JP2014216070A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷が一定ではない誘導加熱調理器において、負荷の変化に対応するために共振コンデンサ容量を切替える場合、切換接点検知回路を追加せずに共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別できる誘導加熱調理器を提供すること。
【解決手段】切替判別手段14はインバータ部9への制御量と、入力電力値、共振電流値または共振電圧値のいずれかとに基づいて容量切替手段21の切替動作が正常かを判別することにより、共振電圧や共振電流が高くなる場合や、切替手段6の基準電位が不安定な場合においても容易に異常を判別することができ、誤動作や素子の破壊を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものであり、特に、共振コンデンサの容量を切り換える切換手段を有し、共振コンデンサの容量を変化させることが出来るインバータを搭載した誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、被加熱物の種類を判別し、切換手段により共振コンデンサの容量を切り換え、かつ、共振電圧により異常を検知していた。
(例えば、特許文献1参照)
図8は、前記公報に記載された従来の誘導加熱調理器のブロック図を示すものである。図8に示すように、第一の共振コンデンサ62を直列ならびに並列接続で構成する複数のコンデンサと、複数のコンデンサに並列接続される、短絡/開放を切り換える切換手段63と直列に接続される第二の共振コンデンサ64の直列体と共振の電圧値を検出する共振電圧検知手段68とを備え、被加熱物の材質を低抵抗非磁性金属と判別した場合、切替手段63の出力を開放とする制御を行い、その他の材質と判別した場合、切換手段63の出力を短絡とする制御を行う。切替手段63の開放状態において、共振電圧検知手段の出力値が所定の値を超えた場合に、インバータの停止を行う。
特開2009−301915号公報
しかしながら、前記のように構成された従来の誘導加熱調理器においては、例えば切換手段を駆動する配線が断線したり、コネクタ接続が外れたり、また切換手段の切換接点が溶着したりした場合には被加熱物の材質に応じたインバータ制御を行うことができず、所望の入力電力を得ることができなかったり、インバータ回路の損失増大による異常発熱が発生する可能性があった。また、切換手段により共振コンデンサが正常に切り替わっているかを検知する手段もなかった。また、切換手段の切換接点検知回路を設けることは可能であるが、インバータ電圧が高電圧になるために切換接点検知回路の追加はコストが高くなるという課題があった。
本発明は、前記のように構成された従来の加熱調理器における課題を解決するものであり、切換接点検知回路を追加せずに共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別できる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータへの入力電力値を検出する入力検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記入力電力値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。
また、本発明の誘導加熱調理器は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電流値を検出する電流検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電流値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。
また、本発明の誘導加熱調理器は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電圧値を検出する共振電圧検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電圧値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。
これらによって、被加熱物に応じて切換手段が正常に動作し、インバータ部の共振コンデンサの容量が正常に変化しているかを判別することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別でき、切替手段の切替動作が正常に作動していないときに所望の入力電力が得られないまま火力感の低い加熱をし続けたり、インバータ回路の損失増大による異常発熱が発生したりすることなく加熱を停止するなどの手段を講じることができる。
本発明の実施の形態1の加熱調理器の全体構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の加熱調理器の全体構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3の加熱調理器の全体構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4の動作を示すフローチャート 従来の誘導加熱調理器のブロック図
第1の発明は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータへの入力電力値を検出する入力検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記入力電力値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。これにより、共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別でき、切替手段の切
替動作が正常に作動していないときに所望の入力電力が得られないまま火力感の低い加熱をし続けたり、インバータ回路の損失増大による異常発熱が発生したりすることなく加熱を停止するなどの手段を講じることができ、誤動作や素子の破壊を防ぐことができる。
第2の発明は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電流値を検出する電流検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電流値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。これにより、共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別でき、切替手段の切替動作が正常に作動していないときに所望の入力電力が得られないまま火力感の低い加熱をし続けたり、インバータ回路の損失増大による異常発熱が発生したりすることなく加熱を停止するなどの手段を講じることができ、誤動作や素子の破壊を防ぐことができる。
第3の発明は、高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電圧値を検出する共振電圧検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電圧値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにしたものである。これにより、共振コンデンサが正常に切り替わっているかを判別でき、切替手段の切替動作が正常に作動していないときに所望の入力電力が得られないまま火力感の低い加熱をし続けたり、インバータ回路の損失増大による異常発熱が発生したりすることなく加熱を停止するなどの手段を講じることができ、誤動作や素子の破壊を防ぐことができる。
第4の発明は、特に、第1から第3の発明において、前記切替判別手段が前記容量切替手段の切替動作が正常に行われていないと判断すると、切替動作が異常状態であることを使用者に報知して認識させる認識部を備えたものである。これにより、使用者に調理器の異常を知らせることができ、切替動作の異常に気づかずに火力感の弱い状態で使用し続けたりすることなく、使用を停止することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態の誘導加熱調理器の全体構成を示すブロック図である。
図1において、本体上面に設けられガラスなどの電気絶縁物からなるトッププレート1に調理物を入れて調理する調理容器2を載置し、加熱部4は誘導加熱コイルにより高周波磁界を発生させて調理容器2をトッププレート1の下方から誘導加熱する加熱コイル3で構成されており、加熱コイル3は、トッププレート1の下方に設けられている。
加熱部4の下方には、加熱コイル3と共振する第1の共振コンデンサ5と、短絡/開放を切り替える切替手段6と第2の共振コンデンサ7を直列に接続した容量切替手段21を備え、容量切替手段21を第1の共振コンデンサ5に並列接続して、切替手段6の短絡/開放により加熱コイル3と共振する共振コンデンサ容量を切替えることができるようにしている。
加熱制御部11は、商用電源8から供給される交流電源から高周波電流を生成し、加熱コイル3に出力するインバータ部9と、切替手段6の短絡/開放の切替制御とインバータ部9のスイッチング周波数(駆動周波数)やスイッチングのON/OFFの比であるデューティ比の制御を行い加熱コイル3に供給される高周波電流をコントロールする制御手段10で構成されている。
入力検出手段13は、加熱制御部11と商用電源8との間に設置され、カレントトランス12により加熱制御部11に供給される電流を検出し、制御手段10は入力検出手段13の検出値から加熱部4への入力電力値を算出する。
切替判別手段14は、容量切替手段21の状態に応じた加熱コイル3の共振コンデンサ容量が制御手段10の指示どおりであるかどうかを判別して判別結果を制御手段10に送信する。認識部15は、切替判別手段14の判別結果を表示して使用者に認識させる。制御手段10は切替判別手段14の判別結果が制御手段10の指示どおりで正常状態である場合は加熱動作を継続し、制御手段10の指示とは異なる異常状態である場合は加熱制御部11の動作を停止させ、認識部15に異常状態であることを表示する。そして認識部15は使用者が認識しやすいように調理容器2が載置される領域の前面に設けられている。
電源開閉部16は、加熱制御部11と商用電源8との間に設置され、閉とすることで加熱制御部11への電源供給を行い、開とすることで加熱制御部11への電源供給を遮断するようにしており、電源スイッチ17で構成される開閉制御部18のオン操作により電源開閉部16を閉とし、オフ操作により電源開閉部16を開とし、電源スイッチ17は、トッププレート1の使用者が操作可能な領域に設けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下、その動作を説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図2において、まず、STEP0にて加熱制御部11への電源供給が遮断された状態である電源オフモードからスタートし、STEP1にて電源開閉部16を閉とする操作がされると電源オンモードに移行する。STEP2で加熱制御部11の動作が開始されると、制御手段10は入力検出手段13が検出する入力電力値を使用者が設定した目標電力値となるように加熱コイル3に供給される高周波電流をコントロールする。また、STEP3にて制御手段10は被加熱物に応じて切替手段6の短絡/開放を行い共振コンデンサ容量を切り替える。そして、制御手段10が切替手段6を短絡とする場合、STEP4aへ移行し、切替判別手段14は制御手段10によるインバータ部9のデューティー比と入力検出手段13による入力電力値により規定される第1の判別式により、正常か異常かを判別し、入力電力値をデューティー比で割った値が第1の所定値より大きければSTEP5aに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4aに戻る。また、STEP4aにて入力電力値をデューティー比で割った値が第1の所定値より小さければSTEP5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
一方、STEP3にて、制御手段10が切替手段6を短絡とせずに開放とする場合、STEP4bへ移行し、切替判別手段14はインバータ部9のデューティー比と入力検出手段13による入力電力値により規定される第2の判別式により、正常か異常かを判別し、入力電力値をデューティー比で割った値が第2の所定値より小さければSTEP5bに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4bに戻る。また、STEP4bにて入力電力値をデューティー比で割った値が第2の所定値より大きければSTEP
5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
以上のことから、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、切替判別手段14はスイッチング周波数とデューティー比の少なくともどちらか一つと入力電力値に基づいて容量切替手段21が正常に動作しているかを判別し、異常と判別された場合は認識部15にエラー表示し、インバータ動作を停止する機能を持つことを特徴とすることにより、インバータの誤動作を防ぐことができ、また、共振電圧や共振電流が高くなる場合や、切替手段6の基準電位が不安定な構成でも容易に容量切替手段21が正常に作動しているかどうかを判別することができる。
なお、本発明の誘導加熱調理器において、加熱部4の構成は、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、被加熱物を誘導加熱できるものであれば良い。
また、加熱制御部11の構成は、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、加熱コイル3と共振するコンデンサの容量が切り換え可能で、加熱コイル3に高周波電流を供給できるものであれば良い。
また、カレントトランス12の設置位置は、実施の形態1の構成に限定されるものではなく、少なくとも加熱制御部11に供給される電流を検出できればよい。
また、入力検出手段13は、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、少なくとも加熱部4で消費されるエネルギー値が検出できれば良い。例えば、加熱制御部11と商用電源8との間に直列に抵抗を設け、入力電流による抵抗の電圧降下により発生する両端電圧から加熱部4で消費されるエネルギー値を検出しても良い。
また、切替判別手段14の判別方法は、本実施の形態の方法に限定されるものではなく、インバータ部9のデューティー比またはスイッチング周波数により加熱部4の加熱出力を制御する制御量と入力電力値に基づいて加熱コイル3と共振するコンデンサ容量が制御手段10の意図した容量となっているかを判別できれば、判別式の構成が異なっても良い。
また、認識部15は、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、少なくとも使用者が機器の異常状態を認識できればよく、例えば音声で異常状態を報知してもよく、設置場所については少なくとも使用者が視認できる場所であれば良い。
また、電源スイッチ17の設置場所は、本実施の形態の構成に限定されるものではなく、使用者が操作できる位置であればよい。
また、第1の判別式と第2の判別式は同じでも良いし、異なる式でも良い。
また、第1の所定値と第2の所定値は同じでも良いし、異なる値でも良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態の誘導加熱調理器について、図3及び図4を参照しながら説明する。実施の形態2は切替判別手段14と電流検出手段の構成、機能に特徴があり、電流検出手段と切替判別手段以外の構成、機能は実施の形態1と共通である。よって、実施の形態1の加熱調理器において説明したものと同じ、機能、構成を有するものには同一符号を用いて、その説明を省略する。
図3は本発明の第2の実施の形態の誘導加熱調理器の全体構成を示すブロック図である。
図3において、本実施の形態は実施の形態1にインバータに流れる電流を検出する電流検出手段19を新たに加えた構成となっている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下、その機能を説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図4において、STEP2で加熱制御部11の動作が開始されると、STEP3にて制御手段10は被加熱物に応じて切替手段6の短絡/開放を行い共振コンデンサ容量を切り替える。そして、制御手段10が切替手段6を短絡とする場合、STEP4cへ移行し、切替判別手段14は制御手段10によるインバータ部9のデューティー比と共振電流値により規定される第3の判別式により、正常か異常かを判別し、共振電流値をデューティー比で割った値が第3の所定値より大きければSTEP5aに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4cに戻る。また、STEP4cにて共振電流値をデューティー比で割った値が第3の所定値より小さければSTEP5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
一方、STEP3にて、制御手段10が切替手段6を短絡とせずに開放とする場合、STEP4dへ移行し、切替判別手段14はインバータ部9のデューティー比と共振電流値により規定される第4の判別式により、正常か異常かを判別し、共振電流値をデューティー比で割った値が第4の所定値より小さければSTEP5bに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4dに戻る。また、STEP4dにて共振電流値をデューティー比で割った値が第4の所定値より大きければSTEP5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
以上のことから、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、切替判別手段14はスイッチング周波数とデューティー比の少なくともどちらか一つと共振電流値に基づいて容量切替手段21が正常に動作しているかを判別し、異常と判別された場合は認識部15にエラー表示し、インバータ動作を停止する機能を持つことを特徴とすることにより、インバータの誤動作を防ぐことができ、また、共振電圧が高くなる場合や、切替手段6の基準電位が不安定な構成でも容易に容量切替手段21が正常に作動しているかどうかを判別することができる。
なお、本発明の加熱調理器において、切替判別手段14の判別方法は、本実施の形態の方法に限定されるものではなく、インバータ部9のデューティー比またはスイッチング周波数により加熱部4の加熱出力を制御する制御量と共振電流値に基づいて加熱コイル3と共振するコンデンサ容量が制御手段10の意図した容量となっているかを判別できれば、判別式の構成が異なっても良い。
また、第3の判別式と第4の判別式は同じでも良いし、異なる式でも良い。
また、第3の所定値と第4の所定値は同じでも良いし、異なる値でも良い。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態の誘導加熱調理器について、図5及び6を参照しなが
ら説明する。実施の形態3は切替判別手段14と共振電圧検出手段20の構成、機能に特徴があり、共振電圧検出手段20と切替判別手段14以外の構成、機能は実施の形態1及び2と共通である。よって、実施の形態1及び2の加熱調理器において説明したものと同じ、機能、構成を有するものには同一符号を用いて、その説明を省略する。
図5は本発明の第3の実施の形態の誘導加熱調理器の全体構成を示すブロック図である。
図5において、本実施の形態は実施の形態2にインバータの共振電圧値を検出する共振電圧検出手段を新たに加えた構成となっている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下、その機能を説明する。
図6は、本実施の形態3の動作を示すフローチャートである。
図6において、STEP2で加熱制御部11の動作が開始されると、STEP3にて制御手段10は被加熱物に応じて切替手段6の短絡/開放を行い共振コンデンサ容量を切り替える。そして、制御手段10が切替手段6を短絡とする場合、STEP4eへ移行し、切替判別手段14は制御手段10によるインバータ部9のデューティー比と共振電圧値により規定される第5の判別式により、正常か異常かを判別し、共振電圧値をデューティー比で割った値が第5の所定値より大きければSTEP5aに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4aに戻る。また、STEP4eにて共振電圧値をデューティー比で割った値が第5の所定値より小さければSTEP5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
一方、STEP3にて、制御手段10が切替手段6を短絡とせずに開放とする場合、STEP4fへ移行し、切替判別手段14はインバータ部9のデューティー比と共振電圧値により規定される第6の判別式により、正常か異常かを判別し、共振電圧値をデューティー比で割った値が第6の所定値より小さければSTEP5bに移行して正常と判別し、そのままの動作を継続し再度STEP4fに戻る。また、STEP4fにて共振電圧値をデューティー比で割った値が第6の所定値より大きければSTEP5cに移行して異常と判別し、STEP6にて加熱制御部11の動作を停止し、STEP7にて認識部15にエラーを表示する。
以上のことから、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、切替判別手段14はスイッチング周波数とデューティー比の少なくともどちらか一つと共振電圧値に基づいて容量切替手段21が正常に動作しているかを判別し、異常と判別された場合は認識部15にエラー表示し、インバータ動作を停止する機能を持つことを特徴とすることにより、インバータの誤動作を防ぐことができ、また、共振電圧が高くなる場合でも容易に容量切替手段21が正常に動作しているかどうかを判別することができる。
なお、本実施の形態の誘導加熱調理器において、切替判別手段14の判別方法は、本実施の形態の方法に限定されるものではなく、インバータ部9のデューティー比またはスイッチング周波数により加熱部4の加熱出力を制御する制御量と共振電圧値に基づいて加熱コイル3と共振するコンデンサ容量が制御手段10の意図した容量となっているかを判別できれば、判別式の構成が異なっても良い。
また、第5の判別式と第6の判別式は同じでも良いし、異なる式でも良い。
また、第5の所定値と第6の所定値は同じでも良いし、異なる値でも良い。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態の誘導加熱調理器について、図7を参照しながら説明する。実施の形態4は切替判別手段14の機能に特徴があり、切替判別手段14以外の機能は実施の形態1〜3のいずれか一項と共通である。よって、実施の形態1〜3のいずれか一項の加熱調理器において説明したものと同じ、機能、構成を有するものには同一符号を用いて、その説明を省略する。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下、その機能を説明する。
図7は、本発明の第4の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図7において、STEP3にて、制御手段10が切替手段6を短絡とする場合は、STEP4gへ移行し、切替判別手段14は制御手段10によるインバータ部9のデューティー比と入力電力値と共振電流値とにより規定される第7の判別式により、正常か異常かを判別し、制御手段10が切替手段6を開放とする場合は、STEP4bへ移行し、切替判別手段14は制御手段10によるインバータ部9のデューティー比と入力電力値と共振電流値により規定される第8の判別式により、正常か異常かを判別する。
以上のことから、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、切替判別手段14はデューティー比と入力電力値と共振電流値に基づいて正常か異常を判別することで、さらに精度よく正常もしくは異常を判別することが出来る。
なお、本実施の形態の誘導加熱調理器において、切替判別手段14の判別方法は、本実施の形態の方法に限定されるものではなく、入力電力値と共振電流値と共振電圧値の中から少なくとも2つ以上を用いて判別するものであれば良く、デューティー比またはスイッチング周波数のパラメータを用いなくても上記3つのパラメータにおいて2次元または3次元的に区分すれば共振コンデンサの容量が正常かどうかを判別可能である。
また、第7の判別式と第8の判別式は同じでも良いし、異なる式でも良い。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、誘導加熱インバータ構成において、負荷の変化に対応して共振コンデンサ容量を変更する際、切替手段の接点検知などの動作検証回路を追加しなくても正常に変更されているかを判別することができ、異常の場合は誤動作や発熱ロスを防ぐことが可能となるので、負荷が一定ではない誘導加熱を行う機器全般に適用できる。
1 トッププレート
2 調理容器
3 加熱コイル
4 加熱部
5 第1の共振コンデンサ
6 切替手段
7 第2の共振コンデンサ
8 商用電源
9 インバータ部
10 制御手段
11 加熱制御部
12 カレントトランス
13 入力検出手段
14 切替判別手段
15 認識部
16 電源開閉部
17 電源スイッチ
18 開閉制御部
19 電流検出手段
20 共振電圧検出手段
21 容量切替手段

Claims (4)

  1. 高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータへの入力電力値を検出する入力検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記入力電力値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにした誘導加熱調理器。
  2. 高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電流値を検出する電流検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電流値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにした誘導加熱調理器。
  3. 高周波磁界を発生し被加熱物を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの容量を切り替える容量切替手段と、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの共振電圧値を検出する共振電圧検出手段と、前記容量切替手段の切替制御および所望の入力電力となるように前記インバータへの制御量を調節して前記加熱コイルに供給する高周波電流の量を制御する制御手段と、前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別する切替判別手段とを備え、前記切替判別手段は前記インバータへの制御量と前記共振電圧値に基づいて前記容量切替手段の切替動作が正常に行われているかを判別するようにした誘導加熱調理器。
  4. 前記切替判別手段が前記容量切替手段の切替動作が正常に行われていないと判断すると、切替動作が異常状態であることを使用者に報知して認識させる認識部を備えた請求項1〜3に記載の誘導加熱調理器。
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