあるため、前述したようなフロー制御情報を通知する間隔を十分に長くすることができ、バッファの空き状態がデータ転送を妨げるような事態は生じ難い。
一方、前述したような通信規格を代表に、所謂コネクション型と呼ばれる通信規格では、特許文献1や特許文献2に示されるように、データを受信した際に、データを正しく受信できたことを表す肯定応答や、データを正しく受信できなかったことを表す否定応答を返信することが規定されている。肯定応答は、ACK(ACKnowledgement)と呼ばれ、否定応答は、NAK(Negative AcKnowledgement)と呼ばれる。UniProやPCIeでは、送信側は、送信するデータに対して所定の範囲内で巡回する管理番号を順次付加し、受信側は、当該データを正しく受信できた場合には、同じ管理番号を付加した肯定応答ACKを返信する。
ここで、例えば、受信側が各管理番号毎に肯定応答ACKを返信し、送信側が当該肯定応答ACKを受けて次ぎの管理番号を付加したデータを送信するような場合、この送信側での肯定応答ACKの待ち時間によってデータ転送効率が低下する恐れがある。このため、UniProやPCIeでは、連続する複数の管理番号の肯定応答ACKを一度に纏めて行うことも可能な仕様となっている。例えば、送信側は、管理番号「15」までの肯定応答ACKを受信済みの状態で、管理番号「16」〜「31」をそれぞれ付加したデータを順次送信し、これに応じて受信側は、管理番号「31」の肯定応答ACKを返信する。この場合、送信側は、この管理番号「31」の肯定応答ACKを、管理番号「16」〜「31」の肯定応答ACKとみなす。
しかしながら、このような管理番号は、連続して送信することが可能なデータの数を制限することになる。例えば、管理番号は、PCIeでは12ビット(4096個)、UniProでは5ビット(32個)となっている。データを正しく区別するためには、送信側は、連続して送信するデータの数を少なくともこの管理番号の範囲内とし、その後、肯定応答ACK又は否定応答NAKを受信するまで次ぎのデータの送信を必ず中断する必要がある。
また、送信側は、否定応答NAKを受信した場合、あるいは、タイムアウトするまで肯定応答ACKも否定応答NAKも受信しない場合には、対応する管理番号を付加したデータを再度送信する。例えば、受信側からの肯定応答ACKが送信側に到達しなかった場合には、送信側はデータを再度送信するのに対して、受信側は、再度送信されたデータではなく、次ぎのデータが送信されてくるのを期待することになる。このような場合等で、受信側に再度送信されたデータであることを認識させるためには、ACKを待たずに連続して送信することが可能なデータの数は、実際には管理番号の範囲内の更に半分となる。
この肯定応答ACKを待たずに連続して送信することが可能なデータの数(言い換えれば、ACKを一度に纏めて行うことが可能なデータの数)は、アウトスタンディング数と呼ばれる。特に、UniProの場合には、例えば16個といったように、アウトスタンディング数が少なくなる。このため、その後に必要とされる送信側での肯定応答ACK又は否定応答NAKの待ち時間に起因して、データ転送効率が低下する恐れがある。
後述する実施の形態は、このようなことを鑑みてなされたものであり、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による情報処理装置は、伝送線路に結合される端子と、送信元から伝送線路を介して送信されたデータを端子で受信する際の制御を行う通信部とを備える。通信部は、端子でデータを受信するよりも前の時点で、当該データを正常に受信したことを示す肯定応答を送信元に向けて返信する肯定応答投機部を有する。
前記一実施の形態によれば、通信速度の高速化が実現可能となる。
本発明の実施の形態1による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムにおいて、送受信間の通信状態の一例を示すシーケンス図である。 (a)、(b)および(c)は、図1の情報処理システムで通信を行う際に用いられる各信号のフォーマットの一例を示す図である。 図1の情報処理システムを適用した無線通信システムの概略構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。 図5における肯定応答投機部の動作例を示すフロー図である。 図6の動作内容を説明する補足図である。 図6の動作内容を説明する補足図である。 図6の動作内容を説明する補足図であり、図7とは異なる動作内容を説明する図である。 図6の動作内容を説明する補足図であり、図8とは異なる動作内容を説明する図である。 本発明の実施の形態3による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。 図11の情報処理システムの概略的な動作例を示す説明図である。 本発明の前提として検討した情報処理システムにおいて、その主要部の構成例を示す概略図である。 図13の情報処理システムにおいて、そのデータサイズと転送レートとレイテンシの関係の一例を示す図である。 (a)、(b)および(c)は、図14の補足図であり、送受信間の通信状態の一例を示すシーケンス図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態の各機能ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
《情報処理システム(比較例)の構成および問題点》
まず、本実施の形態による情報処理システムの説明に先だって、その比較例について説明する。図13は、本発明の前提として検討した情報処理システムにおいて、その主要部の構成例を示す概略図である。図13に示す情報処理システムは、2個の情報処理装置SOCrx’,SOCtx’と、当該情報処理装置間を結合する伝送線路LNとを備える。SOCrx’,SOCtx’のそれぞれは、プロセッサ回路CPUと、例えば、UniPro規格に基づく制御を行う通信部CCBK’とを備える。
通信部CCBK’は、物理レイヤ処理回路PHY、データリンクレイヤ処理回路DL、ネットワークレイヤ処理回路NT、トランスポートレイヤ処理回路TL、CPUインタフェース回路CPUIF、およびバッファ回路BUFを備える。PHY,DL,NT,TLは、UniPro規格で定められる各レイヤ(L1(L1.5),L2,L3,L4)の制御をそれぞれ行う。
ここで、情報処理装置SOCtx’から送信されたデータDATを情報処理装置SOCrx’で受信する場合を例として簡単に動作を説明する。SOCtx’において、プロセッサ回路CPUは、所定の処理を行うことでデータDATを生成し、当該DATを通信部CCBK’を介して伝送線路LNに送信する。この際に、まず、CPUは、DATをCPUインタフェース回路CPUIFを介してバッファ回路BUFに書き込む。次いで、トランスポートレイヤ処理回路TLは、BUFからCPUIFを介してDATを取得し、ネットワークレイヤ処理回路NT、データリンクレイヤ処理回路DL、物理レイヤ処理回路PHYを順に介して当該DATを伝送線路LNに送信する。
一方、情報処理装置SOCrx’において、プロセッサ回路CPUは、通信部CCBK’を介してデータDATを受信し、当該DATに基づく所定の処理を行う。この際に、物理レイヤ処理回路PHYによって受信されたDATは、データリンクレイヤ処理回路DL、ネットワークレイヤ処理回路NTを順に介してトランスポートレイヤ処理回路TLに伝送され、TLは、当該DATをCPUインタフェース回路CPUIFを介してバッファ回路BUFに書き込む。CPUは、BUFからCPUIFを介してDATを取り出し、所定の処理を行う。また、DLは、当該DATを正常に受信した場合には、SOCtx’に向けて肯定信号ACKを返信する。
図14は、図13の情報処理システムにおいて、そのデータサイズと転送レートとレイテンシの関係の一例を示す図である。図14において、横軸は、一回のデータ転送に伴うデータサイズ[B]であり、縦軸は転送レート[MB/s]である。レイテンシは、通信の片道に要するサイクル数であり、図14では、レイテンシが0,50,100サイクルの場合に、データサイズと転送レートの性能がどのように変わるかが示されている。なお、ここで言うサイクルとは、10UI(1UI=1/ビットレート)を1サイクルとするクロックでカウントした数である。
図14に示すように、一回のデータ転送に伴うデータサイズが大きい場合、レイテンシによる性能の差は少ないことが判る。一方、一回のデータ転送に伴うデータサイズが小さい場合、例えばレイテンシが0サイクルと100サイクルとでは、性能が2倍程度異なることが判る。すなわち、データサイズが小さくなるほど、また、レイテンシが大きくなるほど性能は低下する。
図15(a)、図15(b)および図15(c)は、図14の補足図であり、送受信間の通信状態の一例を示すシーケンス図である。図15(a)、図15(b)および図15(c)では、情報処理装置SOCtx’が、UniPro規格に基づいて、前述したアウトスタンディング数となる16個のデータDを連続して送信している状況が示されている。例えば、D(0)[0]は、管理番号[0]が付加された(0)番目のデータを意味する。情報処理装置SOCrx’は、当該16個のデータD(0)[0]〜D(15)[15]を正常に受信した場合に、管理番号[15]が付加された肯定信号ACK[15]をSOCtx’に向けて返信する。この場合、SOCtx’は、前述したように、管理番号[0]〜[15]のD(0)[0]〜D(15)[15]に対して肯定信号が返信されたとみなす。
情報処理装置SOCtx’は、データD(0)[0]〜D(15)[15]を連続して送信したのち、肯定信号ACK[15]を受信するまでの期間は、次ぎの送信を中断する必要がある。SOCtx’は、ACK[15]を受信した場合には、図15(a)に示されるように、送信を再開し、同様にして、次ぎの16個のデータD(16)[16]〜D(31)[31]を連続して送信したのち、肯定信号ACK[31]を受信するまで次ぎの送信を中断する。
図15(b)には、図15(a)と比較して、レイテンシが大きい場合の状況が示されている。この場合、例えば、送信側(SOCtx’)がデータD(15)[15]を送信したのち、それが受信側(SOCrx’)に到達するまでの時間や、SOCrx’が肯定信号ACK[15]を返信したのち、それがSOCtx’に到達するまでの時間が共に長くなる。その結果、16個のデータを連続して送信したのち、次ぎの16個のデータの送信を開始するまでの時間tiが長くなる。これにより、図14に示したように、レイテンシが大きくなるほど性能(転送レート)が低下することになる。
図15(c)には、図15(a)と比較して、データサイズが大きい場合の状況が示されている。この場合、例えば、送信側(SOCtx’)が16個のデータD(0)[0]〜D(15)[15]を連続して送信する際の、その各送信間隔(例えばD(0)[0]とD(1)[1]の間隔)tdが長くなる。図15(c)では、便宜上、図15(a)と比べて各データが太線で示されているが、実際には、データサイズが大きいため、各太線の間にも絶え間なくデータが送信されるような状況となる。この場合、図15(c)に示すように、この期間tdによって前述した期間tiが隠蔽されるため、性能(転送レート)の低下は殆ど生じない。これにより、図14に示したように、データサイズが小さくなるほど性能(転送レート)が低下することになる。
(実施の形態1)
《情報処理システムの構成および動作》
図1は、本発明の実施の形態1による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。図1に示す情報処理システムは、2個の情報処理装置SOCrx,SOCtxと、当該情報処理装置間を結合する伝送線路LNとを備える。SOCrx,SOCtxのそれぞれは、特に限定はされないが一つの半導体チップによって実現される。ここでは、SOCrxを受信側、SOCtxを送信側として、その通信機能についての説明を行うが、SOCrx,SOCtxのそれぞれは、実際には、その逆方向の通信機能も備えている。
情報処理装置SOCrxは、伝送線路LNの一端に結合される端子Prと、PrでデータDATを受信する際の制御を行う通信部CCBK1と、CCBK1を介して受信したDATを用いて所定の処理を行うプロセッサ回路(処理部)CPUとを備える。情報処理装置SOCtxは、LNの他端に結合される端子Ptと、PtからデータDATを送信する際の制御を行う通信部CCBKと、所定の処理を行うことでDATを生成し、当該DATをCCBKを介して送信するプロセッサ回路(処理部)CPUとを備える。CCBK1,CCBKは、共に、物理レイヤ処理回路PHY、データリンクレイヤ処理回路DL、ネットワークレイヤ処理回路NT、トランスポートレイヤ処理回路TL、CPUインタフェース回路CPUIF、およびバッファ回路BUFを備える。これに加えて、本実施の形態1の情報処理システムは、受信側のCCBK1に、肯定応答投機部ACKCU1を備える点が主要な特徴の一つとなっている。
通信部CCBK1,CCBKは、共に、例えばUniPro規格に基づく通信制御を行う。具体的には、物理レイヤ処理回路PHY、データリンクレイヤ処理回路DL、ネットワークレイヤ処理回路NT、トランスポートレイヤ処理回路TLは、UniPro規格で定められる各レイヤ(L1(L1.5),L2,L3,L4)の制御をそれぞれ行う。PHYは、主に、端子Pt,PrでデータDAT等を送信又は受信する際の電気的な制御や、DATに対する符号化/復号化(例えば8b9b又は8b10b等)や、パラレルとシリアルの変換や、レーンの制御等を行う。
例えばUniPro規格等では、レーンと呼ばれる通信線路を複数設けることが可能となっており、各レーン毎に、差動信号を用いて一方向のシリアル通信が行われる。図1の端子Pt,Prのそれぞれは、各レーン毎の端子の集合体を表しており、実際には、レーン数に応じた数の送信用の差動端子および受信用の差動端子を含んでいる。同様に、図1の伝送線路LNも、各レーンの集合体を表しており、実際には、複数の差動伝送線路を含んでいる。
データリンクレイヤ処理回路DLは、主に、フロー制御や、エラー検出や、肯定応答ACK/否定応答NAKの送受信や、管理番号の制御等を行う。DLは、受信用のバッファを備え、前述したフロー制御に伴い受信用のバッファの空き容量に応じてデータ転送を制御する。また、DLは、データDATを送信する際には、CRC(Cyclic Redundancy Check)等のエラー検出用の情報を付加し、DATを受信した際には、当該エラー検出用の情報に基づいてエラー検出を行う。
例えば、受信側のデータリンクレイヤ処理回路DLは、データDATにエラーを検出した場合、送信側のDLに向けて否定応答NAKを送信する。送信側のDLは、再送用のバッファを備え、NAKを受信した際には、対応するDATを再送用のバッファから再度送信し、肯定応答ACKを受信した際には、対応するDATを再送用のバッファから削除する。さらに、DLは、DATを送信する際やACKを返信する際に所定の範囲内で巡回する管理番号を付加し、この管理番号に基づいて各DATの区別やDATが抜けた場合の検出等を行う。
ネットワークレイヤ処理回路NTは、主に、データの転送経路を制御する。具体的には、NTは、各情報処理装置をアドレスで管理し、データにアドレスを付加することで、当該アドレスを宛先としてデータ転送が行えるように制御を行う。トランスポートレイヤ処理回路TLは、主に、異なる情報処理装置のアプリケーション間でのデータ転送を制御する。アプリケーションは、ポート(CPort)等と呼ばれるサービス提供インターフェイスを通じてデータの送受信を行う。TLは、ポート間でのフロー制御を行ったり、データサイズが大きいデータを送信する場合にデータの分割等を行う。
また、送信側の情報処理装置SOCtxにおいて、プロセッサ回路CPUは、所定の処理を行うことでデータDATを生成し、当該DATをCPUインタフェース回路CPUIFを介してバッファ回路BUFに書き込む。トランスポートレイヤ処理回路TLは、BUFからCPUIFを介してDATを取得する。CPUIFは、UniPro規格が定めるCPortに相当する。当該DATは、TL、ネットワークレイヤ処理回路NT、データリンクレイヤ処理回路DL、物理レイヤ処理回路PHYによって順に所定のプロトコル処理が行われたのち、端子Ptから伝送線路LNに送信される。
一方、受信側の情報処理装置SOCrxにおいて、物理レイヤ処理回路PHYは、端子PrでデータDATを受信する。当該DATは、PHY、データリンクレイヤ処理回路DL、ネットワークレイヤ処理回路NT、トランスポートレイヤ処理回路TLによって順に所定のプロトコル処理が行われたのち、CPUインタフェース回路CPUIFを介してバッファ回路BUFに書き込まれる。CPUは、BUFからCPUIFを介してDATを取り出し、所定の処理を行う。
ここで、受信側に含まれる肯定応答投機部ACKCU1は、データリンクレイヤ処理回路DLに結合され、端子PrでデータDATを受信するよりも前の時点で、当該DATを正常に受信したことを示す肯定応答ACKを送信側の通信部CCBK(送信元)に向けて返信する。すなわち、ACKCU1は、ACKの返信を投機的に行うことが特徴となっている。ACKCU1は、具体的には、ACKを返信する際の返信間隔を定めるタイマ部TMRと、管理番号を順次生成する管理番号生成部SNG1と、このTMRとSNG1の動作に基づいて、DLを介してACKを返信する肯定応答制御部ACKCとを備える。ACKCは、ACKをTMRで定められた返信間隔で連続して返信する際に、各ACKに対してSNG1で順次生成された管理番号を付加する。
図2は、図1の情報処理システムにおいて、送受信間の通信状態の一例を示すシーケンス図である。図2に示すように、送信側の情報処理装置SOCtxは、所定のデータサイズを持つデータDを所定の送信間隔tdで連続して送信する。この際に、SOCtxは、例えば、D(x)[0]→D(x+1)[1]→D(x+2)[2]といったように、管理番号を順次増加させながらデータを送信する。図15と同様に、例えば、データD(x)[0]は、管理番号[0]が付加された(x)番目のデータであることを意味する。
UniPro規格では、図2の各データ(例えばD(x)[0])に対応する各データ転送命令毎に、最大で288バイトのデータを送信することが可能となっている。ただし、図2の例では、各データは、例えば4バイトや8バイト等といった小さいデータサイズとなっている。これに伴い、tdも十分に短い時間となる。また、UniPro規格では、管理番号は、[0]〜[31]の範囲内を+1ずつ増加させながら巡回し、[31]の次ぎは[0]に戻る。
一方、受信側の情報処理装置SOCrxは、肯定信号ACKをタイマ部TMRで設定された返信間隔taで連続して返信する。この際に、SOCrxは、例えば、ACK[0]→ACK[1]→ACK[2]といったように、管理番号を順次増加させながらACKを返信する。当該管理番号は、管理番号生成部SNG1によって順次生成される。具体的には、SNG1は、肯定応答制御部ACKCに対して管理番号を通知し、当該管理番号のACKの送信を完了したことをACKCから通知された場合、ここでは管理番号を+1増加させて再びACKCに対して当該管理番号を通知する。
ここで、タイマ部TMRの返信間隔taは、データDの送信間隔tdと同等になるように設定される。すなわち、ここでは、例えば、画像データや音声データ等にように、データサイズが大きいデータを、小さいデータサイズに分割しながら規則的に送信するような場合を前提としている。この場合、各データのデータサイズに基づいて送信間隔tdの値も十分に予測することができる。このため、taの値は、この予測に基づいて設定することができる。
さらに、例えば、データD(x+1)[1]を例として、情報処理装置SOCrxは、D(x+1)[1]に対応する肯定信号ACK[1]を、端子PrでデータD(x+1)[1]を受信する時点tt1よりも前の時点で送信する。なおかつ、SOCrxは、ACK[1]を、情報処理装置SOCtxがD(x+1)[1]を端子Ptから送信した後の時点tt2でSOCtxのPtに到達するように返信する。すなわち、送信側において、データが未送信であるにも関わらず当該データに対応する肯定信号ACKが受信されるような事態を回避する。これらに基づいて、SOCrxは、図2に示す期間tcを最大の長さとして、それ以下の長さで肯定信号ACK[1]を投機的に返信する。
これにより、送信側の情報処理装置SOCtxは、例えば、図15(a)や図15(b)に示したような肯定信号ACKの待ち時間tiがほぼゼロと言える状態で、16個(アウトスタンディング数)を超える数のデータDを、最短の送信間隔tdで連続して送信することが可能になる。その結果、図14等で述べたように、データサイズが小さく、レイテンシが大きい場合であっても、高いデータ転送レートが得られ、通信速度の高速化が実現可能となる。
なお、図2における期間tcは、図1の肯定応答投機部ACKCU1内の肯定応答制御部ACKCによって定められる。当該tcの値は、予め予測可能な送信間隔tdおよびレイテンシに基づいて設定することができる。また、図2では、情報処理装置の端子Pt,Prに相当する物理レイヤ処理回路PHYを基準としてtcを定めたが、より厳密には、データリンクレイヤ処理回路DLを基準としてtcを定めることも可能である。図2から判るように、DLを基準とした場合、PHYを基準とした場合よりも肯定信号ACKを更に早い時点で返信できることになるが、その反面、返信する時点が早過ぎる事態を招く恐れがある。したがって、現実的には、マージンを考慮して、期間tcは、図2に示す長さ以下となるように設定され、返信間隔taも、予測される最短の送信間隔tdよりも若干長くなるような値に設定される。
《UniPro規格のフォーマット》
図3(a)、図3(b)および図3(c)は、図1の情報処理システムで通信を行う際に用いられる各信号のフォーマットの一例を示す図である。図3(a)には、UniPro規格上のレイヤ2(図1のデータリンクレイヤ処理回路DL)で用いられるデータフレームの概略的な構造例が示されている。図3(a)において、先頭部分には、エスケープバイト(ESC_DL)およびスタートオブフレーム(SOF)を含むヘッダ領域が設けられ、これらは、主にレイヤ2のデータフレームが始まることを意味する。続いて、最大288バイトのデータが格納されるデータペイロード領域DPLDが設けられる。
データペイロード領域DPLDに続いて、エスケープバイト(ESC_DL)およびエンドオブフレーム(EOF)を含むトレーラ領域が設けられ、これらは、主にレイヤ2のデータフレームが終わることを意味する。次いで、前述した管理番号が記録される管理番号領域SQNが設けられ、最後に、エラー検出用の情報(例えばCRC)が記録されるチェックサム領域CSUMが設けられる。図2に示した各データDのそれぞれ(例えばD(x)[0])は、実際には、図3(a)に示されるようなデータフレームで構成される。
図3(b)および図3(c)には、UniPro規格上のレイヤ2(図1のデータリンクレイヤ処理回路DL)で用いられる制御フレームの概略的な構造例が示されている。図3(b)には、肯定応答ACKの返信で用いられる制御フレームが示され、図3(c)には、否定応答NAKの返信で用いられる制御フレームが示される。
図3(b)において、先頭部分には、エスケープバイト(ESC_DL)およびACK&FC(AFC)を含むヘッダ領域が設けられ、これらは、主に、肯定応答ACKおよびフロー制御(FC)用の情報を含んだレイヤ2の制御フレームであることを意味する。次いで、管理番号が記録される管理番号領域SQNが設けられ、続いて、フロー制御のためのバッファの空き容量が記録されるクレジット領域CRDTが設けられる。最後に、エラー検出用の情報(例えばCRC)が記録されるチェックサム領域CSUMが設けられる。
図3(c)において、先頭部分には、エスケープバイト(ESC_DL)および否定応答NAKを含むヘッダ領域が設けられ、これらは、主に、否定応答NAKを含んだレイヤ2の制御フレームであることを意味する。そして、最後に、エラー検出用の情報(例えばCRC)が記録されるチェックサム領域CSUMが設けられる。図2に示した各肯定応答ACKのそれぞれ(例えばACK[0])は、実際には、図3(b)に示されるような制御フレームで構成される。
《情報処理システムの適用例》
図4は、図1の情報処理システムを適用した無線通信システムの概略構成例を示すブロック図である。図4に示す無線通信システムは、例えば携帯電話システム等である。当該システムは、ディスプレイ装置DPY、アプリケーションプロセッサ装置APRと、ベースバンド処理装置BBIC、高周波信号処理装置RFIC、フロントエンド装置FE、カメラ装置CMR、ストレージ装置STG、スピーカSPK、マイクMIC、アンテナANT等を備える。
アプリケーションプロセッサ装置APRは、例えば、ディスプレイ装置DPYに向けた画像データの出力や、カメラ装置CMRで撮像した画像の取り込みならびに画像処理や、ストレージ装置STGに対する画像・音声データの保存や、STGに格納された各種アプリケーションプログラムの実行等、様々なアプリケーション処理を行う。ベースバンド処理装置BBICは、例えば、APRから無線通信用のデータを受け、これに対して、無線通信を行う際に必要なベースバンド帯での各種信号処理(例えば直交信号(IQ信号)の生成等)を行う。また、BBICは、高周波信号処理装置RFICから送信されたベースバンド信号(例えば直交信号(IQ信号)等)を受け、当該信号からデータを復調し、APRに向けて送信する。
高周波信号処理装置RFICは、ミキサ回路等を含み、ベースバンド処理装置BBICによって生成されたベースバンド信号(例えば直交信号(IQ信号)等)を高周波信号にアップコンバートする。また、RFICは、フロントエンド装置FEから送信された高周波信号を受け、それをベースバンド信号にダウンコンバートし、BBICに向けて送信する。フロントエンド装置FEは、パワーアンプや、アンテナスイッチ等を含み、RFICから送信された高周波信号を増幅してアンテナANTに伝達し、また、ANTで受信した高周波信号をRFICに伝送する。
このような構成において、特に限定はされないが、例えば、アプリケーションプロセッサ装置APRと、カメラ装置CMR、ストレージ装置STG、ベースバンド処理装置BBICとの間の各伝送線路LN1,LN2,LN3や、BBICと高周波信号処理装置RFICとの間の伝送線路LN4等に、UniPro規格が適用される。この場合、APR,CMR,STG,BBIC,RFICのそれぞれに、図1に示したような通信部CCBK1が設けることができる。その中でも、特に、LN1,LN2では、大量のデータが規則的に送受信される場合が多いと考えられため、その各両端に対してCCBK1を設けることでより有益な効果が得られる。
例えば、携帯電話システム等では、多機能化が進んでおり、大量のデータを高速に処理することが求められる。その一方で、小型化等の要求もあるため、多くの配線(伝送線路)を設けることは困難となる。そこで、UniPro規格等のように、高速なシリアル通信を行う技術が有益となる。ただし、高速(例えば[Gbit/s]オーダ)であるために、相対的に伝送線路LNのレイテンシの影響が大きくなり、例えば図15(b)に示したような事態が生じ得る。例えばこのような場合に、本実施の形態の情報処理システムを用いることが有益となる。
以上、本実施の形態1の情報処理システムおよび情報処理装置を用いることで、代表的には、通信速度の高速化が実現可能となる。なお、ここでは、UniProを例として説明を行ったが、勿論、これに限定されるものではなく、PCIe(PCI Express)等の通信規格に適用することも可能である。例えば、PCIeでは、前述したように、UniProの場合と比較して、大きいアウトスタンディング数(2048個)を持つが、肯定応答ACKを待たず連続して送信するデータ数を多くすると、再送バッファや受信用のバッファ等に大きい容量が必要とされる。このため、実際上、このデータ数は、必ずしも多い数が用いられるとは限らない。また、PCIeは、例えば、大型のサーバ装置等の内部通信等に適用される場合があるため、伝送線路の長さ自体でレイテンシの影響が大きくなり得る。このような場合に、本実施の形態1の情報処理システムを適用することで有益な効果が得られる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1では、送信側がデータを送信する際の送信間隔が予め判明している場合を前提としたが、本実施の形態2では、当該送信間隔が不明の場合を前提として、これに対応可能な情報処理システムについて説明する。
《情報処理システムの構成(変形例[1])》
図5は、本発明の実施の形態2による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。図5に示す情報処理システムは、前述した図1の情報処理システムと比較して、受信側の情報処理装置SOCrxにおける通信部CCBK2の構成が異なっており、具体的には、肯定応答投機部ACKCU2の構成が異なっている。これ以外の構成に関しては、図1の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図5に示す肯定応答投機部ACKCU2は、図1に示したACKCU1に対して、さらに、受信データ監視部RDETと、タイマ最適値探索部TSKと、タイマ設定値保持部TMRHDとが加わった構成となっている。RDETは、データリンクレイヤ処理回路DLを介してデータDATの受信状況と否定応答NAKの受信状況を監視する。具体的には、RDETは、受信したデータの数をカウントするカウンタや、データの受信レートを測定するタイマ等を備える。TMRHDは、タイマ部TMRに設定される返信間隔(タイマ設定値)を保持する。TSKは、RDETの情報を用いながら、タイマ部TMRに設定される返信間隔の最適値を、予め定めた初期値を始点としてNAKを受信するまで順次短縮していくことで探索する。すなわち、TSKは、TMRHDで保持されるタイマ設定値を可変制御する。
《情報処理システムの動作(変形例[1A])》
図6は、図5における肯定応答投機部の動作例を示すフロー図である。図7および図8は、図6の動作内容を説明する補足図である。図6において、まず、タイマ最適値探索部TSKは、受信データ監視部RDETからの情報を用いてアウトスタンディング数分のデータを短い期間に連続して受信した場合を検出する(ステップS101)。アウトスタンディング数は、UniProの場合には16個となる。ステップS101で検出が行われた場合、TSKは、タイマ設定値保持部TMRHDに予め定めた初期値を設定する(ステップS102)。次いで、TSKは、肯定応答制御部ACKCに動作開始を指示し、これに応じてACKCは、タイマ部TMRを起動する(ステップS103)。
当該ステップS101〜S103では、図7に示すような処理が行われる。図7のステップS101aでは、アウトスタンディング数となる16個のデータD(0)[0]〜D(15)[15]が短い期間(例えば最短の送信間隔td0)で連続して送信されている。タイマ最適値探索部TSKは、受信データ監視部RDETからの情報(データの数や受信レート)を用いて、このデータの数(16個)と、16個のデータを受信するのに要した時間(または16個のデータの送信間隔td0)を認識する。そして、TSKは、この時間(または送信間隔)が予め定めた時間(または送信間隔)よりも短い場合に図6のステップS102およびS103の処理を行う。
ステップS102およびS103の処理を行うと、図7のステップS102a〜S105aに示されるように、肯定応答制御部ACKCは、肯定応答ACKを、タイマ最適値探索部TSKによって設定された初期値の返信間隔ta0で連続して返信する。この際に、ACKCは、各ACKに対して管理番号生成部SNG1によって順次生成される管理番号を付加する。ta0の大きさは、最短の送信間隔td0よりもある程度大きくなるような値に定められる。その結果、肯定応答ACK[0],ACK[1],…,ACK[16],ACK[17],…が、ta0毎に順次返信される。
一方、送信側の情報処理装置SOCtxは、データD(15)[15]を送信したのち、肯定応答ACK[0]が返信されるまでは次のデータの送信を中断する必要がある。送信側(SOCtx)は、ACK[0]を受信すると、次のデータD(16)[16]を1個だけ送信することが可能となるが、その後は、同様にして肯定応答ACK[1]の返信を持つことになる。その結果、送信側(SOCtx)におけるデータの送信間隔は、肯定応答ACKの返信間隔ta0に律速され、定常状態の送信間隔td1は、ta0と同様の値になる。
図6において、ステップS103の後、タイマ最適値探索部TSKは、受信データ監視部RDETからの情報を用いて送信側(SOCtx)から否定応答NAKを受信したか否かを判定する(ステップS104)。NAKを受信していない場合、TSKは、RDETからの情報を用いてアウトスタンディング数を大幅に超えるデータをNAKを受信せずに受信したか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS104およびS105では、図7のステップS102a〜S105aに示されるように、NAKを受信することなく、予め定めた所定の数(n個)のデータを受信できたか否かが判定される。特に限定はされないが、例えばn=128等である。ステップS104とS105は、NAKを受信するまで、あるいは、NAKを受信せずにデータの数が「n」に達するまでループする。
ステップS105において、否定応答NAKを受信せずにデータの数が「n」に達した場合、タイマ最適値探索部TSKは、タイマ設定値保持部TMRHDで保持されるタイマ設定値を一つ減らす(ステップS106)。次いで、TSKは、タイマ設定値がゼロでない場合、ステップS104へ戻る(ステップS107)。その後は、再び、NAKを受信するまで、あるいは、NAKを受信せずにデータの数が「n」に達するまでステップS104とS105の処理が行われる。このステップS104〜S107のループ処理によって、タイマ設定値(すなわち肯定応答ACKの返信間隔)は、NAKを受信せずに「n」個のデータを受信する毎に段階的に短くなっていく。
その結果、図8のステップS104a〜S108aに示されるように、肯定応答ACKの返信間隔ta1は、送信側(SOCtx)が実現可能な最短の送信間隔td0まで短くなる。ただし、図8のステップS104b〜S108bに示されるように、返信間隔ta2がtd0よりも短くなると、例えば、送信側(SOCtx)がデータD(k+1)[1]を送信する前に、これに対応する肯定信号ACK[1]を受信してしまうような事態が生じる。
このような場合、UniPro規格では、特に規定はされていないが、通常、送信側(SOCtx)は、受信側(SOCrx)に向けて否定応答NAKを送信する。すなわち、送信側(SOCtx)は、所定の管理番号(例えば[0]を付加して)データ(例えばD(k+16)[0])を送信したのち、当該管理番号([0])に基づいて期待される管理番号が付加された肯定応答ACKを待つ。この例では、期待される管理番号は[0]であり、ACK[0]が期待される。しかしながら、図8のステップS104b〜S108bでは、ACK[0]のみならずACK[1]を受信している。送信側(SOCtx)は、このように、肯定応答に付加された管理番号が期待される管理番号と異なる場合にはNAKを送信する。
また、送信側(SOCtx)は、最も新しく送信を行ったデータの管理番号を基準として、それよりも少なくともアウトスタンディング数以上離れた管理番号を持つ肯定応答を受信することはないため、これによって期待される管理番号を定めることも可能である。例えば、最新の管理番号が[31]の場合、期待される管理番号は、必ず[16]〜[31]の範囲内であり、送信側(SOCtx)は、少なくとも[0]〜[15]の管理番号が付加された肯定応答ACKを受信することはない。送信側(SOCtx)が否定応答NAKを送信した場合、当該NAKは、受信側(SOCrx)のデータリンクレイヤ処理回路DLを介して受信データ監視部RDETで認識される。
図6のステップS104において、タイマ最適値探索部TSKは、図8のステップS104b〜S108bに示したように、受信データ監視部RDETからの情報を用いて送信側(SOCtx)から否定応答NAKを受信したと判定した場合には、タイマ設定値(肯定応答ACKの返信間隔)を一つ増加させ、処理を終了する(ステップS108)。その結果、再び図8のステップS104a〜S108aのよう通信状態に戻り、この状態で定常状態に達する。
なお、ここでは、送信側(SOCtx)は、肯定応答に付加された管理番号が期待される管理番号と異なる場合に否定応答NAKを送信したが、場合によっては、NAKを送信しない仕様となっていることもある。この場合、図6のステップS107において、タイマ最適値探索部TSKは、タイマ設定値がゼロ(あるいは予め定めた最小値であってもよい)となった段階で処理を終了する。
《情報処理システムの動作(変形例[1B])》
図9は、図6の動作内容を説明する補足図であり、図7とは異なる動作内容を説明する図である。図10は、図6の動作内容を説明する補足図であり、図8とは異なる動作内容を説明する図である。図9のステップS102c〜S105cでは、図7のステップS102a〜S105aと異なり、図6の管理番号生成部SNG1が、アウトスタンディング数(ここでは16個)の刻み幅で管理番号を順次生成し、当該管理番号が付加された肯定信号ACKが初期値となる返信間隔tag0で返信されている。
図9の例では、肯定応答投機部ACKCU2は、まず、データD(15)[15]を受信したのち(図6のステップS101)、肯定信号ACK[15]を返信することで、データD(0)[0]〜D(15)[15]を一度に纏めて肯定する。これを受けて、送信側(SOCtx)は、図7の場合と異なり、最短の送信間隔td0でアウトスタンディング数(16個)分のデータD(16)[16]〜D(31)[31]を連続して送信することが可能になる。送信側(SOCtx)は、この16個のデータを送信したのち、少なくともACK[16]〜ACK[31]のいずれかを受信するまで次ぎの送信を中断する。
一方、肯定応答投機部ACKCU2は、肯定信号ACK[15]を返信したのち、返信間隔tag0を経て肯定信号ACK[31]を送信する。これを受けて、送信側(SOCtx)は、同様にして、最短の送信間隔td0でデータD(32)[0]〜D(47)[15]を連続して送信したのち、ACK[0]〜ACK[15]のいずれかを待つ。その結果、図9に示されるように、送信側(SOCtx)は、16個のデータを連続して送信したのち、次ぎの16個のデータを連続して送信可能になるまで、tag0に応じた待ち時間が生じる。
その後、図6のステップS104〜S108のループ処理に伴い、肯定応答投機部ACKCU2は、「n」個のデータを受信する毎に、タイマ設定値(16個刻みの管理番号が付加された肯定信号ACKの返信間隔)を段階的に短くする。その結果、図10のステップS104d〜S108dに示されるように、送信側(SOCtx)は、前述した16個のデータと次ぎの16個のデータとの間の待ち時間がほぼゼロの状態でデータを送信することが可能になる。この際の肯定応答投機部ACKCU2における返信間隔tag1は、ほぼ最短の送信間隔td0の16個分(td0×16)となる。
ただし、図10のステップS104e〜S108eに示されるように、肯定応答投機部ACKCU2での返信間隔が前述したtag1よりも短くなると、例えば、送信側(SOCtx)がデータD(i+15)[15]を送信する前に、これに対応する肯定信号ACK[15]を受信してしまうような事態が生じる。このような場合、図8の場合と同様に、送信側(SOCtx)は否定応答NAKを送信し、これに応じてACKCU2はタイマ設定値を一つ増加させることで、再び図10のステップS104d〜S108dのような状態に戻り、この状態で定常状態に達する。
以上、本実施の形態2の情報処理システムおよび情報処理装置を用いることで、送信側の情報処理装置SOCtxによるデータの送信間隔が不明の場合であっても肯定応答ACKを最適なタイミングで投機的に返信することができ、代表的には、通信速度の高速化が実現可能となる。なお、図9および図10では、ACKに付加する管理番号を16個刻みとしたが、同様にして、8個刻み、4個刻み等とすることも可能である。また、ここでは、タイマ値を段階的に短くしていく方法を用いたが、場合によっては所謂二分探索法等を用いて探索することも可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、肯定信号ACKを返信するタイミングを前述した実施の形態2とは異なる方法で探索する情報処理システムについて説明する。
《情報処理システムの構成(変形例[2])》
図11は、本発明の実施の形態3による情報処理システムにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。図11に示す情報処理システムは、前述した図5の情報処理システムと比較して、受信側の情報処理装置SOCrxにおける通信部CCBK3の構成が異なっており、具体的には、肯定応答投機部ACKCU3の構成が異なっている。これ以外の構成に関しては、図1の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
肯定応答投機部ACKCU3は、図5の肯定応答投機部ACKCU2における肯定応答制御部ACKCおよび管理番号生成部SNG1がそれぞれ肯定応答制御部ACKC2および管理番号生成部SNG2に置き換わった点が異なっている。SNG2は、データリンクレイヤ処理回路DLを介して送信側(SOCtx)から受信したデータの管理番号を監視、これに基づいて所定の管理番号を生成してACKC2に送信する。ACKC2は、SNG2から管理番号を受信した際に、タイマ部TMRに応じた待ち時間を経て当該管理番号を付加した肯定信号ACKを返信する。
《情報処理システムの構成(変形例[2])》
図12は、図11の情報処理システムの概略的な動作例を示す説明図である。図12のステップS201に示すように、送信側(SOCtx)は、まず、データD(0)[0]〜D(15)[15]を連続して送信する。ここで、管理番号生成部SNG2は、データリンクレイヤ処理回路DLを介して管理番号[0]の受信有無を監視し、受信側(SOCrx)によってデータD(0)[0]が受信された際に、それに「15」を加えた管理番号[15]を生成して肯定応答制御部ACKC2に送信する。ACKC2は、この管理番号[15]を受信した時点からタイマ部TMR(タイマ設定値保持部TMRHD)によって定められる所定の待ち時間tw0を経て、肯定信号ACK[15]を返信する。
送信側(SOCtx)は、この肯定信号ACK[15]を受けて、次ぎの16個のデータD(16)[16]〜D(31)[31]を連続して送信する。ここで、管理番号生成部SNG2は、データリンクレイヤ処理回路DLを介して管理番号[16]の受信有無を監視し、受信側(SOCrx)によってデータD(16)[16]を受信された際に、それに「15」を加えた管理番号[31]を生成して肯定応答制御部ACKC2に送信する。すなわち、SNG2は自身が生成した最新の管理番号の次ぎの管理番号を持つデータの受信有無を監視する。ACKC2は、この管理番号[31]を受信した時点からタイマ部TMR(タイマ設定値保持部TMRHD)によって定められる所定の待ち時間tw0を経て肯定信号ACK[31]を返信する。
その後は、実施の形態2の図6の場合と同様にして、否定応答NAKを受信せずに「n」個のデータを受信する毎に前述した待ち時間tw0を段階的に短縮していくことで、図12のステップS202に示されるように、最適な待ち時間tw1を得ることが可能になる。このような方式を用いると、管理番号をある程度把握した状態で肯定応答ACKの投機的な返信が行えるため、例えば、送受信間で管理番号の不整合が生じるような事態を低減できる。ただし、例えば、送受信間のレイテンシが非常に大きいような場合には、最大のデータ転送効率を実現できない場合がある。すなわち、最大のデータ転送効率を実現するためには、例えば、図12のステップS202におけるACK[15]をデータD(j)[0]を受信するよりも前に返信する必要性が生じる場合がある。このような場合には、実施の形態2の方式を用いることが望ましい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前述した各実施の形態では、肯定応答ACKを投機的に実行する機能を備えた情報処理システムを示したが、場合によって、当該機能を備えると共に、当該機能の有効・無効を切り替えられるような形態とすることも可能である。すなわち、例えば、切り替え信号に応じて前述した図13に示した情報処理装置SOCrx’の構成に設定するか、図5等に示した情報処理装置SOCrxの構成に設定するかを選択できるような形態であってもよい。
ACK 肯定応答
ACKC 肯定応答制御部
ACKCU 肯定応答投機部
ANT アンテナ
APR アプリケーションプロセッサ装置
BBIC ベースバンド処理装置
BUF バッファ回路
CCBK,CCBK’ 通信部
CMR カメラ装置
CPU プロセッサ回路
CPUIF CPUインタフェース回路
DAT,D データ
DL データリンクレイヤ処理回路
DPY ディスプレイ装置
FE フロントエンド装置
LN 伝送線路
MIC マイク
NAK 否定応答
NT ネットワークレイヤ処理回路
P 端子
PHY 物理レイヤ処理回路
RDET 受信データ監視部
RFIC 高周波信号処理装置
SNG 管理番号生成部
SOC,SOC’ 情報処理装置
SPK スピーカ
STG ストレージ装置
TL トランスポートレイヤ処理回路
TMR タイマ部
TMRHD タイマ設定値保持部
TSK タイマ最適値探索部

Claims (14)

  1. 伝送線路に結合される端子と、
    送信元から前記伝送線路を介して送信されたデータを前記端子で受信する際の制御を行う通信部と、を備え、
    前記通信部は、前記端子でデータを受信するよりも前の時点で、当該データを正常に受信したことを示す肯定応答を前記送信元に向けて返信する肯定応答投機部を有する、情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、
    前記肯定応答投機部は、前記端子で前記送信元からの前記データを受信するよりも前の時点で、かつ、前記送信元が当該データを送信したあとに前記送信元に到達するように前記肯定応答を返信する、情報処理装置。
  3. 請求項2記載の情報処理装置において、
    前記肯定応答投機部は、前記肯定応答を返信する際の返信間隔を定めるタイマ部を備え、前記端子でデータを連続して受信している際に、前記肯定応答を前記返信間隔で連続して返信する、情報処理装置。
  4. 請求項3記載の情報処理装置において、
    前記送信元は、前記通信部に向けて送信する各データを区別するため、前記データ内の所定の領域に所定の範囲内で巡回する管理番号を付加し、
    前記肯定応答投機部は、さらに、前記管理番号を順次生成する管理番号生成部を備え、前記肯定応答を前記返信間隔で連続して返信する際に、前記肯定応答内の所定の領域に前記管理番号生成部で順次生成された前記管理番号を付加する、情報処理装置。
  5. 請求項4記載の情報処理装置において、
    前記送信元は、前記管理番号を付加して前記データを送信したのち、当該管理番号に基づいて期待される管理番号が付加された前記肯定応答を待ち、前記肯定応答を受信した際に、前記肯定応答に付加された前記管理番号が前記期待される管理番号と異なる場合に前記通信部に向けて否定応答を送信し、
    前記肯定応答投機部は、さらに、前記タイマ部に設定される前記返信間隔の最適値を、予め定めた初期値を始点として前記送信元からの前記否定応答を受信するまで順次短縮していくことで探索するタイマ最適値探索部を有する、情報処理装置。
  6. 請求項5記載の情報処理装置において、
    前記通信部は、UniPro規格に基づく処理を行う、情報処理装置。
  7. 伝送線路の一端に結合される第1端子と、前記第1端子でデータを受信する際の制御を行う第1通信部と、前記第1通信部を介して受信したデータを用いて所定の処理を行う第1処理部と、を備えた第1情報処理装置と、
    前記伝送線路の他端に結合される第2端子と、前記第2端子からデータを送信する際の制御を行う第2通信部と、所定の処理を行うことでデータを生成し、当該データを前記第2通信部を介して送信する第2処理部と、を備えた第2情報処理装置と、を有し、
    前記第1通信部は、前記第1端子で前記第2通信部から送信されたデータを受信するよりも前の時点で、当該データを正常に受信したことを示す肯定応答を前記第2通信部に向けて返信する肯定応答投機部を備える、情報処理システム。
  8. 請求項7記載の情報処理システムにおいて、
    前記肯定応答投機部は、前記第1端子で前記第2通信部からの前記データを受信するよりも前の時点で、かつ、前記第2通信部が当該データを送信したあとに前記第2通信部に到達するように前記肯定応答を返信する、情報処理システム。
  9. 請求項8記載の情報処理システムにおいて、
    前記肯定応答投機部は、前記肯定応答を返信する際の返信間隔を定めるタイマ部を備え、前記第1端子で前記データを連続して受信している際に、前記肯定応答を前記返信間隔で連続して返信する、情報処理システム。
  10. 請求項9記載の情報処理システムにおいて、
    前記第2通信部は、前記第1通信部に向けて送信する各データを区別するため、前記データ内の所定の領域に所定の範囲内で巡回する管理番号を付加し、
    前記肯定応答投機部は、さらに、前記管理番号を順次生成する管理番号生成部を備え、前記肯定応答を前記返信間隔で連続して返信する際に、前記肯定応答内の所定の領域に前記管理番号生成部で順次生成された前記管理番号を付加する、情報処理システム。
  11. 請求項10記載の情報処理システムにおいて、
    前記第2通信部は、前記管理番号を付加して前記データを送信したのち、当該管理番号に基づいて期待される管理番号が付加された前記肯定応答を待ち、前記肯定応答を受信した際に、前記肯定応答に付加された前記管理番号が前記期待される管理番号と異なる場合に前記第1通信部に向けて否定応答を送信し、
    前記肯定応答投機部は、さらに、前記タイマ部に設定される前記返信間隔の最適値を、予め定めた初期値を始点として前記第2通信部からの前記否定応答を受信するまで順次短縮していくことで探索するタイマ最適値探索部を有する、情報処理システム。
  12. 請求項11記載の情報処理システムにおいて、
    前記第1および第2通信部は、UniPro規格に基づく処理を行う、情報処理システム。
  13. 第1および第2通信部と、
    前記第1通信部と前記第2通信部との間の通信経路と、を備えた情報処理システムの通信方法であって、
    前記第2通信部が、前記第1通信部に向けて第1データを送信する第1ステップと、
    前記第1通信部が、前記第1データを受信するよりも前の時点で、前記第1データを正常に受信したことを示す第1肯定応答を前記第2通信部に向けて返信する第2ステップと、
    前記第2通信部が、前記第1肯定応答を受けて、前記第1通信部に向けて第2データを送信する第3ステップと、
    前記第1通信部が、前記第2データを受信するよりも前の時点で、前記第2データを正常に受信したことを示す第2肯定応答を前記第2通信部に向けて返信する第4ステップと、を有する、情報処理システムの通信方法。
  14. 請求項13記載の情報処理システムの通信方法において、
    前記第1および第2通信部は、UniPro規格に基づく処理を行う、情報処理システムの通信方法。
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