JP2014214897A - 熱交換器 - Google Patents

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正幸 岸
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Abstract

【課題】重量を低減することができるとともに、インナーフィンの形状の自由度を高めることができ、さらに材料コストの低減が可能な熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換器を適用したオイルクーラの扁平中空体2は、1対の平板8と、両平板8の両長辺部間に配置された1対のサイドバー17、およびサイドバー17と一体に設けられかつ両平板8の両短辺部間に配置された1対のエンドバー18A,18Bからなる額縁状の枠体9と、両平板8間において枠体9内に配置されたインナーフィン11とを備えている。サイドバー17の外側面に長手方向にのびる溝19を形成する。各平板8の長辺部に先端部がサイドバー17の溝19内に嵌め入れられてサイドバー17にろう付された鉤状折り曲げ部14を設ける。インナーフィン11を枠体9とは別個に形成し、両平板8にろう付する。【選択図】図2

Description

この発明は、コンプレッサ、工作機械、油圧機器などの産業機械のオイルクーラ、アフタークーラ、ラジエータなどとして使用される熱交換器に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
オイルクーラ、アフタークーラ、ラジエータなどに用いられる熱交換器として、互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間に配置されたアルミニウム押出形材製スペーサとを備えているとともに、隣り合う扁平中空体内の両端部どうしがスペーサに形成された連通穴により通じさせられており、扁平中空体が、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなりかつ互いに間隔をおいて配置された1対の平板と、両平板間に配置されかつ両平板にろう付されたアルミニウム押出形材製流路形成体とよりなり、両平板の両端部にスペーサの連通穴に通じる貫通穴が形成され、流路形成体が、両平板の両側縁部間にそれぞれ配置されるサイドバーと、両サイドバーにおける扁平中空体の高さ方向の中間部にまたがって一体に形成されたインナーフィンと、両サイドバーの両端部にそれぞれ一体に形成されて扁平中空体の幅方向内側にのび、かつ先端が互いに当接させられてろう付されたエンドバーとを有するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の熱交換器の流路形成体は、直線状の1対のサイドバーと、両サイドバーの上下方向の中間部間に一体に形成されかつサイドバーの全長にわたるインナーフィン形成用平板状部とよりなるアルミニウム押出形材を製造し、ついで平板状部の両端部をそれぞれ所定長さにわたって切除し、ついで平板状部にプレス加工を施すことによりインナーフィンを形成し、その後両サイドバーの両端部を内側に曲げて先端どうしを突き合わせて両エンドバーを形成することによって製造されている(特許文献1の図4参照)。
しかしながら、特許文献1記載の熱交換器においては、流路形成体はアルミニウム押出形材製であるから、重量が大きくなり、ひいては熱交換器全体の重量が大きくなる。また、特許文献1記載の熱交換器の流路形成体における両サイドバーとインナーフィンとは一体に形成されており、インナーフィンはインナーフィン形成用平板状部にプレス加工を施すことにより形成されているので、その形状の自由度には制限があり、熱交換器の性能を向上しうるのに最適な形状にすることができない。さらに、流路形成体の製造時に、インナーフィン形成用平板状部の両端部をそれぞれ所定長さにわたって切除しているので、材料コストが高くなる。
特開2010−127557号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、重量を低減することができるとともに、インナーフィンの形状の自由度を高めることができ、さらに材料コストの低減が可能な熱交換器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間に配置されたスペーサとを備えているとともに、隣り合う扁平中空体内どうしが少なくともいずれか一方のスペーサに形成された連通穴により通じさせられており、扁平中空体が、互いに間隔をおいて配置され、かつ長手方向の両端部にスペーサの連通穴に通じる貫通穴が形成された長方形状の1対の平板と、両平板の両長辺部間に配置されて両平板にろう付された1対のサイドバー、およびサイドバーと一体に設けられかつ両平板の両短辺部間に配置されて両平板にろう付された1対のエンドバーからなる額縁状の枠体と、両平板間において枠体内に配置され、かつ平板との間に平板の長さ方向に流体を流しうる流路を形成しうるインナーフィンとを備えた熱交換器において、
枠体のサイドバーの外側面に長手方向にのびる溝が形成され、各平板の長辺部に先端部がサイドバーの溝内に嵌め入れられてサイドバーにろう付された鉤状折り曲げ部が設けられており、鉤状折り曲げ部が、当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側から他の平板側にのび、かつサイドバーの外側面における溝よりも当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の部分にろう付された第1部分、および第1部分の先端部に設けられ、かつサイドバーの溝に嵌め入れられて溝における当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の側面にろう付された第2部分とよりなり、インナーフィンが枠体とは別個に形成されて両平板にろう付されている熱交換器。
2)鉤状折り曲げ部が、平板の全長にわたって設けられている上記1)記載の熱交換器。
3)鉤状折り曲げ部が、平板の長手方向に間隔をおいて複数設けられている上記1)記載の熱交換器。
4)枠体が、横断面U字状でかつ一方に開口した溝を有する1本の棒状部材を、溝が外方を向くとともに額縁状となるように曲げて両端面どうしを当接させ、かつ当接した棒状部材の両端面どうしをろう付することにより形成されている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
5)枠体が、横断面U字状でかつ一方に開口した溝を有する2本の棒状部材を、溝が外方を向くとともに両棒状部材を合わせた形状が額縁状となるように曲げて両棒状部材の両端面どうしを当接させ、かつ両棒状部材の当接した両端面どうしをろう付することにより形成されている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
6)棒状部材の互いに当接した端面どうしのろう付部が、枠体のエンドバーの部分に存在している上記4)または5)記載の熱交換器。
7)棒状部材の互いに当接した端面どうしが、両面にろう材層を有するブレージングシートまたはろう材からなり、かつ当接部を跨ぐように棒状部材の溝内に嵌め入れられたろう材供給部材のろう材を利用してろう付されている上記4)〜6)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
8)棒状部材が、少なくとも一面にろう材層を有するブレージングシートからなる素板を、ろう材層が外側に来るように横断面U字状に曲げることによって形成されている上記4)〜7)のうちのいずれかに記載の熱交換器。
上記1)〜8)の熱交換器によれば、枠体のサイドバーの外側面に長手方向にのびる溝が形成され、各平板の長辺部に先端部がサイドバーの溝内に嵌め入れられてサイドバーにろう付された鉤状折り曲げ部が設けられており、鉤状折り曲げ部が、当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側から他の平板側にのび、かつサイドバーの外側面における溝よりも当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の部分にろう付された第1部分、および第1部分の先端部に設けられ、かつサイドバーの溝に嵌め入れられて溝における当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の側面にろう付された第2部分とよりなり、インナーフィンが枠体とは別個に形成されて両平板にろう付されているので、枠体およびインナーフィンの重量を最小限に低減することが可能になり、その結果特許文献1記載の熱交換器に比べて熱交換器全体の重量を低減することができる。また、インナーフィンを枠体とは別個につくることが可能になるので、インナーフィンの形状の自由度が高まり、熱交換器の性能を向上しうるのに最適な形状にすることができる。さらに、特許文献1記載の熱交換器のように、流路形成体の形成時に切除する材料が少なくなり、材料コストを低減することができる。しかも、枠体のサイドバーの外側面に長手方向にのびる溝が形成され、各平板の長辺部に先端部がサイドバーの溝内に嵌め入れられてサイドバーにろう付された鉤状折り曲げ部が設けられており、鉤状折り曲げ部が、当該鉤状折り曲げ部が設けられた第1平板側から他の第2平板側にのびかつサイドバーの外側面における溝よりも第1平板側の部分にろう付された第1部分、および第1部分の先端部に設けられかつサイドバーの溝に嵌め入れられて溝の第1平板側の側面にろう付された第2部分とよりなるので、平板と枠体とインナーフィンとをろう付する前の状態において、インナーフィンを両平板間において枠体内に配置するとともに、平板の鉤状折り曲げ部を枠体のサイドバーの溝内に嵌め入れておくと、これらを簡単に仮止めすることが可能になり、熱交換器の製造時の平板、枠体およびインナーフィンの位置ずれを抑制することができる。
上記4)の熱交換器によれば、外側面に長手方向にのびる溝を有するサイドバーを備えた枠体を比較的簡単につくることができる。
上記7)の熱交換器によれば、棒状部材の互いに当接した端面どうしのろう付を、ろう付不良を起こすことなく確実に行うことができる。
上記8)の熱交換器によれば、平板と枠体とのろう付を、枠体のろう材を利用して行うことが可能になり、平板、枠体およびインナーフィンを形成する材料選択の自由度が高まる。たとえば、インナーフィンを両面にろう材層を有するブレージングシートで形成し、平板をベア材で形成することもできる。特許文献1記載の熱交換器においては、流路形成体がアルミニウム押出形材製でベア材からなるので、他の部品の材料選択の自由度が低い。
この発明による熱交換器を適用した産業機械用オイルクーラの全体構成を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの一部分を示す分解斜視図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図3の部分拡大図である。 図1のオイルクーラを製造する際の両平板と枠体とインナーフィンとの組み合わせ方を示す部分斜視図である。 図1のオイルクーラに用いられる扁平中空体の枠体の変形例を示す分解斜視図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態は、この発明による熱交換器を産業機械用オイルクーラに適用したものである。
図1はこの発明による熱交換器を適用した産業機械用オイルクーラの全体構成を示し、図2〜図4はその要部の構成を示す。また、図5はオイルクーラを製造する際の一工程を示す。
なお、オイルクーラに関する説明において、通風方向下流側(図1に矢印Xで示す方向、図3の右側)を前、これと反対側を後というものとし、後方から前方を見た際の上下、左右を上下、左右というものとする。
なお、上下、左右および前後は、便宜上定義したものであって、上下、左右および前後はそれぞれ入れ替わる場合もある。
図1において、産業機械に用いられるオイルクーラ(1)は、上下方向に間隔をおいて並列状に配されかつ左右方向に伸びるアルミニウム製の高温オイル流通用扁平中空体(2)と、上下に隣り合う扁平中空体(2)の左右両端部間に配されて扁平中空体(2)にろう付されたアルミニウムベア製スペーサ(3)と、左右のスペーサ(3)間において隣り合う扁平中空体(2)間の通風間隙(4)に配されかつ扁平中空体(2)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(5)とを備えている。
オイルクーラ(1)における上端の扁平中空体(2)の左右両端部上面および下端の扁平中空体(2)の左右両端部下面には、それぞれ中実ブロック状のアルミニウムベア製フィン配置空間形成部材(6)が配置されて扁平中空体(2)にろう付されている。上端の扁平中空体(2)の上側および下端の扁平中空体(2)の下側において、左右のフィン配置空間形成部材(6)間にもアルミニウム製コルゲートフィン(5)が配されて扁平中空体(2)にろう付されている。上下両端のコルゲートフィン(5)の上下方向外方には、それぞれ両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなるサイドプレート(7)が配され、コルゲートフィン(5)およびフィン配置空間形成部材(6)にろう付されている。上下両端の扁平中空体(2)と両サイドプレート(7)との間も通風間隙(4)となされている。
図2および図3に示すように、扁平中空体(2)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートにより形成されかつ上下方向に間隔をおいて配された左右方向に長い2枚の長方形状平板(8)と、両平板(8)の周縁部間に配置された額縁状のアルミニウム製枠体(9)と、両平板(8)間において枠体(9)内に配置され、かつ平板(8)との間に平板(8)の長さ方向に流体を流しうる複数の流路(12)を形成しうるアルミニウム製インナーフィン(11)とを備えている。
両平板(8)の長手方向両端部にはそれぞれ貫通穴(13)が形成されている。また、両平板(8)の両長辺部にはそれぞれ鉤状折り曲げ部(14)が全長にわたって一体に設けられている。鉤状折り曲げ部(14)は、鉤状折り曲げ部(14)が設けられた平板(8)側から他の平板(8)側に延びた第1部分(15)、および第1部分(15)の先端部に設けられて平板(8)の幅方向中央部側に延びた第2部分(16)とよりなる。
枠体(9)は、上下両平板(8)の両長辺部間に配置されて両平板(8)にろう付された1対のサイドバー(17)、およびサイドバー(17)と一体に設けられかつ上下両平板(8)の両短辺部間に配置されて両平板(8)にろう付された1対のエンドバー(18A)(18B)からなる。一方、ここでは左側エンドバー(18A)は、両サイドバー(17)の左端部どうしを連結するように全体が両サイドバー(17)と一体に設けられている。他方、ここでは右側エンドバー(18B)は、両サイドバー(17)の右端部に一体に設けられて平板(8)の幅方向中央部側に延び、かつ先端面どうしが当接させられてろう付された2つの構成部材(18a)からなる。サイドバー(17)およびエンドバー(18A)(18B)の外側面における高さ方向の中間部には長手方向にのびる溝(19)が形成され、エンドバー(18A)(18B)の外側面における高さ方向の中間部には長手方向にのびる溝(21)が、両サイドバー(17)の溝(19)と連なるように形成されている。
そして、両平板(8)の鉤状折り曲げ部(14)の第1部分(15)が、枠体(9)のサイドバー(17)の外側面における溝(19)よりも当該鉤状折り曲げ部(14)が設けられた平板(8)側の部分にろう付され、第2部分(16)が、サイドバー(17)の溝(19)内に嵌め入れられて溝(19)における当該鉤状折り曲げ部(14)が設けられた平板(8)側の側面にろう付されている。また、両平板(8)の鉤状折り曲げ部(14)の第2部分(16)どうしもろう付されている。
枠体(9)は、横断面U字状でかつ一方の開口した溝を有する1本の棒状部材を、溝が外方を向くとともに長方形の額縁状となるように曲げて両端面どうしを当接させ、かつ当接した棒状部材の両端面どうしをろう付することにより形成されている。棒状部材の互いに当接した両端面どうし、すなわち右側エンドバー(18B)の両構成部材(18a)の先端面どうしは、平板(8)のろう材、および両面にろう材層を有するブレージングシートからなりかつ両構成部材(18a)の端面どうしの当接部を跨ぐように両構成部材(18a)の溝(21)内に嵌め入れられたろう材供給部材(22)のろう材を利用してろう付されている。
インナーフィン(11)は、前後方向にのびる平坦な水平板状波頂部(25)、前後方向にのびる平坦な水平板状波底部(26)、および波頂部(25)と波底部(26)とを連結する平坦な垂直板状連結部(27)からなり、かつ波頂部(25)および波底部(26)が平面から見て前後方向にのびるとともに一定の幅を有する1つの真っ直ぐな帯状ゾーン上に並んでいる波板(24)が、左右方向に複数並べられるとともに相互に一体に連結されることにより形成されたものであり、左右方向に隣り合う2つの波板(24)の波頂部(25)どうしおよび波底部(26)どうしは、前後方向に位置ずれしている。ここでは、左右方向に連続して並んだ2つの波板(24)のうち右側の波板(24)の波頂部(25)、波底部(26)および連結部(27)は、左側の波板(24)の波頂部(25)、波底部(26)および連結部(27)に対して波頂部(25)および波底部(26)の前後方向の長さの1/2だけ前方にずれているとともに、両波板(24)の波頂部(5)どうしおよび波底部(26)どうしが連結一体化されている。したがって、インナーフィン(11)には、連続して並んだ複数の波板(24)の波頂部(25)どうしが連結一体化されて形成され、かつ前側縁部から後側縁部に向かって左端部側に傾斜した線上に位置する波頂部列と、連続して並んだ複数の波板(24)の波底部(26)どうしが連結一体化されて形成され、かつ幅方向の前側縁部から後側縁部に向かって波頂部列と同方向に傾斜した線上に位置する波底部列とが、交互に並んで設けられている。
スペーサ(3)はアルミニウム押出形材製であり、扁平中空体(2)の平板(8)の貫通穴(13)に通じる連通穴(23)が、貫通穴(13)と合致するように形成されている。また、上端の扁平中空体(2)およびその1つ下方に隣接する扁平中空体(2)の左端部間に配されたスペーサ(3)の左側面にはその連通穴(23)内部に通じるように、アルミニウム製オイル入口管(28)がろう付により接続され、下端の扁平中空体(2)およびその1つ上方に隣接する扁平中空体(2)の右端部間に配されたスペーサ(3)の右側面にはその連通穴(23)内部に通じるように、アルミニウム製オイル出口管(29)がろう付により接続されている(図1参照)。
オイルクーラ(1)の製造方法について、図5を参照して説明する。
まず、横断面U字状でかつ一方の開口した溝(32)を有する1本の棒状部材(31)を、溝(32)が外方を向くとともに長方形の額縁状となるように曲げて両端面どうしを当接させて、溝(19)を有する1対のサイドバー(17)、溝(21)を有する一方のエンドバー(18A)、および2つの構成部材(18a)からなりかつ溝(21)を有する他方のエンドバー(18B)からなるとともに、両構成部材(18a)どうしがろう付されていない枠体(9)をつくる。そして、枠体(9)の両構成部材(18a)の先端面どうしの当接部を跨ぐように、両面にろう材層を有するろう材供給部材(22)を、両構成部材(18a)の溝(21)内に嵌め入れる(図5(a)参照)。また、アルミニウムブレージングシートにプレス加工を施すことにより、両端部に形成された貫通穴(13)および鉤状折り曲げ部(14)を有する平板(8)をつくる。
さらに、連通穴(23)を有するスペーサ(3)と、通風間隙形成部材(6)と、コルゲートフィン(5)と、サイドプレート(7)とを用意する。
ついで、一方の平板(8)の鉤状折り曲げ部(14)の第2部分(16)を、一端側から枠体(9)のサイドバー(17)の溝(19)内に嵌め入れる(図5(b)および(c)参照)。また、他方の一方の平板(8)の鉤状折り曲げ部(14)の第2部分(16)を、一端側から枠体(9)のサイドバー(17)の溝(19)内に嵌め入れて両平板(8)と枠体(9)とからなる組み合わせ体(33)を得る(図5(d)参照)。
ついで、両平板(8)と枠体(9)とからなる組み合わせ体(33)を上下に間隔をおいて配置し、隣り合う組み合わせ体(33)の両端部間に、連通穴(23)が平板(8)の貫通穴(13)に通じるようにスペーサ(3)を配置するとともに、上下両端の組み合わせ体の上下方向外面の左右両端部にそれぞれ通風間隙形成部材(6)を配置する。また、隣り合う組み合わせ体(33)間および上下両端の組み合わせ体(33)の上下方向外側にコルゲートフィン(5)を配置するとともに、上下両端のコルゲートフィン(5)の外側にサイドプレート(7)を配置する。さらに、オイル入口管(28)および同出口管(29)を組み合わせて、すべての部品を適当な手段により仮止めする。
その後、各組み合わせ体(33)の両平板(8)と枠体(9)の両サイドバー(17)および両エンドバー(16)、枠体(9)の他方のエンドバー(18B)の構成部材(18a)の先端面どうし、ならびに両平板(8)とインナーフィン(11)とをろう付して扁平中空体(2)を形成するとともに、扁平中空体(2)とスペーサ(3)、上下両端の扁平中空体(2)と通風間隙形成部材(6)、扁平中空体(2)とコルゲートフィン(5)およびコルゲートフィン(5)とサイドプレート(7)とをろう付する。こうして、オイルクーラ(1)が製造される。
上記実施形態において、両平板(8)の両長辺部にはそれぞれ鉤状折り曲げ部(14)が全長にわたって一体に設けられているが、これに代えて、両平板(8)の両町辺部に、第1部分(15)および第2部分(16)よりなる鉤状折り曲げ部(14)が長手方向に間隔をおいて複数設けられていてもよい。
図6はオイルクーラに用いられる扁平中空体の枠体の変形例を示す。
図6に示す枠体(40)の場合、上下両平板(8)の両短辺部間に配置されて両平板(8)にろう付された1対のエンドバー(41)は、それぞれ両サイドバー(17)の両端部に一体に設けられて平板(8)の幅方向中央部側に延び、かつ先端面どうしが当接させられてろう付された2つの構成部材(41a)からなる。
すなわち、枠体(40)は、横断面U字状でかつ一方の開口した溝(43)を有する2本の棒状部材(42)を、溝(43)が外方を向くとともに両棒状部材(42)を合わせた形状が額縁状となるように曲げて両棒状部材(42)の両端面どうしを当接させ、かつ両棒状部材(42)の当接した両端面どうしをろう付することにより形成されている。ここでは、曲げられた各棒状部材(42)は、外側面に溝(19)を有する1つのサイドバー(17)と、サイドバー(17)の両端に一体に設けられかつエンドバー(41)の全長の半部を形成する2つの構成部材(41a)とからなる。曲げられた2つの棒状部材(42)の両構成部材(41a)の先端面どうしは、平板(8)のろう材、および両面にろう材層を有するブレージングシートからなりかつ両構成部材(41a)の端面どうしの当接部を跨ぐように両構成部材(41a)の溝(43)内に嵌め入れられたろう材供給部材(22)のろう材を利用してろう付される。
上述した実施形態の枠体(9)および変形例の枠体(40)をつくるのに用いられる棒状部材(31)(42)はアルミニウムベア材ではなく、たとえば少なくとも一面にろう材層を有するブレージングシートからなる素板を、ろう材層が外側に来るように横断面U字状に曲げることによって形成されていてもよい。この場合、平板と枠体とのろう付を、枠体のろう材を利用して行うことが可能になり、平板、枠体およびインナーフィンを形成する材料選択の自由度が高まる。たとえば、インナーフィンを両面にろう材層を有するブレージングシートで形成し、平板をベア材で形成することもできる。
この発明による熱交換器は、たとえば産業機械用オイルクーラとして好適に用いられる。
(1):オイルクーラ
(2):扁平中空体
(3):スペーサ
(8):平板
(9)(40):枠体
(11):インナーフィン
(12):流路
(13):貫通穴
(14):鉤状折り曲げ部
(15):第1部分
(16):第2部分
(17):サイドバー
(18A)(18B)(41):エンドバー
(18a)(41a):構成部材
(19)(21):溝
(22):ろう材供給部材
(23):連通穴
(31)(42):棒状部材
(32)(43):溝

Claims (8)

  1. 互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間に配置されたスペーサとを備えているとともに、隣り合う扁平中空体内どうしが少なくともいずれか一方のスペーサに形成された連通穴により通じさせられており、扁平中空体が、互いに間隔をおいて配置され、かつ長手方向の両端部にスペーサの連通穴に通じる貫通穴が形成された長方形状の1対の平板と、両平板の両長辺部間に配置されて両平板にろう付された1対のサイドバー、およびサイドバーと一体に設けられかつ両平板の両短辺部間に配置されて両平板にろう付された1対のエンドバーからなる額縁状の枠体と、両平板間において枠体内に配置され、かつ平板との間に平板の長さ方向に流体を流しうる流路を形成するインナーフィンとを備えた熱交換器において、
    枠体のサイドバーの外側面に長手方向にのびる溝が形成され、各平板の長辺部に先端部がサイドバーの溝内に嵌め入れられてサイドバーにろう付された鉤状折り曲げ部が設けられており、鉤状折り曲げ部が、当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側から他の平板側にのび、かつサイドバーの外側面における溝よりも当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の部分にろう付された第1部分、および第1部分の先端部に設けられ、かつサイドバーの溝に嵌め入れられて溝における当該鉤状折り曲げ部が設けられた平板側の側面にろう付された第2部分とよりなり、インナーフィンが枠体とは別個に形成されて両平板にろう付されている熱交換器。
  2. 鉤状折り曲げ部が、平板の全長にわたって設けられている請求項1記載の熱交換器。
  3. 鉤状折り曲げ部が、平板の長手方向に間隔をおいて複数設けられている請求項1記載の熱交換器。
  4. 枠体が、横断面U字状でかつ一方に開口した溝を有する1本の棒状部材を、溝が外方を向くとともに額縁状となるように曲げて両端面どうしを当接させ、かつ当接した棒状部材の両端面どうしをろう付することにより形成されている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  5. 枠体が、横断面U字状でかつ一方に開口した溝を有する2本の棒状部材を、溝が外方を向くとともに両棒状部材を合わせた形状が額縁状となるように曲げて両棒状部材の両端面どうしを当接させ、かつ両棒状部材の当接した両端面どうしをろう付することにより形成されている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  6. 棒状部材の互いに当接した端面どうしのろう付部が、枠体のエンドバーの部分に存在している請求項4または5記載の熱交換器。
  7. 棒状部材の互いに当接した端面どうしが、両面にろう材層を有するブレージングシートまたはろう材からなり、かつ当接部を跨ぐように棒状部材の溝内に嵌め入れられたろう材供給部材のろう材を利用してろう付されている請求項4〜6のうちのいずれかに記載の熱交換器。
  8. 棒状部材が、少なくとも一面にろう材層を有するブレージングシートからなる素板を、ろう材層が外側に来るように横断面U字状に曲げることによって形成されている請求項4〜7のうちのいずれかに記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101655031B1 (ko) * 2015-05-22 2016-09-07 (주)해송엔지니어링 열교환기용 코어 어셈블리 및 그 제조방법
KR101680467B1 (ko) * 2015-05-22 2016-11-29 (주)해송엔지니어링 열교환기용 코어 어셈블리 및 그 제조방법
KR101773664B1 (ko) * 2015-05-22 2017-08-31 (주)해송엔지니어링 열교환기용 코어 어셈블리 제조방법
KR101773663B1 (ko) * 2015-05-22 2017-08-31 (주)해송엔지니어링 열교환기용 코어 어셈블리 제조방법

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