JP2014220812A - マルチポート増幅器を較正する方法、このような方法の実装を可能にするマルチポート増幅器、およびこのような増幅器を備える衛星 - Google Patents

マルチポート増幅器を較正する方法、このような方法の実装を可能にするマルチポート増幅器、およびこのような増幅器を備える衛星 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチポート増幅器を較正する方法、このような方法の実装を可能にするマルチポート増幅器、およびこのような増幅器を備える衛星を提供する。
【解決手段】複数の入力ポートPE1〜4と、信号を分配するためのマトリックスによって入力ポートに結合された複数の電力増幅器PA1〜4と、信号を再結合するためのマトリックスによって電力増幅器に結合された複数の出力ポートPS1〜4と、電力増幅器と関連する、信号を重み付けするための複数の要素とを備えるマルチポート増幅器を較正する方法において、基準と考えられる出力ポートに存在する出力信号と、その他の出力ポートに存在する信号との間の平均正規化相互相関を決定するステップと、重み付け要素の重みを繰り返し調整して、平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、またはそれを所定の閾値未満にするステップとを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、マルチポート増幅器を較正する方法に関し、その出力間のアイソレーションを最大化することを可能にする。本発明はまた、このような方法を実施するための手段を備えるマルチポート増幅器、ならびに、ペイロードがこのような増幅器を備える、特に遠隔通信用の衛星に関する。
本発明は主に、遠隔通信、特に宇宙通信の分野に適用される。
マルチポート増幅器(MPA:multiport amplifier)は、複数の無線周波数またはマイクロ波の信号を増幅するために主に通信衛星のペイロードにおいて使用されて、たとえば広帯域トランスポンダを実現するシステムである。MPAの動作原理は、いくつかの増幅器を使用して、すべての信号を同時に増幅することにある。すべての増幅器、または少なくともいくつかの増幅器は、すべての信号の増幅に寄与し、これにより、増幅器の最適な使用を確実にしながら、電力および帯域の柔軟な割当てが可能になる。それ自体知られているこの動作原理が図1に示してある。図1には、4つの無線周波数信号s1〜s4が入力される4つの入力ポートPE1〜PE4、および増幅された信号S1〜S4が出力される4つの出力ポートPS1〜PS4を示すマルチポート増幅器が概略的に表してある。この入力ポートは、分配マトリックスまたは入力マトリックスIBMの入力i1〜i4に結合されており、このIBMは、全く同一の数の出力o1〜o4を示している。このマトリックスは、入力(この場合はi1)に存在する信号si(たとえば、垂直方向のベクトルで表されるs1)が、互いに異なる位相シフト(ベクトルの向きの変化で示してある)で、その出力すべてにわたって分割されるように構成される。したがって、たとえば、信号s1は、出力o1において位相シフトはなく、出力o2およびo3において位相シフトは90°であり、出力o4において位相シフトは180°である。様々な位相シフトの場合でも、信号s2〜s4において(図示せず)同じことが言える。この動作モードは、それ自体知られている「バトラー」マトリックスに対応する。
出力o1〜o4から生じる信号は、したがって入力信号s1〜s4の線形結合であり、同一の電力増幅器PA1〜PA4によって増幅され、これらの増幅器は、たとえば進行波管タイプ(進行波管増幅器を意味するTWTA)または半導体タイプでもよい。増幅された信号は、結合マトリックスまたは出力マトリックスOBMの入力i1〜i4に加えられ、このマトリックスは、分配マトリックスの動作に類似した動作を実行し、図1の場合、OBMもバトラー・マトリックスである。
2つのマトリックスによってもたらされる位相シフトがタイムリーに選択される場合、増幅された信号s1を代表するベクトルが出力o2〜o4上でゼロになり、出力o1上のみで結合されることが、図1で理解できる。同様に、増幅された信号s2を表すベクトルが、出力o1、o3、およびo4ではゼロになり、出力o2のみに強め合うように結合され、その他も同様である。したがって、出力ポートPiから生じる増幅された信号Sは、増幅された入力信号siに対応し、j≠i(i、j=1〜4)のその他の入力信号sjからのいかなる影響も受けない。
この方式の動作は、理想的な入力/出力マトリックス、および厳密に同一の特性を有する電力増幅器を想定している。実際にはそうではなく、マトリックスによってもたらされる位相シフトが名目上の位相シフトとは異なり、入力における信号の電力が出力間で不均一に分割され、各増幅器が互いに異なる利得および位相を示すことなどがある。さらに、様々な要素の特性が、時が経つにつれてドリフトすることがある。理想的な状況に対してこうした食い違いがあるので、マルチポート増幅器の様々な出力間のアイソレーションは完全ではなく、このことは、j≠iの入力信号sjに対応する干渉項が各出力ポートPSi上に現れることを示している。
図2Aには、完全にバランスがとれたMPAの(バトラー・マトリックスの各モデルが完全である)場合の出力信号のスペクトルが示してあり、そのパワー・スペクトル密度はdBmで表され、周波数(f)はGHzで表される。各出力信号Siは、対応する入力信号siの増幅されたバージョンであり、幅が約50MHzで、様々な信号の帯域が重ならないよう中心周波数(搬送波の周波数)の異なる帯域を示すことに留意してもよい。この場合、「非重複周波数プラン(disjoint frequency plan)」と呼ばれる。信号間の干渉が肉眼では見えないので、アイソレーションは、事実上完全(干渉レベルが−43dB未満)であることが理解され得る。アイソレーションは、基準信号の帯域(この場合は50MHz)における統合電力の(デシベルでの)差として定義される。
図2Bには、振幅誤差と位相誤差がσ(振幅誤差の標準偏差)=0.8dBとσφ(位相誤差の標準偏差)=3°のガウス分布によって定義されるランダムなアンバランスを持ち込むことによって得られるスペクトルが示してあり、バトラー・マトリックスの各モデルは「真」である(測定値から得られる)。信号間の干渉が明らかに目に見えており、計算により、干渉レベルがおよそ−22dB程度であることが確定できる。
図2Cのグラフには、位相(ΔΦ[度「°」])および振幅(ΔA[dB])でのアンバランスが、マルチポート増幅器の2つの出力間のアイソレーションIS([dB])にどのように影響を及ぼすかが示してある。
このようなアンバランスを改善するために、図1の増幅器は、重み付け要素EP1〜EP4を備え、それぞれが、調整可能な減衰器(まれには前置増幅器)および調整可能な移相器から構成され、これらの減衰器と移相器は、縦続結合され、それぞれの増幅器と連動し、一般には移相器の上流側に接続される。出力間の相対的な減衰および位相シフトのみが関連しているので、場合によっては、重み付け要素のうちの1つを割愛してもよい。
これらの重み付け要素がもたらす複素重みをタイムリーに調整することにより、出力間において、ほとんど理想的な、いずれにしても20dB以上のアイソレーションを回復することが可能である。これらの複素重みを調整する際の較正作業は、技能者によって手動で実行することができ、または好ましくは自動的に実行することができる。
文献(特許文献1)には、マルチポート増幅器を較正する自動化方法が記載されており、これは、入力に注入される測定信号または試験信号を使用して、出力間のアイソレーションを最大化することを目的としている。この方法の主な欠点は、注入される信号が増幅され、遠隔通信システムにおいて、信号対妨害比C/Iを劣化させることである。
(非特許文献1)には、測定信号の注入を必要としないマルチポート増幅器を較正する自動化方法が開示されている。この方法は、出力間の干渉を識別して最小限に抑えるための、出力信号の確率密度関数の研究に基づいている。変調のタイプが正確に知られている場合にのみこれが可能であり、したがって解決策の柔軟性が限定されている。
国際公開第2008/135753号
Mario CaronおよびXinping Huangによる論文「Estimation and compensation of amplifier gain and phase mismatches in a multiple port amplifier subsystem」、ESA Workshop on Advanced Flexible Telecom Payloads、2008年11月18〜20日、Noordwijk(オランダ)
本発明は、従来技術の欠点をなくす、またはその欠点を減らした、出力間のアイソレーションを最大化することを狙いとする、マルチポート増幅器を較正する自動化方法を提供することを目的としている。より具体的には、本発明は、本来の信号(traffic signal)に重畳されることになる測定信号または較正信号の注入を回避することを目的としており、使用される変調のタイプに関連するいかなる制約条件をも持ち込まないことを目的としている。
この目標を実現できるようにする本発明の目的は、複数の入力ポートと、信号を分配するためのマトリックスによって前記入力ポートに結合された複数の電力増幅器と、信号を再結合するためのマトリックスによって前記電力増幅器に結合された複数の出力ポートとを備えるマルチポート増幅器であって、信号を分配および再結合するための前記マトリックスが、複数の前記電力増幅器間の前記入力ポートに存在する信号を分割するように構成され、かつ、前記出力ポートのレベルで増幅された前記信号を再結合するように構成され、信号を重み付けするための要素が前記各電力増幅器に関連するマルチポート増幅器を較正する方法において、
a)基準と考えられる前記出力ポートに存在する出力信号と、その他の前記出力ポートに存在する信号との間の平均正規化相互相関を決定するステップと、b)前記重み付け要素の重みを繰り返し調整して、前記平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、またはそれを所定の閾値未満にするステップと
を含むことを特徴とする、方法である。
このような方法の具体的な実施形態によれば、
− 基準と考えられる前記出力ポートに存在する信号の平均自己相関に対して、前記平均正規化相互相関を正規化することができる。
− 基準と考えられる出力ポートは、電力レベルが最も高い信号を示す出力ポートとすることができる。
− 前記重みは複素重みとすることができ、それぞれが絶対値と位相を含み、前記ステップb)が、
b1)前記重みの位相を繰り返し調整するサブステップと
b2)前記重みの絶対値を繰り返し調整するサブステップと
を含む。
より具体的には、前記サブステップb1)およびb2)は、任意の順序で連続して実施することができ、前記サブステップb1)は、様々な電力増幅器に関連する重み付け要素の重みの位相の連続調整を含むことができ、前記サブステップb2)は、様々な電力増幅器に関連する重み付け要素の重みの絶対値の連続調整を含むことができる。
− 前記ステップb)は以下の動作、すなわち、
i.前記平均正規化相互相関を決定する動作と
ii.調整される前記重みの絶対値および/または位相に、所定の増分を加える動作と、
iii.前記平均正規化相互相関を再決定し、その値が増加した場合には、前記増分の符号を変更する動作と、
iv.動作iiiにおいて決定された符号とともに、調整される前記重みの位相および/または絶対値に、前記所定の増分を加える動作と、
v.前記平均正規化相互相関を再決定し、その値が、所定の閾値よりも大きい状態を維持しながら減少した場合には、動作iv.およびv.を繰り返す動作と、を含むことができる。
− 前記基準ポートに存在する信号の周波数帯域と実質的に一致する周波数帯域内で前記平均正規化相関を決定することができる。
− 前記出力ポートに存在する信号は、非重複周波数プランを示すことができる。
− 較正を実行するために前記増幅器に測定信号を注入しないことが好ましい。
本発明の別の目的は、複数の入力ポートと、信号を分配するためのマトリックスによって前記入力ポートに結合された複数の電力増幅器と、信号を再結合するためのマトリックスによって前記電力増幅器に結合された複数の出力ポートとを備え、信号を分配および再結合するための前記マトリックスが、複数の前記電力増幅器間の前記入力ポートに存在する信号を分割するように構成され、また、前記出力ポートのレベルで増幅された前記信号を再結合するように構成され、信号を重み付けするための要素が前記各電力増幅器に関連するマルチポート増幅器であって、以上説明したような較正方法を実施するように構成され、またはプログラムされた較正モジュールをも備えることを特徴とする、マルチポート増幅器である。
このようなマルチポート増幅器の具体的な実施形態によれば、
− 前記較正モジュールは、第1および第2の出力ポートを選択するための第1および第2の選択装置と、前記信号を選択し、中間周波数に変換し、フィルタリングし、デジタル化するために、前記第1および第2の出力ポート上に存在する信号を取得するための第1および第2の取得チェーンと、前記第1および第2の選択装置、ならびに前記第1および第2の取得チェーンを駆動し、前記取得チェーンから生じるデジタル化された信号を取得し、取得されたこのデジタル化信号に基づいて、基準と考えられる出力ポートから取得された出力信号と、その他の出力ポートから取得された信号との間の平均正規化相互相関を計算し、前記重み付け要素の重みを繰り返し調整して、前記平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、またはそれを所定の閾値未満にするようにプログラムされた、または構成されたプロセッサとを備えることができる。
− 前記プロセッサは、全体としてまたは部分的に、離れた位置に配置することができる。
− 前記各重み付け要素は、縦続接続された可変減衰器および可変移相器を備えることができる。
− 増幅器は、Kuバンド、Kバンド、およびKaバンドから選ばれる少なくとも1つの帯域で動作できることが好ましい。実際、本発明は、搬送波の周波数が高いほど、ならびに電力増幅器が進行波管であるとき、なおいっそう有用である。したがって、Kaバンドが、本発明の用途の有望な分野となる。
本発明のさらに他の目的は、以上に説明したようなマルチポート増幅器をそのペイロードが含む、通信用衛星である。
一例として添付図面を参照しながら提示される説明を読めば、本発明の他の特徴、詳細、および利点が明らかになろう。各図面はそれぞれ以下の通りである。
マルチポート増幅器の概略図である。 完全にバランスがとれたMPAの場合の出力信号のスペクトルを示す図である。 ランダムなアンバランスを持ち込むことによって得られるスペクトルを示す図である。 アンバランスが出力間のアイソレーションに及ぼす影響を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるマルチポート増幅器の基本図である。 図3の増幅器の各出力間のアイソレーションを最大化することを可能にする、重み付け要素の複素重み調整するための手順の流れ図である。 本発明の技術的な結果を示す、図3の増幅器に各出力のスペクトルである。 本発明の技術的な結果を示す、図3の増幅器に各出力のスペクトルである。 通信衛星における、本発明の一実施形態によるマルチポート増幅器の統合化を示す概略図である。
図3に示すように、本発明の一実施形態によるMPAは、出力ポート上に存在する(信号カプラCS1〜CS4によって取り出された)信号S1〜S4の一部分を入力として受信し、重み付け要素EP1〜EP4を駆動するための信号を生成する、較正モジュールMCを備えるという点で、図1のMPAとは異なる。より正確には、ここで考慮されている実施形態では、各重み付け要素が、駆動信号Aiを受信する可変減衰器AVi、および駆動信号Φi(i=1〜4)を受信する可変移相器ΦViを備える。
2つの選択装置SP1、SP2は、それぞれ独立して出力ポートを選択する(より正確には、それぞれが、出力ポート上の信号カプラによって取り出された信号を選択する)。選択された信号は、それぞれの取得チェーンCAS1、CAS2によって処理され、これら取得チェーンは通常、イメージ・フィルタHi、各信号を中間周波数に変換するためのミクサ、ナイキスト・フィルタHn、およびアナログ/デジタル変換器ADCを備える。このように得られたデジタル信号が、プロセッサDSPによって処理されて、駆動信号A1〜A4、Φ1〜Φ4を生成する。プロセッサDSPはまた、選択装置SP1、SP2、および周波数変換に使用される局部発振周波数シンセサイザSFLを駆動する。
プロセッサDSPは、タイムリーにプログラムされたデジタル・プロセッサ(および、特にデジタル信号処理用のプロセッサ)であることが好ましいが、他の実現可能な手段(たとえば、専用のデジタル回路の製品)が考えられる。
本発明の具体的な一実施形態によれば、マルチポート増幅器の較正が以下の方式で実行される。
まず、プロセッサDSPは、最も高い電力を示す信号に対応する出力ポートを識別する。この選択は、選択装置のうちの1つによって出力を走査することによって、またナイキスト帯域で(または、好ましくはデジタル・フィルタによって選択された狭帯域で)取得された信号の電力を統合することによって実行される。これにより、周波数プランを知って、局部発振周波数シンセサイザSFLを各出力の中心周波数に設定することが可能になる。このように識別された出力ポート(これ以降はPS1)を基準と考える。
その後、第1の選択装置SP1が駆動されて、既定の時間窓にわたって前記基準ポートを選択し、第2の選択装置SP2が駆動されて、全く同一の時間窓にわたって別の出力ポートを選択する。すべての出力ポートにおいて、この動作が繰り返される。取得されデジタル化された信号の3つの対、(S1(2)、S2)、(S1(3)、S3)、(S1(4)、S4)がこのように得られ、ここで、S1(i)は、Si(i=2〜4)と同時に取得された信号S1を識別する。これにより、信号S1(i)とSi(i=2〜4)との間の相関関係または相互相関の計算がプロセッサDSPによって可能になり、その最大値が、R11、R12、R13、およびR14で示される。P1(Ta1i)で示される信号S1(i)の電力も計算され、たとえば、
は、信号S1およびS2の同期取得時にポートPS1によって取り出された信号S1(2)の電力であり、
は、信号S1およびS3の同期取得時にポートPS1によって取り出された信号S1(2)の電力であり、
は、信号S1およびS4の同期取得時にポートPS1によって取り出された信号S1(2)の電力である。
これにより、平均正規化相互相関の計算が可能になる。
Nが1より大きい整数で一般には偶数である、Nポートの場合への一般化が近い。
さらに説明するように、インデックス(0)は、これが、重み付け係数を調整するためのプロセスの第1の繰返し処理の前に決定される平均正規化相互相関に属することを意味する。
基準ポート上に存在する信号の帯域のみを考慮に入れて、相互相関が計算されることが好ましい。したがって、プロセッサDSPは、信号s1の搬送波を選択するように局部発振周波数シンセサイザSFLを駆動し、この信号のフィルタリングがサンプリングによって確実に実行されるが、この帯域がナイキスト帯域よりも狭い場合、さらなるフィルタリング(好ましくは、プロセッサDSPによるデジタル・フィルタリング)を想定することができる。
本発明の元になる原理は、重み付け要素EP1〜EP4の複素重みを繰り返し調整して、平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、それとも最低限でも既定の閾値よりも確実に小さくなるようにすることにある。実際、平均正規化相互相関が高くなるほど、マルチポート増幅器の出力は互いのアイソレーションが低下する。
いくつかの最適化アルゴリズムを使用して、この繰返し調整を実行することができる。
それらのアルゴリズムのうちの1つを、図4を用いて以下に説明する。このアルゴリズムの原理は、これにより平均正規化相互相関が低下するかどうか判定し、低下する場合は、増分を再び加え、逆の場合には、増分を再び加える前にその符号を変更する際に、既定の時間間隔(正または負)だけ重み付け要素の重みの位相を増やすことにある。このようにして重み付け要素の位相を調整した後、振幅についても同じように処理する。その後、このプロセスを繰り返すことが可能である。一変形形態として、まず振幅を調整すること、または次のステップに移る前に1つの要素の振幅と位相を調整することが可能である。
図4に示すように、このアルゴリズムの第1の動作は、最も電力の大きい出力Srを決定すること、その電力を測定すること、および平均(正規化)相互相関C(0)を測定すること(または、より具体的には、取得された信号に基づいてそれを計算すること)である。その後、この平均正規化相互相関が所定の閾値Cminよりも大きいかどうか確認検査されるが、それというのも、小さい場合には、アイソレーションが既に十分であり計算する必要がないと考えてもよいからである。
その後、既定値の時間間隔Δφによって第1の重み付け要素の複素重みの位相φが増分され、平均(正規化)相互相関C(1)が再計算される。次いで、新規に計算された相互相関C(1)が、C(0)より大きいかそれとも小さいか判定され、大きい場合、これは、位相の増分がアンバランスを低減させる代わりに増大させてしまったことを意味し、したがって、増分の時間間隔の符号がΔφ→−Δφに変更され、小さい場合、この時間間隔は変更されないままである。その後、増分が連続して発生した後に(常に全く同一の時間間隔における増分であり、その符号が、説明した第1の繰返しの後に一度だけ決定される)、以下の条件のうちの1つが満たされる。
− 平均相互相関が閾値Cminを下回って降下し、この場合、アイソレーションが十分であり、プロセスが停止していると考えられる。
− または、平均相互相関が増加し始め(C(n+1)>C(n))、それにより、最適な設定ポイントを超えたことが分かり、この場合、Δφが複素重みの位相から差し引かれて、識別された最適設定に戻り、連続して次の重み付け要素が調整される(説明を簡単にするために、図1の流れ図は、単一の重み付け要素の場合に限定されている)。
すべての位相が調整され、平均相互相関が閾値Cmin以上である場合、同じ方式によって振幅が調整される(流れ図の右手側)。
次に、アイソレーションが依然として十分ではない場合、再び繰り返す(図示せず)。
もちろん、各要素の位相および/または振幅の調整に関してであろうと、全体としての手順に関してであろうと、繰返しの最大回数を超えないようにすることが可能である。
図5A〜5Cにより、本発明の技術的な結果を示すことが可能になる。各図には、図3のマルチポート増幅器の出力信号のスペクトルが示してあり、これらは、以下の条件下で数値シミュレーションによって得られる。
− 振幅と位相のアンバランスは、σA=0.8dBおよびσφ=3°のガウス分布に従う。
− 搬送波の電力についての動的変動=3dBである。
− 213ポイントでの信号の取得。
− 50MHzまでの帯域制限(100MHzでのサンプリング)。
− 各入力において帯域幅が20MHzのQPSK変調された搬送波。
− 50MHz〜200MHzの間で等分された搬送波。
− 実際の装置での測定から生じるバトラー・マトリックスのモデル。
− 電力増幅器のAM/AM効果(電力に関する動作点での利得の変動)およびAM/PM効果(電力に関する動作点での伝達関数の位相の変動)のモデリングなし。
図5Aには、補償前のスペクトルが示してあり、干渉が著しく、確かに最悪ケースでのアイソレーションが−16.8dBであり、これは一般には不満足であることが理解できる。5回繰り返した後(図5B)、搬送波間の干渉が事実上消失し、最悪ケースでのアイソレーションが−31.9dBに等しい。実際、一度繰り返すだけで、既に最小アイソレーションを−22.6dBの値にすることが可能になり、この値は一般に、ほとんどの用途に十分であると考えられる。
図6には、通信衛星SATのペイロードCUとともに、本発明によるマルチポート増幅器MPAの統合化が非常に概略的に示してある。ペイロードCUは、全く同一のアンテナANTを共用する送信機と受信機を備えるトランスポンダであり、マルチポート増幅器は、この送信機の電力段を構成する。
特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、以下のような数多くの変形形態が考えられる。
− マルチポート増幅器は、宇宙通信以外の用途で使用することができ、ここで考慮に入れたスペクトル・バンド(Ku、K、Kaバンド)とは異なるスペクトル・バンド、たとえば、L、S、C、およびXバンドで動作する。
− 具体的には、2のべき乗ではない複数のポート、したがって複数の電力増幅器を使用する必要がある場合、入力/出力マトリックスはバトラー・マトリックスでなくてもよい。
− 増幅器の数は、増幅される信号の数とは異なり、具体的にはその数よりも多くてもよい。
− 例外的に、もっぱら重み付け要素の重みの位相または絶対値に作用することによって、較正を実行することができる。
− 通常の動作中のマルチポート増幅器によって処理される本来の信号を使用することにより、較正法を実施してもよく、本来の信号が存在しない場合は、試験信号で変調された(もしくは実際に無変調の)搬送波、または単に雑音の多い搬送波を使用することが可能になる。
− マルチポート増幅器によって処理される信号は、非重複周波数プランを示すことなく、たとえば全く同一の搬送波を使用してもよいが、この場合、出力間のアイソレーションは、非重複周波数プランの場合よりも悪くなることがある。
− 基準出力ポートは、最も電力の大きい信号を示す出力ポートでなくてもよいが、この実施形態が好ましい。
− いくつかの様々な最適化アルゴリズムを使用して、重み付け要素の重みを調整してもよい。
− 信号の処理は、少なくとも部分的には離れた位置に配置してもよく、たとえば、取得チェーンによって取得されデジタル化される信号は、メモリに記憶してもよく、計算を実行し、重み付け要素の調整を実行する制御信号を戻す地上局に伝送してもよい。
s1 無線周波数信号
s2 無線周波数信号
s3 無線周波数信号
s4 無線周波数信号
PE1 入力ポート
PE2 入力ポート
PE3 入力ポート
PE4 入力ポート
S1 増幅された信号
S2 増幅された信号
S3 増幅された信号
S4 増幅された信号
PS1 出力ポート
PS2 出力ポート
PS3 出力ポート
PS4 出力ポート
1 入力
2 入力
3 入力
4 入力
1 出力
2 出力
3 出力
4 出力
PA1 電力増幅器
PA2 電力増幅器
PA3 電力増幅器
PA4 電力増幅器
1 入力
2 入力
3 入力
4 入力
1 出力
2 出力
3 出力
4 出力
EP1 重み付け要素
EP2 重み付け要素
EP3 重み付け要素
EP4 重み付け要素
CS1 信号カプラ
CS2 信号カプラ
CS3 信号カプラ
CS4 信号カプラ
SP1 選択装置
SP2 選択装置
CAS1 取得チェーン
CAS2 取得チェーン
A1 駆動信号
A2 駆動信号
A3 駆動信号
A4 駆動信号
Φ1 駆動信号
Φ2 駆動信号
Φ3 駆動信号
Φ4 駆動信号

Claims (15)

  1. 複数の入力ポート(PE1〜PE4)と、信号を分配するためのマトリックス(IBM)によって前記入力ポートに結合された複数の電力増幅器(PA1〜PA4)と、信号を再結合するためのマトリックス(OBM)によって前記電力増幅器に結合された複数の出力ポート(PS1〜PS4)とを備えるマルチポート増幅器であって、信号を分配および再結合するための前記マトリックスが、複数の前記電力増幅器間の前記入力ポートに存在する信号を分割するように構成され、かつ、前記出力ポートのレベルで増幅された前記信号を再結合するように構成され、前記信号(EP1〜EP4)を重み付けするための要素が前記各電力増幅器に関連するマルチポート増幅器を較正する方法において、
    a)基準と考えられる前記出力ポートに存在する出力信号と、その他の前記出力ポートに存在する信号との間の平均正規化相互相関を決定するステップと、
    b)前記重み付け要素の重みを繰り返し調整して、前記平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、またはそれを所定の閾値未満にするステップと
    を含むことを特徴とする、方法。
  2. 基準と考えられる前記出力ポートに存在する前記信号の平均自己相関に対して、前記平均正規化相互相関が正規化される、請求項1に記載の方法。
  3. 基準と考えられる前記出力ポートが、電力レベルが最も高い信号を示す出力ポートである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記重みが複素重みであり、それぞれが絶対値および位相を含み、前記ステップb)が、
    b1)前記重みの前記位相を繰り返し調整するサブステップと、
    b2)前記重みの前記絶対値を繰り返し調整するサブステップと
    を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記サブステップb1)およびb2)が、任意の順序で連続して実施され、前記サブステップb1)が、前記様々な電力増幅器に関連する前記重み付け要素の前記重みの前記位相の連続調整を含み、前記サブステップb2)が、前記様々な電力増幅器に関連する前記重み付け要素の前記重みの前記絶対値の連続調整を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記ステップb)が以下の動作、すなわち、
    i.前記平均正規化相互相関を決定する動作と、
    ii.調整される前記重みの絶対値および/または位相に、所定の増分を加える動作と、
    iii.前記平均正規化相互相関を再決定し、その値が増加した場合には、前記増分の符号を変更する動作と、
    iv.動作iiiにおいて決定された前記符号とともに、調整される前記重みの前記位相および/または前記絶対値に、前記所定の増分を加える動作と、
    v.前記平均正規化相互相関を再決定し、その値が、所定の閾値よりも大きい状態を維持しながら減少した場合には、動作iv.およびv.を繰り返す動作と
    を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記基準ポートに存在する信号の周波数帯域と実質的に一致する周波数帯域内で、前記平均正規化相互相関が決定される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記出力ポートに存在する前記信号が非重複周波数プランを示す、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記較正を実行するために前記増幅器に測定信号を注入しない、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 複数の入力ポート(PE1〜PE4)と、信号を分配するためのマトリックス(IBM)によって前記入力ポートに結合された複数の電力増幅器(PA1〜PA4)と、信号を再結合するためのマトリックス(OBM)によって前記電力増幅器に結合された複数の出力ポート(PS1〜PS4)とを備え、信号を分配および再結合するための前記マトリックスが、複数の前記電力増幅器間の前記入力ポートに存在する信号を分割するように構成され、また、前記出力ポートのレベルで増幅された前記信号を再結合するように構成され、信号(EP1〜EP4)を重み付けするための要素が前記各電力増幅器に関連するマルチポート増幅器において、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の較正方法を実施するように構成され、またはプログラムされた較正モジュール(MC)をも備えることを特徴とする、マルチポート増幅器。
  11. 前記較正モジュールが、
    − 第1および第2の出力ポートを選択するための第1(SP1)および第2(SP2)の選択装置と、
    − 前記信号を選択し、中間周波数に変換し、フィルタリングし、デジタル化するために、前記第1および第2の出力ポート上に存在する信号を取得するための第1(CAS1)および第2(CAS2)の取得チェーンと、
    − 前記第1および第2の選択装置、ならびに前記第1および第2の取得チェーンを駆動し、前記取得チェーンから生じるデジタル化された信号を取得し、取得された前記デジタル化信号に基づいて、基準と考えられる出力ポートから取得された出力信号と、その他の出力ポートから取得された信号との間の平均正規化相互相関を計算し、前記重み付け要素の重みを繰り返し調整して、前記平均正規化相互相関を最小限に抑えるか、またはそれを所定の閾値未満にするようにプログラムされた、または構成されたプロセッサ(DSP)と
    を備える、請求項10に記載のマルチポート増幅器。
  12. 前記プロセッサが、全体としてまたは部分的に、離れた位置に配置される、請求項11に記載のマルチポート増幅器。
  13. 前記重み付け要素それぞれが、縦続に接続された可変減衰器(AV1〜AV4)および可変移相器(ΦV1〜ΦV4)を備える、請求項10〜12のいずれか一項に記載のマルチポート増幅器。
  14. Kuバンド、Kバンド、およびKaバンドから選ばれる少なくとも1つの帯域で動作する、請求項10〜13のいずれか一項に記載のマルチポート増幅器。
  15. そのペイロードが、請求項10〜14のいずれか一項に記載のマルチポート増幅器を備える、遠隔通信用の衛星(SAT)。
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